JP2000324982A - 中通し釣竿 - Google Patents
中通し釣竿Info
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Landscapes
- Fishing Rods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 継ぎ合わせ部分での剛性が極度に高くなるこ
とを回避し、同部分での曲がりを滑らかにする一方、応
力集中に起因する竿管の破損を防止し、しかも、製造コ
ストが低廉な中通し釣竿を提供する。 【解決手段】 繊維補強合成樹脂によって形成された竿
管ROa、RObの先端側部分を除く内面にガイド体2
が一体的に形成されている。竿管ROa、RObの先端
側部分の内面に、その軸線方向に連続して伸び、且つ、
ガイド体2の先端2fの近傍において、ガイド体2の高
さと実質的に同一の厚さを有するように補強層3、13
が一体的に形成されている。補強層3、13は、補強繊
維が竿管ROa、RObの軸線方向に対して斜めに配向
された繊維補強合成樹脂により形成されている。
とを回避し、同部分での曲がりを滑らかにする一方、応
力集中に起因する竿管の破損を防止し、しかも、製造コ
ストが低廉な中通し釣竿を提供する。 【解決手段】 繊維補強合成樹脂によって形成された竿
管ROa、RObの先端側部分を除く内面にガイド体2
が一体的に形成されている。竿管ROa、RObの先端
側部分の内面に、その軸線方向に連続して伸び、且つ、
ガイド体2の先端2fの近傍において、ガイド体2の高
さと実質的に同一の厚さを有するように補強層3、13
が一体的に形成されている。補強層3、13は、補強繊
維が竿管ROa、RObの軸線方向に対して斜めに配向
された繊維補強合成樹脂により形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中通し釣竿に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】特開平9−37684号公報には、竿管
先端側部分の内面に補強層を備え、一方、竿管の残りの
部分の内面にガイド体を備えた中通し釣竿が開示されて
いる。即ち、この中通し釣竿において、竿管の先端側部
分を除く内面には、螺旋状のガイド体が一体的に形成さ
れ、そして、この竿管の先端側部分の内面には、その軸
線方向に連続して伸びるように補強層が一体的に形成さ
れている。この補強層は、ガイド体の先端部の近傍にお
いて、ガイド体の高さと実質的に同一の厚さを有してい
る。
先端側部分の内面に補強層を備え、一方、竿管の残りの
部分の内面にガイド体を備えた中通し釣竿が開示されて
いる。即ち、この中通し釣竿において、竿管の先端側部
分を除く内面には、螺旋状のガイド体が一体的に形成さ
れ、そして、この竿管の先端側部分の内面には、その軸
線方向に連続して伸びるように補強層が一体的に形成さ
れている。この補強層は、ガイド体の先端部の近傍にお
いて、ガイド体の高さと実質的に同一の厚さを有してい
る。
【0003】ガイド体の先端部に近傍において、このよ
うに補強層の厚さをガイド体の高さと実質的に同一にす
ることによって、竿管形成時に巻回される竿管本体形成
用プリプレグが蛇行することが防止され、しかも、この
竿管の先端部に小径竿管の後端部を継ぎ合わせる際に、
小径竿管の後端のガイド体への直接接触が回避されて、
ガイド体の疵の発生が防止される。
うに補強層の厚さをガイド体の高さと実質的に同一にす
ることによって、竿管形成時に巻回される竿管本体形成
用プリプレグが蛇行することが防止され、しかも、この
竿管の先端部に小径竿管の後端部を継ぎ合わせる際に、
小径竿管の後端のガイド体への直接接触が回避されて、
ガイド体の疵の発生が防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た先行技術においては、小径竿管と大径竿管とを継ぎ合
わせた状態において、これらの継ぎ合わせ部分での剛性
が極度に高くなる。その結果、中通し釣竿全体におい
て、継ぎ合わせ部分での曲がりが滑らかにならず、ま
た、この部分に応力が集中して、継ぎ合わせ部分での小
径竿管後端部が折れ易くなるという問題があった。この
ような問題に鑑み、先行技術は、補強層を撓み剛性の低
い材料で形成することを開示しているが、これによって
上述した問題を根本的に解決することはできない。
た先行技術においては、小径竿管と大径竿管とを継ぎ合
わせた状態において、これらの継ぎ合わせ部分での剛性
が極度に高くなる。その結果、中通し釣竿全体におい
て、継ぎ合わせ部分での曲がりが滑らかにならず、ま
た、この部分に応力が集中して、継ぎ合わせ部分での小
径竿管後端部が折れ易くなるという問題があった。この
ような問題に鑑み、先行技術は、補強層を撓み剛性の低
い材料で形成することを開示しているが、これによって
上述した問題を根本的に解決することはできない。
【0005】また、継ぎ合わせ部には大きい捻りトルク
が付与される。即ち、小径竿管を、これが継ぎ合わされ
た大径竿管から取り外す場合には、継ぎ合わせ部近傍の
大径竿管を一方の手で把持し、この継ぎ合わせ部近傍の
小径竿管を他方の手で把持し、これらを相互に捻るよう
にして、両者を引き離す操作が行なわれるが、この際、
継ぎ合わせ部に大きい捻りトルクが発生する。これによ
って、竿管が破損する虞がある。しかしながら、先行技
術には、この問題を解決する手段を何等開示していな
い。
が付与される。即ち、小径竿管を、これが継ぎ合わされ
た大径竿管から取り外す場合には、継ぎ合わせ部近傍の
大径竿管を一方の手で把持し、この継ぎ合わせ部近傍の
小径竿管を他方の手で把持し、これらを相互に捻るよう
にして、両者を引き離す操作が行なわれるが、この際、
継ぎ合わせ部に大きい捻りトルクが発生する。これによ
って、竿管が破損する虞がある。しかしながら、先行技
術には、この問題を解決する手段を何等開示していな
い。
【0006】更に、先行技術は、補強層の断面形状を特
別な形状として、継ぎ合わせ部における剛性が過度に高
くなることをある程度抑制する手段を開示している。し
かしながら、このような特別な断面形状を有する補強層
を形成するためには、複雑な作業工程を必要とし、その
形成が非常に困難であるばかりでなく、製造コストが著
しく高くなる。
別な形状として、継ぎ合わせ部における剛性が過度に高
くなることをある程度抑制する手段を開示している。し
かしながら、このような特別な断面形状を有する補強層
を形成するためには、複雑な作業工程を必要とし、その
形成が非常に困難であるばかりでなく、製造コストが著
しく高くなる。
【0007】本発明の目的は、継ぎ合わせ部分での剛性
が極度に高くなることを回避し、継ぎ合わせ部分での曲
がりを滑らかにする一方、この部分における応力集中に
起因する竿管の破損を防止し、しかも、製造コストが低
廉な中通し釣竿を提供することにある。
が極度に高くなることを回避し、継ぎ合わせ部分での曲
がりを滑らかにする一方、この部分における応力集中に
起因する竿管の破損を防止し、しかも、製造コストが低
廉な中通し釣竿を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の本発明の中通し釣竿は、繊維補強合
成樹脂によって形成された竿管(ROa、ROb)の先
端側部分を除く内面にガイド体(2)が一体的に形成さ
れ、一方、前記竿管(ROa、ROb)の先端側部分の
内面に、その軸線方向に連続して伸び、且つ、前記ガイ
ド体(2)の先端(2f)の近傍において、前記ガイド
体(2)の高さと実質的に同一の厚さを有するように補
強層(3、13)が一体的に形成された中通し釣竿にお
いて、前記補強層(3、13)は、補強繊維が竿管(R
Oa、ROb)の軸線方向に対して斜めに配向された繊
維補強合成樹脂により形成されていることを特徴とす
る。
ために、請求項1の本発明の中通し釣竿は、繊維補強合
成樹脂によって形成された竿管(ROa、ROb)の先
端側部分を除く内面にガイド体(2)が一体的に形成さ
れ、一方、前記竿管(ROa、ROb)の先端側部分の
内面に、その軸線方向に連続して伸び、且つ、前記ガイ
ド体(2)の先端(2f)の近傍において、前記ガイド
体(2)の高さと実質的に同一の厚さを有するように補
強層(3、13)が一体的に形成された中通し釣竿にお
いて、前記補強層(3、13)は、補強繊維が竿管(R
Oa、ROb)の軸線方向に対して斜めに配向された繊
維補強合成樹脂により形成されていることを特徴とす
る。
【0009】請求項2の本発明は、請求項1の中通し釣
竿において、前記補強層(3、13)の補強繊維が、前
記竿管(ROa、ROb)の軸線方向に対して斜めに配
向された第1繊維(4f)と、前記軸線方向に関して、
前記第1繊維(4f)と線対称に配向された第2繊維
(5f)とから構成されていることを特徴とする。
竿において、前記補強層(3、13)の補強繊維が、前
記竿管(ROa、ROb)の軸線方向に対して斜めに配
向された第1繊維(4f)と、前記軸線方向に関して、
前記第1繊維(4f)と線対称に配向された第2繊維
(5f)とから構成されていることを特徴とする。
【0010】請求項3の本発明は、請求項1又は請求項
2の中通し釣竿において、前記ガイド体(2)の先端
(2f)と前記補強層(13)の後端(13r)との間
に隙間(g)が形成されていることを特徴とする。
2の中通し釣竿において、前記ガイド体(2)の先端
(2f)と前記補強層(13)の後端(13r)との間
に隙間(g)が形成されていることを特徴とする。
【0011】請求項4の本発明は、請求項1乃至請求項
3の何れかの中通し釣竿において、前記補強層(13)
の内表面に凹凸部(13a)が形成されていることを特
徴とする。
3の何れかの中通し釣竿において、前記補強層(13)
の内表面に凹凸部(13a)が形成されていることを特
徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態に係る中通
し釣竿を、図1及び図2を参照しながら以下に説明す
る。第1実施形態に係る中通し釣竿Aは、継ぎ合わせ可
能な複数本の竿管から構成されており、図1は、これら
竿管のうちの大径竿管ROaにおける前方側部分の縦断
面を示している。図1において、Fは中通し釣竿Aの竿
先側の方向を示し、Rはその竿元側の方向を示す。
し釣竿を、図1及び図2を参照しながら以下に説明す
る。第1実施形態に係る中通し釣竿Aは、継ぎ合わせ可
能な複数本の竿管から構成されており、図1は、これら
竿管のうちの大径竿管ROaにおける前方側部分の縦断
面を示している。図1において、Fは中通し釣竿Aの竿
先側の方向を示し、Rはその竿元側の方向を示す。
【0013】上記竿管ROaは、竿管本体1と、ガイド
体2と、補強層3とから構成されている。
体2と、補強層3とから構成されている。
【0014】竿管本体1は、内側層1aと、外側層1b
とから構成されており、これらは繊維補強合成樹脂によ
って形成される。内側層1aの補強繊維は、竿管ROa
の周方向に沿って配向されている。外側層1bの補強繊
維は、竿管ROaの軸線方向に沿って配向されている。
勿論、内側層1aと外側層1bとのそれぞれの補強繊維
の配向方向を、上述とは逆にしてもよい。
とから構成されており、これらは繊維補強合成樹脂によ
って形成される。内側層1aの補強繊維は、竿管ROa
の周方向に沿って配向されている。外側層1bの補強繊
維は、竿管ROaの軸線方向に沿って配向されている。
勿論、内側層1aと外側層1bとのそれぞれの補強繊維
の配向方向を、上述とは逆にしてもよい。
【0015】ガイド体2は、竿管本体1の先端側部分を
除く内面に螺旋状に形成されている。このガイド体2
は、竿管本体1の軸線方向に所定間隔をあけて配置され
る複数個の環状部材として形成されてもよい。
除く内面に螺旋状に形成されている。このガイド体2
は、竿管本体1の軸線方向に所定間隔をあけて配置され
る複数個の環状部材として形成されてもよい。
【0016】補強層3は、竿管本体1の先端側部分の内
面に、その軸線方向に連続して伸びるように形成されて
いる。この補強層3の先端面3fは、竿管本体1の先端
面1fと一致するように同一平面上に位置しており、一
方、補強層3の後端面3rは、ガイド体2の先端2fに
当接している。更に、この補強層3は、ガイド体2の先
端2fの近傍において、ガイド体2の高さと実質的に同
一の厚さを有している。
面に、その軸線方向に連続して伸びるように形成されて
いる。この補強層3の先端面3fは、竿管本体1の先端
面1fと一致するように同一平面上に位置しており、一
方、補強層3の後端面3rは、ガイド体2の先端2fに
当接している。更に、この補強層3は、ガイド体2の先
端2fの近傍において、ガイド体2の高さと実質的に同
一の厚さを有している。
【0017】ここで、補強層3は、この竿管ROaより
も小径の竿管(図示せず)を継ぎ合わせるための接続部
分を構成する。従って、小径竿管をこの竿管ROaの先
端部に継ぎ合わせた状態において、小径竿管の後端がガ
イド体2に実質的に当接することがなく、仮に当接した
としても、小径竿管の外面部分がガイド体2の頂点付近
の部分に軽く接触する程度であるので、継ぎ合わせにお
いて、小径竿管がガイド体2を疵付けることはない。
も小径の竿管(図示せず)を継ぎ合わせるための接続部
分を構成する。従って、小径竿管をこの竿管ROaの先
端部に継ぎ合わせた状態において、小径竿管の後端がガ
イド体2に実質的に当接することがなく、仮に当接した
としても、小径竿管の外面部分がガイド体2の頂点付近
の部分に軽く接触する程度であるので、継ぎ合わせにお
いて、小径竿管がガイド体2を疵付けることはない。
【0018】補強層3は、繊維補強合成樹脂から形成さ
れており、そこにおける補強繊維は、竿管ROaの軸線
方向に対して斜めに配向された第1繊維4fと、上記軸
線方向に関して、第1繊維4fと線対称に配向された第
2繊維5fとを含んでいる。図2は、補強層3を形成す
るために使用される第1補強層形成素材4及び第2補強
層形成素材5を示している。これら第1補強層形成素材
4及び第2補強層形成素材5における第1繊維4f及び
第2繊維5fの配向方向については、竿管ROaの製造
方法に関する説明において詳述する。
れており、そこにおける補強繊維は、竿管ROaの軸線
方向に対して斜めに配向された第1繊維4fと、上記軸
線方向に関して、第1繊維4fと線対称に配向された第
2繊維5fとを含んでいる。図2は、補強層3を形成す
るために使用される第1補強層形成素材4及び第2補強
層形成素材5を示している。これら第1補強層形成素材
4及び第2補強層形成素材5における第1繊維4f及び
第2繊維5fの配向方向については、竿管ROaの製造
方法に関する説明において詳述する。
【0019】本発明の第1実施形態に係る中通し釣竿A
を製造するためには、先ず、芯金(図示せず)に、ガイ
ド体2のためのガイド形成素材(図示せず)と、剥離テ
ープ(図示せず)とを交互に螺旋状に巻回する。ここ
で、ガイド形成素材及び剥離テープは、芯金の竿元側に
対応する部分から、竿先側に対応する部分に向かって、
所定の長さの範囲に亘って、即ち、竿先側に対応する部
分に補強層3のための巻回スペースを残すように巻回さ
れる。このガイド形成素材として、例えば、カーボン等
の繊維を複数本撚り合わせ、エポキシ樹脂等の樹脂に含
浸させることによって得られたヤーンから構成される繊
維ひもが使用される。ガイド形成素材として、カーボン
等の繊維を交差させて樹脂に含浸させたプリプレグをひ
も状に裁断したものを使用してもよい。このガイド形成
素材及び剥離テープの巻回工程は、従来のこれらの巻回
工程と同一である。
を製造するためには、先ず、芯金(図示せず)に、ガイ
ド体2のためのガイド形成素材(図示せず)と、剥離テ
ープ(図示せず)とを交互に螺旋状に巻回する。ここ
で、ガイド形成素材及び剥離テープは、芯金の竿元側に
対応する部分から、竿先側に対応する部分に向かって、
所定の長さの範囲に亘って、即ち、竿先側に対応する部
分に補強層3のための巻回スペースを残すように巻回さ
れる。このガイド形成素材として、例えば、カーボン等
の繊維を複数本撚り合わせ、エポキシ樹脂等の樹脂に含
浸させることによって得られたヤーンから構成される繊
維ひもが使用される。ガイド形成素材として、カーボン
等の繊維を交差させて樹脂に含浸させたプリプレグをひ
も状に裁断したものを使用してもよい。このガイド形成
素材及び剥離テープの巻回工程は、従来のこれらの巻回
工程と同一である。
【0020】次いで、補強層3を形成するために、図2
に示した第1補強層形成素材4及び第2補強層形成素材
5が使用される。これら第1補強層形成素材4及び第2
補強層形成素材5として、例えば、熱硬化性樹脂に補強
繊維が含浸されたプリプレグが使用され、具体的には、
24t以下の低弾性カーボンに熱硬化性樹脂が含浸され
た一方向引き揃えプリプレグや、クロスプリプレグ、ガ
ラスクロスプリプレグ等が用いられる。
に示した第1補強層形成素材4及び第2補強層形成素材
5が使用される。これら第1補強層形成素材4及び第2
補強層形成素材5として、例えば、熱硬化性樹脂に補強
繊維が含浸されたプリプレグが使用され、具体的には、
24t以下の低弾性カーボンに熱硬化性樹脂が含浸され
た一方向引き揃えプリプレグや、クロスプリプレグ、ガ
ラスクロスプリプレグ等が用いられる。
【0021】第1補強層形成素材4は、長方形の形状を
有しており、そこにおける第1繊維4fは、図2に示す
ように、右上がりの状態で、長辺4aに対してθ1の角
度で配向されている。第2補強層形成素材5も同様に、
長方形の形状を有しており、そこにおける第2繊維5f
は、図2に示すように、右下がりの状態で、長辺5aに
対してθ2の角度で配向されている。第1実施形態にお
いては、上述した角度θ1及びθ2は、それぞれ45度
に設定されているが、この角度に限定されるものではな
い。これらの角度θ1及びθ2として、約30度から約
60度の範囲内の任意の角度に設定することが望まし
い。尚、角度θ1と角度θ2とは実質的に同一であるこ
とが望ましい。
有しており、そこにおける第1繊維4fは、図2に示す
ように、右上がりの状態で、長辺4aに対してθ1の角
度で配向されている。第2補強層形成素材5も同様に、
長方形の形状を有しており、そこにおける第2繊維5f
は、図2に示すように、右下がりの状態で、長辺5aに
対してθ2の角度で配向されている。第1実施形態にお
いては、上述した角度θ1及びθ2は、それぞれ45度
に設定されているが、この角度に限定されるものではな
い。これらの角度θ1及びθ2として、約30度から約
60度の範囲内の任意の角度に設定することが望まし
い。尚、角度θ1と角度θ2とは実質的に同一であるこ
とが望ましい。
【0022】従って、先ず、巻回されたガイド形成素材
の先端に隣接させるようにして、補強層3のための第1
補強層形成素材4(図2参照)を芯金に巻回する。ここ
で、第1補強層形成素材4の長辺4aは、芯金の軸線方
向と一致し、その短辺4bは、芯金の周方向と一致して
いる。次いで、巻回された第1補強層形成素材4の外周
に、更に、第2補強層形成素材5を巻回する。ここで、
第2補強層形成素材5の長辺5aは、芯金の軸線方向と
一致し、その短辺5bは、芯金の周方向と一致してい
る。勿論、このように巻回される第1補強層形成素材4
の長辺4a及び短辺4bのそれぞれの長さ、並びに、第
2補強層形成素材5の長辺5a及び短辺5bのそれぞれ
の長さは、製造されるべき竿管ROaの特性に応じて予
め設定されている。特に、これら第1及び第2補強層形
成素材4及び5の各々の短辺4b及び5bの長さは、そ
れ自身の厚さとの関連において、補強層3の厚さを決定
する要因である。従って、第1及び第2補強層形成素材
4及び5の各々の短辺4b及び5bの長さ、並びに、そ
れ自身の厚さも、補強層3が形成されるガイド体2の高
さと実質的に同一になるように予め設定されている。
の先端に隣接させるようにして、補強層3のための第1
補強層形成素材4(図2参照)を芯金に巻回する。ここ
で、第1補強層形成素材4の長辺4aは、芯金の軸線方
向と一致し、その短辺4bは、芯金の周方向と一致して
いる。次いで、巻回された第1補強層形成素材4の外周
に、更に、第2補強層形成素材5を巻回する。ここで、
第2補強層形成素材5の長辺5aは、芯金の軸線方向と
一致し、その短辺5bは、芯金の周方向と一致してい
る。勿論、このように巻回される第1補強層形成素材4
の長辺4a及び短辺4bのそれぞれの長さ、並びに、第
2補強層形成素材5の長辺5a及び短辺5bのそれぞれ
の長さは、製造されるべき竿管ROaの特性に応じて予
め設定されている。特に、これら第1及び第2補強層形
成素材4及び5の各々の短辺4b及び5bの長さは、そ
れ自身の厚さとの関連において、補強層3の厚さを決定
する要因である。従って、第1及び第2補強層形成素材
4及び5の各々の短辺4b及び5bの長さ、並びに、そ
れ自身の厚さも、補強層3が形成されるガイド体2の高
さと実質的に同一になるように予め設定されている。
【0023】次いで、巻回されたガイド形成素材及び剥
離テープ、並びに、第1及び第2補強層形成素材4、5
の全体に亘って、竿管本体形成用プリプレグ(図示せ
ず)を巻回する。ここで、第1及び第2補強層形成素材
4及び5の各々の短辺4b及び5bの長さ、並びに、そ
れ自身の厚さは上述したように予め設定されており、補
強層3がガイド体2の高さと実質的に同一になるように
構成されているため、竿管本体形成用プリプレグが蛇行
することなく、その巻回工程を容易且つ確実に行なうこ
とができる。
離テープ、並びに、第1及び第2補強層形成素材4、5
の全体に亘って、竿管本体形成用プリプレグ(図示せ
ず)を巻回する。ここで、第1及び第2補強層形成素材
4及び5の各々の短辺4b及び5bの長さ、並びに、そ
れ自身の厚さは上述したように予め設定されており、補
強層3がガイド体2の高さと実質的に同一になるように
構成されているため、竿管本体形成用プリプレグが蛇行
することなく、その巻回工程を容易且つ確実に行なうこ
とができる。
【0024】次いで、巻回された竿管本体形成用プリプ
レグの外周に加圧テープ(図示せず)を巻回し、その
後、これを加圧・焼成する。この加圧・焼成工程を行な
うことにより、竿管本体形成用プリプレグが溶融して、
その一部はガイド形成素材のまわりに流入し、これによ
り、ガイド体2が形成される。勿論、第1及び第2補強
形成素材4、5も同様に溶融して、竿管本体1と一体化
し、補強層3が形成される。
レグの外周に加圧テープ(図示せず)を巻回し、その
後、これを加圧・焼成する。この加圧・焼成工程を行な
うことにより、竿管本体形成用プリプレグが溶融して、
その一部はガイド形成素材のまわりに流入し、これによ
り、ガイド体2が形成される。勿論、第1及び第2補強
形成素材4、5も同様に溶融して、竿管本体1と一体化
し、補強層3が形成される。
【0025】上述した加圧・焼成工程後に、芯金を抜き
取り、剥離テープを除去する。これにより、図1に示し
た縦断面における構造を有する竿管ROaが形成され
る。
取り、剥離テープを除去する。これにより、図1に示し
た縦断面における構造を有する竿管ROaが形成され
る。
【0026】このように形成された竿管ROaにおいて
は、補強層3における補強繊維は、竿管ROaの軸線方
向に対して斜めに配向された第1繊維4fと、上記軸線
方向に関して、第1繊維4fと線対称に配向された第2
繊維5fとを含んでいるので、曲げや潰れに対する剛性
が極端に上昇せず、小径竿管との継ぎ合わせ部分におい
ても竿の曲がりが滑らかになる。しかも、補強層3にお
いて、第1繊維4fと第2繊維5fとが上記軸線方向に
関して線対称に配向されているので、竿の中心軸線を中
心として、直径方向の両側において、均衡を維持した状
態で、捻り剛性を向上することができ、小径竿管との継
ぎ合わせを解除する際に、小径竿管と大径竿管とを両手
で捻っても、竿管が破損するという虞がない。
は、補強層3における補強繊維は、竿管ROaの軸線方
向に対して斜めに配向された第1繊維4fと、上記軸線
方向に関して、第1繊維4fと線対称に配向された第2
繊維5fとを含んでいるので、曲げや潰れに対する剛性
が極端に上昇せず、小径竿管との継ぎ合わせ部分におい
ても竿の曲がりが滑らかになる。しかも、補強層3にお
いて、第1繊維4fと第2繊維5fとが上記軸線方向に
関して線対称に配向されているので、竿の中心軸線を中
心として、直径方向の両側において、均衡を維持した状
態で、捻り剛性を向上することができ、小径竿管との継
ぎ合わせを解除する際に、小径竿管と大径竿管とを両手
で捻っても、竿管が破損するという虞がない。
【0027】上述した第1実施形態においては、補強層
3は、2枚の素材、即ち、第1補強層形成素材4及び第
2補強層形成素材5から形成されるものとして説明した
が、これら2枚の素材のうち1枚のみを使用してもよ
い。
3は、2枚の素材、即ち、第1補強層形成素材4及び第
2補強層形成素材5から形成されるものとして説明した
が、これら2枚の素材のうち1枚のみを使用してもよ
い。
【0028】次に、本発明の第2実施形態に係る中通し
釣竿を、図3及び図4を参照しながら以下に説明する。
第2実施形態に係る中通し釣竿Bは、ガイド体2の先端
2fと補強層13の後端13rとの間に隙間gが形成さ
れていること、及び、補強層13の内表面に凹凸部13
aが形成されていることを除き、第1実施形態に係る中
通し釣竿Aと同一である。
釣竿を、図3及び図4を参照しながら以下に説明する。
第2実施形態に係る中通し釣竿Bは、ガイド体2の先端
2fと補強層13の後端13rとの間に隙間gが形成さ
れていること、及び、補強層13の内表面に凹凸部13
aが形成されていることを除き、第1実施形態に係る中
通し釣竿Aと同一である。
【0029】従って、補強層13及びその構成要素を除
き、同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省
略する。
き、同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省
略する。
【0030】図3から明らかなように、竿管本体1の先
端側部分を除く内面には、ガイド体2が螺旋状に形成さ
れており、一方、竿管本体1の先端側部分の内面には、
補強層13が形成されているが、ガイド体2の先端2f
と補強層13の後端13rとの間には、隙間gが形成さ
れている。この隙間gは、小径竿管が継ぎ合わされた際
に、継ぎ合わせ部分の剛性が過度に向上することを抑制
する作用を有する。勿論、第1実施形態におけると同様
に、補強層13の先端面13fは、竿管本体1の先端面
1fと一致するように同一平面上に位置している。
端側部分を除く内面には、ガイド体2が螺旋状に形成さ
れており、一方、竿管本体1の先端側部分の内面には、
補強層13が形成されているが、ガイド体2の先端2f
と補強層13の後端13rとの間には、隙間gが形成さ
れている。この隙間gは、小径竿管が継ぎ合わされた際
に、継ぎ合わせ部分の剛性が過度に向上することを抑制
する作用を有する。勿論、第1実施形態におけると同様
に、補強層13の先端面13fは、竿管本体1の先端面
1fと一致するように同一平面上に位置している。
【0031】補強層13の内表面には、凹凸部13aが
螺旋状に形成されている。この凹凸部13aは、上述し
た隙間gと同様に、小径竿管が継ぎ合わされた際に、継
ぎ合わせ部分の剛性が過度に向上することを抑制する作
用を有する一方、この補強層13内に継ぎ合わされる小
径竿管との接触面積を小さくして、小径竿管の固着防止
作用をも有する。
螺旋状に形成されている。この凹凸部13aは、上述し
た隙間gと同様に、小径竿管が継ぎ合わされた際に、継
ぎ合わせ部分の剛性が過度に向上することを抑制する作
用を有する一方、この補強層13内に継ぎ合わされる小
径竿管との接触面積を小さくして、小径竿管の固着防止
作用をも有する。
【0032】次いで、本発明の第2実施形態に係る中通
し釣竿Bの製造方法を、図4を参照して説明する。先
ず、芯金6に、ガイド体2のためのガイド形成素材(図
示せず)と、剥離テープ7とを交互に螺旋状に巻回す
る。ここで、ガイド形成素材及び剥離テープ7は、芯金
6の竿元側に対応する部分から、竿先側に対応する部分
に向かって、所定の長さの範囲に亘って、即ち、竿先側
に対応する部分に補強層13のための巻回スペースを残
すように巻回される。尚、図4における符号2は、加圧
・焼成工程後に形成されたガイド体を示しており、従っ
て、上述したように芯金6に巻回されたガイド形成素材
そのものを示すものではない。このガイド形成素材とし
て使用される材料は、上述した第1実施形態において使
用した材料と同一である。
し釣竿Bの製造方法を、図4を参照して説明する。先
ず、芯金6に、ガイド体2のためのガイド形成素材(図
示せず)と、剥離テープ7とを交互に螺旋状に巻回す
る。ここで、ガイド形成素材及び剥離テープ7は、芯金
6の竿元側に対応する部分から、竿先側に対応する部分
に向かって、所定の長さの範囲に亘って、即ち、竿先側
に対応する部分に補強層13のための巻回スペースを残
すように巻回される。尚、図4における符号2は、加圧
・焼成工程後に形成されたガイド体を示しており、従っ
て、上述したように芯金6に巻回されたガイド形成素材
そのものを示すものではない。このガイド形成素材とし
て使用される材料は、上述した第1実施形態において使
用した材料と同一である。
【0033】次いで、芯金6の竿先側に対応する部分に
上述したように残された補強層13のための巻回スペー
スにおいて、芯金6の先端側から、巻回されたガイド形
成素材の先端部側に向かって、凹部及び隙間形成用テー
プ8が巻回される。ここで、凹部及び隙間形成用テープ
8は、芯金6の軸線方向において所定の間隔をあけるよ
うにして、螺旋状に巻回され、そして、ガイド形成素材
の先端部と隣接する部分においては、同一箇所において
複数回巻回され、そこにおける厚さが、形成されるべき
ガイド体2の高さと実質的に同一になるように構成され
る。従って、この凹部及び隙間形成用テープ8は、図4
に示すように、ガイド形成素材の先端部に隣接して形成
された環状部分8rと、この環状部分8rから前方側に
形成された螺旋状部分8sとから構成される。
上述したように残された補強層13のための巻回スペー
スにおいて、芯金6の先端側から、巻回されたガイド形
成素材の先端部側に向かって、凹部及び隙間形成用テー
プ8が巻回される。ここで、凹部及び隙間形成用テープ
8は、芯金6の軸線方向において所定の間隔をあけるよ
うにして、螺旋状に巻回され、そして、ガイド形成素材
の先端部と隣接する部分においては、同一箇所において
複数回巻回され、そこにおける厚さが、形成されるべき
ガイド体2の高さと実質的に同一になるように構成され
る。従って、この凹部及び隙間形成用テープ8は、図4
に示すように、ガイド形成素材の先端部に隣接して形成
された環状部分8rと、この環状部分8rから前方側に
形成された螺旋状部分8sとから構成される。
【0034】次いで、上述した環状部分8rから芯金6
の先端側に向かって所定の長さの領域における芯金6の
外周面に、補強層13のための補強層形成素材(図示せ
ず)を巻回する。尚、図4における符号13は、加圧・
焼成工程後に形成された補強層を示しており、従って、
上述したように芯金6に巻回された補強層形成素材その
ものを示すものではない。ここで、この補強層形成素材
は、上述した螺旋状部分8sの全体を覆い、従って、巻
回された補強層形成素材は、この螺旋状部分8sに対応
する部分において、芯金6の径方向外側に若干突出す
る。使用される補強層形成素材としては、上述した第1
実施形態において使用した第1及び第2補強層形成素材
4、5と同一の2枚の素材が使用される。勿論、この形
態に限定されるものではなく、これら素材のうちの1枚
のみを使用してもよい。
の先端側に向かって所定の長さの領域における芯金6の
外周面に、補強層13のための補強層形成素材(図示せ
ず)を巻回する。尚、図4における符号13は、加圧・
焼成工程後に形成された補強層を示しており、従って、
上述したように芯金6に巻回された補強層形成素材その
ものを示すものではない。ここで、この補強層形成素材
は、上述した螺旋状部分8sの全体を覆い、従って、巻
回された補強層形成素材は、この螺旋状部分8sに対応
する部分において、芯金6の径方向外側に若干突出す
る。使用される補強層形成素材としては、上述した第1
実施形態において使用した第1及び第2補強層形成素材
4、5と同一の2枚の素材が使用される。勿論、この形
態に限定されるものではなく、これら素材のうちの1枚
のみを使用してもよい。
【0035】次いで、巻回されたガイド形成素材、剥離
テープ7、凹部及び隙間形成用テープ8、並びに、補強
層形成素材の全体に亘って、竿管本体形成用プリプレグ
(図示せず)を巻回する。ここで、上述したように、補
強層形成素材は、螺旋状部分8sに対応する部分におい
て、芯金6の径方向外側に若干突出するが、その突出量
は僅かであり、巻回された補強層形成素材の外表面は実
質的に平坦に維持されるため、竿管本体形成用プリプレ
グが蛇行することなく、その巻回工程を容易且つ確実に
行なうことができる。
テープ7、凹部及び隙間形成用テープ8、並びに、補強
層形成素材の全体に亘って、竿管本体形成用プリプレグ
(図示せず)を巻回する。ここで、上述したように、補
強層形成素材は、螺旋状部分8sに対応する部分におい
て、芯金6の径方向外側に若干突出するが、その突出量
は僅かであり、巻回された補強層形成素材の外表面は実
質的に平坦に維持されるため、竿管本体形成用プリプレ
グが蛇行することなく、その巻回工程を容易且つ確実に
行なうことができる。
【0036】次いで、巻回された竿管本体形成用プリプ
レグの外周に加圧テープ(図示せず)を巻回し、その
後、これを加圧・焼成する。この加圧・焼成工程を行な
うことにより、竿管本体形成用プリプレグが溶融して、
その一部はガイド形成素材のまわりに流入し、これによ
り、ガイド体2が形成される。勿論、補強層形成素材同
様に溶融して、竿管本体1と一体化し、補強層13が形
成される。
レグの外周に加圧テープ(図示せず)を巻回し、その
後、これを加圧・焼成する。この加圧・焼成工程を行な
うことにより、竿管本体形成用プリプレグが溶融して、
その一部はガイド形成素材のまわりに流入し、これによ
り、ガイド体2が形成される。勿論、補強層形成素材同
様に溶融して、竿管本体1と一体化し、補強層13が形
成される。
【0037】上述した加圧・焼成工程後に、芯金6を抜
き取り、剥離テープ7、並びに、凹部及び隙間形成用テ
ープ8を除去する。これにより、図4に示した縦断面に
おける構造を有する竿管RObが形成される。
き取り、剥離テープ7、並びに、凹部及び隙間形成用テ
ープ8を除去する。これにより、図4に示した縦断面に
おける構造を有する竿管RObが形成される。
【0038】このように形成された竿管RObによれ
ば、補強層13は、補強繊維の配向方向に関する効果に
おいて、第1実施形態におけると同一の効果を有する。
しかも、上述したように、ガイド体2の先端2fと補強
層13の後端13rとの間には、隙間gが形成されてい
るため、この隙間gにより、小径竿管が継ぎ合わされた
際に、継ぎ合わせ部分の剛性が過度に向上することが抑
制される。また、補強層13の内表面には、凹凸部13
aが螺旋状に形成されているため、これによって、小径
竿管が継ぎ合わされた際に、継ぎ合わせ部分の剛性が過
度に向上することが抑制され、一方、補強層13内に継
ぎ合わされる小径竿管との接触面積が小さくなり、小径
竿管の固着防止作用が発揮される。
ば、補強層13は、補強繊維の配向方向に関する効果に
おいて、第1実施形態におけると同一の効果を有する。
しかも、上述したように、ガイド体2の先端2fと補強
層13の後端13rとの間には、隙間gが形成されてい
るため、この隙間gにより、小径竿管が継ぎ合わされた
際に、継ぎ合わせ部分の剛性が過度に向上することが抑
制される。また、補強層13の内表面には、凹凸部13
aが螺旋状に形成されているため、これによって、小径
竿管が継ぎ合わされた際に、継ぎ合わせ部分の剛性が過
度に向上することが抑制され、一方、補強層13内に継
ぎ合わされる小径竿管との接触面積が小さくなり、小径
竿管の固着防止作用が発揮される。
【0039】尚、上述した第2実施形態において、中通
し釣竿Bを製造するための方法に関して、ガイド体2側
において、剥離テープ7を巻回する一方、補強層13側
において、凹部及び隙間形成用テープ8を巻回したもの
として説明したが、このように別々のテープ7、8を使
用することなく、単一のテープ(以下、「単一テープ」
という)を使用してもよい。この場合、芯金6の外表面
において、その竿元側に対応する部分から竿先側に対応
する部分に向かって、剥離テープ7におけると同一の巻
回方法及び巻回ピッチで単一テープを巻回し、次いで、
凹部及び隙間形成用テープ8の環状部分8rと同一の巻
回方法で単一テープを連続的に巻回し、更に、凹部及び
隙間形成用テープ8の螺旋状部分8sと同一の巻回方法
及び巻回ピッチで単一テープを連続的に巻回する。ここ
で、ガイド形成素材の巻回は、上記環状部分8rに対応
する位置まで行なえばよい。
し釣竿Bを製造するための方法に関して、ガイド体2側
において、剥離テープ7を巻回する一方、補強層13側
において、凹部及び隙間形成用テープ8を巻回したもの
として説明したが、このように別々のテープ7、8を使
用することなく、単一のテープ(以下、「単一テープ」
という)を使用してもよい。この場合、芯金6の外表面
において、その竿元側に対応する部分から竿先側に対応
する部分に向かって、剥離テープ7におけると同一の巻
回方法及び巻回ピッチで単一テープを巻回し、次いで、
凹部及び隙間形成用テープ8の環状部分8rと同一の巻
回方法で単一テープを連続的に巻回し、更に、凹部及び
隙間形成用テープ8の螺旋状部分8sと同一の巻回方法
及び巻回ピッチで単一テープを連続的に巻回する。ここ
で、ガイド形成素材の巻回は、上記環状部分8rに対応
する位置まで行なえばよい。
【0040】
【発明の効果】請求項1に記載したように、補強層は、
補強繊維が竿管の軸線方向に対して斜めに配向された繊
維補強合成樹脂によって形成されているので、小径竿管
と大径竿管との継ぎ合わせ部分における剛性が極端に高
くなることが回避でき、曲がりが滑らかで、破損しにく
い中通し釣竿を得ることができる。また、補強層におい
て、捻り剛性が向上し、大径竿管と小径竿管との継ぎ合
わせを解除する際に、竿管を破損しにくい。
補強繊維が竿管の軸線方向に対して斜めに配向された繊
維補強合成樹脂によって形成されているので、小径竿管
と大径竿管との継ぎ合わせ部分における剛性が極端に高
くなることが回避でき、曲がりが滑らかで、破損しにく
い中通し釣竿を得ることができる。また、補強層におい
て、捻り剛性が向上し、大径竿管と小径竿管との継ぎ合
わせを解除する際に、竿管を破損しにくい。
【0041】請求項1の中通し釣竿において、請求項2
に記載したように、補強層の補強繊維を、竿管の軸線方
向に対して斜めに配向された第1繊維と、上記軸線方向
に関して、第1繊維と線対称に配向された第2繊維とか
ら構成すれば、竿の中心軸線を中心として、直径方向の
両側において、均衡を維持した状態で、捻り剛性を向上
することができ、小径竿管との継ぎ合わせを解除する際
に、大径竿管に対して小径竿管を何れの方向に捻って
も、竿管が破損することがなく、耐久性を確実に向上さ
せることができる。
に記載したように、補強層の補強繊維を、竿管の軸線方
向に対して斜めに配向された第1繊維と、上記軸線方向
に関して、第1繊維と線対称に配向された第2繊維とか
ら構成すれば、竿の中心軸線を中心として、直径方向の
両側において、均衡を維持した状態で、捻り剛性を向上
することができ、小径竿管との継ぎ合わせを解除する際
に、大径竿管に対して小径竿管を何れの方向に捻って
も、竿管が破損することがなく、耐久性を確実に向上さ
せることができる。
【0042】請求項1又は請求項2の中通し釣竿におい
て、請求項3に記載したように、ガイド体の先端と補強
層の後端との間に隙間を形成すれば、継ぎ合わせ部分に
おいて、剛性の向上を更に抑制することができ、曲がり
が一層滑らかで、耐久性に優れた中通し釣竿が得られ
る。
て、請求項3に記載したように、ガイド体の先端と補強
層の後端との間に隙間を形成すれば、継ぎ合わせ部分に
おいて、剛性の向上を更に抑制することができ、曲がり
が一層滑らかで、耐久性に優れた中通し釣竿が得られ
る。
【0043】請求項1乃至請求項3の何れかの中通し釣
竿において、請求項4に記載したように、補強層の内表
面に凹凸部を形成すれば、継ぎ合わせ部分に、固着防止
機能を付加でき、継ぎ合わせ及びその解除を円滑且つ確
実に行なうことができる。
竿において、請求項4に記載したように、補強層の内表
面に凹凸部を形成すれば、継ぎ合わせ部分に、固着防止
機能を付加でき、継ぎ合わせ及びその解除を円滑且つ確
実に行なうことができる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る中通し釣竿を示す
部分概略断面図
部分概略断面図
【図2】図1に示した中通し釣竿の補強層を形成するた
めに使用される第1補強層形成素材及び第2補強層形成
素材を示す概略正面図
めに使用される第1補強層形成素材及び第2補強層形成
素材を示す概略正面図
【図3】本発明の第2実施形態に係る中通し釣竿を示す
部分概略断面図
部分概略断面図
【図4】図3に示した中通し釣竿を製造するための方法
における、加圧・焼成後の状態を示す部分概略断面図
における、加圧・焼成後の状態を示す部分概略断面図
【符号の説明】 A 本発明の第1実施形態に係る中通し釣竿 B 本発明の第2実施形態に係る中通し釣竿 ROa、ROb 竿管 1 竿管本体 2 ガイド体 2f ガイド体の先端 3、13 補強層 4f、5f 補強繊維 13a 凹凸部 13r 補強層の後端 g 隙間
Claims (4)
- 【請求項1】 繊維補強合成樹脂によって形成された竿
管の先端側部分を除く内面にガイド体が一体的に形成さ
れ、一方、前記竿管の先端側部分の内面に、その軸線方
向に連続して伸び、且つ、前記ガイド体の先端の近傍に
おいて、前記ガイド体の高さと実質的に同一の厚さを有
するように補強層が一体的に形成された中通し釣竿にお
いて、 前記補強層は、補強繊維が竿管の軸線方向に対して斜め
に配向された繊維補強合成樹脂により形成されているこ
とを特徴とする中通し釣竿。 - 【請求項2】 前記補強層の補強繊維が、前記竿管の軸
線方向に対して斜めに配向された第1繊維と、前記軸線
方向に関して、前記第1繊維と線対称に配向された第2
繊維とから構成されていることを特徴とする請求項1に
記載の中通し釣竿。 - 【請求項3】 前記ガイド体の先端と前記補強層の後端
との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項
1又は請求項2に記載の中通し釣竿。 - 【請求項4】 前記補強層の内表面に凹凸部が形成され
ていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか
に記載の中通し釣竿。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11142589A JP2000324982A (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | 中通し釣竿 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11142589A JP2000324982A (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | 中通し釣竿 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000324982A true JP2000324982A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=15318832
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11142589A Pending JP2000324982A (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | 中通し釣竿 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000324982A (ja) |
-
1999
- 1999-05-24 JP JP11142589A patent/JP2000324982A/ja active Pending
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