JP2000326077A - 耐食耐摩耗部品の製造方法 - Google Patents

耐食耐摩耗部品の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐食耐摩耗性の向上、強度の向上および生産
性の向上を実現することができる、耐食耐摩耗部品の製
造方法の提供。 【解決手段】 1.0〜3.0重量%のB、2〜5重量
%のSi、10〜20重量%のMoおよび25.0〜3
5.0重量%のWCを含有し、残部がNiならびに不可
避的不純物からなるNi−B−Si−Mo−WC合金1
1と、鋼材10とを、接合面圧力2.5〜22.5kP
a、および接合温度1060〜1110℃の条件下にお
いて、拡散によって接合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐食耐摩耗性が要
求される部品の製造方法に関するものであり、特に、耐
食耐摩耗性の向上、強度の向上および生産性の向上を図
ることができる、耐食耐摩耗部品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プラスチック射出成形機におけ
る逆流防止弁やスクリュヘッド等の構成部品は高温、高
圧で圧送される樹脂に常に接触しているため、腐食や摩
耗が発生しやすい。特に近年、エンジニアリングプラス
チック等の使用拡大に伴い、エンジニアリングプラスチ
ックの性能向上を目的として樹脂に添加される難燃材や
無機フィラーに起因する、上記部品の腐食と摩耗が大き
な問題となっている。また、上記エンジニアリングプラ
スチック製品の軽量化をねらいとした薄肉化のため、成
形圧力は高圧となり構成部品の強度もより一層要求され
ている。
【0003】すなわち、図5は射出成形機のスクリュの
先端部の構成を示す図であって、ケーシング1内には、
外周に螺旋状に連なる突条2aが形成されたスクリュ2
が回転可能かつ軸線方向移動可能に配設されている。上
記スクリュ2の先端部には、スクリュヘッド3がねじに
よって固着されており、そのスクリュ2とスクリュヘッ
ド3との間にスペーサ4が介装固設されている。
【0004】上記スクリュヘッド3の中間部には先端部
より小径の小径軸部3aが形成されており、この小径軸
部3aにリング状の逆流防止弁5が嵌合されている。こ
の逆流防止弁5の内面と小径軸部3aとの間には半径方
向の隙間が形成されており、スクリュヘッド3の大径部
とスペーサ4との間で上記小径軸部3aに沿って移動可
能としてある。そして、上記スクリュヘッド3の大径部
には軸方向の溝3bが形成されている。
【0005】このように、スクリュ2が矢印A方向に回
転しながら矢印B方向に後退運動を行うと、スクリュ2
とシリンダ1との隙間にある樹脂が前方に移動され、ス
クリュヘッド3の小径軸部3aと逆流防止弁5の内面と
の隙間およびスクリュヘッド3の軸方向の溝3bを通っ
て、スクリュヘッド先端とシリンダ先端部との隙間に充
満される。このようにして、シリンダ先端部に射出成形
品の体積に見合った所要量の樹脂が充満されると、スク
リュ2の回転と後退の両運動が停止される。
【0006】そこで、次にスクリュ2を前進させると、
上記シリンダ先端部に充満されていた樹脂がノズル1a
から押し出される。一方、このとき、逆流防止弁5がス
ペーサ4の端面に当接し、その逆流防止弁5によって、
樹脂がスクリュ2の外周面側にリークすることが防止さ
れる。
【0007】このように、スクリュや逆流防止弁のよう
なスクリュ部品は高温、高圧の樹脂と常に接触している
ため、その接触面には耐摩耗性と耐食性が要求される。
また、樹脂の計量蓄積時には、スクリュが回転しつつ後
退するが、この間逆流防止弁はスクリュヘッドの大径部
後端面に押圧されているため、逆流防止弁とスクリュヘ
ッドの間に摩擦が生じ、両者に摩耗が発生する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような観点から、
特開昭64−24718号公報には、スクリュヘッドや
逆流防止弁、あるいはスペーサを耐食、耐摩耗性に優れ
たセラミックス製とした射出成形機用高性能スクリュー
部品が開示されている。また、同様の観点から、特開昭
62−130818号公報には、耐摩耗性の必要な部分
にセラミックスを使用することによって、耐摩耗性およ
び強度を向上させた射出成形機が開示されている。しか
しながら、これらの技術は、耐摩耗性が必要な部分にセ
ラミックスを使用しているため、耐摩耗性には優れてい
るものの、セラミックス本来の特性から靭性に劣るもの
であり、高圧下での使用にはあまり適するものではな
い。
【0009】このような問題に対し、特開平9−155
938号公報には、基材に高強度ステンレス鋼を使用し
て部品の強度を高めた射出成形機用逆流防止装置が開示
されている。しかしながら、耐摩耗性が必要とされる部
分のみならず、基材についても、原料粉末の調整から成
形・焼結工程までを行う必要があるため、生産性が低下
し、コストが高くなるという問題がある。
【0010】そこで、市販されている鋼材を基材とし
て、耐摩耗性が必要とされる部分のみに、耐摩耗材料と
して市販されている高強度材料を接合させて使用するこ
とも考えられる。しかしながら、一般的な耐摩耗材料は
粉末冶金法により製造され、部材の焼結温度は1200
℃以上と高い。このため、鋼材を耐摩耗材料の焼結と同
時に接合する焼結接合は、鋼材の劣化を招くおそれがあ
るため難しい。
【0011】また、耐摩耗材料と鋼材の熱膨張係数の差
が大きいため、接合界面に割れが生じることがあるとい
う問題もある。これに対しては、ろう材やその他のイン
サート材料を用いて、耐摩耗材料と鋼材を接合させるこ
とにより、鋼材の劣化や割れを防止して、耐摩耗部品と
して使用することも考えられる。ここで、高強度の接合
を目的とする場合には、入手しやすく、かつ、接合強度
も1.3GPa程度と比較的高いことから、インサート
材料としてNiろう材を用いることが一般的に知られて
いる。しかしながら、インサート材料費および加工費が
かかる点で製造コストが高くなってしまう。また、近年
のプラスチック成形機用部品としては、強度の点で充分
に満足するものとはいえない。
【0012】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、耐食耐摩耗性の向上、強度の向上および生産性
の向上を実現することができる、耐食耐摩耗部品の製造
方法を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、
1.0〜3.0重量%のB、2〜5重量%のSi、10
〜20重量%のMoおよび25.0〜35.0重量%の
WCを含有し、残部がNiならびに不可避的不純物から
なるNi−B−Si−Mo−WC合金(以下M203合
金という)と、鋼材とを、接合面圧力2.5〜22.5
kPa、および接合温度1060〜1110℃の条件下
において、拡散によって接合させる、耐食耐摩耗部品の
製造方法を提供するものである。
【0014】ここで、前記M203合金と前記鋼材の接
合が、平面部同士を接合するものであるのが好ましい。
また、前記鋼材がSKD61であり、前記接合と同時に
焼き入れ処理を行うのが好ましい。さらに、前記接合後
に窒化処理を施すのが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る耐食耐摩耗部
品の製造方法を具体的に説明する。
【0016】本発明の製造方法は、耐食耐摩耗性が必要
とされる部分に主として使用される耐食耐摩耗材料と、
その他の基材部分に使用される鋼材を、所定条件下で拡
散により接合させることにより、プラスチック成形機用
部品等の耐食耐摩耗部品を製造するというものである。
【0017】本発明に係る耐食耐摩耗材料としては、M
203合金を使用するが、この合金は1.0〜3.0重
量%のB、2〜5重量%のSi、10〜20重量%のM
oおよび25.0〜35.0重量%のWCを含有し、残
部がNiならびに不可避的不純物からなっていることが
必要とされる。
【0018】このような耐食耐摩耗材料において、Ni
をベースとするのは、硬質粒子の結合相とするためであ
る。また、BはMo、Niと硼化物を形成し、強度と耐
摩耗性を高めるために添加されるが、1.0重量%未満
であると硼化物の形成量が少なくなるので、また3.0
重量%を超えると硼化物の形成量が増加し、強度が低下
する傾向があるので、好ましくない。Siは、結合相N
iに固溶して合金を強化するために添加されるが、2重
量%未満であると結合相中への固溶量が少なく、強度が
低いので、また5重量%を超えると粗大なNi−Si化
合物を形成し、強度を低下させる傾向にあるので、好ま
しくない。Moは、耐食性を高め、さらにNi、Bと硼
化物を形成し、強度と耐摩耗性を高めるために添加され
るが、10重量%未満であると耐食性の効果がなく、硼
化物の形成量が少なくなるので、また20重量%を超え
ると強度を低下させ、焼結温度を高めるので、好ましく
ない。WCは、合金の耐摩耗性と強度を高めるために添
加されるが、25.0重量%未満であると耐摩耗性と強
度の効果が少ないので、また35.0重量%を超えると
結合相量が少なくなり、強度が低下する傾向にあるの
で、好ましくない。
【0019】この合金は、上記範囲の組成とすること
で、合金の強度と硬さを高める複硼化物が形成されると
ともに、Ni結合相中にSiが固溶強化されるものと考
えられ、これにより、耐食性、耐摩耗性および強度の点
で優れている。しかも、本発明の所定条件下において
は、インサート材料を必要とすることなく、鋼材と高強
度に接合させることができる。なお、この耐食耐摩耗材
料の詳細については、特開平8−67937号公報を参
照することができる。
【0020】本発明に係る鋼材としては、本発明の効果
を損なわない限りにおいて、各種の鋼材が使用可能であ
るが、熱膨張係数がM203合金に近い9〜13×10
-6の鋼材を使用するのが好ましい。中でもSKD61
(JIS G 4404を参照)を使用するのが特に好
ましい。これは、市販されている鋼材の中でも、i)焼
入れ性が優れ、高い靭性値を有すること、ii)耐食耐摩
耗材料との接合温度で焼入れが可能であるので、接合時
に耐食耐摩耗材料が劣化するのを防止できること、およ
びiii)耐食耐摩耗材料との熱膨張係数が近いので、接
合界面の割れを防止できること、等の理由によるもので
ある。
【0021】ここで、本発明の方法においては、このよ
うな耐食耐摩耗材料と鋼材を拡散により接合させるため
に、両材料の接合面に面圧を与えて、両者の密着性を高
くする。この時の接合面圧力は、2.5kPa〜22.
5kPaであることを要し、好ましくは10kPa〜2
0kPaである。接合面圧が高すぎると、接合面の密着
性は良くなるが、熱処理時に耐食耐摩耗材料の変形が生
じるので好ましくない。一方、接合面圧が低すぎると、
接合界面に空孔が残留してしまい、密着性が低下するの
で好ましくない。
【0022】また、予め、接合しようとする両材料の各
々に平面部を形成させておき、この平面部同士を接合さ
せる構成とするのが、接合部位をムラの無い均一の圧力
で接合させることができ、より高い密着性を確保できる
ので好ましい。なお、充分な密着性を確保しつつ接合で
きる限り、接合部位の形状は曲面であってもよい。
【0023】また、この時の接合温度は、1060℃〜
1110℃であることを要し、好ましくは、1070℃
〜1100℃である。接合温度が高すぎると、母材とな
る鋼材の劣化が生じ、また、M203合金の強度も低下
するため、M203合金より破断してしまうので好まし
くない。一方、接合温度が低すぎると、抗折強度が不充
分になるので好ましくない。
【0024】さらに、本発明の製造方法においては、両
材料の接合後に窒化処理を施すことが好ましい。このよ
うな窒化処理としては、特に限定されず、公知の方法に
従って行なうことができる。これにより、基材の表面硬
度をより高めることができるとともに、耐食耐摩耗材料
表面における化合物の生成を防止することができる。ま
た、基材(鋼材)および耐食耐摩耗材料の変形量を極め
て少なくすることができる。
【0025】以下、このような本発明の適用される一例
である、プラスチック射出成形機用の逆流防止弁に基づ
いて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれに
限定されるものではなく、プラスチック射出成形機用の
スクリュヘッド、スペーサを始めとする、耐食耐摩耗性
が要求される各種の部品に適用可能である。
【0026】図1に本発明に基づいて製造された、プラ
スチック射出成形機用の逆流防止弁5の一例を示す。同
図(a)は逆流防止弁5の縦断側面図、(b)は(a)
のb−b線断面における矢視図である。
【0027】逆流防止弁5は、プラスチック射出成形機
内において樹脂の逆流を防止するためのものであり、円
筒状の鋼材からなる基材10と、この鋼材の一端から同
一軸心を有する円筒状に延在してなる耐食耐摩耗材料1
1とを有する。この逆流防止弁5は、既に図5に基づい
て詳述したように、スクリュ2の先端に位置するスクリ
ュヘッド3とスクリュ2との間に位置し、スクリュ軸方
向へ移動可能に配置されるが、樹脂の計量時に前方へ押
され、回転するスクリュヘッド3と接触するため、スク
リュヘッド3と逆流防止弁5の接触する面には耐摩耗性
が要求される。また、逆流防止弁5は射出時には高い樹
脂圧力を受けるため、高強度かつ高靭性を有することが
要求される。このような観点から、図1に示されるよう
に、逆流防止弁5の耐摩耗性が必要とされる部分には、
前述したM203合金を耐食耐摩耗材料11として用い
る。
【0028】このような逆流防止弁5の製造方法の一例
を以下に説明する。ここで、耐摩耗性の必要とされる部
分に使用する耐食耐摩耗材料として、M203合金、す
なわちNi−(1.0〜3.0)%B−(2〜5)%S
i−(10〜20)%Mo−(25.0〜35.0)%
WC合金を使用した。なお、この耐食耐摩耗材料の特性
を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】まず、上記組成となるように原料粉(具体
的には、Ni−2.2%B−3.2%Si−30%WC
−15%Mo)を配合し、回転ボールミルにより混合粉
砕した。その後、乾燥させて合金粉末を作製した。
【0031】次いで、金型を用いて一軸加圧成形法(プ
レス成形法)により、上記合金粉末に対して、成形を行
った。なお、金型寸法は、成形体の焼結時に生じる収縮
および仕上げ加工時の研削代を考慮して決定した。
【0032】まず、図2に示されるように、金型12内
に上記耐食耐摩耗材料粉末11aを充填し、金型上部に
加圧用パンチ13を挿入し、上下のパンチ13,13よ
り約23MPaで加圧を行った後、金型12から成形体
11aを取り出した。この成形体11aを真空炉内へセ
ットし、焼結温度1070℃、圧力4〜7Paで焼結し
て、耐食耐摩耗材料11を得た。焼結後、接合面とする
部分を平面研削処理した。一方、基材10としては、S
KD61を使用し、円筒状の逆流防止弁形状に加工し
た。
【0033】接合および焼入れ処理は真空炉内にて行っ
た。図3に示されるように、耐食耐摩耗材料11と基材
10を重ね、2.2kgの重り15を載せ、接合面に面
圧(17.4kPa)を与え、炉内にセットした。この
とき、重り15と耐食耐摩耗材料11が接触する面には
離型を目的としてBN(ボロンナイトライド)を塗布し
た。1090℃で30分間保持させた後、室温まで急冷
し、基材(SKD61)の靭性を高めるため、600℃
で180分間保持させる焼戻し処理を2回行った。処理
終了後の各部の硬度は硬質層でHRA85、基材でHR
C48であった。図1に示されるように、外径、内径お
よび両端面を所定の寸法(外径60mm、長さ40m
m)に研削加工して、イオン窒化することにより窒化処
理を施し、逆流防止弁を作製した。窒化処理後の基材の
表面硬度はHV1050であった。
【0034】このようにして作製した逆流防止弁をプラ
スチック射出成形機に組み込み運転を行ったところ、従
来の逆流防止弁の材料であるSKD61製(焼入れ処理
のみ)のものに比べ、約5倍の寿命となった。バレルと
接する外周面の摩耗量も減少した。また、接合部から割
れ等の破損も生じなかった。
【0035】
【実施例】(実施例1〜5)様々な接合温度において接
合させて得た各試験片について、抗折強度を測定した。
図4に、試験片16の形状を示す。35×20×8mm
のM203合金(Ni−(1.0〜3.0)%B−(2
〜5)%Si−(10〜20)%Mo−(25.0〜3
5.0)%WC合金)の焼結体と、これと同形状のSK
D61を、表2に示される条件(接合面圧力12kP
a)のもと、35×8mmの面で接合し、8×4×26
mmの抗折試験片を作製した。得られた試験片につい
て、JISB4053に準拠して、抗折強度を3点曲げ
抗折試験により測定した。各接合条件において得られた
抗折強度を、表2に示す。
【0036】(比較例1〜5)表2に示されるインサー
ト材料を用いて接合させた以外は、実施例と同様にして
抗折試験片を作製し、抗折強度を測定した。各接合温度
において接合させて得た各試験片についての抗折強度
を、表2に示す。
【0037】
【表2】
【0038】この結果から、以下のことが分かる。i)
接合温度が高すぎると母材となる鋼材の劣化が生じる。
ii)インサート材料BAg−8Aを使用すると、低温で
の接合が可能であるが、抗折温度は0.7GPaと低
い。iii)インサート材料BNi−2を使用すると、接
合温度1070〜1090℃で、抗折強度1.7GPa
が得られる。iv)インサート材料を使用しない場合、接
合温度1050℃以下(表に示していない)では、抗折
強度が0.5GPa以下となった。5)インサート材料
を使用しない場合、接合温度1060〜1110℃で、
インサート材料BNi−2を使用したものより高い抗折
強度が得られた。6)インサート材料を使用しないで、
M203合金と鋼材の接合を行ったが、熱膨張係数の差
による割れ等の欠陥は生じなかった。したがって、本発
明の効果は明らかである。なお、インサート材料を使用
しない場合、接合温度1120℃以上では、抗折強度が
1.6GPaとなった。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る耐食
耐摩耗部品の製造方法によれば、インサート材料を必要
とせずに接合できるので、低コストかつ高い生産性で、
耐食耐摩耗部品を製造することができる。しかも、欠陥
が無く、耐食耐摩耗性および強度に非常に優れた耐食耐
摩耗部品を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明により製造された逆流防止弁の
縦断側面図であり、(b)は(a)のb−b線断面にお
ける矢視図である。
【図2】本発明における、耐食耐摩耗材料の金型成形を
表す図である。
【図3】本発明における、耐食耐摩耗材料と基材を接合
させる際の状態を示す図である。
【図4】(a)は抗折試験片の側面図であり、(b)は
(a)の断面図である。
【図5】一般的なプラスチック射出成形機のスクリュヘ
ッド部を示す断面図である。
【符号の説明】
2 スクリュ 3 スクリュヘッド 3a 小径軸部 5 逆流防止弁 10 基体 11 耐食耐摩耗材料 11a 耐食耐摩耗材料粉末 12 金型(ダイス) 13 パンチ 14 コアロッド 15 重り 16 試験片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1.0〜3.0重量%のB、2〜5重量%
    のSi、10〜20重量%のMoおよび25.0〜3
    5.0重量%のWCを含有し、残部がNiならびに不可
    避的不純物からなるNi−B−Si−Mo−WC合金
    と、鋼材とを、接合面圧力2.5〜22.5kPa、お
    よび接合温度1060〜1110℃の条件下において、
    拡散によって接合させることを特徴とする、耐食耐摩耗
    部品の製造方法。
  2. 【請求項2】前記Ni−B−Si−Mo−WC合金と前
    記鋼材の接合が、平面部同士を接合させるものである、
    請求項1に記載の耐食耐摩耗部品の製造方法。
  3. 【請求項3】前記鋼材がSKD61であり、前記接合と
    同時に焼き入れ処理を行う、請求項1または2に記載の
    耐食耐摩耗部品の製造方法。
  4. 【請求項4】前記接合後に窒化処理を施す、請求項1〜
    3のいずれか一項に記載の耐食耐摩耗部品の製造方法。
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