JP2000323620A - 半導体搭載用基板とその製造方法及び半導体チップの実装方法 - Google Patents
半導体搭載用基板とその製造方法及び半導体チップの実装方法Info
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- JP2000323620A JP2000323620A JP11130654A JP13065499A JP2000323620A JP 2000323620 A JP2000323620 A JP 2000323620A JP 11130654 A JP11130654 A JP 11130654A JP 13065499 A JP13065499 A JP 13065499A JP 2000323620 A JP2000323620 A JP 2000323620A
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- semiconductor
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- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10W—GENERIC PACKAGES, INTERCONNECTIONS, CONNECTORS OR OTHER CONSTRUCTIONAL DETAILS OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
- H10W72/00—Interconnections or connectors in packages
- H10W72/071—Connecting or disconnecting
- H10W72/073—Connecting or disconnecting of die-attach connectors
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- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
- Wire Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体チップとの低い電気的抵抗及び強い機
械的接続の機能を有する半導体搭載用基板を、低コスト
で製造提供し、さらに、容易で生産性に優れた半導体チ
ップの実装方法を提供する。 【解決手段】 半導体チップを搭載する側の面に、加熱
によって軟化し接着性を発現する熱硬化性絶縁樹脂層1
6を形成すると共に、その表面の、半導体チップの電極
と配線基板11の導体配線12とを接続する部位に、独
立した導体端子18が形成されており、半導体チップの
実装時には、熱硬化性絶縁樹脂層16が加熱軟化され、
導体端子18が押圧されて樹脂層中に埋没貫通し、半導
体チップの電極と導体配線12とが接続される。
械的接続の機能を有する半導体搭載用基板を、低コスト
で製造提供し、さらに、容易で生産性に優れた半導体チ
ップの実装方法を提供する。 【解決手段】 半導体チップを搭載する側の面に、加熱
によって軟化し接着性を発現する熱硬化性絶縁樹脂層1
6を形成すると共に、その表面の、半導体チップの電極
と配線基板11の導体配線12とを接続する部位に、独
立した導体端子18が形成されており、半導体チップの
実装時には、熱硬化性絶縁樹脂層16が加熱軟化され、
導体端子18が押圧されて樹脂層中に埋没貫通し、半導
体チップの電極と導体配線12とが接続される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体チップをフ
リップチップ接続により搭載する半導体搭載用基板、及
びその製造方法、さらには半導体チップの実装方法に関
するものである。
リップチップ接続により搭載する半導体搭載用基板、及
びその製造方法、さらには半導体チップの実装方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器の高機能化並びに軽薄短
小化の要求に伴い、電子部品の高密度集積化、さらには
高密度実装化が進んできており、これらの電子機器に使
用される半導体パッケージは、従来にも増して益々小型
化かつ多ピン化が進んできている。
小化の要求に伴い、電子部品の高密度集積化、さらには
高密度実装化が進んできており、これらの電子機器に使
用される半導体パッケージは、従来にも増して益々小型
化かつ多ピン化が進んできている。
【0003】半導体パッケージはその小型化に伴って、
従来のようなリードフレームを使用した形態のパッケー
ジでは、小型化に限界がきているため、最近では回路基
板上にチップを実装したものとして、BGA(Ball
Grid Array)やCSP(Chip Sca
le Package)と言った、エリア実装型の新し
いパッケージ方式が提案されている。これらの半導体パ
ッケージにおいて、半導体チップの電極と従来型半導体
パッケージのリードフレームの機能とを有する、半導体
搭載用基板と呼ばれるプラスチックやセラミックス等各
種絶縁材料と、導体配線で構成される基板の端子との電
気的接続方法として、ワイヤーボンディング方式やTA
B(Tape Automated Bonding)
方式、さらにはFC(Frip Chip)方式などが
知られているが、最近では、半導体パッケージの小型化
に有利な、FC接続方式を用いたBGAやCSPの構造
が盛んに提案されている。
従来のようなリードフレームを使用した形態のパッケー
ジでは、小型化に限界がきているため、最近では回路基
板上にチップを実装したものとして、BGA(Ball
Grid Array)やCSP(Chip Sca
le Package)と言った、エリア実装型の新し
いパッケージ方式が提案されている。これらの半導体パ
ッケージにおいて、半導体チップの電極と従来型半導体
パッケージのリードフレームの機能とを有する、半導体
搭載用基板と呼ばれるプラスチックやセラミックス等各
種絶縁材料と、導体配線で構成される基板の端子との電
気的接続方法として、ワイヤーボンディング方式やTA
B(Tape Automated Bonding)
方式、さらにはFC(Frip Chip)方式などが
知られているが、最近では、半導体パッケージの小型化
に有利な、FC接続方式を用いたBGAやCSPの構造
が盛んに提案されている。
【0004】このFC接続方式は一般に、半導体チップ
の電極にあらかじめ、電気メッキ法により接続用バンプ
を形成しておき、このバンプと基板上の端子を位置合わ
せして、熱圧着により接続するが、半導体チップの電極
にバンプを形成する工程が複雑で、バンプ製造コストが
掛かり、また、バンプ接続部分の耐湿信頼性を得るた
め、チップと基板との間隙に、アンダーフィルと呼ばれ
る絶縁樹脂を充填してバンプ接続部分を封止する必要が
あり、このアンダーフィルを充填し硬化させる工程が必
要となるため、製造工程が複雑で製造コストが高くなる
問題がある。
の電極にあらかじめ、電気メッキ法により接続用バンプ
を形成しておき、このバンプと基板上の端子を位置合わ
せして、熱圧着により接続するが、半導体チップの電極
にバンプを形成する工程が複雑で、バンプ製造コストが
掛かり、また、バンプ接続部分の耐湿信頼性を得るた
め、チップと基板との間隙に、アンダーフィルと呼ばれ
る絶縁樹脂を充填してバンプ接続部分を封止する必要が
あり、このアンダーフィルを充填し硬化させる工程が必
要となるため、製造工程が複雑で製造コストが高くなる
問題がある。
【0005】そこで、アンダーフィルに代わり、半導体
チップと基板を電気的に接続しかつ機械的に接着する接
続材料として、異方導電シートを使用する方法が着目さ
れ検討されている。この異方導電シートには接着性が付
与されており、通常では、先に基板上に異方導電シート
を貼り合わせてから、半導体チップを搭載し、電気的接
続と機械的接続を同時に行なう。このような異方導電シ
ート方式は、半導体パッケージの小型化や低コスト化に
有効な手段として益々注目されてきており、以下のよう
な異方導電シートが提案されている。
チップと基板を電気的に接続しかつ機械的に接着する接
続材料として、異方導電シートを使用する方法が着目さ
れ検討されている。この異方導電シートには接着性が付
与されており、通常では、先に基板上に異方導電シート
を貼り合わせてから、半導体チップを搭載し、電気的接
続と機械的接続を同時に行なう。このような異方導電シ
ート方式は、半導体パッケージの小型化や低コスト化に
有効な手段として益々注目されてきており、以下のよう
な異方導電シートが提案されている。
【0006】図3は、従来より提案されている、異方導
電シートによる半導体チップ実装法の代表例を示す断面
図である。異方導電シート33は、熱可塑性や熱硬化性
の樹脂中に、導電性の微粒子35を分散させたものであ
る。熱圧着時に樹脂が流動して、接続端子である半導体
チップ31の電極34と半導体搭載用基板32の導体配
線との間に挟まれた、導電性の微粒子35によって厚さ
方向の電気的接続を得るもので、液晶ディスプレイパネ
ルとTCP(Tape Carrier Packag
e)の電気的接続などに使用されている。このような構
造の異方導電シートは、樹脂に導電性微粒子を分散させ
ると言う比較的簡単な工程で製造できることと、基板に
貼り合わせる際の位置合わせが比較的ラフに行えること
を特徴としている。しかしながら、電気的接続を、半導
体チップの電極と基板の端子との間に確率的に存在する
導電性微粒子によって得ているため、狭ピッチになるに
従い、導電性微粒子をより微小にし、より多く分散させ
ることが必要になる。これによって微粒子密度が高まる
結果、微粒子間距離が狭まり電気的絶縁性が低下する問
題と、微粒子と電極及び端子との接続面積が小さくなり
接続抵抗が上昇する問題、さらには微粒子コストの上昇
の問題などが生じる。
電シートによる半導体チップ実装法の代表例を示す断面
図である。異方導電シート33は、熱可塑性や熱硬化性
の樹脂中に、導電性の微粒子35を分散させたものであ
る。熱圧着時に樹脂が流動して、接続端子である半導体
チップ31の電極34と半導体搭載用基板32の導体配
線との間に挟まれた、導電性の微粒子35によって厚さ
方向の電気的接続を得るもので、液晶ディスプレイパネ
ルとTCP(Tape Carrier Packag
e)の電気的接続などに使用されている。このような構
造の異方導電シートは、樹脂に導電性微粒子を分散させ
ると言う比較的簡単な工程で製造できることと、基板に
貼り合わせる際の位置合わせが比較的ラフに行えること
を特徴としている。しかしながら、電気的接続を、半導
体チップの電極と基板の端子との間に確率的に存在する
導電性微粒子によって得ているため、狭ピッチになるに
従い、導電性微粒子をより微小にし、より多く分散させ
ることが必要になる。これによって微粒子密度が高まる
結果、微粒子間距離が狭まり電気的絶縁性が低下する問
題と、微粒子と電極及び端子との接続面積が小さくなり
接続抵抗が上昇する問題、さらには微粒子コストの上昇
の問題などが生じる。
【0007】また最近では、図4に示されるような例が
提案されている。半導体チップにバンプを形成すること
なく、半導体チップと基板が電気的に接続しかつ機械的
に接着された半導体搭載基板である。表面に接着層46
を有する樹脂フィルム43にドリルやレーザによって微
小な貫通穴を明け、その後メッキや導電性ペースト印刷
などの方法により、貫通穴内部を導電体45で充填した
構造を有する。熱圧着時に接着層46が流動し、半導体
チップ41と半導体搭載用基板32を接着すると共に、
接続端子である半導体チップ41の電極44と半導体搭
載用基板の導体配線47との間に挟まれた部位の導電体
45によって、電気的接続を得るものである。このよう
な構造は、半導体チップの電極および基板の端子と導電
体が相対して配列されるので、電気的接続性に優れ、か
つ隣接する導電体部分における電気的絶縁性にも優れる
ことを特徴としている。
提案されている。半導体チップにバンプを形成すること
なく、半導体チップと基板が電気的に接続しかつ機械的
に接着された半導体搭載基板である。表面に接着層46
を有する樹脂フィルム43にドリルやレーザによって微
小な貫通穴を明け、その後メッキや導電性ペースト印刷
などの方法により、貫通穴内部を導電体45で充填した
構造を有する。熱圧着時に接着層46が流動し、半導体
チップ41と半導体搭載用基板32を接着すると共に、
接続端子である半導体チップ41の電極44と半導体搭
載用基板の導体配線47との間に挟まれた部位の導電体
45によって、電気的接続を得るものである。このよう
な構造は、半導体チップの電極および基板の端子と導電
体が相対して配列されるので、電気的接続性に優れ、か
つ隣接する導電体部分における電気的絶縁性にも優れる
ことを特徴としている。
【0008】しかしながら、高位置精度での微小な穴あ
け加工が要求されるため、レーザによる穴明け加工が必
要となり、レーザの欠点である低生産性及び高ランニン
グコストにより製造コストが高くなる問題がある。ま
た、微小穴への導電体形成は通常メッキで行なわれる
が、穴径が小さくなるほど均一なメッキが難しく、導電
体の高さにバラツキを生じ易く、接続時に電気的接続が
出来ないといった品質低下の問題がある。
け加工が要求されるため、レーザによる穴明け加工が必
要となり、レーザの欠点である低生産性及び高ランニン
グコストにより製造コストが高くなる問題がある。ま
た、微小穴への導電体形成は通常メッキで行なわれる
が、穴径が小さくなるほど均一なメッキが難しく、導電
体の高さにバラツキを生じ易く、接続時に電気的接続が
出来ないといった品質低下の問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のメッ
キバンプや異方導電シートにより、半導体チップと基板
とを電気的かつ機械的に接続する方法が有する、上記の
ような種々の問題点に鑑み、鋭意研究をした結果なされ
たものであり、半導体チップとの低い電気的抵抗及び強
い機械的接続の機能を有する半導体搭載用基板を、低コ
ストで製造提供することができ、さらに、容易で生産性
に優れた半導体チップの実装方法を提供することを目的
とする。
キバンプや異方導電シートにより、半導体チップと基板
とを電気的かつ機械的に接続する方法が有する、上記の
ような種々の問題点に鑑み、鋭意研究をした結果なされ
たものであり、半導体チップとの低い電気的抵抗及び強
い機械的接続の機能を有する半導体搭載用基板を、低コ
ストで製造提供することができ、さらに、容易で生産性
に優れた半導体チップの実装方法を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、半導体チ
ップを搭載するための半導体搭載用配線基板であって、
半導体チップを搭載する側の面に、加熱によって軟化し
接着性を発現する熱硬化性絶縁樹脂層を形成すると共
に、該熱硬化性絶縁樹脂層表面の、半導体チップの電極
と配線基板の導体配線とを接続する部位に、独立した導
体端子が形成されており、かつ前記熱硬化性絶縁樹脂層
の加熱軟化時における溶融粘度が、200〜20000
ポイズの範囲であることを特徴とする半導体搭載用基板
である。
ップを搭載するための半導体搭載用配線基板であって、
半導体チップを搭載する側の面に、加熱によって軟化し
接着性を発現する熱硬化性絶縁樹脂層を形成すると共
に、該熱硬化性絶縁樹脂層表面の、半導体チップの電極
と配線基板の導体配線とを接続する部位に、独立した導
体端子が形成されており、かつ前記熱硬化性絶縁樹脂層
の加熱軟化時における溶融粘度が、200〜20000
ポイズの範囲であることを特徴とする半導体搭載用基板
である。
【0011】また本発明の第2は、導体配線を形成した
配線基板の半導体チップを搭載する側の面に、銅箔と加
熱によって軟化し接着性を発現する熱硬化性絶縁樹脂層
から成る2層シートを、加熱加圧して貼り合わせる工程
と、前記2層シートの銅箔をエッチングして導体端子を
形成する工程とからなることを特徴とする、前記半導体
搭載用基板の製造方法である。
配線基板の半導体チップを搭載する側の面に、銅箔と加
熱によって軟化し接着性を発現する熱硬化性絶縁樹脂層
から成る2層シートを、加熱加圧して貼り合わせる工程
と、前記2層シートの銅箔をエッチングして導体端子を
形成する工程とからなることを特徴とする、前記半導体
搭載用基板の製造方法である。
【0012】さらに、本発明の第3は、前記半導体搭載
用基板の導体端子と、半導体チップの電極とを対向させ
て位置合わせする工程と、半導体チップを裏面から加熱
しながら前記半導体搭載用基板に平行に押し付け、半導
体チップの電極を導体端子に接続させると共に、導体端
子を熱硬化性絶縁樹脂層に垂直に埋没貫通させ、導体端
子を配線基板の導体配線に接続させ、同時に半導体チッ
プを配線基板に接着させる工程と、からなることを特徴
とする半導体チップの実装方法である。
用基板の導体端子と、半導体チップの電極とを対向させ
て位置合わせする工程と、半導体チップを裏面から加熱
しながら前記半導体搭載用基板に平行に押し付け、半導
体チップの電極を導体端子に接続させると共に、導体端
子を熱硬化性絶縁樹脂層に垂直に埋没貫通させ、導体端
子を配線基板の導体配線に接続させ、同時に半導体チッ
プを配線基板に接着させる工程と、からなることを特徴
とする半導体チップの実装方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を詳細
に説明する。図1は、本発明の半導体搭載用基板を得る
ための、代表的な製造方法を示す断面図である。
に説明する。図1は、本発明の半導体搭載用基板を得る
ための、代表的な製造方法を示す断面図である。
【0014】まず、配線基板11と2層シート17とを
用意する(a)。配線基板11は、少なくとも絶縁樹脂
13と、半導体チップの電極を接続するための接続端子
と、実装用基板の端子に接続するための接続端子とを含
む導体配線12から成り、必要に応じて表面にソルダー
レジスト14を形成してあっても良い。また、導体配線
12の表面には、Au、Ni、Pd、In、Pb、Sn
などの金属及びこれらの合金の被膜を、無電解メッキも
しくは電解メッキにより設けてあっても良い。ポリイミ
ド樹脂やポリエステル樹脂等を絶縁層としたフレキシブ
ル配線基板や、エポキシ樹脂やフェノール樹脂等を絶縁
層としたリジット配線基板、さらには、Al2O3やAlN
等のセラミックスを絶縁層としたセラミックス配線基板
を用いることができる。
用意する(a)。配線基板11は、少なくとも絶縁樹脂
13と、半導体チップの電極を接続するための接続端子
と、実装用基板の端子に接続するための接続端子とを含
む導体配線12から成り、必要に応じて表面にソルダー
レジスト14を形成してあっても良い。また、導体配線
12の表面には、Au、Ni、Pd、In、Pb、Sn
などの金属及びこれらの合金の被膜を、無電解メッキも
しくは電解メッキにより設けてあっても良い。ポリイミ
ド樹脂やポリエステル樹脂等を絶縁層としたフレキシブ
ル配線基板や、エポキシ樹脂やフェノール樹脂等を絶縁
層としたリジット配線基板、さらには、Al2O3やAlN
等のセラミックスを絶縁層としたセラミックス配線基板
を用いることができる。
【0015】2層シート17は、銅箔15と熱硬化性絶
縁樹脂層16の2層からなり、銅箔15の表面に、熱硬
化性絶縁樹脂ワニスを、後述の導体端子18と導体配線
12とに挟まれる部位の熱硬化性絶縁樹脂層16の厚さ
が、導体端子18の厚さに後述の表面処理19の厚さを
加えた厚さの、0.7〜1.5倍の範囲に入るように塗布
量を調整し、均一に塗布した後、乾燥して得ることがで
きる。上記の導体端子18と導体配線12とに挟まれる
部位の熱硬化性絶縁樹脂層16の厚さが、導体端子18
の厚さに表面処理19の厚さを加えた厚さの0.7倍よ
り小さいと、半導体チップの実装時に導体端子18が柱
となって、半導体チップと熱硬化性絶縁樹脂層16の間
に間隙ができて、半導体チップを接着することができ
ず、電気的信頼性が落ち易く、また1.5倍より大きい
と、導体端子18が熱硬化性絶縁樹脂層16を貫通でき
ず、導通が得られないといった問題を生じ易くなる。
縁樹脂層16の2層からなり、銅箔15の表面に、熱硬
化性絶縁樹脂ワニスを、後述の導体端子18と導体配線
12とに挟まれる部位の熱硬化性絶縁樹脂層16の厚さ
が、導体端子18の厚さに後述の表面処理19の厚さを
加えた厚さの、0.7〜1.5倍の範囲に入るように塗布
量を調整し、均一に塗布した後、乾燥して得ることがで
きる。上記の導体端子18と導体配線12とに挟まれる
部位の熱硬化性絶縁樹脂層16の厚さが、導体端子18
の厚さに表面処理19の厚さを加えた厚さの0.7倍よ
り小さいと、半導体チップの実装時に導体端子18が柱
となって、半導体チップと熱硬化性絶縁樹脂層16の間
に間隙ができて、半導体チップを接着することができ
ず、電気的信頼性が落ち易く、また1.5倍より大きい
と、導体端子18が熱硬化性絶縁樹脂層16を貫通でき
ず、導通が得られないといった問題を生じ易くなる。
【0016】熱硬化性絶縁樹脂層16に用いる樹脂とし
ては、具体的には、エポキシ系樹脂、マレイミド系樹
脂、フッ素系樹脂、アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂
などの樹脂を、1種または複数種混合して用いることが
できる。また、シート形成能に優れた熱可塑性樹脂を混
合して用いても良い。例えば、ポリアミド系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、ポリイミド系樹脂、ウレタン系樹脂、
ポリスチレン系樹脂、合成ゴム系樹脂などである。
ては、具体的には、エポキシ系樹脂、マレイミド系樹
脂、フッ素系樹脂、アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂
などの樹脂を、1種または複数種混合して用いることが
できる。また、シート形成能に優れた熱可塑性樹脂を混
合して用いても良い。例えば、ポリアミド系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、ポリイミド系樹脂、ウレタン系樹脂、
ポリスチレン系樹脂、合成ゴム系樹脂などである。
【0017】熱硬化性絶縁樹脂層の樹脂に用いる硬化剤
としては、具体的にエポキシ樹脂の例を挙げると、潜伏
性硬化剤である、ジシアンジアミド、イミダゾール化合
物、有機酸ヒドラジド、ジアミノマレオニトリル、メラ
ミン誘導体、アミンイミド化合物、芳香族ジアゾニウム
塩、ジアリルヨードニウム塩、トリアリルスルホニウム
塩、トリアリルセレニウム塩、ケチミン化合物等を、1
種または複数種混合して用いることができる。これらの
接着性を有する樹脂に、着色料や、無機充填材、各種の
カップリング剤などを添加しても良い。
としては、具体的にエポキシ樹脂の例を挙げると、潜伏
性硬化剤である、ジシアンジアミド、イミダゾール化合
物、有機酸ヒドラジド、ジアミノマレオニトリル、メラ
ミン誘導体、アミンイミド化合物、芳香族ジアゾニウム
塩、ジアリルヨードニウム塩、トリアリルスルホニウム
塩、トリアリルセレニウム塩、ケチミン化合物等を、1
種または複数種混合して用いることができる。これらの
接着性を有する樹脂に、着色料や、無機充填材、各種の
カップリング剤などを添加しても良い。
【0018】次ぎに、導体配線12を形成した配線基板
11の、半導体チップを搭載する側の面に、2層シート
17を加熱加圧してラミネートする(b)。
11の、半導体チップを搭載する側の面に、2層シート
17を加熱加圧してラミネートする(b)。
【0019】続いて、銅箔15及びソルダーレジスト1
4の両面に、感光性レジスト膜を形成し、パターン露
光、レジスト現像、銅エッチング、及び感光性レジスト
剥離の各工程を経て、導体端子18を形成する(c)。
ここで、ソルダーレジスト14の面に形成する感光性レ
ジストは、導体配線12をエッチング液から保護する目
的で施されるものである。このエッチング法による導体
端子の形成は、メッキ法にあるような導体の高さのばら
つきをなくし、導通抵抗を低くかつ安定させる目的にか
なうものである。
4の両面に、感光性レジスト膜を形成し、パターン露
光、レジスト現像、銅エッチング、及び感光性レジスト
剥離の各工程を経て、導体端子18を形成する(c)。
ここで、ソルダーレジスト14の面に形成する感光性レ
ジストは、導体配線12をエッチング液から保護する目
的で施されるものである。このエッチング法による導体
端子の形成は、メッキ法にあるような導体の高さのばら
つきをなくし、導通抵抗を低くかつ安定させる目的にか
なうものである。
【0020】最後に、導体端子18に表面処理19を施
す(d)。これは銅の酸化を防止し、電気的接続性能を
高めるために成されるもので、Au、Ni、Pd、P
b、Sn、Inなどの金属及び合金を無電解メッキする
方法や、Pb−Sn合金であればフローソルダー法で行
なうこともできる。以上のようにして、本発明の半導体
搭載用基板が得られる。
す(d)。これは銅の酸化を防止し、電気的接続性能を
高めるために成されるもので、Au、Ni、Pd、P
b、Sn、Inなどの金属及び合金を無電解メッキする
方法や、Pb−Sn合金であればフローソルダー法で行
なうこともできる。以上のようにして、本発明の半導体
搭載用基板が得られる。
【0021】次に、本発明の半導体搭載用基板に半導体
チップを実装する方法について述べる。図2は、その代
表的な例を示す図である。
チップを実装する方法について述べる。図2は、その代
表的な例を示す図である。
【0022】まず、本発明による半導体搭載用基板22
を、ボンディング装置の基板受け台24の所定の位置に
置く。次いで、チップ吸着機構を有した加熱加圧ツール
23に、半導体チップ21を吸着固定し、半導体搭載用
基板22と半導体チップ21に予め形成されてある位置
決めマークを、画像認識装置により読み取り、導体端子
25と電極26を対向させ正確に位置合わせする。位置
合わせと同時に、半導体チップ21を、加熱加圧ツール
23を介して、熱硬化性絶縁樹脂層27の溶融粘度が、
200〜20000ポイズになる温度(50〜200
℃)に加熱する(a)。必要であれば基板受け台24に
ヒーターを内蔵させ、半導体搭載用基板22の方も加熱
して、熱硬化性絶縁樹脂層27を予め軟化させておいて
もよい。
を、ボンディング装置の基板受け台24の所定の位置に
置く。次いで、チップ吸着機構を有した加熱加圧ツール
23に、半導体チップ21を吸着固定し、半導体搭載用
基板22と半導体チップ21に予め形成されてある位置
決めマークを、画像認識装置により読み取り、導体端子
25と電極26を対向させ正確に位置合わせする。位置
合わせと同時に、半導体チップ21を、加熱加圧ツール
23を介して、熱硬化性絶縁樹脂層27の溶融粘度が、
200〜20000ポイズになる温度(50〜200
℃)に加熱する(a)。必要であれば基板受け台24に
ヒーターを内蔵させ、半導体搭載用基板22の方も加熱
して、熱硬化性絶縁樹脂層27を予め軟化させておいて
もよい。
【0023】熱硬化性絶縁樹脂層27の軟化溶融粘度が
200ポイズを下回ると、絶縁樹脂のフローにより、導
体端子25が所望する位置からずれてしまったり、熱硬
化性絶縁樹脂層27の厚みが不均一になったりする。逆
に、軟化溶融粘度が20000ポイズを上回ると、加熱
加圧ツール23の所定圧では、導体端子25を熱硬化性
絶縁樹脂層27に埋没貫通させることが困難となり、導
体端子25と電極26との接続不良につながる。導体端
子25と電極26の材質の組み合わせによっては、より
高い接続性を得るために、超音波を併用することも可能
である。
200ポイズを下回ると、絶縁樹脂のフローにより、導
体端子25が所望する位置からずれてしまったり、熱硬
化性絶縁樹脂層27の厚みが不均一になったりする。逆
に、軟化溶融粘度が20000ポイズを上回ると、加熱
加圧ツール23の所定圧では、導体端子25を熱硬化性
絶縁樹脂層27に埋没貫通させることが困難となり、導
体端子25と電極26との接続不良につながる。導体端
子25と電極26の材質の組み合わせによっては、より
高い接続性を得るために、超音波を併用することも可能
である。
【0024】次いで、加熱加圧ツール23を降下させ、
半導体チップ21を半導体搭載用基板22に対して平行
に押し付ける。導体端子25と電極26が接触した時点
で、一旦加熱加圧ツール23の降下を止め、半導体チッ
プ21の熱が導体端子25を介して熱硬化性絶縁樹脂層
27に伝達され、熱硬化性絶縁樹脂層27の温度が所望
する温度及び溶融粘度になったところで、1〜30kgf
/cm2での加圧を開始する。それによって、導体端子2
5が熱硬化性絶縁樹脂層27に垂直に埋没貫通し、その
底部が半導体搭載用基板22の接続端子である導体配線
28に接続される。さらに加圧状態のまま、熱硬化性絶
縁樹脂層27が熱硬化する温度に加熱して、所定の時間
だけ維持することで、半導体チップ21と半導体搭載用
基板22は熱硬化性絶縁樹脂層27によって固着される
(b)。さらにこのとき、超音波を併用すると、導体端
子25と電極26が合金接続され、機械的強度はさらに
増す。
半導体チップ21を半導体搭載用基板22に対して平行
に押し付ける。導体端子25と電極26が接触した時点
で、一旦加熱加圧ツール23の降下を止め、半導体チッ
プ21の熱が導体端子25を介して熱硬化性絶縁樹脂層
27に伝達され、熱硬化性絶縁樹脂層27の温度が所望
する温度及び溶融粘度になったところで、1〜30kgf
/cm2での加圧を開始する。それによって、導体端子2
5が熱硬化性絶縁樹脂層27に垂直に埋没貫通し、その
底部が半導体搭載用基板22の接続端子である導体配線
28に接続される。さらに加圧状態のまま、熱硬化性絶
縁樹脂層27が熱硬化する温度に加熱して、所定の時間
だけ維持することで、半導体チップ21と半導体搭載用
基板22は熱硬化性絶縁樹脂層27によって固着される
(b)。さらにこのとき、超音波を併用すると、導体端
子25と電極26が合金接続され、機械的強度はさらに
増す。
【0025】このとき用いる熱硬化性絶縁樹脂層27
は、室温では固形であり、軟化溶融温度まで加熱すれば
導体端子25を埋没貫通させることができ、さらに高温
に加熱することにより、熱硬化すると同時に半導体チッ
プ21と半導体搭載用基板22を接着できるものであ
る。熱硬化性絶縁樹脂層27の熱硬化しない軟化溶融温
度は、50℃から200℃の範囲のものが良い。50℃
より低い軟化溶融温度の熱硬化性絶縁樹脂では、シート
表面にタックが生じ、作業性が著しく低下する。また、
200℃を越える軟化溶融温度の熱硬化性絶縁樹脂にお
いては、導体端子が熱硬化性絶縁樹脂層を貫通し、導体
間を接触させ電気的導通をはかる際、貫通する前に熱硬
化が進行する可能性があり、接続不良を起こす。一方、
熱硬化開始温度は、上記の軟化溶融温度より10℃以上
高いことが重要となる。これ以下の温度差であると温度
制御が難しく、前記同様な接続不良につながる。以上の
ようにして、半導体チップ21は半導体搭載用基板22
に電気的かつ機械的に実装される(c)。
は、室温では固形であり、軟化溶融温度まで加熱すれば
導体端子25を埋没貫通させることができ、さらに高温
に加熱することにより、熱硬化すると同時に半導体チッ
プ21と半導体搭載用基板22を接着できるものであ
る。熱硬化性絶縁樹脂層27の熱硬化しない軟化溶融温
度は、50℃から200℃の範囲のものが良い。50℃
より低い軟化溶融温度の熱硬化性絶縁樹脂では、シート
表面にタックが生じ、作業性が著しく低下する。また、
200℃を越える軟化溶融温度の熱硬化性絶縁樹脂にお
いては、導体端子が熱硬化性絶縁樹脂層を貫通し、導体
間を接触させ電気的導通をはかる際、貫通する前に熱硬
化が進行する可能性があり、接続不良を起こす。一方、
熱硬化開始温度は、上記の軟化溶融温度より10℃以上
高いことが重要となる。これ以下の温度差であると温度
制御が難しく、前記同様な接続不良につながる。以上の
ようにして、半導体チップ21は半導体搭載用基板22
に電気的かつ機械的に実装される(c)。
【0026】
【実施例】以下、実施例により更に具体的に説明する
が、本発明はこれによって何ら限定されるものではな
い。
が、本発明はこれによって何ら限定されるものではな
い。
【0027】実施例1 厚さ18μmの圧延銅箔(FX-BSH-35,三井金属鉱業(株)
製)に、エポキシ系樹脂ワニスを塗工、乾燥させ、銅箔
と厚さ40μmの熱硬化性絶縁樹脂層からなる2層シー
トを得た。この2層シートを、ポリイミド樹脂を絶縁層
としたフレキシブル配線基板の、半導体チップを搭載す
る側の面にラミネートした。得られた基材に対して、ド
ライフィルムラミネート、露光、現像、銅箔エッチン
グ、ドライフィルム剥離の各工程を経て、直径100μ
mの円柱状の導体端子が形成された半導体搭載用基板を
製造した。この時、導体端子と導体配線間の熱硬化性絶
縁樹脂層の厚さは、導体端子の0.7倍であった。
製)に、エポキシ系樹脂ワニスを塗工、乾燥させ、銅箔
と厚さ40μmの熱硬化性絶縁樹脂層からなる2層シー
トを得た。この2層シートを、ポリイミド樹脂を絶縁層
としたフレキシブル配線基板の、半導体チップを搭載す
る側の面にラミネートした。得られた基材に対して、ド
ライフィルムラミネート、露光、現像、銅箔エッチン
グ、ドライフィルム剥離の各工程を経て、直径100μ
mの円柱状の導体端子が形成された半導体搭載用基板を
製造した。この時、導体端子と導体配線間の熱硬化性絶
縁樹脂層の厚さは、導体端子の0.7倍であった。
【0028】得られた半導体搭載用基板をボンディング
装置の基板受け台におき、半導体チップを吸着固定した
上側ツールとの位置合わせの後、基板受け台と上側ツー
ルを80℃に加熱した。この温度において、上記熱硬化
性絶縁樹脂層の溶融粘度は2000ポイズであり、熱硬
化反応は起こっていなかった。その後の10kgf/cm2の
圧力での圧着により、導体端子は上記の熱硬化性絶縁樹
脂層を垂直に埋没貫通し、フレキシブル配線基板の配線
導体と接触した。さらにその後、加圧を続けた状態で、
ボンディング装置の基板受け台と上側ツールの温度を1
80℃で1分間保持し、半導体搭載用基板と半導体チッ
プを固着させた。導通抵抗は、2mΩ/導体端子1個で
あり、−50/125℃、500サイクル中で導通抵抗
値の変化はほとんどみられなかった。
装置の基板受け台におき、半導体チップを吸着固定した
上側ツールとの位置合わせの後、基板受け台と上側ツー
ルを80℃に加熱した。この温度において、上記熱硬化
性絶縁樹脂層の溶融粘度は2000ポイズであり、熱硬
化反応は起こっていなかった。その後の10kgf/cm2の
圧力での圧着により、導体端子は上記の熱硬化性絶縁樹
脂層を垂直に埋没貫通し、フレキシブル配線基板の配線
導体と接触した。さらにその後、加圧を続けた状態で、
ボンディング装置の基板受け台と上側ツールの温度を1
80℃で1分間保持し、半導体搭載用基板と半導体チッ
プを固着させた。導通抵抗は、2mΩ/導体端子1個で
あり、−50/125℃、500サイクル中で導通抵抗
値の変化はほとんどみられなかった。
【0029】実施例2 厚さ70μmの電解銅箔(VLP,三井金属鉱業(株)製)
に、エポキシ系樹脂ワニスを塗工、乾燥させ、銅箔と厚
さ80μmの熱硬化性絶縁樹脂層からなる2層シートを
得た。この2層シートを、ポリイミド樹脂を絶縁層とし
たフレキシブル配線基板の、半導体チップを搭載する側
の面にラミネートした。なお、フレキシブル配線基板の
導体配線における、導体端子と接合する箇所には、予め
6Sn/4Pbはんだを、5μmの厚みでコートしてお
いた。得られた基材に対して、ドライフィルムラミネー
ト、露光、現像、銅箔エッチング、ドライフィルム剥離
の各工程を経て、直径100μmの円柱状の導体端子が
形成された半導体搭載用基板を製造した。さらに、導体
端子の露出した表面に、無電解6Sn/4Pbはんだメ
ッキ処理を施した。この時、導体端子と導体配線間の熱
硬化性絶縁樹脂層の厚さは、導体端子の0.8倍であっ
た。
に、エポキシ系樹脂ワニスを塗工、乾燥させ、銅箔と厚
さ80μmの熱硬化性絶縁樹脂層からなる2層シートを
得た。この2層シートを、ポリイミド樹脂を絶縁層とし
たフレキシブル配線基板の、半導体チップを搭載する側
の面にラミネートした。なお、フレキシブル配線基板の
導体配線における、導体端子と接合する箇所には、予め
6Sn/4Pbはんだを、5μmの厚みでコートしてお
いた。得られた基材に対して、ドライフィルムラミネー
ト、露光、現像、銅箔エッチング、ドライフィルム剥離
の各工程を経て、直径100μmの円柱状の導体端子が
形成された半導体搭載用基板を製造した。さらに、導体
端子の露出した表面に、無電解6Sn/4Pbはんだメ
ッキ処理を施した。この時、導体端子と導体配線間の熱
硬化性絶縁樹脂層の厚さは、導体端子の0.8倍であっ
た。
【0030】得られた半導体搭載用基板をボンディング
装置の基板受け台におき、半導体チップを吸着固定した
上側ツールとの位置合わせの後、基板受け台と上側ツー
ルを150℃に加熱した。この温度において、上記熱硬
化性絶縁樹脂層の溶融粘度は900ポイズであり、熱硬
化反応は起こっていなかった。その後の12kgf/cm2の
圧力での圧着により、導体端子は上記の熱硬化性絶縁樹
脂層を垂直に埋没貫通し、フレキシブル配線基板の配線
導体と接触した。さらにその後、加圧を続けた状態で、
ボンディング装置の基板受け台と上側ツールの温度を、
200℃で1分間保持し、半導体搭載用基板と半導体チ
ップを固着させた。さらに、260℃に加熱することに
より、導体配線と導体端子の間をはんだによりろう付け
し、接合を強化した。導通抵抗は、4mΩ/導体端子1
個であり、−50/125℃、1000サイクル中で導
通抵抗値の変化はほとんどみられなかった。
装置の基板受け台におき、半導体チップを吸着固定した
上側ツールとの位置合わせの後、基板受け台と上側ツー
ルを150℃に加熱した。この温度において、上記熱硬
化性絶縁樹脂層の溶融粘度は900ポイズであり、熱硬
化反応は起こっていなかった。その後の12kgf/cm2の
圧力での圧着により、導体端子は上記の熱硬化性絶縁樹
脂層を垂直に埋没貫通し、フレキシブル配線基板の配線
導体と接触した。さらにその後、加圧を続けた状態で、
ボンディング装置の基板受け台と上側ツールの温度を、
200℃で1分間保持し、半導体搭載用基板と半導体チ
ップを固着させた。さらに、260℃に加熱することに
より、導体配線と導体端子の間をはんだによりろう付け
し、接合を強化した。導通抵抗は、4mΩ/導体端子1
個であり、−50/125℃、1000サイクル中で導
通抵抗値の変化はほとんどみられなかった。
【0031】比較例1 エポキシ系樹脂ワニスに、Au/Ni/樹脂コア(粒径
約5μm)からなる導電性微粒子を、3wt%撹拌混合
しフィルム成形して、異方導電シートを作製した。この
異方導電シートを実施例で用いたものと同じフレキシブ
ル配線板の、半導体チップを搭載する側の面に、70
℃,5kgf/cm2の条件で仮圧着した。このようにして作
製した異方導電シート付半導体搭載用基板を、ボンディ
ング装置の基板受け台におき、Auスタッドバンプ付半
導体チップを吸着固定した、上側ツールとの位置合わせ
の後、前記の異方導電シート付半導体搭載用基板とAu
スタッドバンプ付半導体チップとを、170℃,20kg
f/cm2の条件で圧着し、固着させた。半導体搭載用基板
の導体配線と半導体チップのバウプが、導電性微粒子を
介して接触した。
約5μm)からなる導電性微粒子を、3wt%撹拌混合
しフィルム成形して、異方導電シートを作製した。この
異方導電シートを実施例で用いたものと同じフレキシブ
ル配線板の、半導体チップを搭載する側の面に、70
℃,5kgf/cm2の条件で仮圧着した。このようにして作
製した異方導電シート付半導体搭載用基板を、ボンディ
ング装置の基板受け台におき、Auスタッドバンプ付半
導体チップを吸着固定した、上側ツールとの位置合わせ
の後、前記の異方導電シート付半導体搭載用基板とAu
スタッドバンプ付半導体チップとを、170℃,20kg
f/cm2の条件で圧着し、固着させた。半導体搭載用基板
の導体配線と半導体チップのバウプが、導電性微粒子を
介して接触した。
【0032】実施例1,2、および比較例1における、
半導体チップ実装後の評価結果を、まとめて表1に示し
た。この結果から、本発明の半導体搭載用基板を用いる
ことにより、従来の異方導電シートを用いる実装方法に
比較して、端子1個あたりの導通抵抗や、TC試験(温
度サイクル試験)における抵抗値の上昇が大幅に低減さ
れ、TC試験における断線不良の発生は殆どなくなり、
本発明の半導体搭載用基板が極めて優れたものであるこ
とが分かる。
半導体チップ実装後の評価結果を、まとめて表1に示し
た。この結果から、本発明の半導体搭載用基板を用いる
ことにより、従来の異方導電シートを用いる実装方法に
比較して、端子1個あたりの導通抵抗や、TC試験(温
度サイクル試験)における抵抗値の上昇が大幅に低減さ
れ、TC試験における断線不良の発生は殆どなくなり、
本発明の半導体搭載用基板が極めて優れたものであるこ
とが分かる。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
半導体チップとの電気的及び機械的接続の機能に優れた
半導体搭載用基板を、低コストで製造提供することがで
き、さらに、容易で生産性に優れた実装方法をも提供す
ることができる。
半導体チップとの電気的及び機械的接続の機能に優れた
半導体搭載用基板を、低コストで製造提供することがで
き、さらに、容易で生産性に優れた実装方法をも提供す
ることができる。
【図1】 本発明による半導体搭載用基板の、代表的な
製造方法を示す断面図である。
製造方法を示す断面図である。
【図2】 本発明による半導体搭載用基板を用いた実装
方法の、代表的な例を示す断面図である。
方法の、代表的な例を示す断面図である。
【図3】 従来の導電性微粒子を分散した異方導電シー
トを用いた、半導体チップ実装方法の代表例を示す断面
図である。
トを用いた、半導体チップ実装方法の代表例を示す断面
図である。
【図4】 従来の貫通穴に導電体を充填した樹脂フィル
ムを用いた、半導体チップ実装方法の代表例を示す断面
図である。
ムを用いた、半導体チップ実装方法の代表例を示す断面
図である。
11 配線基板 12,28,36,47 導体配線 13 絶縁樹脂 14 ソルダーレジスト 15 銅箔 16,27 熱硬化性絶縁樹脂層 17 2層シート 18,25 導体端子 19 表面処理 21,31,41 半導体チップ 22,32,42 半導体搭載用基板 23 加熱加圧ツール 24 基板受け台 26,34,44 電極 33 導電性微粒子を分散した異方
導電シート 35 導電性微粒子 43 貫通穴を導電体で充填した樹
脂フィルム 45 導電体 46 接着層
導電シート 35 導電性微粒子 43 貫通穴を導電体で充填した樹
脂フィルム 45 導電体 46 接着層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 謙介 東京都品川区東品川2丁目5番8号 住友 ベークライト株式会社内 Fターム(参考) 5E319 AA03 AB05 BB20 CC01 CD04 5F044 KK02 KK03 KK04 KK07 KK13 KK17 KK18 KK19 KK21 PP16 PP17 PP19
Claims (5)
- 【請求項1】 半導体チップを搭載するための半導体搭
載用配線基板であって、半導体チップを搭載する側の面
に、加熱によって軟化し接着性を発現する熱硬化性絶縁
樹脂層を形成すると共に、該熱硬化性絶縁樹脂層表面
の、半導体チップの電極と配線基板の導体配線とを接続
する部位に、独立した導体端子が形成されており、かつ
前記熱硬化性絶縁樹脂層の加熱軟化時における溶融粘度
が、200〜20000ポイズの範囲であることを特徴
とする半導体搭載用基板。 - 【請求項2】 導体端子の厚さが、その直下に形成され
た熱硬化性絶縁樹脂層の厚さの、0.7〜1.5倍の範囲
であることを特徴とする、請求項1記載の半導体搭載用
基板。 - 【請求項3】 導体配線を形成した配線基板の半導体チ
ップを搭載する側の面に、銅箔と加熱によって軟化し接
着性を発現する熱硬化性絶縁樹脂層から成る2層シート
を、加熱加圧して貼り合わせる工程と、前記2層シート
の銅箔をエッチングして導体端子を形成する工程とから
なることを特徴とする、請求項1または請求項2記載の
半導体搭載用基板の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1記載の半導体搭載用基板の導体
端子と、半導体チップの電極とを対向させて位置合わせ
する工程と、半導体チップを裏面から加熱しながら前記
半導体搭載用基板に平行に押し付け、半導体チップの電
極を導体端子に接続させると共に、導体端子を熱硬化性
絶縁樹脂層に垂直に埋没貫通させ、導体端子を配線基板
の導体配線に接続させて、同時に半導体チップを配線基
板に接着させる工程と、からなることを特徴とする半導
体チップの実装方法。 - 【請求項5】 半導体チップを裏面から加熱しながら、
導体端子を熱硬化性絶縁樹脂層に垂直に埋没貫通させる
際における、該熱硬化性絶縁樹脂の溶融粘度が、200
〜20000ポイズの範囲であることを特徴とする、請
求項4記載の半導体チップの実装方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11130654A JP2000323620A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | 半導体搭載用基板とその製造方法及び半導体チップの実装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11130654A JP2000323620A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | 半導体搭載用基板とその製造方法及び半導体チップの実装方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000323620A true JP2000323620A (ja) | 2000-11-24 |
Family
ID=15039428
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11130654A Pending JP2000323620A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | 半導体搭載用基板とその製造方法及び半導体チップの実装方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000323620A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6696764B2 (en) | 2002-01-24 | 2004-02-24 | Nec Electronics Corporation | Flip chip type semiconductor device and method of manufacturing the same |
| JP2012243862A (ja) * | 2011-05-17 | 2012-12-10 | Kyocera Corp | 電子装置及びその製造方法 |
-
1999
- 1999-05-11 JP JP11130654A patent/JP2000323620A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6696764B2 (en) | 2002-01-24 | 2004-02-24 | Nec Electronics Corporation | Flip chip type semiconductor device and method of manufacturing the same |
| JP2012243862A (ja) * | 2011-05-17 | 2012-12-10 | Kyocera Corp | 電子装置及びその製造方法 |
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