JP2000323154A - 平板式燃料電池 - Google Patents
平板式燃料電池Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 積層体からの廃熱を効率良く利用することに
よって積層体内を流れる反応ガスの温度を均等に高めて
電気化学反応を促進させ、さらに高い発電効率を得るこ
とができる平板式燃料電池の提供を課題とする。 【解決手段】 燃料ガス流通溝28がセパレータ31の
周縁部を除いて刻設され、積層体24が、各セパレータ
31の下部にそれぞれ接続された排気管37で排気ガス
マニホールド26上に支持されている構成を採用した。
よって積層体内を流れる反応ガスの温度を均等に高めて
電気化学反応を促進させ、さらに高い発電効率を得るこ
とができる平板式燃料電池の提供を課題とする。 【解決手段】 燃料ガス流通溝28がセパレータ31の
周縁部を除いて刻設され、積層体24が、各セパレータ
31の下部にそれぞれ接続された排気管37で排気ガス
マニホールド26上に支持されている構成を採用した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料ガスと酸化剤
ガスとの電気化学反応で電力を発生させる燃料電池に関
し、特に平板形状のセパレータを備えた平板式燃料電池
に関するものである。
ガスとの電気化学反応で電力を発生させる燃料電池に関
し、特に平板形状のセパレータを備えた平板式燃料電池
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】平板式燃料電池は、リン酸型や溶融炭酸
型と類似の構造を有しており、固体電解質の両主面をア
ノード及びカソードで挟み込んだ電極/固体電解質集合
体とセパレータとを交互に積層した発電部分である積層
体を備えている。この積層体には、ガスマニホールドが
接続されており、積層体への反応ガス(燃料ガス及び酸
化剤ガス)の供給と排出がなされるようになっている。
この種の平板式燃料電池では、電極/固体電解質集合体
での電気化学反応を促進して発電効率を向上させるため
に、反応ガスを予熱してから積層体に供給するのが一般
的であるが、この予熱に、積層体より排気された反応ガ
スの熱を利用するタイプのものがある。このタイプの従
来の平板式燃料電池の一例として、特開平11−165
81号公報記載の平板式燃料電池を以下に説明する。
型と類似の構造を有しており、固体電解質の両主面をア
ノード及びカソードで挟み込んだ電極/固体電解質集合
体とセパレータとを交互に積層した発電部分である積層
体を備えている。この積層体には、ガスマニホールドが
接続されており、積層体への反応ガス(燃料ガス及び酸
化剤ガス)の供給と排出がなされるようになっている。
この種の平板式燃料電池では、電極/固体電解質集合体
での電気化学反応を促進して発電効率を向上させるため
に、反応ガスを予熱してから積層体に供給するのが一般
的であるが、この予熱に、積層体より排気された反応ガ
スの熱を利用するタイプのものがある。このタイプの従
来の平板式燃料電池の一例として、特開平11−165
81号公報記載の平板式燃料電池を以下に説明する。
【0003】図9は、この平板式燃料電池のセパレータ
1であり、ニッケル・クロム合金からなる厚さ4mmの
円盤形状を有し、その両面に高さ1mmの7本のリブ状
部材2が放射状に溶接されている。酸化剤ガスが流れる
セパレータ1のカソード面は、その酸化を防止するため
にランタンマンガナイトで被覆されている。セパレータ
1の両面には、端部から中心に達する深さ3mmかつ幅
20mmの溝3がそれぞれ1本づつ形成されており、そ
れぞれの溝3には、外径6mm、内径5mmのステンレ
ス製の燃料ガス供給管4及び及び酸化剤ガス供給管5
が、先端を潰して扁平に形成された状態で取り付けられ
ている。燃料ガスは、燃料ガス供給管4の先端からセパ
レータ1の周縁部に向かって流れ、同様に、酸化剤ガス
も酸化剤ガス供給管5の先端からセパレータ1の周縁部
に向かって流れ、それぞれ排出管(図示せず)から排出
されるようになっている。
1であり、ニッケル・クロム合金からなる厚さ4mmの
円盤形状を有し、その両面に高さ1mmの7本のリブ状
部材2が放射状に溶接されている。酸化剤ガスが流れる
セパレータ1のカソード面は、その酸化を防止するため
にランタンマンガナイトで被覆されている。セパレータ
1の両面には、端部から中心に達する深さ3mmかつ幅
20mmの溝3がそれぞれ1本づつ形成されており、そ
れぞれの溝3には、外径6mm、内径5mmのステンレ
ス製の燃料ガス供給管4及び及び酸化剤ガス供給管5
が、先端を潰して扁平に形成された状態で取り付けられ
ている。燃料ガスは、燃料ガス供給管4の先端からセパ
レータ1の周縁部に向かって流れ、同様に、酸化剤ガス
も酸化剤ガス供給管5の先端からセパレータ1の周縁部
に向かって流れ、それぞれ排出管(図示せず)から排出
されるようになっている。
【0004】図10、図11は、このセパレータ1を備
えた平板式燃料電池の発電部分を示すものである。電極
/電解質集合体6は、ジルコニアからなる固体電解質体
の両主面にアノードとカソードとを配置して構成したも
のである。アノードは、ニッケル・ジルコニアサーメッ
トであり、カソードは、ランタンマンガナイトからな
る。電極/電解質集合体6とセパレータ1は、交互に積
層されて積層体7を形成し、該積層体7は、図示されな
いシリンダの押圧によって密接され、電極/電解質集合
体6とセパレータ1との電気的接触が確保されている。
えた平板式燃料電池の発電部分を示すものである。電極
/電解質集合体6は、ジルコニアからなる固体電解質体
の両主面にアノードとカソードとを配置して構成したも
のである。アノードは、ニッケル・ジルコニアサーメッ
トであり、カソードは、ランタンマンガナイトからな
る。電極/電解質集合体6とセパレータ1は、交互に積
層されて積層体7を形成し、該積層体7は、図示されな
いシリンダの押圧によって密接され、電極/電解質集合
体6とセパレータ1との電気的接触が確保されている。
【0005】また、積層体7の周囲には、燃料ガス分配
器10及び酸化剤ガス分配器11との間に断熱壁8が設
けられている。燃料ガス供給管4及び酸化剤ガス供給管
5は、積層体7を取り巻く断面壁8の一部に設けたスリ
ット9を通して、断熱壁8の外部に配置した燃料ガス分
配器10及び酸化剤ガス分配器11にプラスチック製の
絶縁性管12を介して接続されている。
器10及び酸化剤ガス分配器11との間に断熱壁8が設
けられている。燃料ガス供給管4及び酸化剤ガス供給管
5は、積層体7を取り巻く断面壁8の一部に設けたスリ
ット9を通して、断熱壁8の外部に配置した燃料ガス分
配器10及び酸化剤ガス分配器11にプラスチック製の
絶縁性管12を介して接続されている。
【0006】さらに、燃料ガス供給管4及び酸化剤ガス
供給管5は、断熱壁8の内側をセパレータ1を取り巻く
ように長く配管され、これにより、燃料ガス及び酸化剤
ガスが、断熱壁8の内側でそれぞれ燃料ガス供給管4及
び酸化剤ガス供給管5を通過する間に予熱(約900
℃)されるようになっている。このような構成により、
燃料ガスおよび酸化剤ガスを、燃料ガス供給管4及び酸
化剤ガス供給管5を流れる間に加熱して電気化学反応を
促進するようになっている。
供給管5は、断熱壁8の内側をセパレータ1を取り巻く
ように長く配管され、これにより、燃料ガス及び酸化剤
ガスが、断熱壁8の内側でそれぞれ燃料ガス供給管4及
び酸化剤ガス供給管5を通過する間に予熱(約900
℃)されるようになっている。このような構成により、
燃料ガスおよび酸化剤ガスを、燃料ガス供給管4及び酸
化剤ガス供給管5を流れる間に加熱して電気化学反応を
促進するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記説明の
従来の平板式燃料電池は、以下に説明する問題を有して
いる。すなわち、燃料ガス供給管4及び酸化剤ガス供給
管5の長さをできるだけ長くして、これらの内部を流れ
る燃料ガス及び酸化剤ガスの流通時間を長くすることに
よって、積層体7に供給する燃料ガス及び酸化剤ガスを
断熱壁8内の排気ガスで、より長い時間、加熱するよう
に構成したものであるが、電気化学反応後に積層体7か
ら断熱壁8内に排出される反応ガスは、高温状態にある
ので、図10の視線において上側空間に集中し、これに
比較して下側空間では温度が低くなる可能性がある。し
たがい、断熱壁8内の上側と下側とでは雰囲気温度が不
均一で、積層体7の下側半分と燃料ガス供給管4とが比
較的低い温度になるので、廃熱利用が効率良くなされて
いない恐れがあるという問題が生じることとなる。
従来の平板式燃料電池は、以下に説明する問題を有して
いる。すなわち、燃料ガス供給管4及び酸化剤ガス供給
管5の長さをできるだけ長くして、これらの内部を流れ
る燃料ガス及び酸化剤ガスの流通時間を長くすることに
よって、積層体7に供給する燃料ガス及び酸化剤ガスを
断熱壁8内の排気ガスで、より長い時間、加熱するよう
に構成したものであるが、電気化学反応後に積層体7か
ら断熱壁8内に排出される反応ガスは、高温状態にある
ので、図10の視線において上側空間に集中し、これに
比較して下側空間では温度が低くなる可能性がある。し
たがい、断熱壁8内の上側と下側とでは雰囲気温度が不
均一で、積層体7の下側半分と燃料ガス供給管4とが比
較的低い温度になるので、廃熱利用が効率良くなされて
いない恐れがあるという問題が生じることとなる。
【0008】本発明の平板式燃料電池は、上記事情を鑑
みてなされたものであって、下記をその目的としてい
る。すなわち、積層体からの廃熱を効率良く利用するこ
とによって積層体内を流れる反応ガスの温度を均等に高
めて電気化学反応を促進させ、さらに高い発電効率を得
ることができる平板式燃料電池の提供を目的とする。
みてなされたものであって、下記をその目的としてい
る。すなわち、積層体からの廃熱を効率良く利用するこ
とによって積層体内を流れる反応ガスの温度を均等に高
めて電気化学反応を促進させ、さらに高い発電効率を得
ることができる平板式燃料電池の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の平板式燃料電池
は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、請求項1記載の平板式燃料電池は、平板状に
形成され、その一方の面に沿って燃料ガスを均等に流通
させる燃料ガス流通溝と他方の面に沿って酸化剤ガスを
均等に流通させる酸化剤ガス流通溝とがそれぞれ形成さ
れた導電性を有するセパレータと、アノード及びカソー
ドで挟み込まれた板形状の電解質板とを交互に積層して
組み立てられた積層体と、前記各燃料ガス流通溝に前記
燃料ガスを供給する燃料ガス供給マニホールドと、前記
積層体の略真下に位置して前記酸化剤ガス流通溝からの
前記酸化剤ガスを排気する排気ガスマニホールドとが備
えられた平板式燃料電池において、前記燃料ガス流通溝
が、前記セパレータの周縁部を除いて刻設され、前記積
層体が、前記各セパレータの下部にそれぞれ接続された
排気管で前記排気ガスマニホールド上に支持されている
ことを特徴とする。
は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、請求項1記載の平板式燃料電池は、平板状に
形成され、その一方の面に沿って燃料ガスを均等に流通
させる燃料ガス流通溝と他方の面に沿って酸化剤ガスを
均等に流通させる酸化剤ガス流通溝とがそれぞれ形成さ
れた導電性を有するセパレータと、アノード及びカソー
ドで挟み込まれた板形状の電解質板とを交互に積層して
組み立てられた積層体と、前記各燃料ガス流通溝に前記
燃料ガスを供給する燃料ガス供給マニホールドと、前記
積層体の略真下に位置して前記酸化剤ガス流通溝からの
前記酸化剤ガスを排気する排気ガスマニホールドとが備
えられた平板式燃料電池において、前記燃料ガス流通溝
が、前記セパレータの周縁部を除いて刻設され、前記積
層体が、前記各セパレータの下部にそれぞれ接続された
排気管で前記排気ガスマニホールド上に支持されている
ことを特徴とする。
【0010】上記請求項1記載の平板式燃料電池によれ
ば、燃料ガス供給マニホールドから燃料ガス流通溝内に
供給された燃料ガスは、積層体周囲より酸化剤ガス流通
溝内に供給された酸化剤ガスと共に電解質板を介して電
気化学反応を起こし、アノード及びカソード間に電流を
発生させる。電気化学反応後の高温状態の燃料ガスは、
燃料ガス流通溝を通って積層体外部に逃げようとする
が、燃料ガス流通溝はセパレータの周縁部を除いて刻設
されているので、セパレータ周縁手前で堰き止められて
外部に大流量で流出することがない。一方、電気化学反
応によって高温化した酸化剤ガスは、排気管を通って排
気ガスマニホールドへと排出されるが、このときの排気
ガスマニホールドは、酸化剤ガスや周囲雰囲気からの加
熱によってその軸方向に熱膨張を起こす。これに追従し
て、各セパレータ間の下部間隔が広げられるので、この
下部間隔より、堰き止められていた燃料ガスが積層体の
下方外部に向かって流出し、真下に位置する排気ガスマ
ニホールドを加熱する。加熱された排気ガスマニホール
ドは更なる熱膨張を起こし、各排気ガス管の間隔、すな
わち各セパレータ間の下部間隔を広げる。すると、積層
体より排気ガスマニホールドに向かって流出する燃料ガ
スの流量が多くなり、これを受けて排気ガスマニホール
ドは更なる熱膨張を起こし、各セパレータ間の下部間隔
がより広げられるので、積層体より特に真下に流れる燃
料ガスの流量が多くなる。このようにして積層体の真下
に向かう燃料ガスは、積層体の周囲を包むように上昇
し、積層体を全体的に均等に加熱する。
ば、燃料ガス供給マニホールドから燃料ガス流通溝内に
供給された燃料ガスは、積層体周囲より酸化剤ガス流通
溝内に供給された酸化剤ガスと共に電解質板を介して電
気化学反応を起こし、アノード及びカソード間に電流を
発生させる。電気化学反応後の高温状態の燃料ガスは、
燃料ガス流通溝を通って積層体外部に逃げようとする
が、燃料ガス流通溝はセパレータの周縁部を除いて刻設
されているので、セパレータ周縁手前で堰き止められて
外部に大流量で流出することがない。一方、電気化学反
応によって高温化した酸化剤ガスは、排気管を通って排
気ガスマニホールドへと排出されるが、このときの排気
ガスマニホールドは、酸化剤ガスや周囲雰囲気からの加
熱によってその軸方向に熱膨張を起こす。これに追従し
て、各セパレータ間の下部間隔が広げられるので、この
下部間隔より、堰き止められていた燃料ガスが積層体の
下方外部に向かって流出し、真下に位置する排気ガスマ
ニホールドを加熱する。加熱された排気ガスマニホール
ドは更なる熱膨張を起こし、各排気ガス管の間隔、すな
わち各セパレータ間の下部間隔を広げる。すると、積層
体より排気ガスマニホールドに向かって流出する燃料ガ
スの流量が多くなり、これを受けて排気ガスマニホール
ドは更なる熱膨張を起こし、各セパレータ間の下部間隔
がより広げられるので、積層体より特に真下に流れる燃
料ガスの流量が多くなる。このようにして積層体の真下
に向かう燃料ガスは、積層体の周囲を包むように上昇
し、積層体を全体的に均等に加熱する。
【0011】請求項2記載の平板式燃料電池は、請求項
1記載の平板式燃料電池において、前記各セパレータ間
には、これらの外周面を覆って保持する環状体であるガ
イドリングが設けられていることを特徴とする。
1記載の平板式燃料電池において、前記各セパレータ間
には、これらの外周面を覆って保持する環状体であるガ
イドリングが設けられていることを特徴とする。
【0012】上記請求項2記載の平板式燃料電池によれ
ば、ガイドリング内で互いに突き合わせるようにはめ込
まれた各セパレータは、ガイドリングによって互いに軸
ずれが生じないように相対的位置が規制されるので、各
セパレータ間が容易に位置決め固定される。また、この
ガイドリングによって各セパレータ間の外周面は覆われ
ているので、積層体周囲より各セパレータ間を通って燃
料ガス流通溝内に流入しようとする酸化剤ガスが阻止さ
れる。
ば、ガイドリング内で互いに突き合わせるようにはめ込
まれた各セパレータは、ガイドリングによって互いに軸
ずれが生じないように相対的位置が規制されるので、各
セパレータ間が容易に位置決め固定される。また、この
ガイドリングによって各セパレータ間の外周面は覆われ
ているので、積層体周囲より各セパレータ間を通って燃
料ガス流通溝内に流入しようとする酸化剤ガスが阻止さ
れる。
【0013】請求項3記載の平板式燃料電池は、請求項
1または2記載の平板式燃料電池において、前記各排気
管が、絶縁性を有する絶縁継手を介在させて前記排気ガ
スマニホールドに接続されていることを特徴とする。
1または2記載の平板式燃料電池において、前記各排気
管が、絶縁性を有する絶縁継手を介在させて前記排気ガ
スマニホールドに接続されていることを特徴とする。
【0014】上記請求項3記載の平板式燃料電池によれ
ば、排気ガスマニホールドへの各排気管の接続箇所に絶
縁継手を介在させることで、排気ガスマニホールド及び
各排気管の材質として金属を採用しても、これらを介し
た漏電が防止される。
ば、排気ガスマニホールドへの各排気管の接続箇所に絶
縁継手を介在させることで、排気ガスマニホールド及び
各排気管の材質として金属を採用しても、これらを介し
た漏電が防止される。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の平板式燃料電池の一実施
形態について、図面を参照しながら以下に説明するが、
本発明がこれらに限定解釈されるものでないことはもち
ろんである。図1に示すように、本実施形態の平板式燃
料電池は、発電を行う発電部20と、該発電部20より
電力を集電する一対の集電部21と、これら発電部20
と集電部21を収納保持する本体部23とを備えてい
る。
形態について、図面を参照しながら以下に説明するが、
本発明がこれらに限定解釈されるものでないことはもち
ろんである。図1に示すように、本実施形態の平板式燃
料電池は、発電を行う発電部20と、該発電部20より
電力を集電する一対の集電部21と、これら発電部20
と集電部21を収納保持する本体部23とを備えてい
る。
【0016】図2に示すように、発電部20は、積層体
24とステンレス製の燃料ガス供給マニホールド25及
び排気ガスマニホールド26とから概略構成されてい
る。積層体24は、平板状に形成され、その一方の面2
7に沿って燃料ガスを均等に流通させる燃料ガス流通溝
28と他方の面29に沿って酸化剤ガスを均等に流通さ
せる酸化剤ガス流通溝30とがそれぞれ形成された導電
性を有するステンレス製の6枚のセパレータ31と、ア
ノード及びカソードで挟み込まれた板形状の5枚の電解
質板32とを交互に積層して組み立てたものである。
24とステンレス製の燃料ガス供給マニホールド25及
び排気ガスマニホールド26とから概略構成されてい
る。積層体24は、平板状に形成され、その一方の面2
7に沿って燃料ガスを均等に流通させる燃料ガス流通溝
28と他方の面29に沿って酸化剤ガスを均等に流通さ
せる酸化剤ガス流通溝30とがそれぞれ形成された導電
性を有するステンレス製の6枚のセパレータ31と、ア
ノード及びカソードで挟み込まれた板形状の5枚の電解
質板32とを交互に積層して組み立てたものである。
【0017】なお、各セパレータ31の面27と電解質
板32との間には、電解質板32に加えられる圧迫力を
弾性で吸収してその割れを防止する円盤形状のクッショ
ン33が挟み込まれている。このクッション33の材質
としては、例えばニッケルが考えられる。そして、各電
解質板32が挟み込まれる各セパレータ31間には、こ
れらセパレータ31及び電解質板32の外周面を覆って
保持する環状体である5本のガイドリング34が設けら
れている。このガイドリング34の材質としては、例え
ばステンレスが考えられる。
板32との間には、電解質板32に加えられる圧迫力を
弾性で吸収してその割れを防止する円盤形状のクッショ
ン33が挟み込まれている。このクッション33の材質
としては、例えばニッケルが考えられる。そして、各電
解質板32が挟み込まれる各セパレータ31間には、こ
れらセパレータ31及び電解質板32の外周面を覆って
保持する環状体である5本のガイドリング34が設けら
れている。このガイドリング34の材質としては、例え
ばステンレスが考えられる。
【0018】同図に示すように、燃料ガス供給マニホー
ルド25は、積層体24の略真上に配設されており、各
燃料ガス流通溝28に供給する燃料ガスを燃料ガス導入
管35(図1参照)より導き入れる空間25aと、各セ
パレータ31の最上部より真上に向かって延在する燃料
ガス供給管36が貫通固定される貫通孔25bとが形成
されている。空間25a内には、改質触媒25cが内蔵
されている。なお、各燃料ガス供給管36は、後述され
る絶縁継手39を介在させて各貫通孔25bに接続され
ており、両者間での電気的絶縁性が保たれている。
ルド25は、積層体24の略真上に配設されており、各
燃料ガス流通溝28に供給する燃料ガスを燃料ガス導入
管35(図1参照)より導き入れる空間25aと、各セ
パレータ31の最上部より真上に向かって延在する燃料
ガス供給管36が貫通固定される貫通孔25bとが形成
されている。空間25a内には、改質触媒25cが内蔵
されている。なお、各燃料ガス供給管36は、後述され
る絶縁継手39を介在させて各貫通孔25bに接続され
ており、両者間での電気的絶縁性が保たれている。
【0019】また、排気ガスマニホールド26は、積層
体24の真下に配設されており、各酸化剤ガス流通溝3
0から排出される酸化剤ガスを、各セパレータ31の最
下部より真下に向かって延在する排気管37より導き入
れて排出管38に排出する空間26aと、各排気管37
が貫通固定される貫通孔26bとが形成されている。こ
れら各貫通孔26bには、絶縁性を有する絶縁継手39
が固定されており、各排気管37は、各絶縁継手39を
介在させることで、排気ガスマニホールド26に対して
電気的絶縁性を保った状態で接続されている。
体24の真下に配設されており、各酸化剤ガス流通溝3
0から排出される酸化剤ガスを、各セパレータ31の最
下部より真下に向かって延在する排気管37より導き入
れて排出管38に排出する空間26aと、各排気管37
が貫通固定される貫通孔26bとが形成されている。こ
れら各貫通孔26bには、絶縁性を有する絶縁継手39
が固定されており、各排気管37は、各絶縁継手39を
介在させることで、排気ガスマニホールド26に対して
電気的絶縁性を保った状態で接続されている。
【0020】そして、この排気ガスマニホールド26上
に、積層体24が各セパレータ31の各排気管37で支
持されている。したがい、各セパレータ31は、互いの
軸線がずれないように前記ガイドリング31によって相
互固定されると共に、燃料ガス供給管36と排気管37
とを介在させて上下に位置する燃料ガス供給マニホール
ド25と排気ガスマニホールド26との間に保持される
ようになっている。なお、各ガイドリング34は各セパ
レータ31が互いに前記軸線方向に離間するのを拘束す
るものではないので、例えば各排気管37間の間隔が広
げられた場合には、これに追従して各セパレータ31間
が離間できるようになっている。このときの各ガイドリ
ング34は、広げられた各セパレータ31間を通って積
層体24の周囲より酸化剤ガスが燃料ガス流通溝28内
に混入するのを防いで、電気化学反応の妨げを防止する
役目も有している。
に、積層体24が各セパレータ31の各排気管37で支
持されている。したがい、各セパレータ31は、互いの
軸線がずれないように前記ガイドリング31によって相
互固定されると共に、燃料ガス供給管36と排気管37
とを介在させて上下に位置する燃料ガス供給マニホール
ド25と排気ガスマニホールド26との間に保持される
ようになっている。なお、各ガイドリング34は各セパ
レータ31が互いに前記軸線方向に離間するのを拘束す
るものではないので、例えば各排気管37間の間隔が広
げられた場合には、これに追従して各セパレータ31間
が離間できるようになっている。このときの各ガイドリ
ング34は、広げられた各セパレータ31間を通って積
層体24の周囲より酸化剤ガスが燃料ガス流通溝28内
に混入するのを防いで、電気化学反応の妨げを防止する
役目も有している。
【0021】図3、図4に示すように、セパレータ31
は、ステンレス材からなる円盤形状の板体を切削加工し
て製作したものであり、前記面29には、往路30a及
び復路30bからなる前記酸化剤ガス流通溝30が形成
されている。往路30aは、図3に示す視線において左
右両端から径方向中央に向かうと共に手前側に向かって
直角に曲がるように形成された一対の酸化剤ガス吸入口
40に連通する端部から、面29の中央に向かって螺旋
状に形成された凹溝である。復路30bは、面29の中
央における往路30aのターニングポイント30cに一
端が連通するように往路30aに連続して形成され、往
路30aと一定間隔を保ちかつ近接して往路30aに沿
って螺旋状に形成された凹溝である。
は、ステンレス材からなる円盤形状の板体を切削加工し
て製作したものであり、前記面29には、往路30a及
び復路30bからなる前記酸化剤ガス流通溝30が形成
されている。往路30aは、図3に示す視線において左
右両端から径方向中央に向かうと共に手前側に向かって
直角に曲がるように形成された一対の酸化剤ガス吸入口
40に連通する端部から、面29の中央に向かって螺旋
状に形成された凹溝である。復路30bは、面29の中
央における往路30aのターニングポイント30cに一
端が連通するように往路30aに連続して形成され、往
路30aと一定間隔を保ちかつ近接して往路30aに沿
って螺旋状に形成された凹溝である。
【0022】面29下部に位置する復路30bの他端
は、図3の紙面に直交すると共にセパレータ31の厚み
方向中央より真下に向かって直角に曲がるように形成さ
れた酸化剤ガス排出口41に連通されている。そして、
セパレータ31は、図3の斜線部分が前記電解質板32
と面接触することで、該電解質板32と共に閉断面を形
成して酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス流通路30を構成
する。なお、面29の周縁部分の4箇所に等間隔で形成
された凹溝は、前記ガイドリング34を嵌合位置決め固
定するための嵌合溝42である。
は、図3の紙面に直交すると共にセパレータ31の厚み
方向中央より真下に向かって直角に曲がるように形成さ
れた酸化剤ガス排出口41に連通されている。そして、
セパレータ31は、図3の斜線部分が前記電解質板32
と面接触することで、該電解質板32と共に閉断面を形
成して酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス流通路30を構成
する。なお、面29の周縁部分の4箇所に等間隔で形成
された凹溝は、前記ガイドリング34を嵌合位置決め固
定するための嵌合溝42である。
【0023】図4、図5に示すように、セパレータ31
のもう一方の面27の中央部には、燃料ガス噴射口43
が面27に垂直に形成され、該燃料噴射口43は、セパ
レータ31の厚み方向中央より鉛直上方に向かって形成
された燃料ガス供給路44の下端に連通している。燃料
ガス供給路44の上端には、前記燃料ガス供給管36が
接続固定されるように内径が広げられた形状となってい
る。また、面27には、環状の凹溝45と、燃料噴射口
43を中心に放射状に配置された10本の凹溝46とが
形成されている。そして、凹溝45は、貫通孔45aに
おいて燃料ガス供給路44と連通されるとともに、各凹
溝46との交差点においても連通されている。そして、
これら凹溝46及び凹溝45によって燃料ガス流通溝2
8が構成されている。同図に示すように、この燃料ガス
流通溝28の一部である各凹溝46は、セパレータ31
の周縁部を除いて刻設されている。すなわち、燃料ガス
は、この燃料ガス流通溝28(各凹溝46)を通って中
央からセパレータ31の外径方向に向かって流出しよう
としても、セパレータ31の周縁部手前で堰き止めら
れ、外部に大流量で流出できないようにされている。
のもう一方の面27の中央部には、燃料ガス噴射口43
が面27に垂直に形成され、該燃料噴射口43は、セパ
レータ31の厚み方向中央より鉛直上方に向かって形成
された燃料ガス供給路44の下端に連通している。燃料
ガス供給路44の上端には、前記燃料ガス供給管36が
接続固定されるように内径が広げられた形状となってい
る。また、面27には、環状の凹溝45と、燃料噴射口
43を中心に放射状に配置された10本の凹溝46とが
形成されている。そして、凹溝45は、貫通孔45aに
おいて燃料ガス供給路44と連通されるとともに、各凹
溝46との交差点においても連通されている。そして、
これら凹溝46及び凹溝45によって燃料ガス流通溝2
8が構成されている。同図に示すように、この燃料ガス
流通溝28の一部である各凹溝46は、セパレータ31
の周縁部を除いて刻設されている。すなわち、燃料ガス
は、この燃料ガス流通溝28(各凹溝46)を通って中
央からセパレータ31の外径方向に向かって流出しよう
としても、セパレータ31の周縁部手前で堰き止めら
れ、外部に大流量で流出できないようにされている。
【0024】図6、図7に示すように、ガイドリング3
4は環状体であり、セパレータ31の前記嵌合溝42に
嵌合する嵌合リブ47が周方向等間隔に4箇所形成され
ている。このガイドリング34の内壁面34aの内径
は、セパレータ31と電解質板32とが容易に収納可能
であると共に、がたつくほどの隙間が生じないような内
径寸法に設計されている。そして、上下方向の2箇所に
は、燃料ガス供給管36と排気管37とを通すための切
り欠き34bが形成され、左右方向の2箇所には、セパ
レータ31の酸化剤ガス吸入口40が周囲の酸化剤ガス
を吸入するための切り欠き34cが形成されている。
4は環状体であり、セパレータ31の前記嵌合溝42に
嵌合する嵌合リブ47が周方向等間隔に4箇所形成され
ている。このガイドリング34の内壁面34aの内径
は、セパレータ31と電解質板32とが容易に収納可能
であると共に、がたつくほどの隙間が生じないような内
径寸法に設計されている。そして、上下方向の2箇所に
は、燃料ガス供給管36と排気管37とを通すための切
り欠き34bが形成され、左右方向の2箇所には、セパ
レータ31の酸化剤ガス吸入口40が周囲の酸化剤ガス
を吸入するための切り欠き34cが形成されている。
【0025】図8に示すように、集電体21は、積層体
24の軸方向に移動自在に本体部23に支持されると共
に前記セパレータ31に当接する集電端子50と、該集
電端子50に接続されている接続帯51と、集電端子5
0を前記軸方向に移動調節する調節ボルト52と、これ
ら調節ボルト52と集電端子50との間に設けられて電
気的絶縁性を有する絶縁体53と、一対の絶縁リング5
4間に挟み込まれた状態で集電端子50をセパレータ3
1に向かって付勢するスプリング55とを有している。
このような構成により、調節ボルト52を締め付けたり
緩めたりすることで、集電端子50の前記軸線方向の位
置が調節され、適切な圧力でセパレータ31に当接でき
るようになっている。
24の軸方向に移動自在に本体部23に支持されると共
に前記セパレータ31に当接する集電端子50と、該集
電端子50に接続されている接続帯51と、集電端子5
0を前記軸方向に移動調節する調節ボルト52と、これ
ら調節ボルト52と集電端子50との間に設けられて電
気的絶縁性を有する絶縁体53と、一対の絶縁リング5
4間に挟み込まれた状態で集電端子50をセパレータ3
1に向かって付勢するスプリング55とを有している。
このような構成により、調節ボルト52を締め付けたり
緩めたりすることで、集電端子50の前記軸線方向の位
置が調節され、適切な圧力でセパレータ31に当接でき
るようになっている。
【0026】再び図1に示すように、本体部23に固定
された一対の接続帯51より、発電部20で発電された
電力が取り出せるようになっている。なお、各接続帯5
1の下方に位置する一対の端子56は、発電部20の周
囲空間58の雰囲気を加熱するために本体部23に埋設
された電熱ヒータ57に接続されている。なお、本体部
23には、発電部20を覆うように環状のメタルスポン
ジ23aが内部に取り付けられると共に、メタルスポン
ジ23aの周囲から周囲空間58内に酸化剤ガスを供給
する図示されない酸化剤ガス供給配管が設けられてい
る。
された一対の接続帯51より、発電部20で発電された
電力が取り出せるようになっている。なお、各接続帯5
1の下方に位置する一対の端子56は、発電部20の周
囲空間58の雰囲気を加熱するために本体部23に埋設
された電熱ヒータ57に接続されている。なお、本体部
23には、発電部20を覆うように環状のメタルスポン
ジ23aが内部に取り付けられると共に、メタルスポン
ジ23aの周囲から周囲空間58内に酸化剤ガスを供給
する図示されない酸化剤ガス供給配管が設けられてい
る。
【0027】本実施形態の平板式燃料電池の動作につい
て、以下に説明を続ける。燃料ガス供給マニホールド2
5から燃料ガス流通溝28内に燃料ガスを供給すると、
積層体24の周囲(周囲空間58)より酸化剤ガス流通
溝30内に供給された酸化剤ガスと共に電解質板32を
介して電気化学反応を起こし、前記アノード及びカソー
ド間に電流を発生させる。電気化学反応後の高温状態の
燃料ガスは、各燃料ガス流通溝28を通って積層体24
の外部に逃げようとするが、各燃料ガス流通溝28はセ
パレータ31の周縁部を除いて刻設されているので、各
セパレータ31の周縁手前で堰き止められて外部に大流
量で流出することがない(染み出す程度の流れとな
る)。一方、電気化学反応によって高温化した酸化剤ガ
スは、各排気管37を通って排気ガスマニホールド26
へと排出されるが、このときの排気ガスマニホールド2
6は、酸化剤ガスや周囲雰囲気からの加熱によってその
軸方向に熱膨張を起こす。これに追従して、各セパレー
タ31間の下部間隔が広げられるので、この下部間隔よ
り、堰き止められていた燃料ガスが積層体24の下方外
部に向かって流出し、真下に位置する排気ガスマニホー
ルド26を加熱する。加熱された排気ガスマニホールド
26は更なる熱膨張を起こし、各排気管37間の間隔、
すなわち各セパレータ31間の下部間隔をより広げる。
て、以下に説明を続ける。燃料ガス供給マニホールド2
5から燃料ガス流通溝28内に燃料ガスを供給すると、
積層体24の周囲(周囲空間58)より酸化剤ガス流通
溝30内に供給された酸化剤ガスと共に電解質板32を
介して電気化学反応を起こし、前記アノード及びカソー
ド間に電流を発生させる。電気化学反応後の高温状態の
燃料ガスは、各燃料ガス流通溝28を通って積層体24
の外部に逃げようとするが、各燃料ガス流通溝28はセ
パレータ31の周縁部を除いて刻設されているので、各
セパレータ31の周縁手前で堰き止められて外部に大流
量で流出することがない(染み出す程度の流れとな
る)。一方、電気化学反応によって高温化した酸化剤ガ
スは、各排気管37を通って排気ガスマニホールド26
へと排出されるが、このときの排気ガスマニホールド2
6は、酸化剤ガスや周囲雰囲気からの加熱によってその
軸方向に熱膨張を起こす。これに追従して、各セパレー
タ31間の下部間隔が広げられるので、この下部間隔よ
り、堰き止められていた燃料ガスが積層体24の下方外
部に向かって流出し、真下に位置する排気ガスマニホー
ルド26を加熱する。加熱された排気ガスマニホールド
26は更なる熱膨張を起こし、各排気管37間の間隔、
すなわち各セパレータ31間の下部間隔をより広げる。
【0028】すると、積層体24より排気ガスマニホー
ルド26に向かって流出する燃料ガスの流量が多くな
り、これを受けて排気ガスマニホールド26は更なる熱
膨張を起こし、各セパレータ31間の下部間隔がより広
げられるので、積層体24より特に真下に流れる燃料ガ
スの流量が多くなる。このようにして積層体24の真下
に向かう燃料ガスは、積層体24と燃料ガス供給管36
との周囲を包むように上昇してこれらを全体的に均等に
加熱する。
ルド26に向かって流出する燃料ガスの流量が多くな
り、これを受けて排気ガスマニホールド26は更なる熱
膨張を起こし、各セパレータ31間の下部間隔がより広
げられるので、積層体24より特に真下に流れる燃料ガ
スの流量が多くなる。このようにして積層体24の真下
に向かう燃料ガスは、積層体24と燃料ガス供給管36
との周囲を包むように上昇してこれらを全体的に均等に
加熱する。
【0029】本実施形態の平板式燃料電池によれば、積
層体24を、各セパレータ31の下部にそれぞれ接続さ
れた各排気管37で排気ガスマニホールド26の上方に
支持するとともに燃料ガス流通溝28をセパレータ31
の周縁部を除いて刻設する構成を採用したことで、電気
化学反応で加熱された後の燃料ガスが積層体24の下方
に向かって流出し、これが吹き付けられた排気ガスマニ
ホールド26が熱膨張を起こし、各セパレータ31間下
部の間隔が広げられて積層体24から特に真下に向かっ
て流出する燃料ガスの流量が多くなるので、積層体24
の真下からその周囲を上昇していく燃料ガスで積層体2
4と燃料ガス供給管36とが包まれて、これらを全体的
に均等に加熱することが可能となる。したがい、積層体
24内の全域において均等に酸化剤ガスと燃料ガスとを
加熱することができるので、積層体24からの廃熱を効
率良く利用して積層体24内を流れる反応ガス(酸化剤
ガス及び燃料ガス)の温度をより高めて電気化学反応を
促進させ、さらに高い発電効率を得ることが可能とな
る。
層体24を、各セパレータ31の下部にそれぞれ接続さ
れた各排気管37で排気ガスマニホールド26の上方に
支持するとともに燃料ガス流通溝28をセパレータ31
の周縁部を除いて刻設する構成を採用したことで、電気
化学反応で加熱された後の燃料ガスが積層体24の下方
に向かって流出し、これが吹き付けられた排気ガスマニ
ホールド26が熱膨張を起こし、各セパレータ31間下
部の間隔が広げられて積層体24から特に真下に向かっ
て流出する燃料ガスの流量が多くなるので、積層体24
の真下からその周囲を上昇していく燃料ガスで積層体2
4と燃料ガス供給管36とが包まれて、これらを全体的
に均等に加熱することが可能となる。したがい、積層体
24内の全域において均等に酸化剤ガスと燃料ガスとを
加熱することができるので、積層体24からの廃熱を効
率良く利用して積層体24内を流れる反応ガス(酸化剤
ガス及び燃料ガス)の温度をより高めて電気化学反応を
促進させ、さらに高い発電効率を得ることが可能とな
る。
【0030】また、本実施形態の平板式燃料電池によれ
ば、各セパレータ31間にこれらを覆って保持するガイ
ドリング34を設けたことで、各セパレータ31間の位
置決めを容易に行うことが可能となる。また、ガイドリ
ング34によって各セパレータ31間は覆われており、
各セパレータ31間の間隔が熱膨張等で広がっても、燃
料ガス流通溝28内に積層体24周囲の酸化剤ガスが入
り込むことを低減させることができるので、燃料ガス流
通溝28内の燃料ガスに酸化剤ガスが混入して電気化学
反応を抑制するのを防止することが可能となる。
ば、各セパレータ31間にこれらを覆って保持するガイ
ドリング34を設けたことで、各セパレータ31間の位
置決めを容易に行うことが可能となる。また、ガイドリ
ング34によって各セパレータ31間は覆われており、
各セパレータ31間の間隔が熱膨張等で広がっても、燃
料ガス流通溝28内に積層体24周囲の酸化剤ガスが入
り込むことを低減させることができるので、燃料ガス流
通溝28内の燃料ガスに酸化剤ガスが混入して電気化学
反応を抑制するのを防止することが可能となる。
【0031】また、本実施形態の平板式燃料電池によれ
ば、排気ガスマニホールド26への各排気管37の接続
箇所に絶縁継手39を採用したことで、排気ガスマニホ
ールド26と各排気管37の材質を金属としても、これ
らを介した漏電を防止することが可能となる。すなわ
ち、燃料ガスの吹き付けによる熱膨張を期待すべく、排
気ガスマニホールド26の材質として熱膨張性を有する
金属を採用することが可能となる。
ば、排気ガスマニホールド26への各排気管37の接続
箇所に絶縁継手39を採用したことで、排気ガスマニホ
ールド26と各排気管37の材質を金属としても、これ
らを介した漏電を防止することが可能となる。すなわ
ち、燃料ガスの吹き付けによる熱膨張を期待すべく、排
気ガスマニホールド26の材質として熱膨張性を有する
金属を採用することが可能となる。
【0032】なお、本実施形態で説明した各構成部品の
材質は一例であり、これらに限定されず、設計条件に応
じて適宜材質の変更を行っても良い。また、燃料ガス流
通溝28と酸化剤ガス流通溝30の形状及び本数も、上
記説明のものに限定されず、設計条件に応じて適宜変更
しても良い。また、セパレータ31と電解質板32とガ
イドリング34の数量及び外形も、上記説明のものに限
定されず、設計条件に応じて適宜変更しても良い。また
酸化剤ガス吸入口40は2箇所としてが、これに限ら
ず、必要に応じて適宜数を変更しても良い。
材質は一例であり、これらに限定されず、設計条件に応
じて適宜材質の変更を行っても良い。また、燃料ガス流
通溝28と酸化剤ガス流通溝30の形状及び本数も、上
記説明のものに限定されず、設計条件に応じて適宜変更
しても良い。また、セパレータ31と電解質板32とガ
イドリング34の数量及び外形も、上記説明のものに限
定されず、設計条件に応じて適宜変更しても良い。また
酸化剤ガス吸入口40は2箇所としてが、これに限ら
ず、必要に応じて適宜数を変更しても良い。
【0033】
【発明の効果】本発明の上記請求項1記載の平板式燃料
電池によれば、積層体を、各セパレータの下部にそれぞ
れ接続された各排気管で排気ガスマニホールド上に支持
するとともに燃料ガス流通溝をセパレータ周縁部を除い
て刻設する構成を採用したことで、電気化学反応で加熱
された後の燃料ガスが吹き付けられた排気ガスマニホー
ルドが熱膨張を起こし、各セパレータ間下部の間隔が広
げられて積層体から特に真下に向かって流出する燃料ガ
スの流量が多くなるので、積層体の真下からその周囲を
上昇していく燃料ガスで積層体を包んでこれを全体的に
均等に加熱することが可能となる。したがい、積層体内
の全域において均等に酸化剤ガスと燃料ガスとを加熱す
ることができるので、積層体からの廃熱を効率良く利用
することによって積層体内を流れる反応ガスの温度をよ
り高めて電気化学反応を促進させ、さらに高い発電効率
を得ることが可能となる。
電池によれば、積層体を、各セパレータの下部にそれぞ
れ接続された各排気管で排気ガスマニホールド上に支持
するとともに燃料ガス流通溝をセパレータ周縁部を除い
て刻設する構成を採用したことで、電気化学反応で加熱
された後の燃料ガスが吹き付けられた排気ガスマニホー
ルドが熱膨張を起こし、各セパレータ間下部の間隔が広
げられて積層体から特に真下に向かって流出する燃料ガ
スの流量が多くなるので、積層体の真下からその周囲を
上昇していく燃料ガスで積層体を包んでこれを全体的に
均等に加熱することが可能となる。したがい、積層体内
の全域において均等に酸化剤ガスと燃料ガスとを加熱す
ることができるので、積層体からの廃熱を効率良く利用
することによって積層体内を流れる反応ガスの温度をよ
り高めて電気化学反応を促進させ、さらに高い発電効率
を得ることが可能となる。
【0034】また、上記請求項2記載の平板式燃料電池
によれば、各セパレータ間にこれらを覆って保持するガ
イドリングを設けることで、各セパレータ間の位置決め
を容易に行うことが可能となる。また、このガイドリン
グによって各セパレータ間は覆われており、各セパレー
タ間の間隔が排気マニホールドの熱膨張等によって広が
っても、燃料ガス流通溝内に積層体周囲からの酸化剤ガ
スが入り込むことを低減させることができるので、燃料
ガス流通溝内の燃料ガスに酸化剤ガスが混入して電気化
学反応を抑制するのを防止することが可能となる。
によれば、各セパレータ間にこれらを覆って保持するガ
イドリングを設けることで、各セパレータ間の位置決め
を容易に行うことが可能となる。また、このガイドリン
グによって各セパレータ間は覆われており、各セパレー
タ間の間隔が排気マニホールドの熱膨張等によって広が
っても、燃料ガス流通溝内に積層体周囲からの酸化剤ガ
スが入り込むことを低減させることができるので、燃料
ガス流通溝内の燃料ガスに酸化剤ガスが混入して電気化
学反応を抑制するのを防止することが可能となる。
【0035】また、上記請求項3記載の平板式燃料電池
によれば、排気ガスマニホールドへの各排気管の接続箇
所に絶縁継手を採用することで、排気ガスマニホールド
と各排気管の材質を金属としても、これらを介した漏電
を防止することが可能となる。すなわち、燃料ガスの吹
き付けによる熱膨張を期待すべく、排気ガスマニホール
ドの材質として金属を採用することが可能となる。
によれば、排気ガスマニホールドへの各排気管の接続箇
所に絶縁継手を採用することで、排気ガスマニホールド
と各排気管の材質を金属としても、これらを介した漏電
を防止することが可能となる。すなわち、燃料ガスの吹
き付けによる熱膨張を期待すべく、排気ガスマニホール
ドの材質として金属を採用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す図であって、平板
式燃料電池の側断面図である。
式燃料電池の側断面図である。
【図2】 同平板式燃料電池の要部を示す図であって、
図1のA部の拡大図である。
図1のA部の拡大図である。
【図3】 同平板式燃料電池のセパレータを示す図であ
って、正面図である。
って、正面図である。
【図4】 同平板式燃料電池のセパレータを示す図であ
って、図3のB−B線での断面図である。
って、図3のB−B線での断面図である。
【図5】 同平板式燃料電池のセパレータを示す図であ
って、図4のC−C線側からみた裏面図である。
って、図4のC−C線側からみた裏面図である。
【図6】 同平板式燃料電池のガイドリングを示す図で
あって、正面図である。
あって、正面図である。
【図7】 同平板式燃料電池のガイドリングを示す図で
あって、図6のD−D線側から見た断面図である。
あって、図6のD−D線側から見た断面図である。
【図8】 同平板式燃料電池の集電体を示す図であっ
て、図1のE部の拡大図である。
て、図1のE部の拡大図である。
【図9】 従来の平板式燃料電池のセパレータの一例を
示す図であって、斜視図である。
示す図であって、斜視図である。
【図10】 同セパレータを用いた従来の平板式燃料電
池の発電部を示す図であって、正面図である。
池の発電部を示す図であって、正面図である。
【図11】 同セパレータを用いた従来の平板式燃料電
池の発電部を示す図であって、平面図である。
池の発電部を示す図であって、平面図である。
24・・・積層体 25・・・燃料ガス供給マニホールド 26・・・排気ガスマニホールド 27・・・一方の面 28・・・燃料ガス流通溝 29・・・他方の面 30・・・酸化剤ガス流通溝 31・・・セパレータ 32・・・電解質板 34・・・ガイドリング 37・・・排気管 39・・・絶縁継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細井 敬 東京都文京区小石川1丁目3番25号 三菱 マテリアル株式会社システム事業センター 内 (72)発明者 川崎 敬幸 東京都文京区小石川1丁目3番25号 三菱 マテリアル株式会社システム事業センター 内 (72)発明者 鈴木 康宏 東京都文京区小石川1丁目3番25号 三菱 マテリアル株式会社システム事業センター 内 Fターム(参考) 5H026 AA06 CC03 CV01 CX06
Claims (3)
- 【請求項1】 平板状に形成され、その一方の面に沿っ
て燃料ガスを均等に流通させる燃料ガス流通溝と他方の
面に沿って酸化剤ガスを均等に流通させる酸化剤ガス流
通溝とがそれぞれ形成された導電性を有するセパレータ
と、アノード及びカソードで挟み込まれた板形状の電解
質板とを交互に積層して組み立てられた積層体と、 前記各燃料ガス流通溝に前記燃料ガスを供給する燃料ガ
ス供給マニホールドと、 前記積層体の略真下に位置して前記酸化剤ガス流通溝か
らの前記酸化剤ガスを排気する排気ガスマニホールドと
が備えられた平板式燃料電池において、 前記燃料ガス流通溝は、前記セパレータの周縁部を除い
て刻設され、 前記積層体は、前記各セパレータの下部にそれぞれ接続
された排気管で前記排気ガスマニホールド上に支持され
ていることを特徴とする平板式燃料電池。 - 【請求項2】 請求項1記載の平板式燃料電池におい
て、 前記各セパレータ間には、これらの外周面を覆って保持
する環状体であるガイドリングが設けられていることを
特徴とする平板式燃料電池。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の平板式燃料電池
において、 前記各排気管は、絶縁性を有する絶縁継手を介在させて
前記排気ガスマニホールドに接続されていることを特徴
とする平板式燃料電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11133382A JP2000323154A (ja) | 1999-05-13 | 1999-05-13 | 平板式燃料電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11133382A JP2000323154A (ja) | 1999-05-13 | 1999-05-13 | 平板式燃料電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000323154A true JP2000323154A (ja) | 2000-11-24 |
Family
ID=15103435
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP11133382A Withdrawn JP2000323154A (ja) | 1999-05-13 | 1999-05-13 | 平板式燃料電池 |
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|---|---|
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Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2007179899A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Honda Motor Co Ltd | 燃料電池及び燃料電池スタック |
| JP2009004297A (ja) * | 2007-06-25 | 2009-01-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | インターコネクタ及び固体酸化物形燃料電池 |
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-
1999
- 1999-05-13 JP JP11133382A patent/JP2000323154A/ja not_active Withdrawn
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US7998635B2 (en) | 2000-12-28 | 2011-08-16 | Mitsubishi Materials Corporation | Fuel cell structure for gas supply |
| JP2003109625A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-11 | Mitsubishi Materials Corp | 集電体及び固体電解質型燃料電池 |
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