JP2000332668A - 無線通信システム - Google Patents
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Abstract
トラム拡散方式で無線通信を行うものにおいて、基地局
は各端末局との間で各ホッピング周波数毎に適切な重み
付け値を使用して最適な指向性制御を行い、確実な無線
通信を行う。 【解決手段】マイクロプロセッサ36は予め所望波/不
要波情報入力部35から各端末局毎に各ホッピング周波
数毎の所望波到来角や不要波発生源からの不要波到来角
及びそれらの受信電力などの情報を受け、ウェイト値テ
ーブル29に各端末局毎に各ホッピング周波数毎の送信
系及び受信系の重み付け値を格納する。そして、通信時
には、周波数ホッピングする毎にウェイト値テーブルか
ら端末局におけるそのホッピング周波数の受信系及び送
信系の重み付け値を読出してアッティネータ24,33
及びフェーズシフタ25,32に設定し、ホッピング周
波数毎に最適な指向性パターンを形成して通信を行う。
Description
LANシステムなどに適用され、基地局と複数の端末局
との間で周波数ホッピングスペクトラム拡散方式でデー
タを送受信する無線通信システムに関する。
局とで無線通信を行う場合、マルチパス(多重反射波)
によるフェージングの影響を強く受けるため、最大受信
波が到来する方向に指向性を絞って送受信することが有
効となる。これを実現したものとして、アダプティブア
レイアンテナを使用し、アンテナの各出力の重み付け値
を変化させて指向性を最適に制御し基地局と端末局との
間で確実な無線通信ができるようにしたものがある。
ものは、図10に示すように、複数のアンテナ素子から
なるフダプティブアレイアンテナ1と、各アンテナ素子
の送受信信号に対して、設定された重み係数を乗じるこ
とにより振幅および位相の重み付けを行う重み付け器2
と、この重み付け器2を介して各アンテナ素子への送信
信号の分配とアンテナ素子からの受信信号の合成を行う
分配/合成部3と、送受信部4と、インターフェース5
と、外部演算装置6を備え、指向性の適応制御の計算を
外部演算装置6で非リアルタイムで送信相手の各端末毎
に行い、各端末毎の重み付け値の切換えを送受信で予め
各端末にタイムスロットを割振り、時分割で行うように
なっている。
性の適応制御の計算を外部演算装置6で予め行い、各端
末との通信時にはすでに計算した重み付け値を使用して
指向性を制御するようにしているので、通信途中で逐次
的に重み付け値を計算するものに比べて構成の簡単化、
小形化、コスト低下を図ることができるという効果があ
る。
して、ある決められた周波数帯域内で周波数をホッピン
グする周波数ホッピング方式のスペクトラム拡散変調が
知られているが、上述した公報のものにおいて、このよ
うな周波数ホッピングスペクトラム拡散変調方式で無線
通信を行う場合、ある特定の周波数、例えば、周波数帯
域の中心周波数のもとで計算した重み付け値を使用して
アレイアンテナの指向性を制御することになる。
周波数帯域は比較的広いため、周波数帯域の端の周波数
で通信を行う場合には重み付け値が最適指向性を制御す
る上で適切な重み付け値になっていないという問題が生
じる。
各端末局とで周波数ホッピングスペクトラム拡散方式で
無線通信を行うものにおいて、基地局は各端末局との間
で各ホッピング周波数毎に適切な重み付け値を使用して
最適な指向性制御ができ、従って、常に確実な無線通信
ができ、しかも、重み付け値は予め算出したものを使用
することで構成を簡単にできる無線通信システムを提供
する。また、請求項2記載の発明は、さらに、電波伝搬
環境の変化によるエラー率の増加に対して最適指向性の
制御を十分に追従させることができ、より良好な無線通
信ができる無線通信システムを提供する。
互いに周波数ホッピングスペクトラム拡散方式で無線通
信する基地局と複数の端末局からなり、少なくとも基地
局は、複数のアンテナ素子からの受信出力の振幅と位相
に重み付け値を乗じて合成した信号を復調する受信手段
及び変調した信号を複数に分配し、この分配した各信号
の振幅と位相に重み付け値を乗じてそれぞれ各アンテナ
素子から放射させる送信手段を備えた無線通信装置を有
する無線通信システムにおいて、基地局は、各端末局に
対応してそれぞれホッピング周波数毎に受信系と送信系
の重み付け値を記憶した重み付け値記憶手段と、各端末
局と無線通信を行うとき、周波数をホッピングする毎に
重み付け値記憶手段から対応する端末局の該当する周波
数の送信系及び受信系の重み付け値を読出して送信系及
び受信系の指向性を制御する指向性制御手段を備えたも
のにある。
ピングスペクトラム拡散方式で無線通信する基地局と複
数の端末局からなり、少なくとも基地局は、複数のアン
テナ素子からの受信出力の振幅と位相に重み付け値を乗
じて合成した信号を復調する受信手段及び変調した信号
を複数に分配し、この分配した各信号の振幅と位相に重
み付け値を乗じてそれぞれ各アンテナ素子から放射させ
る送信手段を備えた無線通信装置を有する無線通信シス
テムにおいて、基地局は、各端末局に対応してそれぞれ
ホッピング周波数毎に受信系と送信系の重み付け値を記
憶した重み付け値記憶手段と、各端末局と無線通信を行
うとき、周波数をホッピングする毎に重み付け値記憶手
段から対応する端末局の該当する周波数の送信系及び受
信系の重み付け値を読出して送信系及び受信系の指向性
を制御する指向性制御手段と、受信手段の受信状態から
各端末局毎にホッピング周波数ヒットによるエラー率の
変動を検出するエラー率検出手段と、このエラー率検出
手段が端末局のエラー率の増加を検出したとき重み付け
値記憶手段における該当する端末局の受信系及び送信系
の重み付け値を再計算して書換える重み付け値書換手段
を備えたものにある。
して説明する。 (第1の実施の形態)図1は、屋内無線通信システムの
構成を示すもので、例えば、LAN11に基地局12,
13を接続している。そして、前記基地局12の自局エ
リアであるサービスエリア12a内に端末局N1,N2,
N3を配置するとともに、前記基地局13の自局エリア
であるサービスエリア13a内に端末局N11,N12,N
13を配置している。
N1,N2,N3、N11,N12,N13との間で周波数ホッ
ピングスペクトラム拡散変調方式で無線通信を行い、し
かも、マルチパスフェージングやシャドウイング等の影
響を受けないようにするために指向性ビーム14,15
を使用して通信を行うようになっている。
2,N13は、例えば、店舗内全体の売上げを管理するホ
スト装置と個々の売り場で商品販売データを登録する複
数のPOS(ポイント・オブ・セールス)端末とが無線
でデータの送受信を行う無線POSシステムの各POS
端末に接続して使用するように、移動自在な状態で使用
されるものではなく、一度設置されると比較的長期間移
動しないものである。従って、指向性ビーム14,15
は設置場所が異なる各端末局毎にそれぞれ最適な方向や
ビームパターンが存在している。
2,N13は、対応する基地局12,13に対して通信を
行う場合は指向性ビームを使用しても無指向性ビームを
使用してもよい。
を示すブロック図で、送受信共用の複数のアンテナ素子
21からなるアダプティブアレイアンテナ、各アンテナ
素子21に対応してそれぞれ設けた複数のサーキュレー
タ22、このサーキュレータ22からの受信信号をそれ
ぞれ増幅する複数の低雑音増幅器(LNA)23、増幅
した信号の振幅レベルを制御する複数のアッティネータ
(ATT)24、位相を制御する複数のフェーズシフタ
(PS)25を備えている。
力される受信信号をリニアコンバイナ26で合成した
後、周波数ホッピングスペクトラム拡散変調(FH/S
S)方式の受信機27に供給し、この受信機27で復調
等の通常の受信動作を行って受信データを出力し、この
受信データを送受信コントロール部28に供給してい
る。前記送受信コントロール部28は受信データを外部
インターフェース(I/F)を介して前記LAN11に
送信するようになっている。
2、低雑音増幅器23、アッティネータ24、フェーズ
シフタ25、リニアコンバイナ26及び受信機27は受
信手段を構成し、前記アッティネータ24とフェーズシ
フタ25はそれぞれ独立に振幅と位相を制御でき、その
制御値は重み付け値記憶手段としてのウェイト値テーブ
ル29からの重み付け値に基づいて設定されるようにな
っている。従って、前記各アンテナ素子21からの受信
信号に前記ウェイト値テーブル29からの重み付け値に
よる適当な重み付けを行うことでアダプティブアレイア
ンテナとして所望の受信指向性ビームを形成できること
になる。
の送信データを変調して送信信号に変換する周波数ホッ
ピングスペクトラム拡散変調(FH/SS)方式の送信
機30、この送信機30からの送信信号をアンテナ素子
21の数分の信号に同相分配する同相分配器31、この
同相分配器31からの信号をそれぞれ位相制御する複数
のフェーズシフタ(PS)32、それぞれ振幅制御する
複数のアッティネータ(ATT)33、この各アッティ
ネータ(ATT)33からの信号をそれぞれ電力増幅し
て前記各サーキュレータ22にそれぞれ供給する電力増
幅器(PA)34を備え、前記送受信コントロール部2
8からの送信データを送信機30で変調した後、同相分
配器31で同相分配し、この同相分配した信号をフェー
ズシフタ32で位相制御した後、アッティネータ33で
振幅制御し、さらに、電力増幅器34で電力増幅してか
ら前記サーキュレータ22を介して複数のアンテナ素子
21から送信するようになっている。
ズシフタ32、アッティネータ33、電力増幅器34、
サーキュレータ22及びアンテナ素子21は送信手段を
構成し、前記アッティネータ33とフェーズシフタ32
はそれぞれ独立に振幅と位相を制御でき、その制御値は
前記ウェイト値テーブル29からの重み付け値に基づい
て設定されるようになっている。従って、送信信号に前
記ウェイト値テーブル29からの重み付け値による適当
な重み付けを行うことでアダプティブアレイアンテナと
して所望の送信指向性ビームを形成できることになる。
不要波情報入力部35を制御するようになっている。前
記所望波/不要波情報入力部35は、前記送受信コント
ロール部28から各端末局からの所望波の到来角や不要
波発生源からの不要波の到来角及びそれらの受信電力、
さらには、送受信系の各素子毎の雑音電力など適応処理
アルゴリズムに必要な情報を取込み、その情報をマイク
ロプロセッサ36に知らせるようになっている。
コントロール部28を制御すると共に、前記所望波/不
要波情報入力部35からの情報に基づいて前記ウェイト
値テーブル29や記憶部37を制御するようになってい
る。すなわち、前記マイクロプロセッサ36は、前記ウ
ェイト値テーブル29に対して、各端末局に対応する各
ホッピング周波数毎の各アンテナ素子21の送信系及び
受信系のウェイト値を計算し決定して書込む処理を行う
とともに、端末局と周波数ホッピング方式で無線通信を
行うときにはタイマ部38で設定されたホッピング周波
数の切換えタイミングに応じて前記ウェイト値テーブル
29から該当する端末局の各ホッピング周波数に対応し
た各アンテナ素子21の送信系及び受信系の重み付け値
を読出してそれぞれ送信手段及び受信手段の指向性を制
御するようになっている。前記記憶部37には、受信系
の適応処理アルゴリズムや送信系の最適指向性合成アル
ゴリズムが記憶されている。
N11,N12,N13は一度設置されると比較的長期間に亙
って位置を移動することがない。従って、基地局では端
末局の位置や不要波発生源の位置、すなわち、端末局か
らの所望波の到来角度や不要波の到来角度は予め知るこ
とができる。また、各ホッピング周波数毎の到来波や不
要波の受信レベルや各アンテナ素子21で発生する熱雑
音なども実測や計算により予め知ることができる。
波数毎の所望波や不要波の到来角や受信電力及び各アン
テナ素子の熱雑音がわかると、前記マイクロプロセッサ
36は、アダプティアレイアンテナの適応処理理論やア
レイアンテナの指向性合成理論に基づいて受信系や送信
系の最適重み付け値を各端末局毎に、しかも各ホッピン
グ周波数毎に計算によって求めることができる。なお、
各アンテナ素子21の素子配置は既知である。
末局N1,N2,N3、…に対する重み付け値の設定例を
示しているが、このテーブルには各端末局毎にそれぞれ
ホッピング周波数に応じた送信系と受信系の振幅重み付
け値と位相重み付け値をそれぞれ各アンテナ素子21に
対応して設定される。すなわち、図中291は端末局N
1,N2,N3のホッピング周波数f1における受信系の各
アンテナ素子毎の振幅重み付け値A111,A121,A13
1,A141,…、A211,A221,A231,A241,…、A31
1,A321,A331,A341,…と位相重み付け値P111,
P121,P131,P141,…、P211,P221,P231,P24
1,…、P311,P321,P331,P341,…を設定したテ
ーブルを示し、図中29nは端末局N1,N2,N3のホ
ッピング周波数fnにおける受信系の各アンテナ素子毎
の振幅重み付け値A11n,A12n,A13n,A14n,…、A
21n,A22n,A23n,A24n,…、A31n,A32n,A33
n,A34n,…と位相重み付け値P11n,P12n,P13n,
P14n,…、P21n,P22n,P23n,P24n,…、P31n,
P32n,P33n,P34n,…を設定したテーブルを示して
いる。なお、ここでは受信系の場合を示しているが送信
系の場合もテーブル構成は同じである。
イクロプロセッサ36は、通信プロトコル等を使用して
通信相手となる端末局を特定する。端末局を特定する
と、この特定した端末局と周波数ホッピングスペクトラ
ム拡散変調方式で通信を開始するが、そのときには周波
数ホッピングする毎にウェイト値テーブル29からその
特定した端末局の該当するホッピング周波数の各アンテ
ナ素子21毎の受信系及び送信系の重み付け値を読出し
てそれぞれアッティネータ24,33及びフェーズシフ
タ25,32に設定し、これにより、受信系及び送信系
のホッピング周波数に対する最適な指向性パターンを形
成して通信を行うことになる。
信系の重み付け値は前記マイクロプロセッサ36により
前記記憶部37に記憶した適応処理アルゴリズムにより
算出されるが、適応処理アルゴリズムには、MSN(max
imum signal to noise ratio:最大SNR法)法や定包
絡線信号用アルゴリズムであるCMA(constant modulu
s algorithm)法などがあり、それぞれの計算のためには
各端末局からの各ホッピング周波数毎の所望波の到来角
や不要波発生源からの不要波の到来角及びそれらの受信
電力、さらには、受信系の各素子毎の雑音電力などの情
報が必要となる。
所望波/不要波情報入力部35から前記マイクロプロセ
ッサ36に供給され、これに基づいてマイクロプロセッ
サ36は適応処理アルゴリズムにより各端末局の各ホッ
ピング周波数毎の各アンテナ素子21に設定する重み付
け値を算出してウェイト値テーブル29に設定する。こ
のようにして算出した重み付け値をホッピング周波数に
応じて各アンテナ素子21にセットすると、アンテナ全
体の受信指向特性は端末局からの所望波方向に強い指向
特性を持ち、不要波方向にヌルを形成するようになり電
波の伝搬環境に適応する。
述べたが、送信系における重み付け値のウェイト値テー
ブル29への設定も同様で、各端末局からの各ホッピン
グ周波数毎の所望波の到来角や不要波発生源からの不要
波の到来角及びそれらの受信電力、さらには、送信系の
各素子毎の雑音電力などの情報に基づいてマイクロプロ
セッサ27が重み付け値の計算を行って設定する。送信
系の重み付け値の計算には指向性合成理論等を使用す
る。
づく受信系の最適な重み付け値を求めるアルゴリズムの
一例を示し、MSNアルゴリズムと呼ばれるもので、所
望波と不要波の電力や方向の情報がわかっているときに
受信指向性を最適にするのに適している。
によって行われ、先ず、ステップS1にて、不要波の到
来角θi,所望波の到来角θsの入力及び所望波の入力電
力Ps、不要波の入力電力Pi、受信系の各素子の熱雑音
電力の合計Pnの入力、さらには、ホッピング周波数fH
の入力を行い、下記(1)式に基づいて入力信号ベクトル
X(t)を作成する。
力を表わしている。続いて、ステップS2にて、ステア
リングベクトル/Sの計算を行う。これは、下記(2)式
に基づいて行う。なお、dはアンテナ素子間隔、λはC
/fHである。
基づいて相関行列Rxxの計算を行う。 Rxx=E[X(t)X(t)H] …(3) なお、E[・]は期待値(アンサンブル平均:時間平
均)を表わしている。
の逆行列Rxx−1の計算を行う。続いて、ステップS5
にて、最適ウェイト値:W(OPT)ベクトルの計算を
下記(4)式に基づいて行う。すなわち、最適重み付けベ
クトルWOPTを相関行列の逆行列Rxx−1とステアリン
グベクトル/Sの積で求める。
トW(OPT)を下記(5)式に基づいて位相/振幅ウェ
イトに変換する。
付け値の位相/振幅値をウェイト値テーブル29に記憶
する。なお、受信系の最適な重み付け値を求めるアルゴ
リズムはこの他にもMMSE(最小二乗誤差法)やCM
A(定包絡線信号用アルゴリズム)など種々あるが、そ
れぞれにおいて事前に知っておく情報は異なる。
アレイアンテナの指向性合成理論には幾つかあるが、リ
ニアアレイアンテナの合成指向性を表わす基本式は下記
(6)式で示される。
望の方向)に向ける場合の式である。また、Anがn番
目の素子への振幅重み付け値(重み付け係数)を表わし
ている。
N素子並んでいて、(6)式を使ってθ0方向に指向性を合
成した例である。この図は、基地局の送信系で重み付け
値を調整して角度θ0の方向に送信ビームを合成すると
きの最も簡単な例を示す。図中の黒丸0〜N−1がアレ
イアンテナの各素子を示している。所望方向θ0にビー
ムの指向性を合成するためには、n番目の素子の励振位
相をn・k・d・cosθ0とすればよい。すなわち、
所望方向に対して、各アンテナ素子21の位相が揃うよ
うにする。
ることができ、この方法でサイドローブを低く抑えたも
のに、Dolph-ChebyshevアレイアンテナやTalor分布アレ
イアンテナなどがある。このように、送信系において
も、位相、振幅の重み付け値を調整することで所望の指
向性を得ることができるが、送信指向性合成方法はこれ
以外にも種々ある。
N2,N3、N11,N12,N13との間で周波数ホッピング
スペクトラム拡散変調方式で無線通信を行うときの、指
向性制御のための重み付け値の切換え制御を示す流れ図
で、先ず、ステップS11にて、システムの起動により
ホッピング周波数fHが入力され、続いて、ステップS
12にて、通信プロトコル等を使用して通信相手の端末
局Nを特定する。
N及びホッピング周波数fHに対応した送信系及び受信
系の振幅及び位相の重み付け値をウェイト値テーブル2
9から読出してアッティネータ24,33及びフェーズ
シフタ25,32に設定する。これにより、アレイアン
テナのホッピング周波数fHに対する送信系及び受信系
の最適指向性が設定される。
い、ステップS14にて、タイマ部38からの信号によ
りホッピング周波数の切換えか否かをチェックする。そ
して、ホッピングの切換えであれば、ステップS11に
戻って次のホッピング周波数fHを入力して同様の処理
を繰返す。
13のウェイト値テーブル29には事前の測定により予
め各端末局毎に各ホッピング周波数毎の受信系及び送信
系のウェイト値が格納されている。この状態で、例え
ば、基地局12が端末局N1を特定して通信を行う場
合、最初のホッピング周波数fHを入力し、端末局N1を
特定する。そして、ウェイト値テーブル29からホッピ
ング周波数fHに対応した端末局N1に対する受信系及び
送信系の各アンテナ素子21の重み付け値を読出してア
ッティネータ24,33及びフェーズシフタ25,32
に設定する。
数fHで通信するときの受信系及び送信系の最適な指向
性が設定されて通信が行われる。そして、一定時間が経
過して次のホッピング周波数fHに移行するとき、その
周波数に対応した端末局N1に対する受信系及び送信系
の各アンテナ素子21の重み付け値を読出してアッティ
ネータ24,33及びフェーズシフタ25,32に設定
し、次のホッピング周波数fHでの受信系及び送信系の
最適な指向性が設定されて通信が行われる。
わる毎にそのときの周波数に対応した端末局N1に対す
る受信系及び送信系の各アンテナ素子21の重み付け値
を読出して受信系及び送信系の最適な指向性を設定して
通信を行うので、ホッピングにより周波数が切替わって
も常に周波数に応じた適切な重み付け値を使用して最適
な指向性制御ができる。従って、常に確実な無線通信が
できる。
出をリアルタイムで行わずにウェイト値テーブル29に
格納されている事前に算出して求めた重み付け値を使用
しているので、リアルタイムで行う場合のような高速応
答性が要求されず、従って、大半をソフトウエア処理で
対処でき、ハードウエア構成を簡単にできる。
の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し異なる
部分について説明する。全体のシステム構成は図1と同
様である。図7に示すように、第1の実施の形態の基地
局の構成にホッピング周波数のヒットによるエラー率の
変動を検出するエラー率検出手段としてのエラー率検出
/監視部39を追加したものである。
傍エリアとの周波数ヒット率の増加に起因するエラー率
の増加という問題が発生する。例えば、図8に示すよう
に、エリアAの基地局は隣接エリアB、C、D、Eの基
地局に対して、この各基地局とは異なるホッピング系列
で周波数をホッピングさせることで互いに同一の周波数
にならない、すなわち、周波数がヒットしないようにし
ている。
A´の基地局はエリアAの基地局と同一のホッピング系
列で周波数ホッピングする可能性があり、このような場
合には他局干渉波W1により周波数のヒット率が高くな
りエラー率が増加する。また、人の増減や什器の移動な
どにより時間経過とともに電波伝搬環境が変化した場
合、ホッピングレートがデータレートよりも遅い低速周
波数ホッピングでは同一エリア内でのマルチパス干渉波
W2の影響を受けてエラー率が増加する。
/監視部39がエラー率の増加を検出したとき、マイク
ロプロセッサ36はそのときの所望波/不要波情報入力
部35からの情報に基づいて重み付け値を再計算してウ
ェイト値テーブル29に格納されている受信系及び送信
系の重み付け値を書換えるようになっている。
9に示すように、先ず、ステップS21にて、平均的な
エラー率が増加したか否かをチェックする。そして、増
加を検出すると、ステップS22にて、そのときの情報
収集を行う。この情報収集は所望波/不要波情報入力部
35によって行われ、各端末局からの所望波の到来角や
不要波発生源からの不要波の到来角及びそれらの受信電
力、さらには、送受信系の各素子毎の雑音電力などの情
報を収集する。
処理アルゴリズムにより受信系の最適ウェイト計算処理
を各周波数毎、各端末局毎に行い、続いて、ステップS
24にて、図5で述べた送信系指向性合成により送信系
の最適ウェイト計算処理を各周波数毎、各端末局毎に行
う。こうして、電波伝搬環境に変化によりエラー率が増
加したときには重み付け値を再計算してウェイト値テー
ブル29の重み付け値を書換える。そして、再び、ステ
ップS21の平均的なエラー率の変動チェックに戻る。
13のウェイト値テーブル29には事前の測定により予
め各端末局毎に各ホッピング周波数毎の受信系及び送信
系のウェイト値が格納されている。この状態で、例え
ば、基地局12が端末局N1を特定して通信を行う場
合、最初のホッピング周波数fHを入力し、端末局N1を
特定する。そして、ウェイト値テーブル29からホッピ
ング周波数fHに対応した端末局N1に対する受信系及び
送信系の各アンテナ素子21の重み付け値を読出してア
ッティネータ24,33及びフェーズシフタ25,32
に設定する。
数fHで通信するときの受信系及び送信系の最適な指向
性が設定されて通信が行われる。そして、一定時間が経
過して次のホッピング周波数fHに移行するとき、その
周波数に対応した端末局N1に対する受信系及び送信系
の各アンテナ素子21の重み付け値を読出してアッティ
ネータ24,33及びフェーズシフタ25,32に設定
し、次のホッピング周波数fHでの受信系及び送信系の
最適な指向性が設定されて通信が行われる。
わる毎にそのときの周波数に対応した端末局N1に対す
る受信系及び送信系の各アンテナ素子21の重み付け値
を読出して受信系及び送信系の最適な指向性を設定して
通信を行うので、ホッピングにより周波数が切替わって
も常に周波数に応じた適切な重み付け値を使用して最適
な指向性制御ができる。従って、常に確実な無線通信が
できる。
向性合成処理をリアルタイムで行う必要は無く、従っ
て、高速応答性が要求されず、大半をソフトウエア処理
で対処でき、全体として、基地局のハードウエア構成を
きわめて簡単にできる。
ルチパス干渉などによりサービスエリア12a内の電波
伝搬環境が変化してホッピング周波数のヒット率が高く
なり平均的なエラー率が増加した場合には、基地局12
のエラー率検出/監視部39がそれを検出してマイクロ
プロセッサ36に知らせ、マイクロプロセッサ37はそ
のときの所望波/不要波情報入力部35からの情報に基
づいて各端末局N1,N2,N3毎に各ホッピング周波数
毎の受信系の重み付け値及び送信系の重み付け値を改め
て算出し、ウェイト値テーブル29に格納されている重
み付け値を書換える。
状態で各端末局とそれぞれのホッピング周波数のもとで
良好な無線通信ができる送受信系の最適指向性が設定さ
れることになる。このように、ホッピング周波数のヒッ
ト率の増大という電波伝搬環境の変化によるエラー率の
増加に対して最適指向性の制御を十分に追従させること
ができ、より良好な無線通信ができる。
各端末局とで周波数ホッピングスペクトラム拡散方式で
無線通信を行うものにおいて、基地局は各端末局との間
で各ホッピング周波数毎に適切な重み付け値を使用して
最適な指向性制御ができ、従って、常に確実な無線通信
ができ、しかも、重み付け値は予め算出したものを使用
することで構成を簡単にできる。また、請求項2記載の
発明によれば、さらに、電波伝搬環境の変化によるエラ
ー率の増加に対して最適指向性の制御を十分に追従させ
ることができ、より良好な無線通信ができる。
無線通信システムの構成を示す図。
ブロック図。
の設定例を示す図。
定のための適応処理を示す流れ図。
け値を調整して角度θ0の方向に送信ビームを合成する
ときの最も簡単な例を示す図。
付け値の切換え制御を示す流れ図。
路構成を示すブロック図。
を説明するための図。
を示す流れ図。
信機 29…ウェイト値テーブル 30…周波数ホッピングスペクトラム拡散変調方式の送
信機 35…所望波/不要波情報入力部 36…マイクロプロセッサ
Claims (2)
- 【請求項1】 互いに周波数ホッピングスペクトラム拡
散方式で無線通信する基地局と複数の端末局からなり、
少なくとも前記基地局は、複数のアンテナ素子からの受
信出力の振幅と位相に重み付け値を乗じて合成した信号
を復調する受信手段及び変調した信号を複数に分配し、
この分配した各信号の振幅と位相に重み付け値を乗じて
それぞれ前記各アンテナ素子から放射させる送信手段を
備えた無線通信装置を有する無線通信システムにおい
て、 前記基地局は、前記各端末局に対応してそれぞれホッピ
ング周波数毎に受信系と送信系の重み付け値を記憶した
重み付け値記憶手段と、前記各端末局と無線通信を行う
とき、周波数をホッピングする毎に前記重み付け値記憶
手段から対応する端末局の該当する周波数の送信系及び
受信系の重み付け値を読出して送信系及び受信系の指向
性を制御する指向性制御手段を備えたことを特徴とする
無線通信システム。 - 【請求項2】 互いに周波数ホッピングスペクトラム拡
散方式で無線通信する基地局と複数の端末局からなり、
少なくとも前記基地局は、複数のアンテナ素子からの受
信出力の振幅と位相に重み付け値を乗じて合成した信号
を復調する受信手段及び変調した信号を複数に分配し、
この分配した各信号の振幅と位相に重み付け値を乗じて
それぞれ前記各アンテナ素子から放射させる送信手段を
備えた無線通信装置を有する無線通信システムにおい
て、前記基地局は、前記各端末局に対応してそれぞれホ
ッピング周波数毎に受信系と送信系の重み付け値を記憶
した重み付け値記憶手段と、前記各端末局と無線通信を
行うとき、周波数をホッピングする毎に前記重み付け値
記憶手段から対応する端末局の該当する周波数の送信系
及び受信系の重み付け値を読出して送信系及び受信系の
指向性を制御する指向性制御手段と、前記受信手段の受
信状態から前記各端末局毎にホッピング周波数ヒットに
よるエラー率の変動を検出するエラー率検出手段と、こ
のエラー率検出手段が端末局のエラー率の増加を検出し
たとき前記重み付け値記憶手段における該当する端末局
の受信系及び送信系の重み付け値を再計算して書換える
重み付け値書換手段を備えたことを特徴とする無線通信
システム。
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