JP2000326420A - タイヤのビード部の形成方法、及びその方法を用いたタイヤ - Google Patents

タイヤのビード部の形成方法、及びその方法を用いたタイヤ

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JP2000326420A JP2000137530A JP2000137530A JP2000326420A JP 2000326420 A JP2000326420 A JP 2000326420A JP 2000137530 A JP2000137530 A JP 2000137530A JP 2000137530 A JP2000137530 A JP 2000137530A JP 2000326420 A JP2000326420 A JP 2000326420A
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Peter Robert Marriott
ロバート マリオット ピーター
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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    • B60C15/04Bead cores
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストを減じるとともにタイヤ製造工程を簡
易化できる。ビード部の剛性を向上でき、かつビードエ
イペックスのビードコアからの剥離などをなくしてビー
ド部の耐久性を高める。 【解決手段】 タイヤのビード部の形成方法であって、
少なくとも軸方向に流動性素材によって間隔を隔てる長
尺の補強部材を有する非伸長性の生コア体を形成する。
前記生コア体の軸方向の両側面と半径方向内側面とのみ
をカーカスプライにより包むとともに、生コア体に、軸
方向の圧縮力を作用することにより前記流動性素材を該
生コア体から半径方向外側に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤ製造工程に
おけるタイヤのビードを形成するタイヤのビード部の形
成方法及びその方法を用いたタイヤに関し、さらに詳し
くは、通常断面三角形であるビードエイペックスを形成
する方法及びその方法を用いたタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】空気入りタイヤは、 軸方向縁に、ホイー
ルリムが接すビード部で半径方向内方縁が終端する半径
方向内方にのびるサイドウオール部が形成される接地用
のトレッド部を具える。
【0003】両側のビード部間のトレッド部とサイドウ
オール部をへて、ゴム引きコード布の通常1枚以上のプ
ライからなるカーカスが配される。このカーカスは、周
方向にのびる非伸長性のビードコアを半径方向外側に折
り返して折返し部を形成することにより各ビード部で係
止される。
【0004】タイヤのビード部の剛性を増して耐久性を
向上するために、通常、半径方向外側に向かって先細テ
ーパ状となる三角形状をなすゴムフィラ部材であるビー
ドエイペックスによって、前記折返し部は、カーカス主
部よりも軸方向外側に隔置される。
【0005】従来のタイヤ製造工程においては、ビード
エイペックスは、押出し形状として製造され、続いて切
断されるとともに、通常、非伸長性のビードコアの半径
方向外面に予め組立てられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなビードエイ
ペックス形状での押出し、所定長さへの切断、及びビー
ドコアへの予備組立は、ともに別の工程であるため、タ
イヤ製造に時間を要し製造コストを増大する。
【0007】本発明は、ビードエイペックスを別に成形
しかつ予備組立する必要をなくしタイヤ生産性を改善す
るタイヤのビード部の形成方法、及びその方法を用いた
タイヤの提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願請求項1の発明は、
タイヤのビード部の形成方法であって、少なくとも軸方
向に流動性素材によって間隔を隔てる長尺の補強部材を
有する非伸長性の生コア体を形成し、かつ前記生コア体
をカーカスプライにより、該カーカスプライが軸方向の
両側面と、半径方向内側面とのみを囲むように包むとと
もに、続いて前記生コア体に、軸方向の圧縮力を作用す
ることにより前記流動性素材を該生コア体から半径方向
外側に移動させることを特徴としている。
【0009】このように、生コア体を軸方向に圧縮しそ
の内部の流動性素材を半径方向外側に移動することによ
ってビードエイペックスを形成するため、ビードエイペ
ックスを別個に成形する必要をなくしタイヤ生産性を改
善し製造コストを低減できる。
【0010】また本願発明は、前記流動性素材が、加硫
可能なゴム材からなることも、前記軸方向の圧縮力を
タイヤ成型金型の成形工程で付加することも、前記長尺
の補強部材を、分離することもできる。さらに、前記長
尺の補強部材を、1以上の補強要素の複数の渦巻き状体
とすることも、前記補強部材が、連続したヘリカル巻き
体からなることも、それにより1以上の1つの補強要素
の渦巻き状体であることもでき、かつ前記補強部材を金
属ワイヤにより形成することも、その金属ワイヤを、加
硫可能なゴム材に埋設することも可能である。
【0011】また本願請求項2の発明は、ビード部間を
延在するカーカス主部と、ビード部においてビードコア
を半径方向外側に巻き返された折返し部とを有するカー
カス、部材に埋設されかつ複数の長尺体からなる補強要
素を用いたビードコア、及び各折返し部とカーカス主部
との軸方向の間を半径方向外側にビードコアから延びる
ビードエイペックスとを具えるタイヤにおいて、前記ビ
ードコアの補強要素を埋設する前記部材とビードエイペ
ックスの部材とは同じ材質でありかつビードコアとビー
ドエイペックスとの間に境界面がないことを特徴とす
る。
【0012】そのため、ビードコアとビードエイペック
スとは境界がなく一体化されることによりビード部の剛
性を向上でき、かつビードエイペックスのビードコアか
らの剥離などをなくしてビード部の耐久性を高めうる。
【0013】なお前記ビードコアの補強要素を埋設する
前記部材とビードエイペックスの前記部材としてゴム材
を用いうる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の一形態を図面に基づ
き説明する。図1は、本発明の方法によるラジアルタイ
ヤの一形態を例示している。なお、本明細書において、
「軸方向」とはホイール上のタイヤの回転軸に平行な方
向を、「半径方向」とは前記回転軸に対して直角をなす
方向をいう。また「渦巻き状」(spiral)とはテープ巻
き体の断面のような平面での曲がり形状をいい、「ヘリ
カル状」とはネジ山、乃至ネジの溝のような曲がり形状
をいう。
【0015】タイヤは、本形態では2枚のスチールコー
ドの補強プライからなるブレーカ2により補強された接
地トレッド部1を具える。またトレッド部の軸方向両側
縁から半径方向内側にサイドウオール部3が延びかつそ
の内端はホイールリムに接するビード部4で終端する。
【0016】2つのビード部4間をのびタイヤ全構造体
を通るカーカス主部5Aを有し、本形態では半径方向方
向にコードを配置したゴム引き補強布の1枚のカーカス
プライからなるカーカス5が設けられる。
【0017】該カーカス5は、各ビード部4で周方向に
延在する非伸長性のビードフープ、即ちビードコア6の
廻りを軸方向内側から外側に折り返すことにより係止さ
れる。これによりカーカスプライは、半径方向外側にの
びるプライの折返し部7を形成する。
【0018】前記カーカス主部5Aと折返し部7との間
には、ビードコア6の半径方向外面から半径方向外側に
先細テーパ状に、かつ折返し部7の外端を越えて延びる
ビードエイペックス8が配される。
【0019】前記非伸長性のビードコア6は、通常、金
属ワイヤなどの補強要素を多数巻きすることにより、多
くの場合矩形断面に形成する。このような通常の巻き配
列の構成のものでは、スチールワイヤからなる複数の補
強要素の横並び配列体を渦巻き状に巻くか、又は1本の
補強要素をヘリカル状しかも渦巻き状に重ね巻きするか
により形成する。多くの場合、このスチールワイヤに
は、巻かれたコイル形状を保持し、かつビードコア6に
おける空所の発生を防ぐために加硫可能なゴム材の薄い
膜を被覆しておく。
【0020】本発明によると、前記ビードエイペックス
8はタイヤ製造工程において形成される。本発明の方法
の一形態を図2(A)〜(C)により説明する。
【0021】第1の工程において、図2(A)に半径方
向断面を示す生コア体20を形成する。この生コア体2
0は、4個の補強部材RM1〜RM4を有し、各補強部
材RM1〜RM4は、本形態では、非伸長性の1本のス
チールワイヤからなる補強要素21の渦巻き状の4回巻
き体を用いている。生コア体20は、補強部材RM1〜
RM4と、これを軸方向に隔てる加硫可能なゴム材を用
いたスペーサ22とからなる。このように本例では長尺
の補強部材は、1以上の補強要素の複数の渦巻き状体か
らなる。
【0022】このように、生コア体20においては、流
動性素材、本例では加硫可能なゴム材によって補強部材
RM1〜RM4間には、少なくとも軸方向に間隔を隔て
ることとなる。
【0023】図2(B)に示すごとく、第2の工程にお
いては、図2(A)の生コア体20は通常の方法で、該
カーカスプライ23が包んで生コア体20の軸方向の内
側面、外側面、及び半径方向内側面に接着されるよう
に、このカーカスプライ23によって包み込まれる。半
径方向外側にのびるカーカスプライ23の折返し部23
tはカーカス主部23mと、半径方向外端縁でゆるみを
残して重なる状態とし、前記生コア体20の半径方向外
側に面して空隙24を形成できる。
【0024】続く工程において、図2(B)に矢印で示
す軸方向の圧縮力を生コア体20に作用し、セパレータ
22の流動性の未加硫ゴム材の実質的部分は、生コア体
20の前記補強要素間から半径方向外側に移動し、さら
に生コア体20が3つの面をコード補強プライにより閉
じられているため、前記ゴム材は半径方向外側に流れて
前記空隙24を充たすことにより、図2(C)に示す三
角形状のビードエイペックス25を形成する。流動性素
材の残りの少しの量は生コア体20の補強要素に付着し
て残される。
【0025】このように、補強要素は、本例ではゴム材
である部材に埋設され、かつこの補強要素を埋設する部
材はビードエイペックスの部材と同じ部材、即ち本形態
ではゴム材によって形成されることとなる。なお、前記
流動性素材、即ちゴム材の空隙24への流入に際しての
タイヤ内での空気残りを減じるため前記空隙24を小、
乃至実質的に無くすることもでき、そのとき、生コア体
20の半径方向外側面はカーカスプライ23と軽く接し
させることができる。
【0026】流動性素材、本例では未加硫のゴム材を移
動させるための圧縮力は、タイヤ製造工程において、例
えばダイアフラム又はローラのプレス動作によって作用
させることもでき、このとき空気の逃がしは容易とな
る。しかしながら、好ましくは、付加される熱がセパレ
ータ22のゴム材の粘度の初期減少により該ゴム材の移
動を容易とする最終的なタイヤ成型工程における加硫バ
ッグ、即ちブラダによる圧縮作動により作用するのがよ
く、このとき空気逃げのための種々な手段を採用でき
る。ビードエイペックス25の形成のための移動に続い
て、流動性素材、本例ではゴム材は加硫され、前記ビー
ドエイペックス25を成形し終わる。
【0027】このように、前記ビードコア6の補強要素
21を埋設する部材、即ち流動性素材、本例では前記ゴ
ム材は、当然にビードエイペックス25の部材と同じ材
質のゴム材でありかつビードコア6とビードエイペック
ス25との間に境界面が生じることはない。
【0028】前記ビードエイペックスを形成する前記セ
パレータ22用のゴムとして、130゜CにおいてMU
30〜65のムーニー単位(JIS K 6300)粘度値
を有するゴムが好適に用いうる。
【0029】タイヤ成型工程においてビードエイペック
ス形成に際しては、0.1MPa (1バール)よりも小の
初期ブラダ圧力が1分間より小時間の経過後に金型は閉
じ、続 いて、圧力約1.4MPa (14バール)、温度
205゜C程度の熱媒がブラダ内に供給され、これによ
って前記補強要素間のゴム材を十分に移動させうる。
【0030】前記セパレータ22の寸法、数は生コア体
の寸法と、好ましい形状のビードエイペックスの量によ
り設定される。
【0031】本発明のこの最初の形態では、補強部材R
M1〜RM4と各セパレータ22とは、別個に形成され
かつそれらを組み合わせて生コア体20を形成していた
が、1つの巻き作業によって完全な生コア体を形成する
こともできる。例えば、補強用のスチールワイヤ21を
1つの横長のダイスロットを有するクロスヘッド押出し
機により、図3に示す断面の、スチールワイヤ21とゴ
ム材26との連続した複合体を形成する。このようなテ
ープ状体の例えば3つの渦巻き状体を隣合わせることに
より生コア体20を形成できる。
【0032】本発明のさらに他の態様として、図4に示
すごとく加硫可能なゴムからなる実質的な被覆29に埋
設した補強用のスチールワイヤ28を用いても形成しう
る。この生コア体20は、例えば5本のこのような被覆
ワイヤを横並びにしたテープ状体を渦巻き状に巻回する
か、1本のこのような被覆ワイヤをヘリカル状に巻きか
つ層を重ねて渦巻き状に巻回すること(複数のヘリカル
巻き)によっても形成できる。生コア体を圧縮する工程
では、軸方向に隣り合うワイヤ間のゴムを移動させ、こ
れによりビードエイペックスを成形するとともに、ワイ
ヤを残留する加硫可能なゴム内に埋設させておく。かか
る構成を有するため、タイヤはビードコアとビードエイ
ペックスとの間には境界面が生じない。
【0033】さらに生コア体20を形成する他の形態と
して、図5(A)に示す加硫可能な部材31の層を有す
るテープ状の補強要素30を、図5(B)に断面で示す
ビードコア構造体にヘリカル巻きすることによって形成
することもできる。この場合、前記補強部材は、連続し
た1つのヘリカル巻き体からなる。
【0034】他の態様では、セパレータの未加硫ゴムは
化学的発泡剤、特にタイヤの成型温度で活性化するもの
を含有させ、ビードエイペックス自体に多孔性弾性構造
体を具えさせることもできる。前記セパレータ22をな
す部材、即ち流動性素材は、加硫可能なゴム材からなる
ことができるが、熱可塑性又は熱硬化性合成樹脂材を用
いることもできる。
【0035】
【発明の効果】このように、本請求項の発明において
は、タイヤのビードエイペックスは容易に形成でき、コ
ストを減じるとともにタイヤ製造工程を簡易化できる。
さらに請求項2の発明においては、タイヤは、ビードコ
アとビードエイペックスとは境界がなく一体化されるこ
とによりビード部の剛性を向上でき、かつビードエイペ
ックスのビードコアからの剥離などをなくしてビード部
の耐久性を高めうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を用いたタイヤの一形態を例示す
る断面図である。
【図2】本発明の方法によるビードエイペックスを形成
する工程を示す断面図であり、(A)は、生コア体を例
示する断面図、(B)はカーカスプライにより包んだ状
態を例示する断面図、(C)は成形されたビードエイペ
ックスを例示する断面図である。
【図3】他の補強部材を例示する断面図である。
【図4】他の生コア体を例示する断面図である。
【図5】さらに他のビードエイペックスを形成する補強
部材、生コア体を例示する断面図であり、(A)は補強
部材、(B)は生コア体を例示する。
【符号の説明】
1 接地トレッド部 2 ブレーカ 3、25 サイドウオール部 4 ビード部 5 カーカス 5A、23m カーカス主部 7、23t 折返し部 8、25 ビードエイペックス 20 生コア体 21、28,30 補強要素 22 セパレータ 23 カーカスプライ 24 空隙 26,31 部材(流動性素材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60C 15/06 B60C 15/06 B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤのビード部の形成方法であって、 少なくとも軸方向に流動性素材によって間隔を隔てる長
    尺の補強部材を有する非伸長性の生コア体を形成し、 かつ前記生コア体をカーカスプライにより、該カーカス
    プライが軸方向の両側面と、半径方向内側面とのみを囲
    むように包むとともに、 続いて前記生コア体に、軸方向の圧縮力を作用すること
    により前記流動性素材を該生コア体から半径方向外側に
    移動させることを特徴とするタイヤのビード部の形成方
    法。
  2. 【請求項2】ビード部間を延在するカーカス主部と、ビ
    ード部においてビードコアを半径方向外側に巻き返され
    た折返し部とを有するカーカス、部材に埋設されかつ複
    数の長尺体からなる補強要素を用いたビードコア、及び
    各折返し部とカーカス主部との軸方向の間を半径方向外
    側にビードコアから延びるビードエイペックスとを具え
    るタイヤにおいて、 前記ビードコアの補強要素を埋設する前記部材とビード
    エイペックスの部材とは同じ材質でありかつビードコア
    とビードエイペックスとの間に境界面がないことを特徴
    とするタイヤ。
JP2000137530A 1999-05-20 2000-05-10 タイヤのビード部の形成方法、及びその方法を用いたタイヤ Pending JP2000326420A (ja)

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GB9911767/3 1999-05-20

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