JP2000325365A - 粘膜側の面に凹凸を備えた義歯及びその製造方法 - Google Patents

粘膜側の面に凹凸を備えた義歯及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着したときに安定した装着感を与えること
のできる義歯及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 マスター模型10の形状面10aに、義
歯の床の粘膜側の面に凹凸模様を付けるための型11を
設け、次いで、可撓性薄膜12で覆った後、可撓性薄膜
12と形状面10aとの間を真空引きして両者を密着さ
せ、次いで印象材13を流し込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般的には、上
顎及び下顎の両者を含む義歯に関し、より詳しくは、粘
膜側の面に凹凸を備えた義歯の製造方法に関する。本発
明は、また、粘膜側の面に凹凸を備えた金属床義歯を作
るための耐火模型及びその製造方法及びに関する。本発
明は、また、粘膜側の面に凹凸を備えた歯科用樹脂床義
歯を作るための作業模型及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】上顎用義歯及び下顎用義歯を含む義歯は、
患者の口腔の陽型模型を基にして作られる。義歯の床部
分は、歯茎を含む口腔の粘膜面と当接する部分の材料と
して歯科用樹脂及び/又は金属が用いられている。業界
では、使用する材料の種類によって、金属床義歯又は歯
科用樹脂床義歯と呼んで大別している。義歯を製造する
とき、歯科技工士は、一般的には、陽型模型(マスター
模型)から陰型模型を作る。次いで、金属床義歯を作る
場合には、陰型模型を基にして耐火模型(複模型)を作
った後に、既に確立した方法により適当な金属材料を用
いて義歯を作る。他方、歯科用樹脂床義歯を作るのであ
れば、陰型模型から作業模型(複模型)を作った後に、
既に確立した方法により適当な歯科用樹脂材料を用いて
義歯を作る。
【0003】金属床義歯に関し、最近は、伝統的な材料
である金、白金からTi合金、Co-Cr合金、Mg合金などの
生体親和性に優れた金属への歯科材料の変遷のなかで、
精密鋳造法、ロストワックス法など既に確立した技術を
使用した金属床義歯の実用化されてきている(医歯薬出
版株式会社発行「歯科技工学臨床研修講座5」pp.121〜1
62)。この金属床義歯の作り方は、概略的には、例えば
患者の口腔の模型である陽型模型(マスター模型)を準
備し、この陽型模型の形状面(陽型面)を石膏、寒天、シ
リコンなどの印象材を用いて転写し、次いで、この転写
後の印象材を用いて複模型(耐火模型)を作る。Ti合
金、Co-Cr合金のように高融点の金属の場合、その鋳造
型の形状面の肌が粗いと、これが原因で気泡や巣の問題
が発生しやすいということが経験的に知られている。
【0004】ところで、義歯の床部分(歯茎を覆う部分
を含む)の粘膜側の面は、患者の粘膜組織の性状を転写
した微細な凹凸を備えており、例えば、患者の粘膜組織
が粗い場合には、例えば金属床義歯の場合には、鋳造型
の形状面が粗い面となってしまうため、これから作られ
る義歯の床部分は、その粘膜側の面が、鋳造時の気泡の
発生によって一層粗い鋳肌になり易いため、仕上げ研磨
の作業に手間を要してしまうという問題を含んでいる。
【0005】このような問題を勘案して、本件発明者
は、特願平7−315299号で特定される日本特許出
願(この出願は、1997年6月17日に出願公開され
ている(平成9年特開平9−155505号))による
鋳型の鋳造方法を提案するなかで、陽型模型(マスター
模型)の陽型面つまり形状面を印象材で採取つまり転写
する前に、この陽型面に薄い可撓性膜で覆い、この可撓
性薄膜を吸引力を用いて陽型面に密着させた後に、印象
材を注入するという考えを提案した。
【0006】この新規な方法に従えば、印象材が採取し
た形状面の全体的な輪郭は、陽型模型に忠実に従うもの
の、その表面性状は、可撓性薄膜の滑らかな面を写した
ものとなることから、この可撓性薄膜の滑らかな表面性
状に従うものとなる。したがって、この印象材によって
転写した形状面を印象した耐火模型は、患者の粘膜組織
の状態に影響されることなく、可撓性薄膜の表面を写し
取った滑らかな表面性状を備えることになるため、鋳造
時の気泡や巣の問題を低減することができ、仕上げ研摩
作業の効率向上や不良品の発生率を大幅な低減を達成す
ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本件発明者は、上記の
新規な方法による優れた結果を得たことから、更に、こ
の方法を発展させるべく検討を加えた結果、本発明を案
出するに至ったものである。本発明の目的は、装着した
ときに安定した装着感を与えることのできる義歯及びそ
の製造方法を提供することにある。本発明の他の目的
は、装着したときに安定した装着感を与えることのでき
る金属床義歯を作るための耐火模型及びその製造方法を
提供することにある。本発明の他の目的は、装着したと
きに安定した装着感を与えるこのできる歯科用樹脂床義
歯を作るための作業模型及びその製造方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる技術的課題は、本
発明によれば、基本的には、粘膜側の面に凹凸模様を備
えた床を有する義歯の製造方法であって、マスター模型
又は陰型模型の形状面に前記凹凸模様を形成するための
型を設ける工程と、該凹凸模様用の型が設けられた模型
を可撓性薄膜で覆う工程と、該可撓性薄膜を前記模型に
密着させる工程と、前記模型に密着した前記可撓性薄膜
の上に転写用の材料を流し込んで固化させる工程とを含
むことを特徴とする義歯製造方法及びこれにより製造さ
れた義歯を提供することによって達成される。
【0009】上記の転写用の材料として、石膏、寒天、
シリコンなどからなる従来から知られている印象材を用
いることができるが、石膏であるのが好ましい。上記の
凹凸模様用の型は、例えば、市販のネット材料を適当な
大きさに切り取って、これを模型の形状面に接着させる
ことにより作ることができる。他の例として、この凹凸
模様用の型は、前記模型の形状面にワックスを塗布する
ことによって行ってもよい。また、他の例として、凹凸
模様用の型は、前記模型の形状面に複数の薄い片を接着
させることによって行ってもよい。本発明の他の特徴や
目的は、以下の本発明の好ましい実施例の説明から明ら
かになろう。
【0010】
【発明の実施の形態】図1、図2は、本発明に従う上顎
用金属床義歯の床部分(歯茎を覆う部分は図示せず)を
例示するものである。この床部分1は、義歯の床のう
ち、上顎の口腔中央部分の粘膜に当接する部分であり、
その素材としては、特に限定されるものではないが、T
i合金やCo−Cr合金などの生体親和性に優れた金属
を選択するのがよい。床部分1は、上顎部の中央の口腔
粘膜(図示せず)と当接する粘膜側の面2(以下、粘膜
面という)を有し、この粘膜面2に比較的大きな凹凸模
様3が形成されている。この凹凸模様3を含む粘膜面2
は、患者の粘膜組織を転写した微細な凹凸の無い滑らか
な表面性状を有する。
【0011】凹凸模様3は、図1に示すように互いに離
間した複数の円形凹所4から構成されていてもよく、ま
た、図2に示すようにネット状に延びる連続した溝5か
ら構成されていてもよく、これらを組み合わせたもので
あってもよい。金属床義歯の床部分1の凹凸模様3は、
この床部分1のほぼ全領域に配置してもよく、片側領域
だけに配置してもよく、或いは局部領域にだけ形成して
もよい。
【0012】いずれにせよ、凹凸模様3を構成する凹所
4、5の形状や、これにより形成されるランド部6の形
状などは特に限定されるものではないが、従来の金属床
義歯が備えていた患者の粘膜組織を転写した微細な凹凸
とは異なり、床部分1を作る過程で意図的且つ人工的に
賦形されたものであり、その形状や大きさ及び深さは任
意に設定することができる。したがって、このような凹
凸模様3の配置位置、凹所4、5の形状や大きさなど、
凹凸模様3を特徴付ける要素の全ては、必要に応じて、
患者の要望に従って決定するようにしてもよい。
【0013】義歯の床部分の典型的な作り方は、基本的
には、従来から知られている義歯製造方法に従って、患
者の上顎部又は下顎部のマスター模型ある陽型模型をべ
一スにして、陰型模型を作り、この陰型模型から複模型
(金属床義歯であれば耐火模型であり、樹脂床義歯であ
れば作業模型)を作る過程を経るものであるが、模型の
形状面の採取には、石膏、寒天、シリコンなどの従来か
ら知られている印象材を用いることができる。
【0014】本発明に従う義歯の作り方は、マスター模
型の形状を印象材によって採取する過程(陰型模型を作
る過程)又は陰型模型から複模型(金属床義歯であれば
耐火模型、歯科用樹脂床義歯であれば作業模型)を作る
過程に、その特徴がある。
【0015】この実施例は、本発明に従う義歯の作り方
の一例として金属床義歯を例示するものであり、また、
マスター模型から陰型模型を作る過程に本発明に従う方
法を適用した場合を例示するものである。マスター模型
から陰型模型を作る過程で本発明の方法を適用した場
合、陰型模型から複模型を作る過程に本発明に従う方法
を適用した場合に比べて、印象材を用いて陽型模型の表
面形状を採取する工程に本発明に従う方法を付加するこ
とが、出来上がった金属床義歯の基本的な輪郭が患者の
口腔に適合したものとなるので、好ましいものである。
【0016】図3は、陽型模型の形状面を印象材で採取
して陰型模型を作る工程の説明図である。先ず、患者の
上顎部と一致した陽型模型(マスター模型)10を用意
し(手順:イ)、この陽型模型10の形状面10aに、
凹凸模様3用の型11を設ける(手順:ロ)。この凹凸
模様3用の型11については後に説明する。
【0017】次いで、凹凸模様用の型11を設けた陽型
模型10の形状面10aを可撓性薄膜12で覆い(手
順:ハ)、その後、この可撓性薄膜12と陽型模型10
との間を真空状態にして両者10、12を密着させる
(手順:ニ)。
【0018】このようにして可撓性薄膜12を陽型模型
10にセットした後、その上に印象材13を流し込んで
転写する(手順:ホ)。このイ〜ホの手順を経て作った
印象模型つまり陰型模型は、金属床義歯の鋳造型である
耐火模型を作るのに用いられる。この耐火模型の作り方
は、従来から知られている手法を使えばよいので、その
説明を省略する。
【0019】凹凸模様3用の型11について図4〜図6
を参照して説明すると、型11として、図4に示すよう
に、例えば、片面に粘着剤を塗布したビニルテープを円
形に切り抜いて複数の円形の薄い片15を作り、この円
形片15を陽型模型10の形状面10aに適当な間隔を
隔てて粘着することにより、図1に示す凹凸模様(円形
凹所4)を形成するための型11を作ることができる。
【0020】また、図5に示すように、市販の合成樹脂
製繊維を編んだネットを適当な形状に切り抜いて作った
ネット16を用意し、このネット16を陽型模型10の
形状面10aに粘着することによって、最終製品である
全属床義歯1に図2に示す凹凸模様(ネット状に延びる
連続した溝5)を作るための型11を作ることができ
る。
【0021】また、図6に示すように、ワックス17を
陽型模型10の形状面10aに塗布又は貼着して、陽型
模型10の形状面10aに適当な形状の型11を作るよ
うにしてもよい。上記の例示から理解できるように凹凸
模様3用の型11は、陽型模型10の形状面10aに人
工的に且つ意図的に設けた適当な隆起部によって構成さ
れる。
【0022】型11の配置位置は、先に凹凸模様3の説
明の箇所で述べたことから理解できるとおり、陽型模型
の形状面10a(歯茎の部分を含む)のほぼ全領域に配
置してもよく、片側領域だけに配置してもよく、或いは
局部領域にだけ配置するようにしてもよい。また形状面
10aの一部の領域に例えばネット16を配置し、他の
領域に例えばワックス17を塗布又は接着して、この形
状面10aに型11を設けるようにしてもよい。
【0023】ネット16を用いて型11を作った場合、
このネット16の網目の大きさによって、金属床義歯の
面2に形成される凹凸模様3のランド部6の大きさが決
定されるが、比較的に小さめの網目のネット16を採用
したときには、実際上、ランド部6が若干先細りの突起
形状になる。
【0024】陽型模型の形状面を印象材で採取して陰型
模型を作る場合に、これを上記の手順イ〜ホ(図3)に
従って実施するには、既に出願公開された特許出願(特
願平7−315299号であり、その公開番号は特開平
9−155505号)で本件発明が提案した装置が最適
であるので、この特許出願の開示内容をここに援用する
が、この装置の概略を図7を参照して以下に説明する。
【0025】図7に示すように、装置20は、上方に向
けて開放した容器21を有する。この容器21の中に
は、通気仕切プレート22と、このプレート22の上に
載置した数多くの小径粒子23とが配設されており、ま
た、容器21の底部には、真空ポンプなどの真空源(図
示せず)に通じるポート24が形成されている。この装
置20を用いて印象模型を作るには、次の操作を行えば
よい。
【0026】(1)小径粒子23の上に凹凸模様の型1
1を付した陽型模型(マスター模型)10を置く(図7
に描いた実線が錯綜するのを避けるため型11の図示を
省略してある)。 (2)陽型模型10及びその周りの小径粒子23の上を
可撓性薄膜12で覆う。 (3)可撓性薄膜12の外周部分の上にリング部材25
をセットし、このリング部材25と容器21とで可撓性
薄膜12を固定する。
【0027】(4)ポート24を通じて真空引きして、
可撓性薄膜12と陽型模型10との間の空気を抜いて、
可撓性薄膜12を陽型模型10に密着させる。 (5)可撓性薄膜12の上に石膏やシリコンなどの印象
材13を流し込む。 (6)印象材13が固まったら装置20から取り出す
(陰型模型の完成)。
【0028】本発明に従う義歯の床部分1は、その全体
的な形状は、患者の上顎部に適合した形状を備えている
が、その粘膜側の面2は、患者の粘膜組織の状態に影響
されることなく、可撓性薄膜12によって滑らかな表面
性状を備えることとなるため、鋳造時の気泡や巣の問題
を低減することができ、仕上げ研磨作業の作業効率の向
上や不良品の発生率の大幅な低減を達成することができ
る。
【0029】また、床部分1の粘膜側の面2に形成され
た凹凸模様3によって、面2の実質的な表面積が拡大さ
れているため、患者が全属床義歯1を装着したときに、
患者の上顎粘膜との接触面積を拡大することことがで
き、例えば、金属床義歯1の安定した装着感を患者に与
えることができ、また、物を食べたときに、上顎部の粘
膜に適当な刺激を与えることができる。この粘膜への刺
激を特に意図的なものにするには、凹凸模様3によって
形成されるランド部6を若干先細りの突起形状にするの
がよい。また、患者の歯茎の部分を覆う床部分に本発明
を適用したときには、意図的に加えた凹凸模様によって
義歯が安定するという利点がある。
【0030】実際に、床部分1に凹凸模様3を付けて金
属床義歯を作り、これを臨床試験したところ、患者の声
として、「義歯が安定した。」、「凹凸模様3によって
粘膜が刺激されるので、唾液の分泌が盛んになった。」
など好ましい反響を得た。
【0031】以上、本発明の好ましい実施例を説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、例
えば次の変形例を包含するものである。 (1)本発明に従って金属床義歯を作る場合、印象模型
(陰型模型)から耐火模型(鋳造型)を作る過程で、印
象模型に、凹凸模様3の型11を設けるようにしてもよ
い。
【0032】(2)本発明に従って歯科用樹脂床義歯を
作る場合、マスター模型から陰型模型を作る過程で、マ
スター模型に型11を貼着し、上述した手順に従い、こ
れを可撓性薄膜12で覆った後に吸引する工程を加える
ことにより陰型模型の形状面(歯茎を覆う部分を含む)
に意図的な凹凸模様を形成するようにしてもよく、ま
た、陰型模型から作業模型を作る過程で、陰型模型に型
11を貼着して、上記と同じような手順で作業模型の形
状面(歯茎を覆う部分を含む)に凹凸模様を形成するよ
うにしてもよい。
【0033】(3)先に説明した特願平7―31529
9号(特開平9―155505号)による鋳型の鋳造方
法を採用して、金属製の鋳造型から本発明に従う金属床
義歯を作るのであれば、陽型模型(マスター模型)から
金属製の鋳造型を作る過程で、表面形状を転写する基に
なる模型に凹凸模様3の型11を設けるようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う義歯の金属床部分(歯茎を覆う部
分は図示せず)の一例の斜視図である。
【図2】本発明に従う義歯の金属床部分(歯茎を覆う部
分は図示せず)の他の例の斜視図である。
【図3】本発明に従う義歯を作るために陽型模型から印
象模型(陰型模型)を作る工程の説明図である。
【図4】本発明に従う床義歯の床部分の粘膜側の面に凹
凸模様を形成するために、そのための型を陽型模型の形
状面に形成する具体的な手法の一例を示す説明図であ
る。
【図5】本発明に従う義歯の床部分の粘膜側の面に凹凸
模様を形成するために、そのための型を陽型模型の形状
面に形成する具体的な手法の他の例を示す説明図であ
る。
【図6】本発明に従う義歯の床部分の粘膜側の面に凹凸
模様を形成するために、そのための型を陽型模型の形状
面に形成する具体的な手法の他の例を示す説明図であ
る。
【図7】本発明に従う義歯を製造するために用いる陰型
模型又は複模型を作るのに適した装置の概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1 上顎用の金属床義歯の床部分(歯茎を覆う部分は
図示せず) 3 凹凸模様 10 陽型模型(マスター模型) 10a 陽型模型の形状面 11 義歯の床の粘膜側の面に凹凸模様を付けるため
の型 12 可撓性薄膜 13 印象材 15 片面に粘着剤を塗布したビニルテープからなる
円形の薄い片 16 ネット 17 ワックス

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘膜側の面に凹凸模様を備えた床を有す
    る義歯の製造方法であって、 マスター模型又は陰型模型の形状面に前記凹凸模様を形
    成するための型を設ける工程と、 該凹凸模様用の型が設けられた模型を可撓性薄膜で覆う
    工程と、 該可撓性薄膜を前記模型に密着させる工程と、 前記模型に密着した前記可撓性薄膜の上に転写用の材料
    を流し込んで固化させる工程とを含むことを特徴とする
    義歯製造方法。
  2. 【請求項2】 前記義歯が金属床義歯である、請求項1
    に記載の義歯製造方法。
  3. 【請求項3】 前記義歯が歯科用樹脂床義歯である、請
    求項1に記載の義歯製造方法。
  4. 【請求項4】 前記転写用の材料が、石膏、寒天、シリ
    コンからなる群から選択された印象材である、請求項1
    又は2に記載の義歯製造方法。
  5. 【請求項5】 前記凹凸模様用の型が、ネット材料から
    作られている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の義
    歯製造方法。
  6. 【請求項6】 前記凹凸模様用の型が、前記模型の形状
    面にワックスを付着させることによって形成される、請
    求項1〜4のいずれか一項に記載の義歯製造方法。
  7. 【請求項7】 前記凹凸模様用の型が、前記模型の形状
    面に複数の薄い片を付着させることによって形成され
    る、請求項1〜4のいずれか一項に記載の義歯製造方
    法。
  8. 【請求項8】 粘膜側の面に凹凸模様を備えた金属床義
    歯用の耐火模型を製造する方法であって、 マスター模型又は陰型模型の形状面に前記凹凸模様を形
    成するための型を設ける工程と、 該凹凸模様用の型が設けられた模型を可撓性薄膜で覆う
    工程と、 該可撓性薄膜を前記模型に密着させる工程と、 前記模型に密着した前記可撓性薄膜の上に転写用の材料
    を流し込んで固化させる工程とを含むことを特徴とする
    金属床義歯用耐火模型の製造方法。
  9. 【請求項9】 粘膜側の面に凹凸模様を備えた樹脂床義
    歯用の作業模型を製造する方法であって マスター模型又は陰型模型の形状面に前記凹凸模様を形
    成するための型を設ける工程と、 該凹凸模様用の型が設けられた模型を可撓性薄膜で覆う
    工程と、 該可撓性薄膜を前記模型に密着させる工程と、 前記模型に密着した前記可撓性薄膜の上に転写用の材料
    を流し込んで固化させる工程とを含むことを特徴とする
    樹脂床義歯用の作業模型の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜7のいずれか一項に記載の
    義歯製造方法によって作られた義歯。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載の製造方法によって作
    られた金属床義歯用耐火模型。
  12. 【請求項12】 請求項9に記載の製造方法によって作
    られた樹脂床義歯用作業模型。
  13. 【請求項13】 床の粘膜側の面に意図的且つ人工的な
    凹凸模様が形成されている、ことを特徴とする義歯。
  14. 【請求項14】 床の粘膜側の面のうち歯茎を覆う部分
    に意図的且つ人工的な凹凸模様が形成されている、こと
    を特徴とする義歯。
  15. 【請求項15】 床の粘膜側の面のうち上顎の歯茎を覆
    う部分及び/又は上顎の口腔中央部分の粘膜に当接する
    部分に意図的且つ人工的な凹凸模様が形成されている、
    ことを特徴とする上顎用義歯。
JP2000076832A 1999-03-18 2000-03-17 粘膜側の面に凹凸を備えた義歯及びその製造方法 Pending JP2000325365A (ja)

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