JP2000335230A - 車両用暖房装置 - Google Patents

車両用暖房装置

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JP2000335230A
JP2000335230A JP11103455A JP10345599A JP2000335230A JP 2000335230 A JP2000335230 A JP 2000335230A JP 11103455 A JP11103455 A JP 11103455A JP 10345599 A JP10345599 A JP 10345599A JP 2000335230 A JP2000335230 A JP 2000335230A
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Japan
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cooling water
heat
engine
heating
heat exchanger
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JP11103455A
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Hisatoshi Hirota
久寿 広田
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TGK Co Ltd
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    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
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    • B60H1/22Heating, cooling or ventilating devices the heat source being other than the propulsion plant
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    • B60H1/2221Heating, cooling or ventilating devices the heat source being other than the propulsion plant the heat being derived from electric heaters arrangements of electric heaters for heating an intermediate liquid
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating devices
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    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エネルギ効率のよい補助加熱装置を備えた車
両用暖房装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 エンジン1を冷却し循環ポンプ2により
送り出された冷却水を室内用熱交換器8の回路に流し、
室内用熱交換器8で空気と熱交換することにより暖房が
行われる。エンジン始動初期では、冷却水の温度が低
く、室内用熱交換器8の暖房能力はないので、補助加熱
装置で補われる。補助加熱装置は加熱側熱交換器7と、
吸熱側熱交換器9と、ペルチエ素子10とから構成され
る。ペルチエ素子10は投入されたエネルギで発生され
たジュール熱を加熱側熱交換器7に伝えるとともに、ペ
ルチエ効果により吸熱面側の吸熱側熱交換器9より吸熱
した熱量を発熱面側へ移動させて加熱側熱交換器7に伝
えるため、投入エネルギ以上の熱量を冷却水に与えるこ
とができ、エネルギ効率のよい補助加熱装置になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用暖房装置に関
し、特に水冷式エンジンの冷却水を熱源として利用して
暖房を行う車両用暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用の暖房装置は、水冷式エンジンの
冷却に使用した冷却水を熱交換器に供給する一方、この
熱交換器に車室内の空気を通過させて加熱し、その加熱
された空気を車室内に送り込むことにより車室内を暖房
するようにしている。
【0003】このエンジンの冷却水を暖房に利用するの
は、エンジンの冷却水の熱容量が非常に大きく、エンジ
ンが働いているうちは必要かつ十分な熱量が常に得られ
ることによる。
【0004】しかし、寒冷期などにおいては、特にエン
ジン始動時は、冷却水の温度が低いため、エンジンの冷
却水を暖房に使うことはできない。加えて、最近のエン
ジンは、燃焼効率が高くなり、もともとエンジンから発
生する熱量が少なくなる傾向にある。このため、冷却水
も、特にエンジン始動初期はなかなか温度が上がりにく
くなってきており、エンジン始動後、しばらくは冷却水
を暖房用の熱源として利用することができない状況にな
りつつある。
【0005】これに対し、従来では、補助加熱装置を設
けて、冷えている冷却水を加熱し、冷却水温度の上昇を
加速させることにより、エンジン始動初期の暖房能力を
確保することが行われている。このような補助加熱装置
を備えた車両用暖房装置の例を以下に説明する。
【0006】図11は従来の車両暖房装置に係る冷却水
回路の構成例を示す図、図12は従来の車両用暖房装置
の水温変化を示す図である。図11において、エンジン
101には、冷却水を循環させるための循環ポンプ10
2が設けられている。その循環ポンプ102の冷却水流
出口は、熱動形切換弁103の流入口に連結されてい
る。熱動形切換弁103は、二つの流出口を有し、その
一方はラジエータ104の流入口に連結され、他方の流
出口はラジエータ104をバイパスさせるためのバイパ
ス管路105に連結されている。ラジエータ104の流
出口とバイパス管路105との連結部は、エンジン10
1の冷却水流入口に連結されている。
【0007】また、循環ポンプ102の冷却水流出口
は、三方弁106の流入口に連結されている。三方弁1
06の流出口の一方はバイパス管路107を介してエン
ジン101の冷却水流入口に連結されている。三方弁1
06の他方の流出口は補助熱交換器108の流入口に連
結されている。補助熱交換器108には補助加熱器10
9が設けられている。補助熱交換器108の流出口は室
内用熱交換器110の流入口に連結され、室内用熱交換
器110の流出口はエンジン101の冷却水流入口に連
結されている。
【0008】ここで、補助熱交換器108および補助加
熱器109からなる補助加熱装置としては、たとえば特
開平6−92134号公報に記載の剪断発熱器がある。
この剪断発熱器は、エンジンの回転動力を利用して粘性
流体に剪断力を作用させ、この作用により発生した熱で
冷却水を加熱するようにしている。また、特開平10−
157445号公報には、補助加熱装置として電気ヒー
タを使った例が記載されている。
【0009】以上の構成おいて、冷却水は、エンジン1
01から発生された熱を吸収し、循環ポンプ102によ
り送り出される。送り出された冷却水は、熱動形切換弁
103に流入し、ここで水温に応じた流通路の切り換え
が行われる。冷却水の温度が所定の温度よりも低いと
き、熱動形切換弁103は流入した冷却水をバイパス管
路105へ流通させて直接エンジン101に戻し、所定
温度以上あるときはラジエータ104に流通させ、ここ
で冷却水を放熱してエンジン101に戻すようにしてい
る。
【0010】また、循環ポンプ102によってエンジン
101から送り出された冷却水の一部は、三方弁106
へも流入する。この三方弁106は、室内用熱交換器1
10が必要とする熱量に応じて動作し、必要熱量が多い
場合は、冷却水を補助熱交換器108の側に流通させ、
必要熱量が少ない場合には、冷却水の大部分をバイパス
管路107の側へ流通させて、補助熱交換器108へ流
通させる冷却水の流量を安定化させるようにしている。
三方弁106から補助熱交換器108を通ってきた冷却
水は室内用熱交換器110において、車室外から導入さ
れた空気または車室内の循環空気と熱交換されることに
より減温されて、エンジン101に戻される。暖房を必
要としているときで、室内用熱交換器110へ流入する
冷却水の温度が低いときは、補助加熱器109を起動
し、補助熱交換器108を流通する冷却水を加熱してか
ら室内用熱交換器110へ供給する。
【0011】次に、エンジン101の冷却水温度の変化
について説明する。ここで、エンジン101から出て補
助熱交換器108に流入する冷却水の温度をT1、補助
熱交換器108から出て室内用熱交換器110に流入す
る冷却水の温度をT2、室内用熱交換器110から出て
エンジン101へ戻る冷却水の温度をT3とする。冷却
水温度の変化を示す図12において、横軸は、エンジン
始動時からの時間変化、縦軸は冷却水の温度変化を示し
ている。
【0012】まず、補助加熱器109を使用しないで暖
房運転を行ったときには、エンジン101から流出して
補助熱交換器108を流通し、室内用熱交換器110へ
流入する冷却水の温度は曲線121のように変化し、時
間とともに徐々に上昇する。このとき、補助熱交換器1
08の入口温度T1と室内用熱交換器110の入口温度
T2(OFF)とは同じであり、室内用熱交換器110で熱
交換されて流出してきた冷却水の出口温度T3(OFF)
曲線122のように変化する。したがって、これらの曲
線121,122の差が補助加熱器109を使用しない
ときの室内用熱交換器110の暖房能力となる。この暖
房能力は、エンジン始動初期は能力不足の状態になる。
【0013】次に、補助加熱器109を使用して暖房運
転を行ったときには、エンジン101からの冷却水は補
助熱交換器108において加熱されるため、温度T1か
ら温度T2(ON)に上昇し、曲線123のように変化す
る。加熱された温度T2(ON)の冷却水は、室内用熱交換
器110で熱交換されて流出するが、この場合の冷却水
の出口温度T3(ON)は、曲線124のように変化する。
したがって、これらの曲線123,124の差が補助加
熱器109を使用したときの室内用熱交換器110の暖
房能力となり、エンジン始動初期における暖房能力不足
を補った状態になる。また、曲線121,123の差が
補助加熱器109を使用したことによる効果である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】エンジン始動初期の暖
房能力を補う従来の補助加熱装置では、冷却水に加熱エ
ネルギを投入するが、その場合、すべての加熱エネルギ
を冷却水に与えることはできず、必ず損失が発生する。
省エネルギが叫ばれる昨今、補助加熱装置においても、
エネルギの利用効率の高いものが望まれている。
【0015】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、エネルギ効率のよい補助加熱装置を備えた車
両用暖房装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明では上記問題を解
決するために、水冷式のエンジンを冷却した冷却水を熱
源とする車両用暖房装置において、前記冷却水と空気と
を熱交換して車室内の暖房を行う暖房用熱交換手段と、
ペルチエ効果によって発生された熱により前記冷却水を
加熱する発熱手段と、を備えていることを特徴とする車
両用暖房装置が提供される。
【0017】このような車両用暖房装置によれば、エン
ジン始動初期のように、冷却水がまだ暖まっていないと
き、暖房用熱交換手段に暖房能力はない。そこで、発熱
手段を利用して冷えている冷却水を加熱し、加熱された
冷却水を暖房用熱交換手段に供給するようにする。発熱
手段は加熱する熱の発生をペルチエ効果により得てい
る。このペルチエ効果により発生する熱量は、投入エネ
ルギにより発生される熱量に投入エネルギにより吸熱し
た熱量が加わった形で得られる。これにより、発熱手段
は少なくとも投入エネルギよりも多くの熱量を発生する
ことができ、エネルギ効率のよい補助加熱装置となる。
【0018】発熱手段はペルチエ素子と、このペルチエ
素子の発熱面側に密着配置されてペルチエ素子で発生さ
れた熱を暖房用熱交換手段に向かう冷却水に与える発熱
側熱交換手段とで構成するとよい。
【0019】また、発熱手段は、ペルチエ素子の吸熱面
側に密着配置された吸熱側熱交換手段を有し、この吸熱
側熱交換手段に暖房用熱交換手段から流出した冷却水を
流通させて、その冷却水から熱を吸収するように構成す
るとよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明による車両用
暖房装置に係る冷却水回路の構成例を示す図である。こ
の図1の右半分はエンジンの冷却水回路、左半分はエン
ジンの冷却水を熱源とする車両用暖房装置である。ま
ず、冷却水回路において、エンジン1の中には、エンジ
ンの回転に連動して動作し、ウォータージャケット内の
冷却水を強制的に吐き出すための循環ポンプ2が設けら
れている。その循環ポンプ2の冷却水流出口は、熱動形
切換弁3の流入口に連結されている。熱動形切換弁3
は、二つの流出口を有し、その一方はラジエータ4の流
入口に連結され、他方の流出口はラジエータ4をバイパ
スさせるように構成されたバイパス管路5に連結されて
いる。ラジエータ4の流出口とバイパス管路5との連結
部は、エンジン1の冷却水流入口に連結されている。
【0021】また、循環ポンプ2の冷却水流出口は、絞
り弁6の流入口に連結され、その流出口は加熱側熱交換
器7の流入口に連結されている。加熱側熱交換器7の流
出口は、室内用熱交換器8の流入口に連結され、その流
出口は吸熱側熱交換器9に連結されている。加熱側熱交
換器7と吸熱側熱交換器9との間にはペルチエ素子10
が密着配置され、加熱側熱交換器7と吸熱側熱交換器9
とペルチエ素子10とで補助加熱装置を構成している。
そして、吸熱側熱交換器9の冷却水流出口はエンジン1
の冷却水流入口に連結されている。
【0022】なお、絞り弁6の代わりに、三方弁および
バイパス管路を用いてもよい。また、エンジン1、加熱
側熱交換器7、室内用熱交換器8、および吸熱側熱交換
器9からなる閉回路の任意の場所にポンプを設置しても
よい。
【0023】冷却水回路においては、エンジン1から発
生された熱は冷却水に吸収され、循環ポンプ2により送
り出される。この冷却水は、熱動形切換弁3において、
温度が所定の温度よりも低いときはバイパス管路5を経
てエンジン1に直接戻され、所定温度以上あるときはラ
ジエータ4を通ることで放熱されてからエンジン1に戻
される。
【0024】車両用暖房装置においては、循環ポンプ2
により吐き出された冷却水の一部が絞り弁6、加熱側熱
交換器7、室内用熱交換器8、および吸熱側熱交換器9
を経てエンジン1の冷却水流入口へ戻る閉回路を構成し
ている。絞り弁6は、冷却水の熱量が十分にあるとき
に、室内用熱交換器8において必要な暖房能力に応じて
弁の開度が調整され、室内用熱交換器8へ暖房に必要な
熱量を供給する。補助加熱装置の詳細については後述す
る。
【0025】次に、エンジン1の冷却水温度の変化につ
いて説明する。ここで、エンジン1から出て加熱側熱交
換器7に流入する冷却水の温度をT1、加熱側熱交換器
7から出て室内用熱交換器8に流入する冷却水の温度を
T2、室内用熱交換器8から出て吸熱側熱交換器9に流
入する冷却水の温度をT3、吸熱側熱交換器9から出て
エンジン1に戻る冷却水の温度をT4とする。
【0026】図2は冷却水温度の変化を示す図である。
この図において、横軸はエンジン始動時からの時間変
化、縦軸は冷却水の温度変化を示している。ここで、エ
ンジン始動時の冷却水温度はx℃であるとする。
【0027】まず、補助加熱装置を使用しないで暖房運
転を行った場合について説明する。エンジン1が始動す
ると、冷却水温度はx℃から徐々に上昇していき、加熱
側熱交換器7を経て室内用熱交換器8へ流入する冷却水
の温度は曲線21のように変化する。このとき、加熱側
熱交換器7の入口温度T1と室内用熱交換器8の入口温
度T2(OFF)とは同じである。次に、室内用熱交換器8
で熱交換され、吸熱側熱交換器9を経て流出してきた冷
却水温度もx℃から徐々に上昇していき、曲線22のよ
うに変化する。このとき、室内用熱交換器8の出口の温
度T3(OFF)と吸熱側熱交換器9の出口の温度T4(OFF)
とは同じである。したがって、これらの曲線21,22
の差が補助加熱装置を使用しないときの室内用熱交換器
8の暖房能力となる。この暖房能力は、エンジン始動初
期は能力不足の状態になる。
【0028】次に、補助加熱装置を使用して暖房運転を
行ったときには、エンジン1からの冷却水は加熱側熱交
換器7において加熱されるため、温度T1から温度T2
(ON)に上昇し、曲線23のように変化する。温度T2
(ON)の冷却水は室内用熱交換器8で熱交換されて流出す
るが、この場合の冷却水の出口温度T3(ON)は曲線24
のように変化する。温度T3(ON)の冷却水は吸熱側熱交
換器9で熱交換されて流出するが、この場合の冷却水の
出口温度T4(ON)は曲線25のように変化する。つま
り、エンジン始動初期は、冷却水は吸熱側熱交換器9に
てエンジン始動時の冷却水温度よりも低くなってエンジ
ン1に戻されるため、この曲線25はx℃よりも低い温
度から開始している。したがって、これらの曲線23,
24の差が補助加熱装置を使用したときの室内用熱交換
器8の暖房能力となり、エンジン始動初期の暖房能力不
足を補った状態になる。
【0029】ここで、ペルチエ素子10について説明す
る。ペルチエ素子10には、電流を流すことにより、表
面の温度が下がる吸熱側から熱を吸収し、表面の温度が
上がる発熱側に熱を移動させることができるペルチエ効
果がある。この熱の移動量は条件によっても変わるが、
ペルチエ素子10に流す電力のおよそ50%程度、つま
り成績係数が0.5程度とされている。しかし、このペ
ルチエ素子10は、冷凍装置として使用した場合、その
成績係数が0.5であっても、暖房装置として使用した
場合には、ペルチエ素子10の発熱側の発熱量が吸熱側
で吸収した熱量とペルチエ素子10に流れる電流で発生
するジュール熱との和で表されることから、その成績係
数はほぼ1.5となることになる。電気ヒータにおいて
は、成績係数は最大でも1でしかない。これに比べれ
ば、1.5であっても成績係数はよいことになる。
【0030】ペルチエ素子10による効果を補足する
と、図2において、ペルチエ素子10により吸熱側から
発熱側へ移動される熱量は、吸熱側熱交換器9の出入口
における温度差に冷却水の水量をかけた値Gw(T3
(ON)−T4(ON))で表される。ペルチエ素子10に投入
された電力にて発生するジュール熱による熱量をPwと
すれば、室内用熱交換器8の入口温度T2(曲線23)
は、加熱側熱交換器7の入口温度T1(曲線21)にペ
ルチエ素子10自身が発生する熱量Pwと移動熱量Gw
(T3(ON)−T4(ON))とを加えたものになっている。
【0031】図3は補助加熱装置の概観を示す図であ
る。補助加熱装置は、ペルチエ素子10を加熱側熱交換
器7と吸熱側熱交換器9とによって挾持することにより
構成される。加熱側熱交換器7および吸熱側熱交換器9
は、それぞれ冷却水流入口7a,8aと冷却水流出口7
b,8bとを備えている。冷却水流入口7aおよび冷却
水流出口7bは、エンジン1に連結される管路に接続さ
れ、冷却水流入口8aおよび冷却水流出口8bは、室内
用熱交換器8に連結される管路に接続される。
【0032】ペルチエ素子10は、これに流す電流の方
向によって吸熱面および発熱面が反転するので、発熱面
が加熱側熱交換器7の側に、吸熱面が吸熱側熱交換器9
の側になるようにリード線の極性が選択される。このリ
ード線は、電流調整器11を介してバッテリ12に接続
される。電流調整器11は、その制御入力に制御装置1
3の制御出力が接続される。電流調整器11は、ペルチ
エ素子10に流す電流を制御することによってペルチエ
素子10による補助加熱動作を制御するものである。す
なわち、エンジン始動初期のように、補助加熱を必要と
するときは、100%の電流を流し、エンジン1の冷却
水が十分に上昇し、水温の上昇が飽和して補助加熱が不
要になったときには0%にするように制御する。この電
流調整器11の制御方法としては、アナログ制御、オン
・オフ制御、パルス幅制御などにより行うことができ
る。
【0033】図4は車両用暖房装置の第2の実施の形態
に係る冷却水回路の構成例を示す図である。図4におい
て、図1に示した構成要素と同じ構成要素については同
じ符号を付してその詳細な説明は省略する。図4によれ
ば、エンジン1と加熱側熱交換器7との間にポンプ31
および四方弁32が介在し、この四方弁32は、また、
室内用熱交換器8と吸熱側熱交換器9との間に介在して
いる。
【0034】なお、ポンプ31と四方弁32との間に流
量を調整するための弁を設けてもよい。あるいは、四方
弁32の回転位置を制御して流量を調整する弁を兼ねる
ようにしてもよい。
【0035】この構成において、冷却水の流れは、図1
に示した構成の流れとまったく同じである。すなわち、
エンジン1から送り出された冷却水は、四方弁32およ
びポンプ31を介して加熱側熱交換器7に流入し、加熱
側熱交換器7で加熱された後、室内用熱交換器8に流入
する。室内用熱交換器8にて車室内の空気と熱交換され
た冷却水は、四方弁32を介して吸熱側熱交換器9に流
入し、ここで吸熱された後、エンジン1へ戻される。し
たがって、図1に示した構成の場合とまったく同じ補助
加熱動作を行うことができる。
【0036】図5は車両用暖房装置の第2の実施の形態
に係る冷却水回路のエンジン始動初期状態における構成
例を示す図である。この図によれば、四方弁32を切り
換えることにより、加熱側熱交換器7および室内用熱交
換器8を流れる冷却水の回路を、エンジン1を流れる冷
却水の回路から隔離することができる。すなわち、エン
ジン1から送り出された冷却水が四方弁32および吸熱
側熱交換器9を通ってエンジン1に戻る回路が形成さ
れ、この回路とは独立して、四方弁32から、ポンプ3
1、加熱側熱交換器7、および室内用熱交換器8を通っ
て四方弁32に戻る閉回路が形成される。
【0037】この構成によれば、ペルチエ素子10にお
いて発生したジュール熱とエンジン1の冷却水から吸熱
した熱量とをもっぱら室内用熱交換器8の閉回路に与え
るようにしている。この構成は、どのような場合に有効
かについて考察する。
【0038】まず、室内用熱交換器8の負荷は、この室
内用熱交換器8を通過する空気の流量(風量)と空気温
度とによって決まるが、この室内用熱交換器8の負荷が
小さいとき、加熱側熱交換器7によって加熱された熱量
よりも室内用熱交換器8で熱交換される熱量が小さくな
る。この場合、室内用熱交換器8から流出する冷却水温
度が加熱側熱交換器7に流入する冷却水の温度T1より
も高くなる現象が生じる。冷却水回路が図4の構成にあ
るときには、室内用熱交換器8から流出した高い温度を
有する冷却水は、吸熱側熱交換器9によって冷却され、
さらにエンジン1内の冷却水を加熱してしまうというこ
とが生じてしまう。エンジン1内の冷却水は熱容量が大
きいので、室内用熱交換器8から戻ってきた高い温度を
有する冷却水によってエンジン1内の冷却水が加熱され
ても、エンジン1から流出して加熱側熱交換器7に流入
する冷却水の温度T1がすぐに上昇することはない。こ
のため、加熱側熱交換器7に流入する冷却水は、温度が
低い状態で加熱されるので、室内用熱交換器8に流入す
る冷却水の温度上昇は鈍くなる。
【0039】以上のように、室内用熱交換器8から流出
する冷却水の温度がエンジン1から送り出される冷却水
の温度、すなわち加熱側熱交換器7の入口温度よりも高
い場合には、図5に示したように四方弁32を切り換え
て、エンジン側の冷却水回路とは隔離された暖房装置だ
けの閉回路を構成することにより、加熱側熱交換器7に
よって与えられた熱量をすべて室内用熱交換器8のため
に提供することができるようになる。
【0040】図6は暖房装置の閉回路における冷却水温
度の変化を示す図である。まず、エンジン始動時は、四
方弁32を図5に示したように切り換え、暖房装置用の
閉回路を形成しておく。この図において、エンジン始動
後におけるエンジン側の回路の冷却水温度は、基本的に
は図2に示したものとほぼ同じで、曲線41で示したよ
うに変化する。
【0041】加熱側熱交換器7に流入する冷却水は、最
初は、エンジン側の冷却水と同じ温度(x℃)である。
冷却水が加熱側熱交換器7において加熱されることによ
り、室内用熱交換器8に流入する冷却水の温度T2は、
曲線42のように変化する。この暖房装置の閉回路は、
エンジン側のものと比べて熱容量が小さいので、室内用
熱交換器8に流入する冷却水の温度T2は比較的急激に
上昇する。
【0042】ここで、室内用熱交換器8の負荷が小さい
場合には、室内用熱交換器8で熱交換される熱量が少な
いので、その分、流出する冷却水の温度T5が上昇し、
その温度T5は曲線43のように変化する。曲線42と
曲線43との差が暖房能力となる。
【0043】一方、エンジン側の回路では、エンジン1
から送り出された冷却水は、四方弁32を介して吸熱側
熱交換器9に流入し、ここで吸熱されるために、吸熱側
熱交換器9から流出する冷却水の温度T4は、曲線44
のように変化する。
【0044】以上のようにして急速に温度上昇した暖房
装置側の冷却水は、やがて飽和してくる一方で、エンジ
ン側の冷却水も徐々に昇温してくる。ここで、エンジン
1から送り出された冷却水の温度が、室内用熱交換器8
から流出した冷却水の温度T5よりも高くなった時点
で、四方弁32を切り換え、図4に示した回路構成にす
る。この四方弁32の切り換えタイミングは、室内用熱
交換器8の負荷の大きさに依存し、負荷が小さいときは
早く、負荷が大きいときは遅い時期になる。
【0045】図7は車両用暖房装置の第3の実施の形態
に係る冷却水回路の構成例を示す図である。図7におい
て、図4に示した構成要素と同じ構成要素については同
じ符号を付してその詳細な説明は省略する。図7によれ
ば、エンジン1の冷却水流出口と四方弁32との間にポ
ンプ51が挿入され、エンジン1の冷却水流出口と熱動
形切換弁3との間に逆止弁52が挿入されている。この
逆止弁52は、エンジン1から熱動形切換弁3の方向に
冷却水が流れるように設けられている。なお、この逆止
弁52は、熱動形切換弁3に内蔵するようにしてもよ
い。
【0046】この構成において、エンジン1の冷却水が
十分に昇温しているとき、循環ポンプ2によってエンジ
ン1から吐き出された冷却水は、逆止弁52を介してラ
ジエータ4の回路に流れるとともに、ポンプ51、四方
弁32、ポンプ31、加熱側熱交換器7を介して室内用
熱交換器8に流れ、ここで車室内の空気と熱交換された
後、四方弁32および吸熱側熱交換器9を介してエンジ
ン1に戻る。
【0047】この構成は、低燃費を目的とした車両、た
とえばアイドリング停止機構を備えた車両または電動モ
ータとエンジンとを併用したハイブリッド車に適用する
ことができる。アイドリング停止機構は、交差点、踏切
などにおいて一時停止しているときにエンジン1の回転
数がアイドリング回転数まで低下した場合、エンジン1
を停止させるもので、エンジン1が停止された場合、エ
ンジン1に連動して動作する循環ポンプ2も停止する。
また、ハイブリッド車においては、電力容量が十分にあ
ってエンジン負荷が小さくなったときに、動力源はエン
ジン1から電動モータに切り換えられる。この場合にお
いても、エンジン1が停止するため、エンジン1内の循
環ポンプ2が停止し、室内用熱交換器8にエンジン1内
の冷却水を送ることができなくなる。
【0048】このような場合、エンジン1内の循環ポン
プ2に代わって、ポンプ31を駆動し、エンジン1内の
冷却水を室内用熱交換器8に送ることにより、引き続い
てエンジン1内の冷却水の余熱で暖房を行うことができ
る。このとき、ポンプ31がエンジン1内の冷却水を吸
引するため、エンジン1の冷却水流出口は負圧になり、
ラジエータ4で冷却された冷却水をも吸引しようとする
が、エンジン1の冷却水流出口と熱動形切換弁3との間
に設けた逆止弁52により、ラジエータ4で冷却された
冷却水は逆流することなく、エンジン1内の昇温された
冷却水だけが室内用熱交換器8に送られ、暖房に供する
ことができるようになる。なお、ここでは、ポンプ51
は暖房装置として何ら関与しない。
【0049】図8は車両用暖房装置の第3の実施の形態
に係る冷却水回路のエンジン始動初期状態における構成
例を示す図である。エンジン始動初期においては、室内
用熱交換器8から流出する冷却水の温度がエンジン1か
ら加熱側熱交換器7に流入する冷却水の温度よりも高く
なる場合があり、その場合には、図8に示したように、
四方弁32が切り換えられ、加熱側熱交換器7および室
内用熱交換器8を流れる冷却水の回路は閉回路となっ
て、熱容量の大きなエンジン内の冷却水から独立した冷
却水回路が形成される。この構成の冷却水の流れは、図
5に示した構成の流れとまったく同じである。エンジン
内の冷却水から独立した閉回路は熱容量が小さいため、
加熱側熱交換器7にて加熱される冷却水は比較的急激に
昇温させることができ、エンジン始動初期において車室
内を速やかに暖房することが可能になる。
【0050】この場合、エンジン1が回転している間
は、循環ポンプ2によりエンジン1の冷却水が四方弁3
2を介して吸熱側熱交換器9に供給されるため、吸熱側
熱交換器9での吸熱作用はあるが、エンジン1が停止し
た場合には、吸熱側熱交換器9における冷却水の流れは
なくなるため、吸熱側熱交換器9に滞留している冷却水
は容量が小さいこともあってすぐに冷凍されるようにな
り、冷却水からの吸熱効果は小さくなる。
【0051】このため、エンジン始動初期に室内用熱交
換器8に送り出す冷却水をペルチエ素子10で加熱して
いる状態にあるときにエンジン1が停止したような場
合、エンジン1内の循環ポンプ2に代わって、ポンプ5
1を駆動し、吸熱側熱交換器9内の冷却水を強制循環さ
せるようにしている。したがって、ポンプ51は、以上
のような目的で使用されるため、図示の例のように、エ
ンジン1の冷却水流出口と四方弁32との間にある必要
はなく、四方弁32と吸熱側熱交換器9との間、または
吸熱側熱交換器9とエンジン1の冷却水流入口との間に
挿入されていてもよい。
【0052】図9は車両用暖房装置の第4の実施の形態
に係る冷却水回路のエンジン始動初期状態における構成
例を示す図である。図9において、図1に示した構成要
素と同じ構成要素については同じ符号を付してその詳細
な説明は省略する。図9よれば、エンジン1の冷却水流
出口と加熱側熱交換器7との間に三方弁61およびポン
プ62が挿入されている。三方弁61の他の流出口は四
方弁63を介して吸熱側熱交換器9の流入口に連結され
ている。室内用熱交換器8の流出口は四方弁63に接続
され、その四方弁63の流路の出口側は、逆止弁64を
介して三方弁61とポンプ62との間の管路に連結され
るとともに、別の逆止弁65を介してエンジン1の冷却
水流入口へ連結されている。逆止弁64および逆止弁6
5は、それぞれ四方弁63からポンプ62およびエンジ
ン1に冷却水が流れる方向に設けられている。
【0053】この構成において、冷却水の流れは、図5
および図8に示した構成の流れとまったく同じである。
すなわち、ポンプ62によって送り出された冷却水は、
加熱側熱交換器7に流入し、加熱側熱交換器7で加熱さ
れた後、室内用熱交換器8に流入し、ここで車室内の空
気と熱交換され、四方弁63および逆止弁64を介して
ポンプ62に戻る、という閉回路が形成される。一方、
エンジン1から送り出された冷却水は、三方弁61およ
び四方弁63を介して吸熱側熱交換器9に流入し、ここ
で吸熱された後、エンジン1へ戻される。これにより、
エンジン始動初期では、図5および図8に示し説明した
補助加熱動作と同じ動作を行うことができる。
【0054】ここで、室内用熱交換器8の側の閉回路に
て、室内用熱交換器8での負荷が小さくて、室内用熱交
換器8から流出した冷却水の温度がエンジン1から流出
している冷却水の温度よりも低くなると、四方弁63が
切り換え動作を行う。このときの冷却水回路の構成を図
10に示す。
【0055】図10は車両用暖房装置の第4の実施の形
態に係る冷却水回路の構成例を示す図である。この構成
において、冷却水の流れは、図1、図4および図7に示
した構成の流れとまったく同じである。すなわち、エン
ジン1から送り出された冷却水は、三方弁61およびポ
ンプ62を介して加熱側熱交換器7に流入し、加熱側熱
交換器7で加熱された後、室内用熱交換器8に流入す
る。室内用熱交換器8にて車室内の空気と熱交換された
冷却水は、四方弁63を介して吸熱側熱交換器9に流入
し、ここで吸熱された後、エンジン1へ戻される。加え
て、室内用熱交換器8の負荷が小さいときは、三方弁6
1により、ポンプ62へ流入する流量を制限し、その
分、四方弁63および逆止弁65を介して冷却水をエン
ジン1へ戻すようにしている。このバイパス機能によ
り、ポンプ62へ流通させる冷却水の流量を安定化させ
ている。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、エン
ジン始動時のように、冷却水の温度が低いときに、室内
用熱交換器に向かう冷却水をペルチエ素子のジュール熱
による熱と吸熱面から発熱面に移動された熱とで加熱す
るように構成した。これにより、発熱側熱交換器を流通
する冷却水に対してペルチエ素子に投入した電気エネル
ギ以上の熱エネルギを与えることができ、室内用熱交換
器の暖房能力を急速に高めることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用暖房装置に係る冷却水回路
の構成例を示す図である。
【図2】冷却水温度の変化を示す図である。
【図3】補助加熱装置の概観を示す図である。
【図4】車両用暖房装置の第2の実施の形態に係る冷却
水回路の構成例を示す図である。
【図5】車両用暖房装置の第2の実施の形態に係る冷却
水回路のエンジン始動初期状態における構成例を示す図
である。
【図6】暖房装置の閉回路における冷却水温度の変化を
示す図である。
【図7】車両用暖房装置の第3の実施の形態に係る冷却
水回路の構成例を示す図である。
【図8】車両用暖房装置の第3の実施の形態に係る冷却
水回路のエンジン始動初期状態における構成例を示す図
である。
【図9】車両用暖房装置の第4の実施の形態に係る冷却
水回路のエンジン始動初期状態における構成例を示す図
である。
【図10】車両用暖房装置の第4の実施の形態に係る冷
却水回路の構成例を示す図である。
【図11】従来の車両暖房装置に係る冷却水回路の構成
例を示す図である。
【図12】従来の車両用暖房装置の水温変化を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 エンジン 2 循環ポンプ 3 熱動形切換弁 4 ラジエータ 5 バイパス管路 6 絞り弁 7 加熱側熱交換器 7a 冷却水流入口 7b 冷却水流出口 8 室内用熱交換器 8a 冷却水流入口 8b 冷却水流出口 9 吸熱側熱交換器 10 ペルチエ素子 11 電流調整器 12 バッテリ 13 制御装置 31 ポンプ 32 四方弁 51 ポンプ 52 逆止弁 61 三方弁 62 ポンプ 63 四方弁 64 逆止弁 65 逆止弁

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水冷式のエンジンを冷却した冷却水を熱
    源とする車両用暖房装置において、 前記冷却水と空気とを熱交換して車室内の暖房を行う暖
    房用熱交換手段と、 ペルチエ効果によって発生された熱により前記冷却水を
    加熱する発熱手段と、 を備えていることを特徴とする車両用暖房装置。
  2. 【請求項2】 前記発熱手段は、前記暖房用熱交換手段
    の上流側に配置された発熱側熱交換手段と、発熱面を前
    記発熱側熱交換手段に密着させたペルチエ素子とからな
    ることを特徴とする請求項1記載の車両用暖房装置。
  3. 【請求項3】 前記発熱手段は、前記ペルチエ素子の吸
    熱面に密着配置された吸熱側熱交換手段をさらに有して
    いることを特徴とする請求項2記載の車両用暖房装置。
  4. 【請求項4】 前記発熱手段の吸熱側熱交換手段は、前
    記暖房用熱交換手段の下流側に配置されて前記エンジン
    への戻り管路を流れる冷却水から熱を吸収することを特
    徴とする請求項3記載の車両用暖房装置。
  5. 【請求項5】 前記発熱側熱交換手段を流れる前記冷却
    水を強制循環させるポンプと、前記暖房用熱交換手段か
    ら流出した冷却水を前記発熱側熱交換手段へ流すととも
    に前記エンジンを冷却した冷却水を前記吸熱側熱交換手
    段を介して前記エンジンに戻す流路が形成される第1の
    切換位置と前記エンジンを冷却した冷却水を前記発熱側
    熱交換手段へ流すとともに前記暖房用熱交換手段から流
    出した冷却水を前記吸熱側熱交換手段を介して前記エン
    ジンに戻す流路が形成される第2の切換位置とを有する
    四方弁とをさらに備えていることを特徴とする請求項3
    記載の車両用暖房装置。
  6. 【請求項6】 前記四方弁は、前記暖房用熱交換手段か
    ら流出した冷却水の温度が前記エンジンを冷却した冷却
    水の温度より高いときに前記第1の切換位置をとり、前
    記エンジンを冷却した冷却水の温度が前記暖房用熱交換
    手段から流出した冷却水の温度より高くなったときに前
    記第2の切換位置をとるように切り換えられることを特
    徴とする請求項5記載の車両用暖房装置。
  7. 【請求項7】 前記エンジンの冷却水流出口から分岐し
    て前記エンジン内の冷却水を冷却するラジエータへ向か
    う冷却水回路の途中に、前記エンジンから前記ラジエー
    タの方向にだけ冷却水の流れを許容する逆止弁をさらに
    備えていることを特徴とする請求項5記載の車両用暖房
    装置。
  8. 【請求項8】 前記四方弁が前記第1の切換位置をとる
    ように切り換えられたときに、前記吸熱側熱交換手段お
    よび前記エンジン内の冷却水を強制的に循環させるため
    の第2のポンプをさらに備えていることを特徴とする請
    求項5記載の車両用暖房装置。
  9. 【請求項9】 前記発熱側熱交換手段を流れる前記冷却
    水を強制循環させるポンプと、前記エンジンを冷却した
    冷却水が流入する流入口と流入した冷却水が分流して流
    出される第1および第2の流出口とを有し前記第1の流
    出口は前記発熱側熱交換手段へ連通されている三方弁
    と、前記三方弁の第1の流出口の下流側へ冷却水を流す
    ことができる逆止弁と、前記暖房用熱交換手段から流出
    した冷却水を前記逆止弁へ流すとともに前記三方弁の第
    2の流出口から流出した冷却水を前記吸熱側熱交換手段
    を介して前記エンジンに戻す流路が形成される第1の切
    換位置と前記暖房用熱交換手段から流出した冷却水を前
    記吸熱側熱交換手段を介して前記エンジンに戻す流路が
    形成される第2の切換位置とを有する四方弁とをさらに
    備えていることを特徴とする請求項3記載の車両用暖房
    装置。
  10. 【請求項10】 前記四方弁は、前記暖房用熱交換手段
    から流出した冷却水の温度が前記エンジンを冷却した冷
    却水の温度より高いときに前記第1の切換位置をとり、
    前記エンジンを冷却した冷却水の温度が前記暖房用熱交
    換手段から流出した冷却水の温度より高くなったときに
    前記第2の切換位置をとるように切り換えられることを
    特徴とする請求項9記載の車両用暖房装置。
  11. 【請求項11】 前記四方弁が前記第2の切換位置をと
    るときに形成される流路を介し前記三方弁の第2の流出
    口と前記エンジンへの戻り管路とを連通させてバイパス
    流路を形成する第2の逆止弁をさらに備えていることを
    特徴とする請求項9記載の車両用暖房装置。
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