JP2000333248A - 無線サーバ、基地無線機及び移動無線機 - Google Patents

無線サーバ、基地無線機及び移動無線機

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JP2000333248A
JP2000333248A JP13502399A JP13502399A JP2000333248A JP 2000333248 A JP2000333248 A JP 2000333248A JP 13502399 A JP13502399 A JP 13502399A JP 13502399 A JP13502399 A JP 13502399A JP 2000333248 A JP2000333248 A JP 2000333248A
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mobile
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wireless
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Kazuyoshi Tasato
和義 田里
Hiroyuki Unoki
洋行 鵜木
Tsumoru Nagira
積 梛良
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話回線を使用せずに移動端末が移動可能で
あり、この移動端末をインターネットに接続することが
できる無線サーバ、基地無線機及び移動無線機を提供す
る。 【解決手段】 無線サーバは、バックボーン入出力部
と、基地無線機入出力部と、移動端末とインターネット
との接続処理を行う処理部と、 処理部が接続処理の際
に必要なデータを記憶するデータ記憶部とを備え、基地
無線機は、無線サーバ入出力部と、移動無線機入出力部
と、移動無線機と無線サーバとの接続処理を行う処理部
と、処理部が接続処理の際に必要なデータを記憶するデ
ータ記憶部とを備え、移動無線機は、基地無線機入出力
部と、移動端末入出力部と、移動端末と基地無線機との
接続処理を行う処理部と、処理部が接続処理の際に必要
なデータを記憶するデータ記憶部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信によっ
て、端末をインターネットに接続する無線サーバ、基地
無線機及び移動無線機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、モバイルコンピューティングのニ
ーズが高まっている。このモバイルコンピューティング
は、移動電話回線等を用いて、コンピュータを既存のイ
ンターネットの接続してデータの送受信を行うものであ
る。使用する回線に、移動電話の回線を使用するため、
自動車等の移動可能な場所から通信が可能であるという
特徴を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
通信装置にあっては、固定通信用の通信プロトコルを用
いているために、移動可能な端末装置がサブネット間を
越えて移動して通信することができないという問題があ
る。また、電話回線を用いていたために、接続するのに
時間がかかったり、電話の使用者が多く回線が混んでい
るときなどは使用できないという問題がある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、電話回線を使用せずに移動端末が移動可能で
あり、この移動端末をインターネットに接続することが
できる無線サーバ、基地無線機及び移動無線機を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、移動端末をインターネットに接続するため該移動端
末に接続された移動無線機と基地無線機との間が無線通
信によって通信回線が確立され、該基地無線機に接続さ
れた無線サーバであって、前記無線サーバは、インター
ネットに対するパケットデータの入出力を行うバックボ
ーン入出力部と、前記移動無線機が無線通信を行う基地
無線機とのパケットデータの入出力を行う基地無線機入
出力部と、前記移動端末とインターネットとの接続処理
を行う処理部と、前記処理部が接続処理の際に必要なデ
ータを記憶するデータ記憶部とを備えたことを特徴とす
【0006】請求項2に記載の発明は、前記無線サーバ
は、前記移動端末とインターネットの間において送受信
されるパケットデータのルーティングを行うルーティン
グ処理部をさらに備えたことを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、前記無線サーバ
は、インターネットのホストが前記移動端末に対して通
信する場合にアドレス変換を行うリモートNAT処理部
をさらに備えたことを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、前記無線サーバ
は、前記移動端末から送信されたIPアドレス発行要求
に応じて、該無線サーバが接続されているネットワーク
とは異なるネットワークに接続されている他の無線サー
バに対してIPアドレスの発行要求及び該要求の返信パ
ケットを前記移動端末に代わって送受信するDHCPリ
レーエージェント処理部をさらに備えたことを特徴とす
る。
【0009】請求項5に記載の発明は、前記無線サーバ
は、前記移動端末が異なるネットワークのサービスエリ
アへ移動した場合においても、該移動端末の設定を変え
ることなく該ネットワークに接続された機能サーバを利
用できるようにする疑似プロキシ処理部をさらに備えた
ことを特徴とする。
【0010】請求項6に記載の発明は、前記無線サーバ
は、前記基地無線機が使用する通信周波数を設定する
際、他の基地無線機が使用している通信周波数に干渉し
ない周波数を設定する協調アルゴリズム処理部をさらに
備えたことを特徴とする。
【0011】請求項7に記載の発明は、前記無線サーバ
は、前記移動無線機からの登録要求に応じて、該移動無
線機に対して接続を認証行う認証処理部をさらに備えた
ことを特徴とする。
【0012】請求項8に記載の発明は、前記無線サーバ
は、前記移動端末が持つIPアドレスを含む検索呼出要
求を全ての基地無線機に対して報知し、この検索呼出要
求に対して応答があった基地無線機を経由してパケット
データを前記移動端末へ送信する検索呼出処理部をさら
に備えたことを特徴とする。
【0013】請求項9に記載の発明は、前記無線サーバ
は、前記基地無線機に対する問い合わせとその応答に基
づいて、該無線サーバに内蔵される時計の補正を行う時
刻補正処理部をさらに備えたことを特徴とする。
【0014】請求項10に記載の発明は、前記無線サー
バは、前記基地無線機を遠隔操作によって制御するリモ
ートコントロール処理部をさらに備えたことを特徴とす
る。
【0015】請求項11に記載の発明は、前記無線サー
バは、前記移動無線機の登録認証時において、該移動無
線機に対してIPアドレスを割り当てること特徴とす
る。
【0016】請求項12に記載の発明は、前記無線サー
バは、この無線サーバに接続された基地無線機に対して
予め割り当てられたIPアドレスに基づいて、前記基地
無線機のIPアドレスと関連付けたIPアドレスを前記
移動無線機に対して割り当てることを特徴とする。
【0017】請求項13に記載の発明は、無線通信を用
いて移動端末と通信回線を確立して、該移動端末を無線
サーバに接続する基地無線機であって、前記基地無線機
は、前記無線サーバに対してパケットデータの入出力を
行う無線サーバ入出力部と、前記移動無線機と無線通信
によってパケットデータの入出力を行う移動無線機入出
力部と、前記移動無線機と無線サーバとの接続処理を行
う処理部と、前記処理部が接続処理の際に必要なデータ
を記憶するデータ記憶部とを備えたことを特徴とする。
【0018】請求項14に記載の発明は、前記基地無線
機は、内部のクロック信号に基づいて前記無線サーバの
時計の誤差を通知する時刻補正処理部をさらに備えたこ
とを特徴とする。
【0019】請求項15に記載の発明は、前記基地無線
機は、前記無線サーバから送信された制御データによっ
て制御するリモートコントロール処理部をさらに備えた
ことを特徴とする。
【0020】請求項16に記載の発明は、前記基地無線
機は、前記無線サーバから送信される監視要求が定期に
送信されたか否かによって該無線サーバとの間を接続す
る回線の故障を検出する故障発生処理部をさらに備えた
ことを特徴とする。
【0021】請求項17に記載の発明は、前記基地無線
機は、前記移動無線機が送出した送信パケットを構成す
る第1データに後続する第2データを解析し、該第2デ
ータに含まれ、前記移動無線機から送出される予定のデ
ータのデータ長に基づき、後に移動無線機より送出され
るデータを前記データ長にわたり連続して受信し、該デ
ータ長のデータの受信をもって前記移動無線機との接続
を終了する送受信パケット処理部をさらに備えたことを
特徴とする。
【0022】請求項18に記載の発明は、無線サーバに
接続された基地無線機と無線通信によって通信回線を確
立する移動無線機であって、前記移動無線機は、前記基
地無線機に対してパケットデータの入出力を行う基地無
線機入出力部と、移動端末とパケットデータの入出力を
行う移動端末入出力部と、前記移動端末と基地無線機と
の接続処理を行う処理部と、前記処理部が接続処理の際
に必要なデータを記憶するデータ記憶部とを備えたこと
を特徴とする。
【0023】請求項19に記載の発明は、前記移動無線
機は、前記無線サーバに対して接続の認証要求を行う認
証処理部をさらに備えたことを特徴とする。
【0024】請求項20に記載の発明は、前記移動無線
機は、現在無線により接続された基地局無線機が送出し
た送信パケットを構成する、宛先情報を含む第1データ
を受信するとともに宛先を検出・判定し、該送信パケッ
トが前記移動無線機宛ではないと判断された場合、前記
第1データに後続し前記送信パケットを構成する第2デ
ータの送信時間に前記基地局無線機と通信範囲が隣接す
る他の基地局無線機の送信チャネルを受信し、該送信チ
ャネルの電界強度を検出・取得する圏内サーチ処理部を
さらに備えたことを特徴とする。
【0025】請求項21に記載の発明は、前記移動無線
機は、複数の基地局無線機と無線通信可能な環境下にあ
り、さらに、現在無線により接続された前記基地局無線
機が他の移動無線機と通信を行なっている場合、前記基
地局無線機と通信範囲が隣接する他の基地局無線機の
内、通信回線が利用可能な基地局無線機を選択して無線
通信を行なうデュアルスキャン処理部をさらに備えたこ
とを特徴とする。
【0026】請求項22に記載の発明は、前記移動無線
機は、前記基地無線機から通知される上り周波数を受信
するための受信周波数を受信許可周波数から選択する場
合に前記優先順位テーブルを参照することによって受信
周波数を順に切り替えて、基地無線機から通知される上
り周波数を受信して、この上り周波数が使用許可された
周波数であるときのみに位置登録の要求を送信するロー
ミング/ハンドオフ処理部をさらに備えたことを特徴と
する。
【0027】請求項23に記載の発明は、前記移動無線
機は、基地無線機が送出した送信パケットを構成する、
宛先情報を含む第1データを受信するとともに宛先を検
出・判定し、該送信パケットが前記移動無線機宛である
と判断された場合、前記第1データに後続し前記送信パ
ケットを構成する第2データを解析し、該第2データに
含まれ、前記基地局無線機から送出される予定のデータ
のデータ長に基づき、後に基地無線機より送出されるデ
ータを前記データ長にわたり連続して受信し、該データ
長のデータの受信をもって前記基地無線機との接続を終
了する送受信パケット処理部をさらに備えたことを特徴
とする。
【0028】請求項24に記載の発明は、前記移動無線
機は、前記基地無線機から報知される報知情報に基づい
て該移動無線機が移動することによって通信エリアが変
更されたか否かを判定し、通信エリアが変更になった時
点で前記無線サーバに対して、基地エリア変更通知を送
信するダミー送信処理部をさらに備えたことを特徴とす
る。
【0029】請求項25に記載の発明は、前記移動無線
機は、前記無線サーバから配信されたマルチキャスト情
報を受信するIPマルチキャスト処理部をさらに備えた
ことを特徴とする。
【0030】請求項26に記載の発明は、前記移動無線
機は、前記無線サーバからブロードキャストによって配
信された情報のうち必要な情報のみを抽出するブロード
キャスト処理部をさらに備えたことを特徴とする。
【0031】請求項27に記載の発明は、前記移動無線
機は、前記基地無線機から報知される情報を解析して、
その情報が回線故障を通知する報知情報であった場合
に、この報知情報に含まれる周辺基地無線機が使用する
チャネルに送受信チャネルを設定して、この周辺基地無
線機との通信を確立する故障発生処理部をさらに備えた
ことを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
無線サーバ、基地無線機及び移動無線機を図面を参照し
て説明する。図1は同実施形態の全体の構成を示すブロ
ック図である。この図において、符号1−1〜5は、そ
れぞれネットワークに接続された無線サーバである。符
号2−1〜3は、無線サーバ1−1に接続された基地無
線機である。符号3−1〜4は基地無線機2−nと無線
通信によって、通信回線を確立する移動無線機である。
符号4−1〜5は、移動無線機3−nに接続され、無線
サーバ1−nを介してインターネットに接続する移動端
末である。符号5は、PUSH機能サーバである。符号
6は、管理端末である。符号7は、メール監視装置であ
る。符号8は、DHCPサーバである。符号9は、メー
ルサーバである。符号10は、ファイアウォールサーバ
である(図1においては、ファイアウォールと図示)。
符号11は、DNSサーバである。符号12は、HTT
Pサーバである。符号13は、ISDNルータであり、
符号14は、HUBであり、符号15は、ルータであ
る。符号16は、インターネットである。
【0033】図1において、基地無線機2−nと移動無
線機3−nとの間は無線通信によって通信が行われる
が、これら以外の装置間は有線による通信である。ま
た、無線サーバ1−2、1−3、1−4に接続される基
地無線機2−nは省略されている。また、移動無線機3
−1が通信を行う基地無線機は符号2−1に限るもので
はなく、どの基地無線機2−nであってもよい。さら
に、ISDNルータ13及びHUB14で接続される装
置と接続方法は、必要に応じて変更してもよい。
【0034】また、無線サーバ1−n以外のサーバ等の
装置も必要に応じて増減してもよい。
【0035】図2は、図1に示す無線サーバ1−nの構
成を示すブロック図である。図2において、符号1a
は、バックボーン側入出力部である。ここでいうバック
ボーンとは、この無線サーバ1−nからみてインターネ
ット側の装置のことである。符号1bは、基地無線機側
入出力部であり、無線サーバ1−nと基地無線機2−n
との間でデータの入出力を行う。符号1cは、無線サー
バ1が有する処理機能を実行する処理部である。この処
理部1cは、ルーティング処理部1e、リモートNAT
処理部1f、DHCPリレーエージェント処理部1g、
疑似プロキシ処理部1i、認証処理部1j、検索呼出処
理部1k、時刻補正処理部1m及びリモートコントロー
ル処理部1nから構成される。符号1dは、処理部1c
がある処理を行う際に必要なデータが記憶されているデ
ータ記憶部である。各処理の詳細については後述する。
【0036】図3は、図1に示す基地無線機2−nの構
成を示すブロック図である。図3において、符号2a
は、無線サーバ側入出力部であり、無線サーバ1−nと
データの入出力を行う。符号2bは、移動無線機側入出
力部であり、移動無線機3−nと基地無線機2−nとの
間で無線通信を使用してデータの入出力を行う。符号2
cは、基地無線機2−nが有する処理機能を実行する処
理部である。この処理部2cは、時刻補正処理部2e、
リモートコントロール処理部2f、故障発生処理部2g
及び送受信パケット処理部2hから構成される。符号2
dは、処理部2cがある処理を行う際に必要なデータが
記憶されているデータ記憶部である。各処理の詳細につ
いては後述する。
【0037】図4は、図1に示す移動無線機3−nの構
成を示すブロック図である。図4において、符号3a
は、基地無線機側入出力部である。符号3bは、移動端
末入出力部であり、移動無線機3−nと移動端末4−n
との間でデータの入出力を行う。符号3cは、移動無線
機3−nが有する処理機能を実行する処理部である。こ
の処理部3cは、認証処理部3e、圏内サーチ処理部3
f、デュアルスキャン処理部3g、ローミング/ハンド
オフ処理部3h、送受信パケット処理部3i、ダミー送
信処理部3j、IPマルチキャスト処理部3k、ブロー
ドキャスト処理部3m及び故障発生処理部3nから構成
される。符号3dは、処理部3cがある処理を行う際に
必要なデータが記憶されているデータ記憶部である。各
処理の詳細については後述する。
【0038】次に、各処理について、具体例を用いて順
に説明する。
【0039】[認証及びルーティング]図5は同実施形
態の構成を示すブロック図である。この図において、符
号20、ホストサーバである。符号nは、ホストサーバ
20が接続されたネットワークである。符号1−nは、
ネットワークnに接続された無線サーバである。符号A
a、Ab、Acは、無線サーバ1−nの管理下に構築さ
れたサブネットワークである。符号2−nは、無線サー
バ1−nに接続された基地無線機であり、1台の無線サ
ーバ1−nに対して、複数の基地無線機2−nが接続さ
れる。ここでは、1台の無線サーバ1−nに対して1台
の基地無線機1−nのみを図示する。符号Tは、無線サ
ーバ1−nに対して無線通信によって接続される端末装
置であり、基地無線機2−nと無線によって通信を行う
移動無線機3−1と、移動無線機3−1に接続された移
動端末4−1とからなる。なお、ホストサーバ1は、無
線によって端末と通信を行う無線サーバ1−nであって
もよいし、無線通信の機能を必ずしも有していなくても
よい。
【0040】端末装置Tは、ネットワークnに接続され
ているいずれかの無線サーバ1−nがホームサーバとな
っている。ここでは、図1に示す端末装置Tのホームサ
ーバは無線サーバC1−3であるものとする。
【0041】次に、図面を参照して、同実施形態による
無線サーバ、基地無線機及び移動無線機の動作を説明す
る。図6は、無線サーバ、基地無線機及び移動無線機の
時間変化に応じた動作を示す説明図である。図6におい
て、「Dst」は送信先のIPアドレスを表し、「Sr
c」は送信元のIPアドレスを表している。図7、8、
9、10は無線サーバ、基地無線機及び移動無線機の動
作手順を示したフローチャートである。
【0042】ここでは、端末装置Tのホームサーバは、
無線サーバC1−3として、現時点では、端末装置T
は、無線サーバA1−1の管理下で稼働しているものと
する。
【0043】まず、端末装置Tが無線サーバA1−1の
サブネットワークAaから無線サーバB1−2のサブネ
ットワークAbに移動した場合の動作を説明する。
【0044】まず端末装置Tは、無線サーバB1−2に
対して、端末登録認証と移動無線機3−nのIPアドレ
ス発行の要求をする(図6(a)及び図7のステップS
1参照)。これを受けて、無線サーバB1−2は登録認
証とIPアドレス発行を行い(図6(a)、図7ステッ
プS2参照)、これによって、移動無線機3−nは、無
線サーバB1−2の管理下で稼働することができる。な
お、移動端末4−nの登録認証動作及びIPアドレス発
行動作については後述する。
【0045】次に、無線サーバB1−2は、ホームサー
バである無線サーバC1−3に対して端末装置Tが、無
線サーバA1−1の管理下から無線サーバB1−2の管
理下に移動して登録認証が完了したことを通知する(図
6(b)、図7ステップS3)。
【0046】次に、ホームサーバである無線サーバC1
−3は、無線サーバB1−2からの登録完了通知に応じ
て、無線サーバA1−1に対して、端末装置Tが、無線
サーバB1−2の管理下に移動したことを通知する(図
7ステップS5)。これによって、無線サーバA1−1
は登録完了通知を受信して(図7ステップS4)、端末
装置Tの管理を中止する(図7ステップS6)。また、
無線サーバC1−3(ホーム無線サーバ)は、端末装置
Tが無線サーバB1−2の管理下になったことを記録し
て、管理情報を更新する(図7ステップS7)。
【0047】また、端末装置Tが移動したことを、ホー
ムサーバである無線サーバC1−3を介して無線サーバ
A1−1に通知することによって、端末装置Tがどの無
線サーバの管理下に移動したかを把握することができ
る。
【0048】このような動作によって、端末装置Tは他
の無線サーバの管理下に移動することができる。
【0049】次に、ホストサーバ20が端末装置Tに対
してパケットを送出する動作を図6、4を参照して説明
する。まず、ホストサーバ20は、ネットワークnを介
してIPパケットを送信(図8ステップS11)する。
このとき、ホストサーバ20は、端末装置Tが無線サー
バB1−2の管理下にあることを知らされていないた
め、ホストサーバ20からの送出パケットは端末装置T
が以前接続されていた無線サーバA1−1へ送られる
(図6(c))。
【0050】続いて、無線機サーバA1−1はこのパケ
ットを受信して(図8ステップS12)、このパケット
が無線サーバB1−2へ送出されるように、無線サーバ
B1−2へルーティングして(図8ステップS13、図
6(d))、無線サーバB1−2はこのパケットを受信
する(図8ステップS14)。さらに、無線サーバB1
−2は、管理下の端末装置Tの移動無線機3−1へルー
ティング(図8ステップS15)して、移動無線機3−
1へ送出する(図6(e)参照)。さらに、このパケッ
トを、移動端末4−1へ送出する(図6(f)参照)。
【0051】これによって、ホストサーバ1より送出さ
れたパケットを、端末装置Tが受信することができる。
【0052】次に、端末装置Tからホストサーバ20へ
パケットを送出する動作を図6、9、10を参照して説
明する。まず、移動端末4−1は移動無線機3−1に対
してパケットを送信する(図6(g))。続いて、移動
無線機3−1は、無線サーバB1−2を介して受信した
パケットを送信する(図6(h))。
【0053】次に、無線サーバB1−2は、このパケッ
トを受信し(図9ステップS21)、ホストサーバ20
へルーティングして、端末装置Tから受け取ったIPパ
ケットをホストサーバ20へ送出する(図6(i)、図
9ステップS22)。次に、ホストサーバ20は、この
パケットを受信する(図9ステップS23)。この時点
でホストサーバ20は、このパケットの送信元のアドレ
スから、端末装置Tが無線サーバB1−2の管理下にあ
ることを知ることができる(図9ステップS24)ため
に、これ以降の端末装置Tへのパケット送出は直接無線
サーバB1−2へ対して行われる。
【0054】次に、ホストサーバ20から無線サーバB
1−2へパケットを送信する場合は、まず、パケットを
無線サーバB1−2へ送出する(図6(j)、図10ス
テップS31)。
【0055】次に、無線サーバB1−2はこのパケット
を受信して(図10ステップS32)、端末装置Tへル
ーティングする(図10ステップS33)ことによっ
て、移動無線機3−1へ送信する(図6(k))。さら
に、このパケットは、端末装置Tへ送信される(図6
(l))。
【0056】このように、端末装置Tに対してパケット
の送受信が行われた時点で、IPパケットの転送をする
ようにしたので、端末装置Tが移動する度にすべてのホ
ストに対して、端末装置Tが移動したことを通知する必
要がないために、通信回線のトラフィックの集中を防ぐ
ことができる。
【0057】次に、図11を参照して移動端末4−nの
IPアドレスを発行する動作を説明する。まず、端末装
置Tは、電源を投入した時点で、無線サーバB1−2に
対してIPアドレスの発行要求を出す。
【0058】次に、無線サーバB1−2は、要求を出し
た端末装置Tのホーム無線サーバを割り出し(ここで
は、無線サーバCがホームサーバ)、この無線サーバC
1−3に対してIPアドレス発行の要求を出す。
【0059】次に、無線サーバC1−3(ホームサー
バ)に接続されているDHCPサーバ8−3(IPアド
レスを発行するサーバ)に対して、IPアドレスの割り
当て要求を出す。続いて、DHCPサーバ8−3はこの
要求に対して現時点で使用可能なIPアドレス発行し
て、この発行したIPアドレスを無線サーバC1−3へ
通知する。
【0060】次に、無線サーバC1−3は、この発行さ
れたIPアドレスを無線サーバB1−2を介して端末装
置Tへ渡す。なお、無線サーバB1−2が、この端末装
置Tのホームサーバである場合は、DHCPサーバ8−
2がIPアドレスを発行すればよい。
【0061】この動作によって、無線サーバB1−2の
管理下で稼働している端末装置Tに対しても、無線サー
バC1−3が発行したIPアドレスを使用することがで
きるので、あたかも端末装置Tは、無線サーバC1−3
に管理下にあるとみなされ、パケットの送信は、無線サ
ーバB1−2を介して、端末装置Tへ送信することがで
きる。
【0062】このように、端末装置TからのIPアドレ
ス発行要求に対して、現時点で接続しようとしている無
線サーバがホーム無線サーバでなくても、この無線サー
バを介してホーム無線サーバからIPアドレスを発行す
るようにしたので、端末装置TのIPアドレスの設定を
変更することなく他の無線サーバに接続することが可能
となる。
【0063】次に、図12、13を参照して登録認証動
作について説明する。まず、端末装置Tは、無線サーバ
B1−2に対して登録要求(図13(a))と端末装置
Tが有する識別番号を送出する。
【0064】次に、無線サーバB1−2は、要求が出さ
れた端末装置Tの認証データが無線サーバB1−2に接
続されているデータベース1d−2内に存在するか否か
をサーチする。この結果、データベース1d−2に認証
データがない場合は、この端末装置Tは、この無線サー
バB1−2をホームサーバとしている端末装置Tではな
いと判断して、受信した識別番号からこの端末装置Tの
ホームサーバを割り出し、このホームサーバ(この例で
は無線サーバC1−3)へ認証要求を送出する(図13
(b))。
【0065】このとき無線サーバB1−2が生成したラ
ンダム値と登録要求をしている端末装置Tの識別番号を
付加して認証要求を行う。さらに端末装置Tに対しても
このランダム値を送信する(図13(c))。
【0066】次に、ホームサーバである無線サーバC1
−3は、認証要求を受け取り、同時に受信したランダム
値と識別番号を用いて認証処理の計算を行う。
【0067】次に、無線サーバC1−3は、この認証処
理結果を無線サーバB1−2へ返送する(図13
(d))。
【0068】一方、端末装置Tは、無線サーバB1−2
より受け取ったランダム値を用いて認証処理の計算を行
い、この結果を無線サーバB1−2へ返送する(図13
(e))。
【0069】次に、無線サーバB1−2は、無線サーバ
C1−3と端末装置Tとから受け取った認証処理結果を
照合する(図13(f))。続いて、この認証結果を照
合した結果同一であった場合は登録要求を承認する(図
13(g))。また、照合結果が一致しなかった場合
は、不正な登録要求とみなして登録要求を拒否する。
【0070】また、認証データがデータベース1d−2
にある場合は、この無線サーバがホームサーバであるの
で、認証動作は、「登録要求」(図13に示す
(a))、「認証要求」(図13に示す(c))、「認
証応答」(図13に示す(e))、「登録受付」(図1
3に示す(g))のみを行えばよい。
【0071】このように、端末装置Tがホームサーバで
ある無線サーバの管理下にない場合でも端末登録の認証
を行うことができる。
【0072】なお、前述した無線サーバ、基地無線機及
び移動無線機を使用することにより、移動端末が移動し
た先で通信することが可能になり、メッセージ通信(電
子メール、ネットニュース、FTP(ファイル転送プロ
トコル))、ボイスメール、Web配信、CTI(Co
mputer Telephony Integrat
ion:インターネット電話)、同報通信、テレメータ
リング、ITS(Intelligent Trans
port system:高度道路交通システム)等に
応用することができる。また、ルーティング機能の用い
ればプッシュ型の通信に応用できる。
【0073】[協調アルゴリズム]ところで、各基地無
線機の通信可能領域内で、移動端末との間の通信に使用
される通信周波数は、各々、他の基地無線機の通信可能
領域内で使用されている通信周波数に影響を及ぼさない
周波数を使用しなくてはならない。
【0074】例えば、図20(a)に示すように、3台
の基地無線機BS1,BS2,BS3の各通信可能領域
A,B,Cが重複する場所に移動端末MLが存在する場
合について考える。この状況において、仮に基地無線機
BS1が使用している周波数f1と、基地無線機BS2
が使用している周波数f2とが非常に近い周波数(例え
ば、|f1−f2|=12.5kHz)であった場合、
移動端末MLにおいて受信される周波数スペクトラム
は、移動端末ML内の受信回路等の非直線性のために高
次ひずみを生じ、あたかも図20(b)に示すようにな
る。
【0075】この時、基地無線機BS3が、自機の通信
可能領域C内の移動端末MLに対して周波数f3=|m
×f1±n×f2|(m,nは正の整数;例えば2×f
2−f1)により通信を行おうとした場合、移動端末M
Lは、相互変調による妨害により、基地無線機BS3か
らの電波を受信できなくなってしまう。
【0076】しかしながら、電源投入時や、通信可能領
域に妨害波が進入して使用中の通信周波数を切り換えな
くてはならない状況になった場合、他の基地無線機が使
用している周波数を考慮せずに、周波数を切り換えてし
まう恐れがあったため、他の基地無線機が使用している
周波数に干渉して、上述したような相互変調妨害が発生
し、移動端末と基地無線機との間の通信に支障をきたす
可能性がある。このような問題を解決するのが協調アル
ゴリズムである。
【0077】図14は、無線サーバ及び基地無線機の構
成を示すブロック図である。この図において、1−1お
よび1−2は、それぞれネットワークnに接続された無
線サーバであり、無線サーバ1−1にはXという名称が
付与され、無線サーバ1−2にはYという名称が付与さ
れている。
【0078】2−1〜2−5は基地無線機であり、基地
無線機2−1〜2−3は無線サーバ1−1に接続され、
基地無線機2−4,2−5は無線サーバ1−2に接続さ
れている。また、各々、A,B,C,P,Qの名称が付
与されている。そして、自機の通信可能領域(図14
中、各基地無線機を囲む点線で示す領域)内に存在する
移動端末(図示略)と無線により接続される。ここで、
基地無線機の通信可能領域は、基地無線機が移動端末か
らの送信波を受信し得る距離を半径とする範囲によって
定められる。
【0079】また、基地無線機2−1〜2−5が、図示
せぬ移動端末と通信するために使用可能な周波数(以
下、チャネルという)として、CH1〜CH6の6つの
チャネルがあり、各基地無線機は、これらチャネルの中
からいずれか1つを用いて、自機の通信可能領域内に存
在する各移動端末と通信を行う。
【0080】無線サーバ1−1は、基地無線機2−1〜
2−3の通信可能領域内にそれぞれ存在する移動端末
と、ネットワークnに接続されたホストサーバ(図示
略)との通信を管理する。また、無線サーバ1−2は、
基地無線機2−4,2−5の通信可能領域内にそれぞれ
存在する移動端末と、ネットワークnに接続されたホス
トサーバとの通信を管理する。
【0081】すなわち、各無線サーバは、例えば、それ
ぞれが管理する基地無線機(以下、配下の基地無線機と
いう)の通信可能領域内に移動端末が進入してきた場
合、当該移動端末の登録認証動作およびIPアドレス発
行動作等を行い、その後、ネットワークnに接続された
ホストコンピュータと、当該移動端末との間のデータ通
信を制御する。
【0082】また、無線サーバ1−1および1−2は、
各々、配下の基地無線機に対し使用するチャネルの設
定,切り換え指示を行う機能を有している。そして、こ
の機能を実現する部位(以下、この部位をチャネル選択
指示部という)の構成として、全基地無線機が使用して
いるチャネルを記憶した記憶手段を有し、また、その記
憶手段に記憶された内容に基づき、配下の各基地無線機
についてそれぞれ使用すべきチャネルを決定し、その決
定したチャネルを配下の各基地無線機に設定する周波数
設定手段を有している。
【0083】これにより、各基地無線機は、自機を管理
する無線サーバの周波数設定手段によって設定されたチ
ャネルを用いて、自機の通信可能領域内に存在する移動
端末と通信を行う。ここで、各無線サーバは、以下のチ
ャネル選択条件に従って配下の基地無線機に指示するチ
ャネルを決定している。
【0084】:隣接する基地無線機が使用していない
チャネルを選択する。 :に該当するチャネルが複数ある場合は、隣接する
基地無線機および隣接する基地無線機にさらに隣接する
基地無線機(以下、2次隣接基地無線機という)が使用
しているチャネルを考慮し、相互変調による妨害が発生
しないチャネルを選択する。 :に該当するチャネルが複数ある場合、もしくは、
に該当するチャネルは複数あるが、いずれも相互変調
による妨害が発生し得る場合は、それら複数のチャネル
のうち、最も高い周波数のチャネルを選択するか、また
は、予め優先度を持たせた中で最も優先度の高い周波数
を選択する。
【0085】また、無線サーバ1−1および1−2は、
各々、配下の基地無線機を示す情報と、それに対応して
配下の各基地無線機が使用している通信周波数を示す情
報とを含むチャネル情報を、ネットワークnを介して他
の無線サーバに通知する通知手段を有している。さら
に、無線サーバ1−1および1−2は、記憶更新手段を
有し、他の無線サーバの通知手段から通知されたチャネ
ル情報に基づいて上述した記憶手段内に記憶された内容
を更新する。
【0086】これにより、無線サーバ1−1は配下の基
地無線機2−1,2−2,2−3のチャネル情報を無線
サーバ1−2へ通知し、無線サーバ1−2は配下の基地
無線機2−4,2−5のチャネル情報を無線サーバ1−
1へ通知する。そして、各無線サーバは各々通知された
チャネル情報に基づいて、記憶手段に記憶された各基地
無線機の使用チャネルを更新する。
【0087】次に、各無線サーバにおける上記チャネル
選択指示部のより具体的な例について、図15〜図19
を参照して詳細に説明する。
【0088】図15は無線サーバ1−1,1−2の各々
におけるチャネル選択指示部の構成を概略的に示したブ
ロック図である。この図において、21はチャネル情報
記憶部であり、図16に示すように、基地無線機2−1
〜2−5の各々(同図中、「基地無線機名」の項目にお
ける“A”,“B”,“C”,“P”,“Q”)につい
て、(イ)現在使用しているチャネル(同図中、「使用C
H」の項目)、(ロ)管理しているサーバ名(同図中、
「管理無線サーバ名」の項目)、(ハ) 隣接する基地無線
機名(同図中、「隣接基地無線機名」の項目)、(ニ) 2
次隣接基地無線機名(同図中、「2次隣接基地無線機
名」の項目)を記憶している。
【0089】ここで、チャネル情報記憶部21には、例
えば不揮発性メモリが使用される。また、上記(ロ)〜(ニ)
の内容は、変更されることのない予め決められている内
容である。
【0090】22は障害検出部であり、配下の基地無線
機の通信可能領域内で生じた障害を検出すると共に、そ
の障害が生じた基地無線機名を認識する。23は基地無
線機情報要求部であり、自サーバの電源が投入された時
に入力される電源ON信号または自サーバがリセットさ
れた時に入力されるリセット信号が入力された場合、も
しくは、障害検出部22によって障害が検出された場
合、チャネル情報記憶部21に記憶された内容を参照
し、他の全ての無線サーバに対し、各々の配下にある各
基地無線機の名称とその使用チャネルを示す情報(以
下、これらの情報をまとめてチャネル情報という)情報
を要求するチャネル情報要求信号を出力する。
【0091】24は送信部であり、基地無線機情報要求
部23から出力されたチャネル情報要求信号をネットワ
ークnへ送信する。25は受信部であり、ネットワーク
nを介して他の無線サーバから送信されてきたチャネル
情報、および、他の無線サーバから送信されてきたチャ
ネル情報要求信号等を受信する。
【0092】26はチャネル情報更新部であり、自サー
バの基地無線機情報要求部23から出力されたチャネル
情報要求信号に応じて、他の無線サーバから送られてき
たチャネル情報を受信部25が受信した場合、そのチャ
ネル情報に基づいて、チャネル情報記憶部21の、「使
用CH」の項目内容を更新する。なお、基地無線機情報
要求部23から出力されたチャネル情報要求信号に対し
て、他の無線サーバからチャネル情報が送られてこなか
った場合、その無線サーバの配下の基地無線機が使用し
ているチャネルの情報については更新しない。
【0093】27はチャネル設定部であり、チャネル情
報更新部26によって、チャネル情報記憶部21の内容
が更新されると、その更新されたチャネル情報記憶部2
1の内容に基づいて、配下の各基地無線機に対して設定
または切り換えるべきチャネルを決定し、指示する。ま
た、このチャネル設定部27は、オペレータによって指
定された配下の基地無線機およびその基地無線機が使用
すべきチャネルを示すチャネル設定信号が入力された場
合、その内容に従って指示された基地無線機の使用チャ
ネルを設定する。そして、チャネルの設定が完了する
と、チャネル情報記憶部21に対し、オペレータによっ
てチャネルの変更を指示された基地無線機に関する「使
用CH」の項目内容を、設定したチャネルに更新する。
【0094】28は基地無線機情報応答部であり、受信
部25が他の無線サーバからのチャネル情報要求信号を
受信した場合、チャネル情報記憶部21に記憶された内
容を参照し、自サーバの配下にある各基地無線機のチャ
ネル情報を、送信部24を介して上記チャネル情報要求
信号を送信した無線サーバへ送信する。
【0095】次に上述したチャネル選択指示部の動作に
ついて説明する。まず、例えば、無線サーバ1−2が稼
働中であり、無線サーバ1−1の電源が投入された時の
動作について説明する。なお、無線サーバ1−2の配下
にある基地無線機2−4,2−5が使用しているチャネ
ルは、それぞれCH4,CH5であり、無線サーバ1−
1の電源がOFFされる直前にその配下の基地無線機2
−1,2−2,2−3で使用されていたチャネルは、そ
れぞれCH1,CH2,CH3とする。また、チャネル
CH6はいずれの基地無線機においても使用されていな
いものとする。
【0096】まず、無線サーバ1−1の電源が投入され
ると、基地無線機情報要求部23は、チャネル情報記憶
部21の内容に基づいて、無線サーバ1−2に対して基
地無線機2−4,2−5に関するチャネル情報要求信号
を送信部24を通して送信する。これにより、無線サー
バ1−2において、基地無線機情報応答部17がチャネ
ル情報記憶部21を参照して配下の基地無線機2−4,
2−5の使用チャネルを読み出し、各基地無線機の名称
と共に、チャネル情報として送信部24を介して無線サ
ーバ1−1へ送信する。
【0097】そして、このチャネル情報を無線サーバ1
−1の受信部25が受信すると、チャネル情報更新部2
6はチャネル情報記憶部21内の基地無線機2−4,2
−5に関する使用チャネルを更新する。この更新が行わ
れると、チャネル設定部27は、更新されたチャネル情
報記憶部21の内容に基づいて、基地無線機2−1,2
−2,2−3の各々に対して指示するチャネルを決定す
る。
【0098】すなわち、無線サーバ1−1のチャネル設
定部16は、基地無線機2−1,2−2,2−3の各々
について、前述した〜の条件に基づいて、無線サー
バ1−2の配下にある基地無線機が使用しているチャネ
ルに干渉しないチャネルを選択し、その選択したチャネ
ルをそれぞれ基地無線機2−1,2−2,2−3へ指示
する。なお、無線サーバ1−2の配下にある基地無線機
が使用しているチャネルに干渉しないチャネルの選択方
法については後述する。また、上述した動作は、基地無
線機情報要求部23にリセット信号が入力された場合も
同様である。
【0099】次に基地無線機の通信可能領域内において
障害が発生した場合の動作について説明する。例えば、
今、無線サーバ1−1内の障害検出部22が、基地無線
機2−1(使用チャネルCH1)の通信可能領域内で生
じた障害を検出した場合について説明する。この場合、
まず、基地無線機情報要求部23は、チャネル情報記憶
部21の内容に基づいて、無線機サーバ1−2に対し、
基地無線機2−4,2−5が現在使用しているチャネル
を問い合わせる。
【0100】これにより、無線サーバ1−2では、基地
無線機情報応答部28が、受信部25により受信した上
記問い合わせに応じて、チャネル情報記憶部21内に記
憶されている基地無線機2−4,2−5の使用チャネル
を読み取り、無線サーバ1−2の配下にある各基地無線
機のチャネル情報を、無線サーバ1−1へ送信部24を
介して送信する。
【0101】そして、無線サーバ1−1の受信部25が
このチャネル情報を受信すると、チャネル情報更新部2
6はチャネル情報記憶部21の内容を更新し、その後チ
ャネル設定部27が、更新されたチャネル情報記憶部2
1の内容に基づいて、隣接基地無線機が使用してないチ
ャネルを判断する(前述したチャネル選択条件)。こ
こで、障害が発生したチャネルがCH1であり、基地無
線機2−1の隣接基地無線機2−2,2−3,2−4,
2−5が使用しているチャネルが、それぞれ、CH2,
CH3,CH4,CH5であるから、使用されていない
チャネルはCH6のみである。
【0102】したがって、チャネル設定部27は、基地
無線機2−1に対してチャネルCH6を使用するよう指
示を送る。また、チャネル設定部27は、チャネル情報
記憶部21内の、基地無線機2−1の使用チャネルをC
H1からCH6へ更新する。
【0103】次に上述した状態で、無線サーバ1−2内
の障害検出部22が、基地無線機2−4(使用チャネル
CH4)の通信可能領域内で生じた障害を検出した場合
について説明する。この場合、まず、無線機サーバ1−
2の基地無線機情報要求部23は、チャネル情報記憶部
21の内容に基づいて、無線機サーバ1−1に対し、基
地無線機2−1,2−2,2−3が現在使用しているチ
ャネルを問い合わせる。
【0104】これにより、無線サーバ1−1では、基地
無線機情報応答部28が受信部25を介して受信した上
記問い合わせに応じて、チャネル情報記憶部21の内容
を参照し、基地無線機2−1〜2−3の各チャネル情報
を、送信部24を介して無線サーバ1−2へ送信する。
【0105】そして、無線サーバ1−2の受信部25
が、このチャネル情報を受信すると、チャネル設定部2
7は、隣接基地無線機が使用してないチャネルを判断す
る(前述したチャネル選択条件)。ここで、障害が発
生したチャネルがCH4であり、基地無線機2−4の隣
接基地無線機2−1および2−5の使用チャネルが、そ
れぞれ、CH6,CH5であるから、チャネルCH1〜
3が使用可能なチャネルとなる。
【0106】次にチャネル設定部27は、使用可能なチ
ャネルCH1〜3のうち、他の基地無線機が使用してい
るチャネルによる相互変調妨害を受けないチャネルを選
択する(前述したチャネル選択条件)。すなわち、上
述した状態の場合、以下の2つのチャネルの組み合わせ
により発生する相互変調妨害を受けないチャネルを選択
する。
【0107】(イ)チャネルCH5(基地無線機2−5使
用)とCH6(基地無線機2−1使用)、(ロ)チャネル
CH5とCH2(基地無線機2−2使用)、(ハ)チャネ
ルCH5とCH3(基地無線機2−3使用)、(ニ)チャ
ネルCH6とCH2、(ホ)チャネルCH6とCH3、(ヘ)
チャネルCH2とCH3。
【0108】そして、使用可能なチャネルCH1〜3の
うち、上記チャネルの組み合わせにより発生する相互変
調妨害を受けないチャネルが1つだけであった場合、無
線サーバ1−2のチャネル設定部27は、基地無線機2
−4に対してそのチャネルの使用を指示する。また、使
用可能なチャネルCH1〜3のうち、上記チャネルの組
み合わせにより発生する相互変調ひずみの影響を受けな
いチャネルが複数ある場合、もしくは、いずれのチャネ
ルも上記チャネルの組み合わせにより発生する相互変調
妨害を受ける場合は、それら複数のチャネルのうち、最
も高い周波数のチャネルを使用するか、または、予め優
先度を持たせた中で最も優先度の高い周波数を選択する
ように、基地無線機2−4に対してそのチャネルの使用
を指示する(前述したチャネル選択条件)。
【0109】次に無線サーバのオペレータが手動で基地
無線機の使用チャネルを変更する場合について説明す
る。ここで、図14において、基地無線機2−1がチャ
ネルCH1、基地無線機2−2がチャネルCH2、基地
無線機2−3がチャネルCH3、基地無線機2−4がチ
ャネルCH4、基地無線機2−5がチャネルCH5を使
用しており、オペレータは基地無線機2−3の使用チャ
ネルを手動で変更する場合を例に説明する。
【0110】この場合、オペレータは基地無線機2−3
の隣接基地無線機および2次隣接基地無線機が使用して
いるチャネルを熟知している必要があり、また、それら
隣接基地無線機および2次隣接基地無線機の使用チャネ
ルに干渉しないチャネルを設定しなくてはならない。こ
のため、上記のチャネル使用状況下では、オペレータは
基地無線機2−3の使用チャネルをチャネルCH6に設
定しなくてはならない。
【0111】この場合、オペレータは、基地無線機2−
3を管理してしている無線サーバ1−1のキーボード等
から、基地無線機2−3のチャネルをチャネルCH6へ
変更する指示を入力する。これにより、図15のチャネ
ル設定部27に上記指示の内容を含むチャネル設定指示
信号が入力される。このチャネル設定指示信号が入力さ
れると、チャネル設定部27は、基地無線機2−3に対
してチャネルCH6を使用するよう指示を出す。
【0112】また、チャネル設定部27は、チャネル情
報記憶部21に記憶されている基地無線機2−3に関す
る「使用CH」の項目内容をチャネルCH3からチャネ
ルCH6に更新する。これにより、以後、無線サーバ1
−2からチャネル情報要求信号が出力された場合、無線
サーバ1−1は、基地無線機2−3が現在使用している
チャネルをCH6として無線サーバ1−2へ送信するこ
とになる。
【0113】なお、上述した手動で基地無線機の使用チ
ャネルを変更する場合において、チャネル設定部27
が、オペレータによって指示された基地無線機の使用チ
ャネルをその基地無線機に対して指示し、チャネル情報
記憶部21の内容を更新した後、その指示したチャネル
の情報を他の無線サーバに対して通知する様にしてもよ
い。
【0114】このような機能を実現するには、例えば、
図17に示すように、まず、チャネル設定部27によっ
て、オペレータから指示された基地無線機の使用チャネ
ルが、その基地無線機に対して指示され、チャネル情報
記憶部21の内容が更新されると、更新された基地無線
機に関するチャネル情報を、送信部24を介して他の無
線サーバすべてに対して通知するチャネル情報通知処理
部19を設ける。
【0115】これにより、他の無線サーバでは、チャネ
ル情報通知処理部19から受信部25を介してチャネル
情報を受信すると、チャネル情報更新処理部16によ
り、各自のチャネル情報記憶部21において、オペレー
タによって手動変更された基地無線機の「使用CH」の
項目内容が更新される。
【0116】次に、図18および図19を参照して、各
無線サーバにおけるチャネル選択指示部について説明す
る。ここで、上述したチャネル選択指示部においては、
配下の基地無線機に対して使用するチャネルの設定また
は変更を指示する前に、他の無線サーバの配下にある基
地無線機が使用しているチャネルの情報を収集していた
が、この実施形態においては、配下の基地無線機に対し
て使用するチャネルの設定または変更を指示した後に、
その指示したチャネルの情報を、他の無線サーバに対し
て通知する点が異なっている。
【0117】図18は、チャネル選択指示部の構成を概
略的に示したブロック図である。この図において、図1
5に示した構成に相当する構成については、同一の符号
を付し、その説明を省略する。図18に示す構成が図1
5に示すものと異なる点は以下の通りである。
【0118】まず、30はチャネル情報記憶部であり、
図19に示すように、基地無線機2−1〜2−5の各々
(同図中、「基地無線機名」の項目における“A”,
“B”,“C”,“P”,“Q”)について、 (イ)現在
使用しているチャネル(同図中、「使用CH」の項
目)、 (ロ)管理している無線サーバ名(同図中、「管理
無線サーバ名」の項目)、 (ハ)隣接する基地無線機が使
用しているチャネル(同図中、「隣接基地無線機使用C
H」の項目)、 (ニ)2次隣接基地無線機が使用している
チャネル(同図中、「2次隣接基地無線機使用CH」の項
目)を記憶している。ここで、チャネル情報記憶部30
は、図15に示すチャネル情報記憶部21と同様、不揮
発性メモリを使用している。
【0119】31はチャネル設定部であり、電源ON信
号またはリセット信号が入力された場合、もしくは、障
害検出部22により配下の基地無線機において妨害波等
の障害が検出された場合に、チャネル情報記憶部30の
内容に基づいて、配下の各基地無線機に対して設定また
は切り換えるべきチャネルを決定し、指示する。
【0120】32はチャネル変更通知部であり、チャネ
ル設定部31によって配下の基地無線機に対して使用チ
ャネルの設定または切り換え指示がなされた場合、チャ
ネル情報記憶部30の内容を参照し、送信部24を介し
てネットワーク3に接続された他の隣接する無線サーバ
に対して、上記配下の基地無線機に関するチャネル情報
を通知する。
【0121】次に、図18に示すチャネル選択指示部の
動作について説明する。ここで、例えば、無線サーバ1
−2が稼働中であり、無線サーバ1−1の電源が投入さ
れた時の動作について説明する。なお、無線サーバ1−
2の配下にある基地無線機2−4,2−5が使用してい
るチャネルは、それぞれCH4,CH5であり、無線サ
ーバ1−1の電源がOFFされる直前にその配下の基地
無線機2−1,2−2,2−3で使用されていたチャネ
ルは、それぞれCH1,CH2,CH3とする。また、
チャネルCH6はいずれの基地無線機においても使用さ
れていないものとする。
【0122】まず、無線サーバ1−1の電源が投入さ
れ、チャネル設定部31に電源ON信号が入力される
と、チャネル設定部31は、チャネル情報記憶部30に
記憶されていた、配下の基地無線機が前回電源をOFF
にする直前まで使用していたチャネルを使用するように
指示を送る。ここでは、基地無線機2−1,2−2,2
−3において電源OFF直前に使用していたチャネル
が、それぞれCH1,CH2,CH3であるため、それ
らのチャネルを配下の各基地無線機に指示する。
【0123】そしてチャネル設定部31が上記の指示を
終えると、チャネル変更通知部32は、チャネル情報記
憶部30の内容を参照して、配下の基地無線機に設定さ
れたチャネルの情報を、送信部24を介して他の無線サ
ーバへ通知する。
【0124】一方、既に稼働中の無線サーバ1−2にお
いて、チャネル情報更新部26が無線サーバ1−1から
送信されてきたチャネル情報を、受信部25を介して受
信すると、チャネル情報記憶部30内における基地無線
機2−1,2−2,2−3の使用チャネルに関する内容
を更新する。
【0125】なお、上述した動作は、チャネル設定部2
0にリセット信号が入力された場合も同様である。
【0126】次に管理している基地無線機の通信可能領
域内において障害が発生した場合の動作について説明す
る。例えば、無線サーバ1−1内の障害検出部22が、
基地無線機2−1(使用チャネルCH1)の通信可能領
域内で生じた障害を検出した場合、チャネル設定部31
は、チャネル情報記憶部30の内容に基づいて、基地無
線機2−1に対し、切り換えるべきチャネルを指示す
る。この場合、隣接基地無線機2−2〜2−5が、それ
ぞれCH2〜CH5を使用しており、基地無線機2−1
がチャネルCH1を使用していたため、必然的に予備チ
ャネルCH6を使用するよう基地無線機2−1に指示す
る。
【0127】また、チャネル設定部31は、チャネル情
報記憶部20内の各項目において、チャネルCH1とし
て記憶されていた箇所をチャネルCH6に変更する。す
なわち、「基地無線機名」Aに対する「使用CH」、お
よび、「基地無線機名」B,C,P,Qに対する「隣接
基地無線機使用CH」に、それぞれ記憶されていたチャ
ネルCH1の値をチャネルCH6に変更する。
【0128】そして、チャネル情報記憶部30に対する
上記の更新が完了すると、チャネル変更通知部32は、
送信部24を介して無線サーバ1−2に対し、基地無線
機2−1の使用チャネルがCH6に変更された旨通知す
る。これにより無線サーバ1−2では、チャネル情報更
新部26が、チャネル情報記憶部30内の基地無線機2
−1の使用チャネルに関する内容をチャネルCH1から
チャネルCH6に更新する。
【0129】次に上述した状態で、無線サーバ1−2内
の障害検出部22が、基地無線機2−5(使用チャネル
CH5)の通信可能領域内で生じた障害を検出した場合
について説明する。この場合、まず、無線サーバ1−2
のチャネル設定部31は、チャネル情報記憶部30の内
容に基づいて、隣接基地無線機が使用してないチャネル
を判断する(前述したチャネル選択条件)。
【0130】ここで、障害が発生したチャネルがCH5
であり、基地無線機2−5の隣接基地無線機(基地無線
機2−1および2−4)が使用しているチャネルが、C
H6,CH4であるから、チャネルCH1〜3が使用可
能なチャネルとなる。
【0131】次にチャネル設定部31は、使用可能なチ
ャネルCH1〜3のうち、他の基地無線機が使用してい
るチャネルによる相互変調妨害を受けないチャネルを選
択する(前述したチャネル選択条件)。すなわち、上
述の場合、以下の2つのチャネルの組み合わせにより発
生する相互変調ひずみの影響を受けないチャネルを選択
する。
【0132】(イ)チャネルCH4(基地無線機2−4使
用)とCH6(基地無線機2−1使用)、 (ロ)チャネルCH4とCH2(基地無線機2−2使
用)、 (ハ)チャネルCH4とCH3(基地無線機2−3使
用)、 (ニ)チャネルCH6とCH2 (ホ)チャネルCH6とCH3 (ヘ)チャネルCH2とCH3
【0133】そして、使用可能なチャネルCH1〜3の
うち、上記チャネルの組み合わせにより発生する相互変
調妨害を受けないチャネルが1つだけであった場合、無
線サーバ1−2のチャネル設定部31は、基地無線機2
−5に対してそのチャネルの使用を指示する。一方、使
用可能なチャネルCH1〜3のうち、上記チャネルの組
み合わせにより発生する相互変調妨害を受けないチャネ
ルが複数ある場合、もしくは、いずれも上記チャネルの
組み合わせにより発生する相互変調妨害を受ける場合
は、それら複数のチャネルのうち、最も高い周波数のチ
ャネルを使用するか、または、予め優先度を持たせた中
で最も優先度の高い周波数を選択するように、基地無線
機2−5に対してそのチャネルの使用を指示する(前述
したチャネル選択条件)。
【0134】そして、チャネル設定部31は、チャネル
情報記憶部30内の各項目において、チャネルCH4と
して記憶されていた箇所を、基地無線機2−4に対して
指示したチャネルに変更する。すなわち、「基地無線機
名」Qに対する「使用CH」の項目、「基地無線機名」
AおよびPに対する「隣接基地無線機使用CH」の項
目、および、「基地無線機名」B,Cに対する「2次隣
接基地無線機使用CH」の項目に、それぞれ記憶されて
いたチャネルCH5の値を、基地無線機2−4に対して
指示したチャネルに変更する。
【0135】次いで、チャネル変更通知部32は、送信
部24を介して無線サーバ1−1に対して基地無線機2
−5に関する変更指示後のチャネル情報を通知する。こ
れにより無線サーバ1−1では、チャネル情報更新部2
6が、チャネル情報記憶部20内の各項目において、チ
ャネルCH5として記憶されていた箇所を、通知された
チャネルに変更する。
【0136】次に上述したチャネル選択指示部5におい
て、無線サーバのオペレータが手動で基地無線機の使用
チャネルを変更する場合について説明する。ここで、図
14において、基地無線機2−1がチャネルCH1、基
地無線機2−2がチャネルCH2、基地無線機2−3が
チャネルCH3、基地無線機2−4がチャネルCH4、
基地無線機2−5がチャネルCH5を使用しており、オ
ペレータが基地無線機2−3の使用チャネルを手動で変
更する場合を例に説明する。
【0137】手動で基地無線機の使用チャネルを変更す
る場合、オペレータは基地無線機2−3の隣接基地無線
機および2次隣接基地無線機が使用しているチャネルを
熟知している必要があり、また、それら隣接基地無線機
および2次隣接基地無線機の使用チャネルに干渉しない
チャネルを設定しなくてはならない。このため、上記の
チャネル使用状況下では、オペレータは基地無線機2−
3の使用チャネルをチャネルCH6に設定しなくてはな
らない。
【0138】この場合、オペレータは、基地無線機2−
3を管理してしている無線サーバ1−1のキーボード等
から、基地無線機2−3のチャネルをチャネルCH6へ
変更する指示を入力する。これにより、図18のチャネ
ル設定部31に上記指示の内容を含むチャネル設定指示
信号が入力される。このチャネル設定指示信号が入力さ
れると、チャネル設定部31は、基地無線機2−3に対
してチャネルCH6を使用するよう指示を出す。
【0139】また、チャネル設定部31は、チャネル情
報記憶部32内の各項目において、チャネルCH3とし
て記憶されていた箇所を、チャネルCH6に更新する。
さらに、この更新が完了すると、チャネル変更通知部3
2は、基地無線機2−3のチャネルの情報を、送信部2
4を介して無線サーバ1−2へ通知し、無線サーバ1−
2では、チャネル情報更新部26が、チャネル情報記憶
部30内の各項目において、チャネルCH3として記憶
されていた箇所を、チャネルCH6に更新する。
【0140】上述したように、チャネル選択指示部で
は、まず、自サーバの配下にある基地無線機に対してチ
ャネルの設定または変更を指示した後、他の無線サーバ
において、上記設定または変更されたチャネルの情報が
更新される構成になっている。このため、例えば、ある
無線サーバの電源がOFFされた場合、他の無線サーバ
においては、上記無線サーバの配下の基地無線機が使用
しているチャネルの情報が更新されることがない。
【0141】したがって、上記ある無線サーバの電源が
OFFされている間、他の無線サーバにおいて、各々、
配下の無線サーバに対して変更するチャネルを選択する
際、上記ある無線サーバの配下にある基地無線機が使用
しているチャネルに干渉しないチャネルが選択される。
このため、上記ある無線サーバの電源が再び投入された
場合、その配下の基地無線機に対して電源OFF直前に
使用していたチャネルをそのまま指示しても、他の無線
サーバの配下にある基地無線機が使用しているチャネル
に干渉することがない。
【0142】よって、このチャネル選択指示部において
は、前述したものと異なり、電源投入時に、配下の基地
無線機に対して設定指示するチャネルの選択判断を行う
必要がなくなる。
【0143】[アクセス方式、送受信パケット処理]以
下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図
21は、本発明の一実施の形態である移動無線機および
基地無線機の構成を示すブロック図である。本実施の形
態の移動無線機および基地無線機は、従来の技術で説明
した無線通信装置において利用されるものであり、その
一実施の形態の詳細は後述する。
【0144】まずはじめに、本実施の形態の概要を説明
する。本実施の形態の移動無線機および基地無線機によ
る無線通信装置においては、移動無線機および基地無線
機間の通信に上り下りそれぞれに単一の周波数のチャネ
ルを使用している。したがって、制御信号が乗る制御チ
ャネル(CCH)とデータが乗る通信チャネル(TC
H)は同一の周波数を用いている。また、基地無線機は
複信方式、移動無線機は単信方式の半二重の通信方式を
とる。基地無線機は、常時送信パケット(下り情報)を
送出している。移動無線機は、下り情報を常に検知し必
要に応じて送信を行なう。なお、基地無線機および移動
無線機間の通信は、DSMA(Digital Sen
se Multiple Access)方式を応用して
いる。DSMAは、通信チャネル(TCH)のアイドル
/ビジー状態の情報をデジタル信号として受信し、解析
した結果によりアイドル/ビジー状態を知り通信を行な
う方式である。
【0145】次に、移動無線機および基地無線機(以
下、移動無線機、基地無線機の区別をしない場合は無線
機と称す)から送出される送信パケットについて説明す
る。図22に示すように、各無線機の送信チャネルに
は、UWおよびRCCHの組と、UWおよびRCCHの
組に後続するCCCHまたはUPCHとからなる1組を
1フレームとする送信パケットが順次送出される。UW
(Unique Word:同期ワード)は、フレーム
同期をとるために用いられるビット列であり、各フレー
ムの先頭にある。なお、UWは特定の値をもつビット列
として定義される。RCCH(Radio Contr
ol CHannel:無線制御チャネル)は、無線回
線の状態(アイドル/ビジー)を示すとともに送信先の
無線機を指定する情報(ID)、後続するCCCH/U
PCHに関する情報を含む。また、基地無線機から送出
されるRCCHは、全移動無線機が受信するものであ
る。
【0146】CCCH(Common Control
CHannel:共通制御チャネル)は、制御情報(呼
出要求、接続要求他)、送出するデータのデータ長を含
む。基地無線機から送出されるCCCHには、周辺基地
局のチャネル情報等を含む周辺基地局情報を含める場合
があり、RCCHで指定された1台以上の移動無線機が
受信する。UPCH(User Packet CHan
nel:ユーザパケットチャネル)は、送信先の無線機
へ送信されるデータからなり、基地無線機から送出され
る場合RCCHで指定された1台以上の移動無線機が受
信する。なお、RCCHは請求項に記載の第1データに
対応し、CCCHおよびUPCHは第2データに対応す
る。
【0147】次に本実施の形態の移動無線機および基地
無線機の構成と、各部の動作を説明する。なお、本実施
の形態では移動無線機と基地無線機の構成は同一であ
る。
【0148】本実施の形態の無線機は、入力信号を受け
RCCH解析部R3に接続される受信部R1と、受信部
R1に接続される復号器R2と、復号器R2に接続され
るRCCH解析部R3と、復号器R2およびRCCH解
析部R3に接続されるCCCH解析部R4と、同じく復
号器R2およびRCCH解析部R3に接続されるUPC
H解析部R5と、CCCH解析部R4に接続されるID
検査部R6と、UPCH解析部R5に接続される再送制
御部R7と、RCCH解析部R3に接続されるRCCH
生成部R8と、ID検査部R6に接続されるCCCH生
成部R9と、再送制御部R7に接続されるUPCH生成
部R10と、RCCH生成部R8、CCCH生成部R
9、UPCH生成部R10のそれぞれに接続される符号
器R11と、符号器R11に接続される送信部R12を
基本構成とする。本実施の形態では、さらに、復号器R
2およびRCCH解析部R3に接続される間欠待受部R
13と、受信部R1および復号器R2およびRCCH解
析部R3に接続される圏内サーチ部R14を備える。
【0149】受信部R1は、無線信号(送信パケット)
を受信し受信データを出力するとともに、受信した無線
信号の電界強度を検出し電界強度データを出力する。復
号器R2は、受信データがRCCH、CCCH、UPC
Hのいずれであるかを解析し、受信データに応じて受信
データをRCCH解析部R3、CCCH解析部R4、U
PCH解析部R5のいずれかへ転送する。
【0150】RCCH解析部R3は、RCCHを解析
し、受信したパケットが自局宛であると判定された場
合、RCCHに後続するCCCH/UPCHをさらに受
信するように受信部R1を制御する。なお、自局宛と
は、自局を単独で指定されるものと、自局を含むグルー
プ宛のものと、すべての移動無線機宛への報知を含むも
のとする。次に、受信したパケットが自局宛ではないと
判定された場合、CCCH/UPCHの期間に後述する
間欠待受け、圏内サーチを行なうように、間欠待受部R
13、圏内サーチ部R14を制御する。この間欠待受け
および圏内サーチは同時に実行されるものではなく、適
宜設定によりどちらかが選択的に実行されるものであ
る。また、RCCH解析部R3は、圏内サーチの際には
受信部R1の受信チャネルを切り換えさせるとともに、
圏内サーチ部R14に、電界強度データを記憶するタイ
ミング信号を与える。
【0151】さらにRCCH解析部R3は、基地無線機
においては、移動無線機からの接続要求に伴うRCCH
を受信した場合、直ちに自局から送出するRCCHにビ
ジー情報を含めるようにRCCH生成部R8を制御す
る。移動無線機においては、RCCHに含まれるビジー
情報をもとに送信可能か検出する。アイドル状態であれ
ば送信可能であり、ビジー状態であれば送信不可であ
る。さらに、後述のCCCH解析部R4により記憶され
たチャネル情報に基地無線機からの距離に応じたインデ
ックスが含まれる場合、RCCH解析部R3は電界強度
取得の動作においてインデックスによる距離情報をもと
にサーチチャネルの順序付けを行ないより近い基地無線
機の送信チャネルを先に受信するように受信部R1を制
御する。これは現在接続している基地無線機の圏内にあ
る移動無線機が、現在接続している基地無線機により近
い基地無線機の通信エリアに移動する確率が高いことに
よる。
【0152】CCCH解析部R4は、CCCHに含まれ
るメッセージを解析する。メッセージに応じて、送信が
必要な場合、CCCHに含まれるID(送信先の識別
子)を調べ所定の情報を送出する。例えば、基地無線機
の場合、接続要求を受けた後接続許可を送出したり、認
証応答を受けた後登録許可の送出を行なう。また、CC
CH(接続要求等)に含まれる送出予定のデータのデー
タ長をもとに、後続するフレーム列(指定されたデータ
長をもつ、1固まりのデータを構成するフレームの集
合、各フレームには送出されるデータからなるUPCH
が含まれる)を連続して受信するように受信部R1を制
御する。また、周辺基地局情報を受信した場合には、周
辺基地局情報に含まれるチャネル情報(周波数等)を記
憶部(図示せず)に記憶させる。
【0153】UPCH解析部R5は、UPCHに含まれ
るデータを解析する。このデータに誤りがあり、誤り訂
正が不可能である場合、フレーム列を受信した後、誤り
部分を再送させる再送要求を送出するように再送制御部
7を制御する。ID検査部R6は、CCCHに含まれる
IDが正しいか検査する。再送制御部R7は、再送要求
を含めるようにUPCH生成部R10を制御する。
【0154】RCCH生成部R8は、送信するRCCH
を生成する。このとき、必要に応じてRCCH解析部R
3からの情報を参照する。CCCH生成部R9は、送信
するCCCHを生成する。このとき、必要に応じてID
検査部R6介して得られるCCCH解析部R4からの情
報を参照する。UPCH生成部R10は、送信するUP
CHを生成する。このとき、必要に応じて再送制御部R
7を介して得られるUPCH解析部R3からの情報を参
照する。
【0155】符号器R11は、同期用UWと、RCCH
生成部R8により生成されたRCCHと、CCCH生成
部R9により生成されたCCCHもしくはUPCH生成
部R10により生成されたUPCHを順にならべ1フレ
ームとした送信パケットを構成する。送信部R12は、
符号器R11から受けた送信パケットを送出する。
【0156】間欠待受部R13は、RCCH解析部R3
の制御を受け、CCCH/UPCHの期間に間欠待受動
作(スリープ:動作停止)を行ない、消費電力を抑え
る。圏内サーチ部R14も、RCCH解析部R3の制御
を受け、CCCH/UPCHの期間に圏内サーチを行な
う。ここで圏内サーチとは、基地無線機から送出された
パケットが自局宛でない場合、RCCHに後続するCC
CH/UPCHの期間に、周辺基地局から発信された送
信チャネルを順次スキャンし、その電波の電界強度を取
得する動作をいう。圏内サーチ部R14は、CCCH/
UPCHの期間に、受信部R1から出力される電界強度
データを記憶部(図示せず)に記憶する。記憶の方法の
例として、チャネル毎に検出した過去10回の電界強度
の平均を記憶するようにしてもよいし、過去10回でも
っとも強度の高かったものを記憶するようにしてもよ
い。なお、圏内サーチ部R14は、主要な基地無線機の
チャネル情報を記憶部(図示せず)に記憶している。ま
た、基地無線機からはチャネル情報を含む周辺基地情報
及びトラフィック等の基地局状態情報が定期的に発信さ
れ、圏内サーチ部R14はこの情報をさらに記憶し、こ
れらのチャネル情報を圏内サーチに利用する。
【0157】上記圏内サーチを行ない周辺基地局から発
信される電波の電界強度を予め取得しておくことによ
り、移動無線機が現在無線通信により接続している基地
無線機に対し圏外となった場合及び基地局状態情報によ
り使用が困難と判断した場合、上記処理過程において記
憶部に記憶している電界強度データをもとに、送受信可
能な電界強度をもつ基地無線機のチャンネルを電界強度
の強さに応じて(強い順に)スキャンできる。このよう
にすることにより、送受信不可能なチャネルをスキャン
する必要がなくなり、圏内となりえて使用が可能な基地
無線機のチャネルを高速に検出することが可能となる。
【0158】次に、移動無線機(移動局)が基地無線機
(基地局)に接続要求を送る際の移動無線機と基地無線
機の動作を図23を参照して説明する。
【0159】移動無線機の受信部R1は、はじめに基地
無線機から送出された送信パケットに含まれるRCC
Hを受信する。このRCCHは復号器R2を介してRC
CH解析部R3へ送られ、RCCH解析部R3は、この
RCCHを解析し基地無線機がアイドル状態であること
を認識する。そして、RCCH生成部R8およびCCC
H生成部R9は、接続要求(ENQ)CCCHを含む送
信パケット’のデータを生成し、符号器R11により
送信パケット’が合成され送信部R12により送出さ
れる。なお、接続要求には送出予定のデータのデータ長
が含まれる。
【0160】基地無線機の受信部R1は、移動無線機か
ら送出された送信パケット’を受信する。この送信パ
ケット’に含まれるRCCHは復号器R2を介してR
CCH解析部R3へ送られ、RCCH解析部R3はこの
RCCH解析し、この送信パケット’が接続要求であ
ることを認識する。これは、RCCHに後続のデータが
接続要求のCCCHであることを示す情報を含めている
ことによる。RCCH生成部R8は、直ちに送信パケッ
トに後続して送出される送信パケットに含まれるR
CCHにビジー情報を含める。これにより、他の移動無
線機がアクセスすることはない。なお、この送信パケッ
トに含まれるCCCHは、特に意味をもたない。そし
て、基地無線機の受信部R1は、送信パケット’のR
CCHに後続するCCCHをさらに受信する。そして、
このCCCHは復号器R2を介してCCCH解析部R4
へ送られ、CCCH解析部R4はこの接続要求を受け付
ける。
【0161】次に、基地無線機のCCCH生成部R9
は、CCCHに接続応答(ACK)を含める。このCC
CHは符号器R11により送信パケットに含められ接
続要求を出した移動無線機宛に送出される。そして、先
の接続要求に含まれるデータ長から、移動無線機から送
信される予定のデータ(フレーム列)を受信するため
に、少なくともフレーム列を受信するのに要する期間の
受信予約をする。すなわち、この期間の間、基地無線機
はRCCHにビジー情報を含めて送信パケットを送出
し、他の移動無線機がアクセスしないようにする。
【0162】例えば、送信される予定のデータ長をn
(bit)、UPCHに納めることの可能なビット長を
m(bit)とすると、少なくとも[n/m]のフレー
ム列を受信するのに要する期間の受信予約を行なう。こ
こで[]は小数点以下の値を切り上げる関数を示す。ま
た、図23に示すように基地無線機はビジーにした後、
送信パケット’を受信するための時間および送信パケ
ットを送信するための時間が必要となることから[n
/m]のフレーム列を受信するのに要する期間に加え、
データを受信する前に必要となる期間(ここでは2フレ
ーム分の時間)にもRCCHにビジー情報を含めて送信
パケットを送出するとよい。
【0163】移動無線機の受信部R1は、基地無線機か
ら接続応答を含む送信パケットを受けると、RCCH
およびCCCHはそれぞれ復号器R2を介してRCCH
解析部R3およびCCCH解析部R4へ送られる。ここ
でCCCHが接続応答であることをCCCH解析部R4
により解析されると、RCCH生成部R8およびUPC
H生成部R10は、所定のデータ長のデータからなるフ
レーム列のデータを生成する。符号器R11は、これら
のデータからなうフレーム列を合成し送出する。
【0164】以上が、移動無線機が基地無線機に接続要
求を送る際の移動無線機と基地無線機の動作である。
【0165】次に、図24の例を参照し、本実施の形態
の移動無線機と基地無線機間の伝送方式を従来方式と比
較し説明する。図24では、4フレーム分を必要とする
データをStationAからStationBへ伝送
する際の各局の応答を示している。StationA、
Bは、一方が移動無線機であり、他方が基地無線機であ
る。
【0166】図24上段に示す従来方式では、1フレー
ム単位でデータをStaionAからStationB
へ送っている。StaionBは、各フレームを受信す
る毎に受信応答(OK)もしくは、データに誤りがあっ
た場合(フレーム、)再送要求をStationA
へ送っている。そして、最後に切断要求を送っている。
【0167】図24の下段に示す本方式では、Stat
ionAは、4フレーム分のデータを連続して送信す
る。StationBは、前述のようにStation
Aから送られた接続要求のCCCHにより、送られてく
るデータのデータ長を予め受けそのデータ長を知ってい
るので、4フレーム分のデータを連続して受信できる。
1通り受信した後、誤っているフレーム、は、UP
CH解析部R5によりその誤りが検出され誤り訂正が不
可能の場合、再送制御部R7は、再送要求を含む送信パ
ケットをStationAへ送出させる。Statio
nAは、StationBからの再送要求を受信し、要
求されたフレーム、を再送する。そして、フレーム
、が正常に受信されるとStaionBは、受信応
答を返し一連の動作が終了する。
【0168】本方式では、伝送されるデータのデータ長
を予め送信先へ送るので、従来方式と比べ受信応答や再
送要求の発信回数を減少させることができ、効率のよい
通信が行なえる。また、従来方式のような切断動作を必
要としない。以上が、従来方式と本方式の差異である。
【0169】次に、図25を参照し、基地無線機BSか
ら送出されるパケットに対する移動無線機ML1、ML
2、otherMLsの応答を説明する。
【0170】フレームは移動無線機ML1宛の呼出し
要求であり、各移動無線機のRCCH解析部R3はRC
CHを解析して、移動無線機ML1のみが、RCCHに
後続するCCCH(呼出し要求)を受信する。このと
き、他の移動無線機ML2、otherMLsは、間欠
待受部R13もしくは圏内サーチ部R14により間欠待
受けもしくは圏内サーチを行なう。次のフレームは、
すべての移動無線機宛であり、各移動無線機のRCCH
解析部R3はRCCHを解析して、すべての移動無線機
がCCCH(周辺基地局情報)を含めて受信する。フレ
ームは、移動無線機ML2宛の認証要求であり、各移
動無線機のRCCH解析部R3はRCCHを解析して、
移動無線機ML2のみがCCCH(認証要求)を受信す
る。このとき、他の移動無線機ML1、otherML
sは、間欠待受部R13もしくは圏内サーチ部R14に
より間欠待受け、圏内サーチを行なう。
【0171】次に、移動無線機ML1宛のデータを含む
フレーム、、が発信され、各移動無線機のRCC
H解析部R3はRCCHを解析して、移動無線機ML1
のみが受信する。移動無線機ML1は、先のフレーム
の呼出要求のCCCHに含まれる送信予定データのデー
タ長から、送られてくるデータが3フレーム分であるこ
とを知っており、3フレーム分のデータを連続して受信
する。この間他の移動無線機ML2、otherMLs
は、間欠待受部R13もしくは圏内サーチ部R14によ
り間欠待受けないし圏内サーチを行なう。次のフレーム
は、すべての移動無線機宛であり、各移動無線機のR
CCH解析部R3はRCCHを解析して、すべての移動
無線機がCCCH(周辺基地局情報)を受信する。
【0172】最後のフレームは、移動無線機ML2宛
の登録受付であり、各移動無線機のRCCH解析部R3
はRCCHを解析して、移動無線機ML2のみがCCC
H(登録受付)を受信する。このとき、他の移動無線機
ML1、otherMLsは間欠待受部R13もしくは
圏内サーチ部R14により間欠待受けないし圏内サーチ
を行なう。以上、基地無線機BSから発信されるパケッ
トに対する各移動無線機の応答の一例を説明した。
【0173】[ローミング/ハンドオフ]以下、本発明
の一実施形態による基地無線機及び移動無線機を図面を
参照して説明する。図27は同実施形態の全体の構成を
示すブロック図である。この図において、符号1−1
は、コンピュータで構成された無線サーバであり、複数
の基地無線機2−1〜2−4が有線によって接続されて
いる。ここでは4台の基地無線機2−1〜2−4のみを
図示する。符号3−1は、基地無線機2−1と無線によ
って通信を行う移動無線機である。符号f0は、基地無
線機2−1が送信時に用いる周波数でを表している。ま
た、符号F0は、移動無線機3−1が送信時に用いる周
波数を表している。さらに、符号f1〜f3も同様に、
基地無線機2−2〜2−4が送信時に用いる周波数を表
している。
【0174】以下の説明において、基地無線機2−1〜
2−4が送信に用いる周波数(図27に示す符号f0)
を下り周波数と称し、移動無線機3−1が送信に用いる
周波数(図27に示す符号F0)を上り周波数と称す
る。
【0175】図28は、図27に示す基地無線機2−1
〜2−4の構成を示すブロック図である。この図におい
て、符号41は無線無線サーバ1−1より送信されたデ
ータを受信するサーバデータ受信部である。符号42
は、サーバデータ受信部1によって受信されたデータを
記憶するメモリである。符号43は、送受信可能な周波
数を記憶するROMであり、受信可能周波数(上り周波
数)43aと送信可能周波数(下り周波数)43bが複
数記憶されている。符号44、45は無線サーバ1−1
より送信されたデータと、基地無線機B−n内のROM
に記憶されているデータを比較してその結果を出力する
判定部である。符号46は、判定部44、45の結果を
受けて、この基地無線機B−nから送信する送信データ
を作成する送信データ作成部である。符号47は、送信
データを変調する変調部である。符号48は、変調部4
7によって変調された送信データを送信する信号送出部
である。
【0176】図29は、図27に示す移動無線機3−1
の構成を示すブロック図である。この図において、符号
51は基地無線機B−nより送信されたデータを受信す
る信号受信部である。符号52は、受信されたデータを
復調する復調部である。符号53は、復調された受信デ
ータを解析する受信信号解析部である。符号54は、送
受信の周波数を記憶するメモリである。符号55は、受
信周波数を選択する選択部である。符号56は、選択部
55において、選択する受信周波数の優先順位を設定す
る優先順位設定部である。符号57は、送受信可能な周
波数を記憶するROMである。符号58は、送信周波数
の判定を行う判定部である。
【0177】次に、図面を参照して、無線サーバ1−
1、基地無線機2−1〜3及び移動無線機3−1の通信
動作について説明する。ここでは、基地無線機2−1を
例にして説明する。図30は、移動無線機3−1の動作
を示すフローチャートである。まず無線サーバ1−1
は、この無線サーバ1−1が管理している基地無線機2
−1〜3のそれぞれに対して、これらの基地無線機2−
1〜3が使用する周波数を通知する。このとき、無線サ
ーバ1−1は、すべての基地無線機2−1〜3に対して
同一の情報を通知する。これによって基地無線機2−1
〜3は、他の基地無線機において使用される周波数を知
ることができる。
【0178】次に、基地無線機2−1の動作を説明す
る。基地無線機2−1に設けられたサーバデータ受信部
41は、無線サーバ1−1から通知された下り周波数の
情報を受信する。続いて、サーバデータ受信部41は、
受信した情報をメモリ2へ格納する。このとき、サーバ
データ受信部41は、周辺基地無線機(ここでは、基地
無線機2−2〜3)が受信した情報を、周辺基地無線機
下り周波数42a、自局上り周波数42b及び自局下り
周波数42cに分けて格納する。
【0179】次に、判定部44は、ROM43に記憶さ
れている上り周波数43aと、メモリ42に記憶されて
いる自局上り周波数42bを比較する。この結果、無線
サーバ1−1から通知された自局上り周波数42bが使
用可能である周波数である場合は、この自局上り周波数
42bを送信データ作成部46へ渡す。これと並行し
て、判定部45は、ROM43に記憶されている下り周
波数43bと、メモリ42に記憶されている自局下り周
波数42cを比較する。この結果、無線サーバ1−1か
ら通知された自局下り周波数42cが使用可能である周
波数である場合は、この自局下り周波数42cを、送信
データ作成部46と変調部47へ渡す。
【0180】次に、送信データ作成部46は、判定部4
4、45より受け取った上り及び下りの周波数の情報を
送信データに変換する。これと同時に送信データ作成部
46は、メモリ42に記憶されている周辺基地無線機下
り周波数42aについても送信データに変換する。続い
て、送信データ作成部46は、ここで変換によって得ら
れた送信データを変調部47へ渡す。
【0181】次に、変調部47は、判定部45より受け
取った下り周波数を使用して、送信データ作成部46に
おいて作成された送信データを変調する。この変調され
た送信データは、信号送出部48から無線によって送信
される。
【0182】次に移動無線機3−1の動作を説明する。
まず復調部52は、メモリ54に格納されている受信周
波数54bの周波数を用いて、信号受信部51から信号
受信を試みる(ステップS41)。この受信周波数54
bは、この移動無線機が、この受信動作をする直前まで
に使用していた受信周波数である。
【0183】次に、復調部52は信号の受信ができたか
否かを判断して(ステップS42)、信号が受信できた
場合、受信した信号を復調して、受信信号解析部53へ
渡す。 次に、受信信号解析部53は、受信した信号を
解析して、周辺基地無線機下り周波数をメモリ14へ格
納すると同時に、上り周波数を取得して(ステップS4
3)、この上り周波数を判定部58へ渡す。
【0184】次に、判定部58は、ROM57に記憶さ
れている送信許可周波数57bを読み出し、受信信号解
析部53より受け取った上り周波数と比較して、この上
り周波数を用いて送信可能であるかを判断する(ステッ
プS44)。この判断は、受け取った上り周波数が、R
OM57に記憶されている複数の送信許可周波数57b
と一致したか否かによって、送信可能であるかを判断す
る。この結果、送信可能である場合、判定部58はこの
上り周波数をメモリ54へ格納する。続いて、変調部5
9は、メモリ54に記憶されている送信周波数54aを
用いて、この移動無線機3−1の登録要求を送信する
(ステップS45)。
【0185】登録要求の送信は、変調部59がメモリ5
4に記憶されている送信周波数を読み出し、この周波数
を用いて信号送信部60から送信することによって行
う。
【0186】このように、直前に使用していた周波数を
用いて上り周波数を得ることによって、移動無線機が通
信エリアを移動していない場合は、周波数を選択する動
作を行わなくとも通信を開始することができる。
【0187】一方、ステップS42において受信ができ
なかった場合と、ステップS44において、上り周波数
が許可されている周波数でなかった場合、選択部55
は、メモリ54に記憶されている周辺基地無線機下り周
波数54cを読み出し、この読み出した下り周波数か
ら、優先順位設定部56に記憶されている優先順位にし
たがって、受信周波数を選択する(ステップS46)。
このとき、選択部55は選択された受信周波数と、メモ
リ57に記憶されている受信許可周波数57aとを比較
して、選択された受信周波数が許可された周波数であれ
ば、この受信周波数をメモリ54へ格納する。
【0188】次に、復調部52は、メモリ54に記憶さ
れている受信周波数54bを用いて信号の受信ができた
か否かを判断して(ステップS47)、信号が受信でき
た場合、受信した信号を復調して、受信信号解析部53
へ渡す。次に、受信信号解析部53は、受信した信号を
解析して、周辺基地無線機下り周波数をメモリ54へ格
納すると同時に、上り周波数を取得して(ステップS4
8)、この上り周波数を判定部58へ渡す。
【0189】次に、判定部58は、ROM57に記憶さ
れている送信許可周波数57bを読み出し、受信信号解
析部53より受け取った上り周波数と比較して、この上
り周波数を用いて送信可能であるかを判断する(ステッ
プS49)。この判断は、受け取った上り周波数が、R
OM57に記憶されている複数の送信許可周波数57b
と一致したか否かによって、送信可能であるかを判断す
る。この結果、送信可能である場合、判定部58はこの
上り周波数をメモリ54へ格納する。続いて、変調部5
9は、メモリ54に記憶されている送信周波数54aを
用いて、この移動無線機3−1の登録要求を送信する
(ステップS45)。
【0190】次に、ステップS47において受信できな
かった場合と、ステップS49において上り周波数が許
可されている周波数でなかった場合、ステップS46〜
S49の動作を繰り返す(ステップS50)。
【0191】次に、ステップS50において、他の下り
周波数の候補がない場合、選択部55は、ROM57に
記憶されている受信許可周波数57aを読み出し、この
読み出した受信許可周波数から、優先順位設定部56に
記憶されている優先順位にしたがって、受信許可周波数
を選択して(ステップS51)、この受信許可周波数を
メモリ54へ格納する。
【0192】次に、復調部52は、メモリ54に記憶さ
れている受信周波数54bを用いて信号の受信ができた
か否かを判断して(ステップS52)、信号が受信でき
た場合、受信した信号を復調して、受信信号解析部53
へ渡す。次に、受信信号解析部53は、受信した信号を
解析して、周辺基地無線機下り周波数をメモリ54へ格
納すると同時に、上り周波数を取得して(ステップS5
3)、この上り周波数を判定部58へ渡す。
【0193】次に、判定部58は、ROM57に記憶さ
れている送信許可周波数57bを読み出し、受信信号解
析部53より受け取った上り周波数と比較して、この上
り周波数を用いて送信可能であるかを判断する(ステッ
プS54)。この判断は、受け取った上り周波数が、R
OM57に記憶されている複数の送信許可周波数57b
と一致したか否かによって、送信可能であるかを判断す
る。この結果、送信可能である場合、判定部58はこの
上り周波数をメモリ54へ格納する。続いて、変調部5
9は、メモリ54に記憶されている送信周波数54aを
用いて、この移動無線機3−1の登録要求を送信する
(ステップS45)。
【0194】次に、ステップS52において受信できな
かった場合と、ステップS54において上り周波数が許
可されている周波数でなかった場合、ステップS51〜
S54の動作を繰り返す(ステップS55)。さらに、
ステップS55において、受信許可周波数の候補がなく
なった場合は、この移動無線機3−1は、この通信エリ
アにおいて通信ができない場合であるため、通信エリア
を変更(移動)して再度、図30に示す動作を試みれば
よい。
【0195】なお、図29に示すメモリ54に記憶され
ている内容は、移動無線機3−1の電源をOFFにして
も直前の内容が残っているものとする。
【0196】次に、他の実施形態における移動無線機3
−1の構成及び動作を説明する。図31は、他の実施形
態における移動無線機3−1の構成を示すブロック図で
ある。この図における構成と図29に示す構成との相違
点は、メモリ54内に優先順位テーブル54dを設けた
点と、ROM57内の受信可能周波数57aを基に、優
先順位テーブル54dを生成する優先順位テーブル生成
部56aを設けた点である。
【0197】図32は、図31に示すROM57内に記
憶されている受信許可周波数57aのテーブル構成を示
す図である。この図に示すように、受信許可周波数57
aは、2つのテーブルによって構成されている。図32
(a)に示す使用可能チャネルテーブルは、地域名フィ
ールドと使用可能チャネル番号フィールドからなる。こ
こでいう地域名とは、図27に示す無線サーバ1−1及
び基地無線機2−1〜3が設置されている地域を識別す
るための識別名であり、1台の無線サーバ1−1に対し
て、1つの地域名が存在する。ここでは、4台の無線サ
ーバ1−1が設置されているものとし、これらの無線サ
ーバ1−1に対して、地域名として、「a」、「b」、
「c」、「d」があるものとする。使用可能チャネル番
号は、各々の地域において、使用可能なチャネルを定義
したものであり、例えば、地域名「a」においては、チ
ャネル番号1、2、3、4、5、6が使用可能である。
【0198】また、図32(b)に示す周波数テーブル
は、チャネル番号フィールドと受信許可周波数フィール
ドからなる。ここでいうチャネル番号とは、各受信許可
周波数に割り当てられた論理番号であり、ここでは、移
動無線機3−1はチャネル番号1〜12に該当する受信
許可周波数f1〜f12が使用可能であるものとする。
【0199】図33は、図31に示すメモリ54内に記
憶されている優先順位テーブル54dのテーブル構成を
示す図である。この図に示すように、優先順位テーブル
54dは、チャネル番号フィールドと、使用地域名フィ
ールドと、地域数フィールドと、受信許可周波数フィー
ルドからなる。ここでいう使用地域名とは、該当するチ
ャネル番号の周波数を使用している地域名のことであ
る。また、地域数はそのチャネル番号の周波数を使用し
ている地域の数である。例えば、図33において、チャ
ネル番号1は地域a、b、cで使用されているため、地
域数が「3」となる。
【0200】次に、他の実施形態における移動無線機3
−1の動作を説明する。まず、移動無線機3−1の電源
が投入されると、優先順位テーブル生成部56aは、R
OM57内に記憶されている受信許可周波数57aを参
照して、メモリ54内に優先順位テーブル54dを生成
する。この優先順位テーブル54dを生成する手順を説
明する。
【0201】まず、優先順位テーブル生成部56aは、
ROM57内に記憶されている受信許可周波数17aの
受信許可周波数テーブル(図32(b))を読み出し、
優先順位テーブル54dの各フィールドへ格納する。こ
の時点で、優先順位テーブル54dには図34に示すよ
うに、チャネル番号フィールドと受信許可周波数フィー
ルドにそれぞれ読み出されたチャネル番号と受信許可周
波数が格納されることになる。
【0202】続いて、優先順位テーブル生成部56a
は、ROM57内に記憶されている受信許可周波数57
aの使用可能チャネルテーブル(図32(a))を読み
出して、優先順位テーブル54dへ格納する。このと
き、優先順位テーブル生成部56aは、各チャネル番号
を使用している地域名を抽出して、優先順位テーブル5
4dの使用地域名フィールドへその地域名を格納する。
図32に示す例では、チャネル番号「1」は、地域名
「a」、「b」、「c」で使用されるため、優先順位テ
ーブル54dのチャネル番号「1」に対応する使用地域
名フィールドには、「a」、「b」、「c」が格納され
る。
【0203】この動作を繰り返すことによって、チャネ
ル番号が「1」〜「12」を使用している地域名が使用
地域名フィールドへ格納される。この動作が終了した時
点で、優先順位テーブル生成部56aは、各チャネル番
号を使用している地域名の数をカウントして、その結果
を地域数フィールドへ格納する。この時点で、優先順位
テーブル54dは、各チャネル番号毎にそのチャネル番
号を使用している地域名と地域数が格納されることにな
る。
【0204】次に、優先順位テーブル生成部56aは、
優先順位テーブル54dを地域数をソートキーとして、
この地域数が降順になるようにテーブルソートする。こ
のテーブルソートによって、使用地域名が多い順に優先
順位テーブル14は並べ替えられる。このソートした結
果が図33に示す優先順位テーブル54dである。
【0205】この動作によって、図32に示す受信許可
周波数57aの受信許可周波数テーブル及び使用可能チ
ャネルテーブルから図33に示す優先順位テーブル54
dを生成することができる。
【0206】次に、図35を参照して、図31に示す移
動無線機3−1の動作を説明する。図35に示すフロー
チャートと図30に示すフローチャートとの相違点は、
ROM内の受信許可周波数を選択する処理(ステップS
51)をメモリ内の優先順位テーブルより受信周波数を
選択する処理(ステップS51b)に置き換えた点であ
る。
【0207】図35に示すフローチャートの説明におい
て、ステップS41〜S50の動作は、図30に示すス
テップS4〜S50の動作と同一であるため、ここでは
説明を省略する。なお、図35に示すステップS41
は、優先順位テーブル54dが生成された後に処理が実
行される。
【0208】ステップS50において、他の下り周波数
の候補がない場合、選択部55は、優先順位設定部56
を介して、メモリ54に記憶されている優先順位テーブ
ル54dを先頭から順に読み出し、この読み出されたチ
ャネル番号に対応する周波数を受信周波数として選択し
て(ステップS51b)、この受信許可周波数をメモリ
54へ格納する。
【0209】次に、復調部52は、メモリ54に記憶さ
れている受信周波数54bを用いて信号の受信ができた
か否かを判断して(ステップS52)、信号が受信でき
た場合、受信した信号を復調して、受信信号解析部53
へ渡す。次に、受信信号解析部53は、受信した信号を
解析して、周辺基地無線機下り周波数をメモリ54へ格
納すると同時に、上り周波数を取得して(ステップS5
3)、この上り周波数を判定部58へ渡す。
【0210】次に、判定部58は、ROM57に記憶さ
れている送信許可周波数57bを読み出し、受信信号解
析部53より受け取った上り周波数と比較して、この上
り周波数を用いて送信可能であるかを判断する(ステッ
プS54)。この判断は、受け取った上り周波数が、R
OM57に記憶されている複数の送信許可周波数57b
と一致したか否かによって、送信可能であるかを判断す
る。この結果、送信可能である場合、判定部58はこの
上り周波数をメモリ54へ格納する。続いて、変調部5
9は、メモリ54に記憶されている送信周波数54aを
用いて、この移動無線機3−1の登録要求を送信する
(ステップS45)。
【0211】次に、ステップS52において受信できな
かった場合と、ステップS54において上り周波数が許
可されている周波数でなかった場合、ステップS51〜
S54の動作を繰り返す(ステップS55)。さらに、
ステップS55において、受信許可周波数の候補がなく
なった場合は、この移動無線機3−1は、この通信エリ
アにおいて通信ができない場合であるため、通信エリア
を変更(移動)して再度、図35に示す動作を試みれば
よい。
【0212】なお、図35に示すステップS41〜S4
4及びS46〜S50の処理を行わず、優先順位テーブ
ル54dを生成後、すぐにステップS51bを実行する
ようにしてもよい。
【0213】このように、受信が許可されている周波数
が使用されている地域が多い順にチャネル番号(受信許
可周波数)を並べ換えた優先順位テーブルを生成して、
このテーブルに基づいて、受信を試みるようにしたた
め、効率よく周波数の選択を行うことができる。
【0214】なお、使用可能チャネルは、この移動無線
機3−1が稼働を開始する時点で予めROM内に書き込
まれているものとする。
【0215】[圏内サーチ]図36は、本実施形態であ
る移動無線機3−1の構成を示すブロック図である。は
じめに、基地無線機2−nから送出される送信パケット
について説明する。基地無線機2−nの送信チャネルに
は、UWおよびRCCHの組と、UWおよびRCCHの
組に後続するCCCHまたはUPCHとからなる1組を
1フレームとする送信パケットが順次送出される。UW
(Unique Word:同期ワード)は、フレーム
同期をとるために用いられるビット列であり、各フレー
ムの先頭にある。なお、UWは特定の値をもつビット列
として定義される。RCCH(Radio Contr
ol CHannel:無線制御チャネル)は、無線回
線の状態を示すとともに送信先の移動無線機を指定する
情報を含み、全移動無線機が受信するものである。CC
CH(Common Control CHannel:
共通制御チャネル)は、制御情報(呼出要求他)、周辺
基地無線機2−nのチャネル情報等からなり、RCCH
で指定された1台以上の移動無線機が受信する。UPC
H(User Packet CHannel:ユーザパ
ケットチャネル)は、移動無線機へ送信されるデータか
らなり、RCCHで指定された1台以上の移動無線機が
受信する。
【0216】次に本実施の形態の移動無線機3−1の構
成を説明する。本実施の形態の移動無線機3−1は、無
線信号(送信パケット)を受信し受信データを出力する
とともに、受信した無線信号の電界強度を検出し電界強
度データを出力する受信部Maと、受信部Maに接続さ
れ、受信部Maの受信チャネルを切り換えさせるPLL
部Mbと、基地無線機2−nのチャネル情報(周波数
等)および電界強度データを記憶する記憶部Mfと、電
界強度データを記憶部Mfに記憶させる電界強度取得部
Meと、受信データに含まれるRCCHを解析し宛先等
を取得し、電界強度取得部Meに電界強度データを記憶
するタイミング信号を与え、さらに記憶部Mfに記憶し
ているチャネル情報(周波数等)をもとにPLL部Mb
に受信部Maの受信チャネルを切り換えさせるRCCH
解析部Mcと、RCCH解析部Mcにより送信パケット
が当移動無線機3−1宛であると判断された場合受信デ
ータに含まれるCCCHを解析し周辺基地局のチャネル
情報を取得し、記憶部Mfに記憶させるCCCH解析部
Mdとからなる。なお、PLL部MbはPLL(Pha
se Locked Loop)回路からなる。
【0217】ここで、移動無線機3−1は移動前におい
て主要な基地無線機2−nのチャネル情報を記憶部Mf
に記憶しているものとする。また、基地無線機2−nも
しくはこの基地無線機2−nを管理する無線サーバは、
その通信エリアが隣接する他の基地無線機2−nのチャ
ネル情報をもっており、送信チャネル(下りチャネル)
を利用してこのチャネル情報を送出するものとする。こ
れら、基地無線機2−n、移動無線機については別途詳
細に説明する。また、RCCH解析部Mc、CCCH解
析部Md、電界強度取得部Meは、それぞれ第1データ
解析手段、第2データ解析手段、電界強度取得手段とし
て機能するものである。
【0218】次に、このように構成された本実施の形態
の移動無線機3−1の動作について図36ないし図39
を参照して説明する。ここでの動作説明は、図37に示
すように複数の基地無線機2−nの通信エリア(図では
5つのみ図示)が隣接し、移動無線機3−1が基地無線
機2−nの通信エリアの圏内にある場合を例としてい
る。また図38では、基地無線機2−nAから送出され
る送信チャネルの信号と、信号に含まれるデータの送出
タイミングおよび他の基地無線機2−nの送信チャネル
の電界強度取得のタイミングを示している。なお、基地
無線機2−nと移動無線機間における通信は半復信通信
方式であるものとする。すなわち、基地無線機2−nは
送信チャネル(下りチャネル)を用いて常時パケットを
送信し、移動無線機は、当移動無線機宛のパケットに対
し上りチャネルを用いて応答するものである。
【0219】ここでは、移動無線機3−1がすでに基地
無線機2−nと無線通信により接続している場合を説明
する。始めに接続受信部Maは、基地無線機2−nの送
信チャネルを受信し、まずRCCHを受信する。そし
てRCCH解析部Mcは、受信部Maが受信したRCC
Hを解析する。RCCHはこのフレームのデータが
(この例では)移動無線機3−1宛ではないので、RC
CH解析部Mcは記憶部Mfから他の基地無線機2−n
のチャネル情報を取得し、この基地無線機2−nの送信
チャネルを受信するようにPLL部Mbを制御する。
【0220】受信部Maは、PLL部Mbによる受信チ
ャネル切り換え動作開始時からロック時間を経過した後
に基地無線機2−nの送信チャネルを受信できる。PL
L部Mbのロック時間経過後(図38の例では5[m
s])、受信部Maは図38にサーチチャネル1(図3
7の)として記載している基地無線機2−nの送信チ
ャネルを受信する。また受信部Maは、無線信号の電界
強度を常に検出し電界強度取得部Meに対し出力してい
る。なおサーチチャネル1、2…とは、移動無線機3−
1が無線通信により接続している無線基地局Aと通信エ
リアが隣接する他の基地無線機2−nの送信チャネル
(周波数)であり、圏内チャネルは基地無線機2−nの
送信チャネル(周波数)を指す。RCCH解析部Mcは
PLL部Mbの制御を行なっていることからPLL部M
bのロックタイミングを知ることができ、電界強度取得
のタイミングを指定する信号を電界強度取得部Meへ送
る。電界強度取得部Meは電界強度取得のタイミングで
受信部Maから送られる電界強度データを記憶部Mfに
記憶させる。
【0221】RCCH解析部Mcは送信チャネルの電界
強度取得に要する時間(図38の例では20[ms])
経過後、記憶部Mfから基地無線機2−nのチャネル情
報を取得し、この基地無線機2−nの送信チャネルを受
信するようにPLL部Mbを制御する。PLL部Mbの
ロック時間経過後、受信部Maは図38に圏内チャネル
として記載している基地無線機2−nの送信チャネルを
受信する。
【0222】次に、受信部Maは図38に示すRCCH
を受信する。受信後の動作は上述のRCCHを受信
した場合と同様となり、異なる点は既に図38に示すサ
ーチチャネル1を検出しているのでさらに他の基地無線
機2−nの送信チャネル(サーチチャネル2、図38の
)を受信しその電界強度を取得する点である。このよ
うにして、受信したRCCHが移動無線機3−1宛でな
い場合、順次他の基地無線機2−nの送信チャネルをス
キャンしその電界強度を取得する。
【0223】次に、受信したRCCHが移動無線機3−
1宛である場合(図38のRCCH)、他の基地無線
機2−nの送信チャネルの電界強度取得は行なわずRC
CHに後続するCCCHまたはUPCHを受信する。
RCCHに後続するデータがCCCHである場合、C
CCHはRCCH解析部McからCCCH解析部Mdへ
渡され、CCCH解析部Mdにより解析される。CCC
Hに基地無線機2−nAと通信エリアが隣接する基地無
線機2−nのチャネル情報が含まれる場合、CCCH解
析部Mdはこのチャネル情報を記憶部Mfに記憶させ
る。なお、移動無線機3−1宛とは、移動無線機3−1
を単独で指定されるものと、移動無線機3−1を含むグ
ループ宛のものと、すべての移動無線機宛への報知を含
むものとする。
【0224】また、このチャネル情報に基地無線機2−
nからの距離に応じたインデックスが含まれる場合、R
CCH解析部Mcは電界強度取得の動作においてインデ
ックスによる距離情報をもとにサーチチャネルの順序付
けを行ないより近い基地無線機2−nの送信チャネルを
先に検出するように動作する。これは基地無線機2−n
Aの圏内にある移動無線機3−1が、基地無線機2−n
により近い基地無線機2−nの通信エリアに移動する確
率が高いことによる。また、CCCHが移動無線機3−
1宛の呼出し要求である場合、移動無線機3−1は送信
部(図示せず)を用いてこの呼出し要求に応答する。な
お、図38の例の場合、1秒間に最大25回のチャネル
のサーチ(1000[ms]/40[ms])が可能で
ある。
【0225】次に、図39の移動無線機3−1の動作フ
ローチャートを参照し、その動作の概略を説明する。ま
ず、移動無線機3−1から基地無線機2−nAへの送信
パケットがあるか判定する(ステップS61)。ステッ
プS61で、移動無線機3−1から基地無線機2−nA
への送信パケットがあると判断された場合、この送信パ
ケットを送信し終了する(ステップS67)。ステップ
S1で、移動無線機3−1から基地無線機2−nへの送
信パケットがないと判断された場合、基地無線機2−n
からのパケットを受信し、このパケットに含まれるRC
CHを解析し、当移動無線機3−1へのパケットである
か判定する(ステップS62)。
【0226】ステップS2で、基地無線機2−nから送
信されたパケットが当移動無線機3−1へのパケットで
あると判断された場合、RCCHに後続するCCCHま
たはUPCHを受信し所定の処理を行ない終了する(ス
テップS66)。ステップS2で、基地無線機2−nか
ら送信されたパケットが当移動無線機3−1へのパケッ
トでないと判断された場合、他の基地無線機2−nに受
信チャネルを変更する(ステップS63)。
【0227】そして、受信した基地無線機2−nの送信
チャネルの電界強度を検出し記憶する(ステップS6
4)。なお、記憶の方法の例として、チャネル毎に検出
した過去10回の電界強度の平均を記憶するようにして
もよいし、過去10回でもっとも強度の高かったものを
記憶するようにしてもよい。そして、元の(圏内の)基
地無線機2−nに受信チャネルを変更し終了する(ステ
ップS5)。移動無線機3−1は、以上の開始から終了
までの処理を繰り返す。
【0228】以上のようにして移動無線機3−1は、記
憶部Mfに記憶したチャネル情報に基づき順次基地無線
機2−nの送信チャネルをスキャンし、電界強度取得
(電界強度測定)の動作を行なう。なお、以上の電界強
度取得の動作において、CCCHまたはUPCHの時間
≧{PLL部のロック時間x2+電界強度取得に要す
る時間}であれば基地無線機2−nの送信チャネルを順
次スキャン可能である。1例として、1フレーム周期が
40ms(UW&RCCH:10ms、CCCH/UP
CH:30ms)かつ電界強度取得に要する時間が20
msのとき、PLL部のロック時間が5ms以下であれ
ば、1フレーム周期の間に他の基地無線機2−nの送信
チャネルを受信するとともに電界強度取得を行ない、再
度接続している基地無線機2−nの送信チャネルに戻っ
て受信することが可能である。
【0229】また、移動無線機3−1は現在無線通信に
より接続している基地無線機2−nAに対し圏外となっ
た場合、上記処理過程において記憶部Mfに記憶してい
る電界強度データをもとに、送受信可能な電界強度をも
つ基地無線機2−nのチャンネルを電界強度の強さに応
じて(強い順に)スキャンする。このようにすることに
より、送受信不可能なチャネルをスキャンする必要がな
くなり、圏内となりうる基地無線機2−nのチャネルを
高速に検出することが可能となる。
【0230】[デュアルスキャン]図40は、本実施の
形態である移動無線機3−1の構成を示すブロック図で
ある。本実施の形態の移動無線機3−1は、無線信号を
受信し受信データを出力する受信部Maと、無線信号を
復調するために利用され受信部Maに接続されるPLL
部Mbと、受信データを解析する受信データ解析部Mc
と、解析された受信データから基地局無線機に関する基
地局情報(基地局無線機のチャネル情報(周波数等)お
よび通信回線の回線状態(回線の空き状態等)を含む)
を抽出・保存するデータ処理部Mdと、基地局情報に基
づきPLL部Mb及び受信データ解析部Mcを同期して
切換える基地局選択部Meと、基地局情報を記憶する記
憶部Mfとからなる。なお、PLL部MbはPLL(P
hase Locked Loop)回路からなる。
【0231】ここで、移動無線機3−1は移動前におい
て主要な基地局無線機のチャネル情報を記憶部Mfに記
憶しているものとする。また、無線通信装置を構成する
無線サーバは、管理する基地局無線機の通信エリアが隣
接する各基地局無線機の基地局情報をもっており、無線
通信装置を構成する基地局無線機から送信チャネル(下
りチャネル)を利用してこの基地局情報を送出するもの
とする。これら、無線サーバ、基地局無線機については
別途詳細に説明する。また、受信データ解析部Mc、デ
ータ処理部Md、基地局選択部Meは、それぞれ受信デ
ータ解析手段、データ処理手段、基地局選択手段として
機能するものである。
【0232】次に、このように構成された本実施の形態
の移動無線機3−1の動作について図41、図42を参
照して説明する。ここでの動作説明は、移動無線機3−
1が図41に示すように複数の基地局無線機A、B(図
では2つのみ図示)の通信エリアA、Bの重なるエリア
に位置する場合である。また図42では、2つの基地局
無線機A、Bから送出される送信チャネルの信号と、信
号に含まれるデータの送出タイミングを示している。な
お、基地局無線機と移動無線機間における通信は半復信
通信方式であるものとする。すなわち、基地局無線機は
送信チャネル(下りチャネル)を用いて常時パケットを
送信し、移動無線機は、当移動無線機宛のパケットに対
し上りチャネルを用いて応答するものである。
【0233】基地局無線機A、Bの送信チャネルには、
UWおよびRCCHの組と、UWおよびRCCHの組に
後続するCCCHまたはUPCHとからなる1組を1フ
レームとするデータが順次送出される。UW(Uniq
ue Word:同期ワード)は、フレーム同期をとる
ために用いられるビット列であり、各フレームの先頭に
ある。なお、同期ワードは特定の値をもつビット列とし
て定義される。RCCH(Radio Control
CHannel:無線制御チャネル)は、無線回線の状
態を示すとともに送信先の移動無線機を指定する情報を
含み、全移動無線機が受信するものである。なお、図4
2のRCCHビジーは、移動無線機3−1と異なる移動
無線機宛のフレームであることを示す。CCCH(Co
mmonControl CHannel:共通制御チ
ャネル)は、制御情報(呼出要求他)、周辺基地局無線
機のチャネル情報等からなり、RCCHで指定された1
台以上の移動無線機が受信する。UPCH(User
Packet CHannel:ユーザパケットチャネ
ル)は、移動無線機へ送信されるデータからなり、RC
CHで指定された1台以上の移動無線機が受信する。
【0234】無線サーバXは、基地局無線機A、Bから
送出されるこれらのデータの送出タイミングを所定の時
間(少なくともPLL部Mbのロック時間)ずらして送
信するように基地局無線機A、Bを制御する。図42で
は、移動無線機3−1の基地局選択部Meは、記憶部M
fより基地局情報(この例では基地局無線機Aのチャネ
ル情報等)を取得し、基地局無線機Aの送信チャネルを
受信できるようにPLL部Mbの発振周波数を切り換
え、また受信データの解析ができるように受信データ解
析部Mcを設定する。
【0235】このようにして、受信部Maは、基地局無
線機Aの送信チャネルを受信し、まずRCCHビジー
aを受信し復調する。受信データ解析部Mcは、受信し
たRCCHビジーaを解析する。RCCHビジーa
は、このフレームのデータが移動無線機3−1宛ではな
いことを示しているので、受信データ解析部Mcは、基
地局選択部Meに他の基地局無線機を選択させる。基地
局選択部Meは、記憶部Mfより他の基地局無線機(こ
の例では、基地局無線機B)の基地局情報を取得し、先
に基地局無線機Aを選択した場合と同様にPLL部Mb
と受信データ解析部Mcを制御する。受信部Maは、P
LL部Mbが発振周波数切り換え開始時からロック時間
を経過した後に基地局無線機Bの送信チャネルを受信し
復調できる。受信データ解析部Mcは、受信したRCC
Hbを解析する。このときRCCHbが宛先として
移動無線機3−1を含んで指定するものでありCCCH
が後続していれば、データ処理部MdはCCCHから周
辺基地局無線機の基地局情報を抽出し記憶部Mfに保存
し、記憶部Mfにある基地局情報を更新する。
【0236】以下、移動無線機3−1内各部の動作は上
記と同様となる。図42では、次の段階において無線サ
ーバXが移動無線機3−1への呼出要求をする必要が生
じたものとする。このとき基地局無線機Aは、移動無線
機3−1以外宛のフレームを送信しているので、無線サ
ーバXは、基地局無線機Bに対し移動無線機3−1への
呼出要求を送る。移動無線機3−1は、基地局無線機A
の送信チャネルを選択しRCCHビジーaを受信す
る。しかし、ここで移動無線機3−1宛のフレームでは
ないことがわかるので、移動無線機3−1はさらに基地
局無線機Bの送信チャネルを選択しRCCHbを受信
する。このRCCHbは、移動無線機3−1宛のRC
CHであるのでこのRCCHを含むフレームを取り込み
後続のCCCHから呼出し要求を受ける。そして移動無
線機3−1はこの呼出しに応答する。以後同様の処理と
なる。同様に、移動無線機3−1側から送信を行なう必
要が生じた場合、回線が空いている基地局無線機を選択
できるようになる。
【0237】以上の図41、42を参照した説明では、
基地局無線機を2つとしたが、基地局情報に基づき順次
基地局無線機の送信チャネルをスキャンし、通信可能な
基地局無線機を選択するものである。なお、移動無線機
3−1の位置が2つの基地局無線機の通信エリアである
場合、CCCHまたはUPCHの時間 ≧{PLL部の
ロック時間x2+UW&RCCH送信(受信)時間}で
あれば基地局無線機の送信チャネルを順次スキャン可能
である。1例として、1フレーム周期が40ms(UW
&RCCH:10ms、CCCH/UPCH:30m
s)のとき、PLL部のロック時間が10ms以下であ
れば、1フレーム周期の間に他の基地局無線機の送信チ
ャネルに含まれるRCCHを受信し、再度接続している
基地局無線機の送信チャネルに戻って受信することが可
能である。また、図の例は1つの無線サーバに複数の基
地局無線機が接続されている場合であり、移動無線機か
ら無線サーバへの登録・認証は1度のみでよく、移動無
線機が無線により接続する基地局無線機を切り換える毎
に無線サーバへの登録・認証を繰り返す必要はない。
【0238】次に、図43に、移動無線機3−1が複数
の基地局無線機A、B(図では2つのみ図示)の通信エ
リアA、Bの重なるエリアに位置し、さらに基地局無線
機A、Bが接続される無線サーバX、Yが異なる場合を
示し、この例を説明する。
【0239】図43の例では、基地局無線機A、Bから
送出される送信チャネルの信号と移動無線機3−1の応
答は図42の例と同様となる。またこの例では、基地局
無線機A、Bに接続している無線サーバX、Yが異なる
ため、移動無線機3−1に接続された端末装置がすでに
登録・認証を完了している無線サーバXとは異なる無線
サーバYに接続された基地局無線機Bに切り換え接続す
る場合に、無線サーバYに対し登録・認証の手続きを行
なう。移動無線機3−1に接続された端末装置は、基地
局無線機Bを経由して無線サーバYに登録・認証を済ま
せると、無線サーバYは、無線サーバXに移動無線機3
−1に接続された端末装置が無線サーバYに登録された
ことを通知する。無線サーバXはこの通知を受けると、
移動無線機3−1に接続された端末装置の登録を抹消す
る。
【0240】なお、無線サーバX、Yは、管理する基地
局無線機の位置情報のほか、他の無線サーバの管理下に
ある基地局無線機であって、無線サーバX、Yが管理す
る基地局無線機と通信エリアの重なる基地局無線機の位
置情報ももつ。また各無線サーバは、他の無線サーバか
ら基地局無線機の送信チャネルの信号の送出タイミング
に関する情報を取得可能である。そして、無線サーバ
X、Yは、例えばGPS(Global Positi
oning System)から発せられる信号に含ま
れる時刻を基準にしてそれぞれ同期をとり、基地局無線
機A、Bの送信チャネルの信号の送出タイミングを制御
する。
【0241】[PUSHサービス]図45に本実施形態
であるプッシュ機能サーバ5−nとメール監視装置7−
nを用いた一利用形態を示す。本利用形態では、3つの
ネットワークn(n=1〜3)がルータ15−n(n=
1〜3)を通してインターネット16に接続されてい
る。ネットワーク1には、ホーム無線サーバ1−1、プ
ッシュ機能サーバ5−1が接続されている。ネットワー
ク2には、無線サーバ1−2が接続されている。そし
て、この無線サーバ1−2には基地無線機2−2が接続
され、移動端末4−1は移動無線機3−1に接続され、
移動無線機3−1は無線通信により基地無線機2−2を
通して無線サーバ1−2に接続される。また、ネットワ
ーク3には、メール監視装置7−3、メールサーバ9−
3が接続されている。なお、無線サーバ1−n(n=
1、2、…)は、特定の移動無線機3−n(n=1、
2、…)および移動端末4−n(n=1、2、…)を管
理するものである。また、移動無線機3−n(n=1、
2、…)および移動端末4−n(n=1、2、…)から
見て、これらを管理する無線サーバ1−n(n=1、
2、…)を特にホーム無線サーバと称す。なお、移動端
末4−nは、パーソナルコンピュータ、専用端末等から
構成される。
【0242】図45では、ネットワーク1に属するホー
ム無線サーバ1−1の管理を受ける移動端末装置4−1
がネットワーク2の無線通信エリアに移動し、ネットワ
ーク2に属する無線サーバ1−2に接続されている状態
を示している。本利用形態では、3つのネットワークを
例としてあげているが、本発明において、利用されるネ
ットワークnの数が制限されるものではなく、また、ネ
ットワークn(n=1、2、…)に接続される装置の種
類や数を制限するものではない。なお、機能サーバと
は、メールサーバ、ニュースサーバ等特定の機能を備え
るサーバを総称するものとする。
【0243】図44は、本発明のPUSH型機能サーバ
の一実施の形態であるプッシュ機能サーバ5−nの構成
を示すブロック図である。本実施の形態では、複数のネ
ットワークn(n=1、2、…)がインターネットに接
続され利用されるものとして説明する。また、通信プロ
トコルとしてTCP/IPが用いられるものとするが限
定するものではない。
【0244】本実施の形態のプッシュ機能サーバ5−n
は、移動無線機アドレス取得部64−nと情報配信部6
5−nを備える処理部61−nと、情報配信先となる移
動端末4−nの識別情報および配信予定の情報を記憶し
ている情報蓄積部62−nと、ネットワークnに接続さ
れデータの入出力を行なう入出力部63−nとから構成
される。なお、移動端末4−nの識別情報として、
(1)加入グループ番号、移動無線機番号、端末IPア
ドレスの組合わせ、または、(2)加入グループ番号、
移動無線機番号の組合わせ、または、(3)加入グルー
プ番号、端末IPアドレスの組合わせ等が利用できる。
なお、1つの加入グループに登録される移動無線機3−
nは複数あってよく、また、1つの移動無線機3−nに
接続される移動端末装置4−nも複数あってよい。
【0245】(1)および(3)による識別情報を用い
た場合、「どの移動無線機3−nに接続された移動端末
4−n」かが特定できる。したがって、配信先の移動端
末4−nに確実に配信情報を配信することができる。
(2)による識別情報を用いた場合、配信先の移動端末
4−nが接続された移動無線機3−nを特定できる。し
かし、移動端末4−nは特定できず、この場合は移動無
線機3−nに接続されたすべての移動端末4−n(複数
存在する場合)に配信情報をブロードキャストすること
により移動端末4−nに配信することができる。移動無
線機3−nと移動端末4−nが1対1に対応する構成で
は、移動端末4−nのみに配信することが可能となる。
【0246】なお、移動無線機アドレス取得部64−n
は、請求項に記載の移動機アドレス取得部として機能す
る。また、処理部61−nはメモリおよびCPU(中央
演算装置)等により構成され、処理部61−nの各機能
を実現するためのプログラム(図示せず)をメモリにロ
ードして実行することによりその機能が実現されるもの
とする。また、情報蓄積部62−nは、ハードディス
ク、光磁気ディスク等の不揮発性の記録装置により構成
されている。
【0247】次に、このように構成されたプッシュ機能
サーバ5−nの動作を図46に示す動作フローチャート
を参照して説明する。
【0248】はじめに、情報配信機能をもつ機能サーバ
(例えば、メール送信ホスト、ニュース配信ホスト等)
から送信された、移動端末4−nへ配信する情報および
移動端末4−nの識別情報(加入グループ番号、移動無
線機番号、端末IPアドレスの組合わせ、または、加入
グループ番号、移動無線機番号の組合わせ、または、加
入グループ番号、端末IPアドレスの組合わせ等)を情
報蓄積部62−nへ蓄積する(ステップS71)。
【0249】次に、移動端末4−nのIPアドレスに接
続されている移動無線機3−nが、現在接続している無
線サーバ1−n’を特定するため、移動無線機アドレス
取得部64−nは、ホーム無線サーバ1−nに問い合わ
せる。このとき、プッシュ機能サーバ5−nからは、移
動端末4−nの識別情報が送られる。そして、ホーム無
線サーバ1−nから移動無線機3−nのIPアドレスを
取得する(ステップS72)。なお、プッシュ機能サー
バ5−nとホーム無線サーバ1−nは対になっており、
相互に情報の転送が行なえるものである。
【0250】また、ホーム無線サーバ1−nは、管理す
る移動無線機3−nおよび移動端末4−nのIPアドレ
スとプッシュ機能サーバ5−nから送られる配信先移動
端末4−nの識別情報とを対応づけるテーブルを保有す
る。そして、無線サーバ1−n’は、移動端末4−nに
対する登録認証の段階で、ホーム無線サーバ1−nに対
し移動無線機3−nのIPアドレスを通知し、ホーム無
線サーバ1−nは、移動無線機3−nのIPアドレスを
含むテーブルを更新し保持するものとする。そして、プ
ッシュ機能サーバ5−nから移動端末4−nのIPアド
レスが要求されたとき、このテーブルをもとにIPアド
レスを返すものとする。
【0251】次に情報配信部15−nは、移動無線機3
−nのIPアドレスから無線サーバ1−n’のIPアド
レスを求め、移動端末4−nへの配信予定の情報と識別
情報を無線サーバ1−n’へ送信する(ステップS7
3)。無線サーバ1−n’は、この情報を即時に移動端
末4−nへ送信するものとする。ただし、先述の移動端
末4−nの識別情報として(1)、(3)を利用した場
合、無線サーバ1−n’は、配信先の移動端末4−nを
特定できるので移動端末4−nへ配信情報を配信する。
(2)を利用した場合、無線サーバ1−n’は、移動無
線機3−nに接続されたすべての移動端末4−n(複数
存在する場合)に配信情報をブロードキャストする。
【0252】なお、無線サーバ1−n’と無線サーバ1
−n’に接続された移動無線機3−nのネットワークア
ドレスは共通であり、また、無線サーバ1−n’のホス
トアドレスは予め定められるものであるから、移動無線
機3−nのIPアドレスから無線サーバ1−n’のIP
アドレスは簡単に求められる。例えば、無線サーバ1−
n’のIPアドレスを172.31.0.254とする
と、移動無線機3−nのIPアドレスは172.31.
0.1のようになる。この移動無線機3−nのIPアド
レス中の「172.31」から無線サーバ1−n’のI
Pアドレス17.31.0.254(*.*.0.25
4は、無線サーバのホストアドレスとして予め定めてい
る)が特定できる。
【0253】次に、メール監視装置7−nを、図を参照
して説明する。図47は本実施の形態である、メール監
視装置7−nの構成を示すブロック図である。本実施の
形態では、複数のネットワークn(n=1、2、…)が
インターネットに接続され利用されるものとして説明す
る。また、通信プロトコルとしてTCP/IPが用いら
れるものとするが限定するものではない。また本実施の
形態では、処理の対象とする情報は特に電子メールとし
ているが、その他の情報を対象とし、メールサーバ9−
n以外のサーバの情報を監視するようにしてもよい。な
お、本実施の形態のメール監視装置7−nは、先の実施
の形態であるプッシュ機能サーバ5−nとともに利用す
る。
【0254】本実施の形態のメール監視装置7−nは、
メール監視部73−n、メール転送部74−n、メール
情報抽出部75−nとからなる処理部71−nと、ネッ
トワークnに接続されデータの入出力を行なう入出力部
72−nとから構成される。
【0255】メール監視部73−nは、定期的にメール
サーバ9−nにアクセスし、メールサーバ9−nが指定
されたアカウントに対する新しいメールを受信している
か確認する。そして、新しいメールが存在すると、その
アカウント情報から移動端末4−nの識別情報(加入グ
ループ番号、移動無線機番号、端末IPアドレスの組合
わせ、または、加入グループ番号、移動無線機番号の組
合わせ、または、加入グループ番号、端末IPアドレス
の組合わせ等)を生成する。なお、メール監視装置7−
nは、メールのアカウント情報と移動端末4−nの識別
情報を対応づけるテーブルを保持し、このテーブルを利
用して識別情報を生成する。メール転送部74−nは、
メール配信先の移動端末4−nの識別情報と新規の配信
メールをプッシュ機能サーバ5−nへ転送する。
【0256】メール情報抽出部75−nは、メール監視
部73−nによりメールサーバ9−nにおいて新規メー
ルの存在を確認し、そのアカウント情報から移動端末4
−nの識別情報を生成した時点で、そのメールの量、サ
イズ、添付物の種類等をさらに確認する。そして、これ
らの情報に応じてプッシュ機能サーバ5−nへ転送する
情報を加工し、メール転送部72−nへ渡す。例えば、
メールの数、量が大きい場合に、メールのタイトルのみ
を選択するようにする。なお、メール監視装置7−nの
機能をメールサーバ9−nに組み込む構成をとってもよ
い。
【0257】次に、図45に示す利用形態におけるプッ
シュ機能サーバ5−1およびメール監視装置7−1とそ
の他の装置の動作について説明する。
【0258】メール送信ホスト9−nは、移動端末4−
1へのメールを含むメールをメールサーバ9−3へ送信
する。メール監視装置7−3は定期的にメールサーバ9
−3にアクセスし、新着メールがあるか監視する。そし
て、新着のメールが存在するとメールのアカウント情報
から配信先の移動端末4−nの識別情報を生成する。新
着のメールが、例えば、移動端末4−1へのメールであ
る場合、メール監視装置7−3はこのメールと移動端末
4−1の識別情報をプッシュ機能サーバ5−1へ送信す
る。
【0259】プッシュ機能サーバ5−1は、ネットワー
ク1に属するホーム無線サーバ1−1により管理を受け
る移動端末4−1に配信される予定の情報および移動端
末4−1の識別情報を受信すると、情報蓄積部62−1
に蓄積する。そしてプッシュ機能サーバ5−1は、ホー
ム無線サーバ1−1にアクセスし、移動無線機3−1の
IPアドレスを問い合せ取得する。このとき、プッシュ
機能サーバ5−1は、移動端末4−1の識別情報をホー
ム無線サーバ1−1に送信する。そして、ホーム無線サ
ーバ1−1は保持している移動無線機3−nおよび移動
端末4−nのIPアドレスを含むテーブルを参照し、こ
の識別情報に対応する移動無線機3−1のIPアドレス
をプッシュ機能サーバ5−1へ送信する。
【0260】次にプッシュ機能サーバ5−1は、取得し
た移動無線機3−1のIPアドレスを利用して、先述の
移動端末4−1の識別情報として(2)を利用する場合
には、移動端末4−1への配信予定の情報を無線サーバ
1−2へ転送する。移動端末4−1の識別情報として
(1)または(3)を利用する場合には、移動端末4−
1への配信予定の情報と、さらに移動端末4−1のIP
アドレスを送信する。そして無線サーバ1−2は、移動
端末4−1への配信予定の情報と、さらに移動端末4−
1のIPアドレスが付加されている場合にはこれを受信
すると即時に移動無線機3−1に送信し、移動無線機3
−1は移動端末4−1へ送信する。ここでは、移動無線
機3−1と移動端末4−1は1対1に対応しているもの
とする。
【0261】以上では、ネットワーク1に属するホーム
無線サーバ1−1から管理を受ける移動無線機3−1お
よび移動端末4−1をそれぞれ1台として説明したが、
移動無線機3−1および移動端末3−1は複数あってよ
く、また、各移動端末4−1に対する配信予定の情報毎
に、処理部61−1は上記処理を行なう。
【0262】次に、図48に示す利用形態におけるプッ
シュ機能サーバ5−1とその他の装置の動作について説
明する。この利用形態では、図45におけるメール送信
ホスト9−nの代わりに、一例としてニュース配信ホス
ト20’−nがインターネットに接続されている。そし
て、ニュース配信ホスト20’−nが、移動端末4−1
への配信情報としてニュースを配信するものである。な
お、ニュース配信ホスト20’−nは、プッシュ機能サ
ーバ5−1のIPアドレスを保持し、直接プッシュ機能
サーバ5−1へデータを送信できるものとする。
【0263】最初にニュース配信ホスト20’−nは、
移動端末4−1へのニュース等の情報と移動端末4−1
の識別情報を直接プッシュ機能サーバ5−1へ送信す
る。そして、プッシュ機能サーバ5−1は受信したこれ
らの情報を情報蓄積部12−1に蓄積する。以降の動作
は、前述した動作と同様である。この利用形態では、配
信元から送信された配信情報を即時に移動端末4−1へ
送信することができる。
【0264】[ブロードキャスト]図49は同実施形態
の全体の構成を示すブロック図である。この図におい
て、符号6は同報する情報の作成及び発信を行う管理端
末である。符号1−2は、ネットワークNによって管理
端末6と接続された無線サーバBである。この無線サー
バB1−2には、4台の基地無線機2−2、2−4〜6
が接続され、さらにこれらの基地無線機2−2、2−4
〜6に対してそれぞれ端末装置T−1〜4が接続されて
いる。
【0265】なお、無線サーバB1−2に対して4台の
基地無線機2−2、2−4〜6を図示したが、5台以上
接続されていてもよい。また、1台の基地無線機2−2
に対して1台の端末装置T−1を図示したが、1台の基
地無線機に対して2台以上の端末装置5が無線によって
通信を確立していてもよい。
【0266】次に、図49を参照して、管理端末6から
同報情報を同報する動作を説明する。同一の情報を複数
の端末装置対して同時に配信することを同報、またはブ
ロードキャストという。まず、作業者は管理端末6を用
いて同報する情報を作成する。ここで作成する同報情報
のフォーマットを図54に示す。この図に示すように同
報する情報は、ヘッダ部と複数の情報からなる。この例
では、4つに分割された情報があるものとする。
【0267】ヘッダ部には、この情報が同報情報である
ことを示す識別子と、この同報情報の同報を行うネット
ワークアドレス及びこれに続く情報1〜4にサイズが定
義されている。
【0268】また、ヘッダ部に続く情報は、同報される
端末装置Tにとって、全ての情報が必要であることは少
ないために、同報される対象別にレベル分けに基づい
て、複数に分割されている。図54に示す例では4つに
分割されている。
【0269】ここでいうレベル分けとは、例えば、緊急
時の一斉同報を例にして説明すると、個人が所有する端
末装置(レベル1)、自治体が所有する端末装置(レベ
ル3)、消防が所有する端末装置(レベル7)、警察が
所有する端末(レベル15)のそれぞれに対して同報レ
ベル番号を付与することである。このように、同報を受
信する端末は、予めレベル分けがされており、このレベ
ル(以下、同報レベルと称する)分けに応じたレベル番
号が付与されている。
【0270】このレベル番号は、図54に示すように情
報1〜4に対してレベル番号のビットを割り当て、その
ビットが「1」であれば、その情報を必要とする端末で
あることを示している。図54に示す例では、情報1が
最下位ビットに割り当てられ、以下順に情報4が最上位
ビットに割り当てられている。
【0271】例えば、情報1のみを必要とする端末は、
最下位ビットのみが「1」であるので、レベル番号が
「1」となる。また、情報1〜4の全ての情報が必要で
ある端末は、4ビット全てが「1」であるのでレベル番
号は「15」となる。さらに全ての情報を必要としない
端末はレベル番号「0」となる。
【0272】このように、4つの情報がある場合におい
ては、レベル番号「0」から「15」までの16種類の
レベル分けをすることができる。また、情報の数が多い
場合でも、ビットの数を増やすことによって同様にレベ
ル番号を付与することができる。
【0273】同報情報は、このレベル分けに基づいて、
同報する情報を複数に分割した状態で作成するようにす
る。
【0274】次に、管理端末6は、作成された同報情報
を指定されたネットワークNに対して同報する。ここ
で、同報するネットワークNは、管理端末6が接続され
ているネットワークである必要はなく、他のネットワー
クアドレスを指定して他のネットワークに対して同報を
行ってもよい。
【0275】なお、管理端末6は、入出力装置を備えた
コンピュータ装置等で構成すればよい。
【0276】次に、同報された情報を無線サーバB1−
2が端末装置T−1〜4に対して配信する動作を説明す
る。図50は、無線サーバB1−2の構成を示すブロッ
ク図である。図52は、無線サーバB1−2の動作を示
すフローチャートである。
【0277】まず、無線サーバB1−2内に設けられた
同報情報受信部83aは、管理端末6より配信された同
報情報を受信して(ステップS81)、この同報情報を
同報情報受信部83a内に保持する。このとき、同報情
報受信部83aは、配信された情報のヘッダ部に同報情
報を示す識別子が含まれていたか否かによって、この情
報が同報情報であるかを判別する。
【0278】続いて、同報情報再構築部83bは、同報
情報受信部83a内に保持されている同報情報を読み出
すと同時に、同報レベル定義部83eを参照して、接続
されている端末装置T−1〜4の同報レベルに合うよう
に読み出した同報情報を再構築する(ステップS8
2)。ここでいう再構築とは、受信した全ての同報情報
のうち、受信する端末装置Tが必要としない情報を排除
して、必要な情報のみによって同報情報を構築すること
である。また、同報レベル定義部83eには、現時点に
おいて、この無線サーバB1−2に接続されている端末
装置T−1〜4の同報レベルのレベル番号と通信チャネ
ルが定義されている。
【0279】次に、チャネル選択部83cは、同報レベ
ル定義部83eを参照して、各端末装置Tに対応するチ
ャネルを選択して(ステップS83)、再構築された同
報情報を送信部83dへ渡す。
【0280】次に、送信部83dは、チャネル選択部8
3cにおいて選択されたチャネルに設定して、チャネル
選択部3cより受け取った同報情報を各端末装置T−1
〜4に対して送信する(ステップS84)。
【0281】なお、無線サーバB1−2と端末装置T−
1〜4との間がパケット通信によって通信が確立されて
いる場合、チャネル選択部83cは、送信先のアドレス
を各端末装置T−1〜4のアドレスに変換して、パケッ
トを送出するようにしてもよい。
【0282】このように、同報される情報を複数の情報
に分けて作成された同報情報を受信した無線サーバ1−
2は、接続されている端末装置Tの同報レベルに応じ
て、この同報情報を再構築し、必要な情報のみを端末装
置Tに対して送信するようにしたため、端末装置Tは、
必要な情報のみを受信することができる。
【0283】次に、図49、51、53を参照して、同
報情報を選択して受信する端末装置Tの実施形態を説明
する。図51は、端末装置T−nの構成を示すブロック
図である。図53は、図51に示す端末装置Tの動作を
示すフローチャートである。
【0284】図51、53を参照して、端末装置Tの動
作を説明する。まず、前述したように管理端末6によっ
て同報情報を作成して、指定したネットワークN内に同
報を行う。続いて、無線サーバB1−2は、同報された
同報情報を受信して、この同報情報をそのまま移動端末
T−1〜4に対して配信する。
【0285】以下の説明において、端末装置T−1〜4
の動作は同一であるため、端末装置T−1を例にして説
明する。無線サーバB1−2から同報情報が配信される
と、端末装置T−1内に設けられた同報情報受信部85
aは、この同報情報を受信して(ステップS85)、同
報情報受信部55a内に保持する。このとき、同報情報
受信部85aは、配信された情報のヘッダ部に同報情報
を示す識別子が含まれていたか否かによって、この情報
が同報情報であるかを判別する。
【0286】次に、同報情報抽出部85bは、同報情報
受信部85a内に保持されている同報情報を読み出すと
同時に、同報レベル定義部5dを参照して、この端末装
置T−1において必要な情報のみを抽出する(ステップ
S86)。このとき、同報レベル定義部85dにはこの
端末装置T−1に同報レベルが定義されているため、図
54に示す同報情報から同報レベル番号に応じて、該当
する情報のみを抽出する。
【0287】次に、同報情報抽出部85bは、抽出した
同報情報を表示部85cへ表示する(ステップS8
7)。これによって、端末装置T−1に設けられた表示
部85cに、この端末装置T−1にとって必要な情報の
みが表示される。
【0288】このように、受信した同報情報から必要な
情報のみを抽出して表示するようにしたので、端末装置
Tにとって不要な情報を排除することができる。
【0289】また、端末装置Tにとって必要であるか否
かの判断を、各端末装置Tに定義されたレベル分けによ
って行うようにしたため、情報を同報する端末側におい
て、端末装置Tに対して同報する情報の選択を行うこと
ができる。
【0290】また、同報情報は、テキストデータに限ら
ず、音声のデータや特定の意味を有した信号などであっ
てもよい。このとき、図51に示す表示部85cは、受
信した同報情報の種類によって、音声を発するスピーカ
や信号を受信して警報音を発する警報装置などに置き換
えた構成とすればよい。
【0291】[マルチキャスト]次に、図49、55、
56を参照して、複数の端末装置Tに対して同一の情報
を配信する(これをマルチキャストという)ことができ
る実施形態を説明する。ブロードキャストが指定された
ネットワークに接続されている全ての端末装置に、同一
の情報を同時に配信するのに対して、マルチキャスト
は、同一の情報を特定の端末装置に同時に配信するもの
である。
【0292】図55は、無線サーバB1−2の構成を示
すブロック図である。図55において、符号93fはネ
ットワーク2を介して、マルチキャスト情報を受信する
マルチキャスト情報受信部である。符号93gは、マル
チキャスト情報の配信先を決定する配信先決定部であ
る。符号93hは、受信したマルチキャスト情報を端末
装置Tに対して送信する送信部である。符号93iは、
端末装置Tのホーム無線サーバや現時点における接続先
の無線サーバが定義されている端末情報記憶部である。
【0293】図56は、マルチキャスト情報を端末装置
Tに対して配信する場合の動作を示すフローチャートで
ある。
【0294】端末装置Tは、マルチキャスト情報を受信
する場合のグループ分けが予めされており、そのグルー
プを識別するグループIDが各端末装置Tに対して付与
されているものとする。このグループIDは、各端末装
置Tのホーム無線サーバが管理しており、端末装置Tの
識別番号とグループIDの対応テーブルが各ホーム無線
サーバ内の端末情報記憶部93iに設けられている。
【0295】まず、端末装置Tから無線サーバB1−2
に対して、端末の登録要求を送信する。このとき、端末
装置Tはこの端末装置Tが有する識別番号を送信する。
これを受けて無線サーバB1−2は、前述したように、
端末の認証を行う。続いて、無線サーバB1−2は、ホ
ーム無線サーバに対して、この端末装置Tの情報を通知
して、ホーム無線サーバはこの情報を登録する。これに
よって、ホーム無線サーバは登録要求を行った端末装置
Tが接続されている無線サーバと受け取った識別番号か
ら、この端末装置TのグループIDを得ることができ
る。
【0296】次に、ホーム無線サーバは、無線サーバB
1−2から端末の登録が完了した時点で、無線サーバB
1−2に対して、登録を行った端末装置TのグループI
Dを通知する。これを受けて、無線サーバB1−2は、
このグループIDを端末情報記憶部93iに登録する。
これによって、無線サーバB1−2内に設けられた端末
情報記憶部93iには、無線サーバB1−2をホーム無
線サーバとする端末装置TのグループIDに加え、この
無線サーバB1−2に接続されている他の無線サーバを
ホーム無線サーバとする端末装置TのグループIDが登
録されることになる。
【0297】次に、ある端末装置Tからマルチキャスト
のパケットが送信され、これを無線サーバB1−2が受
信して、各端末装置Tに対して配信する動作を説明す
る。
【0298】まず、いずれかの端末装置Tにおいて、マ
ルチキャストする情報を作成する。このマルチキャスト
情報には、この情報がマルチキャストされた情報である
ことを示す識別子と、送信先のネットワークアドレス及
び配信を行う対象を示すグループIDが含まれている。
そして、このマルチキャスト情報を指定されたネットワ
ーク2に対して送信する。マルチキャスト情報の作成を
行う端末装置Tは、どこのネットワークに接続されてい
てもよく、また、送信先のネットワークも任意である。
【0299】次に、無線サーバB1−2内に設けられた
マルチキャスト情報受信部93fは、マルチキャスト情
報を受信する(ステップS91)。このとき、マルチキ
ャスト情報受信部93fは受信した情報にマルチキャス
トであることを示す識別子が含まれていたかを判別し
て、この情報がマルチキャストされた情報であるかを判
断する。受信されたマルチキャスト情報は、マルチキャ
スト情報受信部93f内に保持される。
【0300】次に、配信先決定部93gは、マルチキャ
スト情報受信部93f内に保持されているマルチキャス
ト情報を読み出すと同時に、端末情報記憶部93iに記
憶されている内容を参照して、このマルチキャスト情報
の配信先を決定する(ステップS92)。このとき、配
信先決定部93gは、マルチキャスト情報に含まれるグ
ループIDを抽出して、さらに端末情報記憶部93iに
記憶されている内容を参照することによってこのグルー
プIDに該当する端末装置Tを抽出する。また、この端
末装置Tの抽出を行う場合に、現時点でこの無線サーバ
B1−2に接続されている端末装置Tのうち、該当する
グループIDを有している端末装置Tがあれば、マルチ
キャスト情報を配信する端末装置とする。
【0301】一方、この無線サーバB1−2をホーム無
線サーバとする端末装置Tが他の無線サーバに接続がさ
れており、かつこのマルチキャスト情報を配信する対象
であるグループIDを有している場合、配信先決定部9
3gはこの端末装置Tが接続されている無線サーバを割
り出し、この割り出した無線サーバを配信先とする。
【0302】次に、配信先決定部93gは、配信先が決
定した時点で各端末装置Tに対してマルチキャスト情報
受信部3fにおいて受信されたマルチキャスト情報を、
送信部3hを介して送信する(ステップS93)。
【0303】このように、端末情報記憶部93iに記憶
されている内容を参照することによって、同一の情報を
特定の端末装置Tに対して配信することができる。さら
に、他の無線サーバに接続されている端末装置Tに対し
ても、マルチキャスト情報を転送するようしたため、確
実にマルチキャスト情報を端末装置Tに対して配信する
ことができる。
【0304】[リモートNAT]図58は、同実施形態
における無線サーバ、基地無線機及び移動無線機の全体
の構成を示す図である。この図において、20はホスト
サーバであり、インターネット16を介して特定のクラ
イアントに対してプッシュ型の情報提供サービスを実施
する。また、このホストサーバ20は、「212.2
0.20.20」というインターネットIPアドレス
(同図中、“IP”と表記。以下、同様)を有してい
る。3はルータであり、インターネット側から送信され
てきたデータを、それぞれ目的のノードへ送信する際の
経路制御を行う。
【0305】1−1〜3は、それぞれルータ15に接続
された無線サーバであり、各無線サーバは、各々対応す
るサブネットワークAa、Ab、Acを管理している。
また、各無線サーバは、インターネットIPアドレス
と、各々が管理するサブネットワーク内におけるローカ
ルIPアドレスとを有している。2−1〜3は基地無線
機であり、それぞれ無線サーバ1−1〜1−3に接続さ
れている。ここで、図58においては図示を簡略化する
ため、1台の無線サーバに対して1台の基地無線機が図
示されているが、1台の無線サーバに対して複数台の基
地無線機を接続することも可能である。
【0306】3−1は移動無線機であり、基地無線機2
−1〜2−3のいずれかと無線通信によって接続され、
無線サーバ1−1〜1−3と通信を行う。ここで、図5
8では、図示の簡略化のため移動無線機3−1が1台の
み図示されているが、実際には各サブネットーワーク内
に同時に多数の移動無線機が存在するものとする。した
がって、サブネットワークAa〜Ac内のクライアント
は、各々対応する基地無線機2−1〜2−3の通信エリ
ア内に存在する複数の移動無線機ということになる。
【0307】また各移動無線機には、各々、元来帰属す
る無線サーバ(以下、ホームサーバという)が決められ
ており、各無線サーバは、自らをホームサーバとする移
動無線機の現在位置を常に管理している。例えば、図5
8に示す移動無線機3−1のホームサーバが無線サーバ
1−1であった場合、移動無線機3−1が基地無線機2
−1の通信エリアから基地無線機2−2の通信エリアへ
移動すると、移動無線機3−1は、自機に付与されてい
る固有の識別番号とホームサーバ(無線サーバ1−1)
のIPアドレスとを、基地無線機2−2を介して無線サ
ーバ1−2へ送信して登録認証動作を行う。
【0308】そして、無線サーバ1−2は、この登録認
証動作により、移動無線機3−1に対して付与するIP
アドレスを適宜選択して送信し、移動無線機3−1に自
らが管理するサブネットワークAb内におけるIPアド
レスを付与する。
【0309】また、無線サーバ1−2は、この登録認証
動作で受信した識別番号が、自らをホームサーバとする
移動無線機の識別番号であるか否かを判断する。そし
て、自らをホームサーバとする移動無線機でないと判断
された場合は、登録認証動作時に受信した移動無線機3
−1のホームサーバのIPアドレスに宛てて、移動無線
機3−1の識別番号をインターネット16を介してホー
ムサーバ(この場合、無線サーバ1−1)へ送信する。
【0310】無線サーバ1−1がこの識別番号を受信す
ると、受信した識別番号と、送信元の無線サーバ1−2
のIPアドレスとを対応付けて記憶する。これにより、
移動無線機3−1の現在位置(この場合、基地無線機2
−2の通信エリア内)を把握することができる。例え
ば、各無線サーバ内に移動無線機現在位置記憶部を設
け、自サーバをホームサーバとする全移動無線機の識別
番号と、それら各移動無線機が現在属しているサブネッ
トワークを管理している無線サーバのインターネットI
Pアドレスを対応付けて、上述した移動無線機現在位置
記憶部に記憶しておくことで、自サーバをホームサーバ
とする全移動無線機の現在位置を把握することができ
る。
【0311】次に図59を参照して、無線サーバ1−1
〜1−3内にそれぞれ具備されているリモートNAT処
理部の構成について説明する。無線サーバ1−nは、入
出力部110、データ解析部111、IPアドレス割当
部112、アドレス変換テーブル作成部113、アドレ
ス変換部114、現在位置検索部115及び移動端末現
在位置記憶部125から構成される。
【0312】上述した移動無線機の現在位置問合わせ信
号は、ホストサーバ20が、情報提供する移動無線機の
現在位置を当該移動無線機のホームサーバへ問い合わせ
る際に出力する信号であり、少なくとも、現在位置問
合わせ信号であるか否かを示す識別情報(以下、問い合
わせ識別情報という)、および、情報提供しようとし
ている移動無線機の識別番号(IPアドレスとは異なる
各移動無線機固有の番号)が含まれている。
【0313】また、データ解析部111において、受信
したデータが移動無線機の現在位置問合わせ信号だった
場合、現在位置問合わせ信号に含まれる識別信号に基づ
いて前述した移動無線機現在位置記憶部(図59中、符
号125)内を検索し、対応して記憶されているインタ
ーネットIPアドレスを、入出力部110を介して現在
位置問合わせ信号を送信したホストサーバへ送信する現
在位置検索部115を有している。
【0314】次にインターネット16に接続されたホス
トサーバ20から、図58に示す移動無線機3−1へプ
ッシュ型の情報提供サービスを行う際の各部の動作につ
いて、図60に示すフローチャートを参照して説明す
る。ここで、図60(a)のフローチャートには移動無
線機3−1のホームサーバである無線サーバ1−1の、
(b)にはホストサーバ20の、(c)には無線サーバ
1−2の、(d)には移動無線機3−1の動作がそれぞ
れ示されている。また、同図中、点線で示される矢印
は、各種データの流れを示している。
【0315】まず、ホストサーバ20が、移動無線機3
−1へ情報を提供する場合、図60(b)のステップS
d1において、移動無線機3−1のホームサーバである
無線サーバ1−1に対して、現在位置問合わせ信号を出
力する。これにより、無線サーバ1−1では、図60
(a)のステップSe1において、データ解析部111
が受信したデータを解析する。
【0316】そしてステップSe2へ進み、受信したデ
ータが現在位置問合わせ信号であるか否かを判断する。
ここで、受信したデータが現在位置問合わせ信号である
と判断された場合は、判断結果がYESとなりステップ
Se3へ進む。ここでは、無線サーバ1−1は現在位置
問合わせ信号を受信しているので、判断結果がYESと
なり、ステップSe3へ進む。なお、ステップSe2に
おいて現在位置問合わせ信号でないと判断された場合の
処理については後述する。
【0317】ステップSe3へ進むと、現在位置検索部
115は、現在位置問合わせ信号に含まれている識別信
号に基づいて移動無線機現在位置記憶部125内を検索
する。そして、ステップSe4へ進み、現在位置検索部
115は、現在位置問合わせ信号に含まれていた識別信
号に対応するインターネットIPアドレス(ここでは、
無線サーバ1−2のインターネットIPアドレス)を検
出し、入出力部110を介してホストサーバ20へ送信
する。
【0318】これにより、ホストサーバ20は図60
(b)のステップSd2へ進み、移動無線機3−1が現
在属しているサブネットワークAbを管理している無線
サーバ1−2に対し、移動無線機3−1にインターネッ
トIPアドレスを割り当てるよう、割当要求信号を送信
する。そして、この割当要求信号を受信した無線サーバ
1−2は、まず、図60(c)のステップSf1におい
て、データ解析部111により受信したデータを解析す
る。
【0319】そしてステップSf2へ進み、受信したデ
ータが現在位置問合わせ信号であると判断された場合
は、判断結果がYESとなり、前述したステップSe3
以降の処理を行い、受信したデータが現在位置問合わせ
信号でないと判断された場合は、判断結果がNOとなり
ステップSf3へ進む。また、現在位置問合わせ信号で
ないと判断された場合は、図60(a)に示すステップ
Se3以降の処理を行う。
【0320】ここで、無線サーバ1−1〜1−3におい
て行われる処理内容は、互いに同一であり、例えば、図
60(a)に示すステップSe1,Se2の処理と、図
60(c)に示すステップSf1,Sf2の処理とは全
く同一の処理である。よって、無線サーバ1−2におい
て、図60(c)のステップSf2における判断結果が
YESとなった場合は、図60(a)に示すステップS
e3以降の処理が行われる。また、無線サーバ1−1に
おいて、図60(a)のステップSe2における判断結
果がNOとなった場合は、これから述べるステップSf
3以降の処理が行われる。
【0321】ステップSf2において、受信したデータ
が現在位置問合わせ信号でないと判断されると、次にス
テップSf3へ進み、受信したデータが割当要求信号で
あるか否かが判断される。そして、割当要求信号である
と判断された場合は、判断結果がYESとなってステッ
プSf4へ進む。一方、割当要求信号でないと判断され
た場合は、判断結果がNOとなりステップSf6へ進
む。ここでは、無線サーバ1−2は要求信号を受信して
いるので、判断結果はYESとなってステップSf4へ
進む。
【0322】ステップSf4では、IPアドレス割当部
112が、予め記憶していた複数のインターネットIP
アドレスのうち、現在使用されていないインターネット
IPアドレスの中から1つを適宜選択し、移動無線機2
6に割り当てる。これにより、アドレス変換テーブル作
成部113は、移動無線機3−1のIPアドレスと、I
Pアドレス割当部112により割り当てられたインター
ネットIPアドレスとを対応付けて、アドレス変換テー
ブルに記憶する。
【0323】そして、アドレス変換テープル作成部11
3においてアドレス変換テーブルに新たなIPアドレス
の対応が追加されると、次にステップSf5へ進み、ア
ドレス変換部114が、割当要求信号の送信元であるホ
ストサーバ20に対し、移動無線機3−1に割り当てら
れたインターネットIPアドレスを送信する。
【0324】これにより、ホストサーバ20が、移動無
線機3−1に割り当てられたインターネットIPアドレ
スを無線サーバ1−2から受信すると、図60(a)の
ステップSd3へ進み、受信したインターネットIPア
ドレスへ宛てて、移動無線機3−1へ提供するデータを
送信する。
【0325】そして、このデータを無線サーバ1−2が
受信すると、図60(c)のステップSf1において、
データ解析部111が受信したデータを解析する。ここ
で、無線サーバ1−2が受信したデータは、現在位置問
い合わせ信号および割当要求信号のいずれでもないた
め、ステップSf2およびSf3における判断結果は共
にNOとなる。
【0326】これによりステップSf6へ進み、アドレ
ス変換部114がデータ解析部11において解析された
受信データに含まれている送信先インターネットIPア
ドレスを、アドレス変換テーブル作成部113内のアド
レス変換テーブルに基づいて、移動無線機3−1のIP
アドレスに変換する。
【0327】次いでステップSf7へ進み、アドレス変
換部114は、ホストサーバ20から送信されたデータ
を、変換したローカルIPアドレス、すなわち、移動無
線機3−1に宛て、入出力部110および基地無線機2
−2を介して送信する。これにより、図60(d)のス
テップSg1において、移動無線機3−1は、ホストサ
ーバ20から提供されたデータを受信する。
【0328】なお、移動無線機3−1が基地無線機2−
2の通信エリアから2−3の通信エリアへさらに移動し
た場合も、移動無線機3−1が基地無線機2−3の通信
エリア内で登録認証動作を行った時、無線サーバ1−1
は移動無線機3−1の現在位置を把握することができ
る。そして、サブネットワークAcを管理している無線
サーバ1−3が図60(c)の処理を行うことにより、
ホストサーバ20から移動無線機3−1に対するプッシ
ュ型情報提供サービスが可能となる。
【0329】また、移動無線機3−1が無線サーバ1−
1(移動無線機3−1のホームサーバ)により管理され
ているサブネットワークAa内に属している場合は、無
線サーバ1−1において、図60(a)のステップSe
1,Se2の処理を行った後、図60(c)のステップ
Sf3以降の処理が行われることになるので、上述と同
様、ホストサーバ20から移動無線機3−1に対するプ
ッシュ型情報提供サービスが可能となる。
【0330】[DHCPリレーエージェント]図61
は、無線サーバB1−2の構成を示すブロック図であ
る。図61において、符号130aはネットワーク2に
対して、パケットの送受信を行うネットワーク接続部で
ある。符号130bは、端末装置Tから送信されたIP
アドレスの発行要求に応じて、DHCPサーバ8−3に
対してIPアドレスの発行要求の送信と発行されたIP
アドレスの受信を行うリレーエージェント部である。符
号130cは、基地無線機2−2を介して端末装置Tと
通信を確立する端末接続部である。符号130dは、各
端末装置Tのホーム無線サーバが定義されているホーム
サーバ定義部である。
【0331】次に、図61及び図62を参照して、IP
アドレス発行時の無線サーバB1−2の動作を説明す
る。図62は、無線サーバB1−2の動作を示すフロー
チャートである。
【0332】まず、無線サーバB3−2内の端末接続部
130cは、基地無線機2−2を介して端末装置Tが送
信したIPアドレス発行要求を受信する(ステップS1
01)。この移動端末から送信されたIPアドレス発行
要求には、移動無線機を特定できる識別番号が付加され
ている。このとき、端末装置Tからは、ブロードキャス
ト(ネットワーク内に接続されている機器に対して同じ
パケットを同時に送信すること)によって、IPアドレ
ス発行要求が送信される。これを受けて、無線サーバB
1−2は、このパケットが端末装置TからのIPアドレ
ス発行要求であるかを判別して、IPアドレス発行要求
であれば、この要求を受け付ける。
【0333】また、IPアドレス発行要求のパケットに
は、この要求を送信した移動端末4−nの識別IDが含
まれている。この識別IDは、移動端末4−nが有する
MACアドレスである。このMACアドレスとは、端末
装置Tのハードウェアに付与された識別番号である。
【0334】次に、受信したパケットが端末装置Tから
のIPアドレス発行要求であった場合、端末接続部3c
は、受信したパケットをリレーエージェント部130b
へ渡す。
【0335】続いて、リレーエージェント部130b
は、端末装置TからのIPアドレス発行要求を受け取
り、その内容から移動無線機3−nの識別番号を抽出す
る。そして、リレーエージェント部130dは、ホーム
サーバ定義部130dの内容を参照して、この識別番号
に対応する無線サーバを割り出す(ステップS10
2)。
【0336】このホームサーバ定義部130dには、各
移動無線機3−nの識別番号と、端末装置Tの識別ID
を有するホーム無線サーバのIPアドレスを対応付ける
テーブルが設けられている。このテーブルを参照するこ
とによって、リレーエージェント部130bは受信した
識別IDを有する端末装置Tのホーム無線サーバのIP
アドレスを割り出す。
【0337】次に、リレーエージェント部130bは、
端末装置Tに代わってホーム無線サーバに対して、ネッ
トワーク接続部130aを介してIPアドレス発行要求
のパケットを送信する(ステップS103)。このと
き、送信パケットの送信元アドレスは、無線サーバB1
−2のIPアドレスとなり、送信先のアドレスは、先に
割り出したホーム無線サーバのIPアドレスとなる。
【0338】次に、このIPアドレス発行要求のパケッ
トを受信した無線サーバC1−3は、DHCPサーバ8
−3に対してIPアドレス発行の要求を送信する。続い
て、DHCPサーバ8−3はこの要求に応じて、現時点
で使用可能なIPアドレスを発行して、無線サーバC1
−3に対して送信する。これを受けて、無線サーバC1
−3は、IPアドレス発行要求のパケットを送信した無
線サーバB1−2へDHCPサーバ8−3が発行したI
Pアドレスを含めたパケットを送信する。
【0339】次に、ネットワーク接続部130aは、無
線サーバC1−3が送信したパケットを受信する(ステ
ップS104)。このとき、ネットワーク接続部130
aは受信したパケットがIPアドレス発行要求の返信パ
ケットであるかを判別して、返信パケットである場合
は、このパケットをリレーエージェント部130bへ渡
す。
【0340】次に、ネットワーク接続部130aから返
信パケットを受け取ったリレーエージェント部130b
は、この返信パケットに端末装置Tの識別IDを加え、
端末接続部130cへ渡す。
【0341】次に、端末接続部130cは、この返信パ
ケットをブロードキャストによって、端末装置Tに対し
て配信する(ステップS105)。続いて、端末装置T
は、ブロードキャストされたパケットに、この端末装置
Tの識別IDが含まれているかを判別し、含まれていれ
ばこのパケットに含まれているIPアドレスを抽出す
る。
【0342】また、ホームサーバ定義部130dに移動
無線機3−nの識別番号が存在しない場合、予め指定さ
れたもしくは学習して記憶していた他の無線サーバにI
Pアドレス発行要求をして、そこに端末装置Tの識別I
Dがなければ、その無線サーバは同様にさらに他の無線
サーバに問い合わせをする。そして、該当する識別ID
を持った無線サーバは問い合わせと逆のルートでIPア
ドレス発行要求の応答を返すようにしてもよい。このよ
うにすることで、無線サーバは自らがホームサーバとな
る移動無線機の情報を持つことになり、セキュリティの
向上を図ることができる。このように、端末装置Tから
のIPアドレス発行要求に対して、現時点で接続しよう
としている無線サーバがホーム無線サーバでなくても、
この無線サーバを介してホーム無線サーバからIPアド
レスを発行するようにしたので、端末装置TのIPアド
レスの設定を変更することなく他の無線サーバに接続す
ることが可能となる。
【0343】また、通常ブロードキャストされたパケッ
トは、このパケットを送信した端末装置が接続されてい
るネットワークを超えて、他のネットワークに接続され
ているサーバ等にパケットを送信することができない。
しかし、ブロードキャストされたパケット受信して、端
末装置に代わってIPアドレス発行要求及び返信のパケ
ットを送受信するリレーエージェント部を設けたため、
他のネットワークに接続されているDHCPサーバに対
してIPアドレスの発行要求を送信することが可能とな
る。
【0344】次に、図63を参照して、無線サーバB1
−2、基地無線機2−2、2−4〜6及び移動無線機3
−1のアドレス体系について説明する。図63おいて、
例として無線サーバB1−2のIPアドレスを「17
2.31.0.254」とし、基地無線機2−2、2−
4、2−5、2−6のそれぞれのIPアドレスを「17
2.31.31.254」、「172.31.47.2
54」、「172.31.63.254」、「172.
31.79.254」とする。
【0345】また、基地無線機2−2、2−4〜6に接
続される複数の移動機のうち1つの移動無線機3−1の
IPアドレスを「172.31.0.1」とする。
【0346】IPアドレスは、通常32ビットで表現さ
れ、8ビット毎に「.」(ピリオド)で区切って10進
数で表現される。以下の説明において、「.」(ピリオ
ド)によって4つに区切られたIPアドレスの数値のう
ち、いちばん左の数値を1番目の数値、次を2番目の数
値、以下同様に3番目の数値、4番目の数値と称する。
【0347】基地無線機2−2、2−4〜6の3番目の
数値「31」、「47」、「63」、「79」は、上位
4ビットが「0001」、「0010」、「001
1」、「0100」となっており、下位4ビットは全て
「1111」になるように設定されている。また、全て
の基地局の4番目の数値は「11111110」(10
進数で254)となるように設定されている。3番目の
数値の下位4ビットと4番目の数値で表現される数値
「1111 1111 1110」はこの装置が基地無
線機であることを示しており、さらに3番目の数値の上
位4ビットが基地無線機の区別するための番号である。
また、1番目の数値と2番目の数値は、これらの基地無
線機2−2、2−4〜6が接続されている無線サーバB
1−2を示している。
【0348】このように設定することによって、基地無
線機4−2、4−4〜6がどの無線サーバに接続されて
おり、さらに何番目の基地無線機であるかをIPアドレ
スによって知ることができる。
【0349】一方、移動無線機3−1は、IPアドレス
の32ビットのIPアドレスのうち下位12ビットは無
線サーバB1−2が割り当てる数値である。したがっ
て、無線サーバB1−2及び基地無線機2−2、2−4
〜6が割り当てられているIPアドレスに基づいて移動
無線機3−1のIPアドレスを設定することによってど
の基地無線機に接続されているかを知ることができる。
【0350】このように、基地無線機に対してもIPア
ドレスを付与して、図63示すように無線サーバB1−
2と基地無線機2−4の間の通信をISDNルータ13
を使用することによって、無線サーバB1−2と基地無
線機2−4の距離が離れている場合でも、これらの構成
を変更することなしに通信を行うことができる。
【0351】[疑似プロキシ]図65に本実施形態を示
す。本実施形態では、2つのネットワークn(n=1、
2)がルータ15−n(n=1、2)を通してインター
ネットに接続されている。無線サーバ1−n(n=1、
2)は、ネットワークn(n=1、2)に配置され接続
される。また、各ネットワークn(n=1、2)には、
機能サーバとしてのDNSサーバ11−n(n=1、
2)、HTTPサーバ12−n(n=1、2)、FTP
サーバ17−n(n=1、2)等各種サーバが接続され
る。なお、本実施形態において機能サーバは、これら各
種サーバのことである。また、移動無線機3−1はネッ
トワーク1に属し、無線通信により無線基地局2−1を
通して無線サーバに接続される。この図では、さらにネ
ットワーク2に属する移動無線機3−2がネットワーク
1の無線通信エリアに移動し、ネットワーク1に属する
無線サーバ1−1に接続されている状態を示している。
ここでは、2つのネットワーク1、2を例示しているが
2つに制限するものではない。また、移動無線機3−n
(n=1、2、…)および各種サーバに対してもその数
および種類を制限するものではない。
【0352】図64は、本実施の形態である無線サーバ
の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、複
数の無線サーバ1−n(n=1、2、…)がインターネ
ットに接続され利用されるものとして説明する。また、
通信プロトコルとしてTCP/IPが用いられるものと
するが限定するものではない。
【0353】本実施の形態の無線サーバ1−nは、登録
認証部134−nと、変換テーブル作成部135−n
と、アドレス変換部136−nを備える処理部131−
nと、アドレス変換テーブルを含むデータを記憶してい
る記憶部132−nと、インターネットおよび無線基地
局2−nに接続されデータの入出力を行なう入出力部1
33−nとから構成される。
【0354】登録認証部134−nは、移動無線機3−
nから送信された無線サーバ1−nへの登録認証要求か
ら、移動無線機3−nが自ネットワークに属するか他ネ
ットワークに属するか判定する。ここで他ネットワーク
に属すると判断された場合、登録認証部134−nは、
さらに、 (1)移動無線機3−nが自身のIPアドレスおよび各
種サーバのIPアドレス、ポート番号等の情報を保持し
ていない場合: 移動無線機3−nが属する他ネットワ
ークの無線サーバ1−n’(以下ホーム無線サーバと称
す)に、移動無線機3−nのIPアドレス、機能サーバ
としてのHTTPサーバ・DNSサーバ・メールサーバ
等の各種サーバのIPアドレスとポート番号を要求し、
各データを受け取る。 (2)移動無線機3−nが自身のIPアドレスおよび各
種サーバのIPアドレス、ポート番号等の情報を保持し
ている場合: 移動無線機3−nから、移動無線機3−
nのIPアドレス、HTTPサーバ・DNSサーバ・メ
ールサーバ等の各種サーバのIPアドレスとポート番号
の各データを受け取る。
【0355】変換テーブル作成部135−nは、登録認
証部134−nがホーム無線サーバ1−n’または移動
無線機3−nから受け取った各データをもとに、アドレ
ス変換テーブルを作成する。このアドレス変換テーブル
は、ホーム無線サーバが属するネットワークの各種サー
バのIPアドレスを、自ネットワークに属する各種サー
バのIPアドレスに対応させ、自ネットワークと移動無
線機3−nが属する他ネットワークにおける移動無線機
3−nのIPアドレスを対応させるものである。
【0356】アドレス変換部136−nは、移動無線機
3−nが自ネットワークに属さない場合、移動無線機3
−nからの各種サーバへのサービス要求に対し、アドレ
ス変換テーブルを参照して各種サーバおよび移動無線機
3−nのIPアドレスとポート番号を自ネットワークに
合うようにに変換する。そして、移動無線機3−nに対
し、自ネットワークに属し対応するサーバへのアクセス
を可能とさせる。
【0357】なお、各ネットワークnには、少なくとも
1つの無線サーバ1−nがあるものとする。また、処理
部131−nはメモリおよびCPU(中央演算装置)等
により構成され、処理部131−nの各機能を実現する
ためのプログラム(図示せず)をメモリにロードして実
行することによりその機能が実現されるものとする。ま
た、記憶部132は、EEPROM(Electric
Erasable Programmable Rea
d Only Memory)、ハードディスク、光磁気
ディ スク等の不揮発性の記録装置により構成されてい
る。
【0358】次に、このように構成された本実施形態の
無線サーバ1−1と、移動無線機3−2の動作を、図6
5および図66を参照して説明する。図66は、無線サ
ーバ1−n(n=1、2、…)の動作フローチャートで
ある。なお、移動無線機3−2は、ホーム無線サーバ1
−2により管理されるものである。また、移動無線機3
−nには、周辺機器もしくは組み込み装置として入力装
置、表示装置等(いずれも図示せず)が接続されるもの
とする。ここで、入力装置とはキーボード、マウス、タ
ッチパネル等の入力デバイスのことをいう。表示装置と
はCRT(Cathode Ray Tube)や液晶表
示装置等のことをいう。
【0359】まず、移動無線機3−2が無線通信により
無線基地局2−1を経由して無線サーバ1−1にアクセ
スし、無線サーバ1−1に対し登録認証情報を伴う登録
認証要求を行ない、無線サーバ1−1はこの登録認証要
求を受信する(ステップS111)。このとき移動無線
機3−2は、どのネットワークにアクセスしているかを
認識していない。なお、登録認証情報として、例えば移
動無線機3−2に一意に定められる固有の識別子等が送
信される。
【0360】無線サーバ1−1は、移動無線機3−2か
ら送信された登録認証情報を受信すると、登録認証部1
34−1は、この登録認証情報をもとに、移動無線機3
−2が自ネットワークであるネットワーク1に属するか
否か(すなわち、無線サーバ1−1の管理下にあるか否
か)を判定する(ステップS112)。なお、各移動無
線機3−nがもつ識別子に対応するネットワーク関連情
報(各ネットワークに属する無線サーバ1−n(n=
1、2、…)のIPアドレス、ポート番号等)を各無線
サーバが保持しているものとする。
【0361】移動無線機3−2はネットワーク2に属し
ているので、登録認証部134−1は自ネットワークに
属さない装置であると判断するとともに、ネットワーク
関連情報から移動無線機3−2が属するネットワーク2
を割り出す(ステップS113)。
【0362】そして、登録認証部134−1はホーム無
線サーバ1−2にアクセスし、移動無線機3−2の登録
認証情報およびIPアドレスさらにネットワーク2に属
する各種サーバのIPアドレスおよびポート番号を受け
取る(ステップS114)。
【0363】登録認証部134−1は、ホーム無線サー
バ1−2から得た移動無線機3−2の登録認証情報を用
いて登録認証処理を行なう(ステップS115)。この
登録認証処理により、移動無線機3−2によるアクセス
が正当であると判断されると、移動無線機3−2と無線
サーバ1−1の接続が確立する。なお、ここで行われる
登録認証処理は、別途定められるものである。一例とし
て登録認証情報に含まれる移動無線機3−nに固有な識
別子等に基づき登録認証の判断を行なってもよい。
【0364】次に、アドレス変換部136−1は、ホー
ム無線サーバ1−2から受信した移動無線機3−2のI
Pアドレス、ネットワーク2に属するDNSサーバ・F
TPサーバ・HTTPサーバ等各種サーバのIPアドレ
スとポート番号とネットワーク1に属するDNSサーバ
・FTPサーバ・HTTPサーバ等各種サーバのIPア
ドレスとポート番号を対応させるアドレス変換テーブル
を作成する(ステップS116)。なお、図67にアド
レス変換テーブルの一例を示している。この例では、ホ
ーム無線サーバ管理下におけるIPアドレスと、ポート
番号と、移動先の無線サーバ管理下におけるIPアドレ
スと、識別子としての識別番号の各フィールドから構成
されている。
【0365】次に、移動無線機3−2が発信した各種サ
ーバへのサービスの要求を、無線サーバ1−1が無線基
地局2−1を経由して受信する(ステップS117)。
このとき、移動無線機3−2がネットワーク2において
アクセスする場合と同様に、DNSサーバ11−2、H
TTPサーバ12−2、FTPサーバ17−2等に対す
る要求が発信される。
【0366】次に、アドレス変換部136−1は、記憶
部132−1に記憶されているアドレス変換テーブルを
もとに要求先のサーバのIPアドレスを、ネットワーク
1においてネットワーク2の各サーバに対応するDNS
サーバ11−1、HTTPサーバ12−1、FTPサー
バ17−1等のIPアドレスに変換し、これを宛先アド
レスとする。さらに、アドレス変換部136−1は、移
動無線機3−2のIPアドレスをネットワーク1に対応
するアドレスに変換し、送信元アドレスとする(ステッ
プS118)。なお、ポート番号が重複して定義される
場合もあるので、移動無線機3−2からさらに、要求す
る機能情報(HTTP、DNS、FTP等)も発信し、
アドレス変換部136−1は、この機能情報をもとにサ
ーバのIPアドレスの対応をとるようにしてもよい。
【0367】そして、アドレス変換したサーバのIPア
ドレスと移動無線機3−2のIPアドレスを含む移動無
線機3−2からのサービス要求を、要求先と同じ機能を
もつネットワーク1のサーバへ送信する(ステップS1
19)。
【0368】そしてサービス要求を受けたサーバは、要
求による処理を行なった結果の処理情報と、送信元アド
レスとしての当該サーバのIPアドレスと宛先アドレス
としての移動無線機3−2のIPアドレスを含めて応答
を返す。無線サーバ1−1は、この応答を受信する(ス
テップS120)。
【0369】アドレス変換部136−1は、サーバから
の応答中の送信元アドレスとなっているサーバのIPア
ドレスを、アドレス変換テーブルをもとにネットワーク
2の対応するサーバのIPアドレスに変換する。さら
に、移動無線機3−2のIPアドレスをネットワーク2
におけるIPアドレスに変換する(ステップS12
1)。
【0370】そして、無線サーバ1−1は無線基地局2
−1を経由して、無線により処理情報を移動無線機3−
2に送信する(ステップS122)。
【0371】以後、ループ1を繰り返すが、移動無線機
3−2が無線サーバ1−1との接続を切断した時点で処
理は終了するものとする。
【0372】次に、ネットワーク1に属する移動無線機
3−1が、無線通信により無線基地局2−1を経由して
無線サーバ1−1にアクセスする場合の処理を説明す
る。
【0373】移動無線機3−1が、無線サーバ1−1に
対し登録認証情報を伴う登録認証要求を行ない、無線サ
ーバ1−1はこの登録認証要求を受信する(ステップS
111)。なお、登録認証情報として、例えば移動無線
機3−1に固有の識別子が送信される。
【0374】無線サーバ1−1は、移動無線機3−1か
ら送信された登録認証情報を受信すると、登録認証部1
34−1は、この登録認証情報をもとに、移動無線機3
−2が自ネットワークであるネットワーク1に属するか
否か(すなわち、無線サーバ1−1の管理下にあるか否
か)を判定する(ステップS112)。
【0375】移動無線機3−1はネットワーク1に属し
ているので、登録認証部134−1は自ネットワークに
属する装置であると判断され、登録認証部134−1
は、移動無線機3−1から得た登録認証情報を用いて登
録認証処理を行なう(ステップS123)。この登録認
証処理により、移動無線機3−1によるアクセスが正当
であると判断されると、移動無線機3−1と無線サーバ
1−1の接続が確立する。
【0376】次に、移動無線機3−1が発信した各種サ
ーバへのサービスの要求を、無線サーバ1−1が無線基
地局2−1を経由して受信する(ステップS124)。
【0377】そして、移動無線機3−1から要求を受け
るサーバのIPアドレスと移動無線機3−1のIPアド
レスを含む移動無線機3−1からのサービス要求を、要
求先のサーバへ送信する(ステップS125)。
【0378】そしてサービス要求を受けたサーバは、要
求による処理を行なった結果の処理情報と、送信元アド
レスとしての当該サーバのIPアドレスと宛先アドレス
としての移動無線機3−1のIPアドレスを含めて応答
を返す。無線サーバ1−1は、この応答を受信する(ス
テップS126)。
【0379】そして、無線サーバ1−1は無線基地局2
−1を経由して、無線により処理情報を移動無線機3−
1に送信する(ステップS127)。
【0380】以後、ループ0を繰り返すが、移動無線機
3−1が無線サーバ1−1との接続を切断した時点で処
理は終了するものとする。
【0381】以上では、移動無線機3−nが自身のIP
アドレスおよび各種サーバのIPアドレス、ポート番号
等の情報を保持していない場合を説明している。なお、
移動無線機3−nが自身のIPアドレスおよび各種サー
バのIPアドレス、ポート番号等の情報を保持している
場合には、ステップS111において無線サーバ1−1
が受信する登録認証要求に含まれる登録認証情報に上記
各情報を含ませ、この情報をもとにアドレス変換テーブ
ルを作成してもよい。
【0382】以上のように、無線サーバ1−1は、移動
無線機3−2から発信されたネットワーク2に属する各
種サーバへの要求に伴うIPアドレスを、ネットワーク
1に属し対応する各種サーバのIPアドレスに変換し、
要求を再送している。これにより、移動無線機3−2
は、ネットワーク2に属するサーバと同じ機能をもつネ
ットワーク1のサーバへアクセスできる。したがって、
移動無線機3−2は、ネットワーク2におけるの環境設
定のままで、異なるネットワークの同機能のサーバのサ
ービスを受けることができる。
【0383】[検索呼出]図68は、無線サーバ1の構
成を示すブロック図である。図68において符号141
aは、ネットワークを介して、無線サーバ1に対して送
信されたパケットを受信するパケット受信部である。符
号141bは、パケット受信部141aにおいて受信さ
れたパケットを基地無線機2−nを経由して移動無線機
3へ送信するパケット送信部である。符号141cは、
基地無線機2−nとデータの入出力を行う入出力部であ
る。符号141dは、パケット受信部141aにおいて
受信されたパケットの送信先である移動無線機3の検索
を行う移動端末検索部である。符号141eは、移動無
線機3の検索呼出のパケットを送信する検索呼出送信部
である。符号141fは、検索呼出に対して移動無線機
3から応答があった場合にこの検索応答パケットを受信
する検索応答受信部である。
【0384】図69は、基地無線機2−nの構成を示す
ブロック図である。図69において、符号142aは無
線サーバ1とデータの入出力を行う入出力部である。符
号142bは、無線サーバ1及び移動無線機3から送信
されたパケットを処理するデータ処理部である。符号1
42cは、移動無線機3に対してパケットを送信する送
信部であり、符号142dは、移動無線機3から送信さ
れたパケットを受信する受信部である。
【0385】次に、図面を参照して、ネットワークを介
して無線サーバ1に届いたパケットを移動無線機3へ送
信する動作を説明する。図72は、無線サーバ1、基地
無線機2−1〜2及び移動無線機3の動作を示す状態遷
移図である。ここでは、移動無線機3は基地無線機2−
1の通信エリア内に存在するものとする。まず、パケッ
ト受信部141aはネットワークを介してパケットを受
信(図72(a))し、このパケットをパケット受信部
141a内に保持する。そして、パケットを受信したこ
とを移動端末検索部141dに通知する。
【0386】次に、移動端末検索部141dは、これを
受けて、パケット受信部141a内に保持されているパ
ケットを解析することによってこのパケットの送信先を
得る。ここでいう送信先とは、このパケットを受け取る
移動無線機3のアドレスである。
【0387】次に、移動端末検索部141dは、得られ
た送信先のアドレスを検索呼出送信部141eへ通知す
る。これを受けて、検索呼出送信部141eは、この送
信先アドレスを持つ移動無線機3を検索するために、送
信先アドレスを含むパケットである検索呼出要求を、入
出力部141cを介して、配下の全ての基地無線機2−
nに対して送信する(図72(b))。
【0388】次に、基地無線機2−1、2のそれぞれに
設けられたデータ処理部142bは入出力部142aを
介して、この検索呼出要求を受けて、送信部142cへ
出力する。続いて、送信部142cはこの検索呼出要求
を無線通信回線を使用して報知する(図72(c)及び
(e))。
【0389】次に、基地無線機2−2のデータ処理部1
42bは、一定時間待機して、この待機時間中に移動無
線機3からの応答があったか否かを判定する。この例で
は、移動無線機3は基地無線機2−2の通信エリア内に
存在しないので、タイムアウトとなる。検索呼出要求に
対して、一定時間内に応答がなかった場合、基地無線機
2−2のデータ処理部142bは、無線サーバ1に対し
て、呼出をされた移動無線機3からの応答がなかったこ
とを入出力部142aを介して送信する(図72
(d))。
【0390】一方、移動無線機3は、基地無線機2−1
の通信エリア内にあるので、基地無線機2−1から報知
された検索呼出要求に応じて、検索呼出応答を基地無線
機2−1に対して送信する(図72(f))。続いて、
基地無線機2−1の受信部142dはこの検索呼出応答
を受信して、データ処理部142bへ出力する。
【0391】次に、基地無線機2−1のデータ処理部1
42bは、この検索呼出応答を受けて、無線サーバ1に
対して、応答を返す。このとき、無線サーバ1に対して
返される応答の内容は、移動無線機3のアドレスとこの
移動無線機3が存在する通信エリアを持つ基地無線機2
−1を識別する識別名を含むパケットである。このパケ
ットが検索呼出応答である。
【0392】次に、無線サーバ1の検索応答受信部14
1fは、入出力部141cを介して、基地無線機2−1
が送信した検索呼出応答を受信する。そして、検索応答
受信部141fはこの検索呼出応答内に含まれる移動無
線機3のアドレスと現時点でこの移動無線機3が存在す
る通信エリアを持つ基地無線機2−1の識別名をパケッ
ト送信部141bへ通知する。
【0393】次に、パケット送信部141bは、検索応
答受信部141fから通知された移動無線機3のアドレ
ス宛のパケットをパケット受信部141aから読み出
す。そして、この読み出したパケットを、検索応答受信
部141fから通知された基地無線機の識別名に基づい
て、入出力部141cを介して送信する(図72
(g))。
【0394】次に、基地無線機2−1のデータ処理部1
42bは、無線サーバ1から送信されたパケットを送信
部142cを介して移動無線機3へ送信する。
【0395】このように、移動無線機3がどこの基地無
線機2−nの通信エリア内に存在しているかわからない
場合であっても、検索呼出要求を報知して、これに応答
があった基地無線機2−nに対してパケットを送信する
ことによって、確実に移動無線機3宛のパケットを届け
ることができる。
【0396】次に、他の実施形態における無線サーバ1
及び移動無線機3を図70、71、73を参照して説明
する。図70は、他の実施形態における無線サーバ1の
構成を示すブロック図である。図70に示す構成が図6
8に示す構成と異なる点は、移動端末検索部141d、
検索呼出送信部141e及び検索応答受信部141fに
換えて、送信先決定部141gとエリア変更受信部14
1hを設けた点である。この送信先決定部141gは、
移動無線機3から送信されるエリア変更通知を受信する
エリア変更通知受信部141hからの通知に基づいて、
パケットの送信先を決定する。
【0397】図71は、他の実施形態における移動無線
機3の構成を示すブロック図である。図71において、
符号143aは、基地無線機2−nに対してパケットを
送信する送信部であり、符号143bは、基地無線機2
−nから送信されるパケット受信する受信部である。符
号143cは、基地無線機2−nから報知される報知情
報を抽出する報知情報抽出部である。符号143dは、
報知情報抽出部143cから通知される情報に基づい
て、通信エリアが変更になったか否かを判定して、通信
エリアが変更になった場合にエリア変更を通知するエリ
ア変更通知部である。符号143eは、ユーザが送信し
たパケットを受信するパケット受信部である。
【0398】図73は、他の実施形態における無線サー
バ1、基地無線機2−1〜2及び移動無線機3の動作を
示す状態遷移図である。次に、図面を参照して、無線サ
ーバ1及び移動無線機3の動作を説明する。ここでは、
移動無線機3は基地無線機2−1の通信エリア内に存在
しているものとする。また、この時点で、移動無線機3
は電源が投入され、無線サーバ1に端末登録が終了して
いるものとする。
【0399】まず、パケット受信部141aは、ネット
ワークを介して送信されたパケットを受信(図73
(a))して、このパケットをパケット受信部141a
内に保持する。
【0400】次に、パケット送信部141bは、パケッ
ト受信部141a内に保持されているパケットを読み出
し、このパケットの送信先アドレスを得る。続いて、パ
ケット送信部141bは、送信先決定部141gに問い
合わせを行い、このパケットの送信先アドレスを持つ移
動無線機3の端末登録が行われた基地無線機2−nの識
別名を得る。ここでは、基地無線機2−1となる。続い
てパケット送信部141bは、得られた基地無線機2−
1の識別名に基づいて、このパケットを入出力部141
cを介して送信する。この送信されたパケットは、基地
無線機2−1を経由して、移動無線機3に届く。
【0401】移動無線機3内に設けられた受信部143
bは、このパケットを受信して、パケット受信部143
eへ渡す。このパケット受信部143eへ届いたパケッ
トは、移動無線機3に接続された移動端末4に表示され
る等の処理が行われる。
【0402】この時点で移動無線機3が、基地無線機2
−1の通信エリアから基地無線機2−2の通信エリアに
移動したものとする(図73(b))。
【0403】次に、移動無線機3が移動することによっ
て通信エリアが変更になったときの動作を説明する。
【0404】移動無線機3内に設けられた受信部143
bは、基地無線機2−1または基地無線機2−2から報
知される報知情報を受信する。この報知情報は、基地無
線機の識別名が含まれているパケットであり、このパケ
ットに付加されているヘッダに基づいて、パケット受信
部143eへ出力するか否かを決定する。
【0405】次に、受信されたパケットが報知情報であ
った場合、受信部143bはこの報知情報を報知情報抽
出部143cへ渡す。これを受けて、報知情報抽出部1
43cは、この報知情報に含まれる基地無線機2−nの
識別名を抽出する。そして、この識別名が前回の受信に
おいて、保持されていた識別名と比較して、異なる識別
名であるかを判定する。この比較した結果に基づいて、
移動無線機3が存在する通信エリアの変更があったか否
かを判定する。
【0406】次に、基地無線機2−nの識別名が異なっ
た場合、報知情報抽出部143cは、エリア変更通知部
143dに対して、通信エリアが変更になったことを通
知する。これを受けて、エリア変更通知部143dは、
この移動無線機3が持つアドレスを含むパケットである
基地エリア変更通知を基地無線機2−2に対して送信す
る(図73(c))。基地無線機2−2は、この基地エ
リア変更通知を受信して、無線サーバ1へ転送する。
【0407】次に、エリア変更通知受信部141hは、
この基地エリア変更通知を入出力部141cを介して、
受信する。そして、この基地エリア変更通知に含まれる
移動無線機3の持つアドレスと、この基地エリア変更通
知を送信した基地無線機2−2の識別名を抽出して送信
先決定部141gへ渡す。
【0408】これを受けて、送信先決定部141gは、
送信先決定部141g内に設けられた移動端末ルーティ
ングテーブルを更新する(図73(d))。この移動端
末ルーティングテーブルは、移動無線機3のアドレスと
この移動端末が存在する通信エリアを持つ基地無線機2
−nの対応付けをしたテーブルである。パケット送信部
141bは、この移動端末ルーティングテーブルを参照
することによって、送信しようとするパケットをどの基
地無線機2−nへ送信すればよいかを知ることができ
る。
【0409】次に、新たなパケットが移動無線機3宛に
届いた時点(図73(e))で、パケット送信部141
bは、送信先決定部141g内に設けられた移動端末ル
ーティングテーブルを参照して、基地無線機2−2を割
り出し、このパケットを基地無線機2−2を経由して移
動無線機3へ届ける。
【0410】このように、移動無線機3は、通信エリア
が変更になる度に無線サーバ1に対して基地エリア変更
通知を送信し、これを受けて無線サーバ1において、移
動端末ルーティングテーブルをその都度更新することに
よって、移動無線機3の移動に伴って通信エリアを変更
しても確実にこの移動無線機3に対してパケットを届け
ることができる。
【0411】[時刻補正]本実施の形態の無線サーバ1
は基地無線機2に接続され、また移動端末4は移動無線
機3に接続される。無線サーバ1は、無線通信を利用し
て基地無線機2および移動無線機3を介し移動端末4と
接続される。そして、無線サーバ1は、インターネット
に接続され移動端末4に各種サービスを提供するととも
に、移動端末4のインターネット接続を可能とする。
【0412】図74に、本発明の一実施の形態である無
線サーバ1の構成を示す。無線サーバ1は、時刻補正を
行なうために必要な構成として、基地無線機2に対する
基地動作監視要求を送信する監視要求送信部151a
と、基地動作監視要求に対する基地無線機2からの応答
(基地監視動作応答)を受信する監視応答受信部151
bと、時計部151cと、時計部151cの時刻を補正
する誤差補正部151dと、基地無線機2からの応答に
含まれる経過時間と時計部151cを用いて計測した経
過時間との誤差を判定する誤差判定部151eを備え
る。
【0413】なお、基地動作監視要求および基地動作監
視応答は、無線サーバ1が基地無線機2の動作状態を監
視するために定期的に送受信されるものである。また、
監視要求送信部151a、監視応答受信部151b、誤
差補正部151d、誤差判定部151e、リセット要求
部151fは、それぞれ専用のハードウェアで実現され
てもよく、MPU(MicroProcessor U
nit)を用いてその機能を行なわせるプログラムを実
行することで実現してもよい。
【0414】なお、監視要求送信部151aは監視要求
送信手段151aとして、監視応答受信部151bは監
視応答受信手段として、誤差判定部1dは誤差判定手段
として、誤差補正部151eは誤差補正手段として、リ
セット要求部151fはリセット要求手段として機能す
る。
【0415】次に、このように構成された本実施の形態
の無線サーバ1の動作を説明する。まず、無線サーバ1
のリセット時からの動作を説明する。リセット時(電源
投入時、再起動時であり、誤差補正部151dからのリ
セット要求送出命令(下記)を受けた時点も含む)にお
いてリセット要求部151fは、リセット信号(図示せ
ず)を検知すると監視要求送信部151aに対し、基地
無線機2に送信する基地動作監視要求に経過時間計測の
リセット要求を含める命令を送る。次に、監視要求送信
部151aは、経過時間計測のリセット要求を基地動作
監視要求に含め基地無線機2に送信する。
【0416】監視応答受信部151bは、基地無線機2
からの基地動作監視応答を受信すると誤差判定部151
eにこの時点からの経過時間を計測させる命令を送る。
誤差判定部151eは、経過時間計測の命令を受けると
時計部151cからこの時点での時刻を取得する。そし
て監視要求送信部151aは、一定時間(例えば15
分)が経過すると基地無線機2対し再度基地動作監視要
求を送信する。
【0417】次に、監視応答受信部151bは、基地無
線機2の先の基地動作監視要求受信から現在の基地動作
監視要求受信までの経過時間を含んだ基地動作監視応答
を基地無線機2から受信すると、受信した経過時間を誤
差判定部151eに渡す。なお、基地無線機2は、最初
にリセット要求を含んだ基地動作監視要求を受信してか
ら次のリセット要求を含んだ基地動作監視要求を受信す
るまで経過時間の計測を継続するものである。
【0418】誤差判定部151eは、監視応答受信部1
51bから基地無線機2から送られた経過時間を受ける
と、時計部151cから現時点の時刻を取得する。そし
て、基地無線機2で計測された経過時間と無線サーバ1
における経過時間の差分を算出し、この差分が所定の範
囲内(例えば5秒)にあるか判定する。そしてこの差分
が所定の範囲内にない場合、誤差補正部151dにこの
差分とともに時計部151cを補正させる命令(補正命
令)を送る。誤差補正部151dは、時計部151cの
補正命令を受けると、この補正命令に含まれる経過時間
の差分(この差分により、時計の進み遅れの値がわか
る)をもとに時計部151cの時刻を補正させる。そし
てさらにリセット要求部1fに対し、リセット要求を監
視要求送信部151aへ送出させる命令(リセット要求
送出命令)を送る。
【0419】次に、図75に示す無線サーバ1と接続さ
れる基地無線機2の一実施の形態を参照して基地無線機
2を説明する。
【0420】基地無線機2は、無線サーバ1の時刻補正
のために必要な構成として、無線サーバ1から送信され
た基地動作監視要求を受信する監視要求受信部152a
と、基地動作監視要求に対する応答を送信する監視応答
送信部152bと、経過時間を計測する経過時間計測部
152cと、クロック信号発生部152dを備える。な
お、経過時間計測部152cはクロック信号発生部15
2dが発生するクロック信号をもとに経過時間を計測す
る。また、ここで用いるクロック信号発生部152d
は、基地無線機2に備わる高精度の発振器を含むもので
ある。したがって経過時間計測部152cは、高精度に
経過時間を計測することができる。なお、監視要求受信
部2、監視応答送信部152b、経過時間計測部152
cは専用のハードウェアで実現されてもよく、MPUを
用いてその機能を行なわせるプログラムを実行すること
により実現してもよい。また、経過時間計測部152c
をカウンタを用いて構成してもよい。
【0421】次に、このように構成された本実施形態の
基地無線機2の動作を説明する。監視要求受信部152
aは、無線サーバ1から経過時間計測のリセット要求を
含む基地動作監視要求を受信すると経過時間計測部15
2cにこの時点から経過時間を計測させる命令(経過時
間計測命令)を送り、基地動作監視要求にリセット要求
が含まれていない場合、先にリセット要求を含んだ基地
動作監視要求を受信した時点からこの時点までの経過時
間を監視応答送信部152bへ渡す命令(経過時間通知
命令)を送る。
【0422】そして経過時間計測部152cは、監視要
求受信部152aから経過時間計測命令を受けると、こ
の命令を受けた時点(第1の時点)からの経過時間の計
測を始めるとともに、監視応答送信部152bに対し基
地動作監視応答を無線サーバ1へ送信させる命令を送
る。また、監視応答送信部152bから経過時間通知の
命令を受けると先の経過時間計測の命令を受けた時点か
らこの経過時間通知命令をうけた時点(第2の時点)ま
での経過時間を監視応答送信部152bに渡すととも
に、基地動作監視応答を無線サーバ1へ送信させる命令
を送る。
【0423】監視応答送信部152bは、無線サーバ1
への基地動作監視応答を送信する命令を経過時間計測部
152cから受けると、この命令に応じて上記経過時間
を含むもしくは含まない基地動作監視応答を無線サーバ
1へ送信する。
【0424】次に、このように構成された本実施の形態
の無線サーバ1および基地無線機2の連携動作について
図面を用いてより具体的に説明する。図76は、無線サ
ーバ1の時刻補正に係る無線サーバ1と基地無線機2と
の通信シーケンスを示すものであり、以下の説明ではこ
の図を参照する。
【0425】最初に無線サーバ1はリセットもしくは時
刻補正を行なうと、最も近い基地無線機2に経過時間計
測のリセット要求を含めた基地動作監視要求を送信す
る。このときの時刻をt=0とする。また、無線サーバ
1は接続された基地無線機2の位置情報をもち、最も近
い基地無線機2を利用した時刻補正を行なう。これは、
無線サーバ1から基地無線機2間における送受信信号の
伝播遅延を最小とするためである。ただし、例外として
無線サーバ1に最も近い基地無線機2が何らかの理由で
利用不可能である場合、次に近い基地無線機2に基地動
作監視要求を送信するものとする。
【0426】基地無線機2は、無線サーバ1から送信さ
れた基地動作監視要求を受信し、この基地動作監視要
求に経過時間計測のリセット要求が含まれていると
(この例では、この時点でリセット要求が含まれてい
る)、この時点からの経過時間の計測を始めるととも
に、無線サーバ1に対し基地動作監視応答を送信す
る。無線サーバ1は、リセット要求を求めた基地動作監
視要求を送信した直後に基地無線機2から基地動作監
視応答を受信すると、この時点(t=t0)からの経
過時間の計測を始める。なお、基地動作監視要求(、
、…)を送信してから基地動作監視応答(、、
…)を受信するまでの時間は、無線サーバ1と基地無線
機2との間の距離にもよるが数十[ms]のオーダーで
ある。また、同一の基地無線機2に対する基地動作監視
要求(、、…)を送信してから基地動作監視応答
(、、…)を受信するまでの時間は、ほぼ一定と考
えてよい。
【0427】無線サーバ1は、基地動作監視要求を送
信して後、所定の時間が経過すると次の基地動作監視要
求(リセット要求は含まない)を基地無線機2へ送信
する。基地無線機2は、無線サーバ1から基地動作監視
要求3を受信すると、この時点までの経過時間Aを含む
基地動作監視応答を無線サーバ1へ送信する。
【0428】無線サーバ1は、基地無線機2から基地動
作監視応答を受信すると、この基地動作監視応答に含
まれる経過時間Aと、無線サーバ1において計測された
経過時間A’との差分(A−A’)を算出し、時計部1
cの補正が必要か判断する。時計部1cの補正が必要で
ある(例えば、差分(A−A’)が5秒)と判定された
場合、時計部1cの補正を行ない、所定の時間経過後先
の基地動作監視要求送信の段階からの動作を繰り返
す。ここで、時計部1cの補正が必要でないと判定され
た場合、所定の時間経過後基地無線機2へ基地動作監視
要求を送信する。
【0429】基地無線機2は、無線サーバ1から基地動
作監視要求を受信すると経過時間Bを含む基地動作監
視応答を無線サーバ1へ送信する。無線サーバ1は、
基地無線機2から基地動作監視応答を受信すると、こ
の基地動作監視応答に含まれる経過時間Bと、無線サー
バ1において計測された経過時間B’との差分(B−
B’)を算出し、時計部1cの補正が必要か判断する。
時計部1cの補正が必要であると判定された場合、上記
基地動作監視応答受信時と同様である。ここで、時計
部1cの補正が必要でないと判定された場合、所定の時
間経過後基地無線機2へ基地動作監視要求を送信す
る。基地無線機2は、無線サーバ1から基地動作監視要
求を受信すると経過時間Cを含む基地動作監視応答
を無線サーバ1へ送信する。以後、上記説明と同様とな
る。
【0430】以上の説明では、基地無線機2における経
過時間計測のリセット要求を、無線サーバ1において時
計の補正を行なった後の基地動作監視要求に含めて送っ
ているが、このリセット要求を送るタイミングを時計の
補正直後としてもよい。なおこの場合、基地無線機2は
リセット要求に対するリセット応答を返し、無線サーバ
1はこのリセット応答を基準に経過時間計測を開始する
ものとする。また、一定時間間隔(例えば15分)に、
リセット要求を含む基地動作監視要求を送るようにして
もよい。また、無線サーバ1の稼動中に経過時間計測部
2cがオーバーフローを起こさない条件のもとで、無線
サーバ1のリセット時(電源投入時、再起動時)を基準
に一度のみ送ってもよい。こうすることにより計測され
る経過時間に誤差が累積されず、より時刻補正の精度を
向上することができる。
【0431】[リモートコントロール]図77は、無線
サーバ1の構成を示すブロック図である。図78は基地
無線機2−nの構成を示すブロック図である。同実施形
態における無線サーバ1は、CPU161a、設定デー
タ入力部161c、基地無線機制御部161d及び入出
力部161dが設けられている。また、基地無線機2−
nは、入出力部162a、制御部162b、データ処理
部162c、受信部162d、送信部162e、トラフ
ィック制御部162f、間欠送信制御部162g、受信
チャネル設定部162h及び送信チャネル設定部162
iから構成される。
【0432】次に、図77、78を参照して、基地無線
機2−nを制御するための設定を行う動作を説明する。
まず、CPU161aは、設定データ入力部161cに
対して、設定データの入力を促す指示を出力する。これ
を受けて作業者は、無線サーバ1に設けられた設定デー
タ入力部161cから設定データを入力する。この設定
データ入力部161cには、ディスプレイ等の表示装置
(図示せず)とキーボード等の入力装置(図示せず)が
接続されており、作業者は、表示装置に表示されたメッ
セージに応じて、入力装置から設定データを入力する。
ここで入力される設定データは、設定を行う対象を識別
するためのポート番号とその設定値である。
【0433】次に、設定データ入力部161cは、作業
者が入力した設定データを読み込む。続いて、CPU1
61aは、設定データ入力部161cによって読み込ま
れた設定データを取り込んで基地無線機制御部161d
へ渡す。
【0434】次に、基地無線機制御部161dは、CP
U161aから受け取った設定データを図79に示すパ
ケットデータに変換する。このパケットデータは、IP
ヘッダとIPパケットのデータ部とからなっている。さ
らにIPパケットのデータ部はポート番号と設定値から
なる。このポート番号とは、制御を行う対象を示す番号
である。ここでは、作業者が入力した設定データを含む
IPパケットデータを制御データと称する。また、この
制御データは通常のIPパケットと同一のフォーマット
である。
【0435】次に、基地無線機制御部161dはこの制
御データを入出力部161bを介して基地無線機2−n
へ送信する。このとき、用いられる通信プロトコルは、
UDP(User Datagram Protoco
l)/IPが用いられる。このUDP/IPを用いるこ
とによって高速に制御データを送信することができる。
【0436】このように、無線サーバ1は、制御データ
を通常のIPパケットを用いて送信するため、新たに制
御用の回線等を基地無線機2−nの間に設ける必要がな
い。
【0437】次に、無線サーバ1から送信された制御デ
ータを受信して、この制御データに基づいて基地無線機
2−nを制御する動作を説明する。
【0438】まず、データ処理部162cは、入出力部
162aを介して、IPパケットデータを受信する。続
いて、データ処理部162cは、受信したIPパケット
のデータ部を解析して、ポート番号が含まれていたか否
かによって、このIPパケットが無線サーバ1から送信
された制御データであるか否かを判断する。
【0439】このIPパケットデータが制御データでな
く通常のIPパケットデータであれば、データ処理部1
62cはこのIPパケットデータを送信部162eを介
して移動無線機3へ送信する。
【0440】一方、受信したIPパケットデータにポー
ト番号が含まれていた場合、データ処理部162cは、
このIPパケットデータからポート番号と設定データを
抽出して、それぞれを制御部162bへ渡す。これを受
けて制御部162bは、データ処理部162cから受け
取ったポート番号と設定データを制御部162b内に保
持する。
【0441】次に、制御部162bは、保持されている
ポート番号に基づいて、制御する対象を特定し、その制
御対象に対して保持されている設定データを渡す。ここ
でいう制御対象とは、受信チャネル設定部162h、送
信チャネル設定部162i、間欠送信制御部162g及
びトラフィック制御部162fである。
【0442】次に、設定や制御を行う対象が、設定値を
入力された場合の動作をそれぞれについて説明する。ト
ラフィック制御部162fは、制御部162bから設定
値を受け取ると、この設定値に基づいてデータ処理部1
62cを制御する。これによって、前述したトラフィッ
ク制御が行われる。
【0443】間欠送信制御部162gは、制御部162
bから設定値を受け取ると、この設定値に基づいてデー
タ処理部162cを制御する。これによって、前述した
間欠送信制御が行われる。
【0444】受信チャネル設定部162hは、制御部1
62bから設定値を受け取ると、この設定値基づいて受
信部162dを制御する。受信部162dは、受信チャ
ネル設定部2hから入力される設定値に基づいて受信に
使用するチャネルを切り替える。
【0445】送信チャネル設定部162iは、制御部1
62bから設定値を受け取ると、この設定値基づいて送
信部162eを制御する。送信部2eは、送信チャネル
設定部2iから入力される設定値に基づいて受信に使用
するチャネルを切り替える。
【0446】このように、基地無線機2−nは、無線サ
ーバ1からの遠隔操作によって設定された設定値に基づ
いて制御が行われる。
【0447】また、無線サーバ1からの遠隔操作によっ
て、基地無線機2−nの制御を行うようにしたため、作
業者は基地無線機2−nが設置されている場所まで出向
いて作業を行う必要がなくなる。
【0448】なお、無線サーバ1と基地無線機2−nと
の間の通信プロトコルは、TCP/IPであってもよ
い。
【0449】図80は、基地無線機2−nの構成を示す
ブロック図である。図80において、符号172aは無
線サーバ1に対してデータの入出力を行う入出力部であ
る。符号172bは、データ処理部である。符号172
cは、移動無線機3から送信されたデータを受信する受
信部である。符号172dは、移動無線機3に対してデ
ータを送信する送信部である。符号172eは、無線サ
ーバ1より定期的に送信される基地動作監視要求を受信
する監視要求受信部である。符号172fは、基地動作
監視要求に対して応答を行う監視要求応答送信部であ
る。符号172gは、基地動作監視要求が定期的に送信
されているか否か判断して、その結果から回線の故障を
検出する回線故障検出部である。
【0450】図81は、移動無線機3の構成を示すブロ
ック図である。図81において、符号173aは基地無
線機2−nに対してデータを送信する送信部である。符
号173bは基地無線機2−nから送信されるデータを
受信する受信部である。符号173cはデータ処理部で
ある。符号173dは、基地無線機2−nから報知され
る情報を解析する報知情報解析部である。符号173e
は報知情報に応じて、送信部173a及び受信部173
bのチャネルを設定するチャネル設定部である。
【0451】次に、図面を参照して、無線サーバ1と基
地無線機2−nが通常行う通信の動作を説明する。ここ
では、基地無線機2−1を例にして説明する。
【0452】まず、無線サーバ1が基地無線機2−1が
動作監視を行う動作を説明する。無線サーバ1は、基地
無線機2−1に対して基地動作監視要求を送信する。こ
れを受けて、入出力部172aは、この基地動作監視要
求を入力する。
【0453】次に、監視要求受信部172eは、入出力
部172aに入力されたデータが、基地動作監視要求で
あるか否かを判定し、基地動作監視要求であれば、この
データを受信する。続いて、監視要求受信部172e
は、監視要求応答送信部172fに対して、無線サーバ
1から基地動作監視要求が送信され、正常に受信された
ことを通知する。
【0454】これを受けて、監視要求応答送信部172
fは、入出力部172aを介して、無線サーバ1に対し
て、基地動作監視要求が正常に送信されたことを通知す
る。
【0455】このように、無線サーバ1は、基地動作監
視要求を送信し、その応答があったか否かによって基地
無線機2−nが正常に動作しているか否かを監視してい
る。
【0456】次に、無線サーバ1と移動無線機3がデー
タを送受信する動作を説明する。まず、無線サーバ1か
ら送信されたデータは、入出力部172aに入力され
る。続いて、データ処理部172bは、入出力部172
aに入力されたデータが通常のパケットであれば、この
パケットを取り込み、送信先の移動無線機3のヘッダを
付加して送信部172dを介して移動無線機3へ送信す
る。
【0457】これを受けて、移動無線機3の受信部17
3bは、このパケットを受信して、データ処理部173
cへ渡す。データ処理部173cではこのパケットを表
示装置(図示せず)へ表示する等の処理を行う。
【0458】一方、移動無線機3に設けられた入力装置
(図示せず)から入力されたデータはデータ処理部17
3cにおいて、パケットに変換されて、送信部173a
を介して、基地無線機2−1に対して送信される。
【0459】これを受けて、基地無線機2−1の受信部
172cはこのパケットを受信してデータ処理部2bへ
渡す。データ処理部172bでは、無線サーバ1に対し
て送信するパケットのフォーマットに変換して、入出力
部172aを介して無線サーバ1へ送信する。
【0460】このように、無線サーバ1と移動無線機3
の間に基地無線機2−1を介してデータ通信が行われ
る。
【0461】次に、回線が故障した場合の動作を説明す
る。ここでは、例として無線サーバ1と基地無線機2−
1とを接続する通信回線4−1が故障して通信ができな
い状態になったものとする。
【0462】無線サーバ1と基地無線機2−1との間の
回線4−1が故障して通信不能となった場合、基地無線
機2−1には、定期的に送信されるはずの基地動作監視
要求が送信されない。
【0463】監視要求受信部172eは、一定時間だけ
待機しても、基地動作監視要求を受信することができな
い場合は、回線故障検出部172gに対して、基地動作
監視要求が受信できないことを通知する。
【0464】これを受けて、回線故障検出部172g
は、回線が故障したことを送信部172dを介して、通
信可能エリアa内に報知する。このとき、基地無線機2
−1から報知される情報は、回線が故障したことに加
え、基地無線機2−1の周辺に位置する基地無線機2−
n(この例では基地無線機2−2が該当する)が使用す
るチャネルを報知する。
【0465】次に、移動無線機3の受信部173bは、
この報知情報を受信する。これを受けて報知情報解析部
173dは、受信された報知情報を解析して、その内容
が、回線故障の情報であれば、この報知情報に含まれる
周辺の基地無線機2−nが使用するチャネルを抽出し
て、このチャネルをチャネル設定部173eへ通知す
る。
【0466】チャネル設定部173eは、通知されたチ
ャネルに設定を変更するように送信部173a及び受信
部173bに通知する。これを受けて、送信部173a
及び受信部173bは、このチャネルに設定を変更し、
周辺の基地無線機2−nとの通信の確立を試みる。そし
て、通信が確立されれば、通常の通信を行う。
【0467】このように、通信回線が故障したことを移
動無線機3に対して通知することによって、移動無線機
3は、周辺の基地無線機2−nとの通信確立を試みるこ
とによって、通信回線を確保することができる。
【0468】なお、周辺の基地無線機2−nとの通信を
確立しようとする場合、受信部173bは受信される信
号のしきい値を低くするようにして、周辺の基地無線機
2−nとの通信回線の確保をしやすくするようにしても
よい。
【0469】また、基地無線機2−1から基地無線機2
−2へ変更して通信を確立使用とした場合に、基地無線
機2−2から回線が故障したとの通知を受信したとき
は、無線サーバ1が故障した可能性が高いと判断して、
他の無線サーバに接続されている基地無線機との通信回
線を確保するようにしてもよい。
【0470】また、上述した各処理を実現するためのプ
ログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録
して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュ
ータシステムに読み込ませ、実行することにより各処理
を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシス
テム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むも
のとする。また、「コンピュータシステム」は、WWW
システムを利用している場合であれば、ホームページ提
供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、
「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フロッ
ピーディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM
等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハー
ドディスク等の記憶装置のことをいう。
【0471】さらに「コンピュータ読み取り可能な記録
媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回
線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通
信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持す
るもの(伝送媒体ないしは伝送波)、その場合のサーバ
やクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発
性メモリのように、一定時間プログラムを保持している
ものも含むものとする。また上記プログラムは、前述し
た機能の一部を実現するためのものであっても良く、さ
らに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録
されているプログラムとの組み合わせで実現できるも
の、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であって
も良い。
【0472】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、移動電話回線を用いなくとも、コンピュータを既存
のインターネットに接続してデータの送受信を行うこと
ができるという効果が得られる。また、無線通信によっ
て、インターネットに接続するようにしたため、自動車
等の移動可能な場所からインターネットを利用すること
が可能になるという効果も得られる。また、固定通信用
の通信プロトコルを用いないために、移動可能な端末装
置がサブネット間を越えて移動して通信することができ
るという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の全体の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に示す無線サーバ1−nの構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図1に示す基地無線機2−nの構成を示すブロ
ック図である。
【図4】図1に示す移動無線機3−nの構成を示すブロ
ック図である。
【図5】認証及びルーティング処理を説明する図であ
る。
【図6】認証及びルーティング処理を説明する図であ
る。
【図7】認証及びルーティング処理を説明する図であ
る。
【図8】認証及びルーティング処理を説明する図であ
る。
【図9】認証及びルーティング処理を説明する図であ
る。
【図10】認証及びルーティング処理を説明する図であ
る。
【図11】認証及びルーティング処理を説明する図であ
る。
【図12】認証及びルーティング処理を説明する図であ
る。
【図13】認証及びルーティング処理を説明する図であ
る。
【図14】協調アルゴリズム処理を説明する図である。
【図15】協調アルゴリズム処理を説明する図である。
【図16】協調アルゴリズム処理を説明する図である。
【図17】協調アルゴリズム処理を説明する図である。
【図18】協調アルゴリズム処理を説明する図である。
【図19】協調アルゴリズム処理を説明する図である。
【図20】協調アルゴリズム処理を説明する図である。
【図21】アクセス方式、送受信パケット処理を説明す
る図である。
【図22】アクセス方式、送受信パケット処理を説明す
る図である。
【図23】アクセス方式、送受信パケット処理を説明す
る図である。
【図24】アクセス方式、送受信パケット処理を説明す
る図である。
【図25】アクセス方式、送受信パケット処理を説明す
る図である。
【図26】アクセス方式、送受信パケット処理を説明す
る図である。
【図27】ローミング/ハンドオフ処理を説明する図で
ある。
【図28】ローミング/ハンドオフ処理を説明する図で
ある。
【図29】ローミング/ハンドオフ処理を説明する図で
ある。
【図30】ローミング/ハンドオフ処理を説明する図で
ある。
【図31】ローミング/ハンドオフ処理を説明する図で
ある。
【図32】ローミング/ハンドオフ処理を説明する図で
ある。
【図33】ローミング/ハンドオフ処理を説明する図で
ある。
【図34】ローミング/ハンドオフ処理を説明する図で
ある。
【図35】ローミング/ハンドオフ処理を説明する図で
ある。
【図36】圏内サーチ処理を説明する図である。
【図37】圏内サーチ処理を説明する図である。
【図38】圏内サーチ処理を説明する図である。
【図39】圏内サーチ処理を説明する図である。
【図40】デュアルスキャン処理を説明する図である。
【図41】デュアルスキャン処理を説明する図である。
【図42】デュアルスキャン処理を説明する図である。
【図43】デュアルスキャン処理を説明する図である。
【図44】PUSHサービス処理を説明する図である。
【図45】PUSHサービス処理を説明する図である。
【図46】PUSHサービス処理を説明する図である。
【図47】PUSHサービス処理を説明する図である。
【図48】PUSHサービス処理を説明する図である。
【図49】ブロードキャスト処理を説明する図である。
【図50】ブロードキャスト処理を説明する図である。
【図51】ブロードキャスト処理を説明する図である。
【図52】ブロードキャスト処理を説明する図である。
【図53】ブロードキャスト処理を説明する図である。
【図54】ブロードキャスト処理を説明する図である。
【図55】マルチキャスト処理を説明する図である。
【図56】マルチキャスト処理を説明する図である。
【図57】マルチキャスト処理を説明する図である。
【図58】リモートNAT処理を説明する図である。
【図59】リモートNAT処理を説明する図である。
【図60】DHCPリレーエージェント処理を説明する
図である。
【図61】DHCPリレーエージェント処理を説明する
図である。
【図62】DHCPリレーエージェント処理を説明する
図である。
【図63】DHCPリレーエージェント処理を説明する
図である。
【図64】疑似プロキシ処理を説明する図である。
【図65】疑似プロキシ処理を説明する図である。
【図66】疑似プロキシ処理を説明する図である。
【図67】疑似プロキシ処理を説明する図である。
【図68】検索呼出処理を説明する図である。
【図69】検索呼出処理を説明する図である。
【図70】検索呼出処理を説明する図である。
【図71】検索呼出処理を説明する図である。
【図72】検索呼出処理を説明する図である。
【図73】検索呼出処理を説明する図である。
【図74】時刻補正処理を説明する図である。
【図75】時刻補正処理を説明する図である。
【図76】時刻補正処理を説明する図である。
【図77】リモートコントロール処理を説明する図であ
る。
【図78】リモートコントロール処理を説明する図であ
る。
【図79】リモートコントロール処理を説明する図であ
る。
【図80】故障発生処理を説明する図である。
【図81】故障発生処理を説明する図である。
【符号の説明】
1−1〜4・・・無線サーバ、 2−1〜3・・・基地無線機、 3−1〜4・・・移動無線機、 4−1〜5・・・移動端末、 5・・・PUSH機能サーバ、 6・・・管理端末、 7・・・メール監視装置、 8・・・DHCPサーバ、 9・・・メールサーバ、 10・・・ファイアウォール、 11・・・DNSサーバ、 12・・・HTTPサーバ、 13・・・ISDNルータ、 14・・・HUB、 15・・・ルータ、 16・・・インターネット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梛良 積 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 5B089 GA25 GA31 HA10 HA11 KC58 KG08 KH03 5K067 BB02 BB21 DD17 DD44 EE02 EE10 EE61 FF05 GG01 GG11 HH01 HH05 HH11 HH23 HH24 HH31 HH36 JJ03 LL05

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動端末をインターネットに接続するた
    め該移動端末に接続された移動無線機と基地無線機との
    間が無線通信によって通信回線が確立され、該基地無線
    機に接続された無線サーバであって、 前記無線サーバは、 インターネットに対するパケットデータの入出力を行う
    バックボーン入出力部と、 前記移動無線機が無線通信を行う基地無線機とのパケッ
    トデータの入出力を行う基地無線機入出力部と、 前記移動端末とインターネットとの接続処理を行う処理
    部と、 前記処理部が接続処理の際に必要なデータを記憶するデ
    ータ記憶部と、 を備えたことを特徴とする無線サーバ。
  2. 【請求項2】 前記無線サーバは、 前記移動端末とインターネットの間において送受信され
    るパケットデータのルーティングを行うルーティング処
    理部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    無線サーバ。
  3. 【請求項3】 前記無線サーバは、 インターネットのホストが前記移動端末に対して通信す
    る場合にアドレス変換を行うリモートNAT処理部をさ
    らに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の
    無線サーバ。
  4. 【請求項4】 前記無線サーバは、 前記移動端末から送信されたIPアドレス発行要求に応
    じて、該無線サーバが接続されているネットワークとは
    異なるネットワークに接続されている他の無線サーバに
    対してIPアドレスの発行要求及び該要求の返信パケッ
    トを前記移動端末に代わって送受信するDHCPリレー
    エージェント処理部をさらに備えたことを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれかに記載の無線サーバ。
  5. 【請求項5】 前記無線サーバは、 前記移動端末が異なるネットワークのサービスエリアへ
    移動した場合においても、該移動端末の設定を変えるこ
    となく該ネットワークに接続された機能サーバを利用で
    きるようにする疑似プロキシ処理部をさらに備えたこと
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の無線
    サーバ。
  6. 【請求項6】 前記無線サーバは、 前記基地無線機が使用する通信周波数を設定する際、他
    の基地無線機が使用している通信周波数に干渉しない周
    波数を設定する協調アルゴリズム処理部をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の
    無線サーバ。
  7. 【請求項7】 前記無線サーバは、 前記移動無線機からの登録要求に応じて、該移動無線機
    に対して接続の認証を行う認証処理部をさらに備えたこ
    とを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の無
    線サーバ。
  8. 【請求項8】 前記無線サーバは、 前記移動端末が持つIPアドレスを含む検索呼出要求を
    全ての基地無線機に対して報知し、この検索呼出要求に
    対して応答があった基地無線機を経由してパケットデー
    タを前記移動端末へ送信する検索呼出処理部をさらに備
    えたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記
    載の無線サーバ。
  9. 【請求項9】 前記無線サーバは、 前記基地無線機に対する問い合わせとその応答に基づい
    て、該無線サーバに内蔵される時計の補正を行う時刻補
    正処理部をさらに備えたことを特徴とする請求項1ない
    し8のいずれかに記載の無線サーバ。
  10. 【請求項10】 前記無線サーバは、 前記基地無線機を遠隔操作によって制御するリモートコ
    ントロール処理部をさらに備えたことを特徴とする請求
    項1ないし9のいずれかに記載の無線サーバ。
  11. 【請求項11】 前記無線サーバは、 前記移動無線機の登録認証時において、該移動無線機に
    対してIPアドレスを割り当てること特徴とする請求項
    1ないし10のいずれかに記載の無線サーバ。
  12. 【請求項12】 前記無線サーバは、 この無線サーバに接続された基地無線機に対して予め割
    り当てられたIPアドレスに基づいて、前記基地無線機
    のIPアドレスと関連付けたIPアドレスを前記移動無
    線機に対して割り当てることを特徴とする請求項11に
    記載の無線サーバ。
  13. 【請求項13】 無線通信を用いて移動端末と通信回線
    を確立して、該移動端末を無線サーバに接続する基地無
    線機であって、 前記基地無線機は、 前記無線サーバに対してパケットデータの入出力を行う
    無線サーバ入出力部と、 前記移動無線機と無線通信によってパケットデータの入
    出力を行う移動無線機入出力部と、 前記移動無線機と無線サーバとの接続処理を行う処理部
    と、 前記処理部が接続処理の際に必要なデータを記憶するデ
    ータ記憶部と、 を備えたことを特徴とする基地無線機。
  14. 【請求項14】 前記基地無線機は、 内部のクロック信号に基づいて前記無線サーバの時計の
    誤差を通知する時刻補正処理部をさらに備えたことを特
    徴とする請求項13に記載の基地無線機。
  15. 【請求項15】 前記基地無線機は、 前記無線サーバから送信された制御データによって制御
    するリモートコントロール処理部をさらに備えたことを
    特徴とする請求項13または14に記載の基地無線機。
  16. 【請求項16】 前記基地無線機は、 前記無線サーバから送信される監視要求が定期に送信さ
    れたか否かによって該無線サーバとの間を接続する回線
    の故障を検出する故障発生処理部をさらに備えたことを
    特徴とする請求項13ないし15のいずれかに記載の基
    地無線機。
  17. 【請求項17】 前記基地無線機は、 前記移動無線機が送出した送信パケットを構成する第1
    データに後続する第2データを解析し、該第2データに
    含まれ、前記移動無線機から送出される予定のデータの
    データ長に基づき、後に移動無線機より送出されるデー
    タを前記データ長にわたり連続して受信し、該データ長
    のデータの受信をもって前記移動無線機との接続を終了
    する送受信パケット処理部をさらに備えたことを特徴と
    する請求項13ないし16のいずれかに記載の基地無線
    機。
  18. 【請求項18】 無線サーバに接続された基地無線機と
    無線通信によって通信回線を確立する移動無線機であっ
    て、 前記移動無線機は、 前記基地無線機に対してパケットデータの入出力を行う
    基地無線機入出力部と、 移動端末とパケットデータの入出力を行う移動端末入出
    力部と、 前記移動端末と基地無線機との接続処理を行う処理部
    と、 前記処理部が接続処理の際に必要なデータを記憶するデ
    ータ記憶部と、 を備えたことを特徴とする移動無線機。
  19. 【請求項19】 前記移動無線機は、 前記無線サーバに対して接続の認証要求を行う認証処理
    部をさらに備えたことを特徴とする請求項18に記載の
    移動無線機。
  20. 【請求項20】 前記移動無線機は、 現在無線により接続された基地局無線機が送出した送信
    パケットを構成する、宛先情報を含む第1データを受信
    するとともに宛先を検出・判定し、該送信パケットが前
    記移動無線機宛ではないと判断された場合、前記第1デ
    ータに後続し前記送信パケットを構成する第2データの
    送信時間に前記基地局無線機と通信範囲が隣接する他の
    基地局無線機の送信チャネルを受信し、該送信チャネル
    の電界強度を検出・取得する圏内サーチ処理部をさらに
    備えたことを特徴とする請求項18または19に記載の
    移動無線機。
  21. 【請求項21】 前記移動無線機は、 複数の基地局無線機と無線通信可能な環境下にあり、さ
    らに、現在無線により接続された前記基地局無線機が他
    の移動無線機と通信を行なっている場合、前記基地局無
    線機と通信範囲が隣接する他の基地局無線機の内、通信
    回線が利用可能な基地局無線機を選択して無線通信を行
    なうデュアルスキャン処理部をさらに備えたことを特徴
    とする請求項18ないし20のいずれかに記載の移動無
    線機。
  22. 【請求項22】 前記移動無線機は、 前記基地無線機から通知される上り周波数を受信するた
    めの受信周波数を受信許可周波数から選択する場合に優
    先順位テーブルを参照することによって受信周波数を順
    に切り替えて、基地無線機から通知される上り周波数を
    受信して、この上り周波数が使用許可された周波数であ
    るときのみに位置登録の要求を送信するローミング/ハ
    ンドオフ処理部をさらに備えたことを特徴とする請求項
    18ないし21のいずれかに記載の移動無線機。
  23. 【請求項23】 前記移動無線機は、基地無線機が送出
    した送信パケットを構成する、宛先情報を含む第1デー
    タを受信するとともに宛先を検出・判定し、該送信パケ
    ットが前記移動無線機宛であると判断された場合、前記
    第1データに後続し前記送信パケットを構成する第2デ
    ータを解析し、該第2データに含まれ、前記基地局無線
    機から送出される予定のデータのデータ長に基づき、後
    に基地無線機より送出されるデータを前記データ長にわ
    たり連続して受信し、該データ長のデータの受信をもっ
    て前記基地無線機との接続を終了する送受信パケット処
    理部をさらに備えたことを特徴とする請求項18ないし
    22のいずれかに記載の移動無線機。
  24. 【請求項24】 前記移動無線機は、前記基地無線機か
    ら報知される報知情報に基づいて該移動無線機が移動す
    ることによって通信エリアが変更されたか否かを判定
    し、通信エリアが変更になった時点で前記無線サーバに
    対して、基地エリア変更通知を送信するダミー送信処理
    部をさらに備えたことを特徴とする請求項18ないし2
    3のいずれかに記載の移動無線機。
  25. 【請求項25】 前記移動無線機は、前記無線サーバか
    ら配信されたマルチキャスト情報を受信するIPマルチ
    キャスト処理部をさらに備えたことを特徴とする請求項
    18ないし24のいずれかに記載の移動無線機。
  26. 【請求項26】 前記移動無線機は、 前記無線サーバからブロードキャストによって配信され
    た情報のうち必要な情報のみを抽出するブロードキャス
    ト処理部をさらに備えたことを特徴とする請求項18な
    いし25のいずれかに記載の移動無線機。
  27. 【請求項27】 前記移動無線機は、 前記基地無線機から報知される情報を解析して、その情
    報が回線故障を通知する報知情報であった場合に、この
    報知情報に含まれる周辺基地無線機が使用するチャネル
    に送受信チャネルを設定して、この周辺基地無線機との
    通信を確立する故障発生処理部をさらに備えたことを特
    徴とする請求項18ないし26のいずれかに記載の移動
    無線機。
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