JP2000334612A - 既存穴拡大方法及び既存穴拡大工具 - Google Patents

既存穴拡大方法及び既存穴拡大工具

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JP2000334612A
JP2000334612A JP11147319A JP14731999A JP2000334612A JP 2000334612 A JP2000334612 A JP 2000334612A JP 11147319 A JP11147319 A JP 11147319A JP 14731999 A JP14731999 A JP 14731999A JP 2000334612 A JP2000334612 A JP 2000334612A
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rotating shaft
existing
centering rod
rotary shaft
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Kengo Matsuzaka
健吾 松坂
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NEC Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B29/00Holders for non-rotary cutting tools; Boring bars or boring heads; Accessories for tool holders
    • B23B29/02Boring bars
    • B23B29/027Steadies for boring bars

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Drilling And Boring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 持ち運び可能な工具により、従来、設置式の
大型工作機械を必要とした大径穴を加工可能とすること
を課題とする。 【解決手段】回転軸10と、回転軸10の側部に取付け
られた切削刃13と、回転軸10をその軸方向に移動可
能に支持する軸受12と、軸受12を保持するフレーム
11とで工具を構成し、工作物9に既に明けられている
既存穴1に対する回転軸10の位置決めを行う工程と、
万力7によりフレーム11を工作物9に取付ける工程
と、電動ドリル8を回転軸10に接続し回転軸10を回
転させつつ、回転軸10を軸方向に移動させる間に、切
削刃13の刃先を既存穴1の縁に当て進み、既存穴1の
内側を切削する工程とを施すことを主な解決手段とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作物に既に明け
られている既存穴の拡大方法及び拡大工具に係り、特に
回転軸に取り付けられた切削刃により既存穴の内側を切
削加工する方法及び工具に関する。
【0002】
【従来の技術】レーダー用反射板のように現地での設
置、組立が必要な構造物においては、構造物の接続部等
に接続用の大型ピン穴を用いていることが多い。
【0003】構造物が現地に設置された後に、穴位置、
穴形状の修正等の理由により、既存の大型の穴(φ30mm
以上)を精度良く拡大する必要が生じた場合には、現地
での工事は非常に困難であった。例えば、穴明けの工具
として、電気式ハンドドリルの使用が考えられるが、切
削用の刃としてドリルを使用する場合、人力で操作でき
るハンドドリルで加工可能な穴径は約φ15mm程度が限界
である。
【0004】従って、30mm以上の穴明けが必要になった
場合は、組立、設置した構造物を、解体し工場へ再度搬
入し、機械加工する必要があり、多大な費用と時間が必
要であった。設置、組立られた構造物に追加穴明け工事
を行おうとした場合、設置された大型構造物を解体し、
工場へ搬入しなければいけなくなる点が問題となる。ま
た、工場搬入は多大な費用と時間がかかるだけでなく、
客先の都合によっては、搬入不可能な場合があり問題で
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の従来
技術における問題に鑑みてなされたものであり、その目
的は、持ち運び可能な工具により、従来、設置式の大型
工作機械を必要とした大径穴を加工可能とすることにあ
る。
【0006】また他の目的は、かかる工具による穴加工
を精度良く行うことにある。さらに他の目的は、かかる
工具による作業を円滑かつ安全に行うことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本出
願第1の発明は、工作物と、前記工作物に既に明けられ
ている既存穴と、回転軸と、原動機と、前記回転軸の側
部に、刃先を外側に向けて取付けられた切削刃と、前記
回転軸をその軸方向に移動可能に支持する軸受と、前記
軸受を保持するフレームと、固着具と、既存穴に対する
前記回転軸の位置決めを行う工程と、前記固着具により
前記フレームを前記工作物に取付ける工程と、前記原動
機を前記回転軸に接続し前記回転軸を回転させつつ、前
記回転軸を軸方向に移動させる間に、前記切削刃の刃先
を前記既存穴の縁に当て進み、前記既存穴の内側を切削
する工程とよりなることを特徴とする既存穴拡大方法で
ある。
【0008】本発明の実施対象となる既存穴には貫通し
たものも貫通しないものも含まれ、本発明はその双方に
適用可能である。また、回転軸は主に被軸受部と切削刃
取付部と原動機接続部からなる。
【0009】本出願第1の発明の既存穴拡大方法によれ
ば、工具の主要構成が回転軸、切削刃、軸受、フレーム
であり、原動機として市販の電動ドリル等を使用し、固
着具として市販の万力等を使用することで実施可能であ
るので、工具そのものが軽量に製作することができる。
したがって、持ち運び可能な工具として実施可能であ
る。また、軸受により回転軸が保持され、その軸受けを
保持するフレームが工作物に直接取り付けられるので切
削時において回転軸の中心軸の保持性がよく、既存穴と
回転軸の同軸性がよい。その結果、高精度の穴加工が可
能である。そのためには軸受は十分な間隔を取って2以
上設けることが好ましい。
【0010】ところで、回転軸に取付けられた切削刃の
回転軸側面からの突出量をあまり大きくするとびびり、
不意な破損等を生じ、加工精度及び作業の安全上問題で
ある。そこで回転軸の切削刃取付部の断面径を適宜変更
したものを数本用意し、これらの回転軸の中から、その
切削刃取付部の断面径が既存穴の内径よりやや小さいも
のを選択し、加工を行う。これにより切削加工を精密安
全に行うことができる。また、一の回転軸で加工後、そ
れを切削刃取付部の断面径が大きい回転軸に交換し、再
び加工する。必要に応じてこれを繰り返すことにより一
の回転軸では拡大できない範囲の既存穴の拡大を可能と
する。
【0011】また本出願第2の発明は、本出願第1の発
明の既存穴拡大方法において、雄ネジと雌ネジの相対的
な回転量を調節することにより、前記回転軸の軸方向移
動量を同調制御することを特徴とする。
【0012】本出願第2の発明の既存穴拡大方法によれ
ば、ネジの軸方向の移動量により回転軸の軸方向の移動
を制御できるので、切削の送り量を制御できる。したが
って、雄ネジ又は雌ネジを一定速度で回転させることに
より切削加工時における送り速度が一定し切削が安定す
る。また、ネジを設けたことにより送り量ひいては加工
量を測定できる。
【0013】また本出願第3の発明は、本出願第2の発
明の既存穴拡大方法において、前記雄ネジ及び前記雌ネ
ジのうちいずれか一方を前記回転軸の両端面のうち前記
原動機が連結されている端面とは反対側の端面に当接さ
せることを特徴とする。
【0014】当接させるためには原動機側から当接側へ
の回転力、摩擦力、人力等による圧力を要するが、本構
成により装置全体が簡素化するとともに、逆方向に引け
ば迅速に切削刃を戻すことができ、また、手際良く回転
軸を交換できるという利点がある。
【0015】また本出願第4の発明は、本出願第1の発
明から本出願第3の発明の既存穴拡大方法において、前
記回転軸の被軸受部と同一形状を有する芯出し棒を用
い、前記芯出し棒を前記軸受に挿入する工程及び前記芯
出し棒を既存穴に固定する工程により、前記軸受と芯出
し棒と既存穴のそれぞれの中心軸を一致させた後、前記
芯出し棒を前記軸受から離脱させ、前記回転軸を前記軸
受に挿入することにより、前記既存穴の中心軸と前記回
転軸の中心軸とを一致させるこを特徴とする。
【0016】かかる方法により、既存穴の中心軸と前記
回転軸の中心軸とを精度良く一致させることが迅速容易
に行われる。
【0017】また本出願第5の発明は、本出願第4の発
明の既存穴拡大方法において、前記芯出し棒の一部を、
既存穴に嵌合することにより前記芯出し棒を既存穴に固
定することを特徴とする。
【0018】かかる芯出し棒を既存穴に嵌合したまま、
フレームと工作物とを固定することにより、既存穴の中
心軸と回転軸の中心軸とを精度良く一致させることが迅
速容易に行われる。ここで芯出し棒と既存穴との嵌合方
法には、嵌合する形状が形成された芯出し棒を用いる方
法や、既存穴と嵌合するような円筒部材を芯出し棒に装
着したものを用いる方法、芯出し棒と既存穴との隙間に
部材を埋め込む方法等がある。
【0019】また本出願第6の発明は、本出願第4の発
明の既存穴拡大方法において、前記芯出し棒を既存穴に
挿入し、前記芯出し棒と既存穴との隙間にアジャスタを
挿入することにより前記芯出し棒を既存穴に固定するこ
とを特徴とする。
【0020】既存穴とかかる芯出し棒との間に隙間があ
る場合には芯出し棒がぐらつき芯出しがうまく行かな
い。そこで、本方法では、アジャスタをその隙間に配置
することによって芯出し棒を固定することを可能とす
る。また、アジャスタを一又は二以上配置することで既
存穴の中心位置を見出し、正確な位置決めを行うことが
できる。特に、既存穴が楕円径等の変形円である場合に
有効である。また、芯出し棒を既存穴の形状、寸法に合
わせて多数用意することの代替え手段となる。
【0021】また本出願第7の発明は、一端を原動機に
着脱自在にされた回転軸と、前記回転軸の側部に取付ら
れた切削刃と、前記回転軸をその軸方向に移動可能に支
持する軸受と、前記軸受を保持し、工作物に対し着脱可
能なフレームを備える既存穴拡大工具であって、フレー
ムを工作物に取付けることにより既存穴に対する前記回
転軸の位置決めが行われることを特徴とする既存穴拡大
工具である。
【0022】したがって、本出願第7の発明の既存穴拡
大工具によれば、本出願第1の発明の既存穴拡大方法を
実施することができる。
【0023】また本出願第8の発明は、本出願第7の発
明の既存穴拡大工具において、フレームには工作物に当
接及び固着可能な形状が形成されてなることを特徴とす
る。
【0024】したがって、本出願第8の発明の既存穴拡
大工具によれば、本出願第1の発明の既存穴拡大方法を
実施することができる。
【0025】また本出願第9の発明は、本出願第8の発
明の既存穴拡大工具において、当接及び固着可能な形状
をフランジ形状とすることを特徴とする。
【0026】したがって、本出願第9の発明の既存穴拡
大工具によれば、本出願第1の発明の既存穴拡大方法を
実施することができる。
【0027】また本出願第10の発明は、本出願第7か
ら本出願第9の発明の既存穴拡大工具において、回転軸
の軸方向移動量制御手段を備えることを特徴とする。
【0028】したがって、本出願第10の発明の既存穴
拡大工具によれば、本出願第2の発明の既存穴拡大方法
を実施することができる。軸方向移動量制御手段として
は、ネジ構造、歯車機構又はこれらの組み合わせでなる
機構が適する。
【0029】また本出願第11の発明は、本出願第10
の発明の既存穴拡大工具において、前記軸方向移動量制
御手段をネジ構造とし、雄ネジと雌ネジの相対的な回転
量を調節することにより、前記回転軸の軸方向移動量を
同調制御することを特徴とする。
【0030】したがって、本出願第11の発明の既存穴
拡大工具によれば、本出願第2の発明の既存穴拡大方法
を実施することができる。
【0031】また本出願第12の発明は、本出願第10
の発明の既存穴拡大工具において、前記ネジ構造の雄ネ
ジ及び雌ネジのうちいずれか一方が前記回転軸の両端面
のうち前記原動機が連結されている端面とは反対側の端
面に当接され、他方を前記フレームに形成又は装着され
てなることを特徴とする。
【0032】したがって、本出願第12の発明の既存穴
拡大工具によれば、本出願第3の発明の既存穴拡大方法
を実施することができる。
【0033】また本出願第13の発明は、本出願第10
の発明の既存穴拡大工具において、前記回転軸は前記原
動機により軸方向に拘束されて前記原動機の動力発生端
に接続され、前記原動機の本体と前記ネジ構造の雄ネジ
及び雌ネジのうちいずれか一方とを接続する部材が設け
られてなることを特徴とする。
【0034】本出願第13の発明によれば、回転軸は原
動機に対して軸方向に拘束されて原動機の動力発生端に
接続され、原動機の本体とネジ構造の雄ネジ及び雌ネジ
のうちいずれか一方とを接続する部材が設けられている
ので、ネジ、原動機、回転軸及び切削刃が連結し、軸方
向に同調して移動するので、ネジの回転量を操作して、
切削刃の送り量を制御できる利点がある。また本出願第
13の発明のよれば切削抵抗の送り分力を、雄ネジと雌
ネジの摩擦力が負担するので送り方向の強い推進力が得
られ、硬質な材料であっても加工作業に大きな力を要し
ないという利点がある。
【0035】また本出願第14の発明は、本出願第10
の発明の既存穴拡大工具において、少なくとも前記回転
軸の軸方向の一方向の移動を規制する構造を、前記ネジ
構造の雄ネジ及び雌ネジのうちいずれか一方と前記回転
軸の側面とに設けられてなることを特徴とする。
【0036】少なくとも軸方向の一方の移動を規制する
構造として好ましくはスラストベアリングがある。本出
願第14の発明によれば、回転軸の軸方向の一方向の移
動を規制する構造が、前記ネジ構造の雄ネジ及び雌ネジ
のうちいずれか一方と前記回転軸の側面とに設けられい
るので、ネジ、軸受(スラストベアリング)、回転軸及
び切削刃が連結し、軸方向に同調して移動するので、ネ
ジの回転量を操作して、切削刃の送り量を制御できる利
点がある。また本出願第14の発明のよれば切削抵抗の
送り分力を、スラストベアリング等が負担するので送り
方向の強い推進力が得られ、硬質な材料であっても加工
作業に大きな力を要しないという利点がある。そのため
にはネジの外側にハンドルを設けることが好ましい。
【0037】また本出願第15の発明は、本出願第7の
発明から本出願第14の発明のうちいずれか一の既存穴
拡大工具において、前記切削刃の前記回転軸からの突出
量の調整を可能とする手段を備えることを特徴とする。
【0038】したがって、本出願第15の発明によれ
ば、一旦、既存穴を拡大後、さらに大きな穴を開けると
きに切削刃の突出量を調整することにより切削可能であ
る。しかし、あまりに突出量を大きくすると、刃への負
荷が大きくなりびびりなどの原因になるので、回転軸を
一段大きくするなどして切削径の調整を行うべきであ
る。
【0039】また本出願第16の発明は、本出願第7の
発明から本出願第15の発明のうちいずれか一の既存穴
拡大工具において、前記回転軸の被軸受部と同一形状を
有する部分と既存穴に嵌合可能な形状を有する部分とか
らなる芯出し棒を備えることを特徴とする。
【0040】したがって、本出願第16の発明の既存穴
拡大工具によれば、本出願第5の発明の既存穴拡大方法
を実施することができる。
【0041】また本出願第17の発明は、本出願第7の
発明から本出願第15の発明のうちいずれか一の既存穴
拡大工具において、前記回転軸の被軸受部と同一形状を
有する芯出し棒と前記芯出し棒と既存穴とを固定するた
めのアジャスタとを備えることを特徴とする。
【0042】したがって、本出願第17の発明の既存穴
拡大工具によれば、本出願第6の発明の既存穴拡大方法
を実施することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態におけ
る既存穴拡大方法及び既存穴拡大工具を図1、図2,図
3,図4,図5,図6を参照して説明する。説明の便宜
のため、図1、図2、図3、図4、図5及び図6にx−
y軸を設け、図7にx−y−z軸を設けた。
【0044】実施の形態1 図1、図2、図3、図4に基いて、本発明の実施の形態
1における既存穴拡大方法及び既存穴拡大工具を説明す
る。図1の(a)は、本発明の実施の形態1における既
存穴拡大工具を示す側面図であり、部分的に断面図を含
む。図1の(b)は、図1の(a)に図示されているA
−A断面図である。図2は、本発明の実施の形態1にお
ける既存穴拡大工具の位置決め工程を説明する側面図で
あり、部分的に断面図を含む。図3は、本発明の実施の
形態1における既存穴拡大工具に備えられる芯出し棒を
示す側面図である。図4は、本発明の実施の形態1にお
ける既存穴拡大工具に備えられる芯出し棒とアジャスタ
の組み合わせを示す立体図及び概略図である。
【0045】まず、実施の形態1における既存穴拡大工
具の構成を説明する。図1の(a)に示すように、実施
の形態1における既存穴拡大工具は、回転軸10と、フ
レーム11と、2個の軸受12と、サブフレーム20と
芯出し棒(図示せず)を備えている。回転軸10は被軸
受部と切削刃取付部と電動ドリル接続部とからなる。切
削刃13は回転軸10の側面に止めネジ(図示せず)に
よって取付けられている。電動ドリル8は回転軸10の
電動ドリル接続部に取付けられている。フレーム11の
両端にはフランジ14及びフランジ15が形成されてい
る。軸受12は回転軸10を支持する。サブフレーム2
0には一端にフランジ23が形成されている。このサブ
フレーム20は上面を有し、上面中央に雌ネジ部22が
形成されている。送りネジ21には雄ネジ部24が形成
されている。
【0046】図1に示すように、フランジ14は工作物
9と接し、万力7によって互いに固定され、フランジ1
5はサブフレーム20のフランジ23と重合し、ボルト
(図示せず)によって互いに固定されている。
【0047】図1に示すように、送りネジ21は右ネジ
であり、送りネジ21の雄ネジ部24とサブフレーム2
0の雌ネジ部22とは螺合する。また、送りネジ21の
雄ネジ部24と回転軸10の被軸受部の端面とは互いに
当接する。
【0048】次に、実施の形態1における既存穴拡大工
具に備えられる芯出し棒の構成を説明する。図3に示す
ように、芯出し棒50、51、52は破線101によっ
て、二つの要素に分けられる。図3上において、破線1
01の右側は既存穴連結部50a、51a、52aであ
って、芯出し棒が既存穴1に嵌合する部分であり、左側
は軸受保持部50b、51b、52bであって、芯出し
棒に軸受12を挿入した際に軸受12を支える部分であ
る。
【0049】内径の異なる各既存穴に対応するために、
異なる形状、寸法の数種の芯出し棒が用意される。しか
し、その数種の芯出し棒において、各軸受保持部は共通
の形状、寸法を有し、回転軸10の被軸受部とも共通の
形状、寸法を有する。なぜなら、同一規格の軸受12に
挿入可能とする必要があるからである。これらの数種の
芯出し棒の相違点は、既存穴連結部に現れる。各芯出し
棒の既存穴連結部は横断面の直径が異なる。これによ
り、本発明は内径の異なる各既存穴に対応することがで
きるのである。軸受保持部の横断面の直径と既存穴連結
部の横断面の直径との大小関係により、例えば、芯出し
棒50のように断面一様棒であったり、芯出し棒51又
は芯出し棒52のように段付棒であったりする。芯出し
棒51においては、その軸受保持部の横断面の直径より
既存穴連結部の横断面の直径の方が大きいため、軸受保
持部51bより大きな外径の既存穴連結部51aをも
ち、芯出し棒52においては、その軸受保持部の横断面
の直径より既存穴連結部の横断面の直径の方が小さいた
め、軸受保持部52bより小さな外径の既存穴連結部5
2aをもつ。
【0050】既存穴が円の場合は、芯出し棒50、5
1、52の既存穴連結部の断面形状は円形として調製
し、既存穴が楕円の場合は、芯出し棒50、51、52
の既存穴連結部の断面形状は楕円形として調製する。
【0051】また、実施の形態1の既存穴拡大工具は、
図4に示すようなアジャスタ61、62、63、64を
備える。アジャスタ61、62は、既存穴に嵌合するよ
うな円筒形状をしている。既存穴が円の場合は断面の外
周が円形のアジャスタ61を用い、既存穴が楕円の場合
は断面の外周が楕円形のアジャスタ62を用いる。
【0052】しかし、一般に金属棒の断面形状を楕円形
として調製することは困難である。そこで、以下に説明
するようなアジャスタ63、64を用いることが有効で
ある。アジャスタ63は、円柱形状である。アジャスタ
64は図4に示すように、同心の円と楕円とで囲まれる
平面図形であって、前記円の直径と前記楕円の短軸が一
致する平面図形を前記短軸で2つに分けて得られる一方
の平面図形をその平面と垂直に平行移動してできる立体
図形とほぼ同一形状である。
【0053】また、内径の異なる既存穴に対応するため
に、寸法の異なる数種のアジャスタを用意する。これに
より、数種の芯出し棒を用意しなくても数種のアジャス
タで代替でき、工具一式を軽量化できる。しかし、芯出
し棒にアジャスタを装着するので、芯出し棒とアジャス
タ間に隙間ができ芯出し棒がぐらつく恐れがある。これ
を解消するためには、アジャスタ及び芯出し棒をそれぞ
れ精度良く製作することが好ましい。
【0054】なお、上記数種のアジャスタのうち一又は
一組のアジャスタを芯出し棒に装着し、さらにその一又
は一組のアジャスタの上に他のアジャスタを装着すると
いうように二又は二組以上のアジャスタを重ねて用いる
という方法も有効である。その場合には、同一数のアジ
ャスタで対応可能な既存穴の寸法が増えることとなり、
ひいてはアジャスタの数を減らすことができる。しか
し、複数のアジャスタを用いるので、芯出し棒とアジャ
スタ間及びアジャスタとアジャスタ間に隙間ができ芯出
し棒がぐらつく恐れが高まる。これを解消するために
は、一又は一組のアジャスタを用いる場合よりさらにア
ジャスタ及び芯出し棒をそれぞれ精度良く製作すること
が好ましい。
【0055】また、芯出し棒の中で最適なものは、回転
軸10を芯出し棒50の代替として用いる場合である。
この方法は、芯出し棒50を要しないので、部品数の少
数化、工具一式の軽量化を図ることができる。
【0056】次に、本発明の実施の形態1における既存
穴拡大工具の使用方法及び既存穴拡大方法の各工程につ
いて説明する。便宜上、既存穴拡大工具の使用方法及び
既存穴拡大方法の各工程を位置決め工程、加工準備工程
及び加工工程に分ける。
【0057】まず、位置決め工程を説明する。上述した
芯出し棒51を用いた位置決め工程では、図2に示すよ
うに芯出し棒51の既存穴連結部51aを既存穴に嵌合
する。軸受12を芯出し棒51の軸受保持部51bに装
着することにより既存穴拡大工具本体を工作物9に係止
する。その状態を維持したまま、フランジ14と工作物
9とを市販の万力7で固定する。固定後、芯出し棒51
をx軸の正方向に移動させ抜き出し、取り外す。芯出し
棒52を用いる場合は、x軸の負方向に移動させ、抜き
出すことができ、芯出し棒50を用いた場合は、x軸の
正方向と負方向のいずれか一方に移動させ、抜き出すこ
とができる。
【0058】アジャスタ61、62を用いた位置決め工
程では、まず、アジャスタ61、62を既存穴1に装着
する。次に、芯出し棒50、51、52をアジャスタ6
1、62に装着することにより芯出しを行う。
【0059】アジャスタ63,64を用いた位置決め工
程では、まず、芯出し棒50、51、52を既存穴1に
挿入する。次に,アジャスタ63、64を芯出し棒5
0、51、52の既存穴連結部と楕円形の既存穴1eと
の間に挿入し、固定することにより芯出しを行う。
【0060】次に、加工準備工程を図1を参照して説明
する。上記位置決め工程の後、切削刃取付部の断面径が
既存穴1の内径よりやや小さい回転軸10を選択し、軸
受12に挿入する。切削刃13の回転軸10からの突出
量を調整し、止めネジ(図示せず)で締め付け回転軸1
0に固定する。サブフレーム20とフレーム11をボル
ト(図示せず)で固定する。送りネジ21の雄ネジ部2
4をサブフレーム20の雌ネジ部22に羅合させ、送り
ネジ21を回転軸10に当接させる。回転軸の電動ドリ
ル接続部に市販の電動ドリル8を連結する。
【0061】次に、既存穴拡大方法の加工工程について
図1を参照して説明する。まず、作業者が電動ドリル8
の電源を入れ、電動ドリル8をx軸の負の方向に押すこ
とにより、回転軸10と送りネジ21との当接面に圧力
を加える。送りねじ21を左回転させ、サブフレーム2
0から後退させる。回転軸10は送りねじ21のかかる
後退に続きx軸の負の方向に移動し、切削刃13を送り
進行させる。切削刃13の送り進行が継続することによ
り、切削刃13の刃先が既存穴1の内周面に接し、既存
穴1の内周面を切削加工する。これにより、既存穴1は
新規穴2へと拡大される。
【0062】一工程で新規穴2に拡大しきれない場合
は、さらに、前記加工準備工程に戻り、切削刃13の回
転軸10からの突出量を増加させた後、前記加工工程を
行う。適宜これを繰り返す。これにより、既存穴1は新
規穴2へと拡大される。
【0063】しかし、切削刃13の回転軸10からの突
出量の増加には限界がある。そこで、回転軸の被軸受部
が共通の形状で、切削刃取付部の直径がその被軸受部よ
り大径の段付き回転軸を各種用意し、使用することが有
効である。その場合には、一種の回転軸で、既存穴1を
目標の新規穴2まで拡大しきれなかったときに、回転軸
10を切削刃取付部の直径がその被軸受部より大きい段
付きの回転軸10(図7における回転軸10参照)に交
換し、再び切削加工を行い、かかる交換を適宜繰り返す
ことにより、既存穴1は新規穴2へと拡大される。ま
た、回転軸10を切削刃取付部の直径がその被軸受部よ
り小さい段付きの回転軸10(図5又は図6における回
転軸10参照)を用いれば、回転軸の被軸受け部より小
径の既存穴の切削が可能となる。さらに、これらの段付
き棒は、切削刃を取り外せば上述の芯出し棒51,52
と兼用でき、工具数を減らし工具一式を軽量化すること
ができる。
【0064】実施の形態1における既存穴拡大方法及び
既存穴拡大工具は、送りネジ21と回転軸10とを当接
させる構成をとったことにより、切削時の送り方向とは
逆方向に引けば、迅速に切削刃を戻すことができ、ま
た、手際良く回転軸を交換できる。
【0065】実施の形態1における既存穴拡大工具の場
合、切削点と作業者の視点が近いため切削加工の進行状
況が実時間で確認しやすく、段付穴等の特殊形状に拡大
したいときなどに適している。
【0066】フレーム11、サブフレーム20及び送り
ネジ21の変形例として以下のような構成も有用であ
る。一つにはフレーム11のフランジ部15及びサブフ
レーム20のフランジ部23をそれぞれ排し、平坦な外
周面を設け、かかる外周面のうちフレーム11の外周面
には雄ネジ部を設ける。サブフレーム20の内周面には
雌ネジ部を設ける。前記雌ネジ部と前記雄ネジ部とを螺
合させることによって、サブフレーム20をフレーム1
1に係止させる。また、送りネジ21は不要とし、回転
軸端面に当接していた送りネジ21の突出部分はサブフ
レーム20の上面内側中央付近に回転軸端面に当接する
突起部を形成させることによって代替する。このような
構造をとればサブフレーム20を回転させることによっ
て、回転軸の軸方向の移動量を精度良く制御できる。
【0067】また、もう一つには送りネジ21と回転軸
10との当接点に回転自在な繋ぎ手を設け、送りネジ2
1と回転軸10とを連結させるという構成も有用であ
る。かかる構成をとる場合には、上述のような人力によ
る圧力を要しない。
【0068】実施の形態2 図5に基いて、本発明の実施の形態2における既存穴拡
大方法及び既存穴拡大工具を説明する。図5は本発明の
実施の形態2における既存穴拡大工具を示す上面図
(a)及び部分的に断面図を含む側面図(b)である。
【0069】まず、本発明の実施の形態2における既存
穴拡大工具の構成のうち実施の形態1と異なる構成を説
明する。回転軸10は、工作物9に近いほうから、それ
ぞれ切削刃取付部、被軸受部及び電動ドリル接続部から
なる。フレーム11の内面に雌ネジ部22が切られ、サ
ブフレーム40の外面に雄ネジ部24が切られている。
サブフレーム40は、電動ドリル8の本体を包被し、電
動ドリル8が容易に抜け出さないようにホールドする。
そのホールドせいを高めるためには、ゴムパッドをサブ
フレーム40と電動ドリル8の本体との間に設置するの
が有効である。サブフレーム40の電動ドリル8の接続
側の端面には握り手43をホールドするU字型溝が切ら
れている。そして、握り手43はU字型溝からその先端
を含む一部を突出させる。これは、サブフレーム40を
回転させる際のハンドルとして握り手43を兼用するた
めである。ただし、ハンドルをサブフレーム40の外面
であって電動ドリル8の接続側の端面寄りに設けてもよ
い。また、サブフレーム40の内面には軸受12が埋設
されている。一方、フレーム11の側部の工作物9寄り
には窓(図示せず)が設けられている。
【0070】次に、本発明の実施の形態2における既存
穴拡大工具の使用方法及び既存穴拡大方法を、図5を参
照して説明する。実施の形態2における位置決め工程
は、実施の形態1と同様にして行う。
【0071】次に、実施の形態2における加工準備工程
を説明する。サブフレーム40をフレーム11に螺合し
た後、回転軸10を軸受12に挿入し、市販の電動ドリ
ル8を回転軸10に連結する。その後、窓(図示せず)
から切削刃13を回転軸10の切削刃取付部に挿入し、
切削刃13を切削可能な突出量に調整して止めネジ16
で固定する。
【0072】次に、実施の形態2における加工工程を説
明する。まず、作業者が電動ドリル8の電源を入れ、握
り手43を右回転させることにより、サブフレーム40
の雄ネジ部24がフレーム11の雌ネジ部22に対して
螺合回転し、サブフレーム40はx軸の正方向へ進行す
る。サブフレーム40がx軸の正方向へ進行すると、電
動ドリル8、回転軸10及び切削刃13が追随してx軸
の正方向へ移動するので、握り手43の回転量を操作す
ることにより、切削刃13の送り量を制御できる。この
ことにより、切削刃13が既存穴1の内面を切削加工す
る。
【0073】切削抵抗の送り分力を雄ネジ部24と雌ネ
ジ部22の摩擦力で負担するので、送り方向の強い推進
力が得られ、硬質な材料であっても加工作業に大きな力
を要せず、作業者の負担を軽減し、安定する。
【0074】実施の形態3 図6を参照して、本発明の実施の形態3における既存穴
拡大方法及び既存穴拡大工具を説明する。図6は本発明
の実施の形態3における既存穴拡大工具を示す上面図
(a)及び部分的に断面図を含む側面図(b)である。
【0075】まず、本発明の実施の形態3における既存
穴拡大工具の構成のうち実施の形態2と異なる構成を図
6を参照して説明する。フレーム11の内面に雌ネジ部
22が切られ、サブフレーム41の外面に雄ネジ部24
が切られている。サブフレーム41は、内面にスラスト
ベアリング44が埋設され、一端にハンドル42を備え
ている。スラストベアリング44は、請求項14に記載
する回転軸10の軸方向の一方向の移動を規制する構造
の最適な実施の形態であり、実施の形態3では、かかる
構造をネジ構造の雄ネジ及び雌ネジのうち雄ネジと回転
軸10の側面とに設ける方式を採用したものである。
【0076】本発明の実施の形態3における既存穴拡大
工具の使用方法及び既存穴拡大方法を図6を参照して説
明する。実施の形態3における位置決め工程は、実施の
形態1と同様にして行い、実施の形態3における加工準
備工程は、実施の形態2と同様にして行う。
【0077】実施の形態における加工工程を説明する。
まず、作業者は電動ドリル8を持ちつつ、電動ドリル8
の電源を入れ、ハンドル42を持ちサブフレーム41を
右回転させる。後は実施の形態2と同様にして既存穴1
の内面を切削加工が行われる。
【0078】実施の形態2の構成と比べて、電動ドリル
8本体がサブフレームに包被されていないので、異なる
大きさの電動ドリル8に対応する場合に、その対応性が
実施の形態2より高い。
【0079】実施の形態4 図7に基いて、本発明の実施の形態4における既存穴拡
大方法及び既存穴拡大工具を説明する。図7は本発明の
実施の形態4における既存穴拡大工具を示す立体図であ
る。
【0080】まず、本発明の実施の形態4における既存
穴拡大工具の構成を図7を参照して説明する。フレーム
11外周面には、合計4つの脱着可能なガイド突出部8
0が装備される。これはアーム83ひいては電動ドリル
8本体の回転を防止するものである。フレーム11の側
部の工作物9寄りには窓87が設けられている。フレー
ム11の外面には雌ネジ部22が形成され、誘導リング
82の内面に形成された雄ネジ部(図示せず)とが、互
いに螺合する。アーム83は誘導リング82と図示しな
いフック構造により連結しており、誘導リング82に伴
ってx軸方向に移動する。そのフック構造は、アーム8
3の凸部と誘導リング82の凹部をもって、回転自在に
実現している。また、アーム83は電動ドリル8を挟持
する。その挟持はボルト84により実現する。アーム8
3の側部にはハンドル81がアーム83に対して回転自
在に取り付けられている。誘導リング82の外周部には
かさ歯車部86が形成されており、ハンドル81の軸に
装備されたはかさ歯車85と互いに歯合する。
【0081】次に、本発明の実施の形態4における既存
穴拡大工具の使用方法及び既存穴拡大方法を図5を参照
して説明する。実施の形態4における位置決め工程は、
実施の形態1と同様にして行う。
【0082】次に、実施の形態4における加工準備工程
を説明する。回転軸10は、工作物9に近いほうから、
それぞれ切削刃取付部、被軸受部及び電動ドリル接続部
からなる。回転軸10を軸受12に挿入し、電動ドリル
に連結する。ボルト84により電動ドリル8をアーム8
3に固定する。窓87から切削刃13を回転軸10の切
削刃取付部に挿入し、切削刃13を切削可能な突出量に
調整して止めネジ(図示せず)で締め付け固定する。
【0083】次に、実施の形態4における加工工程を説
明する。ハンドル81を矢印A1方向に回すことによ
り、ハンドル81のかさ歯車85と誘導リング82のか
さ歯車部86が歯合回転し、誘導リング82が右回転
(矢印A2方向)する。このとき、誘導リング82の内
面に形成された雄ネジ部(図示せず)がフレーム11の
雌ネジ部22に対して螺合回転し、誘導リング82はx
軸の正方向へ進行する。誘導リング82がx軸の正方向
へ進行すると、アーム83、電動ドリル8、回転軸10
及び切削刃13が追随してx軸の正方向へ移動するの
で、ハンドル81の回転量を操作することにより、切削
刃13の送り量を制御できることとなる。このことによ
り、切削刃13が既存穴1の内面を切削加工するもので
ある。
【0084】実施の形態4の既存穴拡大工具では、切削
抵抗の主分力を工作物9に還元するするので、大きな切
削抵抗が生じても加工作業に大きな力を要しない。
【0085】アームの内側にレールとなる突起部と、フ
レームの外側にレール溝とを、設けることをもって、ガ
イド突出部80の代替とすることもできる。
【0086】
【実施例】さらに数値に基づいて、本発明の実施例を説
明する。φ30mmの既存穴1をφ50mmの新規穴2に拡
大する場合について説明する。この場合、φ28mmの回
転軸10を調製しておき、これを用いる。まず、切削刃
13の突出量を5mmとして、上述のように位置決め工
程、加工準備工程、加工工程を施せば、既存穴1をφ3
8mmの穴にまで拡大することができる。次に、回転軸1
0を切削刃取付部の直径がφ36mmである回転軸に取り
替える。そして、切削刃13の突出量を7mmとして、再
び、加工準備工程、加工工程を施せば、φ50mmの新規
穴2を得ることができる。
【発明の効果】以上説明したように本発明は、持ち運び
可能な工具により既存穴の切削加工を行うので、従来の
設置式の大型工作機械を必要とした大径穴を、一定の作
業場所に限定されずに、加工することができるという効
果がある。特に、設置した構造物を、解体し工場へ再度
搬入し、機械加工する必要がなくなり、費用と時間を大
幅に削減するという効果がる。また、構造物を工場へ搬
入不可能な場合であっても、工事が停止せず円滑に構造
物の設置作業を続行することができるという大きな効果
がある。また、本発明は、工具本体を工作物に固定する
こと、軸受により回転軸を支持すること、芯出し棒を用
いて正確に位置決めすること等により、安全に、仕上が
り精度の良い製品を製作することができる効果がある。
そのため工場内においても活用可能な工具を安価で提供
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は、本発明の実施の形態1における既
存穴拡大工具を示す側面図であり、部分的に断面図を含
む。(b)は、(a)に図示されているA−A断面図で
ある。
【図2】 本発明の実施の形態1における位置決め工具
を示す側面図であり、部分的に断面図を含む。
【図3】 本発明の実施の形態1における芯出し棒を示
す側面図である。
【図4】 本発明の実施の形態1における芯出し棒とア
ジャスタの組み合わせを示す立体図及び概略図である。
【図5】 本発明の実施の形態2における既存穴拡大工
具を示す上面図(a)及び部分的に断面図を含んだ側面
図(b)である。
【図6】 本発明の実施の形態3における既存穴拡大工
具を示す上面図(a)及び部分的に断面図を含んだ側面
図(b)である。
【図7】 本発明の実施の形態4における既存穴拡大工
具を示す立体図である。
【符号の説明】
1 既存穴 1e 楕円形の既存穴 2 新規穴 7 万力 8 電動ドリル 9 工作物 10 回転軸 11 フレーム 12 軸受 13 切削刃 14、15 フランジ 20 サブフレーム 21 送りネジ 22 雌ネジ部 23 フランジ 24 雄ネジ部 40、41 サブフレーム 42 ハンドル 43 握り手 44 スラストベアリング 50、51、52 芯出し棒 61、62、63、64 アジャスタ 80 ガイド突出部 81 ハンドル 82 誘導リング 83 アーム 84 ボルト 85、86 かさ歯車部 86 窓

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作物と、前記工作物に既に明けられてい
    る既存穴と、回転軸と、原動機と、前記回転軸の側部
    に、刃先を外側に向けて取付けられた切削刃と、前記回
    転軸をその軸方向に移動可能に支持する軸受と、前記軸
    受を保持するフレームと、固着具と、既存穴に対する前
    記回転軸の位置決めを行う工程と、前記固着具により前
    記フレームを前記工作物に取付ける工程と、前記原動機
    を前記回転軸に接続し前記回転軸を回転させつつ、前記
    回転軸を軸方向に移動させる間に、前記切削刃の刃先を
    前記既存穴の縁に当て進み、前記既存穴の内側を切削す
    る工程とよりなることを特徴とする既存穴拡大方法。
  2. 【請求項2】雄ネジと雌ネジの相対的な回転量を調節す
    ることにより、前記回転軸の軸方向移動量を同調制御す
    ることを特徴とする請求項1記載の既存穴拡大方法。
  3. 【請求項3】前記雄ネジ及び前記雌ネジのうちいずれか
    一方を前記回転軸の両端面のうち前記原動機が連結され
    ている端面とは反対側の端面に当接させることを特徴と
    する請求項2記載の既存穴拡大方法。
  4. 【請求項4】前記回転軸の被軸受部と同一形状を有する
    芯出し棒を用い、前記芯出し棒を前記軸受に挿入する工
    程及び前記芯出し棒を既存穴に固定する工程により、前
    記軸受と芯出し棒と既存穴のそれぞれの中心軸を一致さ
    せた後、前記芯出し棒を前記軸受から離脱させ、前記回
    転軸を前記軸受に挿入することにより、前記既存穴の中
    心軸と前記回転軸の中心軸とを一致させる請求項1から
    請求項3のいずれか一に記載の既存穴拡大方法。
  5. 【請求項5】前記芯出し棒の一部を、既存穴に嵌合する
    ことにより前記芯出し棒を既存穴に固定する請求項4記
    載の既存穴拡大方法。
  6. 【請求項6】前記芯出前記芯出し棒を既存穴に挿入し、
    前記芯出し棒と既存穴との隙間にアジャスタを挿入する
    ことにより前記芯出し棒を既存穴に固定するし棒を既存
    穴に挿入し、前記芯出し棒と既存穴との隙間にアジャス
    タを挿入することにより前記芯出し棒を既存穴に固定す
    る請求項4記載の既存穴拡大方法。
  7. 【請求項7】一端を原動機に着脱自在にされた回転軸
    と、前記回転軸の側部に取付られた切削刃と、前記回転
    軸をその軸方向に移動可能に支持する軸受と、前記軸受
    を保持し、工作物に対し着脱可能なフレームを備える既
    存穴拡大工具であって、フレームを工作物に取付けるこ
    とにより既存穴に対する前記回転軸の位置決めが行われ
    る既存穴拡大工具。
  8. 【請求項8】前記フレームには工作物に当接及び固着可
    能な形状が形成されてなることを特徴とする請求項7記
    載の既存穴拡大工具。
  9. 【請求項9】前記当接及び固着可能な形状をフランジ形
    状とする請求項8記載の既存穴拡大工具。
  10. 【請求項10】前記回転軸の軸方向移動量制御手段を備
    えることを特徴とする請求項7記載から請求項9のうち
    いずれか一に記載の既存穴拡大工具。
  11. 【請求項11】前記軸方向移動量制御手段をネジ構造と
    し、雄ネジと雌ネジの相対的な回転量を調節することに
    より、前記回転軸の軸方向移動量を同調制御することを
    特徴とする請求項10記載の既存穴拡大工具。
  12. 【請求項12】前記ネジ構造の雄ネジ及び雌ネジのうち
    いずれか一方が前記回転軸の両端面のうち前記原動機が
    連結されている端面とは反対側の端面に当接され、他方
    を前記フレームに形成又は装着されてなることを特徴と
    する請求項10記載の既存穴拡大工具。
  13. 【請求項13】前記回転軸は前記原動機により軸方向に
    拘束されて前記原動機の動力発生端に接続され、前記原
    動機の本体と前記ネジ構造の雄ネジ及び雌ネジのうちい
    ずれか一方とを接続する部材が設けられてなることを特
    徴とする請求項10記載の既存穴拡大工具。
  14. 【請求項14】少なくとも前記回転軸の軸方向の一方向
    の移動を規制する構造を、前記ネジ構造の雄ネジ及び雌
    ネジのうちいずれか一方と前記回転軸の側面とに設けら
    れてなることを特徴とする請求項10記載の既存穴拡大
    工具。
  15. 【請求項15】前記切削刃の前記回転軸からの突出量の
    調整を可能とする手段を備えることを特徴とする請求項
    7から請求項14のいずれか一に記載の既存穴拡大工
    具。
  16. 【請求項16】前記回転軸の被軸受部と同一形状を有す
    る部分と既存穴に嵌合可能な形状を有する部分とからな
    る芯出し棒を備えることを特徴とする請求項7から請求
    項15のいずれか一に記載の既存穴拡大工具。
  17. 【請求項17】前記回転軸の被軸受部と同一形状を有す
    る芯出し棒と前記芯出し棒と既存穴とを固定するための
    アジャスタとを備えることを特徴とする請求項7から請
    求項15のいずれか一に記載の既存穴拡大工具。
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