JP2000332689A - 光受信装置 - Google Patents

光受信装置

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JP2000332689A
JP2000332689A JP11138022A JP13802299A JP2000332689A JP 2000332689 A JP2000332689 A JP 2000332689A JP 11138022 A JP11138022 A JP 11138022A JP 13802299 A JP13802299 A JP 13802299A JP 2000332689 A JP2000332689 A JP 2000332689A
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signal
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output
receiving unit
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JP11138022A
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Inventor
Takashi Takano
崇 高野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光受信装置による光送信装置からの送信光の
受信状態を改善する。 【解決手段】 受光部100〜102は、光送信装置2
00から送信された光を受光して対応する電気信号に変
換する。IP変換手段103〜104は、受光部100
〜102からの出力信号を低インピーダンスに変換す
る。出力レベル検出手段106は、IP変換手段103
〜105から出力された信号のレベルを検出する。選択
手段107は、出力レベル検出手段106の検出結果を
参照するとともに、予め決定されている優先順位に基づ
いて、IP変換手段103〜105の出力の何れかを選
択する。出力手段108は、選択手段107によって選
択された信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光受信装置に関し、
特に、光送信装置から送信され、空間を伝播してきた光
を受信する光受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光を伝送媒体として信号を伝送する光伝
送システムを構成する光送信装置においては、一般的に
赤外線LED(Light Emitting Diode)等を光源とする
場合が多い。
【0003】図15は、赤外線LEDを用いた光送信装
置の構成例を示す図である。この図において、所定の変
調信号が供給される入力端子1は、LED駆動回路を構
成するトランジスタ2のベースに接続されている。トラ
ンジスタ2のベースは抵抗4を介して電源電圧+Vcc
に接続されるとともに、抵抗5を介して接地されてい
る。
【0004】トランジスタ2のコレクタには、N個の赤
外線LED6−1〜6−Nが直列に接続されている。ま
た、赤外線LED6−1の一端は電源電圧+Vccに接
続されている。更に、トランジスタ2のエミッタは抵抗
3を介して接地されている。
【0005】このような回路において、端子1に対して
変調信号を印加すると、ベース電流が変化するので、そ
れに応じてコレクタ電流が変化する。その結果、赤外線
LED6−1〜6−Nに流れる電流が変化するので、発
光状態が変調信号に応じて変化し、輝度変調がなされる
ことになる。
【0006】このようにして送信された光信号は、例え
ば、図16に示す光受信装置によって受信される。図1
6に示す例では、PINフォトダイオード7のカソード
がコンデンサ9を介して接地されているとともに、抵抗
8を介して電源電圧+Vccに接続されている。
【0007】PINフォトダイオード7のアノードは、
電界効果トランジスタ(以下、FETと称す)10のゲ
ートに接続されているとともに、抵抗16を介して出力
端子17に接続されている。
【0008】FET10のドレインは、電源電圧+Vc
cに接続されている。ソースは抵抗11を介して接地さ
れているとともに、コンデンサ12を介してトランジス
タ13のベースに接続されている。
【0009】トランジスタ13のベースは、前述のコン
デンサ12を介してFET10のソースに接続されてい
るとともに、抵抗14を介して電源電圧+Vccに接続
されている。また、コレクタは抵抗15を介して電源電
圧+Vccに接続されているとともに、出力端子17に
接続されている。更に、エミッタは接地されている。
【0010】このような回路において、図15に示す光
送信装置から送信されてきた光信号がPINフォトダイ
オード7によって受光されると、光電変換によって対応
する電気信号が出力される。
【0011】PINフォトダイオード7から出力された
信号は、FET10およびトランジスタ13によって所
定の信号成分が抽出されるとともに、所定のゲインで増
幅されて出力端子17より出力される。
【0012】ところで、図16に示す例では、受光素子
であるPINフォトダイオード7は、一つだけである
が、例えば、ワイヤレスヘッドフォン等のように光受信
装置が常に所定の方向を向いていることが保証できない
場合には、複数の受光素子を具備することにより、受光
指向角を拡大することが行われている。
【0013】図17は、M個のPINフォトダイオード
を有する光受信装置の構成例を示す図である。なお、こ
の図において、図16の場合と対応する部分には、同一
の符号を付してあるのでその説明は省略する。
【0014】図17では、FET20のゲートと抵抗8
の間にM個のPINフォトダイオード18−1〜18−
Mが並列に接続されている。その他の構成は、図16の
場合と同様である。これらのPINフォトダイオード1
8−1〜18−Mは、それぞれ異なる方向を向くように
配置されており、受光指向角を拡大することが可能とな
る。
【0015】ここで、図17に注目し、この回路の特性
について解析する。図17に示すPINフォトダイオー
ドの1個当たりの等価回路を図18に示す。この図に示
すように、PINフォトダイオードは、光電流IP21
と、接合容量CJ 23によって等価的に表すことができ
る。
【0016】図17に示す回路では、PINフォトダイ
オードがM個並列に接続されているので、その等価回路
は図19に示すようになる。この図において、光電流の
流れる負荷インピーダンスZL 24は、次の式(1)に
よって表すことができる。
【0017】
【数1】
【0018】なお、抵抗RLは、抵抗16の抵抗値であ
る。ここで、負荷インピーダンスZL を流れる光電流の
総和ILは、以下の式(2)によって表すことができ
る。
【0019】
【数2】
【0020】式(1)および式(2)より、電流−電圧
変換された電圧VZは、以下の式(3)によって表すこ
とができる。
【0021】
【数3】
【0022】式(3)より、電流−電圧変換の伝達関数
T(jω)は、以下の式(4)によって表すことができ
る。
【0023】
【数4】
【0024】この式(4)によって表される伝達関数T
(jω)は、一般的な1次の伝達関数であり、そのカッ
トオフ周波数fcは、以下の式(5)によって表すこと
ができる。
【0025】
【数5】
【0026】
【発明が解決しようとする課題】式(2)および式
(5)によって示されるように、PINフォトダイオー
ド18−1〜18−Mから出力される光電流は、全て加
算されてM倍に増加することになるが、アノードとカソ
ード間の接合容量も並列接続により全て加算され、M倍
になる。その結果、電流−電圧変換回路の周波数特性
は、式(4)に示すように、PINフォトダイオード1
8−1〜18−Mの接合容量と、負荷抵抗RLによって
決まるので、接合容量がM倍になると、周波数特性は1
/M倍に劣化してしまうという問題点があった。
【0027】また、広範囲な受光指向角を得るために、
PINフォトダイオードをそれぞれ異なる方向に向けて
配置した場合には、光送信装置から送信された光信号は
それぞれ異なる光路差を有することになる。
【0028】図20はそのような場合の一例を示す図で
ある。この図の例では、発光部27を有する光送信装置
と、PINフォトダイオード28〜31を有する光受信
装置とが壁面付近に配置されている。
【0029】PINフォトダイオード28には、光送信
装置の発光部27から射出された光ビーム32が主に入
射される。また、PINフォトダイオード29には、壁
面35において一旦反射された光ビーム33が入射され
る。更に、PINフォトダイオード30には、壁面35
において2回反射された光ビーム34が入射される。
【0030】このようにそれぞれのPINフォトダイオ
ードに入射される光ビームは、光路差を有しているの
で、各PINフォトダイオードからの出力は、それぞれ
の光路差に応じた位相差を有することになる。その結
果、合成後の信号はもとの信号に比較して劣化を生ずる
ことになるという問題点もあった。
【0031】更に、図17に示す例では、PINフォト
ダイオード18−1〜18−Mの相互の距離を離そうと
すると、PINフォトダイオード18−1〜18−Mの
アノードとFET20のゲートの間の距離が長くなるた
め、外部雑音等の影響を受けやすくなり、受信信号のS
/N比が劣化したり、伝送距離が短くなる等の問題点も
あった。
【0032】また、そのような理由から、PINフォト
ダイオード18−1〜18−Mを一カ所に集中させなけ
ればならず、装置が大型化するという問題点もあった。
本発明は、以上のような状況に鑑みてなされたものであ
り、広い受光指向角を有するとともに、広い周波数特性
と高いS/N比を有する光受信装置を提供することを目
的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、光送信装置から送信され、空間を伝播し
てきた光を受信する光受信装置において、前記光送信装
置からの光を受光して電気信号に変換する複数の受光部
と、前記各受光部の出力レベルを検出する出力レベル検
出手段と、前記出力レベル検出手段によって検出された
出力レベルを参照して、所定の受光部からの信号を選択
する選択手段と、前記選択手段によって選択された受光
部からの信号を出力する出力手段と、を有することを特
徴とする光受信装置が提供される。
【0034】ここで、受光部は、光送信装置からの光を
受光して電気信号に変換する。出力レベル検出手段は、
各受光部の出力レベルを検出する。選択手段は、出力レ
ベル検出手段によって検出された出力レベルを参照し
て、所定の受光部からの信号を選択する。出力手段は、
選択手段によって選択された受光部からの信号を出力す
る。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の動作原理を説明
する原理図である。この図に示すように、本発明に係る
光受信装置は、受光部100〜102、IP(インピー
ダンス)変換手段103〜105、出力レベル検出手段
106、選択手段107、および、出力手段108によ
って構成されている。
【0036】ここで、受光部100〜102は、光送信
装置200の赤外線LED200aから送信された赤外
光を受信して光電変換することにより、対応する電気信
号を出力する。
【0037】IP変換手段103〜105は、受光部1
00〜102からの出力信号をそれぞれ所定のゲインで
増幅するとともに、出力インピーダンスが低くなるよう
に変換する。
【0038】出力レベル検出手段106は、IP変換手
段103〜105を介して出力される受光部100〜1
02の信号レベルを検出する。選択手段107は、出力
レベル検出手段106によって検出された出力レベルを
参照して、所定の受光部からの信号を選択する。
【0039】出力手段108は、選択手段107によっ
て選択された所定の受光部からの信号を出力する。次
に、以上の原理図の動作について説明する。
【0040】いま、光送信装置200の赤外線LED2
00aから赤外光が射出されたとする。受光部101
は、赤外線LED200aから射出された赤外線のう
ち、主に直接光を入射する。また、受光部100は、壁
300によって一旦反射された赤外光を入射する。更
に、受光部102は、壁400によって一旦反射された
赤外光を入射する。
【0041】受光部100〜102は、入射された赤外
光を光電変換し、対応する電気信号を出力する。IP変
換手段103〜105は、受光部100〜103からの
出力信号を所定のゲインで増幅するとともに、その出力
インピーダンスが低くなるように変換を施し、得られた
信号を出力レベル検出手段106に対して供給する。
【0042】このように、受光部100〜102の近傍
において、出力信号の信号レベルを増大させるととも
に、出力インピーダンスが低くなるように変換すること
により、同軸ケーブル等を用いて長く引き回した場合に
おいても、外部雑音等の影響を最小限に抑えることが可
能となる。
【0043】IP変換手段103〜105から出力され
た信号は、出力レベル検出手段106においてその信号
レベルが検出される。即ち、出力レベル検出手段106
は、IP変換手段103〜105から出力される信号の
平均的な信号レベルを検出し、これを選択手段107に
対して通知する。
【0044】選択手段107は、出力レベル検出手段1
06によって検出された信号レベルと、各受光部に割り
当てられた優先順位とを参照し、IP変換手段103〜
105からの出力の何れかを選択して出力手段108に
供給する。
【0045】例えば、優先順位が、受光部101、受光
部100、受光部102の順であるとし、また、受光部
を選択する場合の基準が信号レベルが所定の閾値を上回
ったことであるとすると、選択手段107は、先ず、受
光部101からの出力信号の信号レベルが所定の閾値を
上回っているか否かを判定する。その結果、所定の閾値
を上回っていると判定された場合には、受光部101か
らの信号を選択して出力手段108に供給する。
【0046】一方、受光部101の信号レベルが所定の
閾値以下である場合には、次の優先順位を有する受光部
100の出力信号の信号レベルが所定の閾値を上回って
いるか否かを判定する。その結果、受光部100の信号
レベルが所定の閾値を上回っている場合には受光部10
0の出力信号を選択して出力手段108に供給する。
【0047】また、受光部100の信号レベルが所定の
閾値以下である場合には、次の優先順位を有する受光部
102の出力信号の信号レベルが所定の閾値を上回って
いるか否かを判定する。その結果、受光部102の信号
レベルが所定の閾値を上回っている場合には受光部10
2の出力信号を選択して出力手段108に供給する。
【0048】以上の動作により、出力手段108から
は、所定の優先順位に従って選択された受光部100〜
102の出力信号が出力されることになる。従って、光
送信装置200と光受信装置との相対的な位置関係や、
障害物等の配置状況によらず、良好な受信状態を維持す
ることが可能となる。
【0049】また、出力信号としては、何れかの受光部
からの信号が選択的に出力されるので、異なる光路長を
有する光信号が合成されることを防止し、受信状況を向
上させることが可能となる。
【0050】なお、以上の説明は、静的な状態に対する
動作の説明であるが、例えば、光送信装置200と光受
信装置との相対的な位置関係が時間的に変化したり、こ
れらの間を障害物が移動したりするような場合にも同様
の処理が実行されて受信状態を常に良好に保つための処
理が実行される。そのような動作について以下に説明す
る。
【0051】いま、受光部101が選択された状態であ
る場合に、例えば、光送信装置200と受光部101の
間を障害物が移動することにより、受光部101の受信
状態が悪化したとする。
【0052】すると、選択手段107は、受光部101
からの出力信号の信号レベルが所定の閾値以下になった
ことを検出し、次の優先順位を有する受光部100から
の出力信号の信号レベルが所定の閾値を上回っているか
否かを判定する。その結果、所定の閾値を上回っている
場合には、受光部100からの出力信号を選択して出力
する。また、所定の閾値以下である場合には、受光部1
02からの出力信号に対して同様の判定を行い、条件を
満足している場合には受光部102からの出力信号を選
択する。更に、受光部102からの信号も条件を満足し
ていない場合には、選択手段107は、全ての受光部1
00〜102の出力信号を選択して合成(加算)した
後、出力する。
【0053】いま、例えば、受光部101の受信状態が
悪化した場合において、受光部100の受光状態が良好
である(条件を満足している)と判定した場合には、選
択手段107は、受光部100からの出力信号を選択し
て出力する。また、このような状態において、受光部1
01からの出力信号が再度良好になった場合(閾値を上
回った場合)には、選択手段107は、受光部100の
受信状態の如何によらず受光部101からの出力信号を
選択して出力する。同様の動作は、受光部102が選択
されている場合にも実行される。
【0054】即ち、選択手段107は、受信状態が良好
である場合には、前述した優先順位が高い受光部を優先
的に選択するように動作する。ここで、優先順位は、受
信状態が優れている順(図1の例では、光送信装置20
0からの直接光が入射される受光部101が第1の優先
順位を有する)に選択される。従って、光受信装置は、
常に最良の受信状態を保つことが可能となる。
【0055】次に、本発明の実施の形態について説明す
る。図2は、本発明の光受信装置の実施の形態の一例で
あるワイヤレススピーカシステムの外観を示す外観図で
ある。
【0056】この図において、スピーカ35は、左チャ
ンネル用であり、スピーカ36は右チャンネル用とされ
ている。スピーカ35は、スピーカスタンド35a、筐
体35b、スピーカ35c、選択スイッチ35d、フォ
トダイオード35e〜35gによって構成されている。
【0057】スピーカスタンド35aは、設置されたと
きにスピーカ35cが所定の高さになるようにするとと
もに、筐体35bの振動が床に伝わることを防止する。
筐体35bは、内部に吸音材等を配置した木箱であり、
スピーカ35cの背面からの音が外部に漏洩することを
防止する。
【0058】スピーカ35cは、電気信号を音響信号に
変換して出力する。選択スイッチ35dは、このスピー
カを左チャンネル用または右チャンネル用の何れとして
使用するかを選択するためのスイッチである。
【0059】フォトダイオード35e〜35gは、それ
ぞれ、筐体35bの正面、左側面、および、右側面に配
置されており、図示せぬ光送信装置から送信されてきた
光信号を受光して対応する電気信号に変換する。なお、
フォトダイオード35eは、図示せぬ光送信装置からの
直接光を受光し、フォトダイオード35f,35gは、
壁等によって反射された光を受光する。また、これらの
フォトダイオード35e〜35gは、集光効果を高める
ためのプラスチックレンズを有しており、このプラスチ
ックレンズが筐体35bの表面よりも突出した状態で配
置されている(筐体35bに内蔵するようにしてもよ
い)。
【0060】なお、スピーカ36もスピーカ35と同様
の構成となっているので、その説明は省略する。図3
は、フォトダイオード35e〜35gからの出力信号を
増幅する回路の構成例を示す図である。
【0061】この図において、増幅器45〜47は、フ
ォトダイオード35e〜35gからの出力信号を所定の
ゲインで増幅して出力する。緩衝増幅器48〜50は、
低出力インピーダンスの増幅回路によって構成されてお
り、増幅器45〜47の出力インピーダンスが低くなる
ように変換する。
【0062】なお、増幅器45〜47および緩衝増幅器
48〜50は、フォトダイオード35e〜35gの近傍
に配置されているので、外乱による影響を抑えるととも
に、同軸ケーブル等を用いて長く引き回した場合におい
ても、外部雑音等の影響を最小限に抑制することが可能
となる。
【0063】緩衝増幅器48〜50からの出力信号は、
端子51〜53を介して出力される。なお、右チャンネ
ル用スピーカ36にも同様の回路が内蔵されているが、
その説明については省略する。
【0064】図4は、図2に示す左チャンネル用スピー
カ35に内蔵されている電子回路の詳細な構成例を示す
回路図である。なお、右チャンネル用のスピーカ36も
同様の構成とされているので、その説明は省略する。
【0065】この図において、端子54〜56には、そ
れぞれ、緩衝増幅器48〜50からの出力信号が入力さ
れる。即ち、端子54〜56には、正面、左側面、およ
び、右側面に配置されたフォトダイオード35e〜35
gからの出力信号が入力される。
【0066】端子57には、図2に示す選択スイッチ3
5dからの選択信号が入力される。スイッチ58〜60
は、半導体スイッチであり、それぞれ、オアゲート8
1、3ステートバスバッファ83,84、および、3ス
テートバスバッファ85,86の出力に応じてON/O
FFされる。
【0067】緩衝増幅器61〜63は、スイッチ58〜
60の出力を低出力インピーダンスに変換して出力す
る。加算器64は、緩衝増幅器61〜63の出力を加算
して得られた信号を、端子65を介して出力する。
【0068】AGC(Auto Gain Control)増幅器68
は、端子54に入力された信号を、検波ダイオード74
からの出力信号に応じたゲインにより増幅して出力す
る。帯域通過フィルタ70は、AGC増幅器68からの
出力信号のうち、受信信号以外の不要信号を除去して出
力する。
【0069】AGC増幅器72は、帯域通過フィルタ7
0を透過した信号を、検波ダイオード74からの出力信
号に応じたゲインにより増幅して出力する。検波ダイオ
ード74は、AGC増幅器72の出力信号を検波整流し
て、直流成分を検出する。
【0070】スイッチ66は、図2に示す選択スイッチ
35dに応じて接続方向を切り替える。即ち、選択スイ
ッチ35dによって右チャンネルが選択されている場合
には、スイッチ66は端子56からの信号を選択し、ま
た、左チャンネルが選択されている場合には、スイッチ
66は端子55からの信号を選択して出力する。
【0071】緩衝増幅器67は、スイッチ66からの信
号を低出力インピーダンスに変換して出力する。AGC
増幅器69は、緩衝増幅器67からの出力信号を、検波
ダイオード75からの出力信号に応じたゲインにより増
幅して出力する。
【0072】帯域通過フィルタ71は、AGC増幅器6
9からの出力信号のうち、受信信号以外の不要信号を除
去して出力する。AGC増幅器73は、帯域通過フィル
タ71を透過した信号を、検波ダイオード75からの出
力信号に応じたゲインにより増幅して出力する。
【0073】検波ダイオード75は、AGC増幅器73
の出力信号を検波整流して、直流成分を検出する。分圧
器78は、電源電圧+Vccを分圧して基準電圧を生成
し、コンパレータ76,77に供給する。
【0074】コンパレータ76は、検波ダイオード74
の出力と、分圧器78からの基準電圧とを比較し、検波
ダイオード74の出力レベルの方が高い場合には、その
出力を“H”の状態とし、それ以外の場合には“L”の
状態とする。
【0075】コンパレータ77も同様に、検波ダイオー
ド75の出力と、分圧器78からの基準電圧とを比較
し、検波ダイオード75の出力レベルの方が高い場合に
は、その出力を“H”の状態とし、それ以外の場合には
“L”の状態とする。
【0076】インバータゲート79は、コンパレータ7
6の出力を反転して、アンドゲート82、3ステートバ
スバッファ83,85に供給する。インバータゲート8
0は、コンパレータ77の出力を反転して、アンドゲー
ト82に供給する。
【0077】アンドゲート82は、インバータゲート7
9,80からの出力信号に対して論理積を施した結果
を、オアゲート81、3ステートバスバッファ84,8
6に供給する。
【0078】インバータゲート87は、選択スイッチ3
5dからの選択信号を反転して3ステートバスバッファ
84,85に供給する。オアゲート81は、コンパレー
タ76の出力と、アンドゲート82の出力の論理和を演
算し、その結果に応じてスイッチ58を制御する。
【0079】3ステートバスバッファ83は、選択スイ
ッチ35dによって右チャンネルが選択されている場合
には、接続状態となってインバータゲート79からの信
号を出力する。また、左チャンネルが選択されている場
合には、高インピーダンス状態となってインバータゲー
ト79からの出力を遮断する。
【0080】3ステートバスバッファ84は、選択スイ
ッチ35dによって左チャンネルが選択されている場合
には、接続状態となってアンドゲート82からの信号を
出力する。また、右チャンネルが選択されている場合に
は、高インピーダンス状態となってアンドゲート82か
らの出力を遮断する。
【0081】3ステートバスバッファ85は、選択スイ
ッチ35dによって左チャンネルが選択されている場合
には、接続状態となってインバータゲート79からの信
号を出力する。また、右チャンネルが選択されている場
合には、高インピーダンス状態となってインバータゲー
ト79からの出力を遮断する。
【0082】3ステートバスバッファ86は、選択スイ
ッチ35dによって右チャンネルが選択されている場合
には、接続状態となってアンドゲート82からの信号を
出力する。また、左チャンネルが選択されている場合に
は、高インピーダンス状態となってアンドゲート82か
らの出力を遮断する。
【0083】その結果、選択スイッチ35dによって右
チャンネルが選択されている場合には、3ステートバス
バッファ83,86によって、スイッチ59,60がそ
れぞれ制御され、一方、選択スイッチ35dによって左
チャンネルが選択されている場合には、3ステートバス
バッファ84,85よって、スイッチ59,60がそれ
ぞれ制御されることになる。
【0084】次に、以上の実施の形態の動作について説
明する。いま、図2に示す選択スイッチ35dによって
左チャンネルが選択されているとすると、スイッチ66
は端子56を選択するので、緩衝増幅器67には筐体3
5bの右側面に配置されているフォトダイオード35g
から出力された信号が入力される。
【0085】緩衝増幅器67によってインピーダンス変
換が施された信号は、AGC増幅器69によって検波ダ
イオード75からの出力信号に対応するゲインで増幅さ
れ、帯域通過フィルタ71によって不要な信号成分が除
去された後、再度AGC増幅器73によって増幅され、
検波ダイオード75によって直流成分が検波される。こ
の検波された直流成分は、AGC増幅器69,73にフ
ィードバックされて自動利得制御ループが形成される。
その結果、AGC増幅器69に入力される信号のレベル
に応じて、検波ダイオード75から出力される直流信号
も変化する。
【0086】なお、AGC増幅器68,72、帯域通過
フィルタ70、および、検波ダイオード74によって構
成される回路も、前述の場合と同様の動作により、AG
C増幅器68に入力される信号のレベルに応じて、検波
ダイオード74から出力する直流信号を変化させる。
【0087】コンパレータ76,77は、分圧器78か
らの基準電圧と、検波ダイオード74,75からの出力
電圧をそれぞれ比較し、検波ダイオード74,75から
の出力の方が大きい場合には、その出力を“H”の状態
とする。
【0088】図5は、コンパレータ76,77の出力の
取り得る状態の組み合わせを示す図である。この図に示
すように、コンパレータ76,77の出力の取り得る状
態の組み合わせは、全部で4通りとなる。
【0089】図6は、図5に示すコンパレータの各出力
状態に対応するインバータゲート79,80、オアゲー
ト81、および、アンドゲート82の出力状態の対応関
係を示す図である。
【0090】この図に示すように、インバータゲート7
9,80の出力は、コンパレータ76,77の出力を反
転したものである。また、アンドゲート82は、インバ
ータゲート79,80の出力の論理積を演算したもので
あるので、コンパレータ76,77の双方の出力が
“L”の状態である場合にのみ“H”の状態となる。更
に、オアゲート81は、コンパレータ76の出力と、ア
ンドゲート82の出力の論理和を演算したものであるの
で、コンパレータ76の出力か、アンドゲート82の何
れか一方、または、双方が“H”の状態である場合に
“H”の状態となる。
【0091】選択スイッチ35dからの出力信号は、右
チャンネルが選択された場合に“H”の状態となる信号
であるので、インバータゲート87の出力は、左チャン
ネルが選択された場合に“H”の状態となる。
【0092】3ステートバスバッファ83,86には、
端子57からの信号がそのまま供給されているので、こ
れらのバッファは右チャンネルが選択された場合に、動
作状態となり、その他の場合には高インピーダンス状態
となる。
【0093】一方、3ステートバスバッファ84,85
は、インバータゲート87からの信号が供給されている
ので、これらのバッファは左チャンネルが選択された場
合に動作状態となり、その他の場合には高インピーダン
ス状態となる。
【0094】3ステートバスバッファ83,84の出力
は、スイッチ59に供給されており、また、3ステート
バスバッファ85,86の出力は、スイッチ60に供給
されている。
【0095】従って、選択スイッチ35dによって、左
チャンネルが選択されている場合には、アンドゲート8
2の出力によってスイッチ59が制御され、また、イン
バータゲート79の出力によってスイッチ60が制御さ
れる。
【0096】また、選択スイッチ35dによって、右チ
ャンネルが選択されている場合には、インバータゲート
79の出力によってスイッチ59が制御され、また、ア
ンドゲート82の出力によってスイッチ60が制御され
る。
【0097】次に、図7を参照して、フォトダイオード
35e,35gの出力と、スイッチ58〜60によるフ
ォトダイオード35e〜35gの接続状態の関係につい
て説明する。なお、この図は、選択スイッチ35dによ
って左チャンネルが選択されている場合に対応してい
る。
【0098】この図において、左側に示す受信レベル検
出結果は、正面受光部(フォトダイオード35e)およ
び右側面受光部(フォトダイオード35g)からの出力
信号が所定の閾値を上回っている場合、即ち、コンパレ
ータ76,77の出力が“H”の状態である場合が
“○”によって示され、それ以外の場合が“×”によっ
て示されている。
【0099】また、右側に示す受光部接続結果は、正面
受光部(フォトダイオード35e)、右側面受光部(フ
ォトダイオード35g)、および、左側面受光部(フォ
トダイオード35f)の接続状態、即ち、スイッチ58
〜60の状態を示しており、「接続」が“ON”の状態
を、また、「遮断」が“OFF”の状態をそれぞれ示し
ている。
【0100】この図に示すように、選択スイッチ35d
によって左チャンネルが選択されている場合には、正面
受光部と右側面受光部からの出力がともに“○”の状態
である場合には、スイッチ58のみがONの状態となっ
て正面受光部が選択される。
【0101】また、正面受光部が“○”であり、右側面
受光部が“×”の場合にも、スイッチ58のみがONの
状態となって正面受光部が選択される。更に、正面受光
部が“×”であり、右側面受光部が“○”である場合に
は、スイッチ60のみがONの状態となって右側面受光
部が選択される。
【0102】更にまた、正面受光部と右側面受光部の双
方が“×”である場合には、スイッチ58〜60が全て
ONの状態となって全ての受光部が選択される。なお、
図に示すように、選択スイッチ35dによって左チャン
ネルが選択されている場合であって、スイッチ58のみ
がONの状態となって正面受光部が選択されている場合
を状態A、スイッチ59のみがONとなって右側受光部
が選択されている場合を状態B、また、全てのスイッチ
がONとなって全ての受光部が選択されている場合を状
態Cと呼ぶことにする。
【0103】次に、図8を参照して、フォトダイオード
35e,35fの出力と、スイッチ58〜60によるフ
ォトダイオード35e〜35gの接続状態の関係につい
て説明する。なお、この図は、選択スイッチ35dによ
って右チャンネルが選択されている場合に対応してい
る。
【0104】この図において、左側に示す受信レベル検
出結果は、正面受光部(フォトダイオード35e)およ
び左側面受光部(フォトダイオード35f)からの出力
信号が所定の閾値を上回っている場合、即ち、コンパレ
ータ76,77の出力が“H”の状態である場合が
“○”によって示され、また、それ以外の場合が“×”
によって示されている。
【0105】また、右側に示す受光部接続結果は、正面
受光部(フォトダイオード35e)、右側面受光部(フ
ォトダイオード35g)、および、左側面受光部(フォ
トダイオード35f)の接続状態、即ち、スイッチ58
〜60の状態を示しており、「接続」が“ON”の状態
を、また、「遮断」が“OFF”の状態をそれぞれ示し
ている。
【0106】この図に示すように、選択スイッチ35d
によって右チャンネルが選択されている場合には、正面
受光部と左側面受光部からの出力がともに“○”の状態
である場合には、スイッチ58のみがONの状態となっ
て正面受光部が選択される。
【0107】また、正面受光部が“○”であり、左側面
受光部が“×”の場合にも、スイッチ58のみがONの
状態となって正面受光部が選択される。更に、正面受光
部が“×”であり、左側面受光部が“○”である場合に
は、スイッチ59のみがONの状態となって左側面受光
部が選択される。
【0108】更にまた、正面受光部と右側面受光部の双
方が“×”である場合には、スイッチ58〜60が全て
ONの状態となって全ての受光部が選択される。なお、
図に示すように、選択スイッチ35dによって右チャン
ネルが選択されている場合であって、スイッチ58のみ
がONの状態となって正面受光部が選択されている場合
を状態D、スイッチ59のみがONとなって左側受光部
が選択されている場合を状態E、また、全てのスイッチ
がONとなって全ての受光部が選択されている場合を状
態Fと呼ぶことにする。
【0109】次に、図9,10に示すフローチャートを
参照して以上の動作を簡単に説明する。図9は、選択ス
イッチ35dによって左チャンネルを選択した場合の動
作を示すフローチャートである。このフローチャートが
開始されると、以下の処理が実行される。 [S1]正面および右側側面の受光レベルが検出され
る。 [S2]正面の検出レベルが閾値th以上であるか否か
が判定され、閾値th以上である場合にはステップS3
に進み、それ以外の場合にはステップS4に進む。 [S3]スイッチ58のみをONの状態とすることによ
り、正面の受光部のみを接続し、他の受光部は遮断す
る。そして、処理を終了する。 [S4]右側面の検出レベルが閾値th以上であるか否
かが判定され、閾値th以上である場合にはステップS
5に進み、それ以外の場合にはステップS6に進む。 [S5]スイッチ60のみをONの状態とすることによ
り、右側面の受光部のみを接続し、他の受光部は遮断す
る。そして、処理を終了する。 [S6]全てのスイッチ58〜60をONの状態とする
ことにより、全ての受光部を接続状態とする。そして、
処理を終了する。
【0110】図10は、選択スイッチ35dによって右
チャンネルを選択した場合の動作を示すフローチャート
である。このフローチャートが開始されると、以下の処
理が実行される。 [S20]正面および左側側面の受光レベルが検出され
る。 [S21]正面の検出レベルが閾値th以上であるか否
かが判定され、閾値th以上である場合にはステップS
22に進み、それ以外の場合にはステップS23に進
む。 [S22]スイッチ58のみをONの状態とすることに
より、正面の受光部のみを接続し、他の受光部は遮断す
る。そして、処理を終了する。 [S23]左側面の検出レベルが閾値th以上であるか
否かが判定され、閾値th以上である場合にはステップ
S24に進み、それ以外の場合にはステップS25に進
む。 [S24]スイッチ59のみをONの状態とすることに
より、左側面の受光部のみを接続し、他の受光部は遮断
する。そして、処理を終了する。 [S25]全てのスイッチ58〜60をONの状態とす
ることにより、全ての受光部を接続状態とする。そし
て、処理を終了する。
【0111】従って、以上の実施の形態によれば、選択
スイッチ35dによって左チャンネルが選択されている
場合においては、正面受光部からの出力信号を優先的に
選択して出力し、正面受光部からの出力が低い場合には
右側面受光部からの信号を選択し、更に、右側側面から
の出力も低い場合には全ての受光部からの出力を加算し
て出力するようにしたので、光送信装置からの直接光を
主に入射する正面受光部(フォトダイオード35e)を
優先的に選択することが可能となる。
【0112】また、正面受光部からの出力が所定の閾値
を下回っている場合には、右側側面受光部からの出力を
選択し、これら双方の出力が所定の閾値を下回っている
場合には、全ての受光部からの信号を加算して出力する
ことになるので、どのような場合においても光送信装置
からの信号を確実に受信することができる。
【0113】以上は、静的な状態における動作の説明で
ある。次に、光送信装置と光受信装置との相対的な位置
関係が時間的に変化したり、これらの間を障害物が移動
したりした場合の動的な動作について説明する。
【0114】図11は、選択スイッチ35dによって左
チャンネルを選択した場合の動作を説明するための図で
ある。この図に示すように、状態A(正面受光部が選択
された状態)において、正面受光部からの信号が所定の
閾値以下になった場合(遮断が発生した場合)であっ
て、右側面に配置された右側面受光部の受信信号が所定
の閾値を上回っている場合(条件1を満たしている場
合)には状態Bに遷移し、また、それ以外の場合(条件
2を満たしている場合)には状態Cに遷移する。そし
て、状態Bまたは状態Cにおいて、正面受光部からの信
号が所定の閾値を上回るようになった場合には、状態A
に復帰する。
【0115】また、状態Bにおいて、右側面受光部から
の受信信号が遮断した場合には、条件によらず状態Cに
遷移する。そして、右側面受光部からの受信状態が回復
した場合には状態Bに復帰する。
【0116】更に、状態Cにおいて、受信信号の遮断が
発生した場合には、条件によらず状態Cを維持する。従
って、選択スイッチ35dによって左チャンネルを選択
した場合には、受信状態に応じて状態A〜Cが適宜選択
され、また、受信状態の回復に応じてもとの状態に復帰
するので、光送信装置と光受信装置との間の環境の変化
に応じて最適な受信状態が選択されることになる。
【0117】図12は、選択スイッチ35dによって右
チャンネルを選択した場合の動作を説明するための図で
ある。この図に示すように、状態D(正面受光部が選択
された状態)において、正面受光部からの信号が所定の
閾値以下になった場合(遮断が発生した場合)であっ
て、左側面に配置された左側面受光部の受信信号が所定
の閾値を上回っている場合(条件3を満たしている場
合)には状態Eに遷移し、また、それ以外の場合(条件
4を満たしている場合)には状態Fに遷移する。そし
て、状態Eまたは状態Fにおいて、正面受光部からの信
号が所定の閾値を上回るようになった場合には、状態D
に復帰する。
【0118】また、状態Eにおいて、左側面受光部から
の受信信号が遮断した場合には、条件によらず状態Fに
遷移する。そして、左側面受光部からの受信状態が回復
した場合には状態Eに復帰する。
【0119】更に、状態Fにおいて、受信信号の遮断が
発生した場合には、条件によらず状態Fを維持する。従
って、選択スイッチ35dによって右チャンネルを選択
した場合にも同様に、受信状態に応じて状態D〜Fが適
宜選択され、また、受信状態の回復に応じてもとの状態
に復帰するので、光送信装置と光受信装置との間の環境
の変化に応じて最適な受信状態が選択されることにな
る。
【0120】最後に、図13,14を参照して、スイッ
チ58〜60を切り替える場合の動作について説明す
る。図13は、選択スイッチ35dによって左チャンネ
ルを選択した場合における状態の遷移と、スイッチの切
り替えタイミングの関係を示すタイミングチャートであ
る。
【0121】図13(A)は、状態Aと状態Bの間の遷
移が発生した場合におけるスイッチ58とスイッチ60
の状態を示す図である。この図に示すように、状態Aか
ら状態Bに遷移した場合には、先ず、スイッチ60がO
Nの状態となり、時間Tが経過した後に、スイッチ58
がOFFの状態となる。また、状態Bから状態Aに復帰
する場合には、先ず、スイッチ58がONの状態とな
り、時間Tが経過した後に、スイッチ60がOFFの状
態となる。
【0122】図13(B)は、状態Aと状態Cの間の遷
移が発生した場合におけるスイッチ58とスイッチ5
9,60の状態を示す図である。状態Aでは、スイッチ
58のみがONとなり、状態Cでは全てのスイッチ58
〜60がONの状態となるので、状態が遷移した場合に
おいてもスイッチ58は、ONの状態を保持することに
なる。従って、何れかの信号が常に出力状態となってい
るので、状態Aと状態Cの間の遷移を行う場合において
は、任意のタイミングで切り替えることができる。
【0123】図13(C)は、状態Bと状態Cの間の遷
移が発生した場合におけるスイッチ58,59とスイッ
チ60の状態を示す図である。状態Bでは、スイッチ6
0のみがONとなり、状態Cでは全てのスイッチ58〜
60がONの状態となるので、状態が遷移した場合にお
いてもスイッチ60は、ONの状態を保持することにな
る。従って、状態Bと状態Cの間の遷移を行う場合にお
いては、任意のタイミングで切り替えることができる。
【0124】以上のように、選択スイッチ35dによっ
て左チャンネルを選択している場合であって、状態Aか
ら状態Bに遷移する場合において、スイッチをOFFす
るタイミングを時間Tだけ遅延して他のスイッチがON
されるまで待つようにしたので、状態の遷移時に出力信
号が途絶することを防止することができる。
【0125】図14は、選択スイッチ35dによって右
チャンネルを選択した場合における状態の遷移と、スイ
ッチの切り替えタイミングの関係を示すタイミングチャ
ートである。
【0126】図14(A)は、状態Dと状態Eの間の遷
移が発生した場合におけるスイッチ58とスイッチ59
の状態を示す図である。この図に示すように、状態Dか
ら状態Eに遷移した場合には、先ず、スイッチ59がO
Nの状態となり、時間Tが経過した後に、スイッチ58
がOFFの状態となる。また、状態Eから状態Dに復帰
する場合には、先ず、スイッチ58がONの状態とな
り、時間Tが経過した後に、スイッチ59がOFFの状
態となる。
【0127】図14(B)は、状態Dと状態Fの間の遷
移が発生した場合におけるスイッチ58とスイッチ5
9,60の状態を示す図である。状態Dでは、スイッチ
58のみがONとなり、状態Fではスイッチ58〜60
が全てONの状態となるので、状態が遷移した場合にお
いてもスイッチ58は、ONの状態を保持することにな
る。従って、状態Dと状態Fの間の遷移を行う場合にお
いては、任意のタイミングで切り替えることができる。
【0128】図14(C)は、状態Eと状態Fの間の遷
移が発生した場合におけるスイッチ59とスイッチ5
8,60の状態を示す図である。状態Eでは、スイッチ
59のみがONとなり、状態Fではスイッチ58〜60
が全てONの状態となるので、状態が遷移した場合にお
いてもスイッチ59は、ONの状態を保持することにな
る。従って、状態Eと状態Fの間の遷移を行う場合にお
いては、任意のタイミングで切り替えることができる。
【0129】以上のように、選択スイッチ35dによっ
て右チャンネルを選択している場合であって、状態Dか
ら状態Eに遷移する場合において、スイッチをOFFす
るタイミングを時間Tだけ遅延して他のスイッチがON
されるまで待つようにしたので、前述の場合と同様に状
態の遷移時に出力信号が途絶することを防止することが
できる。
【0130】なお、以上の実施の形態においては、ワイ
ヤレススピーカシステムを例に挙げて説明を行ったが本
発明は、このような場合にのみ限定されるものではな
い。また、以上の実施の形態においては、光送信装置と
光受信装置の間を伝送される光として赤外線を用いた
が、本発明はこのような場合にのみ限定されるものでは
なく、例えば、可視光線を用いるようにしてもよい。
【0131】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、光送信
装置から送信され、空間を伝播してきた光を受信する光
受信装置において、光送信装置からの光を受光して電気
信号に変換する複数の受光部と、各受光部の出力レベル
を検出する出力レベル検出手段と、出力レベル検出手段
によって検出された出力レベルを参照して、所定の受光
部からの信号を選択する選択手段と、選択手段によって
選択された受光部からの信号を出力する出力手段と、を
有するようにしたので、受信信号の劣化を防止すること
ができるとともに、伝送距離を延長することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作原理を説明する原理図である。
【図2】本発明の実施の形態の一例であるワイヤレスス
ピーカの外観を示す外観図である。
【図3】図2に示すワイヤレススピーカに内蔵されてい
るフォトダイオードの近傍に配置されている電子回路の
構成例を示す図である。
【図4】図2に示すワイヤレススピーカに内蔵されてい
る電子回路の構成例を示す図である。
【図5】図4に示すコンパレータの出力の状態の組み合
わせを示す図である。
【図6】図5に示すコンパレータの出力状態と、インバ
ータゲート、オアゲート、および、アンドゲートの出力
の状態の関係を示す図である。
【図7】選択スイッチによって左チャンネルを選択した
場合において、受信レベル検出結果と受信部接続結果の
対応関係を示す図である。
【図8】選択スイッチによって右チャンネルを選択した
場合において、受信レベル検出結果と受信部接続結果の
対応関係を示す図である。
【図9】選択スイッチによって左チャンネルを選択した
場合における図4に示す電子回路の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図10】選択スイッチによって右チャンネルを選択し
た場合における図4に示す電子回路の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図11】選択スイッチによって左チャンネルを選択し
た場合における図4に示す電子回路の状態の遷移の様子
を示す図である。
【図12】選択スイッチによって右チャンネルを選択し
た場合における図4に示す電子回路の状態の遷移の様子
を示す図である。
【図13】選択スイッチによって左チャンネルを選択し
た場合における図4に示す電子回路の状態の遷移のタイ
ミングを示す図である。
【図14】選択スイッチによって右チャンネルを選択し
た場合における図4に示す電子回路の状態の遷移のタイ
ミングを示す図である。
【図15】従来における光送信装置の電気的な構成例を
示す回路図である。
【図16】従来における光受信装置の電気的な構成例を
示す回路図である。
【図17】従来における光受信装置の他の電気的な構成
例を示す回路図である。
【図18】図17に示すPINフォトダイオードの等価
回路である。
【図19】図17に示すM個並列に接続されたPINフ
ォトダイオードの等価回路である。
【図20】光送信装置から送信された光が異なる経路を
辿って光受信装置に受信される様子を示す図である。
【符号の説明】
100〜102 受光部 103〜105 IP変換手段 106 出力レベル検出手段 107 選択手段 108 出力手段 200 光送信装置 200a PINフォトダイオード 35,36 ワイヤレススピーカ 35a,36a スピーカスタンド 35b,36b 筐体 35c,36c スピーカ 35d,36d 選択スイッチ 35e〜35g,36e〜36g フォトダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/14 10/04 10/06 H04R 1/06 310

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光送信装置から送信され、空間を伝播し
    てきた光を受信する光受信装置において、 前記光送信装置からの光を受光して電気信号に変換する
    複数の受光部と、 前記各受光部の出力レベルを検出する出力レベル検出手
    段と、 前記出力レベル検出手段によって検出された出力レベル
    を参照して、所定の受光部からの信号を選択する選択手
    段と、 前記選択手段によって選択された受光部からの信号を出
    力する出力手段と、 を有することを特徴とする光受信装置。
  2. 【請求項2】 各受光部には、優先順位が予め付与され
    ており、 前記選択手段は、前記優先順位に従って出力レベルをチ
    ェックし、所定の閾値を上回る受光部に遭遇した場合に
    は、その受光部を選択することを特徴とする請求項1記
    載の光受信装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、所定の閾値を上回る受
    光部に遭遇しなかった場合には、2以上の受光部からの
    信号を選択することを特徴とする請求項2記載の光受信
    装置。
  4. 【請求項4】 前記選択手段は、選択した受光部からの
    信号が所定の閾値を下回った場合には、前記優先順位に
    従って他の受光部からの信号を選択することを特徴とす
    る請求項2記載の光受信装置。
  5. 【請求項5】 前記選択手段は、受光部からの信号の選
    択状態を変更する場合には、次の受光部からの信号を選
    択して所定の時間が経過した後に、前の受光部からの信
    号を切断することを特徴とする請求項2記載の光受信装
    置。
  6. 【請求項6】 前記各受光部の近傍には、出力インピー
    ダンスを変換するためのインピーダンス変換手段が具備
    されていることを特徴とする請求項1記載の光受信装
    置。
  7. 【請求項7】 前記複数の受光部は、相互に異なる方向
    を向くように配置されていることを特徴とする請求項1
    記載の光受信装置。
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