JP2000324710A - 直並列切り換え型キャパシタ蓄電装置 - Google Patents

直並列切り換え型キャパシタ蓄電装置

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JP2000324710A
JP2000324710A JP11135069A JP13506999A JP2000324710A JP 2000324710 A JP2000324710 A JP 2000324710A JP 11135069 A JP11135069 A JP 11135069A JP 13506999 A JP13506999 A JP 13506999A JP 2000324710 A JP2000324710 A JP 2000324710A
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廸夫 岡村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で横流を流れないようにし、損失
の軽減を図り、安全な動作を維持できるようにする。 【解決手段】 複数のキャパシタバンクC1、C2の直
並列接続を切り換え制御するように構成した直並列切り
換え型キャパシタ蓄電装置において、複数のキャパシタ
バンクC1、C2の直並列接続を切り換えるスイッチS
s、S1p、S2pと、キャパシタバンクC1、C2の
電圧を検出する電圧検出手段1と、電圧検出手段により
検出した電圧を判定しスイッチの制御を行う制御手段
2、3とを備え、制御手段3は、電圧に差があるキャパ
シタバンクC1、C2を直列接続から並列接続に切り換
えるとき、充電電圧の低い方のキャパシタバンクだけを
接続して充電を行い、電圧の差がなくなったことを条件
に残った方のキャパシタバンクを並列に接続するように
スイッチの制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のキャパシタ
バンクの接続を切り換えスイッチで切り換え制御し、全
放電状態からの充電では直列に接続して充電を開始し、
出力端子電圧が満充電電圧に達すると並列に接続して各
キャパシタバンクが満充電電圧に達するまで充電する直
並列切り換え型キャパシタ蓄電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多数の大容量キャパシタを直列及び並列
に接続したキャパシタ・バンクを使用する蓄電装置にお
いて、キャパシタ・バンクを直列に接続した状態で充電
を開始し、充電電圧が上昇したことによりキャパシタ・
バンクを並列接続に切り換えようとするとき、各バンク
の電圧の差があるとバンク間に横流(cross current)と
呼ばれる大電流が流れ、故障や損失の原因となる。
【0003】図4はキャパシタ・バンクの直並列切り換
え回路の構成例を示す図であり、C1、C2はキャパシ
タ・バンク、S1、S2a、S2bは切り換えスイッチ
を示す。図4に示すキャパシタ・バンクの直並列切り換
え回路(例えば米国特許第5,734,205号、特開
平8−168182号公報参照)では、満充電からま
ず、切り換えスイッチS1をオフ、切り換えスイッチS
2a、S2bをオンにすることにより、キャパシタ・バ
ンクC1、C2を並列に接続した状態で放電を開始す
る。そして放電に伴い出力端子間電圧が低下し、放電開
始時の1/2になったところで、切り換えスイッチS1
をオン、切り換えスイッチS2a、S2bをオフにす
る。この切り換え操作によりキャパシタ・バンクC1、
C2が直列接続になるので、出力端子間電圧は、再び放
電開始時の電圧まで上昇する。したがって、この後さら
に続けて出力端子間電圧が放電開始時の1/2に低下す
るまで放電することができる。その結果、初期電圧の1
00%〜50%の電圧範囲で、各キャパシタバンクの全
蓄電量の電圧の1/4、蓄電電量量で15/16=94
%を利用することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記キャパシタ・バン
クの直並列切り換え回路では、全放電状態から充電を行
う場合、切り換えスイッチS1だけをオンにして充電を
開始し、キャパシタ・バンクC1、C2の合計電圧が所
定の満充電電圧に達したところで、切り換えスイッチS
1をオフにすると同時に、切り換えスイッチS2a、S
2bをオンにして、さらに充電を続ける。しかしその際
に、キャパシタ・バンクC1、C2の充電電圧が等しく
ないと、電圧の高い方から低い方に充電電流(横流)が
流れるという問題が生じる。キャパシタによる蓄電装置
では、高効率を得るため不要な抵抗成分をできるだけ除
いて製造するので、キャパシタ・バンクC1、C2の電
圧差が大きいと、上記横流の値が装置を破損する恐れが
生じる。
【0005】かかる破損を防ぐには、切り換えスイッチ
S2a、S2b、あるいは途中の配線のいずれかに電流
を制限する機能を組み込むことが必要になる。その1つ
として、切り換えスイッチS2a、S2bにアナログ動
作が可能なパワースイッチ、例えばMOSFETやIG
BTなどが用いられる。この場合には、スイッチに電流
制限機能を持たせ、設定値以上の大きな電流では、抵抗
が高くなって横流が流れないような制御を行うことがで
きる。また、短時間の過渡的な電流であれば、チヨーク
コイルを挿入して横流を阻止することも可能である。
【0006】しかし、近年の技術進歩により、キャパシ
タの静電容量が巨大となり、蓄電量も増しつつあるた
め、スイッチに電流制限を行わせようとすると、その際
のエネルギー損失が無視できなくなり、また、チヨーク
コイルで電流を阻止しようとすると、巨大な鉄と銅の固
まりを据え付けるようなものとなってしまう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するものであって、簡単な構成で横流を流れないよう
にし、損失の軽減を図り、安全な動作を維持できるよう
にするものである。
【0008】そのために本発明は、複数のキャパシタバ
ンクの直並列接続を切り換え制御するように構成した直
並列切り換え型キャパシタ蓄電装置において、前記複数
のキャパシタバンクの直並列接続を切り換えるスイッチ
と、キャパシタバンクの電圧を検出する電圧検出手段
と、前記電圧検出手段により検出した電圧を判定し前記
スイッチの制御を行う制御手段とを備え、前記制御手段
は、電圧に差があるキャパシタバンクを直列接続から並
列接続に切り換えるとき、充電電圧の低い方のキャパシ
タバンクだけを接続して充電を行い、電圧の差がなくな
ったことを条件に残った方のキャパシタバンクを並列に
接続するように前記スイッチの制御を行うことを特徴と
し、前記キャパシタバンクを直列接続から並列接続に切
り換えるとき、前記電圧検出手段は、前記残った方のキ
ャパシタバンクの前記スイッチの開放電圧を検出し、前
記制御手段は、前記開放電圧がゼロ付近になったことを
条件に前記キャパシタバンクを並列に接続するように前
記スイッチの制御を行うことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る直並列切り
換え型キャパシタ蓄電装置の実施の形態を示す図であ
り、1は電圧検出回路、2は制御回路、4はPWMイン
バータ、C1、C2はキャパシタバンク、Ss、S1
p、S2pは切り換えスイッチを示す。
【0010】図1において、キャパシタバンクC1、C
2は、充電電源からの充電、負荷への放電を行う蓄電手
段として例えば電気二重層キャパシタのセルを1個乃至
複数個接続したバンクであり、切り換えスイッチSs、
S1p、S2pは、キャパシタバンクC1、C2の接続
を直並列切り換えるものである。電圧検出回路1は、キ
ャパシタバンクC1、C2を直並列接続した出力端子間
電圧を検出すると共に、各キャパシタバンクC1、C2
の充電電圧を検出するものであり、例えばととの間
で切り換えスイッチS1pに加わる電圧(スイッチ開放
電圧)Vs1p 、ととの間でキャパシタバンクC2の
電圧(充電レベル)Vc2、ととの間でキャパシタバ
ンクC1の電圧Vc1、ととの間で切り換えスイッチ
S2pに加わる電圧Vs2p 、ととの間で出力端子間
電圧Voを検出する。制御回路2は、電圧検出回路1に
より検出した出力端子間電圧Voと満充電電圧との比
較、キャパシタバンクC1、C2の各充電電圧Vc1、V
c2の比較判定を行い、切り換えスイッチSs、S1p、
S2pのオン/オフ制御を行うものであり、その際に充
電/放電モードと電圧比較判定回路2の判定結果に基づ
きキャパシタバンクC1、C2の間の充電レベルVc1、
Vc2の不均一により横流が流れないようにオン/オフの
タイミングを制御する。
【0011】次に、上記直並列切り換え型キャパシタ蓄
電装置により行う直並列切り換え制御について具体的に
説明する。全放電状態から充電する場合には、図1
(B)に示すようにまず制御回路2により切り換えスイ
ッチSsだけをオンにしキャパシタバンクC1、C2を
直列に接続した状態で充電を開始する。電圧検出回路1
により出力端子間電圧Voを検出し、その出力端子間電
圧Voを基準値である満充電電圧Vfと比較判定して、
出力端子間電圧Voが所定の満充電電圧Vfに達したと
ころで、制御回路2によりキャパシタバンクC1、C2
の接続を直列から並列に切り換えるために切り換えスイ
ッチSsだけをオフにする。このとき制御回路2では、
電圧比較判定回路2によりキャパシタバンクC1、C2
の各充電電圧Vc1、Vc2の比較判定を行い、これらの電
圧差がゼロ付近であれば、図1(D)に示すように切り
換えスイッチS1p、S2pをオンにしてキャパシタバ
ンクC1、C2を並列に接続した状態で充電を続けるよ
うにする。
【0012】しかし、キャパシタバンクC1、C2を図
1(B)に示す直列に接続した状態から図1(D)に示
す並列に接続した状態に切り換える時、キャパシタバン
クC1、C2の各充電電圧Vc1、Vc2の比較判定で所定
値以上の電圧差がある(ゼロ付近でない)場合には、図
1(C)に示すように先に充電レベルの低い方のキャパ
シタバンクC1(又はC2)の切り換えスイッチS1p
(又はS2p)だけをオンにして充電を続ける。
【0013】この状態では、充電レベルが低い方のキャ
パシタバンクC1だけが充電されるので、キャパシタバ
ンクC1、C2間の電圧の差が減少し、そのまま充電を
続ければ電圧の差がゼロになった後に逆転する。この電
圧の差がゼロ付近になった状態を検出して、残った他方
の切り換えスイッチS2p(又はS1p)をオンにし、
図1(D)に示すようにキャパシタバンクC1、C2を
並列に接続した状態で充電を続けるようにする。
【0014】図2は多段接続切り換え制御キャパシタ電
源装置による本発明の他の実施の形態を説明するための
図であり、CA1〜CA3、CB1〜CB3はキャパシ
タ、SS、SA1〜SA3、SB1〜SB3はスイッチ
を示す。上記実施の形態では、単純に1バンクの直並列
切り換えについて説明したが、複数のバンクを順次直並
列切り換え接続する場合にも同様に適用できる。その実
施の形態を示したのが図2である。
【0015】図2において、キャパシタCA1〜CA3
とCB1〜CB3は、電気エネルギー貯蔵用として、例
えば電気二重層コンデンサのようなキャパシタ(単セ
ル)であり、それぞれ同数ずつ直列に接続した2組のキ
ャパシタ群A、Bを構成するものである。なお、それぞ
れのキャパシタCA1〜CA3、CB1〜CB3は、複
数個を直列あるいはそれをさらに並列に接続したバンク
であってもよい。スイッチSSは、2組のキャパシタ群
A、Bを直列に接続する直列接続スイッチであり、スイ
ッチSA1〜SA3は、一方のキャパシタ群Aとスイッ
チSSとの直列接続点を他方のキャパシタ群Bの直列
接続他端及びそれぞれのキャパシタCB1〜CB3の
直列接続点に接続する一方のスイッチ群、スイッチSB
1〜SB3は、他方のキャパシタ群BとスイッチSSと
の直列接続点を一方のキャパシタ群Aの直列接続他端
及びそれぞれのキャパシタの直列接続点に接続する他
方のスイッチ群である。そして、図2(A)に示すよう
にスイッチSSのみをオンにすることにより、図2
(D)に示すようにキャパシタCA1〜CA3、CB1
〜CB3を直列に接続し、図2(B)に示すようにスイ
ッチSSをオフにして一方のスイッチ群のスイッチSA
3及びこれに対応する他方のスイッチ群のスイッチSB
3をオンにすることにより、図2(E)に示すように一
方のキャパシタ群Aの中央側接続キャパシタCA3と他
方のキャパシタ群Bの中央側接続キャパシタCB3とを
並列に接続する。同様に、図(C)に示すように一方の
スイッチ群のスイッチSA2及びこれに対応する他方の
スイッチ群のスイッチSB2をオンにし、他のスイッチ
は全てオフにすることにより、図2(F)に示すように
一方のキャパシタ群Aの中央側接続キャパシタCA3、
CA2の直列回路と他方のキャパシタ群Bの中央側接続
キャパシタCB3、CB2の直列回路とを並列に接続す
る。さらに、一方のスイッチ群のスイッチSA1及びこ
れに対応する他方のスイッチ群のスイッチSB1をオン
にし、他のスイッチは全てオフにすることにより、図2
(G)に示すように一方のキャパシタ群Aのキャパシタ
CA1〜CA3の直列回路と他方のキャパシタ群Bのキ
ャパシタCB1〜CB3の直列回路とを並列に接続す
る。
【0016】上記のように一方のスイッチ群のいずれか
1つのスイッチSA1〜SA3及びこれと反対側の他方
のスイッチ群のスイッチSB1〜SB3又はスイッチS
Sのいずれかを選択的に接続して、図2(D)〜(G)
のように複数のキャパシタCA1〜CA3、CB1〜C
B3の接続を切り換え制御するので、電圧を調整し充放
電に伴う電圧の変動を押さえることができる。例えば図
2(D)に示すようにキャパシタCA1〜CA3、CB
1〜CB3を全て直列に接続して充電を開始するが、充
電側の端子電圧が所定値まで上昇すると、図2(E)に
示す接続に切り換えることにより、キャパシタCA3、
CB3の電圧分低下させる。さらに充電により再び充電
側の端子電圧が所定値まで上昇すると、図2(F)、
(G)に示す接続に順次切り換えることにより、充電側
の端子電圧を所定値より上昇しないように押さえること
ができる。これら直列接続から並列接続に切り換え制御
する場合に、本発明では、並列接続するキャパシタのう
ち、電圧(充電レベル)の低い方のキャパシタを先に接
続して、充電を行い充電レベルが高い方に等しくなるの
を待って、残ったもう一方のキャパシタを並列に接続す
る。
【0017】また、図2(G)に示す接続状態から負荷
に給電を行うため放電を開始する場合には、出力電圧が
所定値まで低下すると、図2(F)に示す接続に切り換
えることにより出力電圧の低下を補い、さらに出力電圧
が所定値まで低下すると、図2(E)、(D)に示す接
続に切り換えることにより、出力電圧を所定値より低下
しないように押さえることができる。しかも、充放電の
際の全電流を負担するのは、キャパシタCA1〜CA
3、CB1〜CB3を全て直列に接続するスイッチSS
のみであり、その他のスイッチSA1〜SA3、SB1
〜SB3は、全電流の1/2の電流容量ですむ。さら
に、いずれの段階でもキャパシタに直列に接続されるス
イッチは1個だけとなるので、スイッチに半導体を用い
たときに問題となるスイッチのオン電圧による損失も最
小限にできる。
【0018】図3は多段接続切り換え制御キャパシタ電
源装置のさらに他の実施の形態を示す図であり、CM、
CA1〜CAn、CB1〜CBnはキャパシタ、SA、
SBはスイッチ、SS1、SS2、SSA1〜SSA
3、SSB1〜SSB3は制御整流素子、SD1、SD
2、SDA1〜SDA3、SDB1〜SDB3は整流素
子、A1は制御回路、1は充電回路、2は出力制御回
路、3は負荷を示す。
【0019】図3(A)において、キャパシタCMは、
負荷の定格電圧の範囲で充放電される出力用の主キャパ
シタバンクであり、キャパシタCA1〜CAn、CB1
〜CBnは、負荷電圧の許容変動幅の範囲で電圧調整用
に充放電される調整用キャパシタとして、キャパシタC
Mに直列に接続され、直並列接続の切り換えにより電圧
の調整を行うものである。スイッチSA、SBは、キャ
パシタCMに直列に接続したキャパシタCA1〜CA
n、CB1〜CBnを2組のキャパシタ群に分けて直並
列接続の切り換えを行うものであり、直列接続から並列
接続に切り換える場合に、電圧差があるとき、上記と同
様の制御を行う。
【0020】制御回路A1は、キャパシタCMにおける
充放電状態(端子電圧)を検出し、その充放電状態に応
じてスイッチSA、SBを制御してキャパシタCA1〜
CAn、CB1〜CBnの直並列接続の切り換えを行う
制御手段である。スイッチSA、SBは、この制御回路
A1によりキャパシタCA1〜CAn、CB1〜CBn
が全て直列接続となる実線のポジションから一方のキャ
パシタ群AのキャパシタCA1〜CAnの直列回路と他
方のキャパシタ群BのキャパシタCB1〜CBnの直列
回路とが並列接続となる点線のポジションまで段階的に
切り換え制御される。
【0021】充電回路11は、電源よりキャパシタC
M、CA1〜CAn、CB1〜CBnに定電流充電する
ものであり、キャパシタCMに直列に接続されたキャパ
シタCA1〜CAn、CB1〜CBnの直並列接続の切
り換えが段階的に制御され、最終的に一方のキャパシタ
群AのキャパシタCA1〜CAnの直列回路と他方のキ
ャパシタ群BのキャパシタCB1〜CBnの直列回路と
が並列に接続され定格電圧まで充電されて充電を終了す
る。出力制御回路12は、例えば既に知られた電流ホン
プのようにキャパシタCM、CA1〜CAn、CB1〜
CBnから負荷13に供給する電流を制御、調節した
り、負荷13から逆に電流源(充電回路)としてキャパ
シタCM、CA1〜CAn、CB1〜CBnを充電す
る、つまり負荷13が発電機となる回生制動の場合の切
り換えを行ったりするものである。したがって、出力制
御回路12としては、電子スイッチや、降圧チョッパ、
昇圧チョッパ、その他のDC/DCコンバータが用いら
れるが、キャパシタCA1〜CAn、CB1〜CBnの
接続切り換えの制御により、負荷13から見て調整の必
要のない範囲に電圧が安定化される場合には省くことも
でき、特に必要不可欠な構成要素というものではない。
勿論、キャパシタCA1〜CAn、CB1〜CBnの接
続切り換えの制御により、電圧変動範囲が小さくなれ
ば、これとコンバータを組み合わせることにより、コン
バータを高効率に設計でき、電圧安定性の高い電源を実
現することもできる。
【0022】また、切り換え回路を構成するスイッチS
A、SBに図3(B)に示すようにサイリスタなどの半
導体からなる単方向の制御整流素子SS1、SS2、S
SA1〜SSA3、SSB1〜SSB3とダイオードか
らなる整流素子SD1、SD2、SDA1〜SDA3、
SDB1〜SDB3との逆並列回路を用いることができ
る。このうち、少なくとも一方のキャパシタ群Aの直列
接続1端と他方のキャパシタ群Bの直列接続他端との間
を接続する回路は、制御整流素子SSA1と整流素子S
DA1、及び他方のキャパシタ群Bの直列接続1端と一
方のキャパシタ群Aの直列接続他端との間を接続する回
路は、制御整流素子SSB1と整流素子SDB1により
構成し、放電方向の整流素子SDA1、SDB1に逆方
向(充電方向)の制御整流素子SSA1、SSB1を並
列に接続する。これ以外の回路には、充電方向の制御整
流素子SS2、SSA3、SSB3と逆方向の制御整流
素子SS1、SSA2、SSB2とを直列に接続し、そ
れぞれに逆方向の整流素子SD2、SDA3、SDB
3、整流素子SD1、SDA2、SDB2を並列に接続
する。勿論、これらの回路としては、サイリスタ(制御
整流素子)を逆並列に接続した回路やトライアック(双
方向制御整流素子)を接続した回路であってもよい。こ
の場合には、電圧差があるとき、上記と同様の制御を行
ってもよいが、単方向の制御整流素を選択的にオン/オ
フ制御することにより横流を阻止できるので、同時に並
列接続に切り換える制御であってもよい。
【0023】上記のようにサイリスタやトライアック、
ダイオードを組み合わせて切り換え回路を構成すること
により、突入電流に強く、長時間でのオンロス、ゲート
ロスを少なくすることができる。しかも、接続の切り換
え時に主極にキャパシタの電圧が逆バイアスとして加わ
るので、ターンオフの制御が特別に必要でなくなり、ゲ
ート制御回路を簡素化することができる。例えば図3
(B)の回路において、充電時には、制御整流素子SS
2のみをオンにし他の全てをオフにした状態からスター
トする。そして、充電が進むに従ってまず制御整流素子
SSA3、SSB3をオンにすることにより、制御整流
素子SS2が逆バイアスでオフになる。次に制御整流素
子SSA1、SSB1をオンにすることにより、制御整
流素子SSA3、SSB3が逆バイアスでオフになる。
放電時には、制御整流素子を全てオフにした状態から整
流素子SDA1、SDB1が導通して放電をスタート
し、制御整流素子SSA2、SSB2をオンにし、次に
制御整流素子SS1をオンにすることにより、キャパシ
タCA1〜CAn、CB1〜CBnを全て直列に接続す
るまで切り換え制御することができる。
【0024】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記実施の形態では、充電を行いながらキャパシタバンク
を直列接続から並列接続に切り換える時、各キャパシタ
バンクの充電電圧を比較してその電圧差があれば電圧の
低い方の切り換えスイッチをオンにし、電圧差がゼロ付
近になるまで充電を続けるようにしたが、その際に、オ
ンにしないで残っている切り換えスイッチに加わる電圧
(図1のーのVs1p 、ーVs2p )を検出し、そ
の電圧がゼロ付近になったときに切り換えスイッチをオ
ンにするように制御してもよい。このようにすることに
より、充電電圧の低い方のキャパシタバンクの切り換え
スイッチをオンにした後は、キャパシタバンク間の充電
電圧を比較することなく、オフのままに残っている切り
換えスイッチに加わる電圧を監視して電圧がゼロ付近に
なったときにオンにしていくようにすればよい。このと
き、オフ状態になったままの充電電圧の高い方のキャパ
シタバンクの切り換えスイッチに加わる電圧は、充電電
圧の低い方のキャパシタバンクの充電に伴って小さくな
り、そのままで充電を続ければゼロを通過して電圧の極
性が反転する。したがって、この電圧がゼロ付近になっ
た状態を検出してオンにすればよい。
【0025】また、切り換えスイッチは、IGBT、F
ET、トランジスタのようなアナログ動作が可能な素子
に限らず、サイリスタ、トライアック、GTO、あるい
は機械的リレーのようなオン/オフ制御だけが可能な素
子が使用できることはいうまでもない。したがって、原
理的には、スイッチに加わる電圧がゼロになる瞬間を検
出してスイッチをオンにするのが本発明であるが、スイ
ッチ素子がサイリスタなどのようにオン電流を必要とす
る場合、ゼロでない一定の微小電圧を残した状態を検出
してスイッチ素子をオンさせるようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、複数のキャパシタバンクの直並列接続を切り
換え制御するように構成した直並列切り換え型キャパシ
タ蓄電装置において、複数のキャパシタバンクの直並列
接続を切り換えるスイッチと、キャパシタバンクの電圧
を検出する電圧検出手段と、電圧検出手段により検出し
た電圧を判定しスイッチの制御を行う制御手段とを備
え、制御手段は、電圧に差があるキャパシタバンクを直
列接続から並列接続に切り換えるとき、充電電圧の低い
方のキャパシタバンクだけを接続して充電を行い、電圧
の差がなくなったことを条件に残った方のキャパシタバ
ンクを並列に接続するようにスイッチの制御を行うの
で、簡単な構成で複数のキャパシタバンクを直列に接続
した状態から並列に接続を切り換えるとき、それらのキ
ャパシタバンク間に充電レベルの差があっても横流が流
れるのを防ぐことができる。したがって、直並列切り換
え型キャパシタ蓄電装置の損失の軽減を図り、安全な動
作を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る直並列切り換え型キャパシタ蓄
電装置の実施の形態を示す図である。
【図2】 多段接続切り換え制御キャパシタ電源装置に
よる本発明の他の実施の形態を説明するための図であ
る。
【図3】 多段接続切り換え制御キャパシタ電源装置の
さらに他の実施の形態を示す図である。
【図4】 キャパシタ・バンクの直並列切り換え回路の
構成例を示す図である。
【符号の説明】
1…電圧検出回路、2…電圧比較判定回路、3…スイッ
チ制御回路、4…PWMインバータ、C1、C2…キャ
パシタバンク、Ss、S1p、S2p…切り換えスイッ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山岸 政章 神奈川県横浜市金沢区福浦1丁目1番1号 株式会社パワーシステム内 Fターム(参考) 5G003 AA01 BA05 CA14 CC02 5G065 DA04 HA17 JA05 LA01 NA01 5H730 AA14 AS17 BB01 DD05 FD01 FD21

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のキャパシタバンクの直並列接続を
    切り換え制御するように構成した直並列切り換え型キャ
    パシタ蓄電装置において、前記複数のキャパシタバンク
    の直並列接続を切り換えるスイッチと、キャパシタバン
    クの電圧を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段
    により検出した電圧を判定し前記スイッチの制御を行う
    制御手段とを備え、前記制御手段は、電圧に差があるキ
    ャパシタバンクを直列接続から並列接続に切り換えると
    き、充電電圧の低い方のキャパシタバンクだけを接続し
    て充電を行い、電圧の差がなくなったことを条件に残っ
    た方のキャパシタバンクを並列に接続するように前記ス
    イッチの制御を行うことを特徴とする直並列切り換え型
    キャパシタ蓄電装置。
  2. 【請求項2】 前記キャパシタバンクを直列接続から並
    列接続に切り換えるとき、前記電圧検出手段は、前記残
    った方のキャパシタバンクの前記スイッチの開放電圧を
    検出し、前記制御手段は、前記開放電圧がゼロ付近にな
    ったことを条件に前記キャパシタバンクを並列に接続す
    るように前記スイッチの制御を行うことを特徴とする請
    求項1記載の直並列切り換え型キャパシタ蓄電装置。
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