JP2000324700A - 系統連系型インバータの単独運転検出装置、および系統連系型インバータの単独運転検出方法 - Google Patents
系統連系型インバータの単独運転検出装置、および系統連系型インバータの単独運転検出方法Info
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- JP2000324700A JP2000324700A JP11131153A JP13115399A JP2000324700A JP 2000324700 A JP2000324700 A JP 2000324700A JP 11131153 A JP11131153 A JP 11131153A JP 13115399 A JP13115399 A JP 13115399A JP 2000324700 A JP2000324700 A JP 2000324700A
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Abstract
転の検出。 【解決手段】高調波重畳手段11,12によりインバー
タ出力に基準高調波を重畳したうえで、高調波検出手段
14により基準高調波が重畳されたインバータ出力から
基準高調波と同次数の高調波成分を取り出し、取り出し
た高調波成分と、基準高調波とを検知手段(16,1
8,19)、(20,21,22,23,24)により
比較し、その比較結果に基づいてインバータの単独運転
を検出する。
Description
連系型インバータが単独運転状態にあることを検出する
系統連系型インバータの単独運転検出装置に関する。
る単独運転の検出は例えば次のようにして行われてい
た。すなわち、インバータ出力の電流位相に所定の変動
を付与して無効電力を定期的に変動させた状態でインバ
ータ出力と電力系統とを連系させる。そして、連系させ
ながらインバータ出力の電圧波形を監視する。
場合には、無効電力がインバータから電力系統側に逆潮
流するためにインバータの出力電圧波形に変動は生じな
い。そのため、監視しているインバータ出力の電圧波形
に波形変動が生じないことを検知すると、電力系統が正
常に機能していると判断する。一方、電力系統に停電等
が生じて系統連系型インバータが単独運転状態になる
と、インバータの出力電流に応じてインバータと電力系
統との間にある負荷に電圧が発生するためにインバータ
出力の電圧波形に変動が生じる。そのため、監視してい
るインバータ出力の電圧波形に波形変動が生じているこ
とを検知すると、系統連系型インバータが単独運転状態
であると判断する。
して意図的に外乱(出力電流の位相変動)を与えること
により単独運転を検出しており、系統連系型インバータ
の出力側に電力系統と並列に接続された負荷(以下、イ
ンバータ負荷と称す)と系統連系型インバータの出力電
力とが釣り合って、系統異常時(停電等)において系統
連系型インバータに対する電力系統の影響がほとんど無
い状態であっても、系統連系型インバータの単独運転を
検出することができる。
うな従来の単独運転検出方法では、次のような課題があ
った。電力系統側に大きな負荷(以下、系統負荷と称
す)が接続された場合においてこの系統負荷に対する電
力供給が入切操作されると、その影響により電力系統の
周波数や位相が比較的大きく変動する。このような電力
系統における周波数や位相の変動は、電力系統における
停電と同様、インバータ出力の電圧波形に変動を生じさ
せる。そのため、大きな系統負荷を接続した状態で、そ
の系統負荷に対する電力供給の入切操作を行うと、単独
運転として誤検出する可能性があった。
定の変動を与えるために、電力ロスが比較的大きいとい
う課題もあった。
型インバータの単独運転を、精度高くしかも電力ロス少
なく検出できるようにすることを課題としている。
の発明は、インバータ出力に基準高調波を重畳する高調
波重畳手段と、前記基準高調波が重畳されたインバータ
出力から前記基準高調波と同次数の高調波成分を取り出
す高調波検出手段と、前記高調波検出手段で取り出した
高調波成分と、前記基準高調波との比較結果に基づいて
インバータの単独運転を検知する検知手段とを有するこ
とに特徴があり、これにより次のような作用を有する。
すなわち、この系統連系型インバータに接続された電力
系統に停電等が生じて系統連系型インバータが単独運転
すると、電力系統に接続されているインバータ出力の高
調波成分に変動が生じる。そこで、高調波検出手段によ
りインバータ出力から基準高調波と同次数の高調波成分
を取り出したうえで、取り出した高調波成分と基準高調
波とを検知手段で比較することで、インバータの単独運
転を検知することができる。
に外乱として高調波を与えることにより単独運転を検出
しており、系統連系型インバータと電力系統との間に配
設された負荷(:インバータ負荷)と系統連系型インバ
ータの出力電力とが釣り合って系統連系型インバータに
対する電力系統の影響がほとんど無い状態であっても、
系統連系インバータの単独運転を検出することができ
る。
荷)が接続された状態においてこの系統負荷に対する電
力供給が入切操作された場合であっても、その影響はイ
ンバータ出力中の高調波成分に現れにくい。そのため、
大きな系統負荷に対する電力供給の入切操作が行われた
場合であってもそれを単独運転として誤検出することは
起きにくくなる。
させるのではなく、インバータ出力に基準高調波を重畳
するだけでインバータ出力に外乱を付与しているので、
電力ロスは小さくなる。
1に係る系統連系型インバータの単独運転検出装置であ
って、前記高調波重畳手段は、インバータ指令信号に基
準高調波を重畳するものであることに特徴を有してお
り、これにより次のような作用を有する。すなわち、イ
ンバータ出力に対して比較的簡単にしかも高精度に基準
高調波を重畳することができる。
1または2記載の系統連系型インバータの単独運転検出
装置であって、前記検知手段は、前記高調波成分と前記
基準高調波との位相比較に基づいてインバータの単独運
転を検知するものであることに特徴を有しており、これ
により次のような作用を有する。すなわち、系統連系型
インバータが単独運転すると、基準高調波が外乱として
付与されたインバータ出力の高調波成分に位相変動が生
じる。そのため、その位相変動を、インバータ出力の高
調波成分と基準高調波との位相比較に基づいて検出すれ
ば、単独運転を高精度に検知することができる。
1ないし3のいずれか記載の系統連系型インバータの単
独運転検出装置であって、前記検知手段は、前記高調波
成分と前記基準高調波との電圧比較に基づいてインバー
タの単独運転を検知するものであることに特徴を有して
おり、これにより次のような作用を有する。すなわち、
系統連系型インバータが単独運転すると、電力系統に接
続されたインバータ出力の高調波成分の電圧に変動が生
じる。そのため、その電圧の変動を、インバータ出力の
高調波成分と基準高調波との電圧比較に基づいて検知す
れば、単独運転を高精度に検知することができる。
3の検知手段と、請求項4の検知手段とを有し、これら
検知手段が両方ともインバータ単独運転を検知すれば、
インバータ単独運転と判断するように構成されているこ
とに特徴を有しており、これにより次のような作用を有
する。すなわち、両方の検知手段でインバータ単独運転
を検知する場合のみ、インバータ単独運転と判断するの
で、その分、検出精度が高まって、インバータ単独運転
を誤検出しにくくなる。
1ないし4のいずれか記載の系統連系型インバータの単
独運転検出装置であって、前記検知手段が単独運転を検
知すると、インバータの出力を遮断する遮断手段をさら
に備えることに特徴を有しており、これにより次のよう
な作用を有する。すなわち、検知手段が単独運転を検知
したのち遮断手段が系統連系型インバータと電力系統と
を遮断すれば、系統連系型インバータのインバータ出力
が不用意に電力系統側に流出することを防止できる。
ータ出力に基準高調波を重畳したうえで、インバータ出
力から前記基準高調波の同次数の高調波成分を取り出
し、取り出した高調波成分と前記基準高調波との比較結
果に基づいてインバータの単独運転を検知することで、
系統連系型インバータの単独運転検出方法を構成してお
り、これにより次のような作用を有する。すなわち、系
統連系型インバータに接続された電力系統に停電等が生
じて系統連系型インバータが単独運転すると、電力系統
に接続されたインバータ出力の高調波成分に変動が生じ
る。そこで、インバータ出力から基準高調波と同次数の
高調波成分を取り出したうえで、取り出した高調波成分
と基準高調波とを比較することで、インバータの単独運
転を検知することができる。
荷)が接続された場合においてこの系統負荷に対する電
力供給が入切操作された場合であっても、その影響はイ
ンバータ出力中の高調波成分に現れにくい。そのため、
大きな系統負荷に対する電力供給の入切操作が行われて
も、単独運転として誤検出されにくい。
させるのではなく、インバータ出力に基準高調波を重畳
するだけでインバータ出力に外乱を付与するので、電力
ロスは小さくなる。
面を参照して詳細に説明する。
検出装置を組み込んだ系統連系型インバータの構成を示
すブロック図である。
装置1と単独運転検出装置2とを備えている。インバー
タ装置1は、インバータ本体3と、PWM制御部4と、
指令信号作成部5とを備えている。インバータ本体3
は、直流電源(本実施の形態では太陽電池パネル)αか
ら供給される直流電力を交流電力に変換して電力系統β
に出力している。PWM制御部4は電流基準信号を基に
してインバータ本体3をPWM制御している。指令信号
作成部5はPWM制御部4に系統電圧と同期した電流指
令信号を供給している。なお、指令信号作成部5は、記
憶している基準電流波形を電流指令信号としてPWM制
御部4に供給してもよいし、図示はしないが、記憶して
いる基準電流波形に対してインバータ出力をフィードバ
ックすることで電流指令信号を作成してもよい。
回路10と、高調波発生回路11と、加算器12と、電
圧センサ13と、トライアック14と、バンドパスフィ
ルタ15と、位相差検出部16と、第1基準値記憶部1
8と、第1比較器19と、第1実効値変換回路20と、
第2実効値変換回路21と、除算器22と、第2基準値
記憶部23と、第2比較器24と、AND回路25と、
遮断信号発生回路26と断続器27とを備えている。
ク信号を作成して高周波発生回路11とトライアック1
4とに供給している。高調波発生回路11は、供給され
る基準クロック信号を基にして基準高調波を発生させ
て、加算器12と位相差検出部16と第1実効値変換回
路20とに出力している。加算器12は、指令信号作成
部5で作成された電流指令信号に基準高調波を加算して
PWM制御部4に出力している。
して取り込まれるインバータ出力電圧情報から、クロッ
ク信号を基にして基準高調波と同次数の高調波成分を選
択的に取り出してバンドパスフィルタ15に出力してい
る。バンドパスフィルタ15は、トライアック14から
入力される高調波成分からノイズ成分を取り除いて位相
差検出部16と第2実効値変換回路21に供給してい
る。
から供給される基準高調波と、バンドパスフィルタ15
を介して供給される高調波成分との位相差を検出して第
1比較器19にその位相差情報を供給している。
記憶するとともに、記憶している位相差基準値を第1比
較器19に供給している。位相差基準値とは、電力系統
βが正常な状態におけるインバータ出力の高調波成分と
基準高調波との間の位相差の標準値をいう。
供給される位相差情報と、第1基準値記憶部18から供
給される位相差基準値とを比較し、検出した位相差が位
相差基準値を越えると、位相差超過情報をAND回路2
5に出力している。なお、第1比較器19は検出した位
相差が位相差基準値を越える毎に位相差超過情報をAN
D回路25に出力してもよいし、検出した位相差が位相
差基準値を越える回数が所定の複数回数を上回ると、位
相差超過情報をAND回路25に出力してもよい。超過
回数が所定の複数回数を上回るまで、位相差超過情報を
出力しないようにすれば、ノイズによる誤検出をある程
度防止することができる。
路11から供給される基準高調波から電圧実効値を検出
して除算器22に供給している。
ィルタ15を介して供給されるインバータ出力電圧情報
の高調波成分から電圧実効値を検出して除算器22に供
給している。除算器22は、供給される基準高調波の電
圧実効値と高調波成分の電圧実効値とを除算処理し、そ
の除算結果である電圧比情報を第2比較器24に出力し
ている。
記憶するとともに、記憶している電圧比基準値を第2比
較器24に供給している。電圧比基準値とは、電力系統
βが正常な状態におけるインバータ出力の高調波成分の
電圧実効値と基準高調波の電圧実効値との間の電圧比の
標準値をいう。なお、本実施の形態では、電圧実効値を
検出してその電圧比を算出していたが、電圧最大値等の
他の電圧情報を検出してその電圧比を算出するようにし
てもよい。
れる電圧比情報と、第2基準値記憶部23から供給され
る電圧比基準値とを比較し、検出した電圧比が電圧比基
準値を越えると、電圧比超過情報をAND回路25に出
力している。なお、第2比較器24は検出した電圧比が
電圧比基準値を越える毎に電圧比超過情報をAND回路
25に出力してもよいし、検出した電圧比が電圧比基準
値を越える回数が所定の複数回数を上回ると、電圧比超
過情報をAND回路25に出力してもよい。超過回数が
所定の複数回数を上回るまで、電圧比超過情報を出力し
ないようにすれば、ノイズによる誤検出をある程度防止
することができる。
電圧比超過情報と、第1比較器19からの位相差超過情
報とが両方とも入力されると、電力系統βに停電等の異
常が生じたことを示す異常信号を遮断信号発生回路26
に出力する。
されると遮断信号を断続器27に出力する。断続器27
は、インバータ装置1の出力端(電圧センサ13の接続
位置より電力系統β側)に設けられており、通常はイン
バータ装置1と電力系統βとを接続状態にして維持する
一方、遮断信号発生回路26から遮断信号が入力される
と、インバータ装置1と電力系統βとの接続を遮断する
よう構成されている。
加算器12とから高調波重畳手段が構成されており、位
相差検出部16と電圧センサ13とトライアック14と
から高調波検出手段が構成されており、位相差検出部1
6と第1基準値記憶部18と第1比較器19とから請求
項3における検知手段が構成されており、第1実効値変
換回路20と第2実効値変換回路21と除算器22と第
2基準値記憶部23と第2比較器24とから請求項4に
おける検知手段が構成されており、遮断信号発生回路2
6と遮断器27とから遮断手段が構成されている。
に設けられて、インバータ装置1との接続を入切する系
統側断続器であり、31は、インバータ装置1の出力端
に対して電力系統βと並列に接続された負荷であり、L
は、電力系統βのリアクタンスである。
運転の検出動作を説明する。以下の説明では、インバー
タ装置1の出力と、電力系統βとの間に配設された負荷
31とが釣り合った状態(以下、負荷釣り合い状態とい
う)における単独運転の検出について説明する。このよ
うな状態を例にして説明するのは、次のような理由によ
っている。すなわち、上記状態は、インバータ装置1の
単独運転を精度高く検出することが比較的困難な状態で
ある。そのため、このような状態で精度高く単独運転の
検出ができることを説明すれば、本願発明が高精度の単
独運転検出が可能であるを明確にできるためである。し
かしながら、本実施の形態では、インバータ装置1の出
力と、電力系統βとの間に配設された負荷31とが釣り
合っていない状態においても単独運転を精度高く検出で
きるのはもちろんである。
説明する。
転している状態において、高調波発生回路11で作成し
た所定期間分の基準高調波を、任意の繰り返し周期で電
流指令信号に加算し、この高調波重畳電流指令信号に基
づいてインバータ本体3を駆動する。そして、この状態
でインバータ本体3から出力されるインバータ出力か
ら、電圧センサ13、トライアック14、バンドパスフ
ィルタ15を介して高調波成分を取り出す。このとき、
基準高調波と同次数の高調波成分を選択的に取り出す。
取り出した高調波成分の電圧波形と基準高調波の位相と
の間の位相差を位相差検出部16で検出して、第1比較
部19に出力する。第1比較器19では、入力される位
相差と、第1基準値記憶部23から供給される位相差基
準値とを比較する。そして、位相差が位相差基準値を越
えと位相差超過情報をAND回路25に出力する。
と、基準高調波の電圧実効値とを第1、第2実効値変換
回路20、21で検出して、検出した電圧実効値を除算
器22で除算処理する。除算処理で得られた電圧比(高
調波成分の電圧実効値/基準高調波の電圧実効値)を第
2比較器24に出力する。第2比較器24では、入力さ
れる電圧比と、第2基準値記憶部23から供給される電
圧比基準値とを比較する。そして、電圧比が電圧比基準
値を越えると、電圧比超過情報をAND回路25に出力
する。
相差超過情報とが両方とも入力されると、電力系統βに
停電等が生じて、インバータ装置1が単独運転している
と判断して異常信号を遮断信号発生回路26に出力す
る。遮断信号発生回路26は、異常信号が入力されると
遮断信号を断続器27に出力して、インバータ装置1と
電力系統βとの接続を遮断する。
出力そのものを変動させるのではなく、インバータ出力
に基準高調波を重畳するだけでインバータ出力に外乱を
付与するので、電力ロスは小さくなる。
て、系統正常時の制御の詳細および停電等の系統異常時
の制御の詳細を次に説明する。
ている場合には、系統周波数の電流は系統側に流れな
い。しかしながら、高次高調波については、電力系統β
のリアクタンスLのインピーダンスが低いためにインバ
ータ装置1から電力系統β側に向けて流れる。ただし、
系統電圧に現れる高調波電圧は非常に小さな値となる。
そのため、図2に示すように、基準高調波の実効値と、
インバータ出力中の高調波成分の実効値とを対比する
と、これらの実効値の除算結果である電圧比には、高調
波電圧の電圧レベルに応じた電圧比が生じることにな
る。このことを電圧比基準値との比較(第2比較器24
が行う)により検出すると、電力系統βが正常であると
判断する。
高調波成分の電圧波形の位相は、電力系統βのリアクタ
ンスLにより比較的大きな位相進み(図2では、その一
例として1/4波長の位相進みとしている)が生じる。
そのため、図2に示すように、基準高調波の電流波形
と、インバータ出力中の高調波成分の電圧波形とを対比
すると、これらの波形の間には、比較的大きな位相差が
生じることになる。このことを位相差基準値との比較
(第1比較器19が行う)により検出すると、電力系統
βが正常であると判断する。
が、両方とも電力系統βが正常であるとの判断を下す場
合には、インバータ装置1と電力系統βとの接続を維持
する。
系統負荷と称するが、図1では図示省略している)が接
続された状態においてこの系統負荷に対する電力供給が
入切操作された場合であっても、その影響はインバータ
出力中の高調波成分に現れにくい。そのため、大きな系
統負荷に対する電力供給の入切操作が行われた場合であ
ってもそれを単独運転として誤検出することは起きにく
い。
のインピータンスが大きくなり、これにともなって、イ
ンバータ出力中の高調波成分のインピータンスも大きく
なる。そのため、インバータ出力中の高調波成分は高調
波電流となって負荷31に流れ込む。このとき負荷31
のインピータンスは正常状態での電力系統βのインピー
タンスより大きいので、発生する高調波電流によりイン
バータ出力電圧に比較的大きな高調波電圧が発生する。
そのため、図3に示すように、基準高調波の実効値と、
インバータ出力中の高調波成分の実効値とを対比する
と、これらの実効値の除算結果である電圧比には、発生
する高調波電圧の電圧レベルに応じた電圧比(系統正常
時より大きくなる)が生じることになる。このことを電
圧比基準値との比較(第2比較器24が行う)により検
出すると、電力系統βに停電または遮断等の異常が発生
した判断する。
高調波成分の電圧波形の位相には、電力系統βに停電ま
たは遮断等が生じてそのリアクタンスLがなくなること
で、位相変化が生じ、結果として若干位相の進み量が系
統正常時に比べて小さくなる。そのため、図3に示すよ
うに、基準高調波の電流波形と、インバータ出力中の高
調波成分の電圧波形とを対比すると、これらの波形の間
には、系統正常時に比べて小さな位相差が生じることに
なる。このことを位相差基準値との比較(第1比較器1
9が行う)により検出すると、電力系統βに異常が発生
したと判断する。
が、両方とも電力系統βに異常が発生したとの判断を下
す場合には、インバータ装置1と電力系統βとの接続を
遮断する。
出結果のうちのどちらか一方だけ、電力系統βの異常を
検出した場合には、誤検出の可能性があると判断して、
両方とも電力系統βに異常が発生したとの判断を下すま
で、インバータ装置1と電力系統βとの接続を遮断しな
い。
および位相差を検出する構成を設けることで、電圧比の
検出結果および位相差の検出結果が、両方とも電力系統
βに異常が発生したとの判断を下す場合のみ、系統異常
と判断することで、誤検出を防止している。しかしなが
ら、どちらか一方の構成(電圧比を検出する構成もしく
は位相差を検出する構成)だけを設けて、系統の異常を
判断してもよく、そうすれば、構成を簡略化することが
できる。
生回路11を設けて、この高調波発生回路11により基
準高調波を発生させていたが、図1において仮想線で示
すような高調波発生負荷32(例えばスイッチング素
子)をインバータ出力側に設け、この高調波発生負荷3
2で生じる高調波を基準高調波として用いてもよい。こ
の場合、高調波発生負荷32として既存の負荷を用いる
こともでき、そうするとさらなる構成の簡略化を図るこ
とができる。
な効果を奏する。
る電力供給が入切操作されてその影響で電力系統の周波
数や位相が比較的大きく変動した場合であっても、単独
運転として誤検出することがなく、その分、検出精度が
高まる。
バータ出力の電流位相自体には変動を与えないので、電
力ロスが小さくなった。そのため、検出精度の高い単独
運転検出をインバータの変換効率を下げることなく実現
できるようになる。
を備えた系統連系型インバータの構成を記すブロック図
である。
転検出の説明に供する波形図である。
転検出の説明に供する波形図である。
回路 12 加算 13 電圧セン
サ 14 トライアック 15 バンドパ
スフィルタ 16 位相差検出部 18 第1基準
値記憶部 19 第1比較器 20 第1実効
値変換回路 21 第2実効値変換回路 22 除算器 23 第2基準値記憶部 24 第2比較
器 25 AND回路 26 遮断信号
発生回路 27 断続器
Claims (7)
- 【請求項1】 インバータ出力に基準高調波を重畳する
高調波重畳手段と、 前記基準高調波が重畳されたインバータ出力から前記基
準高調波と同次数の高調波成分を取り出す高調波検出手
段と、 前記高調波検出手段で取り出した高調波成分と、前記基
準高調波との比較結果に基づいてインバータの単独運転
を検知する検知手段と、 を有することを特徴とする系統連系型インバータの単独
運転検出装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の系統連系型インバータの
単独運転検出装置であって、 前記高調波重畳手段は、インバータ指令信号に基準高調
波を重畳するものであることを特徴とする系統連系型イ
ンバータの単独運転検出装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の系統連系型イン
バータの単独運転検出装置であって、 前記検知手段は、前記高調波成分と前記基準高調波との
位相比較に基づいてインバータの単独運転を検知するも
のであることを特徴とする系統連系型インバータの単独
運転検出装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか記載の系統
連系型インバータの単独運転検出装置であって、 前記検知手段は、前記高調波成分と前記基準高調波との
電圧比較に基づいてインバータの単独運転を検知するも
のであることを特徴とする系統連系型インバータの単独
運転検出装置。 - 【請求項5】 請求項1または2記載の系統連系インバ
ータの単独運転検出装置であって、 請求項3記載の検知手段と、請求項4記載の検知手段と
を有し、これら検知手段が両方ともインバータ単独運転
を検知すれば、インバータ単独運転と判断するように構
成されていることを特徴とする系統連系インバータの単
独運転検出装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか記載の系統
連系型インバータの単独運転検出装置であって、 前記検知手段が単独運転を検知すると、インバータの出
力を遮断する遮断手段をさらに備えることを特徴とする
系統連系型インバータの単独運転検出装置。 - 【請求項7】 インバータ出力に基準高調波を重畳した
うえで、インバータ出力から前記基準高調波の同次数の
高調波成分を取り出し、取り出した高調波成分と前記基
準高調波との比較結果に基づいてインバータの単独運転
を検知することを特徴とする系統連系型インバータの単
独運転検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11131153A JP2000324700A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 系統連系型インバータの単独運転検出装置、および系統連系型インバータの単独運転検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11131153A JP2000324700A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 系統連系型インバータの単独運転検出装置、および系統連系型インバータの単独運転検出方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000324700A true JP2000324700A (ja) | 2000-11-24 |
Family
ID=15051250
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11131153A Pending JP2000324700A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 系統連系型インバータの単独運転検出装置、および系統連系型インバータの単独運転検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000324700A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007202330A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Toshiba Kyaria Kk | 電力変換装置 |
| JP2015073399A (ja) * | 2013-10-03 | 2015-04-16 | 山洋電気株式会社 | 分散型電源の単独運転検出装置及び方法 |
-
1999
- 1999-05-12 JP JP11131153A patent/JP2000324700A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007202330A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Toshiba Kyaria Kk | 電力変換装置 |
| JP2015073399A (ja) * | 2013-10-03 | 2015-04-16 | 山洋電気株式会社 | 分散型電源の単独運転検出装置及び方法 |
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