JP2000329526A - 表面検査装置及び表面検査方法 - Google Patents
表面検査装置及び表面検査方法Info
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- JP2000329526A JP2000329526A JP14227799A JP14227799A JP2000329526A JP 2000329526 A JP2000329526 A JP 2000329526A JP 14227799 A JP14227799 A JP 14227799A JP 14227799 A JP14227799 A JP 14227799A JP 2000329526 A JP2000329526 A JP 2000329526A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】2分割型により成形されるOリング等の成形品
の表面における段差あるいは表面のズレ等を、高精度で
かつ迅速に検査できるようにする。 【解決手段】2分割型により成形されるOリングWの表
面上における段差(ズレ)を検査するにあたり、所定の
傾斜角度θをなす接触面34をもつプリズム30をOリ
ングWの表面に接触させ、このプリズム30を通してO
リングWに対してリング照明40により環状の照明光を
照射し、CCDカメラ50によりプリズム30を通して
OリングWを撮像する。そして、撮像された画像データ
に基づいて、コンピュータ60により、OリングWの表
面上における段差(ズレ)の量δが許容範囲内か否かの
判断を行なう。
の表面における段差あるいは表面のズレ等を、高精度で
かつ迅速に検査できるようにする。 【解決手段】2分割型により成形されるOリングWの表
面上における段差(ズレ)を検査するにあたり、所定の
傾斜角度θをなす接触面34をもつプリズム30をOリ
ングWの表面に接触させ、このプリズム30を通してO
リングWに対してリング照明40により環状の照明光を
照射し、CCDカメラ50によりプリズム30を通して
OリングWを撮像する。そして、撮像された画像データ
に基づいて、コンピュータ60により、OリングWの表
面上における段差(ズレ)の量δが許容範囲内か否かの
判断を行なう。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検査体の表面に
おける段差等を検査する表面検査装置及び表面検査方法
に関し、特に、2つの分割型により成形されたゴム成形
品等において、分割型のズレ等により生じた表面上の段
差すなわち表面のズレ量等を検査する表面検査装置及び
表面検査方法に関する。
おける段差等を検査する表面検査装置及び表面検査方法
に関し、特に、2つの分割型により成形されたゴム成形
品等において、分割型のズレ等により生じた表面上の段
差すなわち表面のズレ量等を検査する表面検査装置及び
表面検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、機械部品等を相互に連結す際
に、その連結部をシールするために用いられるパッキン
の一つとして、Oリングが知られている。このOリング
は、図14(a)に示すように環状をなし、又、径方向
における中実部の断面形状が図14(b)に示すように
円形形状となるように形成されている。
に、その連結部をシールするために用いられるパッキン
の一つとして、Oリングが知られている。このOリング
は、図14(a)に示すように環状をなし、又、径方向
における中実部の断面形状が図14(b)に示すように
円形形状となるように形成されている。
【0003】このOリングWは、一般に、2分割できる
分割型を用いて成形される。すなわち、OリングWの上
側半分Wuの輪郭をなすキャビティをもつ上側分割型
と、OリングWの下側半分Wdの輪郭をなすキャビティ
をもつ下側分割型とを、お互いのキャビティが対向する
ように分割面Sを合わせて保持し、このキャビティの内
部に樹脂材料を注入して成形した成形品として形成され
る。
分割型を用いて成形される。すなわち、OリングWの上
側半分Wuの輪郭をなすキャビティをもつ上側分割型
と、OリングWの下側半分Wdの輪郭をなすキャビティ
をもつ下側分割型とを、お互いのキャビティが対向する
ように分割面Sを合わせて保持し、このキャビティの内
部に樹脂材料を注入して成形した成形品として形成され
る。
【0004】ところで、このような分割型を用いた成形
においては、上側分割型と下側分割型とが合わせ面(分
割面)Sの食い違い、あるいは、上側分割型と下側分割
型との寸法のズレ等に起因して、図14(b)に示すよ
うに、分割型の分割面Sを境に、成形されたOリングの
表面において、段差すなわち表面のズレδが発生する場
合がある。
においては、上側分割型と下側分割型とが合わせ面(分
割面)Sの食い違い、あるいは、上側分割型と下側分割
型との寸法のズレ等に起因して、図14(b)に示すよ
うに、分割型の分割面Sを境に、成形されたOリングの
表面において、段差すなわち表面のズレδが発生する場
合がある。
【0005】この表面上の段差すなわちズレ量δは、許
容される所定量を超えると、パッキンンとしての本来の
機能を果たさなくなる。そこで、このOリングの表面を
検査して、段差(ズレ)の量δが許容範囲か否かを検査
する必要がある。この表面の検査にあたり、従来におい
ては、成形されたOリングの中から適当な数のOリング
をサンプルとして抜き取り、これらのサンプルを、図1
4(b)に示すような断面が現れるようにスライス(薄
片に切断)し、スライスした薄片を投影機に配置してそ
の断面形状を測定し、段差(ズレ)の量δが許容される
範囲か否かの判断を行なっていた。
容される所定量を超えると、パッキンンとしての本来の
機能を果たさなくなる。そこで、このOリングの表面を
検査して、段差(ズレ)の量δが許容範囲か否かを検査
する必要がある。この表面の検査にあたり、従来におい
ては、成形されたOリングの中から適当な数のOリング
をサンプルとして抜き取り、これらのサンプルを、図1
4(b)に示すような断面が現れるようにスライス(薄
片に切断)し、スライスした薄片を投影機に配置してそ
の断面形状を測定し、段差(ズレ)の量δが許容される
範囲か否かの判断を行なっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の検査手法では、サンプルとして抜き取ったOリング
をスライスするのに手間がかかり、容易に検査を実施す
ることができず、又、スライスのピッチを狭くするのが
難しくて測定精度にバラツキを生じるという問題があっ
た。また、サンプルとして抜き取ったOリングは、上述
のようにスライスするため製品として用いることができ
ず、それ故に全品を検査することができないという問題
があった。さらに、上述のようにスライスを行なう検査
手法では、検査の機械化及び自動化が困難であり、検査
の迅速化が図れないという問題があった。
来の検査手法では、サンプルとして抜き取ったOリング
をスライスするのに手間がかかり、容易に検査を実施す
ることができず、又、スライスのピッチを狭くするのが
難しくて測定精度にバラツキを生じるという問題があっ
た。また、サンプルとして抜き取ったOリングは、上述
のようにスライスするため製品として用いることができ
ず、それ故に全品を検査することができないという問題
があった。さらに、上述のようにスライスを行なう検査
手法では、検査の機械化及び自動化が困難であり、検査
の迅速化が図れないという問題があった。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
成されたものであり、その目的とするところは、成形品
等の被検査体の表面における段差あるいは表面のズレ等
を、高精度でかつ迅速に検査することができ、又、機械
化により自動的に検査することができる表面検査装置及
び表面検査方法を提供することにある。
成されたものであり、その目的とするところは、成形品
等の被検査体の表面における段差あるいは表面のズレ等
を、高精度でかつ迅速に検査することができ、又、機械
化により自動的に検査することができる表面検査装置及
び表面検査方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するべく鋭意検討を重ねた結果、以下の如き構成を
なす発明を見出すに至った。すなわち、本発明の表面検
査装置は、凸状に湾曲した表面をもつ被検査体におい
て、この被検査体の表面上における段差を検査する表面
検査装置であって、被検査体の表面に接触させられる接
触面をもつプリズムと、被検査体に接触させられた上記
プリズムを通して被検査体に対して照明光を照射する照
明手段と、上記プリズムに接触させられた被検査体をプ
リズムを通して撮像する撮像手段と、この撮像手段によ
り撮像された画像データに基づいて、被検査体の表面上
における段差が許容範囲内か否かの判断を行なう画像処
理手段と、を有することを特徴としている。
達成するべく鋭意検討を重ねた結果、以下の如き構成を
なす発明を見出すに至った。すなわち、本発明の表面検
査装置は、凸状に湾曲した表面をもつ被検査体におい
て、この被検査体の表面上における段差を検査する表面
検査装置であって、被検査体の表面に接触させられる接
触面をもつプリズムと、被検査体に接触させられた上記
プリズムを通して被検査体に対して照明光を照射する照
明手段と、上記プリズムに接触させられた被検査体をプ
リズムを通して撮像する撮像手段と、この撮像手段によ
り撮像された画像データに基づいて、被検査体の表面上
における段差が許容範囲内か否かの判断を行なう画像処
理手段と、を有することを特徴としている。
【0009】上記構成において、被検査体が、断面が円
形をなす分割型により成形された成形体である場合に、
上記プリズムとしては、この成形体の表面に接触し得る
と共に分割型の分割方向に対して所定角度をなすように
形成された傾斜面を有する構成を採用することができ
る。上記構成において、プリズムの傾斜面としては、上
記成形体の表面に対して環状に接触し得るように円錐面
状に形成された構成を採用することができる。上記構成
において、照明手段は、中央領域に開口部をもち環状の
照明光を照射するように形成され、撮像手段は、上記開
口部を通して、プリズムを接触させた被検査体を撮像す
る位置に配置された構成を採用することができる。
形をなす分割型により成形された成形体である場合に、
上記プリズムとしては、この成形体の表面に接触し得る
と共に分割型の分割方向に対して所定角度をなすように
形成された傾斜面を有する構成を採用することができ
る。上記構成において、プリズムの傾斜面としては、上
記成形体の表面に対して環状に接触し得るように円錐面
状に形成された構成を採用することができる。上記構成
において、照明手段は、中央領域に開口部をもち環状の
照明光を照射するように形成され、撮像手段は、上記開
口部を通して、プリズムを接触させた被検査体を撮像す
る位置に配置された構成を採用することができる。
【0010】上記構成において、画像処理手段として
は、撮像された画像データを、その画素の受光量に基づ
いてプリズムと被検査体とが接触した接触領域及び接触
していない非接触領域と被検査体の輪郭を画定する輪郭
領域とに区分けする領域区分部と、この領域区分部によ
り区分けされた接触領域の個数に基づいて、被検査体の
表面上における段差が許容範囲内か否かを判別する段差
判別部とを有する構成、あるいは、撮像された画像デー
タを、その画素の受光量に基づいてプリズムと被検査体
とが接触した接触領域及び接触していない非接触領域と
被検査体の輪郭を画定する輪郭領域とに区分けする領域
区分部と、この領域区分部により区分けされた少なくと
も2つの接触領域に基づいて、被検査体の表面上におけ
る段差を算出する段差算出部と、上記接触領域の個数情
報又は段差算出部の出力情報に基づいて、被検査体の表
面上における段差が許容範囲内か否かを判別する段差判
別部とを有する構成を採用することができる。
は、撮像された画像データを、その画素の受光量に基づ
いてプリズムと被検査体とが接触した接触領域及び接触
していない非接触領域と被検査体の輪郭を画定する輪郭
領域とに区分けする領域区分部と、この領域区分部によ
り区分けされた接触領域の個数に基づいて、被検査体の
表面上における段差が許容範囲内か否かを判別する段差
判別部とを有する構成、あるいは、撮像された画像デー
タを、その画素の受光量に基づいてプリズムと被検査体
とが接触した接触領域及び接触していない非接触領域と
被検査体の輪郭を画定する輪郭領域とに区分けする領域
区分部と、この領域区分部により区分けされた少なくと
も2つの接触領域に基づいて、被検査体の表面上におけ
る段差を算出する段差算出部と、上記接触領域の個数情
報又は段差算出部の出力情報に基づいて、被検査体の表
面上における段差が許容範囲内か否かを判別する段差判
別部とを有する構成を採用することができる。
【0011】また、本発明の表面検査方法は、凸状に湾
曲した表面をもつ被検査体の表面上における段差を検査
する表面検査方法であって、接触面をもつプリズムを被
検査体の表面に接触させるように配置するプリズム配置
ステップと、このプリズム配置ステップにより配置され
たプリズムを通して被検査体に対して照明光を照射する
照射ステップと、この照射ステップにより照射された状
態でプリズムを通して被検査体を撮像する撮像ステップ
と、この撮像ステップにより撮像された画像データに基
づいて被検査体の表面上における段差が許容範囲内か否
かの判断を行なう画像処理ステップと、を有することを
特徴としている。
曲した表面をもつ被検査体の表面上における段差を検査
する表面検査方法であって、接触面をもつプリズムを被
検査体の表面に接触させるように配置するプリズム配置
ステップと、このプリズム配置ステップにより配置され
たプリズムを通して被検査体に対して照明光を照射する
照射ステップと、この照射ステップにより照射された状
態でプリズムを通して被検査体を撮像する撮像ステップ
と、この撮像ステップにより撮像された画像データに基
づいて被検査体の表面上における段差が許容範囲内か否
かの判断を行なう画像処理ステップと、を有することを
特徴としている。
【0012】上記構成において、画像処理ステップとし
ては、撮像された画像データを、その画素の受光量に基
づいてプリズムと被検査体とが接触した接触領域及び接
触していない非接触領域と被検査体の輪郭を画定する輪
郭領域とに区分けする領域区分ステップと、この領域区
分ステップにより区分けされた接触領域の個数に基づい
て被検査体の表面上における段差が許容範囲内か否かを
判別する段差判別ステップとを有する構成を採用するこ
とができ、又、撮像された画像データを、その画素の受
光量に基づいてプリズムと被検査体とが接触した接触領
域及び接触していない非接触領域と被検査体の輪郭を画
定する輪郭領域とに区分けする領域区分ステップと、こ
の領域区分ステップにより区分けされた少なくとも2つ
の接触領域に基づいて被検査体の表面上における段差を
算出する段差算出ステップと、上記接触領域の個数情報
又は段差算出ステップの出力情報に基づいて被検査体の
表面上における段差が許容範囲内か否かを判別する段差
判別ステップとを有する構成を採用することができる。
ては、撮像された画像データを、その画素の受光量に基
づいてプリズムと被検査体とが接触した接触領域及び接
触していない非接触領域と被検査体の輪郭を画定する輪
郭領域とに区分けする領域区分ステップと、この領域区
分ステップにより区分けされた接触領域の個数に基づい
て被検査体の表面上における段差が許容範囲内か否かを
判別する段差判別ステップとを有する構成を採用するこ
とができ、又、撮像された画像データを、その画素の受
光量に基づいてプリズムと被検査体とが接触した接触領
域及び接触していない非接触領域と被検査体の輪郭を画
定する輪郭領域とに区分けする領域区分ステップと、こ
の領域区分ステップにより区分けされた少なくとも2つ
の接触領域に基づいて被検査体の表面上における段差を
算出する段差算出ステップと、上記接触領域の個数情報
又は段差算出ステップの出力情報に基づいて被検査体の
表面上における段差が許容範囲内か否かを判別する段差
判別ステップとを有する構成を採用することができる。
【0013】上記表面検査装置及び方法においては、被
検査体(例えば環状のOリング)の表面に対してプリズ
ムの接触面が接触させられた後、照明手段により、プリ
ズムを通して被検査体に照明光(例えば環状の照明光)
が照射される。そして、撮像手段により、プリズムを通
して被検査体の表面状態が撮像される。この撮像により
得られた画像データは、画像処理手段により処理されて
被検査体の表面上における段差(ズレ)が許容範囲内か
否かの判断が行なわれる。
検査体(例えば環状のOリング)の表面に対してプリズ
ムの接触面が接触させられた後、照明手段により、プリ
ズムを通して被検査体に照明光(例えば環状の照明光)
が照射される。そして、撮像手段により、プリズムを通
して被検査体の表面状態が撮像される。この撮像により
得られた画像データは、画像処理手段により処理されて
被検査体の表面上における段差(ズレ)が許容範囲内か
否かの判断が行なわれる。
【0014】ここで、画像処理手段においては、先ず領
域区分部により、撮像された画像データが、その画素の
受光量に基づいてプリズムが被検査体に対して接触した
接触領域(例えば、所定の傾斜角をもつ円錐面状のプリ
ズムの接触面と被検査体の表面とが接触状態にある接触
領域)及び接触していない非接触領域と被検査体の輪郭
を画定する輪郭領域とに区分けされ、続いて、区分けさ
れた接触領域の個数がカウントされる。そして、段差判
別部により、所定の撮像範囲内において、このカウント
数が所定個数未満(例えば1個)の場合は段差(ズレ)
の量が許容範囲内にあり、この被検査体は良品であると
判断され、一方、このカウント数が所定個数以上(例え
ば2個)の場合は段差(ズレ)の量が許容範囲を超えて
おり、この被検査体は不良品であると判断される。
域区分部により、撮像された画像データが、その画素の
受光量に基づいてプリズムが被検査体に対して接触した
接触領域(例えば、所定の傾斜角をもつ円錐面状のプリ
ズムの接触面と被検査体の表面とが接触状態にある接触
領域)及び接触していない非接触領域と被検査体の輪郭
を画定する輪郭領域とに区分けされ、続いて、区分けさ
れた接触領域の個数がカウントされる。そして、段差判
別部により、所定の撮像範囲内において、このカウント
数が所定個数未満(例えば1個)の場合は段差(ズレ)
の量が許容範囲内にあり、この被検査体は良品であると
判断され、一方、このカウント数が所定個数以上(例え
ば2個)の場合は段差(ズレ)の量が許容範囲を超えて
おり、この被検査体は不良品であると判断される。
【0015】また、この画像処理手段においては、上記
領域区分部に区分けされた後、区分けされた接触領域の
個数がカウントされる。そして、このカウント数が所定
個数以上(例えば2個)の場合は、さらに、段差算出部
により、区分けされた少なくとも2つの接触領域(隣接
する2つの接触領域)に基づいて、被検査体の表面上に
おける段差(ズレ)の量が算出される。
領域区分部に区分けされた後、区分けされた接触領域の
個数がカウントされる。そして、このカウント数が所定
個数以上(例えば2個)の場合は、さらに、段差算出部
により、区分けされた少なくとも2つの接触領域(隣接
する2つの接触領域)に基づいて、被検査体の表面上に
おける段差(ズレ)の量が算出される。
【0016】そして、段差判別部により、接触領域の個
数情報又は段差算出部の出力情報に基づいて、被検査体
の表面上における段差(ズレ)が許容範囲内か否かの判
別が行なわれる。すなわち、段差算出不可という情報
(つまり、接触領域のカウント数が所定個数未満(例え
ば1個)の場合は、段差の量を算出できない状態にあ
る)に基づき、段差(ズレ)の量が許容範囲内にあると
してこの被検査体は良品であると判断され、一方、段差
算出情報(算出された段差の量)が、例えば、所定値以
内の場合は被検査体は良品であり、所定値を超える場合
は不良品であると判断される。以上の手順が、自動的に
行なわれて、複数の被検査体の表面が検査される。
数情報又は段差算出部の出力情報に基づいて、被検査体
の表面上における段差(ズレ)が許容範囲内か否かの判
別が行なわれる。すなわち、段差算出不可という情報
(つまり、接触領域のカウント数が所定個数未満(例え
ば1個)の場合は、段差の量を算出できない状態にあ
る)に基づき、段差(ズレ)の量が許容範囲内にあると
してこの被検査体は良品であると判断され、一方、段差
算出情報(算出された段差の量)が、例えば、所定値以
内の場合は被検査体は良品であり、所定値を超える場合
は不良品であると判断される。以上の手順が、自動的に
行なわれて、複数の被検査体の表面が検査される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しつつ説明する。尚、この実施形態
に係る表面検査装置及び方法を適用する被検査体として
は、図14に示すように、2分割型(不図示)により成
形されるOリングWを対象として説明する。
て、添付図面を参照しつつ説明する。尚、この実施形態
に係る表面検査装置及び方法を適用する被検査体として
は、図14に示すように、2分割型(不図示)により成
形されるOリングWを対象として説明する。
【0018】この実施形態に係る表面検査装置は、図1
に示すように、基台10上に固定されて被検査体として
のOリングWを載置する載置台20と、この載置台20
上に載置されたOリングWの湾曲した表面に接触させら
れるように上下方向に往復動自在に支持されたプリズム
30と、OリングWに接触させられたプリズム30を通
してOリングWに対して照明光を照射する照明手段とし
てのリング照明40と、プリズム30に接触させられた
OリングWをプリズム30を通してリング照明40の上
方から撮像する撮像手段としてのCCDカメラ50と、
CCDカメラ50により撮像された画像データに基づい
て、OリングWの表面上における段差(ズレ)Wsの量
δが許容範囲内か否かの判断を行なう画像処理手段とし
てのコンピュータ60等を、その基本構成として備えて
いる。
に示すように、基台10上に固定されて被検査体として
のOリングWを載置する載置台20と、この載置台20
上に載置されたOリングWの湾曲した表面に接触させら
れるように上下方向に往復動自在に支持されたプリズム
30と、OリングWに接触させられたプリズム30を通
してOリングWに対して照明光を照射する照明手段とし
てのリング照明40と、プリズム30に接触させられた
OリングWをプリズム30を通してリング照明40の上
方から撮像する撮像手段としてのCCDカメラ50と、
CCDカメラ50により撮像された画像データに基づい
て、OリングWの表面上における段差(ズレ)Wsの量
δが許容範囲内か否かの判断を行なう画像処理手段とし
てのコンピュータ60等を、その基本構成として備えて
いる。
【0019】ここで、プリズム30は、図1及び図2に
示すように、輪郭が円形をなす平坦な下面31、この下
面31と所定間隔をおいて平行に位置付けられかつ輪郭
が円形をなす平坦な上面32、及び円筒状をなす外周面
33により、輪郭が略円柱状をなすように画定され、
又、下面31にて開口し上下方向(載置台20に載置さ
れたOリングWを成形する分割型の分離方向)Vに対し
て所定角度θをなす傾斜面すなわち円錐面状の外側接触
面34及び内側接触面35により、下側に向けて開口し
かつ断面が台形をなす環状溝Gが画定されるように形成
されている。そして、載置台20上に載置されたOリン
グWの上側半分Wuと下側半分Wdの一部とが、この環
状溝G内に入り込むようになっている。尚、このプリズ
ム30を形成する材料としては、光を通しかつ比較的高
硬度の透明なアクリル樹脂等が用いられる。このように
形成されたプリズム30は、図1に示すように、円筒状
の支持枠36、支持枠36を保持する伸縮シャフト3
7、伸縮シャフト37を上下方向Vに往復動自在に駆動
する駆動機構38、駆動機構38を支持する支柱39等
を介して、基台10に対し相対的に往復動自在となるよ
うに支持されている。尚、この駆動機構38は、プリズ
ム30とOリングWとの接触圧力を所望の値に調節でき
る接触圧調節手段を備えている。
示すように、輪郭が円形をなす平坦な下面31、この下
面31と所定間隔をおいて平行に位置付けられかつ輪郭
が円形をなす平坦な上面32、及び円筒状をなす外周面
33により、輪郭が略円柱状をなすように画定され、
又、下面31にて開口し上下方向(載置台20に載置さ
れたOリングWを成形する分割型の分離方向)Vに対し
て所定角度θをなす傾斜面すなわち円錐面状の外側接触
面34及び内側接触面35により、下側に向けて開口し
かつ断面が台形をなす環状溝Gが画定されるように形成
されている。そして、載置台20上に載置されたOリン
グWの上側半分Wuと下側半分Wdの一部とが、この環
状溝G内に入り込むようになっている。尚、このプリズ
ム30を形成する材料としては、光を通しかつ比較的高
硬度の透明なアクリル樹脂等が用いられる。このように
形成されたプリズム30は、図1に示すように、円筒状
の支持枠36、支持枠36を保持する伸縮シャフト3
7、伸縮シャフト37を上下方向Vに往復動自在に駆動
する駆動機構38、駆動機構38を支持する支柱39等
を介して、基台10に対し相対的に往復動自在となるよ
うに支持されている。尚、この駆動機構38は、プリズ
ム30とOリングWとの接触圧力を所望の値に調節でき
る接触圧調節手段を備えている。
【0020】上記プリズム30は、OリングWの上側半
分Wuと下側半分Wdの一部とが入り込むような環状溝
Gをもつように形成されているため、OリングWの段差
(ズレ)Wsが周方向のどの向きに有るかに関係なく、
載置台20上に単にOリングWを載置し、このプリズム
30の外側接触面34及び内側接触面35をOリングW
の表面に接触させるだけで、所望のセッティングが行な
える。したがって、検査の際の段取りを容易に行なうこ
とができ、それ故に機械による自動化を容易に行なうこ
とができる。
分Wuと下側半分Wdの一部とが入り込むような環状溝
Gをもつように形成されているため、OリングWの段差
(ズレ)Wsが周方向のどの向きに有るかに関係なく、
載置台20上に単にOリングWを載置し、このプリズム
30の外側接触面34及び内側接触面35をOリングW
の表面に接触させるだけで、所望のセッティングが行な
える。したがって、検査の際の段取りを容易に行なうこ
とができ、それ故に機械による自動化を容易に行なうこ
とができる。
【0021】尚、被検査体であるOリングWが、比較的
大きくて位置ずれ及び変形を容易に生じないようなもの
である場合は、図3に示すように、下面31に開口しか
つ接触面として外側接触面34のみをもつ、すなわち、
円錐台状の凹部Cをもつプリズム30’を採用すること
も可能である。また、周方向における段差(ズレ)Ws
の位置を予め特定できる場合は、図4に示すように、輪
郭が略半円柱状すなわち図3に示すプリズム30’を略
半分割あるいは4分割したようなプリズム30’’を採
用することも可能である。
大きくて位置ずれ及び変形を容易に生じないようなもの
である場合は、図3に示すように、下面31に開口しか
つ接触面として外側接触面34のみをもつ、すなわち、
円錐台状の凹部Cをもつプリズム30’を採用すること
も可能である。また、周方向における段差(ズレ)Ws
の位置を予め特定できる場合は、図4に示すように、輪
郭が略半円柱状すなわち図3に示すプリズム30’を略
半分割あるいは4分割したようなプリズム30’’を採
用することも可能である。
【0022】上記プリズム30を下方に移動させて、載
置台20上に載置されたOリングWに接触させると、図
5に示すように、OリングWの上側半分Wuの凸状に湾
曲した表面に対して、プリズム30の外側接触面34及
び内側接触面35が環状に線接触して、プリズム30の
上方から見ると、円形の接触線L1及び円形の接触線L
3が得られる。また、OリングWの下側半分Wdのうち
分割面Sを画定する稜線に対して、プリズム30の外側
接触面34及び内側接触面35が円弧状に線接触して、
プリズム30の上方から見ると、円弧状の接触線L2及
び円弧状の接触線L4が得られる。さらに、OリングW
の上側半分Wuの外径輪郭を画定する円形の輪郭線L5
及び上側半分Wuの内径輪郭を画定する円形の輪郭線L
6が得られる。
置台20上に載置されたOリングWに接触させると、図
5に示すように、OリングWの上側半分Wuの凸状に湾
曲した表面に対して、プリズム30の外側接触面34及
び内側接触面35が環状に線接触して、プリズム30の
上方から見ると、円形の接触線L1及び円形の接触線L
3が得られる。また、OリングWの下側半分Wdのうち
分割面Sを画定する稜線に対して、プリズム30の外側
接触面34及び内側接触面35が円弧状に線接触して、
プリズム30の上方から見ると、円弧状の接触線L2及
び円弧状の接触線L4が得られる。さらに、OリングW
の上側半分Wuの外径輪郭を画定する円形の輪郭線L5
及び上側半分Wuの内径輪郭を画定する円形の輪郭線L
6が得られる。
【0023】この接触状態を、図5(b)の直径を通る
縦断面図に基づいてさらに説明すると、上側半分Wuの
表面のうち径方向外側にある表面が、点P1、P4の位
置にて外側接触面34と接触し、上側半分Wuの表面の
うち径方向内側にある表面が、点P6、P9の位置にて
内側接触面35と接触する。また、下側半分Wdのうち
分割面を画定する稜線が、点P2の位置にて外側接触面
34と接触し、点P7の位置にて内側接触面35と接触
する。尚、ここでのOリングWは、傾斜角θをもつ外側
接触面34及び内側接触面35に対して、上記のように
点P1及びP2、点P6及びP7にて点接触(3次元的
には線接触)するようなズレ量δをもつものについて説
明したものである。
縦断面図に基づいてさらに説明すると、上側半分Wuの
表面のうち径方向外側にある表面が、点P1、P4の位
置にて外側接触面34と接触し、上側半分Wuの表面の
うち径方向内側にある表面が、点P6、P9の位置にて
内側接触面35と接触する。また、下側半分Wdのうち
分割面を画定する稜線が、点P2の位置にて外側接触面
34と接触し、点P7の位置にて内側接触面35と接触
する。尚、ここでのOリングWは、傾斜角θをもつ外側
接触面34及び内側接触面35に対して、上記のように
点P1及びP2、点P6及びP7にて点接触(3次元的
には線接触)するようなズレ量δをもつものについて説
明したものである。
【0024】照明手段としてのリング照明40は、図6
に示すように、その中央領域に開口部41をもつ環状体
として形成されており、外周壁の一部から突出して形成
された支持部42の内部を通して導かれた複数の光ファ
イバ(不図示)は、さらに環状に配置されて、それらの
端面が環状をなす下面43から露出して、この下面43
から下向きに環状の照明光を照射するようになってい
る。ここで、このリング照明40の直径((外径+内
径)/2)は、OリングWの中実部の中心までの直径
((外径+内径)/2)とほぼ同じ寸法が好ましい。こ
れによれば、環状(リング状)の照明光が、被検査体で
あるOリングWの全域に対して垂直上方から照射される
ことになり、より均一な照明特性が得られることにな
る。
に示すように、その中央領域に開口部41をもつ環状体
として形成されており、外周壁の一部から突出して形成
された支持部42の内部を通して導かれた複数の光ファ
イバ(不図示)は、さらに環状に配置されて、それらの
端面が環状をなす下面43から露出して、この下面43
から下向きに環状の照明光を照射するようになってい
る。ここで、このリング照明40の直径((外径+内
径)/2)は、OリングWの中実部の中心までの直径
((外径+内径)/2)とほぼ同じ寸法が好ましい。こ
れによれば、環状(リング状)の照明光が、被検査体で
あるOリングWの全域に対して垂直上方から照射される
ことになり、より均一な照明特性が得られることにな
る。
【0025】また、中央領域に形成された開口部41
は、後述する撮像手段としてのCCDカメラ50のレン
ズ51が上方から対向するように配置されて、下方に配
置されたOリングWを撮像する際の撮像経路としての役
割をなすものである。このように形成されたリング照明
40は、図1に示すように、基台10上に設けられた支
柱44により支持されて、位置調節機構(不図示)によ
り、上下方向Vの所定位置にセッティングできるように
なっている。尚、照明手段としては、光ファイバを用い
た上記のリング照明40に限るものではなく、ハロゲン
ランプ等その他の光源を適用することも可能である。
は、後述する撮像手段としてのCCDカメラ50のレン
ズ51が上方から対向するように配置されて、下方に配
置されたOリングWを撮像する際の撮像経路としての役
割をなすものである。このように形成されたリング照明
40は、図1に示すように、基台10上に設けられた支
柱44により支持されて、位置調節機構(不図示)によ
り、上下方向Vの所定位置にセッティングできるように
なっている。尚、照明手段としては、光ファイバを用い
た上記のリング照明40に限るものではなく、ハロゲン
ランプ等その他の光源を適用することも可能である。
【0026】撮像手段としてのCCDカメラ50は、図
1に示すように、基台10上に設けられた支柱52によ
り支持されて、そのレンズ51がリング照明40の開口
部41の上方に位置付けられるように配置され、位置調
節機構(不図示)により、上下方向Vの所定位置にセッ
ティングできるようになっている。このCCDカメラ5
0は、信号ケーブル53を介して画像処理手段であるコ
ンピュータ60に接続されている。そして、コンピュー
タ60内の制御信号に基づき、開口部41を通して、プ
リズム30を接触させた状態にあるOリングWを撮像す
るようになっている。尚、CCDカメラ50としては、
NTSC規格のものを使用するのが好ましいが、その他
の撮像手段を適用することも可能である。
1に示すように、基台10上に設けられた支柱52によ
り支持されて、そのレンズ51がリング照明40の開口
部41の上方に位置付けられるように配置され、位置調
節機構(不図示)により、上下方向Vの所定位置にセッ
ティングできるようになっている。このCCDカメラ5
0は、信号ケーブル53を介して画像処理手段であるコ
ンピュータ60に接続されている。そして、コンピュー
タ60内の制御信号に基づき、開口部41を通して、プ
リズム30を接触させた状態にあるOリングWを撮像す
るようになっている。尚、CCDカメラ50としては、
NTSC規格のものを使用するのが好ましいが、その他
の撮像手段を適用することも可能である。
【0027】画像処理手段としてのコンピュータ60に
は、図7に示すように、CCDカメラ50により撮像さ
れた画像データの区分けを行なうと共に区分けされた接
触領域の個数をカウントする領域区分部61、この領域
区分部61の出力情報に基づいてOリングWの段差(ズ
レ)の量δを算出する段差算出部62、領域区分部61
又は段差算出部62の出力情報に基づいて段差が許容範
囲内か否かの判断を行なう段差判別部63等の機能が少
なくとも含まれており、これらの機能は全て所定のソフ
トウエアにより実現されるものである。
は、図7に示すように、CCDカメラ50により撮像さ
れた画像データの区分けを行なうと共に区分けされた接
触領域の個数をカウントする領域区分部61、この領域
区分部61の出力情報に基づいてOリングWの段差(ズ
レ)の量δを算出する段差算出部62、領域区分部61
又は段差算出部62の出力情報に基づいて段差が許容範
囲内か否かの判断を行なう段差判別部63等の機能が少
なくとも含まれており、これらの機能は全て所定のソフ
トウエアにより実現されるものである。
【0028】領域区分部61は、CCDカメラ40から
出力される画像データを、その画素の受光量に基づい
て、プリズム30とOリングWとが接触した接触領域と
接触していない非接触領域、さらにはOリングWの輪郭
を画定する輪郭領域とに区分けする。この区分けによ
り、画像データは、図5(a)に示すように、Oリング
Wの輪郭線(L5、L6)の他に、円環状の接触線(L
1、L3)及び円弧状の接触線(L2、L4)を含む線
画像(接触線L2、L4の線の幅は接触状態によって異
なる)に変換処理される。さらに、この領域区分部61
は、区分けされた接触領域のうち、外側接触面34又は
内側接触面35に沿う斜め上下方向(変換処理された線
画像上で径方向)において隣接する接触領域(接触線)
の個数をカウントする。段差算出部62は、領域区分部
61により区分けされた接触領域(接触線)のうち、外
側接触面34又は内側接触面35に沿う上下方向(変換
処理された線画像上で径方向)において隣接する少なく
とも2つの接触線(L1、L2又はL3、L4))等に
基づいて、OリングWの表面上における段差(ズレ)の
量δを算出する。段差判別部63は、領域区分部61か
らの接触領域の個数情報又は段差算出部62からの算出
値情報(δ値)に基づいて、OリングWの表面における
段差(ズレ)の量δが許容範囲内か否かを判別する。
出力される画像データを、その画素の受光量に基づい
て、プリズム30とOリングWとが接触した接触領域と
接触していない非接触領域、さらにはOリングWの輪郭
を画定する輪郭領域とに区分けする。この区分けによ
り、画像データは、図5(a)に示すように、Oリング
Wの輪郭線(L5、L6)の他に、円環状の接触線(L
1、L3)及び円弧状の接触線(L2、L4)を含む線
画像(接触線L2、L4の線の幅は接触状態によって異
なる)に変換処理される。さらに、この領域区分部61
は、区分けされた接触領域のうち、外側接触面34又は
内側接触面35に沿う斜め上下方向(変換処理された線
画像上で径方向)において隣接する接触領域(接触線)
の個数をカウントする。段差算出部62は、領域区分部
61により区分けされた接触領域(接触線)のうち、外
側接触面34又は内側接触面35に沿う上下方向(変換
処理された線画像上で径方向)において隣接する少なく
とも2つの接触線(L1、L2又はL3、L4))等に
基づいて、OリングWの表面上における段差(ズレ)の
量δを算出する。段差判別部63は、領域区分部61か
らの接触領域の個数情報又は段差算出部62からの算出
値情報(δ値)に基づいて、OリングWの表面における
段差(ズレ)の量δが許容範囲内か否かを判別する。
【0029】ここで、段差算出の原理について、図8に
基づき説明する。半径Rの円形断面をなすOリングW
は、分割型のズレにより、上側半分Wuと下側半分Wd
との間に、水平方向のズレ量δを生じた状態で形成され
たとする。このOリングWに対して、図8に示すよう
に、分割型の分離方向すなわち上下方向Vに対して角度
θをなす外側接触面34をもつプリズム30が接触させ
られ、この外側接触面34が、上側半分Wuの表面と点
P1にて接触し、かつ、下側半分Wdの稜線と点P2に
て接触しているとする。
基づき説明する。半径Rの円形断面をなすOリングW
は、分割型のズレにより、上側半分Wuと下側半分Wd
との間に、水平方向のズレ量δを生じた状態で形成され
たとする。このOリングWに対して、図8に示すよう
に、分割型の分離方向すなわち上下方向Vに対して角度
θをなす外側接触面34をもつプリズム30が接触させ
られ、この外側接触面34が、上側半分Wuの表面と点
P1にて接触し、かつ、下側半分Wdの稜線と点P2に
て接触しているとする。
【0030】このとき、上側半分Wuの表面と下側半分
Wdの表面とのズレ量δは、上側半分Wuの中心Cuと
下側半分Wdの中心Cdとのズレ量に等しく、又、上側
半分Wuの中心Cuにおける分割面Sから点P1までの
中心角は、プリズム30の外側接触面34の傾斜角度θ
と同じになる。したがって、接触点である点P1と点P
2との水平方向における距離をαとすると、段差(ズ
レ)の量δは、次式1で表すことができる。 δ = α + R・cosθ − R (1)
Wdの表面とのズレ量δは、上側半分Wuの中心Cuと
下側半分Wdの中心Cdとのズレ量に等しく、又、上側
半分Wuの中心Cuにおける分割面Sから点P1までの
中心角は、プリズム30の外側接触面34の傾斜角度θ
と同じになる。したがって、接触点である点P1と点P
2との水平方向における距離をαとすると、段差(ズ
レ)の量δは、次式1で表すことができる。 δ = α + R・cosθ − R (1)
【0031】すなわち、プリズム30の角度θ及びOリ
ングWの設定半径Rは既知であることから、得られた画
像データに基づいて距離αを求め、これら角度θ、設定
半径R、及び距離αの値を式1に代入すると、段差(ズ
レ)の量δを求めることができる。尚、ここでは、Oリ
ングWの外側の接触点P1及びP2を用いて段差(ズ
レ)の量δを算出したが、OリングWの内側の接触点P
6及びP7(図5(b)参照)を用いて算出することも
可能である。
ングWの設定半径Rは既知であることから、得られた画
像データに基づいて距離αを求め、これら角度θ、設定
半径R、及び距離αの値を式1に代入すると、段差(ズ
レ)の量δを求めることができる。尚、ここでは、Oリ
ングWの外側の接触点P1及びP2を用いて段差(ズ
レ)の量δを算出したが、OリングWの内側の接触点P
6及びP7(図5(b)参照)を用いて算出することも
可能である。
【0032】上記のように、上側半分Wu及び下側半分
Wdに対して点P1及び点P2にて点接触(3次元的に
は線接触)するような接触条件下では、θ、R、αの値
を設定すると、段差(ズレ)の量δは一義的に定まる。
したがって、上記点P1及びP2の2点にて点接触する
条件下において、式1により求まるδの値を良/不良判
断の基準値Δとし、例えば、この基準値Δ未満の段差
(ズレ)を許容範囲内とし、この基準値Δ以上の段差
(ズレ)を許容範囲外とする判別手法を採ることができ
る。
Wdに対して点P1及び点P2にて点接触(3次元的に
は線接触)するような接触条件下では、θ、R、αの値
を設定すると、段差(ズレ)の量δは一義的に定まる。
したがって、上記点P1及びP2の2点にて点接触する
条件下において、式1により求まるδの値を良/不良判
断の基準値Δとし、例えば、この基準値Δ未満の段差
(ズレ)を許容範囲内とし、この基準値Δ以上の段差
(ズレ)を許容範囲外とする判別手法を採ることができ
る。
【0033】上記判別手法によると、段差(ズレ)の量
δが許容範囲内にある場合、例えば、図9に示すよう
に、プリズム30の外側接触面34が、上側半分Wuと
点P1のみにて接触し、下側半分Wdとは接触しない状
態となる。この状態においては、プリズム30の外側接
触面34が下側半分Wdの稜線と接触しないため、図8
に示すような点P2が存在せず、それ故に接触線の個数
が1個のみとなる。よって、この接触線の個数が1個と
いう情報に基づいて、実際の段差(ズレ)の量δを算出
することなく、段差(ズレ)は許容範囲内にあるものと
判断することができる。
δが許容範囲内にある場合、例えば、図9に示すよう
に、プリズム30の外側接触面34が、上側半分Wuと
点P1のみにて接触し、下側半分Wdとは接触しない状
態となる。この状態においては、プリズム30の外側接
触面34が下側半分Wdの稜線と接触しないため、図8
に示すような点P2が存在せず、それ故に接触線の個数
が1個のみとなる。よって、この接触線の個数が1個と
いう情報に基づいて、実際の段差(ズレ)の量δを算出
することなく、段差(ズレ)は許容範囲内にあるものと
判断することができる。
【0034】一方、段差(ズレ)の量δが許容範囲外に
ある場合、図8に示すように、プリズム30の外側接触
面34が上側半分Wu及び下側半分Wdと点P1及び点
P2にて点接触する状態、あるいは、図10に示すよう
に、プリズム30の外側接触面34が、上側半分Wuと
点P1にて点接触(3次元的には線接触)し、下側半分
Wdと点P2’を起点に線接触(3次元的には面接触)
した状態となる。この状態においては、点P1及び点P
2’にてプリズム30とOリングWとが接触するため、
接触線の個数が2個となる。よって、この接触線の個数
が2個という情報に基づいて、実際の段差(ズレ)の量
δを算出することなく、段差(ズレ)は許容範囲外にあ
るものと判断することができる。上記の判別手法におい
ては、図7に示すように、段差算出部62を経由するこ
となく、領域区分部61の出力情報に基づいて、段差判
別部63により、段差(ズレ)が許容範囲内か否かの判
断が行なわれる。
ある場合、図8に示すように、プリズム30の外側接触
面34が上側半分Wu及び下側半分Wdと点P1及び点
P2にて点接触する状態、あるいは、図10に示すよう
に、プリズム30の外側接触面34が、上側半分Wuと
点P1にて点接触(3次元的には線接触)し、下側半分
Wdと点P2’を起点に線接触(3次元的には面接触)
した状態となる。この状態においては、点P1及び点P
2’にてプリズム30とOリングWとが接触するため、
接触線の個数が2個となる。よって、この接触線の個数
が2個という情報に基づいて、実際の段差(ズレ)の量
δを算出することなく、段差(ズレ)は許容範囲外にあ
るものと判断することができる。上記の判別手法におい
ては、図7に示すように、段差算出部62を経由するこ
となく、領域区分部61の出力情報に基づいて、段差判
別部63により、段差(ズレ)が許容範囲内か否かの判
断が行なわれる。
【0035】また、他の判別手法として、接触線の個数
のみで判断するのではなく、実際の段差(ズレ)の量δ
をも算出し、この算出値δが、所定の基準値Δ’未満
(あるいは所定の基準値Δ’以下)の場合に段差(ズ
レ)を許容範囲内とし、所定の基準値Δ’以上の(ある
いは所定の基準値Δ’を超える)場合に段差(ズレ)を
許容範囲外とする判別手法を採ることができる。
のみで判断するのではなく、実際の段差(ズレ)の量δ
をも算出し、この算出値δが、所定の基準値Δ’未満
(あるいは所定の基準値Δ’以下)の場合に段差(ズ
レ)を許容範囲内とし、所定の基準値Δ’以上の(ある
いは所定の基準値Δ’を超える)場合に段差(ズレ)を
許容範囲外とする判別手法を採ることができる。
【0036】この判別手法においては、図9に示すよう
な接触線の個数が1個の場合には段差(ズレ)の量δを
算出することなく、段差(ズレ)が許容範囲内にあると
判断され、図8に示すような接触状態の場合は式1に基
づいて段差(ズレ)の量δが算出され、この算出値δと
基準値Δ’とを比較することにより、段差(ズレ)が許
容範囲内か否か判断され、又、図10に示すような接触
状態においては、以下の手法により段差(ズレ)の量δ
が算出され、この算出値δと基準値Δ’とを比較するこ
とにより、段差(ズレ)が許容範囲内か否か判断され
る。
な接触線の個数が1個の場合には段差(ズレ)の量δを
算出することなく、段差(ズレ)が許容範囲内にあると
判断され、図8に示すような接触状態の場合は式1に基
づいて段差(ズレ)の量δが算出され、この算出値δと
基準値Δ’とを比較することにより、段差(ズレ)が許
容範囲内か否か判断され、又、図10に示すような接触
状態においては、以下の手法により段差(ズレ)の量δ
が算出され、この算出値δと基準値Δ’とを比較するこ
とにより、段差(ズレ)が許容範囲内か否か判断され
る。
【0037】すなわち、図10に示す接触状態において
は、下側半分Wdの縁部領域が押しつぶされた状態とな
り、この押しつぶされた部分の線画像上における線幅γ
は、水平方向における実際のつぶれ幅βと略等しく、β
≒γとみなすことができる。したがって、接触点である
点P1と点P2’との水平方向における距離をα、変換
処理された線画像上での線幅γを下側半分Wdの水平方
向における実際のつぶれ幅βとすると、段差(ズレ)の
量δは、次式2で表すことができる。 δ = α + R・cosθ − (R−β) (2)
は、下側半分Wdの縁部領域が押しつぶされた状態とな
り、この押しつぶされた部分の線画像上における線幅γ
は、水平方向における実際のつぶれ幅βと略等しく、β
≒γとみなすことができる。したがって、接触点である
点P1と点P2’との水平方向における距離をα、変換
処理された線画像上での線幅γを下側半分Wdの水平方
向における実際のつぶれ幅βとすると、段差(ズレ)の
量δは、次式2で表すことができる。 δ = α + R・cosθ − (R−β) (2)
【0038】すなわち、プリズム30の角度θ及びOリ
ングWの設定半径Rは既知であることから、得られた画
像データに基づいて距離α及びつぶれ幅βを求め、これ
ら角度θ、設定半径R、距離α、及びつぶれ幅βの値を
式2に代入すると、段差(ズレ)の量δを求めることが
できる。尚、ここでは、OリングWの外側の接触点P1
及びP2’を用いて段差(ズレ)の量δを算出したが、
OリングWの内側の接触点P6及びP7’(図10
(b)参照)を用いて算出することも可能である。
ングWの設定半径Rは既知であることから、得られた画
像データに基づいて距離α及びつぶれ幅βを求め、これ
ら角度θ、設定半径R、距離α、及びつぶれ幅βの値を
式2に代入すると、段差(ズレ)の量δを求めることが
できる。尚、ここでは、OリングWの外側の接触点P1
及びP2’を用いて段差(ズレ)の量δを算出したが、
OリングWの内側の接触点P6及びP7’(図10
(b)参照)を用いて算出することも可能である。
【0039】上記他の判別手法においては、図7に示す
ように、隣接する接触線の個数が1個の場合は段差算出
部62を経由することなく領域区分部61の出力情報に
基づいて、一方、隣接する接触線の個数が2個の場合は
段差算出部62を経由した後その出力情報に基づいて、
段差判別部63により、段差(ズレ)が許容範囲内か否
かの判断が行なわれる。
ように、隣接する接触線の個数が1個の場合は段差算出
部62を経由することなく領域区分部61の出力情報に
基づいて、一方、隣接する接触線の個数が2個の場合は
段差算出部62を経由した後その出力情報に基づいて、
段差判別部63により、段差(ズレ)が許容範囲内か否
かの判断が行なわれる。
【0040】次に、上記表面検査装置を用いた検査方法
の一実施形態について、図11に示すフローチャートに
基づき説明する。図1に示すように、先ず、載置台20
上の所定位置にOリングWを配置する(ステップS
1)。この際、OリングWの中心とプリズム30の中心
とが、予め概略一致するように配置する。この芯合わせ
の手法としては、例えば載置台20をXYテーブルと
し、目視あるいは拡大鏡等を用いて載置台20を微調整
しつつ位置合わせする手法、あるいは、プリズム30を
支持する機構として水平面内でプリズム30が抵抗なく
移動できる機構を設け、後のステップにてプリズム30
を下降させてOリングWに接触させる際に、その環状溝
Gにより自動的に芯合わせ(自動調芯作用)が行なわれ
るような手法を採ることができる。
の一実施形態について、図11に示すフローチャートに
基づき説明する。図1に示すように、先ず、載置台20
上の所定位置にOリングWを配置する(ステップS
1)。この際、OリングWの中心とプリズム30の中心
とが、予め概略一致するように配置する。この芯合わせ
の手法としては、例えば載置台20をXYテーブルと
し、目視あるいは拡大鏡等を用いて載置台20を微調整
しつつ位置合わせする手法、あるいは、プリズム30を
支持する機構として水平面内でプリズム30が抵抗なく
移動できる機構を設け、後のステップにてプリズム30
を下降させてOリングWに接触させる際に、その環状溝
Gにより自動的に芯合わせ(自動調芯作用)が行なわれ
るような手法を採ることができる。
【0041】続いて、駆動機構38を駆動させてOリン
グWを下降させて、その外側接触面34及び内側接触面
35に対して、OリングWの上側半分Wuの表面が線接
触するように(OリングWが弾性ゴムの場合、その表面
が押しつぶされない状態で接触するように)プリズム3
0を配置する(プリズム配置ステップS2)。続いて、
リング照明40を所定の位置にセッティングして、プリ
ズム30の上方から(プリズム30を通して)Oリング
Wに向けて環状の照明光を照射する(照射ステップS
3)。
グWを下降させて、その外側接触面34及び内側接触面
35に対して、OリングWの上側半分Wuの表面が線接
触するように(OリングWが弾性ゴムの場合、その表面
が押しつぶされない状態で接触するように)プリズム3
0を配置する(プリズム配置ステップS2)。続いて、
リング照明40を所定の位置にセッティングして、プリ
ズム30の上方から(プリズム30を通して)Oリング
Wに向けて環状の照明光を照射する(照射ステップS
3)。
【0042】続いて、上記環状の照明光を照射した状態
で、リング照明40の上方から開口部41を通して、C
CDカメラ50により、プリズム30と接触状態にある
OリングWを撮像する(撮像ステップS4)。その後、
画像処理手段であるコンピュータ60により、撮像され
た画像データに基づいて、OリングWの表面上における
段差(ズレ)が許容範囲内か否かの判断を行なう(画像
処理ステップ)。
で、リング照明40の上方から開口部41を通して、C
CDカメラ50により、プリズム30と接触状態にある
OリングWを撮像する(撮像ステップS4)。その後、
画像処理手段であるコンピュータ60により、撮像され
た画像データに基づいて、OリングWの表面上における
段差(ズレ)が許容範囲内か否かの判断を行なう(画像
処理ステップ)。
【0043】この画像処理ステップでは、以下のような
処理を行なう。先ず、領域区分部61により、撮像ステ
ップ(S4)にて撮像された画像データを、その画素の
受光量に基づいて、プリズム30とOリングWとが接触
した接触領域及び接触していない非接触領域と、さらに
OリングWの輪郭を画定する輪郭領域とにそれぞれ区分
けする区分け処理を行なう(領域区分ステップS5)。
処理を行なう。先ず、領域区分部61により、撮像ステ
ップ(S4)にて撮像された画像データを、その画素の
受光量に基づいて、プリズム30とOリングWとが接触
した接触領域及び接触していない非接触領域と、さらに
OリングWの輪郭を画定する輪郭領域とにそれぞれ区分
けする区分け処理を行なう(領域区分ステップS5)。
【0044】この区分け処理により、OリングWの上側
半分Wuとプリズム30の外側接触面34及び内側接触
面35との接触領域が円形の接触線(例えば、図5中の
L1,L3)として表され、OリングWの上側半分Wu
の外径輪郭及び内径輪郭がそれぞれ円形の輪郭線(例え
ば、図5中のL5,L6)として表され、さらに、Oリ
ングWの下側半分Wdとプリズム30の外側接触面34
及び内側接触面35とが接触する場合、その接触領域が
円弧上の接触線(例えば、図5中のL2,L4、図10
中のL2’,L4’)として表される。
半分Wuとプリズム30の外側接触面34及び内側接触
面35との接触領域が円形の接触線(例えば、図5中の
L1,L3)として表され、OリングWの上側半分Wu
の外径輪郭及び内径輪郭がそれぞれ円形の輪郭線(例え
ば、図5中のL5,L6)として表され、さらに、Oリ
ングWの下側半分Wdとプリズム30の外側接触面34
及び内側接触面35とが接触する場合、その接触領域が
円弧上の接触線(例えば、図5中のL2,L4、図10
中のL2’,L4’)として表される。
【0045】さらに、この領域区分部61により、上記
区分け処理により得られた接触領域(接触線)の個数を
カウントする(領域区分ステップS6)。具体的には、
図5に示すような接触状態にある場合、円形の接触線L
1と、この接触線L1に隣接する接触線L2とが存在す
るため、接触線の個数(N)を2個とカウントする。
尚、OリングWの内側領域について上記の処理を行なう
場合は、円形の接触線L3と、この接触線L3に隣接す
る接触線L4とが存在するため、接触線の個数(N)を
2個とカウントする。また、図9に示すような接触状態
にある場合、円形の接触線L1と、この接触線L1に隣
接する線として輪郭線L5は存在するものの、その他に
接触線は存在しないため、接触線の個数(N)を1個と
カウントする。尚、OリングWの内側領域について上記
の処理を行なう場合は、円形の接触線L3と、この接触
線L3に隣接する線として輪郭線L6は存在するもの
の、その他に接触線は存在しないため、接触線の個数
(N)を1個とカウントする。
区分け処理により得られた接触領域(接触線)の個数を
カウントする(領域区分ステップS6)。具体的には、
図5に示すような接触状態にある場合、円形の接触線L
1と、この接触線L1に隣接する接触線L2とが存在す
るため、接触線の個数(N)を2個とカウントする。
尚、OリングWの内側領域について上記の処理を行なう
場合は、円形の接触線L3と、この接触線L3に隣接す
る接触線L4とが存在するため、接触線の個数(N)を
2個とカウントする。また、図9に示すような接触状態
にある場合、円形の接触線L1と、この接触線L1に隣
接する線として輪郭線L5は存在するものの、その他に
接触線は存在しないため、接触線の個数(N)を1個と
カウントする。尚、OリングWの内側領域について上記
の処理を行なう場合は、円形の接触線L3と、この接触
線L3に隣接する線として輪郭線L6は存在するもの
の、その他に接触線は存在しないため、接触線の個数
(N)を1個とカウントする。
【0046】続いて、段差判別部63により、上記ステ
ップS6により得られた接触領域(接触線)の個数
(N)に基づいて、OリングWの表面上における段差
(ズレ)が許容範囲内か否かの判断を行なう(段差判別
ステップS7)。具体的には、上記ステップS6により
得られた接触領域(接触線)の個数が1個の場合、その
段差(ズレ)は許容範囲内にあると判断し、そのOリン
グWを良品として判別し、良品回収容器に向けてそのO
リングWを取り出す。一方、上記ステップS6により得
られた接触領域(接触線)の個数が2個の場合、その段
差(ズレ)は許容範囲外にあると判断し、そのOリング
Wを不良品として判別し、不良品回収容器に向けてその
OリングWを取り出す。以上のように、所定の傾斜角度
θをなす外側接触面34(又は内側接触面35)をもつ
プリズム30を接触させるだけで、複数のOリングWに
ついて、その段差(ズレ)の程度を自動的かつ迅速に検
査することができる。これにより、作業者が手作業によ
り検査する場合に懸念される検査精度のバラツキ等を解
消して、均一かつ高精度な検査を行なうことができる。
ップS6により得られた接触領域(接触線)の個数
(N)に基づいて、OリングWの表面上における段差
(ズレ)が許容範囲内か否かの判断を行なう(段差判別
ステップS7)。具体的には、上記ステップS6により
得られた接触領域(接触線)の個数が1個の場合、その
段差(ズレ)は許容範囲内にあると判断し、そのOリン
グWを良品として判別し、良品回収容器に向けてそのO
リングWを取り出す。一方、上記ステップS6により得
られた接触領域(接触線)の個数が2個の場合、その段
差(ズレ)は許容範囲外にあると判断し、そのOリング
Wを不良品として判別し、不良品回収容器に向けてその
OリングWを取り出す。以上のように、所定の傾斜角度
θをなす外側接触面34(又は内側接触面35)をもつ
プリズム30を接触させるだけで、複数のOリングWに
ついて、その段差(ズレ)の程度を自動的かつ迅速に検
査することができる。これにより、作業者が手作業によ
り検査する場合に懸念される検査精度のバラツキ等を解
消して、均一かつ高精度な検査を行なうことができる。
【0047】次に、上記表面検査装置を用いた検査方法
の他の実施形態について、図12に示すフローチャート
に基づき説明する。図1に示すように、先ず、載置台2
0上の所定位置にOリングWを配置する(ステップS1
1)。この際、OリングWの中心とプリズム30の中心
とが、予め概略一致するように配置する。この芯合わせ
の手法としては、前述と同様の手法を採ることができ
る。
の他の実施形態について、図12に示すフローチャート
に基づき説明する。図1に示すように、先ず、載置台2
0上の所定位置にOリングWを配置する(ステップS1
1)。この際、OリングWの中心とプリズム30の中心
とが、予め概略一致するように配置する。この芯合わせ
の手法としては、前述と同様の手法を採ることができ
る。
【0048】続いて、駆動機構38を駆動させてOリン
グWを下降させて、その外側接触面34及び内側接触面
35に対して、OリングWの上側半分Wuの表面が線接
触するように(OリングWが弾性ゴムの場合、その表面
が押しつぶされない状態で接触するように)プリズム3
0を配置する(プリズム配置ステップS12)。続い
て、リング照明40を所定の位置にセッティングして、
プリズム30の上方から(プリズム30を通して)Oリ
ングWに向けて環状の照明光を照射する(照射ステップ
S13)。
グWを下降させて、その外側接触面34及び内側接触面
35に対して、OリングWの上側半分Wuの表面が線接
触するように(OリングWが弾性ゴムの場合、その表面
が押しつぶされない状態で接触するように)プリズム3
0を配置する(プリズム配置ステップS12)。続い
て、リング照明40を所定の位置にセッティングして、
プリズム30の上方から(プリズム30を通して)Oリ
ングWに向けて環状の照明光を照射する(照射ステップ
S13)。
【0049】続いて、上記環状の照明光を照射した状態
で、リング照明40の上方から開口部41を通して、C
CDカメラ50により、プリズム30と接触状態にある
OリングWを撮像する(撮像ステップS14)。その
後、画像処理手段であるコンピュータ60により、撮像
された画像データに基づいて、OリングWの表面上にお
ける段差(ズレ)が許容範囲内か否かの判断を行なう
(画像処理ステップ)。
で、リング照明40の上方から開口部41を通して、C
CDカメラ50により、プリズム30と接触状態にある
OリングWを撮像する(撮像ステップS14)。その
後、画像処理手段であるコンピュータ60により、撮像
された画像データに基づいて、OリングWの表面上にお
ける段差(ズレ)が許容範囲内か否かの判断を行なう
(画像処理ステップ)。
【0050】この画像処理ステップでは、以下のような
処理を行なう。先ず、領域区分部61により、撮像ステ
ップ(S14)にて撮像された画像データを、その画素
の受光量に基づいて、プリズム30とOリングWとが接
触した接触領域及び接触していない非接触領域と、さら
にOリングWの輪郭を画定する輪郭領域とにそれぞれ区
分けする区分け処理を行なう(領域区分ステップS1
5)。
処理を行なう。先ず、領域区分部61により、撮像ステ
ップ(S14)にて撮像された画像データを、その画素
の受光量に基づいて、プリズム30とOリングWとが接
触した接触領域及び接触していない非接触領域と、さら
にOリングWの輪郭を画定する輪郭領域とにそれぞれ区
分けする区分け処理を行なう(領域区分ステップS1
5)。
【0051】この区分け処理により、OリングWの上側
半分Wuとプリズム30の外側接触面34及び内側接触
面35との接触領域が円形の接触線(例えば、図5中の
L1,L3)として表され、OリングWの上側半分Wu
の外径輪郭及び内径輪郭がそれぞれ円形の輪郭線(例え
ば、図5中のL5,L6)として表され、さらに、Oリ
ングWの下側半分Wdとプリズム30の外側接触面34
及び内側接触面35とが接触する場合、その接触領域が
円弧上の接触線(例えば、図5中のL2,L4、図10
中のL2’,L4’)として表される。
半分Wuとプリズム30の外側接触面34及び内側接触
面35との接触領域が円形の接触線(例えば、図5中の
L1,L3)として表され、OリングWの上側半分Wu
の外径輪郭及び内径輪郭がそれぞれ円形の輪郭線(例え
ば、図5中のL5,L6)として表され、さらに、Oリ
ングWの下側半分Wdとプリズム30の外側接触面34
及び内側接触面35とが接触する場合、その接触領域が
円弧上の接触線(例えば、図5中のL2,L4、図10
中のL2’,L4’)として表される。
【0052】さらに、この領域区分部61により、上記
区分け処理により得られた接触領域(接触線)の個数を
カウントする(領域区分ステップS16)。具体的に
は、図5に示すような接触状態にある場合、円形の接触
線L1と、この接触線L1に隣接する接触線L2とが存
在するため、接触線の個数(N)を2個とカウントす
る。尚、OリングWの内側領域について上記の処理を行
なう場合は、円形の接触線L3と、この接触線L3に隣
接する接触線L4とが存在するため、接触線の個数
(N)を2個とカウントする。また、図9に示すような
接触状態にある場合、円形の接触線L1と、この接触線
L1に隣接する線として輪郭線L5は存在するものの、
その他に接触線は存在しないため、接触線の個数(N)
を1個とカウントする。尚、OリングWの内側領域につ
いて上記の処理を行なう場合は、円形の接触線L3と、
この接触線L3に隣接する線として輪郭線L6は存在す
るものの、その他に接触線は存在しないため、接触線の
個数(N)を1個とカウントする。
区分け処理により得られた接触領域(接触線)の個数を
カウントする(領域区分ステップS16)。具体的に
は、図5に示すような接触状態にある場合、円形の接触
線L1と、この接触線L1に隣接する接触線L2とが存
在するため、接触線の個数(N)を2個とカウントす
る。尚、OリングWの内側領域について上記の処理を行
なう場合は、円形の接触線L3と、この接触線L3に隣
接する接触線L4とが存在するため、接触線の個数
(N)を2個とカウントする。また、図9に示すような
接触状態にある場合、円形の接触線L1と、この接触線
L1に隣接する線として輪郭線L5は存在するものの、
その他に接触線は存在しないため、接触線の個数(N)
を1個とカウントする。尚、OリングWの内側領域につ
いて上記の処理を行なう場合は、円形の接触線L3と、
この接触線L3に隣接する線として輪郭線L6は存在す
るものの、その他に接触線は存在しないため、接触線の
個数(N)を1個とカウントする。
【0053】続いて、上記ステップS16にて得られた
接触線の個数(N)が、2個有るか否かの判断を行なう
(ステップS17)。ここで、接触線の個数(N)が2
個ないと判断された場合は、そのOリングWの段差(ズ
レ)は許容範囲内にあると判断し、そのOリングWを良
品として判別し、良品回収容器に向けてそのOリングW
を取り出す。一方、接触線の個数(N)が2個と判断さ
れた場合は、段差算出部62により、画像データの変換
処理により得られた円形の接触線L1又は輪郭線L5上
の任意の3点を選択して、この3点を通る円の中心点C
uの位置を求める(ステップS18)。
接触線の個数(N)が、2個有るか否かの判断を行なう
(ステップS17)。ここで、接触線の個数(N)が2
個ないと判断された場合は、そのOリングWの段差(ズ
レ)は許容範囲内にあると判断し、そのOリングWを良
品として判別し、良品回収容器に向けてそのOリングW
を取り出す。一方、接触線の個数(N)が2個と判断さ
れた場合は、段差算出部62により、画像データの変換
処理により得られた円形の接触線L1又は輪郭線L5上
の任意の3点を選択して、この3点を通る円の中心点C
uの位置を求める(ステップS18)。
【0054】そして、算出された中心点Cuを通る直線
Mが接触線L1、L2と交差する2点間の距離αを所定
のサンプリング角度θ1ごとに算出する。すなわち、図
13に示すように、中心点Cuを通る複数の直線M0、
M1、M2、・・・Mnと接触線L1、L2との交点で
あるP01及びP02、P11及びP12、P21及び
P22、・・・Pn1及びPn2のそれぞれの間の距離
α0、α1、α2、・・・αn(接触線L2が存在しな
い場合は、距離α=0と設定する)を算出し(ステップ
19)、この算出をOリングWの周方向において少なく
とも180°の範囲にわたって算出する(ステップ2
0)。
Mが接触線L1、L2と交差する2点間の距離αを所定
のサンプリング角度θ1ごとに算出する。すなわち、図
13に示すように、中心点Cuを通る複数の直線M0、
M1、M2、・・・Mnと接触線L1、L2との交点で
あるP01及びP02、P11及びP12、P21及び
P22、・・・Pn1及びPn2のそれぞれの間の距離
α0、α1、α2、・・・αn(接触線L2が存在しな
い場合は、距離α=0と設定する)を算出し(ステップ
19)、この算出をOリングWの周方向において少なく
とも180°の範囲にわたって算出する(ステップ2
0)。
【0055】上記αの算出が終了すると、得られたαの
値の中で最大値αmax が位置するところを特定し、その
位置(図10中のP1,P2’)における距離をαとす
る(ステップS21)。そして、上記ステップS21に
より得られたαの値を式1又は式2に代入して、段差
(ズレ)の量δを算出する(段差算出ステップS2
2)。
値の中で最大値αmax が位置するところを特定し、その
位置(図10中のP1,P2’)における距離をαとす
る(ステップS21)。そして、上記ステップS21に
より得られたαの値を式1又は式2に代入して、段差
(ズレ)の量δを算出する(段差算出ステップS2
2)。
【0056】その後、段差判別部63により、上記ステ
ップS22により得られたδの値を所定の基準値Δ
(Δ’)と比較して、OリングWの表面上における段差
(ズレ)が許容範囲内か否かの判断を行なう(段差判別
ステップS23)。具体的には、上記ステップS22に
より得られたδの値が、所定の基準値Δ(Δ’)以下あ
るいは所定の基準値Δ(Δ’)より小さい場合、その段
差(ズレ)は許容範囲内にあると判断し、そのOリング
Wを良品として判別し、良品回収容器に向けてそのOリ
ングWを取り出す。一方、上記ステップS22により得
られたδの値が、所定の基準値Δ(Δ’)より大きいあ
るいは所定の基準値Δ(Δ’)以上の場合、その段差
(ズレ)は許容範囲外にあると判断し、そのOリングW
を不良品として判別し、不良品回収容器に向けてそのO
リングWを取り出す。尚、上記所定の基準値Δ(Δ’)
としては、例えば、プリズム30における外側接触面3
4(あるいは内側接触面35)の傾斜角θが10°、成
形されるOリングWの設定半径Rが1.8mmの場合、
段差(ズレ)の量δの値が0.05mm(50μm)の
とき、図8に示すような点接触が得られる。したがっ
て、この0.05mm(50μm)という値を基準値Δ
(Δ’)とすることもできる。以上のようにして、複数
のOリングWについて、その表面にある段差(ズレ)の
程度を、自動的かつ迅速に検査することができる。これ
により、作業者が手作業により検査する場合に懸念され
る検査精度のバラツキ等を解消して、均一かつ高精度な
検査を行なうことができる。
ップS22により得られたδの値を所定の基準値Δ
(Δ’)と比較して、OリングWの表面上における段差
(ズレ)が許容範囲内か否かの判断を行なう(段差判別
ステップS23)。具体的には、上記ステップS22に
より得られたδの値が、所定の基準値Δ(Δ’)以下あ
るいは所定の基準値Δ(Δ’)より小さい場合、その段
差(ズレ)は許容範囲内にあると判断し、そのOリング
Wを良品として判別し、良品回収容器に向けてそのOリ
ングWを取り出す。一方、上記ステップS22により得
られたδの値が、所定の基準値Δ(Δ’)より大きいあ
るいは所定の基準値Δ(Δ’)以上の場合、その段差
(ズレ)は許容範囲外にあると判断し、そのOリングW
を不良品として判別し、不良品回収容器に向けてそのO
リングWを取り出す。尚、上記所定の基準値Δ(Δ’)
としては、例えば、プリズム30における外側接触面3
4(あるいは内側接触面35)の傾斜角θが10°、成
形されるOリングWの設定半径Rが1.8mmの場合、
段差(ズレ)の量δの値が0.05mm(50μm)の
とき、図8に示すような点接触が得られる。したがっ
て、この0.05mm(50μm)という値を基準値Δ
(Δ’)とすることもできる。以上のようにして、複数
のOリングWについて、その表面にある段差(ズレ)の
程度を、自動的かつ迅速に検査することができる。これ
により、作業者が手作業により検査する場合に懸念され
る検査精度のバラツキ等を解消して、均一かつ高精度な
検査を行なうことができる。
【0057】上記実施形態においては、被検査体とし
て、Oリングを対象として述べたが、これに限定される
ものではなく、2分割型により形成される球状の成形
体、あるいは、円柱状の成形体、その他のものを対象と
することができる。また、成形体であっても、ゴム等の
樹脂材料により形成されたものに限らず、弾性変形を生
じない材料等により形成されたものをも対象とすること
もできる。
て、Oリングを対象として述べたが、これに限定される
ものではなく、2分割型により形成される球状の成形
体、あるいは、円柱状の成形体、その他のものを対象と
することができる。また、成形体であっても、ゴム等の
樹脂材料により形成されたものに限らず、弾性変形を生
じない材料等により形成されたものをも対象とすること
もできる。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の表面検査装
置及び方法によれば、成形品等の被検査体の表面におけ
る段差あるいは表面のズレ等を画像データとして処理す
ることで、高精度でかつ迅速に検査することができ、
又、機械化により自動的に検査することができる。これ
により、検査の迅速化、検査の高精度化、省人化等を行
なうことができる。
置及び方法によれば、成形品等の被検査体の表面におけ
る段差あるいは表面のズレ等を画像データとして処理す
ることで、高精度でかつ迅速に検査することができ、
又、機械化により自動的に検査することができる。これ
により、検査の迅速化、検査の高精度化、省人化等を行
なうことができる。
【図1】本発明に係る表面検査装置の一実施形態を示す
構成図である。
構成図である。
【図2】本発明に係る表面検査装置の一部をなすプリズ
ムを示すものであり、(a)はその平面図、(b)は
(a)中のE1−E1部における縦断面図である。
ムを示すものであり、(a)はその平面図、(b)は
(a)中のE1−E1部における縦断面図である。
【図3】本発明に係る表面検査装置の一部をなすプリズ
ムの他の実施形態を示す縦断面図である。
ムの他の実施形態を示す縦断面図である。
【図4】本発明に係る表面検査装置の一部をなすプリズ
ムの他の実施形態を示す縦断面図である。
ムの他の実施形態を示す縦断面図である。
【図5】プリズムとOリングとが接触した状態を示すも
のであり、(a)は接触線及び輪郭線を示す平面図、
(b)は接触状態にあるプリズムとOリングとの縦断面
図である。
のであり、(a)は接触線及び輪郭線を示す平面図、
(b)は接触状態にあるプリズムとOリングとの縦断面
図である。
【図6】本発明に係る表面検査装置の一部をなすリング
照明を示す斜視面図である。
照明を示す斜視面図である。
【図7】本発明に係る表面検査装置の一部をなす画像処
理手段の構成を示すブロック図である。
理手段の構成を示すブロック図である。
【図8】Oリングとプリズムとの接触状態から段差(ズ
レ)の量を算出する原理を説明するための縦断面図であ
る。
レ)の量を算出する原理を説明するための縦断面図であ
る。
【図9】Oリングとプリズムとの接触状態から段差(ズ
レ)の量を算出する原理を説明するためのものであり、
(a)はその縦断面図、(b)は得られる接触線及び輪
郭線を示す平面図である。
レ)の量を算出する原理を説明するためのものであり、
(a)はその縦断面図、(b)は得られる接触線及び輪
郭線を示す平面図である。
【図10】Oリングとプリズムとの接触状態から段差
(ズレ)の量を算出する原理を説明するためのものであ
り、(a)はその縦断面図、(b)は得られる接触線及
び輪郭線を示す平面図である。
(ズレ)の量を算出する原理を説明するためのものであ
り、(a)はその縦断面図、(b)は得られる接触線及
び輪郭線を示す平面図である。
【図11】本発明に係る表面検査方法の一実施形態を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図12】本発明に係る表面検査方法の他の実施形態を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図13】段差算出ステップでの一手法を説明するため
の図である。
の図である。
【図14】被検査体であるOリングを示すものであり、
(a)は平面図、(b)は縦断面図である。
(a)は平面図、(b)は縦断面図である。
10…基台 20…載置台 30…プリズム 34…外側接触面(傾斜面) 35…内側接触面(傾斜面) 40…リング照明(照明手段) 41…開口部 50…CCDカメラ(撮像手段) 51…レンズ 60…コンピュータ(画像処理手段) 61…領域区分部 62…段差算出部 63…段差判別部
Claims (9)
- 【請求項1】 凸状に湾曲した表面をもつ被検査体にお
いて、前記被検査体の表面上における段差を検査する表
面検査装置であって、 前記被検査体の表面に接触させられる接触面をもつプリ
ズムと、 前記被検査体に接触させられた前記プリズムを通して前
記被検査体に対して照明光を照射する照明手段と、 前記プリズムに接触させられた被検査体を、前記プリズ
ムを通して撮像する撮像手段と、 前記撮像手段により撮像された画像データに基づいて、
前記被検査体の表面上における段差が許容範囲内か否か
の判断を行なう画像処理手段と、を有することを特徴と
する表面検査装置。 - 【請求項2】 前記被検査体は、断面が円形をなす分割
型により成形された成形体であり、 前記プリズムは、前記成形体の表面に接触し得ると共に
前記分割型の分割方向に対して所定角度をなすように形
成された傾斜面を有する、ことを特徴とする請求項1記
載の表面検査装置。 - 【請求項3】 前記プリズムの傾斜面は、前記成形体の
表面に対して環状に接触し得るように円錐面状に形成さ
れている、ことを特徴とする請求項2記載の表面検査装
置。 - 【請求項4】 前記照明手段は、中央領域に開口部をも
ち環状の照明光を照射するように形成されており、 前記撮像手段は、前記開口部を通して、前記プリズムを
接触させた被検査体を撮像する位置に配置されている、
ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか1つに記載
の表面検査装置。 - 【請求項5】 前記画像処理手段は、撮像された画像デ
ータを、その画素の受光量に基づいて前記プリズムと前
記被検査体とが接触した接触領域及び接触していない非
接触領域と前記被検査体の輪郭を画定する輪郭領域とに
区分けする領域区分部と、 前記領域区分部により区分けされた接触領域の個数に基
づいて、前記被検査体の表面上における段差が許容範囲
内か否かを判別する段差判別部とを有する、ことを特徴
とする請求項1ないし4いずれか1つに記載の表面検査
装置。 - 【請求項6】 前記画像処理手段は、撮像された画像デ
ータを、その画素の受光量に基づいて前記プリズムと前
記被検査体とが接触した接触領域及び接触していない非
接触領域と前記被検査体の輪郭を画定する輪郭領域とに
区分けする領域区分部と、 前記領域区分部により区分けされた少なくとも2つの接
触領域に基づいて、前記被検査体の表面上における段差
を算出する段差算出部と、 前記接触領域の個数情報又は段差算出部の出力情報に基
づいて、前記被検査体の表面上における段差が許容範囲
内か否かを判別する段差判別部とを有する、ことを特徴
とする請求項1ないし4いずれか1つに記載の表面検査
装置。 - 【請求項7】 凸状に湾曲した表面をもつ被検査体の表
面上における段差を検査する表面検査方法であって、 接触面をもつプリズムを前記被検査体の表面に接触させ
るように配置するプリズム配置ステップと、 前記プリズム配置ステップにより配置された前記プリズ
ムを通して前記被検査体に対して照明光を照射する照射
ステップと、 前記照射ステップにより照射された状態で、前記プリズ
ムを通して前記被検査体を撮像する撮像ステップと、 前記撮像ステップにより撮像された画像データに基づい
て、前記被検査体の表面上における段差が許容範囲内か
否かの判断を行なう画像処理ステップと、を有すること
を特徴とする表面検査方法。 - 【請求項8】 前記画像処理ステップは、撮像された画
像データを、その画素の受光量に基づいて前記プリズム
と前記被検査体とが接触した接触領域及び接触していな
い非接触領域と前記被検査体の輪郭を画定する輪郭領域
とに区分けする領域区分ステップと、 前記領域区分ステップにより区分けされた接触領域の個
数に基づいて、前記被検査体の表面上における段差が許
容範囲内か否かを判別する段差判別ステップとを有す
る、ことを特徴とする請求項7記載の表面検査方法。 - 【請求項9】 前記画像処理ステップは、撮像された画
像データを、その画素の受光量に基づいて前記プリズム
と前記被検査体とが接触した接触領域及び接触していな
い非接触領域と前記被検査体の輪郭を画定する輪郭領域
とに区分けする領域区分ステップと、 前記領域区分ステップにより区分けされた少なくとも2
つの接触領域に基づいて、前記被検査体の表面上におけ
る段差を算出する段差算出ステップと、 前記接触領域の個数情報又は段差算出ステップの出力情
報に基づいて、前記被検査体の表面上における段差が許
容範囲内か否かを判別する段差判別ステップとを有す
る、ことを特徴とする請求項7記載の表面検査方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14227799A JP2000329526A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 表面検査装置及び表面検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14227799A JP2000329526A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 表面検査装置及び表面検査方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000329526A true JP2000329526A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15311629
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14227799A Pending JP2000329526A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 表面検査装置及び表面検査方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000329526A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012154788A (ja) * | 2011-01-26 | 2012-08-16 | Denso Corp | 弾性材料からなるシール部材の検査方法及びその装置 |
-
1999
- 1999-05-21 JP JP14227799A patent/JP2000329526A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012154788A (ja) * | 2011-01-26 | 2012-08-16 | Denso Corp | 弾性材料からなるシール部材の検査方法及びその装置 |
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