JP2000329186A - ポール用制振装置 - Google Patents

ポール用制振装置

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JP2000329186A
JP2000329186A JP11135741A JP13574199A JP2000329186A JP 2000329186 A JP2000329186 A JP 2000329186A JP 11135741 A JP11135741 A JP 11135741A JP 13574199 A JP13574199 A JP 13574199A JP 2000329186 A JP2000329186 A JP 2000329186A
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JP
Japan
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pole
vibration
case
collision
collision body
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JP11135741A
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English (en)
Inventor
Akihisa Katou
晋央 加藤
Fumihiro Komatsubara
史裕 小松原
Takamasa Ikeda
隆政 池田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】上下振動に対して大きな振動抑制を得ることが
できるポール用制振装置を提供する。 【解決手段】取付面11に基端部12が固定されると共
に先端部13側に被取付物2が固定され、基端部12と
被取付物2とが水平方向に位置ずれしたポール1と、こ
のポール1の被取付物2の近傍に設けられて上下方向の
衝突ダンパよりなる制振手段3とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、照明柱、電力配
電柱および移動電話用受発信柱などのポールの地震、風
等に対するポール用制振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地震、風または交通振動によってポール
が大きく揺れ、ポールが塑性変形や疲労破壊を起こす原
因となることがある。従来その防止策としては大きく2
つに分類できる。
【0003】(1)ポールの重量、形状および剛性を変
更し、ポールの固有振動数と加振源となる種々の振動と
の共振を防止する方法と、(2)ポールに振動抑制機能
を持った制振装置を取付け、共振現象を緩和させる方法
である。
【0004】(1)の固有振動数を変更させる方法は、
具体的にはポール断面形状(肉厚、直径など)を変える
ことで、ポールの設置場所ごとに設計変更を行なわなけ
ればならず、実際的ではない。
【0005】一方、(2)の振動抑制を持たせる制振装
置を用いる場合、制振装置としては実開平4−1318
06号公報(図13)、または実開平4−131804
号公報(図14)に見られるように、ポール100の内
部に金属球101や、複数の小球103に支持された重
量体102などを設け、ポール100が揺れる時の振動
エネルギーを複数の重量体の衝突エネルギーに変換し吸
収するものがある。
【0006】しかしながら、これらの金属球101など
は水平方向に関してのみ移動自在であるので、衝突エネ
ルギーにより振動吸収が期待できるのも水平方向が主た
る振動に限定される。よって、L字型ポールやY字型ポ
ールが主流である道路照明柱などで多く見られる、風や
交通振動などにより略水平に張り出した先端部が上下方
向に振動する高次の振動モードが卓越した場合、従来の
制振装置では減衰付加による振動の低減といった効果を
期待できない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、この発明
の目的は、従来の技術では対応できない、上下振動に対
して大きな振動抑制を得ることができるポール用制振装
置を提供することである。
【0008】上記目的を達成するためにこのポール用制
振装置は、衝突体を収納するケース内に移動自在に設け
る構造で構成した制振装置により、従来の課題を解決す
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のポール用
制振装置は、取付面に基端部が固定されると共に先端部
側に被取付物が固定され、前記基端部と前記被取付物と
が水平方向に位置ずれしたポールと、このポールの前記
被取付物の近傍に設けられて上下方向の衝突ダンパより
なる制振手段とを備えたものである。
【0010】請求項1記載のポール用制振装置によれ
ば、風、交通振動など種々の入力によって起こるポール
の振動とくに上下方向の振動に対して、制振手段は上下
方向の衝突ダンパ作用をするので、その振幅低減により
ポールの耐振強度が向上する。また構造上、長期耐久性
および耐候性に優れ、長期に渡って安定した性能を発揮
するため定期的保守が不要である。さらに衝撃エネルギ
ーを利用するため、対象とするポールの振動周波数に依
存せず幅広いポールで制振効果を発揮できる。
【0011】請求項2記載のポール用制振装置は、請求
項1において、前記制振手段が衝突体とこの衝突体を納
装するケースとを備え、前記衝突体は前記ケースの上部
および下部と間隙を有してこれらに衝突可能に上下移動
自在に前記ケース内に支持されたものである。
【0012】請求項2記載のポール用制振装置によれ
ば、請求項1と同様な効果がある。
【0013】請求項3記載のポール用制振装置は、請求
項2において、前記衝突体が前記ケースの周側壁との間
に間隙を有してこれに衝突可能に水平方向移動自在に前
記ケース内に支持されたものである。
【0014】請求項3記載のポール用制振装置によれ
ば、請求項2と同様な効果がある。
【0015】請求項4記載のポール用制振装置は、請求
項2または請求項3において、前記衝突体が中空容器の
中に液体を液上面と前記中空容器の上部との間に間隙を
おいて収納した液体制振手段であるものである。
【0016】請求項4記載のポール用制振装置によれ
ば、請求項2または請求項3と同様な効果がある。
【0017】請求項5記載のポール用制振装置は、請求
項3または請求項4において、前記ケースの周側面は対
向方向が互いに略直交する二対の平行面であるものであ
る。
【0018】請求項5記載のポール用制振装置によれ
ば、請求項3または請求項4と同様な効果がある。
【0019】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図
1および図2により説明する。すなわち、このポール用
制振装置は、ポール1と、制振手段3とを有する。
【0020】ポール1は、取付面11に基端部12が固
定されると共に先端部13側に被取付物2が固定され、
基端部12と被取付物2とが水平方向に位置ずれしてい
る。実施の形態では略L字形ポールを用いている。
【0021】制振手段3は、ポール1の被取付物2の近
傍に設けられて上下方向の衝突ダンパよりなるものであ
る。実施の形態の制振手段3は被取付物2に取付けら
れ、衝突体4とこの衝突体4を納装するケース5とを備
えている。ケース5は上部すなわち内上面5a、下部す
なわち内下面5bおよび内周側面5cからなる中空の略
円筒形である。衝突体4はケース5の内上面5aおよび
内下面5bと間隙14、15を有して、これらに衝突可
能に上下移動自在にケース5内に弾性体6により支持さ
れている。弾性体6は周側壁5cと衝突体4との間に周
方向に略等間隔をおいて4箇所に例えば引っ張りコイル
ばね等を用いて張架され、衝突体4をケース5のほぼ中
央部に宙吊りしている。
【0022】このように、この制振手段3は、衝突体4
が外側容器となるケース5に収納され、衝突体4はケー
ス5よりその内上面5aおよび内下面5bと間隙14、
15を保ちながら弾性体6で懸垂支持され、上下移動自
在かつケース5の内上面5aおよび内下面5bに衝突可
能に配している。したがって風、交通振動などが原因で
ポール1の2次もしくはそれ以上の被取付物2の上下変
位が卓越した振動モードでポール1が揺れると、衝突体
4も同様に振動し、ケース5との衝突が繰り返され、こ
の衝突エネルギーによって振動抑制効果を得ることがで
きる。
【0023】このポール用制振装置によれば、風、交通
振動など種々の入力によって起こるポール1の振動とく
に上下方向の振動に対して、制振手段3は上下方向の衝
突ダンパ作用をするので、その振幅低減によりポールの
耐振強度が向上する。また構造上、長期耐久性および耐
候性に優れ、長期に渡って安定した性能を発揮するため
定期的保守が不要である。さらに衝撃エネルギーを利用
するため、対象とするポール1の振動周波数に依存せず
幅広いポール1で制振効果を発揮できる。
【0024】なお、第1の実施の形態では、衝突体4を
4本の弾性体6で吊り下げた例を示したが、衝突体4の
吊り下げ状態を安定させることができればその本数は何
本でも構わない。
【0025】この発明の第2の実施の形態を図3および
図4により説明する。すなわち、このポール用制振装置
は、第1の実施の形態において、ケース5の周側面5c
が対向方向が互いに略直交する二対の平行面、例えば正
方形断面の略角筒形であり、衝突体4は円盤または高さ
の低い円柱形であり、弾性体6がケース5の内角部と衝
突体4の周面との間に連結され、衝突体4はケース5の
内上面5aおよび内下面5bとの間に間隙14、15を
形成してこれらに衝突可能に上下移動自在であるととも
に、ケース5の内周側壁5cとの間に間隙を有してこれ
に衝突可能に水平方向移動自在にケース5内に支持され
ている。
【0026】このように、衝突体4は正方形断面のケー
ス5よりその側壁とクリアランスを保ちながら弾性体6
で懸垂支持される関係にあり、衝突体4を質点とした吊
り下げ構造物7を構成しており、水平方向に揺動自在に
も配している。
【0027】風、交通振動などが原因でポール1の2次
もしくはそれ以上の振動モードが卓越した振動周期でポ
ール1が揺れ、被取付物2の上下変位が卓越しても、ま
た水平変位が顕著であっても吊り下げ構造物7も同様に
振動し、ケース5の内上面5aおよび内下面5bまたは
内周側面5cとの衝突が繰り返され、これらの衝突エネ
ルギーによって振動抑制効果を得ることができる。この
とき、衝突体4とケース5が面で衝突するのではなく、
線または点で衝突することによりケース5内で衝突体4
が回転するのを防止し、確実に振動抑制効果を得ること
ができる。
【0028】その他は第1の実施の形態と同様であり、
弾性体数も同様である。
【0029】この発明の第3の実施の形態を図5および
図6により説明する。すなわち、このポール用制振装置
は、第2の実施の形態において、衝突体4の下面に凹部
4aを形成し、凹部4aとケース5の内下面5bとの間
に弾性体6を介在して、衝突体4を弾性体6を介してケ
ース5の内下面5bに衝突可能に浮設載置している。
【0030】なお、弾性体6をケース5の内下面5bと
衝突体4の凹部4aとの間に介在したが、ケース5の内
上面5aと衝突体4の上面に形成した凹部との間に連結
して衝突体4を上下左右衝突可能に懸垂してもよい。
【0031】その他の構成、動作および作用効果は第2
の実施の形態と同様であり、弾性体数も同様である。
【0032】この発明の第4の実施の形態を図7および
図8により説明する。すなわち、このポール用制振装置
は第1の実施の形態において、衝突体4を、中空容器1
9の中に液体9を液上面と中空容器19の上部すなわち
内上面との間に間隙8をおいて収納した液体制振手段と
している。液体9は粘性液体を用いている。液体9の振
動周波数はポール1の1次固有振動数に略一致する状態
にあるので、ポール1の1次固有振動数が卓越する地震
動に対して、ポール1の振動周期と同一周期でかつ4分
の1周期だけ位相がずれたタイミングで液体9の揺動質
量相当(ハウスナー理論に基づく)が揺動することによ
り、大きな振動抑制効果を得ることができる。
【0033】またこの作用によると、液体制振手段に収
納した粘性液体が揺動するようなポール1の1次固有振
動数が卓越した振動の場合、液体制振手段単独の振動抑
制効果に加え、衝突エネルギーによる効果も付加するの
で、より大きな振動抑制を併せて得ることができる。
【0034】その他は第1の実施の形態と同様であり、
弾性体数も同様である。
【0035】この発明の第5の実施の形態を図9および
図10により説明する。すなわち、このポール用制振装
置は、第2の実施の形態において、衝突体4が第4の実
施の形態に示すような中空容器19の中に液体9を液上
面と中空容器19の上面との間に間隙8をおいて収納し
た液体制振手段としたものである。
【0036】その他は第2の実施の形態と同様であり、
また液体制振手段に関して第4の実施の形態と同様であ
り、弾性体数も同様である。
【0037】この発明の第6の実施の形態を図11およ
び図12により説明する。すなわち、このポール用制振
装置は、第3の実施の形態において、衝突体が衝突体が
第4の実施の形態に示すような中空容器19の中に液体
9を液上面と中空容器19の上面との間に間隙8をおい
て収納した液体制振手段としたものである。
【0038】その他は第3の実施の形態と同様であり、
また液体制振手段に関して第4の実施の形態と同様であ
り、弾性体数および衝突体を弾性体で吊り下げることも
第3の実施の形態と同様である。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載のポール用制振装置によれ
ば、風、交通振動など種々の入力によって起こるポール
の振動とくに上下方向の振動に対して、制振手段は上下
方向の衝突ダンパ作用をするので、その振幅低減により
ポールの耐振強度が向上する。また構造上、長期耐久性
および耐候性に優れ、長期に渡って安定した性能を発揮
するため定期的保守が不要である。さらに衝撃エネルギ
ーを利用するため、対象とするポールの振動周波数に依
存せず幅広いポールで制振効果を発揮できる。
【0040】請求項2記載のポール用制振装置によれ
ば、請求項1と同様な効果がある。
【0041】請求項3記載のポール用制振装置によれ
ば、請求項2と同様な効果がある。
【0042】請求項4記載のポール用制振装置によれ
ば、請求項2または請求項3と同様な効果がある。
【0043】請求項5記載のポール用制振装置によれ
ば、請求項3または請求項4と同様な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の正面図である。
【図2】その制振手段を示し、(a)は横断面図、
(b)は縦断面図である。
【図3】第2の実施の形態の正面図である。
【図4】その制振手段を示し、(a)は横断面図、
(b)は縦断面図である。
【図5】第3の実施の形態の正面図である。
【図6】その制振手段を示し、(a)は横断面図、
(b)は縦断面図である。
【図7】第4の実施の形態の正面図である。
【図8】その制振手段を示し、(a)は横断面図、
(b)は縦断面図である。
【図9】第5の実施の形態の正面図である。
【図10】その制振手段を示し、(a)は横断面図、
(b)は縦断面図である。
【図11】第6の実施の形態の正面図である。
【図12】その制振手段を示し、(a)は横断面図、
(b)は縦断面図である。
【図13】従来例を示し、(a)は縦断面図、(b)は
横断面図である。
【図14】別の従来例を示し、(a)は縦断面図、
(b)は横断面図である。
【符号の説明】
1 ポール 2 被取付物 3 制振手段 5 ケース 5a 内上面 5b 内下面 5c 内周側面 8 間隙 9 液体 11 取付面 12 基端部 13 先端部 14、15 間隙 19 中空容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 隆政 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 2D064 AA12 AA22 HA15 3J048 AA07 AD06 BF04 BF11 DA01 DA10 EA38

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付面に基端部が固定されると共に先端
    部側に被取付物が固定され、前記基端部と前記被取付物
    とが水平方向に位置ずれしたポールと、 このポールの前記被取付物の近傍に設けられて上下方向
    の衝突ダンパよりなる制振手段とを備えたポール用制振
    装置。
  2. 【請求項2】 前記制振手段は衝突体とこの衝突体を納
    装するケースとを備え、前記衝突体は前記ケースの上部
    および下部と間隙を有してこれらに衝突可能に上下移動
    自在に前記ケース内に支持された請求項1記載のポール
    用制振装置。
  3. 【請求項3】 前記衝突体は前記ケースの周側壁との間
    に間隙を有してこれに衝突可能に水平方向移動自在に前
    記ケース内に支持された請求項2記載のポール用制振装
    置。
  4. 【請求項4】 前記衝突体は中空容器の中に液体を液上
    面と前記中空容器の上部との間に間隙をおいて収納した
    液体制振手段である請求項2または請求項3記載のポー
    ル用制振装置。
  5. 【請求項5】 前記ケースの周側面は対向方向が互いに
    略直交する二対の平行面である請求項3または請求項4
    記載のポール用制振装置。
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