JP2000330724A - 座標入力装置および座標入力装置用ペン - Google Patents
座標入力装置および座標入力装置用ペンInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 入力した痕跡をそのまま表示領域部で確認す
ることができる座標入力装置であって、構造が簡易で装
置が小型化され、かつ安価であるとともに、入力手段と
して専用ペン等を用いる必要のない座標入力装置および
座標入力装置用ペンを提供する。 【解決手段】 座標入力パネル18は、抵抗膜26、2
8の外側に上下シート48、50が設けられ、上シート
48の上面に保護シート52が設けられる。保護シート
52の上面に熱変色性材料を含有する塗布膜54が形成
される。座標入力パネル18に、発熱機構を有するペン
55を用いて筆記することにより、塗布膜54が変色
し、筆跡等の痕跡を視認することができる。
ることができる座標入力装置であって、構造が簡易で装
置が小型化され、かつ安価であるとともに、入力手段と
して専用ペン等を用いる必要のない座標入力装置および
座標入力装置用ペンを提供する。 【解決手段】 座標入力パネル18は、抵抗膜26、2
8の外側に上下シート48、50が設けられ、上シート
48の上面に保護シート52が設けられる。保護シート
52の上面に熱変色性材料を含有する塗布膜54が形成
される。座標入力パネル18に、発熱機構を有するペン
55を用いて筆記することにより、塗布膜54が変色
し、筆跡等の痕跡を視認することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコンやワープ
ロ等の入力装置として使用される座標入力装置および座
標入力装置用ペンに関し、一層詳細には、平面座標入力
パネルに指先やペン等によって接触したときに生じる電
気信号に基づいて座標データを生成して入力する座標入
力装置および座標入力装置用ペンに関する。
ロ等の入力装置として使用される座標入力装置および座
標入力装置用ペンに関し、一層詳細には、平面座標入力
パネルに指先やペン等によって接触したときに生じる電
気信号に基づいて座標データを生成して入力する座標入
力装置および座標入力装置用ペンに関する。
【0002】
【従来の技術】X座標およびY座標で構成される平面座
標入力パネルに接触したときに生じる電気信号に基づい
て座標データを生成して入力する座標入力装置として
は、電磁誘導方式、静電結合方式、抵抗膜方式等がある
が、構成が簡単であり、安価で、薄型化が可能である
等、多くの利点を有するとともに、さらに材質を問わず
どのようなペンであっても入力可能であるという特徴を
有する抵抗膜方式が、近年多く採用されている。
標入力パネルに接触したときに生じる電気信号に基づい
て座標データを生成して入力する座標入力装置として
は、電磁誘導方式、静電結合方式、抵抗膜方式等がある
が、構成が簡単であり、安価で、薄型化が可能である
等、多くの利点を有するとともに、さらに材質を問わず
どのようなペンであっても入力可能であるという特徴を
有する抵抗膜方式が、近年多く採用されている。
【0003】このような座標入力装置として、例えば、
図10、図11に示すものが従来用いられている。この
座標入力装置は、座標入力パネル1が対向して設けられ
た上シート6と下シート7とを有し、上シート6と下シ
ート7の対向する内側の面にはそれぞれ電極が配設され
た抵抗膜5a、5bが貼着されている。座標入力パネル
1の操作領域2はさらに不透明な表面シート3で覆われ
ている。表面シート3を指先または樹脂や金属材料から
なるペン4で接触して押下する入力操作を行なうと、抵
抗膜5a、5bが接触し、その際上記した電極に電圧が
印加されていると、その電圧が接触点で分圧され、X座
標およびY座標を示す電圧信号を生成してコンピュータ
等へ入力する。
図10、図11に示すものが従来用いられている。この
座標入力装置は、座標入力パネル1が対向して設けられ
た上シート6と下シート7とを有し、上シート6と下シ
ート7の対向する内側の面にはそれぞれ電極が配設され
た抵抗膜5a、5bが貼着されている。座標入力パネル
1の操作領域2はさらに不透明な表面シート3で覆われ
ている。表面シート3を指先または樹脂や金属材料から
なるペン4で接触して押下する入力操作を行なうと、抵
抗膜5a、5bが接触し、その際上記した電極に電圧が
印加されていると、その電圧が接触点で分圧され、X座
標およびY座標を示す電圧信号を生成してコンピュータ
等へ入力する。
【0004】一方、近年において情報ネットワークはま
すます複雑化、高度化し、また、カードにより売買取引
の決済を行なうカード化社会の進展や電子的に売買取引
の決済を行なう電子マネーが出現する等により、電子シ
ステムにおけるセキュリティ技術に対する要求が増大
し、署名、指紋、声紋等を利用した個人認証システムが
重要な技術となってきている。
すます複雑化、高度化し、また、カードにより売買取引
の決済を行なうカード化社会の進展や電子的に売買取引
の決済を行なう電子マネーが出現する等により、電子シ
ステムにおけるセキュリティ技術に対する要求が増大
し、署名、指紋、声紋等を利用した個人認証システムが
重要な技術となってきている。
【0005】これらの個人認証システムのうちで上記し
た署名等のサインを手書き入力することによって文字や
図形を認識するサイン認証システムの場合、材質を問わ
ずどのようなペンであっても入力可能な前記した抵抗膜
方式の座標入力装置を適用すると、簡単に入力でき、こ
の入力されたサインと予め登録しておいたサインとを照
合することができて好ましい。
た署名等のサインを手書き入力することによって文字や
図形を認識するサイン認証システムの場合、材質を問わ
ずどのようなペンであっても入力可能な前記した抵抗膜
方式の座標入力装置を適用すると、簡単に入力でき、こ
の入力されたサインと予め登録しておいたサインとを照
合することができて好ましい。
【0006】しかしながら、上記した従来の座標入力装
置の場合、ペンを用いて操作領域で入力したサインの痕
跡は操作領域に全く残らないため、入力したサインの確
認は専らパソコンのディスプレイ上に描かれたものを見
ることによって行なわれることになるが、このように手
元を見ていてもサインした図形や文字を実際に確認する
ことができないことは、座標入力装置を上記した個人認
証システムに用いる場合には不便である。
置の場合、ペンを用いて操作領域で入力したサインの痕
跡は操作領域に全く残らないため、入力したサインの確
認は専らパソコンのディスプレイ上に描かれたものを見
ることによって行なわれることになるが、このように手
元を見ていてもサインした図形や文字を実際に確認する
ことができないことは、座標入力装置を上記した個人認
証システムに用いる場合には不便である。
【0007】すなわち、通常、紙等にサインする場合
は、描いている手元を見ながら行なうことにより、筆記
途中であってもそれまでの筆跡を視認することができる
が、上記した座標入力装置を用いた場合、手元を見てい
てもサインした図形や文字を実際に確認することができ
ず、正確な文字等の入力が必ずしも容易ではない。ま
た、図形を入力する場合、操作領域上で筆記された図形
や文字はディスプレイ上では検出された座標に基づく図
形や文字として表示されるが、この場合、座標入力装置
の操作領域とディスプレイ上の表示領域とは通常サイズ
が異なる上、筆記している座標入力装置の操作領域上の
任意の点がディスプレイ上の表示領域のどの点に相当す
るかもわかりにくい。
は、描いている手元を見ながら行なうことにより、筆記
途中であってもそれまでの筆跡を視認することができる
が、上記した座標入力装置を用いた場合、手元を見てい
てもサインした図形や文字を実際に確認することができ
ず、正確な文字等の入力が必ずしも容易ではない。ま
た、図形を入力する場合、操作領域上で筆記された図形
や文字はディスプレイ上では検出された座標に基づく図
形や文字として表示されるが、この場合、座標入力装置
の操作領域とディスプレイ上の表示領域とは通常サイズ
が異なる上、筆記している座標入力装置の操作領域上の
任意の点がディスプレイ上の表示領域のどの点に相当す
るかもわかりにくい。
【0008】このため、入力した筆跡をそのまま操作領
域で確認することができる座標入力装置が開発されてい
る。例えば、このような座標入力装置の第1の従来例と
して、透明な座標入力パネルの下部に液晶表示部を設
け、座標入力パネルの入力座標と液晶表示部の座標とを
一致させ、座標入力パネルの入力位置と液晶表示部の表
示位置が一致するように構成したものがある。
域で確認することができる座標入力装置が開発されてい
る。例えば、このような座標入力装置の第1の従来例と
して、透明な座標入力パネルの下部に液晶表示部を設
け、座標入力パネルの入力座標と液晶表示部の座標とを
一致させ、座標入力パネルの入力位置と液晶表示部の表
示位置が一致するように構成したものがある。
【0009】また、第2の従来例として、特開平10−
40388号公報によれば、図12に示すように、座標
入力装置(座標入力パネル)1の上に外部電荷型の液晶
シート8を戴置し、この液晶シート8上に静電荷を印加
する機能を有する専用ペン4で署名すると、署名の筆跡
が液晶シート8の表示エリア操作領域に液晶表示され、
所定の時間後にこの署名の筆跡が自然に消滅する構成の
ものが提案されている(前記した従来例と同一の構成要
素には同一の参照符号を付す。以下において同じ。)な
お、この場合、座標入力装置(座標入力パネル)1から
の入力データは署名照合装置に送られ、登録された署名
データと照合された後、音声ガイダンスによるアナウン
スも行なわれる。
40388号公報によれば、図12に示すように、座標
入力装置(座標入力パネル)1の上に外部電荷型の液晶
シート8を戴置し、この液晶シート8上に静電荷を印加
する機能を有する専用ペン4で署名すると、署名の筆跡
が液晶シート8の表示エリア操作領域に液晶表示され、
所定の時間後にこの署名の筆跡が自然に消滅する構成の
ものが提案されている(前記した従来例と同一の構成要
素には同一の参照符号を付す。以下において同じ。)な
お、この場合、座標入力装置(座標入力パネル)1から
の入力データは署名照合装置に送られ、登録された署名
データと照合された後、音声ガイダンスによるアナウン
スも行なわれる。
【0010】また、従来の第3の例として、特開平6−
282370号公報によれば、図13に示すように、座
標入力装置の座標入力パネル1の表示体として上下2枚
の剥離自在なシート9a、9bを設け、上シート9aへ
の書き込みにより上シート9aが加圧されるとその加圧
部分が下シート9bと密着して、その密着部分が上シー
ト9aの表面に筆跡として表われ、筆跡を消す場合は上
シート9aを引き上げる等の方法によって粘着性の下シ
ート9bから上シート9aを剥がす構成としたものが提
案されている。
282370号公報によれば、図13に示すように、座
標入力装置の座標入力パネル1の表示体として上下2枚
の剥離自在なシート9a、9bを設け、上シート9aへ
の書き込みにより上シート9aが加圧されるとその加圧
部分が下シート9bと密着して、その密着部分が上シー
ト9aの表面に筆跡として表われ、筆跡を消す場合は上
シート9aを引き上げる等の方法によって粘着性の下シ
ート9bから上シート9aを剥がす構成としたものが提
案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の例のうち、第1の例の座標入力装置の場合、構
造が複雑なため薄型化には限界があり、重量も重くかつ
高価であるといういう問題がある。また、第2の例の座
標入力装置の場合、静電荷を印加する機能を付与した専
用ペン4を用意する必要があり、汎用的なペンを用いあ
るいは指先によって簡易に入力することができない。ま
た、この第2の例の座標入力装置を、例えば、既存の座
標入力装置(座標入力パネル)1に液晶シート8を追加
した装置構成とすると、座標入力装置の厚さが厚くなる
上、装置が高価となる不具合がある。
た従来の例のうち、第1の例の座標入力装置の場合、構
造が複雑なため薄型化には限界があり、重量も重くかつ
高価であるといういう問題がある。また、第2の例の座
標入力装置の場合、静電荷を印加する機能を付与した専
用ペン4を用意する必要があり、汎用的なペンを用いあ
るいは指先によって簡易に入力することができない。ま
た、この第2の例の座標入力装置を、例えば、既存の座
標入力装置(座標入力パネル)1に液晶シート8を追加
した装置構成とすると、座標入力装置の厚さが厚くなる
上、装置が高価となる不具合がある。
【0012】また、第3の例の座標入力装置の場合にお
いても、第2の例の同様に、例えば、既存の座標入力装
置(座標入力パネル)1に上下シート9a、9bを追加
した装置構成とするため、やはり、座標入力装置の厚さ
が厚くなる上、装置が高価となる。また、この場合、筆
跡を消すために一旦上シート9aを下シート9bから剥
がしたうえで、新たに筆記するに先立ち再度元通りに上
シート9aを下シート9b上に配置する必要があり、使
い勝手が良いとはいえない。
いても、第2の例の同様に、例えば、既存の座標入力装
置(座標入力パネル)1に上下シート9a、9bを追加
した装置構成とするため、やはり、座標入力装置の厚さ
が厚くなる上、装置が高価となる。また、この場合、筆
跡を消すために一旦上シート9aを下シート9bから剥
がしたうえで、新たに筆記するに先立ち再度元通りに上
シート9aを下シート9b上に配置する必要があり、使
い勝手が良いとはいえない。
【0013】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、入力した痕跡をそのまま表示領域で確認すること
ができる座標入力装置であって、構造が簡易で装置が小
型化され、かつ安価であるとともに、入力手段として専
用ペン等を用いる必要のない座標入力装置を提供するこ
とを目的とする。また、このような座標入力装置に好適
に用いることのできる座標入力装置用ペンを提供するこ
とを目的とする。
あり、入力した痕跡をそのまま表示領域で確認すること
ができる座標入力装置であって、構造が簡易で装置が小
型化され、かつ安価であるとともに、入力手段として専
用ペン等を用いる必要のない座標入力装置を提供するこ
とを目的とする。また、このような座標入力装置に好適
に用いることのできる座標入力装置用ペンを提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る座標入力装
置は、平面座標入力パネルの操作領域部に接触したとき
に生じる電気信号に基づいて座標データを生成して入力
する座標入力装置において、該座標入力パネルの操作領
域部は温度変化に応じて変色する熱変色性層を有するこ
とを特徴とする(請求項1に係る発明)。
置は、平面座標入力パネルの操作領域部に接触したとき
に生じる電気信号に基づいて座標データを生成して入力
する座標入力装置において、該座標入力パネルの操作領
域部は温度変化に応じて変色する熱変色性層を有するこ
とを特徴とする(請求項1に係る発明)。
【0015】ここで、熱変色性層とは熱変色性材料を含
む層をいう。熱変色性材料は、例えば、特開平3−22
7402号公報等に記載されているような公知のものを
用いることができ、温度の変化によって発色または変色
し、あるいは色が消失するような顔料である。このよう
な顔料としては、例えば、電子供与性呈色性有機化合
物、電子受容性化合物およびこの両者の反応媒体となる
化合物の3成分からなる熱変色性顔料あるいはこれら3
成分の樹脂固溶体を微粒子の形態とした熱変色性顔料が
挙げられる。
む層をいう。熱変色性材料は、例えば、特開平3−22
7402号公報等に記載されているような公知のものを
用いることができ、温度の変化によって発色または変色
し、あるいは色が消失するような顔料である。このよう
な顔料としては、例えば、電子供与性呈色性有機化合
物、電子受容性化合物およびこの両者の反応媒体となる
化合物の3成分からなる熱変色性顔料あるいはこれら3
成分の樹脂固溶体を微粒子の形態とした熱変色性顔料が
挙げられる。
【0016】具体的には、電子供与性呈色性有機化合物
としては、ジアリールフタライド類、インドリルフタラ
イド類、ポリアリールカルビノール類、ロイコオーラミ
ン類、アシルオーラミン類、アリールオーラミン類、ロ
ーダミンBラクタム類、インドリン類、スピロピラン類
およびフルオラン類等を用いることができる。また、電
子受容性化合物としては、フェノール化合物、フェノー
ル化合物の金属塩、芳香族カルボン酸類、脂肪族カルボ
ン酸類、カルボン酸類の金属塩、酸性燐酸エステル類、
酸性燐酸エステルの金属塩およびトリアゾール化合物等
を用いることができる。また、反応媒体となる化合物と
しては、アルコール類、エステル類、ケトン類、エーテ
ル類およびアミド類等を用いることができる。
としては、ジアリールフタライド類、インドリルフタラ
イド類、ポリアリールカルビノール類、ロイコオーラミ
ン類、アシルオーラミン類、アリールオーラミン類、ロ
ーダミンBラクタム類、インドリン類、スピロピラン類
およびフルオラン類等を用いることができる。また、電
子受容性化合物としては、フェノール化合物、フェノー
ル化合物の金属塩、芳香族カルボン酸類、脂肪族カルボ
ン酸類、カルボン酸類の金属塩、酸性燐酸エステル類、
酸性燐酸エステルの金属塩およびトリアゾール化合物等
を用いることができる。また、反応媒体となる化合物と
しては、アルコール類、エステル類、ケトン類、エーテ
ル類およびアミド類等を用いることができる。
【0017】これにより、座標入力パネルの操作領域部
の接触部位が発熱して熱変色性層が変色することで入力
した痕跡をそのまま表示領域部で確認することができる
が、そのための手段として安価でかつ多くのスペースを
占めることがない熱変色性層を形成するだけであるた
め、小型化され、かつ安価な座標入力装置を得ることが
できる。また、特殊な専用ペンを用いる必要がなく、熱
を与えることができるものであれば、例えば、指先等に
よっても簡易に入力することができる。
の接触部位が発熱して熱変色性層が変色することで入力
した痕跡をそのまま表示領域部で確認することができる
が、そのための手段として安価でかつ多くのスペースを
占めることがない熱変色性層を形成するだけであるた
め、小型化され、かつ安価な座標入力装置を得ることが
できる。また、特殊な専用ペンを用いる必要がなく、熱
を与えることができるものであれば、例えば、指先等に
よっても簡易に入力することができる。
【0018】このような熱変色性層としては、熱変色性
材料を含有する塗布膜を前記座標入力パネルの操作領域
部の上面に塗布形成したもの(請求項2に係る発明)あ
るいは熱変色性材料を含有するシートを前記座標入力パ
ネルの操作領域部の上面に積層したもの(請求項3に係
る発明)を用いることができる。また、前記座標入力パ
ネルの操作領域部の上面に透明な保護シートが設けら
れ、 前記熱変色性層は熱変色性材料を含有する塗布膜
を該保護シートの下面に塗布形成したものであり(請求
項4に係る発明)あるいは熱変色性材料を含有するシー
トを該保護シートの下面に積層したものであると(請求
項5に係る発明)、熱変色性層に直接ペン等で接触する
ことがないため、熱変色性層の経時的な劣化、損傷を軽
減することができて、一層好適である。
材料を含有する塗布膜を前記座標入力パネルの操作領域
部の上面に塗布形成したもの(請求項2に係る発明)あ
るいは熱変色性材料を含有するシートを前記座標入力パ
ネルの操作領域部の上面に積層したもの(請求項3に係
る発明)を用いることができる。また、前記座標入力パ
ネルの操作領域部の上面に透明な保護シートが設けら
れ、 前記熱変色性層は熱変色性材料を含有する塗布膜
を該保護シートの下面に塗布形成したものであり(請求
項4に係る発明)あるいは熱変色性材料を含有するシー
トを該保護シートの下面に積層したものであると(請求
項5に係る発明)、熱変色性層に直接ペン等で接触する
ことがないため、熱変色性層の経時的な劣化、損傷を軽
減することができて、一層好適である。
【0019】また、前記座標入力パネルの操作領域部の
上面に透明な保護シートが設けられ、 前記熱変色性層
は該保護シートの下面に設けられる操作領域部を構成す
る基材に熱変色性材料を含有させて形成したものであり
(請求項6に係る発明)、あるいは前記座標入力パネル
の操作領域部の上面に保護シートが設けられ、前記熱変
色性層は該保護シートに熱変色性材料を含有させて形成
したものであると(請求項7に係る発明)、熱変色性層
を格別に設ける必要がなく、したがって、座標入力装置
が一層小型化される。
上面に透明な保護シートが設けられ、 前記熱変色性層
は該保護シートの下面に設けられる操作領域部を構成す
る基材に熱変色性材料を含有させて形成したものであり
(請求項6に係る発明)、あるいは前記座標入力パネル
の操作領域部の上面に保護シートが設けられ、前記熱変
色性層は該保護シートに熱変色性材料を含有させて形成
したものであると(請求項7に係る発明)、熱変色性層
を格別に設ける必要がなく、したがって、座標入力装置
が一層小型化される。
【0020】ここで、操作領域部を構成する基材や保護
シートに熱変色性材料を含有させる方法として、操作領
域部を構成する基材や保護シートを形成する際に熱変色
性材料の微粒子を分散させる方法を用いると好適であ
る。また、本発明に係る座標入力装置用ペンは、前記座
標入力パネルに接触するための接触具として使用される
ペンであって、該ペンは該座標入力パネルとの接触部位
を発熱させる発熱機構を有すると(請求項8に係る発
明)、上記した本発明の座標入力装置に好適に用いるこ
とができる。
シートに熱変色性材料を含有させる方法として、操作領
域部を構成する基材や保護シートを形成する際に熱変色
性材料の微粒子を分散させる方法を用いると好適であ
る。また、本発明に係る座標入力装置用ペンは、前記座
標入力パネルに接触するための接触具として使用される
ペンであって、該ペンは該座標入力パネルとの接触部位
を発熱させる発熱機構を有すると(請求項8に係る発
明)、上記した本発明の座標入力装置に好適に用いるこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明に係る座標入力装置の好適
な実施の形態(以下、本実施の形態例という。)につい
て、図を参照して、以下に説明する。まず、本実施の形
態例に係る座標入力装置について、図1〜図3を参照し
て説明する。
な実施の形態(以下、本実施の形態例という。)につい
て、図を参照して、以下に説明する。まず、本実施の形
態例に係る座標入力装置について、図1〜図3を参照し
て説明する。
【0022】図1に示す本実施の形態例に係る座標入力
装置10は、例えば、図示しないコンピュータに接続さ
れ、コンピュータの座標入力装置として用いられる。座
標入力装置10には、ケース12と接続ケーブル16
と、左右の操作ボタン22a、22bが設けられてい
る。ケース12の枠体内に座標入力パネル18が設けら
れている。
装置10は、例えば、図示しないコンピュータに接続さ
れ、コンピュータの座標入力装置として用いられる。座
標入力装置10には、ケース12と接続ケーブル16
と、左右の操作ボタン22a、22bが設けられてい
る。ケース12の枠体内に座標入力パネル18が設けら
れている。
【0023】接続ケーブル16はその一端部が後述する
検出部24に接続されるとともに他端部がコネクタ19
とされており、このコネクタ19によってコンピュータ
に接続される。この座標検出装置10の基本的な構成と
作用を図2を参照して説明する。図2において座標入力
装置10は、コンピュータの使用者が入力手段として操
作するための接触面を有する上記の座標入力パネル18
と、座標入力パネル18に電圧を印加し、さらに座標入
力パネル18上の接触点の位置を検出する検出部24と
から構成され、コンピュータの使用者が座標入力パネル
18の接触面を操作することによってスイッチングデー
タ及び座標データを出力し、コンピュータに入力する。
検出部24に接続されるとともに他端部がコネクタ19
とされており、このコネクタ19によってコンピュータ
に接続される。この座標検出装置10の基本的な構成と
作用を図2を参照して説明する。図2において座標入力
装置10は、コンピュータの使用者が入力手段として操
作するための接触面を有する上記の座標入力パネル18
と、座標入力パネル18に電圧を印加し、さらに座標入
力パネル18上の接触点の位置を検出する検出部24と
から構成され、コンピュータの使用者が座標入力パネル
18の接触面を操作することによってスイッチングデー
タ及び座標データを出力し、コンピュータに入力する。
【0024】座標入力装置10を構成する上記の座標入
力パネル18は、対向した2枚の抵抗膜26、28を有
し、抵抗膜26、28はそれぞれ周縁部に沿って形成さ
れた中央部の操作領域(入力範囲、操作領域部)30を
挟んで相対する1対の電極32a、32bと電極34
a、34bとを有している。抵抗膜26、28では、そ
れぞれに形成された電極32a、32bおよび電極34
a、34bが互いに直行するように配置され、例えば、
X軸に平行な抵抗膜26の電極32a、32bはY座
標、またY軸に平行な抵抗膜28の電極34a、34b
はX座標の検出に利用される。抵抗膜26、28の外側
にはそれぞれ後述する上シート48と下シート50が設
けられている。
力パネル18は、対向した2枚の抵抗膜26、28を有
し、抵抗膜26、28はそれぞれ周縁部に沿って形成さ
れた中央部の操作領域(入力範囲、操作領域部)30を
挟んで相対する1対の電極32a、32bと電極34
a、34bとを有している。抵抗膜26、28では、そ
れぞれに形成された電極32a、32bおよび電極34
a、34bが互いに直行するように配置され、例えば、
X軸に平行な抵抗膜26の電極32a、32bはY座
標、またY軸に平行な抵抗膜28の電極34a、34b
はX座標の検出に利用される。抵抗膜26、28の外側
にはそれぞれ後述する上シート48と下シート50が設
けられている。
【0025】また、座標入力装置10を構成する上記の
検出部24は、抵抗膜26上の電極32a、32b間に
電圧を印加するトランジスタ36、38と、抵抗膜28
上の電極34a、34b間に電圧を印加するトランジス
タ40、42から構成され、トランジスタ36、38お
よびトランジスタ40、42を一組ずつ交互にONにす
ることによって、抵抗膜26および抵抗膜28に電圧を
印加している。
検出部24は、抵抗膜26上の電極32a、32b間に
電圧を印加するトランジスタ36、38と、抵抗膜28
上の電極34a、34b間に電圧を印加するトランジス
タ40、42から構成され、トランジスタ36、38お
よびトランジスタ40、42を一組ずつ交互にONにす
ることによって、抵抗膜26および抵抗膜28に電圧を
印加している。
【0026】さらに、検出部24は、トランジスタ3
6、38、40、42を制御する制御部44と、座標入
力パネル18の押下位置に対応する電圧値を検出する電
圧検出部46を有し、座標入力パネル18の押下位置の
座標を検出している。上記のように構成される座標入力
装置10は、座標入力パネル18の一点を押下すると、
押下された接触点で2枚の抵抗膜26、28が接触する
(図3参照)。そのとき電極32a、32bに電圧が印
加されていると、その電圧は接触点で分圧され、Y座標
を示す電圧が出力される。また、電極34a、34bに
電圧が印加されていると、その電圧は接触点で分圧さ
れ、X座標を示す電圧が出力される。
6、38、40、42を制御する制御部44と、座標入
力パネル18の押下位置に対応する電圧値を検出する電
圧検出部46を有し、座標入力パネル18の押下位置の
座標を検出している。上記のように構成される座標入力
装置10は、座標入力パネル18の一点を押下すると、
押下された接触点で2枚の抵抗膜26、28が接触する
(図3参照)。そのとき電極32a、32bに電圧が印
加されていると、その電圧は接触点で分圧され、Y座標
を示す電圧が出力される。また、電極34a、34bに
電圧が印加されていると、その電圧は接触点で分圧さ
れ、X座標を示す電圧が出力される。
【0027】X座標を示す電圧、及びY座標を示す電圧
を検出後、電圧検出部46は、受信した電圧値を制御部
44に送信し、制御部44では、その電圧値に基づいて
接触点の座標データ、またはスイッチングデータを生成
し、出力し、この出力が接続ケーブル16を介してコン
ピュータに入力される。座標入力装置10は上記のよう
に抵抗膜方式であるため、装置の構成が簡単であり、薄
型化可能であるとともに安価であり、また、材質を問わ
ずどのようなペンであっても入力可能である。
を検出後、電圧検出部46は、受信した電圧値を制御部
44に送信し、制御部44では、その電圧値に基づいて
接触点の座標データ、またはスイッチングデータを生成
し、出力し、この出力が接続ケーブル16を介してコン
ピュータに入力される。座標入力装置10は上記のよう
に抵抗膜方式であるため、装置の構成が簡単であり、薄
型化可能であるとともに安価であり、また、材質を問わ
ずどのようなペンであっても入力可能である。
【0028】なお、コンピュータに署名照合装置が設け
られている場合は、これら座標データから形成される文
字等の入力データが署名照合装置の登録データと照合さ
れる。ここで、本実施の形態例に係る上記した座標入力
装置10の座標入力パネル18は、図3に示すように、
上記した抵抗膜26の上面に上シート48が設けられ、
抵抗膜28の下面に下シート50が設けられている。上
シート48の上面には保護シート52が設けられてお
り、その保護シート52の上面に本発明の熱変色性材料
からなる塗布膜54が形成されている。
られている場合は、これら座標データから形成される文
字等の入力データが署名照合装置の登録データと照合さ
れる。ここで、本実施の形態例に係る上記した座標入力
装置10の座標入力パネル18は、図3に示すように、
上記した抵抗膜26の上面に上シート48が設けられ、
抵抗膜28の下面に下シート50が設けられている。上
シート48の上面には保護シート52が設けられてお
り、その保護シート52の上面に本発明の熱変色性材料
からなる塗布膜54が形成されている。
【0029】この塗布膜54は、例えば、クリスタルバ
イオレットラクトン、ビスフェノールA、セチルアルコ
ールからなる熱変色性組成物をバインダに混入した塗料
を塗布して形成したものである。この座標入力装置10
の座標入力パネル18に発熱機構を有するペン55を用
いて文字や図形を筆記することにより、すなわち、座標
入力パネル18を押下してペン先を接触したまま接触部
位の座標位置を変えることにより、接触部位(図3中、
ハッチング部分)が発熱して、例えば、約50℃程度の
温度に至ると、接触部位の塗布膜54が変色し、筆跡等
の痕跡を視認することができる。所定の時間が経過する
と、放熱によって接触部位の温度が元に戻ることによ
り、変色した塗布膜54が元の色に戻り、痕跡が消滅す
る。
イオレットラクトン、ビスフェノールA、セチルアルコ
ールからなる熱変色性組成物をバインダに混入した塗料
を塗布して形成したものである。この座標入力装置10
の座標入力パネル18に発熱機構を有するペン55を用
いて文字や図形を筆記することにより、すなわち、座標
入力パネル18を押下してペン先を接触したまま接触部
位の座標位置を変えることにより、接触部位(図3中、
ハッチング部分)が発熱して、例えば、約50℃程度の
温度に至ると、接触部位の塗布膜54が変色し、筆跡等
の痕跡を視認することができる。所定の時間が経過する
と、放熱によって接触部位の温度が元に戻ることによ
り、変色した塗布膜54が元の色に戻り、痕跡が消滅す
る。
【0030】したがって、描いている手元を見ながら紙
等に筆記する場合と同様に、筆記途中であってもそれま
での筆跡を手元の座標入力パネル18の痕跡(筆跡)で
実際に確認することができるため(図4参照)、正確な
文字等の入力を容易に行なうことができる。このため、
コンピュータに署名照合装置が設けられている場合等に
おいて、特に好適な座標入力装置として用いることがで
きる。
等に筆記する場合と同様に、筆記途中であってもそれま
での筆跡を手元の座標入力パネル18の痕跡(筆跡)で
実際に確認することができるため(図4参照)、正確な
文字等の入力を容易に行なうことができる。このため、
コンピュータに署名照合装置が設けられている場合等に
おいて、特に好適な座標入力装置として用いることがで
きる。
【0031】上記した本実施の形態例に係る座標入力装
置10は、筆跡等の痕跡を残す手段として安価でかつ大
きなスペースを占めることがない塗布膜54を用いたも
のであるため、小型化され、かつ安価な座標入力装置を
得ることができる。また、特殊な専用ペンを用いる必要
がなく、熱を与えることができる簡易なペン等の接触具
を適宜用いて、簡易に入力することができる。
置10は、筆跡等の痕跡を残す手段として安価でかつ大
きなスペースを占めることがない塗布膜54を用いたも
のであるため、小型化され、かつ安価な座標入力装置を
得ることができる。また、特殊な専用ペンを用いる必要
がなく、熱を与えることができる簡易なペン等の接触具
を適宜用いて、簡易に入力することができる。
【0032】つぎに、図5に示す第1の変形例に係る座
標入力装置の座標入力パネル56は、対向して設けられ
た上シート58と下シート60とから構成され、上シー
ト58と下シート60の対向する内側の面にはそれぞれ
抵抗膜62、64が貼着されている。座標入力パネル5
6の操作領域の上面は保護シート66で覆われ、その上
面に熱変色性材料を含有するシート68が貼着されてい
る。
標入力装置の座標入力パネル56は、対向して設けられ
た上シート58と下シート60とから構成され、上シー
ト58と下シート60の対向する内側の面にはそれぞれ
抵抗膜62、64が貼着されている。座標入力パネル5
6の操作領域の上面は保護シート66で覆われ、その上
面に熱変色性材料を含有するシート68が貼着されてい
る。
【0033】上記した第1の変形例に係る座標入力装置
によれば、本実施の形態例に係る座標入力装置10と同
様の効果を奏することができる。つぎに、図6に示す第
2の変形例に係る座標入力装置の座標入力パネル70
は、対向して設けられた上シート72と下シート74と
から構成され、上シート72と下シート74の対向する
内側の面にはそれぞれ抵抗膜76、78が貼着されてい
る。上シート72の上面は透明な保護シート80で覆わ
れ、その保護シート80の下面には熱変色性材料を含有
する塗布膜82が塗布形成されている。ここで用いた熱
変色性材料はクリスタルバイオレットラクトン、P−オ
キシ安息香酸オクチルエステル、ステアリン酸メチルを
配合したものである。この場合、塗布膜82に代えて、
熱変色性材料を含有するシートを用いることもできる。
によれば、本実施の形態例に係る座標入力装置10と同
様の効果を奏することができる。つぎに、図6に示す第
2の変形例に係る座標入力装置の座標入力パネル70
は、対向して設けられた上シート72と下シート74と
から構成され、上シート72と下シート74の対向する
内側の面にはそれぞれ抵抗膜76、78が貼着されてい
る。上シート72の上面は透明な保護シート80で覆わ
れ、その保護シート80の下面には熱変色性材料を含有
する塗布膜82が塗布形成されている。ここで用いた熱
変色性材料はクリスタルバイオレットラクトン、P−オ
キシ安息香酸オクチルエステル、ステアリン酸メチルを
配合したものである。この場合、塗布膜82に代えて、
熱変色性材料を含有するシートを用いることもできる。
【0034】上記した第2の変形例に係る座標入力装置
によれば、例えば、指先により座標入力パネル70に接
触し、接触部位の塗布膜82の温度が30℃程度に至る
と塗布膜82が変色し、接触部位の軌跡を視認すること
ができるため、ペン等の接触具を格別に用いる必要がな
い。また、指先は保護シート80に接触し、塗布膜82
には直接触れないため、塗布膜82の経時的な劣化、損
傷が軽減される。
によれば、例えば、指先により座標入力パネル70に接
触し、接触部位の塗布膜82の温度が30℃程度に至る
と塗布膜82が変色し、接触部位の軌跡を視認すること
ができるため、ペン等の接触具を格別に用いる必要がな
い。また、指先は保護シート80に接触し、塗布膜82
には直接触れないため、塗布膜82の経時的な劣化、損
傷が軽減される。
【0035】つぎに、図7に示す第3の変形例に係る座
標入力装置の座標入力パネル84は、対向して設けられ
た上シート86と下シート88とから構成され、上シー
ト86と下シート88の対向する内側の面にはそれぞれ
抵抗膜90、92が貼着されている。上シート86の上
面は透明な保護シート94で覆われている。ここで、上
シート86には熱変色性材料の微粒子が分散、配合され
ており、また、保護シート94の表面は摩擦によって容
易に発熱するように適度の粗度をもつように形成されて
いる。この場合、上シート86に代えて保護シート94
に熱変色性材料の微粒子を分散、配合してもよく、この
ときの保護シート94は不透明であってもよい。
標入力装置の座標入力パネル84は、対向して設けられ
た上シート86と下シート88とから構成され、上シー
ト86と下シート88の対向する内側の面にはそれぞれ
抵抗膜90、92が貼着されている。上シート86の上
面は透明な保護シート94で覆われている。ここで、上
シート86には熱変色性材料の微粒子が分散、配合され
ており、また、保護シート94の表面は摩擦によって容
易に発熱するように適度の粗度をもつように形成されて
いる。この場合、上シート86に代えて保護シート94
に熱変色性材料の微粒子を分散、配合してもよく、この
ときの保護シート94は不透明であってもよい。
【0036】上記した第3の変形例に係る座標入力装置
によれば、特に、熱変色性材料の素粒子が分散、配合さ
れた上シート86には直接触れないため、上シート86
の経時的な劣化、損傷が軽減される。また、上シート8
6の表面で容易に摩擦熱を生じるため、接触具として大
きな発熱機能をもつものを用いることなく確実に痕跡を
視認することができる。
によれば、特に、熱変色性材料の素粒子が分散、配合さ
れた上シート86には直接触れないため、上シート86
の経時的な劣化、損傷が軽減される。また、上シート8
6の表面で容易に摩擦熱を生じるため、接触具として大
きな発熱機能をもつものを用いることなく確実に痕跡を
視認することができる。
【0037】つぎに、図8に示す第4の変形例に係る座
標入力装置のペン95は、熱伝導率の低い、例えば、A
BS等の樹脂材料からなる鞘部96の内部に、熱伝導率
が高く、かつ硬度がさほど高くない銅等の金属材料から
なる芯部98が収容されており、芯部98の先端(ペン
先)が鞘部から突出している。芯部98を囲んで発熱機
構としてのヒータ部100が設けられ、ヒータ部100
は図示しない電源に接続されている。
標入力装置のペン95は、熱伝導率の低い、例えば、A
BS等の樹脂材料からなる鞘部96の内部に、熱伝導率
が高く、かつ硬度がさほど高くない銅等の金属材料から
なる芯部98が収容されており、芯部98の先端(ペン
先)が鞘部から突出している。芯部98を囲んで発熱機
構としてのヒータ部100が設けられ、ヒータ部100
は図示しない電源に接続されている。
【0038】上記した第4の変形例に係る座標入力装置
のペン95を用いて入力操作を行なうと、ヒータ部10
0から発生した熱が芯部98から熱変色性材料に伝達さ
れて、熱変色性材料が変色し、上記した本発明の効果を
奏することができる。この場合、ヒータ部100の発熱
条件を適宜設定することにより、熱変色性条件の異なる
種々の熱変色性材料を広範に選択使用し、かつ確実に痕
跡を残すことができる。また、熱変色性材料を適宜選択
して用いることにより、痕跡の発現から消滅までの時間
を所望の時間に制御することができる。
のペン95を用いて入力操作を行なうと、ヒータ部10
0から発生した熱が芯部98から熱変色性材料に伝達さ
れて、熱変色性材料が変色し、上記した本発明の効果を
奏することができる。この場合、ヒータ部100の発熱
条件を適宜設定することにより、熱変色性条件の異なる
種々の熱変色性材料を広範に選択使用し、かつ確実に痕
跡を残すことができる。また、熱変色性材料を適宜選択
して用いることにより、痕跡の発現から消滅までの時間
を所望の時間に制御することができる。
【0039】つぎに、図9に示す第5の変形例に係る座
標入力装置のペン102は、熱伝導率の低い、例えば、
ABS等の樹脂材料からなる鞘部104の内部に、熱伝
導率が高く、かつ硬度がさほど高くない銅等の金属材料
からなる芯部106が収容されており、芯部106の先
端が鞘部104から突出するとともに、芯部106の上
部106aは鞘部104の側表面に露出して設けられて
いる。
標入力装置のペン102は、熱伝導率の低い、例えば、
ABS等の樹脂材料からなる鞘部104の内部に、熱伝
導率が高く、かつ硬度がさほど高くない銅等の金属材料
からなる芯部106が収容されており、芯部106の先
端が鞘部104から突出するとともに、芯部106の上
部106aは鞘部104の側表面に露出して設けられて
いる。
【0040】上記した第5の変形例に係る座標入力装置
のペン102を用い、芯部106の上部106aを手指
で把持して操作することにより、体温が芯部106から
熱変色性材料に伝達されて、熱変色性材料が変色し、上
記した本発明の効果を奏することができる。このような
ペン102は、簡易な構成であって安価に製作すること
ができる。
のペン102を用い、芯部106の上部106aを手指
で把持して操作することにより、体温が芯部106から
熱変色性材料に伝達されて、熱変色性材料が変色し、上
記した本発明の効果を奏することができる。このような
ペン102は、簡易な構成であって安価に製作すること
ができる。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る座標入力装置によれば、平
面座標入力パネルの操作領域部に接触したときに生じる
電気信号に基づいて座標データを生成して入力する座標
入力装置において、座標入力パネルの操作領域部は温度
変化に応じて変色する熱変色性層を有するため、座標入
力パネルに接触したまま接触部位の座標位置を変えるこ
とにより接触部位が発熱して熱変色性材料が変色し、接
触部位の痕跡を視認できるため、小型化され、かつ安価
な座標入力装置を得ることができる。また、特殊な専用
ペンを用いる必要がなく、熱を与えることができるもの
であれば、例えば、指先等によっても簡易に入力するこ
とができる。
面座標入力パネルの操作領域部に接触したときに生じる
電気信号に基づいて座標データを生成して入力する座標
入力装置において、座標入力パネルの操作領域部は温度
変化に応じて変色する熱変色性層を有するため、座標入
力パネルに接触したまま接触部位の座標位置を変えるこ
とにより接触部位が発熱して熱変色性材料が変色し、接
触部位の痕跡を視認できるため、小型化され、かつ安価
な座標入力装置を得ることができる。また、特殊な専用
ペンを用いる必要がなく、熱を与えることができるもの
であれば、例えば、指先等によっても簡易に入力するこ
とができる。
【0042】このような熱変色性層としては、熱変色性
材料を含有する塗布膜を座標入力パネルの操作領域部の
上面に塗布形成したものあるいは熱変色性材料を含有す
るシートを座標入力パネルの操作領域部の上面に積層し
たものを用いることにより、好適に本発明の効果を奏す
ることができる。また、座標入力パネルの操作領域部の
上面に透明な保護シートが設けられ、熱変色性層は熱変
色性材料を含有する塗布膜を保護シートの下面に塗布形
成したものであり、あるいは熱変色性材料を含有するシ
ートを保護シートの下面に積層したものであるため、熱
変色性層に直接ペン等で接触することがなく、熱変色性
層の経時的な劣化、損傷を軽減することができる。
材料を含有する塗布膜を座標入力パネルの操作領域部の
上面に塗布形成したものあるいは熱変色性材料を含有す
るシートを座標入力パネルの操作領域部の上面に積層し
たものを用いることにより、好適に本発明の効果を奏す
ることができる。また、座標入力パネルの操作領域部の
上面に透明な保護シートが設けられ、熱変色性層は熱変
色性材料を含有する塗布膜を保護シートの下面に塗布形
成したものであり、あるいは熱変色性材料を含有するシ
ートを保護シートの下面に積層したものであるため、熱
変色性層に直接ペン等で接触することがなく、熱変色性
層の経時的な劣化、損傷を軽減することができる。
【0043】また、座標入力パネルの操作領域部の上面
に透明な保護シートが設けられ、熱変色性層は保護シー
トの下面に設けられる操作領域部を構成する基材に熱変
色性材料を含有させて形成したものであり、あるいは座
標入力パネルの操作領域部の上面に保護シートが設けら
れ、熱変色性層は保護シートに熱変色性材料を含有させ
て形成したものであるため、熱変色性層を格別に設ける
必要がなく、したがって、座標入力装置が一層小型化さ
れる。
に透明な保護シートが設けられ、熱変色性層は保護シー
トの下面に設けられる操作領域部を構成する基材に熱変
色性材料を含有させて形成したものであり、あるいは座
標入力パネルの操作領域部の上面に保護シートが設けら
れ、熱変色性層は保護シートに熱変色性材料を含有させ
て形成したものであるため、熱変色性層を格別に設ける
必要がなく、したがって、座標入力装置が一層小型化さ
れる。
【0044】また、本発明に係る座標入力装置用ペンに
よれば、座標入力パネルに接触するための接触具として
使用されるペンであって、ペンは座標入力パネルとの接
触部位を発熱させる発熱機構を有するため、本発明の座
標入力装置に好適に用いることができる。
よれば、座標入力パネルに接触するための接触具として
使用されるペンであって、ペンは座標入力パネルとの接
触部位を発熱させる発熱機構を有するため、本発明の座
標入力装置に好適に用いることができる。
【図1】本実施の形態例に係る座標入力装置の概略斜視
図である。
図である。
【図2】図1の座標入力装置の座標入力パネルと検出部
の構成を説明するための図である。
の構成を説明するための図である。
【図3】図1の座標入力装置の座標入力パネルの部分拡
大断面図である。
大断面図である。
【図4】図1の座標入力装置の座標入力パネルに入力し
ている状態を説明するための図である。
ている状態を説明するための図である。
【図5】第1の変形例に係る座標入力装置の座標入力パ
ネルの部分拡大断面図である。
ネルの部分拡大断面図である。
【図6】第2の変形例に係る座標入力装置の座標入力パ
ネルの部分拡大断面図である。
ネルの部分拡大断面図である。
【図7】第3の変形例に係る座標入力装置の座標入力パ
ネルの部分拡大断面図である。
ネルの部分拡大断面図である。
【図8】第4の変形例に係る座標入力装置のペンの部分
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図9】第5の変形例に係る座標入力装置のペンの部分
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図10】第1の従来例の座標入力装置の概略図であ
る。
る。
【図11】図10の座標入力装置の座標入力パネルの部
分拡大断面図である。
分拡大断面図である。
【図12】第2の従来例の座標入力装置の構成を説明す
るための図である。
るための図である。
【図13】第3の従来例の座標入力装置の概略斜視図で
ある。
ある。
10 座標入力装置 18、56、70、84 座標入力パネル 26、28、62、64、76、78、90、92 抵
抗膜 30 操作領域 48、58、72、86 上シート 50、60、74、88 下シート 52、66、80、94 保護シート 54、82 塗布膜 55、95、102 ペン 68 シート 96、104 鞘部 98、106 芯部 100 ヒータ部
抗膜 30 操作領域 48、58、72、86 上シート 50、60、74、88 下シート 52、66、80、94 保護シート 54、82 塗布膜 55、95、102 ペン 68 シート 96、104 鞘部 98、106 芯部 100 ヒータ部
Claims (8)
- 【請求項1】 平面座標入力パネルの操作領域部に接触
したときに生じる電気信号に基づいて座標データを生成
して入力する座標入力装置において、 該座標入力パネルの操作領域部は温度変化に応じて変色
する熱変色性層を有することを特徴とする座標入力装
置。 - 【請求項2】 前記熱変色性層は熱変色性材料を含有す
る塗布膜を前記座標入力パネルの操作領域部の上面に塗
布形成したものであることを特徴とする請求項1記載の
座標入力装置。 - 【請求項3】 前記熱変色性層は熱変色性材料を含有す
るシートを前記座標入力パネルの操作領域部の上面に積
層したものであることを特徴とする請求項1記載の座標
入力装置。 - 【請求項4】 前記座標入力パネルの操作領域部の上面
に透明な保護シートが設けられ、 前記熱変色性層は熱変色性材料を含有する塗布膜を該保
護シートの下面に塗布形成したものであることを特徴と
する請求項1記載の座標入力装置。 - 【請求項5】 前記座標入力パネルの操作領域部の上面
に透明な保護シートが設けられ、 前記熱変色性層は熱変色性材料を含有するシートを該保
護シートの下面に積層したものであることを特徴とする
請求項1記載の座標入力装置。 - 【請求項6】 前記座標入力パネルの操作領域部の上面
に透明な保護シートが設けられ、 前記熱変色性層は保護シートの下面に設けられる操作領
域部を構成する基材に熱変色性材料を含有させて形成し
たものであることを特徴とする請求項1記載の座標入力
装置。 - 【請求項7】 前記座標入力パネルの操作領域部の上面
に保護シートが設けられ、 前記熱変色性層は該保護シートに熱変色性材料を含有さ
せて形成したものであることを特徴とする請求項1記載
の座標入力装置。 - 【請求項8】 座標入力パネルに接触するための接触具
として使用される座標入力装置用ペンであって、 該ペンは該座標入力パネルとの接触部位を発熱させる発
熱機構を有することを特徴とする座標入力装置用ペン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13599499A JP2000330724A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 座標入力装置および座標入力装置用ペン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13599499A JP2000330724A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 座標入力装置および座標入力装置用ペン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000330724A true JP2000330724A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15164720
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13599499A Pending JP2000330724A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 座標入力装置および座標入力装置用ペン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000330724A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009069945A (ja) * | 2007-09-11 | 2009-04-02 | Casio Comput Co Ltd | ペン型電子機器及びペン先移動情報算出方法 |
-
1999
- 1999-05-17 JP JP13599499A patent/JP2000330724A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009069945A (ja) * | 2007-09-11 | 2009-04-02 | Casio Comput Co Ltd | ペン型電子機器及びペン先移動情報算出方法 |
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