JP2000324200A - インタフェース回路 - Google Patents

インタフェース回路

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JP2000324200A
JP2000324200A JP11134759A JP13475999A JP2000324200A JP 2000324200 A JP2000324200 A JP 2000324200A JP 11134759 A JP11134759 A JP 11134759A JP 13475999 A JP13475999 A JP 13475999A JP 2000324200 A JP2000324200 A JP 2000324200A
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control
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亮輔 奥田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物理層の処理回路を高集積化してコストの低
減をすることが困難であった。 【解決手段】 物理層の処理を実行する回路のうち、論
理回路のみで構成される回路規模の大きいアービタ回路
や制御回路に内蔵の状態遷移マシンを制御信号生成回路
12としてリンク層回路11とともに第1の集積回路1
に納め、物理層の処理を実行する残りの物理層回路31
を第2の集積回路2に納める。そして第1の集積回路1
を高集積化することにより物理層の処理を実行する回路
の多くを高集積化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、IEEE規格1
394に準拠するシリアルバスインタフェースのうちの
リンク層および物理層の処理を実行するインタフェース
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】IEEE規格1394に準拠するシリア
ルバス(以下、IEEE1394シリアルバスという)
インタフェースは、下位から物理層、リンク層、トラン
ザクション層などの階層構造の各機能により構成され、
このうちの物理層およびリンク層はハードウェアとして
実現されることが多い。
【0003】図7は、例えば「IEEE Standard for a Hi
gh Performance Serial Bus」(IEEE発行、199
6年8月30日)や「P1394a Draft Standard for a Hi
gh Performance Serial Bus (Supplement)」(IEEE
発行、1998年3月15日)に記載の従来のインタフ
ェース回路を示すブロック図である。図において、10
1はIEEE1394シリアルバスインタフェースのリ
ンク層の処理を実行するリンク層集積回路(いわゆるL
INKチップ)であり、102はIEEE1394シリ
アルバスインタフェースの物理層の処理を実行する物理
層集積回路(いわゆるPHYチップ)である。
【0004】物理層集積回路102において、121は
当該インタフェース回路におけるローカルなクロック信
号SCLKを発生するクロック発生回路である。122
は4ビットのパラレル信号として供給される送信データ
をシリアル信号に変換するとともに、変換後の送信デー
タに基づきストロブ信号を生成し、送信データとともに
ポート出力制御回路123に供給するエンコーダ回路で
ある。123はトランシーバ回路124A,124Bを
制御し、アービトレーション制御信号、または送信デー
タおよびストロブ信号を送信させるポート出力制御回路
である。
【0005】124Aは、ストロブ信号でIEEE規格
1394に準拠のケーブル(以下、1394ケーブルと
いう)のうちのツイストペア線A(以下、TPA線とい
う)を駆動するとともに、TPA線を介して他のインタ
フェース回路から送信データを受信し、また、アービト
レーション制御信号の送受信をし、さらにデータ転送速
度を示すスピードコードを受信するトランシーバ回路で
ある。124Bは、送信データで1394ケーブルのう
ちのツイストペア線B(以下、TPB線という)を駆動
するとともに、TPB線を介して他のインタフェース回
路からストロブ信号を受信し、また、アービトレーショ
ン制御信号の送受信をし、さらにデータ転送速度を示す
スピードコードを送信するトランシーバ回路である。
【0006】125は、1394ケーブルを介してトラ
ンシーバ回路124A,124Bにより受信したデータ
を、クロック発生回路121により発生したクロック信
号に同期させるデータリシンク回路である。126は、
データリシンク回路125により処理された受信データ
などを4ビットのパラレル信号としてリンク層集積回路
101へ供給するためのインタフェースであるデコーダ
回路である。
【0007】127は、リンク層集積回路101からア
ービトレーション要求信号(以下、LREQ信号とい
う)を受信した場合に、内蔵の状態遷移マシンにより各
部の状態を制御してアービトレーション処理を実行する
アービタ回路である。128はリンク層集積回路101
との間で送受信状態などを示す制御信号(以下、CTL
信号という)の授受を実行するとともに、リンク層集積
回路101からの所定の制御信号(以下、LPS信号と
いう)を受信した場合、そのLPS信号に応じて当該イ
ンタフェース回路の状態のリセットなどを内蔵の状態遷
移マシンにより実行する制御回路である。
【0008】IEEE規格1394は物理層のトランシ
ーバ回路124A,124Bに、入力信号に対する−
0.5ボルト〜+2.83ボルトの耐圧を要求するた
め、この耐圧を確保するために物理層集積回路102の
トランシーバ回路23A,23Bには0.3マイクロメ
ートル程度の最小加工寸法の製造技術が必要とされる。
【0009】次に動作について説明する。まずデータ送
信時には、リンク層集積回路101からエンコーダ回路
122へ送信データがパラレル信号として供給され、エ
ンコーダ回路122は、供給されたパラレル信号の送信
データをシリアル信号に変換し、変換後の信号に基づき
ストロブ信号を生成する。そしてポート出力制御回路1
23により送信データのシリアル信号とストロブ信号が
トランシーバ回路124A,124Bに供給され、13
94ケーブルのTPA線およびTPB線がそれらの信号
に従って駆動され、送信データが他のインタフェース回
路へ送信される。
【0010】次にデータ受信時には、トランシーバ回路
124A,124Bにより受信された他のインタフェー
ス回路からの送信データのシリアル信号とストロブ信号
がデータリシンク回路125に供給される。データリシ
ンク回路125は、そのシリアル信号とストロブ信号か
ら、送信データおよび送信クロック信号を抽出し、抽出
した送信データをクロック発生回路121によるクロッ
ク信号に同期させてデコーダ回路126に出力する。デ
コーダ回路126はその送信データを4ビットのパラレ
ル信号としてリンク層集積回路101に供給する。
【0011】また、アービトレーション処理時には、リ
ンク層集積回路101よりアービタ回路127にLRE
Q信号が供給される。そしてアービタ回路127により
各部が制御され、他のインタフェース回路とのアービト
レーション制御信号の送受信が実行される。
【0012】さらに当該インタフェース回路のリセット
時には、リンク層集積回路101よりLPS信号が制御
回路128に供給され、制御回路128が内蔵の状態遷
移マシンによりポートリセットなどのリセット処理を実
行する。
【0013】なお、上記従来のインタフェース回路に関
連するものが例えば特開平11−4240号公報や特開
平6−237285号公報に記載されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来のインタフェース
回路は以上のように構成されているので、物理層集積回
路102全体に0.3マイクロメートル程度の最小加工
寸法の製造技術を適用せざるを得ず、トランシーバ回路
23A,23B以外の回路に現在の製造技術(最小加工
寸法0.1〜0.2マイクロメートル程度)を適用する
ことによるコスト低減の恩恵を享受することが困難であ
るなどの課題があった。
【0015】また、従来のインタフェース回路では、リ
ンク層集積回路101と物理層集積回路102とを電気
的に接続する配線が、SCLK信号(1本)、LREQ
信号(1本)、CTL信号(2本)、エンコーダ回路1
22およびデコーダ回路126とリンク層集積回路10
1との間で授受されるデータ(合計8ビットのD信
号)、LPS信号(1本)のために少なくとも13本
(=1+1+2+8+1)必要になり、回路全体の製造
コストを低減することが困難であるという課題があっ
た。
【0016】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、物理層の処理を実行する回路のう
ち、論理回路のみで構成される回路規模の大きいアービ
タ回路や制御回路に内蔵の状態遷移マシンをリンク層の
処理を実行する回路とともに同一の第1の集積回路に納
め、物理層の処理を実行する残りの回路を第2の集積回
路に納めるようにして、現在の微細化技術によりその第
1の集積回路を高集積化することにより物理層の処理を
実行する回路の多くを高集積化することができ、また、
2つの集積回路間の配線数を低減することができ、コス
ト低減の恩恵を享受できるインタフェース回路を得るこ
とを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係るインタフ
ェース回路は、リンク層の処理を実行するリンク層回路
と、物理層の処理の状態遷移を実行する第1の制御回路
とを有する第1の集積回路と、第1の制御回路により実
行される状態遷移に基づき物理層の処理を実行する物理
層回路を有する第2の集積回路とを備えるものである。
【0018】この発明に係るインタフェース回路は、第
1の制御回路により物理層の処理の状態に対応する制御
信号を生成し、その制御信号に応じて物理層回路を制御
する第2の制御回路を第2の集積回路に有するようにし
たものである。
【0019】この発明に係るインタフェース回路は、第
2の集積回路に、所定のポート数だけの物理層回路と、
所定のポート数だけの第2の制御回路と、所定の数のポ
ートのうちのいずれかのポートに対応する物理層回路お
よび第2の制御回路を第1の集積回路に電気的に接続す
るポート制御回路とを有するものである。
【0020】この発明に係るインタフェース回路は、第
1の集積回路と第2の集積回路との間の同一の配線を介
して第1の制御回路から第2の制御回路への制御信号を
時分割転送する第1および第2の時分割転送回路を第1
および第2の集積回路にそれぞれ備え、データが送信中
または受信中である場合、第1の制御回路により、第1
の時分割転送回路による制御信号の時分割転送を停止さ
せるとともに、データが送信または受信中であることを
示す信号を配線とは別の配線で第2の制御回路に供給
し、その信号が供給された場合、第2の制御回路によ
り、第2の時分割転送回路による制御信号の時分割転送
を停止させるようにしたものである。
【0021】この発明に係るインタフェース回路は、第
1の集積回路の配線が第2の集積回路の配線より微細で
あるものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
インタフェース回路の構成を示すブロック図である。図
において、1は、IEEE1394シリアルバスインタ
フェースのリンク層の処理を実行するリンク層回路1
1、および物理層の処理のうちのアービトレーション処
理やリセット処理などにおける状態遷移を実行し、その
状態に対応する制御信号を生成する制御信号生成回路
(第1の制御回路)12を有する第1の集積回路であ
る。
【0023】2は、IEEE1394シリアルバスイン
タフェースの物理層の処理を実行する物理層回路31、
および制御信号生成回路12による制御信号に基づいて
物理層回路31の状態を制御する状態制御回路(第2の
制御回路)25を有する第2の集積回路である。なお、
第1の集積回路1は論理回路のみで構成されるため、第
2の集積回路2より微細に集積される。
【0024】第2の集積回路2の物理層回路31におい
て、21は当該インタフェース回路におけるローカルな
クロック信号SCLKを発生するクロック発生回路であ
る。なお、クロック信号SCLKの周波数は49.15
2MHzである。また、この実施の形態1においてはク
ロック発生回路21は第2の集積回路2に設けられてい
るが第1の集積回路1に設けるようにしてもよい。その
場合には、第1の集積回路1から第2の集積回路2へク
ロック信号SCLKが供給される。
【0025】22は状態制御回路25による制御に応じ
てデータの送受信、スピードコードの送受信などを実行
する入出力制御回路である。
【0026】23Aは、ストロブ信号で1394ケーブ
ルのうちのTPA線を駆動するとともに、TPA線を介
して他のインタフェース回路から送信データを受信し、
また、アービトレーション制御信号の送受信をし、さら
にデータ転送速度を示すスピードコードを受信するトラ
ンシーバ回路である。23Bは、送信データで1394
ケーブルのうちのTPB線を駆動するとともに、TPB
線を介して他のインタフェース回路からストロブ信号を
受信し、また、アービトレーション制御信号の送受信を
し、さらにデータ転送速度を示すスピードコードを送信
するトランシーバ回路である。なお、このトランシーバ
回路23A,23Bには図7のトランシーバ回路124
A,124Bと同一のものが使用できる。
【0027】図2は、図1のトランシーバ回路23A,
23Bの構成を示す回路図である。図2(a)に示すト
ランシーバ回路23Aにおいて、31’はストロブ信号
Strb_TxでTPA線(図中のTPA,TPA*)
を駆動するドライバであり、32はデータData_R
xを受信するレシーバであり、33Aおよび33Bはア
ービトレーション値Arb_A_Rxを抽出する2つの
比較器であり、34は抵抗RA3,RA4で分圧された
TPA線の2線の中間で電圧とバイアス回路35による
電圧とを比較してスピードコードSpeed_Rxを抽
出する比較器であり、35は同一の抵抗RA1,RA2
を介してTPA線の信号の振幅を確保するバイアス回路
である。なお、バイアス回路35の出力端はコンデンサ
CAを介してグランド線VGに接続される。
【0028】図2(b)に示すトランシーバ回路23B
において、41はデータData_TxでTPB線(図
中のTPB,TPB*)を駆動するドライバであり、4
2はストロブ信号Strb_Rxを受信するレシーバで
あり、43Aおよび43Bはアービトレーション値Ar
b_B_Rxを抽出する2つの比較器であり、44は抵
抗RB3,RB4で分圧されたTPB線の2線の中間で
電圧と基準電圧Vrとを比較してポート状態Port_
Statusを抽出する比較器である。なお、ポート状
態はTPB線の接続先のインタフェース回路の電源がオ
ンであるか否かを示すものである。45Aおよび45B
は、送信するスピードコードSpeed_Txに対応す
る電流をグランド線VGに印加する電流源である。な
お、TPB線の2線の間には同一の抵抗RB1,RB2
が接続され、その中間点がコンデンサCBが並列接続さ
れた抵抗RB5を介してグランド線VGに接続される。
【0029】24は、1394ケーブルを介してトラン
シーバ回路23A,23Bにより受信したデータを、ク
ロック発生回路21により発生したクロック信号に同期
させるデータリシンク回路である。
【0030】次に動作について説明する。第1の集積回
路1の制御信号生成回路12は、リンク層の処理に応じ
てリンク層回路11から各種信号を供給され、その信号
に応じて物理層の状態遷移を適宜実行し、その状態を示
すコマンドを3ビットのCTL信号として第2の集積回
路2の状態制御回路25に供給する。
【0031】図3は、制御信号生成回路12により生成
されるCTL信号の値と、対応するコマンドの意味、第
1の集積回路1と第2の集積回路2との間で授受される
データ(D信号)の転送方向、およびそのデータ(D信
号)の内容との対応関係を示す図である。制御信号生成
回路12は、アイドル状態、スピードコード出力、スピ
ードコード入力、アービトレーション出力、アービトレ
ーション入力、スピード設定、データ送信およびデータ
受信という8つのコマンドのいずれかを3ビットのCT
L信号としてクロック信号SCLKに同期して送出す
る。
【0032】CTL信号の値が000(2進数、以下同
様)である場合、すなわちアイドル状態コマンドの場
合、CTL信号はアイドル状態であることを示し、デー
タリシンク回路24や入出力制御回路22はそのままの
状態を保つように状態制御回路25により制御される。
【0033】CTL信号の値が001である場合、すな
わちスピードコード出力コマンドの場合、D信号として
リンク層回路11から入出力制御回路22へ、データ転
送速度(約100Mbps、約200Mbpsおよび約
400Mbpsのいずれか)に対応する所定の3値S1
00,S200,S400のうちのいずれかの値が供給
され、状態制御回路25は、入出力制御回路22に、ト
ランシーバ回路23Bの電流源45A,45Bを制御さ
せ、供給された値に対応するスピードコードの送出を開
始させ、次にスピードコード出力コマンドが供給される
まで、その値に対応するスピードコードの送出を継続さ
せる。
【0034】CTL信号の値が010である場合、すな
わちスピードコード入力コマンドの場合、状態制御回路
25は、入出力制御回路22に、トランシーバ回路23
Aの比較器34により抽出されたスピードコードのサン
プル値(上述の3値のうちのいずれか)、およびトラン
シーバ回路23Bの比較器44により抽出されたポート
状態をD信号としてリンク層回路11に供給させる。
【0035】CTL信号の値が011である場合、すな
わちアービトレーション出力コマンドの場合、D信号と
してリンク層回路11から入出力制御回路22へTPA
線およびTPB線のそれぞれについてのアービトレーシ
ョン制御信号に対応する値(それぞれ3値のうちのいず
れか、すなわち併せて6値のうちのいずれか)が供給さ
れ、状態制御回路25は、入出力制御回路22に、その
値に対応するアービトレーション制御信号をトランシー
バ回路23A,23Bのドライバ31’,41を制御さ
せ、そのアービトレーション制御信号を送出させる。な
お、このアービトレーション制御信号はIEEE規格1
394により規定されるものである。
【0036】CTL信号の値が100である場合、すな
わちアービトレーション入力コマンドの場合、状態制御
回路25は、入出力制御回路22に、トランシーバ回路
23A,23Bの比較器33A,33B,43A,43
Bにより抽出されたアービトレーション制御信号のサン
プル値(それぞれ3値のうちのいずれか)をD信号とし
てリンク層回路11に供給させる。
【0037】CTL信号の値が101である場合、すな
わちスピード設定コマンドの場合、D信号としてリンク
層回路11から入出力制御回路22へ、当該インタフェ
ース回路によるデータ転送速度(約100Mbps、約
200Mbps、約400Mbpsのいずれか)を設定
する値が供給され、状態制御回路25は、物理層回路3
1に、次にスピード設定コマンドが供給されるまで、そ
のデータ転送速度でデータの送受信処理を実行させる。
【0038】CTL信号の値が110である場合、すな
わちデータ送信コマンドの場合、D信号としてリンク層
回路11から入出力制御回路22へ、データ転送速度が
約400Mbpsに設定されている場合には4ビットの
パラレル信号として送信データが供給され、データ転送
速度が約200Mbpsに設定されている場合には2ビ
ットのパラレル信号として送信データが供給され、デー
タ転送速度が約100Mbpsに設定されている場合に
は1ビットのシリアル信号として送信データが供給され
る。そして状態制御回路25は、入出力制御回路22
に、パラレル信号をシリアル信号へ変換させ、ストロブ
信号を生成させ、ドライバ回路23A,23Bによりそ
れらの信号を送出させる。
【0039】CTL信号の値が111である場合、すな
わちデータ受信コマンドの場合、状態制御回路25は、
入出力制御回路22に、ドライバ回路23A,23Bに
より受信された信号をデータリシンク回路24に供給さ
せる。データリシンク回路24は、その受信信号より抽
出されたデータをクロック信号SCLKに同期させた
後、データ転送速度が約400Mbpsに設定されてい
る場合には4ビットのパラレル信号として、データ転送
速度が約200Mbpsに設定されている場合には2ビ
ットのパラレル信号として、データ転送速度が約100
Mbpsに設定されている場合には1ビットのシリアル
信号として、そのデータをリンク層回路11に供給す
る。
【0040】図4はデータ送受信時のクロック信号SC
LK、CTL信号およびD信号の対応関係の一例を示す
タイミングチャートである。図4に示すように上記デー
タ送受信処理は、49.152MHzのクロック信号の
立ち上がりエッジと立ち下がりエッジに同期して実行さ
れるため、D信号として4ビットのパラレル信号により
データが授受される場合には393.216MHz(=
49.152MHz×2×4)の処理速度、すなわち約
400Mbpsのデータ転送速度が得られ、2ビットの
パラレル信号によりデータが授受される場合には19
6.608MHz(=49.152MHz×2×2)の
処理速度、すなわち約200Mbpsのデータ転送速度
が得られ、1ビットのシリアル信号によりデータが授受
される場合には98.304MHz(49.152MH
z×2×1)の処理速度、すなわち約100Mbpsの
データ転送速度が得られる。
【0041】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、物理層の処理を実行する回路のうち、論理回路のみ
で構成される回路規模の大きいアービタ回路や制御回路
に内蔵の状態遷移マシンを制御信号生成回路12として
リンク層回路11とともに同一の第1の集積回路1に納
め、物理層の処理を実行する残りの物理層回路31を第
2の集積回路2に納めるようにしたので、現在の微細化
技術によりその第1の集積回路1を高集積化することに
より物理層の処理を実行する回路の多くを高集積化する
ことができ、また、2つの集積回路間の配線数を低減す
ることができ、コスト低減の恩恵を享受できるという効
果が得られる。
【0042】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
よるインタフェース回路は複数のポートを有するもので
ある。図5は、この発明の実施の形態2によるインタフ
ェース回路の構成を示すブロック図である。
【0043】図5に示す第1の集積回路1において、1
3はリンク層回路11からの所定の信号に応じてポート
を選択し、選択したポートを2進数で示すポートイネー
ブル信号(以下、PEN信号という)を第2の集積回路
2のポート制御回路26に供給するポートイネーブル信
号生成回路である。
【0044】図5に示す第2の集積回路2において、2
6は、第1の集積回路1からのPEN信号に応じて、D
信号の授受およびCTL信号を供給する物理層回路31
−i(iは1または2)を選択するポート制御回路であ
る。25−1は、第1のポートの物理層回路31−1を
制御する図1の状態制御回路25と同一の状態制御回路
であり、25−2は、第2のポートの物理層回路31−
2を制御する図1の状態制御回路25と同一の状態制御
回路である。31−1は、第1のポートのための図1の
物理層回路31と同一の物理層回路であり、31−2
は、第2のポートのための図1の物理層回路31と同一
の物理層回路である。ただし、物理層回路31−1のク
ロック発生回路21が物理層回路31−2に共有され
る。
【0045】なお、図5におけるその他の構成要素につ
いては実施の形態1によるもの(図1)と同様であるの
でその説明を省略する。
【0046】次に動作について説明する。第1の集積回
路1のポートイネーブル信号生成回路13はリンク層回
路11からの所定の信号に応じてポートを選択し、選択
したポートを2進数で示すPEN信号を第2の集積回路
2のポート制御回路26に供給する。今の場合、ポート
数が2であるので、1ビットのPEN信号が供給され
る。
【0047】また、第1の集積回路1の制御信号生成回
路12は、リンク層の処理に応じてリンク層回路11か
ら各種信号を供給され、その信号に応じて物理層の状態
遷移を適宜実行し、その状態を示すコマンドを3ビット
のCTL信号として第2の集積回路2のポート制御回路
26に供給する。制御信号生成回路12は、アイドル状
態、スピードコード出力、スピードコード入力、アービ
トレーション出力、アービトレーション入力、スピード
設定、データ送信およびデータ受信という8つのコマン
ドのいずれかを3ビットのCTL信号としてクロック信
号SCLKに同期して送出する。
【0048】CTL信号の値が000である場合および
CTL信号の値が101である場合、すなわちアイドル
状態コマンドの場合およびスピードコード出力コマンド
の場合、ポート制御回路26は、PEN信号の値に拘わ
らず、そのCTL信号をすべてのポートに対応する状態
制御回路25−1,25−2に供給し、各状態制御回路
25−1,25−2は、図1の状態制御回路25と同様
に動作する。
【0049】CTL信号の値が001〜110のいずれ
かである場合、すなわちスピードコード出力コマンド、
スピードコード入力コマンド、アービトレーション出力
コマンド、アービトレーション入力コマンドおよびデー
タ送信コマンドのいずれかの場合、ポート制御回路26
は、PEN信号の示すポートに対応する物理層回路31
−iとリンク層回路11とを電気的に接続するととも
に、PEN信号の示すポートに対応する状態制御回路2
5−iにCTL信号を供給する。CTL信号が供給され
た状態制御回路25−iは図1の状態制御回路25と同
様に動作し、リンク層回路11に電気的に接続された物
理層回路31−iは、図1の物理層回路31と同様に動
作し、スピードコードの出力もしくは入力、アービトレ
ーション制御信号の出力もしくは入力、またはデータの
送信を実行する。
【0050】CTL信号の値が111である場合、すな
わちデータ受信コマンドの場合、ポート制御回路26
は、リピータとして動作し、PEN信号の示すポートに
対応する物理層回路31−iにより受信されたデータを
その他のポートに対応する物理層回路31−jおよびリ
ンク層回路11にそれぞれ供給するとともに、PEN信
号の示すポートに対応する状態制御回路25−iにデー
タ受信コマンドであるCTL信号を供給し、その他のポ
ートに対応する状態制御回路25−jにデータ送信コマ
ンドを供給する。この場合、PEN信号の示すポートが
データ受信ポートになり、その他のポートが受信したデ
ータをそのまま送信するデータ送信ポートになる。
【0051】データ受信コマンドが供給された状態制御
回路25−iは、図1の状態制御回路25と同様に、物
理層回路31−iにデータの受信を実行させ、データ送
信コマンドが供給されたその他の状態制御回路25−j
は、図1の状態制御回路25と同様に、物理層回路31
−jにデータの送信を実行させる。
【0052】なお、この実施の形態2によるインタフェ
ース回路は2つのポートを有しているが、ポートの数は
2に限定されるものではなく、3以上としてもよい。P
EN信号は、ポート数が2である場合には1ビット、ポ
ート数が3または4である場合には2ビット、ポート数
が5〜8のいずれかである場合には3ビットになる。ま
た、PEN信号のビット数はポート数分のビットとして
も勿論よい。
【0053】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、物理層に複数のポートを設けた場合に、第1の集積
回路1においてポート選択処理を実行し、選択したポー
トを示すPEN信号を第2の集積回路2に供給し、CT
L信号およびD信号の授受関係を切り換えるようにした
ので、物理層に複数のポートを設けたことに起因する第
1の集積回路1と第2の集積回路2との間の配線数の増
加を抑制することができるという効果が得られる。
【0054】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
よるインタフェース回路は、第1の集積回路1と第2の
集積回路2との間でD信号とCTL信号とをCD信号と
して時分割転送するものである。図6は、この発明の実
施の形態3によるインタフェース回路の構成を示すブロ
ック図である。
【0055】図において、12Aは、図1の制御信号生
成回路12と同様にCTL信号を生成して第1の時分割
転送回路14に供給し、データ送信またはデータ受信に
おいてデータ転送が継続する場合には1ビットのTD信
号をアサートしてその旨を状態制御回路25Aに通知す
る制御信号生成回路(第1の制御回路)である。25A
は図1の状態制御回路25と同様に物理層回路31を制
御するとともに、TD信号がアサートされた場合にはデ
ータ送信またはデータ受信においてデータ転送が継続す
る旨を第2の時分割転送回路27に通知する状態制御回
路(第2の制御回路)である。
【0056】14はCTL信号とD信号とを4ビットの
CD信号として時分割転送する第1の時分割転送回路で
ある。27はCD信号のうちの所定のタイムスロットで
データなどを時分割転送する第2の時分割転送回路であ
る。
【0057】なお、図6におけるその他の構成要素につ
いては実施の形態1によるもの(図1)と同様であるの
でその説明を省略する。
【0058】次に動作について説明する。CTL信号の
値が001〜101のいずれかである場合には、第1お
よび第2の時分割転送回路14,27は、クロック信号
SCLKの2クロックを1周期としてCD信号を2つの
タイムスロットで時分割し、第1のタイムスロット(前
半周期)でCTL信号を転送し、第2のタイムスロット
(後半周期)でD信号(スピードコードまたはアービト
レーション制御信号)を転送する。そして、転送された
CTL信号は第2の時分割転送回路27から状態制御回
路25Aへ供給され、転送されたD信号は第1の時分割
転送回路14からリンク層回路11へ、または第2の時
分割転送回路27から物理層回路31へ供給される。そ
して、供給されたCTL信号に従って状態制御回路25
Aは図1の状態制御回路25と同様に物理層回路31を
制御する。
【0059】また、CTL信号の値が000である場
合、すなわちアイドル状態コマンドの場合には、データ
などの転送が不要であるため、クロック信号SCLKの
1クロックを1周期としてCTL信号の転送が実行さ
れ、そのCTL信号が第2の時分割転送回路27から状
態制御回路25Aへ供給される。状態制御回路25A
は、そのCTL信号に従って図1の状態制御回路25と
同様に物理層回路31を制御する。
【0060】CTL信号の値が110または111であ
る場合、すなわちデータ送信コマンドまたはデータ受信
コマンドの場合には、制御信号生成回路12AはTD信
号をアサートし、状態制御回路25Aは、このデータ転
送の継続を第2の時分割転送回路27に通知する。そし
て第1および第2の時分割転送回路14,27は、最初
の周期の第1のタイムスロットでCTL信号を転送し、
最初の周期の第2のタイムスロット以降のすべてのタイ
ムスロットでD信号(この場合、データ)を継続して転
送する。なお、転送されたCTL信号は第2の時分割転
送回路27から状態制御回路25Aへ供給され、状態制
御回路25AはそのCTL信号に従って図1の状態制御
回路25と同様に、物理層回路31に、データ送信また
はデータ受信を実行させる。
【0061】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、CTL信号およびD信号を時分割転送するようにし
たので、第1の集積回路1と第2の集積回路2との間の
配線数を低減することができるという効果が得られる。
【0062】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、リン
ク層の処理を実行するリンク層回路と、物理層の処理の
状態遷移を実行する第1の制御回路とを有する第1の集
積回路と、第1の制御回路により実行される状態遷移に
基づき物理層の処理を実行する物理層回路を有する第2
の集積回路とを備えるようにしたので、現在の微細化技
術によりその第1の集積回路を高集積化することにより
物理層の処理を実行する回路の多くを高集積化すること
ができ、また、2つの集積回路間の配線数を低減するこ
とができ、コスト低減の恩恵を享受できるという効果が
ある。
【0063】この発明によれば、第2の集積回路に、所
定のポート数だけの物理層回路と、所定のポート数だけ
の第2の制御回路と、所定の数のポートのうちのいずれ
かのポートに対応する物理層回路および第2の制御回路
を第1の集積回路に電気的に接続するポート制御回路と
を有するように構成したので、物理層に複数のポートを
設けたことに起因する第1の集積回路と第2の集積回路
との間の配線数の増加を抑制することができるという効
果がある。
【0064】この発明によれば、第1の集積回路と第2
の集積回路との間の同一の配線を介して第1の制御回路
から第2の制御回路への制御信号を時分割転送する第1
および第2の時分割転送回路を第1および第2の集積回
路にそれぞれ備え、データが送信中または受信中である
場合、第1の制御回路により、第1の時分割転送回路に
よる制御信号の時分割転送を停止させるとともに、デー
タが送信または受信中であることを示す信号を配線とは
別の配線で第2の制御回路に供給し、その信号が供給さ
れた場合、第2の制御回路により、第2の時分割転送回
路による制御信号の時分割転送を停止させるように構成
したので、第1の集積回路と第2の集積回路との間の配
線数を低減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるインタフェー
ス回路の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1のトランシーバ回路の構成を示す回路図
である。
【図3】 制御信号生成回路により生成されるCTL信
号の値と、対応するコマンドの意味、第1の集積回路と
第2の集積回路との間で授受されるデータ(D信号)の
転送方向、およびそのデータ(D信号)の内容との対応
関係を示す図である。
【図4】 データ送受信時のクロック信号SCLK、C
TL信号およびD信号の対応関係の一例を示すタイミン
グチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態2によるインタフェー
ス回路の構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態3によるインタフェー
ス回路の構成を示すブロック図である。
【図7】 従来のインタフェース回路を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 第1の集積回路、2 第2の集積回路、11 リン
ク層回路、12,12A 制御信号生成回路(第1の制
御回路)、14 第1の時分割転送回路、25,25−
1,25−2,25A 状態制御回路(第2の制御回
路)、26 ポート制御回路、27 第2の時分割転送
回路、31,31−1,31−2 物理層回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IEEE規格1394に準拠するインタ
    フェースのうちのリンク層および物理層の処理を実行す
    るインタフェース回路において、 前記リンク層の処理を実行するリンク層回路と、前記物
    理層の処理の状態遷移を実行する第1の制御回路とを有
    する第1の集積回路と、 前記第1の制御回路により実行される状態遷移に基づき
    前記物理層の処理を実行する物理層回路を有する第2の
    集積回路とを備えることを特徴とするインタフェース回
    路。
  2. 【請求項2】 第1の制御回路は、前記物理層の処理の
    状態に対応する制御信号を生成し、 第2の集積回路は、前記制御信号に応じて前記物理層回
    路を制御する第2の制御回路を有することを特徴とする
    請求項1記載のインタフェース回路。
  3. 【請求項3】 第2の集積回路は、所定のポート数だけ
    の物理層回路と、前記所定のポート数だけの第2の制御
    回路と、所定の数のポートのうちのいずれかのポートに
    対応する前記物理層回路および前記第2の制御回路を第
    1の集積回路に電気的に接続するポート制御回路とを有
    することを特徴とする請求項1記載のインタフェース回
    路。
  4. 【請求項4】 第1の集積回路と第2の集積回路との間
    の同一の配線を介して第1の制御回路から第2の制御回
    路への制御信号を時分割転送する第1および第2の時分
    割転送回路を前記第1および第2の集積回路にそれぞれ
    備え、 前記第1の制御回路は、データが送信中または受信中で
    ある場合、第1の時分割転送回路による前記制御信号の
    時分割転送を停止させるとともに、データが送信または
    受信中であることを示す信号を前記配線とは別の配線で
    第2の制御回路に供給し、 前記第2の制御回路は、その信号が供給された場合、第
    2の時分割転送回路による前記制御信号の時分割転送を
    停止させることを特徴とする請求項2記載のインタフェ
    ース回路。
  5. 【請求項5】 第1の集積回路の配線は、第2の集積回
    路の配線より微細であることを特徴とする請求項1記載
    のインタフェース回路。
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