JP2000328889A - セグメントの接合構造 - Google Patents

セグメントの接合構造

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JP2000328889A
JP2000328889A JP11139930A JP13993099A JP2000328889A JP 2000328889 A JP2000328889 A JP 2000328889A JP 11139930 A JP11139930 A JP 11139930A JP 13993099 A JP13993099 A JP 13993099A JP 2000328889 A JP2000328889 A JP 2000328889A
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JP11139930A
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English (en)
Inventor
Minoru Yamamoto
稔 山本
Hirohide Hashimoto
博英 橋本
Junichi Tsuzuki
純一 都築
Shogo Nagaoka
省吾 長岡
Tadahiro Daichiyou
唯宏 大長
Takaomi Mori
孝臣 森
Satoshi Akitaya
聡 秋田谷
Masayuki Horiki
雅之 堀木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAEI KENKO KK
Kubota Corp
Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Ishikawajima Construction Materials Co Ltd
Geostr Corp
Nippon Kokan Light Steel Co Ltd
Fujimi Koken Co Ltd
Original Assignee
SAEI KENKO KK
Kubota Corp
Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Ishikawajima Construction Materials Co Ltd
Geostr Corp
Nippon Kokan Light Steel Co Ltd
Fujimi Koken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両セグメント接合用の継ぎ手をコンパクトで
簡単な構造の連結力が高いものとして、両セグメントの
ずれを強固に拘束できる接合構造の提供。 【解決手段】 この発明の接合構造1では、断面略C字
状とすべく板体状の基部5を二枚離した位置に配した雌
型継ぎ手4と、略T字状とすべく板体状の基部5を二枚
近接位置に配した雄型継ぎ手3とを用い、略C字状とし
た雌型継ぎ手4のスリット10に雄型継ぎ手3の二枚の基
部5が入り込み両継ぎ手3,4の係止部6が互いに係止
することで、両セグメント2を強固に連結して接合す
る。また、両継ぎ手3,4の基部5において係止部6と
なる露出端部の折曲部分位置で基部5のトンネル軸方向
へ延びる線8が、トンネル軸方向線9の延びている面と
平行な面を延びるようにして、セグメント2をトンネル
軸方向にスライドさせるだけで強固に接合できるように
すると共に、セグメント2のトンネル半径方向へのずれ
を拘束できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シールドトンネ
ル覆工用セグメントリングを構成している各セグメント
をトンネル軸方向へ移動させることにより、各セグメン
トにおけるセグメント間の接合を行う接合構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のセグメントの接合構造としては、
接合すべき両セグメントにおけるセグメント間の接合面
に、一枚の鉄鋼製板体である基部とこの基部の先端を略
L字状に折曲してなる係止部とを有する継ぎ手(所謂、
フック継ぎ手)を設けると共に、この接合すべき一方の
セグメントに設けた継ぎ手の係止部と他方のセグメント
に設けた継ぎ手の係止部とを相互に向かい合わせ係止さ
せて、各セグメントに力を伝達するように構成したもの
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したような従来の
接合構造では、その継ぎ手(フック継ぎ手)の連結力を
高めようとすると、例えば、一枚の鉄鋼製板体である基
部を厚く大きくするというように、継ぎ手が大型化する
ことになって、セグメントの接合面という狭い範囲内に
納まりきれなくなるという問題が生じてしまう。
【0004】なお、補強用部材等の多くの異なる部材を
基部に設けることで、一枚の鉄鋼製板体である基部以外
でも継ぎ手(フック継ぎ手)の連結力を高めることがで
きるが、この場合は継ぎ手の構造が複雑なものになって
しまう。
【0005】また、前述したような従来の接合構造で
は、各セグメントのトンネル半径方向のずれに対処する
ものが、継ぎ手(フック継ぎ手)における一枚の鉄鋼製
板体の基部である。
【0006】そのため、この従来の接合構造は、セグメ
ントのトンネル半径方向のずれを強固に拘束することが
難しく、小口径用のセグメントを組立てる時に用いるこ
とはできるが、トンネル半径方向のずれが相対的に大き
くなりやすい、大口径用のセグメントを組立てる時に用
いることが困難になっている。
【0007】しかも、前述した従来の接合構造では、セ
グメントの接合面という狭い範囲内で、連結力をより強
固にした継ぎ手をコンパクトに形成する工夫が必要であ
ると共に、基部以外で連結力を高めるようにすると構造
が複雑になる傾向がある等のことから、継ぎ手(フック
継ぎ手)の生産性を悪くしていた。
【0008】この発明は前述した事情に鑑みて創案され
たもので、その目的は両セグメントを接合する各継ぎ手
の連結力を高めることができると共に、その継ぎ手をコ
ンパクトで簡単な構造のものとすることができて、各セ
グメントのトンネル半径方向のずれを強固に拘束できる
ようにしたセグメントの接合構造を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の接合構造で
は、接合すべき一方のセグメントの雄型継ぎ手と他方の
セグメントの雌型継ぎ手とを互いに係止させることによ
り、各セグメントにおけるセグメント間の接合を行える
ようにしている。
【0010】ここでの雄型継ぎ手および雌型継ぎ手は、
一方側がセグメントの内部に位置すると共に、他方側が
セグメントの接合面に露出している板体状の基部と、こ
の基部の露出端部を略L字状に折曲してなる係止部と、
基部の一方側に設けているアンカー部とからなってい
る。
【0011】そして、この雄型継ぎ手および雌型継ぎ手
は、基部の露出端部である折曲部分位置でトンネル軸方
向へ延びる線が、トンネル軸方向線の延びている面と平
行な面を延びていると共に、トンネル軸方向線と斜交す
るようにして、各セグメントの接合面に設けている。
【0012】この発明の接合構造で用いる雄型継ぎ手
は、板体状の基部を二枚近接位置に配設すると共に、こ
の各基部における係止部の折曲方向を互いに逆方向へ向
くようにして、セグメントの接合面への露出部分が断面
略T字状となるように構成している。
【0013】また、この発明の接合構造で用いる雌型継
ぎ手は、板体状の基部を二枚所定間隔だけ離した位置に
配設すると共に、係止部の折曲方向を互いに向かい合う
方向にして、セグメントの接合面への露出部分がスリッ
トを有する断面略C字状となるように構成している。
【0014】そして、このような雄型継ぎ手および雌型
継ぎ手を用いる、この発明の接合構造は、雌型継ぎ手の
スリットに、雄型継ぎ手の二枚の基部が入り込んだ状態
で、雄型継ぎ手の係止部と雌型継ぎ手の係止部とが互い
に係止するように構成している。
【0015】このような構成であるこの発明の接合構造
では、断面略C字状となるように板体状の基部を二枚所
定間隔だけ離した位置に配設した雌型継ぎ手と、略T字
状となるように板体状の基部を二枚近接位置に配設した
雄型継ぎ手とを用いると共に、雌型継ぎ手のスリットに
雄型継ぎ手の二枚の基部が入り込んだ状態で、雄型継ぎ
手の係止部と雌型継ぎ手の係止部とが互いに係止するよ
うにしたことで、接合すべき両セグメントを強固に連結
して接合することができるようにしている。
【0016】また、この発明の接合構造では、その雄型
継ぎ手および雌型継ぎ手における基部において係止部と
なる露出端部の折曲部分位置で基部のトンネル軸方向へ
延びる線が、トンネル軸方向線の延びている面と平行な
面を延びていることにより、セグメントをトンネル軸方
向にスライドさせるだけで強固に接合できると共に、セ
グメントのトンネル半径方向へのずれを拘束することが
できるようにして、接合した各セグメントのトンネル半
径方向へのずれである、各セグメントの目違いを防止で
きるようにしている。
【0017】しかも、この発明における請求項4に係る
接合構造では、一枚の板体である基部と、この基部の露
出端部を略L字状に折曲してなる係止部と、基部に設け
たアンカー部とを共通の基本部材として、雄型継ぎ手お
よび雌型継ぎ手を構成している。
【0018】即ち、この発明の接合構造では、一つの形
態の基本部材(基部と係止部とアンカー部)を複数(雄
型と雌型とで各二個)組み合わせて、雄型継ぎ手と雌型
継ぎ手とを構成できるようにしている。
【0019】このことから、この発明の接合構造では、
基本部材のみ多数製作すればそのアセンブリーだけで、
雄型継ぎ手および雌型継ぎ手を構成でき、継ぎ手の生産
性を向上させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明のセグメントの接
合構造を、図示する一実施形態によって説明する。
【0021】接合構造1(図1〜図8参照)は、シール
ドトンネル覆工用セグメントリング(図示せず)を構成
する各セグメント2をトンネル軸方向へ移動させて、接
合すべき一方のセグメント2の雄型継ぎ手3(図7参
照)と他方のセグメントの雌型継ぎ手4(図8参照)と
を互いに係止させることにより、セグメントリングにお
けるセグメント間の接合を行えるように構成している。
【0022】このような接合構造1で用いる雄型継ぎ手
3および雌型継ぎ手4は、図2に示すように、一方側が
セグメント2の内部に位置すると共に、他方側がセグメ
ント2の接合面2aに露出している板体状の基部5と、こ
の基部5の露出端部を略L字状に折曲してなる係止部6
と、基部5の一方側に設けているアンカー部7とからな
り、図7および図8に示すように、基部5の露出端部で
ある折曲部分位置で基部5のトンネル軸方向へ延びる線
8が、トンネル軸方向線9の延びている面と平行な面を
延びていると共に、トンネル軸方向線9と斜交するよう
にして、各セグメント2の接合面2aに設けている。
【0023】また、雄型継ぎ手3は、図3におけるAの
範囲に示すように、板体状の基部5を二枚近接位置に配
設すると共に、この各基部5における係止部6の折曲方
向を互いに逆方向へ向くようにして、セグメント2の接
合面2aへの露出部分が断面略T字状となるように構成し
ている。
【0024】一方、雌型継ぎ手4は、図3におけるBの
範囲に示すように、板体状の基部5を二枚所定間隔だけ
離した位置に配設すると共に、係止部6の折曲方向を互
いに向かい合う方向にして、セグメント2の接合面2aへ
の露出部分がスリット10を有する断面略C字状となるよ
うに構成している。
【0025】この雌型継ぎ手4のスリット10は、少なく
とも、雄型継ぎ手3における近接位置に配設した二枚の
基部5が、セグメント2のトンネル軸方向への移動によ
って挿入できる間隙を有している。
【0026】そして、このような雄型継ぎ手3および雌
型継ぎ手4を用いる接合構造1は、雌型継ぎ手4のスリ
ット10に、雄型継ぎ手3の二枚の基部5が入り込んだ状
態で、雄型継ぎ手3の係止部6と雌型継ぎ手4の係止部
6とが互いに係止するように構成している。
【0027】なお、この実施形態での雄型継ぎ手3は、
その二枚の基部5の露出端部を折曲してなる両係止部6
の露出端面の全面に、二枚の基部5を連結するようにし
て補強用鉄鋼板11を設けている。この補強用鉄鋼板11に
よって、二枚の基部5で強固なものとした雄型継ぎ手3
を、二枚の基部5の連結による一体化でより強固なもの
としている。
【0028】この実施形態での雄型継ぎ手3および雌型
継ぎ手4は、図3および図4に示すように、矩形の板体
に成形した鉄鋼製の基部5と、この基部5の露出端部を
略L字状に折曲していると共に、その折曲部分が矩形板
体である基部5の短辺と平行な状態でその短辺に沿って
いる係止部6と、基部5における係止部6の係止面側
(図2参照)に別工程で取付けており、棒材で構成した
アンカー部7とを有している。
【0029】そして、この雄型継ぎ手3および雌型継ぎ
手4をセグメント2の接合面2aに設ける形態は、図10お
よび図11に示すように、基部5におけるトンネル軸方向
側の側面5a(矩形板体である基部5の長辺に相当する側
面5a)が、セグメント2の接合面2aに対して斜交するよ
うにする。
【0030】即ち、この場合の雄型継ぎ手3および雌型
継ぎ手4は、セグメント2の接合面2aが側面5aに対して
斜交する埋込み線12(図2および図4参照)に沿う状態
となるようにして、基部5およびアンカー部7をセグメ
ント2内に埋設することになる。
【0031】このことから、雄型継ぎ手3および雌型継
ぎ手4は、図10および図11に示すように、基部5の露出
端部である折曲部分位置で基部5のトンネル軸方向へ延
びる線8が、トンネル軸方向線9の延びている面と平行
な面を延びていると共に、トンネル軸方向線9と斜交す
るようにして、各セグメント2の接合面2aに設けている
こととなる。
【0032】この実施形態での雄型継ぎ手3および雌型
継ぎ手4は、基部5を矩形の板体としたことにより、一
方側がセグメントの内部に位置し他方側がセグメントの
接合面に露出した基部5と、この基部5の露出端部を略
L字状に折曲した係止部6と、基部5の一方側に設けた
アンカー部7とからなる共通の基本部材15で構成するこ
とができる。
【0033】このことから、雄型継ぎ手3および雌型継
ぎ手4は、図3に示すように、基部5と係止部6とアン
カー部7とからなる一つの形態とした共通の基本部材15
を複数(雄型と雌型とで各二個)組み合わせることで、
雄型継ぎ手3および雌型継ぎ手4を構成することができ
る。
【0034】そのため、この基本部材15のみを多数作成
すれば、そのアセンブリーだけで、雄型継ぎ手3および
雌型継ぎ手4を容易かつ安価に製作することができる。
この一つの形態とした共通の基本部材15を複数(雄型と
雌型とで各二個)組み合わせることで、雄型継ぎ手3お
よび雌型継ぎ手4を構成するには、基部5の形状をこの
実施形態のように矩形としたものの他に、図5および図
6に示すように、台形としたものも考えられる。
【0035】なお、この雄型継ぎ手3および雌型継ぎ手
4の作成は、板材(鉄鋼製板体)の折り曲げ加工(塑性
加工)を経て、または鋳造の工程を経て行われる。ま
た、この実施形態における雄型継ぎ手3および雌型継ぎ
手4は、図10および図11に示すように、セグメント2の
接合面2aに所定間隔を開けて二箇所設けられている。こ
の接合面2aに所定間隔を開けて設けられている雄型継ぎ
手3および雌型継ぎ手4は、その各基部5(板体の各基
部5)が同一面上に位置する状態であると共に、互いの
係止部6が係止できる状態で設けられている。この図10
および図11における符号13はほぞで、符号14はほぞ13が
嵌合するほぞ溝である。
【0036】そして、このような構成からなる接合構造
1での各セグメント2の接合は、接合すべき一方のセグ
メント2を移動させて、この一方のセグメント2におけ
る雄型継ぎ手3の係止部6を、他方のセグメント2にお
ける雌型継ぎ手4の係止部6に係止させることで行われ
る。
【0037】このように、この発明の接合構造1では、
セグメント2の接合面2aへの露出部分が断面略C字状と
なるように鉄鋼製板体の基部5を二枚所定間隔だけ離し
た位置に配設した雌型継ぎ手4と、セグメント2の接合
面2aへの露出部分が断面略T字状となるように鉄鋼製板
体の基部5を二枚近接位置に配設した雄型継ぎ手3とを
用いると共に、雌型継ぎ手4のスリット10に、雄型継ぎ
手3の二枚の基部5が入り込んだ状態で、雄型継ぎ手3
の係止部6と雌型継ぎ手4の係止部6とが互いに係止す
るようにしている。
【0038】そのため、この発明の接合構造1では、接
合すべき両セグメント2を強固に連結して接合すること
ができる。また、この発明の接合構造1では、その雄型
継ぎ手3および雌型継ぎ手4における基部5の折曲部分
位置でトンネル軸方向へ延びる線8が、トンネル軸方向
線9の延びている面と平行な面を延びている。
【0039】そのため、セグメント2を強固に接合でき
ると共に、セグメント2のトンネル半径方向へのずれを
拘束することができるので、接合した各セグメント2の
トンネル半径方向へのずれである、各セグメント2の目
違いを防止できる。
【0040】さらに、この発明の接合構造1、即ち、請
求項4に係るこの発明の接合構造1では、鉄鋼製板体の
基部5と、この基部5の露出端部に設けた係止部6と、
基部5におけるセグメント2内部への埋設部分に設けた
アンカー部7とからなる共通の基本部材を複数組み合わ
せることで、雄型継ぎ手3および雌型継ぎ手4を構成し
ている。
【0041】詳述すると、この発明の接合構造1では、
基部5を矩形の板体状としたことによって、一方側がセ
グメントの内部に位置し他方側がセグメントの接合面に
露出した基部5と、この基部5の露出端部を略L字状に
折曲した係止部6と、基部5の一方側に設けたアンカー
部7とからなる共通の基本部材15で、雄型継ぎ手3およ
び雌型継ぎ手4を構成することができる。
【0042】このことから、図3に示すように、基部5
と係止部6とアンカー部7とからなる一つの形態とした
共通の基本部材15を複数(雄型と雌型とで各二個)組み
合わせることで、雄型継ぎ手3および雌型継ぎ手4を構
成することができる。そのため、基本部材15のみを多数
作成すれば、そのアセンブリーだけで、雄型継ぎ手3お
よび雌型継ぎ手4を容易に製作することができる。
【0043】また、この一つの形態の基本部材(基部5
と係止部6とアンカー部7)を複数組み合わせれて雄型
継ぎ手3と雌型継ぎ手4とを形成することは、セグメン
ト継ぎ手の使用数量が少ない場合でも、基本部材は雄型
継ぎ手3と雌型継ぎ手4とに必要で継ぎ手数の四倍の量
になり、量産効果が生まれる。従って、継ぎ手の供給を
安価に行うことが可能になる。これを鋳造とすれば、単
位の形状が任意に選定でき、合理的な形を得ることがで
きる。
【0044】なお、この発明の接合構造1で用いる基本
部材(基部5と係止部6とアンカー部7)で構成される
雄型継ぎ手3および雌型継ぎ手4は、その形状が簡単で
あると共に、その製作を鉄鋼製板体の曲げ加工によって
行えるし、鋳造によっても容易に行うことができる。
【0045】しかも、この発明の接合構造1では、その
各雄型継ぎ手3および雌型継ぎ手4の組立てをワンパス
で行えると共に、ボルト類を用いないので施工性に優れ
ている。
【0046】さらに、この発明の接合構造1では、前述
した各雄型継ぎ手3および雌型継ぎ手4を用いることに
より、ボルト締め作業等を行うボルトボックスが必要な
く、各セグメントの内面を平滑にすることができるため
に、二次覆工の省略にも有効である。
【0047】図7,図8および図9は、この発明の接合
構造1における雄型継ぎ手3および雌型継ぎ手4の別形
態を示すものである。図9は、基部5の変形例を示した
ものである。
【0048】ここでの雄型継ぎ手3および雌型継ぎ手4
は、基部5の露出端部を略L字状に折曲していると共
に、その折曲部分が基部5のトンネル軸方向側の側面5a
と斜交する状態にしている係止部6と、基部5におい
て、係止部6の係止面側(図2参照)に別工程で取付け
ており、棒材で構成されているアンカー部7とを有して
いる。
【0049】そして、この雄型継ぎ手3および雌型継ぎ
手4をセグメント2の接合面2aに設ける形態は、図示し
ないが、鉄鋼製板体である基部5の側面5aがセグメント
2の接合面2aに対して直交するようにする。
【0050】即ち、この場合の雄型継ぎ手3および雌型
継ぎ手4は、セグメント2の接合面2aが側面5aに対して
直交する埋込み線12(図8および図9参照)に沿う状態
となるようにして、基部5およびアンカー部7をセグメ
ント2内に埋設することになる。
【0051】このことから、基部5の露出端部である折
曲部分位置で基部5のトンネル軸方向へ延びる線8が、
トンネル軸方向線9の延びている面と平行な面を延びて
いると共に、トンネル軸方向線9と斜交するようにし
て、雄型継ぎ手3および雌型継ぎ手4を各セグメント2
の接合面2aに設けることとなる。
【0052】このように雄型継ぎ手3および雌型継ぎ手
4をセグメント2の接合面2aに設ける形態を設定するこ
とにより、即ち、基部5における露出端部の折曲部分
(係止部6)がセグメント2の接合面2aに対して斜交す
るように、埋込み線12(図8参照)を設定することによ
り、セグメント2をスライドさせるだけで各セグメント
2を強固に接合できるようにしている。
【0053】また、この雄型継ぎ手3および雌型継ぎ手
4では、セグメント2製造時でのセグメント成形用型枠
(図示せず)内へのセットを、セグメント2の側面に沿
う状態でセグメント2内の配筋との係わりを自然な状態
で行うことができる。
【0054】これに対して、前述した図2の雄型継ぎ手
3および雌型継ぎ手4では、セグメント成形用型枠内へ
のセットを、セグメント2の側面と交差するような斜め
にセットする必要があり、セグメント2内の配筋との係
わりが不自然となる。
【0055】ただし、この図7〜図9に示した雄型継ぎ
手3および雌型継ぎ手4では、図2に示した雄型継ぎ手
3および雌型継ぎ手4のように、共通の基本部材で構成
することができない。
【0056】図12〜図14は、この発明の接合構造1で用
いる雄型継ぎ手3および雌型継ぎ手4の別形態を示すも
のであり、この発明の請求項2に係る接合構造1を示す
ものである。
【0057】ここでの雄型継ぎ手3は、図14に示すよう
に、その二枚の鉄鋼製板体の基部5におけるトンネル軸
方向(矩形板体の短辺方向)の一方側端を当接し、トン
ネル軸方向(矩形板体の短辺方向)の他方側端を互いに
離した状態で、二枚の基部5を略楔状に配設することで
構成している。
【0058】また、ここでの雌型継ぎ手4は、図13に示
すように、そのスリット10を、二枚の基部5の配設状態
に対応できるように、略楔状に形成して、雄型継ぎ手3
の二枚の基部5が嵌合できるように構成している。
【0059】そして、このような構成によれば、図12に
示すように、雄型継ぎ手3の略楔状に配設した二枚の基
部5が、雌型継ぎ手4の略楔状に形成したスリット8に
嵌合することで、雄型継ぎ手3における係止部6と、雌
型継ぎ手4における係止部6との係止状態を強固に維持
することができる。そのため、接合すべき両セグメント
2の接合を、より強固に行うことができる。
【0060】しかも、雄型継ぎ手3の二枚の基部5が、
雌型継ぎ手4のスリット10のテーパーに沿って容易に嵌
合できる。そのため、セグメント2をトンネル軸方向へ
移動させるだけで、接合すべき両セグメント2の接合を
簡単かつ強固に行うことができる。
【0061】図15は、この発明の接合構造1の別形態を
示すものである。ここでは、同一のセグメント2の接合
面2aに、雄型継ぎ手3および雌型継ぎ手4を各一個設け
ている。
【0062】そして、雄型継ぎ手3は、その露出端部が
接合面2aから突出するようにして、セグメント2に設け
られている。また、雌型継ぎ手4は、その露出端部が接
合面2aから突出しないようにして、即ち、セグメント2
の内部に納まるようにして、セグメント2に設けられて
いる。
【0063】この図15に示したような構成によれば、接
合すべき一方のセグメント2における雄型継ぎ手3の係
止部6が、接合すべき他方のセグメント2のほぞ溝14を
通り、接合すべき他方のセグメント2における雌型継ぎ
手4の係止部6と係止した時には、他方のセグメント2
のほぞ溝14に一方のセグメント2のほぞ13が入り込んで
他方のセグメント2のほぞ溝14を塞ぐと共に、接合すべ
き両セグメント2の接合面2aも全面にわたって当面する
こととなる。このことから、接合すべき両セグメント2
の接合時に、その接合部分の残存空隙を小さくすること
ができる。
【0064】
【発明の効果】この発明の接合構造によれば、断面略C
字状となるように板体状の基部を二枚所定間隔だけ離し
た位置に配設した雌型継ぎ手と、略T字状となるように
鉄鋼製板体の基部を二枚近接位置に配設した雄型継ぎ手
とを用いると共に、雌型継ぎ手のスリットに雄型継ぎ手
の二枚の基部が入り込んだ状態で、雄型継ぎ手の係止部
と雌型継ぎ手の係止部とが互いに係止するようにしてい
る。そのため、接合すべき両セグメントを強固に連結し
て接合することができる。
【0065】また、この発明の接合構造によれば、その
雄型継ぎ手および雌型継ぎ手における基部の露出端部で
ある折曲部分位置で基部の短辺方向へ延びる線が、トン
ネル軸方向線の延びている面と平行な面を延びているこ
とにより、セグメントをトンネル軸方向にスライドさせ
るだけで強固に接合できると共に、セグメントのトンネ
ル半径方向へのずれを拘束することができる。そのた
め、接合した各セグメントのトンネル半径方向へのずれ
である、各セグメントの目違いを防止することができ
る。
【0066】しかも、この発明の接合構造(請求項4に
係る発明の接合構造)によれば、板体状の基部と基部を
折曲してなる係止部と基部に設けたアンカー部とからな
る共通の基本部材を複数組み合わせることで、雄型継ぎ
手および雌型継ぎ手を構成している。即ち、一つの形態
の基本部材(基部と係止部とアンカー部)を複数(雄型
と雌型とで各二個)組み合わせて、雄型継ぎ手と雌型継
ぎ手とを構成している。そのため、基本部材のみ多数製
作すれば、そのアセンブリーだけで、雄型継ぎ手および
雌型継ぎ手を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のセグメントの接合構造を示す概略断
面図である。
【図2】この発明の接合構造で用いる雄型継ぎ手および
雌型継ぎ手の係止状態を示す概略斜視図である。
【図3】この発明の接合構造で用いる雄型継ぎ手および
雌型継ぎ手の基部を示す概略図である。
【図4】図3のC−C線矢視図である。
【図5】この発明の接合構造で用いる雄型継ぎ手および
雌型継ぎ手の基部の別形態を示す概略図である。
【図6】この発明の接合構造で用いる雄型継ぎ手および
雌型継ぎ手の基部の別形態を示す概略図である。
【図7】この発明の接合構造で用いる雄型継ぎ手および
雌型継ぎ手の基部の別形態を示す概略図である。
【図8】図5のD−D線矢視図である。
【図9】この発明の接合構造で用いる雄型継ぎ手および
雌型継ぎ手の基部の別形態を示す概略図である。
【図10】この発明の接合構造で用いる雄型継ぎ手をセ
グメント接合面に設けた状態を示す概略斜視図である。
【図11】この発明の接合構造で用いる雌型継ぎ手をセ
グメント接合面に設けた状態を示す概略斜視図である。
【図12】この発明の接合構造で用いる雄型継ぎ手およ
び雌型継ぎ手の係止状態の別形態を示す概略斜視図であ
る。
【図13】この発明の接合構造で用いる雄型継ぎ手の別
形態を示す概略斜視図である。
【図14】この発明の接合構造で用いる雌型継ぎ手の別
形態を示す概略斜視図である。
【図15】この発明の接合構造の別形態を示す概略斜視
図である。
【符号の説明】
1…接合構造、2…セグメント、2a…接合面、3…雄型
継ぎ手、4…雌型継ぎ手、5…基部、5a…側面、6…係
止部、7…アンカー部、8…基部の折曲部分位置でトン
ネル軸方向へ延びる線、9…トンネル軸方向線、10…ス
リット、11…補強用鉄鋼板、12…埋込み線、13…ほぞ、
14…ほぞ溝、15…基本部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000231110 日本鋼管ライトスチール株式会社 埼玉県熊谷市大字三ケ尻6100番地 (71)出願人 000230010 ジオスター株式会社 東京都港区芝4丁目2番3号 (71)出願人 000112749 フジミ工研株式会社 東京都千代田区飯田橋3丁目11番18号 (71)出願人 593139651 佐栄建工株式会社 群馬県邑楽郡板倉町大字大蔵5番地 (71)出願人 000001052 株式会社クボタ 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 (72)発明者 山本 稔 東京都町田市玉川学園1丁目15番2号 (72)発明者 橋本 博英 東京都千代田区有楽町1−12−1 石川島 建材工業株式会社内 (72)発明者 都築 純一 東京都世田谷区成城6丁目30番8号 (72)発明者 長岡 省吾 東京都世田谷区北烏山6−18−12 F− 207 (72)発明者 大長 唯宏 埼玉県狭山市入間川1434−75 (72)発明者 森 孝臣 東京都千代田区飯田橋3丁目11番18号 フ ジミ工研株式会社内 (72)発明者 秋田谷 聡 群馬県邑楽郡板倉町大字大蔵5番地 佐栄 建工株式会社内 (72)発明者 堀木 雅之 大阪府大阪市大正区南恩加島7丁目1番22 号 株式会社クボタ恩加島工場内 Fターム(参考) 2D055 GC04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールドトンネル覆工用セグメントリン
    グを構成する各セグメントをトンネル軸方向へ移動させ
    て、接合すべき一方のセグメントの雄型継ぎ手と他方の
    セグメントの雌型継ぎ手とを互いに係止させることによ
    り、前記セグメントリングにおけるセグメント間の接合
    を行う接合構造であり、 前記雄型継ぎ手および雌型継ぎ手は、一方側が前記セグ
    メントの内部に位置すると共に、他方側がセグメントの
    接合面に露出している板体状の基部と、この基部の露出
    端部を略L字状に折曲してなる係止部と、前記基部の一
    方側に設けているアンカー部とからなり、前記基部の露
    出端部である折曲部分位置で基部の前記トンネル軸方向
    へ延びる線が、前記トンネル軸方向線の延びている面と
    平行な面を延びていると共に、トンネル軸方向線と斜交
    するようにして、セグメントの接合面に設けており、 前記雄型継ぎ手は、前記板体状の基部を二枚近接位置に
    配設すると共に、この各基部における係止部の折曲方向
    を互いに逆方向へ向くようにして、前記セグメントの接
    合面への露出部分が断面略T字状となるように構成して
    なり、 前記雌型継ぎ手は、前記板体状の基部を二枚所定間隔だ
    け離した位置に配設すると共に、前記係止部の折曲方向
    を互いに向かい合う方向にして、前記セグメントの接合
    面への露出部分がスリットを有する断面略C字状となる
    ように構成してなり、 前記雌型継ぎ手のスリットは、少なくとも、前記雄型継
    ぎ手における近接位置に配設した二枚の基部が、前記セ
    グメントのトンネル軸方向への移動によって挿入できる
    間隙を有していると共に、このスリットに、雄型継ぎ手
    の二枚の基部が入り込んだ状態で、前記雄型継ぎ手の係
    止部と雌型継ぎ手の係止部とが互いに係止するように構
    成していることを特徴とするセグメントの接合構造。
  2. 【請求項2】 前記雄型継ぎ手は、その二枚の板体状の
    基部における前記トンネル軸方向の一方側端を当接し、
    トンネル軸方向の他方側端を互いに離した状態で、二枚
    の基部を略楔状に配設することで構成していると共に、 前記雌型継ぎ手は、そのスリットを前記二枚の基部の配
    設状態に対応できるように略楔状に形成し、前記雄型継
    ぎ手の二枚の基部が嵌合できるように構成していること
    を特徴とする請求項1記載のセグメントの接合構造。
  3. 【請求項3】 前記雄型継ぎ手は、その二枚の基部の露
    出端部を折曲してなる両係止部の露出端面の全面に、二
    枚の基部を連結するようにして補強用鉄鋼板を設けてい
    ることを特徴とする請求項1および請求項2記載のセグ
    メントの接合構造。
  4. 【請求項4】 前記雄型継ぎ手および雌型継ぎ手は、一
    方側が前記セグメントの内部に位置すると共に、他方側
    がセグメントの接合面に露出している板体状の前記基部
    と、この基部の露出端部を略L字状に折曲してなる前記
    係止部と、基部の一方側に設けている前記アンカー部と
    からなる共通の基本部材で構成していることを特徴とす
    る請求項1および請求項2記載のセグメントの接合構
    造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007002456A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Ohbayashi Corp 覆工体形成用のrcセグメント
JP2010222811A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Ishikawajima Constr Materials Co Ltd セグメントの接合構造および該セグメントを製造するための型枠
JP2013083108A (ja) * 2011-10-12 2013-05-09 Tsuzuki Concrete Kogyo Kk セグメント継手金具の型枠への取付治具
JP2017110424A (ja) * 2015-12-17 2017-06-22 メトロ開発株式会社 セグメント継手及びその製造方法

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