JP2000332355A5 - - Google Patents
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Description
【0024】
すなわち、本発明の面発光型半導体レーザは、上部に、下部多層膜反射鏡、活性層領域、及び上部多層膜反射鏡が順次積層され、下部に、下部電極が設けられた半導体基板と、該上部多層膜反射鏡の上層であって前記活性層領域で発生したレーザ光の出射中心の周辺部に出射口部を取り囲むように設けられ、前記下部電極と対をなし前記活性層領域に電流注入するための金属材料からなる上部電極と、前記上部電極と前記下部電極との間に設けられ、電流流路の周縁部を絶縁化して形成された電流狭窄部と、を備え、その上部に前記上部電極が設けられた出射中心の周辺部の多層膜反射鏡の反射率が、出射中心の多層膜反射鏡の反射率よりも低くなるようにし、該反射率の低下の程度に応じ、前記出射口部の径を前記電流狭窄部の径より大きくする度合いを大きくしたことを特徴とする。
すなわち、本発明の面発光型半導体レーザは、上部に、下部多層膜反射鏡、活性層領域、及び上部多層膜反射鏡が順次積層され、下部に、下部電極が設けられた半導体基板と、該上部多層膜反射鏡の上層であって前記活性層領域で発生したレーザ光の出射中心の周辺部に出射口部を取り囲むように設けられ、前記下部電極と対をなし前記活性層領域に電流注入するための金属材料からなる上部電極と、前記上部電極と前記下部電極との間に設けられ、電流流路の周縁部を絶縁化して形成された電流狭窄部と、を備え、その上部に前記上部電極が設けられた出射中心の周辺部の多層膜反射鏡の反射率が、出射中心の多層膜反射鏡の反射率よりも低くなるようにし、該反射率の低下の程度に応じ、前記出射口部の径を前記電流狭窄部の径より大きくする度合いを大きくしたことを特徴とする。
【0029】
図1は、電流狭窄アパーチャ径を3.5μmと一定にしたVCSELにおいて、出射中心の周辺部の多層膜反射鏡の反射率を99%から75%まで低下させた場合の上部電極アパーチャ径、基本横モードの損失、及び高次横モードの損失の関係を示すグラフである。横軸は上部電極アパーチャ径である。一方、縦軸は高次横モードの損失と基本横モードの損失との差を基本横モードの損失で除算した値であり、この除算値が大きい方が、少ない基本横モードの損失で高次横モードが抑制されている。
図1は、電流狭窄アパーチャ径を3.5μmと一定にしたVCSELにおいて、出射中心の周辺部の多層膜反射鏡の反射率を99%から75%まで低下させた場合の上部電極アパーチャ径、基本横モードの損失、及び高次横モードの損失の関係を示すグラフである。横軸は上部電極アパーチャ径である。一方、縦軸は高次横モードの損失と基本横モードの損失との差を基本横モードの損失で除算した値であり、この除算値が大きい方が、少ない基本横モードの損失で高次横モードが抑制されている。
【0030】
図1から分かるように、出射中心の周辺部の多層膜反射鏡の反射率が99%と高い場合には、上部電極アパーチャ径の大小に拘らず基本横モードの損失が大きい。一方、出射中心の周辺部の多層膜反射鏡の反射率が95%、90%、85%、80%、75%と低下するに従い、基本横モードの損失は相対的に減少し、かつ、前記除算値を示す曲線は上部電極アパーチャ径に対して上に凸の放物線を描き、上部電極アパーチャ径が電流狭窄アパーチャ径よりも数%から数十%大きくなる一定範囲の上部電極アパーチャ径で最大値を有するようになる。即ち、一定範囲の上部電極アパーチャ径で基本横モードの損失が最小となるようになる。
図1から分かるように、出射中心の周辺部の多層膜反射鏡の反射率が99%と高い場合には、上部電極アパーチャ径の大小に拘らず基本横モードの損失が大きい。一方、出射中心の周辺部の多層膜反射鏡の反射率が95%、90%、85%、80%、75%と低下するに従い、基本横モードの損失は相対的に減少し、かつ、前記除算値を示す曲線は上部電極アパーチャ径に対して上に凸の放物線を描き、上部電極アパーチャ径が電流狭窄アパーチャ径よりも数%から数十%大きくなる一定範囲の上部電極アパーチャ径で最大値を有するようになる。即ち、一定範囲の上部電極アパーチャ径で基本横モードの損失が最小となるようになる。
【0035】
次に、GaAs基板上にAuを蒸着したサンプルと、GaAs基板上にAu/Tiを蒸着したサンプルとを作製し、白色光をGaAs側からAu/GaAs界面、Au/Ti/GaAs界面へそれぞれ入射させて、所定の波長領域での反射強度を調べた。結果を図3に示す。図3から分かるように、Au/GaAs界面にTiの層を挿入することによって、Au/Ti/GaAs界面のGaAs側からの反射率を大きく変化させることができる。このように、金属膜を二つ以上の金属から構成することによって、金属/GaAs界面のGaAs側からの反射率を大きく変化させることができる。
次に、GaAs基板上にAuを蒸着したサンプルと、GaAs基板上にAu/Tiを蒸着したサンプルとを作製し、白色光をGaAs側からAu/GaAs界面、Au/Ti/GaAs界面へそれぞれ入射させて、所定の波長領域での反射強度を調べた。結果を図3に示す。図3から分かるように、Au/GaAs界面にTiの層を挿入することによって、Au/Ti/GaAs界面のGaAs側からの反射率を大きく変化させることができる。このように、金属膜を二つ以上の金属から構成することによって、金属/GaAs界面のGaAs側からの反射率を大きく変化させることができる。
【0042】
まず、図5(a)に示すように、有機金属気相成長(MOCVD)法により、n型GaAs基板51上に、キャリア濃度1×1018cm-3膜厚0.2μm程度のn型GaAsバッファ層52を積層し、その上に、Al0.9Ga0.1AsとAl0.3Ga0.7Asとをそれぞれの膜厚が媒質内波長の1/4となるように交互に40.5周期積層したキャリア濃度1×10 18 cm -3 で総膜厚が約4μmとなる下部n型DBR層53、アンドープ下部Al0.5Ga0.5Asスぺーサー層とアンドープ量子井戸活性層(膜厚90nmAl0.11Ga0.89As量子井戸層3層と膜厚50nmAl0.3Ga0.7As障壁層4層とで構成されている)とアンドープ上部Al0.5Ga0.5Asスぺーサー層とで構成された膜厚が媒質内波長となる活性層領域54、その上に、キャリア濃度1×1018cm-3で膜厚が媒質内波長の1/4となるp型AlAs層55、その上にAl0.9Ga0.1AsとAl0.3Ga0.7Asとをそれぞれの膜厚が媒質内波長の1/4となるように交互に29.5周期積層したキャリア濃度1×1018cm-3で総膜厚が約2μmとなる上部p型DBR層56を順次積層する。
まず、図5(a)に示すように、有機金属気相成長(MOCVD)法により、n型GaAs基板51上に、キャリア濃度1×1018cm-3膜厚0.2μm程度のn型GaAsバッファ層52を積層し、その上に、Al0.9Ga0.1AsとAl0.3Ga0.7Asとをそれぞれの膜厚が媒質内波長の1/4となるように交互に40.5周期積層したキャリア濃度1×10 18 cm -3 で総膜厚が約4μmとなる下部n型DBR層53、アンドープ下部Al0.5Ga0.5Asスぺーサー層とアンドープ量子井戸活性層(膜厚90nmAl0.11Ga0.89As量子井戸層3層と膜厚50nmAl0.3Ga0.7As障壁層4層とで構成されている)とアンドープ上部Al0.5Ga0.5Asスぺーサー層とで構成された膜厚が媒質内波長となる活性層領域54、その上に、キャリア濃度1×1018cm-3で膜厚が媒質内波長の1/4となるp型AlAs層55、その上にAl0.9Ga0.1AsとAl0.3Ga0.7Asとをそれぞれの膜厚が媒質内波長の1/4となるように交互に29.5周期積層したキャリア濃度1×1018cm-3で総膜厚が約2μmとなる上部p型DBR層56を順次積層する。
【0061】
第1及び第2の実施形態では、上部電極アパーチャ径を各々4.3μm、4.8μmとしたが、上部電極アパーチャ径は、高次横モードの損失と基本横モードの損失との差を基本横モードの損失で除算した値が最大となるように、即ち、基本横モードの損失が最小となるように選択することが好ましい。
第1及び第2の実施形態では、上部電極アパーチャ径を各々4.3μm、4.8μmとしたが、上部電極アパーチャ径は、高次横モードの損失と基本横モードの損失との差を基本横モードの損失で除算した値が最大となるように、即ち、基本横モードの損失が最小となるように選択することが好ましい。
Claims (7)
- 上部に、下部多層膜反射鏡、活性層領域、及び上部多層膜反射鏡が順次積層され、下部に、下部電極が設けられた半導体基板と、
該上部多層膜反射鏡の上層であって前記活性層領域で発生したレーザ光の出射中心の周辺部に出射口部を取り囲むように設けられ、前記下部電極と対をなし前記活性層領域に電流注入するための金属材料からなる上部電極と、
前記上部電極と前記下部電極との間に設けられ、電流流路の周縁部を絶縁化して形成された電流狭窄部と、を備え、
その上部に前記上部電極が設けられた出射中心の周辺部の多層膜反射鏡の反射率が、出射中心の多層膜反射鏡の反射率よりも低くなるようにし、該反射率の低下の程度に応じ、前記出射口部の径を前記電流狭窄部の径より大きくする度合いを大きくしたことを特徴とする面発光型半導体レーザ。 - 前記上部電極を、Au、Pt、Ti、Ge、Zn、Ni、In、及びWから選択される金属材料を2種以上積層して形成したことを特徴とする請求項1に記載の面発光型半導体レーザ。
- 前記上部電極を、金属材料を蒸着して蒸着膜を形成した後、250〜500℃の温度範囲でアニールを行い、該蒸着膜とこれに隣接する層との間でアロイ化を進行させることにより形成したことを特徴とする請求項1に記載の面発光型半導体レーザ。
- 前記上部電極を、Au、Pt、Ti、Ge、Zn、Ni、In、及びWから選択される少なくとも1種の金属材料を蒸着して蒸着膜を形成した後、250〜500℃の温度範囲でアニールを行い、該蒸着膜とこれに隣接する層との間でアロイ化を進行させることにより形成したことを特徴とする請求項1に記載の面発光型半導体レーザ。
- 前記アニールを、300〜400℃の温度範囲で行うことを特徴とする請求項3または4に記載の面発光型半導体レーザ。
- 前記アニールを、赤外線によるフラッシュアニール、レーザアニール、高周波加熱、電子ビームによるアニール、及びランプ加熱によるアニールから選択されるいずれかの方法により行うことを特徴とする請求項3から5までのいずれか1項に記載の面発光型半導体レーザ。
- 前記出射中心の周辺部の多層膜反射鏡の反射率が、80%以下であることを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の面発光型半導体レーザ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP11142370A JP2000332355A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 面発光型半導体レーザ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11142370A JP2000332355A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 面発光型半導体レーザ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000332355A JP2000332355A (ja) | 2000-11-30 |
| JP2000332355A5 true JP2000332355A5 (ja) | 2004-10-07 |
Family
ID=15313815
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11142370A Pending JP2000332355A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 面発光型半導体レーザ |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP2000332355A (ja) |
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| JP2015115377A (ja) * | 2013-12-10 | 2015-06-22 | 株式会社リコー | 化合物半導体デバイス、光源装置、レーザ装置及び化合物半導体デバイスの製造方法 |
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- 1999-05-21 JP JP11142370A patent/JP2000332355A/ja active Pending
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