JP2000326869A - 車両の後部車体構造 - Google Patents

車両の後部車体構造

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JP2000326869A
JP2000326869A JP11139814A JP13981499A JP2000326869A JP 2000326869 A JP2000326869 A JP 2000326869A JP 11139814 A JP11139814 A JP 11139814A JP 13981499 A JP13981499 A JP 13981499A JP 2000326869 A JP2000326869 A JP 2000326869A
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luggage compartment
vehicle
cover plate
luggage
rear bumper
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JP11139814A
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Takashi Mizuma
孝 水間
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Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】荷室に隣接して下方へ開閉可能なリヤバンパ
と、荷室を覆う荷室かバー板とを設け、リヤバンパが下
方へ開放された時、荷室カバー板の一端が車体後方に展
開して踏み板と成るように荷室カバー板とリヤバンパと
を回動可能に取付けることで、車両後部に車室と独立し
た荷室を形成することができると共に、車椅子その他の
荷物を車内へ乗り入れまたは移載する操作が容易で、し
かも簡単な構成かつ小部品点数にてこれら両者(荷室の
形成、移載操作の容易性)を両立することができ、また
荷室を荷室カバー板で覆うことにより、荷室の使い勝手
の向上を図ると共に、見映えも改善される車両の後部車
体構造の提供を目的とする。 【解決手段】車両後部の荷室6に隣接して下方へ開閉可
能にリヤバンパ7が配設された車両の後部車体構造であ
って、上記荷室6に荷室カバー板16,17を設け、上記リ
ヤバンパ7が下方へ開放された時、上記荷室カバー板1
6,17の一端が車体後方に展開して踏み板と成るように該
荷室カバー板16,17と上記リヤバンパ7とを回動可能に
取付けた車両の後部車体構造ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両後部の荷室
に隣接してリヤバンパが下方へ開閉可能に配設されたよ
うな車両の後部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の車両の後部車体構造とし
ては、例えば、特開平8−175184号公報および特
開平7−179182号公報に記載の構造がある。前者
の特開平8−175184号公報に記載のものは、リヤ
バンパを下方に開閉可能に構成して、このリヤバンパの
開放時に、後部荷室の開口を拡大したものである。
【0003】また後者の特開平7−179182号公報
に記載のものは、車室内に形成された後部室の床面をリ
ヤバンパよりも低い位置に設定し、後部室の後端部を開
閉自在とするリヤドアを、上方へ回動するハッチバック
ドアと、下方へ回動するテールゲートとにより構成し、
テールゲ―ルの回動支点を後部室の床面の後端縁に近接
したリヤバンパの下端部よりも低い位置に設定したもの
であって、ハッチバックドアとテールゲートが開放され
た状態下では、テールゲートが後部室の床面と車外の路
面との間にスロープ状に掛け渡されて、車椅子やその他
の荷物類を後部室に容易に移動させることができるよう
に構成したものである。
【0004】この構造において車外の路面からスロープ
状に掛け渡されたテールゲートを介して車椅子やその他
の荷物類を後部室に移載すると、砂や泥等により後部室
が汚れる問題点があるので、次のような機能を備えた車
体構造が望まれている。
【0005】すなわち、後部室(車室)とは完全に独立し
た荷室が形成できる点、車椅子その他の荷物の車内への
乗り入れまたは移載が容易な点、荷室を覆って、荷室内
に荷物が格納でき、また荷室を覆う部材の上面をも有効
利用できる点、これらの機能を備えた車両の後部車体構
造が望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、荷室に隣接して下方へ開閉可能なリヤバン
パと、荷室を覆う荷室かバー板とを設け、リヤバンパが
下方へ開放された時、荷室カバー板の一端が車体後方に
展開して踏み板と成るように荷室カバー板とリヤバンパ
とを回動可能に取付けることで、車両後部に車室と独立
した荷室を形成することができると共に、車椅子その他
の荷物を車内へ乗り入れまたは移載する操作が容易で、
しかも簡単な構成かつ小部品点数にてこれら両者(荷室
の形成、移載操作の容易性)を両立することができ、ま
た荷室を荷室カバー板で覆うことにより、荷室の使い勝
手の向上を図ると共に、見映えも改善される車両の後部
車体構造の提供を目的とする。
【0007】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述の荷室カバー板
を、複数の板部材を連結して構成するので、荷室の使用
態様に応じて自由な形態を得ることができる車両の後部
車体構造の提供を目的とする。
【0008】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、車体に支持される支
持部を荷室カバー板に設け、この支持部を中心として荷
室の上方を荷室カバー板で開閉可能に覆うように構成す
ることにより、荷室カバー板よりも下方を下部荷室に、
荷室カバー板よりも上方を上部荷室に設定することがで
きると共に、上述の支持部を中心として荷室カバー板を
開放することで、下部荷室に対する荷物の格納、取出し
ができる車両の後部車体構造の提供を目的とする。
【0009】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項3記載の発明の目的と併せて、上述の荷室カバー板
にはリヤバンパに取付けられる接続部を設け、この接続
部をリヤバンパに対して着脱可能に取付けることで、荷
室および荷室カバー板の使い勝手性の向上を図ることが
できる車両の後部車体構造の提供を目的とする。
【0010】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述の荷室カバー板
をリヤバンパにおける車体内側の前部に縦方向(上下方
向)に折畳み可能に設けることで、この荷室カバー板の
折畳み時に、大型の荷物や背丈の高い荷物を容易に載せ
ることができる車両の後部車体構造の提供を目的とす
る。
【0011】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項1,2,3,4または5記載の発明の目的と併せ
て、上述の荷室を、フロアパネルを下方に段下げして構
成することで、段下げにより荷室空間の拡大を図って、
より一層大きい荷物の積載を可能とし、また段下げによ
りフロア部が低くなり、低床構造となるので、荷室カバ
ー板の展開時に踏み板により形成されるスロープが緩や
かとなり、車椅子その他の荷物の積み込みが容易となる
車両の後部車体構造の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、車両後部の荷室に隣接して下方へ開閉可能に
リヤバンパが配設された車両の後部車体構造であって、
上記荷室に荷室カバー板を設け、上記リヤバンパが下方
へ開放された時、上記荷室カバー板の一端が車体後方に
展開して踏み板と成るように該荷室カバー板と上記リヤ
バンパとを回動可能に取付けた車両の後部車体構造であ
ることを特徴とする。
【0013】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記荷室カバー板は
複数の板部材を連結して構成された車両の後部車体構造
であることを特徴とする。
【0014】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記荷室カバー板は
車体に支持される支持部を備え、上記支持部を中心とし
て上記荷室の上方を開閉可能に覆うように構成した車両
の後部車体構造であることを特徴とする。
【0015】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項3記載の発明の構成と併せて、上記荷室カバー板は
上記リヤバンパに取付けられる接続部を有し、上記接続
部がリヤバンパに対して着脱可能に取付けられた車両の
後部車体構造であることを特徴とする。
【0016】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記荷室カバー板は
上記リヤバンパにおける車室内側の前部に縦方向に折畳
み可能に設けられた車両の後部車体構造であることを特
徴とする。
【0017】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項1,2,3,4または5記載の発明の構成と併せ
て、上記荷室はフロアパネルを下方に段下げして構成さ
れた車両の後部車体構造であることを特徴とする。
【0018】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、荷室に隣接して下方へ開閉可能なリヤバンパ
と、荷室を覆う荷室カバー板とを設け、リヤバンパが下
方へ開放された時、荷室カバー板の一端が車体後方に展
開して踏み板と成るように荷室カバー板とリヤバンパと
を回動可能に取付けたので、荷室に荷室カバー板を設け
た状態下においては、車両後部に車室と独立した荷室を
形成することができる。
【0019】またリヤバンパを後方下方へ開放し、この
リヤバンパに回動可能に取付けられた荷室カバー板の一
端を車体後方に展開して踏み板と成すと、車椅子その他
の荷物(マウンテンバイク、小型自転車その他の荷物)を
車内へ容易に乗り入れまたは移載することができる。
【0020】しかも、簡単な構成で、かつ小部品点数に
よりこれら両者(荷室の形成、移載操作の容易性)を両立
することができ、さらに荷室を荷室カバー板で覆うこと
により、荷室の使い勝手の向上を図ると共に、見映えも
改善される効果がある。
【0021】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、複数の板部材
を連結して上述の荷室カバー板を構成したので、単一の
板部材で荷室カバー板を構成するものに対して、荷室の
使用態様に応じて自由な形態を確保することができる効
果がある。
【0022】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の荷室カ
バー板は車体に支持される支持部を備え、この支持部を
中心として上述の荷室の上方を開閉可能に覆うように構
成したので、荷室カバー板よりも下方を下部荷室に設定
し、また荷室カバー板よりも上方を上部荷室に設定する
ことができ、しかも、上述の支持部を中心として荷室カ
バー板を開放することで、下部荷室に対する荷物の格
納、取出しができる効果がある。
【0023】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項3記載の発明の効果と併せて、上述の荷室カ
バー板にはリヤバンパに取付けられる接続部を設け、こ
の接続部をリヤバンパに対して着脱可能に取付けたの
で、接続部の装着、離脱を選定することにより、荷室お
よび荷室カバー板の使い勝手性の向上を図ることができ
る効果がある。
【0024】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の荷室カ
バー板をリヤバンパにおける車室内側の前部に縦方向に
折畳み可能に設けたので、この荷室カバー板の上記折畳
み時には大型の荷物や背丈の高い荷物を容易に搭載する
ことができる効果がある。
【0025】この発明の請求項6記載の発明によれば、
上記請求項1,2,3,4または5記載の発明の効果と
併せて、上述の荷室はフロアパネルを下方に段下げして
構成されたものであるから、段下げにより荷室空間の拡
大を図って、より一層大きい荷物の積載を可能とするこ
とができる。
【0026】また、上述の段下げにより荷室床部が低く
なり、低床構造となるので、荷室カバー板の展開時に踏
み板により形成されるスプロープが緩やかとなって、車
椅子その他の荷物の積み込みが容易となる効果がある。
【0027】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は、車両の後部車体構造を示すが、まず図
1を参照して車両の全体の概略構成について説明する。
【0028】図1はハッチバック型車両を示し、ダッシ
ュロアパネル1にフロントフロアパネル2を連接すると
共に、このフロアパネル2の後部にはキックアップ部3
を介してリアフロアパネル4一体または一体的に連接し
ている。上述のリアフロアパネル4を下方に段下げして
荷室フロアパン5と荷室6とを形成している。
【0029】また車両後部の荷室6に隣接して後方下方
へ開閉可能なリヤバンパ7を配設すると共に、上方へ回
動するリフトゲート8(いわゆるハッチバックドア)を設
けている。なお、図1において9はフロントシート、1
0はリヤシートである。
【0030】次に、図2、図3、図4を参照して後部車
体構造を説明する。既述したように上述のリヤフロアパ
ネル4を下方に段下げして凹状の荷室フロアパン5を形
成するが、この荷室フロアパン5の縦壁5a上部には段
差状のボード載置部11を平面から見てコ字状となるよ
うに形成している。
【0031】また図2に示すように上述の縦壁5aの前
面とリヤフロアパネル4の後端側下面との間には車幅方
向に延びるクロスメンバ12を接合して、これら各要素
4,5a,12の間には閉断面13を形成している。
【0032】さらに同図に示すように荷室フロアパン5
の前部下面および後部下面には、車幅方向に延びるレイ
ンフォースメント14,15を接合して、荷室フロアパ
ン5の剛性向上を図っている。
【0033】上述の荷室6は段差状のボード載置部11
に載置される荷室カバー板としてのボードで開閉可能に
覆われるが、このボードは断面が門形のフロント側のボ
ード16と、断面が門形のリヤ側のボード17との複数
の板部材を蝶番18を用いて折り畳み可能に連結して構
成したものである。
【0034】ところで、上述のリヤバンパ7は下方へ開
閉可能に配設されるので、この開閉構造について説明す
る。リヤバンパ7の左右の両側面7a、7a下部には、
該リヤバンパ7の開閉中心となるピン19,19を突設
する一方、リヤエンドメンバ20にはバンパヒンジブラ
ケット21,21を取付け、これらのバンパヒンジブラ
ケット21,21に孔部22,22を形成し、この孔部
22,22に上述のピン19,19を挿入して、リヤバ
ンパ7を開閉可能に配設すると共に、リヤバンパ7(可
動側)と車体側(固定側)との間にはステイダンパ23を
張架すべく構成している。
【0035】上述のリヤバンパ7の車室内の前部7b
と、荷室6を覆うボード16,17のうちのリヤ側のボ
ード17とは回動可能に取付けられ、図9に示すように
リヤバンパ7が下方へ開放された時、ボード16,17
の一端(つまりノーマル時におけるフロント側のボード
16の前端)が車体後方に展開して踏み板と成るように
構成されている。
【0036】このリヤバンパ7とボード17との連結構
造を、図4、図5、図6を参照して説明する。上述のリ
ヤバンパ7の前部7bにはボルト24,24を用いてブ
ラケット28を取付け、このヒンジブラケット25にピ
ン26を固定している。
【0037】一方、ボード17の左右の折曲部17aに
はボルト27,27を用いてヒンジブラケット25を取
付け、このブラケット28の後方への延出端部には上述
のピン26の上側過半部を保持する半円形状の保持部2
8aを一体形成している。
【0038】また上述のブラケット28には枢支軸2
9、係止手段としてのEリング30および図示しない付
勢手段を用いてロックレバー31を取付け、このロック
レバー31には上述のピン26の下側過半部を保持する
半円形状の保持部31aと、ロック解除用の突片31b
とを一体形成し、このロックレバー31側の保持部31
aと、上述のブラケット28側の保持部28aとで、ボ
ード17をリヤバンパ7に取付ける接続部を構成し、こ
の接続部(保持部28a、31a参照)をリヤバンパ7側
のピン26に対して着脱可能に構成している。
【0039】すなわち、図5に示す両保持部28a,3
1aでピン26を保持した状態下においては付勢手段
(例えば枢支軸29に巻回されるコイルスプリングなど)
の付勢力が保持部31aをピン保持方向(図5の反時計
方向)に付勢作用して、双方の保持部28a,31aに
よりピン26を保持した状態で、リヤバンパ7に対する
ボード16,17の回動を許容する。
【0040】図5に示す保持状態からロックレバー31
の突片31bを付勢手段の付勢力に抗してロック解除方
向(図5の時計方向)に押圧すると、図7に示すように各
ロックレバー31は枢支軸29を中心としてアンロック
方向に回動し、核保持部28a,31aによるピン26
の保持が解除されるので、この状態を保って、ボード1
7を前方(図示左方)に移動すると、図8に示すように、
各要素17,28,31をピン26から取外すことがで
きる。
【0041】なお、図5〜図8においてはリヤバンパ7
とボード17との連結構造をその一側についてのみ図示
したが、他側の構造は左右対称に構成されている。また
図3、図4では上記連結構造を概略的に示している。と
ころで、図3、図4に示すように上述のボード16,1
7の折曲部16a,17aにおける近接部位にはストッ
パ32,33を固定している。
【0042】荷室6を閉塞するノーマル状態下における
フロント側のボード16の折曲部16aの後端に固定さ
れた一方のストッパ32には、その後部上側から後方へ
突出する突部32aを一体形成し、同様にノーマル状態
下におけるリヤ側のボード17の折曲部17aの前端に
固定された他方のストッパ33には、その前部下側から
前方へ突出する突部33aを一体形成している。
【0043】而して、図3に示すように前後の各ボード
16,17を蝶番18を介して一直線状に配列した時、
一方のストッパ32における突部32a下面が他方のス
トッパ33における突部33a上面に当接して、各ボー
ド16,17の一直線状態を確保すべく構成している。
【0044】同様に、図9に示すようにリヤバンパ7を
下方へ開放すると共に、各ボード16,17を車体後方
に展開して踏み板と成した時、上述の各ストッパ32,
33の作用により、蝶番18の取付け部を介して各ボー
ド16,17が下方へ座屈するのを防止すべく構成して
いる。
【0045】この実施例では各ボード16,17の蝶番
18による連結部分を図2に示すようにボード載置部1
1に上戴支持される支持部34に設定し、この支持部3
4を中心としてフロント側のボード16を図2の矢印a
方向に開閉して、荷室6の上方を開閉可能に覆うように
構成し、また保持部28a,31aによるピン26の保
持を解除した後に、リヤ側のボード17を図2の矢印b
方向に開閉して、荷室6の上方を開閉可能に覆うように
構成している。
【0046】さらに、図2に示す状態からフロント側の
ボード16を蝶番18を介してリヤ側のボード17の上
面に折畳んだ後に、リヤバンパ7側のヒンジブラケット
25のピン26を支点として、各ボード16,17を起
立させると、図10に示すように、これら複数のボード
16,17をリヤバンパ7における車室内側の前部7b
に縦方向(上下方向)に折畳むことができ、荷室フロアパ
ン5の上下を広く開放して、この荷室フロアパン5の上
部空間を有効利用して、図10に仮想線で示すように大
型の荷物や背丈の高い荷物Aを容易に搭載すべく構成し
ている。
【0047】なお、図2、図9、図10において35は
リヤバンパ7の後面に取付けたゴム製または合成樹脂製
のプロテクタで、図9に示すようにリヤバンパ7を後方
下方へ開放した時、このリヤバンパ7を保護するための
ものである。また図2、図10において36はロック機
構である。
【0048】このように構成した車両の後部車体構造に
おいて、車内へ車椅子その他の荷物(マウンテンバイ
ク、小型自転車その他の荷物)を乗り入れまたは移動す
るには、図2に示す状態からまずリフトゲート8を上方
へ回動し、次にピン19を支点としてリヤバンパ7を後
方下方へ回動させつつ、ピン26を支点としてボード1
6,17を車体後方へ展開させると、図9、図11の如
くなる。
【0049】すなわち、同図に示すようにリヤバンパ7
後面のプロテクタ35が路面に当接すると共に、ボード
16の展開時の後端部が当接し、段下げにより低床構造
に構成された荷室フロアパン5と路面との間にはリヤバ
ンパ7、ボード17,16が緩やかなスロープ状に掛け
渡される。
【0050】したがって、展開により踏み板と成したボ
ード16,17およびリヤバンパ7のスロープを利用し
て、図9に仮想線で示す車椅子Bやその他のキャスタ付
きの荷物あるいはマウンテンバイク、小型自転車その他
の荷物を荷室フロアパン5上に容易に乗り入れまたは移
載することができる。この時、荷室6を閉塞していたボ
ード16,17の下面が、展開時においては上面になる
ので、車外から車椅子Bを乗り入れた時、これらのボー
ド16,17の展開時の上面に、泥や砂等が付着して
も、これらボード16,17で荷室6を覆った時には泥
や砂等の付着面は荷室6閉塞時にあっては下面側に位置
するので、使用上の違和感がなくなる。
【0051】このように上記構成の車両の後部車体構造
によれば、荷室6に隣接して下方へ開閉可能なリヤバン
パ7と、荷室6を覆う荷室カバー板(ボード16,17
参照)とを設け、リヤバンパ7が下方へ開放された時、
荷室カバー板(ボード16,17参照)の一端が車体後方
に展開して踏み板と成るように荷室カバー板(ボード1
6,17参照)とリヤバンパ7とを回動可能に取付けた
ので、荷室6に荷室カバー板(ボード16,17参照)を
設けた状態下においては、車両後部に車室と独立した荷
室6を形成することができる。
【0052】またリヤバンパ7を後方下方へ開放し、こ
のリヤバンパ7に回動可能に取付けられた荷室カバー板
(ボード16,17参照)の一端を車体後方に展開して図
9に示すように踏み板と成すと、車椅子Bその他の荷物
(マウンテンバイク、小型自転車その他の荷物)を車内へ
容易に乗り入れまたは移載することができる。
【0053】しかも、簡単な構成で、かつ小部品点数に
よりこれら両者(荷室6の形成、移載操作の容易性)を両
立することができ、さらに荷室6を荷室カバー板(ボー
ド16,17参照)で覆うことにより、荷室6の使い勝
手の向上を図ると共に、見映えも改善される効果があ
る。
【0054】さらに、複数の板部材(ボード16,17
参照)を連結して上述の荷室カバー板を構成したので、
単一の板部材で荷室カバー板を構成するものに対して、
荷室6の使用態様に応じて自由な形態を確保することが
できる効果がある。
【0055】加えて、上述の荷室カバー板(ボード1
6,17参照)は車体(ボード載置部11参照)に支持さ
れる支持部34(図2参照)を備え、この支持部34を中
心として上述の荷室6の上方を開閉可能に覆うように構
成したので、荷室カバー板(ボード16,17参照)より
も下方を下部荷室(ダティー荷室)に設定し、また荷室カ
バー板(ボード16,17参照)よりも上方を上部荷室
(クリーン荷室)に設定することができ、しかも、上述の
支持部34を中心として荷室カバー板(ボード16,1
7参照)を開放することで、下部荷室(荷室6参照)に対
する荷物の格納、取出しができる効果がある。
【0056】また、上述の荷室カバー板(ボード16,
17参照)にはリヤバンパ7に取付けられる接続部(保持
部28a,31a参照)を設け、この接続部をリヤバン
パ7に対して着脱可能に取付けたので、接続部値(保持
部28a,31a参照)の装着、離脱を選定することに
より、荷室6および荷室カバー板(ボード16,17参
照)の使い勝手性の向上を図ることができる効果があ
る。
【0057】さらに、上述の荷室カバー板(ボード1
6,17参照)をリヤバンパ7における車室内側の前部
7bに図10に示す如く縦方向に折畳み可能に設けたの
で、この荷室カバー板(ボード16,17参照)の上記折
畳み時には同図に示すように大型の荷物や背丈の高い荷
物Aを容易に搭載することができる効果がある。
【0058】しかも、上述の荷室6はフロアパネル(フ
ロアパネル4参照)を下方に段下げして構成されたもの
であるから、段下げにより荷室6空間の拡大を図って、
より一層大きい荷物の積載を可能とすることができる。
【0059】また、上述の段下げにより荷室床部(荷室
フロアパン5参照)が低くなり、低床構造となるので、
荷室カバー板(ボード16,17参照)の展開時(図9参
照)に踏み板(ボード16,17参照)により形成される
スプロープが緩やかとなって、車椅子Bその他の荷物の
積み込みが容易となる効果がある。
【0060】図12はリヤバンパ7とボード17との連
結構造の他の実施例を示し、ロックレバー31における
ロック解除用の突片31bにロック解除時において該レ
バー31をアンロック方向へ押圧するための押圧片37
を一時的に屈曲形成したものである。
【0061】このように構成すると、保持部28a,3
1aによるピン26の保持を解除するアンロック操作を
容易に行なうことができる効果がある。なお、その他の
点については先の実施例と同様の作用、効果を奏するの
で、図12において図6と同一の部分には同一符号を付
して、その詳しい説明を省略する。
【0062】図13はリヤバンパ7とボード17との連
結構造のさらに他の実施例を示し、左右のロックレバー
31,31におけるロック解除用の突片31b,31b
(但し、図13では一方のみを示す)の相互間を、連結片
38で互に連結したものである。
【0063】このように構成すると、保持部28a,3
1aによるピン26の保持を解除する場合、左右の各突
片31b,31bを同時に押圧操作する必要がなく、単
一の連結片38をアンロック方向に操作すると左右の各
突片31b,31bがロック解除方向に可動するので、
アンロック操作をより一層簡単に行なうことができる効
果がある。なお、その他の点については先の各実施例と
同様の作用、効果を奏するので、図13において図6、
図12と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい
説明を省略する。
【0064】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の荷室カバー板は、実施例のボード
16,17に対応し、以下同様に、板部材は、ボード1
6,17に対応し、支持部34を支持する車体は、ボー
ド載置部11に対応し、接続部は、保持部28a,31
aに対応し、フロアパネルは、リアフロアパネル4に対
応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定
されるものではない。
【0065】例えば、ボード16,17に蝶番18を取
付ける場合、ボード16,17に凹状の段差部を形成
し、蝶番18の取付け後に、ボード16、蝶番18、ボ
ード17が面一状のフルフラットになるように構成して
もよい。またノーマル時(荷室6閉塞時)おけるボード1
6の前端部上面にプロテクタを設け、このボード16を
車体後方へ展開した時、プロテクタを路面に当接させる
ように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両の後部車体構造を備えた車両の
概略側面図。
【図2】 車両の後部車体構造を示す断面図。
【図3】 図2の要部斜視図。
【図4】 図3の分解斜視図。
【図5】 リヤバンパとボードとの連結構造を示す拡大
側面図。
【図6】 図5の分解斜視図。
【図7】 アンロック時の説明図。
【図8】 ボード離脱時の説明図。
【図9】 リヤバンパおよびボードの展開時の説明図。
【図10】 荷室カバー板の縦方向折畳み時の説明図。
【図11】 図9の要部拡大側面図。
【図12】 リヤバンパとボードとの連結構造の他の実
施例を示す分解斜視図。
【図13】 リヤバンパとボードとの連結構造のさらに
他の実施例を示す分解斜視図。
【符号の説明】
4…リヤフロアパネル(フロアパネル) 6…荷室 7…リヤバンパ 11…ボード載置部 16,17…ボード(荷室カバー板) 28a,31a…保持部(接続部) 34…支持部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両後部の荷室に隣接して下方へ開閉可能
    にリヤバンパが配設された車両の後部車体構造であっ
    て、上記荷室に荷室カバー板を設け、上記リヤバンパが
    下方へ開放された時、上記荷室カバー板の一端が車体後
    方に展開して踏み板と成るように該荷室カバー板と上記
    リヤバンパとを回動可能に取付けた車両の後部車体構
    造。
  2. 【請求項2】上記荷室カバー板は複数の板部材を連結し
    て構成された請求項1記載の車両の後部車体構造。
  3. 【請求項3】上記荷室カバー板は車体に支持される支持
    部を備え、上記支持部を中心として上記荷室の上方を開
    閉可能に覆うように構成した請求項1記載の車両の後部
    車体構造。
  4. 【請求項4】上記荷室カバー板は上記リヤバンパに取付
    けられる接続部を有し、上記接続部がリヤバンパに対し
    て着脱可能に取付けられた請求項3記載の車両の後部車
    体構造。
  5. 【請求項5】上記荷室カバー板は上記リヤバンパにおけ
    る車室内側の前部に縦方向に折畳み可能に設けられた請
    求項1記載の車両の後部車体構造。
  6. 【請求項6】上記荷室はフロアパネルを下方に段下げし
    て構成された請求項1,2,3,4または5記載の車両
    の後部車体構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100916411B1 (ko) 2008-08-20 2009-09-07 현대자동차주식회사 차량의 리어부 구조
FR2949401A1 (fr) * 2009-08-25 2011-03-04 Peugeot Citroen Automobiles Sa Vehicule comportant un module d'extension de coffre.
JP2014097698A (ja) * 2012-11-13 2014-05-29 Honda Motor Co Ltd 車体後部構造
JP2020196352A (ja) * 2019-06-03 2020-12-10 ダイハツ工業株式会社 車両後部構造

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