JP2000326643A - 熱転写記録媒体とその製造方法 - Google Patents
熱転写記録媒体とその製造方法Info
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- JP2000326643A JP2000326643A JP11137332A JP13733299A JP2000326643A JP 2000326643 A JP2000326643 A JP 2000326643A JP 11137332 A JP11137332 A JP 11137332A JP 13733299 A JP13733299 A JP 13733299A JP 2000326643 A JP2000326643 A JP 2000326643A
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Abstract
且つフィルムや合成紙、キャストコート紙といった平滑
な被転写体にも印字が可能であり、従来のワックスタイ
プの熱転写記録媒体よりも、印字品位、耐擦過性に優れ
て地汚れも少ない熱転写記録媒体とその製造方法を提供
する。 【解決手段】耐熱層付きの基材に、剥離層、着色層、地
汚れ防止層が積層された熱転写記録媒体で、剥離層がワ
ックスと樹脂、着色層がワックスと顔料、地汚れ防止層
がワックスとフィラーを主成分とし、各層は剥離層の樹
脂分が15%以下、着色層の顔料分は35%以下、地汚
れ防止層のフィラー分は35%以下で、ワックスはカル
ナバワックスを用い、特に剥離層と着色層とはワックス
の融点以下の温度で乾燥し、また地汚れ防止層は雰囲気
温度はワックス融点以下で且つ地汚れ防止層表面にはワ
ックス融点より1〜10℃高温の風を吹き付けることを
特徴とする。
Description
Sなどのラベル、タグプリンタや発券機に用いられる熱
転写記録媒体に関し、詳しくは、普通紙やコート紙、キ
ャストコート紙、合成紙、フィルム等の材質の異なる種
々の被転写体に対して良好な画像を形成することがで
き、高速で印字しても被転写体とのこすれや滑りに起因
する地汚れが少ない熱転写記録媒体に関する。
れた着色層を被転写体に熱転写することにより画像を形
成する熱転写記録方法は画像形成時の騒音が低く、カラ
ー画像を比較的容易に形成でき、また画像形成装置自体
がコンパクトでそのコストも低いなどの利点があるた
め、現在各種プリンタやファクシミリ等で広く利用され
ている。その中で、ラベルプリンタ、発券機等は被転写
体が普通紙、コート紙や合成紙、フィルム等、種々の基
材が用いられ、その各被写体に良好な画像が形成される
ことが求められている。更にバーコード等が印字される
ものは読み取り機で読み取りが可能であることが必至で
あるため高い印字品質と耐擦過性が要求される。
性が求められるものは、フィルムや合成紙のような被転
写体に熱可塑性樹脂を主成分とする熱転写層を有するレ
ジンタイプ熱転写記録媒体が用いられ、また、より廉価
で高速の印字が求められるものは普通紙のような被写体
に石油系ワックスを主成分とした熱転写層を有するワッ
クスタイプ熱転写記録媒体が用いられ印字が行われてい
る。そして、前者は印字画像がシャープでまた、耐擦過
性も強いが平滑なフィルムに受像層を有した被転写体に
しか良好な転写ができず、印字のエネルギーも後者に比
べ高いエネルギーが必要であり高速印字には不向きであ
る。また材料コストも高い。
でき比較的低エネルギーで印字が可能で前者より高速で
の印字が可能でありコスト的にも廉価であるが、平滑な
キャストコート紙や合成紙、フィルムへの印字はツブレ
気味で良好な印字ができない。また、全体的に耐擦過性
が弱く印字画像もシャープさがなく印字品位が良好であ
るとはいえない。また、被転写体とこすれや滑りに起因
する地汚れも発生しやすい。
紙といった基材からなる種々の被転写体に印字が可能
で、ある程度耐擦過性に優れたワックスと熱可塑性樹脂
の両方を主成分とした熱転写層を有するセミレジンタイ
プの熱転写記録媒体も使用されるようになってきた。し
かしながら、このセミレジンタイプの熱転写記録媒体も
どちらかというとフィルムや合成紙、キャストコート紙
といった平滑な被転写体には良好な印字ができるもの
の、上質紙、軽量コート紙といった少し平滑性の低い紙
への転写画像の印字品位はあまりよくない。
は上質紙や軽量のコート紙が最も多く使用されるため、
フィルムや合成紙やキャストコート紙印字可能で且つ、
上質紙や軽量コート紙にも良好な印字ができ、従来のワ
ックスタイプの熱転写記録媒体より印字品位、耐擦過性
に優れ地汚れの少ない熱転写記録媒体が要求されてい
る。
量コート紙にも良好な印字ができ且つフィルムや合成
紙、キャストコート紙といった平滑な被転写体にも印字
が可能で、従来のワックスタイプの熱転写記録媒体より
印字品位、耐擦過性に優れ地汚れの少ない熱転写記録媒
体とその製造方法を提供することを目的とする。
基材の片面に耐熱層を有し、該基材の他面上に、剥離
層、着色層、地汚れ防止層がこの順で積層されてある熱
転写記録媒体において、該剥離層がワックスと樹脂、該
着色層がワックスと顔料、そして該地汚れ防止層がワッ
クスとフィラーをそれぞれ主成分とし、これら各層の成
分についてはそれぞれ、該剥離層の樹脂分が15%以
下、該着色層の顔料分は35%以下、そして該地汚れ防
止層のフィラー分は35%以下であって、且つ該ワック
スにはいずれもカルナバワックスを使用していることを
特徴とする熱転写記録媒体である。
層を有し、該基材の他面上に、剥離層、着色層、地汚れ
防止層がこの順で積層されてある熱転写記録媒体を製造
する熱転写記録媒体の製造方法において、該剥離層がワ
ックスと樹脂、該着色層がワックスと顔料、そして該地
汚れ防止層がワックスとフィラーをそれぞれ主成分と
し、これら各層の成分についてはそれぞれ、該剥離層の
樹脂分が15%以下、該着色層の顔料分は35%以下、
そして該地汚れ防止層のフィラー分は35%以下であ
り、且つ前記ワックスがカルナバワックスであって、該
剥離層、着色層、そして地汚れ防止層は、ワックスを有
機溶剤あるいは水に分散した分散体に、樹脂、顔料、そ
してフィラーをそれぞれ添加したインキ組成物を、それ
ぞれ塗布し乾燥させて順次積層することによって形成
し、その際、該剥離層と着色層の場合はそれぞれ該ワッ
クスの融点以下の温度で乾燥し、また地汚れ防止層の場
合は雰囲気温度は融点以下であり且つ該地汚れ防止層の
表面には該ワックスの融点より1〜10℃高い温度の風
を吹き付けることを特徴とする熱転写記録媒体の製造方
法である。
と地汚れ防止層とは、いずれも有機溶剤に分散、溶解し
たインキ組成物であり、また前記着色層は水に分散した
インキ組成物を使用して、各層を形成をすることを特徴
とする請求項2に記載の熱転写記録媒体の製造方法であ
る。
に耐熱層を有する基材上に、剥離層、着色層、地汚れ防
止層が積層されてなる熱転写記録媒体であって、剥離層
がワックスと樹脂、着色層がワックスと顔料、地汚れ防
止層がワックスとフィラーを主成分とし、各層の成分が
剥離層の樹脂が15%以下、着色層の顔料分は35%以
下、地汚れ防止層のフィラー分は35%以下であり、更
に該ワックスがカルナバワックスであるであることを特
徴とする熱転写記録媒体である。
のものにしみ込み易く上質紙やコート紙への転写性は良
好である。そのワックス中でも特にカルナバワックスは
融点が約83℃と比較的高く常温では硬く脆いため非常
に切れのよりシャープな印字が可能であり更に耐擦過性
も強い。更に溶融時に適度な粘着性を示すため合成紙や
フィルム等への転写性も良好である。しかし、従来ワッ
クスを熱転写層に使用する場合これに顔料を添加し着色
層とするがワックスだけでは基材との接着性が弱いため
着色層に樹脂を添加するか、或いは本発明と同じく樹脂
を含む剥離層を設ける必要がある。
層の溶融粘度が高くなるため上質紙やコート紙への転写
性は悪くなり更に層の脆さがなくなりシャープな印字は
得られなくなる。そこで、後者の様に剥離層を設け、こ
れに製造、加工時や印字時のプリンタ内での搬送の際に
剥離しない程度の基材との接着性を有する最小限の樹脂
の添加する。着色層も顔料量が増え過ぎると着色層の溶
融粘度が高くなるため十分な印字濃度が得られる最小限
の顔料量を添加する。そして、このような剥離層と着色
層を設けることで切れの良いシャープな印字が得られる
ようになるが、印字の際に着色層と被転写体が接し高い
圧力や擦れ、滑りが生じた場合、印字部分でない所に地
汚れが発生する問題がある。
色の地汚れ防止層を設ける。地汚れ防止層は印字性能を
低下させないため着色層と同様、ワックスを使用する。
更にワックスだけでは逆に被転写体と滑りが発生しやす
くなるため、無色あるいは白色のフィラーを添加し表面
を微小に粗すことで被転写体との摩擦係数を高くし滑り
を防止する。フィラーの添加も溶融粘度が高くなるのた
め滑りが発生しない最小限の量を添加する。
層を積層する際に通常は、溶融したワックスに樹脂、顔
料、フィラー等を混練したホットメルトインキを熱をか
け溶融した状態で塗布する方法、或いは、ワックスを有
機溶剤や水に分散した分散体に溶解した樹脂や顔料、フ
ィラーの分散体を混合したインキやワックスに既に樹脂
や、顔料を混練したものを有機溶剤や水に分散したイン
キを塗布、乾燥する方法がある。前者のホットメルトイ
ンキは乾燥工程がないため高速で塗布することが可能で
あるが、融点と溶融粘度が低くないと塗布することがで
きず、また揮発分がないので薄膜化が困難である。この
ようなホットメルトインキに使われるワックスは、融点
が50〜70℃の石油系ワックスが一般的であり、これ
を用いた熱転写記録媒体は上質紙やコート紙への印字は
可能であるが溶融粘度が低すぎることと常温でも比較的
軟らかいため印字に切れがなく滲みや浸み込み過ぎによ
る濃度不足が起きやすい。またフィルムや合成紙には粘
着性が少ないため良好な転写ができない。従来のワック
スタイプの熱転写記録媒体はこのタイプが多い。
たインキを使用する場合は後者のワックスを有機溶剤や
水に分散した分散体に溶解した樹脂や顔料やフィラーの
分散体を混合したインキを塗布、乾燥し積層する。そし
て乾燥の際にワックスの融点以下の温度で乾燥すること
で塗布されたワックス溶融して均一の皮膜にはならず分
散していた粒子の状態をある程度残すため、形成された
層は脆くなり印字の際にバリの少ないシャープな印字が
可能となる。しかしながら、一番上層となる地汚れ防止
層はフィラーを含み更に脆くなるため熱転写媒体の製
造、加工時や印字時のプリンタ内での搬送時に粉落ちす
る可能性があるため、ワックスを溶融させ皮膜化させる
必要がある。
の融点以下の温度で乾燥し地汚れ防止層の乾燥の雰囲気
温度は融点以下であるが地汚れ防止層の表面から吹き付
ける風の温度をワックスの融点より1〜10℃高くする
ことで表面のみ溶融させ皮膜化する。これにより地汚れ
防止層の表面は皮膜化して粉落ちしないが下層の基材に
近い着色層、剥離層は皮膜化せずに切れのよいシャープ
な印字が可能となる。
散、溶解したインキ組成物であって、着色層が水に分散
したインキ組成物を使用して各層を形成をする。ワック
スは通常、有機溶剤に分散するよりも水に分散するほう
が微分散になる。溶剤分散のワックス粒子は1〜10μ
m、水分散のワックス粒子は0.1〜1μm程度であ
る。
ため顔料粒子とより細かく分散され濃度を高くさせるこ
とが重要であり濃度ムラを少なくするため厚みも均一に
する必要があるため、より粒子の細かい水に分散したイ
ンキを使用する。剥離層は基材との接着性を持たせるた
め樹脂を含むので層の凝集力がワックスのみの場合より
強くなるので層の切れが悪くなってしまう。そこで溶剤
に分散したインキを用いることでインキ層より大きな粒
子のワックスが剥離層に存在することで剥離層全体の凝
集力を低下させ切れのよいシャープな印字が可能とな
る。地汚れ防止層はフィラーを添加し表面を粗すことが
1つの目的であるため粒子の大きい溶剤分散のインキを
使用する。
ルムや合成紙やキャストコート紙に印字可能で且つ、上
質紙や軽量コート紙にも良好な印字ができ、従来のワッ
クスタイプの熱転写記録媒体より印字品位、耐擦過性に
優れ地汚れの少ない熱転写記録媒体が得られる。
転写記録媒体をより詳細に説明する。図1は本発明の好
ましい態様の熱転写記録媒体の断面図である。この熱転
写記録媒体は、基材10の一方の面に耐熱層11が、も
う一方の面に剥離層12、着色層13、地汚れ防止層1
4が順次積層された構造を有する。
写記録媒体の支持体として機能している。このような基
材10としては、従来から熱転写記録媒体の基材として
用いられているものを使用することができ、限定される
ものではないが、ポリエステルフィルムを使用すること
が好ましい。なお、基材10の厚さには特に限定はな
く、必要に応じて適宜選択することが出来が搬送性、強
度、熱伝導性とを考えると好ましくは1〜10μmの厚
みの基材である。
からの熱に対し基材の貼り付き及び破断を防止しサーマ
ルヘッドと滑りを良好にするための層であり、従来から
熱転写記録媒体の耐熱滑性層として用いられているもの
を使用することがでる。例えば、アクリル−シリコーン
等のシリコーン共重合体、或いは樹脂に変成シリコーン
オイルを添加したブレンド品を用いるのが一般的であ
る。なお、耐熱滑性層11の厚さには特に限定はなく、
必要に応じて適宜選択することが出来るが0.1〜2μ
m程度が一般的である。また、基材成膜時に一方の面を
耐熱滑性処理を施されたいわゆるB/C付き基材を基材
10として使用しても何ら問題ないし、その場合には耐
熱滑性処理面が耐熱層11を兼ねることとなり、新たに
耐熱層11を形成する必要はなくなる。
0との接着させ、印字時にサーマルヘッドなどの加熱手
段からの熱を受けた部分のみ溶融して、基材10からの
剥離を容易にし、被転写体へ容易に熱転写出来るように
するための層である。
ックスを主体としこれに樹脂が添加されたものである。
添加される樹脂はポリエステル、ポリウレタン、ポリア
ミド、エポキシ、アクリル、スチレン、塩素化ポリオレ
フィン、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブタジエンゴム、など
の熱可塑性樹脂などを単独或いは混合または共重合して
使用することが出来る。
接着力は上がるが添加量が増すと印字時の熱がかかった
ときの溶融粘度が高くまた剥離が重くなりすぎて転写し
にくくるため樹脂の量は15%以下とし好ましくは3〜
10%である。また樹脂を加えることで層の皮膜強度が
増すため切れが悪くなるのでワックス粒子の大きい溶剤
分散のワックスを使用しこれに樹脂を溶解させたインキ
を塗布し、ワックスの融点以下で乾燥することでワック
スの粗大粒子を残し層を脆くして層の切れ性を向上させ
る。
加する樹脂の選択範囲も広くなる。ワックスの粒子とし
ては1〜10μm程度が好ましい。また、剥離層12の
厚さは、適宜選択することが出来るが、一般には0.5
〜2.0μm程度の厚みが好ましい。
し画像を形成する層であるが、カルナバワックスに従来
から熱転写記録媒体に使用されている一般的な着色顔料
を添加し使用することが出来る。更には顔料が少量で十
分な転写濃度が示すようにワックスが微細に水に分散さ
れたインキを使用し、これも剥離層12と同様にインキ
塗布後、層の特性を脆くし切れをよくするため、ワック
スの融点以下で乾燥する。これにより、高濃度で切れの
良いシャープな印字が可能となる。
に影響するが多く添加すると着色層13の溶融粘度は高
くなり上質紙やコート紙への転写性が悪くなることと、
ある添加量以上は転写濃度は殆ど変わらないため、顔料
は35%以下で必要な転写濃度が得られる添加量にする
ことが好ましい。また、着色層13の厚さは、適宜選択
することが出来るが、一般には0.5〜4.0μm程度
の厚みが好ましい。
転写体と直接接する層で、被転写体とのこすれ、或いは
滑りに起因する地汚れを防止する層である。地汚れ防止
層14は、カルナバワックスにフィラーを添加したもの
物から形成される。この地汚れ防止層は14は被転写体
との滑りを防止するため適度に表面を粗すことが要求さ
れるためワックスは比較的粒子の大きい溶剤分散のもの
を使用しこれに更にフィラーを添加した分散したインキ
を塗布、乾燥し形成される。
と同様に層を脆くするためワックスの融点以下で乾燥を
行うとフィラーとワックス粒子が大く脆すぎるため乾
燥、加工時や印字中に脱落し粉落ちすることがあるので
この地汚れ防止層の乾燥のみワックスの融点以上で乾燥
し溶融させてワックスとフィラーを結合させ皮膜化して
着色層12上に保持させるようにする。この場合、剥離
層、着色層のワックスがあまり溶融しないように地汚れ
防止層の表面のみからワックスの融点の1〜10℃の風
を当て乾燥する。
体の溶融粘度が高くなり上質紙やコート紙に浸み込みに
くくなり更にフィルムや合成紙、キャストコート紙とい
った平滑な被転写体にも転写しにくくなり更にワックス
を溶融しても結着せず脱落が起こるため35%以下で被
転写体とのこすれ、滑りを防止する効果のある量を添加
する。
類としては特限定しないが、従来からマット剤や滑り防
止剤として使用される無色或いは白色のフィラーが使用
できるが、コスト等の面から考えて炭酸カルシウム、タ
ルクといった天然鉱物系のフィラーを使用することが好
ましい。さらに、使用するフィラーの粒子径に関して
は、それらの種類及び用途及び被転写体に応じて大きく
異なるが、通常0.1〜2.0μm程度である。0.1
μmを下回ると地汚れに対する十分な効果が難しくな
り、2.0μmを超えるとワックスを溶融させてもフィ
ラーの脱落が起こりやすくなる。
る材料、被転写体などの条件に応じて適宜選択すること
が出来るが、一般には0.1〜5.0μm、好ましくは
0.2〜2.0μmである。あまり薄くなると、フィラ
ーの脱落が発生しやすくなると共に、高速印画の際の十
分な地汚れ防止が難しくなるし、逆に厚すぎると、印画
感度が低下すると共に、転写画像の転写キレが低下する
からである。
スは、例えば天然のワックスでその精製したカルナバ1
号ワックスあるいはカルナバ2号ワックスである。剥離
層お12よび地汚れ防止層14に使用される溶剤分散体
の溶剤は通常インキに使用されるトルエン、MEK、M
IBK、IPA、酢酸エチル、アルコール等の有機溶剤
が使用できる。またその分散されたワックスの粒径は1
〜10μmのものが好ましい。着色層13に用いらる水
分散体のワックスの粒径は5μm以下のものが使用でき
好ましくは1μm以下である。また着色層13に用いら
る水分散体のインキには乾燥性向上や、消泡効果を目的
としてエタノールやイソプロパノールといったアルコー
ルを添加してもよい。
はワックスと顔料、地汚れ防止層14はワックスとフィ
ラーが主成分であるが、各層のインキ化するうえで少量
の各種分散剤、消泡剤、界面活性剤等の添加が可能であ
る。
法により製造することが出来、例えば、ポリエステルフ
ィルムなどの基材の一方に、耐熱層形成用インキをグラ
ビア法により塗工乾燥して耐熱層を形成し、基材のもう
一方に、剥離層インキをグラビア法により塗工乾燥して
剥離層を形成し、更にその上に、着色層インキをグラビ
ア法により塗工乾燥して着色層を形成し、更にその上
に、地汚れ防止層インキをグラビア法により塗工乾燥す
ることにより製造することが出来る。
する。厚さ4.5μmの透明ポリエチレンテレフタレー
トフィルム(K430;三菱化学ポリエステル製)の一
方の面に、アクリル・シリコーン共重合体(US−35
0;東亞合成製)を、グラビアコーターを用いて0.5
μm厚で塗工し、100℃で乾燥することにより耐熱層
を形成した。
わせ表2のような構成で剥離層、着色層、地汚れ防止層
形成用のインキを作製し順次グラビアコーターを用いて
乾燥塗布厚が剥離層1.0μm,着色層2.0μm,地
汚れ防止層0.5μm厚となるよう塗工し、乾燥するこ
とにより次のような構成の熱転写記録媒体を作製した。
樹脂添加 比較例3 地汚れ防止層なし 比較例4 地汚れ防止層のフィラーなし 比較例5 剥離層の樹脂量過多 比較例6 着色層の顔料量過多 比較例7 地汚れ防止層のフィラー量過多 比較例8 ワックスがパラフィンワックスの場合 比較例9 剥離層が水分散のインキの場合 比較例10 着色層が溶剤分散のインキの場合 比較例11 地汚れ防止層が水分散のインキの場合 比較例12 地汚れ防止層の乾燥温度がワックスの融点
以下の場合 比較例13 各層の乾燥温度がワックスの融点以上の場
合 比較例14 地汚れ防止層の乾燥温度が融点より10℃
以上高く雰囲気温度も融点より高い場合
写体X(上質紙:王子製紙製)と被転写体Y(キャスト
コート紙:王子製紙製)とを用い、熱転写プリンター
(M4800RV:サトー社製)を用いて6inch/sec
の印画スピードでバーコードパターンの熱転写を行い印
字画像を得た。
得られた画像の品位の確認として、バーコード検査機
(L4000 和泉データロジック製)でANSI規格
に基づく印字品位の評価を行った。
より得られる熱転写記録媒体を用いると、比較例1〜1
4に比べ、上質紙に良好な印字ができ更にキャストコー
ト紙のような平滑性の高い被転写体へも良好な印字が可
能となり、地汚れも少ない。その中で実施例1とカルナ
バワックスの代わりにパラフィンワックスを使用した比
較例8の印字物を学振摩耗試験機にて綿布(金巾3号)
にて荷重500gで200回往復させたところ実施例1
のほうが印字画像に乱れは少なかった。
発明は、上質紙や軽量コート紙にも良好な印字ができ且
つフィルムや合成紙、キャストコート紙といった平滑な
被転写体にも印字が可能で、従来のワックスタイプの熱
転写記録媒体より印字品位、耐擦過性に優れ地汚れの少
ない熱転写記録媒体を提供することすることが出来る。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】基材の片面に耐熱層を有し、該基材の他面
上に、剥離層、着色層、地汚れ防止層がこの順で積層さ
れてある熱転写記録媒体において、 該剥離層がワックスと樹脂、該着色層がワックスと顔
料、そして該地汚れ防止層がワックスとフィラーをそれ
ぞれ主成分とし、これら各層の成分についてはそれぞ
れ、該剥離層の樹脂分が15%以下、該着色層の顔料分
は35%以下、そして該地汚れ防止層のフィラー分は3
5%以下であって、且つ該ワックスにはいずれもカルナ
バワックスを使用していることを特徴とする熱転写記録
媒体。 - 【請求項2】基材の片面に耐熱層を有し、該基材の他面
上に、剥離層、着色層、地汚れ防止層がこの順で積層さ
れてある熱転写記録媒体を製造する熱転写記録媒体の製
造方法において、 該剥離層がワックスと樹脂、該着色層がワックスと顔
料、そして該地汚れ防止層がワックスとフィラーをそれ
ぞれ主成分とし、これら各層の成分についてはそれぞ
れ、該剥離層の樹脂分が15%以下、該着色層の顔料分
は35%以下、そして該地汚れ防止層のフィラー分は3
5%以下であり、且つ前記ワックスがカルナバワックス
であって、 該剥離層、着色層、そして地汚れ防止層は、ワックスを
有機溶剤あるいは水に分散した分散体に、樹脂、顔料、
そしてフィラーをそれぞれ添加したインキ組成物を、そ
れぞれ塗布し乾燥させて順次積層することによって形成
し、 その際、該剥離層と着色層の場合はそれぞれ該ワックス
の融点以下の温度で乾燥し、また地汚れ防止層の場合は
雰囲気温度は融点以下であり且つ該地汚れ防止層の表面
には該ワックスの融点より1℃〜10℃高い温度の風を
吹き付けることを特徴とする熱転写記録媒体の製造方
法。 - 【請求項3】前記剥離層と地汚れ防止層とは、いずれも
有機溶剤に分散、溶解したインキ組成物であり、また前
記着色層は水に分散したインキ組成物を使用して、各層
を形成をすることを特徴とする請求項2に記載の熱転写
記録媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13733299A JP3714029B2 (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 熱転写記録媒体とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13733299A JP3714029B2 (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 熱転写記録媒体とその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000326643A true JP2000326643A (ja) | 2000-11-28 |
| JP3714029B2 JP3714029B2 (ja) | 2005-11-09 |
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|---|---|---|---|
| JP13733299A Expired - Fee Related JP3714029B2 (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 熱転写記録媒体とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3714029B2 (ja) |
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