JP2000332957A - 広ダイナミック信号中間処理回路 - Google Patents

広ダイナミック信号中間処理回路

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JP2000332957A
JP2000332957A JP11174470A JP17447099A JP2000332957A JP 2000332957 A JP2000332957 A JP 2000332957A JP 11174470 A JP11174470 A JP 11174470A JP 17447099 A JP17447099 A JP 17447099A JP 2000332957 A JP2000332957 A JP 2000332957A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサ信号の一般的増幅、極微弱信号の大幅
な増幅伸長、相対的強信号の小幅な増幅、波形整形及び
ノイズの除去等の、可及的多数の機能を有する、単一又
は最小段数の広ダイナミック信号中間処理回路を提供す
ること。後段における2値化を容易にするため、極微弱
レベルから通常レベルまで変化する広ダイナミック信号
を、情報の捨象や消滅無しに、広ダイナミックに処理す
ること。 【解決手段】 本発明の広ダイナミック信号中間処理回
路は、演算増幅器ICと2端子ダイオード回路とCR形
2端子回路とを含有し、当該演算増幅器ICの入力回路
にはCR形2端子回路が接続され、負帰還ループには2
端子ダイオード回路が挿入される。CR形2端子回路
は、コンデンサC1と抵抗素子R1との直列接続回路を
含有し、2端子ダイオード回路は、二つのダイオードD
1、D2を逆並列接続して成る双方向性2端子回路を含
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、センサと
ディジタイザとの中間にあって、センサから到来した信
号を、ディジタイザに適合する信号に変換する、広ダイ
ナミック信号中間処理回路に関する。特に、センサとデ
ィジタイザとの中間にあって、センサから到来した信号
の増幅、極微弱信号の伸長、相対的強信号の圧縮、及び
信号パルスの波形整形、並びにノイズの除去等々の、複
数の機能を具有し、且つ単一若しくは最小の段数から成
る、広ダイナミック信号中間処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】光センサとディジタイザとの中間にあっ
て、光センサからの信号を、ディジタイザに適合する信
号に変換するための、従来の信号処理回路にあっては、
一般に、信号の増幅、信号の圧縮・伸長、信号パルスの
波形整形、並びにノイズの除去等々の各単位機能は、各
別の単機能回路によって分担されている。例えば、バー
コードから到来した光明暗信号を光センサ(例えばpi
nホトダイオード又はCCD等)によって光電変換して
成る電気的アナログ信号を、デジタイザによって電気的
二元信号(オン・オフ信号)に変換する場合は、当該光
センサから当該デジタイザに至る間に、例えば、下記
(1)〜(8)等々の複数個の信号処理が行われる。 (1)光センサの出力信号を増幅する、(2)信号の圧
縮・伸長をする。例えば数十μVの微小電圧から1V位
までを変化域とする電圧レベルを、0.5Vから1V位
までを変化域とする電圧レベルに変換する、(3)分解
能比(解像度比)を補正する、(4)対外乱光比を補正
する、(5)光信号の明暗(従って電気信号の強弱)を
補正する、(6)PCS(print contras
t signal)値を補正する、(7)信号パルスの
波形整形をする、(8)ノイズを除去する。これらの処
理機能は、通常、各別の単機能回路によって、分担され
ている。
【0003】ここに、分解能比とは、{(細バーからの
アナログ信号振幅)/(太バーからのアナログ信号振
幅)}×100(%)のことである。従来、読取可能な
分解能比の下限値は、約10%であった(特開平7−2
10620号公報第7欄第5〜9行参照)。細バー起源
のアナログ信号振幅が太バー起源のアナログ信号振幅の
10%を切って仕舞うと、従来のディジタイザによる変
換は、困難になった。対外乱光比とは、(外乱光の強
さ)/(照射光の強さ)のことである。PCS(pri
nt contrast signal)値とは、
〔{RL(スペース反射率)−RD(バー反射率)}/
RL(スペース反射率)〕のことである。バーコードラ
ベルのPCS値は、通常、0.9(90%)位であり、
読取可能なPCS値の下限値は、0.3(30%)位で
あった。
【0004】他方、非線形演算回路の分野においては、
図11に示した「対数変換回路」が提案されている(昭
和63年2月28日、社団法人電気学会発行「新版電気
工学ハンドブック」(初版)第431頁右欄第10行〜
第432頁左欄末行並びに図72(b)参照)。この
「対数変換回路」は、演算増幅器の反転入力端子に1個
の抵抗素子を、負帰還ループに1個の非線形素子、例え
ばシリコンダイオード素子を接続して成るものである。
しかし、実際のシリコンダイオードがオン状態に成るの
は、順方向電圧が0.6V以上に成ってからである
(し、ゲルマニウムダイオードがオン状態に成るのは、
順方向電圧が0.2V(若しくは0.3V)以上に成っ
てからである)(上掲ハンドブック第432頁左欄下か
ら第9〜7行参照)から、上記「対数変換回路」を微小
電圧領域(例えば数十μV)で動作させることは全く不
可能である。(即ち、広ダイナミックな信号処理は到底
期待し得べくもない)。因みに、上記0.6Vなる臨界
電圧は、シリコンの原子構造に関係するものであって、
これを更に低くすることは不可能である(1996年1
月22日 株式会社講談社発行 加藤肇外2名著「図解
・わかる電子回路」(第4刷)第119頁第10〜11
行参照)。
【0005】
【従来技術の問題点】第一に、従来の信号処理回路は、
多数の単機能回路の連鎖から成る。別言すれば、信号の
一般的増幅、信号の圧縮と伸長、信号パルスの波形整
形、並びにノイズの除去等々の、各単位機能の幾つかを
具有する、単一若しくは最小の段数から成る、信号中間
処理回路は、提案も使用もされていなかった。第二に、
幾つかの光センサや音センサは、監視対象の状態に応じ
て、或は監視条件の変化に即して、極微弱レベル(1μ
A未満)から通常レベルまで広範囲に変化する電流若し
くは電圧信号を出力することが出来るのであるが、かよ
うな広ダイナミック電流若しくは電圧信号を、従来の信
号処理回路によって、広ダイナックに処理することは、
困難であった。即ち、従来の信号処理回路における対数
増幅器の対数特性の下方の限界点は、1μA(10−6
A)程度であるから、例えば、センサ後段のフロント増
幅器の増幅度を、通常レベル信号の増幅に適合するよう
に設定するときは、極微弱レベル(1μA未満)信号の
増幅不足のため当該信号中の情報を看過して仕舞った
り、反対に、フロント増幅器の増幅度を極微弱レベル信
号の増幅に適合するように設定する(即ち増幅度を極端
に上げる)ときは、対数増幅器の対数特性(並びにその
余の増幅器の増幅特性)が、通常レベル信号については
飽和をして仕舞うために、当該信号中の情報が消滅乃至
読取不能となったりするのである。
【0006】第三に、従来の信号処理回路において、か
ような飽和を可能な限り回避をしようとするときは、寧
ろ、回路の電圧レンジの上限値、従って電源電圧を上げ
なければならなかった。従って、従来の信号処理回路を
以ってしては、最早、回路の低電圧化・低電力消費化と
いう、社会的趨勢と社会的ニーズに対して、有効に応え
ることが出来なく成ったのである。第四に、従来の信号
処理回路によって、高度のPCS値補正を実現すること
は困難であった。例えば、ラベルの汚染や変色、或は印
刷品質の低下、更には特殊な目的による文字濃度の希薄
化等々によって、PCS値が例えば0.3を切ったりす
ると、ディジタジザによる二値化処理が困難になった。
第五に、従来の信号処理回路は、前述の如く単機能回路
の連鎖から成るから、回路段数の削減や部品点数の節約
が困難であり、従って又、更なるコストダウン等が困難
であった。第六に、従来の対数変換回路を以ってして
は、CCDの微小電圧出力(例えば数十μV)を、その
まま処理することは不可能であった。
【0007】
【発明の目的】それ故、この出願の発明の第1の目的
は、センサとディジタイザとの中間にあって、センサか
らの信号の増幅、極微弱信号の伸長、相対的強信号の圧
縮、及び信号パルスの波形整形、並びにノイズの除去等
々の、可及的多数の機能を具有し、且つ単一若しくは最
小の段数から成る、広ダイナミック信号中間処理回路を
提供することにある。この出願の発明の第2の目的は、
極微弱レベル(1μA未満)から通常レベルまで広範囲
に変化する、広ダイナミック電流若しくは電圧信号を、
極微弱レベル信号の伸長不足による当該信号中の情報の
無視乃至看過や、通常レベル信号の飽和による当該信号
中の情報の捨象乃至消滅無しに、広ダイナミックに処理
することが出来る、広ダイナミック信号中間処理回路を
提供することにある。
【0008】この出願の発明の第3の目的は、広ダイナ
ミック信号を、上記の如く広ダイナミックに処理すると
共に、回路の低電圧化・低電力消費化を実現することが
出来る、広ダイナミック信号中間処理回路を提供するこ
とにある。この出願の発明の第4の目的は、高精度のP
CS値補正をすることが出来る、広ダイナミック信号中
間処理回路を提供すること、例えば、PCS値が0.0
3位(人間の目では微(かす)かに識別出来る程度)の
信号を補正して、0.3位にまで高めることが出来る、
広ダイナミック信号中間処理回路を提供すること、更に
は、使用する諸デバイス(就中演算増幅器とダイオー
ド)の改善と相俟って(あいまって)、PCS値0.0
1位の信号をも処理することが出来る、広ダイナミック
信号中間処理回路を提供することにある。この出願の発
明の第5の目的は、回路段数の削減と、部品点数の節約
とを達成し、以って人的工数の節約と、回路の信頼性の
向上と、回路の無調整化と、更なるコストダウンとを達
成した、広ダイナミック信号中間処理回路を提供するこ
とにある。
【0009】この出願の発明の第6の目的は、光センサ
の出力信号をディジタイザに適合する信号に変換するた
めの、分解能比補正、対外乱光比補正、光信号明暗補
正、光信号コントラスト比補正等々の諸補正を、同時的
に且つリアルタイムで実行することが出来る、広ダイナ
ミック信号中間処理回路を提供することにある。この出
願の発明の第7の目的は、上記広ダイナミック信号中間
処理回路を使用した光学的パターン読取装置を提供する
ことにある。この出願の発明の第8の目的は、上記広ダ
イナミック信号中間処理回路を使用した光学的物体検知
センサ乃至防犯センサを提供することにある。この出願
の発明の第9の目的は、上記広ダイナミック信号中間処
理回路を使用した紙面検出センサを提供することにあ
る。
【0010】
【目的を達成するための手段】前記の問題点を解消し、
前記の目的を達成するために、この出願の発明の第1の
実施の形態の広ダイナミック信号中間処理回路は、演算
増幅器ICと、双方向性2端子ダイオード回路と、CR
形2端子回路と、入力点iと、出力点oとを含有し、上
記双方向性2端子ダイオード回路は、第1のダイオード
D1と第2のダイオードD2とを逆並列に接続して成る
2端子回路であり、上記CR形2端子回路は、コンデン
サC1と抵抗素子R1とを直列に接続して成る2端子回
路であり、上記入力点iと上記演算増幅器ICの反転入
力端子(−端子)との間には、上記CR形2端子回路が
接続され、上記演算増幅器ICの負帰還ループには、上
記双方向性2端子ダイオード回路が挿入され、上記演算
増幅器ICの非反転入力端子(+端子)には、グランド
若しくはオフセット調整回路が接続され、上記出力点o
には、上記演算増幅器ICの出力端子が直接接続されて
いる、ものである。
【0011】この出願の発明の第2の実施の形態の広ダ
イナミック信号中間処理回路は、前記第1の実施の形態
の広ダイナミック信号中間処理回路において、前記CR
形2端子回路の全体に対して並列に、若しくは同回路中
の抵抗素子R1だけに対して並列に、高域信号を増強す
るためのコンデンサC3が接続されている、ものであ
る。
【0012】この出願の発明の第3の実施の形態の広ダ
イナミック信号中間処理回路は、前記第1の実施の形態
の広ダイナミック信号中間処理回路において、前記演算
増幅器ICの反転入力端子(−端子)と非反転入力端子
(+端子)との間に、高域ノイズを除去するためのコン
デンサC2が接続されている、ものである。
【0013】この出願の発明の第4の実施の形態の広ダ
イナミック信号中間処理回路は、前記第1の実施の形態
の広ダイナミック信号中間処理回路において、前記演算
増幅器ICの負帰還ループに挿入された前記双方向性2
端子ダイオード回路に対して並列に、高域ノイズを除去
するためのコンデンサC5が接続されている、ものであ
る。
【0014】この出願の発明の第5の実施の形態の広ダ
イナミック信号中間処理回路は、広ダイナミック信号中
間処理回路本体22と、CR形濾波器21とを含有し、
広ダイナミック信号中間処理回路本体22は、第2の実
施の形態の広ダイナミック信号中間処理回路における、
前記双方向性2端子ダイオード回路に対して並列にコン
デンサC5が接続され、前記演算増幅器ICの反転入力
端子(−端子)と非反転入力端子(+端子)との間にコ
ンデンサC2が接続され、前記演算増幅器ICの非反転
入力端子(+端子)にオフセット調整回路が接続されて
成り、上記オフセット調整回路は、オフセット調整用電
源VDDと抵抗素子R3との直列接続によって成る2端
子回路と、抵抗素子R2だけから成る2端子回路と、コ
ンデンサC4だけから成る2端子回路とを、並列に接続
して成り、上記CR形濾波器21は、CR形低域通過濾
波器、CR形高域通過濾波器、若しくはCR形帯域通過
濾波器、及び/又はCR形帯域阻止濾波器を含有する、
ものである。
【0015】この出願の発明の第6の実施の形態の広ダ
イナミック信号中間処理回路は、広ダイナミック信号中
間処理回路本体22と、CR形濾波器21と、反転増幅
器23とを含有し、上記広ダイナミック信号中間処理回
路本体22は、第3の実施の形態の広ダイナミック信号
中間処理回路における、前記CR形2端子回路の全体に
対して並列に、若しくは同回路中の抵抗素子R1だけに
対して並列に、高域信号を増強するためのコンデンサC
3が接続され、前記演算増幅器ICの非反転入力端子
(+端子)にオフセット調整回路が接続されて成り、上
記オフセット調整回路は、オフセット調整用電源VDD
と抵抗素子R3との直列接続によって成る2端子回路
と、抵抗素子R2だけから成る2端子回路と、コンデン
サC4だけから成る2端子回路とを、並列に接続して成
り、上記CR形濾波器21は、CR形低域通過濾波器、
CR形高域通過濾波器、若しくはCR形帯域通過濾波
器、及び/又はCR形帯域阻止濾波器から成り、上記反
転増幅器23は、演算増幅器IC2の入力回路に第1の
抵抗素子RYが接続され、負帰還ループに第2の抵抗素
子RYが接続されて成る反転増幅器本体において、当該
入力回路の第1の抵抗素子RYに対して並列に、温度補
償のためのサーミスタthが接続され、当該負帰還ルー
プの第2の抵抗素子RYに対して並列に、高域ノイズを
除去するためのコンデンサCYが接続されて成る、もの
である。
【0016】この出願の発明の第7の実施の形態の光学
的パターン読取装置は、光学的記録媒体から到来する反
射光信号を受光する受光光学系と、上記反射光信号を電
気的信号に光電変換する光電変換器と、上記光電変換器
の出力信号を増幅する前段増幅器と、上記前段増幅器の
後段に接続された前記第1乃至第6の実施の形態の何れ
か一つの広ダイナミック信号中間処理回路と、上記広ダ
イナミック信号中間処理回路の後段に接続されたディジ
タイザと、を含有し、上記広ダイナミック信号中間処理
回路は、上記前段増幅器の出力信号を、上記ディジタイ
ザに適合する信号に変換し、上記ディジタイザは、上記
広ダイナミック信号中間処理回路の出力信号を二元信号
に変換する、ものである。
【0017】この出願の発明の第8の形態の光学的物体
検知センサは、被監視空間中の被監視物体から到来する
反射光信号を受光する受光光学系と、上記反射光信号を
電気的信号に光電変換する光電変換器と、上記光電変換
器の後段に接続された対数形電流/電圧変換器と、上記
対数形電流/電圧変換器の後段に接続された前記第1乃
至第6の実施の形態の何れか一つの広ダイナミック信号
中間処理回路と、上記広ダイナミック信号中間処理回路
の後段に接続された判定手段と、を含有し、上記対数形
電流/電圧変換器は、上記光電変換器の出力を、上記広
ダイナミック信号中間処理回路に適合する信号に変換
し、上記広ダイナミック信号中間処理回路は、上記対数
形電流/電圧変換器の出力を、上記判定手段に適合する
信号に変換し、上記判定手段は、上記広ダイナミック信
号中間処理回路の出力パルスに基づいて、被監視物体の
進入乃至移動・変動を判定・検出する、ものである。
【0018】この出願の発明の第9の形態の光学的紙面
検出センサは、肉眼では気が付きにくい位にPCS値の
小さな検出用光学パターンが記録されている紙面から到
来する反射光信号を受光する受光光学系と、反射光信号
を電気的信号に光電変換する光電変換器PDと、光電変
換器の後段に接続された対数形電流/電圧変換器1と、
対数形電流/電圧変換器の後段に接続された第1乃至第
6の実施の形態の何れか一つの広ダイナミック信号中間
処理回路22・24と、広ダイナミック信号中間処理回
路22。24の後段に接続されたディジタイザと、ディ
ジタイザの後段に接続された判定手段と、を含有し、対
数形電流/電圧変換器1は、光電変換器PDの出力を広
ダイナミック信号中間処理回路22・24に適合する信
号に変換し、広ダイナミック信号中間処理回路22・2
4は、対数形電流/電圧変換器1の出力信号を、判定手
段に適合する信号に変換し、ディジタイザは、広ダイナ
ミック信号中間処理回路22・24の出力信号を二元信
号に変換し、判定手段は、上記二元信号が所定の二元信
号と合致するか否かを判断し、合致すると判断した時
は、所定紙面の検出信号を出力する、ものである。
【0019】
【発明の実施の形態】この出願の発明の第1の実施の形
態の広ダイナミック信号中間処理回路について説明す
る。図1は、同第1の実施の形態の広ダイナミック信号
中間処理回路の説明図である。但し、コンデンサC3を
除く。それについては後述する。図1において、ICは
高精度・ローノイズの演算増幅器(オペアンプ)、(D
1,D2)は双方向性2端子ダイオード回路、(C1、
R1)はCR形2端子回路、REFは演算増幅器ICの
オフセット調整用電源若しくは動作点決定用電源(以下
単に「オフセット調整用電源」という。)、iは入力
点、oは出力点である。演算増幅器ICは、図示の如
く、反転入力端子(−端子)、非反転入力端子(+端
子)及び出力端子(無符号)を具備する。反転入力端子
(−端子)と出力端子との間には、負帰還ループを形成
することが出来る。
【0020】双方向性2端子ダイオード回路は、図示の
如く、第1のダイオードD1と第2のダイオードD2と
が逆並列に接続されて成る双方向性2端子回路である。
ここに使用される第1及び第2のダイオードD1及びD
2に必要な電流−電圧特性は、下記の如き、指数関数特
性又は対数関数特性でなければならない。 i=is{exp(v/a)−1}・・・・・・・・・・・(1) 又は、v=a・log{(i/is)+1)}・・・・・・・・・(2) 但し、Vは電圧、iは電流である。かような電流−電圧
特性を、微小電圧域において実現することは、シリコン
やゲルマニウムのpn接合ダイオードを以ってする限
り、前述の如く甚だ困難である。しかし、この出願の発
明者は、或る種のショットキーダイオードを以ってすれ
ば、これが達成可能であることを発見した。図2は、か
かるダイオード(例えば商品名MA716)の電流−電
圧特性の実測値である。この図の指数特性曲線は、原点
近傍(具体的には10−9〜10 12A)にまで、長
く伸びていることに注意されたい。かかるダイオードを
対数形増幅器に使用した時の動作基点は、環境照度及び
受光素子面の照度で決定される。そうすると、環境光が
動作基点よりも明るくなれば、出力が圧縮され、暗くな
れば増幅されるのである。図3は、双方向性2端子ダイ
オード回路の電流−電圧特性である。図3では、第4象
限内の電流−電圧特性は、第3象限内に反転して示す。
この出願の発明による第1及び第2のダイオードD1、
D2は、当然、活性領域で使用される。
【0021】第1の実施の形態では、CR形2端子回路
は、前述の通り、コンデンサC1と抵抗素子R1とを直
列に接続して成る2端子回路である。(コンデンサC3
については後述する)。演算増幅器ICの負帰還ループ
には、図示の如く、双方向性2端子ダイオード1,D
2)が挿入される。演算増幅器ICの反転入力端子(−
端子)には、CR形2端子回路の右方の端子が接続され
る。CR形2端子回路の左方の端子は、入力点iに接続
される。演算増幅器ICの出力端子は、出力点oに接続
される。
【0022】上記第1の実施の形態の広ダイナミック信
号中間処理回路の動作について説明する。図5は、この
出願の発明の広ダイナミック信号中間処理回路による、
増幅、圧伸、及び波形整形処理の概要を説明するための
模式図である。同図(a)及び同図(b)の各上段のI
Nは何れも、この出願の発明の広ダイナミック信号中間
処理回路の入力波形の例、同じく各下段のOUTは何れ
も、その出力波形の例である。(因みに、実際の入出力
波形は、図10のCH1及びCH2の如く、局所的には
角の取れた正弦波形を成すのであるが、ここでは、簡単
のため、方形パルスの如く描いておく。なお、図10に
ついては後述する)。
【0023】この出願の発明の広ダイナミック信号中間
処理回路は、その基本的な機能として、下記(1)〜
(3)の機能を実現しなければならない。 (1)正負双方向に変化する双極性パルス列(図5
(a)上段の入力パルス列IN参照)を、同じく正負双
方向に変化する双極性パルス列(同図(a)下段の出力
パルス列OUT参照)に増幅変換する。 (2)振幅が広ダイナミックに変動する入力パルス列
(図5(a)及び(b)の各上段の入力パルス列IN参
照)を、振幅が狭ダイナミックにしか変動しない出力パ
ルス列OUT(同図(a)及び(b)の各下段の出力パ
ルス列OUT参照)に変換する。 即ち、微小な振幅の入力パルス列(図5(b)上段の入
力パルス列INの右半部参照)については、その振幅を
大幅に増幅・伸長させ(同図(b)下段の出力パルス列
OUTの右半部参照)、普通の振幅の入力パルス列(図
5(a)上段の入力パルス列INの右半部参照)につい
ては、その振幅増幅は小幅に止(とど)める(同図
(a)下段の出力パルス列OUTの右半部参照)。 (3)振幅が極端に不揃いな入力パルス列(図5(b)
上段の入力パルス列IN、又は同図(a)上段の入力パ
ルス列IN参照)を、振幅が比較的揃った出力パルス列
(同図(b)下段の出力パルス列OUT、又は同図
(a)下段の出力パルス列OUT参照)に変換する。
【0024】先ず、第1の実施の形態の広ダイナミック
信号中間処理回路(第1図の回路からコンデンサC3と
オフセット電源REFを除いた回路)の入力電圧を
、演算増幅器ICの反転入力端子(−端子)に接続
されたCR形2端子回路(C1,R1)を右向きに流れ
る電流をi、当該反転入力端子(−端子)の電位をv
とする。演算増幅器ICの二つの入力端子(反転入力
端子と非反転入力端子)の間の電圧は常に零(イマジナ
ルショート)であり、従って反転入力端子(−端子)の
電位は零であるから、CR形2端子回路を流れる電流i
と入力電圧vとの間に下記の関係式が成立する。 v=(i/sC1)+R1・i・・・・・・・・・・・・・(3) 但し、Sは演算子である。式(3)によれば、CR形2
端子回路を流れる電流iは、入力電圧vのみに依存
することが解る。
【0025】次に、双方向性2端子ダイオード回路(D
1,D2)を右向きに流れる電流をi、従って同回路
の第1のダイオードD1を右向きに流れる電流を|i
|、第2のダイオードD2を左向きに流れる電流を−|
|、出力電圧をvとする。演算増幅器ICの二つ
の入力端子間の電流は、定義により常に零であるから、
CR形2端子回路を流れる電流iは全部双方向性2端
子ダイオード回路を流れることに成る。従って、両回路
の電流は、同一である。即ち、 i=i・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4)
【0026】反転入力端子(+端子)の電位は常に零
(v=0)であるから、電流iが正(i=|i
|)であり、従って同iが第1のダイオードD1を流
れているときは、出力電圧vは負(v=−|v
|)であり、反対に、電流iが負(i=−|i
|)であり、従って同iが第2のダイオードD2を流
れているときは、出力電圧vは正(v=|v|)
である。その時、双方向性2端子ダイオード回路を流れ
る電流iと出力電圧vとの間に、下記の関係式が成
立する。(前掲式(1)参照)。負帰還ループを流れる
電流iが正(i=+|i|)のときは、出力電圧
が負(v=−|v|)であるから、 i=i{exp(−v/a)−1}・・・・・・・・・・(5′) 同ループを流れる電流iが負(i=−|i|)の
ときは、出力電圧Vが正(v=|v|)であるか
ら、 i=−i{exp(v/a)−1}・・・・・・・・・・(5″) となる。
【0027】入力電圧vと出力電圧Vとの関係を見
易くするため、式(3)〜(5″)を一括して再掲す
る。 v=(i/sC1)+R1・i・・・・・・・・・・・・・(3) i=i・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4) i=i>0のときは、v<0(−v>0)であって、 i= i{exp(−v/a)−1}・・・・・・・・・(5′) i=i<0のときは、v>0であって、 i=−i{exp(v/a)−1}・・・・・・・・・・(5″) さて、入力電圧vが与えられると、式(5)によって
電流iが決定され、電流iが決定されると、式
(4)によって電流iが決定され、電流iが決定さ
れると、式(5′)又は(5″)によって、出力電圧v
が決定されると解することは出来るのであるが、しか
し、出力電圧vの表現がv=f(v)の形で与え
られる(解析的に与えられる)訳ではない。それ故、こ
こでは、この出願の発明の広ダイナミック信号中間処理
回路の諸特性を、オッシロスコープによる実測値によっ
て明らかにする。
【0028】図8は、通常の室内照明(300〜100
0ルクス)下のCCD出力信号原波形のオッシロスコー
プによる実測値と、この出願の発明による対外光補正後
の信号波形の実測値とを示す図である。図8において、
CH2は、CCDの出力信号の原波形(以下単に「CC
D原波形」という。)であって、各極大部が白バー(又
は白地)に対応し、各極小部が黒バーに対応する。そし
て、出力全般にノイズが重畳されている。CH1は、こ
の出願の発明による対外光補正後の信号波形(以下「処
理後の波形」という。)であるが、極性反転がなされて
いるため、各極小部が白バー(又は白地)に対応し、各
極大部が黒バーに対応する。CCD原波形CH2におけ
る各極大値と各極小値との較差(こうさ)は、オッシロ
スコープ縦軸の約0.5〜2.5目盛分(0.02〜
0.10V)であり、処理後の波形CH1における極大
値と極小値との較差は、約3.8〜4.9目盛分(0.
75〜0.98V)である。しかもこの間、高域ノイズ
は少しも増幅されていない。このことは、バーコードラ
ベルの左端又は右端の白地部分に対応する出力信号に重
畳されているノイズの振幅に変りがないことによって、
窺知することが出来る。従って、その分SN比が大幅に
改善されたことになる。
【0029】図9は、1万ルクス程度の外乱光が与えら
れた時のCCD原波形のオッシロスコープによる実測値
と、この出願の発明による対外光補正後の波形(処理後
の波形)の実測値とを示す図である。図9において、C
H2は、CCD原波形であって、各極大部が白バー(又
は白地)に対応し、各極小部が黒バーに対応する。CH
1は、この出願の発明による対外光補正後の信号波形
(以下「処理後の波形」という。)であるが、極性反転
がなされているため、各極小部が白バー(又は白地)に
対応し、各極大部が黒バーに対応する。CCD原波形C
H2における各極大値と各極小値との較差は、オッシロ
スコープ縦軸の約6.13〜16.13目盛分(0.2
45〜0.645V)であり、処理後の波形CH1にお
ける極大値と極小値との較差は、約8.75〜13.6
5目盛分(1.75〜2.73V)である。しかもこの
間、高域ノイズが抑制され、低域ノイズも除去されてい
る。従って、その分SN比が大幅に改善されたことにな
る。
【0030】通常室内照明下のCCD微小出力を、従来
の対数増幅器で処理する場合は、前述の如く、先ず線形
増幅器によって同微小出力のレベルを上げてやる必要が
あったが、そのようにすると、強い外乱光が与えられた
時に、当該対数増幅器が飽和する虞があった。しかし、
この出願の発明によれば、通常室内照明下のCCD微小
出力を、線形増幅器による前処理無しに、処理(伸長増
幅)することが出来るのである。又、1万ルクス程度の
外乱光が与えられた時でも、飽和無しに、圧縮増幅する
ことが出来るのである。
【0031】図10は、ある光学的パターンについての
CCD出力信号原波形のオッシロスコープによる実測
値、及び分解能比補正後の信号波形の実測値を示す図で
ある。図10において、CH2は、CCD原波形であっ
て、振幅の相対的に小さなパルスが細バーに対応し、振
幅の相対的に大きなパルスが太バーに対応する。同図に
おいて、CH1は、処理後の波形であって、同じく振幅
の相対的に小さなパルスが細バーに対応し、振幅の相対
的に大きなパルスが太バーに対応する。図10によれ
ば、CCD原波形における細バーに対応するパルスの振
幅が相対的に伸長されていることが分かる。以上の通
り、本発明によれば、分解能比の補正をなすことが出来
る。なお、CCD原波形CH2及び処理後の波形CH1
の振幅は、図8〜9について述べた要領で、算出するこ
とが出来る。
【0032】図11は、この出願の発明によるPCS値
補正前及び補正後の信号波形のオッシロスコープによる
実測値を示す図である。図11において、REF2は、
文字Eの上を垂直に走査した時のCCD原波形(E字時
起源の原波形)のオッシロスコープによる実測値であっ
て、E字部分のPCS値が0.03と極めて低く、又、
対応する信号には高域ノイズが重畳されているため、信
号の判別が困難である。REF1は、この出願の発明に
よるPCS値補正後の信号波形のオッシロスコープによ
る実測値であって、該当部分の信号が見事に伸長増幅さ
れ、ノイズも抑制されている。従来の信号処理回路を以
ってしては、PCS値0.03(3%)に対応する信号
の処理は不可能であったが、この出願の発明は、初めて
それを可能にした。
【0033】図1に戻って、CR形2端子回路中のコン
デンサC1及び抵抗素子R1は、共同して微分作用をな
し、所望の時定数の導入に寄与する。微分作用は、パル
ス波形のエッジの上昇率を高めることが出来る。コンデ
ンサC1及び抵抗素子R1の定数は、又、ダイオードD
1及びD2の動作点の設定にも寄与する。(コンデンサ
C3については後述する)。オフセット電源(基準電
源)REFは、演算増幅器ICの動作点を決定する。
【0034】かくして、上記広ダイナミック信号中間処
理回路は、数十μVの微小電圧から数百mVまでを変化
域とするの入力信号を、数百mVから1V位までを変化
域とする通常の信号に増幅することが出来る。それ故、
この回路は、種々なる用途に使用することが出来る。例
えば、光学的情報読取装置に使用した場合は、0.02
%〜0.9%のPCS値を0.4%〜0.9%に補正
し、30%の分解能比を80%に補正することが出来る
のである。別言すれば、上記広ダイナミック信号中間処
理回路は、例えば、ディジタイザに入力すべき広ダイナ
ミック信号の前処理回路として、最適である。
【0035】この出願の発明の第2の実施の形態の広ダ
イナミック信号中間処理回路について説明する。図1
は、同第2の実施の形態の広ダイナミック信号中間処理
回路の説明図である。第2の実施の形態は、コンデンサ
C3(即ちCR形2端子回路中の抵抗素子R1に対して
並列に接続されたコンデンサC3)を含有する。上記C
R形2端子回路(即ち、コンデンサC3と抵抗素子R1
との並列回路に対して直列にコンデンサC1を付加して
成る並直列回路)は、周知の通り、これと等価な直並列
回路(即ち、第1のコンデンサと抵抗素子とからなる直
列回路に対して並列に第2のコンデンサを付加して成る
直並列回路)に変換することが出来る。
【0036】かようにしてCR形2端子回路中の抵抗素
子R1に対して並列に付加されたコンデンサC3は、当
該抵抗素子R1をバイパスすることに成るから、例えば
光センサからの微小入力信号があったとき、この信号を
殆ど減衰させることなく、双方向性2端子ダイオード回
路へ、瞬時的に伝達する役割を演ずる。上記等価回路中
の第2のコンデンサの役割も同様である。又、第2の実
施の形態におけるCR形2端子回路(即ち、コンデンサ
C1と抵抗素子R1との直列回路中の抵抗素子R1に対
して並列にコンデンサC3を付加して成る2端子回路)
は、前記第1の実施の形態におけるCR形2端子回路
(即ち、コンデンサC1と抵抗素子R1との直列回路の
みから成る回路)よりも容量性に富んでいる。従って、
第2の実施の形態の広ダイナミック信号中間処理回路
は、第2の実施の形態のそれよりも、前記周知の微分回
路(即ち、演算増幅器の入力回路にコンデンサを挿入す
ると共に負帰還ループに抵抗素子を挿入して成る微分回
路)に近似することと成る。このことは、上記等価回路
を使用した場合も同様である。戻って、コンデンサC3
を使用しないときは、抵抗素子R1の値をより小さな値
に変更しなければならない。(従って、ACカップルで
の時定数の設定が面倒になる虞もある)。
【0037】この出願の発明の第3の実施の形態の広ダ
イナミック信号中間処理回路について説明する。同第3
の実施の形態の広ダイナミック信号中間処理回路は、第
1の実施の形態における演算増幅器ICの二つの入力端
子(反転入力端子と非反転入力端子)の間に小容量(例
えば82pF位)のコンデンサC2を接続して成るもの
である。(別言すれば、図1の演算増幅器ICの二つの
入力端子の間に、小容量のコンデンサC2を接続して成
る回路である。但し、コンデンサC3は未接続とす
る)。かようなコンデンサC2の接続によって、動作周
波数成分を損なうことなく、不要高域成分を除去するこ
とが出来る。ここに、不要高域成分とは、例えば、
(1)紙面の凹凸に由来するノイズであり、(2)CC
Dの読出しクロックノイズである。
【0038】前記(1)の紙面ノイズとは、紙面の微か
なでこぼこ(凸凹)に由来する高周波ノイズのことであ
る。前記(2)のCCDクロックノイズとは、例えば2
相クロック形CCD内のクロックパルス(転送パルス)
(例えば100kHz位)に由来する高周波ノイズのこ
とである。(この種の高周波ノイズは、当該CCDに差
動端子がある時は、互いにキャンセル可能であるが、単
一端子のときは、然うは行かない)。何れにしても、こ
れらのノイズは、バーコードパルスの肩に載ったり、ス
ロープ(立上りや立下り)に載ったりするから、後続す
るディジタイザの誤動作の原因と成る。
【0039】そこで、第3の実施の形態では、演算増幅
器ICの反転端子(−端子)に到来した高周波ノイズ成
分を、小容量(例えば82pF位)のコンデンサC2を
介して非反転端子(+端子)に、瞬時的に注入してやる
のである。一般に、演算増幅器には、二つの入力端子に
現れた同相・同幅成分は、キャンセルされて出力されな
い、という性質がある。それ故、演算増幅器ICの二つ
の入力端子に現れた高周波ノイズ成分も、同相同幅成分
についてはキャンセルされて出力されない、ということ
になる。従来の回路では、かような高周波ノイズ成分の
除去のために、2〜3段のCR形低域通過濾波器(高域
阻止濾波器)を要していたのであるから、第3の実施の
形態によれば、CR形低域通過濾波器を2〜3段分節約
しことになる。それ故、第3の実施の形態の広ダイナミ
ック信号中間処理回路は、高域阻止機能をも獲得するこ
とと成る。なお、第3の実施の形態のCR形2端子回路
は、コンデンサC1と抵抗素子R1との直列回路なので
あるが、当該抵抗素子R1に対して並列にコンデンサC
3を接続すること(第2の実施の形態参照)が出来る。
【0040】この出願の発明の第4の実施の形態の広ダ
イナミック信号中間処理回路について説明する。同第4
の実施の形態の広ダイナミック信号中間処理回路は、第
1の実施の形態の演算増幅器ICの負帰還ループに挿入
された前記双方向性2端子ダイオード回路に対して並列
に、コンデンサC5を接続して成るものである。(別言
すれば、図1の双方向性2端子ダイオード回路(D1,
D2)に対して並列にコンデンサC5を接続して成る回
路である。但し、コンデンサC3は未接続とする)。か
ようにして導入されたコンデンサC5は、高域ノイズの
除去に寄与する。このことは、周知の積分回路(即ち演
算増幅器の入力回路に抵抗成分を挿入すると共に負帰還
ループに容量成分を挿入して成る積分回路)との対比に
よって、窺知することが出来る。そこでは、他ならぬ負
帰還ループ中の容量成分こそが、積分作用を担っている
からである。
【0041】この出願の発明の第5の実施の形態の広ダ
イナミック信号中間処理回路について説明する。図4
は、同第5の実施の形態の広ダイナミック信号中間処理
回路の説明図である。図4の広ダイナミック信号中間処
理回路は、図示の如く、第1段のCR形低域通過(帯域
阻止)濾波器21(同図左半部)と、第2段の広ダイナ
ミック信号中間処理回路本体22(同図右半部)とから
成る。第1段のCR形低域通過濾波器21は、3個の抵
抗素子RXと、2個のコンデンサCXと、1個のトラン
ジスタTXとを、図示の如く結線して成る回路であっ
て、低域通過(高域阻止)特性を有する。抵抗素子RX
及びコンデンサCXの各定数は、必要とする時定数の決
定に寄与する。
【0042】第2段の広ダイナミック信号中間処理回路
本体22は、図1の広ダイナミック信号中間処理回路に
おける、(1)演算増幅器ICの反転入力端子(−端
子)と非反転入力端子(+端子)との間にコンデンサC
2が接続され、(2)非反転入力端子(+端子)とオフ
セット電源REFとの間に抵抗素子R3が挿入されると
共に、当該非反転入力端子とグランドとの間に、抵抗素
子R2とコンデンサC4との並列回路が接続され、
(3)双方向性2端子ダイオード回路(D1,D2)に
対して並列にコンデンサC5が接続されて成る、回路と
同一である。オフセット電源VDDと抵抗素子R3との
直列接続回路、抵抗素子R2及びコンデンサC4から成
る並直列回路は、共同してオフセット電源回路を成す。
上記抵抗素子R2、R3の抵抗値並びにコンデンサC4
の容量値は、動作点の決定に寄与する。
【0043】ところで、CCD出力信号には、かなり大
きな周期性低周波ノイズや、高周波ノイズが重畳されて
いる場合がある。周期性低周波ノイズとは、例えば商用
電源電流に由来する低周波ノイズ(50又は60ヘル
ツ)や、交流点灯蛍光灯の光のちらつき(フリッカ)に
由来するノイズ(100又は120ヘルツ)である。こ
のような低周波ノイズは、無投光形の場合に、特に大き
い。周期性の高周波ノイズとは、例えばCCDの読出し
クロックパルスに由来するノイズである。このノイズ
は、前述の如く、単一端子形CCDの場合に、特に大き
い。しかして、CCD出力信号の周波数と周期性ノイズ
の周波数とが比較的近接している場合には、特にカット
オフ周波数近傍の通過帯域側の利得特性の低下を回避す
ると共に、阻止帯域側の減衰特性を強化しなければなら
ない。かような場合のノイズの除去、又はゲインの補正
(等化)は、唯1段の広ダイナミック信号中間処理回路
本体を以ってしては、達成困難なこともある。
【0044】第5の実施の形態においては、低域通過
(高域阻止)特性を有するCR形低域通過濾波器を、第
1段として付加することによって、特に高域ノイズの除
去作用を補完すると共に、必要とする時定数を決定し、
又カットオフ周波数近傍の通過帯域特性を補正してい
る。抵抗素子R2及びR3、及びコンデンサC4の各定
数は、演算増幅器ICの動作点の決定に寄与する。な
お、第1段のCR形低域通過濾波器の各個の抵抗素子に
対する同一符号RXの付与は、当該各個の抵抗素子RX
の抵抗値が同一であることを意味しない。両コンデンサ
に対する同一符号CXの付与についても同様である。
【0045】この出願の発明の第6の実施の形態の広ダ
イナミック信号中間処理回路について説明する。図6
は、同第6の実施の形態の広ダイナミック信号中間処理
回路の説明図である。同第6の実施の形態の広ダイナミ
ック信号中間処理回路は、図示の如く、第1段のCR形
低域通過(高域阻止)濾波器21、第2段の広ダイナミ
ック信号中間処理回路本体22、及び第3段の反転増幅
器23から成る。第1段のCR形低域通過濾波器21
は、4個の抵抗素子RXと、3個のコンデンサCXと、
1個のトランジスタTXとを、図示の如く結線して成る
回路であって、低域通過(高域阻止)特性を有する。こ
の濾波器は、第5の実施の形態におけるCR形低域通過
濾波器の前方に、1個の直列抵抗素子RXと1個の並列
コンデンサCXから成る低域通過濾波器を付加して成る
回路である。
【0046】第2段の広ダイナミック信号中間処理回路
本体22は、図4の広ダイナミック信号中間処理回路本
体22における負帰還ループ中のコンデンサC5を除去
して成る回路である。或は、図1の広ダイナミック信号
中間処理回路における、(1)演算増幅器ICの反転入
力端子(−端子)と非反転入力端子(+端子)との間
に、コンデンサC2が接続され、(2)非反転入力端子
(+端子)とオフセット電源REFとの間に抵抗素子R
3が挿入されると共に、当該非反転入力端子とグランド
との間に、抵抗素子R2とコンデンサC4との並列回路
が接続されて成る、回路である。上記コンデンサC3
は、前述の如く、高域信号を増強するためのものである
から、前記CR形2端子回路の全体に対して、並列に接
続することも出来る。
【0047】第3段の反転増幅器23は、演算増幅器I
C2と反転端子入力回路の抵抗素子RYと負帰還ループ
の抵抗素子RYとから成る反転増幅回路を土台として、
(1)反転端子入力回路の抵抗素子RYに対して並列に
温度補償のためのサーミスタthを接続し、(2)負帰
還ループの抵抗素子RYに対して並列に高域ノイズを除
去するためのコンデンサCYを接続し、(3)演算増幅
器IC2の非反転入力端子(+端子)を前段のオフセッ
ト電源回路(5V、R3、R2、C4)に対して共通接
続して成る、回路である。第3段中のVCC及びコンデ
ンサCは、演算増幅器IC2のオフセット調整端子を利
用したオフセット調整回路である。なお、第1段には、
周期性ノイズの周波数軸上の分布状況によっては、CR
形低域通過濾波器の代りに、CR形高域通過濾波器や、
CR形帯域阻止濾波器を単独で使用することも出来る
し、幾つかのCR形濾波器を併用することも出来る。
【0048】この出願の発明の第7の実施の形態の光学
的パターン読取装置について説明する。同第7の実施の
形態の光学的パターン読取装置(無図示)は、上記光学
的記録媒体から到来する反射光信号を受光する受光光学
系と、上記反射光信号を電気的信号に光電変換する光電
変換器と、上記光電変換器の後段に接続された前段増幅
器と、上記前段増幅器の後段に接続された前記第1乃至
第6の実施の形態の何れか一つの広ダイナミック信号中
間処理回路と、上記広ダイナミック信号中間処理回路の
後段に接続されたディジタイザと、を含有する。上記広
ダイナミック信号中間処理回路は、上記前段増幅器の出
力信号を、上記ディジタイザに適合する信号に変換す
る。上記ディジタイザは、上記広ダイナミック信号中間
処理回路の出力信号を二元信号に変換する。第7の実施
の形態のその余の事項は、前記第1〜第6の実施の形態
と同様である。
【0049】この出願の発明の第8の実施の形態を成す
光学的物体検知センサについて説明する。同光学的物体
検知センサ(無図示)は、被監視空間中の被監視物体か
ら到来する反射光信号を受光する受光光学系と、上記反
射光信号を電気的信号に光電変換する光電変換器と、上
記光電変換器の後段に接続された対数形電流/電圧増幅
器と、上記対数形電流/電圧増幅器の後段に接続された
前記第1乃至第4の実施の形態の何れか一つの広ダイナ
ミック信号中間処理回路と、上記広ダイナミック信号中
間処理回路の後段に接続された判定手段と、を含有す
る。
【0050】上記受光光学系は、レンズを使用しないピ
ンホール形光学系とすることが出来る。ピンホール形光
学系は、その構造が極めてシンプルであるから、コスト
が大幅に低廉化される。反面、受光素子面に届く光量
は、極めて微少と成り、従ってS/N比が極端に低下す
る。上記光電変換器には、pinホトダイオード又はC
CDを使用することが出来る。pinホトダイオードを
使用した場合は、更なるコストをダウンをさせることが
出来る。上記対数形電流/電圧変換器は、演算増幅器の
負帰還ループに対数関数特性を有するダイオードを挿入
して成る回路(後述する図7の第1段の回路と同じ)で
あって、上記光電変換器の出力信号を、上記広ダイナミ
ック信号中間処理回路に適合する信号に変換する。即
ち、上記光電変換器の出力信号の内、微弱なレベルの信
号電流については伸長変換をし、通常レベルの信号につ
いては相対的に圧縮変換をするのである。
【0051】上記広ダイナミック信号中間処理回路は、
第1段の広ダイナミック信号中間処理回路本体と、第2
段の選択阻止形能動濾波器(アクティブノッチフィル
タ)とから構成することも出来る。その場合、第1段の
広ダイナミック信号中間処理回路本体は、第1の実施の
形態の広ダイナミック信号中間処理回路を土台として、
同回路における、(1′)CR形2端子回路の抵抗素子
R1に対して並列にサーミスタthが接続され、(2)
非反転入力端子(+端子)とオフセット電源REFとの
間に抵抗素子R3が挿入されると共に、当該非反転入力
端子とグランドとの間に、抵抗素子R2とコンデンサC
4との並列回路が接続され、(3)双方向性2端子ダイ
オード回路(D1,D2)に対して並列にコンデンサC
5が接続されて成る、回路(図7の第2段の回路参照)
と同じである。上記第2段の選択阻止形能動濾波器とし
ては、例えば並列T形(ツインT形)アクティブノッチ
フィルタを使用することが出来る。並列T形アクティブ
ノッチフィルタは、反転形増幅器と、第1及び第2のT
形回路(図7の第3段の回路24参照)とから成り、第
1のT形回路は、2個の抵抗素子と1個のコンデンサと
から成り、第2のT形回路は、2個のコンデンサと1個
の抵抗素子とから成る。このフィルタには、他の形式の
ノッチフィルタ、例えばウィーンブリッジ形アクティブ
フィルタを使用しても良い。これらのフィルタは、商用
電源電流に由来する低周波ノイズ(50又は60ヘル
ツ)や、交流点灯蛍光灯の光のちらつきに由来する低周
波ノイズ(100又は120ヘルツ)を除去することが
出来る。上記広ダイナミック信号中間処理回路は、ここ
では、上記対数形電流/電圧変換器の出力信号を、上記
判定手段に適合する信号に変換する。
【0052】上記判定手段は、例えば、微分器と比較器
とから成る。上記微分器は、検出対象(物体)の出現に
よるパルスの発生を検出し易くするために、その立上り
エッジを強調する。上記比較器は、上記微分器の出力電
圧を所定の基準電圧と比較をして、前者が後者よりも大
になった時(若しくは前者が後者よりも小になった時)
に、物体の検出信号を出力する。場合によっては、広ダ
イナミック信号中間処理回路(の選択阻止形アクティブ
フィルタ)の出力信号を、直接的に警報発生装置やディ
スプレイ装置に導入するようにしても良い。かくして、
利用者は、検出信号の発生、又は警報音若しくは可視的
表示の発生によって、被監視空間への物体の進入を、確
実に知ることが出来る。
【0053】この出願の発明の第9の実施の形態を成す
光学的紙面検出センサについて説明する。図7は、同第
9の実施の形態を成す光学的紙面検出センサの要部の説
明図である。図7において、PDは光電変換器(pin
ホトダイオード又はCCD)、1は対数形電流/電圧変
換器、22は広ダイナミック信号中間処理回路本体、2
4は選択阻止形受動濾波器(ノッチフィルタ)である。
広ダイナミック信号中間処理回路本体22と選択阻止形
受動濾波器24とは、共同して広ダイナミック信号中間
処理回路(22・24)を構成する。光電変換器PDの
前段には、受光光学系(無図示)が配置される。受光光
学系の前方には、例えば肉眼では気が付きにくい位PC
S値の小さな光学的検出用パターンが記録されている紙
面(無図示)が反復セットされ、或は通過せしめられ
る。広ダイナミック信号中間処理回路22・24(の選
択阻止形受動濾波器24)の後段には、ディジタイザ
(無図示)が接続される。ディジタイザの後段には、判
定手段(無図示)が接続される。
【0054】対数形電流/電圧変換器1は、受光光学系
の出力信号のレンジを、広ダイナミック信号中間処理回
路に適合するレンジに変換する。広ダイナミック信号中
間処理回路(22・24)は、対数形電流/電圧変換器
の出力信号を、ディジタイザに適合する信号に変換す
る。ディジタイザは、広ダイナミック信号中間処理回路
22・24の出力信号を二元信号に変換する。判定手段
は、上記二元信号が所定の二元信号と合致するか否かを
判断し、合致すると判断した時は、所定紙面の検出信号
を出力する。
【0055】受光光学系は、レンズを使用しないピンホ
ール形光学系とすることが出来る。これによって、大幅
にコストをダウンさせることが出来る。光電変換器PD
には、pinホトダイオード又はCCDを使用すること
が出来る。pinホトダイオードを使用した場合は、更
なるコストをダウンをすることが出来る。対数形電流/
電圧変換器1は、演算増幅器ICO、その負帰還ループ
に挿入された対数関数形ダイオードDO、並びにそのオ
フセット電圧調整端子に接続されたオフセット電源VD
D及びコンデンサCを含有する。対数形電流/電圧変換
器1は、光電変換器PDの出力信号の内、微弱なレベル
の信号電流については伸長変換させ、通常レベルの信号
については相対的に圧縮変換することが出来る。対数関
数形ダイオードDOとしては、極微小な電圧でも動作出
来る形式のもの(例えば商品名1SV128A)を選択
使用しなければならない。
【0056】第1段の広ダイナミック信号中間処理回路
本体22は、第1の実施の形態の広ダイナミック信号中
間処理回路を土台として、同回路における、(1′)C
R形2端子回路の抵抗素子R1に対して並列にサーミス
タthを接続し、(2)非反転入力端子(+端子)とオ
フセット電源REFとの間に抵抗素子R3が挿入される
と共に、当該非反転入力端子とグランドとの間に、抵抗
素子R2とコンデンサC4との並列回路が接続され、
(3)双方向性2端子ダイオード回路(D1,D2)に
対して並列にコンデンサC5が接続されて成る、回路と
同一である。サーミスタthは、前段のホトダイオード
PDの温度特性を補償することが出来る。
【0057】第2段の選択阻止形受動濾波器としては、
例えば図示の如き並列T形ノッチフィルタを使用するこ
とが出来る。並列T形ノッチフィルタは、第1と第2の
T形回路から成り、第1のT形回路は、2個の抵抗素子
RY,RYと、1個のコンデンサCYとから成り、第2
のT形回路は、2個のコンデンサCY,CYと、1個の
抵抗素子RYとから成る。このフィルタには、他の形式
のノッチフィルタ、例えばウィーンブリッジ形フィルタ
を使用しても良い。これらのフィルタは、例えば商用電
源電流に由来する低周波ノイズ(50又は60ヘルツ)
や、交流点灯蛍光灯の光のちらつきに由来する低周波ノ
イズ(100ヘルツ若しくは120ヘルツのを除去する
ことが出来る。
【0058】
【発明の効果】この出願の発明は、以上の様に構成した
から、下記(a)〜(o)の通り、顕著な効果を奏する
ことが出来る。 (a)単一回路の多機能化を実現することが出来る。 (b)更なる広ダイナミック化を実現することが出来
る。例えば、数十μVの微小電圧から数百mVまでを変
化域とするの入力信号を、数百mVから1V位までを変
化域とする通常の信号に増幅することが出来る。又、一
般ダイオードの対数特性の限界点は、10−6A(10
のマイナス6乗アンペア)程度であるが、この出願の発
明による対数形電流/電圧変換器は、10−12A(1
0のマイナス12乗アンペア)領域まで動作することが
出来る。 (c)更なる低電圧化、低電力消費化が達成される。 (d)高度のPCS値補正を実現することが出来る。例
えば、PCS値0.03位(人間の目では微(かす)か
に識別出来る程度)の信号を補正して、0.3位に高め
ることが出来る。(将来的には、デバイスの改善によ
り、PCS値0.01位の信号の処理も可能である。) (e)多機能化の故に、回路段数が減少し、回路規模が
縮小する。 (f)同じく多機能化の故に、同時且つリアルタイム制
御が達成される。 (g)同じく多機能化の故に、部品点数が減少する。 (h)部品点数減少の故に、回路の無調整化が達成され
る。 (i)同じく部品点数減少の故に、人的工数が減少す
る。 (j)同じく部品点数減少の故に、回路の信頼性が向上
する。 (k)部品点数・人的工数減少の故に、コストダウンが
実現される。 (l)光センサ出力の信号処理に応用した場合は、分解
能比補正、対外乱光比補正、光信号明暗補正、光信号コ
ントラスト比補正等々の補正を、リアルタイムで、同時
的に行うことが出来る。 (m)数ルクス程度の低照度下で得られた光電流を、広
ダイナミックに補正することが出来る。従って、無投光
下でも物体検出を行うことが出来る。 (n)PCS値0.03位(人間の目では微(かす)か
に識別出来る程度)の光学的パターンを付された紙面又
は物体を識別することが出来る。 (o)素材が異なる物体の黒とバック地の黒とを識別す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の第1及び第2の実施の形態の
広ダイナミック信号中間処理回路の説明図である。
【図2】この出願の発明に使用されるダイオードの電流
−電圧特性の実測値である。
【図3】この出願の発明に使用される双方向性2端子回
路の電流−電圧特性の実測値である。
【図4】この出願の発明の第5の実施の形態の広ダイナ
ミック信号中間処理回路の説明図である。
【図5】この出願の発明の広ダイナミック信号中間処理
回路による、増幅、圧伸及び波形整形処理の概要を説明
するための模式図である。
【図6】この出願の発明の第6の実施の形態の広ダイナ
ミック信号中間処理回路の説明図である。
【図7】図7は、同第9の実施の形態を成す光学的紙面
検出センサの要部の説明図である。
【図8】通常室内照明下のCCD出力信号原波形のオッ
シロスコープによる実測値、及びこの出願の発明による
対外光補正後の波形の実測値を示す図である。
【図9】約1万ルクスの外乱光下のCCD出力信号原波
形のオッシロスコープによる実測値、及びこの出願の発
明の回路による対外乱光補正後の信号波形の実測値を示
す図である。
【図10】ある光学的パターンについてのCCD出力信
号原波形のオッシロスコープによる実測値、及び分解能
比補正後の信号波形の実測値を示す図である。
【図11】この出願の発明によるPCS値補正前及び補
正後の信号波形のオッシロスコープによる実測値を示す
図である。
【図12】従来の対数変換回路の説明図である。
【符号の説明】
1 対数形増幅器 21 CR形低域通過濾波器 22 広ダイナミック信号中間処理回路本体 23 CR形帯域通過濾波器 24 選択阻止形受動濾波器 D1 第1のダイオード D2 第2のダイオード IC 演算増幅器 REF オフセット電源回路 i 入力点 o 出力点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/335 H04N 1/40 101Z

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演算増幅器(IC)と、双方向性2端子
    ダイオード回路と、CR形2端子回路と、入力点(i)
    と、出力点(o)とを含有し、 上記双方向性2端子ダイオード回路は、第1のダイオー
    ド(D1)と第2のダイオード(D2)とを逆並列に接
    続して成る2端子回路であり、 上記CR形2端子回路は、コンデンサ(C1)と抵抗素
    子(R1)とを直列に接続して成る2端子回路であり、 上記入力点(i)と上記演算増幅器(IC)の反転入力
    端子(−端子)との間には、上記CR形2端子回路が接
    続され、 上記演算増幅器(IC)の負帰還ループには、上記双方
    向性2端子ダイオード回路が挿入され、 上記演算増幅器(IC)の非反転入力端子(+端子)に
    は、グランド若しくはオフセット調整回路が接続され、 上記出力点(o)には、上記演算増幅器(IC)の出力
    端子が直接接続されている、 広ダイナミック信号中間処理回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の広ダイナミック信号中間
    処理回路において、 前記CR形2端子回路の全体に対して並列に、若しくは
    同回路中の抵抗素子(R1)だけに対して並列に、高域
    信号を増強するためのコンデンサ(C3)が接続されて
    いる、 広ダイナミック信号中間処理回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の広ダイナミック信号中間
    処理回路において、 前記演算増幅器(IC)の反転入力端子(−端子)と非
    反転入力端子(+端子)との間には、高域ノイズを除去
    するためのコンデンサ(C2)が接続されている、 広ダイナミック信号中間処理回路。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の広ダイナミック信号中間
    処理回路において、 前記演算増幅器(IC)の負帰還ループに挿入された前
    記双方向性2端子ダイオード回路に対して並列に、高域
    ノイズを除去するためのコンデンサ(C5)が接続され
    ている、 広ダイナミック信号中間処理回路。
  5. 【請求項5】 広ダイナミック信号中間処理回路本体
    (22)と、CR形濾波器(21)とを含有し、 上記広ダイナミック信号中間処理回路本体(22)は、 請求項2記載の広ダイナミック信号中間処理回路におけ
    る、前記双方向性2端子ダイオード回路に対して並列に
    コンデンサC5が接続され、 前記演算増幅器(IC)の反転入力端子(−端子)と非
    反転入力端子(+端子)との間には、コンデンサ(C
    2)が接続され、 前記演算増幅器(IC)の非反転入力端子(+端子)に
    は、オフセット調整回路が接続されて成り、 上記オフセット調整回路は、オフセット調整用電源(V
    DD)と抵抗素子(R3)との直列接続によって成る2
    端子回路と、抵抗素子(R2)だけから成る2端子回路
    と、コンデンサ(C4)だけから成る2端子回路とが、
    並列に接続されて成り、 上記CR形濾波器(21)は、CR形低域通過濾波器、
    CR形高域通過濾波器若しくはCR形帯域通過濾波器、
    及び/又はCR形帯域阻止濾波器から成る、 広ダイナミック信号中間処理回路。
  6. 【請求項6】 広ダイナミック信号中間処理回路本体
    (22)と、CR形濾波器(21)と、反転増幅器(2
    3)とを含有し、 上記広ダイナミック信号中間処理回路本体(22)は、 請求項3記載の広ダイナミック信号中間処理回路におけ
    る、前記CR形2端子回路の全体に対して並列に、若し
    くは同回路中の抵抗素子(R1)だけに対して並列に、
    高域信号を増強するためのコンデンサ(C3)が接続さ
    れ、 前記演算増幅器(IC)の非反転入力端子(+端子)
    に、オフセット調整回路が接続されて成り、 上記オフセット調整回路は、オフセット調整用電源(V
    DD)と抵抗素子(R3)との直列接続によって成る2
    端子回路と、抵抗素子(R2)だけから成る2端子回路
    と、コンデンサ(C4)だけから成る2端子回路とが、
    並列に接続されて成り、 上記CR形濾波器(21)は、CR形低域通過濾波器、
    CR形高域通過濾波器、若しくはCR形帯域通過濾波
    器、及び/又はCR形帯域阻止濾波器から成り、 前記反転増幅器(23)は、 演算増幅器(IC2)の入力回路に一の抵抗素子(R
    Y)が接続され、負帰還ループに他の抵抗素子(RY)
    が接続されて成る反転増幅器本体において、当該入力回
    路の一の抵抗素子(RY)に対して並列に、温度補償の
    ためのサーミスタ(th)が接続され、 当該負帰還ループの他の抵抗素子(RY)に対して並列
    に、高域ノイズを除去するためのコンデンサ(CY)が
    接続されて成る、 広ダイナミック信号中間処理回路。
  7. 【請求項7】 光学的記録媒体から到来する反射光信号
    を受光する受光光学系と、 上記反射光信号を電気的信号に光電変換する光電変換器
    と、 上記光電変換器の後段に接続された前段増幅器と、 上記前段増幅器の後段に接続された請求項1乃至6の何
    れか一つに記載の広ダイナミック信号中間処理回路と、 上記広ダイナミック信号中間処理回路の後段に接続され
    たディジタイザと、を含有し、 上記広グイナミック信号中間処理回路は、上記前段増幅
    器の出力信号を、上記ディジタイザに適合する信号に変
    換し、 上記ディジタイザは、上記広ダイナミック信号中間処理
    回路の出力信号を二元信号に変換する、 光学的パターン読取装置。
  8. 【請求項8】 被監視空間中の被監視物体から到来する
    反射光信号を受光する受光光学系と、 上記反射光信号を電気的信号に光電変換する光電変換器
    と、 上記光電変換器の後段に接続された対数形電流/電圧変
    換器と、 上記対数形電流/電圧変換器の後段に接続された請求項
    1乃至6の何れか一つに記載の広ダイナミック信号中間
    処理回路と、 上記広ダイナミック信号中間処理回路の後段に接続され
    た判定手段と、 を含有し、 上記対数形電流/電圧変換器は、上記光電変換器の出力
    を、上記広ダイナミック信号中間処理回路に適合する信
    号に変換し、 上記広ダイナミック信号中間処理回路は、上記対数形電
    流/電圧変換器の出力を、上記判定手段に適合する信号
    に変換し、 上記判定手段は、上記広ダイナミック信号中間処理回路
    の出力に基づいて、被監視物体の進入乃至移動・変動を
    判定・検出する、 光学的物体検知センサ。
  9. 【請求項9】 肉眼では気が付きにくい位にPCS値の
    小さな検出用光学パターンが記録されている紙面から到
    来する反射光信号を受光する受光光学系と、 上記反射光信号を電気的信号に光電変換する光電変換器
    (PD)と、 上記光電変換器の後段に接続された対数形電流/電圧変
    換器(1)と、 上記対数形電流/電圧変換器の後段に接続された請求項
    1乃至6の何れか一つに記載の広ダイナミック信号中間
    処理回路(22・24)と、 上記広ダイナミック信号中間処理回路(22・24)の
    後段に接続されたディジタイザと、 上記ディジタイザの後段に接続された判定手段と、 を含有し、 上記対数形電流/電圧変換器(1)は、上記光電変換器
    (PD)の出力を上記広ダイナミック信号中間処理回路
    (22・24)に適合する信号に変換し、 上記広ダイナミック信号中間処理回路(22・24)
    は、上記対数形電流/電圧変換器(1)の出力信号を、
    上記判定手段に適合する信号に変換し、 上記ディジタイザは、上記広ダイナミック信号中間処理
    回路(22・24)の出力信号を二元信号に変換し、 上記判定手段は、上記二元信号が所定の二元信号と合致
    するか否かを判断し、合致すると判断した時は、所定紙
    面の検出信号を出力する、 光学的紙面検出センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020086440A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド ピクセルセンシング装置及び同装置を含む有機発光表示装置
CN112147401A (zh) * 2020-10-22 2020-12-29 深圳学泰科技有限公司 一种基于霍尔电流传感器的电流检测电路

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