JP2000325706A - スラッジブランケット型固液分離槽 - Google Patents
スラッジブランケット型固液分離槽Info
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- JP2000325706A JP2000325706A JP11141573A JP14157399A JP2000325706A JP 2000325706 A JP2000325706 A JP 2000325706A JP 11141573 A JP11141573 A JP 11141573A JP 14157399 A JP14157399 A JP 14157399A JP 2000325706 A JP2000325706 A JP 2000325706A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 沈降性の悪い活性汚泥や水面積負荷の高い処
理条件においても、スラッジブランケット層界面の上昇
及びそれによる被処理水中へのスラッジブランケット汚
泥の流出を防止して、高水質の処理水を安定に得る。 【解決手段】 被処理水供給口4Sの高さ方向の位置を
調整可能としたスラッジブランケット型固液分離槽。
理条件においても、スラッジブランケット層界面の上昇
及びそれによる被処理水中へのスラッジブランケット汚
泥の流出を防止して、高水質の処理水を安定に得る。 【解決手段】 被処理水供給口4Sの高さ方向の位置を
調整可能としたスラッジブランケット型固液分離槽。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、活性汚泥処理設
備、凝集沈殿処理設備等の用排水処理設備において、汚
泥混合液の固液分離に用いられるスラッジブランケット
型固液分離槽に係り、詳しくは、固液分離槽内に形成さ
れたスラッジブランケット層に汚泥混合液を通過させる
ことにより、汚泥混合液中のSSを効率的に除去するス
ラッジブランケット型固液分離槽に関する。
備、凝集沈殿処理設備等の用排水処理設備において、汚
泥混合液の固液分離に用いられるスラッジブランケット
型固液分離槽に係り、詳しくは、固液分離槽内に形成さ
れたスラッジブランケット層に汚泥混合液を通過させる
ことにより、汚泥混合液中のSSを効率的に除去するス
ラッジブランケット型固液分離槽に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、活性汚泥処理設備や凝集沈殿処理
設備等では、汚泥混合液を処理水と汚泥とに分離する手
段として固液分離槽(沈殿槽)を用いた沈降分離が一般
的に採用されている。この沈降分離では、汚泥混合液中
の濁質や微細なSSを除去して良好な処理水を得るため
に、図4に示す如く、固液分離槽1内に汚泥界面(スラ
ッジブランケット層)2を形成し、導入配管(フィード
ウェル)3を経て、汚泥混合液をこのスラッジブランケ
ット層2の下部から流入させてスラッジブランケット層
2を通過させることにより、汚泥混合液中の濁質や微細
なSSを濾過分離するスラッジブランケット濾過方式が
採用されている。
設備等では、汚泥混合液を処理水と汚泥とに分離する手
段として固液分離槽(沈殿槽)を用いた沈降分離が一般
的に採用されている。この沈降分離では、汚泥混合液中
の濁質や微細なSSを除去して良好な処理水を得るため
に、図4に示す如く、固液分離槽1内に汚泥界面(スラ
ッジブランケット層)2を形成し、導入配管(フィード
ウェル)3を経て、汚泥混合液をこのスラッジブランケ
ット層2の下部から流入させてスラッジブランケット層
2を通過させることにより、汚泥混合液中の濁質や微細
なSSを濾過分離するスラッジブランケット濾過方式が
採用されている。
【0003】従来、このスラッジブランケット濾過方式
で用いられるスラッジブランケット型固液分離槽は、汚
泥混合液をスラッジブランケット層の最下部から該層内
を上昇させ、汚泥混合液中の濁質や微細なSSとスラッ
ジブランケットとの接触効率を高めてこれらを効率的に
捕捉すべく、汚泥混合液の供給口となるフィードウェル
3の開口3Sは、図4に示す如く、スラッジブランケッ
ト層2の最下部に位置するように固定して設けられてい
る。即ち、スラッジブランケット層2の上層部で汚泥混
合液を流入させた場合、その汚泥混合液の沈降分離性や
分離後の微細なSSの状況にもよるが、一般的には、良
好なスラッジブランケット濾過を行えず、処理水中に微
細なSSが混入してしまい、良好な処理水が得られない
とされていたため、従来のスラッジブランケット型固液
分離槽1では、汚泥混合液の供給口3Sをスラッジブラ
ンケット層2の最下部に設けている。
で用いられるスラッジブランケット型固液分離槽は、汚
泥混合液をスラッジブランケット層の最下部から該層内
を上昇させ、汚泥混合液中の濁質や微細なSSとスラッ
ジブランケットとの接触効率を高めてこれらを効率的に
捕捉すべく、汚泥混合液の供給口となるフィードウェル
3の開口3Sは、図4に示す如く、スラッジブランケッ
ト層2の最下部に位置するように固定して設けられてい
る。即ち、スラッジブランケット層2の上層部で汚泥混
合液を流入させた場合、その汚泥混合液の沈降分離性や
分離後の微細なSSの状況にもよるが、一般的には、良
好なスラッジブランケット濾過を行えず、処理水中に微
細なSSが混入してしまい、良好な処理水が得られない
とされていたため、従来のスラッジブランケット型固液
分離槽1では、汚泥混合液の供給口3Sをスラッジブラ
ンケット層2の最下部に設けている。
【0004】しかし、沈降性が悪い、いわゆるバルキン
グ状態の活性汚泥を含む汚泥混合液の場合、これをスラ
ッジブランケット層の下部から流入させると、スラッジ
ブランケット層が膨張してスラッジブランケットの上側
界面(以下「SB界面」と称す。)が上昇し、処理水中
への汚泥の流出につながるトラブルを生じる。このよう
なSB界面の上昇は汚泥混合液の流入水量が増加した場
合にも起こり得る。
グ状態の活性汚泥を含む汚泥混合液の場合、これをスラ
ッジブランケット層の下部から流入させると、スラッジ
ブランケット層が膨張してスラッジブランケットの上側
界面(以下「SB界面」と称す。)が上昇し、処理水中
への汚泥の流出につながるトラブルを生じる。このよう
なSB界面の上昇は汚泥混合液の流入水量が増加した場
合にも起こり得る。
【0005】このため、従来において、このSB界面の
上昇を見越して槽高の高い固液分離槽を設けたり、固液
分離槽への水面積負荷(固液分離槽の単位面積当りの供
給流量:m3/m2/day)を低減したり、或いは、沈
降性の改善策として、活性汚泥処理では、返送汚泥量の
調整、負荷量の調整、溶存酸素量の設定、栄養源の添
加、汚泥の沈降性促進剤の添加、更には固液分離槽への
凝集剤、高分子凝集助剤の投入等を行っている。また、
凝集沈殿処理設備においても、多量の凝集剤、凝集助剤
の投入を行い、極めて沈降性の良好な凝集汚泥を形成さ
せるようにしている。
上昇を見越して槽高の高い固液分離槽を設けたり、固液
分離槽への水面積負荷(固液分離槽の単位面積当りの供
給流量:m3/m2/day)を低減したり、或いは、沈
降性の改善策として、活性汚泥処理では、返送汚泥量の
調整、負荷量の調整、溶存酸素量の設定、栄養源の添
加、汚泥の沈降性促進剤の添加、更には固液分離槽への
凝集剤、高分子凝集助剤の投入等を行っている。また、
凝集沈殿処理設備においても、多量の凝集剤、凝集助剤
の投入を行い、極めて沈降性の良好な凝集汚泥を形成さ
せるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】固液分離槽の層高を高
くしたり、水面積負荷を低減したり、或いは、沈降性の
改善のために凝集剤の添加や各種の条件制御を行う従来
のスラッジブランケット型固液分離槽では、固液分離槽
容量や必要設定面積が過大なものとなり、また、凝集剤
添加のための設備とコストが嵩み、更に運転管理も頻繁
となるといった欠点がある。
くしたり、水面積負荷を低減したり、或いは、沈降性の
改善のために凝集剤の添加や各種の条件制御を行う従来
のスラッジブランケット型固液分離槽では、固液分離槽
容量や必要設定面積が過大なものとなり、また、凝集剤
添加のための設備とコストが嵩み、更に運転管理も頻繁
となるといった欠点がある。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決し、沈
降性の悪い活性汚泥や水面積負荷の高い処理条件におい
ても、SB界面の上昇及びそれによる処理水中へのスラ
ッジブランケット汚泥の流出を防止して、高水質の処理
水を安定に得ることができるスラッジブランケット型固
液分離槽を提供することを目的とする。
降性の悪い活性汚泥や水面積負荷の高い処理条件におい
ても、SB界面の上昇及びそれによる処理水中へのスラ
ッジブランケット汚泥の流出を防止して、高水質の処理
水を安定に得ることができるスラッジブランケット型固
液分離槽を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のスラッジブラン
ケット型固液分離槽は、槽内に形成されたスラッジブラ
ンケット層に被処理水を通過させるように被処理水の供
給口を設けたスラッジブランケット型固液分離槽におい
て、該被処理水供給口の高さ方向の位置が調整可能であ
ることを特徴とする。
ケット型固液分離槽は、槽内に形成されたスラッジブラ
ンケット層に被処理水を通過させるように被処理水の供
給口を設けたスラッジブランケット型固液分離槽におい
て、該被処理水供給口の高さ方向の位置が調整可能であ
ることを特徴とする。
【0009】本発明者らは、スラッジブランケット型固
液分離槽におけるSB界面の上昇について検討する過程
で、SVIが200〜300mL/gの沈降性が不十分
な活性汚泥を用い、スラッジブランケット型固液分離槽
の水面積負荷に応じた固液分離槽のSB界面高さと、汚
泥混合液を固液分離槽へ導入するフィードウェルの開口
部の高さとを調整し、個々の水面積負荷に対応したSB
界面の上昇速度について仔細に調べた結果、次のような
知見を得た。
液分離槽におけるSB界面の上昇について検討する過程
で、SVIが200〜300mL/gの沈降性が不十分
な活性汚泥を用い、スラッジブランケット型固液分離槽
の水面積負荷に応じた固液分離槽のSB界面高さと、汚
泥混合液を固液分離槽へ導入するフィードウェルの開口
部の高さとを調整し、個々の水面積負荷に対応したSB
界面の上昇速度について仔細に調べた結果、次のような
知見を得た。
【0010】 SB界面の上昇速度は、フィードウェ
ルの開口部がスラッジブランケット層の下部に位置する
ほど速く、スラッジブランケット層の上部に汚泥混合液
を供給した場合には、SB界面の上昇速度が低下する。 固液分離槽の上澄み液(処理水)の濁質(微細なS
S)は、フィードウェルの開口部がSB界面から10c
m程度下方であれば、スラッジブランケット層の最下部
に汚泥混合液を供給した場合と比較して、若干劣るもの
の問題になる程度の大幅な水質低下はない。 ただし、スラッジブランケット層の過度に上層の部
分に汚泥混合液を供給すると、処理水中に微細なSSが
流出する。
ルの開口部がスラッジブランケット層の下部に位置する
ほど速く、スラッジブランケット層の上部に汚泥混合液
を供給した場合には、SB界面の上昇速度が低下する。 固液分離槽の上澄み液(処理水)の濁質(微細なS
S)は、フィードウェルの開口部がSB界面から10c
m程度下方であれば、スラッジブランケット層の最下部
に汚泥混合液を供給した場合と比較して、若干劣るもの
の問題になる程度の大幅な水質低下はない。 ただし、スラッジブランケット層の過度に上層の部
分に汚泥混合液を供給すると、処理水中に微細なSSが
流出する。
【0011】これらの知見から、固液分離槽に汚泥混合
液を供給するための供給口となるフィードウェルの開口
は、固液分離槽底部のスラッジブランケット層最下部で
ある必要はなく、SB界面より10cm程度下方であれ
ば十分に良好な水質の処理水を得ることができる;フィ
ードウェルの開口位置はSB界面に近い程、SB界面の
上昇を防止することができる;従って、SB界面の位置
の変動に応じて固液分離槽に汚泥混合液を供給する位置
を変更し、常に、固液分離槽をSB界面の10cm程度
下方位置に供給することで、処理水水質を高く維持した
上でSB界面の上昇を防止してスラッジブランケット層
の高さを低くすることができる;ことを見出し、固液分
離槽内への被処理水の供給口の高さ方向の位置を調整可
能な本発明のスラッジブランケット型固液分離槽を開発
した。
液を供給するための供給口となるフィードウェルの開口
は、固液分離槽底部のスラッジブランケット層最下部で
ある必要はなく、SB界面より10cm程度下方であれ
ば十分に良好な水質の処理水を得ることができる;フィ
ードウェルの開口位置はSB界面に近い程、SB界面の
上昇を防止することができる;従って、SB界面の位置
の変動に応じて固液分離槽に汚泥混合液を供給する位置
を変更し、常に、固液分離槽をSB界面の10cm程度
下方位置に供給することで、処理水水質を高く維持した
上でSB界面の上昇を防止してスラッジブランケット層
の高さを低くすることができる;ことを見出し、固液分
離槽内への被処理水の供給口の高さ方向の位置を調整可
能な本発明のスラッジブランケット型固液分離槽を開発
した。
【0012】本発明のスラッジブランケット型固液分離
槽では、SB界面の位置変動に応じて固液分離槽内への
被処理水の供給口の高さ方向の位置を調整することによ
り、被処理水を常にSB界面から所定の下方位置に供給
し、これによりSB界面の上昇及びスラッジブランケッ
ト汚泥の流出を防止して、良好な水質の処理水を安定に
得ることができる。
槽では、SB界面の位置変動に応じて固液分離槽内への
被処理水の供給口の高さ方向の位置を調整することによ
り、被処理水を常にSB界面から所定の下方位置に供給
し、これによりSB界面の上昇及びスラッジブランケッ
ト汚泥の流出を防止して、良好な水質の処理水を安定に
得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
施の形態を詳細に説明する。
【0014】図1〜3は本発明のスラッジブランケット
型固液分離槽の実施の形態を示す断面図である。図1〜
3において同一機能を奏する部材には同一符号を付して
ある。
型固液分離槽の実施の形態を示す断面図である。図1〜
3において同一機能を奏する部材には同一符号を付して
ある。
【0015】図1に示すスラッジブランケット型固液分
離槽は、固液分離槽1に多段内塔式のフィードウェル4
を設け、SB界面の高さに応じて、フィードウェル4の
固定壁4Aの外周壁に摺接する可動壁4Bを巻上機5に
よりチェーン又はベルト等の吊持部材6を介して上下動
させることにより、フィードウェル4の開口4Sの位置
を上下動させ、これにより汚泥混合液が固液分離槽1内
に噴出される供給口の高さ位置を変動させるものであ
る。7は汚泥界面計であり、図示のスラッジブランケッ
ト型固液分離槽では、この汚泥界面計7によりSB界面
高さを測定し、この測定結果に基いて巻上機のモータ5
Mを作動させてフィードウェル4の可動壁4Bを上下動
させる構成とされている。この汚泥界面計7としては超
音波式、光電管式等の任意の形式のものを用いることが
できる。なお、図中、8はレーキであり、11は汚泥混
合液導入配管、12は処理水排出配管である。
離槽は、固液分離槽1に多段内塔式のフィードウェル4
を設け、SB界面の高さに応じて、フィードウェル4の
固定壁4Aの外周壁に摺接する可動壁4Bを巻上機5に
よりチェーン又はベルト等の吊持部材6を介して上下動
させることにより、フィードウェル4の開口4Sの位置
を上下動させ、これにより汚泥混合液が固液分離槽1内
に噴出される供給口の高さ位置を変動させるものであ
る。7は汚泥界面計であり、図示のスラッジブランケッ
ト型固液分離槽では、この汚泥界面計7によりSB界面
高さを測定し、この測定結果に基いて巻上機のモータ5
Mを作動させてフィードウェル4の可動壁4Bを上下動
させる構成とされている。この汚泥界面計7としては超
音波式、光電管式等の任意の形式のものを用いることが
できる。なお、図中、8はレーキであり、11は汚泥混
合液導入配管、12は処理水排出配管である。
【0016】図2に示すスラッジブランケット型固液分
離槽は、固液分離槽1に複数開口式フィードウェル9を
設けたものであり、このフィードウェル9の固定壁9A
には、その側周面の高さ方向の異なる位置に複数の開口
9Sが設けられている。そして、この開口9Sを覆う蓋
部材としての可動壁9Bが固定壁9Aの外周壁に摺接し
て設けられており、この可動壁9Bは、図1のスラッジ
ブランケット型固液分離槽の可動壁4Bと同様に巻上機
5により上下動され、この可動壁9Bで固定壁9Aの開
口9Sを所定の高さ位置まで覆うことにより、汚泥混合
液が固液分離槽1内に噴出される供給口の高さ位置を変
えることができる。
離槽は、固液分離槽1に複数開口式フィードウェル9を
設けたものであり、このフィードウェル9の固定壁9A
には、その側周面の高さ方向の異なる位置に複数の開口
9Sが設けられている。そして、この開口9Sを覆う蓋
部材としての可動壁9Bが固定壁9Aの外周壁に摺接し
て設けられており、この可動壁9Bは、図1のスラッジ
ブランケット型固液分離槽の可動壁4Bと同様に巻上機
5により上下動され、この可動壁9Bで固定壁9Aの開
口9Sを所定の高さ位置まで覆うことにより、汚泥混合
液が固液分離槽1内に噴出される供給口の高さ位置を変
えることができる。
【0017】本発明において、被処理水の供給口の高さ
位置を変える手段としては特に制限はなく、何ら図1,
2に示されるものに限定されるものではなく、底部が開
口した筒状のフィードウェル全体を上下動させるような
ものであっても良い。
位置を変える手段としては特に制限はなく、何ら図1,
2に示されるものに限定されるものではなく、底部が開
口した筒状のフィードウェル全体を上下動させるような
ものであっても良い。
【0018】また、図1に示す多段内塔式フィードウェ
ル4は、1つの固定壁4Aに対して1つの可動壁4Bが
摺接して設けられているが、この可動壁4Bの更に外周
部分に摺接するように可動壁を多段に設けても良い。ま
た、可動壁4Bは固定壁4Aの内周側に摺接して設けて
も良い。
ル4は、1つの固定壁4Aに対して1つの可動壁4Bが
摺接して設けられているが、この可動壁4Bの更に外周
部分に摺接するように可動壁を多段に設けても良い。ま
た、可動壁4Bは固定壁4Aの内周側に摺接して設けて
も良い。
【0019】図2に示す複数開口式フィードウェル9に
おいても、可動壁9Bを固定壁9Aの内周側に摺接して
設けても良い。なお、図2において、フィードウェル9
の底部開口は閉じられていても良い。
おいても、可動壁9Bを固定壁9Aの内周側に摺接して
設けても良い。なお、図2において、フィードウェル9
の底部開口は閉じられていても良い。
【0020】また、被処理水の供給口は、図1,2に示
す如く、フィードウェル本体の下端やフィードウェル本
体の側周面に設けた開口に限らず、図3に示す如く、底
部が封鎖されたフィードウェル10の下部側周部分から
放射方向に延びる枝管10Aに設けた開口10Sであっ
ても良い。この図3のスラッジブランケット型固液分離
槽においても、フィードウェル10を上下させることに
より、開口10Sの高さ位置を調節することができる。
す如く、フィードウェル本体の下端やフィードウェル本
体の側周面に設けた開口に限らず、図3に示す如く、底
部が封鎖されたフィードウェル10の下部側周部分から
放射方向に延びる枝管10Aに設けた開口10Sであっ
ても良い。この図3のスラッジブランケット型固液分離
槽においても、フィードウェル10を上下させることに
より、開口10Sの高さ位置を調節することができる。
【0021】なお、このような本発明のスラッジブラン
ケット型固液分離槽で処理する被処理水は、凝集剤が添
加されて凝集処理された水であっても良く、また、凝集
剤が添加されてない単なる懸濁水であっても良い。ま
た、凝集反応は、スラッジブランケット型固液分離槽の
前段で設けた凝集槽で行っても良く、スラッジブランケ
ット型固液分離槽のフィードウェル内で行わせるように
しても良い。
ケット型固液分離槽で処理する被処理水は、凝集剤が添
加されて凝集処理された水であっても良く、また、凝集
剤が添加されてない単なる懸濁水であっても良い。ま
た、凝集反応は、スラッジブランケット型固液分離槽の
前段で設けた凝集槽で行っても良く、スラッジブランケ
ット型固液分離槽のフィードウェル内で行わせるように
しても良い。
【0022】本発明では、このように固液分離槽内の被
処理水供給口の高さ位置をSB界面の高さに応じて変動
させることができるスラッジブランケット型固液分離槽
により、被処理水がSB界面よりも10〜20cm程度
下方位置で固液分離槽内に供給されるように被処理水供
給口の位置を調整するのが好ましい。
処理水供給口の高さ位置をSB界面の高さに応じて変動
させることができるスラッジブランケット型固液分離槽
により、被処理水がSB界面よりも10〜20cm程度
下方位置で固液分離槽内に供給されるように被処理水供
給口の位置を調整するのが好ましい。
【0023】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明する。
説明する。
【0024】実施例1 MLSS4000mg/L、SV約92%(SVI23
0mL/g)の活性汚泥を用いて、スラッジブランケッ
ト型固液分離槽の水面積負荷に対するSB界面の上昇速
度及び処理水SSを調べた。
0mL/g)の活性汚泥を用いて、スラッジブランケッ
ト型固液分離槽の水面積負荷に対するSB界面の上昇速
度及び処理水SSを調べた。
【0025】試験は、高さ300cm、直径30cmの
透明アクリル製の小型固液分離槽の中央に、直径5c
m、長さ200cmのフィードウェルを設置し、汚泥混
合液供給口としてのフィードウェル開口部を固液分離槽
底部から50cm上方位置に固定した試験装置を用いて
行った。この試験装置内にSVI240mL/gの汚泥
混合液を投入し、静置時間30分間後のSB界面が、フ
ィードウェルの開口部の上方10cm、50cm、10
0cm、200cmの各高さになるように汚泥濃度を調
整した。各SB界面高さのスラッジブランケットで、固
液分離槽の水面積負荷として5m3/m2/day、10
m3/m2/day、15m3/m2/dayでそれぞれ汚
泥混合液を導入し、各条件下でのSB界面の上昇速度と
処理水のSSを求め、結果を図5,6に示した。なお、
処理水SSについては、フィードウェルの開口部をSB
界面と同じ高さとした場合(ブランケット無し)につい
ても測定を行った。
透明アクリル製の小型固液分離槽の中央に、直径5c
m、長さ200cmのフィードウェルを設置し、汚泥混
合液供給口としてのフィードウェル開口部を固液分離槽
底部から50cm上方位置に固定した試験装置を用いて
行った。この試験装置内にSVI240mL/gの汚泥
混合液を投入し、静置時間30分間後のSB界面が、フ
ィードウェルの開口部の上方10cm、50cm、10
0cm、200cmの各高さになるように汚泥濃度を調
整した。各SB界面高さのスラッジブランケットで、固
液分離槽の水面積負荷として5m3/m2/day、10
m3/m2/day、15m3/m2/dayでそれぞれ汚
泥混合液を導入し、各条件下でのSB界面の上昇速度と
処理水のSSを求め、結果を図5,6に示した。なお、
処理水SSについては、フィードウェルの開口部をSB
界面と同じ高さとした場合(ブランケット無し)につい
ても測定を行った。
【0026】図5より、次のことが明らかである。即
ち、各水面積負荷におけるSB界面の上昇速度は、SB
界面の高さが高く、フィードウェルの開口部がスラッジ
ブランケットの内部に深く入り込んでいる程速くなって
おり、水面積負荷15m3/m2/dayにおいては、S
B界面がフィードウェルの開口よりも10cm上方の場
合に比べてこれが200cm上方の場合では、SB界面
の上昇速度は4倍も速くなっている。
ち、各水面積負荷におけるSB界面の上昇速度は、SB
界面の高さが高く、フィードウェルの開口部がスラッジ
ブランケットの内部に深く入り込んでいる程速くなって
おり、水面積負荷15m3/m2/dayにおいては、S
B界面がフィードウェルの開口よりも10cm上方の場
合に比べてこれが200cm上方の場合では、SB界面
の上昇速度は4倍も速くなっている。
【0027】この結果から、SB界面の上昇速度の低減
のためには、フィードウェルの開口部はSB界面の近傍
にある方が好ましいことがわかる。
のためには、フィードウェルの開口部はSB界面の近傍
にある方が好ましいことがわかる。
【0028】また、図6より次のことが明らかである。
即ち、フィードウェルの開口部が完全にスラッジブラン
ケットの上部に位置している場合(ブランケット無し)
には、水面積負荷5m3/m2/dayで処理水SSは2
5mg/Lとなり、水面積負荷15m3/m2/dayで
は処理水SS1000mg/L以上の汚泥混合液が流出
した。しかし、フィードウェルの開口部がスラッジブラ
ンケット層の内部に10cm入っている状態では、水面
積負荷15m3/m2/dayでも処理水SSは18mg
/Lである。そして、処理水SSはSB界面の高さが増
すにつれ低濃度になっている。この現象は、明らかにス
ラッジブランケットゾーンを汚泥混合液が通過する際に
スラッジブランケットにより濁質やSSが濾過されて除
去されることで処理水SSが低減されることを示してい
る。
即ち、フィードウェルの開口部が完全にスラッジブラン
ケットの上部に位置している場合(ブランケット無し)
には、水面積負荷5m3/m2/dayで処理水SSは2
5mg/Lとなり、水面積負荷15m3/m2/dayで
は処理水SS1000mg/L以上の汚泥混合液が流出
した。しかし、フィードウェルの開口部がスラッジブラ
ンケット層の内部に10cm入っている状態では、水面
積負荷15m3/m2/dayでも処理水SSは18mg
/Lである。そして、処理水SSはSB界面の高さが増
すにつれ低濃度になっている。この現象は、明らかにス
ラッジブランケットゾーンを汚泥混合液が通過する際に
スラッジブランケットにより濁質やSSが濾過されて除
去されることで処理水SSが低減されることを示してい
る。
【0029】しかし、SB界面の高さがフィードウェル
の開口部よりも10cm以上上方であれば、即ち、フィ
ードウェルの開口部がスラッジブランケット層内部に1
0cm以上深く入り込んでいれば、処理水SSには問題
となるほどの大きな差はなく、許容し得る十分な水質の
処理水を得ることができる。
の開口部よりも10cm以上上方であれば、即ち、フィ
ードウェルの開口部がスラッジブランケット層内部に1
0cm以上深く入り込んでいれば、処理水SSには問題
となるほどの大きな差はなく、許容し得る十分な水質の
処理水を得ることができる。
【0030】これらの結果より、フィードウェルの開口
部はスラッジブランケット層の内部に約10cm以上入
り込んでいればSB界面の上昇速度を低下させることが
でき、また、スラッジブランケット層によるSSの捕捉
も十分に行うことができ、良好な水質の処理水を得るこ
とができることがわかる。
部はスラッジブランケット層の内部に約10cm以上入
り込んでいればSB界面の上昇速度を低下させることが
でき、また、スラッジブランケット層によるSSの捕捉
も十分に行うことができ、良好な水質の処理水を得るこ
とができることがわかる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のスラッジブ
ランケット型固液分離槽によれば、被処理水の供給口の
高さ位置を固液分離槽内のSB界面の高さに応じて任意
に調整することで、SB界面の上昇を防止した上で良好
な水質の処理水を安定に得ることができる。従って、本
発明によれば、 沈降性の悪い活性汚泥や凝集汚泥であっても、高い
水面積負荷で固液分離することが可能となる。 より、固液分離槽の槽高や必要面積を最小限とす
ることができ、設備の小型化を図ることができる。 沈降性の悪い汚泥を固液分離する際に一般的に採用
されている凝集剤や高分子凝集助剤の添加等が不要ない
し軽減される。 水量負荷量が頻繁に変動する処理設備であっても、
固液分離槽への流入量や返送汚泥量等の条件を調整する
必要が無く、運転管理が容易になる。 SB界面を自動的に測定する装置を設置して、SB
界面に応じた最適な供給口位置を自動的に調整すること
により、完全な自動化も容易に行える。といった効果の
もとに、良好な固液分離処理を行える。
ランケット型固液分離槽によれば、被処理水の供給口の
高さ位置を固液分離槽内のSB界面の高さに応じて任意
に調整することで、SB界面の上昇を防止した上で良好
な水質の処理水を安定に得ることができる。従って、本
発明によれば、 沈降性の悪い活性汚泥や凝集汚泥であっても、高い
水面積負荷で固液分離することが可能となる。 より、固液分離槽の槽高や必要面積を最小限とす
ることができ、設備の小型化を図ることができる。 沈降性の悪い汚泥を固液分離する際に一般的に採用
されている凝集剤や高分子凝集助剤の添加等が不要ない
し軽減される。 水量負荷量が頻繁に変動する処理設備であっても、
固液分離槽への流入量や返送汚泥量等の条件を調整する
必要が無く、運転管理が容易になる。 SB界面を自動的に測定する装置を設置して、SB
界面に応じた最適な供給口位置を自動的に調整すること
により、完全な自動化も容易に行える。といった効果の
もとに、良好な固液分離処理を行える。
【図1】本発明のスラッジブランケット型固液分離槽の
実施の形態を示す断面図である。
実施の形態を示す断面図である。
【図2】本発明のスラッジブランケット型固液分離槽の
別の実施の形態を示す断面図である。
別の実施の形態を示す断面図である。
【図3】本発明のスラッジブランケット型固液分離槽の
他の実施の形態を示す断面図である。
他の実施の形態を示す断面図である。
【図4】従来のスラッジブランケット型固液分離槽を示
す断面図である。
す断面図である。
【図5】実施例1で求めた各条件下での水面積負荷とS
B界面の上昇速度との関係を示すグラフである。
B界面の上昇速度との関係を示すグラフである。
【図6】実施例1で求めた各条件下での水面積負荷と処
理水SSとの関係を示すグラフである。
理水SSとの関係を示すグラフである。
1 固液分離槽 2 スラッジブランケット 3 フィードウェル 4 多段内塔式フィードウェル 4A,9A 固定壁 4B,9B 可動壁 5 巻上機 7 汚泥界面計 9 複数開口式フィードウェル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北川 幹夫 東京都新宿区西新宿三丁目4番7号 栗田 工業株式会社内 (72)発明者 岡野 仁史 東京都新宿区西新宿三丁目4番7号 栗田 工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 槽内に形成されたスラッジブランケット
層に被処理水を通過させるように被処理水の供給口を設
けたスラッジブランケット型固液分離槽において、該被
処理水供給口の高さ方向の位置が調整可能であることを
特徴とするスラッジブランケット型固液分離槽。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11141573A JP2000325706A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | スラッジブランケット型固液分離槽 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11141573A JP2000325706A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | スラッジブランケット型固液分離槽 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000325706A true JP2000325706A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=15295129
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11141573A Withdrawn JP2000325706A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | スラッジブランケット型固液分離槽 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000325706A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003084635A1 (de) * | 2002-04-04 | 2003-10-16 | Pahl, Klaus | Absetzbecken |
| JP2005066533A (ja) * | 2003-08-27 | 2005-03-17 | Kurita Water Ind Ltd | 沈殿槽装置 |
| US10967301B2 (en) | 2018-08-14 | 2021-04-06 | Hydrograv Gmbh | Settling tank and methods for guiding partial flows in the inflow area of settling tanks |
-
1999
- 1999-05-21 JP JP11141573A patent/JP2000325706A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003084635A1 (de) * | 2002-04-04 | 2003-10-16 | Pahl, Klaus | Absetzbecken |
| EP1354614A1 (de) * | 2002-04-04 | 2003-10-22 | Armbruster, Martin, Dipl.-Ing. | Absetzbecken |
| JP2006507918A (ja) * | 2002-04-04 | 2006-03-09 | ポール,クラウス | 沈降槽 |
| EP1607127A3 (de) * | 2002-04-04 | 2006-08-16 | hydrograv GmbH | Absetzbecken |
| JP2005066533A (ja) * | 2003-08-27 | 2005-03-17 | Kurita Water Ind Ltd | 沈殿槽装置 |
| US10967301B2 (en) | 2018-08-14 | 2021-04-06 | Hydrograv Gmbh | Settling tank and methods for guiding partial flows in the inflow area of settling tanks |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060801 |