JP2000329016A - エンジンの吸気通路構造 - Google Patents
エンジンの吸気通路構造Info
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Abstract
用いることなく、簡単な構造で、安定して分割された一
方の通路を開閉できるバタフライ形スロットル弁を備え
たエンジンの吸気通路構造を提供する。 【解決手段】 燃焼室10に臨む吸気ポート11に連通
する吸気通路16内に、バタフライ形のスロットル弁2
4を備えたエンジン1の吸気通路構造において、前記ス
ロットル弁24の下流側の吸気通路16を、このスロッ
トル弁の弁軸22と平行な隔壁25により2分割して第
1、第2の2つの分割通路26,27を形成し、第1分
割通路26は燃焼室10の中央部側の吸気ポートに臨む
ように形成し、第2分割通路27は燃焼室10の縁部側
の吸気ポートに臨むように形成し、前記第2分割通路2
7側のスロットル弁24の低開度側の弁体23端部に沿
って、この第2分割通路27の壁面から突出する吸気制
限用の堰28を設けた。
Description
構造に関し、特に希薄燃焼に適したタンブル流を発生さ
せる吸気通路構造に関するものである。
通路を隔壁によって仕切り、一方の通路を燃焼室の中央
部側の吸気ポートに連通させ、他方の通路を燃焼室の縁
部側に連通させ、低負荷時に中央部側の吸気ポートに連
通する通路側から吸気を燃焼室内に導入することによ
り、吸気流速を高め燃焼室内に縦方向のタンブル流を起
こして希薄混合気を成層化して安定した希薄燃焼を行う
吸気通路構造が開発提案されている。
路構造は、摺動式スロットル弁を用いることにより、負
荷に応じたスロットル弁のスライド開度に対応して、低
開度のときは一方の通路を閉じたままとして他方の通路
のみから混合気を流し、スライド開度が大きくなると両
方の通路から混合気を流すようにして低開度時に吸気流
速を高めタンブル流を起こすことができる。
案されている2分割された吸気通路構造は、摺動式スロ
ットル弁を用いた場合には、負荷に応じて分割された一
方の通路を閉じることが容易にできるが、バタフライ形
スロットル弁を備えた吸気通路に対してはそのまま適用
することはできない。これは、スロットル弁の周囲から
吸気が流れるため、分割された一方の通路にのみ吸気を
流すことが困難だからである。
ットル弁を用いる場合には、一方の通路を開閉する制御
弁等の可動機構を併用しなければならない。
けると、構造が複雑になり、調整も面倒であり、また長
期の使用によりスロットル弁との同調がずれることがあ
り、安定した吸気制御が難しい。
って、バタフライ形スロットル弁を装着した吸気通路に
おいて、隔壁により吸気通路を2分割するとともに、可
動機構を用いることなく、簡単な構造で、安定して分割
された一方の通路を開閉できるエンジンの吸気通路構造
の提供を目的とする。
め、本発明では、燃焼室に臨む吸気ポートに連通する吸
気通路内に、バタフライ形のスロットル弁を備えたエン
ジンの吸気通路構造において、前記スロットル弁の下流
側の吸気通路を、このスロットル弁の弁軸と平行な隔壁
により2分割して第1、第2の2つの分割通路を形成
し、第1分割通路は燃焼室の中央部側の吸気ポートに臨
むように形成し、第2分割通路は燃焼室の縁部側の吸気
ポートに臨むように形成し、前記第2分割通路側のスロ
ットル弁の低開度側の弁体端部に沿って、この第2分割
通路の壁面から突出する吸気制限用の堰を設けたことを
特徴とするエンジンの吸気通路構造を提供する。
仕切って2分割し、燃焼室の縁部側に連通する第2分割
通路に堰が設けられ、この堰により、スロットル弁が低
開度のとき、この第2分割通路が閉じられて第1分割通
路のみから吸気が燃焼室内に導入される。これにより、
低負荷運転時に吸気バルブの燃焼室中央部側から排気弁
側に向かって混合気が吸気され燃焼室内にタンブル流を
起こすことができる。これにより、可動機構を用いるこ
となく、簡単な構造で確実にタンブル流形成機能が得ら
れ、面倒な調整作業も必要なく、長期の使用後において
もスロットル弁との同期がずれることはなく信頼性の高
い機能が安定して維持される。
料逃し用の溝が形成されたことを特徴としている。
化した燃料は堰に溜まることなく、この堰に設けた溝を
通して下流側に流れて吸気管の熱により気化される。
前記弁軸に近接して設けられ、弁軸近傍では、全開位置
の弁体よりさらに開放側にオフセットして設けられたこ
とを特徴としている。
いるため、隔壁の吸気流上流側端部と弁軸との間を介し
て吸気の漏れや逆流を生じることはない。また、この弁
軸に近接した隔壁は、全開位置の弁体よりさらに開放側
にオフセットしているため、スロットル弁の全開位置ま
での作動を阻害することはない。
の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態
に係るエンジンの構成図である。このエンジン1は、シ
リンダ2とその上部に装着されたシリンダヘッド3とを
有し、シリンダ2内をピストン4が摺動する。このエン
ジン1は、4サイクル2バルブエンジンであり、シリン
ダヘッド3の中央部に、クランク軸(図示しない)に連
結されたカム軸5が備る。カム軸5のカム5a,5bに
摺接して従動する吸気側ロッカーアーム6および排気側
ロッカーアーム7が備る。各ロッカーアーム6,7は吸
気弁8および排気弁9をクランク回転に同期して開閉駆
動する。8a,9aはそれぞれバルブスプリングであ
る。
焼室10が形成される。この燃焼室10に臨んでシリン
ダヘッド3側に点火プラグ(図示しない)が装着され
る。この例のエンジン1は、燃焼室10の頂部中央に吸
気弁8と排気弁9が近接して配置された2バルブエンジ
ンであるため、点火プラグは燃焼室10の頂部からオフ
セットして設けられている。
気ポート11および排気ポート12が形成される。各吸
気ポート11および排気ポート12の燃焼室側の開口端
部に吸気弁8および排気弁9が開閉可能に装着される。
排気ポート12は排気管13に接続され、吸気ポート1
1は吸気管14に接続される。吸気管14には図示しな
いエアクリーナに接続された気化器15が取付けられ
る。これらの吸気管14および気化器15を通して吸気
通路16が形成される。
る大気圧と吸気負圧とのバランスによりフリーピストン
に取り付けられたジェットニードル18を駆動し、メイ
ンノズル19を介してベンチュリ部20に燃料を吸引さ
せる。ダイヤフラム室17の下流側にアイドル時燃料調
整のためのパイロットスクリュウ21と、低開度時燃料
出口となるバイパス21aが備る。この気化器15の吸
気通路16内に、弁軸22にバタフライ形の弁体23を
固定したバタフライ形のスロットル弁24が装着され
る。
は、弁軸22に平行な隔壁25で仕切られて上下に2分
割される。この隔壁25は、弁軸22に近接した位置か
ら吸気通路16に沿って設けられ、吸気通路16内に上
側の第1分割通路26と下側の第2分割通路27が形成
される。上側の第1分割通路26は、燃焼室10の中央
部側の吸気ポート11aに臨み、下側の第2分割通路2
7は、燃焼室10の縁部側の吸気ポート11bに臨む。
シリンダヘッド3内の吸気ポート11は、シリンダヘッ
ド3と一体成形された隔壁11cにより上側(中央部
側)の吸気ポート(第1分割通路)11aと下側(縁部
側)の吸気ポート(第2分割通路)11bとに2分割さ
れている。
の低開度側での弁体23の端部に沿って、第2分割通路
27の通路壁面から突出する堰28が設けられる。この
ような堰28により、スロットル開度が小さい低負荷時
には、図のスロットルバルブの上側開口部を通る空気が
ほとんどとなるアイドル時のごく低開度ではパイロット
スクリュウ21から、さらにスロットルが開いた時には
バイパス21aからの燃料によって混合気となって第1
分割通路を流れる。また下側の第2分割通路27は堰に
よって空気流れが遮断されるため、混合気は上側の第1
分割通路26を通してのみ流れ、吸気ポート11の開口
端部の燃焼室頂部側から排気弁方向に向かって燃焼室1
0内に流入する。隔壁がない場合と比べると吸気通路断
面積は約1/2になるため吸気流速は約2倍に向上す
る。これらにより、燃焼室10内で矢印Aのような燃料
室内における縦方向のタンブル流が形成される。強いタ
ンブルは圧縮行程でも流動が残存し、燃焼が改善され
る。これにより、希薄混合気でも安定した燃焼が可能に
なり燃費の改善が図られる。
気通路の内面図である。図示したように、前述の堰28
の中央部に、溝29が形成される。堰28より上流側で
燃料が液化することがあってもその燃料は、この溝29
を通して下流側吸気通路内に流入し、吸気管14の熱に
より気化され混合気となって燃焼室内に吸引されるため
堰の上流側に溜まることがない。したがって燃焼室に供
給される空燃比が安定する。
態の図である。図示したように、隔壁25は、スロット
ル弁24の弁軸22に近接して設けられ、全開状態で弁
体23の上側に位置するように、弁軸22よりさらに開
放側(上側)にオフセットして設けられる。このように
隔壁25を弁軸22より上側に配置することにより、弁
体23の全開位置までの開放動作に支障を来すことはな
く、高流量が確保されるので出力が維持できる。このよ
うにスロットル低開度時には第1分割通路から、スロッ
トル高開度時には第2分割通路からも吸気が流れること
によって、燃焼室内において、高開度時よりも強いタン
ブルが低開度時に得られる。すなわちスロットル開度に
応じた可変タンブルとできる。また、このために吸気ポ
ートは流量係数をねらった形状とすることができ、高出
力を図ることができる。
2バルブエンジンにおいては、燃焼室10に臨む点火プ
ラグ30の位置が頂部から幾分側方へオフセットしてい
る。低負荷時には、前述のように吸気通路内の上側の第
1分割通路26のみを通して混合気が供給される。した
がって、吸気ポート11でも隔壁11cの上側の第1分
割通路11aのみを通して混合気が供給される。この場
合、点火プラグ30側に混合気を集中させた方が、特に
希薄混合気の場合確実に着火し安定した燃焼作用が得ら
れるため好ましい。このため、本実施形態では、図示し
たように、隔壁11cの点火プラグ30より離れた側
(図の左側)の壁厚を上側に厚くして隔壁11cの上側
の第1分割通路11aの点火プラグ寄りの通路面積を大
きくしている。これにより、混合気が点火プラグ側に偏
ったタンブル流となり、点火プラグ近傍に存在する混合
気割合が増加するので、着火性が向上し、安定した燃焼
作用が得られる。
形状例を示す。この例は、吸気ポート11部分の隔壁2
5の厚さは一定とし、その上側の第1分割通路26の形
状を、点火プラグ寄り(図の右側)の通路面積が広くな
るように形成する。これにより、図4の例と同様に、第
1分割通路26を流れる混合気が点火プラグ寄りに集っ
て、着火性が向上し、安定した燃焼作用が得られる。
の構成図である。この実施形態は、4サイクル4バルブ
型式のエンジン31に対し本発明を適用したものであ
る。
シリンダヘッド33を有し、シリンダブロック32内を
ピストン34が摺動する。シリンダヘッド33には、2
つの吸気ポート35(1つのみ図示)と2つの排気ポー
ト36(1つのみ図示)が形成され、それぞれ吸気弁3
7および排気弁38が装着される。各吸気弁37および
排気弁38は、クランク軸(図示しない)に連結された
吸気カム39および排気カム40により開閉駆動され
る。2つの排気ポート36は合流して排気管41に接続
される。同様に2つの吸気ポート35は合流して吸気管
42に接続される。吸気管42にダウンドラフト型の気
化器43が接続される。各吸気ポート35、吸気管42
および気化器43を連通して吸気通路51が形成され
る。気化器43は、この吸気通路51内に、弁軸49に
固定されたバタフライ形の弁体50からなるバタフライ
形のスロットル弁44を有する。
前述の図1の実施形態と同様に、スロットル弁44の下
流側の吸気通路51を隔壁46で2分割して第1分割通
路47と第2分割通路48を形成する。また、この隔壁
46を設けるとともに、スロットル弁44の弁体50の
端部に沿って、前述の図1の実施形態と同様に、スロッ
トル低開度側の第2分割通路48を閉じる堰45を設け
る。隔壁46は、2つに分割された後の吸気ポート35
内にも延びている。このような堰45および隔壁46の
構成および作用効果は前述の実施形態と同様である。
に限定されず、燃料噴射弁により燃料を噴射し、バタフ
ライ形スロットル弁により吸気量を制御するエンジンに
対しても適用可能である。
グは燃焼室の中心にあり、分岐後の2つの吸気ポートに
は同様に吸気が流れ込むようにしておけばよい。
は、吸気通路を隔壁により仕切って2分割し、燃焼室の
縁部側に連通する第2分割通路に堰が設けられ、この堰
により、スロットル弁が低開度のとき、この第2分割通
路が閉じられて第1分割通路のみから吸気が燃焼室内に
導入される。これにより、低負荷運転時に燃焼室中央部
側から排気弁側に向かって混合気が吸気され縦の流れと
なるタンブル流を起こすことができる。これにより、可
動機構を用いることなく、簡単な構造で確実にタンブル
流形成機能が得られ、面倒な調整作業も必要なく、長期
の使用後においてもスロットル弁との同期がずれること
はなく信頼性の高い機能が安定して維持される。
率よく安定して行われ、燃費の向上および排気エミッシ
ョンの改善が図られる。
図。
図。
成図。
4:ピストン、5:カム軸、6,7:ロッカーアーム、
8:吸気弁、9:排気弁、10:燃焼室、11:吸気ポ
ート、12:排気ポート、13:排気管、14:吸気
管、15:気化器、16:吸気通路、17:ダイヤフラ
ム室、18:ジェットニードル、19:メインジェッ
ト、20:ベンチュリ部、21:パイロットスクリュ
ウ、22:弁軸、23:弁体、24:スロットル弁、2
5:隔壁、26:第1分割通路、27:第2分割通路、
28:堰、29:溝、30:点火プラグ、31:エンジ
ン、32:シリンダブロック、33:シリンダヘッド、
34:ピストン、35:吸気ポート、36:排気ポー
ト、37:吸気弁、38:排気弁、39:吸気カム、4
0:排気カム、41:排気管、42:吸気管、43:気
化器、44:スロットル弁、45:堰、46:隔壁、4
7:第1分割通路、48:第2分割通路、49:弁軸、
50弁体。
Claims (3)
- 【請求項1】燃焼室に臨む吸気ポートに連通する吸気通
路内に、バタフライ形のスロットル弁を備えたエンジン
の吸気通路構造において、 前記スロットル弁の下流側の吸気通路を、このスロット
ル弁の弁軸と平行な隔壁により2分割して第1、第2の
2つの分割通路を形成し、 第1分割通路は燃焼室の中央部側の吸気ポートに臨むよ
うに形成し、 第2分割通路は燃焼室の縁部側の吸気ポートに臨むよう
に形成し、 前記第2分割通路側のスロットル弁の低開度側の弁体端
部に沿って、この第2分割通路の壁面から突出する吸気
制限用の堰を設けたことを特徴とするエンジンの吸気通
路構造。 - 【請求項2】前記堰の中央部に燃料逃し用の溝が形成さ
れたことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの吸気
通路構造。 - 【請求項3】前記隔壁は、前記弁軸に近接して設けら
れ、弁軸近傍では、全開位置の弁体よりさらに開放側に
オフセットして設けられたことを特徴とする請求項1ま
たは2に記載のエンジンの吸気通路構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13513599A JP4252670B2 (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | エンジンの吸気通路構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13513599A JP4252670B2 (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | エンジンの吸気通路構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000329016A true JP2000329016A (ja) | 2000-11-28 |
| JP4252670B2 JP4252670B2 (ja) | 2009-04-08 |
Family
ID=15144634
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13513599A Expired - Fee Related JP4252670B2 (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | エンジンの吸気通路構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4252670B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005256779A (ja) * | 2004-03-12 | 2005-09-22 | Aisin Seiki Co Ltd | 可変吸気装置 |
| WO2017154783A1 (ja) * | 2016-03-10 | 2017-09-14 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の吸気装置 |
| KR20180010818A (ko) * | 2016-07-22 | 2018-01-31 | 현대자동차주식회사 | 냉각수 제어밸브 유닛, 및 이를 구비한 엔진 |
| WO2018158698A1 (en) * | 2017-03-02 | 2018-09-07 | Tvs Motor Company Limited | An air induction system for a two wheeled vehicle |
| JPWO2022210121A1 (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-06 |
-
1999
- 1999-05-17 JP JP13513599A patent/JP4252670B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| KR102383219B1 (ko) * | 2016-07-22 | 2022-04-05 | 현대자동차 주식회사 | 냉각수 제어밸브 유닛, 및 이를 구비한 엔진 |
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| WO2022210121A1 (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-06 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関 |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4252670B2 (ja) | 2009-04-08 |
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