JP2000326604A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JP2000326604A
JP2000326604A JP11137539A JP13753999A JP2000326604A JP 2000326604 A JP2000326604 A JP 2000326604A JP 11137539 A JP11137539 A JP 11137539A JP 13753999 A JP13753999 A JP 13753999A JP 2000326604 A JP2000326604 A JP 2000326604A
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ink
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light
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Narimasa Tomomatsu
成正 友松
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Funai Electric Co Ltd
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印字装置が動作状態にあることを容易かつ確実
に確認できるようにするとともに、通電表示用の表示器
と動作確認用の表示器とを兼用してコストダウンを図る
こと。 【解決手段】LEDからなる通電表示用の表示器8をイ
ンクキャリア7に設け、カバー2に表示窓16を形成す
る。電源スイッチ4を入れると表示器8が点灯し、通電
状態が表示される。また、印字装置100が動作を開始
すると、インクキャリア7とともに表示器8が移動し、
表示窓16を通して表示器8の動きが見えるので、印字
装置100が動作していることを判別できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタのような印字装置に関し、特に動作状態の確認が
容易な印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は従来のインクジェットプリンタ
の外観図を示している。図において、1はプリンタ10
0の本体、2は本体1の前面を覆うカバー、3は印字用
紙がセットされる用紙フィーダ、4はプリンタの電源を
オン・オフするための電源スイッチ、5はエラー発生時
などにプリンタ動作を復旧させるためのリセットスイッ
チ、13は印字された用紙を排出するための排紙ロー
ラ、17は通電状態を表示する表示器である。なお、本
体1の内部にはインクカートリッジを保持したインクキ
ャリア(図示省略)が往復移動可能に設けられている。
【0003】上記のようなプリンタ100において、電
源スイッチ4をオンすると表示器17が点灯し、プリン
タ100が通電状態であることを表示する。また、電源
スイッチ4をオフすると表示器17が消灯し、プリンタ
100が非通電状態であることを表示する。このように
して、表示器17によってプリンタ100の通電、非通
電を確認することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プリンタに
おいては通電、非通電の確認のほかに、プリンタが実際
に動作しているか否かの確認が必要な場合がある。たと
えば、給紙が正常に行われても、インクキャリアが搬送
系の故障などにより駆動されない場合には、用紙は何も
印刷されないまま排出される。したがって、この場合に
はインクキャリアが正常に動いているか否かを確認する
必要がある。また、印字ヘッドのクリーニングを行う場
合も、インクキャリアが正常に動かないとクリーニング
は行われないので、インクキャリアの動作を確認できる
ようにしておくことが要求される。
【0005】しかるに、従来のプリンタでは、モータに
よってインクキャリアが動いている音を聞いて上記動作
確認を行っているため、周囲の騒音が大きい場所や遠く
離れた場所にプリンタが設置されていると、インクキャ
リアの動作音が聞こえにくく、動作確認を確実に行うこ
とができないという問題がある。また、カバー2を開け
ればインクキャリアの動作を直接確認することはできる
が、そのためにはプリンタの設置されている場所まで行
って、いちいちカバー2を開けなければならず、確認に
手間がかかるという問題がある。
【0006】一方、インクジェットプリンタでは、イン
クカートリッジのインク残量が少なくなったり残量がほ
とんど無くなった場合に、それらを表示する機能が備わ
っておれば便利である。特開平4−275156号公報
には、このような要求を満たすために、ニアエンドやイ
ンクエンドを表示するLED(発光ダイオード)をイン
クカートリッジに取り付けた印字装置が開示されてい
る。
【0007】しかしながら、上記公報のものではニアエ
ンドやインクエンドを表示するための専用のLEDを設
けているため、部品点数が増加してコストアップになる
という問題がある。
【0008】それゆえに、本発明の目的は、インクキャ
リアとともに動く表示器により、動作確認を容易かつ確
実に行える印字装置を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、1つの表示器に通電
確認用と動作確認用の2つの表示機能を持たせることに
よりコストダウンが可能な印字装置を提供することにあ
る。
【0010】本発明の他の目的は、表示器を外部から視
認するための表示窓を通して塵埃などが内部に入らない
ようにした印字装置を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、表示器を外部から一
層視認しやすくした印字装置を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、1つの表示器に通電
確認用と動作確認用とインク残量確認用の3つの表示機
能を持たせることにより更なるコストダウンが可能な印
字装置を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、通電確認用とインク
残量確認用の表示を明確に区別できる印字装置を提供す
ることにある。
【0014】本発明の他の目的は、インクカートリッジ
を交換するに際して、表示器を再利用できる印字装置を
提供することにある。
【0015】本発明のさらに他の目的は、表示器が動く
のを外部から見えるようにすることで、インテリアとし
ての機能をも備えた印字装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0016】上記目的を達成するために、本発明に係る
印字装置は、通電を表示する表示器をインクキャリアに
設け、前記インクキャリアとともに移動する表示器を外
部から視認できるようにしたものである。この表示器は
インクカートリッジに設けてもよい。
【0017】このようにすることで、印字装置が動作し
てインクキャリアが動くと表示器も一緒に移動するか
ら、この移動状態を外部から目視することで印字装置が
動作状態にあることを一目瞭然に確認することができ
る。しかも、この表示器は通電確認用と動作確認用の表
示器を兼用しているので、動作確認用の専用の表示器を
必要とせず、部品点数が増加しない。
【0018】また、本発明の好ましい実施形態において
は、インクキャリアの移動方向と実質的に平行に形成さ
れたスリットからなる表示窓を有し、この表示窓を通し
て表示器を外部から視認できるようになっている。そし
てこの表示窓は透光部材により閉塞されており、これに
よって表示窓を通して塵埃などが内部に入らないように
なっている。上記透光部材を透明レンズで形成すると、
表示器を外部から一層視認しやすくなる。また、上記透
光部材は乳白色レンズで形成することもでき、このよう
にすると装置の内部が見えにくくなるとともに、光の拡
散効果により曼荼羅模様の表示となって、インテリア性
が高まる。
【0019】また、本発明の別の実施形態においては、
複数の透光部材がインクキャリアの移動方向に並べて設
けられ、各透光部材の一端は外部に臨んでおり、他端は
前記表示器と対向するように配置されている。これによ
ると、個々の透光部材に光を集中させることにより明る
さが増すため、表示器の動きを一層視認しやすくなる。
【0020】この場合、インクキャリアの移動方向に湾
曲して形成されたカバーを有する装置においては、各透
光部材の一端をカバーを通して外部に臨ませ、他端を前
記表示器とほぼ等間隔に対向するように配置することが
好ましい。このようにすることで、カバーが湾曲してい
ても表示器からの光は均等に外部へ導かれ、明るさにム
ラのない表示を行なうことができる。
【0021】一方、インクキャリアの移動方向と直交す
る方向に湾曲して形成されたカバーを有する装置におい
ては、各透光部材の一端をカバーを通して外部に突出さ
せることが好ましい。このようにすることで、表示器か
らの光を装置の斜め上方からでも視認することができる
ようになる。
【0022】また、各透光部材の一端が上側に向いて外
部に臨むように構成することもできる。このようにする
ことで、表示器からの光を装置の上面から視認すること
ができる。また、透光部材に代えて光ファイバを用いる
と、表示器からの光を任意の方向に導くことができる。
【0023】また、本発明の好ましい実施形態において
は、表示器は通電状態および動作状態を表示するととも
に、インクカートリッジのインク残量状態をも表示する
ようになっている。この実施形態によると、表示器は通
電確認用と動作確認用に加え、インク残量確認用の表示
器としても機能することとなり、1つの表示器で3つの
表示機能が兼用される。ここで、通電状態の表示とイン
ク残量状態の表示とは異なる表示態様で表示するのが望
ましい。その手段としては、たとえば通電状態とインク
残量状態とを異なる色で表示することが可能である。こ
の場合、表示器として2色発光ダイオードを用いること
ができる。あるいは、通電状態の表示とインク残量状態
の表示の一方を点滅表示とし、他方を連続点灯表示とす
ることも可能である。
【0024】また、本発明の好ましい実施形態において
は、表示器をインクカートリッジに設ける場合、表示器
は再利用の観点からインクカートリッジに着脱可能に取
り付けられる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態に
係る印字装置を示す斜視図であって、カバーを開いた状
態を示している。なお、図1において図16と同一部分
には同一符号を付してある。
【0026】図1において、印字装置100はインクジ
ェットプリンタであり、本体1とこの本体1の前面を覆
うカバー2、および印字用紙がセットされる用紙フィー
ダ3を備えている。4はプリンタの電源をオン・オフす
るための電源スイッチ、5はエラー発生時などにプリン
タ動作を復旧させるためのリセットスイッチである。6
はインクカートリッジであって、本体1に収納されたイ
ンクキャリア7に保持されており、このインクキャリア
7には後述する表示器8が設けられている。
【0027】9はフラット・フレキシブル・ケーブル
(以下、FFCと略記する)であって、その一端はイン
クキャリア7に設けられている図示しない端子部に接続
され、他端は後述するプリント回路基板に接続されてい
る。なお、インクカートリッジ6には図示しない端子部
が設けられており、インクカートリッジ6をインクキャ
リア7に装着したときに、この端子部がインクキャリア
7の端子部と電気的に接続されるようになっている。そ
の結果、インクカートリッジ6およびインクキャリア7
には、FFC9によって信号や電源が供給される。
【0028】10は図示しないモータによってインクキ
ャリア7を往復移動させるための搬送ベルト、11はイ
ンクキャリア7の搬送をガイドする主軸である。12は
用紙フィーダ3から供給される用紙(図示省略)に対し
て印字を行う場合の基準面となるプラテン、13は印字
された用紙を排出するための排紙ローラ、14は排紙ロ
ーラと対峙してカバー2側に設けられたホイール、15
はこのホイール14を支持する支持壁である。また、1
6はカバー2に設けられた表示窓である。
【0029】図2は図1におけるインクカートリッジ6
およびインクキャリア7の部分の拡大図である。表示器
8はインクキャリア7の上部に設けられていて、インク
キャリア7とともに移動するようになっている。また、
この表示器8は発光ダイオード(以下、LEDと略記す
る)で構成されており、FFC9と電気的に接続されて
いる。なお、表示器8はLEDに代えてランプで構成す
ることも可能である。
【0030】図3は図1においてカバー2を閉じた状態
を示す斜視図である。カバー2を閉じた状態では、表示
器8は表示窓16と対向した位置にあり、表示窓16を
通して表示器8を視認できるようになっている。表示窓
16は細長いスリットからなり、インクキャリア7の移
動方向と実質的に平行に形成されている。このため、イ
ンクキャリア7が移動すると、これに伴って表示器8は
表示窓16に沿って右から左へ、あるいは左から右へと
移動する。
【0031】図4はこのような印字装置100の要部の
電気的構成を示すブロック回路図である。ここでは印字
装置100をパーソナルコンピュータ(以下、PCと略
記する)20と接続した状態を示しており、また図1〜
図3と同一部分には同一符号を付してある。
【0032】図4において、PC20にはプリンタドラ
イバ21が内蔵されており、このプリンタドライバ21
はコネクタ22に接続されている。コネクタ22はケー
ブル23によって、印字装置100のプリント回路基板
24に取り付けられているコネクタ25と接続されてお
り、コネクタ25はプリント回路基板24に搭載された
制御部26に接続されている。制御部26は図示しない
CPUやメモリなどを含んで構成される。これによっ
て、PC20のプリンタドライバ21は印字装置100
の制御部26と電気的に接続され、PC20と印字装置
100との間でデータの授受が行われるようになってい
る。
【0033】27は印字装置100の各部に電源を供給
する電源ユニット部であり、交流電源に接続されるプラ
グ28からの交流電圧を整流する整流回路(図示省略)
などを備えている。7は前述したインクキャリアであ
り、LEDからなる表示器8を備えている。インクキャ
リア7は、図1でも説明したようにFFC9によってプ
リント回路基板24に接続され、LED8のカソード側
は電流制限抵抗29を介して制御部26に、またLED
8のアノード側は電源ユニット部27に、それぞれ接続
されている。30はキー操作部であって、図1における
電源スイッチ4やリセットスイッチ5で構成される。
【0034】以上のように構成された印字装置100に
おいて、キー操作部30の電源スイッチ4を押すと、図
4において制御部26がこれを検知し、電源ユニット部
27からFFC9を介して表示器8および電流制限抵抗
29に電流が流れる経路が形成されて、表示器8がたと
えば緑色に発光する。この表示器8からの光は、図3に
おける表示窓16から外部へ投射され、表示窓16を通
して表示器8が発光していることを外部から視認でき
る。また、電源スイッチ4をもう一度押すと、制御部2
6がこれを検知して、表示器8に電流が流れる経路を遮
断するため、表示器8が消灯する。その結果、表示器8
からの光は表示窓16から外部へ投射されなくなり、表
示窓16を通して表示器8が消灯していることを外部か
ら視認できる。このようにして、表示器8の点灯または
消灯状態を表示窓16を通して視認することで、印字装
置100が通電状態にあるか非通電状態にあるかを判別
することができる。
【0035】次に、PC20において図示しないキーや
マウスにより印字を指令すると、プリンタドライバ21
からコネクタ22、ケーブル23およびコネクタ25を
介して印字装置100の制御部26に印字指令信号が与
えられ、この指令信号に基づいて印字装置100が動作
を開始する。印字装置100が動作すると、図1におい
てインクキャリア7は、図示しないモータで駆動される
搬送ベルト10によって搬送され、主軸11の端から端
までを往復移動する。そして、この移動の過程におい
て、インクカートリッジ6の下面にある印字ヘッド(図
示省略)により用紙への印字が行われる。
【0036】インクキャリア7が搬送ベルト10で搬送
されて移動すると、このインクキャリア7に設けられて
いる表示器8も一緒に移動する。この場合、印字装置1
00が通電状態にあることから表示器8は点灯してい
る。したがって、緑色に発光する表示器8が表示窓16
に沿って、インクキャリア7の移動速度と同じ速度で左
右へ移動するのを外部から視認できる。このようにし
て、点灯した表示器8が移動するのを表示窓16を通し
て視認することで、印字装置100が実際に動作してい
ることを判別できる。
【0037】一方、印字が終了すると、インクキャリア
7はホームポジション(図1の位置)に戻って停止す
る。したがって、表示器8もその位置で停止する。ただ
し、印字装置100への通電はされているので、表示器
8は点灯状態を維持している。したがって、表示窓16
を通して点灯した表示器8が停止していることを目視す
ることにより、印字装置100が非動作状態にあること
を判別できる。また、インクキャリア7の搬送系が故障
した場合も、インクキャリア7が動かないので、表示器
8が停止していることを表示窓16を通して目視するこ
とにより、印字装置100が動作していないことを判別
できる。
【0038】以上の説明から明らかなように、表示器8
は印字装置100の通電状態を表示すると同時に、印字
装置100の動作状態も表示するものである。このよう
に1個の表示器8に2つの表示機能を兼用させることに
より、各表示用の専用表示器を個別に設ける必要がなく
なり、コストの増加を抑制できる。また、従来のように
インクキャリアの動く音を聞いて動作確認を行うのでは
なく、表示器の動きを目視して動作確認を行うようにし
ているため、印字装置100が騒音の大きい場所や離れ
た場所に設置されていても動作確認を確実に行うことが
でき、しかも確認にあたっていちいちカバー2を開ける
必要もない。加えて、カバー2のスリット状の表示窓1
6を通して、点灯した表示器8が左右に動くのが見える
ので、印字装置100にインテリアとしての機能も付加
することができる。
【0039】ところで、カバー2の表示窓16は単なる
透孔として形成してもよいが、透孔のままでは塵埃など
が印字装置100の内部に入り、動作不良を起こす原因
となる。そこでこれを回避するために、表示窓16は透
光部材で覆うことが望ましい。図5はこの実施形態を示
しており、表示窓16の部分の拡大断面図である。図示
するように、カバー2に形成された表示窓16は透光部
材18によって閉塞され、塵埃などが侵入しないように
なっている。透光部材18はたとえば透明なプラスチッ
クからなり、カバー2の裏側2aにおいて接着剤等によ
り固定されている。なお、樹脂成形や熱溶着もしくは圧
入等の手段により透光部材18を固定してもよい。ま
た、透光部材18の材質はプラスチックに限らず、ガラ
ス等であってもよい。
【0040】図6は透光部材18の他の実施形態を示し
ており、透光部材18にはカバー2の表側に若干突出す
るレンズ部18aが形成されている。その他の構成は図
5と同じである。このように透光部材18をレンズ部1
8aを設けた透明レンズとすることによって、表示器8
による表示が拡大されて外部から一層視認しやすくな
る。また、透光部材18としては透明レンズに代えて乳
白色レンズを用いることもできる。乳白色レンズを用い
ると、装置の内部機構が見えなくなるので美観が損なわ
れないとともに、光の拡散によって表示器8の移動に伴
い曼荼羅模様が表示され、インテリア性を一層高めるこ
とができる。
【0041】図7は透光部材18の他の実施形態を示す
もので、図8のように、インクキャリアの移動方向に湾
曲したカバー2を有する印字装置100における好まし
い実施形態である。なお、図8で(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は側面図である。図7におい
て、複数の透光部材18がインクキャリア7の移動方向
に並べて設けられ、各透光部材18の一端はカバー2を
通して外部に臨んでおり、他端は表示器8とほぼ等間隔
に対向するように配置されている。なお、各透光部材1
8は共通のホルダ(図示省略)に固定されて保持されて
いる。
【0042】上記構成によると、インクキャリア7の移
動に伴って、表示器8からの光は各透光部材18から順
次外部へ投射され、カバー2の前面から見るとランプが
1つずつ点灯して移動してゆくような表示形態となり、
しかも個々の透光部材18に光を集中させることができ
るため、明るさが増して表示器8の動きを一層視認しや
すくなる。また、インクキャリア7が移動しても各透光
部材18と表示器8との間隔は等間隔に保たれるので、
カバー2が湾曲していても表示器8からの光は均等に外
部へ導かれ、明るさにムラのない表示を行なうことがで
きる。
【0043】図9は透光部材18の他の実施形態を示す
もので、図10のように、インクキャリアの移動方向と
直交する方向に湾曲したカバー2を有する印字装置10
0における好ましい実施形態である。なお、図10で
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図であ
る。図9において、(b)に示すように複数の透光部材
18がインクキャリア7の移動方向に並べて設けられ、
各透光部材18の一端はカバー2を通して外部に突出し
ており、他端は表示器8とほぼ等間隔に対向するように
配置されている。
【0044】上記構成においても図7の場合と同様の表
示形態となるため、表示器8の動きを視認しやすくな
る。また、図9(a)に示したように、表示器8から投
射されて透光部材18により外部へ導かれる光は、透光
部材18の一端において広がり角度をもった指向性によ
って斜め上方にも投射されるので、表示器からの光を装
置の前方からだけではなく、斜め上方からでも視認する
ことができる。
【0045】図11は透光部材18の他の実施形態を示
すもので、図13のように、デザイン上の要請から正面
のカバー2に表示部を配置したくない場合や、カバー2
の肉厚が薄い場合などにおける好ましい実施形態であ
る。なお、図13で(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は側面図である。図11において、表示器8はイ
ンクキャリア7の上面に設けられており、表示器8から
の光は上方へ投射されるようになっている。一方、透光
部材18はインクキャリア7の移動方向(紙面に垂直な
方向)に並べて設けられており、各透光部材18の一端
は本体1を通して上側に向いて外部に臨んでいる。これ
によると、表示器8からの光を透光部材18を介して装
置の上面から視認することができる。
【0046】図12は図11の変形例であって、透光部
材18に代えて光ファイバ20を用いたものである。図
12では、表示器8はインクキャリア7の正面に設けら
れており、表示器8からの光は水平方向に投光されるよ
うになっている。そしてこの水平方向の光を、直角に折
り曲げられた光ファイバ20を導光路として垂直上方向
に導き、本体1の上面から外部へ投射する。これによる
と、表示器8の位置に制限されることなく光を任意の方
向へ導くことができる。
【0047】以上の実施形態では、表示器8に通電表示
と動作表示の2つの機能を持たせたが、これに更にイン
ク残量状態表示の機能を付加することもできる。インク
残量状態の表示とは、インクカートリッジ6のインク残
量が一定量以下になったときにニアエンドを表示した
り、インクの残量がゼロに近づいたときにインクエンド
を表示したりすることをいう。ニアエンドの表示によっ
てインクカートリッジ6の交換時期が近づいているのが
わかり、インクエンドの表示によってインクカートリッ
ジ6を交換する必要のあることがわかる。
【0048】表示器8に上記のようなインク残量状態を
表示させるには、たとえば、前述した特開平4−275
156号公報に記載されているように、インクカートリ
ッジ6の印字ヘッドへの通電回数を制御部26において
計数し、この計数値が一定値以上になったときにニアエ
ンドを表示し、それより更に大きい値以上になったとき
にインクエンドを表示するような方法が考えられる。ま
た、これに代えて、印字累計時間などを計数することに
より上記各表示を行うようにしてもよい。さらには、イ
ンクカートリッジ6内のインク量を実際に計測すること
によって各表示を行うようにしてもよい。
【0049】上記のようなインク残量状態の表示機能を
持たせることで、表示器8は通電表示と動作表示とイン
ク残量状態表示の3つの表示機能を兼ね備えることにな
る。ここで、各表示を区別するために、種々の表示形態
を採用することができる。たとえば、表示器8を緑色に
点灯させることで通電状態を表示し、この緑色の表示器
8が動くことで動作状態を表示し、表示器8を赤色に点
灯させることでインク残量状態を表示させることができ
る。このような実施形態における表示器8としては、緑
色と赤色に発光する2色LEDを用いることが推奨され
る。
【0050】そしてさらに、インク残量状態の表示にお
いて、表示器8を赤色に点滅させることでニアエンドを
表示し、表示器8を赤色に連続点灯させることでインク
エンドを表示することができる。あるいは、上記とは逆
にニアエンドを連続点灯で表示し、インクエンドを点滅
で表示するようにしてもよい。
【0051】また、ニアエンドとインクエンドのいずれ
か一方のみを表示してもよい。この場合には、表示器8
を緑色に点灯させることで通電状態を表示し、赤色に点
灯させることでニアエンドまたはインクエンドを表示す
ることができる。あるいは、表示器8として1色で発光
する通常のLEDを用い、表示器8を連続点灯させるこ
とで通電状態を表示し、表示器8を点滅させることでニ
アエンドまたはインクエンドを表示することもできる。
また、これとは逆に表示器8を点滅させることで通電状
態を表示し、表示器8を連続点灯させることでニアエン
ドまたはインクエンドを表示することもできる。
【0052】このように表示器8にインク残量状態表示
の機能を付加することにより、インクカートリッジ6の
インク残量状態を容易に把握することができる。しか
も、1個の表示器8で3つの表示機能が兼用されるの
で、各表示用の専用表示器を個別に設ける必要がなくな
り、コストの増加を一層抑制することができる。
【0053】以上述べた実施形態においては、表示器8
をインクキャリア7に設けたが、図14に示すように、
表示器8をインクカートリッジ6それ自体に設けてもよ
い。この場合も上記と同様に、表示器8は印字装置10
0の通電状態および動作状態を表示し、あるいはこれに
加えてインク残量状態を表示する。
【0054】図15は、表示器をインクカートリッジに
設ける場合の他の実施形態を示す。ここでは、表示器8
は表示ユニット19に設けられており、この表示ユニッ
ト19がインクカートリッジ6の上面に、たとえばコネ
クタ(図示省略)などの手段によって着脱可能に取り付
けられている。このような実施形態によれば、インクカ
ートリッジ6のインクが無くなってカートリッジを交換
する場合に、表示ユニット19を取り外して新しいカー
トリッジに装着することができるため、部品を再利用で
きるという利点がある。
【0055】以上、本発明の好ましい実施形態につき説
明したが、本発明は上述した実施形態のみに限定される
ものではなく、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で他
の種々の形態を採用することができる。また、上記実施
形態では印字装置としてインクジェットプリンタを例に
挙げたが、本発明はこれ以外にたとえばインクリボンを
用いたプリンタにも適用が可能であり、本発明でいうイ
ンクキャリアとは、そのような印字装置におけるインク
リボンの支持体をも包含する概念である。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、通電表示用の表示器を
インクキャリアあるいはインクカートリッジに設け、こ
の表示器の移動を外部から視認できるようにしたので、
印字装置の動作状態を目視によって容易かつ確実に確認
することができる。また、表示器は通電確認用と動作確
認用の表示器を兼用しているので、動作確認のための表
示器を別個に設ける必要がなく、部品点数の増加を抑え
てコストダウンを図ることができる。
【0057】また、スリットからなる表示窓を介して表
示器の移動を視認できるようにすることで、印字装置に
インテリアとしての機能を付加できるとともに、この表
示窓を透光部材により閉塞することで、内部に塵埃など
が入るのを防止できる。さらに、上記透光部材を透明レ
ンズで形成することにより、表示器を外部から一層容易
に視認することができる。また、透光部材を乳白色レン
ズで形成することにより内部機構を隠蔽できるともに、
光の拡散効果による曼荼羅模様の表示となってインテリ
ア性が一層高められる。
【0058】また、複数の透光部材をインクキャリアの
移動方向に並べて設け、各透光部材の一端を外部に臨ま
せ、他端を表示器と対向するように配置することによ
り、光が個々の透光部材に集中して明るさが増し、表示
器を一層視認しやすくなる。そしてこの場合、インクキ
ャリアの移動方向に湾曲して形成されたカバーを有する
装置においては、各透光部材の一端をカバーを通して外
部に臨ませ、他端を前記表示器とほぼ等間隔に対向する
ように配置することで、表示器からの光を均等に外部へ
導き、明るさにムラのない表示を行なうことができる。
また、インクキャリアの移動方向と直交する方向に湾曲
して形成されたカバーを有する装置においては、各透光
部材の一端をカバーを通して外部に突出させることで、
表示器からの光を装置の斜め上方からでも視認すること
ができる。さらに、透光部材の一端が上側に向いて外部
に臨むように構成することで、表示器からの光を装置の
上面から視認することができ、透光部材に代えて光ファ
イバを用いた場合には、光を任意の方向へ導くことがで
きる。
【0059】また、表示器に通電状態および動作状態に
加えてインク残量状態も表示させることによって、イン
クの残量状態の把握が容易になるとともに、1つの表示
器で3つの表示機能を兼用できるため、一層のコストダ
ウンが可能となる。また、通電状態とインク残量状態と
を別の色で表示するなど、異なる表示態様で表示するこ
とによって、表示内容の識別が容易となる。
【0060】また、インクカートリッジに表示器を設け
る場合、表示器をインクカートリッジに着脱可能に取り
付けることにより、部品の再利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る印字装置を示す斜視図
である。
【図2】図1の要部の拡大斜視図である。
【図3】図1においてカバーを閉じた状態を示す斜視図
である。
【図4】図1の印字装置の電気的構成を示すブロック回
路図である。
【図5】表示窓の部分の拡大断面図である。
【図6】他の実施形態に係る表示窓の部分の拡大断面図
である。
【図7】透光部材の他の実施形態を示す拡大断面図であ
る。
【図8】図7の実施形態が適用される印字装置の平面
図、正面図および側面図である。
【図9】透光部材の他の実施形態を示す拡大断面図であ
る。
【図10】図9の実施形態が適用される印字装置の平面
図、正面図および側面図である。
【図11】透光部材の他の実施形態を示す拡大断面図で
ある。
【図12】光ファイバを用いた実施形態を示す拡大断面
図である。
【図13】図11の実施形態が適用される印字装置の平
面図、正面図および側面図である。
【図14】他の実施形態に係るインクカートリッジの斜
視図である。
【図15】他の実施形態に係るインクカートリッジの斜
視図である。
【図16】従来のインクジェットプリンタの外観図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 2 カバー 4 電源スイッチ 6 インクカートリッジ 7 インクキャリア 8 表示器 16 表示窓 18 透光部材 18a レンズ部 19 表示ユニット 20 光ファイバ 100 印字装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月24日(2000.8.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 前記表示窓を透光部材により閉塞した請
求項に記載の印字装置。
【請求項】透光部材が透明レンズである請求項に記
載の印字装置。
【請求項】透光部材が乳白色レンズである請求項
記載の印字装置。
【請求項電源スイッチのオン・オフに応じて点灯ま
たは消灯して印字装置の通電状態または非通電状態を表
示する表示器をインクキャリアに設け、 インクキャリアの移動方向に並ぶ複数の透光部材をカバ
ーもしくは本体に設け、各透光部材の一端を外部に臨ま
せ、他端を前記表示器と対向するように配置して、イン
クキャリアとともに移動する表示器を前記各透光部材を
介して視認できるようにし、 点灯した表示器が前記各透光部材に沿って移動すること
により、印字装置が通電状態にあること、およびインク
キャリアが動作状態にあることを表示し、 点灯した表示器が停止していることにより、印字装置の
通電状態下でインクキャリアが非動作状態にあることを
表示することを特徴とする 印字装置。
【請求項】インクキャリアの移動方向に湾曲して形成
されたカバーを有し、各透光部材の一端はカバーを通し
て外部に臨んでおり、他端は前記表示器とほぼ等間隔に
対向するように配置されている請求項に記載の印字装
置。
【請求項】インクキャリアの移動方向と直交する方向
に湾曲して形成されたカバーを有し、各透光部材の一端
はカバーを通して外部に突出している請求項に記載の
印字装置。
【請求項】各透光部材の一端が上側に向いて外部に臨
んでいる請求項に記載の印字装置。
【請求項】透光部材に代えて光ファイバを用い、この
光ファイバにより表示器から投光された光を任意の方向
に導く請求項に記載の印字装置。
【請求項10】前記表示器は通電状態を表示するととも
に、前記インクキャリアに保持されるインクカートリッ
ジのインク残量状態を表示する請求項1またはに記載
の印字装置。
【請求項11】通電状態の表示とインク残量状態の表示
とは異なる表示態様である請求項10に記載の印字装
置。
【請求項12】通電状態とインク残量状態とが異なる色
で表示される請求項11に記載の印字装置。
【請求項13】表示器が2色発光ダイオードである請求
12に記載の印字装置。
【請求項14】通電状態の表示とインク残量状態の表示
の一方が点滅表示であり、他方が連続点灯表示である請
求項11に記載の印字装置。
【請求項15請求項1または請求項5に記載の印字装
置において、前記表示器を、インクキャリアに代えてイ
ンクカートリッジに設けたことを特徴とする印字装置。
【請求項16】前記表示器は前記インクカートリッジに
着脱可能に取り付けられている請求項15に記載の印字
装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタのような印字装置に関し、特に動作状態の確認が
容易な印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は従来のインクジェットプリンタ
の外観図を示している。図において、1はプリンタ10
0の本体、2は本体1の前面を覆うカバー、3は印字用
紙がセットされる用紙フィーダ、4はプリンタの電源を
オン・オフするための電源スイッチ、5はエラー発生時
などにプリンタ動作を復旧させるためのリセットスイッ
チ、13は印字された用紙を排出するための排紙ロー
ラ、17は通電状態を表示する表示器である。なお、本
体1の内部にはインクカートリッジを保持したインクキ
ャリア(図示省略)が往復移動可能に設けられている。
【0003】上記のようなプリンタ100において、電
源スイッチ4をオンすると表示器17が点灯し、プリン
タ100が通電状態であることを表示する。また、電源
スイッチ4をオフすると表示器17が消灯し、プリンタ
100が非通電状態であることを表示する。このように
して、表示器17によってプリンタ100の通電、非通
電を確認することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プリンタに
おいては通電、非通電の確認のほかに、インクキャリア
が実際に動作しているか否かの確認が必要な場合があ
る。たとえば、給紙が正常に行われても、インクキャリ
アが搬送系の故障などにより駆動されない場合には、用
紙は何も印刷されないまま排出される。したがって、こ
の場合にはインクキャリアが正常に動いているか否かを
確認する必要がある。また、印字ヘッドのクリーニング
を行う場合も、インクキャリアが正常に動かないとクリ
ーニングは行われないので、インクキャリアの動作を確
認できるようにしておくことが要求される。
【0005】しかるに、従来のプリンタでは、モータに
よってインクキャリアが動いている音を聞いて上記動作
確認を行っているため、周囲の騒音が大きい場所や遠く
離れた場所にプリンタが設置されていると、インクキャ
リアの動作音が聞こえにくく、動作確認を確実に行うこ
とができないという問題がある。また、カバー2を開け
ればインクキャリアの動作を直接確認することはできる
が、そのためにはプリンタの設置されている場所まで行
って、いちいちカバー2を開けなければならず、確認に
手間がかかるという問題がある。
【0006】一方、インクジェットプリンタでは、イン
クカートリッジのインク残量が少なくなったり残量がほ
とんど無くなった場合に、それらを表示する機能が備わ
っておれば便利である。特開平4−275156号公報
には、このような要求を満たすために、ニアエンドやイ
ンクエンドを表示するLED(発光ダイオード)をイン
クカートリッジに取り付けた印字装置が開示されてい
る。
【0007】しかしながら、上記公報のものではニアエ
ンドやインクエンドを表示するための専用のLEDを設
けているため、部品点数が増加してコストアップになる
という問題がある。
【0008】それゆえに、本発明の目的は、インクキャ
リアとともに動く表示器により、インクキャリアの動作
確認を容易かつ確実に行える印字装置を提供することに
ある。
【0009】本発明の他の目的は、1つの表示器に通電
確認用と動作確認用の2つの表示機能を持たせることに
よりコストダウンが可能な印字装置を提供することにあ
る。
【0010】本発明の他の目的は、表示器を外部から視
認するための表示窓を通して塵埃などが内部に入らない
ようにした印字装置を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、表示器を外部から一
層視認しやすくした印字装置を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、1つの表示器に通電
確認用と動作確認用とインク残量確認用の3つの表示機
能を持たせることにより更なるコストダウンが可能な印
字装置を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、通電確認用とインク
残量確認用の表示を明確に区別できる印字装置を提供す
ることにある。
【0014】本発明の他の目的は、インクカートリッジ
を交換するに際して、表示器を再利用できる印字装置を
提供することにある。
【0015】本発明のさらに他の目的は、表示器が動く
のを外部から見えるようにすることで、インテリアとし
ての機能をも備えた印字装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0016】上記目的を達成するために、本発明に係る
印字装置は、電源スイッチのオン・オフに応じて点灯ま
たは消灯して印字装置の通電状態または非通電状態を表
示する表示器をインクキャリアに設ける。また、インク
キャリアの移動方向と実質的に平行に形成された細長い
スリットからなる表示窓をカバーに設けて、インクキャ
リアとともに移動する表示器を前記表示窓から視認でき
るようにする。そして、 点灯した表示器が前記表示窓
に沿って移動することにより、印字装置が通電状態にあ
ること、およびインクキャリアが動作状態にあることを
表示し、点灯した表示器が停止していることにより、印
字装置の通電状態下でインクキャリアが非動作状態にあ
ることを表示する。この表示器はインクカートリッジに
設けてもよい。
【0017】このようにすることで、印字装置が動作し
てインクキャリアが動くと表示器も点灯状態で一緒に移
動するから、この移動状態を外部から目視することで
印字装置が騒音の大きい場所や離れた場所に設置されて
いても、印字装置が通電状態にあることおよびインクキ
ャリアが動作状態にあることを一目瞭然に確認すること
ができる。しかも、この表示器は通電確認用と動作確認
用の表示器を兼用しているので、動作確認用の専用の表
示器を必要とせず、部品点数が増加しない。
【0018】また、本発明においては、カバーにインク
キャリアの移動方向と実質的に平行に形成されたスリッ
トからなる表示窓が設けられ、この表示窓に沿って表示
器が移動するようになっている。このため、スリット状
の表示窓を通して点灯した表示器が左右に動くのが見え
るので、印字装置にインテリア性をもたせることができ
る。この表示窓は透光部材により閉塞して、表示窓を通
して塵埃などが内部に入らないようにするのが好まし
い。上記透光部材を透明レンズで形成すると、表示器を
外部から一層視認しやすくなる。また、上記透光部材は
乳白色レンズで形成することもでき、このようにすると
装置の内部が見えにくくなるとともに、光の拡散効果に
より曼荼羅模様の表示となって、インテリア性が高ま
る。
【0019】また、本発明の別の実施形態においては、
複数の透光部材がインクキャリアの移動方向に並べて設
けられ、各透光部材の一端は外部に臨んでおり、他端は
前記表示器と対向するように配置されている。これによ
ると、個々の透光部材に光を集中させることにより明る
さが増すため、表示器の動きを一層視認しやすくなる。
【0020】この場合、インクキャリアの移動方向に湾
曲して形成されたカバーを有する装置においては、各透
光部材の一端をカバーを通して外部に臨ませ、他端を前
記表示器とほぼ等間隔に対向するように配置することが
好ましい。このようにすることで、カバーが湾曲してい
ても表示器からの光は均等に外部へ導かれ、明るさにム
ラのない表示を行なうことができる。
【0021】一方、インクキャリアの移動方向と直交す
る方向に湾曲して形成されたカバーを有する装置におい
ては、各透光部材の一端をカバーを通して外部に突出さ
せることが好ましい。このようにすることで、表示器か
らの光を装置の斜め上方からでも視認することができる
ようになる。
【0022】また、各透光部材の一端が上側に向いて外
部に臨むように構成することもできる。このようにする
ことで、表示器からの光を装置の上面から視認すること
ができる。また、透光部材に代えて光ファイバを用いる
と、表示器からの光を任意の方向に導くことができる。
【0023】また、本発明の好ましい実施形態において
は、表示器は通電状態および動作状態を表示するととも
に、インクカートリッジのインク残量状態をも表示する
ようになっている。この実施形態によると、表示器は通
電確認用と動作確認用に加え、インク残量確認用の表示
器としても機能することとなり、1つの表示器で3つの
表示機能が兼用される。ここで、通電状態の表示とイン
ク残量状態の表示とは異なる表示態様で表示するのが望
ましい。その手段としては、たとえば通電状態とインク
残量状態とを異なる色で表示することが可能である。こ
の場合、表示器として2色発光ダイオードを用いること
ができる。あるいは、通電状態の表示とインク残量状態
の表示の一方を点滅表示とし、他方を連続点灯表示とす
ることも可能である。
【0024】また、本発明の好ましい実施形態において
は、表示器をインクカートリッジに設ける場合、表示器
は再利用の観点からインクカートリッジに着脱可能に取
り付けられる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態に
係る印字装置を示す斜視図であって、カバーを開いた状
態を示している。なお、図1において図16と同一部分
には同一符号を付してある。
【0026】図1において、印字装置100はインクジ
ェットプリンタであり、本体1とこの本体1の前面を覆
うカバー2、および印字用紙がセットされる用紙フィー
ダ3を備えている。4はプリンタの電源をオン・オフす
るための電源スイッチ、5はエラー発生時などにプリン
タ動作を復旧させるためのリセットスイッチである。6
はインクカートリッジであって、本体1に収納されたイ
ンクキャリア7に保持されており、このインクキャリア
7には後述する表示器8が設けられている。
【0027】9はフラット・フレキシブル・ケーブル
(以下、FFCと略記する)であって、その一端はイン
クキャリア7に設けられている図示しない端子部に接続
され、他端は後述するプリント回路基板に接続されてい
る。なお、インクカートリッジ6には図示しない端子部
が設けられており、インクカートリッジ6をインクキャ
リア7に装着したときに、この端子部がインクキャリア
7の端子部と電気的に接続されるようになっている。そ
の結果、インクカートリッジ6およびインクキャリア7
には、FFC9によって信号や電源が供給される。
【0028】10は図示しないモータによってインクキ
ャリア7を往復移動させるための搬送ベルト、11はイ
ンクキャリア7の搬送をガイドする主軸である。12は
用紙フィーダ3から供給される用紙(図示省略)に対し
て印字を行う場合の基準面となるプラテン、13は印字
された用紙を排出するための排紙ローラ、14は排紙ロ
ーラと対峙してカバー2側に設けられたホイール、15
はこのホイール14を支持する支持壁である。また、1
6はカバー2に設けられた表示窓である。
【0029】図2は図1におけるインクカートリッジ6
およびインクキャリア7の部分の拡大図である。表示器
8はインクキャリア7の上部に設けられていて、インク
キャリア7とともに移動するようになっている。また、
この表示器8は発光ダイオード(以下、LEDと略記す
る)で構成されており、FFC9と電気的に接続されて
いる。なお、表示器8はLEDに代えてランプで構成す
ることも可能である。
【0030】図3は図1においてカバー2を閉じた状態
を示す斜視図である。カバー2を閉じた状態では、表示
器8は表示窓16と対向した位置にあり、表示窓16を
通して表示器8を視認できるようになっている。表示窓
16は細長いスリットからなり、インクキャリア7の移
動方向と実質的に平行に形成されている。このため、イ
ンクキャリア7が移動すると、これに伴って表示器8は
表示窓16に沿って右から左へ、あるいは左から右へと
移動する。
【0031】図4はこのような印字装置100の要部の
電気的構成を示すブロック回路図である。ここでは印字
装置100をパーソナルコンピュータ(以下、PCと略
記する)20と接続した状態を示しており、また図1〜
図3と同一部分には同一符号を付してある。
【0032】図4において、PC20にはプリンタドラ
イバ21が内蔵されており、このプリンタドライバ21
はコネクタ22に接続されている。コネクタ22はケー
ブル23によって、印字装置100のプリント回路基板
24に取り付けられているコネクタ25と接続されてお
り、コネクタ25はプリント回路基板24に搭載された
制御部26に接続されている。制御部26は図示しない
CPUやメモリなどを含んで構成される。これによっ
て、PC20のプリンタドライバ21は印字装置100
の制御部26と電気的に接続され、PC20と印字装置
100との間でデータの授受が行われるようになってい
る。
【0033】27は印字装置100の各部に電源を供給
する電源ユニット部であり、交流電源に接続されるプラ
グ28からの交流電圧を整流する整流回路(図示省略)
などを備えている。7は前述したインクキャリアであ
り、LEDからなる表示器8を備えている。インクキャ
リア7は、図1でも説明したようにFFC9によってプ
リント回路基板24に接続され、LED8のカソード側
は電流制限抵抗29を介して制御部26に、またLED
8のアノード側は電源ユニット部27に、それぞれ接続
されている。30はキー操作部であって、図1における
電源スイッチ4やリセットスイッチ5で構成される。
【0034】以上のように構成された印字装置100に
おいて、キー操作部30の電源スイッチ4を押すと、図
4において制御部26がこれを検知し、電源ユニット部
27からFFC9を介して表示器8および電流制限抵抗
29に電流が流れる経路が形成されて、表示器8がたと
えば緑色に発光する。この表示器8からの光は、図3に
おける表示窓16から外部へ投射され、表示窓16を通
して表示器8が発光していることを外部から視認でき
る。また、電源スイッチ4をもう一度押すと、制御部2
6がこれを検知して、表示器8に電流が流れる経路を遮
断するため、表示器8が消灯する。その結果、表示器8
からの光は表示窓16から外部へ投射されなくなり、表
示窓16を通して表示器8が消灯していることを外部か
ら視認できる。このようにして、表示器8の点灯または
消灯状態を表示窓16を通して視認することで、印字装
置100が通電状態にあるか非通電状態にあるかを判別
することができる。
【0035】次に、PC20において図示しないキーや
マウスにより印字を指令すると、プリンタドライバ21
からコネクタ22、ケーブル23およびコネクタ25を
介して印字装置100の制御部26に印字指令信号が与
えられ、この指令信号に基づいて印字装置100が動作
を開始する。印字装置100が動作すると、図1におい
てインクキャリア7は、図示しないモータで駆動される
搬送ベルト10によって搬送され、主軸11の端から端
までを往復移動する。そして、この移動の過程におい
て、インクカートリッジ6の下面にある印字ヘッド(図
示省略)により用紙への印字が行われる。
【0036】インクキャリア7が搬送ベルト10で搬送
されて移動すると、このインクキャリア7に設けられて
いる表示器8も一緒に移動する。この場合、印字装置1
00が通電状態にあることから表示器8は点灯してい
る。したがって、緑色に発光する表示器8が表示窓16
に沿って、インクキャリア7の移動速度と同じ速度で左
右へ移動するのを外部から視認できる。このようにし
て、点灯した表示器8が移動するのを表示窓16を通し
て視認することで、インクキャリア7が実際に動作して
いることを判別できる。
【0037】一方、印字が終了すると、インクキャリア
7はホームポジション(図1の位置)に戻って停止す
る。したがって、表示器8もその位置で停止する。ただ
し、印字装置100への通電はされているので、表示器
8は点灯状態を維持している。したがって、表示窓16
を通して点灯した表示器8が停止していることを目視す
ることにより、インクキャリア7が非動作状態にあるこ
とを判別できる。また、インクキャリア7の搬送系が故
障した場合も、インクキャリア7が動かないので、表示
器8が停止していることを表示窓16を通して目視する
ことにより、インクキャリア7が動作していないことを
判別できる。
【0038】以上の説明から明らかなように、表示器8
は印字装置100の通電状態を表示すると同時に、イン
クキャリア7の動作状態も表示するものである。このよ
うに1個の表示器8に2つの表示機能を兼用させること
により、各表示用の専用表示器を個別に設ける必要がな
くなり、コストの増加を抑制できる。また、従来のよう
にインクキャリアの動く音を聞いて動作確認を行うので
はなく、表示器の動きを目視してインクキャリア7の
作確認を行うようにしているため、印字装置100が騒
音の大きい場所や離れた場所に設置されていても動作確
認を確実に行うことができ、しかも確認にあたっていち
いちカバー2を開ける必要もない。加えて、カバー2の
スリット状の表示窓16を通して、点灯した表示器8が
左右に動くのが見えるので、印字装置100にインテリ
アとしての機能も付加することができる。
【0039】ところで、カバー2の表示窓16は単なる
透孔として形成してもよいが、透孔のままでは塵埃など
が印字装置100の内部に入り、動作不良を起こす原因
となる。そこでこれを回避するために、表示窓16は透
光部材で覆うことが望ましい。図5はこの実施形態を示
しており、表示窓16の部分の拡大断面図である。図示
するように、カバー2に形成された表示窓16は透光部
材18によって閉塞され、塵埃などが侵入しないように
なっている。透光部材18はたとえば透明なプラスチッ
クからなり、カバー2の裏側2aにおいて接着剤等によ
り固定されている。なお、樹脂成形や熱溶着もしくは圧
入等の手段により透光部材18を固定してもよい。ま
た、透光部材18の材質はプラスチックに限らず、ガラ
ス等であってもよい。
【0040】図6は透光部材18の他の実施形態を示し
ており、透光部材18にはカバー2の表側に若干突出す
るレンズ部18aが形成されている。その他の構成は図
5と同じである。このように透光部材18をレンズ部1
8aを設けた透明レンズとすることによって、表示器8
による表示が拡大されて外部から一層視認しやすくな
る。また、透光部材18としては透明レンズに代えて乳
白色レンズを用いることもできる。乳白色レンズを用い
ると、装置の内部機構が見えなくなるので美観が損なわ
れないとともに、光の拡散によって表示器8の移動に伴
い曼荼羅模様が表示され、インテリア性を一層高めるこ
とができる。
【0041】図7は透光部材18の他の実施形態を示す
もので、図8のように、インクキャリアの移動方向に湾
曲したカバー2を有する印字装置100における好まし
い実施形態である。なお、図8で(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は側面図である。図7におい
て、複数の透光部材18がインクキャリア7の移動方向
に並べて設けられ、各透光部材18の一端はカバー2を
通して外部に臨んでおり、他端は表示器8とほぼ等間隔
に対向するように配置されている。なお、各透光部材1
8は共通のホルダ(図示省略)に固定されて保持されて
いる。
【0042】上記構成によると、インクキャリア7の移
動に伴って、表示器8からの光は各透光部材18から順
次外部へ投射され、カバー2の前面から見るとランプが
1つずつ点灯して移動してゆくような表示形態となり、
しかも個々の透光部材18に光を集中させることができ
るため、明るさが増して表示器8の動きを一層視認しや
すくなる。また、インクキャリア7が移動しても各透光
部材18と表示器8との間隔は等間隔に保たれるので、
カバー2が湾曲していても表示器8からの光は均等に外
部へ導かれ、明るさにムラのない表示を行なうことがで
きる。
【0043】図9は透光部材18の他の実施形態を示す
もので、図10のように、インクキャリアの移動方向と
直交する方向に湾曲したカバー2を有する印字装置10
0における好ましい実施形態である。なお、図10で
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図であ
る。図9において、(b)に示すように複数の透光部材
18がインクキャリア7の移動方向に並べて設けられ、
各透光部材18の一端はカバー2を通して外部に突出し
ており、他端は表示器8とほぼ等間隔に対向するように
配置されている。
【0044】上記構成においても図7の場合と同様の表
示形態となるため、表示器8の動きを視認しやすくな
る。また、図9(a)に示したように、表示器8から投
射されて透光部材18により外部へ導かれる光は、透光
部材18の一端において広がり角度をもった指向性によ
って斜め上方にも投射されるので、表示器からの光を装
置の前方からだけではなく、斜め上方からでも視認する
ことができる。
【0045】図11は透光部材18の他の実施形態を示
すもので、図13のように、デザイン上の要請から正面
のカバー2に表示部を配置したくない場合や、カバー2
の肉厚が薄い場合などにおける好ましい実施形態であ
る。なお、図13で(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は側面図である。図11において、表示器8はイ
ンクキャリア7の上面に設けられており、表示器8から
の光は上方へ投射されるようになっている。一方、透光
部材18はインクキャリア7の移動方向(紙面に垂直な
方向)に並べて設けられており、各透光部材18の一端
は本体1を通して上側に向いて外部に臨んでいる。これ
によると、表示器8からの光を透光部材18を介して装
置の上面から視認することができる。
【0046】図12は図11の変形例であって、透光部
材18に代えて光ファイバ20を用いたものである。図
12では、表示器8はインクキャリア7の正面に設けら
れており、表示器8からの光は水平方向に投光されるよ
うになっている。そしてこの水平方向の光を、直角に折
り曲げられた光ファイバ20を導光路として垂直上方向
に導き、本体1の上面から外部へ投射する。これによる
と、表示器8の位置に制限されることなく光を任意の方
向へ導くことができる。
【0047】以上の実施形態では、表示器8に通電表示
と動作表示の2つの機能を持たせたが、これに更にイン
ク残量状態表示の機能を付加することもできる。インク
残量状態の表示とは、インクカートリッジ6のインク残
量が一定量以下になったときにニアエンドを表示した
り、インクの残量がゼロに近づいたときにインクエンド
を表示したりすることをいう。ニアエンドの表示によっ
てインクカートリッジ6の交換時期が近づいているのが
わかり、インクエンドの表示によってインクカートリッ
ジ6を交換する必要のあることがわかる。
【0048】表示器8に上記のようなインク残量状態を
表示させるには、たとえば、前述した特開平4−275
156号公報に記載されているように、インクカートリ
ッジ6の印字ヘッドへの通電回数を制御部26において
計数し、この計数値が一定値以上になったときにニアエ
ンドを表示し、それより更に大きい値以上になったとき
にインクエンドを表示するような方法が考えられる。ま
た、これに代えて、印字累計時間などを計数することに
より上記各表示を行うようにしてもよい。さらには、イ
ンクカートリッジ6内のインク量を実際に計測すること
によって各表示を行うようにしてもよい。
【0049】上記のようなインク残量状態の表示機能を
持たせることで、表示器8は通電表示と動作表示とイン
ク残量状態表示の3つの表示機能を兼ね備えることにな
る。ここで、各表示を区別するために、種々の表示形態
を採用することができる。たとえば、表示器8を緑色に
点灯させることで印字装置100の通電状態を表示し、
この緑色の表示器8が動くことでインクキャリア7の
作状態を表示し、表示器8を赤色に点灯させることでイ
ンク残量状態を表示させることができる。このような実
施形態における表示器8としては、緑色と赤色に発光す
る2色LEDを用いることが推奨される。
【0050】そしてさらに、インク残量状態の表示にお
いて、表示器8を赤色に点滅させることでニアエンドを
表示し、表示器8を赤色に連続点灯させることでインク
エンドを表示することができる。あるいは、上記とは逆
にニアエンドを連続点灯で表示し、インクエンドを点滅
で表示するようにしてもよい。
【0051】また、ニアエンドとインクエンドのいずれ
か一方のみを表示してもよい。この場合には、表示器8
を緑色に点灯させることで通電状態を表示し、赤色に点
灯させることでニアエンドまたはインクエンドを表示す
ることができる。あるいは、表示器8として1色で発光
する通常のLEDを用い、表示器8を連続点灯させるこ
とで通電状態を表示し、表示器8を点滅させることでニ
アエンドまたはインクエンドを表示することもできる。
また、これとは逆に表示器8を点滅させることで通電状
態を表示し、表示器8を連続点灯させることでニアエン
ドまたはインクエンドを表示することもできる。
【0052】このように表示器8にインク残量状態表示
の機能を付加することにより、インクカートリッジ6の
インク残量状態を容易に把握することができる。しか
も、1個の表示器8で3つの表示機能が兼用されるの
で、各表示用の専用表示器を個別に設ける必要がなくな
り、コストの増加を一層抑制することができる。
【0053】以上述べた実施形態においては、表示器8
をインクキャリア7に設けたが、図14に示すように、
表示器8をインクカートリッジ6それ自体に設けてもよ
い。この場合も上記と同様に、表示器8は印字装置10
0の通電状態およびインクキャリア7の動作状態を表示
し、あるいはこれに加えてインク残量状態を表示する。
【0054】図15は、表示器をインクカートリッジに
設ける場合の他の実施形態を示す。ここでは、表示器8
は表示ユニット19に設けられており、この表示ユニッ
ト19がインクカートリッジ6の上面に、たとえばコネ
クタ(図示省略)などの手段によって着脱可能に取り付
けられている。このような実施形態によれば、インクカ
ートリッジ6のインクが無くなってカートリッジを交換
する場合に、表示ユニット19を取り外して新しいカー
トリッジに装着することができるため、部品を再利用で
きるという利点がある。
【0055】以上、本発明の好ましい実施形態につき説
明したが、本発明は上述した実施形態のみに限定される
ものではなく、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で他
の種々の形態を採用することができる。また、上記実施
形態では印字装置としてインクジェットプリンタを例に
挙げたが、本発明はこれ以外にたとえばインクリボンを
用いたプリンタにも適用が可能であり、本発明でいうイ
ンクキャリアとは、そのような印字装置におけるインク
リボンの支持体をも包含する概念である。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、印字装置の通電状態ま
たは非通電状態を表示する表示器をインクキャリアある
いはインクカートリッジに設け、点灯状態にある表示器
の移動を外部から視認できるようにしたので、印字装置
が騒音の大きい場所や離れた場所に設置されていても、
印字装置の通電状態およびインクキャリアの動作状態
目視によって容易かつ確実に確認することができる。ま
た、表示器は通電確認用と動作確認用の表示器を兼用し
ているので、動作確認のための表示器を別個に設ける必
要がなく、部品点数の増加を抑えてコストダウンを図る
ことができる。さらに、スリットからなる表示窓を介し
て表示器の移動を視認できるようにすることで、印字装
置にインテリアとしての機能を付加することができる。
【0057】また、表示窓を透光部材により閉塞するこ
とで、内部に塵埃などが入るのを防止できる。さらに、
上記透光部材を透明レンズで形成することにより、表示
器を外部から一層容易に視認することができる。また、
透光部材を乳白色レンズで形成することにより内部機構
を隠蔽できるともに、光の拡散効果による曼荼羅模様の
表示となってインテリア性が一層高められる。
【0058】また、複数の透光部材をインクキャリアの
移動方向に並べて設け、各透光部材の一端を外部に臨ま
せ、他端を表示器と対向するように配置することによ
り、光が個々の透光部材に集中して明るさが増し、表示
器を一層視認しやすくなる。そしてこの場合、インクキ
ャリアの移動方向に湾曲して形成されたカバーを有する
装置においては、各透光部材の一端をカバーを通して外
部に臨ませ、他端を前記表示器とほぼ等間隔に対向する
ように配置することで、表示器からの光を均等に外部へ
導き、明るさにムラのない表示を行なうことができる。
また、インクキャリアの移動方向と直交する方向に湾曲
して形成されたカバーを有する装置においては、各透光
部材の一端をカバーを通して外部に突出させることで、
表示器からの光を装置の斜め上方からでも視認すること
ができる。さらに、透光部材の一端が上側に向いて外部
に臨むように構成することで、表示器からの光を装置の
上面から視認することができ、透光部材に代えて光ファ
イバを用いた場合には、光を任意の方向へ導くことがで
きる。
【0059】また、表示器に通電状態および動作状態に
加えてインク残量状態も表示させることによって、イン
クの残量状態の把握が容易になるとともに、1つの表示
器で3つの表示機能を兼用できるため、一層のコストダ
ウンが可能となる。また、通電状態とインク残量状態と
を別の色で表示するなど、異なる表示態様で表示するこ
とによって、表示内容の識別が容易となる。
【0060】また、インクカートリッジに表示器を設け
る場合、表示器をインクカートリッジに着脱可能に取り
付けることにより、部品の再利用が可能となる。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通電を表示する表示器を備えた印字装置に
    おいて、前記表示器をインクキャリアに設け、前記イン
    クキャリアとともに移動する前記表示器を外部から視認
    できるようにしたことを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】インクキャリアの移動方向と実質的に平行
    に形成されたスリットからなる表示窓を有し、この表示
    窓を通して前記表示器を外部から視認できるようにした
    請求項1に記載の印字装置。
  3. 【請求項3】 前記表示窓を透光部材により閉塞した請
    求項2に記載の印字装置。
  4. 【請求項4】透光部材が透明レンズである請求項3に記
    載の印字装置。
  5. 【請求項5】透光部材が乳白色レンズである請求項3に
    記載の印字装置。
  6. 【請求項6】複数の透光部材がインクキャリアの移動方
    向に並べて設けられ、各透光部材の一端は外部に臨んで
    おり、他端は前記表示器と対向するように配置されてい
    る請求項1に記載の印字装置。
  7. 【請求項7】インクキャリアの移動方向に湾曲して形成
    されたカバーを有し、各透光部材の一端はカバーを通し
    て外部に臨んでおり、他端は前記表示器とほぼ等間隔に
    対向するように配置されている請求項6に記載の印字装
    置。
  8. 【請求項8】インクキャリアの移動方向と直交する方向
    に湾曲して形成されたカバーを有し、各透光部材の一端
    はカバーを通して外部に突出している請求項6に記載の
    印字装置。
  9. 【請求項9】各透光部材の一端が上側に向いて外部に臨
    んでいる請求項6に記載の印字装置。
  10. 【請求項10】透光部材に代えて光ファイバを用い、こ
    の光ファイバにより表示器から投光された光を任意の方
    向に導く請求項6に記載の印字装置。
  11. 【請求項11】前記表示器は通電状態を表示するととも
    に、前記インクキャリアに保持されるインクカートリッ
    ジのインク残量状態を表示する請求項1または6に記載
    の印字装置。
  12. 【請求項12】通電状態の表示とインク残量状態の表示
    とは異なる表示態様である請求項11に記載の印字装
    置。
  13. 【請求項13】通電状態とインク残量状態とが異なる色
    で表示される請求項12に記載の印字装置。
  14. 【請求項14】表示器が2色発光ダイオードである請求
    項13に記載の印字装置。
  15. 【請求項15】通電状態の表示とインク残量状態の表示
    の一方が点滅表示であり、他方が連続点灯表示である請
    求項12に記載の印字装置。
  16. 【請求項16】通電を表示する表示器を備えた印字装置
    において、前記表示器をインクカートリッジに設け、前
    記インクカートリッジとともに移動する前記表示器を外
    部から視認できるようにしたことを特徴とする印字装
    置。
  17. 【請求項17】前記表示器は前記インクカートリッジに
    着脱可能に取り付けられている請求項16に記載の印字
    装置。
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