JP2000332192A - マルチチップ型半導体装置 - Google Patents

マルチチップ型半導体装置

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JP2000332192A JP11139204A JP13920499A JP2000332192A JP 2000332192 A JP2000332192 A JP 2000332192A JP 11139204 A JP11139204 A JP 11139204A JP 13920499 A JP13920499 A JP 13920499A JP 2000332192 A JP2000332192 A JP 2000332192A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外部接続端子数を大幅に増加することなく各半
導体チップの動作テストが可能なマルチチップ型半導体
装置を提供する。 【解決手段】親チップ2の表面に子チップ1が接合され
てチップ・オン・チップ構造の半導体装置が構成されて
いる。親チップ2と子チップ1との接合は、チップ接続
パッドPD,PMおよびバンプBを介して達成される。
親チップ2には、外部接続パッドEと内部回路20との
間を接続する通常状態と、チップ接続パッドPMと外部
接続パッドEとの間を接続するテスト状態との間で切り
換え可能なセレクタSA,SBが備えられている。テス
ト用外部接続端子Tからテスト信号を入力すると、テス
ト回路30は、セレクタSA,SBをテスト状態に切り
換える。これにより、外部接続端子14を利用して、子
チップ1の内部回路10の動作テストを行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の半導体チ
ップを同一パッケージに収容したマルチチップ型半導体
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の半導体チップを互いに接続して樹
脂モールドしたマルチチップ型半導体装置では、半導体
チップ相互間の接続が種々の形態で行われる。たとえ
ば、ボンディングワイヤで半導体チップ間の接続が行わ
れる場合もあり、また、半導体チップ同士を重ね合わせ
てチップ・オン・チップ構造とし、バンプを介して半導
体チップ同士の電気接続が行われる場合もある。さらに
は、配線基板上に複数の半導体チップを接合することに
よって、複数の半導体チップ同士の電気接続が達成され
ている場合もある。
【0003】たとえば、図7(a)に内部を透視した平面
図を示すように、基板105上に第1および第2の半導
体チップ101,102を実装し、第1および第2の半
導体チップ101,102間の接続を基板105上の配
線103によって達成してマルチチップ型半導体装置が
構成される場合がある。この状態で樹脂モールドやセラ
ミックキャッピングが施されてパッケージ107に収容
されることになる。
【0004】基板105には、パッケージ107外に引
き出される複数の外部端子104が接合されている。こ
の外部端子104には、専ら第2の半導体チップ102
のみが接続されている。第1の半導体チップ101は、
第2の半導体チップ102とのチップ間接続部のみを有
していて、外部端子104との接続のための外部接続部
は有していない。
【0005】第1および第2の半導体チップ101,1
02は、組立前に各単体での動作テストが行われるが、
組立後においても、動作確認のためにそれぞれ個別にテ
ストされる。この動作テストのために、図7(b)に底面
図を示すように、基板105の裏面側の適所には、測定
用モニタ端子106が配置されていて、この測定用モニ
タ端子106は、パッケージ107の裏面において露出
させられている。この測定用モニタ端子106は、配線
103の適所に接続されており、したがって、この測定
用モニタ端子106を利用することにより、第1の半導
体チップ101の動作テストを行うことができる。第2
の半導体チップ2の動作テストは、外部端子104を利
用して行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
構成は、親チップの表面に子チップを重ね合わせ、バン
プによりチップ間接合を達成するチップ・オン・チップ
構造のマルチチップ型半導体装置の場合のように、チッ
プ間配線から外部端子への引き出し行うことが困難な構
造の装置には適用することができない。したがって、外
部接続端子に接続されることになる親チップの動作テス
トは行えるが、子チップの動作テストが行えない。
【0007】子チップと直接接続されるテスト用外部接
続端子を設ければ、パッケージングののちに親チップお
よび子チップの動作テストを行うことができるであろう
が、外部接続端子数が増大するためパッケージが大きく
なるうえ、子チップの表面にチップ間接続用のパッド以
外に外部接続用のパッドを設ける必要が生じるから、子
チップのサイズが大型化するという問題もある。
【0008】そこで、この発明の目的は、上述の技術的
課題を解決し、外部接続端子数を大幅に増加することな
く各半導体チップの動作テストが可能なマルチチップ型
半導体装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、第1の半
導体チップと第2の半導体チップとをパッケージ内で相
互接続して構成されるマルチチップ型半導体装置であっ
て、上記第1の半導体チップは、第1内部回路と、上記
第2の半導体チップとの接続のための複数の第1チップ
間接続部とを有しており、上記第2の半導体チップは、
第2内部回路と、上記第1の半導体チップとの接続のた
めの複数の第2チップ間接続部と、上記パッケージ外に
引き出される外部接続端子との接続のための外部接続部
と、上記第2内部回路と上記外部接続部との間を接続す
る状態と上記第2チップ間接続部と上記外部接続部との
間を接続する状態との間で切り換え可能な切り換え回路
とを有していることを特徴とするマルチチップ型半導体
装置である。
【0010】ここでいう「チップ間接続」は、主とし
て、同一パッケージ内に封止される半導体チップ同士の
接続を意味する。
【0011】請求項1記載の発明によれば、第1および
第2の半導体チップは、第1チップ間接続部および第2
チップ間接続部を介して互いに接続されており、これに
より、マルチチップ型半導体装置が構成されている。第
2の半導体チップには、外部接続部を第2内部回路に接
続する状態と、外部接続部を第2チップ間接続部を介し
て第1の半導体チップの第1内部回路に接続する状態と
を切り換え可能な切り換え回路が設けられている。した
がって、この切り換え回路を利用することにより、第1
内部回路に対する信号の入出力を外部接続端子から行え
るので、第1の半導体チップに外部接続部を備えること
なく、当該第1の半導体チップ内の第1内部回路の動作
テストを行うことができる。すなわち、外部接続端子数
の大幅な増加を伴うことなく、第1および第2の半導体
チップの動作テストを行える。
【0012】言うまでもなく、第2の半導体チップ内の
第2内部回路の動作テストは、切り換え回路を、外部接
続部と第2内部回路とを接続する状態とすることによっ
て、外部接続端子から行うことができる。
【0013】なお、上記複数の外部接続部は、切り換え
回路に切り換え信号を入力するための切り換え信号入力
端子に接続される切り換え用外部接続部を含んでいるこ
とが好ましい。
【0014】請求項2記載の発明は、第1の半導体チッ
プと第2の半導体チップとをパッケージ内で相互接続し
て構成されるマルチチップ型半導体装置であって、上記
第1の半導体チップは、第1内部回路と、上記第2の半
導体チップとの接続のための複数の第1チップ間接続部
とを有しており、上記第2の半導体チップは、第2内部
回路と、上記第1の半導体チップとの接続のための複数
の第2チップ間接続部と、上記パッケージ外に引き出さ
れる外部接続端子との接続のための外部接続部と、上記
複数の第2チップ間接続部にそれぞれ接続され、上記第
1内部回路に対して入出力される信号値を保持すること
ができる複数のバウンダリスキャンセルを含むバウンダ
リスキャン回路とを有していることを特徴とするマルチ
チップ型半導体装置である。
【0015】この構成によれば、第2の半導体チップに
は、第1の半導体チップ内の第1内部回路に対して入出
力される信号値を保持することができるバウンダリスキ
ャンセルが設けられている。したがって、このバウンダ
リスキャンセルに動作テスト用の信号を書き込むことに
より、第1内部回路に動作テスト用の信号を与えること
ができる。また、第1内部回路が出力する信号値をバウ
ンダリスキャンセルに保持させ、これを読み出すことに
より、第1内部回路の出力信号をモニタすることができ
る。
【0016】よって、このようなバウンダリスキャンセ
ルを有するバウンダリスキャン回路を第2の半導体チッ
プに内蔵させている本発明の構成により、外部接続端子
数を大幅に増大することなく、各半導体チップの動作テ
ストを行うことができる。むろん、第1の半導体チップ
に外部接続部を設ける必要もない。言うまでもなく、第
2の半導体チップ内の第2内部回路の動作テストは、外
部接続端子および外部接続部を利用して行うことができ
る。
【0017】なお、上記複数のバウンダリスキャンセル
は、直列に接続されていて、信号値をシフトすることに
より信号の入出力が可能な構成とされていることが好ま
しい。
【0018】請求項3記載の発明は、上記複数の外部接
続部は、上記複数のバウンダリスキャンセルに対して直
列にデータを入力するためシリアル入力用外部接続部
と、上記複数のバウンダリスキャンセルの保持データを
直列に読み出すためのシリアル出力用外部接続部とを含
むことを特徴とする請求項2記載のマルチチップ型半導
体装置である。
【0019】この構成により、シリアル入力用外部接続
部とシリアル出力用外部接続部とを設けることによっ
て、任意の数のバウンダリセルに対する入出力を行うこ
とができる。したがって、外部接続端子数を大幅に増加
させる必要がない。
【0020】請求項4記載の発明は、第1の半導体チッ
プと第2の半導体チップとをパッケージ内で相互接続し
て構成されるマルチチップ型半導体装置であって、上記
第1の半導体チップは、第1内部回路と、上記第2の半
導体チップとの接続のための複数の第1チップ間接続部
とを有しており、上記第2の半導体チップは、第2内部
回路と、上記第1の半導体チップとの接続のための複数
の第2チップ間接続部と、上記パッケージ外に引き出さ
れる外部接続端子との接続のための外部接続部と、上記
第1内部回路の動作テストを行うための動作テスト回路
とを有していることを特徴とするマルチチップ型半導体
装置である。
【0021】この構成によれば、第2の半導体チップに
は、第1の半導体チップ内の第1内部回路の動作テスト
を行う動作テスト回路が内蔵されている。したがって、
この動作テスト回路を作動させることにより、第1内部
回路の動作テストを行うことができるから、第1内部回
路の動作テストのために多くの外部接続端子を増設する
必要がない。むろん、第1の半導体チップに外部接続部
を設ける必要もない。また、第2の半導体チップ内の第
2内部回路の動作テストは、この第2の半導体チップの
外部接続部を利用して行うことができる。
【0022】この発明の構成では、外部接続端子を利用
した第2内部回路の動作テストと、動作テスト回路を利
用した第1内部回路の動作テストとを並行して行うこと
が可能であり、これにより、マルチチップ型半導体装置
全体の動作テストの所要時間を大幅に短縮できる。
【0023】請求項5記載の発明は、上記動作テスト回
路は、上記第1内部回路のための動作テスト内容を記憶
した動作テスト用メモリを備えていることを特徴とする
請求項4記載のマルチチップ型半導体装置である。
【0024】この構成によれば、動作テスト用メモリに
動作テスト内容を設定することができるから、第2の半
導体チップと組み合わされる第1の半導体チップの種類
に応じて適切な動作テスト内容が設定された動作テスト
用メモリを用いることにより、任意の組合せで半導体チ
ップを選択してマルチチップ型半導体装置を構成するこ
とができる。そして、このようなマルチチップ型半導体
装置を構成する各半導体チップの動作テストを良好に行
える。
【0025】請求項6記載の発明は、上記動作テスト用
メモリは、書換え可能型メモリにより構成されているこ
とを特徴とする請求項5記載のマルチチップ型半導体装
置である。
【0026】この構成によれば、動作テスト用メモリの
内容の書き換えが可能なので、外部接続端子を利用して
この動作テスト用メモリの内容を書き換えることによ
り、動作テストの内容を必要に応じて変更することがで
きる。すなわち、使用者において、必要に応じて、第1
の半導体チップ内の第1内部回路の動作テストの内容を
変更できる。
【0027】請求項7記載の発明は、上記動作テスト回
路は、動作テスト結果を表すテスト結果信号を出力する
ものであり、上記複数の外部接続部は、上記テスト結果
信号を出力するためのテスト結果出力用外部接続部を含
むことを特徴とする請求項4ないし6のいずれかに記載
のマルチチップ型半導体装置である。
【0028】この構成によれば、動作テスト回路はテス
ト結果信号を出力し、このテスト結果信号がテスト結果
出力用外部接続部を介して外部に導出されるようになっ
ている。したがって、テスト結果出力用の端子を増設す
るのみで、第1の半導体チップの動作テストが可能にな
る。
【0029】なお、第2の半導体チップの第2内部回路
がCPUのようなデータ処理回路を有している場合に
は、このデータ処理回路を利用して、テスト結果信号を
既存の外部接続端子から出力するようにしてもよい。こ
の場合には、テスト結果出力用外部接続部を特別に増設
する必要はない。より具体的には、動作テスト回路のテ
スト結果信号が所定のレジスタに書き込まれるようにし
ておき、このレジスタの内容をデータ処理回路が読み出
して、外部接続端子に出力するようにすればよい。
【0030】請求項8記載の発明は、上記第2チップ間
接続部と上記第2内部回路との間を接続する通常状態
と、上記第2チップ間接続部と上記動作テスト回路との
間を接続するテスト状態とを切り換えることができる切
り換え回路をさらに備えていることを特徴とする請求項
4ないし7のいずれかに記載のマルチチップ型半導体装
置である。
【0031】この構成では、動作テスト時には、第1内
部回路と第2内部回路との接続を遮断でき、第1内部回
路を専ら動作テスト回路に接続することができるので、
第1内部回路の動作テストを良好に行うことができる。
【0032】なお、この発明の場合に、上記複数の外部
接続部は、切り換え回路に切り換え信号を入力するため
の切り換え信号入力端子に接続される切り換え用外部接
続部を含んでいることが好ましい。
【0033】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0034】図1は、この発明の一実施形態に係るマル
チチップ型半導体装置の分解斜視図であり、図2は、当
該半導体装置の断面図である。この半導体装置は、第1
の半導体チップとしての子チップ1を、第2の半導体チ
ップとしての親チップ2の表面に重ね合わせて接合し
た、いわゆるチップ・オン・チップ(Chip-On-Chip)構
造を有している。このチップ・オン・チップ構造のマル
チチップ型半導体装置は、外部との接続のための外部接
続端子14(リードフレーム)が引き出された状態で樹
脂モールドされ、パッケージ40に納められている。
【0035】親チップ2は、たとえばシリコンチップか
らなっており、その表面21は、親チップ2の基体をな
す半導体基板においてトランジスタなどの機能素子が形
成された活性表層領域側の表面であって、最表面は、絶
縁物の保護膜で覆われている。この保護膜上には、所定
の位置において、外部接続用の複数の外部接続パッドE
(外部接続部)が、ほぼ矩形の平面形状を有する親チッ
プ2の表面21の周縁付近に露出して配置されている。
この外部接続パッドEは、ボンディングワイヤ13によ
って外部接続端子14に接続されている。
【0036】親チップ2の内方の領域には、子チップ1
の接合領域15が設定されており、この接合領域15に
は、子チップ1とのチップ間接続のためのチップ接続パ
ッドPM1,PM2,PM3,・・・・・・(以下、総称する
ときには「チップ接続パッドPM」という。)(第2チ
ップ間接続部)が、複数個(図1では4個のみ図示)形
成されている。
【0037】複数の外部接続パッドEのうちの所定の1
つの外部接続パッドは、子チップ1の内部回路の動作テ
ストの際に、テスト開始信号が入力されるテスト用外部
接続パッドEtである。このテスト用外部接続パッドEt
は、テスト用外部接続端子T(外部接続端子14のうち
の1つ)に接続されている。
【0038】子チップ1は、たとえばシリコンチップか
らなっており、表面11は、子チップ1の基体をなす半
導体基板においてトランジスタなどの機能素子が形成さ
れた活性表層領域側の表面であり、最表面は、絶縁物の
保護膜で覆われている。この保護膜上には、親チップ2
とのチップ間接続のためのチップ接続パッドPD1,P
D2,PD3,・・・・・・(以下、総称するときには「チッ
プ接続パッドPD」という。)(第1チップ間接続部)
が、複数個(図1では4個のみ図示)形成されている。
子チップ1は、外部接続パッドを有しておらず、したが
って、専ら、親チップ2を介してのみ外部からのアクセ
スが可能である。
【0039】子チップ1のチップ接続パッドPD上に
は、耐酸化性の金属、たとえば、金、鉛、プラチナ、銀
またはイリジウムからなるバンプBがそれぞれ形成され
ていて、チップ間接続部材をなす金属隆起部を構成して
いる。
【0040】子チップ1は、表面11を親チップ2の表
面21に対向させた状態で親チップ2に接合されてい
る。この接合は、バンプBを接合領域15のチップ接続
パッドPMにそれぞれ当接させた状態で、親チップ2と
子チップ1とを相互に圧着することにより達成される。
この圧着の際、必要に応じて親チップ2および/または
子チップ1に超音波振動を与えることにより、バンプB
とチップ接続パッドPMとの確実な接合が達成される。
【0041】図3は、上記のマルチチップ型半導体装置
の電気的構成を説明するためのブロック図である。親チ
ップ2と子チップ1とは、チップ接続パッドPM,PD
およびバンプBを介して接続されている。子チップ1の
内部回路10(第1内部回路)は、たとえば、メモリ回
路からなっており、アドレス信号が入力されるアドレス
入力端子10Aと、データが入力されるデータ入力端子
10Bと、データが出力されるデータ出力端子10Cと
を有しており、各端子には、バッファ11A,11B,
11Cがそれぞれ附属している。
【0042】これらのバッファ11Aはチップ接続パッ
ドPDaに接続されており、バッファ11B,11C
は、チップ接続パッドPDbに共通に接続されている。
【0043】チップ接続パッドPDa,PDbは、それぞ
れバンプBを介して、親チップ2のチップ接続パッドP
Ma,PMbに接続されており、これらのチップ接続パッ
ドPMa,PMbは、ライン21A,21Bを介して親チ
ップ2の内部回路20に接続されている。この内部回路
20は、たとえば、子チップ1の内部回路10にアクセ
スするためのロジック回路からなる。
【0044】親チップ2の内部回路20は、セレクタS
A,SB(切り換え回路)を介して、外部接続パッドE
a,Ebに接続されており、これらの外部接続パッドE
a,Ebは、それぞれ外部接続端子14に接続されてい
る。
【0045】セレクタSAは、さらに、ライン22Aを
介してライン21Aに接続されており、外部接続パッド
Eaからの信号を内部回路20に与える通常状態と、外
部接続パッドEaからの信号を内部回路20をバイパス
して、ライン22A,21Aから、チップ接続パッドP
Ma,PDaを介して子チップ1の内部回路10に与え
るテスト状態とを切り換えることができるようになって
いる。同様に、セレクタSBは、ライン22Bを介して
ライン21Bに接続されており、内部回路20からの出
力信号を外部接続パッドEbに与える通常状態と、子チ
ップ1の内部回路10からチップ接続パッドPDb,P
Mbを介してライン21Bに与えられた信号を、内部回
路20をバイパスさせて、ライン22Bから外部接続パ
ッドEbに与えるテスト状態とを切り換えることができ
るようになっている。
【0046】これらのセレクタSA,SBの切り換えの
ための切り換え信号は、親チップ2に内蔵されたテスト
回路30から、ライン31を介して各セレクタSA,S
Bに入力されるようになっている。テスト回路30に
は、テスト用外部接続端子Tから、テスト用外部接続パ
ッドEt(切り換え用外部接続部)を介してテスト信号
が入力可能とされている。テスト回路30は、テスト信
号の入力に応答して、セレクタSA,SBを通常状態か
らテスト状態へと切り換える。
【0047】このような構成により、この実施形態に係
るマルチチップ型半導体装置においては、セレクタS
A,SBをテスト状態に切り換えることによって、親チ
ップ2の内部回路20と外部接続端子14との接続のた
めの外部接続パッドEa,Ebを利用して子チップ1の内
部回路10の動作テストを行うことができる。すなわ
ち、外部接続パッドEaに対応した外部接続端子14か
らテスト用のアドレス信号を与え、外部接続パッドEb
に対応した外部接続端子14からテスト用のデータの入
出力を行うことによって、親チップ2の内部回路20と
は独立した状態で、内部回路10の動作テストを行え
る。
【0048】言うまでもなく、親チップ2の内部回路2
0の動作テストは、セレクタSA,SBを通常状態に設
定することにより行える。この場合に、内部回路10,
20間の相互接続を遮断する必要があれば、ライン21
A,21Bに、それぞれスイッチ33A,33Bを配置
し、これらのスイッチ33A,33Bを遮断すればよ
い。スイッチ33A,33Bの開閉制御は、テスト回路
30から適当な制御信号を与えることにより行えばよ
い。
【0049】子チップ1の動作テストのときに内部回路
10,20の相互接続を遮断して、内部回路10を内部
回路20から独立させる必要がある場合にも、スイッチ
33A,33Bを遮断状態とすれば足りる。
【0050】以上のようにこの実施形態によれば、子チ
ップ1に外部接続パッドを設けることなく、この子チッ
プ1の内部回路10の動作テストを行うことができる。
この場合に、親チップ2の外部接続パッドEには、テス
ト用外部接続パッドEtを増設すれば足りる。そのた
め、外部接続端子数の大幅な増加を伴うことなく、子チ
ップ1および親チップ2の動作テストが可能になる。
【0051】図4は、この発明の第2の実施形態に係る
マルチチップ型半導体装置の電気的な構成を示すブロッ
ク図である。この実施形態の説明では、上述の図1およ
び図2を再び参照することとし、図4において、図3に
示された各部に対応する部分には、図3の場合と同じ参
照符号を付すこととする。
【0052】この実施形態のマルチチップ型半導体装置
は、上述の第1の実施形態の場合と同様、親チップ2の
表面21に、子チップ1を重ね合わせて接合したチップ
・オン・チップ型の基本構造を有している。
【0053】この実施形態においては、親チップ2は、
チップ接続パッドPMに接続された入出力バッファBF
と内部回路20との間に、それそれ、バウンダリスキャ
ンセルCO1,CO2,・・・・・・;CI1,CI2,・・・・
・・を有しており、さらに、外部接続パッドEに接続され
た入出力バッファBFと内部回路20との間に、バウン
ダリスキャンセルCO11,CO12,・・・・・・;CI1
1,CI12,・・・・・・を有している。これらの複数のバ
ウンダリスキャンセルCO1,CO2,・・・・・・;CI
1,CI2,・・・・・・;CO11,CO12,・・・・・・;C
I11,CI12,・・・・・・(以下、総称するときには
「バウンダリスキャンセルC」という。)は、ライン4
1に直列に接続されていて、この直列回路の一端は、デ
ータ入力用外部接続パッドEI(シリアル入力用外部接
続部)に接続されており、他端は、バッファBFを介し
て、データ出力用外部接続パッドEO(シリアル出力用
外部接続部)に接続されている。そして、データ入力用
外部接続パッドEIは、テストデータ入力端子TI(外
部接続端子14のうちの1つ)に接続されており、デー
タ出力用外部接続パッドEOは、テストデータ出力端子
TO(外部接続端子14のうちの1つ)に接続されてい
る。親チップ2には、さらに、バウンダリスキャンコン
トローラ45が内蔵されており、このバウンダリスキャ
ンコントローラ45は、複数のバウンダリスキャンセル
Cとともに、バウンダリスキャン回路を構成している。
このバウンダリスキャン回路は、後述するように、JT
AG(Joint Test Action Group:IEEE1149)に規定さ
れているような働きを有している。
【0054】バウンダリスキャンセルCのうち、バウン
ダリスキャンセルCO1,CO2,・・・・・・;CO11,
CO12,・・・・・・は、内部回路20から出力される信号
を取り込んで保持することができる出力セルであり、以
下、総称するときには「出力セルCO」という。これに
対して、バウンダリスキャンセルCI1,CI2,・・・・
・・;CI11,CI12,・・・・・・は、内部回路20に入
力されるべき信号を取り込んで保持することができる入
力セルであり、以下、総称するときには「入力セルC
I」という。
【0055】図5は、出力セルCOおよび入力セルCI
の構成を説明するためのブロック図である。出力セルC
Oおよび入力セルCIは、いずれも1段のシフトレジス
タRと、これに対応したラッチ回路Lとを有している。
複数のバウンダリスキャンセルCのシフトレジスタRは
直列に接続されていて、各シフトレジスタRのデータ入
力端子Riは前段のバウンダリスキャンセルCのシフト
レジスタRのデータ出力端子Roに接続されている。そ
して、各バウンダリスキャンセルCのシフトレジスタR
の保持データは、バウンダリスキャンコントローラ45
が出力するクロック信号CLKに同期して、ライン41
に沿って1段ずつシフトされるようになっている。バウ
ンダリスキャンコントローラ45は、クロック入力端T
C(図4参照。外部接続端子14のうちの1つであ
る。)およびクロック入力用外部接続パッドEC(外部
接続パッドEのうちの1つ)を介して与えられるクロッ
ク信号CLKを、必要に応じて各バウンダリスキャンセ
ルCに与える。
【0056】出力セルCOでは、内部回路20の出力デ
ータがシフトレジスタRに入力され、このシフトレジス
タRの保持データが所定のタイミングでラッチ回路Lに
取り込まれるようになっていて、このラッチ回路Lの出
力データがチップ接続パッドPMや外部接続パッドEに
与えられるようになっている。ラッチ回路Lは、バウン
ダリスキャンコントローラ45が出力するラッチ信号L
UTCHに同期して、シフトレジスタRの保持データを
取り込む。
【0057】入力セルCIでは、チップ接続パッドPM
または外部接続パッドEから与えられるデータが、シフ
トレジスタRに入力されるようになっている。そして、
このシフトレジスタに入力されたデータは、バウンダリ
スキャンコントローラ45によって生成されるラッチ信
号LUTCHに同期して、ラッチ回路Lに取り込まれる
ようになっている。このラッチ回路Lの保持データが、
内部回路20への入力データとなる。
【0058】通常動作時には、バウンダリスキャンコン
トローラ45は、バウンダリスキャンセルCへのクロッ
ク信号CLKの供給を停止するとともに、ラッチ信号L
UTCHを所定のタイミングで各バウンダリスキャンセ
ルCに供給する。これにより、各バウンダリスキャンセ
ルCのシフトレジスタRおよびラッチ回路Lを介して、
内部回路20とチップ接続パッドPMおよび外部接続パ
ッドEとの間のデータの授受が行われる。したがって、
内部回路20と子チップ1の内部回路10との間の信号
の授受および内部回路20と外部接続端子14との間の
信号の授受が行われる。
【0059】一方、テスト動作時には、テスト開始信号
がテスト用外部接続端子Tおよびテスト用外部接続パッ
ドEtからバウンダリスキャンコントローラ45に入力
され、テストモードの動作が行われる。そして、テスト
データ入力端子TIからは、各バウンダリスキャンセル
Cに設定すべきテストデータが直列(シリアル)に入力
される。これに同期して、テストモードのバウンダリス
キャンコントローラ45は、クロック信号CLKを各バ
ウンダリスキャンセルCに与え、テストデータをシフト
させていく。そして、各セルに適切なテストデータが設
定された時点で、バウンダリスキャンコントローラ45
は、クロック信号CLKの出力を停止する。こうして、
各バウンダリスキャンセルCにテストデータを設定する
ことができる。その後、バウンダリスキャンコントロー
ラ45は、ラッチ信号LUTCHを出力して、各セルの
ラッチ回路Lにテストデータを保持させる。
【0060】この場合に、チップ接続パッドPMに接続
されているバウンダリスキャンセルCO1,CO2,・・
・・・・に、子チップ1の内部回路10に入力すべきテスト
データを与えれば、この内部回路10の動作テストを行
える。動作テストの結果として導出されるテストデータ
は、入力セルCI1,CI2,・・・・・・に保持されること
になる。
【0061】入力セルCI1,CI2,・・・・・・;CI1
1,CI12,・・・・・・には、最初、親チップ2の内部回
路20の動作テストのためのテストデータが設定され
る。そして、これらのテストデータは、内部回路20に
与えられる。したがって、内部回路20の動作テストの
ために用いられた入力セルCI1,CI2は、その後に
は、子チップ1の内部回路10が出力するテスト結果デ
ータを保持することになる。親チップ2の内部回路20
の動作テストのテスト結果データは、出力セルCO1,
CO2,・・・・・・;CO11,CO12,・・・・・・に導出さ
れる。したがって、出力セルCO1,CO2,・・・・・・
は、最初は、子チップ1の内部回路10の動作テストの
ためのテストデータを保持し、その後に、親チップ2の
内部回路20のテスト結果データを保持することにな
る。
【0062】このようにして複数のバウンダリスキャン
セルCに内部回路10,20のテスト結果データが保持
された後には、バウンダリスキャンコントローラ45
は、各セルCにクロック信号CLKを与える。これによ
り、テストデータ出力端子TOからは、テスト結果デー
タが直列(シリアル)に出力されることになる。
【0063】このようにこの実施形態によれば、チップ
接続パッドPMと内部回路20との間に介装されたバウ
ンダリスキャンセルCを有するバウンダリスキャン回路
を親チップ2に設けることにより、外部接続パッドを持
たない子チップ1の内部回路10の動作テストを達成し
ている。しかも、上述のとおり、親チップ2および子チ
ップ1の内部回路20,10の動作テストは同時に行う
ことができるので、動作テストのための時間を大幅に短
縮することが可能である。
【0064】そして、バウンダリスキャン回路のために
必要な外部接続端子数は、4本(テストデータ入力端子
TI、テストデータ出力端子TO、クロック入力端TC
およびテスト用外部接続端子T)であり、したがって、
親チップ2における外部接続パッド数の増大もさほどで
はない。
【0065】なお、親チップ2の内部回路20の動作テ
ストは、外部接続端子14を利用して行うことができる
ので、バウンダリスキャンセルCは、親チップ2とチッ
プ間接続部PMとの間にのみ設けられてもよい。
【0066】図6は、この発明の第3の実施形態に係る
マルチチップ型半導体装置の電気的構成を示すブロック
図である。この実施形態の説明では、上述の図1および
図2を再び参照することとし、図6において、図3に示
された各部に対応する部分には、図3の場合と同じ参照
符号を付すこととする。
【0067】この実施形態のマルチチップ型半導体装置
は、上述の第1の実施形態の場合と同様、親チップ2の
表面21に、子チップ1を重ね合わせて接合したチップ
・オン・チップ型の基本構造を有している。
【0068】この実施形態では、親チップ2には、子チ
ップ1の内部回路10(たとえば、メモリ回路)の動作
テストのための動作テスト回路50が内蔵されている。
この動作テスト回路50を用いることにより、子チップ
1の内部回路10の動作テストを行うことができ、これ
と並行して、外部接続端子14を利用して、親チップ2
の内部回路20の動作テストを行うことができる。これ
により、外部接続端子数の大幅な増大を伴うことなく、
子チップ1および親チップ2の内部回路10,20の動
作テストを行うことができ、かつ、この動作テストに要
する時間を大幅に短縮できる。
【0069】具体的な構成について説明すると、親チッ
プ2には、内部回路20とチップ接続パッドPMとの間
に、セレクタS1,S2,S3が介装されている。これ
らのセレクタS1,S2,S3は、親チップ2に内蔵さ
れたテスト回路30が出力する切り換え信号に応答し
て、通常状態とテスト状態とをとることができる。テス
ト回路30には、テスト用外部接続端子Tから、テスト
用外部接続パッドEtを介して、テスト信号を入力する
ことができるようになっていて、このテスト信号の入力
に応答して、テスト回路30は、セレクタS1,S2,
S3(切り換え回路)を通常状態からテスト状態に切り
換えるための切り換え信号を出力するようになってい
る。
【0070】通常状態は、当該マルチチップ型半導体装
置の使用時における状態である。セレクタS1は、通常
状態において、内部回路20が出力するアドレス信号を
チップ接続パッドPMaに与える。したがって、子チッ
プ1の内部回路10にアドレス信号が入力されることに
なる。また、セレクタS2は、通常状態において、内部
回路10が出力するデータ信号をチップ接続パッドPM
bに与える。したがって、子チップ1の内部回路10に
当該データ信号が入力されることになる。さらに、セレ
クタS3は、通常状態において、チップ接続パッドPM
bからのデータ信号を内部回路20に入力する。したが
って、子チップ1の内部回路10の出力データが、親チ
ップ2の内部回路20に入力されることになる。
【0071】一方、テスト状態は、子チップ1の内部回
路10の動作テストを行い、必要に応じて、親チップ2
の内部回路20の動作テストを並行して行うための状態
である。セレクタS1は、テスト状態においては、動作
テスト回路50から与えられるアドレス信号をチップ接
続パッドPMaに与える。また、セレクタS2は、テス
ト状態においては、動作テスト回路50から与えられる
テストデータをチップ接続パッドPMbに与える。さら
に、セレクタS3は、テスト状態においては、チップ接
続パッドPMbから与えられるテスト結果データを、動
作テスト回路50に与える。
【0072】通常状態においては、動作テスト回路50
は、内部回路10および20のいずれからも独立した状
態となる。そして、テスト状態においては、親チップ2
の内部回路20は、子チップ1の内部回路10および動
作テスト回路50のいずれからも独立した状態となる。
ただし、テスト状態のときでも、内部回路20は、動作
テスト回路50が有するレジスタR1,R2(後述)に
は、アクセスすることができる。
【0073】動作テスト回路50は、いわゆるマイクロ
シーケンサとしての構成を有している。すなわち、動作
テスト回路50は、動作テスト用のプログラムを記憶し
たマイクロプログラムメモリ51(動作テスト用メモ
リ)と、このマイクロプログラムメモリ51が出力すべ
き命令の位置を指示するプログラムカウンタ52と、子
チップ1の内部回路10(メモリ回路)に与えるべきテ
スト用アドレスを生成するアドレスカウンタ53と、マ
イクロプログラムメモリ51からの命令に基づいてテス
ト用のデータを生成するデータ生成回路54と、このデ
ータ生成回路54の出力データと子チップ1の内部回路
10の出力データとを比較するデータコンパレータ55
とを有している。
【0074】アドレスカウンタ53が出力するテスト用
アドレスは、セレクタS1から、チップ接続パッドPM
a,PDaおよびバンプBを介して、子チップ1の内部回
路10のアドレス入力端子10Aに入力されるようにな
っている。また、データ生成回路54が出力するテスト
データは、セレクタS2から、チップ接続パッドPM
b,PDbおよびバンプBを介して、子チップ1の内部回
路10のデータ入力端子10Bに入力されるようになっ
ている。また、データコンパレータ55には、内部回路
10がデータ出力端子10Cに導出するデータが、チッ
プ接続パッドPMb,PDbおよびバンプBを介して、セ
レクタS3から入力されるようになっている。
【0075】データコンパレータ55は、データ生成回
路54からのテストデータとセレクタS3からのデータ
とが一致するか否かを監視しており、不一致が検出され
ると、異常が生じていることを表すエラー信号ERRO
Rを出力する。また、最後のデータに至るまで不一致が
検出されなければ、異常がないことを表すテスト終了信
号ENDを出力する。エラー信号ERRORおよび終了
信号ENDは、それぞれ、エラーレジスタR1および終
了レジスタR2に格納されるようになっている。
【0076】テスト回路30は、テスト用外部接続端子
Tから、テスト用外部接続パッドEtを介して、テスト
信号が入力されると、テスト開始信号を動作テスト回路
50に与える。これに応答して、動作テスト回路50は
動作を開始する。すなわち、プログラムカウンタ52が
作動することにより、マイクロプログラムメモリ51か
ら所定の順序で命令が発生され、これに応答して、アド
レスカウンタ53がテスト用アドレスを生成するととも
に、データ生成回路54がテストデータを生成する。こ
のとき、セレクタS1,S2,S3は、いずれも、動作
テスト回路50側に接続されているので、テスト用アド
レスおよびテストデータは、子チップ1の内部回路10
に入力される。そして、この内部回路10の出力データ
は、データコンパレータ55において、データ生成回路
54が生成するテストデータと比較される。このように
して、内部回路10に対するデータの書込および読出が
すべての記憶位置(アドレス)に関して実行されること
により、内部回路10の機能テストが達成される。
【0077】この実施形態では、親チップ2の内部回路
20には、CPU201が備えられており、このCPU
201は、エラーレジスタR1および終了レジスタR2
の内容を読み出すことができる。そして、CPU201
は、動作テストの結果として、エラーレジスタR1およ
び終了レジスタR2の内容を所定の外部出力端子14か
ら出力する。
【0078】エラーレジスタR1の内容をCPU201
によって読み出す代わりに、エラーレジスタR1の保持
データ(テスト結果信号)をライン205を介してエラ
ー信号用外部接続パッドEe(テスト結果出力用外部接
続部)を介して、エラー信号用外部端子Te(外部接続
端子14のうちの1つ)に導出するようにしてもよい。
この場合には、エラー信号用外部端子Teの出力を外部
回路によって監視するだけで、子チップ1の内部回路1
0のテストを行えることになる。むろん、この場合に
は、内部回路20は、レジスタR1,R2の内容を読み
出す必要がないので、この内部回路20にCPUのよう
なデータ処理回路を備える必要はない。
【0079】マイクロプログラムメモリ51は、ROM
(読出専用メモリ)で構成されていてもよいし、RAM
(随時書込可能なメモリ(書き換え可能型メモリ))で
構成されていてもよい。マイクロプログラムメモリ51
がROMで構成される場合には、このROMに記憶され
る動作テストの設定内容を、親チップ2と組み合わせら
れるべき子チップ1の内部回路10の種類等に応じて適
切に設定することにより、様々な子チップ1に対応した
テストデータをデータ生成回路54から生成させること
ができる。また、マイクロプログラムメモリ51をRA
Mで構成する場合には、外部接続端子14から当該RA
Mに書き込むべき動作テスト用データを与え、CPUな
どの内部データ処理回路を利用してRAMに動作テスト
用データを書き込むことにより、データ生成回路54か
ら生成されるデータ内容を変更して、テスト内容を適宜
変更することができる。すなわち、たとえば、使用者に
おいて動作テストの内容を設定することも可能となる。
RAMへのデータの書込には、たとえば、JTAGに規
定されているようなバウンダリスキャン方式を利用する
こともできる。
【0080】この発明の実施形態の説明は、以上のとお
りであるが、この発明は、他の形態で実施することも可
能である。たとえば、上述の実施形態では、子チップ1
の内部回路10がメモリ回路であって、親チップ2の内
部回路20が当該メモリ回路に対して読出/書込を行う
ためのロジック回路である例を挙げたが、親チップ2お
よび子チップ1の各内部回路の組合せは、上記の組合せ
以外であってもよい。また、上述の実施形態では、親チ
ップ2の表面に子チップ1の表面を対向させて接合した
チップ・オン・チップ構造のマルチチップ型半導体装置
を例に挙げたが、親チップ2の表面に子チップ1の裏面
(活性表層領域とは反対側の面)を対向させて接合し、
チップ接続パッド間の接続をワイヤボンディングにより
行う構成のチップ・オン・チップ構造の装置にも、この
発明を適用することが可能である。また、ワイヤボンデ
ィングにより半導体チップ間が接続される場合には、必
ずしもチップ・オン・チップ構造をとる必要はない。さ
らに、配線基板上に複数の半導体チップが接合され、こ
の配線基板を介して半導体チップ間の接続が達成される
構成の半導体装置に対しても、この発明を適用すること
が可能である。
【0081】さらに、上記の実施形態では、親チップ2
および子チップ1は、いずれもシリコンからなるチップ
であることとしたが、シリコンの他にも、ガリウム砒素
半導体やゲルマニウム半導体などの他の任意の半導体材
料を用いた半導体チップをこの発明の半導体装置に適用
することができる。この場合に、第1の半導体チップと
第2の半導体チップとの半導体材料は、同じでもよいし
異なっていてもよい。
【0082】また、上述の実施形態では、子チップ1に
バンプBを設けているが、親チップ2に同様のバンプを
設けてもよく、親チップ2および子チップ1の両方にバ
ンプを設けて、バンプ同士を接合することによって親チ
ップ2と子チップ1とのチップ・オン・チップ接合が達
成されていてもよい。
【0083】さらに、上記の実施形態では、親チップ2
の表面21に1つの子チップ1が接合される場合につい
て説明したが、親チップ2の表面21に2つ以上の子チ
ップを接合するようにしてもよい。
【0084】その他、特許請求の範囲に記載された事項
の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るマルチチップ型半
導体装置の分解斜視図である。
【図2】上記マルチチップ型半導体装置の断面図であ
る。
【図3】上記マルチチップ型半導体装置の電気的構成を
示すブロック図である。
【図4】この発明の第2の実施形態に係るマルチチップ
型半導体装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図5】上記第2の実施形態の一部の構成の詳細を説明
するためのブロック図である。
【図6】この発明の第3の実施形態に係るマルチチップ
型半導体装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図7】従来のマルチチップ型半導体装置の構成を示す
平面図(a)、および底面図(b)である。
【符号の説明】
1 子チップ 2 親チップ 14 外部接続端子(リードフレーム) 10 内部回路 20 内部回路 30 テスト回路 40 パッケージ E 外部接続パッド PD チップ接続パッド PM チップ接続パッド SA セレクタ SB セレクタ T テスト用外部接続端子 Et テスト用外部接続パッド CO,CI バウンダリスキャンセル 45 バウンダリスキャンコントローラ TI テストデータ入力端子 TO テストデータ出力端子 TC クロック入力端 EI データ入力用外部接続パッド EO データ出力用外部接続パッド EC クロック入力用外部接続パッド 50 動作テスト回路 51 マイクロプログラムメモリ 201 CPU R1 エラーレジスタ R2 終了レジスタ Ee エラー信号用外部接続パッド Te エラー信号用外部端子 S1 セレクタ S2 セレクタ S3 セレクタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の半導体チップと第2の半導体チップ
    とをパッケージ内で相互接続して構成されるマルチチッ
    プ型半導体装置であって、 上記第1の半導体チップは、第1内部回路と、上記第2
    の半導体チップとの接続のための複数の第1チップ間接
    続部とを有しており、 上記第2の半導体チップは、第2内部回路と、上記第1
    の半導体チップとの接続のための複数の第2チップ間接
    続部と、上記パッケージ外に引き出される外部接続端子
    との接続のための外部接続部と、上記第2内部回路と上
    記外部接続部との間を接続する状態と上記第2チップ間
    接続部と上記外部接続部との間を接続する状態との間で
    切り換え可能な切り換え回路とを有していることを特徴
    とするマルチチップ型半導体装置。
  2. 【請求項2】第1の半導体チップと第2の半導体チップ
    とをパッケージ内で相互接続して構成されるマルチチッ
    プ型半導体装置であって、 上記第1の半導体チップは、第1内部回路と、上記第2
    の半導体チップとの接続のための複数の第1チップ間接
    続部とを有しており、 上記第2の半導体チップは、第2内部回路と、上記第1
    の半導体チップとの接続のための複数の第2チップ間接
    続部と、上記パッケージ外に引き出される外部接続端子
    との接続のための外部接続部と、上記複数の第2チップ
    間接続部にそれぞれ接続され、上記第1内部回路に対し
    て入出力される信号値を保持することができる複数のバ
    ウンダリスキャンセルを含むバウンダリスキャン回路と
    を有していることを特徴とするマルチチップ型半導体装
    置。
  3. 【請求項3】上記複数の外部接続部は、上記複数のバウ
    ンダリスキャンセルに対して直列にデータを入力するた
    めシリアル入力用外部接続部と、上記複数のバウンダリ
    スキャンセルの保持データを直列に読み出すためのシリ
    アル出力用外部接続部とを含むことを特徴とする請求項
    2記載のマルチチップ型半導体装置。
  4. 【請求項4】第1の半導体チップと第2の半導体チップ
    とをパッケージ内で相互接続して構成されるマルチチッ
    プ型半導体装置であって、 上記第1の半導体チップは、第1内部回路と、上記第2
    の半導体チップとの接続のための複数の第1チップ間接
    続部とを有しており、 上記第2の半導体チップは、第2内部回路と、上記第1
    の半導体チップとの接続のための複数の第2チップ間接
    続部と、上記パッケージ外に引き出される外部接続端子
    との接続のための外部接続部と、上記第1内部回路の動
    作テストを行うための動作テスト回路とを有しているこ
    とを特徴とするマルチチップ型半導体装置。
  5. 【請求項5】上記動作テスト回路は、上記第1内部回路
    のための動作テスト内容を記憶した動作テスト用メモリ
    を備えていることを特徴とする請求項4記載のマルチチ
    ップ型半導体装置。
  6. 【請求項6】上記動作テスト用メモリは、書換え可能型
    メモリにより構成されていることを特徴とする請求項5
    記載のマルチチップ型半導体装置。
  7. 【請求項7】上記動作テスト回路は、動作テスト結果を
    表すテスト結果信号を出力するものであり、上記複数の
    外部接続部は、上記テスト結果信号を出力するためのテ
    スト結果出力用外部接続部を含むことを特徴とする請求
    項4ないし6のいずれかに記載のマルチチップ型半導体
    装置。
  8. 【請求項8】上記第2チップ間接続部と上記第2内部回
    路との間を接続する通常状態と、上記第2チップ間接続
    部と上記動作テスト回路との間を接続するテスト状態と
    を切り換えることができる切り換え回路をさらに備えて
    いることを特徴とする請求項4ないし7のいずれかに記
    載のマルチチップ型半導体装置。
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