JP2000328702A - コンクリートパネルの固定装置 - Google Patents

コンクリートパネルの固定装置

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JP2000328702A
JP2000328702A JP11141427A JP14142799A JP2000328702A JP 2000328702 A JP2000328702 A JP 2000328702A JP 11141427 A JP11141427 A JP 11141427A JP 14142799 A JP14142799 A JP 14142799A JP 2000328702 A JP2000328702 A JP 2000328702A
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Japan
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hole
concrete panel
pedestal portion
connection fitting
pedestal
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JP11141427A
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Masanori Adachi
政則 足立
Yutaka Yamaguchi
豊 山口
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YAMASAN KK
Daiwa KK
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YAMASAN KK
Daiwa KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工時の溶接作業を不要とし、また、地震時
における衝撃力を緩和してコンクリートパネルの損傷を
防止し得るコンクリートパネルの固定装置を提供する。 【解決手段】 螺子杆7を挿通して立設させる透孔8を
備えた断面伏コ字形の台座部6aと、該台座部6aの両
側に延出する左右一対の固定板部6b,6bとを一体的
に曲成して連結金具6を構成し、該連結金具6の固定板
部6b,6bを、鉄骨躯体の梁材5に対して締結ボルト
9を備えた緊締手段によって固定する一方、地震時にお
いて、上下方向の大きな相対変位が生じた場合に、螺子
杆7の抜止め部7bを連結金具6の台座部6aに衝当さ
せ、該台座部6aを変形させて衝撃力を吸収するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレキャストコン
クリート板からなる壁面用コンクリートパネルの下部を
鉄骨躯体の梁材に固定するために用いられるコンクリー
トパネルの固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の固定装置にあって、図7,図8
に示すような構造を持つものが知られている。この固定
装置aは、コンクリートパネルbの裏面側から、先端に
上下方向の螺子孔cを有する六角ナットdが固着された
取付け金具eを突出するとともに、鉄骨躯体の梁材f上
に、位置決め板gを備えた連結金具hで支持された取付
けボルトiを立設し、該取付けボルトiと前記取付け金
具eの六角ナットdの螺子孔cとを螺着させることによ
り、コンクリートパネルbを梁材fに取付けている。
【0003】前記連結金具hは、断面伏コ字形に曲成さ
れ、その左右両脚部の下端が溶接jにより梁材fの所定
位置に固着されており、天板部kには取付けボルトiの
遊嵌孔mが形成されている。また、該天板部k上に配置
される位置決め板gには、前記遊嵌孔mに対応する位置
に取付けボルトiと略同径の挿通孔nが形成されてお
り、さらに該挿通孔nの側傍に仮止めボルトpを遊嵌す
るルーズホ−ルrが形成されている。また、連結金具h
の天板部kには、該ルーズホ−ルrに対応する位置に仮
止めボルトpの挿通孔sが形成されている。
【0004】かかる構成からなる固定装置aによってコ
ンクリートパネルbを梁材fに固定するには、まず、取
付けボルトiを位置決め板gの下方から挿通孔nに嵌挿
し、該取付けボルトiの上部を取付け金具eの六角ナッ
トdの螺子孔cに螺合させる。この状態で取付けボルト
iの下部を連結金具hの遊嵌孔mに上方から挿通して、
該取付けボルトiを梁材f上に立設させる。
【0005】ここで、取付けボルトiの上端に形成され
ている回転操作孔tに六角レンチ等の工具を係合して、
取付けボルトiを回転させることにより、その螺進作用
を介してコンクリートパネルbの高さ調整を行う。ま
た、コンクリートパネルbの前後及び左右方向の調整
は、コンクリートパネルbを所要方向に押圧し、取付け
ボルトiを連結金具hの遊嵌孔m内を移動させることに
より行う。
【0006】このように取付けボルトiを移動させる
と、該取付けボルトiに嵌着されている位置決め板gも
同方向に移動し、該位置決め板gのルーズホ−ルrと連
結金具hの挿通孔sの中心がずれることとなるが、ルー
ズホ−ルrが径大であるため、そのずれに対応すること
ができる。そして、このように前後及び左右方向の調整
を行った後、座金wを嵌装した仮止めボルトpを上方か
らルーズホ−ルr及び挿通孔sに順に挿通させ、該仮止
めボルトpの下端部を連結金具hの下面側に固着されて
いるナットxに螺合して緊締することにより、位置決め
板gを仮固定し、この状態で位置決め板gの左右側縁を
溶接yによって連結金具hの天板部kに固着して取付け
ボルトiを位置規定するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来構成
の固定装置aにあっては、施工現場において溶接作業を
行う必要があるため、面倒で時間が掛かり、作業能率が
悪いという問題点があった。また、地震時において、コ
ンクリートパネルbと梁材fとの間に相対変位が生じる
と、取付けボルトiは、そのボルト頭部uの上面と、位
置決め板gの下面との間に設けられた可動間隙z(図8
参照)内で上下動して上下方向の相対変位には追従する
が、前後あるいは左右方向の相対変位に対する追従性は
全くない。また、想定以上の上下方向の相対変位が生じ
た場合には、取付けボルトiのボルト頭部uが位置決め
板gに下方から衝当し、強大な衝撃力が連結金具hの上
部に作用するが、該連結金具hの上部は、溶接yによっ
て一体化された位置決め板gと天板部kとによる二層構
造となっているため容易に変形せず、また、連結金具h
の下部は溶接jにより梁材fに固着されているため、天
板部kの両側の屈曲部分v,vのみが僅かに上方に伸長
するように変形するに過ぎない。このため、衝撃力が十
分に緩和されず、強大な衝撃力がコンクリートパネルb
に埋設された取付け金具eの基端部分に直接的に作用す
ることとなり、該基端部分回りのコンクリートが破壊さ
れてしまう。そして、このようにコンクリートパネルb
が損傷すると、補修が困難であるため、コンクリートパ
ネルbを再製作しなければならず、多くの時間とコスト
を要するという問題点があった。
【0008】本発明は、施工時の溶接作業を不要とし、
また、地震時における衝撃力を緩和してコンクリートパ
ネルの損傷を防止し得るようにしたコンクリートパネル
の固定装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンクリート
パネルから突設され、その先端部に上下方向の雌螺子孔
が形成された取付け金具と、透孔を備えた断面伏コ字形
の台座部と、該台座部の両側に延出する左右一対の固定
板部とが一体的に曲成されてなり、両固定板部が締結ボ
ルトを備えた緊締手段により鉄骨躯体の梁材上に固定さ
れる連結金具と、下端に径大な抜止め部を備え、前記連
結金具の台座部の透孔に下方から抜け出し不能に挿通さ
れて、前記台座部と抜止め部との間に可動間隙を生じる
状態で鉄骨躯体の梁材上に立設される螺子杆とを備えて
なり、前記台座部上に突出する螺子杆の上端部を取付け
金具の雌螺子孔に高さ調整可能に螺合することにより、
コンクリートパネルを梁材に固定することを特徴とする
コンクリートパネルの固定装置である。
【0010】この構成にあって、固定板部及び鉄骨躯体
の梁材に夫々形成される締結ボルトの挿通孔の、その何
れか一方を、長孔状のルーズホールとし、他方を該ルー
ズホールに直交する方向の長孔状のルーズホールとした
ものや、あるいは固定板部及び鉄骨躯体の梁材に夫々形
成される締結ボルトの挿通孔の、その何れか一方を、締
結ボルトより径大なルーズホールとしたものがさらに好
適な構成として提案され得る。
【0011】前記構成にあって、連結金具の固定板部
を、鉄骨躯体の梁材に対して締結ボルトを備えた緊締手
段によって固定していることにより、溶接が不要であ
り、作業能率が向上する。また、地震時において、コン
クリートパネルと梁材間に、連結金具の台座部と螺子杆
の抜止め部との間に設けられた可動間隙を超える上下方
向の大きな相対変位が生じると、上動した螺子杆の抜止
め部が連結金具の台座部に衝当し、コ字形を呈する台座
部の上方屈曲部と、台座部と固定板部間の下方屈曲部と
が夫々上方に伸長するように大きく変形する。これによ
り衝撃力が吸収され、コンクリートパネルに埋設された
取付け金具の基端部分に作用する衝撃力が大幅に緩和さ
れて、上下方向の相対変位時におけるコンクリートパネ
ルの破損を防止することができる。
【0012】また、連結金具の固定板部及び鉄骨躯体の
梁材に夫々形成される締結ボルトの挿通孔の、その何れ
か一方を、長孔状のルーズホールとし、他方を該ルーズ
ホールに直交する方向の長孔状のルーズホールとした
り、あるいは連結金具の固定板部及び鉄骨躯体の梁材に
夫々形成される締結ボルトの挿通孔の、その何れか一方
を、締結ボルトより径大なルーズホールとすることによ
り、地震時において、コンクリートパネルと梁材との間
に、締結ボルトの緊締力を超える前後あるいは左右方向
の大きな衝撃力が作用すると、前記ルーズホール内を締
結ボルトが相対的に移動し、該締結ボルトによって固定
されている連結金具の固定板部が梁材上を前後あるいは
左右方向に摺動する。これにより、コンクリートパネル
と梁材とが前後あるいは左右方向に相対変位して衝撃力
が緩和されることとなり、該コンクリートパネルの破損
が防止される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るコンクリー
トパネルの固定装置の一実施例を、図1〜図4について
説明する。
【0014】コンクリートパネル1は矩形状のプレキャ
ストコンクリート板からなり、その下部の左右両側に取
付け金具2が配設されている。該取付け金具2は、コン
クリートパネル1内にアンカー3で支持された基端部2
aが埋設されており、該基端部2aに連成されたアーム
部2bが、コンクリートパネル1から裏面側に向けて突
設され、その先端部に上下方向の雌螺子孔4が形成され
ている。
【0015】鉄骨躯体を構成する梁材5の上面には、前
記取付け金具2のアーム部2bに対応する位置に連結金
具6が固定される。該連結金具6は、帯板状金属板の屈
曲加工により、断面伏コ字形の台座部6aと、該台座部
6aの下端から両側に延出する左右一対の固定板部6
b,6bとが一体的に曲成されてなるものであり、台座
部6aには螺子杆7を上下方向に挿通し得る透孔8が形
成されている。また、固定板部6b,6bには締結ボル
ト9の挿通孔10が夫々形成されており、各挿通孔10
は前後方向に沿う長孔状のルーズホールとなっている。
一方、梁材5には、固定板部6b,6bの各挿通孔10
に対応する位置に、前記締結ボルト9の挿通孔11が夫
々形成されており、各挿通孔11は左右方向に沿う長孔
状のルーズホールとなっている。即ち、このルーズホー
ルからなる挿通孔10と挿通孔11は互いに直交する位
置関係となるように設けられている。
【0016】そして、前記各挿通孔10及び挿通孔11
に座金板12a,12bを宛がった状態で締結ボルト9
を梁材5の下面側から挿通し、その上方突出端にナット
13を螺合して緊締することにより、固定板部6b,6
bを梁材5上に固定するようにしている。そして、この
締結ボルト9,ナット13,座金板12a,12b等に
より固定板部6b,6bの緊締手段が構成されている。
【0017】前記螺子杆7は、外周面に前記取付け金具
2の雌螺子孔4と螺合し得る雄螺子部7aが刻設されて
おり、下端には径大な抜止め部7bが形成され、上端に
は回動操作用の角柱状突起7cが形成されている。該螺
子杆7は、連結金具6の台座部6aの透孔8に下方から
挿通され、該台座部6aと抜止め部7bとの間に可動間
隙S(図1参照)を生じる状態で鉄骨躯体の梁材5上に
立設されており、螺子杆7の上動時には、抜止め部7b
が台座部6aに当接し、上方への抜け出しが不能となっ
ている。また、該螺子杆7には、取付け金具2の雌螺子
孔4と螺合された状態で、緩み止めナット14が螺着さ
れる。
【0018】次に、かかる構成からなる固定装置の施工
手順及び作用について説明する。まず、螺子杆7を連結
金具6の台座部6aの透孔8に下方から挿通し、さらに
該螺子杆7の雄螺子部7aを取付け金具2の雌螺子孔4
に下方から螺合する。この状態で螺子杆7を梁材5上に
立設し、該螺子杆7によりコンクリートパネル1を支持
する。この状態で螺子杆7の上端の角柱状突起7cに適
宜の工具を係合して螺子杆7を回転させ、その上下方向
の螺進作用を介してコンクリートパネル1の高さ調整を
行う。次に梁材5の挿通孔11と、連結金具6の固定板
部6b,6bの挿通孔10とに座金板12a,12bを
宛がった状態で締結ボルト9を下面側から夫々挿通し、
その上方突出端にナット13を螺合させる。この時、挿
通孔11と挿通孔10が直交する位置関係の長孔状のル
ーズホールとなっていることにより、コンクリートパネ
ル1を前後及び左右方向に押圧すると、締結ボルト9が
挿通孔11及び挿通孔10内を相対的に移動する。これ
により、コンクリートパネル1の前後及び左右方向の位
置調整を行うことができる。この位置調整後、ナット1
3を締め付けて固定板部6b,6bを梁材5上に固定す
る。尚、この固定板部6b,6bの固定後に前記コンク
リートパネル1の高さ調整を行うようにしてもよい。そ
して最後に、取付け金具2の上面に圧接するように緩み
止めナット14を螺子杆7に螺着して取付け作業が完了
する。
【0019】このように本発明にあっては、連結金具6
の固定板部6b,6bを、鉄骨躯体の梁材5に対して締
結ボルト9を備えた緊締手段によって固定していること
により、施工時における溶接が不要であり、作業能率を
向上させることができる。
【0020】また、地震時において、コンクリートパネ
ル1と梁材5との間に上下方向の相対変位が生じると、
連結金具6の台座部6aと螺子杆7の抜止め部7bとの
間に設けられている可動間隙S内を螺子杆7が上下動し
てその相対変位に追従する。そして、この可動間隙Sを
超えるさらに大きな相対変位が生じた場合には、上動し
た螺子杆7の抜止め部7bが連結金具6の台座部6aに
衝当し、図4に示すように、コ字形を呈する台座部6a
の上方屈曲部15a,15aと、台座部6aと固定板部
6b,6b間の下方屈曲部15b,15bとが夫々上方
に伸長するように大きく変形する。これにより衝撃力が
吸収され、コンクリートパネル1に埋設された取付け金
具2の基端部2a回りに作用する衝撃力が大幅に緩和さ
れることとなり、この上下方向の相対変位時におけるコ
ンクリートパネル1の破損を防止することができる。
【0021】また、コンクリートパネル1と梁材5との
間に、連結金具6の固定板部6b,6bを梁材5に固定
している締結ボルト9,9の緊締力より大きい前後ある
いは左右方向の衝撃力が作用すると、長孔状のルーズホ
ールからなる挿通孔11と挿通孔10とが直交する位置
関係で配置されていることにより、締結ボルト9が挿通
孔11と挿通孔10内を相対的に移動し、固定板部6
b,6bが梁材5上を前後あるいは左右方向に摺動す
る。これにより、コンクリートパネル1と梁材5とが前
後あるいは左右方向に相対変位して衝撃力が緩和される
こととなり、該コンクリートパネル1の破損を防止する
ことができる。
【0022】そして、このようにコンクリートパネル1
が損傷しないため、地震時におけるコンクリートパネル
1の脱落を防止することができるとともに、変形した連
結金具6を交換するだけで補修を簡単に行うことがで
き、従来のようなコンクリートパネル1の再製作に必要
であった多くの時間とコストを節減することができる。
【0023】図5,図6は他の実施例を示し、この実施
例は、連結金具6の固定板部6b,6bに形成される挿
通孔10,10を締結ボルト9より径大なルーズホール
とし、梁材5の挿通孔11,11を締結ボルト9と略同
径に形成したものである。この構成にあっても、地震時
に、締結ボルト9,9の緊締力を超える前後あるいは左
右方向の大きな衝撃力が作用した場合において、挿通孔
10,10内を締結ボルト9,9が相対的に移動し、固
定板部6b,6bが梁材5上を摺動することにより、コ
ンクリートパネル1と梁材5とが前後あるいは左右方向
に相対変位して衝撃力を緩和させることができる。尚、
この構成に代えて、梁材5に形成される挿通孔11,1
1を締結ボルト9より径大なルーズホールとしても上記
と同様の衝撃緩和作用が得られる。また、上記のよう
に、固定板部6b,6bの挿通孔10,10をルーズホ
ールとする場合には、連結金具6の屈曲成形時にプレス
による打ち抜き加工を介して径大な挿通孔10,10を
簡単に形成し得る利点がある。
【0024】
【発明の効果】本発明は上述のように、螺子杆7を挿通
して立設させる透孔8を備えた断面伏コ字形の台座部6
aと、該台座部6aの両側に延出する左右一対の固定板
部6b,6bとを一体的に曲成して連結金具6を構成
し、該連結金具6の固定板部6b,6bを、鉄骨躯体の
梁材5に対して締結ボルト9を備えた緊締手段によって
固定するようにしたから、施工時における溶接が不要で
あり、作業能率を向上させることができる。
【0025】また、地震時において、連結金具6の台座
部6aと螺子杆7の抜止め部7bとの間に設けられた可
動間隙Sを超える上下方向の大きな相対変位が生じる
と、上動した螺子杆7の抜止め部7bが連結金具6の台
座部6aに衝当し、コ字形を呈する台座部6aの上方屈
曲部15a,15aと、台座部6aと固定板部6b,6
b間の下方屈曲部15b,15bとが夫々上方に伸長す
るように大きく変形することにより衝撃力が吸収され、
コンクリートパネル1に埋設された取付け金具2の基端
部2a部分に作用する衝撃力が大幅に緩和されて、その
上下方向の相対変位時におけるコンクリートパネル1の
損傷を防止することができる。そして、このようにコン
クリートパネル1が損傷しないため、地震時におけるコ
ンクリートパネル1の脱落を防止することができるとと
もに、変形した連結金具6を交換するだけで補修を簡単
に行うことができ、従来のようなコンクリートパネル1
の再製作に必要であった多くの時間とコストを節減する
ことが可能である。
【0026】また、固定板部6b,6b及び鉄骨躯体の
梁材5に夫々形成される締結ボルト9の挿通孔10,1
1の、その何れか一方を、長孔状のルーズホールとし、
他方を該ルーズホールに直交する方向の長孔状のルーズ
ホールとしたり、あるいは前記挿通孔10,11の、そ
の何れか一方を、締結ボルト9より径大なルーズホール
とすることにより、締結ボルト9の緊締力を超える前後
あるいは左右方向の大きな衝撃力が作用した場合に、締
結ボルト9がルーズホールからなる挿通孔10,11内
を移動し、コンクリートパネル1と梁材5とを前後ある
いは左右方向に相対変位させて衝撃力を緩和させ、これ
によって、コンクリートパネル1の損傷を防止すること
ができる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるコンクリートパネルの固定装置
の一実施例を示す側断面図である。
【図2】同上の正面断面図である。
【図3】同上の平面図である。
【図4】連結金具の変形状態を示す正面断面図である。
【図5】他の実施例を示す正面断面図である。
【図6】同上の平面図である。
【図7】従来構成の側断面図である。
【図8】同上の正面断面図である。
【符号の説明】
1 コンクリートパネル 2 取付け金具 4 雌螺子孔 5 梁材 6 連結金具 6a 台座部 6b 固定板部 7 螺子杆 7b 抜止め部 8 透孔 9 締結ボルト S 可動間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 豊 名古屋市港区善進本町367番地 株式会社 ヤマサン内 Fターム(参考) 2E002 NA01 NB06 PA04 PA08 RA00 RB01 RB03 RB04 RB06 RB07 SA01 TA01 TA02 TA03 UA01 UB04 WA01 XA03 XA18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリートパネルから突設され、その先
    端部に上下方向の雌螺子孔が形成された取付け金具と、 透孔を備えた断面伏コ字形の台座部と、該台座部の両側
    に延出する左右一対の固定板部とが一体的に曲成されて
    なり、両固定板部が締結ボルトを備えた緊締手段により
    鉄骨躯体の梁材上に固定される連結金具と、 下端に径大な抜止め部を備え、前記連結金具の台座部の
    透孔に下方から抜け出し不能に挿通されて、前記台座部
    と抜止め部との間に可動間隙を生じる状態で鉄骨躯体の
    梁材上に立設される螺子杆とを備えてなり、 前記台座部上に突出する螺子杆の上端部を取付け金具の
    雌螺子孔に高さ調整可能に螺合することにより、コンク
    リートパネルを梁材に固定することを特徴とするコンク
    リートパネルの固定装置。
  2. 【請求項2】連結金具の固定板部及び鉄骨躯体の梁材に
    夫々形成される締結ボルトの挿通孔の、その何れか一方
    を、長孔状のルーズホールとし、他方を該ルーズホール
    に直交する方向の長孔状のルーズホールとしたことを特
    徴とする請求項1に記載したコンクリートパネルの固定
    装置。
  3. 【請求項3】連結金具の固定板部及び鉄骨躯体の梁材に
    夫々形成される締結ボルトの挿通孔の、その何れか一方
    を、締結ボルトより径大なルーズホールとしたことを特
    徴とする請求項1に記載したコンクリートパネルの固定
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT414250B (de) * 2004-06-17 2006-10-15 Lothar Ing Bitschnau Längsverbindung von zwei mit ihren stirnseiten aneinander anliegenden metallträgern
JP2009263936A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Mitsubishi Material Kenzai Corp 壁パネル用敷きプレート
JP2016130149A (ja) * 2015-01-13 2016-07-21 株式会社竹中工務店 連結機構

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