JP2000324084A - Cdma伝送方式およびその伝送方式を用いた無線機 - Google Patents
Cdma伝送方式およびその伝送方式を用いた無線機Info
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- JP2000324084A JP2000324084A JP13189599A JP13189599A JP2000324084A JP 2000324084 A JP2000324084 A JP 2000324084A JP 13189599 A JP13189599 A JP 13189599A JP 13189599 A JP13189599 A JP 13189599A JP 2000324084 A JP2000324084 A JP 2000324084A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 CDMA伝送方式において、フェーディング
周波数の増大を抑制し、通信品質の向上を図る。 【解決手段】 送信側において、1次変調波のシンボル
区間の端部領域の位相を連続的に変化させ、シンボル区
間の端部領域における位相の値の急激な変動を排除し
て、フェーディング周波数の増大を抑制し、受信側にお
いて、シンボル区間中心付近の歪みの少ない区間を復調
区間とし、その復調区間の受信信号を用いて復調を行
う。
周波数の増大を抑制し、通信品質の向上を図る。 【解決手段】 送信側において、1次変調波のシンボル
区間の端部領域の位相を連続的に変化させ、シンボル区
間の端部領域における位相の値の急激な変動を排除し
て、フェーディング周波数の増大を抑制し、受信側にお
いて、シンボル区間中心付近の歪みの少ない区間を復調
区間とし、その復調区間の受信信号を用いて復調を行
う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA(Code
Division Multiple Access)伝送方式およびその伝送
方式を用いた無線機に関する。
Division Multiple Access)伝送方式およびその伝送
方式を用いた無線機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車電話や携帯電話等の移動通
信の分野において、CDMA伝送方式を用いたものが実
用化されている。図10に、一般的なCDMA送信機の
概要構成を示す。図中、入力端子100からパイロット
信号に用いる既知なる値、ならびにn個の情報入力端子
101〜10nから情報値が、それぞれ対応する位相変
調回路(MOD)110ならびに111〜11nに入力
される。入力情報の個数nは、同時多元接続する通信数
を意味する。
信の分野において、CDMA伝送方式を用いたものが実
用化されている。図10に、一般的なCDMA送信機の
概要構成を示す。図中、入力端子100からパイロット
信号に用いる既知なる値、ならびにn個の情報入力端子
101〜10nから情報値が、それぞれ対応する位相変
調回路(MOD)110ならびに111〜11nに入力
される。入力情報の個数nは、同時多元接続する通信数
を意味する。
【0003】各々の位相変調回路は、入力される情報に
対応して、キャリア信号を位相変調して、入力端子10
0〜10nからの信号に対応するn+1個の1次変調波
を生成する。拡散回路(SS)120〜12nは、それ
ぞれ、対応する1次変調波と、拡散符号発生回路(C
G)130〜13nから印加される拡散符号列との積
を、拡散符号列の時間期間(チップ期間)において同期
して求め、求めた積を拡散符号として出力する。なお、
拡散符号発生回路(CG)130〜13nが生成する拡
散符号列は、それぞれ直交している。また、拡散符号発
生回路(CG)130〜13nは、符号長Nがn+1以
上のWalsh関数の各行に対応する拡散符号系列を1
シンボル期間内で、それぞれセグメント数だけ繰り返し
発生する。
対応して、キャリア信号を位相変調して、入力端子10
0〜10nからの信号に対応するn+1個の1次変調波
を生成する。拡散回路(SS)120〜12nは、それ
ぞれ、対応する1次変調波と、拡散符号発生回路(C
G)130〜13nから印加される拡散符号列との積
を、拡散符号列の時間期間(チップ期間)において同期
して求め、求めた積を拡散符号として出力する。なお、
拡散符号発生回路(CG)130〜13nが生成する拡
散符号列は、それぞれ直交している。また、拡散符号発
生回路(CG)130〜13nは、符号長Nがn+1以
上のWalsh関数の各行に対応する拡散符号系列を1
シンボル期間内で、それぞれセグメント数だけ繰り返し
発生する。
【0004】n+1個の拡散信号ならびに、各種の制御
信号は、次いで総和回路(SUM)140において、総
和される。総和回路(SUM)140の出力は、帯域制
限回路(BPF)141により帯域制限され、送信回路
(TX)142において必要に応じて周波数変換し電力
増幅して送信される。ここで、図10における位相変調
回路(MOD)110〜11nの動作を、以下に詳細に
説明する。位相変調回路(MOD)110〜11nのそ
れぞれは、図11に示す1次変調波とシンボル構造のよ
うに、一定時間Tでキャリア信号を分割し、各期間の位
相を図12に示すQPSKのビット配置あるいは、図1
3に示すオフセットQPSKのビット配置に従い、1期
間で伝送するシンボル値00、01、10、11に1対
1に対応するようにキャリア信号の位相を変調して1次
変調波を生成する。
信号は、次いで総和回路(SUM)140において、総
和される。総和回路(SUM)140の出力は、帯域制
限回路(BPF)141により帯域制限され、送信回路
(TX)142において必要に応じて周波数変換し電力
増幅して送信される。ここで、図10における位相変調
回路(MOD)110〜11nの動作を、以下に詳細に
説明する。位相変調回路(MOD)110〜11nのそ
れぞれは、図11に示す1次変調波とシンボル構造のよ
うに、一定時間Tでキャリア信号を分割し、各期間の位
相を図12に示すQPSKのビット配置あるいは、図1
3に示すオフセットQPSKのビット配置に従い、1期
間で伝送するシンボル値00、01、10、11に1対
1に対応するようにキャリア信号の位相を変調して1次
変調波を生成する。
【0005】ここに、1次変調波は、QPSK、オフセ
ットQPSKなどの位相変調した信号の総称とする。さ
らに、1次変調波として、上記のようにQPSKが用い
られる場合、QPSK波の位相は、0、90、180、
270度(あるいは、0、±90、180度)の4種の
値をとり、また、オフセットQPSKが用いられる場
合、QPSK波の位相情報は、45、135、225、
315度(あるいは、±45、±135度)の4種の値
をとるものとする。位相差は、360度の剰余値であ
り、QPSKとオフセットQPSK波の位相は、全位相
空間を最大に分割するように設定されており、例えば基
準位相をQPSKでは0度、オフセットQPSKでは4
5度と考えれば、全ての位相は互いに90度ずつ離れて
いる。1次変調波の4種の位相を状態00、01、1
0、11と対応させれば、送信ビット系列を2ビットず
つ纏めたダイビットに対応させることができ、1シンボ
ルで2ビットずつ送信できる。
ットQPSKなどの位相変調した信号の総称とする。さ
らに、1次変調波として、上記のようにQPSKが用い
られる場合、QPSK波の位相は、0、90、180、
270度(あるいは、0、±90、180度)の4種の
値をとり、また、オフセットQPSKが用いられる場
合、QPSK波の位相情報は、45、135、225、
315度(あるいは、±45、±135度)の4種の値
をとるものとする。位相差は、360度の剰余値であ
り、QPSKとオフセットQPSK波の位相は、全位相
空間を最大に分割するように設定されており、例えば基
準位相をQPSKでは0度、オフセットQPSKでは4
5度と考えれば、全ての位相は互いに90度ずつ離れて
いる。1次変調波の4種の位相を状態00、01、1
0、11と対応させれば、送信ビット系列を2ビットず
つ纏めたダイビットに対応させることができ、1シンボ
ルで2ビットずつ送信できる。
【0006】一方、シンボル期間Tは、シンボルレート
の逆数で定義される量であり、シンボルレートが32k
シンボル/秒(以降、シンボル/秒をspsと記述す
る)の場合には、T=31.25μ秒となる。従って、
シンボルレートが32kspsの場合、QPSKの伝送
速度は、64kビット/秒(以降、ビット/秒をbps
と記述する)となる。
の逆数で定義される量であり、シンボルレートが32k
シンボル/秒(以降、シンボル/秒をspsと記述す
る)の場合には、T=31.25μ秒となる。従って、
シンボルレートが32kspsの場合、QPSKの伝送
速度は、64kビット/秒(以降、ビット/秒をbps
と記述する)となる。
【0007】次に、図10の拡散回路(SS)120〜
120nの動作を説明する。上記のように、QPSKあ
るいはオフセットQPSKの各4種の位相を表現するに
は、シンボル期間T内のキャリアの波形として互いに9
0度ずつ異なる各4種の波形が必要であり、これら各4
種の波形を記述するためには最小でもシンボル期間あた
り4以上のサンプル数が必要となる。ここでは、シンボ
ル期間あたりのサンプル数を4として説明する。
120nの動作を説明する。上記のように、QPSKあ
るいはオフセットQPSKの各4種の位相を表現するに
は、シンボル期間T内のキャリアの波形として互いに9
0度ずつ異なる各4種の波形が必要であり、これら各4
種の波形を記述するためには最小でもシンボル期間あた
り4以上のサンプル数が必要となる。ここでは、シンボ
ル期間あたりのサンプル数を4として説明する。
【0008】今、図14に示すように、1次変調波の各
シンボル期間を、互いに等しい時間区間のセグメント0
からセグメント3までの4個のセグメント区間に分割す
る。ここで、セグメントとは、各シンボル期間内におけ
る単一の拡散符号列における最初の符号から最後の符号
までの期間を意味する。さらに、各セグメント区間を、
図15に示すように、拡散符号列の符号数に等しい数の
チップ区間に分割する。また、チップ値は、各チップ区
間における1次変調波と拡散符号値との積で与えられる
ものとする。1次変調波が時間関数であるので、チップ
値の時間分解能は、チップ期間τとなる。しかし、CD
MA伝送においては、拡散操作と、後で説明する受信側
での拡散操作を施すため、伝送する情報の時間分解能
は、セグメント期間τNとなる。ここに、Nは符号長で
ある。
シンボル期間を、互いに等しい時間区間のセグメント0
からセグメント3までの4個のセグメント区間に分割す
る。ここで、セグメントとは、各シンボル期間内におけ
る単一の拡散符号列における最初の符号から最後の符号
までの期間を意味する。さらに、各セグメント区間を、
図15に示すように、拡散符号列の符号数に等しい数の
チップ区間に分割する。また、チップ値は、各チップ区
間における1次変調波と拡散符号値との積で与えられる
ものとする。1次変調波が時間関数であるので、チップ
値の時間分解能は、チップ期間τとなる。しかし、CD
MA伝送においては、拡散操作と、後で説明する受信側
での拡散操作を施すため、伝送する情報の時間分解能
は、セグメント期間τNとなる。ここに、Nは符号長で
ある。
【0009】図15に示す拡散信号の波形は、拡散符号
列として、符号長32のWalsh関数の第1の符号列
を用いた場合を示している。拡散符号列としては、必ず
しもWalsh関数を用いる必要はないが、互いに直交
していることが必要である。ここに、符号列の内積がゼ
ロになる場合に、その符号列が直交しているという。以
下、符号長として32のWalsh符号列について説明
する。
列として、符号長32のWalsh関数の第1の符号列
を用いた場合を示している。拡散符号列としては、必ず
しもWalsh関数を用いる必要はないが、互いに直交
していることが必要である。ここに、符号列の内積がゼ
ロになる場合に、その符号列が直交しているという。以
下、符号長として32のWalsh符号列について説明
する。
【0010】まず、第0〜第2のWalsh符号列を例
にとって、その直交性について説明する。第0〜第2の
Walsh符号列は、それぞれ次のように与えられる。 第0の符号列:(−1、−1、−1、−1、…、−1、
−1、−1、−1) 第1の符号列:(−1、 1、−1、 1、…、−1、
1、−1、 1) 第2の符号列:(−1、−1、 1、 1、…、−1、
−1、 1、 1) 第0と第1のWalsh符号列の内積(0、1)、第1
と第2のWalsh符号列の内積(1、2)、第0と第
2のWalsh符号列の内積(0、2)は、次のように
計算できる。すなわち、 内積(0、1)=1−1+1−1+…+1−1+1−1
=0 内積(1、2)=1−1−1+1+…+1−1−1+1
=0 内積(0、2)=1+1−1−1+…+1+1−1−1
=0 となる。これら内積が全て0となることから、Wals
h関数の符号列が互いに直交していることが明らかにな
る。
にとって、その直交性について説明する。第0〜第2の
Walsh符号列は、それぞれ次のように与えられる。 第0の符号列:(−1、−1、−1、−1、…、−1、
−1、−1、−1) 第1の符号列:(−1、 1、−1、 1、…、−1、
1、−1、 1) 第2の符号列:(−1、−1、 1、 1、…、−1、
−1、 1、 1) 第0と第1のWalsh符号列の内積(0、1)、第1
と第2のWalsh符号列の内積(1、2)、第0と第
2のWalsh符号列の内積(0、2)は、次のように
計算できる。すなわち、 内積(0、1)=1−1+1−1+…+1−1+1−1
=0 内積(1、2)=1−1−1+1+…+1−1−1+1
=0 内積(0、2)=1+1−1−1+…+1+1−1−1
=0 となる。これら内積が全て0となることから、Wals
h関数の符号列が互いに直交していることが明らかにな
る。
【0011】一方、Walsh符号列自信の内積は、次
のように計算できる。すなわち、 内積(0、0)=1+1+1+1+…+1+1+1+1
=32 内積(1、1)=1+1+1+1+…+1+1+1+1
=32 内積(2、2)=1+1+1+1+…+1+1+1+1
=32 となり、符号長32で正規化した、全ての符号列自身の
内積は、常に単位1となる。これは、符号列としてWa
lsh符号列を用いる場合には、拡散符号列と逆拡散符
号列として、互いに同じWalsh符号列を用いること
ができることを意味している。
のように計算できる。すなわち、 内積(0、0)=1+1+1+1+…+1+1+1+1
=32 内積(1、1)=1+1+1+1+…+1+1+1+1
=32 内積(2、2)=1+1+1+1+…+1+1+1+1
=32 となり、符号長32で正規化した、全ての符号列自身の
内積は、常に単位1となる。これは、符号列としてWa
lsh符号列を用いる場合には、拡散符号列と逆拡散符
号列として、互いに同じWalsh符号列を用いること
ができることを意味している。
【0012】今、あるセグメント期間において、上記に
示す第0〜第2のWalsh符号列を用いて3個の情報
を多重伝送する場合を想定する。第0のWalsh符号
列を用いて値aを、第1のWalsh符号列を用いて値
bを、第3のWalsh符号列を用いて値cを伝送して
いるものとすれば、総和回路(SUM)140へ入力さ
れる情報(総和信号(0、1、2))を、チップ対応に
記述すれば、次のようになる。 総和信号(0、1、2) =a(−1、−1、−1、−1、…、−1、−1、−
1、−1)+b(−1、 1、−1、 1、…、−1、
1、−1、 1)+c(−1、−1、 1、 1、
…、−1、−1、 1、 1) 受信側で、総和信号が正しく受信できるものとすれば、
受信した総和信号に拡散符号列を乗じて、対応するセグ
メントの1次変調信号の値が、次に示すように求まる。
示す第0〜第2のWalsh符号列を用いて3個の情報
を多重伝送する場合を想定する。第0のWalsh符号
列を用いて値aを、第1のWalsh符号列を用いて値
bを、第3のWalsh符号列を用いて値cを伝送して
いるものとすれば、総和回路(SUM)140へ入力さ
れる情報(総和信号(0、1、2))を、チップ対応に
記述すれば、次のようになる。 総和信号(0、1、2) =a(−1、−1、−1、−1、…、−1、−1、−
1、−1)+b(−1、 1、−1、 1、…、−1、
1、−1、 1)+c(−1、−1、 1、 1、
…、−1、−1、 1、 1) 受信側で、総和信号が正しく受信できるものとすれば、
受信した総和信号に拡散符号列を乗じて、対応するセグ
メントの1次変調信号の値が、次に示すように求まる。
【0013】すなわち、第0のWalsh符号列に対応
する値は、総和信号(0、1、2)と第0のWalsh
符号列の内積で次のように与えられる。総和信号(0、
1、2)・ 第0のWalsh符号列 =−(−a−b−c)−(−a+b−c)−(−a−b
+c)…−(−a−b−c)−(−a+b−c)−(−
a−b+c)−(−a+b+c)=32a となる。従って、総和信号(0、1、2)・第0のWa
lsh符号列との内積を符号長32で正規化すれば、値
aが正しく受信され、値bと値cは完全に抑圧され混信
することなく正しく受信できることが明らかになる。
する値は、総和信号(0、1、2)と第0のWalsh
符号列の内積で次のように与えられる。総和信号(0、
1、2)・ 第0のWalsh符号列 =−(−a−b−c)−(−a+b−c)−(−a−b
+c)…−(−a−b−c)−(−a+b−c)−(−
a−b+c)−(−a+b+c)=32a となる。従って、総和信号(0、1、2)・第0のWa
lsh符号列との内積を符号長32で正規化すれば、値
aが正しく受信され、値bと値cは完全に抑圧され混信
することなく正しく受信できることが明らかになる。
【0014】同様に、第1のWalsh符号列に対応す
る値は、総和信号(0、1、2)と第1のWalsh符
号列の内積で与えられ、その値は32bとなり、第2の
Walsh符号列に対応する値は、総和信号(0、1、
2)と第2のWalsh符号列の内積で与えられ、その
値は32cとなる。従って、総和信号(0、1、2)と
第1のWalsh符号列の内積を符号長32で正規化す
れば、値bが正しく受信され、総和信号(0、1、2)
と第2のWalsh符号列の内積を符号長32で正規化
すれば、値cが正しく受信される。
る値は、総和信号(0、1、2)と第1のWalsh符
号列の内積で与えられ、その値は32bとなり、第2の
Walsh符号列に対応する値は、総和信号(0、1、
2)と第2のWalsh符号列の内積で与えられ、その
値は32cとなる。従って、総和信号(0、1、2)と
第1のWalsh符号列の内積を符号長32で正規化す
れば、値bが正しく受信され、総和信号(0、1、2)
と第2のWalsh符号列の内積を符号長32で正規化
すれば、値cが正しく受信される。
【0015】このように、拡散符号列が互いに直交する
限り、拡散符号列の数だけ多元接続でき、かつ拡散符号
列が一致する場合だけ通信することができる。なお、図
15におけるシンボル区間1のセグメント0における1
次変調波は、0〜1の正なる値であり、セグメント1に
おける1次変調波は、0〜−1の負なる値であるので、
同図における対応するシンボル区間1のセグメント0の
チップ値の符号は負、正の交番に、セグメント1のチッ
プ値の符号は正、負の交番に変化する。
限り、拡散符号列の数だけ多元接続でき、かつ拡散符号
列が一致する場合だけ通信することができる。なお、図
15におけるシンボル区間1のセグメント0における1
次変調波は、0〜1の正なる値であり、セグメント1に
おける1次変調波は、0〜−1の負なる値であるので、
同図における対応するシンボル区間1のセグメント0の
チップ値の符号は負、正の交番に、セグメント1のチッ
プ値の符号は正、負の交番に変化する。
【0016】拡散信号のチップレートは、符号長が32
の場合には、32ksps・4セグメント・32チップ
/セグメント=4.096Mチップ/秒となる(以降、
チップ/秒をcpsと記述する)。全ての拡散信号は、
各チップ区間において同期して変化するので、チップ値
の総和をチップ区間における信号値とする総和信号は、
チップ区間内では一定値を示す波形となる。従って、3
2チャネルを同時通信する2Mbpsの最大情報速度の
場合でも、1チャネルの64kbpsの最小情報速度で
伝送している場合でも、伝送情報速度には関係なく、チ
ップレートは常に一定の4.096Mcpsとなる。
の場合には、32ksps・4セグメント・32チップ
/セグメント=4.096Mチップ/秒となる(以降、
チップ/秒をcpsと記述する)。全ての拡散信号は、
各チップ区間において同期して変化するので、チップ値
の総和をチップ区間における信号値とする総和信号は、
チップ区間内では一定値を示す波形となる。従って、3
2チャネルを同時通信する2Mbpsの最大情報速度の
場合でも、1チャネルの64kbpsの最小情報速度で
伝送している場合でも、伝送情報速度には関係なく、チ
ップレートは常に一定の4.096Mcpsとなる。
【0017】このようにして、情報信号ならびに必要な
制御信号に対応する複数個の拡散信号を、図10に示す
ように、拡散符号発生回路(CG)130〜130nか
ら出力される互いに直交する拡散符号列を用いて、拡散
回路(SS)120〜12nで生成し、次いで複数個の
拡散符号の総和を総和回路(SUM)140で求め、求
めた総和信号を必要に応じて送信回路(TX)において
周波数変換と電力増幅して、CDMA信号として送信す
る。
制御信号に対応する複数個の拡散信号を、図10に示す
ように、拡散符号発生回路(CG)130〜130nか
ら出力される互いに直交する拡散符号列を用いて、拡散
回路(SS)120〜12nで生成し、次いで複数個の
拡散符号の総和を総和回路(SUM)140で求め、求
めた総和信号を必要に応じて送信回路(TX)において
周波数変換と電力増幅して、CDMA信号として送信す
る。
【0018】なお、CDMA信号の矩形波を正確に伝送
するためには、チップレートの数倍の周波数帯が必要に
なるが、図10に示すように、帯域制限回路(BPF)
141の機能としてバンドパスフィルタ操作が実施さ
れ、チップレート程度に周波数帯域幅が制限される。こ
こで、上記のように送信回路(TX)から送信された電
波が、理想的な電波伝播路を経て通信されることは、一
般的に、ほとんどない。自動車電話や携帯電話等の移動
通信では、送信機自体が移動するのでドップラーシフト
が生じ、キャリア周波数が偏移する。あるいは、複数の
電波伝播路を経て受信されることにより、受信波の位相
や振幅が時間とともに変化するフェーディング現象が生
じたりする。
するためには、チップレートの数倍の周波数帯が必要に
なるが、図10に示すように、帯域制限回路(BPF)
141の機能としてバンドパスフィルタ操作が実施さ
れ、チップレート程度に周波数帯域幅が制限される。こ
こで、上記のように送信回路(TX)から送信された電
波が、理想的な電波伝播路を経て通信されることは、一
般的に、ほとんどない。自動車電話や携帯電話等の移動
通信では、送信機自体が移動するのでドップラーシフト
が生じ、キャリア周波数が偏移する。あるいは、複数の
電波伝播路を経て受信されることにより、受信波の位相
や振幅が時間とともに変化するフェーディング現象が生
じたりする。
【0019】そこで、受信側において、CDMA受信機
は、受信、同期検波、受信制御、復調、逆拡散、位相補
正、判断等の主要回路で構成される。図16において、
受信制御回路(CNT)204は、受信信号から受信機
の制御に必要な各種制御信号を検出し、ならびに受信に
必要な複数個の逆拡散符号列を出力する。同期検出回路
(SYNC)203は、受信信号から、キャリア再生
波、チップ同期信号、セグメント同期信号、ならびにシ
ンボル同期信号等を出力する。
は、受信、同期検波、受信制御、復調、逆拡散、位相補
正、判断等の主要回路で構成される。図16において、
受信制御回路(CNT)204は、受信信号から受信機
の制御に必要な各種制御信号を検出し、ならびに受信に
必要な複数個の逆拡散符号列を出力する。同期検出回路
(SYNC)203は、受信信号から、キャリア再生
波、チップ同期信号、セグメント同期信号、ならびにシ
ンボル同期信号等を出力する。
【0020】復調回路(deMOD)201は、図17
に示す構成を有している。同図において、受信回路(R
X)200と接続される入力端子2010に印加される
受信波は、乗算器2011、2012に入力される。こ
こで、復調回路(deMOD)201は、同期検波方式
を一般に用いており、キャリア再生波202と受信波と
の積を乗算器2011で求め、続いてキャリア周期毎に
アキュムレータ2014で累積したキャリア周期毎の内
積を求め、求めた内積をラッチレジスタ(REG)20
16で取り込み、キャリア周期期間だけ保持し、ラッチ
レジスタ(REG)2016で保持した値を1次変調波
の復調信号の同相成分i(t)としてキャリア周期毎に
出力する。同時に、復調回路(deMOD)201は、
キャリア再生波202を移相器2013で90度移相し
た直交キャリア信号と受信波との積を乗算器2012で
求め、続いてキャリア周期毎にアキュムレータ2015
で累積してキャリア周期毎の内積を求め、求めた内積を
ラッチレジスタ(REG)2017で取り込み、キャリ
ア周期期間だけ保持し、ラッチレジスタ(REG)20
17で保持した値を1次変調波の復調信号の直交成分q
(t)としてキャリア周期毎に出力する。アキュムレー
タ2014、2015に入力される信号Rは、制御端子
2018からキャリア周期毎に入力される累積リセット
信号であり、この累積リセット信号Rの前縁で、アキュ
ムレータ2016、2017は入力値を保持する。
に示す構成を有している。同図において、受信回路(R
X)200と接続される入力端子2010に印加される
受信波は、乗算器2011、2012に入力される。こ
こで、復調回路(deMOD)201は、同期検波方式
を一般に用いており、キャリア再生波202と受信波と
の積を乗算器2011で求め、続いてキャリア周期毎に
アキュムレータ2014で累積したキャリア周期毎の内
積を求め、求めた内積をラッチレジスタ(REG)20
16で取り込み、キャリア周期期間だけ保持し、ラッチ
レジスタ(REG)2016で保持した値を1次変調波
の復調信号の同相成分i(t)としてキャリア周期毎に
出力する。同時に、復調回路(deMOD)201は、
キャリア再生波202を移相器2013で90度移相し
た直交キャリア信号と受信波との積を乗算器2012で
求め、続いてキャリア周期毎にアキュムレータ2015
で累積してキャリア周期毎の内積を求め、求めた内積を
ラッチレジスタ(REG)2017で取り込み、キャリ
ア周期期間だけ保持し、ラッチレジスタ(REG)20
17で保持した値を1次変調波の復調信号の直交成分q
(t)としてキャリア周期毎に出力する。アキュムレー
タ2014、2015に入力される信号Rは、制御端子
2018からキャリア周期毎に入力される累積リセット
信号であり、この累積リセット信号Rの前縁で、アキュ
ムレータ2016、2017は入力値を保持する。
【0021】復調回路(deMOD)201からの復調
信号の同相成分i(t)、直交成分q(t)は、図16
に示すように、n+1個の逆拡散回路(deSS)21
0〜21nに入力される。図18に、この拡散回路(d
eSS)210〜21nの1つの構成例を示す。入力端
子2100、2101に復調信号の同相成分i(t)、
復調信号の直交成分q(t)がそれぞれ入力される。乗
算器2102、2103は、チップ同期信号に従い、そ
れぞれ復調信号の同相成分i(t)、復調信号の直交成
分q(t)と、端子22iから入力される第i番の逆拡
散符号列との積を求め、セグメント同期信号に従い積の
累積をセグメント毎に求める。
信号の同相成分i(t)、直交成分q(t)は、図16
に示すように、n+1個の逆拡散回路(deSS)21
0〜21nに入力される。図18に、この拡散回路(d
eSS)210〜21nの1つの構成例を示す。入力端
子2100、2101に復調信号の同相成分i(t)、
復調信号の直交成分q(t)がそれぞれ入力される。乗
算器2102、2103は、チップ同期信号に従い、そ
れぞれ復調信号の同相成分i(t)、復調信号の直交成
分q(t)と、端子22iから入力される第i番の逆拡
散符号列との積を求め、セグメント同期信号に従い積の
累積をセグメント毎に求める。
【0022】ここで、iはi番目のチャネルであること
を示す、また、第i番の逆拡散符号列とは、送信側で用
いた第i番の拡散符号列に対応する逆拡散符号列をい
い、Walsh関数を用いる場合には逆拡散符号列と拡
散符号列は互いに等しくなっている。なお、図16に示
すように、逆拡散回路201〜20nのそれぞれの端子
220〜22nには、対応する逆拡散符号列が入力され
る。
を示す、また、第i番の逆拡散符号列とは、送信側で用
いた第i番の拡散符号列に対応する逆拡散符号列をい
い、Walsh関数を用いる場合には逆拡散符号列と拡
散符号列は互いに等しくなっている。なお、図16に示
すように、逆拡散回路201〜20nのそれぞれの端子
220〜22nには、対応する逆拡散符号列が入力され
る。
【0023】続いて、図18において、乗算器210
2、2103の出力は、アキュムレータ2014、20
15で累積される。アキュムレータ2104、2105
には、端子2110から累積リセット信号Rがセグメン
ト毎に入力される。アキュムレータ2104、2105
の出力は、それぞれ符号長で正規化され、ラッチレジス
タ(REG)2106、2107でセグメント区間保持
される逆拡散信号の同相成分Ii ' (t)ならびに逆拡
散信号の直交成分Qi ' (t)として出力端子210
8、2109から出力される。
2、2103の出力は、アキュムレータ2014、20
15で累積される。アキュムレータ2104、2105
には、端子2110から累積リセット信号Rがセグメン
ト毎に入力される。アキュムレータ2104、2105
の出力は、それぞれ符号長で正規化され、ラッチレジス
タ(REG)2106、2107でセグメント区間保持
される逆拡散信号の同相成分Ii ' (t)ならびに逆拡
散信号の直交成分Qi ' (t)として出力端子210
8、2109から出力される。
【0024】なお、拡散符号列は互いに直交しているの
で、逆拡散符号列が送信の拡散符号列に一致する場合に
は、逆拡散回路210〜21nの出力は、有限な値を出
力し、正しく受信できる。逆拡散符号列が送信の拡散符
号列に一致しない場合には、逆拡散回路210〜21n
の出力は、常にゼロとなり、受信信号を結果的に出力し
ない。
で、逆拡散符号列が送信の拡散符号列に一致する場合に
は、逆拡散回路210〜21nの出力は、有限な値を出
力し、正しく受信できる。逆拡散符号列が送信の拡散符
号列に一致しない場合には、逆拡散回路210〜21n
の出力は、常にゼロとなり、受信信号を結果的に出力し
ない。
【0025】同時多元接続のn個の情報チャネルに関す
る逆拡散信号の同相成分Ii ' (t)と逆拡散信号の直
交成分Qi ' (t)は、逆拡散回路211〜21nから
それぞれ出力される。また、これらnチャネルに共通な
パイロット信号に関する逆拡散信号の同相成分I0 '
(t)ならびに逆拡散信号の直交成分Q0 ' (t)は、
逆拡散回路210から出力される。
る逆拡散信号の同相成分Ii ' (t)と逆拡散信号の直
交成分Qi ' (t)は、逆拡散回路211〜21nから
それぞれ出力される。また、これらnチャネルに共通な
パイロット信号に関する逆拡散信号の同相成分I0 '
(t)ならびに逆拡散信号の直交成分Q0 ' (t)は、
逆拡散回路210から出力される。
【0026】これらの逆拡散信号は、それぞれ伝播中
に、位相差や振幅ひずみ、遅延などの撹乱を受ける。既
知の値、例えば、”0”の位相情報の1次変調を拡散し
たパイロット拡散信号を送信し、受信側で検知する位相
差と既知の値との誤差を測定することで伝播中に生じた
撹乱の位相誤差を概略知ることができる。従って、図1
6に示すように、nチャネルの情報に対して、既知なる
値を伝送するパイロット信号を1チャネル付加して、伝
播中の撹乱を概略補正するパイロット方式が用いられる
ことが多い。
に、位相差や振幅ひずみ、遅延などの撹乱を受ける。既
知の値、例えば、”0”の位相情報の1次変調を拡散し
たパイロット拡散信号を送信し、受信側で検知する位相
差と既知の値との誤差を測定することで伝播中に生じた
撹乱の位相誤差を概略知ることができる。従って、図1
6に示すように、nチャネルの情報に対して、既知なる
値を伝送するパイロット信号を1チャネル付加して、伝
播中の撹乱を概略補正するパイロット方式が用いられる
ことが多い。
【0027】このため、n情報チャネルに対して1パイ
ロットチャネルを付加する場合について説明するが、1
情報チャネルに1パイロットチャネルを付加する場合
も、あるいは各拡散信号における1次変調波の同相成分
を情報に、直交成分をパイロット信号に割り当てる場合
も同様である。図16において、逆拡散回路(deS
S)211〜21nの各出力ならびに逆拡散回路(de
SS)の出力は、位相補正回路(CMP)231〜23
nに導かれる。図19に、この位相補正回路(CMP)
231〜23nの1つの構成を示す。
ロットチャネルを付加する場合について説明するが、1
情報チャネルに1パイロットチャネルを付加する場合
も、あるいは各拡散信号における1次変調波の同相成分
を情報に、直交成分をパイロット信号に割り当てる場合
も同様である。図16において、逆拡散回路(deS
S)211〜21nの各出力ならびに逆拡散回路(de
SS)の出力は、位相補正回路(CMP)231〜23
nに導かれる。図19に、この位相補正回路(CMP)
231〜23nの1つの構成を示す。
【0028】入力端子2300と2301に、逆拡散回
路(deSS)21iから情報チャネルiの同相成分I
i ' (t)と逆拡散信号の直交成分Qi ' (t)が、そ
れぞれ入力される。また、入力端子2302と2303
に、逆拡散回路210からパイロットチャネルの同相成
分I0 ' (t)と直交成分Q0 ' (t)が、それぞれ入
力される。続いて、情報チャネルiの同相成分Ii '
(t)は乗算器2310と2311に、情報チャネルi
の直交成分Qi ' (t)は乗算器2312と2313に
入力され、パイロットチャネルの同相成分I0 ' (t)
は乗算器2310と2312に、パイロットチャネルの
直交成分Q0 ' (t)は乗算器2313と2311に入
力される。加算器2320は、乗算器2310と231
3の出力の和を位相補正信号の同相成分Ii (t)とし
て端子2340に出力する。さらに、加算器2321
は、乗算器2312の出力と乗算器2311の出力の差
を位相補正信号の直交成分Qi (t)として端子234
1に出力する。
路(deSS)21iから情報チャネルiの同相成分I
i ' (t)と逆拡散信号の直交成分Qi ' (t)が、そ
れぞれ入力される。また、入力端子2302と2303
に、逆拡散回路210からパイロットチャネルの同相成
分I0 ' (t)と直交成分Q0 ' (t)が、それぞれ入
力される。続いて、情報チャネルiの同相成分Ii '
(t)は乗算器2310と2311に、情報チャネルi
の直交成分Qi ' (t)は乗算器2312と2313に
入力され、パイロットチャネルの同相成分I0 ' (t)
は乗算器2310と2312に、パイロットチャネルの
直交成分Q0 ' (t)は乗算器2313と2311に入
力される。加算器2320は、乗算器2310と231
3の出力の和を位相補正信号の同相成分Ii (t)とし
て端子2340に出力する。さらに、加算器2321
は、乗算器2312の出力と乗算器2311の出力の差
を位相補正信号の直交成分Qi (t)として端子234
1に出力する。
【0029】位相補正回路(CMP)231〜23nの
出力は、図16に示すように、判断回路(DEC)24
1〜24nに導かれる。判断回路(DEC)241〜2
4nは、位相補正信号の同相成分Ii (t)、直交成分
Qi (t)から位相角を求めるマッピングを行い、この
マッピングで得られた位相角により象限判定を行って情
報シンボルとしての受信シンボルSi (t)を端子25
1〜25nに出力する。
出力は、図16に示すように、判断回路(DEC)24
1〜24nに導かれる。判断回路(DEC)241〜2
4nは、位相補正信号の同相成分Ii (t)、直交成分
Qi (t)から位相角を求めるマッピングを行い、この
マッピングで得られた位相角により象限判定を行って情
報シンボルとしての受信シンボルSi (t)を端子25
1〜25nに出力する。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】上記したCDMA伝送
方式において、伝送路上でフェーディングを受け伝播さ
れた受信波の周波数帯域は、送信機から放射された電波
が元来有する周波数帯域より増大することが知られてい
る。この増大した周波数帯域幅をフェーディング帯域幅
という。移動体の速度が増せば増すほど、フェーディン
グ周波数が増大し、それだけフェーディング帯域幅が増
大するため、ひいては通信品質が劣化することになる。
方式において、伝送路上でフェーディングを受け伝播さ
れた受信波の周波数帯域は、送信機から放射された電波
が元来有する周波数帯域より増大することが知られてい
る。この増大した周波数帯域幅をフェーディング帯域幅
という。移動体の速度が増せば増すほど、フェーディン
グ周波数が増大し、それだけフェーディング帯域幅が増
大するため、ひいては通信品質が劣化することになる。
【0031】そこで、本発明は、フェーディング周波数
の増大を抑制し、通信品質を向上させることを目的とす
る。
の増大を抑制し、通信品質を向上させることを目的とす
る。
【0032】
【課題を解決するための手段】送信波の帯域幅は、拡散
符号列の周波数帯域幅と1次変調波の周波数帯域幅の畳
み込みで、規定される。情報を運ばない時の1次変調波
はキャリア周波数のトーン信号となり、帯域幅はゼロと
なるので、送信波の周波数帯域幅は拡散符号列の帯域幅
に一致する。一方、情報を運んでいる時の1次変調波は
シンボル区間端で位相の不連続が存在し、この位相の不
連続が周波数帯域幅を拡大し、畳み込みも増大し送信波
の周波数帯域幅が広帯域になる。このとき、情報は、1
次変調波のシンボル区間内の位相差に拠って伝送するも
のであり、シンボル区間端の位相の不連続などの激しい
位相変動で情報を伝送している訳ではない。
符号列の周波数帯域幅と1次変調波の周波数帯域幅の畳
み込みで、規定される。情報を運ばない時の1次変調波
はキャリア周波数のトーン信号となり、帯域幅はゼロと
なるので、送信波の周波数帯域幅は拡散符号列の帯域幅
に一致する。一方、情報を運んでいる時の1次変調波は
シンボル区間端で位相の不連続が存在し、この位相の不
連続が周波数帯域幅を拡大し、畳み込みも増大し送信波
の周波数帯域幅が広帯域になる。このとき、情報は、1
次変調波のシンボル区間内の位相差に拠って伝送するも
のであり、シンボル区間端の位相の不連続などの激しい
位相変動で情報を伝送している訳ではない。
【0033】図2に、シンボル区間1とシンボル区間2
における位相例を示す。図においては、シンボル区間1
で−π/4ラディアン、シンボル区間2でπ/4ラディ
アンの場合を示している。なお、この図において、従来
の1次変調の情報に関する位相を破線で示している。破
線で示すようにシンボル区間いっぱいに情報位相が規定
されていると、図2に示したシンボル区間端で1次変調
波の極端な変化(不連続)が生じ、1次変調波の周波数
帯域を増大する要因となる。
における位相例を示す。図においては、シンボル区間1
で−π/4ラディアン、シンボル区間2でπ/4ラディ
アンの場合を示している。なお、この図において、従来
の1次変調の情報に関する位相を破線で示している。破
線で示すようにシンボル区間いっぱいに情報位相が規定
されていると、図2に示したシンボル区間端で1次変調
波の極端な変化(不連続)が生じ、1次変調波の周波数
帯域を増大する要因となる。
【0034】そこで、本発明では、例えば、図2中の実
曲線で示すように、シンボル区間端近傍に遷移区間を設
け、この遷移区間において情報位相を連続的に変化さ
せ、シンボル区間の端部領域における位相の値の急激な
変動を排除するようにしている。ここで、遷移区間1は
シンボル区間0とシンボル区間1との間の時刻−ΔT/
2から時刻ΔT/2に設定された区間、遷移区間2はシ
ンボル区間1とシンボル区間2との間の時刻T−ΔT/
2から時刻T+ΔT/2に設定された区間、遷移区間k
はシンボル区間k−1とシンボル区間kとの間の時刻
(k−1)T−ΔT/2から時刻(k−1)T+ΔT/
2のに設定された区間とし、各遷移区間長は、一定ΔT
としている。そして、図2においては、遷移区間2にお
いて、情報位相を連続的に変化させている。
曲線で示すように、シンボル区間端近傍に遷移区間を設
け、この遷移区間において情報位相を連続的に変化さ
せ、シンボル区間の端部領域における位相の値の急激な
変動を排除するようにしている。ここで、遷移区間1は
シンボル区間0とシンボル区間1との間の時刻−ΔT/
2から時刻ΔT/2に設定された区間、遷移区間2はシ
ンボル区間1とシンボル区間2との間の時刻T−ΔT/
2から時刻T+ΔT/2に設定された区間、遷移区間k
はシンボル区間k−1とシンボル区間kとの間の時刻
(k−1)T−ΔT/2から時刻(k−1)T+ΔT/
2のに設定された区間とし、各遷移区間長は、一定ΔT
としている。そして、図2においては、遷移区間2にお
いて、情報位相を連続的に変化させている。
【0035】このように、1次変調においてシンボル区
間の端部領域における位相の値の急激な変動を排除する
遷移区間を設けることにより、シンボル区間端における
位相の激しい変化を排除して、周波数帯域幅の増大を防
止することができる。しかしながら、上記したように1
次変調波において遷移区間での波形を歪ませると、伝播
すべき情報位相が変化してしまい、従来のCDMA方式
の受信機の構成のままでは、通信品質が劣化してしまう
という問題が生じる。
間の端部領域における位相の値の急激な変動を排除する
遷移区間を設けることにより、シンボル区間端における
位相の激しい変化を排除して、周波数帯域幅の増大を防
止することができる。しかしながら、上記したように1
次変調波において遷移区間での波形を歪ませると、伝播
すべき情報位相が変化してしまい、従来のCDMA方式
の受信機の構成のままでは、通信品質が劣化してしまう
という問題が生じる。
【0036】そこで、本発明では、復調の際に、全ての
シンボル区間でシンボル区間端まで受信信号を使用する
のではなく、シンボル区間中心付近の歪みの少ない区間
の受信信号を有効領域とし、復調に使用する復調区間と
することにより、遷移区間周辺の不安定な値を除去し、
安定な復調動作を行うことができるようにしている。す
なわち、本発明の特徴は、特許請求の範囲に記載した通
りのものであって、請求項1に記載の発明では、送信側
に、情報に対応してキャリア信号を位相変調して、1次
変調波を生成する手段と、前記1次変調波のシンボル区
間の端部領域における位相の値の急激な変動を排除する
手段と、前記シンボル区間の端部領域における位相の値
の急激な変動が排除された1次変調波に拡散符号列をシ
ンボル区間内で複数回繰り返し乗じ、複数の送信セグメ
ントからなる拡散信号を生成し、その生成された拡散信
号を送信する手段とを備え、受信側に、受信信号の送信
セグメントに対応し逆拡散符号列を乗じて逆拡散を行
い、情報を復元して出力する手段と、この手段において
前記情報を復元して出力するのに用いられる受信信号と
して、シンボル区間のうち前記位相の値の急激な変動が
排除された遷移区間を除いた復調区間の受信信号を選択
する手段とを備えたCDMA伝送方式を特徴としてい
る。
シンボル区間でシンボル区間端まで受信信号を使用する
のではなく、シンボル区間中心付近の歪みの少ない区間
の受信信号を有効領域とし、復調に使用する復調区間と
することにより、遷移区間周辺の不安定な値を除去し、
安定な復調動作を行うことができるようにしている。す
なわち、本発明の特徴は、特許請求の範囲に記載した通
りのものであって、請求項1に記載の発明では、送信側
に、情報に対応してキャリア信号を位相変調して、1次
変調波を生成する手段と、前記1次変調波のシンボル区
間の端部領域における位相の値の急激な変動を排除する
手段と、前記シンボル区間の端部領域における位相の値
の急激な変動が排除された1次変調波に拡散符号列をシ
ンボル区間内で複数回繰り返し乗じ、複数の送信セグメ
ントからなる拡散信号を生成し、その生成された拡散信
号を送信する手段とを備え、受信側に、受信信号の送信
セグメントに対応し逆拡散符号列を乗じて逆拡散を行
い、情報を復元して出力する手段と、この手段において
前記情報を復元して出力するのに用いられる受信信号と
して、シンボル区間のうち前記位相の値の急激な変動が
排除された遷移区間を除いた復調区間の受信信号を選択
する手段とを備えたCDMA伝送方式を特徴としてい
る。
【0037】このように、情報を復元して出力するのに
用いられる受信信号として、シンボル区間のうち遷移区
間を除いた復調区間の受信信号を選択しているから、送
信側において1次変調波の位相を遷移区間で歪ませて
も、安定した復調動作を行うことができる。請求項2に
記載の発明においては、請求項1に記載のCDMA伝送
方式を用いた無線機を特徴としている。
用いられる受信信号として、シンボル区間のうち遷移区
間を除いた復調区間の受信信号を選択しているから、送
信側において1次変調波の位相を遷移区間で歪ませて
も、安定した復調動作を行うことができる。請求項2に
記載の発明においては、請求項1に記載のCDMA伝送
方式を用いた無線機を特徴としている。
【0038】なお、受信信号を選択する手段としては、
請求項3に記載の発明のように、マッピングに用いる受
信信号を選択するもの、あるいは請求項4に記載の発明
のように、復調された受信信号の中から逆拡散に用いる
受信信号を選択するものとすることができる。
請求項3に記載の発明のように、マッピングに用いる受
信信号を選択するもの、あるいは請求項4に記載の発明
のように、復調された受信信号の中から逆拡散に用いる
受信信号を選択するものとすることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。この実施形態では、送信機におい
て、図1に示すように、位相連続化回路(CP)151
〜15nが、位相変調回路(MOD)110〜11nの
それぞれの前段に設けられている。なお、この送信機に
おいて、位相連続化回路(CP)151〜15n以外の
構成は、図10に示すものと同様である。この位相連続
化回路(CP)151〜15nを設けることにより、図
2に示すように、シンボル区間端近傍を遷移区間とし、
この遷移区間において情報位相を連続的に変化させるこ
とができる。
について説明する。この実施形態では、送信機におい
て、図1に示すように、位相連続化回路(CP)151
〜15nが、位相変調回路(MOD)110〜11nの
それぞれの前段に設けられている。なお、この送信機に
おいて、位相連続化回路(CP)151〜15n以外の
構成は、図10に示すものと同様である。この位相連続
化回路(CP)151〜15nを設けることにより、図
2に示すように、シンボル区間端近傍を遷移区間とし、
この遷移区間において情報位相を連続的に変化させるこ
とができる。
【0040】図3に、位相連続化回路(CP)110〜
11nの1つの構成を示す。図において、入力端子50
0に入力された信号は、加算器501に入力される。加
算器501は、入力端子500からの信号とオフセット
定数発生回路(OFFSET)502からのオフセット
信号とを加算する。加算器501の出力は、加算器50
3に入力される。加算器503は、加算器501からの
出力と、ラッチレジスタ507が保持している値との差
を出力する。加算器503の出力と、連続化回路(CO
NTI)505の出力は、乗算器504に入力され、両
者の積が乗算器504から出力される。さらに、位相連
続化回路(CP)の出力508が、ラッチレジスタ(5
07)を通じて帰還され、乗算器504の出力と、加算
器506で加算され、出力508となる。なお、図にお
いて、端子(CLK)509に入力されるクロック信号
の前縁で、ラッチレジスタ(REG)507は、入力を
取り込み保持する。
11nの1つの構成を示す。図において、入力端子50
0に入力された信号は、加算器501に入力される。加
算器501は、入力端子500からの信号とオフセット
定数発生回路(OFFSET)502からのオフセット
信号とを加算する。加算器501の出力は、加算器50
3に入力される。加算器503は、加算器501からの
出力と、ラッチレジスタ507が保持している値との差
を出力する。加算器503の出力と、連続化回路(CO
NTI)505の出力は、乗算器504に入力され、両
者の積が乗算器504から出力される。さらに、位相連
続化回路(CP)の出力508が、ラッチレジスタ(5
07)を通じて帰還され、乗算器504の出力と、加算
器506で加算され、出力508となる。なお、図にお
いて、端子(CLK)509に入力されるクロック信号
の前縁で、ラッチレジスタ(REG)507は、入力を
取り込み保持する。
【0041】ここで、連続化回路(CONTI)505
は、図4に示すように、遷移区間kにおいて値0から1
まで連続的に変化する値、例えば数式1で表わされる値
を出力する。遷移区間は、時間T毎に繰り返されるの
で、ROMに連続化回路(CONTI)505の出力値
を格納しておき、シンボル区間毎にその出力値を順次読
み出すことにより、図4に示す値を出力することができ
る。
は、図4に示すように、遷移区間kにおいて値0から1
まで連続的に変化する値、例えば数式1で表わされる値
を出力する。遷移区間は、時間T毎に繰り返されるの
で、ROMに連続化回路(CONTI)505の出力値
を格納しておき、シンボル区間毎にその出力値を順次読
み出すことにより、図4に示す値を出力することができ
る。
【0042】
【数1】
【0043】上記した位相連続化回路(CP)の動作を
説明する。この動作は、区間Tで周期的であるので、遷
移区間1の終縁t=ΔT/2から遷移区間t=T+ΔT
/2までについて説明するが、他の期間についても同様
である。なお、オフセット発生回路(OFFSET)5
02には、オフセットQPSKの場合は対応するオフセ
ット量が、QPSKの場合には値”0”が格納される
が、以下、オフセット発生回路(OFFSET)502
に格納した値をdと記述する。
説明する。この動作は、区間Tで周期的であるので、遷
移区間1の終縁t=ΔT/2から遷移区間t=T+ΔT
/2までについて説明するが、他の期間についても同様
である。なお、オフセット発生回路(OFFSET)5
02には、オフセットQPSKの場合は対応するオフセ
ット量が、QPSKの場合には値”0”が格納される
が、以下、オフセット発生回路(OFFSET)502
に格納した値をdと記述する。
【0044】時刻t=ΔT/2において、シンボル区間
2の位相差a2 が入力端子500に入力され、シンボル
区間1の位相差a1 が出力端子508に出力されている
ものとする。ラッチレジスタ(REG)507は、時刻
t=ΔT/2に印加されるクロックの前縁で入力端子5
00に入力されている値a1 をラッチし、これを時刻t
=T+ΔT/2に次のクロックが印加されるまで保持す
る。入力された値a2とオフセット定数発生回路(OF
FSET)502の出力dとの和が加算器501から出
力される。次いで、ラッチレジスタ(REG)507が
保持している値a1 との差が加算器503から出力され
る。この差は、シンボル区間1とシンボル区間2の位相
差に相当する。
2の位相差a2 が入力端子500に入力され、シンボル
区間1の位相差a1 が出力端子508に出力されている
ものとする。ラッチレジスタ(REG)507は、時刻
t=ΔT/2に印加されるクロックの前縁で入力端子5
00に入力されている値a1 をラッチし、これを時刻t
=T+ΔT/2に次のクロックが印加されるまで保持す
る。入力された値a2とオフセット定数発生回路(OF
FSET)502の出力dとの和が加算器501から出
力される。次いで、ラッチレジスタ(REG)507が
保持している値a1 との差が加算器503から出力され
る。この差は、シンボル区間1とシンボル区間2の位相
差に相当する。
【0045】連続化回路(CONTI)505の出力
は、図4に示すように、遷移区間において0から1まで
連続的に変化する。乗算器504は、加算器503から
出力される位相差と連続化回路(CONTI)505の
積を出力する。この場合、乗算器504の出力は、遷移
区間2の前縁t=T−ΔT/2では値0となり、そこか
ら遷移区間2の終縁t=T+ΔT/2の間でa2 −a1
まで連続的に変化する。
は、図4に示すように、遷移区間において0から1まで
連続的に変化する。乗算器504は、加算器503から
出力される位相差と連続化回路(CONTI)505の
積を出力する。この場合、乗算器504の出力は、遷移
区間2の前縁t=T−ΔT/2では値0となり、そこか
ら遷移区間2の終縁t=T+ΔT/2の間でa2 −a1
まで連続的に変化する。
【0046】加算器506は、乗算器504の出力とラ
ッチレジスタ(REG)507に保持されている値a1
とを加算するため、その出力は、遷移区間2においてa
1 からa2 まで連続的に変化することになる。さらに、
遷移区間2の終縁t=T+ΔT/2において、出力端子
508の出力がラッチレジスタ(REG)507に取り
込まれる。出力端子508には、加算器506の加算結
果が出力され、ラッチレジスタ(REG)507は、出
力された値a2 を保持して出力する。
ッチレジスタ(REG)507に保持されている値a1
とを加算するため、その出力は、遷移区間2においてa
1 からa2 まで連続的に変化することになる。さらに、
遷移区間2の終縁t=T+ΔT/2において、出力端子
508の出力がラッチレジスタ(REG)507に取り
込まれる。出力端子508には、加算器506の加算結
果が出力され、ラッチレジスタ(REG)507は、出
力された値a2 を保持して出力する。
【0047】このようにすることで、情報位相を連続的
に変化させることができ、1次変調波は、図5の実線で
示すように、不連続性が解消され、変調波の帯域幅の増
大を抑圧することができる。なお、図5中の破線は、連
続化しない従来の位相を示している。このように、1次
変調において位相を連続的に変化させる遷移区間を設け
ることにより、シンボル区間端における位相の激しい変
化を排除して、周波数帯域幅の増大を防止することがで
きる。しかしながら、1次変調において遷移区間での波
形を歪ませているため、伝播すべき情報位相が変化して
しまい、通信品質を低下させてしまう。
に変化させることができ、1次変調波は、図5の実線で
示すように、不連続性が解消され、変調波の帯域幅の増
大を抑圧することができる。なお、図5中の破線は、連
続化しない従来の位相を示している。このように、1次
変調において位相を連続的に変化させる遷移区間を設け
ることにより、シンボル区間端における位相の激しい変
化を排除して、周波数帯域幅の増大を防止することがで
きる。しかしながら、1次変調において遷移区間での波
形を歪ませているため、伝播すべき情報位相が変化して
しまい、通信品質を低下させてしまう。
【0048】また、所定の帯域幅で通信を行うために、
送信波の周波数帯域を帯域制限回路(BPF)141に
より帯域制限しているが、その場合、上記のように位相
を連続化させると、遷移区間における歪んだ波形が、前
後の区間に干渉として影響を与え、通信品質を劣化させ
てしまう。すなわち、帯域制限回路(BPF)141と
して、図6に示すように、k個の遅延器1401〜14
0kと、これらの遅延器1401〜140kによって遅
延された信号にタップ係数W1 〜Wk を乗じる乗算器1
411〜141kと、乗算器1411〜141kからの
信号を総和する総和回路(SUM)1420からなるト
ランスバーサルフィルタを用いた場合、遷移区間におい
て歪んだ波形に対応する信号がこのフィルタに入力され
ると、フィルタの出力は、遷移区間の前後の区間におい
てその影響を受けることになり、出力される所望の周波
数帯域に対して異なる周波数成分が混入してしまい、こ
のことが通信品質を劣化させる。
送信波の周波数帯域を帯域制限回路(BPF)141に
より帯域制限しているが、その場合、上記のように位相
を連続化させると、遷移区間における歪んだ波形が、前
後の区間に干渉として影響を与え、通信品質を劣化させ
てしまう。すなわち、帯域制限回路(BPF)141と
して、図6に示すように、k個の遅延器1401〜14
0kと、これらの遅延器1401〜140kによって遅
延された信号にタップ係数W1 〜Wk を乗じる乗算器1
411〜141kと、乗算器1411〜141kからの
信号を総和する総和回路(SUM)1420からなるト
ランスバーサルフィルタを用いた場合、遷移区間におい
て歪んだ波形に対応する信号がこのフィルタに入力され
ると、フィルタの出力は、遷移区間の前後の区間におい
てその影響を受けることになり、出力される所望の周波
数帯域に対して異なる周波数成分が混入してしまい、こ
のことが通信品質を劣化させる。
【0049】そこで、この実施形態における受信機にお
いては、図7に示すように、各シンボル区間におけるΔ
T/2〜T −ΔT/2の区間、すなわち遷移区間を除い
た区間を復調区間とし、この復調区間における受信信号
値を用いてシンボル情報を出力するようにしている。こ
のため、受信機における判断回路(DEC)241〜2
4nにおいて、各シンボル区間内のΔT/2〜T−ΔT
/2の復調区間で得られる、位相補正信号の同相成分I
i (t)と直交成分Qi (t)を有効な受信信号値とし
て、マッピングおよび象限判定を行い、シンボル情報と
しての受信シンボルSi (t)を出力するようにしてい
る。なお、この受信機において、判断回路(DEC)2
41〜24n以外の構成は、図16に示すものと同様で
ある。
いては、図7に示すように、各シンボル区間におけるΔ
T/2〜T −ΔT/2の区間、すなわち遷移区間を除い
た区間を復調区間とし、この復調区間における受信信号
値を用いてシンボル情報を出力するようにしている。こ
のため、受信機における判断回路(DEC)241〜2
4nにおいて、各シンボル区間内のΔT/2〜T−ΔT
/2の復調区間で得られる、位相補正信号の同相成分I
i (t)と直交成分Qi (t)を有効な受信信号値とし
て、マッピングおよび象限判定を行い、シンボル情報と
しての受信シンボルSi (t)を出力するようにしてい
る。なお、この受信機において、判断回路(DEC)2
41〜24n以外の構成は、図16に示すものと同様で
ある。
【0050】図8に、この実施形態における判断回路
(DEC)241〜24nの1つの構成を示す。この判
断回路(DEC)は、位相補正回路(CMP)23iか
らの位相補正信号の同相成分Ii (t)、直交成分Qi
(t)により、マッピング回路2401において、位相
角を求めるマッピングを行い、このマッピングで得られ
た位相角により、象限判定回路2402において、重み
付けあるいは時間平均の処理などを行い、そして位相角
の象限判定を行って受信シンボルSi (t)を出力する
ように構成されている。
(DEC)241〜24nの1つの構成を示す。この判
断回路(DEC)は、位相補正回路(CMP)23iか
らの位相補正信号の同相成分Ii (t)、直交成分Qi
(t)により、マッピング回路2401において、位相
角を求めるマッピングを行い、このマッピングで得られ
た位相角により、象限判定回路2402において、重み
付けあるいは時間平均の処理などを行い、そして位相角
の象限判定を行って受信シンボルSi (t)を出力する
ように構成されている。
【0051】ここで、この実施形態においては、タイミ
ング制御回路2403、および位相補正回路(CMP)
23iからの位相補正信号の同相成分Ii (t)、直交
成分Qi (t)をマッピング回路2401に出力するか
どうかを選択する選択回路(スイッチ回路)2404、
2405が設けられている。タイミング制御回路240
3は、同期検出回路(SYNC)203から出力される
パイロット信号に基づき、各シンボル区間におけるΔT
/2〜T−ΔT/2の復調区間にタイミング信号を出力
する。そして、選択回路2404、2405は、タイミ
ング制御回路2403からタイミング信号が出力されて
いるときのみ、位相補正回路(CMP)23iからの位
相補正信号の同相成分Ii (t)、直交成分Qi (t)
をマッピング回路2402にそれぞれ出力する。
ング制御回路2403、および位相補正回路(CMP)
23iからの位相補正信号の同相成分Ii (t)、直交
成分Qi (t)をマッピング回路2401に出力するか
どうかを選択する選択回路(スイッチ回路)2404、
2405が設けられている。タイミング制御回路240
3は、同期検出回路(SYNC)203から出力される
パイロット信号に基づき、各シンボル区間におけるΔT
/2〜T−ΔT/2の復調区間にタイミング信号を出力
する。そして、選択回路2404、2405は、タイミ
ング制御回路2403からタイミング信号が出力されて
いるときのみ、位相補正回路(CMP)23iからの位
相補正信号の同相成分Ii (t)、直交成分Qi (t)
をマッピング回路2402にそれぞれ出力する。
【0052】このことにより、1次変調における遷移区
間での波形の歪みに影響されないシンボル情報を得るこ
とができる。従って、この実施形態によれば、送信機側
にて、1次変調における位相を連続的に変化させる遷移
区間を設け、シンボル区間端における位相の激しい変化
を排除して、周波数帯域幅の増大を防止することができ
るとともに、受信機側にて、シンボル区間におけるΔT
/2〜T−ΔT/2を復調区間とし、この復調区間にお
ける受信信号値を用いてシンボル情報を出力するように
しているから、1次変調における遷移区間での波形の歪
みに影響されないシンボル情報としての受信シンボルS
i (t)を得ることができる。
間での波形の歪みに影響されないシンボル情報を得るこ
とができる。従って、この実施形態によれば、送信機側
にて、1次変調における位相を連続的に変化させる遷移
区間を設け、シンボル区間端における位相の激しい変化
を排除して、周波数帯域幅の増大を防止することができ
るとともに、受信機側にて、シンボル区間におけるΔT
/2〜T−ΔT/2を復調区間とし、この復調区間にお
ける受信信号値を用いてシンボル情報を出力するように
しているから、1次変調における遷移区間での波形の歪
みに影響されないシンボル情報としての受信シンボルS
i (t)を得ることができる。
【0053】なお、上記した実施形態では、判断回路
(DEC)241〜24nにおいて各シンボル区間にお
けるΔT/2〜T−ΔT/2の復調区間で受信信号値を
用いてシンボル情報を出力するものを示したが、受信機
における他の回路部分にて上記と同様に、各シンボル区
間におけるΔT/2〜T−ΔT/2の復調区間の受信信
号値を用いて復調を行うようにしてもよい。例えば、図
9に示すように、復調回路201と逆拡散回路(deS
S)210〜21nの間に、選択回路(スイッチ回路)
251、252を設け、上記したタイミング制御回路2
401と同構成のタイミング制御回路253からタイミ
ング信号が出力されているときのみ、復調回路201か
らの復調信号の同相成分i(t)、復調信号の直交成分
q(t)を逆拡散回路(deSS)210〜21nに出
力させる。その結果、各シンボル区間内のΔT/2〜T
−ΔT/2の復調区間において復調回路201から逆拡
散回路(deSS)210〜21nに出力される復調信
号の同相成分i(t)、直交成分q(t)により、逆拡
散処理が行われる。
(DEC)241〜24nにおいて各シンボル区間にお
けるΔT/2〜T−ΔT/2の復調区間で受信信号値を
用いてシンボル情報を出力するものを示したが、受信機
における他の回路部分にて上記と同様に、各シンボル区
間におけるΔT/2〜T−ΔT/2の復調区間の受信信
号値を用いて復調を行うようにしてもよい。例えば、図
9に示すように、復調回路201と逆拡散回路(deS
S)210〜21nの間に、選択回路(スイッチ回路)
251、252を設け、上記したタイミング制御回路2
401と同構成のタイミング制御回路253からタイミ
ング信号が出力されているときのみ、復調回路201か
らの復調信号の同相成分i(t)、復調信号の直交成分
q(t)を逆拡散回路(deSS)210〜21nに出
力させる。その結果、各シンボル区間内のΔT/2〜T
−ΔT/2の復調区間において復調回路201から逆拡
散回路(deSS)210〜21nに出力される復調信
号の同相成分i(t)、直交成分q(t)により、逆拡
散処理が行われる。
【0054】なお、各シンボル区間におけるΔT/2〜
T−ΔT/2の復調区間の受信信号値とは、受信機にお
ける復調処理を行って最終的にシンボル情報を出力する
までの信号値をいう。また、送信機側において、シンボ
ル区間内の情報位相と隣接するシンボル区間の情報位相
が同じで不連続点が生じないときに上記した位相連続化
処理を行わないときには、受信機側においてもシンボル
区間内に復調区間を設けることなく、遷移区間を含めて
復調処理を行うようにしてもよい。
T−ΔT/2の復調区間の受信信号値とは、受信機にお
ける復調処理を行って最終的にシンボル情報を出力する
までの信号値をいう。また、送信機側において、シンボ
ル区間内の情報位相と隣接するシンボル区間の情報位相
が同じで不連続点が生じないときに上記した位相連続化
処理を行わないときには、受信機側においてもシンボル
区間内に復調区間を設けることなく、遷移区間を含めて
復調処理を行うようにしてもよい。
【0055】また、上記した実施形態で示した各回路
は、それぞれの機能を実現する手段として把握されるも
のである。なお、上記した通信は、移動局と基地局との
間で行われるものであるため、移動局、基地局とも、上
記した送信機および受信機を備えている。従って、移動
局を携帯電話のような無線機とした場合には、その無線
機に上記した送信機および受信機が備えられる。
は、それぞれの機能を実現する手段として把握されるも
のである。なお、上記した通信は、移動局と基地局との
間で行われるものであるため、移動局、基地局とも、上
記した送信機および受信機を備えている。従って、移動
局を携帯電話のような無線機とした場合には、その無線
機に上記した送信機および受信機が備えられる。
【図1】本発明の一実施形態に係るCDMA送信機の構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図2】1次変調波のシンボル区間1とシンボル区間2
における情報位相を示す図である。
における情報位相を示す図である。
【図3】位相連続化回路(CONTI)の構成を示す図
である。
である。
【図4】位相連続化回路(CONTI)のの出力特性を
示す図である。
示す図である。
【図5】シンボル区間1とシンボル区間2における1次
変調波波形を示す図である。
変調波波形を示す図である。
【図6】帯域制限回路(BPF)の構成を示す図であ
る。
る。
【図7】各シンボル区間における遷移区間と復調区間を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図8】本発明の一実施形態に係るCDMA受信機にお
ける判断回路(DEC)の構成を示す図である。
ける判断回路(DEC)の構成を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態に係るCDMA受信機にお
いて、復調回路(deMOD)と逆拡散回路の間に、選
択回路とタイミング制御回路を設けた構成を示す図であ
る。
いて、復調回路(deMOD)と逆拡散回路の間に、選
択回路とタイミング制御回路を設けた構成を示す図であ
る。
【図10】従来のCDMA送信機の構成を示す図であ
る。
る。
【図11】図10に示すCDMA送信機の1次変調波
の、シンボル0ならびにシンボル1区間における波形を
示す図である。
の、シンボル0ならびにシンボル1区間における波形を
示す図である。
【図12】QPSKのビット配置(ビットコンステレー
ション)例を示す図である。
ション)例を示す図である。
【図13】オフセットQPSKのビット配置(ビットコ
ンステレーション)例を示す図である。
ンステレーション)例を示す図である。
【図14】1次変調波のシンボル区間におけるセグメン
ト構成例を示す図である。
ト構成例を示す図である。
【図15】セグメント区間におけるチップ構成例を示す
図である。
図である。
【図16】従来のCDMA受信機の構成例を示す図であ
る。
る。
【図17】図16に示すCDMA受信機中の復調回路
(deMOD)の構成例を示す図である。
(deMOD)の構成例を示す図である。
【図18】図16に示すCDMA受信機中の逆拡散回路
(deSS)の構成例を示す図である。
(deSS)の構成例を示す図である。
【図19】図16に示すCDMA受信機中の位相補正回
路(CMP)の構成例を示す図である。
路(CMP)の構成例を示す図である。
100〜10n…情報入力端子、 110〜11n…位相変調回路(MOD)、 120〜12n…拡散回路(SS)、 130〜13n…拡散符号発生回路(CG)、 140…総和回路(SUM)、 141…帯域制限回路(BPF)、 142…送信回路(TX)、 151〜15n…位相連続化回路(CP)、 201…復調回路(deMOD)、 202…キャリア再生波、 203…同期検出回路(SYNC)、 204…受信制御回路(CNT)、 210〜21n…逆拡散回路(deSS)、 231〜23n…位相補正回路(CMP)、 241〜24n…判断回路(DEC)、 251〜25n…出力端子、 2401…マッピング回路、 2402…象限判定回路、 2403、253…タイミング制御回路、 2404、2405、251、252…選択回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K004 AA05 FA05 FA16 FF05 FH09 5K022 EE02 EE21 EE31 EE32
Claims (4)
- 【請求項1】 送信側に、情報に対応してキャリア信号
を位相変調して、1次変調波を生成する手段と、前記1
次変調波のシンボル区間の端部領域における位相の値の
急激な変動を排除する手段と、前記シンボル区間の端部
領域における位相の値の急激な変動が排除された1次変
調波に拡散符号列をシンボル区間内で複数回繰り返し乗
じ、複数の送信セグメントからなる拡散信号を生成し、
その生成された拡散信号を送信する手段とを備え、 受信側に、受信信号の送信セグメントに対応し逆拡散符
号列を乗じて逆拡散を行い、情報を復元して出力する手
段と、この手段において前記情報を復元して出力するの
に用いられる受信信号として、シンボル区間のうち前記
位相の値の急激な変動が排除された遷移区間を除いた復
調区間の受信信号を選択する手段とを備えたことを特徴
とするCDMA伝送方式。 - 【請求項2】 情報に対応してキャリア信号を位相変調
して、1次変調波を生成する手段と、 前記1次変調波のシンボル区間の端部領域における位相
の値の急激な変動を排除する手段と、 前記シンボル区間の端部領域における位相の値の急激な
変動が排除された1次変調波に拡散符号列をシンボル区
間内で複数回繰り返し乗じ、複数の送信セグメントから
なる拡散信号を生成し、その生成された拡散信号を送信
する手段と、 受信信号の送信セグメントに対応し逆拡散符号列を乗じ
て逆拡散を行い、情報を復元して出力する手段と、 この手段において前記情報を復元して出力するのに用い
られる受信信号として、シンボル区間のうち前記位相の
値の急激な変動が排除された遷移区間を除いた復調区間
の受信信号を選択する手段とを備えたことを特徴とする
CDMA伝送方式を用いた無線機。 - 【請求項3】 前記逆拡散を行った後の受信信号に基づ
き位相角を求めるマッピングを行う手段を有し、前記受
信信号を選択する手段は、前記マッピングに用いる受信
信号を選択するものであることを特徴とする請求項2に
記載のCDMA伝送方式を用いた無線機。 - 【請求項4】 前記送信された拡散信号を受信して復調
する手段を備え、前記受信信号を選択する手段は、前記
復調された受信信号の中から前記逆拡散に用いる受信信
号を選択するものであることを特徴とする請求項2に記
載のCDMA伝送方式を用いた無線機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13189599A JP2000324084A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | Cdma伝送方式およびその伝送方式を用いた無線機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13189599A JP2000324084A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | Cdma伝送方式およびその伝送方式を用いた無線機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000324084A true JP2000324084A (ja) | 2000-11-24 |
Family
ID=15068675
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13189599A Pending JP2000324084A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | Cdma伝送方式およびその伝送方式を用いた無線機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000324084A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013529871A (ja) * | 2010-06-25 | 2013-07-22 | コミサリア ア レネルジ アトミク エ オウ エネルジ アルタナティヴ | 送信機から非接触トランスポンダに送信される搬送波信号を位相変調する方法、およびこの方法を実施する装置 |
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1999
- 1999-05-12 JP JP13189599A patent/JP2000324084A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013529871A (ja) * | 2010-06-25 | 2013-07-22 | コミサリア ア レネルジ アトミク エ オウ エネルジ アルタナティヴ | 送信機から非接触トランスポンダに送信される搬送波信号を位相変調する方法、およびこの方法を実施する装置 |
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