JP2000332684A - 光受信器、光中継器及び光伝送システム - Google Patents

光受信器、光中継器及び光伝送システム

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JP2000332684A
JP2000332684A JP11143359A JP14335999A JP2000332684A JP 2000332684 A JP2000332684 A JP 2000332684A JP 11143359 A JP11143359 A JP 11143359A JP 14335999 A JP14335999 A JP 14335999A JP 2000332684 A JP2000332684 A JP 2000332684A
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Japan
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optical
input
signal
repeater
light
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JP11143359A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Chiyuuzenji
知広 中善寺
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストの点で大きな部分を占める光増幅器、
分散補償ファイバの所要数量を低減することによりコス
ト低減が可能な光受信器、光中継器及び光伝送システム
を提供する。 【解決手段】 光サーキュレータ201を介して入力さ
れた光信号は前置直接光増幅器202で増幅された後、
分散補償ファイバ208で伝送路での分散が補償され
る。分散補償ファイバ208の出力光信号は、ファイバ
ブラッググレーティング209で反射され、再度分散補
償ファイバ208、前置光直接増幅器202に入力され
る。分散補償ファイバ208の分散量は、所要分散量の
半分に設定されている。折り返された後、前置光直接増
幅器202を通過した光信号は、光サーキュレータ20
1を介して光/電気変換回路213に入力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光信号を受信する
ための光受信器、及び光信号を増幅して出力する光中継
器、並びに光信号を伝送する光伝送システムに関し、特
に、入力光信号の雑音を除去し、合わせて伝送路の分散
を補償することが可能な光受信器、光中継器及び光伝送
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図13に、分散補償回路を含む光受信器
の従来の構成例を示す。受信された光信号は、前置光直
接増幅器1001に入力される。前置光直接増幅器10
01に入力された光信号は、光カプラ1002を通過
後、EDF1003に入力される。EDF1003で
は、励起LD1004から供給される励起光により、誘
導増幅が行われる。これにより、伝送路を通過して信号
レベルが落ちた光信号のレベルが回復する。前置光直接
増幅器1001から出力された光信号は、引き続き、D
CF(分散補償ファイバ)1005に入力される。DC
F1005では、伝送路で生じた分散を補償する。DC
F1005を通過すると分散が補償される一方で、伝送
損失により光信号のパワーが低下する。
【0003】このパワー低下を補償するため、光直接増
幅器1006で再度増幅が行われる。増幅された光信号
は、BPF1013によりノイズ成分がカットされる。
後段の光直接増幅器1006は、光/電気変換回路10
13入力部に対して最適な光パワーレベルになるように
ALC回路1012を有している。光カプラ1010で
主信号とモニタ信号に分岐し、モニタ信号はPD101
1で受光する。モニタ信号のレベルに応じて、ALC回
路1012により励起LD1008のバイアス電流を制
御し、一定の光パワーレベルが前置光直接増幅器100
2から出力されるようにする。レベル一定制御された光
信号は、光/電気変換回路1013に入力される。光/
電気変換回路1013は、データ信号とクロック信号を
出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた従来の光受
信器では、最小受光感度特性を劣化させないために、D
CFの前後に計2台の光直接増幅器が必要となる。光直
接増幅器は高価であるため、光受信器のコストの上昇は
避けられない。
【0005】さらに、上記従来の光受信器を波長多重光
伝送系に用いる場合、前置光直接増幅器出力部に設けら
れるバンドパスフィルタとしては、通常波長多重光全て
をカバーする波長帯域全体を透過する光フィルタを用い
る。しかしながら、このような光フィルタのみでは、波
長多重光を構成する各チャネル間のノイズ成分(ASE
ノイズ)までは除去することができない。
【0006】本発明は、従来技術の上記の課題を解決し
て、必要な光直接増幅器の個数の削減により、光受信器
のコストを下げることが可能な光受信器及び光中継器を
提供することを目的とする。また、波長多重光伝送シス
テムにおいて、各チャネル間のノイズ成分までも除去す
ることにより、受光感度特性を向上させることが可能な
光受信器及び光中継器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の光受信器は、入力端子を介して入力される
入力光信号を受信する光受信器であって、前記入力光信
号を増幅し、増幅光信号を出力する光増幅器と、前記増
幅光信号が入力され、所定の分散値を有する分散補償手
段と、該分散補償手段の出力光が入力され、前記入力光
信号の波長に透過ピークを持つ波長透過特性を有する光
フィルタと、該光フィルタの出力光を反射し、前記光フ
ィルタの出力端に再度入射する光反射手段とを備えてい
る。
【0008】ここで、前記光受信器は、さらに、前記入
力端子と前記光増幅器の間に挿入され、前記入力端子に
第1の入出力端子が接続され、前記光増幅器に第2の入
出力端子が接続された光サーキュレータと、該光サーキ
ュレータの第3の入出力端子に接続され、入力光を電気
信号に変換する光電気変換器とを備えていてもよい。
【0009】また、前記分散補償手段は、分散補償光フ
ァイバを備えていてもよい。
【0010】本発明による第2の構成の光受信器は、入
力端子を介して入力される入力される入力光信号を受信
する光受信器であって、前記入力光信号を増幅し、増幅
光信号を出力する光増幅器と、前記増幅光信号が入力さ
れ、所定の分散値を有する分散補償手段と、該分散補償
手段の出力光が入力され、前記入力光信号の波長に反射
ピークを持つ波長反射特性を有する光フィルタとを備え
ている。
【0011】ここで、前記光フィルタは、ファイバブラ
ッググレーティングを備えていてもよい。
【0012】前記光受信器は、さらに、前記入力端子と
前記光増幅器の間に挿入され、前記入力端子に第1の入
出力端子が接続され、前記光増幅器に第2の入出力端子
が接続された光サーキュレータと、該光サーキュレータ
の第3の入出力端子に接続され、入力光を電気信号に変
換する光電気変換器とを備えていてもよい。
【0013】前記光受信器は、さらに、前記光フィルタ
を透過した光を終端する光終端器を備えていてもよい。
【0014】本発明による第3の構成の光受信器は、入
力端子を介して入力され、互いに異なる波長を有する複
数の光信号を含む波長多重光信号を受信する光受信器で
あって、前記光受信器は、前記波長多重光信号を増幅
し、増幅光信号を出力する光増幅器と、前記増幅光信号
が入力され、所定の分散値を有する分散補償手段と、該
分散補償手段の出力光が入力され、前記互いに異なる波
長の各々に反射ピークを持つ波長反射特性を有する光フ
ィルタとを備えている。
【0015】ここで、前記光フィルタは、各々が、前記
異なる波長の一に反射ピークを有する、縦続接続された
複数のファイバブラッググレーティングを備えていても
よい。
【0016】また、前記光フィルタは、分散補償ファイ
バグレーティングを備えていてもよい。
【0017】前記光受信器は、さらに、前記光フィルタ
を透過した光を終端する光終端器を備えていてもよい。
【0018】前記光受信器は、さらに、前記入力端子と
前記光増幅器の間に挿入され、前記入力端子に第1の入
出力端子が接続され、前記光増幅器に第2の入出力端子
が接続された光サーキュレータと、該光サーキュレータ
の第3の入出力端子から出力される光を前記複数の光信
号に分離する光分波器と、前記複数の光信号の各々を電
気信号に変換する複数の光電気変換器とを備えていても
よい。
【0019】本発明による第1の構成の光中継器は、入
力端子を介して入力される入力光信号を増幅して出力す
る光中継器であって、前記入力光信号を増幅し、増幅光
信号を出力する光増幅器と、前記増幅光信号が入力さ
れ、所定の分散値を有する分散補償手段と、該分散補償
手段の出力光が入力され、前記入力光信号の波長に透過
ピークを持つ波長透過特性を有する光フィルタと、該光
フィルタの出力光を反射し、前記光フィルタの出力端に
再度入射する光反射手段とを備えている。
【0020】ここで、前記光中継器は、さらに、前記入
力端子と前記光増幅器の間に挿入され、前記入力端子に
第1の入出力端子が接続され、前記光増幅器に第2の入
出力端子が接続された光サーキュレータを備えていても
よい。
【0021】また、前記分散補償手段は、分散補償光フ
ァイバを備えていてもよい。
【0022】本発明による第2の構成の光中継器は、入
力端子を介して入力される入力される入力光信号を増幅
して出力する光中継器であって、前記入力光信号を増幅
し、増幅光信号を出力する光増幅器と、前記増幅光信号
が入力され、所定の分散値を有する分散補償手段と、該
分散補償手段の出力光が入力され、前記入力光信号の波
長に反射ピークを持つ波長反射特性を有する光フィルタ
とを備えている。
【0023】ここで、前記光フィルタは、ファイバブラ
ッググレーティングを備えていてもよい。
【0024】また、前記光中継器は、さらに、前記入力
端子と前記光増幅器の間に挿入され、前記入力端子に第
1の入出力端子が接続され、前記光増幅器に第2の入出
力端子が接続された光サーキュレータを備えていてもよ
い。
【0025】前記光中継器は、さらに、前記光フィルタ
を透過した光を終端する光終端器を備えていてもよい。
【0026】本発明による第3の構成の光中継器は、入
力端子を介して入力され、互いに異なる波長を有する複
数の光信号を含む波長多重光信号を増幅して出力する光
中継器であって、前記波長多重光信号を増幅し、増幅光
信号を出力する光増幅器と、前記増幅光信号が入力さ
れ、所定の分散値を有する分散補償手段と、該分散補償
手段の出力光が入力され、前記互いに異なる波長の各々
に反射ピークを持つ波長反射特性を有する光フィルタと
を備えている。
【0027】前記光フィルタは、各々が、前記異なる波
長の一に反射ピークを有する、縦続接続された複数のフ
ァイバブラッググレーティングを備えていてもよい。
【0028】前記光フィルタは、分散補償ファイバグレ
ーティングを備えていてもよい。
【0029】前記光中継器は、さらに、前記光フィルタ
を透過した光を終端する光終端器を備えていてもよい。
【0030】前記光中継器は、さらに、前記入力端子と
前記光増幅器の間に挿入され、前記入力端子に第1の入
出力端子が接続され、前記光増幅器に第2の入出力端子
が接続された光サーキュレータを備えていてもよい。
【0031】本発明の光伝送システムは、光伝送路を介
して接続された光送信器及び光受信器の間で光信号を伝
送する光伝送システムであって、前記光伝送路に挿入さ
れた少なくとも1つの光中継器を備え、該少なくとも1
つの光中継器の各々は、上記のいずれかの光中継器を備
えている。
【0032】上述したように、本発明の光受信器及び光
中継器では、入力された光信号が、光増幅器及び分散補
償手段をいずれも往復する構成を採用している。このた
め、光増幅器に関しては、所要個数を半減することがで
きる。また、分散補償手段に関しても、入力される光信
号が伝搬する光伝送路に応じた所要分散量の半分程度の
分散量を持つ分散補償手段を用意すればよい。従って、
両者の所要数量の削減効果が相俟って、コスト低減を実
現することが可能となる。さらには、入力される光信号
を光フィルタに通しているため、光増幅器等から加えら
れる雑音を除去することができ、伝送特性を改善するこ
とが可能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の光伝送装置及び光伝送シ
ステムの構成及びその動作を図1乃至図10を用いて説
明する。
【0034】本発明の第1の実施例による光受信器の構
成を図1に示す。図1の光受信器は、光入力方向によっ
て出力端が変わる光サーキュレータ201、伝送路を通
過した光信号を増幅する前置直接光増幅器202、伝送
路を通過した光信号の分散を補償するDCF(分散補償
ファイバ)208、光信号の波長成分だけを反射するフ
ァイバブラッググレーティング209、ファイバブラッ
ググレーティング209を透過した光信号を終端する光
終端器210、そして光信号を電気信号に変換し、デー
タ信号とクロック信号を出力する光/電気変換回路21
3を含んで構成されている。
【0035】続いて、第1の実施例による光受信器の動
作を説明する。また図4に回路内を伝搬する光信号の様
子を示す。光伝送システムを構成する光伝送路であるS
MF(シングル・モード・ファイバ)を通過してきたS
TM64光信号(波長λ[nm])は、まず光サーキュ
レータ201に入力される。光サーキュレータ201
は、光信号が入力される入力端子によって、出力端が変
わる。図2に示す「a」部から入力された光信号は、
「b」部から出力される。
【0036】光サーキュレータ201から出力された信
号は、前置光直接増幅器202に入力される。前置光直
接増幅器202では、光信号は10:1光カプラ20
4、光カプラ205を通過し、EDF(エルビウム・ド
ープト・ファイバ)206に入力される。励起LD20
7から供給される励起光により、EDF206内で誘導
増幅が起こり、入力された光信号が増幅され、伝送路損
失によるレベル低下を回復する。
【0037】前置光直接増幅器202を通過した光信号
は、DCF(分散補償ファイバ)208を通過し、本光
受信器に到着するまでに光信号が伝搬してきた光伝送路
の総分散量に見合った、所定の分散補償が施される。
【0038】DCF208通過後、ファイバブラッググ
レーティング209に入力される。ファイバブラッググ
レーティング209は、光信号の波長λ[nm]に対し
て高い光反射率を持ち、それ以外の波長の光信号は、そ
のまま透過させるように設計されている。図5にファイ
バブラッググレーティング209の透過特性の概略を示
す。ファイバブラッググレーティング209を透過した
光信号は、光終端器210で終端される。これにより、
光信号以外の雑音成分が除去される。
【0039】ファイバブラッググレーティング209に
より反射された光信号は、再びDCF208を通過す
る。DCF208の分散量は、補償すべき所要分散量の
半分に設定されている。本実施例では、このDCF20
8を往復することで合計2回通過している。このため、
DCF208単独では必要となる分散量には満たないも
のの、往復伝搬により所要分散量が確保されている。
【0040】DCF208を通過した信号は、再び前置
光直接増幅器202を通過する(図1上の一点鎖線のル
ート)。光信号は、EDF206で再度増幅され、BP
F203により雑音成分が除去される。続いて光信号
は、光カプラ(分岐比10:1)204で、主信号(分
岐比10:1のうち10の成分)とモニタ信号(分岐比
10:1の1の成分)に分岐される。分岐されたモニタ
信号はPD211で受光され、ALC回路(オート・レ
ベル・コントロール回路)212に入力される。
【0041】ALC回路212では、モニタ信号からE
DF206出力のパワーレベルを検出し、このEDF2
06出力のレベルが一定のレベル(後述の光/電気変換
回路213入力部に対して最適なパワレベル、ここでは
+2dBmとする)になるように、励起LD207のバ
イアス電流を制御する。
【0042】所定のレベルに一定化する制御を施された
光信号は、光サーキュレータ201の「b」部に入力さ
れる。「b」部へ入力された光信号は「c」部から出力
される。出力された光信号は、光/電気変換回路213
に入力され、光/電気変換回路213では、STM64
データ信号(電気)と9.95328GHz クロッ
ク信号(電気)を出力する。
【0043】次に、本発明の第2の実施例につき説明す
る。第2の実施例による光受信器の構成を図2に示す。
本実施例では、上記第1の実施例におけるファイバブラ
ッググレーティング109を光BPF(バンドパスフィ
ルタ)114に置き換え、さらに光終端器110を光全
反射器115に変更している。本実施例の動作は、上記
第1の実施例と同様であるため、動作の説明は省略す
る。
【0044】本実施例においては、光BPFを往復2回
通過している。このため、縦続接続された、同一の光B
PF2個を通過したのと同様に、1回のみ透過の場合に
比べてより大きな帯域外抑圧特性が得られる。従って、
図2に示す本実施例においては、光BPFを1回のみ透
過させて雑音除去を図ってきた構成に比べ、雑音を除去
する効果の改善でき、受信感度の向上が可能となる。
【0045】さらに、光増幅器102等による雑音レベ
ルが伝送特性に影響を与えるほど大きくなく、BPF1
03に加えて、あえて他の光フィルタを挿入してまで除
去する必要がない場合には、図3に示すように、BPF
109は削除してもかまわない。
【0046】次に本発明の第3の実施例について説明す
る。本実施例では、光受信器に波長多重光が入力される
ことを想定している。第3の実施例による光受信器の構
成を図6に示す。図6に示す光受信器は、光サーキュレ
ータ501、前置光直接増幅器502、DCF(分散補
償ファイバ)508、ファイバブラッググレーティング
509、510、511、光終端器512、光分波器5
14、光/電気変換回路515、516、517を含ん
で構成される。
【0047】続いて第3の実施例の動作を説明する。波
長多重伝送システムを構成する光伝送路であるSMF
(シングル・モード・ファイバ)を通過してきた波長多
重光信号は、まず光サーキュレータ501に入力され
る。なお、波長多重光信号は、各々波長λ1[nm]、
波長λ2[nm]、・・・波長λn[nm]の光信号か
らなり、各光信号は、STM64に準拠しているものと
する。
【0048】図6に示す「a」部から入力された光信号
は、「b」部から出力される。光サーキュレータ501
から出力された信号は前置光直接増幅器502に入力さ
れる。前置光直接増幅器502では、光信号は、10:
1光カプラ504、光カプラ505を通過し、EDF
(エルビウム・ドープト・ファイバ)506に入力され
る。励起LD507からの励起光により、EDF506
内で誘導増幅され、入力された光信号は、伝送路損失に
よるレベル低下を回復する。
【0049】前置光直接増幅器502を通過した光信号
は、DCF(分散補償ファイバ)508を通過し、波長
多重光信号が伝搬してきた光伝送路の総分散量に見合っ
た、所定の分散補償が施される。
【0050】DCF508通過後、ファイバブラッググ
レーティング509に入力される。ファイバブラッググ
レーティング509は、波長λ1[nm]に対して高い
光反射率を持ち、それ以外の波長の信号は、そのまま透
過させるように設計されている。従って、ファイバブラ
ッググレーティング509によって、波長λ1[nm]
の信号は反射され、波長λ2[nm]、波長λn[n
m]および、これら以外の成分は透過される。続いてフ
ァイバブラッググレーティング510では波長λ2[n
m]の成分を、ファイバブラッググレーティング510
では波長λn[nm]の成分を、各々反射させるように
各ファイバブラッググレーティングが設計されている。
これにより、各波長の光主信号は各ファイバブラッググ
レーティング509、510、511で反射され、主信
号以外の成分は透過されることになる。
【0051】各ファイバブラッググレーティング50
9、510、511の反射特性の概略を図7に示す。透
過した成分は、光終端器512で終端される。このと
き、波長多重光信号が配置された波長帯域外の雑音成分
のみならず、波長λ1〜λnの各光信号間の雑音成分も
除去される(図8参照)。
【0052】各ファイバブラッググレーティング50
9、510、511により反射された光信号は、再びD
CF508を通過し、光信号は分散補償を施される。D
CF508の分散量は、伝送路に対して必要となる分散
量の半分に設定されている。このDCF508を往復す
ることで、合計2回通過することにより、所要の分散量
が確保されることになる。
【0053】再びDCF508を通過した信号は、再度
前置光直接増幅器502を通過する(図6上の一点鎖線
のルート)。光信号は、EDF506で再度増幅され、
BPF503により雑音成分がカットされる。続いて光
カプラ(分岐比10:1)504により、主信号(分岐
比10:1のうち10の成分)とモニタ信号(分岐比1
0:1の1の成分)に分岐される。分岐されたモニタ信
号はPD513で受光され、ALC回路(オート・レベ
ル・コントロール回路)514に入力される。ALC回
路514では、モニタ信号からEDF506出力のパワ
レベルを検出し、このEDF506出力のレベルが一定
のレベル(後述の光/電気変換回路516、517、5
18の入力部に対して最適なパワレベル)になるよう
に、励起LD507のバイアス電流を制御する。
【0054】所定のレベルに一定化する制御を施された
波長多重光信号は、光サーキュレータ501の「b」部
に入力される。「b」部へ入力された光は「c」部から
出力される。「c」部から出力された光信号は、光分波
器515により、各波長成分ごとに分岐され、それぞれ
光/電気変換回路515、516、517に入力され
る。それぞれの光/電気変換回路515、516、51
7は、STM64 データ信号(電気)と9.9532
8GHz クロック信号(電気)を出力する。
【0055】ここで、光分波器515としては、アレイ
導波路回折格子(ArrayedWaveguide
Grating、AWG)等を用いることができる。
【0056】次に、本発明の第4の実施例につき説明す
る。本実施例では、第3の実施例と同様、光受信器に波
長多重光が入力されることを想定している。第4の実施
例による光受信器の構成を図9に示す。本実施例の光受
信器は、光サーキュレータ801、前置光直接増幅器8
02、分散補償ファイバ・グレーティング808、光終
端器809、光分波器812、光/電気変換回路81
3、814、815を含んで構成される。
【0057】続いて、第4の実施例の動作を説明する。
波長多重伝送システムのSMF(シングル・モード・フ
ァイバ)伝送路を通過してきたSTM64光信号(波長
λ1[nm]、波長λ2[nm]、・・・波長λn[n
m])は、まず光サーキュレータ[801]に入力され
る。図8に示す「a」部から入力された光信号は、
「b」部から出力される。光サーキュレータ801から
出力された信号は前置光直接増幅器802に入力され
る。前置光直接増幅器802では、光信号は、10:1
光カプラ804、光カプラ805を通過し、EDF(エ
ルビウム・ドープト・ファイバ)806に入力される。
励起LD807からの励起光により、EDF806内で
誘導増幅され、入力された光信号は、伝送路損失による
レベル低下を回復する。
【0058】前置光直接増幅器802を通過した光信号
は、分散補償ファイバ・グレーティング808に入力さ
れる。分散補償ファイバグレーティング808は、グレ
ーティング間隔が不均一になっており、長波長側の信号
は入力側に近い方で反射する。一方短波長側の信号は出
力側に近い方で反射する。すなわち波長ごとに遅延が生
じ、分散により拡がったパルスを補償することになる。
図10に分散補償ファイバグレーティング808の動作
例と波長−遅延量の関係の例を示す。主信号の各波長λ
1、λ2、λnの成分は、分散補償ファイバグレーティ
ング808で補償され、再び前置光直接増幅器802に
入る(図9上の一点鎖線のルート)。
【0059】分散補償ファイバグレーティング808を
透過した成分は、光終端器809で終端される。光信号
は、EDF806で再度増幅され、BPF803により
ノイズ成分がカットされる。続いて光カプラ(分岐比1
0:1)804により、主信号(分岐比10:1のうち
10の側の成分)とモニタ信号(分岐比10:1の1の
側の成分)に分岐される。分岐されたモニタ信号はPD
810で受光され、ALC回路(オート・レベル・コン
トロール回路)811に入力される。ALC回路811
では、モニタ信号からEDF806出力のパワレベルを
検出し、このEDF806出力のレベルが一定のレベル
(後述の光/電気変換回路813、814、815入力
部に対して最適なパワレベル)になるように、励起LD
807のバイアス電流を制御する。
【0060】レベル一定制御された光信号は、光サーキ
ュレータ801の「b」部に入力される。「b」部へ入
力された光は「c」部から出力される。「c」部から出
力された光信号は、光分波器812により、各波長成分
ごとに分岐され、それぞれ光/電気変換回路813、8
14、815に入力される。それぞれの光/電気変換回
路813、814、815は、STM64 データ信号
(電気)と9.95328GHz クロック信号(電
気)を出力する。
【0061】なお、上記の各実施例においては、光伝送
路の受信端に設けられる光受信器につき説明してきた。
しかしながら、上記各実施例は、光伝送路中に挿入され
る光中継器にも適用することが可能である。この場合、
上記各実施例において用いた光サーキュレータの「a」
部を入力端、「c」部を出力端として光伝送路中に挿入
すればよい。このようにして構成した光中継器の構成の
一例を図11に示す。この構成では、図1に示す第1の
実施例による光受信器の構成の一部を光中継器に適用し
ているが、上記の他の実施例においても同様にして光中
継器を構成することが可能である。
【0062】このような光中継器を多段に接続して構成
した光伝送システムの構成を図12に示す。図12にお
いて、光送信器1204から送出された光信号は、光中
継器1201〜1203で順次中継され、光受信器12
05に至る。各光中継器は図11に示す構成を有する。
この光中継器を伝送路中に挿入することにより、各光中
継器において不要な雑音成分を蓄積することなく光信号
を増幅することが可能となるので、長距離に亘って光信
号を中継伝送することが可能となる。なお、光中継器と
しては、図1以外の他の光受信器の構成を用いて構成し
たものを用いてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
分散補償部を有する光受信器及び光中継器において、以
下の効果が期待できる。 1.コストの上で大きな部分を占める光増幅器の個数
を、従来の構成に比べて減少することができるため、大
幅なコスト低減が可能となる。また、分散補償にDCF
を使用する場合、従来の半分の分散量のDCFで済むた
め、この点でもコスト低減が実現される。 2.特に第2の実施例においては、光フィルタを2回透
過する構成を採用しているため、雑音除去の効果が大き
く、このため受信感度の改善が期待できる。 3.特に第3及び第4の実施例では、波長多重光伝送シ
ステムにおいて、ファイバブラッググレーティングを複
数接続することで、波長多重光を構成する各光信号間の
雑音成分を除去することができるため、主信号のS/N
比が増加し、受信感度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例による光受信器の構成
を表す図である。
【図2】 本発明の第2の実施例による光受信器の構成
を表す図である。
【図3】 本発明の第2の実施例による他の光受信器の
構成を表す図である。
【図4】 本発明の第1の実施例による光受信器の動作
を説明するための図である。
【図5】 ファイバブラッググレーティングの透過特性
を表す図である。
【図6】 本発明の第3の実施例による光受信器の構成
を表す図である。
【図7】 縦続接続されたファイバブラッググレーティ
ング透過特性を表す図である。
【図8】 本発明の第3の実施例による雑音除去の効果
を説明するための図である。
【図9】 本発明の第4の実施例による光受信器の構成
を表す図である。
【図10】 分散補償ファイバグレーティングの動作を
説明するための図である。
【図11】 本発明による光中継器の構成を表す図であ
る。
【図12】 本発明による光中継器を挿入した光伝送シ
ステムの構成を表す図である。
【図13】 従来技術による光受信器の構成を表す図で
ある。
【符号の説明】
101、201、501、801:光サーキュレータ 102、202、502、802、1001、100
6:前置光直接増幅器 108、208、508、1005:DCF 209、509、510、511:ファイバブラッググ
レーティング 115:光全反射器 210、512、809:光終端器 113、213、516、517、518、813、8
14、815、1014:光/電気変換回路 515、812:光分波器 808:分散補償ファイバグレーティング 1201、1202、1203:光中継器 1204:光送信器 1205:光受信器

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子を介して入力される入力光信号
    を受信する光受信器であって、 前記光受信器は、 前記入力光信号を増幅し、増幅光信号を出力する光増幅
    器と、 前記増幅光信号が入力され、所定の分散値を有する分散
    補償手段と、 該分散補償手段の出力光が入力され、前記入力光信号の
    波長に透過ピークを持つ波長透過特性を有する光フィル
    タと、 該光フィルタの出力光を反射し、前記光フィルタの出力
    端に再度入射する光反射手段とを備えていることを特徴
    とする光受信器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光受信器であって、 前記光受信器は、さらに、 前記入力端子と前記光増幅器の間に挿入され、前記入力
    端子に第1の入出力端子が接続され、前記光増幅器に第
    2の入出力端子が接続された光サーキュレータと、 該光サーキュレータの第3の入出力端子に接続され、入
    力光を電気信号に変換する光電気変換器とを備えている
    ことを特徴とする光受信器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2のいずれかの請求
    項に記載された光受信器であって、 前記分散補償手段は、 分散補償光ファイバを備えていることを特徴とする光受
    信器。
  4. 【請求項4】 入力端子を介して入力される入力される
    入力光信号を受信する光受信器であって、 前記光受信器は、 前記入力光信号を増幅し、増幅光信号を出力する光増幅
    器と、 前記増幅光信号が入力され、所定の分散値を有する分散
    補償手段と、 該分散補償手段の出力光が入力され、前記入力光信号の
    波長に反射ピークを持つ波長反射特性を有する光フィル
    タとを備えていることを特徴とする光受信器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の光受信器であって、 前記光フィルタは、 ファイバブラッググレーティングを備えていることを特
    徴とする光受信器。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の光受信器であって、 前記光受信器は、さらに、 前記入力端子と前記光増幅器の間に挿入され、前記入力
    端子に第1の入出力端子が接続され、前記光増幅器に第
    2の入出力端子が接続された光サーキュレータと、 該光サーキュレータの第3の入出力端子に接続され、入
    力光を電気信号に変換する光電気変換器とを備えている
    ことを特徴とする光受信器。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至請求項6のいずれかの請求
    項に記載された光受信器であって、 前記光受信器は、さらに、 前記光フィルタを透過した光を終端する光終端器を備え
    ていることを特徴とする光受信器。
  8. 【請求項8】 入力端子を介して入力され、互いに異な
    る波長を有する複数の光信号を含む波長多重光信号を受
    信する光受信器であって、 前記光受信器は、 前記波長多重光信号を増幅し、増幅光信号を出力する光
    増幅器と、 前記増幅光信号が入力され、所定の分散値を有する分散
    補償手段と、 該分散補償手段の出力光が入力され、前記互いに異なる
    波長の各々に反射ピークを持つ波長反射特性を有する光
    フィルタとを備えていることを特徴とする光受信器。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の光受信器であって、 前記光フィルタは、 各々が、前記異なる波長の一に反射ピークを有する、縦
    続接続された複数のファイバブラッググレーティングを
    備えていることを特徴とする光受信器。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の光受信器であって、 前記光フィルタは、 分散補償ファイバグレーティングを備えていることを特
    徴とする光受信器。
  11. 【請求項11】 請求項8乃至請求項10のいずれかの
    請求項に記載された光受信器であって、 前記光受信器は、さらに、 前記光フィルタを透過した光を終端する光終端器を備え
    ていることを特徴とする光受信器。
  12. 【請求項12】 請求項8乃至請求項11のいずれかの
    請求項に記載された光受信器であって、 前記光受信器は、さらに、 前記入力端子と前記光増幅器の間に挿入され、前記入力
    端子に第1の入出力端子が接続され、前記光増幅器に第
    2の入出力端子が接続された光サーキュレータと、 該光サーキュレータの第3の入出力端子から出力される
    光を前記複数の光信号に分離する光分波器と、 前記複数の光信号の各々を電気信号に変換する複数の光
    電気変換器とを備えていることを特徴とする光受信器。
  13. 【請求項13】 入力端子を介して入力される入力光信
    号を増幅して出力する光中継器であって、 前記光中継器は、 前記入力光信号を増幅し、増幅光信号を出力する光増幅
    器と、 前記増幅光信号が入力され、所定の分散値を有する分散
    補償手段と、 該分散補償手段の出力光が入力され、前記入力光信号の
    波長に透過ピークを持つ波長透過特性を有する光フィル
    タと、 該光フィルタの出力光を反射し、前記光フィルタの出力
    端に再度入射する光反射手段とを備えていることを特徴
    とする光中継器。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の光中継器であって、 前記光中継器は、さらに、 前記入力端子と前記光増幅器の間に挿入され、前記入力
    端子に第1の入出力端子が接続され、前記光増幅器に第
    2の入出力端子が接続された光サーキュレータを備えて
    いることを特徴とする光中継器。
  15. 【請求項15】 請求項13又は請求項14のいずれか
    の請求項に記載された光中継器であって、 前記分散補償手段は、 分散補償光ファイバを備えていることを特徴とする光中
    継器。
  16. 【請求項16】 入力端子を介して入力される入力され
    る入力光信号を増幅して出力する光中継器であって、 前記光中継器は、 前記入力光信号を増幅し、増幅光信号を出力する光増幅
    器と、 前記増幅光信号が入力され、所定の分散値を有する分散
    補償手段と、 該分散補償手段の出力光が入力され、前記入力光信号の
    波長に反射ピークを持つ波長反射特性を有する光フィル
    タとを備えていることを特徴とする光中継器。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の光中継器であって、 前記光フィルタは、 ファイバブラッググレーティングを備えていることを特
    徴とする光中継器。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の光中継器であって、 前記光中継器は、さらに、 前記入力端子と前記光増幅器の間に挿入され、前記入力
    端子に第1の入出力端子が接続され、前記光増幅器に第
    2の入出力端子が接続された光サーキュレータを備えて
    いることを特徴とする光中継器。
  19. 【請求項19】 請求項16乃至請求項18のいずれか
    の請求項に記載された光中継器であって、 前記光中継器は、さらに、 前記光フィルタを透過した光を終端する光終端器を備え
    ていることを特徴とする光中継器。
  20. 【請求項20】 入力端子を介して入力され、互いに異
    なる波長を有する複数の光信号を含む波長多重光信号を
    増幅して出力する光中継器であって、 前記光中継器は、 前記波長多重光信号を増幅し、増幅光信号を出力する光
    増幅器と、 前記増幅光信号が入力され、所定の分散値を有する分散
    補償手段と、 該分散補償手段の出力光が入力され、前記互いに異なる
    波長の各々に反射ピークを持つ波長反射特性を有する光
    フィルタとを備えていることを特徴とする光中継器。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の光中継器であって、 前記光フィルタは、 各々が、前記異なる波長の一に反射ピークを有する、縦
    続接続された複数のファイバブラッググレーティングを
    備えていることを特徴とする光中継器。
  22. 【請求項22】 請求項20記載の光中継器であって、 前記光フィルタは、 分散補償ファイバグレーティングを備えていることを特
    徴とする光中継器。
  23. 【請求項23】 請求項20乃至請求項22のいずれか
    の請求項に記載された光中継器であって、 前記光中継器は、さらに、 前記光フィルタを透過した光を終端する光終端器を備え
    ていることを特徴とする光中継器。
  24. 【請求項24】 請求項21乃至請求項23のいずれか
    の請求項に記載された光中継器であって、 前記光中継器は、さらに、 前記入力端子と前記光増幅器の間に挿入され、前記入力
    端子に第1の入出力端子が接続され、前記光増幅器に第
    2の入出力端子が接続された光サーキュレータを備えて
    いることを特徴とする光中継器。
  25. 【請求項25】 光伝送路を介して接続された光送信器
    及び光受信器の間で光信号を伝送する光伝送システムで
    あって、 前記光伝送システムは、前記光伝送路に挿入された少な
    くとも1つの光中継器を備え、 該少なくとも1つの光中継器の各々は、請求項13乃至
    請求項24のいずれかの請求項に記載された光中継器を
    備えていることを特徴とする光伝送システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100396510B1 (ko) * 2001-09-11 2003-09-02 삼성전자주식회사 분산 보상된 광섬유 증폭기
KR100446541B1 (ko) * 2002-02-20 2004-09-01 삼성전자주식회사 분산 보상된 라만 광섬유 증폭기

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