JP2000322980A - 多方向操作スイッチおよびこれを用いた複合スイッチ - Google Patents

多方向操作スイッチおよびこれを用いた複合スイッチ

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JP2000322980A
JP2000322980A JP11133824A JP13382499A JP2000322980A JP 2000322980 A JP2000322980 A JP 2000322980A JP 11133824 A JP11133824 A JP 11133824A JP 13382499 A JP13382499 A JP 13382499A JP 2000322980 A JP2000322980 A JP 2000322980A
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孝也 中村
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    • H01H25/008Operating part movable both angularly and rectilinearly, the rectilinear movement being perpendicular to the axis of angular movement
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/04Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick
    • H01H25/041Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a generally flat operating member depressible at different locations to operate different controls

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  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種電子機器に用いられる多方向操作スイッ
チに関し、押圧位置に対応したスイッチ接点を確実に接
離させるものを提供することを目的とする。 【解決手段】 複数組の固定接点11A,11Bを放射
線状に配したスイッチ基板11上面に、それぞれの固定
接点11A,11Bに対応した下面の押圧部18,19
および上面の中央突起15、周辺突起16を備えた複数
個の可動部14を一体に有する弾性材料製の駆動体12
を載せ、各可動部14の下面に、上記両固定接点の中間
で先端がスイッチ基板11に当接する支持部17を設け
ることにより、支持部17が支点となって押圧部18と
19の動作をそれぞれ独立したものとすることができ、
操作体22を押圧操作した時の押圧位置が多少ずれて
も、目的のスイッチ接点のみを確実に接離させるものを
実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器に用
いられる多方向操作スイッチおよびこれを用いた複合ス
イッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種電子機器の高機能化や多様化
が進み、その入力形態が画面上でのカーソルの移動およ
び選択キーによる決定などの方式に変りつつあり、この
種の入力デバイスとして、一つの操作体で複数のスイッ
チ接点を動作させる多様な機能のスイッチが求められて
おり、これに対応して各種の多方向操作スイッチが提案
されている。
【0003】この様な従来の多方向操作スイッチについ
て、図11〜図14を用いて説明する。
【0004】図11は従来の多方向操作スイッチの断面
図、図12は同分解斜視図、図13は同操作体の中央部
を押圧操作した時の断面図、図14は同操作体の周辺部
を押圧操作した時の断面図である。
【0005】同図において、1は上面に一組の中央スイ
ッチ接点用の固定接点1Aと周辺に四組の周辺スイッチ
接点用の固定接点1Bを有するスイッチ基板であり、2
はスイッチ基板1に載置された駆動体で、略平板状の基
台部2Aと、中央に固定接点1Aと対向した可動接点2
Bを下面に有し、外周下部の薄肉ドーム状の連結部2C
で基台部2Aに連結された中央駆動部2Dと、この中央
駆動部2Dの周辺に配置され、周辺の固定接点1Bと対
向した可動接点2Eを下面に有し、外周下部の薄肉ドー
ム状の連結部2Fで基台部2Aに連結された四つの周辺
駆動部2Gから構成されている。
【0006】そして3は厚肉円板状の操作体で、下面中
央が中央駆動部2Dの上面に当接すると共に、中央駆動
部2Dの側部を囲う位置決め用の係合部3Aと、外周に
突出した鍔部3Bに複数の切欠き部3Cを有しており、
4は樹脂ケースで、操作体3を上方へ突出させる開口部
4Bを有し、裏面に操作体3の鍔部3Bの切欠き部3C
と所定の隙間をもって係合する複数の柱状突起4Aを備
えている。
【0007】なお、通常状態において中央の可動接点2
Bと固定接点1Aとの間隔Aは、周辺の四つの可動接点
2Eと固定接点1Bとの間隔Bと、操作体3の下面と周
辺駆動部2Gの上面との間隔Cとの和より小さく設定さ
れている。
【0008】すなわち、間隔A<(間隔B+間隔C)で
ある。
【0009】以上の構成において、通常状態である図1
1の中立位置から、図13に矢印で示すように操作体3
の中央部を押圧操作すると、駆動体2の中央駆動部2D
は連結部2Cが撓んで下方へ移動し、可動接点2Bがス
イッチ基板1上の固定接点1Aを短絡させて中央スイッ
チ接点がオン状態となるが、このとき間隔Bと間隔Cの
和は間隔Aより大きいので、周辺駆動部2G下面の可動
接点2Eは固定接点1Bを短絡させることはなく周辺ス
イッチ接点はオフ状態となっている。
【0010】そして、操作体3に対する押圧を除くと、
連結部2Cの弾性復元力によって、操作体3は中央駆動
部2Dに押し上げられ、上方へ移動して中立位置に復帰
する。
【0011】また、図14に矢印で示すように、操作体
3の周辺部を押圧操作すると、操作体3は鍔部3Bの切
欠き部3Cと前述の樹脂ケース4の柱状突起4Aに案内
されて鍔部3Bを支点として傾倒するに伴い、駆動体2
の中央駆動部2Dの連結部2Cが少し撓むと共に、操作
体3の外周下面が支点側とは反対の周辺駆動部2G上面
に接触し、更に押圧するとその連結部2Fが撓んで周辺
駆動部2Gが下方へ移動して可動接点2Eがスイッチ基
板1上の固定接点1Bを短絡させて周辺スイッチ接点が
オン状態となる。
【0012】このとき、中央駆動部2D下面の可動接点
2Bは、固定接点1Aと所定の間隔を有するように設定
されているので固定接点1Aを短絡させることはなく、
中央スイッチ接点はオフ状態となっている。
【0013】そして、操作体3に対する押圧を除くと、
連結部2Cおよび2Fの弾性復元力によって、操作体3
は中央駆動部2Dおよび周辺駆動部2Gに押し上げら
れ、上方へ移動し中立位置に復帰するものであった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の多方向操作スイッチは、操作体3の中央部を押圧操作
する時、押圧位置が外周寄りにずれた場合、あるいは適
正位置を押圧しても所定以上の押圧力を加えた場合に、
中央スイッチ接点用の固定接点1Aおよび周辺スイッチ
接点用の固定接点1Bの双方が同時にオン状態となる場
合があるという課題があった。
【0015】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、押圧位置が適正位置から多少ずれても目
的の押圧位置に対応したスイッチ接点のみを確実に接離
できる多方向操作スイッチおよびこれを用いた複合スイ
ッチを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の多方向操作スイッチは、複数組の中央スイッ
チ接点および周辺スイッチ接点を有するスイッチ基板上
に、それぞれのスイッチ接点に対応した下面の押圧部お
よび上面の中央突起、周辺突起を備えた複数個の可動部
を一体に有する弾性材料製の駆動体を載せ、各可動部の
下面に、上記両スイッチ接点の間でスイッチ基板に当接
する支持部を設けることにより、押圧部の動作をそれぞ
れ独立させるものである。
【0017】これにより、駆動体の上方に配された操作
体の中央部あるいは周辺部を押圧操作した時の押圧位置
が多少ずれても、意図したスイッチ接点のみを確実に接
離させる多方向操作スイッチを得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、上方からの押圧により接離する複数組の中央スイッ
チ接点および周辺スイッチ接点が、上面の所定の中心か
ら等間隔で等距離位置に放射線状に配設されたスイッチ
基板と、このスイッチ基板上に厚肉の基台部が載せられ
ると共に、上面の中央寄りに中央突起を周辺寄りに中央
突起よりも所定の寸法だけ低い周辺突起を設けた略長方
形で厚肉の可動部を備えて、この可動部の下面の中間位
置に先端がスイッチ基板上に当接する支持部を、下面の
両端位置に上記中央スイッチ接点および周辺スイッチ接
点の一組と所定の間隔をあけて対向した押圧部をそれぞ
れ有し、外周から伸ばされた薄肉の略ドーム状の第一連
結部で下方の基台部に連結された複数個の駆動部を有す
る弾性材料製の駆動体と、この駆動体の上面全体を覆い
上記各駆動部の可動部と所定の間隔を有すると共に、外
周下部の薄肉の略ドーム状の第二連結部で下方の厚肉の
周縁部に連結され、この周縁部が上記駆動体の基台部上
に載せられた弾性材料製の操作体からなる多方向操作ス
イッチからなる多方向操作スイッチとしたものであり、
駆動体の各駆動部の可動部の下面の中間位置に支持部が
設けられているため、操作体の押圧操作時に中央突起よ
りも中央側を押圧した場合には複数組の中央スイッチ接
点の少なくとも一つが、周辺側を押圧した場合には押圧
位置近くの周辺スイッチ接点がオンし、双方が同時にオ
ン状態となることを防止するとともに、押圧を取除いた
時に操作体を大きい復元力で円滑に復帰させることがで
きるので、安定した操作が可能な多方向操作スイッチを
得ることができるという作用を有する。
【0019】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、駆動体の駆動部の近傍に、上面を操作体
の下面に当接させ、駆動部の動作を妨げない範囲の上下
動が可能な厚肉円柱状の突出部を設け、この突出部の外
周下部を薄肉の略ドーム状で上下動時に弾性座屈する第
三連結部により基台部に連結したものであり、この突出
部上方の操作体の押圧操作時に、より大きな復元力が得
られると共に明確な節度感が得られて、より良好な操作
感を持った多方向操作スイッチを得ることができるとい
う作用を有する。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項2記載の
発明において、突出部を、放射線状に配列された複数の
駆動部のそれぞれの中間角度位置に配したものであり、
駆動部と同数の、押圧操作により弾性座屈および復元す
る突出部を操作体の下方にバランスよく配置できるの
で、更に大きな押圧操作力と復元力、ならびに明確な節
度感が得られ、より実用性の高い多方向操作スイッチを
得ることができるという作用を有する。
【0021】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一つに記載の発明において、スイッチ基板上の
複数組の中央スイッチ接点および周辺スイッチ接点が、
いずれも一対の固定接点をスイッチ基板上に所定の間隔
をあけて配置し、可動接点を駆動体の可動部の押圧部下
面に一体に形成して構成されたものであり、操作体の押
圧操作により、可動接点が固定接点間を短絡させる方式
のスイッチ接点を構成できるので、可動接点を駆動体
に、固定接点をプリント基板等を用いたスイッチ基板上
に一体に形成することによって、部品点数を少なくでき
るため、組立てが容易で安価な多方向操作スイッチを得
ることができるという作用を有する。
【0022】請求項5に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一つに記載の発明において、スイッチ基板上の
複数組の中央スイッチ接点および周辺スイッチ接点が、
可撓性絶縁基板下面の上接点と、スイッチ基板上または
これに載せられた絶縁基板上面の下接点を所定の間隔を
あけて対向配置して構成されたものであり、操作体の押
圧操作により、駆動体の可動部の下面両端の押圧部が上
接点を押圧して下接点にそれぞれ接触させる所謂メンブ
レンスイッチ接点を構成できるので、防塵性に優れた接
触信頼性の高い多方向操作スイッチを得ることができる
という作用を有する。
【0023】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか一つに記載の発明において、スイッチ基板上の
複数組の中央スイッチ接点が、共通接点となるように略
リング状に構成されたものであり、複数組の中央スイッ
チ接点のいずれか一組がオンとなればよい共通スイッチ
接点として略リング状に形成できるので、スイッチ接点
を簡単に構成でき製作が容易で安価な多方向操作スイッ
チを得ることができるという作用を有する。
【0024】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
いずれか一つに記載の発明において、スイッチ基板上の
中央スイッチ接点と周辺スイッチ接点のスイッチ構造
を、異なる構成としたものであり、中央スイッチ接点と
周辺スイッチ接点をそれぞれ別のスイッチ構造にするこ
とにより、操作力や操作ストローク等を変えることがで
きるので、操作体の中央部側や周辺部側の押圧操作時
に、明確に区分した操作感を有する多方向操作スイッチ
を得ることができるという作用を有する。
【0025】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の
いずれか一つに記載の多方向操作スイッチと、この多方
向操作スイッチのスイッチ基板の外方延長部に設けられ
た一つ以上のスイッチ接点およびそのスイッチ接点のそ
れぞれの上方に配され、外周下部の薄肉の略ドーム状の
第四連結部で上記多方向操作スイッチの基台部に連結さ
れた厚肉円柱状の外方駆動部を備えた一つ以上の押釦ス
イッチからなる複合スイッチとしたものであり、多方向
操作スイッチの駆動部および一つ以上の押釦スイッチの
外方駆動部を一体に形成した駆動体、およびそれら両方
に対応するスイッチ接点を有するスイッチ基板を用いて
複合スイッチを構成することにより、安価でコンパクト
な複合スイッチを得ることができるという作用を有す
る。
【0026】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図10を用いて説明する。
【0027】(実施の形態1)図1は本発明の第一の実
施の形態による多方向操作スイッチの断面図、図2は同
分解斜視図、図3は同操作体の中央部を押圧操作した時
の断面図、図4は同操作体の周辺部を押圧操作した時の
断面図、図5は同別の構成の固定接点を有するスイッチ
基板の平面図である。
【0028】同図において、11は絶縁基板からなるス
イッチ基板で、上面中央にいずれか一組を短絡させれば
接点がオン状態となるように予め回路構成した四組の一
対の中央スイッチ接点用の固定接点11Aと、この固定
接点11Aの周囲に90度の等間隔で等距離位置に放射
線状に配された周辺スイッチ接点用の四組の一対の固定
接点11Bをカーボンインクや金属箔等で回路部(図示
せず)と一体に形成されている。
【0029】そして、12はゴムやエラストマー等の弾
性材料からなる駆動体で、スイッチ基板11上に載置さ
れた厚肉の基台部13を有しており、また14は可動部
で、固定接点11A,11B上に対峙して配された厚肉
の略長方形からなり、上面の中央寄りに中央突起15を
周辺寄りに中央突起15よりも所定の寸法だけ低い周辺
突起16を有し、下面の中間位置には先端が円形断面で
固定接点11Aと11Bのほぼ中間でスイッチ基板11
上に当接する支持部17を、下面の両端位置には固定接
点11Aと11Bと対峙した位置に先端が平面状の押圧
部18,19をそれぞれ有し、この押圧部18,19の
下面にカーボン材料等で印刷形成した可動接点18A,
19Bが、固定接点11A,11Bと所定の間隔Dをあ
けて対峙するように設けられ、可動部14の外周は薄肉
略ドーム状の第一連結部20で下方の基台部13に連結
されて駆動部21となっている。
【0030】さらに、22はゴムやエラストマー等の弾
性材料からなる操作体で、駆動体12の上面全体を覆う
厚肉円板状であり、下面が可動部14の中央突起15の
上面と所定の間隔Eを、周辺突起16と所定の間隔Fを
それぞれ有し、上面に四個所の方向マーク22Bを備え
て、外周下部の薄肉略ドーム状の第二連結部23で下方
の厚肉の周縁部24に連結され、駆動体12の基台部1
3上に載せられている。
【0031】また、25は樹脂ケースで、操作体22を
上方へ突出させる開口25Aと内面下方に伸びる棒状の
突起25Bを有し、この突起25Bにより、操作体22
がその周縁部24に配した切欠き部24Aで位置決めさ
れて駆動体12の基台部13とともにスイッチ基板11
との間に挟み込まれて固定されている。
【0032】なお、可動接点18Aおよび19Bと固定
接点11Aおよび11Bの間隔Dは、操作体22の下面
と駆動体12の中央突起15の上面との間隔Eより大き
く、操作体22の下面と駆動体12の周辺突起16との
間隔Fは、間隔Dより大きく設定されている。
【0033】すなわち間隔F>間隔D>間隔Eである。
【0034】以上の構成において、通常状態である図1
の中立位置から図3に矢印で示すように、操作体22の
中央部を押圧操作すると、第二連結部23が撓むと共
に、操作体22の下面は四つの駆動体12の可動部14
の中央突起15上面に当接し第一連結部20の内側が主
として撓んで下方へ移動し、押圧部18下面の可動接点
18Aがスイッチ基板11上の四組の固定接点11Aの
いずれか一つを短絡させて中央スイッチ接点がオン状態
となるが、このとき周辺側の四組の固定接点11B側
は、四つの駆動体12が支持部17を支点として中央側
が下がり周辺側は上方に上がるので周辺スイッチ接点は
オフ状態となっている。
【0035】さらに、操作体22に所定以上の押圧を加
えると、操作体22と周辺突起16との間隔はなくなる
ものの、可動部14下面の支持部17の先端がスイッチ
基板11に当接していることにより、この支持部17が
支点となって、押圧部19側への押圧は抑制されて下方
へ押下されることなく、固定接点11Bとの所定の間隔
が保たれるため、可動接点19Bは固定接点11Bを短
絡させることはなく周辺スイッチ接点はオフ状態を維持
できる。
【0036】そして、操作体22に対する押圧を除く
と、第二連結部23の弾性復元力によって操作体22は
滑らかに上方へ復帰すると共に、駆動体12の可動部1
4への押圧も解放されて可動部14は第一連結部20の
弾性復元力によって上方へ移動し中立位置に復帰する。
【0037】次に図4に矢印で示すように、操作体22
の一つの方向マーク22Bの近傍を押圧操作すると、第
二連結部23の一方が撓み、他方が伸びて操作体22全
体が押圧された方向へ傾倒するに伴い、可動部14の周
辺突起16上面は操作体22の下面に押圧されて第一連
結部20の外側が主として撓み、支持部17を支点とし
て押圧部19がスイッチ基板11側へ回動し、可動接点
19Bがスイッチ基板11上の固定接点11Bを短絡さ
せて周辺スイッチ接点がオン状態となるが、このとき押
圧部18側は、支持部17を支点とする回動によって上
方に移動するので、可動接点18Aは固定接点11Aを
短絡させることはなく中央スイッチ接点はオフ状態とな
っている。
【0038】さらに、操作体22に所定以上の押圧を加
えても、可動部14の支持部17先端がスイッチ基板1
1に当接していることにより、押圧部18側への押圧は
抑制されて下方へ押下されることなく固定接点11Aと
の所定の間隔が保たれるため、可動接点18Aは固定接
点11Aを短絡させることはなく中央スイッチ接点はオ
フ状態を維持できる。
【0039】そして、操作体22に対する押圧を除く
と、第二連結部23の弾性復元力によって操作体22は
滑らかに上方へ復帰すると共に、駆動体12の可動部1
4への押圧も解放され、可動部14は第一連結部20の
弾性復元力によって上方へ移動し中立位置に復帰する。
【0040】また、操作体22への押圧位置が、中央部
を押圧操作した時に周辺側へ、あるいは周辺部を押圧操
作した時に中央側にずれた場合でも、可動部14の支持
部17を支点として、可動部14への押圧力が中央部近
傍の押圧操作時には中央側へ、周辺部近傍の押圧操作時
には周辺側へ働くので、意図した押圧操作位置に対応し
たスイッチ接点をほぼ確実にオン状態とすることができ
るものである。
【0041】このように、本実施の形態によれば、操作
体の押圧操作時において、中央部を押圧した場合には中
央スイッチ接点が、周辺部を押圧した場合には周辺スイ
ッチ接点がオンし、双方が同時にオン状態となることを
防止できるとともに、押圧を取除いた時に操作体を弾性
復元力で円滑に復帰させることができるので、安定した
操作が可能で、大きな復元力を有した安価な多方向操作
スイッチを得ることができるものである。
【0042】なお、上記の説明では中央スイッチ接点用
の固定接点が四組で一対となり、何れか一組を短絡させ
れば接点がオン状態となるように予め回路構成したもの
としたが、図5に示すように、スイッチ基板26上に中
央スイッチ接点用の共通の固定接点26Aをリング状に
配置し、その周囲に四組の周辺スイッチ接点用の固定接
点26Bを配置したものとすれば、中央スイッチ接点が
簡略化できてより安価な多方向操作スイッチを得ること
ができるものである。
【0043】(実施の形態2)図6は本発明の第二の実
施の形態による多方向操作スイッチの断面図であり、開
口を有した樹脂ケース25と、可動部31および基台部
32からなる弾性材料製の駆動体33と、厚肉円板状の
弾性材料製の操作体22とで構成されていることや、操
作体22の押圧操作でスイッチ接点のオンオフが行われ
ることについては、実施の形態1の場合と同様である
が、スイッチ接点の構成が異なっている。
【0044】すなわち、42,43は可撓性絶縁基板
で、スイッチ基板41上に載せられ、厚みが100μm
前後の可撓性を有する二枚のポリエチレンテレフタレー
ト等のフィルム製で、絶縁スペーサ44を介して貼り合
わされたメンブレンスイッチ45により中央スイッチ接
点および周辺スイッチ接点を構成するものであり、駆動
体33の可動部31下方の上側の可撓性絶縁基板42に
上接点42A,42Bを、下側の可撓性絶縁基板43に
下接点43A,43Bをそれぞれ対向させて設けたもの
である。
【0045】そして、この場合の動作としては、操作体
22の中央部または周辺部の所定位置を押圧操作するこ
とにより、駆動体33の可動部31下面の押圧部34、
あるいは35の下面が上接点42A、あるいは42Bを
押圧して下接点43A、あるいは43Bに接触させオン
状態とするものである。
【0046】このように、本実施の形態によれば、スイ
ッチ接点を、貼り合わされた二枚の可撓性絶縁基板の内
部に上接点と下接点を対向配置したメンブレンスイッチ
構成としているため、防塵性に優れた接触信頼性の高い
多方向操作スイッチを得ることができるものである。
【0047】(実施の形態3)図7は本発明の第三の実
施の形態による多方向操作スイッチの平面図、図8は図
7のX−X線における断面図、図9は同分解斜視図であ
る。
【0048】同図において、固定接点11Aおよび11
Bを有したスイッチ基板11、弾性材料製で厚肉円板状
の操作体22、および操作体22を上方へ突出させる開
口を有した樹脂ケース25は実施の形態1によるものと
同様に構成されているものであるが、駆動体51の形状
が異なっている。
【0049】すなわち駆動体51に配された四つの駆動
部52のそれぞれの中間に、上下動時に弾性座屈するよ
うに外周下部が薄肉の略ドーム状の第三連結部53で基
台部54に連結された厚肉円柱状の突出部55が一体に
形成されている。
【0050】そして、この突出部55の上面は操作体2
2の下面に当接しており、四つの駆動部52の中間に9
0度の等角度間隔で、放射線状の中心および操作体22
の方向マーク22Bと略等距離に配置される構成となっ
ている。
【0051】以上の構成において、通常状態である図8
の中立位置から、操作体22の中央部を押圧操作すると
駆動部52の可動部56が下方へ移動すると共に、駆動
部52に配された突出部55も下部の第三連結部53が
少し撓んで下方に移動し、可動部56の押圧部57下面
の可動接点57Aが固定接点11Aを短絡させて中央ス
イッチ接点がオン状態となり、また一つの方向マーク2
2Bの近傍を押圧操作すると、可動部56の押圧部58
が下方に移動すると共に、押圧された可動部56の両側
方の突出部55も第三連結部53が節度感を伴って大き
く撓んで下方に移動し、押圧部58下面の可動接点58
Bが固定接点11Bを短絡させて周辺スイッチ接点がオ
ン状態となる。
【0052】そして、操作体22に対する押圧を除く
と、操作体22は自らの弾性復帰力に加えて、駆動部5
2の弾性復元力と突出部55の第三連結部53の弾性復
元力により、上方へ移動し中立位置に復帰する。
【0053】このように、本実施の形態によれば、操作
体22の周辺部の押圧操作時に駆動部52の弾性復元力
に加えて突出部55の弾性復元力を得ることができるの
で、より大きな復帰力が得られると共に明確な節度感が
得られて、より良好な操作感を持った多方向操作スイッ
チを得ることができるものである。
【0054】なお、上記の説明では駆動部52と同数の
突出部55を設けたもので説明したが、突出部55は必
要に応じて一個所または対峙する二個所のみに設けるも
のでもよいことは勿論である。
【0055】(実施の形態4)図10は本発明の第四の
実施の形態による複合スイッチの分解斜視図であり、上
記の実施の形態3による多方向操作スイッチと同一のス
イッチ基板上に複数の押釦スイッチが設けられているも
のである。
【0056】すなわち、スイッチ基板61上の固定接点
61A,61B、基台部62上の駆動部63、突出部6
4からなる駆動体65、および厚肉円板状の操作体66
が樹脂ケース67内に収納されて多方向操作スイッチが
構成されていることは実施の形態3の場合と同様である
が、多方向操作スイッチから延長された基台部62の上
方に複数の厚肉円柱状の外方可動部68が設けられ、そ
の外周下部の薄肉の略ドーム状の第四連結部69で下方
の基台部62に連結された複数の外方駆動部70が一体
に形成されていると共に、外方可動部68の上部は樹脂
ケース67の開口67Aの上方へ突出し、下面にはそれ
ぞれ複数の可動接点(図示せず)を有している。
【0057】そして、多方向操作スイッチから延長され
たスイッチ基板61の上面には、上記の各可動接点に対
応して各一対の固定接点61Cが複数組設けられて複数
の押釦スイッチが構成されたものである。
【0058】以上の構成において、樹脂ケース67の開
口67Aから突出した外方可動部68を押圧操作すると
第四連結部69が撓んで可動接点が固定接点61Cを短
絡させてオン状態にし、押圧を除くと第四連結部69の
弾性復元力により可動接点が固定接点61Cから離れて
オフ状態に復帰する。
【0059】このように、本実施の形態によれば、駆動
部と一つ以上の押釦スイッチの外方駆動部を一体に形成
した駆動体およびスイッチ基板を共通にした多方向操作
スイッチと押釦スイッチを一つの樹脂ケース内に構成で
きると共に、多様な機能を持たせて、安価でコンパクト
な複合スイッチを得ることができるものである。
【0060】また、以上の実施の形態1〜4では駆動体
の下面に可動接点を形成し、スイッチ基板上面に形成さ
れた固定接点を短絡させてスイッチ接点を接離するもの
や、メンブレンスイッチ接点を用いた構成について説明
したが、スイッチ基板の上面に形成された固定接点上に
弾性金属薄板製可動接点を配置して、駆動体の可動部の
押圧部下面で押圧する構成としたり、あるいは、周辺ス
イッチ接点用の固定接点のみに上記弾性金属薄板製可動
接点や単体のプッシュオンスイッチを配置して、中央ス
イッチ接点と周辺スイッチ接点の操作感を異なるものと
して構成しても上記実施の形態1〜4と同様な効果を奏
することは勿論である。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数組の
中央スイッチ接点および周辺スイッチ接点を有するスイ
ッチ基板上に、それぞれのスイッチ接点に対応した下面
の押圧部および上面の中央突起、周辺突起を備えた複数
個の可動部を一体に有する弾性材料製の駆動体を載せ、
各可動部の下面に、上記両スイッチ接点の間でスイッチ
基板に当接する支持部を設けることにより、この支持部
が支点となって押圧部の動作をそれぞれ独立したものと
するので、駆動体の上方に配された操作体の中央部ある
いは周辺部を押圧操作した時の押圧位置が多少ずれて
も、中央スイッチ接点あるいは周辺スイッチ接点のみを
確実に接離させることができ、スイッチ接点の接触信頼
性が高く、大きな復元力を持って良好な操作感を有す
る、安価な多方向操作スイッチおよびこれを用いたコン
パクトな複合スイッチを得ることができるという有利な
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態による多方向操作ス
イッチの断面図
【図2】同分解斜視図
【図3】同操作体の中央部を押圧操作した時の断面図
【図4】同操作体の周辺部を押圧操作した時の断面図
【図5】同別の構成の固定接点を有するスイッチ基板の
平面図
【図6】本発明の第二の実施の形態による多方向操作ス
イッチの断面図
【図7】本発明の第三の実施の形態による多方向操作ス
イッチの平面図
【図8】図7のX−X線における断面図
【図9】同分解斜視図
【図10】本発明の第四の実施の形態による複合スイッ
チの分解斜視図
【図11】従来の多方向操作スイッチの断面図
【図12】同分解斜視図
【図13】同操作体の中央部を押圧操作した時の断面図
【図14】同操作体の周辺部を押圧操作した時の断面図
【符号の説明】
11,26,41,61 スイッチ基板 11A,11B,26A,26B,61A,61B,6
1C 固定接点 12,33,51,65 駆動体 13,32,54,62 基台部 14,31,56 可動部 15 中央突起 16 周辺突起 17 支持部 18,19,34,35,57,58 押圧部 18A,19B,57A,58B 可動接点 20 第一連結部 21,52,63 駆動部 22 操作体 22B 方向マーク 23 第二連結部 24 周縁部 24A 切欠き部 25,67 樹脂ケース 25A,67A 開口 25B 突起 42,43 可撓性絶縁基板 42A,42B 上接点 43A,43B 下接点 44 絶縁スペーサ 45 メンブレンスイッチ 53 第三連結部 55,64 突出部 68 外方可動部 69 第四連結部 70 外方駆動部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方からの押圧により接離する複数組の
    中央スイッチ接点および周辺スイッチ接点が、上面の所
    定の中心から等間隔で等距離位置に放射線状に配設され
    たスイッチ基板と、このスイッチ基板上に厚肉の基台部
    が載せられると共に、上面の中央寄りに中央突起を周辺
    寄りに中央突起よりも所定の寸法だけ低い周辺突起を設
    けた略長方形で厚肉の可動部を備えて、この可動部の下
    面の中間位置に先端がスイッチ基板上に当接する支持部
    を、下面の両端位置に上記中央スイッチ接点および周辺
    スイッチ接点の一組と所定の間隔をあけて対向した押圧
    部をそれぞれ有し、外周から伸ばされた薄肉の略ドーム
    状の第一連結部で下方の基台部に連結された複数個の駆
    動部を有する弾性材料製の駆動体と、この駆動体の上面
    全体を覆い上記各駆動部の可動部と所定の間隔を有する
    と共に、外周下部の薄肉の略ドーム状の第二連結部で下
    方の厚肉の周縁部に連結され、この周縁部が上記駆動体
    の基台部上に載せられた弾性材料製の操作体からなる多
    方向操作スイッチ。
  2. 【請求項2】 駆動体の駆動部の近傍に、上面を操作体
    の下面に当接させ、駆動部の動作を妨げない範囲の上下
    動が可能な厚肉円柱状の突出部を設け、この突出部の外
    周下部を薄肉の略ドーム状で上下動時に弾性座屈する第
    三連結部により基台部に連結した請求項1記載の多方向
    操作スイッチ。
  3. 【請求項3】 突出部を、放射線状に配設された複数の
    駆動部のそれぞれの中間角度位置に配した請求項2記載
    の多方向操作スイッチ。
  4. 【請求項4】 スイッチ基板上の複数組の中央スイッチ
    接点および周辺スイッチ接点が、いずれも一対の固定接
    点をスイッチ基板上に所定の間隔をあけて配置し、可動
    接点を駆動体の可動部の押圧部下面に一体に形成して構
    成された請求項1〜3のいずれか一つに記載の多方向操
    作スイッチ。
  5. 【請求項5】 スイッチ基板上の複数組の中央スイッチ
    接点および周辺スイッチ接点が、可撓性絶縁基板下面の
    上接点と、スイッチ基板上またはこれに載せられた絶縁
    基板上面の下接点を所定の間隔をあけて対向配置して構
    成された請求項1〜3のいずれか一つに記載の多方向操
    作スイッチ。
  6. 【請求項6】 スイッチ基板上の複数組の中央スイッチ
    接点が、共通接点となるように略リング状に構成された
    請求項1〜5のいずれか一つに記載の多方向操作スイッ
    チ。
  7. 【請求項7】 スイッチ基板上の中央スイッチ接点と周
    辺スイッチ接点のスイッチ構造を、異なる構成とした請
    求項1〜6のいずれか一つに記載の多方向操作スイッ
    チ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一つに記載の多
    方向操作スイッチと、この多方向操作スイッチのスイッ
    チ基板の外方延長部に設けられた一つ以上のスイッチ接
    点およびそのスイッチ接点のそれぞれの上方に配され、
    外周下部の薄肉の略ドーム状の第四連結部で上記多方向
    操作スイッチの基台部に連結された厚肉円柱状の外方駆
    動部を備えた一つ以上の押釦スイッチからなる複合スイ
    ッチ。
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