JP2000328726A - 外装パネル - Google Patents

外装パネル

Info

Publication number
JP2000328726A
JP2000328726A JP11141114A JP14111499A JP2000328726A JP 2000328726 A JP2000328726 A JP 2000328726A JP 11141114 A JP11141114 A JP 11141114A JP 14111499 A JP14111499 A JP 14111499A JP 2000328726 A JP2000328726 A JP 2000328726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
fitting portion
fitting
exterior panel
gutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11141114A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Matsumoto
秀夫 松本
Naoaki Iida
尚明 飯田
Hiromitsu Ishikawa
博光 石川
Takeshi Kobori
健 小堀
Toshio Mihashi
利夫 三橋
Tadahisa Kii
周久 紀伊
Yoji Shiina
洋史 椎名
Koichi Rissen
幸一 立仙
Hiromichi Sano
博通 佐野
Hiroshi Horikawa
浩志 堀川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Light Metal Co Ltd filed Critical Nippon Light Metal Co Ltd
Priority to JP11141114A priority Critical patent/JP2000328726A/ja
Publication of JP2000328726A publication Critical patent/JP2000328726A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】現場施工が容易で短期間に施工可能とし、且つ
雨水の漏水を確実に防ぎ得ると共に、任意のデザインも
容易に形成し得る外装パネルを提供する。 【解決手段】例えばバス停留所1の屋根に用いられ、ア
ルミニウム合金からなる複数の押出形材11,30,34
を、その押出方向と直交する方向の偏平な断面における
両端部の雄・雌嵌合部14,20で嵌合し、係る嵌合部
14,20間が接着剤Sによって接着されると共に、こ
の嵌合部14,20間において接着剤Sよりも少なくと
も屋外寄りの位置に係る嵌合部14,20間に密着する
パッキンPを装着し、及び/又は、上記嵌合部14,2
0間において接着剤Sよりも屋内寄りの位置に雌型嵌合
部20の樋片24を配置することにより、その上に樋部
24Sを形成した外装パネル10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建物やバス
停留所等の上方を覆う屋根や建物の外壁を構成する外装
パネルに関し、特にアルミニウム合金からなる複数の押
出形材を接着して形成した外装パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、アルミニウム合金の押出形材
は、その断面形状の設計が自由であるため、建物の外装
材に広く用いられている。例えば、外壁のスパンドレル
やサイディングのように、複数の押出形材同士を各々の
端部で互いに嵌合した状態で、建物の支持部材にネジ止
め等によって固定する方法が広汎に採用されてきた。し
かし、複数の押出形材の何れかを先に上記支持部材にネ
ジ止めし、その後で押出形材同士を互いの嵌合部で嵌合
して連続したスパンドレル等にする方法は、殆んどが現
場での作業にならざるを得ない。このため、現場施工が
コスト高になるという問題があった。
【0003】上述した問題を解決するため、複数の押出
形材同士を接着剤で予め一体に接合した外装パネルとす
ることを発明者らは検討している。そして、上記接着剤
は経年変化による強度上の問題が生じないことが確かめ
られ、建築関係分野にも活用されつつある。しかしなが
ら、接着剤に部分的に発生するクラックを完全に防ぐこ
とは極めて困難であると考えられている。一方、都市景
観の近代化に伴って、バス停留所等の屋根材も曲げ加工
した鋼板やテントシートによる単純なデザイン形態のも
のから、丈夫で意匠性が自在であり且つ現場施工の短期
化が求められている。係る屋根材について、例えば上記
複数の押出形材同士を接着剤で予め一体に接合した外装
パネルを用いることも考えられる。しかし、常に雨水が
進入し得る屋根材においては、漏水の防止が必須であ
り、接着剤の上記クラック対策が必要となる。一方、上
記の用途に近年ハニカムサンドイッチパネルを使用され
ているが、その構造上及び製造上のコストが嵩むと共
に、上記パネル同士間の目地にシリコンコーキングを現
場で充填するため、施工の工数が増えてコストも高くな
らざるを得ない、という問題があった。
【0004】
【発明が解決すべき課題】本発明は、以上において説明
した従来の技術における問題点を解決し、現場施工が容
易で短期間に施工可能とし、且つ雨水の漏水を確実に防
げると共に、外観デザインも自在に形成し得る外装パネ
ルを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、複数の押出形材の端部の嵌合部同士を接
着剤で接合して一体化し、且つ上記嵌合部同士の間にパ
ッキン、或いは、樋部を配設することに着想して成され
たものである。即ち、本発明の第一の外装パネルは、ア
ルミニウム合金からなる複数の押出形材を、その押出方
向と直交する方向の偏平な断面における端部に形成した
嵌合部同士で嵌合した外装パネルであって、上記形材の
嵌合部同士間が接着剤によって接着されると共に、この
嵌合部同士間において上記接着剤の位置よりも少なくと
も屋外寄りの位置に係る嵌合部間に密着するパッキンを
装着した、ことを特徴とする。
【0006】また、本発明の第ニの外装パネルは、アル
ミニウム合金からなる複数の押出形材を、その押出方向
と直交する方向の偏平な断面における端部に形成した嵌
合部同士で嵌合した外装パネルであって、上記形材の嵌
合部同士間が接着剤によって接着されると共に、上記嵌
合部同士間において上記接着剤の位置よりも屋内寄りの
位置に樋部を形成した、ことを特徴とする。更に、本発
明の第三の外装パネルは、アルミニウム合金からなる複
数の押出形材を、その押出方向と直交する方向の偏平な
断面における端部に形成した嵌合部同士で嵌合した外装
パネルであって、上記形材の嵌合部同士間が接着剤によ
って接着されると共に、上記嵌合部同士間において上記
接着剤の位置よりも少なくとも屋外寄りの位置に係る嵌
合部間に密着するパッキンを装着し、且つ上記接着剤の
位置よりも屋内寄りの位置に樋片を形成した、ことを特
徴とする。
【0007】これらによれば、複数の押出形材からなる
比較的大きなスパンを有する外装パネルが、所要の接着
強度を保って一体に形成でき、現場での施工を容易且つ
迅速に行え、且つ安価に提供することができる。また、
万一経年変化により接着剤に部分的に劣化しクラックが
生じて、ここから雨水が浸透した場合でも、上記パッキ
ン及び/又は樋部により、屋内側への漏水を確実に防止
することができる。従って、外壁に用いる場合は勿論、
バス停留所や駅構内のプラットフォームの屋根材のよう
に、構造材に直かに支持される屋根材であっても防水性
を発揮し得る。しかも、押出形材の断面形状を変化させ
ることにより、片流れ屋根の他に切り妻屋根やY形屋根
等、任意のデザインを自在に付与することも可能であ
る。
【0008】また、前記複数の押出形材の各嵌合部が、
互いに嵌合する雄型嵌合部及び雌型嵌合部である、外装
パネルも含まれる。これによれば、隣接する形材同士の
嵌合を精度良く容易に行えると共に、両者の間に塗布す
る接着剤を外部に漏れにくく充填でき、その接着強度を
当初の高いレベルで容易に保つことも可能となる。更
に、前記複数の押出形材の各嵌合部が互いに嵌合する雄
型嵌合部と雌型嵌合部とからなり、係る雌型嵌合部にお
ける前記接着剤の位置より少なくとも屋外寄りの位置
に、当該雌型嵌合部と嵌合する上記雄型嵌合部に密着す
る前記パッキンの基部が保持される、外装パネルも含ま
れる。これにより、雌型嵌合部における屋外側や屋内側
に位置する雄型嵌合部を受け入れるフランジ等に、パッ
キンを容易に装着でき、且つ接着剤を保護することがで
きる。尚、パッキンは、雌型嵌合部の屋外側と屋内側の
双方に装着する他、屋外側のみに装着しても良い。
【0009】また、前記複数の押出形材の各嵌合部が互
いに嵌合する雄型嵌合部と雌型嵌合部とからなり、係る
雌型嵌合部における前記接着剤の位置よりも屋内寄りの
位置に、当該雌型嵌合部と嵌合する上記雄型嵌合部に対
向して近接する前記樋部を設けた、外装パネルも含まれ
る。これによれば、雌型嵌合部における屋内側に位置す
る部分に樋部を容易に形成でき、且つこの樋部が隣接す
る形材の雄型嵌合部と対向して近接するため、万一雨水
が接着剤に生じたクラックから浸透しても屋内側に漏水
することなく、上記樋部内を伝って外部に確実に排水す
ることができる。尚、上記樋部の上に対向して近接する
雄型嵌合部の部分に、係る樋部と略同じ幅寸法の段部を
設けると、樋片による排水機能を確実にする上で望まし
い。
【0010】また、前記雄型嵌合部において、これと嵌
合する前記雌型嵌合部に設けた前記樋部の上方に位置す
る水切り突起が形成されている、外装パネルも含まれ
る。これによれば、万一雨水が接着剤のクラックから浸
透してもこれを確実に樋部内に容易に導くことができ、
屋内側への漏水を防止することが一層確実となる。更
に、前記押出形材における端部に形成した嵌合部が、そ
の押出方向と直交する方向の偏平な断面における厚さ方
向の内外2個所の位置で形成され、且つこれらの嵌合部
同士間を接着剤でそれぞれ接着すると共に、これら内外
2個所の嵌合部同士の間に前記樋部を配置した、外装パ
ネルも含まれる。
【0011】上記外装パネルによれば、雨水が屋外側の
接着剤にクラックが生じて嵌合部同士間に浸透しても、
それらの間に位置する樋部により確実に集水且つ排水で
きると共に、屋内側の接着剤を保護することができるの
で、長期間に渉り確実に屋内への漏水を予防することが
できる。また、比較的大きな断面の樋部を形成できると
共に、その屋外・屋内側に接着された嵌合部分がそれぞ
れ形成されるため、屋内・屋外方向の曲げモーメントに
対する強度も大きくすることができる。加えて、前記雄
型嵌合部及び雌型嵌合部との間に、前記接着剤の余剰分
を受け入れる間隙が形成されている、外装パネルも含ま
れる。これによれば、嵌合部間には適正な厚みの接着剤
が塗布され、所要の接着強度を発揮できると共に、塗布
作業がバラついて余分な接着剤が塗布されても、上記間
隙内で吸収されるため、嵌合部間から外部に露呈する事
態を防止することもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下において本発明の実施に好適
な形態を図面と共に説明する。図1(A)は本発明の外装
パネル10を用いたバス停留所1を示す。停留所1は、
図1(A)に示すように、プラットフォーム2上に植設さ
れ図示で前後方向に重複する複数の支柱4,4と、この支
柱4,4の上に斜めに固定した片持ち梁6,6とを有し、
各梁6の上に跨って屋根を構成する外装パネル10が固
定されている。外装パネル10の図示で左端からは、雨
樋8が支柱4に沿って垂設されている。上記屋根を構成
する外装パネル10は、図1(B)に示すように、中央に
位置する複数の中間形材11と、両端に位置する端部形
材30,34とからなる。各形材11,30,34は、例
えばJIS;A6063−T5等のアルミニウム合金の押出
形材からなり、同図ではそれらの押出方向と直交する方
向の断面を示している。
【0013】中間形材11は、図2(A)に示すように、
断面全体が偏平な略矩形を呈し、ウェブ13で左右に分
割された偏平な中空部12の右端に雄型嵌合部(嵌合部)
14を、左端に雌型嵌合部(嵌合部)20を図示の前後方
向に沿って数メートルに渉り有する。上記雄型嵌合部1
4は、図示の略中央で右側に突出する断面台形の凸条1
5と、その上側に隣接する段部16と、凸条15の下側
に隣接する傾斜した段部17と、該段部17と凸条15
の間から垂下する水切り突起18とを有する。また、上
記雌型嵌合部20は、図2(A)に示すように、中央に右
側に凹み且つ上記凸条15を嵌入する断面台形の凹溝2
2を有し、該凹溝22の下側に続く縦片23の下端には
断面略L字形の水平な樋片24が突設され、凹溝22の
上側に続く縦片23の上端には水平でやや厚肉のフラン
ジ26が突設されている。このフランジ26の内側面に
は断面底広形の浅溝28が設けられている。
【0014】図1(B)において、右端に位置する端部形
材30は、断面が偏平で略矩形の中空部32を有し、そ
の左端には隣接する中間形材11の雄型嵌合部14と嵌
合する上記と同じ雌型嵌合部20を有する。また、図1
(B)で左端に位置する端部形材34は、断面が偏平で略
矩形の中空部36を有し、その右端には隣接する中間形
材11の雌型嵌合部20と嵌合する上記と同じ雄型嵌合
部14を、中空部36の左端には雨樋部38を有する。
この雨樋部38には、図1(A)で示した雨樋8の上端が
連通している。ここで、中間形材11同士や中間形材1
1と端部形材30,34との間における雄・雌嵌合部1
4,20の嵌合を図2(B),(C)によって説明する。
【0015】図2(B)に示すように、予め雄型嵌合部1
4における凸条15上下の斜面に接着剤Sを塗布し、且
つ雌型嵌合部20における浅溝28内にパッキンPの基
部を挿入し該パッキンPを保持しておく。次いで、雄・
雌型嵌合部14,20を互いに嵌合すると、図2(C)に
示すような状態になる。即ち、雌型嵌合部20の凹溝2
2内に雄型嵌合部14の凸条15が嵌入し、両者の斜面
間で上記接着剤Sは薄く延ばされると共に、余剰分の接
着剤Sは凸条15と凹溝22の間に形成された間隙29
内に押し出されて吸収される。同時に、雄型嵌合部14
の段部16の上に雌型嵌合部20のフランジ26が接近
し且つパッキンPが段部16の表面に密着する。更に、
雄型嵌合部14の段部17の下側に雌型嵌合部20の樋
片24が配置され、水切り突起18が縦片23に接触す
る。その結果、樋片24の上には、樋部24Sが段部1
7との間に形成される。尚、接着剤Sはエポキシ系等の
構造用接着剤(JIS:K-6800)を、パッキンPは塩ビ等の押
出成形品を用いる。
【0016】即ち、中間形材11同士や中間形材11と
端部形材30,34における雄・雌嵌合部14,20を
嵌合すると、両者間の厚さ方向の中央に位置する凸条1
5と凹溝22との間で接着剤Sを介した雄・雌嵌合が形
成される。しかも、その屋外寄りの位置でパッキンPが
段部16に密着し、且つ上記接着剤Sよりも屋内寄りの
位置に樋片24が配置され、その上に樋部24Sが形成
される。このため、雄・雌嵌合部14,20は、適正な
膜厚にした接着剤Sで一体に接着され、且つその屋外寄
りに配設したパッキンPにより嵌合部14,20間に進
入する雨水を遮断し上記接着剤Sを保護する。
【0017】従って、係る雄・雌嵌合部14,20によ
り一体に接着した中間形材11,11と端部形材30,3
4とからなる図1(B)に示した外装パネル10は、例え
ば図1(A)のバス停留所1の屋根に用いた場合、優れた
防水効果を発揮し得る。また、前記梁6,6の上に予め
形材11,30,34を一体に接着した外装パネル10を
載置してボルト等で固定するだけで施工できるため、現
場で短時間に施工することができる。しかも、経年変化
によって接着剤Sの一部にクラックが生じた場合でも、
パッキンPによって屋内側への漏水を防止できる。ま
た、仮にパッキンPが劣化や損傷した場合で雨水が雄・
雌嵌合部14,20間を浸透しても、それらの屋内寄り
に配置した樋片24にて形成される樋部24Sにより、
上記雨水は外装パネル10の下(屋内)側に漏水せず、樋
部24Sを伝って外部に排水することができる。この
際、前記水切り突起18を設けたので、浸透した雨水を
確実に樋部24S内に導くことができる。尚、樋部24
S上に対向する段部17を傾けたのは、形材11等を傾
けた場合でも樋部24S内に所要の空間を確保するため
である。また、外装パネル10を前記梁6に固定するボ
ルトは、形材11等の中空部12内に向けて螺入され
る。
【0018】図3(A)は、前記形材11の変形形態であ
る中間形材11′を示す。図3(A)に示すように、形材
11′も断面全体が偏平な略矩形を呈し、ウェブ13で
左右に分割された偏平な中空部12の右端に雄型嵌合部
14′を、左端に雌型嵌合部20′を図示の前後方向に
沿って有する。雄型嵌合部14′は、その略中央に断面
台形の凸条15と、その下側に隣接する傾斜した段部1
7と、この段部17と凸条15の間から垂下する水切り
突起18とを有する。凸条15の上側には出隅を小さく
面取した直角部19を有する。また、上記雌型嵌合部2
0′は、その略中央に上記凸条15を嵌入する断面台形
の凹溝22を有し、この凹溝22の下側の縦片23の下
端には断面略L磁形の水平な樋片24が突設されると共
に、凹溝22の上側の縦片23の上端には傾斜片25を
介して屋外寄りに偏位した水切り片26が突設され、そ
の内側面に浅溝28が設けられている。
【0019】上記形材11′同士を嵌合するには、図3
(b)に示すように、予め雄型嵌合部14′の凸条15上
下の各斜面に接着剤Sを塗布し、且つ雌型嵌合部20′
の浅溝28にパッキンPの基部を挿入して該パッキンP
を保持しておく。係る状態で雄・雌型嵌合部14′,2
0′を互いに嵌合した状態を図3(B)に示す。即ち、嵌
合部20′の凹溝22内に嵌合部14′の凸条15が嵌
入し、両者の斜面間で上記接着剤Sは薄く延ばされ、余
剰分の接着剤Sは凸条15と凹溝22間に形成される間
隙29内に吸収される。同時に、雄型嵌合部14′の直
角部19付近の屋内面の上を雌型嵌合部20′の水切り
片26が覆い且つパッキンPが形材11′の屋外面に密
着する。更に、嵌合部14′の段部17の下側には嵌合
部20′の樋片24が配置されて樋部24Sを形成する
と共に、水切り突起18が縦片23に接触する。
【0020】この形態によれば、フランジ26が屋外側
に突出し、且つこれに保持されたパッキンPは直角部1
9付近の平坦な屋外面に密着する。このため、雄・雌嵌
合部14′,20′間への雨水の進入を一層確実に防止
することができる。また、それらの屋内側には樋部24
Sが形成されるので、長期間に渉り防水性能を保つこと
ができる。従って、嵌合部14′,20′を有する形材
11′や形材30,34を用いることにより、前記外装
パネル10の防水性能を一層高められる。尚、前記端部
形材30,34にも雄嵌合部14′又は雌型嵌合部2
0′を設けられ、且つ隣接する形材11′と上記同様に
嵌合できることは明らかである。
【0021】図3(c)は上記雌型嵌合部20′の傾斜片
25を短くしフランジ26の屋外側への偏位を小さくす
ると共に、雄嵌合部14′の凸条15の上に前記よりも
浅い段部16を設けた変形形態を示す。係る状態で雄・
雌型嵌合部14′,20′を嵌合すると、図3(C)に示
すように、水切り片26に保持されたパッキンPは浅い
段部16の表面に密着し、且つ水切り片26の先端は隣
接する形材11′の屋外面に接近した状態になる。これ
によれば、水切り片26の屋外側への目立った突出を抑
えつつ、防水性を確保することが可能となる。
【0022】図4(A)は前記中間形材11,11の間に
棟形材41を嵌合した例えば切り妻屋根を形成する外装
パネル40を示す。棟形材41も前記同様のアルミニウ
ム合金の押出形材からなり、図4(A)の押出方向と直交
する断面で示すように、中央のウェブ43の両側に左右
対称に斜め下向きの偏平な中空部42,42を有し、且
つその両端に前記雌型嵌合部20,20を対称に有す
る。図4(A)に示すように、棟形材41の各雌型嵌合部
20に中間形材11の雄型嵌合部14を嵌合すると、凹
溝22内に凸条15が嵌入し、予め凸条15の両斜面に
塗布された接着剤Sは両者の斜面間で薄く延ばされ、余
剰分の接着剤Sは凸条15と凹溝22間に形成される間
隙29内に吸収される。同時に、雄型嵌合部14におけ
る段部16の上を雌型嵌合部20のフランジ26が覆
い、パッキンPが段部16の表面に密着する。しかも、
嵌合部14における段部17の下側には嵌合部20の樋
片24が配置されて樋部24Sを形成し、且つ水切り突
起18が縦片23に接触する。
【0023】左右の各中間形材11のうち最外寄りの形
材11における雌型嵌合部20に、前記雨樋部38を有
する端部形材34の雄型嵌合部14を接着剤Sを介して
接着すると、断面全体が略へ形状の外装パネル40を得
ることができる。このパネル40を前記図1(A)のバス
停留所1における支柱4,4の上に跨った水平梁6,6の
上に載置し固定すると、図4(a)に示す切り妻屋根を形
成することができる。しかも、前述したように現場での
工数も少なくて済み、パッキンPにより接着剤Sの保護
もなされて高い防水性を有すると共に、万一パッキンP
の破損や接着剤Sの部分的な劣化により、嵌合部14,
20間に雨水が浸透してもその屋内側に位置する樋部2
4Sにより、下(屋内)側への漏水を防止することができ
る。
【0024】図4(B)は前記中間形材11,11の間に
谷部形材45を嵌合した例えばY形屋根を形成する外装
パネル44を示す。この谷部形材45も前記同様のアル
ミニウム合金の押出形材からなり、図4(B)の押出方向
と直交する断面で示すように、中央のウェブ46の両側
に左右対称に斜め上向きの偏平な中空部48,48を有
し、且つその両端に前記雄型嵌合部14,14を対称に
有する。図4(B)に示すように、谷部形材45の各雄型
嵌合部14に中間形材11の雌型嵌合部20を嵌合する
と、凹溝22内に凸条15が嵌入し、予め凸条15の両
斜面に塗布された接着剤Sは両者の斜面間で薄く延ばさ
れ、余剰分の接着剤Sは凸条15と凹溝22間に形成さ
れる間隙29内に吸収される。同時に、雄型嵌合部14
の段部16の上を雌型嵌合部20のフランジ26が覆い
且つパッキンPが段部16の表面に密着する。更に、嵌
合部14における段部17の下側には嵌合部20の樋片
24が配置され、その上に樋部24Sが形成されると共
に、水切り突起18が縦片23に接触する。
【0025】左右の各中間形材11のうち最外寄りの形
材11における各雄型嵌合部14に、前記端部形材30
の雌型嵌合部20を接着剤Sを介して接着すると、断面
全体が略略V字形状の外装パネル44を得ることができ
る。このパネル44を前記図1(A)のバス停留所1にお
ける支柱4,4の上に直かに、又はこれらの上に跨った
梁6の上に載置して固定すると、図4(b)に示すような
Y形屋根を形成することができる。しかも、前述したよ
うに現場の工数も少なくて済み、パッキンPにより接着
剤Sの保護もなされ高い防水性を有する。更に、万一パ
ッキンPの破損や接着剤Sの部分的な劣化により、嵌合
部14,20間に雨水が浸透してもその屋内側に位置す
る樋部24Sにより、屋内側への漏水を防止することが
できる。
【0026】尚、棟形材41と谷部形材45とを交互に
配置し、それらの間に所要数の中間形材11を接着剤S
やパッキンPを介して嵌合・接着すると、断面全体が連
続する波形の外装パネルが得られることも明らかであ
る。これにより、通路の上を覆う波形のシェルターや商
店街のアーケード、或いはビルにおいて波形に連続する
外壁面等を短時間の施工で容易に形成でき、且つ高い防
水性能を保有させることも可能である。また、パネル4
0,44における中間形材11,11を前記水切り片2
6を有する形材11′とし、且つ端部形材30,34も同
様の嵌合部14′,20′を有するものに替えることも
容易である。
【0027】図5は、押出形材における以上とは異なる
形態の雄・雌嵌合部に関する。図5(a)は、形材50に
おける右端に設けた雄型嵌合部51と、左端に設けた雌
型嵌合部55を示す。雄型嵌合部51は略中央の凸条5
2と、その上下における大小の段部53,54とを有す
る。また、雌型嵌合部55は略中央の凹溝56と、その
上方に位置する厚肉のフランジ57と、その内側面に設
けた断面が略半円形の浅溝58と、上記凹溝56の下方
に設けた薄いフランジ59とを有する。図5(a)に示す
ように、予め上記凸条52の各斜面には接着剤Sが塗布
され、上記浅溝58には断面円形のパッキンPの半分
(基部)が保持される。図5(A)に示すように、一対の形
材50,50の嵌合部51,55を嵌合すると、接着剤S
は凸条52と凹溝56の間で延ばされ、且つパッキンP
は段部53の表面に密着する。この形態では、パッキン
Pが接着剤Sの屋外寄りに位置するので、雨水の嵌合部
51,55間への進入を防ぎ、接着剤Sの劣化を予防で
きる。
【0028】図5(b)は、形材50における嵌合部5
1,55の変形形態を示す。即ち、右端の雄型嵌合部5
1′は、中央の凸条52と、その上下に対称な段部53,
53を有し、左端の雌型嵌合部55′は、中央の凹溝5
6と、その上下に対称に厚肉のフランジ57と、それら
の内側面に設けた断面底広形の浅溝58aとを有する。
図5(b)に示すように、予め上記凸条52の各斜面には
接着剤Sが塗布され、且つ上記各浅溝58aにはパッキ
ンPの基部がそれぞれ保持される。
【0029】図5(B)に示すように、一対の形材50,
50の嵌合部51′,55′を嵌合すると、接着剤Sは
凸条52と凹溝56の間で延ばされ、且つ内外の各パッ
キンPは各段部53の表面に密着する。この形態では、
パッキンPが接着剤Sの屋外寄りと屋内寄りの両方に位
置するので、雨水や湿気の嵌合部51′,55′間への
進入を防ぎ、接着剤Sの劣化を一層確実に予防すること
ができる。しかも、各嵌合部51′,55′は断面形状
が屋内側と屋内側とで対称であるため、何れの表面を用
いても接着剤Sの屋外・屋内寄りに必ずパッキンPが位
置するため、外装パネルの組立ては基より、現場におけ
る施工も一段と容易化することができる。
【0030】図5(c)は、形材60における右端に設け
た雄型嵌合部61と、左端に設けた雌型嵌合部66を示
す。雄型嵌合部61は略中央の凸条62と、その上方の
段部63と、凸条62の下方の傾斜した段部64と、この
隣りの垂直な水切り突起65を有する。また、雌型嵌合
部66は、中央の凹溝67と、その上方に位置するフラ
ンジ68と、凹溝67の下方に設けた断面略L字形の樋
片69を有する。図5(c)に示すように、予め上記凸条
62の各斜面には接着剤Sが塗布されている。図5(C)
に示すように、一対の形材60,60の嵌合部61,66
を嵌合すると、接着剤Sは凸条62と凹溝67の間で薄
く延ばされ、その屋内寄りに位置する段部64の下側に
樋片69が配置され、その上に樋部69Sを形成する。
この形態では、嵌合部61,66間における接着剤Sの
屋内寄りに樋部69Sが位置しているので、嵌合部6
1,66間に進入した雨水が接着剤Sのクラックから万
一浸透しても、係る雨水を水切り突起65が樋部69S
内に導き、且つ樋部69Sを経て外部に排水するため、
屋内側への漏水を防ぐことができる。
【0031】図5(d)は、形材60における嵌合部6
1,66の変形形態を示す。即ち、右端の雄型嵌合部6
1′は、中央の凸条62と、その上下にて対称に傾斜した
段部64,64と垂直な水切り突起65,65とを有し、
左端の雌型嵌合部66′は、中央の凹溝67と、その上下
に対称に断面略L字形の樋片69,69とを有する。予
め上記凸条62の各斜面には、図5(d)に示すように、接
着剤Sが塗布されている。図5(D)に示すように、一対
の形材60,60の嵌合部61′,66′を嵌合すると、
接着剤Sは凸条62と凹溝67の間で薄く延ばされ、そ
の屋外寄りと屋内内寄りの両側に位置する各段部64の
外側に樋片69が対称に配置されると共に、屋内側の樋
片69の上に樋部69Sが形成される。
【0032】本形態では、接着剤Sの屋内寄りに必ず樋
部69Sが位置するので、嵌合部61,66間に進入した
雨水が接着剤Sのクラックから浸透しても、これを水切
り突起65が樋部69S内に導き外部に排水するため、
屋内側への漏水を防ぎ得る。しかも、各嵌合部61′,
66′は、断面形状が屋内側と屋内側で対称であるため、
何れの表面でも接着剤Sの屋内寄りに必ず樋部69Sが
位置するので、外装パネルの組立ては基より、現場にお
ける施工も一段と容易化することができる。
【0033】図6(a)は、押出形材70における更に異
なる形態の雄・雌嵌合部71,76に関する。形材70
における右端の雄型嵌合部71は、その端片72に三つ
の凸条73を突設し、端片72の上方の段部74には断
面底広形の浅溝75を有する。また、上記形材70の左
端の雌型嵌合部76は、その端片77に三つの凹溝78
を有し、且つ端片77の上端からフランジ79を水平に
突設している。尚、最下段の凹溝78の開口部には、追
って間隙を形成する凹み78aが位置する。図6(a)に
示すように、予め雄型嵌合部71における各凸条73の
斜面に接着剤Sを塗布し、且つ上記浅溝75内にパッキ
ンPの基部を挿入して保持する。
【0034】係る状態で、一対の形材70,70の雄・
雌嵌合部71,76を嵌合すると、図6(A)に示すよう
に、各凹溝78内に凸条73が嵌入し、接着剤Sは各凸
条73と凹溝78の間で薄く延ばされる。また、それら
の屋外寄りの位置で段部74に保持されたパッキンPは
フランジ79の内側面に密着する。この際、余剰分の接
着剤Sは各凸条73の先端と凹溝78の底との間に形成
される各間隙76aと、前記凹み78aと端片72との
間に形成される間隙78b内に吸収される。即ち、この
形態では、雄型嵌合部71側にパッキンPを保持するこ
とで、このパッキンPを接着剤Sの屋外寄りに位置せし
め、雨水の嵌合部71,76間への進入を防ぎ、且つ接
着剤Sの劣化を予防することができる。
【0035】図6(b)は、押出形材80における雄・雌
の区別がない嵌合部81,90に関する。形材80の右
端の嵌合部81は、図示で上下の中間から右側に突出す
る偏平で先端に幅広溝83を有する凸部82と、その上
下の各縦片84の中間から水平に突出する一対の凸片8
6と、凸部82と各凸片86の間の細溝85,85と、各
縦片84の上・下端に位置する一対の段部88を有す
る。また、形材80の左端の嵌合部90は、図示で上下
の中間にて上記凸部82を受け入れる幅広の凹部92
と、その上下に位置し上記細溝85内に進入する一対の
中凸片94と、これらの上下に位置し上記凸片86を受
け入れる一対の底丸溝96と、上・下端に位置し上記段
部88内に入り込む一対の外凸片98を有する。図6
(b)に示すように、予め嵌合部81の幅広溝83内に接
着剤Sを充填すると共に、嵌合部90の各底丸溝96の
底部に断面略円形のパッキンP,Pを挿入しておく。
【0036】係る状態で、一対の形材80,80の嵌合
部81,90を嵌合すると、図6(B)に示すように、凸
部82は凹部92内に、各凸片86は底丸溝96内に、
各中凸片94は細溝85内にそれぞれ進入し、且つ各段
部88内に外凸片98が入り込む。そして、接着剤Sは
幅広溝83と凹部92間の中央付近とその内外両側の凸
部82の先端面82aとの隙間を満たして、両形材80
を接着する。且つ、その屋外及び屋内寄りの位置で、各
パッキンPは各底丸溝96の底部で凸片86の先端面に
より断面略半円形に押圧され挟持される。係る形態によ
れば、パッキンPが接着剤Sの屋外・屋内寄りの両方に
位置するので、雨水や湿気の嵌合部81,90間への進
入を防ぎ、接着剤Sの劣化を一層確実に予防することが
できる。しかも、各嵌合部81,90は断面形状が屋内側
と屋内側とで対称であるため、何れの表面でも接着剤S
の屋外・屋内寄りに必ずパッキンPが位置するので、外
装パネルの組立ては基より、現場における施工も一層容
易化することができる。
【0037】図7(a)は、更に別形態の嵌合部100a,
100bを有する押出形材100に関する。形材100
における右端の嵌合部100aは、図7(a)で上下に略
対称な一対の凸条102と、その間の断面台形の幅広溝
103を有し、この溝103の略中央から斜め下向きに
延びる水切り突起104と、上下一対の短いリブ105
を有すると共に、これらと凸条102との間に細溝10
3aを形成している。尚、下側(屋内側)の凸条102に
隣接して段部102aが形成されている。一方、形材1
00における左端の嵌合部100bは、図7(a)で上下
に略対称な一対の凹溝106と、その間の断面略L字形
の凹溝109とを有する。各凹溝106は外側及び中側
のフランジ108,107に挟まれ、且つ上記凹溝10
9の下側部分109aは本発明の樋部を構成している。
【0038】図7(a)に示すように、各凹溝106の底
部に接着剤Sを流し込み、一対の形材100の嵌合部1
00a,100bを嵌合すると、図7(A)に示すように、
各凸条102は各凹溝106内に嵌合し且つ接着剤Sに
て両形材100を接着する。また、各フランジ107の
先端は各細溝103a内に嵌入し、且つ水切り突起10
4は凹溝109内の底部付近に進入し、その先端は樋部
たる凹溝109の下側部分109aの真上に位置する。
即ち、内外の2個所に接着された雄・雌嵌合部が形成さ
れ、その間に樋部(109a)及びこれに雨水を導く水切
り突起104が位置している。
【0039】従って、図7(A)で上側(屋外側)の接着剤
Sに生じたクラックから雨水が浸透しても、これを確実
に樋部(109a)内に導けるので、屋内側への漏水を確
実に防止でき、且つ下側の接着剤Sを劣化から保護する
こともできる。しかも、形材100の運搬時や上記嵌合
時に、嵌合部100a,100bの厚み方向への曲げモー
メント対して十分耐えることが可能である。更に、段部
102aによって屋内側を平坦面に仕上げ得る。尚、接
着剤Sは、嵌合部100bの各凸条102の表面に塗布
しても良い。
【0040】図7(b)は更に別形態の嵌合部110a,
110bを有する押出形材110に関する。形材110
における右端の嵌合部110aは、図7(b)で上下に略
対称な断面台形で一対の凸条112と、その間に断面台
形状の幅広溝113を有し、その上下に一対の短いリブ
114を有し、これらと凸条112との間に細溝115
を形成している。尚、下側の凸条112に隣接して段部
116が位置している。一方、形材110における左端
の嵌合部110bは、図7(b)で上下対称に断面台形状
で一対の凹溝119と、その間に断面略C字形の底広溝
122とを有する。この底広溝122の傾斜した外側及
び内側辺は、斜めで互いに対称なフランジ120として
突出し、且つ両外側の各フランジ118との間に上記凹
溝119を形成している。上記底広溝122の下側部分
123は樋部を構成している。
【0041】図7(b)に示すように、各凸条112に接
着剤Sを塗布するか、或いは各凹溝119内に接着剤S
を塗布した後、一対の形材110の嵌合部110a,11
0bを嵌合すると、図7(B)に示すように、各凸条112
は各凹溝119内に嵌合し、且つ接着剤Sにより両形材
110を接着する。また、斜めの各フランジ120の先
端は各細溝115内に嵌入し、且つ幅広溝113と底広
溝122が連通する。即ち、内外の2個所に接着された
雄・雌嵌合部が形成され、且つその間に樋部(123)が
位置している。従って、図7(B)で上側(屋外側)の接着
剤Sに生じたクラックから雨水が浸透しても、これを確
実に樋部(123)内に導くことができるので、屋内側へ
の漏水を確実に防止できると共に、下側の接着剤Sを劣
化から保護することもできる。しかも、形材110の運
搬時や嵌合時において、嵌合部110a,110bの厚
み方向への曲げモーメント対しても十分に耐え得る。更
に、段部116により屋内側を平坦面に仕上げ得る。
【0042】本発明は、以上において説明した各形態に
限定されるものではない。例えば、前記押出形材11等
には、その押出方向と直交する偏平な断面の略全体に中
空部12等を有する所謂中空形材を用いたが、端部に嵌
合部14,20等を有し且つそれらの嵌合に支障のない
範囲で、屋外側寄りに沿って延びる平板部分を一部に有
する部分的な中空形材、又は嵌合部14,20等の以外
の部分全体に上記平板部分を有する所謂オープン形材を
用いることも可能である。また、前記押出形材11等の
中空部12等の内部に、その端面に化粧板や側面用雨樋
を固定するビスを受け入れるビスホールを適宜併設する
こともできる。
【0043】更に、前記図3で示した押出形材11′に
おいて、その水切り片26を断面が単なる平板のフラン
ジとし、且つその内側面を隣接する形材11′の屋外面
に接触する形態としても良い。これによっても、嵌合部
14′,20′間に雨水を進入し難くし、且つ接着剤S
の屋内寄りに樋部24Sを配置した形態にできる。加え
て、前記図2(B)乃至図6(A)で示した各形態におい
て、接着剤Sを凹溝22,56,67,78内にのみ塗布
しても良い。尚、本発明の外装パネルは、前述した用途
の他、例えば鉄道車両の側壁等にも適用することが可能
である。
【0044】
【発明の効果】以上において説明した第一乃至第三の本
発明の外装パネルは、複数の押出形材からなる比較的大
きなスパンを有するパネルを、所要の接着強度を保って
一体に形成でき、現場における施工を容易且つ迅速に行
え、且つ安価に提供することができる。また、経年変化
により接着剤に部分的にクラックが生じ、ここから雨水
が浸透しても、パッキン及び/又は樋部により、屋内側
への漏水を確実に防止することができる。しかも、押出
形材の断面形状を適宜変化させることにより、例えば片
流れ屋根の他、切り妻屋根やY形屋根等、任意の外観デ
ザインにすることも可能である。
【0045】また、請求項5の外装パネルによれば、雌
型嵌合部における屋外側や屋内側に位置する雄型嵌合部
を受け入れるフランジ等に、パッキンを容易に装着でき
る。更に、請求項6の外装パネルによれば、雌型嵌合部
における屋内側に位置する部分に樋部を容易に形成で
き、且つこの樋部が隣接する形材の雄型嵌合部と対向し
て近接する。このため、経年変化により接着剤にクラッ
クが生じ、ここから雨水が浸透しても屋内側に漏水する
ことなく、上記樋部内を伝わしめて外部に確実に排水す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の外装パネルを屋根に用いたバス
停留所を示す概略図、(B)はその外装パネルを示す断面
図。
【図2】(A)は図1(B)で示した外装パネルに用いた押
出形材の断面図、(B),(C)は上記形材同士の嵌合前後
における各状態を示す部分断面図。
【図3】(A)は図2で示した形材の変形形態の押出形材
の断面図、(b),(B)はその形材同士の嵌合前後におけ
る各状態を示す部分断面図、(c),(C)は(A)の形材の
更に変形形態の押出形材同士による嵌合前後の各状態を
示す部分断面図。
【図4】(A),(B)は異なる形態の外装パネルを示す部
分断面図、(a),(b)はこれらの外装パネルを用いたバ
ス停留所を示す概略図。
【図5】(a)〜(d)は押出形材における異なる形態の雄
・雌嵌合部の嵌合直前の状態を示す部分断面図、(A)〜
(D)はこれらの嵌合後の状態を示す部分断面図。
【図6】(a),(b)は押出形材における更に異なる形態
の嵌合部同士の嵌合直前の状態を示す部分断面図、
(A),(B)はこれらの嵌合後の状態を示す部分断面図。
【図7】(a),(b)は押出形材における更に別の形態の
嵌合部同士の嵌合直前の状態を示す部分断面図、(A),
(B)はこれらの嵌合後の状態を示す部分断面図。
【符号の説明】
10,40,44……………………………………………
……外装パネル 11,11′,30,34,41,45,50,60,70,80,100,1
10…押出形材 14,14′,51,51′,61,61′,71………………
…雄型嵌合部(嵌合部) 18,65,104……………………………………………
……水切り突起 20,20′,55,55′,66,66′,76………………
…雌型嵌合部(嵌合部) 24S,69S………………………………………………
……樋部 29,76a,78b………………………………………
……間隙 81,90,100a,100b,110a,110b……
……嵌合部 109a,123……………………………………………
……下側部分(樋部) S………………………………………………………………
……接着剤 P………………………………………………………………
……パッキン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 博光 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内 (72)発明者 小堀 健 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内 (72)発明者 三橋 利夫 東京都品川区東品川2丁目2番20号 日本 軽金属株式会社内 (72)発明者 紀伊 周久 東京都品川区東品川2丁目2番20号 日本 軽金属株式会社内 (72)発明者 椎名 洋史 東京都品川区東品川2丁目2番20号 日本 軽金属株式会社内 (72)発明者 立仙 幸一 東京都品川区東品川2丁目2番20号 日本 軽金属株式会社内 (72)発明者 佐野 博通 東京都品川区東品川2丁目2番20号 日本 軽金属株式会社内 (72)発明者 堀川 浩志 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内 Fターム(参考) 2E108 AZ02 CC05 DD01 GG09 2E110 AA15 AB02 AB22 BD23 DC21 GB06W

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウム合金からなる複数の押出形材
    を、その押出方向と直交する方向の偏平な断面における
    端部に形成した嵌合部同士で嵌合した外装パネルであっ
    て、上記形材の嵌合部同士間が接着剤によって接着され
    ると共に、 上記嵌合部同士間において上記接着剤の位置よりも少な
    くとも屋外寄りの位置に係る嵌合部間に密着するパッキ
    ンを装着した、ことを特徴とする外装パネル。
  2. 【請求項2】アルミニウム合金からなる複数の押出形材
    を、その押出方向と直交する方向の偏平な断面における
    端部に形成した嵌合部同士で嵌合した外装パネルであっ
    て、上記形材の嵌合部同士間が接着剤によって接着され
    ると共に、 上記嵌合部同士間において上記接着剤の位置よりも屋内
    寄りの位置に樋部を形成した、ことを特徴とする外装パ
    ネル。
  3. 【請求項3】アルミニウム合金からなる複数の押出形材
    を、その押出方向と直交する方向の偏平な断面における
    端部に形成した嵌合部同士で嵌合した外装パネルであっ
    て、上記形材の嵌合部同士間が接着剤によって接着され
    ると共に、 上記嵌合部同士間において上記接着剤の位置よりも少な
    くとも屋外寄りの位置に係る嵌合部間に密着するパッキ
    ンを装着し、且つ上記接着剤の位置よりも屋内寄りの位
    置に樋部を形成した、ことを特徴とする外装パネル。
  4. 【請求項4】前記複数の押出形材の各嵌合部が、互いに
    嵌合する雄型嵌合部及び雌型嵌合部である、ことを特徴
    とする請求項1乃至3に記載の外装パネル。
  5. 【請求項5】前記複数の押出形材の各嵌合部が互いに嵌
    合する雄型嵌合部と雌型嵌合部とからなり、係る雌型嵌
    合部における前記接着剤の位置より少なくとも屋外寄り
    の位置に、当該雌型嵌合部と嵌合する上記雄型嵌合部に
    密着する前記パッキンの基部が保持される、 ことを特徴とする請求項1又は3に記載の外装パネル。
  6. 【請求項6】前記複数の押出形材の各嵌合部が互いに嵌
    合する雄型嵌合部と雌型嵌合部とからなり、係る雌型嵌
    合部における前記接着剤の位置よりも屋内寄りの位置
    に、当該雌型嵌合部と嵌合する上記雄型嵌合部に対向し
    て近接する前記樋部を設けた、ことを特徴とする請求項
    2又は3に記載の外装パネル。
  7. 【請求項7】前記雄型嵌合部において、これと嵌合する
    前記雌型嵌合部に設けた前記樋部の上方に位置する水切
    り突起が形成されている、 ことを特徴とする請求項6に記載の外装パネル。
  8. 【請求項8】前記押出形材における端部に形成した嵌合
    部が、その押出方向と直交する方向の偏平な断面におけ
    る厚さ方向の内外2個所の位置で形成され、且つこれら
    の嵌合部同士間を接着剤でそれぞれ接着すると共に、こ
    れら内外2個所の嵌合部同士の間に前記樋部を配置し
    た、 ことを特徴とする請求項2乃至7の何れかに記載の外装
    パネル。
  9. 【請求項9】前記雄型嵌合部及び雌型嵌合部との間に、
    前記接着剤の余剰分を受け入れる間隙が形成されてい
    る、 ことを特徴とする請求項4乃至8の何れかに記載の外装
    パネル。
JP11141114A 1999-05-21 1999-05-21 外装パネル Pending JP2000328726A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11141114A JP2000328726A (ja) 1999-05-21 1999-05-21 外装パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11141114A JP2000328726A (ja) 1999-05-21 1999-05-21 外装パネル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000328726A true JP2000328726A (ja) 2000-11-28

Family

ID=15284497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11141114A Pending JP2000328726A (ja) 1999-05-21 1999-05-21 外装パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000328726A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003020786A (ja) * 2001-07-06 2003-01-24 Misawa Homes Co Ltd 成型建材の接合構造、成型建材の接合方法および成型建材
JP2016102331A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 三協立山株式会社 組立建物
JP2018123650A (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 株式会社Lixil 屋根構造体
JP2018123649A (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 株式会社Lixil 屋根構造体
JP2019007209A (ja) * 2017-06-23 2019-01-17 株式会社Lixil 屋根体の連結構造の止水構造
JP2019090171A (ja) * 2017-11-10 2019-06-13 株式会社Lixil 屋根体及び屋根構造体
WO2026094540A1 (ja) * 2024-10-31 2026-05-07 株式会社Lixil 屋根体及び屋根構造体

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003020786A (ja) * 2001-07-06 2003-01-24 Misawa Homes Co Ltd 成型建材の接合構造、成型建材の接合方法および成型建材
JP2016102331A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 三協立山株式会社 組立建物
JP2018123650A (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 株式会社Lixil 屋根構造体
JP2018123649A (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 株式会社Lixil 屋根構造体
JP2019007209A (ja) * 2017-06-23 2019-01-17 株式会社Lixil 屋根体の連結構造の止水構造
JP2019090171A (ja) * 2017-11-10 2019-06-13 株式会社Lixil 屋根体及び屋根構造体
JP7002922B2 (ja) 2017-11-10 2022-01-20 株式会社Lixil 屋根体及び屋根構造体
WO2026094540A1 (ja) * 2024-10-31 2026-05-07 株式会社Lixil 屋根体及び屋根構造体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US12473733B1 (en) Systems for forming a pitched roof section or wall with the use of solar panels
US8635822B2 (en) Ventilated structural panels and method of construction with ventilated structural panels
US6363674B1 (en) Premanufactured structural building panels
US12509881B2 (en) Ventilated structural panels and method of construction with ventilated structural panels
US20120285116A1 (en) Ventilated structural panels and method of construction with ventilated structural panels
US8522508B1 (en) Flashing support cant for a wall assembly and associated method
US4107885A (en) Prefabricated roof section
JP2004278224A (ja) 壁面施工アセンブリ,化粧板,化粧板固定部材,目地部材および壁面施工方法
JPH08246601A (ja) 壁パネルおよび外壁構造
JP3353235B2 (ja) 横葺き外装構造
JP4351366B2 (ja) 防水構造
JP7849259B2 (ja) 簡易構造物の製造方法
JPH0668201B2 (ja) 屋根構造及び屋根の施工方法
JP3398433B2 (ja) 屋根又はバルコニーの防水施工方法
JP2000328706A (ja) 屋根ユニット
CN221702848U (zh) 免梁楼承板及夹层平台
JPH0240173Y2 (ja)
JP2665430B2 (ja) 屋根パネルの接続構造
JPH0518405Y2 (ja)
JP2581639Y2 (ja) 役物のジョイント構造
JPH034656Y2 (ja)
JPS6128654A (ja) 建物の面構造体
JPH0636137Y2 (ja) 屋根パネルの接続構造
JPH0311293Y2 (ja)
JPS6286244A (ja) 乾式外壁材を用いた壁の防水縦目地構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080708

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081104