JP2000326316A - 水硬性無機質成形体の成形装置 - Google Patents

水硬性無機質成形体の成形装置

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JP2000326316A
JP2000326316A JP11137364A JP13736499A JP2000326316A JP 2000326316 A JP2000326316 A JP 2000326316A JP 11137364 A JP11137364 A JP 11137364A JP 13736499 A JP13736499 A JP 13736499A JP 2000326316 A JP2000326316 A JP 2000326316A
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hydraulic inorganic
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JP11137364A
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English (en)
Inventor
Yoichiro Okimura
要一郎 沖村
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Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】取り出し装置の吸着面を正確に成形体に密着さ
せることができる水硬性無機質成形体の成形装置を提供
することを目的としている。 【解決手段】下型3にガイド溝35が設けられ、この下
型3のガイド溝35にスライド嵌合し、上型2を下型3
との閉合位置に位置合わせする嵌合突条25が上型2に
設けられているとともに、下型3のガイド溝35にスラ
イド嵌合し、取り出し装置4をその吸引位置に位置合わ
せする嵌合突条45が取り出し装置4に設けられている
構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水硬性無機質成形
体の成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スレート瓦等の建材として用いられてい
る水硬性無機質硬化体は、上型、下型および取り出し装
置を備えた成形装置を用いて水硬性無機質成形体を成形
し、この成形体を養生硬化することによって得られるよ
うになっている。
【0003】すなわち、この成形装置は、型面に沿って
水抜き孔が多数穿設された下型と、型面が周縁部を気密
にシールされた気密性を有する弾性収縮体によって被覆
された上型とを閉合して形成された型窩内に水硬性無機
質成形材料を充填し、下型の型面に穿設された水抜き孔
から水硬性無機質成形材料中の余剰水分を吸引脱水する
とともに、弾性収縮体と上型の型面との間に加圧媒体を
圧入することによって弾性収縮体を下型方向へ膨出させ
てこの弾性収縮体を介して水硬性無機質成形材料を圧縮
して成形する。
【0004】つぎに、上型を取り除いたのち、特開平5
−74789号公報、特開平9−57732号公報、特
開平9−290415号公報等に開示されているよう
に、上型の型面に略沿う形状をした吸着面を有する取り
出し装置を、その吸着面が下型上に残った水硬性無機質
成形体に沿うように配置し吸着面に水硬性無機質成形体
を吸着させて下型から取り出して受型に移すようになっ
ている。そして、このようにして受型に移された水硬性
無機質成形体は、受型上で養生硬化されて製品あるいは
中間製品である水硬性無機質硬化体とされるようになっ
ている。
【0005】しかし、従来の成形装置では、取り出し装
置の吸着面を成形体に密着させる際に、位置ずれが起こ
りやすく、成形体に変形、ひび、凹み等が発生し、製品
不良の恐れがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて、取り出し装置の吸着面を正確に成形体に
密着させることができる水硬性無機質成形体の成形装置
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる水硬性無
機質成形体の成形装置は、このような目的を達成するた
めに、型面に沿って水抜き孔が多数穿設された下型と、
型面が周縁部を気密にシールされた気密性を有する弾性
収縮体によって被覆された上型とを閉合して形成された
型窩内に水硬性無機質成形材料を充填し、前記下型の型
面に穿設された水抜き孔から前記水硬性無機質成形材料
中の余剰水分を吸引脱水するとともに、前記弾性収縮体
と上型の型面との間に加圧媒体を圧入することによって
弾性収縮体を下型方向へ膨出させてこの弾性収縮体を介
して水硬性無機質成形材料を圧縮して水硬性無機質成形
体を成形した後、上型を取り除き、吸着面が水硬性無機
質成形体の上型側の面に略沿う形状をした取り出し装置
を、その吸着面を下型上に残った前記水硬性無機質成形
体に沿わせた状態で吸着面に水硬性無機質成形体を真空
吸着させて下型から取り出すようになっている水硬性無
機質成形体の成形装置において、前記下型にガイド溝お
よび/またはガイド凸部が設けられ、この下型のガイド
溝および/またはガイド凸部にスライド嵌合し、前記上
型を下型との閉合位置に位置合わせする嵌合凸部および
/または嵌合溝が上型に設けられているとともに、前記
下型のガイド溝および/またはガイド凸部にスライド嵌
合し、前記取り出し装置をその吸引位置に位置合わせす
る嵌合凸部および/または嵌合溝が取り出し装置に設け
られている構成とした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ詳しく説明する。図1および図2は本
発明にかかる水硬性無機質成形体の成形装置の1つの実
施の形態をあらわしている。
【0009】図1に示したように、成形装置1は、上型
2と、下型3と、取り出し装置4とを備えている。下型
3は、基礎(図示せず)上に固定されていて、断面略半
円形の型面30に水抜き孔31を備え、内部に設けられ
た減圧室32を真空ポンプ(図示せず)により減圧する
ことによって、後で詳述するように水抜き孔31を介し
て型窩内の水硬性無機質成形材料(以下、「成形材料」
とのみ記す)5中の余剰水分を減圧脱水できるようにな
っているとともに、図2に示すように、成形に関与しな
い両内側壁面36,36にそれぞれ2条ずつのガイド溝
35,35が垂直方向に平行に設けられている。
【0010】上型2は、上型本体20と、弾性収縮体と
しての弾性シート21と、加圧媒体供給管22と、材料
供給管23とを備え、上下方向および左右方向に自由に
可動するようになっているとともに、図1に示すように
下型3に閉合することによって下型2との間に型窩を形
成するようになっている。また、上型2は、図1に破線
で示すように、その成形に関与しない両外側壁面に下型
3のガイド溝35,35にスライド嵌合し、上型2を下
型3との閉合位置に位置合わせする2条の突条25,2
5が設けられているとともに、上型本体20の内部に加
圧媒体溜まり24が設けられている。
【0011】弾性シート21は、機密性を有する材料で
形成されており、上型本体20に設けられた型面2aを
被覆しているとともに、その周縁部が上型2に気密に固
着されていて、加圧媒体溜まり24に加圧媒体供給管2
2を介して送られている加圧媒体が、型面2aに設けら
れ加圧媒体流通用の小孔2bを介して弾性シート21と
型面2aとの間に入り込んだ加圧媒体によって下型3方
向へ膨出するようになっている。
【0012】取り出し装置4は、上型2と同様に上下方
向および左右方向に可動自在となって、吸着面40に多
数の通気孔41が設けられているとともに、図1および
図2に示すように、吸着に関与しない両外側壁面(図で
は片側しかあらわれていない)46に下型3のガイド溝
35,35にスライド嵌合し、取り出し装置4をその吸
引位置に位置合わせする嵌合突条45,45がそれぞれ
設けられている。
【0013】通気孔41は、吸着部40の内部にある空
洞部42に通じている。空洞部42は、切替え弁(図示
せず)を有する配管43を介して真空ポンプや加圧ポン
プに繋がっている。なお、図1中、44はシール部材で
ある。
【0014】次に、成形装置1を用いた成形体の製造方
法を詳しく説明する。 1)上型2の嵌合突条25,25を下型3のガイド溝3
5,35にスライド嵌合させた状態で上型2と下型3と
を閉合する。すなわち、嵌合突条25,25とガイド溝
35,35との嵌合によって、上型2と下側3とが、常
に一定の閉合状態にセットされる。
【0015】2)上型2と下型3の閉合によって形成さ
れた型窩内に、上型2内に設けられた材料供給管23を
介して成形材料5を充填する。 3)型窩内に充填された成形材料5が含んでいる余剰水
分を、下型3の型面30に設けた水抜き孔31から吸引
脱水を行うとともに、弾性シート21と上型2の型面2
aとの間に、加圧媒体圧入孔22から、水や空気などの
加圧媒体を圧入して弾性シート21を下型3の型面30
に向かって膨出させることで成形材料5に圧力を加え
て、成形体Wを成形する。
【0016】4)上型2を取り除き、上方から嵌合突条
45,45を下型3のガイド溝35,35にスライド嵌
合させるように取り出し装置4を下型3方向へ下降させ
て吸着面40を下型3上に残った成形体Wの上型側の面
に密着させる。 5)吸着面40を成形体Wに密着させた状態で、配管4
3を介して真空ポンプによって空洞部42内の空気を真
空減圧し、通気孔41から吸引して成形体Wを吸着面4
0に真空吸着させ、真空吸着状態を保ちながら、図2に
示すように、取り出し装置4を持ち上げ、成形体Wを下
型3から取り出す。
【0017】6)その後、取り出し装置4を受型(図示
せず)のところまで移動させ、成形体Wを受型の受け面
に沿わせるようにしたのち、真空ポンプの真空吸引をと
め、切替え弁を切り替えるとともに加圧ポンプを作動さ
せて、配管43を介して空洞部42内に逆に加圧空気を
送り込み、空洞部42内を加圧状態にして通気孔41か
ら加圧空気を成形体W側に送り、成形体Wを強制的に離
型させて受型に移し置く。
【0018】以上のように、成形装置1は、ガイド溝3
5,35と、嵌合突条25,25および嵌合突条45,
45をスライド嵌合させることによって、取り出し装置
4の吸着面40を常に正確に成形体Wに密着させること
ができる。したがって、下型3から成形体Wを取り出す
とき、この成形体Wが変形したり、成形体Wにひびや凹
みが生じてしまったりすることがない。
【0019】図3は、本発明にかかる水硬性無機質成形
体の成形装置の他の実施の形態をあらわしている。図3
に示すように、この成形装置1´は、下型3´が1側面
に1条ずつのガイド溝35´を有し、上型の嵌合突条
(図示せず)および取り出し装置4´の嵌合突条45´
もそれにあわせて1条ずつ設けられている以外は、上記
成形装置1と同様なっている。
【0020】なお、本発明にかかる水硬性無機質成形体
の成形装置は、上記実施の形態に限定されるものではな
い。たとえば、上記の成形装置1では、成形体Wを取り
出し装置4から受型に移し置く際に、取り出し装置4に
加圧ポンプによって圧力空気を送り込み、吸着面40か
ら成形体Wを強制的に離脱させるようにしているたが、
成形体Wの自重により離脱させるようにしたり、振動手
段などを設けて、成形体Wの離脱しやすくしても構わな
い。
【0021】また、上記の成形装置1(1´)では、下
型3(3´)にガイド溝35(35´)を設けていた
が、ガイド用の突条を設けるようにしても構わない。ま
た、ガイド溝とガイド用突条の両方を設けるようにして
も構わない。
【0022】
【実施例】以下に、本発明の実施例をより詳しく説明す
る。
【0023】(実施例1)図1に示すような成形装置1
の、一般構造用圧延鋼材(SS41)製で、型面30に
直径3mmφの水抜き孔31が50mmピッチで多数穿
設された長さ800mm×幅420mm×深さ210m
mの下型3と、10mmの肉厚をした天然ゴム製の弾性
シート21が型面20に沿って設けられている寸法が、
800mm×400mm×200mmの上型2とを、ガ
イド溝35,35に嵌合突条25,25が嵌合された状
態に閉合した。
【0024】次に、閉合により生じた型窩内に、直径1
0mmφの材料供給管23を介して、後述する配合の成
形材料5を20kg/cm2の圧力で充填するとともに、下型
3の水抜き孔31から−600mmHgの圧力で成形材料5
中の余剰水分を吸引脱水し、さらに、加圧媒体としての
水を加圧媒体溜まり24に30kg/cm2の注入圧で注入
し、上型2の型面20と弾性シート21との間に水を圧
入し、弾性シート21を下型3側へ膨出させて型窩内の
成形材料5を圧縮して成形体Wを得た。
【0025】その後、上型2を成形体W上から取り除
き、代わりに800×400×200mmの寸法で形成
された吸着面40を備え、直径2mmφの通気孔41が
50mmピッチで多数穿設された取り出し装置4を下型
3の上方に配置したのち、この取り出し装置4を下型3
方向に降下させてその嵌合突条45,45をガイド溝3
5,35にスライド嵌合させて吸着面40を成形体Wの
上型2側の面に密着させた。
【0026】そして、取り出し装置4の吸着面40に成
形体Wを図2に示すように真空吸着させながら下型3か
ら取り出した。
【0027】 〔成形材料5の配合〕 ・普通ポルトランドセメント(宇部興産社製) 100重量部 ・セルロース繊維(兵庫パルプ工業社製「セロファイバー」) 2.5重量部 .フライアッシュ(関電化工社製) 25重量部 ・水 500重量部
【0028】(実施例2)ガイド溝が各側面に1条ずつ
設けられた図3に示すような成形装置1´を用いた以外
は、実施例1と同様にして下型3から成形体Wを取り出
した。
【0029】(比較例1)ガイド溝および嵌合突条が設
けられていない以外は、実施例1と同様の成形装置を用
いて、下型3から成形体Wを取り出した。上記実施例
1,2および比較例1をそれぞれ2000回繰り返し、
成形体Wに異常がないか確認を行い、その結果を表1に
示した。
【0030】
【表1】
【0031】表1に示すように、本発明の成形装置によ
れば、成形体を下型から取り出す際に成形体に変形、凹
み、ひび等が発生しないことがよくわかる。
【0032】
【発明の効果】本発明にかかる水硬性無機質成形体の成
形装置は、以上のように構成されているので、取り出し
装置の吸着面を正確に成形体に密着させることができ
る。したがって、成形体を下型から取り出す際に成形体
に変形、凹み、ひび等が発生せず、外観に優れた製品を
安定して製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる水硬性無機質成形体の成形装置
の1つの実施の形態をあらわす断面図である。
【図2】図1の成形装置の下型から成形体を取り出した
状態に一部切欠断面斜視図である。
【図3】本発明にかかる水硬性無機質成形体の成形装置
の他の実施の形態をあらわし、その下型から成形体を取
り出した状態に一部切欠断面斜視図である。
【符号の説明】
1,1´ 成形装置 2 上型 2a 型面 21 弾性シート(弾性収縮体) 25 嵌合突条(嵌合凸部) 3,3´ 下型 30 型面 31 水抜き孔 35 ガイド溝 4,4´ 取り出し装置 40 吸着面 45 嵌合突条(嵌合凸部) W 成形体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型面に沿って水抜き孔が多数穿設された下
    型と、型面が周縁部を気密にシールされた気密性を有す
    る弾性収縮体によって被覆された上型とを閉合して形成
    された型窩内に水硬性無機質成形材料を充填し、前記下
    型の型面に穿設された水抜き孔から前記水硬性無機質成
    形材料中の余剰水分を吸引脱水するとともに、前記弾性
    収縮体と上型の型面との間に加圧媒体を圧入することに
    よって弾性収縮体を下型方向へ膨出させてこの弾性収縮
    体を介して水硬性無機質成形材料を圧縮して水硬性無機
    質成形体を成形した後、上型を取り除き、吸着面が水硬
    性無機質成形体の上型側の面に略沿う形状をした取り出
    し装置を、その吸着面を下型上に残った前記水硬性無機
    質成形体に沿わせた状態で吸着面に水硬性無機質成形体
    を真空吸着させて下型から取り出すようになっている水
    硬性無機質成形体の成形装置において、前記下型にガイ
    ド溝および/またはガイド凸部が設けられ、この下型の
    ガイド溝および/またはガイド凸部にスライド嵌合し、
    前記上型を下型との閉合位置に位置合わせする嵌合凸部
    および/または嵌合溝が上型に設けられているととも
    に、前記下型のガイド溝および/またはガイド凸部にス
    ライド嵌合し、前記取り出し装置をその吸引位置に位置
    合わせする嵌合凸部および/または嵌合溝が取り出し装
    置に設けられていることを特徴とする水硬性無機質成形
    体の成形装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007501761A (ja) * 2003-08-07 2007-02-01 サン−ゴバン・サントル デゥ ルシェルシュ エ デチューデ・ウロペアン 焼成アモルファス・シリカで作られた物品を製造する方法と、この方法で使用されるモールドとスラリ

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