JP2000328543A - 板材とコンクリート構造体との結合構造、及び排水溝形成用板材のコンクリート製床への埋設構造 - Google Patents

板材とコンクリート構造体との結合構造、及び排水溝形成用板材のコンクリート製床への埋設構造

Info

Publication number
JP2000328543A
JP2000328543A JP11142920A JP14292099A JP2000328543A JP 2000328543 A JP2000328543 A JP 2000328543A JP 11142920 A JP11142920 A JP 11142920A JP 14292099 A JP14292099 A JP 14292099A JP 2000328543 A JP2000328543 A JP 2000328543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete
floor
flange portion
groove
drain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11142920A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Okubo
一徳 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Pit Co Ltd
Original Assignee
Nihon Pit Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Pit Co Ltd filed Critical Nihon Pit Co Ltd
Priority to JP11142920A priority Critical patent/JP2000328543A/ja
Publication of JP2000328543A publication Critical patent/JP2000328543A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)
  • Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート構造体と、その外面の少なくと
も一部を覆う板材とを、該コンクリート構造体の成形と
共に一体的に密着させ、この板材の一端部外面と、その
一端部に連なるコンクリート構造体の外面とを略面一と
した、板材とコンクリート構造体との結合構造におい
て、コンクリートと板材の一端部との結合強度を高め、
その両者の接続端(目地)における接合面の馴染みを頗
る良好にして、該接合面間の剥離防止を図る。 【解決手段】 板材Pの一端部3には、その端縁3eよ
りコンクリート構造体Fの内方に向かって延びる延長フ
ランジ部4を一体に屈曲形成し、この延長フランジ部4
に複数の貫通孔hを互いに間隔をおいて形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板材とコンクリー
ト構造体との結合構造、及び排水溝形成用板材のコンク
リート製床への埋設構造に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート構造体と、その外面の少な
くとも一部(例えば縁部)を覆う板材(例えば縁枠材、
仕切り材、目地形成材等)とを、該コンクリート構造体
のコンクリート成形と共に一体的に密着させ、該板材の
一端部外面と、その一端部に連なるコンクリート構造体
の外面とを略面一とした、板材とコンクリート構造体と
の結合構造は、従来公知である。
【0003】また特に上面開放の凹面を有する排水溝形
成用板材をコンクリート製の床に埋設して、その凹面に
より排水溝を形成し、その排水溝の開口縁となる排水溝
形成用板材の左右一対の上端縁に、床面と略面一で且つ
外向きの縁取用フランジ部を一体に連設した、排水溝形
成用板材のコンクリート製床への埋設構造も、従来公知
(例えば特許第2566506号公報を参照)であり、
その公報に記載される排水溝は、厨房、浴室、食品工
場、調理場、給食センター等の床面下に設けられ、その
床面の排水をスムーズにして環境を衛生的に保つために
利用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記した従来
公知の板材とコンクリート構造体との結合構造において
は、その板材の一端部とコンクリート構造体との間の接
続端(一般に「目地」と呼ばれる)における接合面の馴
染みが悪く、例えば施工完了後において板材に外部から
衝撃や振動等が加わると、上記接合面の剥離が生じ、そ
の隙間に排水等がしみ込んでコンクリートを酸化させる
等の問題を発生させることがある。
【0005】また特に上記従来公知の排水溝形成用板材
のコンクリート製床への埋設構造においては、図11
(a)に示すように排水溝の開口縁となる排水溝形成用
板材P 1 の左右一対の上端縁に外向きの縁取用フランジ
部03が一体に連設されており、このフランジ部03に
は床面上の移動体や歩行者から大きな荷重(この荷重の
一部は、排水溝形成用板材Pの上端部をコンクリート製
床より引き離す方向、即ち溝の開口を狭める方向に作用
する)が度々加わるため、その縁取用フランジ部03の
外端とコンクリート製床Fとの接続端(目地)において
コンクリートの剥離が起き易くなる。その上、床面を伝
って排水溝内まで排水が少なからず流れることから、上
記剥離が生じた場合に、その隙間に排水が多量にしみ込
んでコンクリートを早期に酸化させたり或いは該隙間に
雑菌が繁殖して不衛生となる等の問題が顕在化する。
【0006】そこで上記縁取用フランジ部とコンクリー
トとの馴染みを良くして上記問題を解決するために、例
えば図11(b)に示すように排水溝形成用板材P2
上端縁に連設した外向きの縁取用フランジ部03の外端
に下向きの延長フランジ部04を一体に屈曲形成し、そ
の延長フランジ部04の内外に亘りコンクリートを打設
することが考えられるが、この場合には、延長フランジ
部04内側の溝状空間Sの隅々にまで打設コンクリート
を万遍なく廻らせることが困難であり、縁取用フランジ
部03の直下に空隙が残ってしまうため、それだけ溝の
開口縁部の強度低下を来たし、また歩行時に異音が発生
する等の不都合が生じる。
【0007】また此のような不都合を解消するために、
例えば図11(c)に示すように排水溝形成用板材P3
の上端縁に連設した縁取用フランジ部03の直下で且つ
延長フランジ部04内側の溝状空間Sに、該板材P2
製造段階でモルタルmを予め充填しておくと共に該空間
Sの直下に補強筋tを取付けるようにしたものが提案
(例えば特許第2736514号公報を参照)されてい
るが、このものでは、上記モルタルmの充填や補強筋t
の取付け等のために排水溝形成用板材P3 の製造工程が
複雑化してコストが嵩む問題がある。さらにこの提案の
ものでは、延長フランジ部04の外端に水平外向きのコ
ーキング支持段04′を一体に屈曲形成し、このコーキ
ング支持段04′上に目地棒Mを固定した状態でコンク
リートの打設を行い、そのコンクリートの固化後に目地
棒Mを除去して、その除去後の空間に適当な樹脂コーテ
ィングを施すようにしているため、全体として施工作業
が非常に煩雑であった。
【0008】また、従来の排水溝形成用板材の表面は、
ステンレス鋼のヘアライン仕上げ等により平滑面に形成
されていたので、水に濡れると滑り易い問題もあった。
【0009】本発明は、以上の諸事情に鑑みてなされた
ものであり、従来構造の上記問題や不都合を簡単な構成
で解決することができる、板材とコンクリート構造体と
の結合構造、及び排水溝形成用板材のコンクリート製床
への埋設構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1の発明は、コンクリート構造体と、その外面
の少なくとも一部を覆う板材とを、該コンクリート構造
体の成形と共に一体的に密着させ、前記板材の一端部外
面と、その一端部に連なるコンクリート構造体の外面と
を略面一とした、板材とコンクリート構造体との結合構
造において、板材の前記一端部には、その端縁より前記
コンクリート構造体の内方に向かって延びる延長フラン
ジ部を一体に屈曲形成し、この延長フランジ部には、前
記コンクリート構造体の成形時に打設コンクリートが流
通し得る複数の貫通孔を互いに間隔をおいて形成したこ
とを特徴としている。この特徴によれば、コンクリート
構造体を成形するためにコンクリートを打設する際に、
上記貫通孔を通して延長フランジ部の内外に亘り打設コ
ンクリートをスムーズに流動させることができるため、
該フランジ部の内方空間の隅々にまでコンクリートが廻
り、コンクリートと板材の一端部との結合強度が効果的
に高められて、その両者の接続端(目地)における接合
面の馴染みが頗る良好となる。これにより、施工完了後
において板材に外部から衝撃や振動等が加わっても、上
記接合面の剥離を効果的に防止できるから、その接合面
間に排水等がしみ込んでコンクリートを酸化させる等の
問題の発生が未然に回避される。しかも上記のように延
長フランジ部の内方空間の隅々にまで打設コンクリート
がうまく廻ることで、板材の裏側に空隙は形成されない
から、その空隙の存在に起因した不都合、即ちコンクリ
ート構造体の強度低下や異音発生が未然に回避される。
【0011】また請求項2の発明は、上面開放の凹面を
有する排水溝形成用板材をコンクリート製の床に埋設し
て、その凹面により、床面に開口する排水溝を形成し、
その排水溝の開口縁となる前記板材の左右一対の上端縁
に、床面と略面一で且つ外向きの縁取用フランジ部を一
体に連設した、排水溝形成用板材のコンクリート製床へ
の埋設構造において、前記縁取用フランジ部の外端縁に
は、コンクリート製床に埋没するように下向きに延びる
延長フランジ部を一体に屈曲形成し、この延長フランジ
部に複数の貫通孔を互いに間隔をおいて形成したことを
特徴とする。この特徴によれば、コンクリート構造体を
成形するためにコンクリートを打設する際に、上記貫通
孔を通して延長フランジ部の内外に亘り打設コンクリー
トをスムーズに流動させることができるため、該フラン
ジ部の内方空間の隅々にまでコンクリートが廻り、コン
クリートと板材上端縁部との結合強度が効果的に高めら
れて、その両者の接続端(目地)における接合面の馴染
みが頗る良好となる。これにより、施工完了後におい
て、床面上の移動体や歩行者から縁取用フランジ部に大
きな荷重が頻繁に加わっても、上記接合面の剥離を効果
的に防止できるから、その接合面間に排水がしみ込んで
コンクリートを酸化させたり或いは雑菌が繁殖して不衛
生となるといった問題の発生が未然に回避される。しか
も上記のように延長フランジ部の内方空間の隅々にまで
打設コンクリートがうまく廻ることで、縁取用フランジ
部の直下に空隙は形成されないから、該空隙の存在に起
因した不都合、即ち溝の開口縁部の強度低下や歩行時の
異音発生が未然に回避される。
【0012】更に請求項3の発明は、請求項2の発明の
特徴に加えて、前記縁取用フランジ部の上面に滑り止め
を一体的に設けたことを特徴とし、この特徴によれば、
床面を伝って排水溝側に流れる排水で縁取用フランジ部
の上面が濡れても、歩行者が滑るのを効果的に防止する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。この添付図面において、図1〜図6は、本発明
の第1実施例を示すものであって、そのうち図1は厨房
の平面図、図2は排水溝の要部縦断面図(図1の2−2
線拡大断面図)、図3は、前記排水溝の施工状態を示
す、床の一部破断斜視図、図4は、前記排水溝の開口縁
部を示す拡大断面図(図3の4−4線拡大断面図)、図
5は、排水溝形成用板材における滑り止めの変形例を示
す要部斜視図(図3の拡大表示部に対応した拡大斜視
図)、図6は、排水溝形成用板材の断面形状が異なる変
形例を簡略的に示す断面図である。また図7〜図10は
本発明の第2実施例を示すものであって、そのうち図7
は排水溝を示す、図2対応の要部縦断面図、図8は前記
排水溝の施工状態を示す、図3対応の斜視図、図9は、
前記排水溝の開口縁部を示す、図4対応の断面図(図8
の9−9線拡大断面図)、図10は、排水溝形成用板材
の断面形状が異なる変形例を簡略的に示す断面図であ
る。
【0014】先ず、図1,2において、厨房Kの、コン
クリートより形成された床Fの上面、即ち床面fには、
床中央部の中央線に沿って排水溝Gが凹設されており、
この排水溝Gの上端開口部Goは開閉可能な蓋Tで覆わ
れている。その排水溝Gの上流端側(図1で左端側)は
端壁板wにより塞がれ、またその下流端側は、該溝Gを
流れ下る排水を集める蓋付きの集水桝B内に開口してい
る。床面fは、そこに直接開口する排水溝Gに向かって
厨房Kの外側四方から内向きに下る緩勾配の下り傾斜面
に形成されており、床面f上に落ちた排水は、そこから
前記下り傾斜面を伝って排水溝Gへと流れ下るようにな
っている。
【0015】前記排水溝Gは、上面開放の凹面を有して
全体がステンレス鋼板製の排水溝形成用板材Pより形成
されており、即ちこの板材Pをコンクリート製の床Fに
埋設することで、その凹面が排水溝Gとなる。而してこ
の排水溝形成用板材Pは、コンクリート構造体(床F)
の成形と共に該構造体と一体的に密着して該構造体の外
面の少なくとも一部(縁部)を覆う請求項1の発明の板
材を構成する。
【0016】前記排水溝形成用板材Pは、長手方向に沿
うスリット状の溝口1aを上面に全長に亘り開口させた
角形パイプ状の溝本体1と、その溝本体1の上記溝口1
aの左右両側縁にそれぞれ一体的に形成されて略鉛直に
起立する左右一対の誘導壁2L,2Rとより構成されて
おり、その両誘導壁2L,2Rにより、上記溝口1aに
連なって上方に延びる排水誘導路2が形成される。その
排水誘導路2は、溝本体1の溝幅よりも幅狭に形成され
ており、その上端は床面fに直接開口して、排水溝Gの
開口部Goを構成している。
【0017】前記溝本体1は、図示例では横断面が略正
八角形状の角筒状に形成されており、図2に示すように
排水溝Gの上流端から下流端に向かって緩やかな下り勾
配となっている。この溝Gの勾配は、図示例では溝本体
1を下流に向かうにつれて上下に拡幅することにより設
定しているが、溝本体1の断面形状・寸法を変えないで
排水誘導路2を下流に向かうにつれて上下に拡幅するこ
とにより前記勾配を設定するようにしてもよい。
【0018】また排水溝Gの開口部Goを覆う蓋Tは、
図示例では排水をスムーズに行なわせるための多数のパ
ンチング孔20を有するプレートを扁平なチャンネル状
に形成したものが使用されている。斯かる構造に代え
て、従来普通のグレーチング蓋を使用することも可能で
ある。排水溝Gの開口縁部となる前記板材Pの左右一対
の上縁部(即ち前記左右一対の誘導壁2L,2Rの上縁
部)には、その上端縁より一段下がった左右一対の蓋載
せ用段部Sがそれぞれ一体に形成され、それら蓋載せ用
段部S上に、前記蓋Tの左右両側部がそれぞれ載置され
る。
【0019】排水溝Gの開口上縁となる前記板材Pの左
右一対の上端縁(即ち前記左右一対の誘導壁2L,2R
の上端縁)には、各々外向きの左右一対の縁取用フラン
ジ部3が一体に連設され、そのフランジ部3の外端縁3
eと床Fとの接合端が目地となる。前記縁取用フランジ
部3は、排水溝Gの長手方向に沿って水平に延びてお
り、該フランジ部3に隣接する厨房Kの床面fおよび前
記蓋Tの上面に面一に形成される。而して前記縁取用フ
ランジ部3は、請求項1の発明では板材としての排水溝
形成用板材Pの一端部に相当する。
【0020】前記縁取用フランジ部3の外端縁3eに
は、コンクリート製の床Fに埋没するように下向きに延
びる延長フランジ部4が一体に屈曲形成され、この延長
フランジ部4には複数の貫通孔hが排水溝Gの長手方向
に所定間隔おきに形成される。尚、その貫通孔hは、図
示例では丸孔で等ピッチに形成されるが、本発明では貫
通孔の形状や間隔は任意であり、要するにコンクリート
構造体(床F)のコンクリート成形時に打設コンクリー
トがスムーズに流通し得る孔であればよい。
【0021】前記排水溝形成用板材Pの表面(即ち溝本
体1及び誘導壁2L,2Rの各内面や縁取用フランジ部
3の上面)は、摩擦係数が小さく滑り易い滑面に形成さ
れていて、排水に混じる塵屑等が付着しにくくなってい
る。そのため、特に歩行面の一部となる縁取用フランジ
部3の上面には滑り止め5が一体的に形成されていて、
該フランジ部3の上面が水で濡れても滑りにくいような
構造となっている。この滑り止め5は、図示例では配向
方向の異なる複数の滑り止め突起5a,5bを交互に並
べて縞模様に形成されるが、本発明ではその滑り止め突
起の形状・配置は特に限定されず、例えば図5に例示し
たようなローレット模様とすることもできる。
【0022】以上の構造の排水溝形成用板材Pは、これ
を複数の要素(例えば溝本体1と、それより上の部分)
に分割構成してその分割要素相互間を溶接等により一体
的に接続してもよいし、或いはその全体を曲げ加工等に
より継ぎ目無く一体に形成するようにしてもよい。尚、
前記貫通孔h及び滑り止め5の加工は、前記分割要素又
は全体を曲げ加工する前に、展開状態の板状ワークの、
延長フランジ部4及び縁取用フランジ部3となるべき部
分に対しプレス機を用いて行なわれる。
【0023】次に前記実施例の作用を説明する。厨房K
において、床面f上に落ちた水等の液体は、該床面fの
下り傾斜面を伝って床中央の排水溝Gへと流れ下り、更
に該溝G内をその下流端の集水桝Bに向かって流れて外
部に排出される。この場合、排水溝Gの開口部Go(排
水誘導路2)を覆う蓋Tに多数の孔20を形成しておく
ことで、排水溝G内への水の流れ落ちが極めてスムーズ
になる。
【0024】次に前記排水溝Gを床Fと共に構築する施
工手順を図3を参照して説明する。先ず、排水溝形成用
板材Pの、延長フランジ部4より下側部分に、その長手
方向に間隔をあけて複数の支持板10を溶接等により固
着する。即ちその各支持板10は、断面L字状に折曲形
成された板材より構成され、その上部には、排水溝形成
用板材Pの前記下側部分を嵌合させる凹部10aが形成
される。そして支持板10は、その凹部10aを排水溝
形成用板材Pの前記下側部分に差し込んで所定位置に固
着される。
【0025】その支持板10を固着した排水溝形成用板
材Pは、これを床下の排水ルートに沿って配置した後、
基礎11上に予め固定の束座12より起立させたボルト
13・ナット14よりなる調整束15によって、高さ調
整しつつ固定支持される。
【0026】以上のようにして排水溝形成用板材Pの基
礎11上への据え付けが終了したら、次に基礎11上に
コンクリートを、該板材Pの上端(縁取用フランジ3の
上面)と面一になるまで打設して床Fを成形し、その際
に床面fは、厨房Kの外側四方より排水溝Gに向かって
緩い下り勾配となるように仕上げる。
【0027】この場合、排水溝形成用板材Pの縁取用フ
ランジ部3の外端縁3eには下向きに延びる延長フラン
ジ部4が一体に屈曲形成され、この延長フランジ部4に
複数の貫通孔hが互いに間隔をおいて形成されているた
め、コンクリートの前記打設工程において、各貫通孔h
を通して延長フランジ部4の内方空間にも打設コンクリ
ートをスムーズに流動させることができる。そして上記
内方空間の隅々にまでコンクリートが廻ることから、コ
ンクリートと板材Pの上端縁部(誘導壁2L,2R、縁
取用フランジ3等)との結合強度を効果的に高めること
ができ、その両者の接続端(目地)における接合面の馴
染みが頗る良好となる。
【0028】その結果、施工完了後において、床面f上
の移動体や歩行者から縁取用フランジ部3に大きな荷重
が頻繁に加わっても、前記接合面の剥離を効果的に防止
できるため、その接合面間に排水がしみ込んでコンクリ
ートを酸化させたり或いは雑菌が繁殖して不衛生となる
といった問題を未然に回避できる。しかも上記のように
延長フランジ部4の内方空間の隅々にまで打設コンクリ
ートがうまく廻ることで、縁取用フランジ部3の直下に
空隙が残る虞れはなくなり、その空隙の存在に起因した
不都合、即ち排水溝Gの開口縁部の強度低下や歩行時の
異音発生を未然に回避することができる。
【0029】以上説明した第1実施例の蓋付き排水溝形
成用板材Pは、その断面形状が図示例のものに限定され
ず、種々の変形例が考えられる。例えば、溝本体1の断
面形状を図6の(a)〜(f)に示すような種々の断面
形状に形成することができる。また図6の(g)に示す
ように、溝本体1より狭幅の排水誘導路2を無くして開
口部Goを幅広とした断面形状としてもよい。
【0030】次に図7〜図9を参照して、本発明の第2
実施例を説明する。この第2実施例の排水溝形成用板材
Pによって形成される排水溝Gの開口部Goには蓋が無
く、その開口部Goは常時開放状態に置かれるので、該
開口部Go(排水誘導路2)に塵屑等がたまったり或い
は詰まったりするのを効果的に回避できるようになって
いる。
【0031】而してこの実施例の排水溝形成用板材P
は、長手方向に沿う細長いスリット状の溝口1aを上面
に全長に亘り開口させた角形パイプ状の溝本体1と、そ
の溝本体1の上記溝口1aの左右両側縁にそれぞれ一体
的に形成されて略鉛直に起立する左右一対の誘導壁2
L,2Rとより構成されており、その両誘導壁2L,2
Rにより、上記溝口1aに連なって上方に延びる排水誘
導路2が形成される。その排水誘導路2は、溝本体1の
溝幅よりも十分幅狭に形成されており、その上端は床面
fに直接開口して、排水溝Gの幅狭の開口部Goを構成
している。このように排水溝Gの開口部Goを十分幅狭
としたことにより、蓋が無くても該開口部Goより溝内
に歩行者の足が落ち込む心配はなくなる。
【0032】前記溝本体1は、図示例では互いにV字状
をなすように比較的緩やかに傾斜する左右一対の下部斜
面1s1 と、互いに山形をなすように比較的急峻に傾斜
する左右一対の上部斜面1s2 とを滑らかに接続して構
成されており、第1実施例と同様に、排水溝Gの下流端
に向かって緩やかな下り勾配となっている。
【0033】また排水溝Gの開口縁部には第1実施例の
ような蓋載せ用段部は形成されていないが、その溝Gの
開口縁となる前記板材Pの左右一対の上端縁(即ち前記
左右一対の誘導壁2L,2Rの上端縁)には第1実施例
と同様の縁取用フランジ部3が一体に連設され、且つ該
フランジ部3の外端縁3eに下向きの延長フランジ部4
が一体に屈曲形成され、それらフランジ部3,4の構造
は第1実施例と同様であり、例えば縁取用フランジ部3
の上面には第1実施例と同様の滑り止め5が一体的に形
成され、また延長フランジ部4には第1実施例と同様の
貫通孔hが多数形成されている。
【0034】而してこの第2実施例のものも、第1実施
例と同様の作用効果を達成することができる。
【0035】以上説明した第2実施例の蓋無し排水溝形
成用板材Pは、その断面形状が図示例のものに限定され
ず、種々の変形例が考えられる。例えば、溝本体1の断
面形状を図10の(a)〜(f)に示すような種々の断
面形状に形成することができる。また図10の(g)に
示すように、溝本体1より狭幅の排水誘導路2を無くし
て開口部Goを幅広とした断面形状としてもよい。
【0036】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はこれら実施例に限定されることなく、本発
明の範囲内で種々の実施例が可能である。例えば、前記
実施例では、板材として排水溝形成用板材を示したが、
本発明(請求項1の発明)は、コンクリート構造体の外
面の少なくとも一部(例えば縁部)を覆う板材であっ
て、該構造体にそのコンクリート成形と共に一体的に密
着する種々の建築用板材、例えば縁枠材、仕切り材、目
地形成材等について実施することができる。その場合、
コンクリート構造体は、コンクリート製の床に限定され
ず、建物内外の種々のコンクリート構造体に実施可能で
ある。
【0037】また前記実施例では、排水溝Gは、厨房K
の床に設置されたものを示したが、本発明(請求項2,
3の発明)の排水溝は、種々の部屋、例えば浴室、食品
工場、調理場、給食センター等の床に設置してもよく、
また種々の屋外の構造物の床に設置してもよい。
【0038】更に前記実施例では、板材(排水溝形成用
板材P)を、耐蝕性に配慮してステンレス鋼板より構成
したが、本発明では、その他の種々の金属板、或いは合
成樹脂板を板材(排水溝形成用板材)として使用するこ
とができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
コンクリート構造体の成形と共に該構造体と一体的に密
着して該構造体の外面の少なくとも一部を覆う板材の一
端部に、その端縁よりコンクリート構造体の内方に向か
って延びる延長フランジ部を一体に屈曲形成し、この延
長フランジ部に複数の貫通孔を互いに間隔をおいて形成
したので、それら貫通孔を通して延長フランジ部の内外
に亘り打設コンクリートをスムーズに流動させることが
でき、該フランジ部の内方空間の隅々にまでコンクリー
トが廻ることから、コンクリートと板材の一端部との結
合強度を効果的に高めることができて、その両者の接続
端(目地)における接合面の馴染みが頗る良好となる。
その結果、施工完了後において板材に外部から衝撃や振
動等が加わっても、上記接合面の剥離の防止に効果的で
あり、その接合面間に排水等がしみ込んでコンクリート
を酸化させる等の問題を未然に回避することができる。
しかも上記のように延長フランジ部の内方空間の隅々に
まで打設コンクリートがうまく廻ることで、板材の裏側
に空隙が残る虞れはなくなり、その空隙の存在に起因し
た不都合、即ちコンクリート構造体の強度低下や異音発
生を未然に回避することができる。
【0040】また請求項2の発明によれば、コンクリー
ト製の床に埋設した排水溝形成用板材の、排水溝開口縁
となる左右一対の上端縁に、床面と略面一で且つ外向き
の縁取用フランジ部を一体に連設し、その縁取用フラン
ジ部の外端縁に、コンクリート製床に埋没するように下
向きに延びる延長フランジ部を一体に屈曲形成し、この
延長フランジ部に複数の貫通孔を互いに間隔をおいて形
成したので、それら貫通孔を通して延長フランジ部の内
外に亘り打設コンクリートをスムーズに流動させること
ができ、該フランジ部の内方空間の隅々にまでコンクリ
ートが廻ることから、コンクリートと板材上端縁部との
結合強度を効果的に高めることができて、その両者の接
続端(目地)における接合面の馴染みが頗る良好とな
る。その結果、施工完了後において、床面上の移動体や
歩行者から縁取用フランジ部に大きな荷重が頻繁に加わ
っても、上記接合面の剥離防止に効果的であり、その接
合面間に排水がしみ込んでコンクリートを酸化させたり
或いは雑菌が繁殖して不衛生となるといった問題を未然
に回避することができる。しかも上記のように延長フラ
ンジ部の内方空間の隅々にまで打設コンクリートがうま
く廻ることで、縁取用フランジ部の直下に空隙が残る虞
れはなくなり、その空隙の存在に起因した不都合、即ち
溝の開口縁部の強度低下や歩行時の異音発生を未然に回
避することができる。
【0041】更に請求項3の発明によれば、縁取用フラ
ンジ部の上面に滑り止めを一体的に設けたので、床面を
伝って排水溝側に流れる排水で縁取用フランジ部の上面
が濡れても、歩行者が滑るのを効果的に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る排水溝が施工された
厨房の平面図
【図2】前記排水溝の要部縦断面図(図1の2−2線拡
大断面図)
【図3】前記排水溝の施工状態を示す、床の一部破断斜
視図
【図4】前記排水溝の開口縁部を示す拡大断面図(図3
の4−4線拡大断面図)
【図5】排水溝形成用板材における滑り止めの変形例を
示す要部斜視図(図3の拡大表示部に対応した拡大斜視
図)
【図6】排水溝形成用板材の断面形状が異なる変形例を
簡略的に示す断面図
【図7】本発明の第2実施例に係る排水溝を示す、図2
対応の要部縦断面図
【図8】第2実施例に係る排水溝の施工状態を示す、図
3対応の斜視図
【図9】第2実施例に係る排水溝の開口縁部を示す、図
4対応の断面図(図8の9−9線拡大断面図)
【図10】排水溝形成用板材の断面形状が異なる変形例
を簡略的に示す断面図
【図11】従来例又はその改良案を示す図4対応断面図
【符号の説明】
F・・・・・コンクリート製床(コンクリート構造体) f・・・・・床面(外面) G・・・・・排水溝 h・・・・・貫通孔 P・・・・・排水溝形成用板材(板材) 3・・・・・縁取用フランジ部(板材の一端部) 3e・・・・端縁 4・・・・・延長フランジ部 5・・・・・滑り止め

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート構造体(F)と、その外面
    の少なくとも一部を覆う板材(P)とを、該コンクリー
    ト構造体(F)の成形と共に一体的に密着させ、前記板
    材(P)の一端部(3)外面と、その一端部(3)に連
    なるコンクリート構造体(F)の外面(f)とを略面一
    とした、板材とコンクリート構造体との結合構造におい
    て、 板材(P)の前記一端部(3)には、その端縁(3e)
    より前記コンクリート構造体(F)の内方に向かって延
    びる延長フランジ部(4)を一体に屈曲形成し、この延
    長フランジ部(4)には、前記コンクリート構造体
    (F)の成形時に打設コンクリートが流通し得る複数の
    貫通孔(h)を互いに間隔をおいて形成したことを特徴
    とする、板材とコンクリート構造体との結合構造。
  2. 【請求項2】 上面開放の凹面を有する排水溝形成用板
    材(P)をコンクリート製の床(F)に埋設して、その
    凹面により、床面(f)に開口する排水溝(G)を形成
    し、その排水溝(G)の開口縁となる前記板材(P)の
    左右一対の上端縁に、床面(f)と略面一で且つ外向き
    の縁取用フランジ部(3)を一体に連設した、排水溝形
    成用板材のコンクリート製床への埋設構造において、 前記縁取用フランジ部(3)の外端縁(3e)には、コ
    ンクリート製床(F)に埋没するように下向きに延びる
    延長フランジ部(4)を一体に屈曲形成し、この延長フ
    ランジ部(4)に複数の貫通孔(h)を互いに間隔をお
    いて形成したことを特徴とする、排水溝形成用板材のコ
    ンクリート製床への埋設構造。
  3. 【請求項3】 前記縁取用フランジ部(3)の上面に滑
    り止め(5)を一体的に設けたことを特徴とする、請求
    項2に記載の排水溝形成用板材のコンクリート製床への
    埋設構造。
JP11142920A 1999-05-24 1999-05-24 板材とコンクリート構造体との結合構造、及び排水溝形成用板材のコンクリート製床への埋設構造 Pending JP2000328543A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11142920A JP2000328543A (ja) 1999-05-24 1999-05-24 板材とコンクリート構造体との結合構造、及び排水溝形成用板材のコンクリート製床への埋設構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11142920A JP2000328543A (ja) 1999-05-24 1999-05-24 板材とコンクリート構造体との結合構造、及び排水溝形成用板材のコンクリート製床への埋設構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000328543A true JP2000328543A (ja) 2000-11-28

Family

ID=15326713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11142920A Pending JP2000328543A (ja) 1999-05-24 1999-05-24 板材とコンクリート構造体との結合構造、及び排水溝形成用板材のコンクリート製床への埋設構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000328543A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007107234A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 Daiichi Kizai Kk 排水用側溝装置
KR200463521Y1 (ko) * 2006-12-04 2012-11-13 주식회사 렉스 매입형 배수로 부재
JP2013147919A (ja) * 2011-12-21 2013-08-01 Mitsubishi Chemical Engineering Corp 床の排水溝構造
JP6004600B1 (ja) * 2016-03-31 2016-10-12 ケイコン株式会社 排水路形成用薄板部材による排水路及びその排水路の施工方法
JP2018159254A (ja) * 2017-03-24 2018-10-11 株式会社ダイクレ 排水溝ユニット
JP2020180546A (ja) * 2019-04-25 2020-11-05 有限会社ポラリス 排水溝

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007107234A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 Daiichi Kizai Kk 排水用側溝装置
KR200463521Y1 (ko) * 2006-12-04 2012-11-13 주식회사 렉스 매입형 배수로 부재
JP2013147919A (ja) * 2011-12-21 2013-08-01 Mitsubishi Chemical Engineering Corp 床の排水溝構造
JP6004600B1 (ja) * 2016-03-31 2016-10-12 ケイコン株式会社 排水路形成用薄板部材による排水路及びその排水路の施工方法
JP2018159254A (ja) * 2017-03-24 2018-10-11 株式会社ダイクレ 排水溝ユニット
JP2020180546A (ja) * 2019-04-25 2020-11-05 有限会社ポラリス 排水溝
JP7432234B2 (ja) 2019-04-25 2024-02-16 株式会社ポラリス 排水溝

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20120110827A1 (en) Trench drain system and method of installation on level floor surface, paticulary for shower rooms
JP2000503087A (ja) 衛生設備用床に関する改良
JP2000328543A (ja) 板材とコンクリート構造体との結合構造、及び排水溝形成用板材のコンクリート製床への埋設構造
EP2319997B1 (en) Drain without grating
KR20010044805A (ko) 배수트렌치 시공방법
JP2006328772A (ja) 浴室ユニット
JP2003328413A (ja) 排水溝形成体
JP2001159189A (ja) グレーチング溝蓋における異物堆積防止装置
JPH0115745Y2 (ja)
KR102759422B1 (ko) 도막방수 탈락 방지 드레인
JP3996433B2 (ja) 排水溝形成用管および排水溝形成方法
JPH0220300Y2 (ja)
JP2000126067A (ja) ユニットバス
JPS6220540Y2 (ja)
JPH11229476A (ja) 床面排水装置
NO20210044A1 (en) Grating for a floor drain
JP3170405B2 (ja) 防水床パン
KR200388664Y1 (ko) 구배를 갖는 일체형 트렌치 배수관
JP2587860Y2 (ja) 浴槽載置型床パン
JP3588791B2 (ja) 浴室ユニットの床パン
KR20260022693A (ko) 층상배관용 플로우 드레인
JPH0630931Y2 (ja) 目皿タイル
JPH09238858A (ja) 浴室用すのこ
JPH1088654A (ja) 排水溝用グレーティング
JPH0220299Y2 (ja)