JP2000325209A - 芳香カップ - Google Patents

芳香カップ

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JP2000325209A
JP2000325209A JP11144622A JP14462299A JP2000325209A JP 2000325209 A JP2000325209 A JP 2000325209A JP 11144622 A JP11144622 A JP 11144622A JP 14462299 A JP14462299 A JP 14462299A JP 2000325209 A JP2000325209 A JP 2000325209A
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JP
Japan
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cup
fragrance
volatile compound
rosin
wax
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Pending
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JP11144622A
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English (en)
Inventor
Masao Fujita
真夫 藤田
Koichi Taniguchi
晃一 谷口
Hideji Hirohama
秀次 広浜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rengo Co Ltd
Original Assignee
Rengo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量の香料を保持でき、手を汚さずに芳香の
発生を持続することのできる芳香カップを提供すること
を目的とする。 【解決手段】 常温揮散性化合物と、これに均一混合可
能な樹脂混練物とからなり、上記樹脂混練物の少なくと
も1成分の融点が50〜85℃である芳香組成物2の分
包体3を、カップ4の底部下面に貼着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定の温度で芳
香を生じさせるカップに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インスタントコーヒーや自動販
売機で販売されているコーヒーや紅茶等は、この種の飲
料に固有の芳香が少ない。
【0003】また、一般に使用されている紙カップに
は、接着剤やインク等の臭いをほのかではあるが有して
おり、この紙カップを飲料容器として使用する場合、不
快感を感じる場合がある。
【0004】これに対し、コーヒー香や紅茶香等の香り
の香料を60〜70℃で破壊されるマイクロカプセルに
封入したものを外表面に塗着させたカップが実公昭60
−38937号公報に開示されている。
【0005】上記のカップに70℃以上の熱湯を注ぐ
と、マイクロカプセルが破壊され、所定の香りが発生す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これは、平均
粒径が数μm〜数十μm程度のマイクロカプセルを紙カ
ップの外周面に塗着させるもので、熱湯を注いだときに
強い香りを生じさせるためには、紙カップの外周全体に
塗着させる必要がある。そして、このような形態では、
熱湯を注ぐと破壊したマイクロカプセルから香料が染み
だすために、手に香料が付着して不快感を感じてしま
う。また、手に触れないようにカップの外周面の一部に
のみマイクロカプセルを塗着させると、熱湯を注いでも
強い香りが生じなくなる。このため、大量の香料を確保
するのが困難であり、所定の香りを発生しえず、実用的
なものとはならない。
【0007】そこで、この発明は、大量の香料を保持で
き、手を汚さずに芳香の発生を持続することのできる芳
香カップを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、常温揮散性化合物と、これに均一混合
可能な樹脂混練物とからなり、上記樹脂混練物の少なく
とも1成分の融点が50〜85℃である芳香組成物の分
包体を、カップの底部下面に貼着したものである。
【0009】所定の芳香組成物の分包体をカップの底部
下面に設けたので、大量の常温揮散性化合物をカップに
保持することができ、十分な芳香を発することが可能と
なった。また、分包体をカップの底部下面に設けたの
で、直接香料が手に触れる心配がない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
を参照して説明する。
【0011】この発明にかかる芳香カップ1は、図1
(a)(b)に示すように、常温揮散性化合物と、樹脂
混練物とからなる芳香組成物2の分包体3を、カップ4
の底部下面に貼着したものである。
【0012】上記常温揮散性化合物とは、常温、すなわ
ち、20〜40℃程度で揮散し得る化合物であり、この
化合物が揮散することにより芳香を生じさせるものをい
う。この例として、香料があげられる。また、この化合
物は、例えばワックスやロジン又はその誘導体(以下、
「ロジン等」と称する。)の混練物に混合される。この
とき、芳香を均等に発生させるためには、上記化合物
は、上記混練物と均一に混合できるものがよい。
【0013】上記常温揮散性化合物の具体例としては、
ラベンダー、ジャスミンに代表されるハーブ、又は、ア
ップルに代表される着香香料等があげられる。
【0014】上記樹脂混練物は、上記常温揮散性化合物
と均一混合可能な粘着性を有する組成物である。この樹
脂混練物の構成成分としては、所定のワックスや、ロジ
ン等があげられる。
【0015】上記ワックスは、炭化水素を主成分とした
もの、あるいは、脂肪酸と高級アルコールとのエステル
であり、かつ、その融点が50〜85℃のものをいう。
この融点を有するワックスを使用するのは、コーヒーや
紅茶等を入れるときに使用される通常の熱湯の温度で容
易に溶融させるためである。
【0016】上記ワックスの例としては、ステアリン
酸、ライスワックス等があげられる。
【0017】上記ロジン等は、生松ヤニからテルピン油
を除いたもの、又はそれをエステル化したものをいう。
このロジン等は、上記常温揮散性化合物の揮散を抑制す
る能力を有する。よって、上記ワックスと混練して用い
ると、上記ワックスが固形状、すなわち、常温であると
きは、ロジン等の揮散抑制能力により、上記常温揮散性
化合物揮散はほとんど生じない。また、上記ワックスが
溶融すると、ロジン等の揮散抑制能力が低下する。この
とき、上記常温揮散性化合物が揮散しやすくなり、芳香
が生じる。また、ワックスとロジン等を配合すること
で、上記常温揮散性化合物は、徐々に揮散することとな
る。このため、上記ワックスの溶融状態の下において
は、芳香の発生を持続させることができる。
【0018】上記ロジン等としては、ガムロジン、ウッ
ドロジン、エステルガム等があげられる。
【0019】上記ワックスとロジン等の混練割合は、特
に限定はされないが、上記ロジン等に対し、上記ワック
スを0.5〜2倍量混合するのが好ましい。0.5倍未
満では、ロジン等の揮散抑制能力が高くなり、所定温度
となっても含有する上記常温揮散性化合物を揮散させに
くくなる場合がある。また、2倍を越えると、ロジン等
の揮散抑制能力が低下し、常温で上記常温揮散性化合物
を揮散させる場合が生じる。
【0020】上記芳香組成物中の上記常温揮散性化合物
の含有割合は、10〜30重量%がよい。10重量%未
満だと、相対的にロジン等の存在割合が高くなるので、
上記常温揮散性化合物の揮散抑制がより強くなり、加温
してワックスを溶融させても、香料をほとんど放出しな
い場合が生じる。また、30重量%を越えると、上記常
温揮散性化合物はロジン等に対して可塑効果を発揮し得
るので、ロジン等の揮散抑制能が低下し、室温状態でも
上記常温揮散性化合物が揮散される場合が生じる。
【0021】上記の芳香組成物2には、上記の樹脂混練
物及び常温揮散性化合物以外に、この発明の効果に影響
を与えない限り、公知の添加物を加えてもよい。
【0022】上記芳香組成物2は、任意の方法で成形す
ることができる。例えば、芳香組成物2を所定形状の金
型に挿入する方法、上記芳香組成物2を滴下して、液滴
状又は球状を得る方法等があげられる。
【0023】上記分包体3は、上記芳香組成物2を袋に
詰めたものであり、上記芳香組成物2の粒状体を上記袋
に詰めたものであってもよく、上記芳香組成物2を溶融
状態で上記袋に充填したものであってもよい。
【0024】上記分包体3を構成する袋は、上記常温揮
散性化合物のガスを透過するものであれば特に限定され
るものでない。このような袋の材質としては、紙、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、開封可能な
穴あきアルミニウムフィルム等があげられる。また、上
記芳香組成物を溶融状態で充填する場合は、気体透過性
に加えて、液体不透過性を有することが好ましい。
【0025】上記分包体3は、上記カップ4の底部下面
に貼着される。この貼着の方法としては、接着剤による
接着等の任意の方法があげられる。
【0026】上記カップ4は、その底部下面に上記分包
体3を貼着させるので、上記カップ4を机等に置いたと
き、上記カップ4の底部と机の間に空間を有するものが
よい。このカップ4の材質は、特に限定されるものでは
なく、紙製やポリプロピレン製等があげられる。
【0027】この発明にかかる芳香カップ1は、次のよ
うにして製造することができる。
【0028】まず、上記樹脂を溶融混練する。次いで、
この溶融混練物に上記常温揮散性化合物を添加し、均一
に混合し、芳香組成物2を得る。この芳香組成物2を溶
融状態のまま上記袋に注入するか、上記芳香組成物2を
ペレット化又は粒状化して上記袋に充填するか、また
は、溶融状態の芳香組成物2を多孔質粒子に含浸させ、
冷却したものを上記袋に充填することにより分包体3が
得られる。この分包体3をカップ4の底部下面に貼着す
ることにより、芳香カップ1が得られる。
【0029】
【実施例】以下、この発明を実施例を用いてより詳細に
説明する。 (使用材料) ワックス ・ステアリン酸(融点70℃、ナカライテスク社製) ・ライスワックス(融点80℃、セラリカノダ社製) ロジン等 ・ロジンエステル(荒川化学工業(株)社製) 常温揮散性化合物 ・ラベンダー(稲畑香料社製) ・アップル(稲畑香料社製) ・ピーチ(稲畑香料社製)
。
【0030】(実施例1〜6)表1に示すワックスとロ
ジン等とを、表1に記載の割合で、120℃の温度下で
溶融混練した。次いで、表1に示す常温揮散性化合物を
表1に示す記載量だけ添加し、均一に混合した。得られ
た組成物を球状に成形して冷却し、芳香組成物の粒状物
を得た。常温揮散性化合物量が0.2gとなるように、
得られた粒状物2を紙製の袋に収納して分包体3を作製
し、図1(a)(b)に示すように、紙カップ4の底部
の下面に接着した。この紙カップ4に90℃の湯を注
ぎ、芳香の状態を調べた。なお、表1において、「混合
比」は、ワックス/ロジン等/常温揮散性化合物の重量
比を示す。
【0031】(比較例1)実施例1によって得られた芳
香組成物の粒状物を平均粒径10μmとなるように粉砕
した。この粉砕物を紙カップ4の外周面全体がべたつか
ないように、下方半分に塗着した。この紙カップ4に9
0℃の湯を注ぎ、芳香の状態を調べた。
【0032】(比較例2)常温揮散性化合物を水溶性の
ピーチを用いた以外は実施例1と同様にして芳香組成物
の粒状物を得、分包体を作製した。この分包体を紙カッ
プの底部の下面に接着し、90℃の湯を注いで芳香の状
態を調べた。
【0033】
【表1】
【0034】結果 実施例1〜5は、給湯後、長時間にわたってラベンダー
の芳香がした。また、実施例6は、長時間にわたってア
ップルの芳香がした。
【0035】これに対し、比較例1では、実施例1と同
様の配合比でありながら、紙カップの外周面に塗着でき
た芳香組成物の全量は50mgだけであるので、給湯し
ても、ほとんどラベンダーの芳香を感じることができな
いと共に、外観が極めて見苦しいものとなった。
【0036】また、比較例2の樹脂混合物と相溶しない
ピーチを用いた場合、常温時から強い芳香がした。
【0037】
【発明の効果】この芳香カップは、常温では常温揮散性
化合物の揮散が抑制され、芳香が生じない。そして、熱
湯を注いだ時に揮散の抑制が緩和され、芳香が発生す
る。
【0038】また、カップの底部下面のスペースを利用
するので、常温揮散性化合物を大量に保持することがで
きる。
【0039】さらに、芳香カップに熱湯を注ぐことによ
り、芳香が発生し、その芳香カップで飲料を飲む際、そ
の芳香を楽しむことができる。
【0040】さらにまた、分包体は、カップの底部下面
に貼着されるので、分包体は外部からは見えず、みばえ
がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)この発明にかかる芳香カップの例を示す
斜視図 (b)(a)の縦断面図
【符号の説明】
1 芳香カップ 2 芳香組成物 3 分包体 4 カップ
フロントページの続き (72)発明者 広浜 秀次 福井県坂井郡金津町自由ケ丘1丁目8番10 号 レンゴー株式会社福井研究所内 Fターム(参考) 3B001 AA02 BB10 CC35 CC40

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温揮散性化合物と、これに均一混合可
    能な樹脂混練物とからなり、上記樹脂混練物の少なくと
    も1成分の融点が50〜85℃である芳香組成物の分包
    体を、カップの底部下面に貼着した芳香カップ。
  2. 【請求項2】 上記樹脂混練物は、融点が50〜85℃
    のワックスと、ロジン又はその誘導体との混練物であ
    り、上記芳香組成物中の上記常温揮散性化合物の含有割
    合は10〜30重量%である請求項1に記載の芳香カッ
    プ。
  3. 【請求項3】 上記混練物は、上記ロジン又はその誘導
    体に対し、上記ワックスを0.5〜2倍量混練したもの
    である請求項1又は2に記載の芳香カップ。
JP11144622A 1999-05-25 1999-05-25 芳香カップ Pending JP2000325209A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112477273A (zh) * 2020-11-30 2021-03-12 义乌市纸老虎日用品有限公司 一种有长效香味的纸杯及其制备方法

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