JP2000332700A - アンテナ線路に存在する欠陥領域の位置を決定する方法と、該方法を実施するための通信装置 - Google Patents

アンテナ線路に存在する欠陥領域の位置を決定する方法と、該方法を実施するための通信装置

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JP2000332700A
JP2000332700A JP2000090736A JP2000090736A JP2000332700A JP 2000332700 A JP2000332700 A JP 2000332700A JP 2000090736 A JP2000090736 A JP 2000090736A JP 2000090736 A JP2000090736 A JP 2000090736A JP 2000332700 A JP2000332700 A JP 2000332700A
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detector
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ピーチュ アンドレーアス
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    • G01R31/08Locating faults in cables, transmission lines, or networks
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナ線路に接続されている無線電話機を
使って、該アンテナ線路の欠陥領域の位置を精密に突き
止める。 【解決手段】 最初は出発周波数f0を有する波が該ア
ンテナ線路Lに導入され、定在波の振幅がある角度位置
で測定される。その後、該波の周波数は、一致する振幅
が同じ角度位置で検出されるまで、高められる。その
後、その時に存在する周波数と、一致する振幅が得られ
た回数を示す読み取り値nとから、該検出器Dと欠陥領
域Fとの間の故障距離Edが計算される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気線路に存在す
る信号反射特性を有する欠陥領域の位置を測定する方法
と、その方法を実施するための通信装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】今日、顧客自身により追加導入され、或
いは当該自動車が製造されたときに既に取り付けられる
無線電話機がますます自動車に設置されるようになって
おり、そのような乗物は、例えば自動車又は、例えば船
舶、航空機、列車などの、無線通信装置を伴う他の任意
の乗り物であり得る。例えば通常のアンテナ又は非常用
アンテナとして動作することのできるGSM(Global S
ystem for Mobile Communicaitons 、移動通信用広域シ
ステム)アンテナのために2つのアンテナ線路を設置す
ることが可能である。しかし、アンテナが設置されると
き、或いはその後の乗り物の運転の際に、それぞれの同
軸ケーブル、プラグ或いはアンテナ自体が損傷する危険
がある。すると、それらのアンテナによる通信は困難に
なり、或いは最早全く不可能となる。同じ問題が全地球
測位システム(GPS)のアンテナ・ブランチでも発生
する可能性がある。
【0003】DE 44 34 915 C1 は、信号源に接続されて
いる負荷、特に送信装置に接続されているアンテナ、の
整合不良を測定する方法及び装置を既に開示している。
その公知方法では、放射されるべき電力がアンテナ・ブ
ランチに送り込まれ、(該電力の一部分の抽出により)
アンテナ・ブランチで反射された電力が感知され、送り
込まれた電力のうちの抽出された部分と反射された電力
とが評価手段に送られる。この目的のために、該アンテ
ナ・ブランチの品質レベルを示す品質信号を得るため
に、その2つの電力が比較される。
【0004】この様にして、アンテナ・ブランチに欠陥
があるか無いか確かめることが可能である。もしあれ
ば、それを取り替えなければならないが、それは割合に
時間がかかると共にコスト集約的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アンテナ・
ブランチの欠陥のある領域の位置を比較的精密に決定す
るのに使用することのできる方法と通信装置とを特定す
るという目的に基づいている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この設定された目的の、
方法に関しての解決策が請求項1にあり、前記目的の、
装置に関しての解決策が請求項13にある。本発明の有
利な改良点が従属請求項にある。
【0007】本発明の、電気線路に存在する、信号反射
特性を有する欠陥領域の位置を測定する方法は:出発周
波数を有する信号を該線路又はアンテナ線路に導入し;
検出器により定在波の振幅を該振動の一定角度位置で絶
対値で測定し、その定在波は、導入された信号が欠陥領
域で反射された結果として該欠陥領域と該検出器との間
に生じるものであり;少なくともちょうど180°後
に、生じている定在波の対応する振幅絶対値を該検出器
が前記の角度位置で再び検出するまで、導入される信号
の周波数を1方向に変化させてゆき;該検出器がこの振
幅絶対値を検出した回数を示す読み取り値を、それぞれ
に関連する周波数及び該出発周波数と共に用いて、該検
出器と欠陥領域との間の故障距離を測定するステップを
含む。
【0008】この関係で、故障距離Edを次の式によっ
て好ましく決定することができる:
【数3】 である。
【0009】ここで、Edは、故障距離であり、nは
1,2,3等の値を有する読み取り値であり、f0は出
発周波数数であり、fn(値n=1,2,3,等)は読
み取り値n=1,2,3,等についての導入された信号
の周波数であり、cは線路における該信号の伝播速度で
ある。ここで、cは以下の式によって好ましく計算され
る:
【数4】
【0010】ここで、μ0は透磁率であり、ε0は誘電
率であり、εrは該線路の比誘電率である。
【0011】線路を伝播する波の減衰は周波数によるの
で、本発明の1つの有利な発達形では、規格化された振
幅絶対値が該検出器によって測定される。規格化された
振幅絶対値を作るために、導入された波及び反射された
波の振幅が互いに比較される、即ち、定在波比が作られ
る。
【0012】原理的には、完全な振動、即ち2π又は3
60°の範囲、の中のどの角度位置でもそれぞれの振幅
絶対値を得ることが可能である。例えば、定在波の最小
領域で、或いは定在波の最大領域で振幅絶対値を測定す
ることができる。そのため、それぞれの振幅絶対値の測
定が相当容易になる。そのため、回路設計も簡単にな
る。
【0013】導入される信号の周波数を出発周波数から
連続的に変化させるのが好ましく、その結果として、線
路沿いの欠陥領域の位置をより精密に測定することがで
きる。周波数ジャンプを実行することもできるが、それ
は大きすぎてはならない。該プロセスにおいて、導入さ
れる信号の周波数は、必要に応じて、最初の周波数から
高められ、或いは低められて良い。
【0014】無線電話機のアンテナ線路が該線路として
使用されるならば、使用される周波数は、該無線電話機
が送信をすることのできる周波数であるのが好ましい。
周波数は、GSM帯域の周波数であって良い。従って、
アンテナ線路を試験するための別の装置は不要となる。
【0015】本発明の方法自体を、例えば、アンテナ線
路が乗り物又は自動車に据え付けられた後に、即ち通信
装置の最終製造工程において、無線電話機を送信装置と
して用いて実行することができる。しかし、通信装置が
確実に可動可能状態を割合に長い期間にわたって保つよ
うに、該方法を定期的に、或いは該無線電話機が使用さ
れる毎に、実行することも可能である。
【0016】本発明の通信装置は、乗り物に据え付けら
れたアンテナ線路と、該アンテナ線路に接続することの
できる無線電話機とから成る。該無線電話機は次に列挙
するもの:即ち、出発周波数を有する信号をアンテナ線
路に導入するための送信装置と;定在波の振幅を一定角
度位置で絶対値で測定するための検出器と、その定在波
は該検出器と、該線路に存在する欠陥領域との間に生じ
するものであり;少なくとも180°後に、生じている
定在波の対応する振幅絶対値を該検出器が前記の角度位
置で再び検出するまで、導入される信号の周波数を1方
向に変化させてゆくための制御装置と;該検出器がこの
振幅値を検出した回数を数えるカウンターと;該出発周
波数と、該カウンターの読み取り値と、導入された信号
の、それぞれの読み取り値と関連する周波数とを参照す
ることによって該欠陥領域と該検出器との間の距離を計
算するための計算装置と、を含んでいる。
【0017】次に、図面を参照して本発明の模範的実施
態様について詳しく説明する。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、図1を参照して、始めに本
発明の方法の原理を説明する。
【0019】図1は、信号反射特性を有する欠陥領域F
を位置P2に有する線路Lを、連続的な水平線として示
している。欠陥領域Fは線の遮断、短絡、等である。更
に、線路Lの位置P1には、欠陥領域Fから距離Edを
置いて位置する検出器Dがある。この検出器Dは、線路
Lに沿って伝播する波の振幅、又はその絶対値、を測定
することができる。
【0020】始めに、出発周波数f0を有する第1信号
S0が送信装置(図示されていない)によって図1にお
いて左から線路Lに導入されると仮定する。この信号S
0は欠陥領域Fで反射され、その結果として定在波W0
が生じる。ここでは距離Edは、偶然に、検出器Dが定
在波W0の最小値の位置にあるように選択されている。
それ故に、該検出器は最小振幅絶対値A0を測定する。
この振幅絶対値A0が始めに記憶される。
【0021】導入される信号の周波数は、導入される信
号S1の、P1とP2との間に存在する波W1について
生じる次の最小値を該検出器が検出するまで特定的には
連続的に高められる。換言すれば、検出器Dは振幅A1
を測定する。
【0022】両方の振幅A0及びA1は、それぞれの振
動の同じ角度位置(例えば、ここでは0°)でのそれぞ
れの定在波W0,W1と関連する。
【0023】これに留意すれば、まず第1に、いずれの
場合にも定在波W0、W1の最小値が欠陥領域Fに必ず
あり、第2に、いずれの場合にも検出器の位置でも最小
値が測定され、この特別の場合には距離Edにそれぞれ
の定在波W0及びW1の半波長の整数倍が存在しなけれ
ばならない。これを次の式(1)で表現することができ
る:
【数5】
【0024】ここで、λ0及びλ1はそれぞれ周波数f
0及びf1の信号S0及びS1の波長であり、nは検出
器Dが出発周波数f0から最小振幅絶対値を何回検出し
たかを示す読み取り値であり、(本例ではn=1)、X
は寸法設計値である。上の式(1)をXに従って解き、
波長の代わりに信号のそれぞれの周波数を代入すれば、
式(2)が得られる:
【数6】
【0025】この場合にはn=1であるので、式(2)
のfnに値f1が代入される。
【0026】式(2)を用いて、距離Edが次の式
(3)に従って得られる:
【数7】
【0027】ここで、cは線路Lに導入された信号の伝
播速度であり、それは本質的に次の式(4)により決定
される:
【数8】
【0028】ここで、μ0は透磁率であり、ε0は真空
の誘電率であり、εrは線路Lの比誘電率である。
【0029】図1の上記の例において、もし、その時に
生じている定在波の最小振幅値(即ちA2)を検出器D
が2回目に測定する値f2まで周波数を更に高めれば、
上の式(3)でnに値2を代入しなければならない、等
である。
【0030】例として下記の表を掲げる。 表: 出発周波数f0=890MHz X=17.8 Ed=5.99m 停止周波数f1=915MHz X=18.3 Ed=5.99m 停止周波数f2=940MHz X=18.8 Ed=5.99m 停止周波数f3=965MHz X=19.3 Ed=5.99m
【0031】ここで、出発周波数f0と第1停止周波数
f1とを使用すると、値X=18.3が得られ、これは
故障距離Ed=5.99mを与える。出発周波数f0と
第2停止周波数f2とを使用すると、X=18.8の値
が得られるが、これは同じ故障距離Ed=5.99mを
与える。このことに関して、線路Lの材料定数が代入さ
れていないので、因数1/√(μ0ε0εr)を未だ考
慮に入れていないことに注意しなければならない。上記
の範囲での周波数の変化は上記の距離に顕著な変化をも
たらさないので、全ての場合に線路Lの故障の存在する
領域を測定することが可能である。線路Lの材料定数を
考慮に入れれば、それに対応して上記の故障距離Edが
小さくなる。
【0032】図2は、本発明の方法に従って動作する通
信装置の第1の例示的実施態様を示している。
【0033】この通信装置は、例えば自動車に据え付け
ることのできるものであって、2つのアンテナ線路1及
び2を含んでおり、該アンテナ線路は、該自動車に据え
付けられていて、端子3及び4によって無線電話機5の
対応する出力に各々接続されることができ、この無線電
話機は、例えば、該自動車に設置されている対応するソ
ケットに挿入することのできる携帯無線電話機又は移動
電話である。ここでは、1つのアンテナ線路1を無線電
話機5の通常動作に使用することができ、他方のアンテ
ナ線路2は例えば非常用アンテナに接続される。アンテ
ナ1,2の1つをそれぞれの状況に応じて選択すること
ができる。
【0034】ディジタル無線電話機5自体は、その回路
がプログラミングできないようにハードウェアにより実
現されているディジタル信号処理装置(DSP)6を有
する。これは、それを比較的迅速にし、従ってタイミン
グが極めて重要であるような動作にそれを使うことがで
きる。その様な動作の1つは、例えば、送信されるべき
バースト同士の結合である。GSM等のTDMA方法で
は、音声データが無線電話機5のマイクロホン/音声符
号器から連続的に入力され、ディジタル信号処理装置6
は、出力端に接続されている送信装置7により所定のタ
イムスロットで発送されなければならないディジタル・
データ・パケット同士を結合させる。従って、ディジタ
ル信号処理装置6は、送信時に該データをデータ・ライ
ン8を介して送信装置7に送り、同時に送信装置7を該
送信時にオンに切り換えるためにライン9を介して制御
信号を送信装置7に送る。
【0035】ディジタル信号処理装置6によりライン9
を介して送信装置7に供給されるのと同じ制御信号をマ
イクロプロセッサ10がライン11を介して受け取る。
従って、マイクロプロセッサ10も、送信装置7を介し
てデータが出力される時を知る。更に、ライン9及び1
1を介して、ディジタル信号処理装置6は、どの送信周
波数が使用されるかを送信装置7とマイクロプロセッサ
10とに知らせる。
【0036】通常の動作時には、無線電話機が使用する
送信装置周波数は基地局からメッセージで伝達される。
マイクロプロセッサ10は、基地局から受け取ったバー
ストを評価することによって、このメッセージを理解す
る。
【0037】送信装置7の出力端から送信される信号
は、単方向試験装置接続マトリクス12を介してTXア
ンテナ・フィルター13に送られ、更に第2の単方向試
験装置接続マトリクス14を介してアンテナ・スイッチ
15の入力に送られる。アンテナ・スイッチ15の位置
に応じて、送信装置7により出力された信号は、アンテ
ナ線路1又はアンテナ線路2に導入される。アンテナ・
スイッチ15の位置を選択するための制御信号は、制御
ライン16を介してマイクロプロセッサ10により所定
条件の関数としてアンテナ・スイッチ15に供給され
る。
【0038】アンテナ線路1又は2の一方を介して受信
された信号は、アンテナ・スイッチ15及び単方向試験
装置接続マトリクス14を介してRXフィルター17に
向けられ、このフィルターを介して無線電話機5の受信
回路に供給される。このことについて以下で詳しくは説
明しない。この文脈で、GSMシステムでは基地局は9
35〜960MHzの周波数で移動局に送信し、移動局
は890〜915MHzの周波数で基地局に送信をする
と単に述べておくだけにする。移動局の受信装置が基地
局からの信号だけを受信することを保証し、且つ、移動
局から放射される電力がそれ自身の受信装置に送られる
のを防止するために、935〜960MHzの周波数の
通過だけを許すRXフィルター17又は帯域フィルター
が設けられる。一方、TXフィルター13は、同様に、
890〜915MHzの範囲の周波数の通過だけを許
す。理論上は、該フィルターの代わりに、マイクロプロ
セッサ10により制御されて送信モードと受信モードと
の間で常に切り替わるスイッチを使用することができ
る。
【0039】そのデザインが広く知られている試験装置
接続マトリクス12は、送信装置7により出力され放射
されるべき波の一部分を抽出して、その部分を、その抽
出された波の振幅を検出する検出器18に供給する。一
方、単方向試験装置接続マトリクス14は、アンテナ線
路1又は2の欠陥領域で反射された信号を抽出して、そ
れを検出器18に送ることができる。検出器18は、そ
れらの信号の振幅も測定し、従って、始めに放射された
波と、欠陥領域で反射された波との定在波比を作ること
ができる。この定在波比は、振動の波長全体にわたって
連続的に作られる。マイクロプロセッサ10にはディジ
タル処理装置6により放射された波の周波数が知らされ
るので、マイクロプロセッサ10は、1周期内での角度
位置αについて作られた定在波比を、測定が現在行われ
ている放射された波に割り当てることができる。
【0040】換言すると、マイクロプロセッサ10は、
例えば定在波の最小値での、或いは定在波の最大値で
の、或るいは他の所望の角度位置αでの定在波比を特定
することができる。
【0041】アンテナ線路1及び2に故障があるか無い
か確かめ、その故障が何処にあるかを確かめるために本
発明の通信装置を使用する場合、該通信装置は始めに試
験動作モードに切り換えられる。このことを、該通信装
置を乗り物に据え付けた直後に、或いは該通信装置が保
守点検を受ける前に必ず、或いは該装置が直接にオンに
切り換えられた後に必ず、実行することができる。
【0042】アンテナ・スイッチ15がアンテナ線路1
を無線電話機5に接続していて、アンテナ線路1に反射
が生じる欠陥領域があるとすると、前述した信号S0が
始めに送信装置7によってアンテナ線路1に導入され、
前記アンテナ線路1の該欠陥領域で反射される。信号S
0の周波数f0は、ここでは、検出器18が、図1に示
されているように、生じた定在波W0の最小値で該定在
波比を測定することとなるように、選択される。この定
在波比は、振幅A0の絶対値の形でマイクロプロセッサ
10に記憶される。
【0043】送信装置7により放射される波の周波数は
連続的に高められる。検出器18は、周波数が変化する
波の定在波比を絶えず測定し、前に測定された定在波比
と一致する定在波比が生じているか否か確かめる。それ
が生じたならば、送信装置7により放射された該信号に
関する周波数がマイクロプロセッサ10に記憶される。
マイクロプロセッサ10は、検出器18の出力信号の関
数として、送信装置7により放射される信号の周波数が
高められるときに、対応する定在波比が受け取られた回
数も数える。原則として、元の定在波比と一致する定在
波比が初めて再び現れるまで出発信号の周波数を高めれ
ば充分である。この場合、カウンターの読み取り値はn
=1である。
【0044】出発信号の周波数f0(これもマイクロプ
ロセッサ10に緩衝記憶される)と、周波数f1と、読
み取り値n=1とを用いて式(2)及び(3)に従って
検出器と欠陥領域Fとの間の故障距離Edが計算され
る。式(4)でアンテナ線路の材料定数も考慮されるな
らば、割合に精密な故障距離が得られ、アンテナ線路を
選択的に修理することが可能となる。
【0045】図3は、本発明の通信装置の第2の例示的
実施態様を示している。該装置はアナログ形である。ス
レショルド値18dに供給される電圧を、可調整抵抗器
18cによって設定することができる。これは、普通、
無線電話機5の製造後の調整時に実行される。必要なら
ば、無線電話機の使用中に、それを調整し直すこともで
きる。始めに述べたように、定在波比を作成するため
に、商作成段(quotientbuilding stage)の形のスレシ
ョルド値スイッチ18dが使用される。それを使用し
て、戻り波即ち反射された波の最大値を検出できるよう
に、アンテナ線路に欠陥があるか否か確かめることがで
きる。単方向試験装置接続マトリクス14で或る周波数
で最大値が検出されると、スレショルド値スイッチ18
dは、直ちに正の信号をマイクロプロセッサ10aに送
り、それより低い全ての値で該スイッチは負の信号を送
る。もちろん、ここでも、周波数f0、周波数fn、及
び読み取り値nがマイクロプロセッサ10aに記憶され
る。その後、故障距離Edが式(2)及び(3)又は
(4)に従って計算される。最大値で測定をする代わり
に、他の場所で測定をすることも可能であり、その目的
のためにはスレショルド値又はスレショルド値範囲を適
切に設定する必要があろう。
【0046】図3の例示的実施態様では、ダイオード整
流器が参照記号18a及び18bで指示されている。そ
れらは、放射されて反射された波の、単方向測定値接続
マトリクス12及び14から抽出された信号を整流す
る。測定値接続マトリクス12から抽出された順方向信
号又は放射された信号は、ダイオード整流器18bと抵
抗器18cとを介してスレショルド値スイッチ18dの
入力に送られ(基準入力)、試験装置接続マトリクス1
4から抽出された信号はダイオード整流器18aを介し
てスレショルド値スイッチ18dの他の入力に送られ
る。
【0047】図4は、本発明の通信装置の他の例示的実
施態様を示している。図2のと同一のエレメントには同
じ参照記号が付されていて、それらについては重ねて説
明はしない。これは、ここではディジタル形である。こ
こでも、図3を参照して既に説明したように、ダイオー
ド整流器18a及び18bと可調整抵抗器18cとがあ
る。しかし、アナログ形とは対照的に、順方向波及び戻
り波の整流器により供給される電圧は、ディジタル信号
に変換されるために直ちにアナログ/ディジタル変換器
18e及び18fに送られる。マイクロプロセッサ10
bは、入ってきたデータを使って、欠陥領域Fの位置を
突き止めるために式(2)、(3)及び(4)に従って
計算を実行する。この目的のために、マイクロプロセッ
サ10bは処理コンポーネント10cを有し、ここで定
在波比が最初に作られて、周波数f0及びfn及び読み
取り値nと一緒に記憶される。
【0048】可調整抵抗器18cにより実行される調整
を、マイクロプロセッサ10bによって電子的に実行す
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基礎をなす原理を説明する信号図であ
る。
【図2】本発明の通信装置の第1の例示的実施態様のブ
ロック回路図である。
【図3】本発明の通信装置の第2の例示的実施態様のブ
ロック回路図である。
【図4】本発明の通信装置の第3の例示的実施態様のブ
ロック回路図である。
【符号の説明】
1…アンテナ線路 5…無線電話機 7…送信装置 10…計算装置 18…検出器、制御装置 F…欠陥領域

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気線路(L)に存在する、信号反射特
    性を有する欠陥領域(F)の位置を測定する方法であっ
    て、この方法は: − 出発周波数(f0)を有する信号(S0)を該線路
    (L)に導入し; − 検出器(D)により定在波(W0)の振幅(A0)
    を一定角度位置で絶対値で測定するステップを含んでお
    り、その定在波(W0)は、導入された信号(S0)が
    該欠陥領域(F)で反射された結果として該欠陥領域
    (F)と該検出器(D)との間に生じるものであり; − この方法は、更に、少なくともちょうど180°後
    に、生じている定在波(W1)の対応する振幅絶対値
    (A1)を該検出器(D)が前記の角度位置(α)で再
    び検出するまで、導入される信号の周波数を1方向に変
    化させてゆき; − 該検出器(D)がこの振幅絶対値(A1)を検出し
    た回数を示す読み取り値(n)を、それぞれに関連する
    周波数(fn)及び該出発周波数(f0)と共に用い
    て、該検出器(D)と欠陥領域(F)との間の故障距離
    (Ed)を決定するステップを含むことを特徴とする方
    法。
  2. 【請求項2】 該故障距離(Ed)は次の式: 【数1】 によって決定され、ここで 【数2】 であり、読み取り値n=1,2,3,・・・について、
    f0は出発周波数であり、fn(n=1,2,3,・・
    ・)は読み取り値n=1,2,3,・・・についての導
    入された信号の周波数であり、cは該線路における信号
    の伝播速度であり、μ0は透磁率であり、ε0は誘電率
    であり、εrは該線路の比誘電率であることを特徴とす
    る請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 該検出器(D)は、標準化された振幅絶
    対値を測定することを特徴とする請求項1又は2に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 該検出器(D)は該定在波の最小値の領
    域での振幅絶対値を測定することを特徴とする請求項
    1,2又は3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 該検出器(D)は該定在波の最大値の領
    域での振幅絶対値を測定することを特徴とする請求項
    1,2又は3に記載の方法。
  6. 【請求項6】 導入される信号の周波数は、該出発周波
    数(f0)から連続的に変化させられることを特徴とす
    る請求項1〜5の1つに記載の方法。
  7. 【請求項7】 導入される信号の周波数は該出発周波数
    (f0)から高められることを特徴とする請求項1〜6
    の1つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 無線電話機のアンテナ線路が線路(L)
    として使用されることを特徴とする請求項1〜7の1つ
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】 使用される周波数(f0,fn)は、無
    線電話機が送信できる周波数であることを特徴とする請
    求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 全ての周波数(f0,fn)がGSM
    帯域にあることを特徴とする請求項1〜9の1つに記載
    の方法。
  11. 【請求項11】 該アンテナ線路が自動車に据え付けら
    れた後に、無線電話機を送信装置として用いて実行され
    ることを特徴とする請求項8〜10の1つに記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 定期的に或いは該無線電話機が使用さ
    れる毎に実行されることを特徴とする請求項11に記載
    の方法。
  13. 【請求項13】 乗り物に据え付けられたアンテナ線路
    (1)と、該アンテナ線路(1)に接続することのでき
    る無線電話機(5)とから成る通信装置であって、該無
    線電話機(5)は: − 出発周波数(f0)を有する信号(S0)を該アン
    テナ線路(1)に導入するための送信装置(7)と; − 定在波(W0)の振幅(A0)を一定角度位置
    (α)で絶対値で測定するための検出器(18)とを含
    んでおり、その定在波(S0)は該検出器(18)と、
    該アンテナ線路(1)に存在する欠陥領域(F)との間
    に生じるものであり;該通信装置は、更に:少なくとも
    180°後に、生じている定在波(W1)の対応する振
    幅絶対値(A1)を該検出器(18)が前記の角度位置
    (α)で再び検出するまで、導入される信号の周波数を
    1方向に変化させてゆくための制御装置(18)と; − 該検出器(18)がこの振幅絶対値(A1)を検出
    した回数を数えるカウンター(10)と; − 該出発周波数(f0)と、該カウンター(10)の
    読み取り値(n)と、導入された信号の、それぞれの読
    み取り値(n)と関連する周波数(fn)とを参照する
    ことによって該欠陥領域(F)と該検出器(18)との
    間の距離(Ed)を計算するための計算装置(10)
    と、を含んでいることを特徴とする通信装置。
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