JP2000325870A - 建築材表面の細孔の封止方法 - Google Patents

建築材表面の細孔の封止方法

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JP2000325870A
JP2000325870A JP2000089623A JP2000089623A JP2000325870A JP 2000325870 A JP2000325870 A JP 2000325870A JP 2000089623 A JP2000089623 A JP 2000089623A JP 2000089623 A JP2000089623 A JP 2000089623A JP 2000325870 A JP2000325870 A JP 2000325870A
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pores
curable resin
resin powder
sealing
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Jose Para Soriano Manuel
ホセ,パラ ソリアノ マヌエル
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Venis SA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面に細孔を有する建築材の表面の細孔を長
期間に渡って封止することができる、建築材表面の細孔
の封止方法を提供する。 【解決手段】 建築材のうち、特にふた板および/また
は面板の形状を有するもので、予め製造されたものや自
然石からなる、表面に細孔を有する建築材における上記
細孔の表面を硬化性樹脂粉末で覆った後、上記硬化性樹
脂粉末を硬化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築材表面の細孔
の封止方法に関し、特に、予め製造されたものや自然石
からなるもので、ふた板および/または面板の形状を有
する建築材の表面の細孔の封止方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】建築材のうち、元来の性質により、ある
いは、研磨されて、表面に細孔を有するものは、他のも
のに比べて腐蝕し易い。これは、建築材表面の細孔を通
じて酸や腐蝕材(aggressive agents )が浸透するため
である。同様に、このような建築材表面の細孔には、染
料や他の汚染物質が入り込むことがあるが、これらを取
り除くことは困難である。
【0003】このため、上記の問題を回避するために、
このような建築材表面の細孔が封止される。現在のとこ
ろ、建築材表面の細孔を封止する方法、すなわち、建築
材表面の細孔をシールあるいはカバーする方法として、
2つの工業的な方法が知られている。
【0004】第1の方法は、ろうを使用する方法であ
る。該方法では、ろうを細孔に塗布することにより、細
孔の封止が行われる。
【0005】第2の方法としてこれまで工業的に使用さ
れてきた方法は、細孔へのシリコンスプレー、あるい
は、疎水性液体、即ち、水性の基剤(aqueous base)を
はじくという主要な特性を有する液体を、細孔に塗布す
る方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の方法は、ろうの主な欠点として、ろう自身の性質、
並びに、ろうが周囲のものと接触することにより、ろう
に容易に不純物が混ざり、ろう自体が汚れやすいという
問題点を有している。しかしながら、ろうを逐一きれい
にすることは、事実上不可能である。
【0007】さらに、ろうを用いた上記第1の方法は、
溶剤に対するろうの耐性が弱いため、上記建築材の洗浄
剤に溶剤を用いると、ろうが徐々に細孔から取り除か
れ、しばらく繰り返して洗浄した後には、ろうが完全に
無くなるために、細孔が再びむき出しの状態になってし
まうという問題点をも有している。
【0008】一方、上記第2の方法は、上記疎水性液体
を使用する場合の主な問題点として、製品の製造過程
で、過剰の疎水性液体を取り除くことは、他の液体を取
り除くよりも困難であるという問題点を有している。加
えて、これら疎水正液体は、溶剤に対する耐性があまり
強くないので、建築材表面の細孔を長期に渡って封止す
ることは困難であり、該細孔を長期間、例えば永久に封
止しようとしても、上記第1の方法同様、しばらく繰り
返して洗浄した後には、溶剤によりその液体が取り除か
れるために、細孔が再びむき出しの状態になってしまう
という問題が生じる。
【0009】また、非重合性の液体を使用して封止する
場合にも、溶剤によりその液体が取り除かれるために、
再び細孔がむき出しになるという問題が生じる。
【0010】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、その目的は、表面に細孔を有する建築材の表面の
細孔を長期間に渡って封止することができる、建築材表
面の細孔の封止方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる建築材表
面の細孔の封止方法は、上記の課題を解決するために、
建築材表面の細孔の表面を硬化性樹脂粉末で覆った後、
上記硬化性樹脂粉末を硬化させることを特徴としてい
る。
【0012】また、本発明にかかる建築材表面の細孔の
封止方法は、上記の課題を解決するために、建築材のう
ち、面板および/またはふた板の形状を有するもので、
予め製造された建築材または自然石から得られた建築材
の表面の細孔を封止する方法において、上記建築材の表
面に、硬化性樹脂粉末を供給する工程と、上記硬化性樹
脂粉末を上記建築材表面の細孔に入れて満たす工程と、
上記建築材の表面から過剰の硬化性樹脂粉末を取り除く
工程と、上記建築材表面の細孔内の硬化性樹脂粉末を硬
化させる工程とを含むことを特徴としている。
【0013】上記の方法によれば、処理する建築材表面
の細孔の表面を硬化性樹脂粉末で覆った後、上記硬化性
樹脂粉末を硬化させることにより、建築材表面の細孔を
永久に封止することができる。これにより、建築材表面
が酸により腐食される危険性を低減あるいは回避するこ
とができる。また、上記細孔が硬化性樹脂粉末の硬化物
で封止されることで、ろうを用いて細孔を封止する場合
のようにろう自体に不純物が混ざって汚れることがな
く、従来のように細孔表面に汚れが付着することを低減
あるいは回避することができる。
【0014】硬化性樹脂粉末は、処理する建築材表面に
容易に塗布することができると共に、前記した性質並び
に封止効果が無限に持続し、時間経過後もその性質が保
たれるので、汚れたり消失してしまうといった問題を生
じない。
【0015】上記の方法は、研磨過程で、あるいは、建
築材として用いられる材料の元来の性質により生じる細
孔を封止するためのあらゆる工業的方法に適用可能であ
る。上記の方法は、例えば、タイル、石器、磁器(上薬
を塗布したもの、していないものの両方)の表面細孔の
封止に適用可能であり、特に、様々な形状のセラミック
タイルや床タイルの製造(花崗岩、大理石、陶器等の製
造を含む)において有用である。
【0016】また、本発明にかかる建築材表面の細孔の
封止方法は、上記の課題を解決するために、上記硬化性
樹脂粉末の粒子径は、上記細孔の直径よりも小さいこと
を特徴としている。
【0017】上記の方法によれば、上記硬化性樹脂粉末
の粒子径が、処理する建築材表面の細孔の直径よりも小
さいことで、上記硬化性樹脂粉末が上記細孔内に入り込
み、細孔内部で硬化するので、細孔を確実かつ永久に封
止することができる。
【0018】さらに、本発明にかかる建築材表面の細孔
の封止方法は、上記の課題を解決するために、上記細孔
の表面を上記硬化性樹脂粉末で覆う前に、上記建築材表
面を洗浄し、乾燥させることを特徴としている。
【0019】上記の方法によれば、上記細孔の表面を上
記硬化性樹脂粉末で覆う前に、処理する建築材表面を洗
浄し、乾燥させることで、処理する建築材表面の細孔に
硬化性樹脂粉末を適切かつ確実に付着させ、上記細孔を
より確実に封止することができる。
【0020】また、本発明にかかる建築材表面の細孔の
封止方法は、上記の課題を解決するために、エアブラッ
シングにより上記建築材表面への上記硬化性樹脂粉末の
供給がなされることを特徴としている。
【0021】上記の方法によれば、処理する建築材表面
への硬化性樹脂粉末の供給をエアブラッシングにより行
うことで、処理する建築材表面に上記硬化性樹脂粉末を
均一に分配することができると共に、処理する建築材表
面の過剰な硬化性樹脂粉末を除去し、また、細孔内に硬
化性樹脂粉末を供給(導入)することもできる。
【0022】本発明にかかる建築材表面の細孔の封止方
法は、上記の課題を解決するために、上記建築材表面に
摩擦を与えて上記建築材表面の硬化性樹脂粉末を上記建
築材表面の細孔内部に供給することを特徴としている。
【0023】上記の方法によれば、処理する建築材表面
に摩擦を与えることにより、建築材表面に供給された硬
化性樹脂粉末を上記細孔内に確実に供給し、細孔内部で
硬化させることができるので、細孔を確実かつ永久に封
止することができる。
【0024】また、本発明にかかる建築材表面の細孔の
封止方法は、上記の課題を解決するために、上記建築材
表面に摩擦と圧力とを与えて上記建築材表面の硬化性樹
脂粉末を上記建築材表面の細孔内部に供給することを特
徴としている。
【0025】上記の方法によれば、処理する建築材表面
に摩擦と圧力とを与えることにより、建築材表面に供給
された硬化性樹脂粉末を上記細孔内に確実に供給し、細
孔内部で硬化させることができるので、細孔を確実かつ
永久に封止することができる。
【0026】さらに、本発明にかかる建築材表面の細孔
の封止方法は、上記の課題を解決するために、上記建築
材表面の細孔の表面を硬化性樹脂粉末で覆った後、該硬
化性樹脂粉末を硬化させる前に、過剰の硬化性樹脂粉末
を、ブローイング、ブラッシング、および脱イオン剤の
作用により、上記建築材表面から取り除くことを特徴と
している。
【0027】上記の方法によれば、処理する建築材表面
から過剰な硬化性樹脂粉末を効率的に除去することがで
きる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の方法において用いられる
硬化性樹脂粉末としては、熱または光により硬化する、
熱硬化性樹脂あるいは光硬化性樹脂等の硬化性樹脂の粉
末を用いることができる。
【0029】上記硬化性樹脂としては、具体的には、例
えば、熱により硬化する熱硬化性樹脂;光により硬化す
る、光開始剤を含む樹脂;例えば硬化過程が光により始
まり、熱により終了する、熱硬化性で光開始剤を含む樹
脂;の3つの異なる種類の硬化性樹脂から選ばれる少な
くとも一種の樹脂を使用することができる。
【0030】本発明において用いられる上記硬化性樹脂
としては、より具体的には、例えば、エポキシ樹脂、ポ
リエステル、エポキシ樹脂−ポリエステル混合物、ポリ
ウレタン混合物等が挙げられる。これら硬化性樹脂は、
単独で使用してもよく、適宜、二種類以上を組み合わせ
て使用してもよい。
【0031】本発明の方法において特に用いられる上記
硬化性樹脂の工業的特性は、以下の通りである。 (a)化学的性質 (1)エポキシ樹脂:建築材表面、特に、金属の表面に
対する付着性が良好であるが、光に対してはあまり安定
ではないので、室内での使用を目的とする建築材に主に
使用する。 (2)ポリエステル:光安定性が良好であるので、屋外
での使用を目的とする材料に用いる。 (3)エポキシ樹脂−ポリエステル混合物:エポキシ樹
脂並びにポリエステルの両者の有利な性質が得られる。 (4)ポリウレタン混合物:主な性質としては、ほとん
どの材料に対して付着性が良好で、溶剤に対する耐性に
優れ、光に対しても安定である。よって、これらの樹脂
は、本発明の目的に適している。 (b)粒子サイズ(硬化性樹脂粉末の粒子径) 本発明の方法において使用される硬化性樹脂粉末の粒子
径並びに粒度分布(granulometric intervals )は、封
止する細孔の平均サイズに応じて決定される。細孔のサ
イズは、処理する建築材表面それぞれによってかなり変
化する。 (c)粒子(硬化性樹脂粉末)の色 本発明の方法において使用される硬化性樹脂粉末は、無
色であっても有色であっても構わない。上記硬化性樹脂
粉末としては、封止される建築材表面に開口した細孔に
応じて、所望される色の硬化性樹脂粉末が用いられる。
【0032】次に、上記性質や本発明の有利な点をさら
に説明するため、本発明の方法における各工程を参照し
ながら、以下に説明する。本発明の基本的な概念は、硬
化性樹脂粉末で建築材表面に開口した細孔(以下、短に
表面細孔と記す)の表面を覆い、続いて該硬化性樹脂粉
末を硬化させるというものであり、より具体的には、硬
化性樹脂粉末で上記表面細孔内部全体あるいは内壁表
面、もしくは開口部を覆い、その後、該硬化性樹脂粉末
を硬化させるというものである。
【0033】本発明において、上記建築材の表面細孔の
封止は、例えば、 (1)処理する材料、すなわち、建築材を洗浄し、乾燥
させる第1工程 (2)上記表面細孔の表面を硬化性樹脂粉末で覆う第2
工程 (3)上記建築材表面の過剰な硬化性樹脂粉末を取り除
く第3工程 (4)上記表面細孔の表面を覆う硬化性樹脂粉末を硬化
させる工程 を経て行われる。以下、上記第1工程ないし第4工程に
ついてより詳細に説明する。
【0034】(1)第1工程 該第1工程は、処理する材料を洗浄し、乾燥させる、洗
浄・準備工程であり、ここで覚えておくべき重要な点
は、硬化性樹脂粉末により処理する材料が適切に洗浄で
きているか否かが、上記表面細孔が確実に封止され、硬
化性樹脂が、処理する材料に適切に付着するかどうかに
大きく寄与する点である。この洗浄工程は、化学的ある
いは物理的に、例えば水溶液、溶剤、もしくは洗剤(石
けん)を用いて行われ、最後に、上記材料の乾燥が行わ
れる。
【0035】より具体的には、上記第1工程では、上記
建築材表面に硬化性樹脂粉末を供給する前に、処理する
建築材表面に洗剤を塗布し、該表面をブラッシングして
洗浄した後、乾燥が行われる。本発明にかかる建築材表
面の封止方法が上記第1工程を含むことで、建築材の表
面細孔に硬化性樹脂粉末を適切かつ確実に付着させ、上
記表面細孔をより確実に封止することができる。
【0036】(2)第2工程 該第2工程は、上記表面細孔の表面を硬化性樹脂粉末で
覆う工程である。該第2工程は、処理する材料の表面細
孔に硬化性樹脂粉末を供給する工程を含み、これによ
り、上記表面細孔に硬化性樹脂粉末を付着させ、硬化性
樹脂粉末で上記表面細孔内部全体あるいは内壁表面、も
しくは開口部を覆うようになっている。
【0037】より具体的には、処理する材料の表面細孔
に硬化性樹脂粉末を供給する工程は、例えば、処理する
材料の表面に硬化性樹脂粉末を供給する工程と、処理す
る材料の表面に供給された硬化性樹脂粉末を、処理する
材料の表面細孔に導入する工程とを含んでいる。
【0038】処理する材料の表面への硬化性樹脂粉末の
供給は、例えば、特定の硬化性樹脂粉末を、処理する材
料の表面に塗布することにより行われる。この場合、処
理する材料の表面に硬化性樹脂粉末を供給(塗布)し、
該硬化性樹脂粉末をできるだけ均一に分配するために、
材料表面の汚れを落とすエアブラシを備えた装置を使用
してもよい。
【0039】処理する建築材表面への上記硬化性樹脂粉
末の供給がエアブラッシングにより行われることで、処
理する材料表面に上記硬化性樹脂粉末を均一に分配する
ことができる。また、処理する材料表面の過剰な硬化性
樹脂粉末を除去したり、処理する材料の表面細孔内に硬
化性樹脂粉末を供給(導入)することもできる。
【0040】その後、上記表面細孔を封止すべく、上記
の硬化性樹脂粉末を上記表面細孔に導入(供給)して上
記表面細孔を覆う。
【0041】この場合、上記硬化性樹脂粉末の粒子径
が、処理する材料表面の表面細孔の直径よりも小さいこ
とで、上記硬化性樹脂粉末を、上記表面細孔内部に導入
(供給)し、上記表面細孔内部に付着(塗布)、好適に
は、上記表面細孔内部に充填することができる。
【0042】上記硬化性樹脂粉末の上記表面細孔内部へ
の導入(供給)は、摩擦、例えば単純な機械的摩擦によ
り行ってもよいし、摩擦と圧力とを組み合わせて、上記
硬化性樹脂粉末を上記表面細孔内に供給(塗布)するの
に必要な軽度の圧力を加えてもよい。これらはすべて処
理する材料に依存する。
【0043】このように上記硬化性樹脂粉末が上記表面
細孔内に入り込み、表面細孔内部で硬化することで、上
記表面細孔を確実かつ永久に封止することができる。
【0044】(3)第3工程 該第3工程は、過剰な硬化性樹脂粉末を取り除く工程で
ある。供給された硬化性樹脂粉末のうち、上記表面細孔
を覆う硬化性樹脂粉末以外の過剰の硬化性樹脂粉末はで
きるだけ取り除かれるべきであり、例えば、硬化性樹脂
粉末を細孔内に供給(塗布)した後、処理する材料表面
を洗浄することにより、処理する材料表面から過剰の硬
化性樹脂粉末が取り除かれる。該過剰な硬化性樹脂粉末
の除去は、例えば、ブローイング、ブラッシング、並び
に、使用する材料が静電気を帯びる性質であれば、脱イ
オン剤の作用(すなわち、脱イオン)を組み合わせた作
用により実現できる。より具体的には、圧縮空気の作用
(ブローイング)と、非研磨性(non-abrasive)のロー
ラによる摩擦(ブラッシング)と、使用する材料が静電
気を帯びる性質であれば、脱イオン剤の作用とを組み合
わせた作用により、過剰な硬化性樹脂粉末を除去するこ
とができる。このように、処理する材料の表面細孔の表
面を硬化性樹脂粉末で覆った後、該硬化性樹脂粉末を硬
化させる前に、過剰の硬化性樹脂粉末を、ブローイン
グ、ブラッシング、および脱イオン剤の作用により処理
する材料表面から取り除くことで、処理する材料の表面
から過剰な硬化性樹脂粉末を効率的に除去することがで
きる。この洗浄工程により、過剰の樹脂を取り除くこと
ができ、次の工程へと移行する。
【0045】(4)第4工程 該第4工程は、上記表面細孔の表面を覆う硬化性樹脂粉
末を硬化させる工程であり、上記硬化性樹脂粉末の粒子
径が、処理する材料表面の表面細孔の直径よりも小さ
く、上記硬化性樹脂粉末が上記表面細孔内部に存在する
場合、該第4工程として、表面細孔内に既に入り込んだ
硬化性樹脂粉末の硬化が行われる。
【0046】例えば、硬化性樹脂粉末を上記表面細孔内
に供給(塗布)し、過剰の硬化性樹脂粉末を取り除い
て、処理する材料表面を綺麗にした後、この材料に対し
て、使用している硬化性樹脂粉末を硬化する工程を行
う。
【0047】該第4工程は、例えば、互いに密接に関連
する時間と温度との2つの因子を有するサイクル、例え
ば熱硬化サイクルからなっている。
【0048】熱硬化サイクルは、該第4工程における温
度と時間とを組み合わせて選択する。温度が高いほど、
必要となる硬化時間が短くなる。
【0049】但し、本実施の形態にかかる上記硬化性樹
脂(硬化性樹脂粉末)の硬化には温度は必ずしも関係す
るわけではない。例えば、光硬化性樹脂を使用する場
合、該光硬化性樹脂、実際的には、例えば、表面細孔内
に光硬化性樹脂樹脂が入り込んだ材料に、紫外線(光)
を、使用する光硬化性樹脂の種類(性質)に応じて適当
な時間照射することによって、上記表面細孔表面を覆う
上記の光硬化性樹脂を硬化させることができる。
【0050】また、光開始剤を含み、熱硬化性を有する
硬化性樹脂樹脂を使用する場合には、光照射(紫外線照
射)を行ったものに対して上記のように熱を加えて最終
硬化物を得るか、あるいはその逆、つまり、熱を加えた
後、光照射(紫外線照射)を行う。
【0051】尚、硬化方法は、使用する硬化性樹脂樹脂
の性質やそれが供給(塗布)される表面細孔の表面の特
性に応じて適宜選択することが可能であり、上記した硬
化方法以外の硬化方法を利用することができることは言
うまでもない。
【0052】以上のように、本実施の形態にかかる建築
材表面の細孔の封止方法は、建築材表面の細孔の表面を
硬化性樹脂粉末で覆った後、上記硬化性樹脂粉末を硬化
させる方法であり、具体的には、例えば、建築材のう
ち、特に面板やふた板の形状を有するもので、予め製造
されたものや自然石から得られた建築材の表面細孔を封
止する方法において、処理する材料(建築材)の表面
に、硬化性樹脂粉末、例えば過剰の硬化性樹脂粉末を供
給(塗布)する工程と、上記硬化性樹脂粉末を上記材料
の細孔に入れて満たす工程と、上記材料の表面から過剰
の硬化性樹脂粉末を取り除く工程と、上記材料の細孔内
の硬化性樹脂粉末を硬化させる工程とを含んでいる。こ
の場合、上記硬化性樹脂粉末としては、その粒子サイズ
(粒子径)が、処理する細孔の直径よりも小さいものが
用いられる。
【0053】また、建築材表面の細孔に硬化性樹脂粉末
を適切かつ確実に付着させ、上記細孔をより確実に封止
するために、本実施の形態にかかる建築材表面の細孔の
封止方法は、上記細孔の表面を上記硬化性樹脂粉末で覆
う前に、上記建築材表面を洗浄し、乾燥させる、洗浄・
準備工程をさらに含むことが好ましい。この場合、該洗
浄・準備工程は、上記硬化性樹脂粉末を供給する前に、
処理する建築材の表面に対して、洗剤を塗布し、表面を
ブラッシングし、洗浄し、乾燥させる処理を含むことが
好ましい。
【0054】さらに、前記硬化性樹脂粉末を上記建築材
の表面上に供給(塗布)する工程は、該建築材表面上の
粉末の硬化性樹脂粉末のエアブラッシングにより行うこ
とが望ましい。建築材表面上に供給(塗布)された上記
硬化性樹脂粉末は、例えば、上記建築材の表面に摩擦、
あるいは、摩擦並びに小さな圧力を与えることにより、
上記建築材の細孔の内部に供給される。
【0055】また、過剰の硬化性樹脂粉末は、ブローイ
ング、ブラッシング、および脱イオン剤の作用により、
効率的に取り除かれる。
【0056】以上のように、本実施の形態にかかる建築
材表面の細孔の封止方法は、該方法において用いられる
硬化性樹脂粉末が、容易に塗布可能であり、また、性能
が無限に持続し、時間経過後もその性質が保たれるの
で、汚れたり消失してしまうといった問題を生じない。
このため、上記細孔を長期間、好適には永久に封止する
ことができ、汚れが生成したり、細孔を通じて建築材が
酸により腐食される危険性を低減あるいは回避すること
ができる。特に、上記硬化性樹脂粉末を、機械的に細孔
表面を覆うように塗布した後、該硬化性樹脂粉末を硬化
させるに際し、該硬化性樹脂粉末を細孔そのものの内部
で硬化させることで、より安定かつ確実に細孔を封止す
ることができる。
【0057】本実施の形態にかかる建築材表面の細孔の
封止方法は、研磨過程で生成した、あるいは製品の表面
の元来の性質により開いた、建築材表面の細孔の封止に
適用可能であり、特に、タイル、石器、磁器(上薬を塗
布したもの、していないものの両方)の表面細孔の封止
に好適に適用することができる。また、本実施の形態に
かかる建築材表面の細孔の封止方法は、花崗岩、岩石、
大理石、陶器(earthware)、水硬物、テラコッタ等、
一般に、建築に使用する全ての材料で、床やタイル使用
されて、表面細孔が生成し易いために汚れたり酸により
腐蝕され易い材料に好適に適用可能である。
【0058】
【発明の効果】本発明にかかる建築材表面の細孔の封止
方法は、以上のように、建築材表面の細孔の表面を硬化
性樹脂粉末で覆った後、上記硬化性樹脂粉末を硬化させ
る方法である。
【0059】また、本発明にかかる建築材表面の細孔の
封止方法は、以上のように、建築材のうち、面板および
/またはふた板の形状を有するもので、予め製造された
建築材または自然石から得られた建築材の表面の細孔を
封止する方法において、上記建築材の表面に、硬化性樹
脂粉末を供給する工程と、上記硬化性樹脂粉末を上記建
築材表面の細孔に入れて満たす工程と、上記建築材の表
面から過剰の硬化性樹脂粉末を取り除く工程と、上記建
築材表面の細孔内の硬化性樹脂粉末を硬化させる工程と
を含む方法である。
【0060】それゆえ、上記各方法によれば、建築材表
面の細孔を永久に封止することができ、建築材表面が酸
により腐食される危険性を低減あるいは回避することが
できる。また、上記細孔が硬化性樹脂粉末の硬化物で封
止されることで、ろうを用いて細孔を封止する場合のよ
うにろう自体に不純物が混ざって汚れることがなく、従
来のように細孔表面に汚れが付着することを低減あるい
は回避することができるという効果を奏する。
【0061】また、硬化性樹脂粉末は、処理する建築材
表面に容易に塗布することができると共に、前記した性
質並びに封止効果が無限に持続し、時間経過後もその性
質が保たれるので、汚れたり消失してしまうといった問
題を生じない。
【0062】また、本発明にかかる建築材表面の細孔の
封止方法は、以上のように、上記硬化性樹脂粉末の粒子
径は、上記細孔の直径よりも小さい方法である。
【0063】それゆえ、上記硬化性樹脂粉末が上記細孔
内に入り込み、細孔内部で硬化するので、細孔を確実か
つ永久に封止することができるという効果を奏する。
【0064】さらに、本発明にかかる建築材表面の細孔
の封止方法は、以上のように、上記細孔の表面を上記硬
化性樹脂粉末で覆う前に、上記建築材表面を洗浄し、乾
燥させる方法である。
【0065】それゆえ、建築材表面の細孔に硬化性樹脂
粉末を適切かつ確実に付着させ、上記細孔をより確実に
封止することができる。
【0066】また、本発明にかかる建築材表面の細孔の
封止方法は、以上のように、エアブラッシングにより上
記建築材表面への上記硬化性樹脂粉末の供給がなされる
方法である。
【0067】それゆえ、処理する建築材表面に上記硬化
性樹脂粉末を均一に分配することができると共に、処理
する建築材表面の過剰な硬化性樹脂粉末を除去し、ま
た、細孔内に硬化性樹脂粉末を供給(導入)することも
できるという効果を奏する。
【0068】本発明にかかる建築材表面の細孔の封止方
法は、以上のように、上記建築材表面に摩擦を与えて上
記建築材表面の硬化性樹脂粉末を上記建築材表面の細孔
内部に供給する方法である。
【0069】それゆえ、建築材表面に供給された硬化性
樹脂粉末を上記細孔内に確実に供給し、細孔内部で硬化
させることができるので、細孔を確実かつ永久に封止す
ることができるという効果を奏する。
【0070】また、本発明にかかる建築材表面の細孔の
封止方法は、以上のように、上記建築材表面に摩擦と圧
力とを与えて上記建築材表面の硬化性樹脂粉末を上記建
築材表面の細孔内部に供給する方法である。
【0071】それゆえ、建築材表面に供給された硬化性
樹脂粉末を上記細孔内に確実に供給し、細孔内部で硬化
させることができるので、細孔を確実かつ永久に封止す
ることができるという効果を奏する。
【0072】さらに、本発明にかかる建築材表面の細孔
の封止方法は、以上のように、上記建築材表面の細孔の
表面を硬化性樹脂粉末で覆った後、該硬化性樹脂粉末を
硬化させる前に、過剰の硬化性樹脂粉末を、ブローイン
グ、ブラッシング、および脱イオン剤の作用により、上
記建築材表面から取り除く方法である。
【0073】それゆえ、処理する建築材表面から過剰な
硬化性樹脂粉末を効率的に除去することができるという
効果を奏する。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築材表面の細孔の表面を硬化性樹脂粉末
    で覆った後、上記硬化性樹脂粉末を硬化させることを特
    徴とする建築材表面の細孔の封止方法。
  2. 【請求項2】建築材のうち、面板および/またはふた板
    の形状を有するもので、予め製造された建築材または自
    然石から得られた建築材の表面の細孔を封止する方法に
    おいて、 上記建築材の表面に、硬化性樹脂粉末を供給する工程
    と、 上記硬化性樹脂粉末を上記建築材表面の細孔に入れて満
    たす工程と、 上記建築材の表面から過剰の硬化性樹脂粉末を取り除く
    工程と、 上記建築材表面の細孔内の硬化性樹脂粉末を硬化させる
    工程とを含むことを特徴とする建築材表面の細孔の封止
    方法。
  3. 【請求項3】上記硬化性樹脂粉末の粒子径は、上記細孔
    の直径よりも小さいことを特徴とする請求項1または2
    記載の建築材表面の細孔の封止方法。
  4. 【請求項4】上記細孔の表面を上記硬化性樹脂粉末で覆
    う前に、上記建築材表面を洗浄し、乾燥させることを特
    徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の建築材表面
    の細孔の封止方法。
  5. 【請求項5】エアブラッシングにより上記建築材表面へ
    の上記硬化性樹脂粉末の供給がなされることを特徴とす
    る請求項1〜4の何れか1項に記載の建築材表面の細孔
    の封止方法。
  6. 【請求項6】上記建築材表面に摩擦を与えて上記建築材
    表面の硬化性樹脂粉末を上記建築材表面の細孔内部に供
    給することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記
    載の建築材表面の細孔の封止方法。
  7. 【請求項7】上記建築材表面に摩擦と圧力とを与えて上
    記建築材表面の硬化性樹脂粉末を上記建築材表面の細孔
    内部に供給することを特徴とする請求項1〜5の何れか
    1項に記載の建築材表面の細孔の封止方法。
  8. 【請求項8】上記建築材表面の細孔の表面を硬化性樹脂
    粉末で覆った後、該硬化性樹脂粉末を硬化させる前に、
    過剰の硬化性樹脂粉末を、ブローイング、ブラッシン
    グ、および脱イオン剤の作用により、上記建築材表面か
    ら取り除くことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項
    に記載の建築材表面の細孔の封止方法。
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