JP2000328603A - 作業機械の旋回制御装置 - Google Patents

作業機械の旋回制御装置

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JP2000328603A
JP2000328603A JP11143004A JP14300499A JP2000328603A JP 2000328603 A JP2000328603 A JP 2000328603A JP 11143004 A JP11143004 A JP 11143004A JP 14300499 A JP14300499 A JP 14300499A JP 2000328603 A JP2000328603 A JP 2000328603A
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pilot
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pressure
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藤井  敏
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Nobuaki Matoba
信明 的場
Keisuke Yamamoto
圭介 山本
Tadaharu Iida
忠晴 飯田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業機械の作業姿勢に応じた上部旋回体の旋
回制御を行なえるようにして、例えばバケット内の土砂
がこぼれてしまい作業効率が低下してしまうのを防止す
るとともに、上部旋回体の旋回時にハンチングが生じな
いようにする。 【解決手段】 作業姿勢変更可能な作業アームを備える
上部旋回体を旋回しうる作業機械の旋回制御装置におい
て、上部旋回体を旋回させる旋回モータ13と、作動油
を供給する油圧ポンプ12と、油圧ポンプ12から該旋
回モータ13への作動油の供給流量を制御する旋回用制
御弁11と、作業アームの節点回転角を検出する節点回
転角検出手段7,8と、旋回用制御弁11の移動を規制
する旋回制御弁移動規制手段20と、節点回転角検出手
段7,8からの検出情報に基づいて旋回用制御弁移動規
制手段20を制御する制御手段9とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上部旋回体を旋回
させうる小旋回油圧ショベル等の作業機械の旋回制御装
置に関し、特に上部旋回体が作業姿勢を変更しうる作業
アームを備える作業機械に用いて好適の、作業機械の旋
回制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、作業現場の周囲に建物などが
密集した市街地などで使用するのに最適な小旋回油圧シ
ョベル等の建設機械(作業機械)が開発されている。一
般的な小旋回油圧ショベルは、図10(A),(B)の模
式的側面図に示すように、下部走行体1と、上部旋回体
2と、作業アームとしてのフロント部6とを備えて構成
される。なお、下部走行体1と上部旋回体2とから作業
機械本体が構成される。
【0003】このうち、上部旋回体2は、下部走行体1
に水平面内で旋回可能に連結されている。このため、上
部旋回体102には図示しない旋回モータ(旋回用油圧
アクチュエータ)が取り付けられている。フロント部6
は、ブーム3と、アーム4と、バケット5とを備えて構
成され、上部旋回体2に連結されている。つまり、ブー
ム3は、上部旋回体2に回動可能に連結されている。ま
た、ブーム3の先端側にはアーム4が回動可能に連結さ
れている。さらに、アーム4の先端側にはバケット5が
回動可能に連結されている。
【0004】また、ブーム3を駆動するためにブームシ
リンダ3aが取り付けられており、アーム4を駆動する
ためにアームシリンダ4aが取り付けられており、バケ
ット5を駆動するバケットシリンダ5aが取り付けられ
ている。このように構成される小旋回油圧ショベルは、
フロント部6を最も縮めた状態(最小リーチ状態)で
は、図10(A)に示すような作業姿勢となる。一方、
フロント部6を最も伸ばした状態(最大リーチ状態)で
は、図10(B)に示すような作業姿勢となる。なお、
図10(A),(B)中、符号Xは上部旋回体2の旋回中
心(旋回中心軸)を示している。
【0005】また、このような小旋回油圧ショベルに
は、各シリンダ3a,4a,5aや旋回モータには、原
動機(主に、ディーゼルエンジン)により駆動される油
圧ポンプ、ブーム用制御弁,スティック用制御弁,バケ
ット用制御弁,旋回用制御弁等の複数の制御弁を備える
油圧回路(図示せず)が接続されており、これらの油圧
ポンプから各制御弁を介して所定の油圧の作動油が供給
され、このようにして供給された作動油圧に応じて駆動
されるようになっている。
【0006】このうち、上部旋回体2を旋回させるため
に、図11に示すような旋回制御用油圧回路が設けられ
ている。旋回制御用油圧回路は、図11に示すように、
原動機12Aによって駆動されて旋回用油圧モータ13
へ作動油(圧油)を供給する油圧ポンプ12と、上部旋
回体2を旋回駆動するための旋回用油圧モータ13と、
旋回用油圧モータ13に給排される作動油の流量を制御
するコントロールバルブ(旋回用制御弁)11とを備え
て構成される。なお、図11中、18はタンクである。
【0007】そして、油圧ポンプ12からの作動油が、
その流量をコントロールバルブ11により制御されて旋
回用油圧モータ13へ供給され、これにより旋回用油圧
モータ13が駆動されて上部旋回体2が旋回するように
なっている。ここで、コントロールバルブ11は、パイ
ロット圧供給用油圧ポンプ(パイロット油圧源)15か
ら供給されるパイロット油圧によりその移動量(ストロ
ーク量)を制御されるようになっている。
【0008】ここでは、パイロット圧供給用油圧ポンプ
(パイロット油圧源)15から供給されるパイロット油
圧(パイロット一次圧力)を、リモコンバルブ(リモー
トコントロールバルブ)10a,10bによってオペレ
ータによる旋回用操作部材(操作レバー)10の操作量
に応じた圧力(パイロット二次圧力)に調圧し、このパ
イロット二次圧力をコントロールバルブ11に作用させ
ることでコントロールバルブ11の制御を行なうように
なっている。
【0009】このため、リモコンバルブ10a,10b
は、パイロット圧供給用油圧ポンプ15からコントロー
ルバルブ11へ通じるパイロット油路に介装されてお
り、オペレータにより旋回用操作部材10が操作される
と作動して、旋回用操作部材10の操作量に応じてパイ
ロット油路の開口面積を調整することで、パイロット一
次圧力をパイロット二次圧力に制御するようになってい
る。
【0010】なお、油圧ポンプ12から旋回用油圧モー
タ13へ通じる油路には、リリーフ弁14,オーバーロ
ードリリーフ弁16a,16b,バキューム防止用チェ
ック弁17a,17b等も設けられている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の小旋回油圧ショベルでは、上述のように、図10
(A)に示すようなフロント部6が折り畳まれた最小リ
ーチ状態の作業姿勢から、図10(B)に示すようなフ
ロント部6が伸ばされた最大リーチ状態の作業姿勢まで
の間で変化する。
【0012】この場合、最小リーチ状態の作業姿勢では
バケット5が機体旋回中心Xに近い位置にあり、フロン
ト部6全体が折り畳まれて旋回中心Xからバケット5ま
での距離が小さくなる。一方、最大リーチ状態の作業姿
勢ではバケット5が機体旋回中心Xから最も遠い位置に
あり、フロント部6全体が伸ばされて旋回中心Xからバ
ケット5までの距離が大きくなる。
【0013】このため、小旋回油圧ショベルの上部旋回
体2を旋回させる場合、その作業姿勢によって旋回中心
X回りの慣性モーメントが大きく変化することになる。
しかしながら、従来の小旋回油圧ショベルの上部旋回体
2を旋回させる旋回制御では、小旋回油圧ショベルの作
業姿勢(即ち、旋回中心Xからバケット5までの距離)
を考慮した制御は行なわれておらず、小旋回油圧ショベ
ルの作業姿勢に関係なく、オペレータによる旋回用操作
部材10の操作量に応じてコントロールバルブ11を移
動させ、これにより油圧ポンプ12から旋回用油圧モー
タ13へ供給される作動油の流量を制御して、上部旋回
体2の旋回スピードを加減速させるようにしている。
【0014】このため、例えば、最小リーチ状態の作業
姿勢の場合(即ち、バケット5が機体旋回中心Xの近く
にある場合)に、最大リーチ状態の作業姿勢の場合(即
ち、バケット5が機体旋回中心Xの遠くにある場合)と
同様にオペレータによる旋回用操作部材10の操作量に
応じた上部旋回体2の旋回制御を行なうと、この場合に
は上部旋回体2の旋回中心X回りの慣性モーメントが小
さいため、旋回時の加減速の加速度が大きくなって、例
えばバケット5内の土砂がこぼれてしまい、作業効率が
低下するという不具合がある。
【0015】また、このように上部旋回体2の旋回時に
加減速の加速度が大きくなり、上部旋回体2が急激に加
減速すると、オペレータによる旋回用操作部材10の操
作量に応じてパイロット油圧を制御するリモコンバルブ
10a,10bが振動してしまい、これにより上部旋回
体2の旋回時にハンチングが生じてしまうという不具合
もある。
【0016】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、作業機械の作業姿勢に応じた上部旋回体の旋
回制御を行なえるようにして、例えばバケット内の土砂
がこぼれてしまい作業効率が低下してしまうのを防止す
るとともに、上部旋回体の旋回時にハンチングが生じな
いようにした、作業機械の旋回制御装置を提供すること
を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の作業機械の旋回制御装置は、作業姿勢変更可
能な作業アームを備える上部旋回体を旋回しうる作業機
械の旋回制御装置において、該上部旋回体を旋回させる
旋回モータと、該旋回モータへ作動油を供給する油圧ポ
ンプと、該油圧ポンプから該旋回モータへの作動油の供
給流量を制御する旋回用制御弁と、該作業アームの節点
回転角を検出する節点回転角検出手段と、該旋回用制御
弁の移動を規制する旋回制御弁移動規制手段と、該節点
回転角検出手段からの検出情報に基づいて該旋回用制御
弁移動規制手段を制御する制御手段とを備えることを特
徴としている。
【0018】請求項2記載の本発明の作業機械の旋回制
御装置は、請求項1記載の装置において、該旋回用制御
弁とパイロットポンプとを連結するパイロット油路を備
え、該旋回用制御弁が、該パイロット油路を介して作用
するパイロット油圧により移動量を制御されるように構
成され、該旋回制御弁移動規制手段が、該パイロット油
圧を制御して該旋回用制御弁の移動を規制することを特
徴としている。
【0019】請求項3記載の本発明の作業機械の旋回制
御装置は、請求項2記載の装置において、該旋回用操作
部材の操作量に応じて該パイロット油圧を制御する操作
部材連動バルブを備え、該制御手段が、該節点回転角検
出手段からの検出信号に基づいてバケット位置を求め、
該バケット位置に応じて信号を出力するバケット位置制
御部を備え、該旋回用制御弁移動規制手段が、該パイロ
ットポンプから該操作部材連動バルブまでの間の該パイ
ロット油路に介装される電磁弁を備え、該電磁弁が、該
バケット位置制御部からの信号に基づいて該パイロット
油圧を制御して該旋回用制御弁の移動を規制することを
特徴としている。
【0020】請求項4記載の本発明の作業機械の旋回制
御装置は、請求項2記載の装置において、該旋回用操作
部材の操作量に応じて該パイロット油圧を制御する操作
部材連動バルブを備え、該制御手段が、該節点回転角検
出手段からの検出信号に基づいてバケット位置を求め、
該バケット位置に応じて信号を出力するバケット位置制
御部を備え、該旋回用制御弁移動規制手段が、該操作部
材連動バルブから該旋回用制御弁までの間の該パイロッ
ト油路に介装される電磁弁を備え、該電磁弁が、該バケ
ット位置制御部からの信号に基づいて該パイロット油圧
を制御して該旋回用制御弁の移動を規制することを特徴
としている。
【0021】請求項5記載の本発明の作業機械の旋回制
御装置は、請求項1記載の装置において、該旋回用制御
弁移動規制手段が、該旋回用制御弁に連結されるダンパ
を備え、該制御手段が、該節点回転角検出手段からの検
出信号に基づいてバケット位置を求め、該バケット位置
に応じて信号を出力するバケット位置制御部を備え、該
ダンパが、該バケット位置制御部からの信号に基づいて
該旋回用制御弁の移動を規制することを特徴としてい
る。
【0022】請求項6記載の本発明の作業機械の旋回制
御装置は、請求項5記載の装置において、該旋回用制御
弁とパイロットポンプとを連結するパイロット油路を備
え、該旋回用制御弁が、該パイロット油路を介して作用
するパイロット油圧により移動量を制御されるように構
成され、該パイロット油圧を検出するパイロット油圧検
出手段とを備え、該制御手段が、該節点回転角検出手段
からの検出信号に基づいてバケット位置を求め、該バケ
ット位置に応じて信号を出力するバケット位置制御部
と、該パイロット油圧検出手段からの検出信号に基づい
て信号を出力する圧力制御部と、該バケット位置制御部
及び該圧力制御部からの各信号に基づいて信号を出力す
るバケット位置/圧力制御部とを備え、該旋回用制御弁
移動規制手段が、該ダンパとしてダンパシリンダを備え
るとともに、該ダンパシリンダに連結された油路に介装
される電磁弁を備え、該電磁弁が、該バケット位置/圧
力制御部からの信号に基づいて作動され、該ダンパシリ
ンダからの作動油の給排を制御することを特徴としてい
る。
【0023】請求項7記載の本発明の作業機械の旋回制
御装置は、請求項5記載の装置において、該旋回用制御
弁とパイロットポンプとを連結するパイロット油路を備
え、該旋回用制御弁が、該パイロット油路を介して作用
するパイロット油圧により移動量を制御されるように構
成され、該制御手段が、該節点回転角検出手段からの検
出信号に基づいてバケット位置を求め、該バケット位置
に応じて信号を出力するバケット位置制御部を備え、該
旋回用制御弁移動規制手段が、該ダンパとしてダンパシ
リンダを備えるとともに、該ダンパシリンダに連結され
た油路に介装され、該パイロット油圧に応じて作動され
て該ダンパシリンダからの作動油の給排を制御する外部
パイロット式制御弁と該外部パイロット式制御弁に作用
する該パイロット油圧を制御する電磁弁とを備え、該電
磁弁が、該バケット位置制御部からの信号に基づいて作
動されることを特徴としている。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明する。まず、第1実施形態につい
て、図1〜図3を参照しながら説明する。本実施形態に
かかる作業機械の旋回制御装置は、例えば小旋回油圧シ
ョベル等の建設機械(作業機械)に備えられる。なお、
小旋回油圧ショベルについては、従来技術〔図10
(A),(B)参照〕で既に説明したものと同様であるた
め、ここではその説明を省略する。
【0025】また、このような小旋回油圧ショベルに
は、各シリンダ3a,4a,5aや旋回用油圧モータ
(旋回モータ)には、原動機(主に、ディーゼルエンジ
ン)により駆動される油圧ポンプ、ブーム用制御弁,ス
ティック用制御弁,バケット用制御弁,旋回用制御弁等
の複数の制御弁を備える油圧回路(図示せず)が接続さ
れており、これらの油圧ポンプから各制御弁を介して所
定の油圧の作動油が供給され、このようにして供給され
た作動油圧に応じて駆動されるようになっている。
【0026】このうち、小旋回油圧ショベルには、上部
旋回体2を旋回させるために旋回制御用油圧回路が設け
られている。旋回制御用油圧回路は、図1に示すよう
に、原動機12Aによって駆動されて旋回用油圧モータ
13へ作動油(圧油)を供給する油圧ポンプ12と、上
部旋回体2を旋回駆動するための旋回用油圧モータ13
と、旋回用油圧モータ13に給排される作動油の流量を
制御するコントロールバルブ(旋回用制御弁)11とを
備えて構成される。なお、図1中、18はタンクであ
る。
【0027】そして、油圧ポンプ12からの作動油が、
その流量をコントロールバルブ11により制御されて旋
回用油圧モータ13へ供給され、これにより旋回用油圧
モータ13が作動されて上部旋回体2が旋回するように
なっている。ここで、コントロールバルブ11は、パイ
ロット圧供給用油圧ポンプ(パイロット油圧源)15か
ら供給されるパイロット油圧によりその移動量(ストロ
ーク量)を制御されるようになっている。
【0028】ここでは、パイロット圧供給用油圧ポンプ
(パイロット油圧源)15から供給されるパイロット油
圧(パイロット一次圧力)を、リモコンバルブ(リモー
トコントロールバルブ、操作部材連動バルブ)10a,
10bによってオペレータによる旋回用操作部材(操作
レバー)10の操作量に応じた圧力(パイロット二次圧
力)に調圧し、このパイロット二次圧力をコントロール
バルブ11に作用させることでコントロールバルブ11
の制御を行なうようになっている。
【0029】なお、パイロットポンプ15からリモコン
バルブ10a,10bまでの間のパイロット油路内のパ
イロット油圧をパイロット一次圧力といい、リモコンバ
ルブ10a,10bからコントロールバルブ11までの
間のパイロット油路内のパイロット油圧をパイロット二
次圧力という。このため、リモコンバルブ10a,10
bは、パイロット圧供給用油圧ポンプ15からコントロ
ールバルブ11へ通じるパイロット油路に介装されてお
り、オペレータにより旋回用操作部材10が操作される
と作動して、旋回用操作部材10の操作量に応じてパイ
ロット油路の開口面積を調整することで、パイロット一
次圧力をパイロット二次圧力に制御するようになってい
る。
【0030】なお、油圧ポンプ12から旋回用油圧モー
タ13へ通じる油路には、リリーフ弁14,オーバーロ
ードリリーフ弁16a,16b,バキューム防止用チェ
ック弁17a,17b等も設けられている。ところで、
本実施形態では、上部旋回体2の旋回時の操作性を向上
させるべく、上部旋回体2の旋回制御装置が備えられて
いる。
【0031】本旋回制御装置は、図1に示すように、ブ
ーム角センサ7と、アーム角センサ8と、コントローラ
(制御手段)9と、高圧選択弁19と、電磁リリーフ弁
(電磁弁)20とが備えられている。ここで、ブーム角
センサ7は、図3に示すように、上部旋回体2の旋回中
心Xに対するブーム3の回動角度、即ちブーム3と上部
旋回体2との連結点(節点)の節点回転角を検出するも
のである。このため、ブーム角センサ7を節点回転角検
出手段という。
【0032】このブーム3と上部旋回体2との連結点の
節点回転角(ブーム角)は、上部旋回体2の旋回中心軸
Xに対する、ブーム3の一端部のブーム3と上部旋回体
2との連結点とブーム3の他端部のブーム3とアーム4
との連結点とを結んだ直線Yの回転角度αで表される。
アーム角センサ8は、図3に示すように、ブーム3に対
するアーム4の回動角度、即ちブーム3とアーム4との
連結点(節点)の節点回転角を検出するものである。こ
のため、アーム角センサ8を節点回転角検出手段とい
う。
【0033】このブーム3とアーム4との連結点の節点
回転角(アーム角)は、ブーム3の一端部のブーム3と
上部旋回体2との連結点とブーム3の他端部のブーム3
とアーム4との連結点とを結んだ直線Yに対する、アー
ム4の一端部のブーム3とアーム4との連結点とアーム
4の他端部のアーム4とバケット5との連結点とを結ん
だ直線Zの回転角度βで表される。
【0034】そして、これらのブーム角センサ7及びア
ーム角センサ8からの検出信号は、コントローラ9へ送
られるようになっている。コントローラ9は、ブーム角
センサ7及びアーム角センサ8からの検出信号に基づい
て旋回用制御弁移動規制手段としての電磁リリーフ弁2
0の作動を制御するようになっている。このように電磁
リリーフ弁20の作動を制御することで、パイロット圧
(パイロット二次圧)を減圧して、コントロールバルブ
11を介して旋回用油圧モータ13に給排される作動油
の流量が急激に増減しないようにしている。これによ
り、上部旋回体2の旋回時の旋回スピードが急激に増減
しないようになる。
【0035】ここで、電磁リリーフ弁20は、入力ポー
ト側がリモコンバルブ10a,10bのそれぞれの出力
ポートに接続されたパイロット油路間に配設された高圧
選択弁(シャトルバルブ)19の出力ポート側に接続さ
れている。また、電磁リリーフ弁20の出力ポート側は
タンク18へ導かれている。そして、電磁リリーフ弁2
0は、コントローラ9からの出力信号(制御信号,指
令)に基づいて作動されて、高圧選択弁19を介して導
かれた高圧側のパイロット二次圧力をタンク18側へ戻
すことで、高圧のパイロット二次圧力を減圧するように
なっている。
【0036】高圧選択弁19は、旋回用操作部材10に
より作動されるリモコンバルブ10a,10bのそれぞ
れの出力ポートに接続されたパイロット油路内のパイロ
ット二次圧力のうちの高圧側のパイロット二次圧力を選
択するように構成されている。これにより、コントロー
ルバルブ11へ作用すると急旋回につながる高圧側のパ
イロット二次圧力が電磁リリーフ弁20へ導かれるよう
になっている。
【0037】コントローラ9は、図2のブロック図に示
すように、バケット位置演算器(バケット位置演算手
段)21と、作動信号設定器(作動信号設定手段)22
と備えて構成される。なお、バケット位置演算器21及
び作動信号設定器22は、バケット位置に応じた制御を
行なうものであるためバケット位置制御部という。ここ
で、バケット位置演算器21は、ブーム角センサ7及び
アーム角センサ8からの検出信号に基づいてバケット位
置、即ち上部旋回体2の旋回中心Xからバケット5まで
の水平距離Xcを演算するものである。
【0038】このため、バケット位置演算器21は、ブ
ーム角センサ7及びアーム角センサ8の検出信号を読み
込み、上部旋回体2の旋回中心Xからバケット5までの
水平距離Xcを求めるようになっている。この上部旋回
体2の旋回中心Xからバケット5までの水平距離Xcと
は、図3に示すように、上部旋回体2とブーム3との連
結点からアーム4とバケット5との連結点までの水平距
離である。
【0039】具体的には、バケット位置演算器21で
は、以下の演算により上部旋回体2の旋回中心Xからバ
ケット5までの水平距離Xcを求めるようになってい
る。つまり、上部旋回体2の旋回中心Xからバケット5
までの水平距離Xcは、図5に示すように、ブーム角セ
ンサ7により検出されたブーム角をα、アーム角センサ
8により検出されたアーム角をβ、ブーム長さをLb、
アーム長さをLaとして、次式(1)で表される。
【0040】 Xc=Lb×sinα+La×sin(α+β) ・・・(1) 作動信号設定器22は、バケット位置演算器21により
演算されたバケット位置、即ち上部旋回体2の旋回中心
Xからバケット5までの水平距離Xcに応じて電磁リリ
ーフ弁20の作動信号を設定し、この作動信号を電磁リ
リーフ弁20へ出力するものである。そして、この作動
信号設定器22から出力される作動信号に基づいて電磁
リリーフ弁20を作動させることで、パイロット圧、即
ちリモコンバルブ10a,10bにより制御されたパイ
ロット二次圧力が制御されるようになっている。
【0041】この作動信号設定器22では、図3に示す
ように、上部旋回体2の旋回中心Xからバケット5まで
の水平距離Xcが短くなると電磁リリーフ弁20の作動
信号(指令値)が小さくなるような制御特性(この制御
特性を例えばマップとして備える)に基づいて作動信号
が設定されるようになっている。本実施形態にかかる作
業機械の旋回制御装置は、上述のように構成され、この
装置による旋回制御は、以下のように行なわれる。
【0042】つまり、オペレータにより旋回用操作部材
10が操作されると、リモコンバルブ10a,10bが
作動し、これに応じてパイロット圧供給用油圧ポンプ
(パイロットポンプ)15からのパイロット一次圧力が
制御されて、パイロット二次圧力が得られる。このパイ
ロット二次圧力は、作業姿勢、即ちバケット5の位置
(上部旋回体2の旋回中心Xからバケット5までの水平
距離Xc)に応じて電磁リリーフ弁20により制御され
る。
【0043】つまり、作業姿勢に応じた旋回制御を行な
うべく、コントローラ9のバケット位置演算器21は、
ブーム角センサ7及びアーム角センサ8からの検出信号
を読み込む。次いで、バケット位置演算器21が、ブー
ム角センサ7及びアーム角センサ8からの検出信号に基
づいて上部旋回体2の旋回中心Xからバケット5までの
水平距離Xcを演算して、その演算結果を作動信号設定
器22へ出力する。
【0044】そして、作動信号設定器22が、最小リー
チの作業姿勢、即ちバケット5が機体旋回中心X近傍に
ある場合、上部旋回体2の旋回中心X回りの慣性モーメ
ントが小さいため、上部旋回体2の旋回時の加減速の加
速度が大きくならないように、上部旋回体2の旋回中心
Xからバケット5までの水平距離Xcに応じた信号を電
磁リリーフ弁22へ出力する。ここで、作動信号設定器
22が出力する信号は、上部旋回体2の旋回中心Xから
バケット5までの水平距離Xcが短くなるにしたがって
小さくなる。
【0045】これにより、最小リーチの作業姿勢、即ち
バケット5が機体旋回中心X近傍にある場合、上部旋回
体2の旋回中心X回りの慣性モーメントが小さいため、
上部旋回体2の旋回時の加減速の加速度が大きくならな
いように、電磁リリーフ弁20が作動されてパイロット
二次圧力を減圧させる。これにより、油圧ポンプ12か
ら旋回用油圧モータ13へ供給される作動油の流量を低
減させる。
【0046】なお、最大リーチの作業姿勢、即ちバケッ
ト5が機体旋回中心Xから遠くにある場合、上部旋回体
2の旋回中心X回りの慣性モーメントが大きく、上部旋
回体2の旋回時の加減速の加速度が小さいため、電磁リ
リーフ弁20は作動させず、旋回用操作部材10の操作
量に応じたパイロット二次圧力をコントロールバルブ1
1に作用させる。
【0047】そして、パイロット二次圧力がコントロー
ルバルブ11に作用して、コントロールバルブ11の移
動量(ストローク量)が調整される。このようにして移
動量を調整されたコントロールバルブ11により旋回用
油圧モータ13に給排される作動油の流量が制御され
る。特に、最小リーチの作業姿勢、即ちバケット5が機
体旋回中心X近傍にある場合には、電磁リリーフ弁20
の作動制御が行なわれてパイロット圧(パイロット二次
圧力)が減圧されるため、コントロールバルブ11を介
して旋回用油圧モータ13に給排される作動油の流量が
急激に増減せず、これにより、上部旋回体2の旋回時の
旋回スピードが急激に増減しないことになる。
【0048】したがって、本作業装置の旋回制御装置に
よれば、最小リーチの作業姿勢、即ちバケット5の位置
が旋回中心Xに近い位置で、慣性モーメントが小さくな
ってしまう場合には、電磁リリーフ弁20を作動させて
コントロールバルブ11に作用するパイロット二次圧力
を減圧するため、上部旋回体2の旋回時に緩やかな加減
速を実現でき、これにより、急激な加減速によってバケ
ット5からの土砂等がこぼれてしまういわゆる荷こぼれ
を防止することができ、作業効率を向上させることがで
きるという利点がある。
【0049】また、最小リーチの作業姿勢、即ちバケッ
ト5の位置が旋回中心Xに近い位置で、慣性モーメント
が小さくなってしまう場合には、電磁リリーフ弁20を
作動させてコントロールバルブ11に作用するパイロッ
ト二次圧力を減圧することで、油圧ポンプ12から旋回
用油圧モータ13へ供給される作動油の流量を低減させ
て、上部旋回体2が急激に加減速しないようにして、リ
モコンバルブ10a,10bが振動して、旋回時にハン
チングが生じやすいないようにすることができるという
利点もある。
【0050】また、本実施形態は、電磁リリーフ弁20
によって、コントロールバルブ11に直接作用するパイ
ロット二次圧力を制御するため、コントロールバルブ1
1の移動量を正確に制御できるという利点がある。ま
た、高圧選択弁19を設けて、オペレータによる旋回用
操作部材10の操作に応じて高圧となる側のパイロット
二次圧力を選択し、この高圧側のパイロット二次圧力を
電磁リリーフ弁20によって制御するようにしているた
め、上部旋回体2の急激な加減速につながる高圧側のパ
イロット二次圧力を効率的に減圧することができるとい
う利点もある。また、高圧選択弁19により高圧側を選
択できるようになっているため、電磁リリーフ弁20は
一つだけ設ければ良く、また特に圧力センサ等を設ける
必要もなく、コスト低減を図ることができるという利点
もある。
【0051】次に、第2実施形態にかかる作業機械の旋
回制御装置について、図4,図5を参照しながら説明す
る。本作業機械の旋回制御装置では、図4に示すよう
に、第1実施形態の高圧選択弁19及び電磁リリーフ弁
20に代えて、電磁比例減圧弁が設けられている。本作
業機械の旋回制御装置では、図4に示すように、ブーム
角センサ7と、アーム角センサ8と、コントローラ9A
と、電磁比例減圧弁23とを備えて構成される。
【0052】ここで、ブーム角センサ7及びアーム角セ
ンサ8は、上述の第1実施形態(図3参照)のものと同
様に構成される。つまり、ブーム角センサ7は、図3に
示すように、上部旋回体2の旋回中心Xに対するブーム
3の回動角度、即ちブーム3と上部旋回体2との連結点
(節点)の節点回転角を検出するものである。このた
め、ブーム角センサ7を節点回転角検出手段という。
【0053】このブーム3と上部旋回体2との連結点の
節点回転角(ブーム角)は、上部旋回体2の旋回中心軸
Xに対する、ブーム3の一端部のブーム3と上部旋回体
2との連結点とブーム3の他端部のブーム3とアーム4
との連結点とを結んだ直線Yの回転角度αで表される。
アーム角センサ8は、図3に示すように、ブーム3に対
するアーム4の回動角度、即ちブーム3とアーム4との
連結点(節点)の節点回転角を検出するものである。こ
のため、アーム角センサ8を節点回転角検出手段とい
う。
【0054】このブーム3とアーム4との連結点の節点
回転角(アーム角)は、ブーム3の一端部のブーム3と
上部旋回体2との連結点とブーム3の他端部のブーム3
とアーム4との連結点とを結んだ直線Yに対する、アー
ム4の一端部のブーム3とアーム4との連結点とアーム
4の他端部のアーム4とバケット5との連結点とを結ん
だ直線Zの回転角度βで表される。
【0055】そして、これらのブーム角センサ7及びア
ーム角センサ8からの検出信号は、コントローラ9へ送
られるようになっている。コントローラ9は、ブーム角
センサ7及びアーム角センサ8からの検出信号に基づい
て旋回用制御弁移動規制手段としての電磁比例減圧弁2
3の作動を制御するようになっている。このように電磁
比例減圧弁23の作動を制御することで、パイロット圧
(パイロット一次圧力)を減圧して、コントロールバル
ブ11を介して旋回用油圧モータ13に給排される作動
油の流量が急激に増減しないようにしている。これによ
り、上部旋回体2の旋回時の旋回スピードが急激に増減
しないようになる。
【0056】ここで、電磁比例減圧弁23は、その入力
ポートはパイロットポンプ15の吐出ポートにパイロッ
ト油路を介して連結されている。また、電磁比例減圧弁
23の出力ポートはリモコンバルブ10a,10b及び
タンク18にパイロット油路を介して連結されている。
そして、電磁比例減圧弁23は、コントローラ9からの
出力信号(指令)に基づいて作動されて、パイロットポ
ンプ15からのパイロット一次圧力をタンク18側へ戻
すことで、パイロット一次圧力を減圧するようになって
いる。
【0057】コントローラ9Aは、図5に示すように、
バケット位置演算器(バケット位置演算手段)21と、
作動信号設定器(作動信号設定手段)22Aと備えて構
成される。なお、バケット位置演算器21及び作動信号
設定器22Aは、バケット位置に応じた制御を行なうも
のであるためバケット位置制御部という。ここで、バケ
ット位置演算器21は、上述の第1実施形態(図2参
照)と同様であるため、ここではその説明を省略する。
【0058】作動信号設定器22Aは、バケット位置演
算器21により演算されたバケット位置、即ち上部旋回
体2の旋回中心Xからバケット5までの水平距離Xcに
応じて電磁比例減圧弁23の作動信号を設定し、この作
動信号を電磁比例減圧弁23へ出力するものである。そ
して、この作動信号設定器22Aから出力される作動信
号に基づいて電磁比例減圧弁23を作動することで、パ
イロット圧、即ちパイロットポンプ15からのパイロッ
ト一次圧力が制御されるようになっている。
【0059】この作動信号設定器22Aでは、図5に示
すように、上部旋回体2の旋回中心Xからバケット5ま
での水平距離Xcが短くなると電磁比例減圧弁23の作
動信号(指令値)が小さくなるような制御特性(この制
御特性を例えばマップとして備える)に基づいて作動信
号が設定されるようになっている。本実施形態にかかる
作業機械の旋回制御装置は、上述のように構成され、こ
の装置による旋回制御は、以下のように行なわれる。
【0060】つまり、パイロットポンプ15からのパイ
ロット一次圧力は、作業姿勢、即ちバケット5の位置
(上部旋回体2の旋回中心Xからバケット5までの水平
距離Xc)に応じて電磁比例減圧弁23により制御され
る。具体的には、作業姿勢に応じた旋回制御を行なうべ
く、コントローラ9Aのバケット位置演算器21は、ブ
ーム角センサ7及びアーム角センサ8からの検出信号を
読み込む。
【0061】次いで、バケット位置演算器21が、ブー
ム角センサ7及びアーム角センサ8からの検出信号に基
づいて上部旋回体2の旋回中心Xからバケット5までの
水平距離Xcを演算して、その演算結果を作動信号設定
器22Aへ出力する。そして、作動信号設定器22A
が、最小リーチの作業姿勢、即ちバケット5が機体旋回
中心X近傍にある場合、上部旋回体2の旋回中心X回り
の慣性モーメントが小さいため、上部旋回体2の旋回時
の加減速の加速度が大きくならないように、上部旋回体
2の旋回中心Xからバケット5までの水平距離Xcに応
じた信号を電磁比例減圧弁23へ出力する。ここで、作
動信号設定器22Aが出力する信号は、上部旋回体2の
旋回中心Xからバケット5までの水平距離Xcが短くな
るにしたがって小さくなる。
【0062】これにより、最小リーチの作業姿勢、即ち
バケット5が機体旋回中心X近傍にある場合、上部旋回
体2の旋回中心X回りの慣性モーメントが小さいため、
上部旋回体2の旋回時の加減速の加速度が大きくならな
いように、電磁比例減圧弁23を作動させてパイロット
一次圧力を減圧させる。これにより、油圧ポンプ12か
ら旋回用油圧モータ13へ供給される作動油の流量を低
減させる。
【0063】なお、最大リーチの作業姿勢、即ちバケッ
ト5が機体旋回中心Xから遠くにある場合、上部旋回体
2の旋回中心X回りの慣性モーメントが大きく、上部旋
回体2の旋回時の加減速の加速度が小さいため、電磁比
例減圧弁23は作動させず、ポイロットポンプ15から
のパイロット一次圧力をコントロールバルブ11に作用
させる。
【0064】その後、オペレータにより旋回用操作部材
10が操作されると、リモコンバルブ10a,10bが
作動し、上述のように電磁比例減圧弁23により制御さ
れるパイロットポンプ15からのパイロット一次圧力が
リモコンバルブ10a,10bによって制御されて、パ
イロット二次圧力が得られる。そして、パイロット二次
圧力がコントロールバルブ11に作用して、コントロー
ルバルブ11の移動量(ストローク量)が調整される。
このようにして移動量を調整されたコントロールバルブ
11により旋回用油圧モータ13に給排される作動油の
流量が制御される。
【0065】特に、最小リーチの作業姿勢、即ちバケッ
ト5が機体旋回中心X近傍にある場合には、電磁比例減
圧弁23の作動制御が行なわれてパイロット一次圧力が
減圧され、これに応じてパイロット二次圧力も減圧され
るため、コントロールバルブ11を介して旋回用油圧モ
ータ13に給排される作動油の流量が急激に増減せず、
これにより、上部旋回体2の旋回時の旋回スピードが急
激に増減しないことになる。
【0066】したがって、本作業装置の旋回制御装置に
よれば、最小リーチの作業姿勢、即ちバケット5の位置
が旋回中心Xに近い位置で、慣性モーメントが小さくな
ってしまう場合には、電磁比例減圧弁23を作動させて
パイロット一次圧力を減圧することで、コントロールバ
ルブ11に作用するパイロット二次圧力を減圧するた
め、上部旋回体2の旋回時に緩やかな加減速を実現で
き、これにより、急激な加減速によってバケット5から
の土砂等がこぼれてしまういわゆる荷こぼれを防止する
ことができ、作業効率を向上させることができるという
利点がある。
【0067】また、最小リーチの作業姿勢、即ちバケッ
ト5の位置が旋回中心Xに近い位置で、慣性モーメント
が小さくなってしまう場合には、電磁比例減圧弁23を
作動させてパイロット一次圧力を減圧して、コントロー
ルバルブ11に作用するパイロット二次圧力を減圧する
ことで、油圧ポンプ12から旋回用油圧モータ13へ供
給される作動油の流量を低減させて、上部旋回体2が急
激に加減速しないようにして、リモコンバルブ10a,
10bが振動して、旋回時にハンチングが生じやすいな
いようにすることができるという利点もある。
【0068】また、本実施形態は、上述の第1実施形態
と同様に、コントロールバルブ11に作用するパイロッ
ト油圧を制御するものであるが、本実施形態では、電磁
比例減圧弁23によりパイロット一次圧力を制御するよ
うにしているため、上述の第1実施形態のように高圧側
のパイロット圧を制御できるようにすべく高圧選択弁1
9を設ける必要がなく、電磁比例減圧弁23を設けるだ
けで良いため、さらなるコスト低減を図ることができる
という利点がある。
【0069】次に、第3実施形態にかかる作業機械の旋
回制御装置について、図6,図7を参照しながら説明す
る。つまり、本作業機械の旋回制御装置は、図6に示す
ように、第1実施形態の電磁リリーフ弁20に代えて、
圧力検出器,ダンパシリンダ及び電磁切換弁が設けられ
ている。なお、図6では、旋回用操作部材10,リリー
フ弁14,オーバーロードリリーフ弁16a,16b,
バキューム防止用チェック弁17a,17b等を省略し
ているが、実質的には図1と同様である。
【0070】本作業機械の旋回制御装置では、図6に示
すように、ブーム角センサ7と、アーム角センサ8と、
圧力検出器(パイロット油圧検出手段)24と、コント
ローラ9Bと、ダンパシリンダ25と、電磁切換弁(電
磁弁)26とを備えて構成される。ここで、ブーム角セ
ンサ7及びアーム角センサ8は、上述の第1実施形態
(図3参照)のものと同様に構成される。
【0071】つまり、ブーム角センサ7は、図3に示す
ように、上部旋回体2の旋回中心Xに対するブーム3の
回動角度、即ちブーム3と上部旋回体2との連結点(節
点)の節点回転角を検出するものである。このため、ブ
ーム角センサ7を節点回転角検出手段という。このブー
ム3と上部旋回体2との連結点の節点回転角(ブーム
角)は、上部旋回体2の旋回中心軸Xに対する、ブーム
3の一端部のブーム3と上部旋回体2との連結点とブー
ム3の他端部のブーム3とアーム4との連結点とを結ん
だ直線Yの回転角度αで表される。
【0072】アーム角センサ8は、図3に示すように、
ブーム3に対するアーム4の回動角度、即ちブーム3と
アーム4との連結点(節点)の節点回転角を検出するも
のである。このため、アーム角センサ8を節点回転角検
出手段という。このブーム3とアーム4との連結点の節
点回転角(アーム角)は、ブーム3の一端部のブーム3
と上部旋回体2との連結点とブーム3の他端部のブーム
3とアーム4との連結点とを結んだ直線Yに対する、ア
ーム4の一端部のブーム3とアーム4との連結点とアー
ム4の他端部のアーム4とバケット5との連結点とを結
んだ直線Zの回転角度βで表される。
【0073】圧力検出器(圧力センサ)24は、図6に
示すように、高圧選択弁19により選択されたパイロッ
ト圧、即ちリモコンバルブ10a,10bにより制御さ
れたパイロット二次圧力を検出するものであり、この検
出信号はコントローラ9Bへ出力されるようになってい
る。なお、高圧選択弁19は、上述の第1実施形態のも
のと同様に構成され、配設されているため、ここではそ
の説明を省略する。
【0074】そして、これらのブーム角センサ7,アー
ム角センサ8及び圧力検出器24からの検出信号は、コ
ントローラ9Bへ送られるようになっている。コントロ
ーラ9Bは、ブーム角センサ7,アーム角センサ8及び
圧力検出器24からの検出信号に基づいて電磁切換弁2
6の作動させることで、ダンパシリンダ25を制御する
ようになっている。このようにしてダンパシリンダ25
を制御することで、コントロールバルブ11の移動を規
制して、コントロールバルブ11を介して旋回用油圧モ
ータ13に給排される作動油の流量が急激に増減しない
ようにしている。これにより、上部旋回体2の旋回時の
旋回スピードが急激に増減しないようになる。
【0075】なお、電磁切換弁26とダンパシリンダ2
5とは、コントロールバルブ(旋回用制御弁)11の移
動を規制する機能を有するため、旋回用制御弁移動規制
手段という。ここで、ダンパシリンダ25は、ピストン
25Aを備えて構成され、このピストン25Aの一端が
コントロールバルブ11を構成するスプールに直結され
ている。そして、コントロールバルブ11が移動する
と、これに応じてピストン25Aも移動し、ピストン2
5Aにより区画された左右の油室に作動油の給排が行な
われる。また、ダンパシリンダ25の左右の油室は油路
27を介して連通されており、左右の油室から排出され
た作動油は油路27を介してタンク18へ戻されるよう
になっている。
【0076】電磁切換弁26は、ダンパシリンダ25の
左右の油室を連通する油路27に介装されている。この
電磁切換弁26は、コントローラ9Bからの出力信号
(指令)に基づいて作動されて、ダンパシリンダ25の
左右の油室とタンク18とを連通するOFF状態からダ
ンパシリンダ25の左右の油室とタンク18とを遮断す
るON状態へ切り換わるようになっている。
【0077】そして、最小リーチの作業姿勢、即ちバケ
ット5の位置が旋回中心Xに近い位置で、慣性モーメン
トが小さくなってしまう場合には、電磁切換弁26がO
N状態とされる。これにより、ダンパシリンダ25の左
右の油室とタンク18とが遮断されるとともに、電磁切
換弁26に内蔵されたオリフィス26Aによってダンパ
シリンダ25の左右の油室を連通する油路27が絞ら
れ、ダンパシリンダ25の左右の油室間での作動油の移
動が制限され、これに応じてダンパシリンダ25を構成
するピストン25Aの端部を連結されたコントロールバ
ルブ11を構成するスプールの急激な移動が制限され
る。
【0078】コントローラ9Bは、図7に示すように、
バケット位置演算器21と、バケット信号設定器(バケ
ット信号設定手段)28と、圧力信号設定器(圧力信号
設定手段)29と、論理積演算器(論理積演算手段,バ
ケット位置/圧力制御部)30とを備えて構成される。
なお、バケット位置演算器21及びバケット信号設定器
28は、バケット位置に応じた制御を行なうものである
ためバケット位置制御部といい、圧力信号設定器29
は、パイロット油圧に応じた制御を行なうものであるた
め圧力制御部といい、バケット位置演算器21,バケッ
ト信号設定器28,圧力信号設定器29及び論理積演算
器30は、バケット位置と圧力とを加味して制御を行な
うものであるためバケット位置/圧力制御部という。
【0079】このうち、バケット位置演算器21は、上
述の第1実施形態のものと同様であるため、ここではそ
の説明を省略する。バケット信号設定器28は、バケッ
ト位置演算器21からの出力信号に基づいてバケット5
の位置(上部旋回体2の旋回中心Xからバケット5まで
の水平距離Xc)に応じてON/OFF信号を設定し、
このON/OFF信号を論理積演算器30へ出力するも
のである。
【0080】このバケット信号設定器28では、図7に
示すように、上部旋回体2の旋回中心Xからバケット5
までの水平距離Xcが所定値T以下である場合にはON
信号を出力し、所定値T以上である場合にはOFF信号
を出力するようになっている。圧力信号設定器29は、
圧力検出器24からの検出信号に基づいてパイロット二
次圧力に応じてON/OFF信号を設定し、このON/
OFF信号を論理積演算器30へ出力するものである。
【0081】この圧力信号設定器29では、図7に示す
ように、圧力検出器29により検出されるパイロット二
次圧力が所定値P以上である場合にはON信号を出力
し、所定値P以上である場合にはOFF信号を出力する
ようになっている。論理積演算器30は、バケット信号
設定器28からの出力信号と圧力信号設定器29からの
出力信号との論理積を演算し、その結果を電磁切換弁2
6へ出力するものである。
【0082】この論理積演算器30では、バケット信号
設定器28からの出力信号がON信号であり、かつ、圧
力信号設定器29からの出力信号がON信号である場合
にON信号を出力するようになっている。つまり、論理
積演算器30では、上部旋回体2の旋回中心Xからバケ
ット5までの水平距離Xcが所定値T以下であり、か
つ、パイロット二次圧力が所定値P以上である場合にO
N信号を出力するようになっている。
【0083】このようにして論理積演算器30からON
信号が出力されることにより、作業姿勢、即ちバケット
5の位置(上部旋回体2の旋回中心Xからバケット5ま
での水平距離Xc)に応じて電磁切換弁26が作動され
ることになる。つまり、最小リーチの作業姿勢、即ちバ
ケット5が機体旋回中心X近傍にある場合、上部旋回体
2の旋回中心X回りの慣性モーメントが小さいため、上
部旋回体2の旋回時の加減速の加速度が大きくならない
ように、電磁切換弁26が作動される。そして、電磁切
換弁26が切り換わると、電磁切換弁26に設けられた
オリフィス26Aによってダンパシリンダ25の左右の
油室を連通する油路27が絞られ、ダンパシリンダ25
の左右の油室内の作動油の移動が制限されるため、この
ダンパシリンダ25を連結されたコントロールバルブ1
1を構成するスプールの急激な移動が規制される。これ
により、油圧ポンプ12から旋回用油圧モータ13へ供
給される作動油の流量を低減させている。
【0084】なお、最大リーチの作業姿勢、即ちバケッ
ト5が機体旋回中心Xから遠くにある場合、上部旋回体
2の旋回中心X回りの慣性モーメントが大きく、上部旋
回体2の旋回時の加減速の加速度が小さいため、電磁切
換弁26は作動させない。この場合、コントロールバル
ブ11はパイロット二次圧力に応じて移動する。本実施
形態にかかる作業機械の旋回制御装置は、上述のように
構成され、この装置による旋回制御は、以下のように行
なわれる。
【0085】つまり、オペレータにより旋回用操作部材
10が操作されると、リモコンバルブ10a,10bが
作動し、これに応じてパイロット圧供給用油圧ポンプ
(パイロットポンプ)15からのパイロット一次圧力が
制御されて、パイロット二次圧力が得られる。このパイ
ロット二次圧力は圧力検出器24により検出され、この
検出信号をコントローラ9Bの圧力信号設定器29が読
み込む。そして、圧力信号設定器29が圧力検出器24
からの検出信号に基づいてパイロット二次圧力が所定値
P以上である場合にON信号を論理積演算器30へ出力
する。
【0086】一方、作業姿勢に応じた旋回制御を行なう
べく、コントローラ9Bのバケット位置演算器21は、
ブーム角センサ7及びアーム角センサ8からの検出信号
を読み込む。次いで、バケット位置演算器21が、ブー
ム角センサ7及びアーム角センサ8からの検出信号に基
づいて上部旋回体2の旋回中心Xからバケット5までの
水平距離Xcを演算して、その演算結果をバケット信号
設定器28へ出力する。
【0087】そして、バケット信号設定器28が、上部
旋回体2の旋回中心Xからバケット5までの水平距離X
cが所定値T以下である場合にON信号を論理積演算器
30へ出力する。その後、論理積演算器30が、上部旋
回体2の旋回中心Xからバケット5までの水平距離Xc
が所定値T以下であり、かつ、パイロット二次圧力が所
定値P以上である場合、即ちにON信号を出力する。
【0088】つまり、論理積演算器30は、最小リーチ
の作業姿勢、即ちバケット5が機体旋回中心X近傍にあ
る場合、上部旋回体2の旋回中心X回りの慣性モーメン
トが小さいため、上部旋回体2の旋回時の加減速の加速
度が大きくならないように、電磁切換弁26へON信号
を出力する。そして、論理積演算器30から電磁切換弁
26へON信号が出力されると、電磁切換弁26はON
状態となり、電磁切換弁26に内蔵されたオリフィス2
6Aによってダンパシリンダ25の左右の油室を連通す
る油路27が絞られ、ダンパシリンダ25の左右の油室
内の作動油の移動が制限される。
【0089】これにより、ダンパシリンダ25を構成す
るピストン25Aの端部に連結されたコントロールバル
ブ11を構成するスプールの急激な移動が制限される。
このため、パイロット二次圧力がコントロールバルブ1
1に作用して、コントロールバルブ11の移動量(スト
ローク量)が調整されるとしても、ダンパシリンダ25
によりその急激な移動を制限されることになる。このよ
うにして移動量を調整されたコントロールバルブ11に
より旋回用油圧モータ13に給排される作動油の流量が
制御される。
【0090】特に、最小リーチの作業姿勢、即ちバケッ
ト5が機体旋回中心X近傍にある場合には、ダンパシリ
ンダ25の左右の油室内の作動油の移動が制限されて、
コントロールバルブ11を構成するスプールの急激な移
動が制限されるため、コントロールバルブ11を介して
旋回用油圧モータ13に給排される作動油の流量が急激
に増減せず、これにより、上部旋回体2の旋回時の旋回
スピードが急激に増減しないことになる。
【0091】したがって、本作業装置の旋回制御装置に
よれば、バケット5が機体旋回中心に近づき、かつ、パ
イロット圧が高くなると生じるハンチングを防止するこ
とができ、上部旋回体2の旋回中心回りの慣性モーメン
トが変化しても滑らかな旋回加速を実現できるという利
点がある。つまり、本作業装置の旋回制御装置によれ
ば、最小リーチの作業姿勢、即ちバケット5の位置が旋
回中心Xに近い位置で、慣性モーメントが小さくなって
しまう場合には、電磁切換弁26を作動させてダンパシ
リンダ25の移動を制限してコントロールバルブ11の
急激な移動を制限することで、油圧ポンプ12から旋回
用油圧モータ13へ供給される作動油の流量を低減させ
るため、上部旋回体2の旋回時に緩やかな加減速を実現
でき、これにより、急激な加減速によってバケット5か
らの土砂等がこぼれてしまういわゆる荷こぼれを防止す
ることができ、作業効率を向上させることができるとい
う利点がある。
【0092】また、最小リーチの作業姿勢、即ちバケッ
ト5の位置が旋回中心Xに近い位置で、慣性モーメント
が小さくなってしまう場合には、電磁切換弁26を作動
させてダンパシリンダ25の移動を制限してコントロー
ルバルブ11の急激な移動を制限することで、油圧ポン
プ12から旋回用油圧モータ13へ供給される作動油の
流量を低減させて、上部旋回体2が急激に加減速しない
ようにして、リモコンバルブ10a,10bが振動し
て、旋回時にハンチングが生じやすいないようにするこ
とができるという利点もある。
【0093】また、本実施形態は、上述の第1,2実施
形態のようにコントロールバルブ11に作用するパイロ
ット油圧を制御するものとは異なり、上部旋回体2の旋
回に直接影響を与えるコントロールバルブ11自体の移
動をダンパシリンダ25により規制するものであるた
め、コントロールバルブ11の急激な加減速を確実に防
止することができるという利点もある。
【0094】次に、第4実施形態にかかる作業機械の旋
回制御装置ついて、図8,図9を参照しながら説明す
る。本作業機械の旋回制御装置は、図8に示すように、
第3実施形態の圧力検出器24,電磁切換弁26に代え
て、外部パイロット式切換弁,電磁切換弁が設けられて
いる。なお、図8では、旋回用操作部材10,リリーフ
弁14,オーバーロードリリーフ弁16a,16b,バ
キューム防止用チェック弁17a,17b等を省略して
いるが、実質的には図1と同様である。
【0095】本作業機械の旋回制御装置では、図8に示
すように、ブーム角センサ7と、アーム角センサ8と、
コントローラ9Cと、ダンパシリンダ25と、外部パイ
ロット式切換弁(外部パイロット式制御弁)31と、電
磁切換弁32とを備えて構成される。ここで、ブーム角
センサ7及びアーム角センサ8は、上述の第1実施形態
(図3参照)のものと同様に構成される。
【0096】つまり、ブーム角センサ7は、図3に示す
ように、上部旋回体2の旋回中心Xに対するブーム3の
回動角度、即ちブーム3と上部旋回体2との連結点(節
点)の節点回転角を検出するものである。このため、ブ
ーム角センサ7を節点回転角検出手段という。このブー
ム3と上部旋回体2との連結点の節点回転角(ブーム
角)は、上部旋回体2の旋回中心軸Xに対する、ブーム
3の一端部のブーム3と上部旋回体2との連結点とブー
ム3の他端部のブーム3とアーム4との連結点とを結ん
だ直線Yの回転角度αで表される。
【0097】アーム角センサ8は、図3に示すように、
ブーム3に対するアーム4の回動角度、即ちブーム3と
アーム4との連結点(節点)の節点回転角を検出するも
のである。このため、アーム角センサ8を節点回転角検
出手段という。このブーム3とアーム4との連結点の節
点回転角(アーム角)は、ブーム3の一端部のブーム3
と上部旋回体2との連結点とブーム3の他端部のブーム
3とアーム4との連結点とを結んだ直線Yに対する、ア
ーム4の一端部のブーム3とアーム4との連結点とアー
ム4の他端部のアーム4とバケット5との連結点とを結
んだ直線Zの回転角度βで表される。
【0098】そして、これらのブーム角センサ7及びア
ーム角センサ8からの検出信号は、コントローラ9Cへ
送られるようになっている。コントローラ9Cは、ブー
ム角センサ7及びアーム角センサ8からの検出信号に基
づいて電磁切換弁32の作動させ、これによりパイロッ
ト二次圧力を外部パイロット式切換弁31に作用させる
ことで、ダンパシリンダ25を制御するようになってい
る。このようにしてダンパシリンダ25を制御すること
で、コントロールバルブ11の移動を規制して、コント
ロールバルブ11を介して旋回用油圧モータ13に給排
される作動油の流量が急激に増減しないようにしてい
る。これにより、上部旋回体2の旋回時の旋回スピード
が急激に増減しないようになる。
【0099】なお、電磁切換弁32,外部パイロット式
切換弁31及びダンパシリンダ25は、コントロールバ
ルブ(旋回用制御弁)11の移動を規制する機能を有す
るため、旋回用制御弁移動規制手段という。ここで、ダ
ンパシリンダ25は、ピストン25Aを備えて構成さ
れ、このピストン25Aの一端がコントロールバルブ1
1を構成するスプールに直結されている。そして、コン
トロールバルブ11が移動すると、これに応じてピスト
ン25Aも移動し、ピストン25Aにより区画された左
右の油室に作動油の給排が行なわれる。また、ダンパシ
リンダ25の左右の油室は油路27を介して連通されて
おり、左右の油室から排出された作動油は油路27を介
してタンク18へ戻されるようになっている。
【0100】外部パイロット式切換弁31は、ダンパシ
リンダ25の左右の油室を連通する油路27に介装され
ている。この外部パイロット式切換弁31には、高圧選
択弁19の出力ポートに連結される切換弁用パイロット
油路33が連結されており、高圧選択弁19により選択
された高圧側のパイロット二次圧力がパイロット油圧と
して作用して作動するようになっている。なお、高圧選
択弁19は、上述の第1実施形態のものと同様に構成さ
れ、配設されているため、ここではその説明を省略す
る。
【0101】そして、外部パイロット式切換弁31は、
電磁切換弁32を介して供給される高圧側のパイロット
二次圧力が作用すると、ダンパシリンダ25の左右の油
室とタンク18とを連通するOFF状態からダンパシリ
ンダ25の左右の油室とタンク18との連通を遮断する
ON状態へ切り換わるようになっている。つまり、外部
パイロット式切換弁31は、最小リーチの作業姿勢、即
ちバケット5の位置が旋回中心Xに近い位置で、慣性モ
ーメントが小さくなってしまう場合には、ON状態とさ
れるようになっている。
【0102】これにより、ダンパシリンダ25の左右の
油室とタンク18とが遮断されるとともに、外部パイロ
ット式切換弁31に内蔵されたオリフィス31Aによっ
てダンパシリンダ25の左右の油室を連通する油路27
が絞られ、ダンパシリンダ25の左右の油室間での作動
油の移動が制限され、これに応じてダンパシリンダ25
を構成するピストン25Aの端部を連結されたコントロ
ールバルブ11を構成するスプールの急激な移動が制限
される。
【0103】ここで、電磁切換弁32は、外部パイロッ
ト式切換弁31の切換弁用パイロット油路33に介装さ
れている。この電磁切換弁32は、コントローラ9Cか
らの出力信号(指令)に基づいて作動されて、外部パイ
ロット式切換弁31にパイロット油圧として作用させる
高圧選択弁19により選択されたパイロット二次圧力を
制御するものである。つまり、電磁切換弁32は、コン
トローラ9Cからの出力信号(ON信号)に基づいて作
動されて、切換弁用パイロット油路33を遮断するOF
F状態から切換弁用パイロット油路33を連通するON
状態へ切り換わるようになっている。なお、コントロー
ラ9Cからの出力信号がOFF信号の場合は、電磁切換
弁32は切換弁用パイロット油路33を遮断するOFF
状態のままである。
【0104】そして、最小リーチの作業姿勢、即ちバケ
ット5の位置が旋回中心Xに近い位置で、慣性モーメン
トが小さくなってしまう場合には、電磁切換弁32がO
N状態とされる。これにより、切換弁用パイロット油路
33が連通されて、外部パイロット式切換弁31に高圧
選択弁19により選択されたパイロット二次圧力がパイ
ロット油圧として作用して、外部パイロット式切換弁3
1が作動してON状態となる。
【0105】コントローラ9Cは、図9に示すように、
バケット位置演算器21と、バケット信号設定器28A
とを備えて構成される。なお、バケット位置演算器21
及びバケット信号設定器28Aは、バケット位置に応じ
た制御を行なうものであるためバケット位置制御部とい
う。このうち、バケット位置演算器21は、上述の第1
実施形態のものと同様であるため、ここではその説明を
省略する。
【0106】バケット信号設定器28Aは、バケット位
置演算器21からの出力信号に基づいてバケット5の位
置(上部旋回体2の旋回中心Xからバケット5までの水
平距離Xc)に応じてON/OFF信号を設定し、この
ON/OFF信号を電磁切換弁32へ出力するものであ
る。このバケット信号設定器28Aでは、図9に示すよ
うに、上部旋回体2の旋回中心Xからバケット5までの
水平距離Xcが所定値TA 以下である場合にはON信号
を出力し、所定値TA 以上である場合にはOFF信号を
出力するようになっている。
【0107】このようにしてバケット信号設定器28A
からON信号が出力されることにより、作業姿勢、即ち
バケット5の位置(上部旋回体2の旋回中心Xからバケ
ット5までの水平距離Xc)に応じて電磁切換弁32が
作動されることになる。つまり、最小リーチの作業姿
勢、即ちバケット5が機体旋回中心X近傍にある場合、
上部旋回体2の旋回中心X回りの慣性モーメントが小さ
いため、上部旋回体2の旋回時の加減速の加速度が大き
くならないように、電磁切換弁32が作動される。これ
により、高圧選択弁19により選択されるパイロット二
次圧力が電磁切換弁32を通じて導かれ、外部パイロッ
ト式切換弁31にパイロット油圧として作用し、このパ
イロット油圧が所定値PA 以上になったら外部パイロッ
ト式切換弁31がOFF状態からON状態へ切り換わ
る。
【0108】そして、外部パイロット式切換弁31が切
り換わると、外部パイロット式切換弁31に設けられた
オリフィス31Aによってダンパシリンダ25の左右の
油室を連通する油路27が絞られ、ダンパシリンダ25
の左右の油室内の作動油の移動が制限されるため、この
ダンパシリンダ25を連結されたコントロールバルブ1
1を構成するスプールの急激な移動が規制される。これ
により、油圧ポンプ12から旋回用油圧モータ13へ供
給される作動油の流量を低減させている。
【0109】なお、最大リーチの作業姿勢、即ちバケッ
ト5が機体旋回中心Xから遠くにある場合、上部旋回体
2の旋回中心X回りの慣性モーメントが大きく、上部旋
回体2の旋回時の加減速の加速度が小さいため、電磁切
換弁26は作動させない。この場合、コントロールバル
ブ11はパイロット二次圧力に応じて移動する。本実施
形態にかかる作業機械の旋回制御装置は、上述のように
構成され、この装置による旋回制御は、以下のように行
なわれる。
【0110】つまり、オペレータにより旋回用操作部材
10が操作されると、リモコンバルブ10a,10bが
作動し、これに応じてパイロット圧供給用油圧ポンプ
(パイロットポンプ)15からのパイロット一次圧力が
制御されて、パイロット二次圧力が得られる。一方、作
業姿勢に応じた旋回制御を行なうべく、コントローラ9
Bのバケット位置演算器21は、ブーム角センサ7及び
アーム角センサ8からの検出信号を読み込む。
【0111】次いで、バケット位置演算器21が、ブー
ム角センサ7及びアーム角センサ8からの検出信号に基
づいて上部旋回体2の旋回中心Xからバケット5までの
水平距離Xcを演算して、その演算結果をバケット信号
設定器28Aへ出力する。そして、バケット信号設定器
28Aが、上部旋回体2の旋回中心Xからバケット5ま
での水平距離Xcが所定値TA 以下である場合にON信
号を電磁切換弁32へ出力する。つまり、バケット信号
設定器28Aは、最小リーチの作業姿勢、即ちバケット
5が機体旋回中心X近傍にある場合、上部旋回体2の旋
回中心X回りの慣性モーメントが小さいため、上部旋回
体2の旋回時の加減速の加速度が大きくならないよう
に、電磁切換弁32へON信号を出力する。
【0112】そして、バケット信号設定器28Aから電
磁切換弁32へON信号が出力されると、電磁切換弁3
2はON状態となり、高圧選択弁19により選択される
パイロット二次圧力が電磁切換弁32を通じて導かれ、
外部パイロット式切換弁31にパイロット油圧として作
用し、このパイロット油圧が所定値PA 以上になったら
外部パイロット式切換弁31がOFF状態からON状態
へ切り換わる。
【0113】このようにして、外部パイロット式切換弁
31が切り換わると、外部パイロット式切換弁31に設
けられたオリフィス31Aによってダンパシリンダ25
の左右の油室を連通する油路27が絞られ、ダンパシリ
ンダ25の左右の油室内の作動油の移動が制限される。
これにより、ダンパシリンダ25を構成するピストン2
5Aの端部に連結されたコントロールバルブ11を構成
するスプールの急激な移動が制限される。
【0114】このため、パイロット二次圧力がコントロ
ールバルブ11に作用して、コントロールバルブ11の
移動量(ストローク量)が調整されるとしても、ダンパ
シリンダ25によりその急激な移動を制限されることに
なる。このようにして移動量を調整されたコントロール
バルブ11により旋回用油圧モータ13に給排される作
動油の流量が制御される。
【0115】特に、最小リーチの作業姿勢、即ちバケッ
ト5が機体旋回中心X近傍にある場合には、ダンパシリ
ンダ25の左右の油室内の作動油の移動が制限されて、
コントロールバルブ11を構成するスプールの急激な移
動が制限されるため、コントロールバルブ11を介して
旋回用油圧モータ13に給排される作動油の流量が急激
に増減せず、これにより、上部旋回体2の旋回時の旋回
スピードが急激に増減しないことになる。
【0116】したがって、本作業装置の旋回制御装置に
よれば、バケット5が機体旋回中心に近づき、かつ、パ
イロット圧が高くなると生じるハンチングを防止するこ
とができ、上部旋回体2の旋回中心回りの慣性モーメン
トが変化しても滑らかな旋回加速を実現できるという利
点がある。つまり、本作業装置の旋回制御装置によれ
ば、最小リーチの作業姿勢、即ちバケット5の位置が旋
回中心Xに近い位置で、慣性モーメントが小さくなって
しまう場合には、電磁切換弁32を作動させ、これによ
りパイロット二次圧力を外部パイロット式切換弁31に
作用させることで、ダンパシリンダ25の移動を規制し
てコントロールバルブ11の急激な移動を規制すること
で、油圧ポンプ12から旋回用油圧モータ13へ供給さ
れる作動油の流量を低減させるため、上部旋回体2の旋
回時に緩やかな加減速を実現でき、これにより、急激な
加減速によってバケット5からの土砂等がこぼれてしま
ういわゆる荷こぼれを防止することができ、作業効率を
向上させることができるという利点がある。
【0117】また、最小リーチの作業姿勢、即ちバケッ
ト5の位置が旋回中心Xに近い位置で、慣性モーメント
が小さくなってしまう場合には、電磁切換弁32を作動
させ、これによりパイロット二次圧力を外部パイロット
式切換弁31に作用させることで、ダンパシリンダ25
の移動を規制してコントロールバルブ11の急激な移動
を規制することで、油圧ポンプ12から旋回用油圧モー
タ13へ供給される作動油の流量を低減させて、上部旋
回体2が急激に加減速しないようにして、リモコンバル
ブ10a,10bが振動して、旋回時にハンチングが生
じやすいないようにすることができるという利点もあ
る。
【0118】また、本実施形態は、上述の第1,2実施
形態のようにコントロールバルブ11に作用するパイロ
ット油圧を制御するものとは異なり、上部旋回体2の旋
回に直接影響を与えるコントロールバルブ11自体の移
動をダンパシリンダ25により規制するものであるた
め、コントロールバルブ11の急激な加減速を確実に防
止することができるという利点もある。
【0119】また、本実施形態では、外部パイロット式
切換弁31をパイロット二次圧力により作動させるよう
にしているため、コントロールバルブ11を作動させる
際に高圧のパイロット油圧がコントロールバルブ11に
作用したとしても、確実に外部パイロット式切換弁31
を作動させることができ、制御の信頼性を高めることが
できるという利点もある。
【0120】なお、上述の各実施形態では、上述の第1
実施形態では、旋回用制御弁移動規制手段として、高圧
選択弁19により選択された高圧側のパイロット二次圧
力を制御すべく1つの電磁弁20を設けているが、高圧
選択弁19を設けずに、コントロールバルブ11のそれ
ぞれの端部に作用するパイロット二次圧力をそれぞれ制
御すべく、2つの電磁弁を設け、これらの電磁弁をバケ
ット位置に応じて制御するようにしても良い。
【0121】また、上述の第1,2実施形態では、旋回
用制御弁移動規制手段を構成する電磁弁をリモコンバル
ブとは別に設けているが、リモコンバルブを電磁弁とし
て構成し、上述の第1,2実施形態と同様にしてパイロ
ット油圧を制御するようにしても良い。また、上述の第
1,2実施形態では、電磁弁20は他の構成であっても
良い。例えば、上述の第3実施形態の電磁切換弁26と
して構成し、同様の制御を行なうようにしても良い。
【0122】また、上述の第3実施形態では、パイロッ
ト油圧検出手段としての圧力検出器24によりパイロッ
ト油圧を検出し、パイロット油圧に応じてコントロール
バルブ11の移動を規制するようにしているが、このパ
イロット油圧はオペレータによる旋回用操作部材10の
操作量に対応しているため、旋回用操作部材10の操作
量に応じた電気信号を検出し、この検出信号に応じてコ
ントロールバルブ11の移動を規制するようにしても良
い。この場合、旋回用操作部材10は操作量に応じた電
気信号を出力しうるように構成する必要がある。
【0123】また、上述の第3,4実施形態では、旋回
用制御弁移動規制手段としてダンパシリンダを採用して
いるが、これに限られるものではなく、コントロールバ
ルブ11が急激に移動しないように、その移動を緩やか
にすることができるものであれば良い。例えば、上述の
第3,4実施形態では油圧シリンダを用いているが、空
気圧シリンダであっても良いし、他の液体圧シリンダ等
の流体圧シリンダであってもよい。また、上述の第3,
4実施形態の両側にロッドを備えるダンパシリンダでな
く、片側にロッドを備えるダンパシリンダ等の異なる構
成のダンパシリンダであっても良い。
【0124】また、上述の第3,4実施形態では、バケ
ット信号設定器28,28Aをバケット位置を示す水平
距離Xcが所定値以上であるかによりON/OFF信号
を出力するものとして構成し、また、圧力信号設定器2
9をパイロット油圧が所定値以上であるかによりON/
OFF信号を出力するものとして構成しているが、複数
のしきい値を設け、バケット位置やパイロット油圧に応
じて複数段階の制御を行なえるようにすることもでき
る。なお、この場合には、旋回用制御弁移動規制手段と
しての電磁弁26,32もON/OFF制御だけでな
く、コントローラからの制御信号に応じた油路27の開
口面積を調整しうるものとして構成する。また、上述の
第4実施形態では、旋回用制御弁移動規制手段としてオ
リフィス31Aを有する外部パイロット式切換弁31と
電磁切換弁32とを備えるものとして構成し、バケット
信号設定器28Aをバケット位置を示す水平距離Xcが
所定値以上であるかによりON/OFF信号を出力する
ものとして構成しているが、切換弁用パイロット油路3
3に旋回用制御弁移動規制手段として電磁リリーフ弁
(電磁弁)を設け、この電磁リリーフ弁をバケット位置
に応じて電磁リリーフ弁を制御するようにしても良い。
この場合、電磁リリーフ弁を、上述の第1,2実施形態
の作動信号設定器22,22Aと同様に、上部旋回体2
の旋回中心Xからバケット5までの水平距離Xcが短く
なると電磁リリーフ弁の作動信号(指令値)が小さくな
るような制御特性(この制御特性を例えばマップとして
備える)に基づいて制御することもできる。
【0125】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜7記載
の本発明の作業機械の旋回制御装置によれば、作業機械
の作業姿勢に応じた上部旋回体の旋回制御を行なえるよ
うにして、例えばバケット内の土砂がこぼれてしまい作
業効率が低下してしまうのを防止するとともに、上部旋
回体の旋回時にハンチングが生じないようにすることが
できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる作業機械の旋回
制御装置を示す全体構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態にかかる作業機械の旋回
制御装置における制御を説明するための図である。
【図3】本発明の第1実施形態にかかる作業機械の旋回
制御装置におけるバケット位置演算を説明するための図
である。
【図4】本発明の第2実施形態にかかる作業機械の旋回
制御装置を示す全体構成図である。
【図5】本発明の第2実施形態にかかる作業機械の旋回
制御装置における制御を説明するための図である。
【図6】本発明の第3実施形態にかかる作業機械の旋回
制御装置を示す全体構成図である。
【図7】本発明の第3実施形態にかかる作業機械の旋回
制御装置における制御を説明するための図である。
【図8】本発明の第4実施形態にかかる作業機械の旋回
制御装置を示す全体構成図である。
【図9】本発明の第4実施形態にかかる作業機械の旋回
制御装置における制御を説明するための図である。
【図10】一般的な小旋回油圧ショベルの模式的側面図
であって、(A)はフロント部を構成する作業アームを
最も縮めた状態(最小リーチ状態)を示す図、(B)は
フロント部を構成する作業アームを最も伸ばした状態
(最大リーチ状態)を示す図である。
【図11】一般的な小旋回油圧ショベルに備えられる旋
回制御用油圧回路を示す図である。
【符号の説明】
2 上部旋回体 6 フロント部 7 ブーム角センサ(節点回転角検出手段) 8 アーム角センサ(節点回転角検出手段) 9,9A,9B,9C コントローラ(制御手段) 10a,10b リモコンバルブ(操作部材連動バル
ブ) 11 コントロールバルブ(旋回用制御弁) 12 油圧ポンプ 13 旋回用油圧モータ 15 パイロットポンプ(パイロット油圧源) 18 タンク 19 高圧選択弁 20 電磁リリーフ弁(旋回用制御弁移動規制手段) 21 バケット位置演算器(バケット位置演算手段,バ
ケット位置制御部) 22,22A 作動信号設定器(作動信号設定手段,バ
ケット位置制御部) 23 電磁比例減圧弁(旋回用制御弁移動規制手段) 24 圧力検出器(パイロット油圧検出手段) 25 ダンパシリンダ(旋回用制御弁移動規制手段) 25A ピストン 26 電磁切換弁(旋回用制御弁移動規制手段) 26A オリフィス 27 油路 28,28A バケット信号設定器(バケット信号設定
手段,バケット位置制御部) 29 圧力信号設定器(圧力信号設定手段) 30 論理積演算器(論理積演算手段,バケット位置/
圧力制御部) 31 外部パイロット式切換弁(旋回用制御弁移動規制
手段,外部パイロット式制御弁) 31A オリフィス 32 電磁切換弁(旋回用制御弁移動規制手段) 33 切換弁用パイロット油路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 的場 信明 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (72)発明者 山本 圭介 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (72)発明者 飯田 忠晴 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目8番25号 高菱エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2D003 AA01 AB02 BA02 BB02 CA02 DA03 DA04 DB02 DB04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業姿勢変更可能な作業アームを備える
    上部旋回体を旋回しうる作業機械の旋回制御装置におい
    て、 該上部旋回体を旋回させる旋回モータと、 該旋回モータへ作動油を供給する油圧ポンプと、 該油圧ポンプから該旋回モータへの作動油の供給流量を
    制御する旋回用制御弁と、 該作業アームの節点回転角を検出する節点回転角検出手
    段と、 該旋回用制御弁の移動を規制する旋回制御弁移動規制手
    段と、 該節点回転角検出手段からの検出情報に基づいて該旋回
    用制御弁移動規制手段を制御する制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする、作業機械の旋回制御装置。
  2. 【請求項2】 該旋回用制御弁とパイロットポンプとを
    連結するパイロット油路を備え、 該旋回用制御弁が、該パイロット油路を介して作用する
    パイロット油圧により移動量を制御されるように構成さ
    れ、 該旋回制御弁移動規制手段が、該パイロット油圧を制御
    して該旋回用制御弁の移動を規制することを特徴とす
    る、請求項1記載の作業機械の旋回制御装置。
  3. 【請求項3】 該旋回用操作部材の操作量に応じて該パ
    イロット油圧を制御する操作部材連動バルブを備え、 該制御手段が、該節点回転角検出手段からの検出信号に
    基づいてバケット位置を求め、該バケット位置に応じて
    信号を出力するバケット位置制御部を備え、 該旋回用制御弁移動規制手段が、該パイロットポンプか
    ら該操作部材連動バルブまでの間の該パイロット油路に
    介装される電磁弁を備え、 該電磁弁が、該バケット位置制御部からの信号に基づい
    て該パイロット油圧を制御して該旋回用制御弁の移動を
    規制することを特徴とする、請求項2記載の作業機械の
    旋回制御装置。
  4. 【請求項4】 該旋回用操作部材の操作量に応じて該パ
    イロット油圧を制御する操作部材連動バルブを備え、 該制御手段が、該節点回転角検出手段からの検出信号に
    基づいてバケット位置を求め、該バケット位置に応じて
    信号を出力するバケット位置制御部を備え、 該旋回用制御弁移動規制手段が、該操作部材連動バルブ
    から該旋回用制御弁までの間の該パイロット油路に介装
    される電磁弁を備え、 該電磁弁が、該バケット位置制御部からの信号に基づい
    て該パイロット油圧を制御して該旋回用制御弁の移動を
    規制することを特徴とする、請求項2記載の作業機械の
    旋回制御装置。
  5. 【請求項5】 該旋回用制御弁移動規制手段が、該旋回
    用制御弁に連結されるダンパを備え、 該制御手段が、該節点回転角検出手段からの検出信号に
    基づいてバケット位置を求め、該バケット位置に応じて
    信号を出力するバケット位置制御部を備え、 該ダンパが、該バケット位置制御部からの信号に基づい
    て該旋回用制御弁の移動を規制することを特徴とする、
    請求項1記載の作業機械の旋回制御装置。
  6. 【請求項6】 該旋回用制御弁とパイロットポンプとを
    連結するパイロット油路を備え、 該旋回用制御弁が、該パイロット油路を介して作用する
    パイロット油圧により移動量を制御されるように構成さ
    れ、 該パイロット油圧を検出するパイロット油圧検出手段と
    を備え、 該制御手段が、 該節点回転角検出手段からの検出信号に基づいてバケッ
    ト位置を求め、該バケット位置に応じて信号を出力する
    バケット位置制御部と、 該パイロット油圧検出手段からの検出信号に基づいて信
    号を出力する圧力制御部と、 該バケット位置制御部及び該圧力制御部からの各信号に
    基づいて信号を出力するバケット位置/圧力制御部とを
    備え、 該旋回用制御弁移動規制手段が、 該ダンパとしてダンパシリンダを備えるとともに、 該ダンパシリンダに連結された油路に介装される電磁弁
    を備え、 該電磁弁が、該バケット位置/圧力制御部からの信号に
    基づいて作動され、該ダンパシリンダからの作動油の給
    排を制御することを特徴とする、請求項5記載の作業機
    械の旋回制御装置。
  7. 【請求項7】 該旋回用制御弁とパイロットポンプとを
    連結するパイロット油路を備え、 該旋回用制御弁が、該パイロット油路を介して作用する
    パイロット油圧により移動量を制御されるように構成さ
    れ、 該制御手段が、該節点回転角検出手段からの検出信号に
    基づいてバケット位置を求め、該バケット位置に応じて
    信号を出力するバケット位置制御部を備え、 該旋回用制御弁移動規制手段が、 該ダンパとしてダンパシリンダを備えるとともに、 該ダンパシリンダに連結された油路に介装され、該パイ
    ロット油圧に応じて作動されて該ダンパシリンダからの
    作動油の給排を制御する外部パイロット式制御弁と該外
    部パイロット式制御弁に作用する該パイロット油圧を制
    御する電磁弁とを備え、 該電磁弁が、該バケット位置制御部からの信号に基づい
    て作動されることを特徴とする、請求項5記載の作業機
    械の旋回制御装置。
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