JP2000324879A - モータ制御装置 - Google Patents
モータ制御装置Info
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- JP2000324879A JP2000324879A JP11134583A JP13458399A JP2000324879A JP 2000324879 A JP2000324879 A JP 2000324879A JP 11134583 A JP11134583 A JP 11134583A JP 13458399 A JP13458399 A JP 13458399A JP 2000324879 A JP2000324879 A JP 2000324879A
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブラシレスモータの誘起電圧やインダクタン
スに歪みがあるときにおいても、トルクリップルが生じ
ない、騒音や振動の発生を抑制したモータの制御装置を
提供する。 【解決手段】 本発明のモータ制御装置は、モータ5の
ステータ巻線1u、1v、1wを流れる相電流からd軸
電流値idとq軸電流値iqとを求め、これらの電流値
がd軸電流指令値id*とq軸電流指令値iq*とおり
になるように、d軸電圧指令値vd*とq軸電圧指令値
vq*とを作成して、相電流を制御するモータの制御装
置において、前記d軸及びq軸電流指令値id*、iq
*と前記d軸及びq軸電流値id、iqに基づき、それ
ぞれ駆動周波数の整数倍の周波数のd軸及びq軸学習値
vdr、vqrを作成し、これらのd軸及びq軸学習値
を用いてd軸及びq軸電圧指令値を補正するよう構成さ
れている。
スに歪みがあるときにおいても、トルクリップルが生じ
ない、騒音や振動の発生を抑制したモータの制御装置を
提供する。 【解決手段】 本発明のモータ制御装置は、モータ5の
ステータ巻線1u、1v、1wを流れる相電流からd軸
電流値idとq軸電流値iqとを求め、これらの電流値
がd軸電流指令値id*とq軸電流指令値iq*とおり
になるように、d軸電圧指令値vd*とq軸電圧指令値
vq*とを作成して、相電流を制御するモータの制御装
置において、前記d軸及びq軸電流指令値id*、iq
*と前記d軸及びq軸電流値id、iqに基づき、それ
ぞれ駆動周波数の整数倍の周波数のd軸及びq軸学習値
vdr、vqrを作成し、これらのd軸及びq軸学習値
を用いてd軸及びq軸電圧指令値を補正するよう構成さ
れている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘起電圧やインダ
クタンスの変化分が歪んだモータにおいて、ステータ巻
線に流れる相電流の歪みを低減するモータ制御装置に関
するものである。
クタンスの変化分が歪んだモータにおいて、ステータ巻
線に流れる相電流の歪みを低減するモータ制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ブラシレスモータは、機械的な整流機構
を持たないため保守が容易であり、永久磁石を利用して
いるため高効率である。従って、ブラシレスモータは電
気自動車用、産業機械用、あるいは空調機の圧縮機用な
どのモータとして幅広く使用されている。このブラシレ
スモータを制御する従来のモータ制御装置としては、文
献「ACサーボモータの理論と設計の実際」(1990
年5月第1版、総合電子出版社)に示されているものが
ある。
を持たないため保守が容易であり、永久磁石を利用して
いるため高効率である。従って、ブラシレスモータは電
気自動車用、産業機械用、あるいは空調機の圧縮機用な
どのモータとして幅広く使用されている。このブラシレ
スモータを制御する従来のモータ制御装置としては、文
献「ACサーボモータの理論と設計の実際」(1990
年5月第1版、総合電子出版社)に示されているものが
ある。
【0003】上記文献に示されている従来のモータ制御
装置は、モータのステータ巻線に流れる相電流を検出
し、静止座標系における相電流を回転座標系のd軸上の
d軸電流値及びq軸上のq軸電流値に変換する。そし
て、d軸電流値がd軸電流指令値の通りになるよう比例
積分制御し、d軸電圧値を作成する。また、q軸電流値
がq軸電流指令値の通りになるよう比例積分制御し、q
軸電圧指令値を作成する。これらのd軸電圧指令値とq
軸電圧指令値とを静止座標系の相電圧指令値に変換し、
ステータ巻線にこの相電圧指令値で示される電圧を印加
する。このように、従来のモータ制御装置は、d軸電流
指令値とq軸電流指令値で表される正弦波状の相電流を
ステータ巻線に流し、ブラシレスモータに所定の出力ト
ルクを発生させていた。
装置は、モータのステータ巻線に流れる相電流を検出
し、静止座標系における相電流を回転座標系のd軸上の
d軸電流値及びq軸上のq軸電流値に変換する。そし
て、d軸電流値がd軸電流指令値の通りになるよう比例
積分制御し、d軸電圧値を作成する。また、q軸電流値
がq軸電流指令値の通りになるよう比例積分制御し、q
軸電圧指令値を作成する。これらのd軸電圧指令値とq
軸電圧指令値とを静止座標系の相電圧指令値に変換し、
ステータ巻線にこの相電圧指令値で示される電圧を印加
する。このように、従来のモータ制御装置は、d軸電流
指令値とq軸電流指令値で表される正弦波状の相電流を
ステータ巻線に流し、ブラシレスモータに所定の出力ト
ルクを発生させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】正弦波状に着磁された
永久磁石を使用したブラシレスモータにおいて、理想的
にはステータ巻線に誘起される電圧の波形は、ロータの
回転の角度に対して正弦波状に変化する。また、ブラシ
レスモータやシンクロナスリラクタンスモータにおい
て、理想的にはインダクタンスの変化分がロータの回転
の角度に対して正弦波状に変化する。しかし、実際のブ
ラシレスモータやシンクロナスリラクタンスモータにお
いては、ステータ巻線の誘起電圧やインダクタンスの変
化分は正弦波状から歪んだ波形となる。
永久磁石を使用したブラシレスモータにおいて、理想的
にはステータ巻線に誘起される電圧の波形は、ロータの
回転の角度に対して正弦波状に変化する。また、ブラシ
レスモータやシンクロナスリラクタンスモータにおい
て、理想的にはインダクタンスの変化分がロータの回転
の角度に対して正弦波状に変化する。しかし、実際のブ
ラシレスモータやシンクロナスリラクタンスモータにお
いては、ステータ巻線の誘起電圧やインダクタンスの変
化分は正弦波状から歪んだ波形となる。
【0005】従来のモータ制御装置は、ステータに流れ
る相電流をフィードバックし、電流指令値の通りになる
よう電圧指令値を制御している。従って、従来のモータ
制御装置は、ステータ巻線の誘起電圧やインダクタンス
が歪んでも、これらの歪みを補償するよう電圧指令値を
変化させて正弦波状の相電流を流すよう構成されてい
た。上記のように構成された従来のモータ制御装置にお
いて、電流制御の周期を高速化して、フィードバックゲ
インを大きくすることにより、ステータ巻線の誘起電圧
やインダクタンスにおける大きな歪みに対する補償を行
っていた。しかしながら、電流制御の周期を高速化する
には自ずと限界があり、フィードバックゲインを大きく
するには限界があった。従って、永久磁石をロータの内
部に埋め込んだ埋込磁石型モータ(IPM:Interior Per
manent Magnet motor)のような誘起電圧やインダク
タンスの歪みが大きいモータにおいては、これらの歪み
を十分に補償することはできないという問題があった。
る相電流をフィードバックし、電流指令値の通りになる
よう電圧指令値を制御している。従って、従来のモータ
制御装置は、ステータ巻線の誘起電圧やインダクタンス
が歪んでも、これらの歪みを補償するよう電圧指令値を
変化させて正弦波状の相電流を流すよう構成されてい
た。上記のように構成された従来のモータ制御装置にお
いて、電流制御の周期を高速化して、フィードバックゲ
インを大きくすることにより、ステータ巻線の誘起電圧
やインダクタンスにおける大きな歪みに対する補償を行
っていた。しかしながら、電流制御の周期を高速化する
には自ずと限界があり、フィードバックゲインを大きく
するには限界があった。従って、永久磁石をロータの内
部に埋め込んだ埋込磁石型モータ(IPM:Interior Per
manent Magnet motor)のような誘起電圧やインダク
タンスの歪みが大きいモータにおいては、これらの歪み
を十分に補償することはできないという問題があった。
【0006】この問題について図8を参照して具体的に
説明する。図8は、従来のモータ制御装置を用いて、電
気角360°あたりにステータのスロット数が12であ
る埋込磁石型モータを従来のモータ制御装置により制御
したときのステータを流れる相電流の波形図である。従
来のモータ制御装置による制御において、誘起電圧やイ
ンダクタンスの歪みによる影響は相電流に対して電気角
360°あたりに12回(スロット数)の割合で繰り返
される。従って、図8に示すように、相電流は周期が3
0°(=360°/12スロット)で波打つような歪み
の成分を有している。このように、従来のモータ制御装
置において、電流のフィードバック制御だけでは、誘起
電圧やインダクタンスの歪みが大きいときに、これらの
歪みを十分に補償することができなかった。そのため、
このような制御では、相電流が波打つような歪みの成分
により回転トルクのリップルが生じ、騒音や振動が発生
し、電磁音も発生していた。
説明する。図8は、従来のモータ制御装置を用いて、電
気角360°あたりにステータのスロット数が12であ
る埋込磁石型モータを従来のモータ制御装置により制御
したときのステータを流れる相電流の波形図である。従
来のモータ制御装置による制御において、誘起電圧やイ
ンダクタンスの歪みによる影響は相電流に対して電気角
360°あたりに12回(スロット数)の割合で繰り返
される。従って、図8に示すように、相電流は周期が3
0°(=360°/12スロット)で波打つような歪み
の成分を有している。このように、従来のモータ制御装
置において、電流のフィードバック制御だけでは、誘起
電圧やインダクタンスの歪みが大きいときに、これらの
歪みを十分に補償することができなかった。そのため、
このような制御では、相電流が波打つような歪みの成分
により回転トルクのリップルが生じ、騒音や振動が発生
し、電磁音も発生していた。
【0007】本発明は、相電流のフィードバック制御だ
けではなく、誘起電圧やインダクタンスの歪みの影響を
学習して得た学習値をフィードフォワード的に電圧指令
値に重畳することにより、相電流の歪みを低減し、トル
クリップルや電磁音を低減することのできるモータ制御
装置を提供することを目的とする。
けではなく、誘起電圧やインダクタンスの歪みの影響を
学習して得た学習値をフィードフォワード的に電圧指令
値に重畳することにより、相電流の歪みを低減し、トル
クリップルや電磁音を低減することのできるモータ制御
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るモータ制御装置は、モータに流れる
電流を検出し、電流値を出力する電流検出手段と、前記
モータに流す電流の指令値を作成する電流指令値作成手
段と、前記電流指令値と前記電流値とに基づき前記モー
タに印加する電圧指令値を作成する電圧指令値作成手段
と、前記電圧指令値に基づき前記モータに電圧を印加す
る駆動手段とを具備し、前記電圧指令値作成手段が、前
記電流指令値と前記電流値とに基づき、前記電圧指令値
の補正に使用する駆動周波数の整数倍の周波数の学習値
を作成する学習値作成手段を有し、前記学習値にも基づ
き前記電圧指令値を作成するよう構成されている。
めに、本発明に係るモータ制御装置は、モータに流れる
電流を検出し、電流値を出力する電流検出手段と、前記
モータに流す電流の指令値を作成する電流指令値作成手
段と、前記電流指令値と前記電流値とに基づき前記モー
タに印加する電圧指令値を作成する電圧指令値作成手段
と、前記電圧指令値に基づき前記モータに電圧を印加す
る駆動手段とを具備し、前記電圧指令値作成手段が、前
記電流指令値と前記電流値とに基づき、前記電圧指令値
の補正に使用する駆動周波数の整数倍の周波数の学習値
を作成する学習値作成手段を有し、前記学習値にも基づ
き前記電圧指令値を作成するよう構成されている。
【0009】上記のように構成した本発明のモータ制御
装置は、ステータ巻線の誘起電圧やインダクタンスに歪
みがある場合においても、これらの歪みの影響を学習し
て得た学習値に基づいた補正値により電圧指令値を補正
するため、ステータを流れる電流の歪みを低減し、トル
クリップルや電磁音の発生を抑制することができる。
装置は、ステータ巻線の誘起電圧やインダクタンスに歪
みがある場合においても、これらの歪みの影響を学習し
て得た学習値に基づいた補正値により電圧指令値を補正
するため、ステータを流れる電流の歪みを低減し、トル
クリップルや電磁音の発生を抑制することができる。
【0010】他の観点の発明に係るモータ制御装置は、
モータのステータ巻線に流れる電流を検出し、相電流値
を出力する相電流検出手段と、静止座標系における前記
相電流値を回転座標系のd軸上のd軸電流値及びq軸上
のq軸電流値とにそれぞれ変換する3相2相変換手段
と、前記d軸電流値の指令値であるd軸電流指令値と前
記q軸電流値の指令値であるq軸電流指令値とを作成す
る電流指令値作成手段と、前記d軸電流指令値、前記d
軸電流値、前記q軸電流指令値、前記q軸電流値に基づ
き前記d軸に印加する電圧の指令値であるd軸電圧指令
値と前記q軸に印加する電圧の指令値であるq軸電圧指
令値とを作成する電圧指令値作成手段と、前記回転座標
系におけるの前記d軸電圧指令値と前記q軸電圧指令値
とを前記静止座標系における相電圧指令値に変換する2
相3相変換手段と、前記相電圧指令値に基づき前記ステ
ータ巻線に電圧を印加する駆動手段とを具備し、前記電
圧指令値作成手段が、前記d軸電流指令値と前記d軸電
流値とに基づき前記d軸電圧指令値の補正に使用する駆
動周波数の整数倍の周波数のd軸学習値を作成するd軸
学習値作成手段と、前記q軸電流指令値と前記q軸電流
値とに基づき前記q軸電圧指令値の補正に使用する駆動
周波数の整数倍の周波数のq軸学習値を作成するq軸学
習値作成手段とを有し、前記d軸学習値にも基づき前記
d軸電圧指令値を作成し、前記q軸学習値にも基づき前
記q軸電圧指令値を作成するよう構成されている。
モータのステータ巻線に流れる電流を検出し、相電流値
を出力する相電流検出手段と、静止座標系における前記
相電流値を回転座標系のd軸上のd軸電流値及びq軸上
のq軸電流値とにそれぞれ変換する3相2相変換手段
と、前記d軸電流値の指令値であるd軸電流指令値と前
記q軸電流値の指令値であるq軸電流指令値とを作成す
る電流指令値作成手段と、前記d軸電流指令値、前記d
軸電流値、前記q軸電流指令値、前記q軸電流値に基づ
き前記d軸に印加する電圧の指令値であるd軸電圧指令
値と前記q軸に印加する電圧の指令値であるq軸電圧指
令値とを作成する電圧指令値作成手段と、前記回転座標
系におけるの前記d軸電圧指令値と前記q軸電圧指令値
とを前記静止座標系における相電圧指令値に変換する2
相3相変換手段と、前記相電圧指令値に基づき前記ステ
ータ巻線に電圧を印加する駆動手段とを具備し、前記電
圧指令値作成手段が、前記d軸電流指令値と前記d軸電
流値とに基づき前記d軸電圧指令値の補正に使用する駆
動周波数の整数倍の周波数のd軸学習値を作成するd軸
学習値作成手段と、前記q軸電流指令値と前記q軸電流
値とに基づき前記q軸電圧指令値の補正に使用する駆動
周波数の整数倍の周波数のq軸学習値を作成するq軸学
習値作成手段とを有し、前記d軸学習値にも基づき前記
d軸電圧指令値を作成し、前記q軸学習値にも基づき前
記q軸電圧指令値を作成するよう構成されている。
【0011】上記のように構成した本発明のモータ制御
装置は、ステータ巻線の誘起電圧やインダクタンスに歪
みがある場合において、これらの歪みの影響を学習して
得た学習値に基づいた補正値により電圧指令値を補正し
て、ステータを流れる相電流の歪みを低減し、トルクリ
ップルや電磁音の発生を抑制することができる。
装置は、ステータ巻線の誘起電圧やインダクタンスに歪
みがある場合において、これらの歪みの影響を学習して
得た学習値に基づいた補正値により電圧指令値を補正し
て、ステータを流れる相電流の歪みを低減し、トルクリ
ップルや電磁音の発生を抑制することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るモータ制御装
置の好適な実施例について添付の図面を参照しつつ説明
する。
置の好適な実施例について添付の図面を参照しつつ説明
する。
【0013】《実施例1》以下、本発明に係る実施例1
におけるモータ制御装置について図1から図6を用いて
説明する。実施例1におけるモータ制御装置は、電流制
御部における比例項から誘起電圧やインダクタンスの歪
みの情報を学習し、この歪みを表すd軸学習値とq軸学
習値とを作成する。そして、これらの学習値から誘起電
圧やインダクタンスの歪みの影響をなくすようなd軸補
正値とq軸補正値とを作成し、これらの補正値を電圧指
令値にフィードフォワード的に重畳する。このように電
圧指令値を作成することにより、実施例1のモータ制御
装置は相電流の歪みの低減を実現するものである。
におけるモータ制御装置について図1から図6を用いて
説明する。実施例1におけるモータ制御装置は、電流制
御部における比例項から誘起電圧やインダクタンスの歪
みの情報を学習し、この歪みを表すd軸学習値とq軸学
習値とを作成する。そして、これらの学習値から誘起電
圧やインダクタンスの歪みの影響をなくすようなd軸補
正値とq軸補正値とを作成し、これらの補正値を電圧指
令値にフィードフォワード的に重畳する。このように電
圧指令値を作成することにより、実施例1のモータ制御
装置は相電流の歪みの低減を実現するものである。
【0014】[実施例1のモータ制御装置の構成]ま
ず、本発明に係る実施例1のモータ制御装置の構成につ
いて説明する。図1は、実施例1のモータ制御装置の構
成を示すブロック図である。図1において、ブラシレス
モータ5は、24個のスロット数を有するステータ(図
示せず)と、このステータに対向し近接して配置された
ロータ2とを有している。各ステータには、相電流が流
れるステータ巻線1u、1v、1wがそれぞれ巻回され
ている。実施例1において、ステータに巻回されたステ
ータ巻線1u、1v、1wはY結線(各ステータ巻線1
u、1v、1wの片端が1点で接続される結線)されて
いる。このロータ2の内部には永久磁石3が配置されて
おり、相電流により生成される磁束とこの永久磁石3に
より生成される磁束との相互作用によりロータ2が回転
する。実施例1におけるブラシレスモータ5の磁極数は
4である。また、ロータ2の片側の回転軸端部には光エ
ンコーダ4が取り付けられおり、この光エンコーダ4
は、ロータ2の回転角度の検出に使用する原点位置信号
ZとA相信号AとB相信号Bとを出力する。
ず、本発明に係る実施例1のモータ制御装置の構成につ
いて説明する。図1は、実施例1のモータ制御装置の構
成を示すブロック図である。図1において、ブラシレス
モータ5は、24個のスロット数を有するステータ(図
示せず)と、このステータに対向し近接して配置された
ロータ2とを有している。各ステータには、相電流が流
れるステータ巻線1u、1v、1wがそれぞれ巻回され
ている。実施例1において、ステータに巻回されたステ
ータ巻線1u、1v、1wはY結線(各ステータ巻線1
u、1v、1wの片端が1点で接続される結線)されて
いる。このロータ2の内部には永久磁石3が配置されて
おり、相電流により生成される磁束とこの永久磁石3に
より生成される磁束との相互作用によりロータ2が回転
する。実施例1におけるブラシレスモータ5の磁極数は
4である。また、ロータ2の片側の回転軸端部には光エ
ンコーダ4が取り付けられおり、この光エンコーダ4
は、ロータ2の回転角度の検出に使用する原点位置信号
ZとA相信号AとB相信号Bとを出力する。
【0015】実施例1のモータ制御装置は、ステータ巻
線1u、1v、1wに印加する電圧を制御する駆動部7
と、スイッチング指令信号guh、gul、gvh、g
vl、gwh、gwlを生成して駆動部7に出力するM
PU8と、2相のステータ巻線1u、1vに流れる電流
を検知する電流センサ6u、6vとを有している。駆動
部7は、MPU8から出力されたスイッチング指令信号
guh、gul、gvh、gvl、gwh、gwlに基
づいて各ステータ巻線1u、1v、1wに印加する電圧
をそれぞれ制御する。電流センサ6u、6vは、ステー
タ巻線1u、1vに流れる電流をそれぞれ検出し、アナ
ログu相電流値iua、アナログv相電流値ivaをM
PU8へ出力する。
線1u、1v、1wに印加する電圧を制御する駆動部7
と、スイッチング指令信号guh、gul、gvh、g
vl、gwh、gwlを生成して駆動部7に出力するM
PU8と、2相のステータ巻線1u、1vに流れる電流
を検知する電流センサ6u、6vとを有している。駆動
部7は、MPU8から出力されたスイッチング指令信号
guh、gul、gvh、gvl、gwh、gwlに基
づいて各ステータ巻線1u、1v、1wに印加する電圧
をそれぞれ制御する。電流センサ6u、6vは、ステー
タ巻線1u、1vに流れる電流をそれぞれ検出し、アナ
ログu相電流値iua、アナログv相電流値ivaをM
PU8へ出力する。
【0016】MPU8は、ロータ2の回転角度と速度と
を演算する角度速度演算部10と、ロータ2の回転速度
を制御する速度制御部20と、ステータ巻線1u、1
v、1wに流れる電流を制御する電流制御部30とを有
している。角度速度演算部10は、光エンコーダ4から
出力される原点位置信号ZとA相信号AとB相信号Bと
から角度θを作成する角度作成部11と、角度θを入力
し速度ωを出力する速度作成部12とを有している。速
度制御部20は、外部から設定されたアナログ速度指令
値ω*aを入力し、速度指令値ω*を出力するアナログ
/デジタル変換器(Analog DigitalConverter:以下、
アナログ/デジタル変換器をADCと記す)21と、速
度指令値ω*と速度ωとを入力しトルク指令値T*を出
力するトルク指令値作成部22と、トルク指令値T*を
入力しd軸電流指令値id*とq軸電流指令値iq*と
を出力する電流指令値作成部23とを有している。
を演算する角度速度演算部10と、ロータ2の回転速度
を制御する速度制御部20と、ステータ巻線1u、1
v、1wに流れる電流を制御する電流制御部30とを有
している。角度速度演算部10は、光エンコーダ4から
出力される原点位置信号ZとA相信号AとB相信号Bと
から角度θを作成する角度作成部11と、角度θを入力
し速度ωを出力する速度作成部12とを有している。速
度制御部20は、外部から設定されたアナログ速度指令
値ω*aを入力し、速度指令値ω*を出力するアナログ
/デジタル変換器(Analog DigitalConverter:以下、
アナログ/デジタル変換器をADCと記す)21と、速
度指令値ω*と速度ωとを入力しトルク指令値T*を出
力するトルク指令値作成部22と、トルク指令値T*を
入力しd軸電流指令値id*とq軸電流指令値iq*と
を出力する電流指令値作成部23とを有している。
【0017】図1に示すように、電流制御部30は、A
DC31u、31vと、3相2相変換部32と、電圧指
令値作成部33と、2相3相変換部34と、PWM制御
器35とを具備している。ADC31u、31vは、電
流センサ6u、6vからのアナログu相電流値iua及
びアナログv相電流値ivaがそれぞれ入力され、デジ
タル値のu相電流値iu及びv相電流値ivを出力す
る。3相2相変換部32は、u相電流値iuとv相電流
値ivと角度θが入力され、d軸電流値idとq軸電流
値iqとを出力する。電圧指令値作成部33は、d軸電
流値idとq軸電流値iqとd軸電流指令値id*とq
軸電流指令値iq*と角度θと速度ωとが入力され、d
軸電圧指令値vd*とq軸電圧指令値vq*とを出力す
る。2相3相変換部34は、d軸電圧指令値vd*とq
軸電圧指令値vq*と角度θとが入力され、u相電圧指
令値vu*とv相電圧指令値vv*とw相電圧指令値v
w*とを出力する。PWM制御器35は、u相電圧指令
値vu*とv相電圧指令値vv*とw相電圧指令値vw
*とが入力され、スイッチング指令信号guh、gu
l、gvh、gvl、gwh、gwlを出力する。
DC31u、31vと、3相2相変換部32と、電圧指
令値作成部33と、2相3相変換部34と、PWM制御
器35とを具備している。ADC31u、31vは、電
流センサ6u、6vからのアナログu相電流値iua及
びアナログv相電流値ivaがそれぞれ入力され、デジ
タル値のu相電流値iu及びv相電流値ivを出力す
る。3相2相変換部32は、u相電流値iuとv相電流
値ivと角度θが入力され、d軸電流値idとq軸電流
値iqとを出力する。電圧指令値作成部33は、d軸電
流値idとq軸電流値iqとd軸電流指令値id*とq
軸電流指令値iq*と角度θと速度ωとが入力され、d
軸電圧指令値vd*とq軸電圧指令値vq*とを出力す
る。2相3相変換部34は、d軸電圧指令値vd*とq
軸電圧指令値vq*と角度θとが入力され、u相電圧指
令値vu*とv相電圧指令値vv*とw相電圧指令値v
w*とを出力する。PWM制御器35は、u相電圧指令
値vu*とv相電圧指令値vv*とw相電圧指令値vw
*とが入力され、スイッチング指令信号guh、gu
l、gvh、gvl、gwh、gwlを出力する。
【0018】電圧指令値作成部33において、d軸電流
誤差値作成部41は、d軸電流指令値id*とd軸電流
値idとが入力され、d軸電流誤差値edを出力する。
d軸比例項作成部42は、d軸電流誤差値edが入力さ
れ、d軸比例項vdp*を出力する。また、d軸積分項
作成部43は、d軸電流誤差値edが入力され、d軸積
分項vdi*を出力する。d軸非干渉項作成部44は、
d軸電流指令値id*とq軸電流指令値iq*と速度ω
とが入力され、d軸非干渉項vdn*を出力する。図1
に示すように、補正前d軸電圧指令値作成部45はd軸
比例項vdp*とd軸積分項vdi*とd軸非干渉項v
dn*とが入力され、補正前d軸電圧指令値vd*1を
出力する。d軸学習値作成部46は、d軸比例項作成部
42からのd軸比例項vdp*と角度θとが入力され、
d軸学習値vdrを作成する。d軸補正値作成部47
は、d軸学習値作成部46からのd軸学習値vdrと角
度θと速度ωが入力されd軸補正値vdc*を作成す
る。また、d軸電圧指令値補正部48は、補正前d軸電
圧指令値vd*1とd軸補正値vdc*とが入力され、
d軸電圧指令値vd*を出力する。
誤差値作成部41は、d軸電流指令値id*とd軸電流
値idとが入力され、d軸電流誤差値edを出力する。
d軸比例項作成部42は、d軸電流誤差値edが入力さ
れ、d軸比例項vdp*を出力する。また、d軸積分項
作成部43は、d軸電流誤差値edが入力され、d軸積
分項vdi*を出力する。d軸非干渉項作成部44は、
d軸電流指令値id*とq軸電流指令値iq*と速度ω
とが入力され、d軸非干渉項vdn*を出力する。図1
に示すように、補正前d軸電圧指令値作成部45はd軸
比例項vdp*とd軸積分項vdi*とd軸非干渉項v
dn*とが入力され、補正前d軸電圧指令値vd*1を
出力する。d軸学習値作成部46は、d軸比例項作成部
42からのd軸比例項vdp*と角度θとが入力され、
d軸学習値vdrを作成する。d軸補正値作成部47
は、d軸学習値作成部46からのd軸学習値vdrと角
度θと速度ωが入力されd軸補正値vdc*を作成す
る。また、d軸電圧指令値補正部48は、補正前d軸電
圧指令値vd*1とd軸補正値vdc*とが入力され、
d軸電圧指令値vd*を出力する。
【0019】さらに、電圧指令値作成部33において、
q軸電流誤差値作成部51は、q軸電流指令値iq*と
q軸電流値iqとが入力され、q軸電流誤差値eqを出
力する。q軸比例項作成部52は、q軸電流誤差値eq
が入力され、q軸比例項vqp*を出力する。q軸積分
項作成部53は、q軸電流誤差値eqが入力され、q軸
積分項vqi*を出力する。q軸非干渉項作成部54
は、d軸電流指令値id*とq軸電流指令値iq*と速
度ωとが入力され、q軸非干渉項vqn*を出力する。
図1に示すように、補正前q軸電圧指令値作成部55
は、q軸比例項vqp*とq軸積分項vqi*とq軸非
干渉項vqn*とが入力され、補正前q軸電圧指令値v
q*1を出力する。q軸学習値作成部56は、q軸比例
項vqp*と角度θとが入力され、q軸学習値vqrを
作成する。q軸補正値作成部57は、q軸学習値vqr
と角度θと速度ωとが入力され、q軸補正値vqc*を
作成する。q軸電圧指令値補正部58は、補正前q軸電
圧指令値vq*1とq軸補正値vqc*とが入力され、
q軸電圧指令値vq*を出力する。
q軸電流誤差値作成部51は、q軸電流指令値iq*と
q軸電流値iqとが入力され、q軸電流誤差値eqを出
力する。q軸比例項作成部52は、q軸電流誤差値eq
が入力され、q軸比例項vqp*を出力する。q軸積分
項作成部53は、q軸電流誤差値eqが入力され、q軸
積分項vqi*を出力する。q軸非干渉項作成部54
は、d軸電流指令値id*とq軸電流指令値iq*と速
度ωとが入力され、q軸非干渉項vqn*を出力する。
図1に示すように、補正前q軸電圧指令値作成部55
は、q軸比例項vqp*とq軸積分項vqi*とq軸非
干渉項vqn*とが入力され、補正前q軸電圧指令値v
q*1を出力する。q軸学習値作成部56は、q軸比例
項vqp*と角度θとが入力され、q軸学習値vqrを
作成する。q軸補正値作成部57は、q軸学習値vqr
と角度θと速度ωとが入力され、q軸補正値vqc*を
作成する。q軸電圧指令値補正部58は、補正前q軸電
圧指令値vq*1とq軸補正値vqc*とが入力され、
q軸電圧指令値vq*を出力する。
【0020】図2は、実施例1のモータ制御装置におけ
る駆動部7の構成を示す回路図である。図2に示すよう
に、駆動部7において、上側IGBT73u、73v、
73w電源71は、そのコレクタが電源71の正極に接
続されており、エミッタがステータ巻線1u、1v、1
wにそれぞれ接続されている。また、上側ダイオード7
4u、74v、74wが上側IGBT73u、73v、
73wにそれぞれ逆並列接続されている。下側IGBT
75u、75v、75wは、そのコレクタがステータ巻
線1u、1v、1wにそれぞれ接続され、エミッタが電
源71の負極に接続されている。また、下側ダイオード
76u、76v、76wは下側IGBT75u、75
v、75wにそれぞれ逆並列接続されている。また、駆
動部7は、PWM制御器35からのスイッチング指令信
号guh、gul、gvh、gvl、gwh、gwlに
基づきそれぞれ上側IGBT73u、73v、73wの
ゲート電圧と下側IGBT75u、75v、75wのゲ
ート電圧とを制御するプリドライブ器77を有してい
る。
る駆動部7の構成を示す回路図である。図2に示すよう
に、駆動部7において、上側IGBT73u、73v、
73w電源71は、そのコレクタが電源71の正極に接
続されており、エミッタがステータ巻線1u、1v、1
wにそれぞれ接続されている。また、上側ダイオード7
4u、74v、74wが上側IGBT73u、73v、
73wにそれぞれ逆並列接続されている。下側IGBT
75u、75v、75wは、そのコレクタがステータ巻
線1u、1v、1wにそれぞれ接続され、エミッタが電
源71の負極に接続されている。また、下側ダイオード
76u、76v、76wは下側IGBT75u、75
v、75wにそれぞれ逆並列接続されている。また、駆
動部7は、PWM制御器35からのスイッチング指令信
号guh、gul、gvh、gvl、gwh、gwlに
基づきそれぞれ上側IGBT73u、73v、73wの
ゲート電圧と下側IGBT75u、75v、75wのゲ
ート電圧とを制御するプリドライブ器77を有してい
る。
【0021】[ブラシレスモータ5の構成と動作]次
に、実施例1のブラシレスモータ5について図3を参照
しつつ説明する。まず、d軸とq軸について説明する。
図3は、ステータ巻線1u、1v、1wとロータ2とd
軸とq軸と角度θとの関係を示す図である。なお、説明
を簡単にするために、磁極数が2のブラシレスモータに
ついて説明する。d軸はロータ2に配置された永久磁石
3による磁束の方向の軸とし、q軸はd軸に対して回転
方向に90°進んだ方向の軸とする。また、ステータ巻
線1uとd軸のなす角度を角度θとし、ロータ2が回転
する正の向きを角度θの正の向きとする。以下の説明で
は、角度θは電気角とする(以下、特に明記しないと
き、角度は電気角を表す)。ここで、実際のロータ2の
回転角度を機械角Θ、ロータの磁極数をpとすると、上
記電気角θは下記式(1)で表される。
に、実施例1のブラシレスモータ5について図3を参照
しつつ説明する。まず、d軸とq軸について説明する。
図3は、ステータ巻線1u、1v、1wとロータ2とd
軸とq軸と角度θとの関係を示す図である。なお、説明
を簡単にするために、磁極数が2のブラシレスモータに
ついて説明する。d軸はロータ2に配置された永久磁石
3による磁束の方向の軸とし、q軸はd軸に対して回転
方向に90°進んだ方向の軸とする。また、ステータ巻
線1uとd軸のなす角度を角度θとし、ロータ2が回転
する正の向きを角度θの正の向きとする。以下の説明で
は、角度θは電気角とする(以下、特に明記しないと
き、角度は電気角を表す)。ここで、実際のロータ2の
回転角度を機械角Θ、ロータの磁極数をpとすると、上
記電気角θは下記式(1)で表される。
【0022】
【数1】
【0023】次に、実施例1におけるブラシレスモータ
5の動作について説明する。駆動部7により印加される
電圧により、それぞれステータ巻線1u、1v、1wに
流れる相電流により生成される磁束と永久磁石3の磁束
との相互作用によりロータ2が回転する。図1におい
て、ロータ2の片側の軸端に取り付けられた光エンコー
ダ4は、角度θを作成するために使用される原点位置信
号ZとA相信号AとB相信号Bを角度速度演算部10に
出力する。原点位置信号Zは、ロータ2が1回転する間
に1回パルスを発生する信号であり、図3において、ロ
ータ2の角度が機械角で0°となるとき、パルスを発生
する。A相信号A及びB相信号Bはそれぞれデューティ
ーが50%の矩形波状の信号であり、A相信号AとB相
信号Bとの位相差は90°である。ロータ2の回転の方
向が正方向のとき、A相信号A、B相信号Bの順に信号
が変化し、ロータ2の回転の方向が負方向のとき、B相
信号B、A相信号Aの順に信号が変化する。また、A相
信号とB相信号はそれぞれロータ2の機械角1回転あた
りNPS個の矩形波を発生する。ここで、NPSは光エ
ンコーダ4の分解能によって定まる定数である。
5の動作について説明する。駆動部7により印加される
電圧により、それぞれステータ巻線1u、1v、1wに
流れる相電流により生成される磁束と永久磁石3の磁束
との相互作用によりロータ2が回転する。図1におい
て、ロータ2の片側の軸端に取り付けられた光エンコー
ダ4は、角度θを作成するために使用される原点位置信
号ZとA相信号AとB相信号Bを角度速度演算部10に
出力する。原点位置信号Zは、ロータ2が1回転する間
に1回パルスを発生する信号であり、図3において、ロ
ータ2の角度が機械角で0°となるとき、パルスを発生
する。A相信号A及びB相信号Bはそれぞれデューティ
ーが50%の矩形波状の信号であり、A相信号AとB相
信号Bとの位相差は90°である。ロータ2の回転の方
向が正方向のとき、A相信号A、B相信号Bの順に信号
が変化し、ロータ2の回転の方向が負方向のとき、B相
信号B、A相信号Aの順に信号が変化する。また、A相
信号とB相信号はそれぞれロータ2の機械角1回転あた
りNPS個の矩形波を発生する。ここで、NPSは光エ
ンコーダ4の分解能によって定まる定数である。
【0024】[実施例1のモータ制御装置の動作]次
に、実施例1のモータ制御装置における各部の動作につ
いて説明する。電流センサ6u、6vは、ステータ巻線
1u、1vに流れる電流をそれぞれ検出し、アナログu
相電流値iua、アナログv相電流値ivaをMPU8
のADC31u、31vにそれぞれ出力する。MPU8
の角度速度演算部10は、光エンコーダ4が出力する原
点位置信号Z、A相信号A及びB相信号Bに基づき下記
のように角度θと速度ωとを作成する。角度作成部11
は、A相信号AとB相信号Bとが入力されるごとに角度
θを更新する。また、原点位置信号Zが入力されるごと
に角度θを0°にする。具体的には、原点位置信号Zが
入力されると下記式(2)により角度θを0°にする。
A相信号A、B相信号Bの順に入力されるとき(正順
時)には、A相信号A、B相信号Bの各立ち上がりと立
ち下がりごとに、下記式(3)により、角度θをdθだ
けを進める。また、B相信号B、A相信号Aの順に入力
されるとき(逆順時)には、A相信号A、B相信号Bの
各立ち上がりと立ち下がりごとに、下記式(4)により
角度θをdθだけ戻す。ここで、dθは下記式(5)で
与えられ、pは磁極数であり、NPSは光エンコーダの
分解能によって定まる定数である。
に、実施例1のモータ制御装置における各部の動作につ
いて説明する。電流センサ6u、6vは、ステータ巻線
1u、1vに流れる電流をそれぞれ検出し、アナログu
相電流値iua、アナログv相電流値ivaをMPU8
のADC31u、31vにそれぞれ出力する。MPU8
の角度速度演算部10は、光エンコーダ4が出力する原
点位置信号Z、A相信号A及びB相信号Bに基づき下記
のように角度θと速度ωとを作成する。角度作成部11
は、A相信号AとB相信号Bとが入力されるごとに角度
θを更新する。また、原点位置信号Zが入力されるごと
に角度θを0°にする。具体的には、原点位置信号Zが
入力されると下記式(2)により角度θを0°にする。
A相信号A、B相信号Bの順に入力されるとき(正順
時)には、A相信号A、B相信号Bの各立ち上がりと立
ち下がりごとに、下記式(3)により、角度θをdθだ
けを進める。また、B相信号B、A相信号Aの順に入力
されるとき(逆順時)には、A相信号A、B相信号Bの
各立ち上がりと立ち下がりごとに、下記式(4)により
角度θをdθだけ戻す。ここで、dθは下記式(5)で
与えられ、pは磁極数であり、NPSは光エンコーダの
分解能によって定まる定数である。
【0025】
【数2】
【0026】
【数3】
【0027】
【数4】
【0028】
【数5】
【0029】速度作成部12は、所定の時間(速度作成
周期TW0と記す)ごとに起動され、回転にともなって
変化する角度θを時間で微分したものを速度ωとする。
具体的には、前回に速度作成部12が起動されたときか
ら今回に速度作成部12が起動されたときまでの角度θ
の変化量を速度作成周期で除算して下記式(6)により
速度ωが算出される。ここで、θ(i)は、今回に速度
作成部12が起動されたときの角度θであり、θ(i−
1)は、前回に速度作成部12が起動されたときの角度
θである。
周期TW0と記す)ごとに起動され、回転にともなって
変化する角度θを時間で微分したものを速度ωとする。
具体的には、前回に速度作成部12が起動されたときか
ら今回に速度作成部12が起動されたときまでの角度θ
の変化量を速度作成周期で除算して下記式(6)により
速度ωが算出される。ここで、θ(i)は、今回に速度
作成部12が起動されたときの角度θであり、θ(i−
1)は、前回に速度作成部12が起動されたときの角度
θである。
【0030】
【数6】
【0031】[速度制御部20の動作]次に、速度制御
部20の動作について説明する。速度制御部20は、予
め設定された時間ごとに起動され、ADC21、トルク
指令値作成部22、電流指令値作成部23の順に下記の
動作をさせ、外部から入力されるアナログ速度指令値ω
*aにしたがってロータ2が回転するようd軸電流指令
値id*とq軸電流指令値iq*とを制御する。外部の
速度指令値作成部(図示せず)は、アナログ速度指令値
ω*aを作成し、実施例1のモータ制御装置のMPU8
の速度制御部20に出力する。ADC21は、アナログ
値であるアナログ速度指令値ω*aをディジタル値であ
る速度指令値ω*に変換する。トルク指令値作成部22
は、速度ωが速度指令値ω*と同じになるように比例積
分制御(PI制御)を用いて下記式(7)によりトルク
指令値T*を算出する。すなわち、速度指令値ω*と速
度ωとの差に比例ゲインKPWを乗じた値と、速度指令
値ω*と速度ωの差を積分したものに積分ゲインKIW
を乗じた値とを加算してトルク指令値T*とする。
部20の動作について説明する。速度制御部20は、予
め設定された時間ごとに起動され、ADC21、トルク
指令値作成部22、電流指令値作成部23の順に下記の
動作をさせ、外部から入力されるアナログ速度指令値ω
*aにしたがってロータ2が回転するようd軸電流指令
値id*とq軸電流指令値iq*とを制御する。外部の
速度指令値作成部(図示せず)は、アナログ速度指令値
ω*aを作成し、実施例1のモータ制御装置のMPU8
の速度制御部20に出力する。ADC21は、アナログ
値であるアナログ速度指令値ω*aをディジタル値であ
る速度指令値ω*に変換する。トルク指令値作成部22
は、速度ωが速度指令値ω*と同じになるように比例積
分制御(PI制御)を用いて下記式(7)によりトルク
指令値T*を算出する。すなわち、速度指令値ω*と速
度ωとの差に比例ゲインKPWを乗じた値と、速度指令
値ω*と速度ωの差を積分したものに積分ゲインKIW
を乗じた値とを加算してトルク指令値T*とする。
【0032】
【数7】
【0033】電流指令値作成部23は、ブラシレスモー
タ5の出力トルクがトルク指令値T*と同じになるよう
に、d軸電流指令値id*とq軸電流指令値iq*とを
作成する。まず、電流指令値作成部23において、下記
式(8)により、前記トルク指令値T*をある設定され
た値KTで除算して電流指令値iaを生成する。また、
下記式(9)により、前記電流指令値iaに−sin
(βT)を乗じてd軸電流指令値id*を生成する。一
方、下記式(10)により、前記電流指令値iaにco
s(βT)を乗じてq軸電流指令値iq*を生成する。
ここで、βTは電流指令値iaが与えられたときに最大
出力トルクまたは最大効率を実現する電流位相であり、
0°から45°の間の角度である。
タ5の出力トルクがトルク指令値T*と同じになるよう
に、d軸電流指令値id*とq軸電流指令値iq*とを
作成する。まず、電流指令値作成部23において、下記
式(8)により、前記トルク指令値T*をある設定され
た値KTで除算して電流指令値iaを生成する。また、
下記式(9)により、前記電流指令値iaに−sin
(βT)を乗じてd軸電流指令値id*を生成する。一
方、下記式(10)により、前記電流指令値iaにco
s(βT)を乗じてq軸電流指令値iq*を生成する。
ここで、βTは電流指令値iaが与えられたときに最大
出力トルクまたは最大効率を実現する電流位相であり、
0°から45°の間の角度である。
【0034】
【数8】
【0035】
【数9】
【0036】
【数10】
【0037】[電流制御部30の動作]次に、電流制御
部30の動作について説明する。電流制御部30は、予
め設定された時間(電流制御周期)ごとに起動され、A
DC31u、31v、3相2相変換部32、電圧指令値
作成部33、2相3相変換部34、PWM制御器35の
順に下記の動作をさせる。これにより、d軸電流指令値
id*、およびq軸電流指令値iq*で表される電流指
令値のように対応してステータ巻線1u、1v、1wに
電流が流れるようにスイッチング信号guh、gul、
gvh、gvl、gwh、gwlを制御する。ADC3
1u及びADC31vは、それぞれアナログ値であるア
ナログu相電流値iua及びアナログv相電流値iva
をデジタル値であるu相電流値iu及びv相電流値iv
に変換する。3相2相変換部32は、前記u相電流値i
u及びv相電流値ivをそれぞれ回転座標系であるd軸
上のd軸電流値id及びq軸上のq軸電流値iqに変換
する。具体的には、3相2相変換部32は、下記式(1
1)及び式(12)によりd軸電流値idとq軸電流値
iqとを算出する。
部30の動作について説明する。電流制御部30は、予
め設定された時間(電流制御周期)ごとに起動され、A
DC31u、31v、3相2相変換部32、電圧指令値
作成部33、2相3相変換部34、PWM制御器35の
順に下記の動作をさせる。これにより、d軸電流指令値
id*、およびq軸電流指令値iq*で表される電流指
令値のように対応してステータ巻線1u、1v、1wに
電流が流れるようにスイッチング信号guh、gul、
gvh、gvl、gwh、gwlを制御する。ADC3
1u及びADC31vは、それぞれアナログ値であるア
ナログu相電流値iua及びアナログv相電流値iva
をデジタル値であるu相電流値iu及びv相電流値iv
に変換する。3相2相変換部32は、前記u相電流値i
u及びv相電流値ivをそれぞれ回転座標系であるd軸
上のd軸電流値id及びq軸上のq軸電流値iqに変換
する。具体的には、3相2相変換部32は、下記式(1
1)及び式(12)によりd軸電流値idとq軸電流値
iqとを算出する。
【0038】
【数11】
【0039】
【数12】
【0040】電圧指令値作成部33は、d軸電流値id
およびq軸電流値iqがそれぞれd軸電流指令値id*
およびq軸電流指令値iq*と同じになるように比例積
分制御(PI制御)と非干渉制御とを用いてd軸電圧指
令値vd*およびq軸電圧指令値vq*を制御する。こ
こで、本発明の特徴である学習値による補正方式を用い
ることにより、ステータ巻線1u、1v、1wに流れる
電流の歪みを低減する。この電圧指令値作成部33の動
作については後述する。
およびq軸電流値iqがそれぞれd軸電流指令値id*
およびq軸電流指令値iq*と同じになるように比例積
分制御(PI制御)と非干渉制御とを用いてd軸電圧指
令値vd*およびq軸電圧指令値vq*を制御する。こ
こで、本発明の特徴である学習値による補正方式を用い
ることにより、ステータ巻線1u、1v、1wに流れる
電流の歪みを低減する。この電圧指令値作成部33の動
作については後述する。
【0041】2相3相変換部34は、ステータ巻線1
u、1v、1wに印加する電圧について上記3相2相変
換部32で行われる変換の逆変換を行う。すなわち、2
相3相変換部34は、回転座標系であるd軸及びq軸上
のd軸電圧指令値vd*とq軸電圧指令値vq*とを静
止座標系の3相の電圧指令値に変換する。具体的には、
各ステータ巻線1u、1v、1wに印加する電圧の指令
値であるu相電圧指令値vu*、v相電圧指令値vv*
及びw相電圧指令値vw*をそれぞれ下記式(13)、
式(14)及び式(15)により算出する。
u、1v、1wに印加する電圧について上記3相2相変
換部32で行われる変換の逆変換を行う。すなわち、2
相3相変換部34は、回転座標系であるd軸及びq軸上
のd軸電圧指令値vd*とq軸電圧指令値vq*とを静
止座標系の3相の電圧指令値に変換する。具体的には、
各ステータ巻線1u、1v、1wに印加する電圧の指令
値であるu相電圧指令値vu*、v相電圧指令値vv*
及びw相電圧指令値vw*をそれぞれ下記式(13)、
式(14)及び式(15)により算出する。
【0042】
【数13】
【0043】
【数14】
【0044】
【数15】
【0045】PWM制御器35は、u相電圧指令値vu
*とv相電圧指令値vv*とw相電圧指令値vw*をパ
ルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)す
る。具体的には、ある設定された周波数と振幅とを持つ
三角波を発生し、この三角波とu相電圧指令値vu*と
を比較して、u相電圧指令値vu*のほうが大きいとき
は、スイッチング信号guhをH、スイッチング信号g
ulをLとする。一方、u相電圧指令値vu*のほうが
小さいときは、スイッチング信号guhをL、スイッチ
ング信号gulをHとする。なお、スイッチング信号g
uh、gulの状態が遷移するとき、スイッチング信号
guh、gulを双方ともLにする短い時間を設ける
(この短い時間はデッドタイムと呼ばれる)。また、v
相およびw相についても同様に、v相電圧指令値vv*
およびw相電圧指令値vw*に基づきそれぞれスイッチ
ング信号gvh、gvl、およびスイッチング信号gw
h、gwlを作成する。
*とv相電圧指令値vv*とw相電圧指令値vw*をパ
ルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)す
る。具体的には、ある設定された周波数と振幅とを持つ
三角波を発生し、この三角波とu相電圧指令値vu*と
を比較して、u相電圧指令値vu*のほうが大きいとき
は、スイッチング信号guhをH、スイッチング信号g
ulをLとする。一方、u相電圧指令値vu*のほうが
小さいときは、スイッチング信号guhをL、スイッチ
ング信号gulをHとする。なお、スイッチング信号g
uh、gulの状態が遷移するとき、スイッチング信号
guh、gulを双方ともLにする短い時間を設ける
(この短い時間はデッドタイムと呼ばれる)。また、v
相およびw相についても同様に、v相電圧指令値vv*
およびw相電圧指令値vw*に基づきそれぞれスイッチ
ング信号gvh、gvl、およびスイッチング信号gw
h、gwlを作成する。
【0046】[駆動部7の動作]次に、実施例1におけ
る駆動部7(図2)の動作について説明する。駆動部7
は、以下に述べる動作により電源71の電圧を制御し
て、スイッチング信号guh、gul、gvh、gv
l、gwh、gwlに基づき電圧をそれぞれステータ巻
線1u、1v、1wに印加する。すなわち、u相に関し
て、プリドライブ器77は、スイッチング信号guhが
Hのとき上側IGBT73uが通電し、スイッチング信
号guhがLのとき上側IGBT73uが非通電となる
よう、上側IGBT73uのゲート電圧を制御する。一
方、プリドライブ器77は、スイッチング信号gulが
Hのとき下側IGBT75uが通電し、スイッチング信
号gulがLのとき下側IGBT75uが非通電となる
ように、下側IGBT75uのゲート電圧を制御する。
同様に、v相、およびw相についても、スイッチング信
号gvh、gvl、及びgwh、gwlに基づきそれぞ
れ上側IGBT73v、73w、下側IGBT75v、
75wのゲート電圧を制御する。
る駆動部7(図2)の動作について説明する。駆動部7
は、以下に述べる動作により電源71の電圧を制御し
て、スイッチング信号guh、gul、gvh、gv
l、gwh、gwlに基づき電圧をそれぞれステータ巻
線1u、1v、1wに印加する。すなわち、u相に関し
て、プリドライブ器77は、スイッチング信号guhが
Hのとき上側IGBT73uが通電し、スイッチング信
号guhがLのとき上側IGBT73uが非通電となる
よう、上側IGBT73uのゲート電圧を制御する。一
方、プリドライブ器77は、スイッチング信号gulが
Hのとき下側IGBT75uが通電し、スイッチング信
号gulがLのとき下側IGBT75uが非通電となる
ように、下側IGBT75uのゲート電圧を制御する。
同様に、v相、およびw相についても、スイッチング信
号gvh、gvl、及びgwh、gwlに基づきそれぞ
れ上側IGBT73v、73w、下側IGBT75v、
75wのゲート電圧を制御する。
【0047】[電圧指令値作成部33の動作]次に、電
流制御部30における電圧指令値作成部33の動作につ
いて説明する。電圧指令値作成部33は、d軸に関し
て、d軸電流誤差値作成部41、d軸比例項作成部4
2、d軸積分項作成部43、d軸非干渉項作成部44、
補正前d軸電圧指令値作成部45、d軸学習値作成部4
6、d軸補正値作成部47、d軸電圧指令値補正部48
の順に下記動作を行う。同様に、電圧指令値作成部33
は、q軸に関して、q軸電流誤差値作成部51、q軸比
例項作成部52、q軸積分項作成部53、q軸非干渉項
作成部54、補正前q軸電圧指令値作成部55、q軸学
習値作成部56、q軸補正値作成部57、q軸電圧指令
値補正部58の順に下記動作を行う。
流制御部30における電圧指令値作成部33の動作につ
いて説明する。電圧指令値作成部33は、d軸に関し
て、d軸電流誤差値作成部41、d軸比例項作成部4
2、d軸積分項作成部43、d軸非干渉項作成部44、
補正前d軸電圧指令値作成部45、d軸学習値作成部4
6、d軸補正値作成部47、d軸電圧指令値補正部48
の順に下記動作を行う。同様に、電圧指令値作成部33
は、q軸に関して、q軸電流誤差値作成部51、q軸比
例項作成部52、q軸積分項作成部53、q軸非干渉項
作成部54、補正前q軸電圧指令値作成部55、q軸学
習値作成部56、q軸補正値作成部57、q軸電圧指令
値補正部58の順に下記動作を行う。
【0048】d軸電流誤差値作成部41は、下記式(1
6)により、d軸電流指令値id*からd軸電流値id
を減算してd軸電流誤差値edを算出する。d軸比例項
作成部42は、下記式(17)により、d軸電流誤差値
edにある設定された値であるd軸比例ゲインKPDを
乗算して、d軸比例項vdp*を算出する。d軸積分項
作成部43は、下記式(18)により、d軸電流誤差値
edにある設定された値であるd軸積分ゲインKIDを
乗算して、さらに積分してd軸積分項vdi*を算出す
る。ここで、Σは積分を表し、前回に電圧指令値作成部
33が起動されたときのd軸積分項vdi*に今回に電
圧指令値作成部33が起動されたときのd軸積分項vd
i*を加算したものである。d軸非干渉項作成部44
は、下記式(19)により、相抵抗Rとd軸電流指令値
id*とを、角速度ωeとq軸インダクタンスLqとq
軸電流指令値iq*とをそれぞれ乗算し、前者の乗算結
果から後者の乗算結果を減算してd軸非干渉項vdn*
を算出する。ここで、角速度ωeは速度ωから算出され
る。補正前d軸電流指令値作成部45は、下記式(2
0)により、d軸比例項vdp*とd軸積分項vdi*
とd軸非干渉項vdn*とを加算して補正前d軸電圧指
令値vd*1を算出する。
6)により、d軸電流指令値id*からd軸電流値id
を減算してd軸電流誤差値edを算出する。d軸比例項
作成部42は、下記式(17)により、d軸電流誤差値
edにある設定された値であるd軸比例ゲインKPDを
乗算して、d軸比例項vdp*を算出する。d軸積分項
作成部43は、下記式(18)により、d軸電流誤差値
edにある設定された値であるd軸積分ゲインKIDを
乗算して、さらに積分してd軸積分項vdi*を算出す
る。ここで、Σは積分を表し、前回に電圧指令値作成部
33が起動されたときのd軸積分項vdi*に今回に電
圧指令値作成部33が起動されたときのd軸積分項vd
i*を加算したものである。d軸非干渉項作成部44
は、下記式(19)により、相抵抗Rとd軸電流指令値
id*とを、角速度ωeとq軸インダクタンスLqとq
軸電流指令値iq*とをそれぞれ乗算し、前者の乗算結
果から後者の乗算結果を減算してd軸非干渉項vdn*
を算出する。ここで、角速度ωeは速度ωから算出され
る。補正前d軸電流指令値作成部45は、下記式(2
0)により、d軸比例項vdp*とd軸積分項vdi*
とd軸非干渉項vdn*とを加算して補正前d軸電圧指
令値vd*1を算出する。
【0049】
【数16】
【0050】
【数17】
【0051】
【数18】
【0052】
【数19】
【0053】
【数20】
【0054】d軸学習値作成部46は、d軸比例項vd
p*から誘起電圧やインダクタンスの歪みの影響の情報
を後述の方法で学習してd軸学習値vdrを作成する。
d軸補正値作成部47は、d軸学習値vdrから誘起電
圧やインダクタンスの歪みの影響の情報を後述の方法で
取り出し、電圧指令値にフィードフォワード的に重畳す
るd軸補正値vdc*を作成する。d軸電圧指令値補正
部48は、下記式(21)により、補正前d軸電圧指令
値vd*1とd軸電圧補正値vdc*とを加算して、d
軸電圧指令値vd*を算出する。
p*から誘起電圧やインダクタンスの歪みの影響の情報
を後述の方法で学習してd軸学習値vdrを作成する。
d軸補正値作成部47は、d軸学習値vdrから誘起電
圧やインダクタンスの歪みの影響の情報を後述の方法で
取り出し、電圧指令値にフィードフォワード的に重畳す
るd軸補正値vdc*を作成する。d軸電圧指令値補正
部48は、下記式(21)により、補正前d軸電圧指令
値vd*1とd軸電圧補正値vdc*とを加算して、d
軸電圧指令値vd*を算出する。
【0055】
【数21】
【0056】上記d軸の場合と同様に、q軸電流誤差値
作成部51は、下記式(22)により、q軸電流指令値
iq*からq軸電流値iqを減算して、q軸電流誤差値
eqを算出する。q軸比例項作成部52は、下記式(2
3)により、q軸電流誤差値eqにある設定された値で
あるq軸比例ゲインKPQを乗算してq軸比例項vqp
*を算出する。q軸積分項作成部53は、下記式(2
4)により、q軸電流誤差値eqにある設定された値で
あるq軸積分ゲインKIQを乗算し、さらに積分してq
軸積分項vqi*を算出する。q軸非干渉項作成部54
は、下記式(25)により、相抵抗Rとq軸電流指令値
iq*とを、角速度ωeと誘起電圧定数ψとを、角速度
ωeとd軸インダクタンスLdとd軸電流指令値id*
とをそれぞれ乗算し、この3つの乗算結果を加算してq
軸非干渉項vqn*を算出する。補正前q軸電流指令値
作成部55は、下記式(26)により、q軸比例項vq
p*とq軸積分項vqi*とq軸非干渉項vqn*とを
加算して補正前q軸電圧指令値vq*1を算出する。
作成部51は、下記式(22)により、q軸電流指令値
iq*からq軸電流値iqを減算して、q軸電流誤差値
eqを算出する。q軸比例項作成部52は、下記式(2
3)により、q軸電流誤差値eqにある設定された値で
あるq軸比例ゲインKPQを乗算してq軸比例項vqp
*を算出する。q軸積分項作成部53は、下記式(2
4)により、q軸電流誤差値eqにある設定された値で
あるq軸積分ゲインKIQを乗算し、さらに積分してq
軸積分項vqi*を算出する。q軸非干渉項作成部54
は、下記式(25)により、相抵抗Rとq軸電流指令値
iq*とを、角速度ωeと誘起電圧定数ψとを、角速度
ωeとd軸インダクタンスLdとd軸電流指令値id*
とをそれぞれ乗算し、この3つの乗算結果を加算してq
軸非干渉項vqn*を算出する。補正前q軸電流指令値
作成部55は、下記式(26)により、q軸比例項vq
p*とq軸積分項vqi*とq軸非干渉項vqn*とを
加算して補正前q軸電圧指令値vq*1を算出する。
【0057】
【数22】
【0058】
【数23】
【0059】
【数24】
【0060】
【数25】
【0061】
【数26】
【0062】q軸学習値作成部56は、q軸比例項vq
p*から誘起電圧やインダクタンスの歪みの影響の情報
を後述の方法で学習してq軸学習値vqrを作成する。
q軸補正値作成部57は、q軸学習値vqrから誘起電
圧やインダクタンスの歪みの影響の情報を後述の方法で
取り出し、電圧指令値にフィードフォワード的に重畳す
るq軸補正値vqc*を作成する。q軸電圧指令値補正
部58は、下記式(27)により、補正前q軸電圧指令
値vq*1とq軸電圧補正値vqc*とを加算して、q
軸電圧指令値vq*を算出する。
p*から誘起電圧やインダクタンスの歪みの影響の情報
を後述の方法で学習してq軸学習値vqrを作成する。
q軸補正値作成部57は、q軸学習値vqrから誘起電
圧やインダクタンスの歪みの影響の情報を後述の方法で
取り出し、電圧指令値にフィードフォワード的に重畳す
るq軸補正値vqc*を作成する。q軸電圧指令値補正
部58は、下記式(27)により、補正前q軸電圧指令
値vq*1とq軸電圧補正値vqc*とを加算して、q
軸電圧指令値vq*を算出する。
【0063】
【数27】
【0064】上述したように、d軸電圧補正値vdc*
及びq軸電圧補正値vqc*をフィードフォワード的に
それぞれ補正前d軸電圧指令値及び補正前q軸電圧指令
値に重畳することにより、誘起電圧やインダクタンスの
歪みの影響が低減される。
及びq軸電圧補正値vqc*をフィードフォワード的に
それぞれ補正前d軸電圧指令値及び補正前q軸電圧指令
値に重畳することにより、誘起電圧やインダクタンスの
歪みの影響が低減される。
【0065】[d軸学習値作成部46、d軸補正値作成
部47、q軸学習値作成部56、およびq軸補正値作成
部57の動作]次に、本発明の特徴であるd軸学習値作
成部46、d軸補正値作成部47、q軸学習値作成部5
6、およびq軸補正値作成部57の動作について詳細に
説明する。まず、d軸学習値作成部46、d軸補正値作
成部47、q軸学習値作成部56、およびq軸補正値作
成部57の動作の原理について説明する。この説明で
は、まず誘起電圧やインダクタンスの変化分が正弦波状
でなく歪んだブラシレスモータにおいて、d軸電流値i
d、q軸電流値iqがそれぞれd軸電流指令値id*、
q軸電流指令値iq*と同じになるように電流値をフィ
ードバックし、比例積分制御(PI制御)と非干渉制御
とを用いてd軸電圧指令値vd*、q軸電圧指令値vq
*を制御する場合を考える。また、速度ωがほぼ一定の
状態で、d軸電流指令値id*とq軸電流指令値iq*
がほぼ一定の状態の場合を考える。このような場合、速
度ωなどの状態は一定であっても、誘起電圧やインダク
タンスの歪みにより、ステータ巻線1u、1v、1wに
流れる相電流が波打つような歪み成分を有している。上
記の条件(比例積分制御、および非干渉制御のみを用い
て電流制御をしたとき)において、実施例1のブラシレ
スモータ5を制御したときの相電流の波形は、図8に示
したような従来のモータ制御装置と同様に、相電流は周
期が30°(=360°/12スロット)で波打つ歪み
の成分を有している。このときのブラシレスモータ5
は、電気角360°あたりにステータのスロット数が1
2である埋込磁石型モータである。従来のモータ制御装
置による制御において、誘起電圧やインダクタンスの歪
みによる影響は相電流に対して電気角360°あたりに
12回(スロット数)の割合で繰り返えられる。従っ
て、図8に示すように、相電流は周期が30°で波打つ
ような歪みの成分を有している。
部47、q軸学習値作成部56、およびq軸補正値作成
部57の動作]次に、本発明の特徴であるd軸学習値作
成部46、d軸補正値作成部47、q軸学習値作成部5
6、およびq軸補正値作成部57の動作について詳細に
説明する。まず、d軸学習値作成部46、d軸補正値作
成部47、q軸学習値作成部56、およびq軸補正値作
成部57の動作の原理について説明する。この説明で
は、まず誘起電圧やインダクタンスの変化分が正弦波状
でなく歪んだブラシレスモータにおいて、d軸電流値i
d、q軸電流値iqがそれぞれd軸電流指令値id*、
q軸電流指令値iq*と同じになるように電流値をフィ
ードバックし、比例積分制御(PI制御)と非干渉制御
とを用いてd軸電圧指令値vd*、q軸電圧指令値vq
*を制御する場合を考える。また、速度ωがほぼ一定の
状態で、d軸電流指令値id*とq軸電流指令値iq*
がほぼ一定の状態の場合を考える。このような場合、速
度ωなどの状態は一定であっても、誘起電圧やインダク
タンスの歪みにより、ステータ巻線1u、1v、1wに
流れる相電流が波打つような歪み成分を有している。上
記の条件(比例積分制御、および非干渉制御のみを用い
て電流制御をしたとき)において、実施例1のブラシレ
スモータ5を制御したときの相電流の波形は、図8に示
したような従来のモータ制御装置と同様に、相電流は周
期が30°(=360°/12スロット)で波打つ歪み
の成分を有している。このときのブラシレスモータ5
は、電気角360°あたりにステータのスロット数が1
2である埋込磁石型モータである。従来のモータ制御装
置による制御において、誘起電圧やインダクタンスの歪
みによる影響は相電流に対して電気角360°あたりに
12回(スロット数)の割合で繰り返えられる。従っ
て、図8に示すように、相電流は周期が30°で波打つ
ような歪みの成分を有している。
【0066】図4は比例積分制御と非干渉制御とを用い
て電流制御したときの各値の波形図であり、(a)はd
軸電流指令値id*とd軸電流値idとd軸電流誤差値
edの電流波形であり、(b)はd軸比例項vdp*と
d軸積分項vdi*とd軸非干渉項vdn*の電圧波形
である。上記の条件の場合、図4の(a)に示すよう
に、d軸電流指令値id*が一定であっても、u相電流
値iuおよびv相電流値ivを3相2相変換して作成さ
れるd軸電流値idは周期が30°で正弦波状に変化す
る。そのため、d軸電流誤差値edも同様に変化する。
また、図4の(b)に示すように、d軸積分ゲインKI
Dは小さいため、d軸積分項vdi*はほとんど変化し
ない。また、速度ωとd軸電流指令値id*とq軸電流
指令iq*がほぼ一定であるため、これらから作成され
るd軸非干渉項vdn*もほとんど変化しない。一方、
d軸比例ゲインはある程度大きく、d軸電流誤差値ed
が角度θの変化にともない変動するため、d軸比例項v
dp*は角度θが変化すると変動する。この変動の周期
は、前述の図8に示した歪みの周期と同一の30°にな
る。すなわち、このd軸比例項vdp*は、誘起電圧や
インダクタンスの歪みの影響により変動するものであ
り、d軸比例項vdp*の信号電圧vdp*は誘起電圧
やインダクタンスの歪みの影響の情報を含んでいる。
て電流制御したときの各値の波形図であり、(a)はd
軸電流指令値id*とd軸電流値idとd軸電流誤差値
edの電流波形であり、(b)はd軸比例項vdp*と
d軸積分項vdi*とd軸非干渉項vdn*の電圧波形
である。上記の条件の場合、図4の(a)に示すよう
に、d軸電流指令値id*が一定であっても、u相電流
値iuおよびv相電流値ivを3相2相変換して作成さ
れるd軸電流値idは周期が30°で正弦波状に変化す
る。そのため、d軸電流誤差値edも同様に変化する。
また、図4の(b)に示すように、d軸積分ゲインKI
Dは小さいため、d軸積分項vdi*はほとんど変化し
ない。また、速度ωとd軸電流指令値id*とq軸電流
指令iq*がほぼ一定であるため、これらから作成され
るd軸非干渉項vdn*もほとんど変化しない。一方、
d軸比例ゲインはある程度大きく、d軸電流誤差値ed
が角度θの変化にともない変動するため、d軸比例項v
dp*は角度θが変化すると変動する。この変動の周期
は、前述の図8に示した歪みの周期と同一の30°にな
る。すなわち、このd軸比例項vdp*は、誘起電圧や
インダクタンスの歪みの影響により変動するものであ
り、d軸比例項vdp*の信号電圧vdp*は誘起電圧
やインダクタンスの歪みの影響の情報を含んでいる。
【0067】そこで、d軸学習値作成部46は、d軸比
例項vdp*から誘起電圧やインダクタンスの歪みの影
響の情報を以下のように学習して、この情報をd軸学習
値vdrとして出力する。まず、誘起電圧やインダクタ
ンスの歪みにより相電流が受ける影響の周期を設定す
る。実施例1において、d軸比例項vdp*の変動の周
期は30°であるため、d軸学習値vdrの周期を30
°とする。これは、ブラシレスモータの駆動周期(1回
転360°)がd軸学習値dvrの周期(30°)の1
2倍であることを示している。このことを周波数を用い
て言いかえると、d軸学習値vdrの周波数はブラシレ
スモータの駆動周波数の12倍である。そして、この周
期(30°)を等間隔の区間(5°)に分割し、それぞ
れの区間の境界の角度(0°、5°、10°、15°、
20°、25°)のd軸学習値vdr[i](iは0〜
5)を学習する。
例項vdp*から誘起電圧やインダクタンスの歪みの影
響の情報を以下のように学習して、この情報をd軸学習
値vdrとして出力する。まず、誘起電圧やインダクタ
ンスの歪みにより相電流が受ける影響の周期を設定す
る。実施例1において、d軸比例項vdp*の変動の周
期は30°であるため、d軸学習値vdrの周期を30
°とする。これは、ブラシレスモータの駆動周期(1回
転360°)がd軸学習値dvrの周期(30°)の1
2倍であることを示している。このことを周波数を用い
て言いかえると、d軸学習値vdrの周波数はブラシレ
スモータの駆動周波数の12倍である。そして、この周
期(30°)を等間隔の区間(5°)に分割し、それぞ
れの区間の境界の角度(0°、5°、10°、15°、
20°、25°)のd軸学習値vdr[i](iは0〜
5)を学習する。
【0068】図5の(a)はd軸学習値の学習方法の説
明図である。図5の(a)において、横軸は角度θを3
0で除算したときの剰余(以後、剰余を%を用いて表
す。従って、このときの横軸は「θ%30」と表され
る)である。例えば、θ%30が4°であり、比例項v
dp*が図中に◎印で示す値になったときの学習方法を
説明する。この比例項vdp*の値に基づき、ある設定
されたゲインで0°と5°におけるd軸学習値vdr
[0]とvdr[1]とを修正する。ここで、θ%30
が0°と5°とを比較すると、5°の方が近いため、v
dr[0]に付ける重みよりも、vdr[1]に付ける
重みを大きくする。なお、θ%30=4°以外の境界で
の各d軸学習値vdr[2]、vdr[3]、vdr
[4]、vdr[5]は修正しない。また、この学習は
1回で終わるのでなく、何回も繰り返しd軸学習値vd
rを修正することで、d軸学習値vdrは最適値に近づ
いていく。上記説明においては、θ%30が4°のとき
の学習方法について説明したが、θ%30が他の区間に
入ったときも同様の方法でd軸学習値vdrを学習す
る。
明図である。図5の(a)において、横軸は角度θを3
0で除算したときの剰余(以後、剰余を%を用いて表
す。従って、このときの横軸は「θ%30」と表され
る)である。例えば、θ%30が4°であり、比例項v
dp*が図中に◎印で示す値になったときの学習方法を
説明する。この比例項vdp*の値に基づき、ある設定
されたゲインで0°と5°におけるd軸学習値vdr
[0]とvdr[1]とを修正する。ここで、θ%30
が0°と5°とを比較すると、5°の方が近いため、v
dr[0]に付ける重みよりも、vdr[1]に付ける
重みを大きくする。なお、θ%30=4°以外の境界で
の各d軸学習値vdr[2]、vdr[3]、vdr
[4]、vdr[5]は修正しない。また、この学習は
1回で終わるのでなく、何回も繰り返しd軸学習値vd
rを修正することで、d軸学習値vdrは最適値に近づ
いていく。上記説明においては、θ%30が4°のとき
の学習方法について説明したが、θ%30が他の区間に
入ったときも同様の方法でd軸学習値vdrを学習す
る。
【0069】図5の(b)はd軸補正値の作成方法の説
明図である。図5の(b)において、横軸はステータ巻
線1u、1v、1wのインダクタンス成分による電圧に
対する電流の遅れを補正した角度θ’を30で除算した
ときの剰余θ’%30である。d軸補正値作成部47
は、d軸学習値vdrを用いて補正値vdc*を作成す
る。例えば、θ’%30が23°のとき、この区間の境
界である20°と25°のd軸学習値vdr[4]とv
dr[5]とを補間して求めた図中に●印で示す値をd
軸補正値vdc*とする。他の区間についても同様にd
軸補正値vdc*を作成する。
明図である。図5の(b)において、横軸はステータ巻
線1u、1v、1wのインダクタンス成分による電圧に
対する電流の遅れを補正した角度θ’を30で除算した
ときの剰余θ’%30である。d軸補正値作成部47
は、d軸学習値vdrを用いて補正値vdc*を作成す
る。例えば、θ’%30が23°のとき、この区間の境
界である20°と25°のd軸学習値vdr[4]とv
dr[5]とを補間して求めた図中に●印で示す値をd
軸補正値vdc*とする。他の区間についても同様にd
軸補正値vdc*を作成する。
【0070】ステータ巻線1u、1v、1wはインダク
タンス成分を持っているため、角度θを用いてd軸学習
値を補間したものをそのままd軸補正値としても、電流
の応答に遅れが生じるので相電流の波形の歪みを低減で
きない。そのため、d軸学習値vdrの作成時、d軸補
正値vdc*の作成時、あるいはこれらの両者の作成時
に、この遅れを考慮しd軸学習値vdr、d軸補正値v
dc*、あるいはこれらの両者の位相を進める必要があ
る。実施例1では、区間の分割数を6にし、6つのd軸
学習値vdrを学習している。この分割数が少ないと、
誘起電圧やインダクタンスの影響を精度よく再現できな
い。また、分割数が多いと、d軸学習値vdrの学習に
時間がかかる。さらに、誘起電圧やインダクタンスの影
響は正負にぼぼ等しくなるため、分割数は偶数にするの
がよい。上記の原理の説明ではd軸についての説明をし
たが、q軸についても同様である。
タンス成分を持っているため、角度θを用いてd軸学習
値を補間したものをそのままd軸補正値としても、電流
の応答に遅れが生じるので相電流の波形の歪みを低減で
きない。そのため、d軸学習値vdrの作成時、d軸補
正値vdc*の作成時、あるいはこれらの両者の作成時
に、この遅れを考慮しd軸学習値vdr、d軸補正値v
dc*、あるいはこれらの両者の位相を進める必要があ
る。実施例1では、区間の分割数を6にし、6つのd軸
学習値vdrを学習している。この分割数が少ないと、
誘起電圧やインダクタンスの影響を精度よく再現できな
い。また、分割数が多いと、d軸学習値vdrの学習に
時間がかかる。さらに、誘起電圧やインダクタンスの影
響は正負にぼぼ等しくなるため、分割数は偶数にするの
がよい。上記の原理の説明ではd軸についての説明をし
たが、q軸についても同様である。
【0071】次に、d軸学習値作成部46、d軸補正値
作成部47、q軸学習値作成部56、およびq軸補正値
作成部57の動作の詳細について説明する。まず、角度
θから区間を求める。角度θを30で除算した剰余(θ
%30)が0°以上5°未満のとき区間i=0、θ0=
0°とし、5°以上10°未満のとき区間i=1、θ1
=5°とし、…、25°以上30°未満のとき区間i=
5、θ5=25°とする。次に、d軸学習値vdrを求
める。d軸比例項vdp*にある設定された値のゲイン
KIRを乗算して得た値を加算してd軸学習値vdrを
修正する。ここで修正するd軸学習値vdrは、区間i
の境界でのvdr[i]とvdr[(i+1)%6]で
ある。例えば、区間0のときは、修正するd軸学習値v
drは、vdr[0]とvdr[1]である。また、区
間5のときは、修正するd軸学習値vdrは、vdr
[5]とvdr[0]である。
作成部47、q軸学習値作成部56、およびq軸補正値
作成部57の動作の詳細について説明する。まず、角度
θから区間を求める。角度θを30で除算した剰余(θ
%30)が0°以上5°未満のとき区間i=0、θ0=
0°とし、5°以上10°未満のとき区間i=1、θ1
=5°とし、…、25°以上30°未満のとき区間i=
5、θ5=25°とする。次に、d軸学習値vdrを求
める。d軸比例項vdp*にある設定された値のゲイン
KIRを乗算して得た値を加算してd軸学習値vdrを
修正する。ここで修正するd軸学習値vdrは、区間i
の境界でのvdr[i]とvdr[(i+1)%6]で
ある。例えば、区間0のときは、修正するd軸学習値v
drは、vdr[0]とvdr[1]である。また、区
間5のときは、修正するd軸学習値vdrは、vdr
[5]とvdr[0]である。
【0072】また、角度θからそれぞれの境界までの角
度の大きさに比例した重みを付ける。下記式(28)の
ように、vdr[i]につける重みは{(θi+5°−
(θ%30))/5°}であり、下記式(29)のよう
に、vdr[(i+1)%6]につける重みは{((θ
%30)−θi)/5°}である。例えば、図5の
(a)の◎印のように、θ%30が4°のとき、θiは
0なのでvdr[0]の修正に付ける重みは0.2であ
り、vdr[1]の修正に付ける重みは0.8となる。
このように、近い境界でのd軸学習値vdrにつける重
みが大きくなるようにする。そのため、図5の(a)で
は、前回から今回への修正量は、vdr[0]の修正量
に比較してvdr[1]の修正量が大きい。ここで、d
軸学習値vdrはオフセットをもたないように、平均値
を0にする処理を式(27)、(28)の演算後に行
う。なお、全てのd軸学習値vdrの初期値は0であ
る。
度の大きさに比例した重みを付ける。下記式(28)の
ように、vdr[i]につける重みは{(θi+5°−
(θ%30))/5°}であり、下記式(29)のよう
に、vdr[(i+1)%6]につける重みは{((θ
%30)−θi)/5°}である。例えば、図5の
(a)の◎印のように、θ%30が4°のとき、θiは
0なのでvdr[0]の修正に付ける重みは0.2であ
り、vdr[1]の修正に付ける重みは0.8となる。
このように、近い境界でのd軸学習値vdrにつける重
みが大きくなるようにする。そのため、図5の(a)で
は、前回から今回への修正量は、vdr[0]の修正量
に比較してvdr[1]の修正量が大きい。ここで、d
軸学習値vdrはオフセットをもたないように、平均値
を0にする処理を式(27)、(28)の演算後に行
う。なお、全てのd軸学習値vdrの初期値は0であ
る。
【0073】
【数28】
【0074】
【数29】
【0075】d軸補正値作成部47は、d軸学習値vd
rを直線補間して、電流遅れを考慮したものをd軸補正
値vdc*として出力する。まず、ステータ巻線1u、
1v、1wのインダクタンス成分による電圧に対する電
流の遅れを補正する。下記式(30)により、速度ωに
ある設定された値KTWを乗じて得た値と角度θとを加
算して補正後角度θ’を求める。次に、補正後角度θ’
から補正後区間を求める。補正後角度θ’を30で除算
した剰余(θ’%30)が0°以上5°未満のとき補正
後区間i’=0、θ0’=0°とし、5°以上10°未
満のとき補正後区間i’=1、θ1’=5°とし、…、
25°以上30°未満のとき補正後区間i’=5、θ
5’=25°とする。そして、補正後区間i’の境界の
d軸学習値vdr[i’]、vdr[(i’+1)%
6]を直線補間して、角度θ’のときの値を補正値vd
c*にする。具体的には、下記式(31)によりd軸補
正値vdc*は算出される。
rを直線補間して、電流遅れを考慮したものをd軸補正
値vdc*として出力する。まず、ステータ巻線1u、
1v、1wのインダクタンス成分による電圧に対する電
流の遅れを補正する。下記式(30)により、速度ωに
ある設定された値KTWを乗じて得た値と角度θとを加
算して補正後角度θ’を求める。次に、補正後角度θ’
から補正後区間を求める。補正後角度θ’を30で除算
した剰余(θ’%30)が0°以上5°未満のとき補正
後区間i’=0、θ0’=0°とし、5°以上10°未
満のとき補正後区間i’=1、θ1’=5°とし、…、
25°以上30°未満のとき補正後区間i’=5、θ
5’=25°とする。そして、補正後区間i’の境界の
d軸学習値vdr[i’]、vdr[(i’+1)%
6]を直線補間して、角度θ’のときの値を補正値vd
c*にする。具体的には、下記式(31)によりd軸補
正値vdc*は算出される。
【0076】
【数30】
【0077】
【数31】
【0078】q軸学習値作成部56及びq軸補正値作成
部57も上記d軸の場合と同様に動作する。q軸学習値
作成部56は、q軸比例項vqp*に基づき誘起電圧や
インダクタンスの歪みの影響の情報であるq軸学習値v
qrを作成する。下記式(32)、(33)により、q
軸比例項vqp*に予め設定された値であるゲインKI
Rを乗算して得た値に重みをつけ、q軸学習値vqrを
修正する。ここで、q軸学習値vqrはオフセットをも
たないように、平均値を0にする処理を下記式(3
2)、(33)の演算後に行う。なお、全てのq軸学習
値vqrの初期値は0である。
部57も上記d軸の場合と同様に動作する。q軸学習値
作成部56は、q軸比例項vqp*に基づき誘起電圧や
インダクタンスの歪みの影響の情報であるq軸学習値v
qrを作成する。下記式(32)、(33)により、q
軸比例項vqp*に予め設定された値であるゲインKI
Rを乗算して得た値に重みをつけ、q軸学習値vqrを
修正する。ここで、q軸学習値vqrはオフセットをも
たないように、平均値を0にする処理を下記式(3
2)、(33)の演算後に行う。なお、全てのq軸学習
値vqrの初期値は0である。
【0079】
【数32】
【0080】
【数33】
【0081】q軸補正値作成部57は、q軸学習値vq
rを補間し電流遅れを考慮したものをq軸補正値vqc
*として出力する。下記式(34)により、補正後角度
θ’でq軸学習値vqrを補間する。ここで、補正後角
度θ’は、d軸補正値作成部47における補正後角度
θ’と同様であるため、補正後角度θ’の説明について
は省略する。
rを補間し電流遅れを考慮したものをq軸補正値vqc
*として出力する。下記式(34)により、補正後角度
θ’でq軸学習値vqrを補間する。ここで、補正後角
度θ’は、d軸補正値作成部47における補正後角度
θ’と同様であるため、補正後角度θ’の説明について
は省略する。
【0082】
【数34】
【0083】図6は上記のように構成された実施例1の
モータ制御装置における相電流の電流波形を示す波形図
である。実施例1のモータ制御装置は、誘起電圧やイン
ダクタンスの歪みの情報を学習した学習値に基づいて補
正値を算出して、この補正値をフィードフォワード的に
電圧指令値に重畳してブラシレスモータのステータ巻線
に供給しているため、図6の波形図に表れているよう
に、相電流の歪みは確実に低減されている。
モータ制御装置における相電流の電流波形を示す波形図
である。実施例1のモータ制御装置は、誘起電圧やイン
ダクタンスの歪みの情報を学習した学習値に基づいて補
正値を算出して、この補正値をフィードフォワード的に
電圧指令値に重畳してブラシレスモータのステータ巻線
に供給しているため、図6の波形図に表れているよう
に、相電流の歪みは確実に低減されている。
【0084】以下、本発明の実施例1の効果について説
明する。実施例1のモータ制御装置によれば、誘起電圧
やインダクタンスの歪みの影響の情報をd軸比例項vd
p*から得てd軸学習値vdrを作成し、このd軸学習
値vdrを補間するとともに、電流遅れを考慮しd軸補
正値vdc*を作成する。そして、このd軸補正値vd
c*をフィードフォワード的にd軸電圧指令値vd*に
重畳している。同様に、誘起電圧やインダクタンスの歪
みの影響の情報をq軸比例項vqp*から得てq軸学習
値vqrを作成し、このq軸学習値vqrを補間すると
ともに、電流遅れを考慮しq軸補正値vqc*を作成す
る。そして、このq軸補正値vqc*をフィードフォワ
ード的にq軸電圧指令値vq*に重畳する。このよう
に、実施例1のモータ制御装置では、誘起電圧やインダ
クタンスの歪みの影響を学習して得た学習値に基づいて
電圧指令値をフィードフォワード的に補正している。そ
の結果、ブラシレスモータに供給する相電圧の歪みを低
減し、トルクリップルや電磁音を低減したモータ制御装
置を実現することができる。
明する。実施例1のモータ制御装置によれば、誘起電圧
やインダクタンスの歪みの影響の情報をd軸比例項vd
p*から得てd軸学習値vdrを作成し、このd軸学習
値vdrを補間するとともに、電流遅れを考慮しd軸補
正値vdc*を作成する。そして、このd軸補正値vd
c*をフィードフォワード的にd軸電圧指令値vd*に
重畳している。同様に、誘起電圧やインダクタンスの歪
みの影響の情報をq軸比例項vqp*から得てq軸学習
値vqrを作成し、このq軸学習値vqrを補間すると
ともに、電流遅れを考慮しq軸補正値vqc*を作成す
る。そして、このq軸補正値vqc*をフィードフォワ
ード的にq軸電圧指令値vq*に重畳する。このよう
に、実施例1のモータ制御装置では、誘起電圧やインダ
クタンスの歪みの影響を学習して得た学習値に基づいて
電圧指令値をフィードフォワード的に補正している。そ
の結果、ブラシレスモータに供給する相電圧の歪みを低
減し、トルクリップルや電磁音を低減したモータ制御装
置を実現することができる。
【0085】《実施例2》次に、本発明に係る実施例2
におけるモータ制御装置について図7を参照しつつ説明
する。図7は実施例2のモータ制御装置の構成を示すブ
ロック図である。実施例1におけるモータ制御装置は、
電流制御部30において、比例項と積分項と非干渉項と
を加算し、さらに補正値を加算し電圧指令値としてい
た。これに対して実施例2におけるモータ制御装置は、
積分項の機能を学習値に含ませたものである。従って、
実施例1のモータ制御装置と同一部分には同一参照符号
を付して重複する説明は省略する。
におけるモータ制御装置について図7を参照しつつ説明
する。図7は実施例2のモータ制御装置の構成を示すブ
ロック図である。実施例1におけるモータ制御装置は、
電流制御部30において、比例項と積分項と非干渉項と
を加算し、さらに補正値を加算し電圧指令値としてい
た。これに対して実施例2におけるモータ制御装置は、
積分項の機能を学習値に含ませたものである。従って、
実施例1のモータ制御装置と同一部分には同一参照符号
を付して重複する説明は省略する。
【0086】[実施例2のモータ制御装置の構成]以
下、実施例1のモータ制御装置と構成の異なる部分につ
いて説明する。図7において、実施例2のモータ制御装
置は、MPU208が実施例1のMPU8の構成と異な
り、このMPU208の構成のうち、電流制御部230
のみが実施例1の電流制御部30と異なっている。この
電流制御部230の構成のうち、電圧指令値作成部23
3のみが実施例1の電圧指令値作成部33と異なってい
る。この電圧指令値作成部233の構成のうち、補正前
d軸電圧指令値作成部245、d軸学習値作成部24
6、補正前q軸電圧指令値作成部255、およびq軸学
習値作成部256が実施例1と異なり、また電圧指令値
作成部33のd軸積分項作成部43、およびq軸積分項
作成部53は削除されている。
下、実施例1のモータ制御装置と構成の異なる部分につ
いて説明する。図7において、実施例2のモータ制御装
置は、MPU208が実施例1のMPU8の構成と異な
り、このMPU208の構成のうち、電流制御部230
のみが実施例1の電流制御部30と異なっている。この
電流制御部230の構成のうち、電圧指令値作成部23
3のみが実施例1の電圧指令値作成部33と異なってい
る。この電圧指令値作成部233の構成のうち、補正前
d軸電圧指令値作成部245、d軸学習値作成部24
6、補正前q軸電圧指令値作成部255、およびq軸学
習値作成部256が実施例1と異なり、また電圧指令値
作成部33のd軸積分項作成部43、およびq軸積分項
作成部53は削除されている。
【0087】補正前d軸電圧指令値作成部245は、d
軸比例項vdp*とd軸非干渉項vdn*とから補正前
d軸電圧指令値vd1*を算出して出力する。d軸学習
値作成部246は、d軸電流誤差値edと角度θとから
d軸学習値vdrを生成して出力する。補正前q軸電圧
指令値作成部255は、q軸比例項vqp*とq軸非干
渉項vqn*とから補正前q軸電圧指令値vq1*を算
出して出力する。q軸学習値作成部256は、q軸電流
誤差値eqと角度θとからq軸学習値vqrを生成して
出力する。
軸比例項vdp*とd軸非干渉項vdn*とから補正前
d軸電圧指令値vd1*を算出して出力する。d軸学習
値作成部246は、d軸電流誤差値edと角度θとから
d軸学習値vdrを生成して出力する。補正前q軸電圧
指令値作成部255は、q軸比例項vqp*とq軸非干
渉項vqn*とから補正前q軸電圧指令値vq1*を算
出して出力する。q軸学習値作成部256は、q軸電流
誤差値eqと角度θとからq軸学習値vqrを生成して
出力する。
【0088】[実施例2のモータ制御装置の動作]次
に、本発明の実施例2のモータ制御装置の上記実施例1
の構成と異なる部分の動作について説明する。補正前d
軸電圧指令値作成部245は、下記式(35)により、
d軸比例項vdp*とd軸非干渉項vdn*とを加算し
て補正前d軸電圧指令値vd1*を算出する。補正前q
軸電圧指令値作成部255は、下記式(36)により、
q軸比例項vqp*とq軸非干渉項vqn*とを加算し
た結果を補正前q軸電圧指令値vq1*を算出する。
に、本発明の実施例2のモータ制御装置の上記実施例1
の構成と異なる部分の動作について説明する。補正前d
軸電圧指令値作成部245は、下記式(35)により、
d軸比例項vdp*とd軸非干渉項vdn*とを加算し
て補正前d軸電圧指令値vd1*を算出する。補正前q
軸電圧指令値作成部255は、下記式(36)により、
q軸比例項vqp*とq軸非干渉項vqn*とを加算し
た結果を補正前q軸電圧指令値vq1*を算出する。
【0089】
【数35】
【0090】
【数36】
【0091】d軸学習値作成部246は、下記式(3
7)により、d軸電流誤差値edにある設定された値で
あるd軸積分ゲインKIDを乗算して得た値を加算して
全ての区間のd軸学習値vdrを修正する。
7)により、d軸電流誤差値edにある設定された値で
あるd軸積分ゲインKIDを乗算して得た値を加算して
全ての区間のd軸学習値vdrを修正する。
【0092】
【数37】
【0093】次に、d軸学習値作成部246は、誘起電
圧やインダクタンスの歪みの影響の情報を学習する。す
なわち、下記式(38)、(39)により、d軸電流誤
差値edに、ある設定された値であるゲインKIR2を
乗算して重みをつけて得た値を加算して修正しd軸学習
値vdrを算出する。実施例1のモータ制御装置におい
ては、d軸比例項vdp*を用いてd軸学習値vdrを
修正した。しかし、d軸比例項vdp*はd軸電流誤差
値edに比例するため、実施例2においては、d軸電流
誤差値edを用いてd軸学習値vdrを修正する。ここ
で、修正するd軸学習値vdr(vdr[i]とvdr
[(i+1)%6])、およびそれらにつける重みは実
施例1と同様である。なお、実施例1で行ったd軸学習
値vdrがオフセットをもたないように、平均値を0に
する処理は行わない。
圧やインダクタンスの歪みの影響の情報を学習する。す
なわち、下記式(38)、(39)により、d軸電流誤
差値edに、ある設定された値であるゲインKIR2を
乗算して重みをつけて得た値を加算して修正しd軸学習
値vdrを算出する。実施例1のモータ制御装置におい
ては、d軸比例項vdp*を用いてd軸学習値vdrを
修正した。しかし、d軸比例項vdp*はd軸電流誤差
値edに比例するため、実施例2においては、d軸電流
誤差値edを用いてd軸学習値vdrを修正する。ここ
で、修正するd軸学習値vdr(vdr[i]とvdr
[(i+1)%6])、およびそれらにつける重みは実
施例1と同様である。なお、実施例1で行ったd軸学習
値vdrがオフセットをもたないように、平均値を0に
する処理は行わない。
【0094】
【数38】
【0095】
【数39】
【0096】q軸に対しても以下に説明するように同様
に動作する。すなわち、q軸学習値作成部256は、下
記式(40)により、q軸電流誤差値eqにある設定さ
れた値であるq軸積分ゲインKIQを乗算して得た値を
加算して全ての区間のq軸学習値vqrを修正する。次
に、q軸学習値作成部256は、誘起電圧やインダクタ
ンスの歪みの影響の情報を学習する。すなわち、下記式
(41)、(42)により、q軸電流誤差値eqにある
設定された値であるゲインKIR2を乗算して得た値に
重みをつけて加算してq軸学習値vqrを算出する。こ
こで、修正するq軸学習値vqr(vqr[i]とvq
r[(i+1)%6])、およびそれらにつける重みは
実施例1と同様である。なお、実施例1で行ったq軸学
習値vqrがオフセットをもたないように、平均値を0
にする処理は行わない。
に動作する。すなわち、q軸学習値作成部256は、下
記式(40)により、q軸電流誤差値eqにある設定さ
れた値であるq軸積分ゲインKIQを乗算して得た値を
加算して全ての区間のq軸学習値vqrを修正する。次
に、q軸学習値作成部256は、誘起電圧やインダクタ
ンスの歪みの影響の情報を学習する。すなわち、下記式
(41)、(42)により、q軸電流誤差値eqにある
設定された値であるゲインKIR2を乗算して得た値に
重みをつけて加算してq軸学習値vqrを算出する。こ
こで、修正するq軸学習値vqr(vqr[i]とvq
r[(i+1)%6])、およびそれらにつける重みは
実施例1と同様である。なお、実施例1で行ったq軸学
習値vqrがオフセットをもたないように、平均値を0
にする処理は行わない。
【0097】
【数40】
【0098】
【数41】
【0099】
【数42】
【0100】以下、本発明の実施例2のモータ制御装置
の効果について実施例1と比較して説明する。実施例1
のモータ制御装置においては、式(18)によりd軸積
分項vdi*を作成し、式(28)及び式(29)によ
りd軸学習値vdrを算出していた。ここで、比例項v
dp*には誤差が含まれるため、式(28)、及び(2
9)の演算により学習値vdrに誤差が累積されオフセ
ットが発生する。この問題をなくすために、実施例1に
おいては、式(28)、(29)の演算後に、学習値v
drの平均を0にする処理を行っていた。平均を0にす
る処理を行わないと、d軸積分項vdi*がこの学習値
vdrのオフセットを常に補償するように動作するた
め、d軸電圧指令値vd*が適切な値を取り続けるよう
に演算が繰り返し行われる。しかし、MPU8の内部の
演算において、学習値vdr、およびd軸積分項vdi
*は有限な値であるため、オーバーフロー(桁あふれ)
が発生するからである。これは、q軸に対しても同様で
ある。
の効果について実施例1と比較して説明する。実施例1
のモータ制御装置においては、式(18)によりd軸積
分項vdi*を作成し、式(28)及び式(29)によ
りd軸学習値vdrを算出していた。ここで、比例項v
dp*には誤差が含まれるため、式(28)、及び(2
9)の演算により学習値vdrに誤差が累積されオフセ
ットが発生する。この問題をなくすために、実施例1に
おいては、式(28)、(29)の演算後に、学習値v
drの平均を0にする処理を行っていた。平均を0にす
る処理を行わないと、d軸積分項vdi*がこの学習値
vdrのオフセットを常に補償するように動作するた
め、d軸電圧指令値vd*が適切な値を取り続けるよう
に演算が繰り返し行われる。しかし、MPU8の内部の
演算において、学習値vdr、およびd軸積分項vdi
*は有限な値であるため、オーバーフロー(桁あふれ)
が発生するからである。これは、q軸に対しても同様で
ある。
【0101】実施例2のモータ制御装置においては、d
軸積分項の機能をd軸学習値vdrに含ませ、q軸積分
項の機能をq軸学習値vqrに含ませている。その結
果、実施例1で行ったd軸学習値vdr及びq軸学習値
vqrがオフセットをもたないように、それぞれの平均
値を0にする処理が削除できる。こうすることで、実施
例2のモータ制御装置は、実施例1と同様に相電流の歪
みの低減を実現し、さらに、演算時間の低減を実現する
ことができる。
軸積分項の機能をd軸学習値vdrに含ませ、q軸積分
項の機能をq軸学習値vqrに含ませている。その結
果、実施例1で行ったd軸学習値vdr及びq軸学習値
vqrがオフセットをもたないように、それぞれの平均
値を0にする処理が削除できる。こうすることで、実施
例2のモータ制御装置は、実施例1と同様に相電流の歪
みの低減を実現し、さらに、演算時間の低減を実現する
ことができる。
【0102】なお、実施例1及び実施例2のモータ制御
装置において、式(30)で補正後角度θ’を求め、こ
の補正後角度θ’に基づきd軸補正値vdc*とq軸補
正値vqc*とを作成することで、電圧に対する電流の
応答遅れを補償している。しかし、d軸学習値vdrと
q軸学習値vqrとを作成するときにこの応答遅れを考
慮してもよい。また、学習値(d軸学習値vdr及びq
軸学習値vqr)、および補正値(d軸補正値vdc*
及びq軸補正値vqc*)の両者を作成するときにこの
応答遅れを考慮してもよい。
装置において、式(30)で補正後角度θ’を求め、こ
の補正後角度θ’に基づきd軸補正値vdc*とq軸補
正値vqc*とを作成することで、電圧に対する電流の
応答遅れを補償している。しかし、d軸学習値vdrと
q軸学習値vqrとを作成するときにこの応答遅れを考
慮してもよい。また、学習値(d軸学習値vdr及びq
軸学習値vqr)、および補正値(d軸補正値vdc*
及びq軸補正値vqc*)の両者を作成するときにこの
応答遅れを考慮してもよい。
【0103】また、上記実施例1及び2の説明におい
て、学習値(d軸学習値vdr及びq軸学習値vqr)
の周期を30°としている。しかし、この周期は制御す
るモータの性質に合わせるものであり、学習値の周期が
30°以外であっても本発明に含まれるのはいうまでも
ない。例えば、電気角あたりステータのスロット数が6
であるモータでは、学習値の周期を60°にすること
で、相電流の歪みを低減することができる。さらに、区
間の分割数を6としたが、本発明はこれに限定されず、
分割数を増減してもよい。
て、学習値(d軸学習値vdr及びq軸学習値vqr)
の周期を30°としている。しかし、この周期は制御す
るモータの性質に合わせるものであり、学習値の周期が
30°以外であっても本発明に含まれるのはいうまでも
ない。例えば、電気角あたりステータのスロット数が6
であるモータでは、学習値の周期を60°にすること
で、相電流の歪みを低減することができる。さらに、区
間の分割数を6としたが、本発明はこれに限定されず、
分割数を増減してもよい。
【0104】また、上記実施例1及び2の説明におい
て、誘起電圧やインダクタンスの歪みの影響は速度に無
関係としている。しかし、永久磁石や相電流により発生
する電圧は速度に比例するため、誘起電圧やインダクタ
ンスの歪みの影響も速度に比例する。従って、この誘起
電圧やインダクタンスの歪みの影響と速度との関係を考
慮し、学習値(d軸学習値vdr及びq軸学習値vq
r)を作成するゲインKIR、KIR2を速度に反比例
させた値とする。これにより、補正値(d軸補正値vd
c*及びq軸補正値vq*)を作成するとき、学習値に
速度を乗じたものに基づき補正値を作成することで、学
習値の収束を早めることができる。さらに、学習値(d
軸学習値vdr及びq軸学習値vqr)を常に求め続け
るように説明した。しかし、モータの回転動作状態の変
化が大きい場合には、学習値を作成せず、学習値を0と
して補正値(d軸補正値vdc*及びq軸補正値vqc
*)を0とし、定常時にのみ学習値を求めるようにして
もよい。
て、誘起電圧やインダクタンスの歪みの影響は速度に無
関係としている。しかし、永久磁石や相電流により発生
する電圧は速度に比例するため、誘起電圧やインダクタ
ンスの歪みの影響も速度に比例する。従って、この誘起
電圧やインダクタンスの歪みの影響と速度との関係を考
慮し、学習値(d軸学習値vdr及びq軸学習値vq
r)を作成するゲインKIR、KIR2を速度に反比例
させた値とする。これにより、補正値(d軸補正値vd
c*及びq軸補正値vq*)を作成するとき、学習値に
速度を乗じたものに基づき補正値を作成することで、学
習値の収束を早めることができる。さらに、学習値(d
軸学習値vdr及びq軸学習値vqr)を常に求め続け
るように説明した。しかし、モータの回転動作状態の変
化が大きい場合には、学習値を作成せず、学習値を0と
して補正値(d軸補正値vdc*及びq軸補正値vqc
*)を0とし、定常時にのみ学習値を求めるようにして
もよい。
【0105】また、上記実施例1及び2の説明におい
て、光エンコーダ4によリ回転角度及び速度を検出して
いる。しかし、例えば、ホールICのように磁極位置を
示す信号から角度θと速度ωとを求めてもよい。さら
に、位置センサを用いないで角度θと速度ωとを電圧指
令値と電流値とから計算で求める位置センサレス方式に
してもよい。特に、位置センサレス方式によれば、動作
状態により角度θの推定の誤差が変化しても常に正しい
誘起電圧やインダクタンスの歪みの影響を低減し続ける
ことができる。
て、光エンコーダ4によリ回転角度及び速度を検出して
いる。しかし、例えば、ホールICのように磁極位置を
示す信号から角度θと速度ωとを求めてもよい。さら
に、位置センサを用いないで角度θと速度ωとを電圧指
令値と電流値とから計算で求める位置センサレス方式に
してもよい。特に、位置センサレス方式によれば、動作
状態により角度θの推定の誤差が変化しても常に正しい
誘起電圧やインダクタンスの歪みの影響を低減し続ける
ことができる。
【0106】また、制御するモータとして、ロータ2の
内部に永久磁石3を埋め込んだ埋込磁石型のブラシレス
モータについて説明した。しかし、ロータの表面に永久
磁石を配置した表面磁石型モータ(SPM:Surface P
ermanent Magnet motor)でも同様に制御できる。さ
らに、ブラシレスモータのみならず、永久磁石をロータ
に配置しないシンクロナンスリラクタンスモータ(Sy
nRM:SynchronousReluctance Motor)でも同様に制
御できる。
内部に永久磁石3を埋め込んだ埋込磁石型のブラシレス
モータについて説明した。しかし、ロータの表面に永久
磁石を配置した表面磁石型モータ(SPM:Surface P
ermanent Magnet motor)でも同様に制御できる。さ
らに、ブラシレスモータのみならず、永久磁石をロータ
に配置しないシンクロナンスリラクタンスモータ(Sy
nRM:SynchronousReluctance Motor)でも同様に制
御できる。
【0107】
【発明の効果】以上実施例で詳細に説明したことから、
本発明に係るモータ制御装置によれば、誘起電圧やイン
ダクタンスの歪みの影響を学習した学習値に基づいて補
正値を算出し、この補正値により電圧指令値をフィード
フォワード的に補正している。その結果、本発明のモー
タ制御装置を用いることにより、モータのステータを流
れる相電流の歪みを低減し、トルクリップルや電磁音の
発生を少なくしてモータを制御できる。
本発明に係るモータ制御装置によれば、誘起電圧やイン
ダクタンスの歪みの影響を学習した学習値に基づいて補
正値を算出し、この補正値により電圧指令値をフィード
フォワード的に補正している。その結果、本発明のモー
タ制御装置を用いることにより、モータのステータを流
れる相電流の歪みを低減し、トルクリップルや電磁音の
発生を少なくしてモータを制御できる。
【図1】本発明に係る実施例1のモータ制御装置の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る実施例1のモータ制御装置におけ
る駆動部の構成を示す回路図である。
る駆動部の構成を示す回路図である。
【図3】本発明に係る実施例1のブラシレスモータにお
けるステータ巻線とロータのd軸とq軸と角度との関係
を示す図である。
けるステータ巻線とロータのd軸とq軸と角度との関係
を示す図である。
【図4】実施例1のモータ制御装置において比例積分制
御と非干渉制御との電流制御をしたときの各値の波形図
であり、(a)はd軸電流指令値とd軸電流値とd軸電
流誤差値との電流波形図であり、(b)はd軸比例項と
d軸積分項とd軸非干渉項との電圧波形図である。
御と非干渉制御との電流制御をしたときの各値の波形図
であり、(a)はd軸電流指令値とd軸電流値とd軸電
流誤差値との電流波形図であり、(b)はd軸比例項と
d軸積分項とd軸非干渉項との電圧波形図である。
【図5】本発明に係る実施例1のモータ制御装置におけ
る特徴部分の動作を説明する図であり、(a)はd軸学
習値の学習方法を説明する図であり、(b)はd軸補正
値の作成方法を説明する図である。
る特徴部分の動作を説明する図であり、(a)はd軸学
習値の学習方法を説明する図であり、(b)はd軸補正
値の作成方法を説明する図である。
【図6】本発明に係る実施例1のモータ制御装置におけ
る相電流の電流波形図である。
る相電流の電流波形図である。
【図7】本発明に係る実施例2のモータ制御装置の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図8】従来のモータ制御装置における相電流の電流波
形図である。
形図である。
1u ステータ巻線 1v ステータ巻線 1w ステータ巻線 5 ブラシレスモータ 6v 電流センサ 6w 電流センサ 7 駆動部 8 MPU 10 角度速度演算部 20 速度制御部 30 電流制御部 32 3相2相変換部 33 電圧指令値作成部 34 2相3相変換部 46 d軸学習値作成部 47 d軸補正値作成部 56 q軸学習値作成部 57 q軸学習値作成部
フロントページの続き (72)発明者 田澤 徹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H560 AA02 AA08 AA10 BB04 BB07 DA09 DA14 DA18 DB20 DC01 DC12 EB01 EC01 GG04 RR01 SS01 TT15 TT18 UA06 XA04 XA12 XB10
Claims (6)
- 【請求項1】 モータに流れる電流を検出し、電流値を
出力する電流検出手段と、 前記モータに流す電流の指令値を作成する電流指令値作
成手段と、 前記電流指令値と前記電流値とに基づき前記モータに印
加する電圧指令値を作成する電圧指令値作成手段と、 前記電圧指令値に基づき前記モータに電圧を印加する駆
動手段とを具備し、 前記電圧指令値作成手段が、前記電流指令値と前記電流
値とに基づき前記電圧指令値の補正に使用する駆動周波
数の整数倍の周波数の学習値を作成する学習値作成手段
を有し、前記学習値にも基づき前記電圧指令値を作成す
るよう構成されたモータ制御装置。 - 【請求項2】 前記電圧指令値作成手段は、前記学習値
の位相を進めて補間した結果にも基づき前記電圧指令値
を作成することを特徴とする請求項1に記載のモータ制
御装置。 - 【請求項3】 前記電圧指令値作成手段は、前記モータ
の回転数が大きくなると前記位相を大きくすることを特
徴とする請求項2に記載のモータ制御装置。 - 【請求項4】 モータのステータ巻線に流れる電流を検
出し、相電流値を出力する相電流検出手段と、 静止座標系における前記相電流値を回転座標系のd軸上
のd軸電流値及びq軸上のq軸電流値とにそれぞれ変換
する3相2相変換手段と、 前記d軸電流値の指令値であるd軸電流指令値と前記q
軸電流値の指令値であるq軸電流指令値とを作成する電
流指令値作成手段と、 前記d軸電流指令値と前記d軸電流値と前記q軸電流指
令値と前記q軸電流値とに基づき前記d軸に印加する電
圧の指令値であるd軸電圧指令値と前記q軸に印加する
電圧の指令値であるq軸電圧指令値とを作成する電圧指
令値作成手段と、 前記回転座標系におけるの前記d軸電圧指令値と前記q
軸電圧指令値とを前記静止座標系における相電圧指令値
に変換する2相3相変換手段と、 前記相電圧指令値に基づき前記ステータ巻線に電圧を印
加する駆動手段とを具備し、 前記電圧指令値作成手段が、前記d軸電流指令値と前記
d軸電流値とに基づき前記d軸電圧指令値の補正に使用
する駆動周波数の整数倍の周波数のd軸学習値を作成す
るd軸学習値作成手段と、 前記q軸電流指令値と前記q軸電流値とに基づき前記q
軸電圧指令値の補正に使用する駆動周波数の整数倍の周
波数のq軸学習値を作成するq軸学習値作成手段とを有
し、前記d軸学習値にも基づき前記d軸電圧指令値を作
成し、前記q軸学習値にも基づき前記q軸電圧指令値を
作成するよう構成されたモータ制御装置。 - 【請求項5】 前記電圧指令値作成手段が、前記d軸学
習値の位相を進めて補間した結果にも基づき前記d軸電
圧指令値を作成し、前記q軸学習値の位相を進めて補間
した結果にも基づき前記q軸電圧指令値を作成するよう
構成された請求項4に記載のモータ制御装置。 - 【請求項6】 前記電圧指令値作成手段が、前記モータ
の回転数が大きくなると前記位相を大きくするよう構成
された請求項5に記載のモータ制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11134583A JP2000324879A (ja) | 1999-05-14 | 1999-05-14 | モータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11134583A JP2000324879A (ja) | 1999-05-14 | 1999-05-14 | モータ制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000324879A true JP2000324879A (ja) | 2000-11-24 |
Family
ID=15131772
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11134583A Pending JP2000324879A (ja) | 1999-05-14 | 1999-05-14 | モータ制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000324879A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003072576A (ja) * | 2001-09-04 | 2003-03-12 | Mitsubishi Electric Corp | 電動パワーステアリング制御装置及び制御方法 |
| JP2004210289A (ja) * | 2004-04-20 | 2004-07-29 | Mitsubishi Electric Corp | 電動パワーステアリング制御装置 |
| JP2011072190A (ja) * | 2011-01-12 | 2011-04-07 | Toyota Motor Corp | 交流電動機の制御装置 |
| JP2013085474A (ja) * | 2013-01-29 | 2013-05-09 | Nissan Motor Co Ltd | 電動機の制御装置 |
| JP2016100949A (ja) * | 2014-11-19 | 2016-05-30 | 学校法人 工学院大学 | トルクリップル抑制装置及びトルクリップル抑制方法 |
| JP2016111788A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | 株式会社ジェイテクト | 回転電機の制御装置 |
| CN110138296A (zh) * | 2018-02-08 | 2019-08-16 | 发那科株式会社 | 机器学习装置和方法、伺服电动机控制装置和系统 |
-
1999
- 1999-05-14 JP JP11134583A patent/JP2000324879A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003072576A (ja) * | 2001-09-04 | 2003-03-12 | Mitsubishi Electric Corp | 電動パワーステアリング制御装置及び制御方法 |
| JP2004210289A (ja) * | 2004-04-20 | 2004-07-29 | Mitsubishi Electric Corp | 電動パワーステアリング制御装置 |
| JP2011072190A (ja) * | 2011-01-12 | 2011-04-07 | Toyota Motor Corp | 交流電動機の制御装置 |
| JP2013085474A (ja) * | 2013-01-29 | 2013-05-09 | Nissan Motor Co Ltd | 電動機の制御装置 |
| JP2016100949A (ja) * | 2014-11-19 | 2016-05-30 | 学校法人 工学院大学 | トルクリップル抑制装置及びトルクリップル抑制方法 |
| JP2016111788A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | 株式会社ジェイテクト | 回転電機の制御装置 |
| CN110138296A (zh) * | 2018-02-08 | 2019-08-16 | 发那科株式会社 | 机器学习装置和方法、伺服电动机控制装置和系统 |
| CN110138296B (zh) * | 2018-02-08 | 2021-08-06 | 发那科株式会社 | 机器学习装置和方法、伺服电动机控制装置和系统 |
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Legal Events
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