JP2000329032A - 車両用燃料供給装置 - Google Patents

車両用燃料供給装置

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JP2000329032A
JP2000329032A JP11134988A JP13498899A JP2000329032A JP 2000329032 A JP2000329032 A JP 2000329032A JP 11134988 A JP11134988 A JP 11134988A JP 13498899 A JP13498899 A JP 13498899A JP 2000329032 A JP2000329032 A JP 2000329032A
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pressure
fuel
valve
pressure regulator
pump
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JP11134988A
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Keiichi Konishi
啓一 古西
Wakaki Miyaji
若木 宮地
Nobuhiko Fujita
暢彦 藤田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧レギュレータ装置内部の燃料のベーパ発
生を防止し、圧力を安定に制御可能とする。 【解決手段】 燃料噴射装置1と高圧燃料ポンプ装置4
0とが高圧レギュレータ装置50を介して接続され、高
圧燃料ポンプ装置40より吐出される燃料34の一部を
逃がす高圧レギュレータ装置50のドレイン戻し通路5
6にはバルブ60が設けられ、バルブ60がエンジンの
実用温度における燃料飽和蒸気圧未満で閉弁し燃料飽和
蒸気圧以上で開弁することによって、バルブ60から高
圧レギュレータ装置50内部側の燃圧が上記燃料飽和蒸
気圧以上に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンのシリ
ンダ内に燃料を噴射する方式の車両用燃料供給装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】いわゆる筒内噴射式エンジンあるいは直
接噴射式エンジンと呼ばれる、燃料をエンジンのシリン
ダ内で噴射する方式のエンジンとしては、ディーゼルエ
ンジンが広く知られているが、近年、火花点火エンジン
(ガソリンエンジン)においても、筒内噴射式のものが
実用化されている。このような車両用燃料供給装置とし
ては、例えば、特許第2661617号公報で開示され
ている。
【0003】図10は前記公報の図1に記載された車両
用燃料供給装置を示す模式図である。図10において、
1は燃料噴射装置であるデリバリパイプ、2はエンジン
3の気筒数と対応したインジェクタ、4はエンジン3の
ハウジングに装着される高圧燃料ポンプ装置、5は高圧
燃料ポンプ装置4のポンプ増圧部である。ポンプ増圧部
5はエンジン3の1/2の回転数で回転する図示しない
カムにより駆動されるピストン、このピストンを往復移
動可能に収納するシリンダなどの要素を有する。6は高
圧燃料ポンプ装置4の低圧通路、7は低圧通路6に設け
られたフィルタ、8は低圧通路6に設けられた吸入バル
ブ、9は高圧燃料ポンプ装置4のポンプ側高圧通路、1
0はポンプ側高圧通路9に設けられた吐出バルブ、11
はポンプ増圧部5のピストンとシリンダとの間から漏れ
た燃料を逃がすためのポンプ側ドレイン戻し通路であ
る。
【0004】12は高圧な燃料の一部を逃がして燃圧を
調整するための高圧レギュレータ装置、13は高圧レギ
ュレータ装置12の高圧レギュレータ、14は高圧レギ
ュレータ装置12のバルブ側第1高圧通路、15は高圧
レギュレータ装置12のバルブ側第1ドレイン戻し通
路、16はバルブ側第1高圧通路14より分岐されたバ
ルブ側第2高圧通路、17はバルブ側第1ドレイン戻し
通路15より分岐されたバルブ側第2ドレイン戻し通
路、18は高圧レギュレータ13にバルブ側第2高圧通
路16とバルブ側第2ドレイン戻し通路17とを介して
並列に接続されたソレノイドバルブ、19はバルブ側第
2高圧通路16に設けられたオリフィス、20はバルブ
側第1高圧通路14に設けられたフィルタ、21はバル
ブ側第1ドレイン戻し通路15に設けられたチェックバ
ルブである。
【0005】22はポンプ側高圧通路9とデリバリパイ
プ1の導入口部とに接続された高圧配管、23はデリバ
リパイプ1の導出口部とバルブ側第1高圧通路14とに
接続された高圧配管、24は燃料タンク、25は燃料タ
ンク24の内部に収納された低圧ポンプ、26は低圧ポ
ンプ25の吸入口側のフィルタ、27は低圧ポンプ25
の吐出口部と高圧燃料ポンプ装置4の低圧通路6とに接
続された低圧配管、28は低圧配管27に配置された低
圧チェックバルブ、29は低圧チェックバルブ28より
も高圧燃料ポンプ装置4側で低圧配管27に配置された
フィルタ、30はフィルタ29と高圧燃料ポンプ装置4
との間における低圧配管27と燃料タンク24とに接続
された低圧戻し配管、31は低圧戻し配管30に配置さ
れた低圧レギュレータ、32はポンプ側ドレイン戻し通
路11と燃料タンク24とに接続されたドレイン戻し配
管、33はバルブ側第1ドレイン戻し通路15と燃料タ
ンク24とに接続されたドレイン戻し配管、34は燃料
タンク24の内部に入れられた燃料である。
【0006】次に前記従来装置の動作について説明す
る。低圧ポンプ25が燃料34を吸入して低圧に加圧し
て吐出する。この低圧な燃料34は低圧配管27より低
圧通路6と吸入バルブ8とを順に経由してポンプ増圧部
5に吸入される。ポンプ増圧部5は吸入した燃料34を
高圧に加圧して吐出する。この高圧な燃料34はポンプ
側高圧通路9と吐出バルブ10と高圧配管22とを順に
経由してデリバリパイプ1に送られる。そして、エンジ
ン3の各気筒における燃料噴射時期に対応してインジェ
クタ2が高圧な燃料34を各気筒に噴射する。また、デ
リバリパイプ1より高圧配管23を経由して高圧レギュ
レータ装置12に送られた燃料34の燃圧(燃料圧力)
が高圧レギュレータ13による調整圧を越えた場合、高
圧レギュレータ13は高圧通路14における燃料34の
一部を逃がすことによりポンプ増圧部5よりデリバリパ
イプ1側に送られる燃圧が所定の高圧に調整される。こ
の逃がされた燃料34はバルブ側第1ドレイン戻し通路
15よりチェックバルブ21とドレイン戻し配管33と
を順に経由して燃料タンク24に戻される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の車両用燃料
供給装置は、チェックバルブ21の開弁圧P1が低圧レ
ギュレータ31の開弁圧P2より低く設定(P1<P
2)されたことにより、エンジン3の始動時にはソレノ
イドバルブ18が開弁し高圧通路14と低圧通路27と
を連絡させ、高圧燃料ポンプ装置4ではなく低圧ポンプ
25から低圧燃料がインジェクタ2に大量に流れ、イン
ジェクタ2からエンジン3に噴射されるデリバリパイプ
1内の燃料に発生したベーパを早期に排出しようという
構成である。。また、同従来の車両用燃料供給装置は、
オリフィス19の径が所定値に設定され、ソレノイドバ
ルブ18の開弁時に低圧レギュレータ31の設定開弁圧
が高圧通路14の圧力より大きければ、チェックバルブ
21を設ける必要がない構成も可能である。しかしなが
らこのような構成においてはチェックバルブ21の開弁
圧もしくはオリフィス19による調圧が低圧レギュレー
タ31の開弁圧よりも低く設定されているだけなので、
エンジン3が始動してソレノイドバルブ18が閉弁後は
高圧レギュレータ13の後流側へのベーパ発生防止を保
証しない。このような構成は、高圧レギュレータ13の
動作安定のためのダンパ室が高圧レギュレータ13の弁
体が逃がす燃料の後流側に設けられてる場合はダンパ効
果を著しく低減させ、問題となる。また高圧レギュレー
タ13がリニアソレノイドによる電磁制御式の場合、ダ
ンパ室は高圧レギュレータ13の内部であり、かつ通
常、ソレノイドのプランジャに対して弁体と反対側、即
ち高圧レギュレータ13の弁体の後流側に設けられるた
め、上記のような構成においてはダンパ効果を確実に発
揮することが保証されない。
【0008】この発明の目的は上記課題を解決するため
になされたもので、高圧燃料ポンプ装置と燃料噴射装置
とが高圧燃料ポンプ装置より吐出される燃料の一部を逃
がして燃料の圧力を調整する高圧レギュレータ装置を介
して接続され、この高圧レギュレータ装置が逃がした後
の燃料の燃圧(燃料の圧力)をエンジンの実用温度にお
ける燃料飽和蒸気圧以上に設定することにより、高圧レ
ギュレータ装置の弁体の後流側通路およびダンパ室への
ベーパの発生を防止し、高圧レギュレータ装置の内部に
設けられたダンパ室のダンパ効果を確実に実現する車両
用燃料供給装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る車
両用燃料供給装置は、燃料を高圧に加圧する高圧燃料ポ
ンプ装置と、高圧燃料ポンプ装置より吐出された燃料を
エンジンの気筒に噴射する燃料噴射装置と、高圧燃料ポ
ンプ装置より燃料噴射装置に供給される燃料の一部を逃
がして燃料の圧力を調整する高圧レギュレータ装置とを
備えた車両用燃料供給装置において、燃料を逃がすため
のドレイン戻し通路にはエンジンの実用温度における燃
料飽和蒸気圧より高い圧力で開弁するバルブを設けたこ
とを特徴とする。
【0010】請求項2の発明に係る車両用燃料供給装置
は、請求項1に記載の高圧レギュレータ装置の動作安定
のためのダンパ室が高圧レギュレータ装置の弁体が逃が
す燃料の後流側、即ち低圧側に構成されていることを特
徴とする。
【0011】請求項3の発明に係る車両用燃料供給装置
は、請求項2に記載の高圧レギュレータ装置がリニアソ
レノイドにより燃圧を可変に制御できる方式であること
を特徴とする。
【0012】請求項4の発明に係る車両用燃料供給装置
は請求項1または2または3に記載の高圧レギュレータ
装置においてバルブハウジングに一体に、請求項1に記
載のバルブが組付けられたことを特徴とする。
【0013】請求項5の発明に係る車両用燃料供給装置
は、請求項1または4に記載の高圧レギュレータ装置の
バルブハウジングが高圧レギュレータ装置の電磁式の弁
要素を内蔵した外囲体と機械式の弁要素を内蔵した外囲
体とを装着し得る共通取付部を備えたことを特徴とす
る。
【0014】請求項6の発明に係る車両用燃料供給装置
は、請求項1または2または3または4または5に記載
の高圧燃料ポンプ装置のポンプボディが高圧レギュレー
タ装置との組立てに用いられる外側面にバルブ接続部を
有し、高圧レギュレータ装置のバルブハウジングが高圧
燃料ポンプ装置との組立てに用いられる外側面にポンプ
接続部を持ち、バルブ接続部とポンプ接続部とが互い接
続されることにより、高圧燃料ポンプ装置と高圧レギュ
レータ装置とが組立てられたことを特徴とする。
【0015】請求項7の発明に係る車両用燃料供給装置
は、請求項6に記載のバルブ接続部とポンプ接続部との
接続が嵌合により形成されたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1に係る車両用燃料供給装置を示す模式図、
図2は同車両用燃料供給装置における高圧燃料ポンプ装
置40と高圧レギュレータ501とバルブであるチェッ
クバルブ60とが組立てられた構造を示す断面図、図3
は同高圧レギュレータ501の構造を拡大して示す断面
図、図4はチェックバルブ60の構造を拡大して示す断
面図、図5は走行後にエンジンを停止してからの経過時
間とデリバリパイプ内の燃料(ガソリン)温度変化との
関係を示す特性図、図6は燃料34としてのガソリンの
飽和蒸気圧と温度との関係を示す特性図である。
【0017】図1において、エンジン3のハウジングに
はデリバリパイプ1と高圧燃料ポンプ装置40とが装着
される。デリバリパイプ1と高圧燃料ポンプ装置40と
は高圧レギュレータ装置50を介して接続される。高圧
燃料ポンプ装置40より吐出される燃料34の一部を逃
がす高圧レギュレータ装置50のバルブ側ドレイン戻し
通路にはチェックバルブ60が設けられる。チェックバ
ルブ60はエンジン3の実用温度における燃料飽和蒸気
圧より高い圧力で開弁する。これよって、エンジン3の
駆動中及び停止後においてチェックバルブ60から高圧
レギュレータ装置50内部側の燃圧が上記燃料飽和蒸気
圧以上に設定されてチェックバルブ60から高圧レギュ
レータ装置50内部側の燃料34へのベーパ発生を防止
できる特徴がある。
【0018】また、高圧燃料ポンプ装置40のポンプボ
ディ41が高圧レギュレータ装置50との組立てに用い
られる外側面42にポンプ側高圧通路9に連なるバルブ
接続部43を有し、高圧レギュレータ装置50のバルブ
ハウジング51が高圧燃料ポンプ装置40との組立てに
用いられる外側面52にバルブ側第1高圧通路54とバ
ルブ側第2高圧通路55とに連なるポンプ接続部53を
持ち、バルブ接続部43とポンプ接続部53とが互いに
接続され、高圧燃料ポンプ装置40と高圧レギュレータ
装置50とが組立てられることにより、ポンプボディ4
1やバルブハウジング51における形態を標準化し得る
特徴もある。
【0019】この実施の形態1の場合、ポンプボディ4
1には、ポンプ増圧部5、低圧通路6、フィルタ7、吸
入バルブ8、ポンプ側高圧通路9、吐出バルブ10、ポ
ンプ側ドレイン戻し通路11、低圧ダンパ44、緩衝室
45、レゾネータ46などの要素が、バルブハウジング
51を利用することなく内蔵される。吸入バルブ8およ
び吐出バルブ10は別体のように図示されたが、製品た
る高圧燃料ポンプ装置40では、吸入バルブ8および吐
出バルブ10は1枚の板状のリードバルブとして形成さ
れる。低圧ダンパ44はフィルタ7と吸入バルブ8との
間における低圧通路6に設けられて低圧な燃料の圧力脈
動を吸収する。レゾネータ46は緩衝室45に接続され
た絞り部47および調整室48からなるヘルムホルツ共
鳴器であって、絞り部47の形状と調整室48の容積と
により決定される共鳴特性により、ポンプ増圧部5の吐
出変動量がポンプ側高圧通路9内の燃料34に発生させ
る圧力共鳴周波数での圧力脈動を低減する。バルブ接続
部43は外側面42よりポンプボディ41の内側に窪む
円形穴であって、その直径はポンプ側高圧通路9の直径
よりも大きく設定される。バルブ接続部43の底面には
ポンプ側高圧通路9が開口する。
【0020】バルブハウジング51には、高圧レギュレ
ータ13、前記バルブ側第1高圧通路14に相当するバ
ルブ側第1高圧通路54、このバルブ側第1高圧通路5
4より分岐されたバルブ側第2高圧通路55、前記バル
ブ側第1ドレイン戻し通路15に相当するバルブ側ドレ
イン戻し通路56、チェックバルブ60などの要素がポ
ンプボディ41を利用することなく内蔵される。ポンプ
接続部53は外側面52より外側に突出する円筒状であ
って、その外側の直径はバルブ接続部43の直径よりも
わずかに小さく設定される。ポンプ接続部53の端面に
はバルブ側第1高圧通路54が開口する。バルブ側第2
高圧通路55はバルブハウジング51のポンプボディ4
1との組立てに関与しない外側面にも開口する。そし
て、バルブ接続部43とポンプ接続部53とが嵌合され
ることにより、ポンプ側高圧通路9とバルブ側第1高圧
通路54とバルブ側第2高圧通路55とが互いに接続さ
れた1つの高圧通路を形成する。
【0021】図1中の符号62はバルブ側第2高圧通路
55とデリバリパイプ1の導入口部とを接続する高圧配
管、63はバルブ側ドレイン戻し通路56と燃料タンク
24とに接続されたドレイン戻し配管、64はデリバリ
パイプ1に接続された燃圧センサである。燃圧センサ6
4は、エンジン3の始動中における燃圧が安定しないと
き、あるいは、高圧レギュレータ装置50が不具合を起
こし燃圧が安定しないときなどの場合でも、インジェク
タ2の開弁時間において目標値どおりの燃料噴射量がエ
ンジン3の燃焼室内に噴射されるように燃圧を監視する
要素である。燃圧センサ64の出力信号は図示しないエ
ンジンコントロールユニット(ECU)に供給される。
そして、エンジンコントロールユニットは燃圧センサ6
4より入力された信号により、上記目標値どおりの燃料
噴射量をエンジン3の燃焼室内に噴射するための制御を
実行する。この制御はこの実施の形態1の主題より外れ
るのでこれ以上の説明は省略する。前記以外の低圧ポン
プ25、フィルタ26、低圧配管27、チェックバルブ
28、フィルタ29、低圧戻し配管30、低圧レギュレ
ータ31、ドレイン戻し配管32などの要素は従来の図
10と同じである。
【0022】図2において、65はポンプボディ41に
形成された低圧配管接続部であって、外側面42と同一
の外側面よりポンプボディ41の内側に窪む円形穴とし
て形成され、その直径は低圧配管接続部65の底部に開
口された低圧通路6の直径よりも大きく設定される。低
圧配管接続部65には図1の低圧配管27が接続され
る。低圧通路6には低圧配管接続部65よりフィルタ7
が圧入装着される。66はバルブ接続部43とポンプ接
続部53との隙間からの燃料漏れを防止するオーリング
のようなシール部材である。前記高圧レギュレータ装置
50は一定調圧である機械式または可変調圧である電磁
式のどちらでも使用可能であるが、図2では電磁式の高
圧レギュレータ装置501を図示している。
【0023】また、シール部材66がポンプ接続部53
に装着され、バルブ接続部43とポンプ接続部53とが
嵌合された状態において、ポンプボディ41とバルブハ
ウジング51とが図示しないボルトで締結される。この
ボルトは上記高圧燃料ポンプ装置40の各要素や上記高
圧レギュレータ装置501の各要素と干渉しない位置に
締結される。これによって、外側面42と外側面52と
が互いに重ね合され、高圧燃料ポンプ装置40と高圧レ
ギュレータ装置501とが一体的に組立てられる。
【0024】図2中の符号67はバルブ側第1高圧通路
54とバルブ側第2高圧通路55とに横方向より連なる
ようにバルブハウジング51に形成されたフィルタ収納
室、68はフィルタ収納室67に格納されたフィルタ、
69はフィルタ収納室67よりも大きな直径を有するコ
ア第1収納室、70はコア第1収納室69よりも大きな
直径を有するコア第2収納室である。コア第2収納室7
0はバルブハウジング51のポンプボディ41との組立
てに関与しない外側面よりバルブハウジング51の内側
に窪む円形穴である。コア第1収納室69はコア第2収
容室70の底面よりバルブハウジング51の内側に同軸
状に窪む円形穴である。フィルタ収納室67はコア第1
収納室69の底面よりバルブハウジング51の内側に同
軸状に窪む円形穴である。
【0025】71はバルブハウジング51に形成された
高圧配管接続部であって、バルブハウジング51のポン
プボディ41との組立てに関与しない外側面よりバルブ
ハウジング51の内側に窪む円形穴として形成され、そ
の直径は高圧配管接続部71の底部に開口されたバルブ
側第2高圧通路55の直径よりも大きく設定される。高
圧配管接続部71には図1の高圧配管62が接続され
る。72はバルブハウジング51に形成されたバルブ収
納室であって、バルブハウジング51のポンプボディ4
1との組立てに関与しない外側面よりバルブハウジング
51の内側に窪む円形穴である。バルブ収納室72の直
径はバルブ収納室72の底部に開口されたバルブ側ドレ
イン戻し通路56の直径よりも大きく設定される。バル
ブ収納室72の開口側内周面には雌ねじ部73が形成さ
れる。X1は図1の低圧配管27から低圧通路6への燃
料流れ方向を示し、X2はポンプ側高圧通路9よりバル
ブ側第1高圧通路54への燃料流れ方向を示し、X3は
バルブ側第1高圧通路54からフィルタ収納室67、バ
ルブ側第2高圧通路55、高圧配管接続部71側への燃
料流れ方向を示し、X4は貫通孔503内部の燃圧が高
圧レギュレータ装置501による調整圧を超えた場合に
おけるバルブ側ドレイン戻し通路56への燃料流れ方向
を示す。
【0026】図3において、高圧レギュレータ装置50
1について説明する。502は弁座体、503は弁座体
502の中心に形成された貫通孔、504は貫通孔50
3の一端側周縁部に形成された弁座面、505は弁座体
502を先端部に抱持した磁性体からなるコア、506
はコア505の中心に形成された小径孔、507は小径
孔506と同軸状に弁座体502側に連なるようにコア
505の中心に形成された大径孔、508はコア505
の外側面にかしめ付けられた磁性体からなる環状のプレ
ート、509は球状の弁体、510はコア505の中心
に先端部が移動可能に挿入された磁性体からなるプラン
ジャ、511は弁座体502とコア505と弁体509
とブッシュ513とにより囲まれた内側空間、512は
内側空間511とコア第2収納室70とを連絡するよう
にコア505の周壁に形成された連絡孔、513はコア
505に対してプランジャ510を移動可能に支持する
ためにコア505とプランジャ510との間において大
径孔507に圧入装着された筒状のブッシュである。
【0027】514は磁性体からなるキャップ、515
はキャップ514の内部孔、516はキャップ514の
固着部、517は内部孔515に挿入されて固着部51
6に結合されたスプリング押え、518は弁体509が
弁座面504に接触するようにプランジャ510を弁体
509側に付勢するためにスプリング押え517とプラ
ンジャ510との間に装着されたコイルスプリングよう
なスプリング、519はコア505より突出されたプラ
ンジャ510の後半部を移動可能に支持するためにコア
505とキャップ514とに装着された非磁性体からな
る筒状のガイド、520はガイド519の周囲に装着さ
れた筒状のボビン、521はボビン520に巻付けられ
た筒状のコイル、522は磁性体からなる筒状のヨーク
である。
【0028】ヨーク522はボビン520およびコイル
521を囲み、プレート508とキャップ514とがボ
ビン520をがたつくことがないように軸方向両側より
支持した状態において、ヨーク522の両端部がコア5
05に固定されたプレート508の外周部とキャップ5
14の外周部とにかしめ付けられる。523はキャップ
514とスプリング押え517との隙間からの燃料漏れ
を防止するオーリングのようなシール部材、524はガ
イド519とキャップ514との隙間からの燃料漏れを
防止するオーリングのようなシール部材、525はコア
505とガイド519との隙間からの燃料漏れを防止す
るオーリングのようなシール部材、526はプレート5
08とボビン520との隙間からの燃料漏れおよび外部
からの水の浸入を防止するガスケットのようなシール部
材、527はキャップ514とボビン520との隙間か
らの燃料漏れおよび外部からの水の浸入を防止するガス
ケットのようなシール部材、528,529はコア50
5と図2のバルブハウジング51との隙間からの燃料漏
れを防止するために連絡孔512の上下に位置するよう
にコア505の外周面に装着されたオーリングのような
シール部材である。
【0029】この電磁式の高圧レギュレータ装置501
では、大まかには、ヨーク522とヨーク522の一端
にプレート508を介して結合されて弁座体502を備
えたコア505とヨーク522の他端に結合されたキャ
ップ514とにより囲まれた内部には、コイル521
と、コイル521の内部に配置されたガイド519と、
ガイド519の内部に移動可能に支持されて弁座体50
2に対する弁体509を備えたプランジャ510とが配
置される。
【0030】そして、コイル521に電力が供給される
と、ヨーク522とキャップ514とプランジャ510
とプレート508とコア505とを経由する磁気回路M
が形成され、プランジャ510がコア505側に磁気的
に付勢される。この磁気的な付勢力は、プランジャ51
0に作用するスプリング518のばね力と同方向であっ
て、コイル521に供給される電流により変化するの
で、図示しないエンジンコントロールユニットが図1の
燃圧センサ64からの信号によりコイル521への電流
を制御することにより、高圧レギュレータ装置501に
よる調整圧が可変される。
【0031】また、燃料34(図1参照)が貫通孔50
3に充満された状態において、弁体509に作用する燃
圧による力がスプリング518のばね力と磁気回路Mに
よる磁気力との総和である可変調整力を超えると、弁体
509が弁座体502より離れる方向に移動する。これ
が高圧レギュレータ501の開弁状態である。この状態
において、上記燃料34の一部が弁座体502と弁体5
09との隙間より内側空間511、連絡孔512、コア
第1収納室70を順に経由しドレイン戻し通路56に逃
げることにより、貫通孔503側の燃圧が調整される。
【0032】また、燃料34は内側空間511よりプラ
ンジャ510とブッシュ513との隙間、小径孔506
とプランジャ510との隙間530、コア505とプラ
ンジャ510との隙間531、コア505とプランジャ
510とガイド519とにより囲まれた環状空間53
2、プランジャ510とガイド519との接触面間53
3、プランジャ510とキャップ514とガイド519
とにより囲まれたの環状空間534、プランジャ510
とキャップ514との隙間535、プランジャ510と
キャップ514とスプリング押え517とにより囲まれ
たダンパ室536にも充填される。以上の経路によって
燃料34の一部がダンパ室536に充満されるので、プ
ランジャ510とブッシュ513との隙間のクリアラン
スや接触面間533のクリアランスやダンパ室536の
容積を適正な値にすることで、ダンパ特性を調整でき、
弁体509を備えたプランジャ510の不安定な発振を
抑制できる。
【0033】エンジン3が停止し、磁気回路Mによる高
圧レギュレータ装置501の閉弁力がゼロとなった場合
でも、弁体509が弁座面504に適切に接触し、高圧
レギュレータ装置501の閉弁動作が保持され、図1の
インジェクタ2と吐出バルブ10と高圧レギュレータ1
3との間のデリバリパイプ1、ポンプ側高圧通路9、緩
衝室45、レゾネータ46、バルブ側第1高圧通路5
4、バルブ側第2高圧通路55、高圧配管62に充満さ
れた燃料34を高圧に設定する必要がある。このため、
エンジン3が停止した状態でも上記必要とする燃圧に基
づき、スプリング518のばね力は設定されている。
【0034】図4において、チェックバルブ60につい
て説明する。601は環状のシールワッシャ、602は
環状の弁座体、603は弁座体602の中心に形成され
た貫通孔、604は貫通孔603の一端側周縁部に形成
された弁座面、605は球状の弁体、606はコイルス
プリングのようなスプリング、607は筒状のキャッ
プ、608はキャップ607の内部孔、609は内部孔
608に同軸状に連なるようにキャップ607の先端側
内部に形成された大径孔、610はキャップ607の中
間外周面に形成された雄ねじ部、611はキャップ60
7とバルブハウジング51との隙間からの燃料漏れを防
止するオーリングのようなシール部材、612はバルブ
ハウジング51より突出したキャップ607の端部に溶
接またはろう付けにより結合されたドレイン戻し配管接
続部である。
【0035】そして、シールワッシャ601および弁座
体602がバルブ収納室72の底部に上方より順に収納
され、弁体605が弁座体602の上に置かれ、スプリ
ング606が弁体605の上に置かれる。この状態にお
いて、シール部材611を装着したキャップ607がバ
ルブ収納室72に挿入され、雄ねじ部610が雌ねじ部
73に締結されることにより、弁体605がスプリング
606で押されて弁座面604に接触し、弁体605を
移動可能に囲むキャップ607の先端部が弁座体602
およびシールワッシャ601をバルブ収納室72の底部
に押え付け、チェックバルブ60がバルブハウジング5
1に組付けられる。
【0036】上記弁体605がスプリング606により
弁座面604に接触されたことがチェックバルブ60の
閉弁状態である。スプリング606のばね力は、エンジ
ン3(図1参照)の実用温度における燃料飽和蒸気圧に
基づき設定される。例えば、図5及び図6に示す特性図
より、スプリング606のばね力はチェックバルブ60
の開弁圧が0.3MPaになるように設定される。この
点について、図5及び図6を参照し説明する。図5に示
すように、特性線L1より、走行後にエンジン3が停止
してから約27分経過した時点において、デリバリパイ
プ1内の燃料34の温度が84℃程度の最高温度にな
る。図6に示すように、特性線L2より、燃圧が約0.
3MPa以上あれば、約90℃以下の温度で燃料が沸騰
しない。
【0037】よって、チェックバルブ60の開弁圧が
0.3MPaになるようにスプリング606のばね力が
設定されていれば、走行後にエンジン3が停止しても、
エンジン3のハウジングより熱が高圧レギュレータ40
に伝達されても、図2の高圧レギュレータ装置501の
弁体509とチェックバルブ60の弁体605との間に
存在する燃圧が84℃における燃料34の飽和蒸気圧よ
り高いので、上記高圧レギュレータ装置501の弁体5
09とチェックバルブ60の弁体605との間に存在す
る燃料34にベーパが発生することは防止できる。スプ
リング606のばね力はチェックバルブ60の開弁圧が
0.3MPaとなるように限定する必要はなく、エンジ
ン3の停止後における燃料34の温度上昇特性に基づき
上記以下または以上値に設定することも可能である。
【0038】この実施の形態1の構造によれば、運転者
がキープレートを車両のメインスイッチに差込んでオン
動作すると、図1において、低圧ポンプ25が動作す
る。これにより、低圧ポンプ25が燃料34を吸入して
低圧に加圧して吐出する。この低圧な燃料34は高圧燃
料ポンプ装置40に吸入される。そして、エンジン3が
スタータモータによりクランキング動作し、高圧燃料ポ
ンプ装置40は吸入した燃料34を高圧に加圧して吐出
する。この高圧な燃料34はデリバリパイプ1に送ら
れ、エンジン3の各気筒における燃料噴射時期に対応し
てインジェクタ2が高圧な燃料34を各気筒に噴射す
る。高圧燃料ポンプ装置40からデリバリパイプ1へと
送られる高圧な燃料34の燃圧が高圧レギュレータ装置
50による調整圧を越えた場合、高圧レギュレータ装置
50は開弁動作し燃料34の一部をバルブ側第1高圧通
路54よりバルブ側ドレイン戻し通路へと逃がす。この
バルブ側ドレイン戻し通路に逃げた燃料34の燃圧はチ
ェックバルブ60におけるスプリング606(図4参
照)のばね力により調整される圧力まで上昇し、係る燃
料34はチェックバルブ60を開弁動作し燃料タンク2
4に戻される。
【0039】その状態において、運転者がメインスイッ
チに差込まれたキープレートをオフ動作すると、低圧ポ
ンプ25と高圧燃料ポンプ装置40とが停止し、燃料3
4の流れも停止し、エンジン3のハウジングより熱がイ
ンジェクタ2や高圧燃料ポンプ装置40および高圧レギ
ュレータ装置50ならびに高圧配管62それぞの内部に
存在する燃料を加熱する。しかし、チェックバルブ60
の開弁圧がエンジン3の実用温度における燃料飽和蒸気
圧以上になるように図3のスプリング606のばね力が
設定されている。このため、高圧レギュレータ装置50
は図3の弁体509がエンジン3の実用温度における燃
料飽和蒸気圧よりも高い圧力で開弁するように設定され
たスプリング518のばね力により弁座面504に接触
し閉弁動作している。チェックバルブ60は図4の弁体
605がエンジン3の実用温度における燃料飽和蒸気圧
以上の圧力で開弁するように設定されたスプリング60
6のばね力により弁座面604に接触し閉弁動作してい
る。
【0040】よって、高圧レギュレータ装置40の内部
とチェックバルブ60の内部とにおいて、弁体509と
弁体605との間におけるバルブ側ドレイン戻し通路5
6、隙間530、隙間531、接触面間533、環状空
間534、隙間535、ダンパ室536などに充満され
た燃料34の燃圧は燃料飽和蒸気圧以上に保持されるの
で、係る燃料34にベーパが発生することはない。ま
た、インジェクタ2と吐出バルブ10と高圧レギュレー
タ13との間のデリバリパイプ1、ポンプ側高圧通路
9、緩衝室45、レゾネータ46、バルブ側第1高圧通
路54、バルブ側第2高圧通路55、高圧配管62など
に充満された燃料34の燃圧も、燃料飽和蒸気圧以上に
保持されるので、係る燃料34にベーパが発生すること
もない。
【0041】実施の形態2.前記実施の形態1ではバル
ブとしてスプリング式のチェックバルブ60を用いた
が、図7および図8に示すようにバルブとしてダイヤフ
ラム式の低圧レギュレータバルブ620を用いても良
い。図7はこの発明の実施の形態2に係る高圧燃料ポン
プ装置40と高圧レギュレータ装置50と低圧レギュレ
ータバルブ620とが組立てられた構造を示す断面図、
図8は同高圧レギュレータ装置50に組付けられた低圧
レギュレータバルブ620の詳細を示す断面図である。
図7において、バルブハウジング540は低圧レギュレ
ータバルブ620を組付けるための部分の形態以外は前
記バルブハウジング51と同じである。バルブハウジン
グ540は低圧レギュレータバルブ620との組立用の
外側面にバルブ側ドレイン戻し通路に連なる円形穴であ
る低圧レギュレータバルブ接続部541を有する。低圧
レギュレータバルブ620はバルブハウジング540と
の組立用の外側面に高圧レギュレータ接続部621を有
する。そして、低圧レギュレータバルブ接続部541と
高圧レギュレータ接続部621とが嵌め合い装着される
ことにより、低圧レギュレータバルブ620と高圧レギ
ュレータ装置50とが組立てられる。
【0042】図8において、低圧レギュレータバルブ6
20について説明する。622は筒状の開口部より径方
向外側に延設されたフランジを有する椀形の第1ケー
ス、623は筒状の開口部より径方向外側に延設された
フランジを有する椀形の第2ケース、624はゴムから
なる円板状のダイヤフラム、625はダイヤフラム62
4の破損防止のための環状のストッパ、626は環状の
ガスケット、627はダイヤフラム624の中心部より
高圧レギュレータ接続部621側に突出するようにダイ
ヤフラム624に取付けられた弁体支持部、628は弁
体支持部627の高圧レギュレータ接続部621側面の
中心より弁体支持部627の内部に窪み形成された弁体
収納室、629は弁体収納室628に収納された球と一
体となった板状の弁体、630は弁体629の落下防止
のために弁体支持部627に取付けられた弁体押えであ
る。
【0043】631は弁体収納室628の底面より弁体
支持部627の内部に窪み形成されたスプリング収納
室、632はスプリング収納室631に収納されて弁体
629を高圧レギュレータ接続部621側に付勢するコ
イルスプリングのような第1スプリング、633は弁体
支持部627のダイヤフラム624より高圧レギュレー
タ接続部621とは反対側に突出した部分を抱持し弁体
支持部627との協同によりダイヤフラム624に装着
されたスプリングシート、634はダイヤフラム624
と第2ケース623とにより囲まれた密封状の空室、6
35は空室634の内部においてダイヤフラム624と
スプリングシート633とにわたり装着され弁体629
を高圧レギュレータ接続部621側に付勢するコイルス
プリングのような第2スプリングである。
【0044】636はダイヤフラム624と第1ケース
622とにより囲まれた密封状の液室、637は高圧レ
ギュレータ接続部621の内部に形成されたドレイン導
入通路である。ドレイン導入通路637は高圧レギュレ
ータ接続部621の低圧レギュレータバルブ接続部54
1側端面と液室636内部に位置する外側面とに開口し
ている。638は高圧レギュレータ接続部621の液室
634側端中央部に固定された筒状の弁座体、639は
弁座体638の内部孔、642は内部孔639の一端側
周縁部に形成された弁座面、643は高圧レギュレータ
接続部621の内部にドレイン導入通路637と隔成さ
れるように形成されドレイン導出通路である。
【0045】第1ケース622の周壁には液室636内
部に連絡されるドレイン戻し配管610が溶接またはろ
う付けにより結合される。また、高圧レギュレータ接続
部621は第1ケース622より低圧レギュレータバル
ブ接続部541側に突出した部分が第1ケース622に
溶接またはろう付けにより結合される。そして、弁体支
持部627、弁体629、弁体押え630、第1スプリ
ング632、スプリングシート633などを装着したダ
イヤフラム624の周縁部と、高圧レギュレータ接続部
621、弁座体638などを装着した第1ケース622
のフランジとが重ね合される。引続き、スプリングシー
ト633の上には第2スプリング635が置かれ、ダイ
ヤフラム634の周縁部の上にはストッパ625とガス
ケット626とを順に置き、その上から第2ケース62
3が被せられる。
【0046】それから、第2ケース623のフランジが
ガスケット626に重ね合された状態において、第2ケ
ース623のフランジが折り曲げられて第1ケースのフ
ランジの全周縁を抱持する。その後、前記シール部材6
11に相当するシール部材644が第1ケース622よ
り外側に突出した高圧レギュレータ接続部621に装着
された状態において、高圧レギュレータ接続部621と
低圧レギュレータバルブ接続部541とが互いに嵌め合
されることによって、低圧レギュレータバルブ620が
バルブハウジング540に組付けられた図8の形態とな
る。
【0047】この実施の形態2の構造によれば、第1ス
プリング632は弁体629を弁体押え630に押付け
る要素である。第2スプリング635のばね力とダイヤ
フラム624のばね力との総和が実施の形態1のスプリ
ング606のばね力に相当するものである。そして、図
1の高圧燃料ポンプ装置40よりデリバリパイプ1側に
供給される燃料の燃圧が図7の高圧レギュレータ装置5
01におけるスプリング518のばね力と磁気回路Mの
磁気力との総和による調整圧より高く、高圧レギュレー
タ装置501が開弁動作し、高圧レギュレータ装置50
1よりバルブ側ドレイン戻し通路に逃げた燃料34は、
図8に矢印X5で示すようにドレイン導入通路637を
経由して液室636に充満する。この液室636内部の
燃圧は第2スプリング635のばね力とダイヤフラム6
24のばね力との総和による圧力以上であるので、弁体
629が弁座体638より離れる。これによって、液室
636内部の燃料34が図8に矢印X6で示すように弁
体629と弁座面642との隙間より内部孔639とド
レイン導出通路643とを順に経由してドレイン戻し配
管610に導かれる。矢印X5,X6は図7の矢印X4
に相当する。
【0048】その状態において、低圧ポンプ25(図1
参照)と高圧燃料ポンプ装置40とが停止し、燃料34
の流れも停止し、図7の弁体509の受ける貫通孔50
3側の燃圧がスプリング518のばね力による圧力より
も低下し、高圧レギュレータ装置501が閉弁動作す
る。それに引続き、弁体629の受ける液室636側の
燃圧が第2スプリング635のばね力とダイヤフラム6
24のばね力との総和による圧力よりも低下し、弁体6
29が弁座体638に接触し、低圧レギュレータバルブ
620が閉弁動作する。これにより、弁体509と弁体
629との間における液室636、ドレイン導入通路6
37、バルブ側ドレイン戻し通路56、隙間530、隙
間531、接触面間533、環状空間534、隙間53
5、ダンパ室536などに充満された燃料34の燃圧は
燃料飽和蒸気圧以上に保持され、係る燃料34にベーパ
が発生することが阻止される。
【0049】実施の形態3.前記実施の形態1では電磁
式の高圧レギュレータ501を用いたが、図9に示すよ
うに、機械式の高圧レギュレータ551を用いても良
い。図9はこの発明の実施の形態3に係る高圧燃料ポン
プ装置40と高圧レギュレータ装置551とが組立てら
れた構造を示す断面図である。図9において、552は
先端部がバルブハウジング51の第1コア収納室69と
第2コア収納室70とに嵌め合いにより装着されたキャ
ップ、553はキャップの中間外側面より突出しバルブ
ハウジング51に図示しないボルトにより締結されたフ
ランジ、554はキャップ552の先端部に固定された
円筒状の弁座体、555は弁座体554に形成された貫
通孔、556は貫通孔555の一端側内周部に形成され
た弁座面、557は球状の弁体、558はキャップ55
2の内部においてキャップ552に移動可能に支持され
た弁体押え、559は弁体押え558と弁体557とキ
ャップ552とにより囲まれた内側空間、560は内側
空間559とコア第2収納室70とを連絡するためにキ
ャップ552の周壁に形成された連絡孔、561はキャ
ップ552の内部に固定されたスプリング押え、562
はスプリング押え561と弁体押え558とにわたり装
着されたコイルスプリングのようなスプリング、563
はスプリング押え561と弁体押え558とキャップ5
52とにより囲まれたダンパ室、564,565はキャ
ップ552とバルブハウジング51との隙間からの燃料
漏れを防止するオーリングのようなシール部材、566
はキャップ552とスプリング押え561との隙間から
の燃料漏れを防止するオーリングのようなシール部材で
ある。
【0050】この実施の形態3の構造によれば、弁体5
57がキャップ552に固定される。また、弁体55
7、弁体押え558、スプリング562、シール部材5
66を装着したスプリング押え561それぞれがキャッ
プ552の内部に挿入される。そして、スプリング押え
561が図示しない工具で押されることにより、スプリ
ング562から弁体557に作用するばね力があらじめ
定められた高圧レギュレータ装置551による調整圧に
よる力と均衡するように調整される。その状態におい
て、キャップ552が外側より内側にかしめ付けられる
(押し潰される)ことにより、スプリング押え561が
キャップ552に結合される。また、バルブハウジング
51のフィルタ収納室67にはフィルタ68がコア第2
収納室70よりコア第1収納室69を経由して圧入装着
される。その状態において、シール部材564,565
を装着したキャップ552がコア第1収納室69とコア
第2収納室70とに挿入され、フランジ553がバルブ
ハウジング51に図示しないボルトにより締結されるこ
とにより、高圧レギュレータ装置551がバルブハウジ
ング51にがたつくことがないように固定される。
【0051】実施の形態4.前記実施の形態3では機械
式の高圧レギュレータ装置551とスプリング式のチェ
ックバルブ60とを組合せたが、図示は省略するが、図
7の電磁式の高圧レギュレータ装置501を図9の機械
式の高圧レギュレータ装置551に代替しても同様に適
用できる。この場合、図7および図9に示すように、バ
ルブハウジング51が電磁式の高圧レギュレータ装置5
01の弁要素を内蔵した外囲体の一部を構成するコア5
05の先端部と機械式の高圧レギュレータ装置551の
弁要素を内蔵した外囲体の一部を構成するキャップ55
2の先端部とを装着し得る共通取付部としてのコア第1
収納室69とコア第2収納室70とを備えたので、電磁
式の高圧レギュレータ装置501と機械式の高圧レギュ
レータ装置551との代替取付けが容易に行える。
【0052】前記実施の形態1〜4ではバルブ側接続部
43が凹状でポンプ側接続部53が凸状であるが、バル
ブ側接続部43が凸状でポンプ側接続部53が凹状であ
っても良い。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、高圧燃料ポン
プ装置と燃料噴射装置とが高圧燃料ポンプ装置より燃料
噴射装置に供給される燃料の一部を逃がして燃料の圧力
を調整する高圧レギュレータ装置とを介して接続され、
その燃料を逃がすためのドレイン戻し通路がエンジンの
実用温度における燃料飽和蒸気圧より高い圧力で開弁す
るバルブを有するので、エンジン駆動中及び停止後にお
いてバルブから高圧レギュレータ装置内部側の燃圧が上
記燃料飽和蒸気圧以上に設定される。よって、エンジン
駆動中及び停止後において、バルブから高圧レギュレー
タ装置内部側の燃料へのベーパ発生を防止することがで
きる。
【0054】請求項2の発明によれば、高圧レギュレー
タ装置の動作安定のために設けられるダンパ室にベーパ
が発生することを防止できるため、ダンパ効果が確実に
実現されエンジン駆動中及び停止後の再始動直後におい
て安定して圧力を調整することができる。
【0055】請求項3の発明によれば、上記に加え高圧
レギュレータ装置がリニアソレノイドにより燃圧を可変
制御できる方式であるため、ダンパ効果が確実に実現さ
れエンジン駆動中及び停止後の再始動直後において安定
して圧力を調整することができ、かつ燃圧を可変に制御
することができる。
【0056】請求項4の発明によれば、バルブが高圧レ
ギュレータ装置のバルブハウジングに組付けられたこと
により、バルブと高圧レギュレータ装置とを接続する配
管を省略でき、構造が簡単となる。
【0057】請求項5の発明によれば、高圧レギュレー
タ装置のバルブハウジングが高圧レギュレータ装置の電
磁式の弁要素を内蔵した外囲体と機械式の弁要素を内蔵
した外囲体とを装着し得る共通取付部を備えたことによ
り、電磁式の高圧レギュレータ装置と機械式の高圧レギ
ュレータ装置との代替取付けが容易に行える。
【0058】請求項6の発明によれば、ポンプボディの
バルブ接続部とバルブハウジングのポンプ接続部とが互
いに接続されて、高圧燃料ポンプ装置と高圧レギュレー
タ装置とが一体的に組立てられたことにより、ポンプボ
ディとバルブハウジングとの少なくとも一方の形態を標
準化することができる。例えば、バルブハウジングより
も複雑かつ大形であるポンプボディの形態を標準化すれ
ば、機械式の高圧レギュレータ装置と電磁式の高圧レギ
ュレータ装置とを1つの形態の高圧燃料ポンプ装置に容
易に組立てることができる。このため、高圧燃料ポンプ
装置と高圧レギュレータ装置とを量産しておき、機械式
または電磁式との要求に応じた高圧レギュレータ装置と
高圧燃料ポンプ装置とを一体化すれば良いので、製造コ
ストの低減を図ることができる。
【0059】請求項7の発明によれば、バルブ接続部と
ポンプ接続部との接続が嵌合により形成されたことによ
り、バルブ接続部とポンプ接続部とがポンプボディとバ
ルブハウジングとを組合せる際の位置決めとなるので、
高圧燃料ポンプ装置と高圧レギュレータ装置との組立て
が一層容易となる。また、ポンプ接続部の外径と高圧配
管の端部に設けられた接続具との外径とが同一に形成さ
れれば、高圧レギュレータ装置に比べ内部構造の複雑な
高圧燃料ポンプ装置の形態を標準化し、その標準化され
た形態の高圧燃料ポンプ装置に対し、高圧レギュレータ
装置または高圧配管を接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の車両用燃料供給装
置を示す模式図。
【図2】 同実施の形態1の高圧燃料ポンプ装置と高圧
レギュレータ装置とが組立てられた構造を示す断面図。
【図3】 同実施の形態1の高圧レギュレータ装置を示
す断面図。
【図4】 同実施の形態1のチェックバルブを示す断面
図。
【図5】 エンジン停止経過時間とデリバリパイプ内の
燃料温度変化との関係を示す特性図。
【図6】 燃料の飽和蒸気圧と温度との関係を示す特性
図。
【図7】 この発明実施の形態2の高圧燃料ポンプ装置
と高圧レギュレータ装置とが組立てられた構造を示す断
面図。
【図8】 同実施の形態2のバルブを示す断面図。
【図9】 この発明の実施の形態3の高圧燃料ポンプ装
置と高圧レギュレータ装置とが組立てられた構造を示す
断面図。
【図10】 従来の車両用燃料供給装置を示す模式図。
【符号の説明】
1 デリバリパイプ(燃料噴射装置)、2 インジェク
タ(燃料噴射装置)、3 エンジン、40 高圧燃料ポ
ンプ装置、41 ポンプボディ、43 バルブ接続部、
50,501,551 高圧レギュレータ装置、51,
541 バルブハウジング、53 ポンプ接続部、60
チェックバルブ69 コア第1収納室(共通取付部)
70 コア第2収納室(共通取付部)、620 低圧レ
ギュレータバルブ。
フロントページの続き (72)発明者 藤田 暢彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3G066 AA02 AB02 AD12 BA12 BA37 BA61 CA00 CB04 CB09 CB15 CB16 CB18 CD03 CD04 CD17 CE13 CE22 DB02 DB19

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を高圧に加圧する高圧燃料ポンプ装
    置と、高圧燃料ポンプ装置より吐出された燃料をエンジ
    ンの気筒に噴射する燃料噴射装置と、高圧燃料ポンプ装
    置より燃料噴射装置に供給される燃料の一部を逃がして
    燃料の圧力を調整する高圧レギュレータ装置とを備えた
    車両用燃料供給装置において、燃料を逃がすためのドレ
    イン戻し通路にはエンジンの実用温度における燃料飽和
    蒸気圧より高い圧力で開弁するバルブを設けたことを特
    徴とする車両用燃料供給装置。
  2. 【請求項2】 高圧レギュレータ装置の動作安定のため
    のダンパ室が高圧レギュレータ装置の弁体が逃がす燃料
    の後流側、即ち低圧側に構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の車両用燃料供給装置。
  3. 【請求項3】 高圧レギュレータ装置がリニアソレノイ
    ドにより燃圧を可変に制御できる方式であることを特徴
    とする請求項2記載の車両用燃料供給装置。
  4. 【請求項4】 バルブが高圧レギュレータ装置のバルブ
    ハウジングに組付けられたことを特徴とする請求項1ま
    たは2または3記載の車両用燃料供給装置。
  5. 【請求項5】 高圧レギュレータ装置のバルブハウジン
    グが高圧レギュレータ装置の電磁式の弁要素を内蔵した
    外囲体と機械式の弁要素を内蔵した外囲体とを装着し得
    る共通取付部を備えたことを特徴とする請求項1または
    4記載の車両用燃料供給装置。
  6. 【請求項6】 高圧燃料ポンプ装置のポンプボディが高
    圧レギュレータ装置との組立てに用いられる外側面にバ
    ルブ接続部を有し、高圧レギュレータ装置のバルブハウ
    ジングが高圧燃料ポンプ装置との組立てに用いられる外
    側面にポンプ接続部を持ち、バルブ接続部とポンプ接続
    部とが互い接続されることにより、高圧燃料ポンプ装置
    と高圧レギュレータ装置とが組立てられたことを特徴と
    する請求項1または2または3または4または5記載の
    車両用燃料供給装置。
  7. 【請求項7】 バルブ接続部とポンプ接続部との接続が
    嵌合により形成されたことを特徴とする請求項6記載の
    車両用燃料供給装置。
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