JP2000324192A - デジタル復調器及びその復調方法 - Google Patents

デジタル復調器及びその復調方法

Info

Publication number
JP2000324192A
JP2000324192A JP11134022A JP13402299A JP2000324192A JP 2000324192 A JP2000324192 A JP 2000324192A JP 11134022 A JP11134022 A JP 11134022A JP 13402299 A JP13402299 A JP 13402299A JP 2000324192 A JP2000324192 A JP 2000324192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
output
signal
phase error
input signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11134022A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Sugita
康 杉田
Masaki Nishikawa
正樹 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP11134022A priority Critical patent/JP2000324192A/ja
Publication of JP2000324192A publication Critical patent/JP2000324192A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のデジタル復調器では位相ジッタが変動
するような場合には常に適正に補正することはできず、
デジタル信号の復調に支障を来たす問題点があった。 【解決手段】 ある位相誤差とその次の位相誤差の値の
符号を比較することで位相ジッタの量を推定でき、この
結果を用いて位相同期回路のループゲインを調節して位
相ジッタを低減する。 【効果】 入力信号によって位相雑音が変動する場合に
も、入力信号の位相雑音の寡多によらず位相ジッタを最
低に抑えるループゲインを適応的に得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタル変調信
号を位相同期復調するデジタル復調器及び復調方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】デジタル変調信号を位相同期復調する従
来のデジタル復調器は手動で位相を補正するものがあ
り、位相ジッタが予めわかっている場合にはこのような
復調器でも位相ジッタを補正して正常に復調できるが、
位相ジッタが変動するような場合にはノイズ量を見積も
ることが難しいので最適なループゲインに設定すること
が難しく、常に適正に補正することはできなく、したが
ってデジタル信号の復調に支障を来たす場合があった。
【0003】また、特開平7-193609に記載されているよ
うに、ループゲインを変化させて位相ジッタを軽減させ
る位相同期ループも知られている。この技術では、位相
同期を検出した1時点で位相検出結果を変化させて位相
同期後の位相ジッタを軽減させているが、ループゲイン
を多段階に変化させると、ノイズ妨害の影響などによっ
ては逆に位相ジッタの増大や同期の破綻を招いてしま
い、長期に亘って安定した復調を行なうことは困難であ
った。また、復調器そのものが位相ジッタ量を見積もっ
てループゲインを制御することは行なわれていなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
デジタル復調器では位相ジッタが変動するような場合に
は常に適正に補正することはできず、デジタル信号の復
調に支障を来たす問題点があった。したがって、この発
明は上記問題点を解決し位相ジッタが変動する場合にも
常に適正に補正することができ長期に亘って安定して復
調が行なえる復調器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明の基本的な特徴によれば、デジタル変調信
号を第1の入力信号、再生搬送波位相を第2の入力信号
として、前記第1の入力信号の位相成分から前記第2の
入力信号の位相成分を除去した信号を出力するミキサ手
段と、このミキサ手段の出力信号の位相と予め与えられ
た基準位相との位相誤差を検出する位相誤差検出手段
と、この位相誤差検出手段の出力を受け、入力された位
相ジッタ抑圧制御信号によりゲインが調節されるループ
フィルタと、このループフィルタの出力によって制御さ
れ、発振出力である再生搬送波位相を第2の入力信号と
して前記ミキサ手段へ供給する数値制御発振器と、前記
位相誤差検出手段の出力を受け、ある時点t0の第1の
シンボルから求めた位相誤差の正負の符号及び次の時点
t0+1の第2のシンボルから求めた位相誤差の正負の
符号の反転に応じて前記時点t0+1の第2のシンボル
から求めた位相誤差の正負を反転させると共に、これら
連続する2時点t0,t0+1での位相誤差が同一符号
のとき前記ループフィルタのゲイン量を増加させ、異な
る符号のとき前記ループフィルタのゲイン量を減少させ
る位相ジッタ抑圧制御信号を前記ループフィルタへ供給
する制御手段とを備えるデジタル復調器を提供する。
【0006】したがって、長期に亘って安定な復調が行
なえるデジタル復調器が得られる。
【0007】また、上記目的を達成するために、本願発
明の他の基本的な特徴によれば、デジタル変調信号を第
1の入力信号、再生搬送波位相を第2の入力信号とし
て、前記第1の入力信号の位相成分から前記第2の入力
信号の位相成分を除去した信号を出力するミキサ手段
と、このミキサ手段の出力信号の位相と予め与えられた
基準位相との位相誤差を検出する位相誤差検出手段と、
この位相誤差検出手段の出力を受け、ある時点t0の第
1のシンボルから求めた位相誤差の正負の符号及び次の
時点t0+1の第2のシンボルから求めた位相誤差の正
負の符号の反転に応じて、前記時点t0+1の第2のシ
ンボルから求めた位相誤差の正負を反転させる符号制御
手段と、この符号制御手段の出力を平滑化する平滑化手
段と、この平滑化手段の出力を積分する積分手段と、こ
の積分手段の出力によってループゲインを調節されるル
ープフィルタと、このループフィルタの出力によって制
御され、発振出力である再生搬送波位相を前記第2の入
力信号として前記ミキサ手段へ供給する数値制御発振器
とを備えることを特徴とするデジタル復調器を提供す
る。
【0008】したがって、長期に亘って安定な復調が行
なえるデジタル復調器が得られる。
【0009】また上記構成において、前記ループフィル
タが、入力信号のゲインを調節できる第1、第2のゲイ
ン調節回路と、前記第1のゲイン調節回路の出力を積分
する積分器と、この積分器の出力に前記第2のゲイン調
節回路の出力を加算する加算器を有する2次のフィルタ
ループから成ることを特徴とするデジタル復調器を提供
する。
【0010】したがって、この復調器によれば、2次の
ループフィルタを用いているため、ランプ信号のような
入力信号が変動する信号の場合にも常に追随でき、より
正確に安定した動作をする復調器が得られる。
【0011】また、上記目的を達成するために、本願発
明の更に他の基本的な特徴によれば、デジタル変調信号
を第1の入力信号、再生搬送波位相を第2の入力信号と
して、前記第1の入力信号の位相成分から前記第2の入
力信号の位相成分を除去した信号を出力するミキサ手段
と、このミキサ手段の出力信号を波形整形するナイキス
トフィルタと、このナイキストフィルタの出力を受けて
位相誤差を検出する位相誤差検出手段と、この位相誤差
検出手段の出力を受け、ある時点t0の第1のシンボル
から求めた位相誤差の正負の符号及び次の時点t0+1
の第2のシンボルから求めた位相誤差の正負の符号の反
転に応じて、前記時点t0+1の第2のシンボルから求
めた位相誤差の正負を反転させる符号制御手段と、この
符号制御手段の出力を平滑化する平滑化手段と、この平
滑化手段の出力を積分する積分手段と、この積分手段の
出力によってループゲインを調節されるループフィルタ
と、このループフィルタの出力によって制御され、発振
出力である再生搬送波位相を前記第2の入力信号として
前記ミキサ手段へ供給する数値制御発振器とを備えるこ
とを特徴とするデジタル復調器を提供する。
【0012】また、上記目的を達成するために、本願の
方法の発明の基本的な特徴によれば、デジタル変調信号
を第1の入力信号、再生搬送波位相を第2の入力信号と
して、前記第1の入力信号の位相成分から前記第2の入
力信号の位相成分を除去した信号を出力するミキサステ
ップと、このミキサステップの出力信号の位相と予め与
えられた基準位相との位相誤差を検出する位相誤差検出
ステップと、この位相誤差検出ステップの出力を受け、
入力された位相ジッタ抑圧制御信号によりゲインが調節
されるループフィルタを構成するステップと、このルー
プフィルタの出力によって制御され、発振出力である再
生搬送波位相を第2の入力信号として前記ミキサ手段へ
供給する数値制御発振ステップと、前記位相誤差検出ス
テップの出力を受け、ある時点t0の第1のシンボルか
ら求めた位相誤差の正負の符号及び次の時点t0+1の
第2のシンボルから求めた位相誤差の正負の符号の反転
に応じて前記時点t0+1の第2のシンボルから求めた
位相誤差の正負を反転させると共に、これら連続する2
時点t0,t0+1での位相誤差が同一符号のとき前記
ループフィルタのゲイン量を増加させ、異なる符号のと
き前記ループフィルタのゲイン量を減少させる位相ジッ
タ抑圧制御信号を前記ループフィルタへ供給する制御ス
テップとからなることを特徴とする復調方法を提供す
る。この方法の本発明によれば、長期に亘って安定して
キャリア位相同期の復調を行なうことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に、本発明をBS放送信号即
ち直交信号の復調に適用したデジタル復調器の一実施例
の構成を示す。
【0014】この復調器は、複素信号のsin成分及びcos
成分を各々アナログ信号からデジタル信号に変換するA
D変換器101a,101bと、これらの変換器出力を
第1の複素信号とし後述する第2の複素信号と複素乗算
する複素乗算器102と、この出力のsin成分及びcos成
分を各々波形整形するナイキストフィルタ103a,1
03bと、波形整形されたsin成分及びcos成分から検知
される複素平面上のシンボルの位置からそれに対応する
位相を求めて本来の基準位相と比較することによって位
相誤差を検出して位相誤差信号を出力する位相誤差検出
回路104と、この位相誤差信号から位相ジッタ量及び
その極性を検出してそれを抑圧する方向の位相ジッタ抑
圧制御信号を出力する位相ジッタ抑圧回路105と、こ
の位相ジッタ抑圧回路の出力する制御信号によりゲイン
を調節される2次のループフィルタ106と、このルー
プフィルタ出力により発振周波数を制御される数値制御
発振器(NCO)107と、この発振器出力を受けてそ
れを複素信号(sin成分とcos成分)に変換しこの信号を
前記複素乗算器102に第2の複素信号として入力する
sin/cos変換器108とから成る。
【0015】位相ジッタ抑圧回路105は、位相誤差検
出回路104の出力する位相誤差信号を受けてその符号
を判定する符号判定器111と、この出力を一時貯える
バッファ112と、このバッファ112の出力と前記位
相誤差検出回路104出力の位相誤差信号の乗算を行う
乗算器113と、乗算器113出力を積分する積分器1
14と、この積分器114の積分出力を一時保持するバ
ッファ115と、バッファ115の出力の高い周波数成
分の雑音を除去するノイズ除去回路116と、この回路
により雑音を除去された信号の積分を行い位相ジッタ抑
圧制御信号を出力する積分回路117と、各バッファに
バーストクロックを供給するバーストクロック回路11
8とから成る。
【0016】積分器114は、バッファ121とこのバ
ッファ出力とこの積分器の入力を加算する加算器122
とから成る。また積分回路117は、リミッタ123
と、このリミッタ出力を一旦保持するバッファ124
と、このバッファ出力と積分回路117入力を加算する
加算器125とから成る。
【0017】2次のループフィルタ106は、位相誤差
検出回路104出力の位相誤差信号を入力とし、上記位
相ジッタ抑圧制御信号によりゲインを調節する2つのゲ
イン調節回路131,132と、ゲイン調節回路131
出力を積分する積分器133と、この積分器出力を上記
ゲイン調節回路132出力と加算する加算器134とか
ら成り、積分器133は遅延素子135とこの遅延出力
及び入力を加算する加算器136とから成る。
【0018】復調器の入力端子141a,141bに
は、図示しないBSチューナなどから入力するデジタル
変調されたIF信号が入りAD変換器101a,101
bにてアナログデジタル変換された後その出力信号14
2a,142bは複素乗算器102に送られる。複素乗
算器102では、sin/cos変換器108が出力する再生
キャリアのsin成分143aとcos成分143bと上記信
号142a,142bを複素乗算することによりキャリ
ア位相同期を実現する。
【0019】キャリア位相同期した信号はナイキストフ
ィルタ103a,103bによって波形整形され、復調
信号144a,144bとなって、出力端子145a,
145bに接続された、図示しない後段の誤り訂正回路
などに出力される。一方、復調信号144a,144b
は位相誤差検出回路104にも入力される。位相誤差検
出回路104は、上記2つの入力信号、即ちこれらをsi
n成分及びcos成分とする複素信号から複素面上のシンボ
ルの位置を検知しその角度により位相を求めて本来のあ
るべき基準位相と比較しその差に応じた位相誤差信号1
46を出力する。
【0020】位相誤差信号146は、位相ジッタ抑圧回
路105の符号判定器111、乗算器113及び2次の
ループフィルタ106の2つのゲイン調節回路131,
132に入力されている。
【0021】ゲイン調節回路131,132は、復調器
の位相同期ループ190のループゲインを決定する部分
であり、これらの回路のゲインを後述する位相ジッタ抑
圧制御信号により適応的に増減することで位相ジッタ量
をコントロールすることができる。ゲイン調節回路13
1の出力は積分器137に入力され、積分器137の出
力は加算器134でゲイン調節回路132出力と加算さ
れる。積分器133を通って加算器134に入力する経
路と、ゲイン調節器132から直接、加算器134へ入
力する経路の2つがあることで、この図の位相同期回路
は2次PLL形式となり、残留誤差をゼロにする安定し
た動作が得られる。加算器134の出力は再生キャリア
と入力端子141a,141bへの入力信号の間の周波
数・位相ずれであり、この周波数・位相ずれの量を数値
制御発振器107に入力することで、数値制御発振器1
07の出力は、入力信号のキャリアと同期する。数値制
御発振器107の出力はsin/cos変換器108で再生キ
ャリアのsin成分143aとcos成分143bに変換され
て複素乗算器102において複素乗算され、入力信号と
位相同期する。
【0022】上述のように位相誤差検出回路104出力
の位相誤差信号146は、位相ジッタ抑圧回路105の
符号判定器111及び乗算器113にも入力されてお
り、符号判定器111は位相誤差信号146の符号を判
定し、信号146が正なら1、負なら−1、ゼロならゼ
ロを出力する。符号判定器111の出力はバッファ11
2にバーストクロック回路118出力のバーストクロッ
ク148のタイミングで一時貯えられ、貯えられた値が
乗算器113に出力される。この乗算器113は続く2
時点の位相ジッタ量をこれらの2時点で位相誤差が変化
したかを含めて出力する機能を有することになる。
【0023】この実施例の場合、入力信号がBS変調波
なのでバーストクロック148はBPSKバースト期間
に存在するシンボルクロックとする。BSデジタル放送
の変調信号は図2に示すように、8相位相変調波(8P
SK)の204シンボル毎に4シンボルの2相位相変調
波(BPSK)が多重されている信号で、復調器はこの
BPSKの位相に基づいて各シンボル時点の位相誤差を
求める。このBPSKの期間はバーストと呼ばれ、バー
スト期間にだけ存在するシンボルクロックをバーストク
ロックとする。
【0024】バッファ112はBPSKバースト毎に、
あるシンボル時点t0+1の直前のシンボル時点t0の
位相誤差の正負を判定し、その値をバッファ112にて
保持する。保持された結果は次のシンボル時点t0+1
の位相誤差に乗算器113によって乗算される。このた
め乗算器113の出力は、入力された位相誤差信号14
6をバッファ112の出力である直前の位相誤差信号の
値を正負で符号反転したものとなる。つまり乗算器11
3は位相誤差の符号が変化したときには符号反転器とし
て機能する。
【0025】したがって、乗算器113の代わりにバッ
ファ112の出力信号149をもとに位相誤差信号14
6の符号を反転させる他の回路を用いることもできる。
またここでバーストクロック148は、入力信号がBS
変調波でないときには設計時に決めた適当な期間を設定
しても良い。
【0026】乗算器113の出力は、バッファ121と
加算器122とから成る積分器114に入力される。バ
ッファ121はバーストクロック148で動作してお
り、クリア信号150のタイミングでゼロクリアされる
迄の期間、乗算器113の出力はこの積分器114にお
いて区間積分される。入力信号がBS変調波の場合はク
リア信号はフレームタイミングが適当である。入力信号
がBS変調波でない場合には、回路設計時に適宜定める
期間でクリアすれば良い。
【0027】バッファ121の出力、即ち積分器114
にて区間積分された信号は、バッファ115を経て例え
ばFIR型の低域通過フィルタであるノイズ除去回路1
16に入力される。
【0028】ノイズ除去回路116の出力は、加算器1
25、リミッタ123、及びバッファ124から成る積
分回路117において積分される。リミッタ191は積
分回路の内容が制限値を越えないようにしている。積分
回路117の積分結果は位相ジッタ抑圧制御信号151
であり、この信号の大きさが正ならばゲイン調節回路1
31,132は位相誤差信号146に与えるゲインを大
きくし、位相ジッタ抑圧制御信号151が負ならば位相
誤差信号146に与えるゲインを小さくするように動作
する。
【0029】ここで、図1の実施例の復調器の動作原理
を図3で説明する。或るシンボル間隔Aの時に残留位相
誤差が図3に示しただけあるとする。時点t0で位相同
期制御が起こるため、次のシンボル間隔Bでは残留位相
誤差が減少するが、ゼロではない。これを改善するため
に時点t0+1で再び位相同期制御がかかり、シンボル
間隔Cに示すようになる。ここでは制御量が大きすぎて
残留位相誤差が負に大きくなってしまっている。これは
ループゲインを一定にした時にあらわれやすい状態であ
って、このままでは残留位相誤差が正負で振動するだけ
で収束しない。これが位相ジッタである。
【0030】本発明の図1に示した復調器では、Aと
B、BとCの残留位相誤差を比較する。シンボル間隔A
からシンボル間隔Bへの位相制御では制御量が足りなか
ったので、シンボル間隔Bの残留位相誤差は正で残って
いる。シンボル間隔Bからシンボル間隔Cへの位相制御
では制御量が多すぎたのでシンボル間隔Cでの残留位相
誤差は負で残っている。ゆえに残留位相誤差が正の状態
から制御がかかり、次の状態で残留位相誤差が正で残っ
ているときには位相同期制御のゲインを増加させる方が
よいし、次の状態では残留位相誤差が負で残っている時
には位相同期制御のゲインを減少させる方がよい。次
に、シンボル間隔Cからシンボル間隔Dへの位相制御で
は制御量が多すぎて、正の位相誤差が残っている。つま
り、残留位相誤差が負の状態から制御がかかり、次の状
態で正の位相誤差がある時には位相同期制御のゲイン量
を減少させる方がよい。逆に残留位相誤差が負の状態か
ら制御がかかり、次の状態で負の位相誤差がある時には
位相同期制御のゲイン量を増加させる方がよい。
【0031】このように、直前の残留位相誤差の正負と
現在の残留位相誤差の正負を比較することにより、常
時、位相ジッタを軽減させる最適な位相同期制御のゲイ
ンを適応的に求めることができる。
【0032】ところで、上述の図1の本発明の一実施例
では、符号判定器111、バッファ112及び乗算器1
13により、直前時点の残留位相誤差の正負と現在時点
の残留位相誤差の正負を比較しており、加算器122と
バッファ121はこの結果を区間積分して平滑化してい
る。
【0033】位相ジッタ量によってゲイン調節回路13
1,132を制御するには、位相誤差の量がわからなく
ても、或る時点の位相誤差とその次の時点の位相誤差の
値の符号を比較した結果の正負がわかればよいので、信
号149が入力される乗算器113の他方の入力として
位相誤差検出回路104出力の位相誤差信号146でな
く、符号判定器111の出力信号を用い、乗算器113
の出力は正,負,ゼロの3値をとるように構成すること
ができる。
【0034】また、ゲイン調節回路131,132につ
いては、位相ジッタ抑圧制御信号151に比例して連続
的にゲインが調節できなくてもよく、例えばこれらのゲ
イン調節回路をシフタで構成し2倍,4倍,1/2倍,
1/4倍のゲインのみ設定できるように、信号151が
予め指定した閾値を越えて変化したときに、これらの離
散的なゲインのいずれかが選択されるような調節方法で
も良い。
【0035】ノイズ除去回路116は、上記実施例では
FIR型の低域通過フィルタを用いているが、これに限
らず、ヒステリシス特性回路、或いは予め定めた数の入
力が全て正の場合には+1を出力し、全て負の場合には
−1を出力し、それ以外ではゼロを出力するような多数
決回路、といった高い周波数成分の雑音を除去する回路
ならばノイズ除去回路として用いることが可能であり、
回路規模や設計の容易さなどによって決定することがで
きる。
【0036】また、図1の実施例では、入力信号がBS
変調波であるのでバッファ112,115,121,1
24を駆動する信号が、バーストクロック148であ
る。このバーストクロック148はBS変調波のBPS
Kバーストに存在するシンボルクロックで、BS変調波
の復調はBPSKバーストを利用して行うので、図1で
もこのタイミングを指定した。CS変調波のようにバー
スト部分がなく、常に入力信号のシンボル位相誤差を用
いて位相同期する復調器ならばバーストクロック148
はシンボルクロックでよいし、あるいは設計時に適当な
期間を指定したタイミングでバーストクロック148を
指定してもよい。クリア信号150についてもBSの場
合にはフレーム期間をクリア信号の周期とすればよい
が、BS変調波以外の場合には適宜設計時に定めること
ができる。
【0037】図4は、図1と図3で説明した本発明の実
施例の動作順序の概略をフローチャートに示したもので
ある。即ち、処理401ではt=t0+1における位相
誤差がゼロかどうかを検知し、ゼロならば位相ジッタ検
出量をゼロにする(処理402)。この処理は図1では
乗算器113の出力に当たる。処理403ではt=t0
+1とt=t0との位相誤差の正負符号が異なるかを調
べる。例えば図3に示すように、もしt=t0+1の位
相誤差が負でt=t0の位相誤差が正、即ち位相誤差が
正から負に変わったようならば、位相誤差検出結果の符
合を反転した値をt=t0+1時の位相ジッタ検出量と
する。また、図3でt=t0とt=t0−1の時点のよ
うに位相誤差が正で変わらなければ、処理405に示す
ようにt=t0時の位相誤差検出結果をそのまま位相ジ
ッタ検出量とする。処理406は上記位相ジッタ検出量
を区間積分して平滑化する処理であり、積分器114で
の動作に該当する。
【0038】この手順に沿い、t=t0時の位相誤差の符
号とt=t0+1時の位相誤差の符号を比較して位相ジッ
タ量を検出し、位相ジッタの量を検出及び推定するなら
ば、ソフトウェアによって本発明を実施することが可能
である。その後の処理407における高周波ノイズ成分
の除去は図1の復調器におけるノイズ除去回路116の
動作に、またその後の積分して位相ジッタ量を推定する
処理408は図1の積分回路117の動作に該当する。
【0039】更に、この推定された位相ジッタ量により
ゲイン調節回路のゲインを調節する処理409は図1の
位相ジッタ抑圧回路105の出力(位相ジッタ抑圧制御
信号151)2つのゲイン調節回路131,132に入
力する部分に該当する。このフローチャートに沿った動
作は図1に示したように必ずしも回路によって行なう必
要はなく、本発明はソフトウェアにより行なうことがで
きる。
【0040】以上上記実施例においては入力信号として
BS放送信号を念頭においたために直交変調波、即ち入
力信号142a,142bが復調器の入力になってい
る。しかし、本発明の適用は直交変調された信号に限定
されない。即ち、入力信号が2次元でなく、1次元の信
号であり、複素乗算器102の代わりにミキサあるいは
乗算器を用い、ナイキストフィルタは一つのみとし、位
相誤差検出器を1次元の信号用の誤差検出器としても、
本発明の意図するジッタ量を軽減するための制御とフィ
ードバックループは構成可能である。
【0041】要するに本発明のポイントは、ある位相誤
差とその次の位相誤差の値の符号を比較することで位相
ジッタの量を推定でき、この結果を用いて位相同期回路
のループゲインを調節して位相ジッタを低減することで
ある。この点を用いればよく、その他の要素は自由に組
み合わせることができる。
【0042】
【発明の効果】本発明により、入力信号によって位相雑
音が変動する場合にも、入力信号の位相雑音の寡多によ
らず位相ジッタを最低に抑えるループゲインを適応的に
得ることができ、したがって長期に亘って安定したデジ
タル復調を行なうことができ、特に低C/N時の位相同
期特性を改善することができる。また、ジッタ量に追従
してゲインを適応制御し、ノイズの量に関わらず最適な
ループゲインを保てる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をBSデジタル放送受信の復調器に適用
した一実施例の構成図。
【図2】BSデジタル放送の変調波の構成の一例を示す
図。
【図3】本発明一実施例である図1の復調器の動作を説
明するための図。
【図4】本発明の方法の動作手順を説明する為のフロー
チャート。
【符号の説明】
101a,101b・・・AD変換器、102・・・複
素乗算器、103a,103b・・・ナイキストフィル
タ、104・・・位相誤差検出回路、105・・・位相
ジッタ抑圧回路、106・・・2次のループフィルタ、
107・・・数値制御発振器、108・・・sin/cos変
換器、111・・・符号判定器、112,115,12
1,124・・・バッファ、113・・・乗算器、11
4・・・積分器、116・・・ノイズ除去回路、117
・・・積分回路、131,132・・・ゲイン調節回
路、146・・・位相誤差信号、148・・・バースト
クロック、151・・・位相ジッタ抑圧制御信号、19
0・・・位相同期ループ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K004 AA05 FA03 FA09 FG02 FH01 FK11 FK13 5K047 AA06 EE02 MM13 MM33 MM45 MM60

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル変調信号を第1の入力信号、再
    生搬送波位相を第2の入力信号として、前記第1の入力
    信号の位相成分から前記第2の入力信号の位相成分を除
    去した信号を出力するミキサ手段と、 このミキサ手段の出力信号の位相と予め与えられた基準
    位相との位相誤差を検出する位相誤差検出手段と、 この位相誤差検出手段の出力を受け、入力された位相ジ
    ッタ抑圧制御信号によりゲインが調節されるループフィ
    ルタと、 このループフィルタの出力によって制御され、発振出力
    である再生搬送波位相を第2の入力信号として前記ミキ
    サ手段へ供給する数値制御発振器と、 前記位相誤差検出手段の出力を受け、ある時点t0の第
    1のシンボルから求めた位相誤差の正負の符号及び次の
    時点t0+1の第2のシンボルから求めた位相誤差の正
    負の符号の反転に応じて前記時点t0+1の第2のシン
    ボルから求めた位相誤差の正負を反転させると共に、こ
    れら連続する2時点t0,t0+1での位相誤差が同一
    符号のとき前記ループフィルタのゲイン量を増加させ、
    異なる符号のとき前記ループフィルタのゲイン量を減少
    させる位相ジッタ抑圧制御信号を前記ループフィルタへ
    供給する制御手段とを備えることを特徴とするデジタル
    復調器。
  2. 【請求項2】 デジタル変調信号を第1の入力信号、再
    生搬送波位相を第2の入力信号として、前記第1の入力
    信号の位相成分から前記第2の入力信号の位相成分を除
    去した信号を出力するミキサ手段と、 このミキサ手段の出力信号の位相と予め与えられた基準
    位相との位相誤差を検出する位相誤差検出手段と、 この位相誤差検出手段の出力を受け、ある時点t0の第
    1のシンボルから求めた位相誤差の正負の符号及び次の
    時点t0+1の第2のシンボルから求めた位相誤差の正
    負の符号の反転に応じて、前記時点t0+1の第2のシ
    ンボルから求めた位相誤差の正負を反転させる符号制御
    手段と、 この符号制御手段の出力を平滑化する平滑化手段と、 この平滑化手段の出力を積分する積分手段と、 この積分手段の出力によってループゲインを調節される
    ループフィルタと、 このループフィルタの出力によって制御され、発振出力
    である再生搬送波位相を前記第2の入力信号として前記
    ミキサ手段へ供給する数値制御発振器とを備えることを
    特徴とするデジタル復調器。
  3. 【請求項3】 前記ループフィルタは、入力信号のゲイ
    ンを調節できる第1、第2のゲイン調節回路と、前記第
    1のゲイン調節回路の出力を積分する積分器と、この積
    分器の出力に前記第2のゲイン調節回路の出力を加算す
    る加算器を有する2次のループフィルタから成ることを
    特徴とする請求項2記載のデジタル復調器。
  4. 【請求項4】 デジタル変調信号を第1の入力信号、再
    生搬送波位相を第2の入力信号として、前記第1の入力
    信号の位相成分から前記第2の入力信号の位相成分を除
    去した信号を出力するミキサ手段と、 このミキサ手段の出力信号を波形整形するナイキストフ
    ィルタと、 このナイキストフィルタの出力を受けて位相誤差を検出
    する位相誤差検出手段と、 この位相誤差検出手段の出力を受け、ある時点t0の第
    1のシンボルから求めた位相誤差の正負の符号及び次の
    時点t0+1の第2のシンボルから求めた位相誤差の正
    負の符号の反転に応じて、前記時点t0+1の第2のシ
    ンボルから求めた位相誤差の正負を反転させる符号制御
    手段と、 この符号制御手段の出力を平滑化する平滑化手段と、 この平滑化手段の出力を積分する積分手段と、 この積分手段の出力によってループゲインを調節される
    ループフィルタと、 このループフィルタの出力によって制御され、発振出力
    である再生搬送波位相を前記第2の入力信号として前記
    ミキサ手段へ供給する数値制御発振器とを備えることを
    特徴とするデジタル復調器。
  5. 【請求項5】 デジタル変調信号を第1の入力信号、再
    生搬送波位相を第2の入力信号として、前記第1の入力
    信号の位相成分から前記第2の入力信号の位相成分を除
    去した信号を出力するミキサステップと、 このミキサステップの出力信号の位相と予め与えられた
    基準位相との位相誤差を検出する位相誤差検出ステップ
    と、 この位相誤差検出ステップの出力を受け、入力された位
    相ジッタ抑圧制御信号によりゲインが調節されるループ
    フィルタを構成するステップと、 このループフィルタの出力によって制御され、発振出力
    である再生搬送波位相を第2の入力信号として前記ミキ
    サ手段へ供給する数値制御発振ステップと、 前記位相誤差検出ステップの出力を受け、ある時点t0
    の第1のシンボルから求めた位相誤差の正負の符号及び
    次の時点t0+1の第2のシンボルから求めた位相誤差
    の正負の符号の反転に応じて前記時点t0+1の第2の
    シンボルから求めた位相誤差の正負を反転させると共
    に、これら連続する2時点t0,t0+1での位相誤差
    が同一符号のとき前記ループフィルタのゲイン量を増加
    させ、異なる符号のとき前記ループフィルタのゲイン量
    を減少させる位相ジッタ抑圧制御信号を前記ループフィ
    ルタへ供給する制御ステップとからなることを特徴とす
    るキャリア位相同期の復調方法。
JP11134022A 1999-05-14 1999-05-14 デジタル復調器及びその復調方法 Pending JP2000324192A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11134022A JP2000324192A (ja) 1999-05-14 1999-05-14 デジタル復調器及びその復調方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11134022A JP2000324192A (ja) 1999-05-14 1999-05-14 デジタル復調器及びその復調方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000324192A true JP2000324192A (ja) 2000-11-24

Family

ID=15118561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11134022A Pending JP2000324192A (ja) 1999-05-14 1999-05-14 デジタル復調器及びその復調方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000324192A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003018230A (ja) * 2001-07-03 2003-01-17 Fujitsu Ltd 復調装置、放送システム及び半導体デバイス
JP2008507197A (ja) * 2004-07-15 2008-03-06 トムソン ライセンシング キャリア再生を向上させるシステム及び方法
EP1931098A3 (en) * 2006-12-08 2010-03-24 Sony Corporation Setting the gain of a loop filter used for carrier synchronization in a receiver according to the type of quadrature modulation received

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003018230A (ja) * 2001-07-03 2003-01-17 Fujitsu Ltd 復調装置、放送システム及び半導体デバイス
JP2008507197A (ja) * 2004-07-15 2008-03-06 トムソン ライセンシング キャリア再生を向上させるシステム及び方法
EP1931098A3 (en) * 2006-12-08 2010-03-24 Sony Corporation Setting the gain of a loop filter used for carrier synchronization in a receiver according to the type of quadrature modulation received
US8081027B2 (en) 2006-12-08 2011-12-20 Sony Corporation Reception device, control method, and program

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0143115B1 (ko) 심볼 타이밍 복구회로 및 방법
JP3327152B2 (ja) 自動周波数制御回路
US20100308879A1 (en) Phase synchronization device and phase synchronization method
JP2000022772A (ja) 搬送波再生回路並びに搬送波再生方法
US5914985A (en) Digital demodulator
JP2000324192A (ja) デジタル復調器及びその復調方法
US6597725B1 (en) Carrier phase follower and frequency hopping receiver
KR100327905B1 (ko) 보간 필터를 사용한 타이밍 복원 병렬 처리 방법 및 그 장치
JP3489493B2 (ja) シンボル同期装置および周波数ホッピング受信装置
JP2006121677A (ja) 搬送波再生のための回路および方法
JP2002217992A (ja) 復調装置および復調方法
JPH05211535A (ja) 復調器のafc回路
JP3133736B2 (ja) デジタルコスタスループ回路
JP4292667B2 (ja) 受信装置およびその方法
KR100247349B1 (ko) 심볼타이밍복구장치
WO2001008368A1 (en) Apparatus for detecting frequency offset
JP3185725B2 (ja) 搬送波再生回路
JPH07183925A (ja) 周波数オフセット補正装置
JP3986234B2 (ja) ディジタル放送受信機
JP2853728B2 (ja) ディジタル復調回路
CN115695118B (zh) 用于补偿频移的设备
JP2000183992A (ja) クロック再生方法および回路
JP3832735B2 (ja) 復調回路
JP3086144B2 (ja) バースト復調器
JP3360691B2 (ja) 検波回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050223

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050224

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20051219

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20060117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060306

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060613