JP2000335935A - 光ファイバの製造装置及び製造方法 - Google Patents

光ファイバの製造装置及び製造方法

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JP2000335935A
JP2000335935A JP14815399A JP14815399A JP2000335935A JP 2000335935 A JP2000335935 A JP 2000335935A JP 14815399 A JP14815399 A JP 14815399A JP 14815399 A JP14815399 A JP 14815399A JP 2000335935 A JP2000335935 A JP 2000335935A
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optical fiber
gas
furnace
drawn
temperature
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JP14815399A
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Yuichi Oga
裕一 大賀
Tatsuhiko Saito
達彦 齋藤
Katsuya Nagayama
勝也 永山
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レイリー散乱強度を低減し、伝送損失の低い
光ファイバを製造するに際して、表面に樹脂が被覆され
た光ファイバ素線の量産に適用することが可能な光ファ
イバの製造方法を提供すること。 【解決手段】 線引き装置1は線引き炉11、徐冷炉2
1及び樹脂硬化部31を有している。線引き炉11の炉
心管13には、Heガス供給部14からのHeガス供給
通路15が接続されており、Heガスが供給される。線
引き炉11にて加熱線引きされた光ファイバ3を徐冷炉
21に送り、光ファイバ3の所定箇所を、所定の冷却速
度にて徐冷する。徐冷炉21の炉心管23には、N2
ス供給部24からのN2ガス供給通路25が接続されて
おり、N2ガスが供給される。その後、光ファイバ3
に、プライマリコーティングダイス51によりコーティ
ング樹脂液52を塗布し、樹脂硬化部31にてコーティ
ング樹脂が加熱硬化され、光ファイバ素線4となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レイリー散乱強度
の低減により、伝送損失が低くされた光ファイバの製造
装置及び製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】レイリー散乱強度の低減により、伝送損
失が低くされた光ファイバの製造方法として、例えば特
開平10−25127号公報に記載されたものが知られ
ている。この製造方法は、光ファイバ母材を加熱線引き
して中間光ファイバを作製し、この中間光ファイバを再
加熱することにより熱処理を施すものであり、再加熱に
よりガラスの構造緩和(原子再配列)により仮想温度
(ガラス内の原子の配列状態の乱雑さが対応する温度)
を下げて、レイリー散乱強度の低減を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、加熱線
引きされた光ファイバを保護するため、線引き直後の光
ファイバの表面にUV樹脂等を被覆しており、上述した
特開平10−25127号公報に記載された光ファイバ
の製造方法では、再加熱時の熱により光ファイバの表面
に被覆された樹脂が燃えてしまうため、光ファイバ素線
の量産に適したものではない。表面に樹脂を被覆しない
状態での光ファイバを再加熱することも考えられるが、
光ファイバ取り扱い時の傷付き等の問題から、量産の製
造方法として適用できるものではない。
【0004】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、レイリー散乱強度の低減により、伝送損失が低くさ
れた光ファイバを製造するに際して、表面に樹脂が被覆
された光ファイバ素線の量産に適用することが可能な光
ファイバの製造装置及び製造方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、光ファイ
バ素線の量産に適用することが可能な光ファイバの製造
装置及び製造方法について鋭意研究を行った結果、レイ
リー散乱強度と線引き後の光ファイバの冷却速度との関
係について、以下のような事実を新たに見出した。
【0006】高温のガラス内では熱エネルギーにより原
子は激しく振動しており、低温のガラスに比べて原子配
列は乱雑な状態となっている。高温のガラスをゆっくり
冷却した場合には、原子の再配列が許される温度範囲で
は、原子は各温度に対応した乱雑さに配列しながら冷却
されので、ガラス内の原子の乱雑さは構造緩和が進行す
る最低温度(1200℃程度)に対応した状態となる。
しかし、高温のガラスを急激に冷却した場合には、原子
配列が各温度に対応した平衡状態に達する前に冷却固定
されるために、徐冷した場合に比べて原子配列は乱雑な
状態となる。レイリー散乱強度は同一の物質でも原子配
列が乱雑な方が大きくなり、通常、線引き後に5000
〜30000℃/秒の冷却速度で冷却される光ファイバ
では、バルクガラスに比べて原子配列が乱雑な状態にな
っており、これが原因でレイリー散乱強度が大きくなっ
ていると考えられる。また、1700℃より高温では原
子の構造緩和は極めて短時間で進行するため、3000
0℃/秒程度で急激に冷却した場合においても、各温度
の平衡状態を維持することができる。
【0007】一方、構造緩和に要する時間は温度が低く
なるほど長くなるため、例えば1000〜1200℃程
度ではその温度に数十時間維持しておかないと構造緩和
が起こらない。線引き後の光ファイバは、通常0.数秒
で400℃程度まで冷却されるため、線引き工程中の光
ファイバが冷却される短時間の間に構造緩和を起こさせ
るためには、1200℃よりも高温の状態に維持する必
要がある。
【0008】そこで、本発明者らは線引き後の光ファイ
バ温度及び冷却速度に着目して、純石英コアファイバの
温度が、上述した構造緩和が進行する最低温度(120
0℃程度)よりも高温且つ構造緩和が極めて短時間で進
行する1700℃以下の1300〜1700℃になって
いる部分での冷却速度とレイリー散乱係数との関係を調
査した。その結果、純石英コアファイバの温度が130
0〜1700℃となっている部分での冷却速度とレイリ
ー散乱係数との間には、図3に示されるような関係が存
在していることが確認された。なお、レイリー散乱強度
(I)は下記(1)式に示すように波長(λ)の4乗に
反比例する性質を有しており、この時の係数Aをレイリ
ー散乱係数としている。 I=A/λ4 …………… (1)
【0009】これらの結果から、加熱線引きされ、樹脂
が被覆される前の光ファイバの冷却速度を遅くすること
により、光ファイバのレイリー散乱強度を低減して、伝
送損失を低くすることができるという点が判明した。
【0010】かかる研究結果を踏まえ、請求項1に記載
の本発明による光ファイバの製造装置は、光ファイバ母
材を加熱線引きし、線引きされた光ファイバを樹脂によ
り被覆する光ファイバの製造装置であって、所定の熱伝
導率を有する第1ガスからなる雰囲気にて光ファイバ母
材を加熱線引きする線引き炉と、線引きされた光ファイ
バを樹脂により被覆する樹脂被覆部と、線引き炉と樹脂
被覆部との間に設けられ、第1ガスの所定熱伝導率より
も小さい熱伝導率を有する第2ガスからなる雰囲気にて
線引きされた光ファイバを加熱して徐冷する徐冷炉とを
備えることを特徴としている。
【0011】上述の請求項1に記載の光ファイバの製造
装置によれば、線引き炉と樹脂被覆部との間に、第1ガ
スの所定熱伝導率よりも小さい熱伝導率を有する第2ガ
スからなる雰囲気にて線引きされた光ファイバを加熱し
て徐冷する徐冷炉とを備えているので、徐冷炉内におけ
る光ファイバの雰囲気ガスの熱伝導率が小さくなり、加
熱線引きされ、樹脂が被覆される前の光ファイバのうち
の所定区間での冷却速度が遅くなり、徐冷されることに
なる。このため、光ファイバの構造緩和が短時間の内に
進行し、原子配列の乱雑さが低減されることになり、加
熱線引きから樹脂被覆までの極めて短い間で、レイリー
散乱強度を低減して伝送損失が低くされた光ファイバの
製造が可能となる。また、線引き後の樹脂を被覆する前
の光ファイバの冷却速度を制御することによりレイリー
散乱強度の低減を図っているので、上述した先行技術の
ような再加熱のための熱処理が不要となり、表面に樹脂
が被覆された光ファイバ素線の量産に極めて容易に適用
することが可能となる。また、線引き炉内における光フ
ァイバの雰囲気ガスの熱伝導率は、徐冷炉内の雰囲気ガ
スとしての第2ガスより大きい熱伝導率を有しているの
で、光ファイバ母材が加熱軟化されて一定径に漸近され
るまで速やかに冷却され、光ファイバの外径の変動を抑
制することが可能となる。
【0012】また、徐冷炉は、線引き炉との間に所定の
間隙を有して設けられていることが好ましい。このよう
に、徐冷炉と線引き炉との間に所定の間隙を設けること
により、第1ガスが徐冷炉側に流れ込む、あるいは、第
2ガスが線引き炉側に流れ込むといった事態の発生が抑
制され、線引き炉内の雰囲気ガスの熱伝導率及び徐冷炉
内の雰囲気ガスの熱伝導率が適切に維持される。このた
め、伝送損失が低くされ且つ外径の変動が抑制された光
ファイバの製造を安定して行うことが可能となる。
【0013】また、第1ガスがHeガスであり、第2ガ
スが、N2ガス、Arガス、空気のうちいずれかである
ことが好ましい。このように、第1ガスをHeガスと
し、第2ガスを、N2ガス、Arガス、空気のうちいず
れかとすることにより、線引き炉内の雰囲気ガスの熱伝
導率及び徐冷炉内の雰囲気ガスの熱伝導率を適切な値に
設定できる。
【0014】また、徐冷炉は、線引きされた光ファイバ
が通る炉心管を有し、炉心管は、線引きされた光ファイ
バの炉心管への入線温度が1400〜1800℃の範囲
となる位置に配設されることが好ましい。このように、
徐冷炉を炉心管への光ファイバの入線温度が1400〜
1800℃の範囲となる位置に配設することにより、光
ファイバの温度が1300〜1700℃となっている部
分のうちの所定区間での光ファイバの冷却速度が遅くな
り、光ファイバの構造緩和が促進され、レイリー散乱強
度を更に低減することが可能となる。
【0015】また、請求項5に記載の本発明による光フ
ァイバの製造方法は、光ファイバ母材を加熱線引きし、
線引きされた光ファイバを樹脂により被覆する光ファイ
バの製造方法であって、所定の熱伝導率を有する第1ガ
スからなる雰囲気にて光ファイバ母材を加熱線引きし、
第1ガスの所定熱伝導率よりも小さい熱伝導率を有する
第2ガスからなる雰囲気にて線引きされた光ファイバを
加熱して徐冷し、徐冷された光ファイバを樹脂により被
覆することを特徴としている。
【0016】上述の請求項5に記載の光ファイバの製造
方法によれば、第1ガスからなる雰囲気にて光ファイバ
母材を加熱線引きし、その後、第1ガスの所定熱伝導率
よりも小さい熱伝導率を有する第2ガスからなる雰囲気
にて線引きされた光ファイバを加熱して徐冷するので、
加熱線引きされ、樹脂が被覆される前の光ファイバのう
ちの所定区間での冷却速度が遅くなる。このため、光フ
ァイバの構造緩和が短時間の内に進行し、原子配列の乱
雑さが低減されることになり、加熱線引きから樹脂被覆
までの極めて短い間で、レイリー散乱強度を低減して伝
送損失が低くされた光ファイバの製造が可能となる。ま
た、線引き後の樹脂を被覆する前の光ファイバの冷却速
度を制御することによりレイリー散乱強度の低減を図っ
ているので、上述した先行技術のような再加熱のための
熱処理が不要となり、表面に樹脂が被覆された光ファイ
バ素線の量産に極めて容易に適用することが可能とな
る。また、光ファイバ母材を第2ガスより熱伝導率を有
する第1ガスからなる雰囲気ガスにて加熱線引きするの
で、光ファイバ母材が加熱軟化されて一定径に漸近され
るまで速やかに冷却され、光ファイバの外径の変動を抑
制することが可能となる。
【0017】また、光ファイバ母材を加熱線引きするた
めの線引き炉との間に所定の間隙を有して設けられる徐
冷炉を用い、線引きされた光ファイバを徐冷炉にて徐冷
することが好ましい。このように、線引き炉との間に所
定の間隙を有して設けられる徐冷炉を用いることによ
り、第1ガスが徐冷炉側に流れ込む、あるいは、第2ガ
スが線引き炉側に流れ込むといった事態の発生が抑制さ
れ、線引き炉内の雰囲気ガスの熱伝導率及び徐冷炉内の
雰囲気ガスの熱伝導率が適切に維持される。このため、
伝送損失が低くされ且つ光ファイバ外径の変動が抑制さ
れた光ファイバの製造を安定して行うことが可能とな
る。
【0018】また、第1ガスとして、Heガスを用い、
第2ガスとして、N2ガス、Arガス、空気のうちいず
れかを用いることが好ましい。このように、第1ガスと
してHeガスを、第2ガスとしてN2ガス、Arガス、
空気のうちいずれかを用いることにより、線引き炉内の
雰囲気ガスの熱伝導率及び徐冷炉内の雰囲気ガスの熱伝
導率を適切な値に設定できる。
【0019】また、徐冷炉として、線引きされた光ファ
イバを通す炉心管を線引きされた光ファイバの炉心管へ
の入線温度が1400〜1800℃の範囲となる位置に
配設した徐冷炉を用い、線引きされた光ファイバを徐冷
炉にて徐冷することが好ましい。このように、炉心管へ
の光ファイバの入線温度が1400〜1800℃の範囲
となる位置に配設された徐冷炉を用いることにより、光
ファイバの温度が1300〜1700℃となっている部
分のうちの所定区間での光ファイバの冷却速度を遅くで
き、光ファイバの構造緩和を促進させ、レイリー散乱強
度を更に低減することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態を詳細に説明する。
【0021】まず、図1を参照しながら、本発明による
光ファイバの製造装置及びこの製造方法に用いられる線
引き装置の実施形態を説明する。
【0022】線引き装置1は石英系光ファイバの線引き
装置であって、線引き炉11、徐冷炉21及び樹脂硬化
部31を有し、線引き炉11、徐冷炉21及び樹脂硬化
部31は光ファイバ母材2を線引きする方向(図1にお
いて、上から下)に、線引き炉11、徐冷炉21、樹脂
硬化部31の順で配設されている。母材供給装置(図示
せず)に保持された光ファイバ母材2を線引き炉11に
供給し、線引き炉11内のヒータ12で光ファイバ母材
2の下端を加熱・軟化させ、光ファイバ3を線引きす
る。線引き炉11の炉心管13には、Heガス供給部1
4からのHeガス供給通路15が接続されており、線引
き炉11の炉心管13内には第1ガスとしてのHeガス
が供給され、炉心管13内がHeガス雰囲気となるよう
に構成されている。加熱線引きされた光ファイバ3は炉
心管13内にて、1700℃程度にまで急激に冷却され
る。その後、光ファイバ3は、炉心管13の下部から線
引き炉11外に出され、線引き炉11と徐冷炉21との
間にて空冷される。Heガスの熱伝導率λ(T=300
K)は150mW/(m・K)であり、空気の熱伝導率
λ(T=300K)は26mW/(m・K)である。
【0023】空冷された光ファイバ3を徐冷炉21に送
り、光ファイバ3の所定区間を加熱し、所定の冷却速度
にて徐冷する。徐冷炉21はその中を光ファイバ3が通
る炉心管23を有し、この炉心管23は、光ファイバ母
材2の線引き方向(図1において、上下方向)での全長
L2(m)が、 L2≧V/8 ………………… (2) ここで、V:線引き速度(m/s) を満足するように設定されている。また、徐冷炉21
は、炉心管23の位置が、炉心管23に入る直前の光フ
ァイバの温度(入線温度)が1400〜1800℃の範
囲となる位置に設定されており、線引き炉11に対し
て、 L1≦0.2×V ………………… (3) ここで、L1:線引き炉11のヒータ12の下端から 炉心管23の上端までの距離(m) V:線引き速度(m/s) を満足するように、設けられている。徐冷炉21のヒー
タ22の温度は、炉心管23の内周面(光ファイバ母材
2あるいは光ファイバ3の表面と対向する面)の表面温
度が1200〜1600℃の範囲内の温度、特に、13
00〜1500℃の範囲内の温度に設定されている。
【0024】上述した徐冷炉21(炉心管23)の位置
及び長さの設定により、徐冷炉21において、加熱線引
きされた光ファイバ3において温度が1300〜170
0℃となる部分のうち、光ファイバ3の温度差が50℃
以上となる区間、例えば、光ファイバ3の温度が140
0〜1600℃となる部分(温度差が200℃となる区
間)が1000℃/秒以下の冷却速度で徐冷されること
になる。なお、炉心管23の内周面(光ファイバ母材2
あるいは光ファイバ3の表面と対向する面)の表面温度
を1300〜1500℃の範囲内の温度に設定すること
により、加熱線引きされた光ファイバ3において温度が
1400〜1600℃となる部分のうち、光ファイバ3
の温度差が50℃以上となる区間が1000℃/秒以下
の冷却速度で徐冷されることになる。
【0025】徐冷炉21の炉心管23には、N2ガス供
給部24からのN2ガス供給通路25が接続されてお
り、徐冷炉21の炉心管23内には第2ガスとしてのN
2ガスが供給され、炉心管23内がN2ガス雰囲気となる
ように構成されている。N2ガスはHeガスより熱伝導
率が小さく、光ファイバの冷却速度を遅くする役割を果
たしている。N2ガスの熱伝導率λ(T=300K)は
26mW/(m・K)である。N2ガスを用いる代わり
に、空気あるいはArといった分子量の比較的大きいガ
ス等を用いることが可能である。もちろんカーボンヒー
タを用いる場合には、不活性ガスを用いる必要がある。
【0026】徐冷炉21を出た光ファイバ3は、外径測
定手段としての外径測定器41により外径がオンライン
測定され、その測定値がドラム42を回転駆動する駆動
モータ43にフィードバックされて外径が一定となるよ
うに制御される。外径測定器41からの出力信号は、制
御手段としての制御ユニット44に送られ、光ファイバ
3の外径が予め設定された所定値となるように、ドラム
42(駆動モータ43)の回転速度を演算により求め
る。制御ユニット44からは、演算により求めたドラム
42(駆動モータ43)の回転速度を示す出力信号が駆
動モータ用ドライバ(図示せず)に出力され、この駆動
モータ用ドライバは制御ユニット44からの出力信号に
基づいて、駆動モータ43の回転速度を制御する。
【0027】その後、光ファイバ3に、コーティングダ
イス51によりUV樹脂52を塗布し、樹脂硬化部31
のUVランプ32によりUV樹脂52が硬化され、光フ
ァイバ素線4となる。そして、光ファイバ素線4は、ガ
イドローラ61を経て、ドラム42により巻き取られ
る。ドラム42は、回転駆動軸45に支持されており、
この回転駆動軸45の端部は駆動モータ43に接続され
ている。ここで、コーティングダイス51及び樹脂硬化
部31は、各請求項における樹脂被覆部を構成してい
る。樹脂被覆部としては、熱硬化樹脂を塗布し、加熱炉
により硬化させるように構成してもよい。
【0028】次に、上述した線引き装置1(ただし、線
引き炉11は長さ(L3)が0.07mの下煙突部を有
している)を用いて行った実験の結果について説明す
る。これらの実験において共通の条件は、以下のとおり
である。光ファイバ母材2として、外径50mmのもの
を用い、この光ファイバ母材2から外径125μmの光
ファイバ3を線引きした。線引き炉の温度は、炉心管内
周面の表面温度で2000℃程度としている。なお、以
下の実験例(実施例1及び実施例2、及び、比較例1〜
比較例3)においては、光ファイバ3の温度を、光ファ
イバ3の表面温度としている。光ファイバ3の表面温度
と光ファイバ3内部との温度差は20〜50℃程度であ
る。線引き炉11及び徐冷炉21の温度は、各炉心管1
3,23の内周面(光ファイバ母材2あるいは光ファイ
バ3の表面と対向する面)の表面温度としている。
【0029】実施例1及び実施例2は、上述した実施形
態に係る石英系光ファイバの製造方法による実験例であ
り、比較例1〜比較例3は、上述した実施形態に係る光
ファイバの製造方法及び製造装置による実験例との対比
のために行った比較実験例である。
【0030】(実施例1)L1=0.4m、L2=1.
0mとなる炉心管(内周直径が略30mm)を有する徐
冷炉を用いて、光ファイバの線引きを行った。線引き炉
と徐冷炉との間隔(L4)は0.05mに設定されてい
る。線引きする光ファイバ母材は、コア部が純石英ガラ
スからなり、クラッド部がフッ素添加ガラスからなる。
線引き速度は4m/s、線引き張力は25gf、徐冷炉
(炉心管内周面の表面温度)の温度は1400℃とし
た。徐冷炉に入る直前の光ファイバの温度(入線温度)
は、光ファイバの表面温度で1600℃程度である。光
ファイバの温度分布(計算値)は図2中の(a)に示さ
れるように、徐冷炉21内にて1600℃前後に保持さ
れて徐冷されていることがわかる。ここで徐冷炉におい
て、線引きされた光ファイバのうち温度が1550〜1
650℃となる部分が、徐冷炉の全長である1.0mの
区間において600〜800℃/秒程度の徐冷速度にて
冷却されたことになる。なお、徐冷炉21と所定間隔を
有して強制冷却部71が設けられており、強制冷却部7
1では徐冷された光ファイバ3が強制冷却されるように
している。
【0031】線引きされた光ファイバの伝送損失(波長
1.55μmの光に対する伝送損失)を測定したとこ
ろ、0.170dB/kmであった。また、伝送損失の
波長特性を測定したデータから求めたレイリー散乱係数
は、0.84dBμm4/kmであった。線引きされた
光ファイバの外径は、125±0.1μmであった。
【0032】(実施例2)L1=0.4m、L2=2.
0mとなる炉心管(内周直径が略30mm)を有する徐
冷炉を用いて、光ファイバの線引きを行った。線引き炉
と徐冷炉との間隔(L4)は0.05mに設定されてい
る。線引きする光ファイバ母材は、コア部がGe添加石
英ガラスからなり、クラッド部が石英ガラスからなる。
コア部とクラッド部との比屈折率差Δnは、0.36%
である。線引き速度は8m/s、線引き張力は80g
f、徐冷炉(炉心管内周面の表面温度)の温度は140
0℃とした。徐冷炉に入る直前の光ファイバの温度(入
線温度)は、光ファイバの表面温度で1600℃程度で
ある。ここで徐冷炉において、線引きされた光ファイバ
のうち温度が1500〜1600℃となる部分が、徐冷
炉の全長である2.0mの区間において500〜700
℃/秒の徐冷速度にて冷却されたことになる。
【0033】線引きされた光ファイバの伝送損失(波長
1.55μmの光に対する伝送損失)を測定したとこ
ろ、0.182dB/kmであった。また、伝送損失の
波長特性を測定したデータから求めたレイリー散乱係数
は、0.92dBμm4/kmであった。線引きされた
光ファイバの外径は、125±0.1μmであった。
【0034】(比較例1)L1=0.4m、L2=1.
0mとなる炉心管(内周直径が略30mm)を有する徐
冷炉を用いて、光ファイバの線引きを行った。線引き炉
と徐冷炉との間隔(L4)は0.05mに設定されてい
る。線引きする光ファイバ母材は、コア部が純石英ガラ
スからなり、クラッド部がフッ素添加ガラスからなる。
線引き速度は4m/s、線引き張力は25gfとした。
徐冷炉での加熱を取り止め、また、徐冷炉(炉心管)内
にはN2ガスの代わりにHeガスを供給した。光ファイ
バの温度分布(計算値)は図2中の(c)に示されるよ
うに、線引き炉を出た光ファイバは約30000℃/秒
の冷却速度にて冷却されていることがわかる。
【0035】線引きされた光ファイバの伝送損失(波長
1.55μmの光に対する伝送損失)を測定したとこ
ろ、0.18dB/kmであった。また、伝送損失の波
長特性を測定したデータから求めたレイリー散乱係数
は、0.9dBμm4/kmであった。
【0036】(比較例2)L1=0.4m、L2=1.
0mとなる炉心管(内周直径が略30mm)を有する徐
冷炉を用いて、光ファイバの線引きを行った。線引き炉
と徐冷炉との間隔(L4)は0.05mに設定されてい
る。線引きする光ファイバ母材は、コア部が純石英ガラ
スからなり、クラッド部がフッ素添加ガラスからなる。
線引き速度は4m/s、線引き張力は25gfとした。
徐冷炉での加熱を取り止めた。徐冷炉(炉心管)内には
2ガスを供給した。光ファイバの温度分布(計算値)
は図2中の(c)に示されるように、線引き炉を出た光
ファイバは約4000〜5000℃/秒の冷却速度にて
冷却されていることがわかる。
【0037】線引きされた光ファイバの伝送損失(波長
1.55μmの光に対する伝送損失)を測定したとこ
ろ、0.174dB/kmであった。また、伝送損失の
波長特性を測定したデータから求めたレイリー散乱係数
は、0.86dBμm4/kmであった。
【0038】(比較例3)L1=0.4m、L2=1.
0mとなる炉心管(内周直径が略30mm)を有する徐
冷炉を用いて、光ファイバの線引きを行った。線引き炉
と徐冷炉との間隔(L4)は0.05mに設定されてい
る。線引きする光ファイバ母材は、コア部が純石英ガラ
スからなり、クラッド部がフッ素添加ガラスからなる。
線引き速度は4m/s、線引き張力は25gf、徐冷炉
(炉心管内周面の表面温度)の温度は1400℃とし
た。線引き炉(炉心管)内にはHeガスの代わりにN2
ガスを供給した。
【0039】線引きされた光ファイバの伝送損失(波長
1.55μmの光に対する伝送損失)を測定したとこ
ろ、0.170dB/kmであった。また、伝送損失の
波長特性を測定したデータから求めたレイリー散乱係数
は、0.84dBμm4/kmであった。線引きされた
光ファイバの外径は、125±0.3μmであった。
【0040】以上のように、実施例1においては、レイ
リー散乱係数が0.84dBμm4/km、波長1.5
5μmの光に対する伝送損失が0.17dB/kmとな
り、比較例1及び比較例2のレイリー散乱係数が0.8
6〜0.9dBμm4/km、波長1.55μmの光に
対する伝送損失が0.174〜0.18dB/kmと比
べて、レイリー散乱係数を低減して、伝送損失を低減す
ることができた。一方、実施例2においては、レイリー
散乱係数が0.92dBμm4/km、波長1.55μ
mの光に対する伝送損失が0.182dB/kmとな
り、Ge含有シングルモード光ファイバとしては十分伝
送損失を低減することができた。
【0041】また、実施例1及び実施例2においては、
線引きされた光ファイバの外径が125±0.1μmと
なり、比較例3の125±0.3μmと比べて光ファイ
バの外径の変動を抑制して、安定した線引きを行うこと
ができた。
【0042】このように、上述した実験結果からも明ら
かなように、本実施形態に係る光ファイバの製造装置及
び製造方法においては、線引き炉11と樹脂硬化部31
(コーティングダイス51)との間に、光ファイバ3の
所定区間を加熱し、所定の冷却速度にて徐冷する徐冷炉
21を設け、線引き炉11の炉心管13には、Heガス
供給部14からのHeガス供給通路15を接続して、炉
心管13内にHeガスを供給し、徐冷炉21の炉心管2
3には、N2ガス供給部24からのN2ガス供給通路25
を接続して、炉心管23内にN2ガスを供給しているの
で、炉心管13内がHeガス雰囲気となる一方、炉心管
23内がN2ガス雰囲気となる。従って、徐冷炉21内
における光ファイバ3の雰囲気ガスの熱伝導率が小さく
なり(N 2ガスの熱伝導率λ(T=300K)は26m
W/(m・K))、加熱線引きされ、UV樹脂52が被
覆される前の光ファイバのうちの所定区間での冷却速度
が遅くなり、構造緩和が短時間の内に進行し、原子配列
の乱雑さが低減されるので、加熱線引きからUV樹脂5
2の被覆までの極めて短い間で、レイリー散乱強度を低
減して伝送損失が低くされた光ファイバ3を製造するこ
とが可能となる。また、線引き後のUV樹脂52を被覆
する前の光ファイバ3の冷却速度を制御することにより
レイリー散乱強度の低減を図っているので、上述した先
行技術のような再加熱のための熱処理が不要となり、表
面にUV樹脂52が硬化、被覆された光ファイバ素線4
の量産に極めて容易に適用することが可能となる。ま
た、線引き炉11内における光ファイバ母材2及び光フ
ァイバ3の雰囲気ガスの熱伝導率は、徐冷炉内の雰囲気
ガスより大きい熱伝導率を有しているので(Heガスの
熱伝導率λ(T=300K)は150mW/(m・
K))、光ファイバ母材2が加熱軟化されて一定径に漸
近されるまで速やかに冷却され、光ファイバ3の外径の
変動を抑制することが可能となる。
【0043】また、徐冷炉21は、線引き炉11との間
に所定の間隙を有して設けられており、光ファイバ3
は、炉心管13の下部から線引き炉11外に出され、線
引き炉11と徐冷炉21との間にて空冷された後に徐冷
炉21に入るので、Heガスが徐冷炉21(炉心管23
内)に流れ込む、あるいは、N2ガスが線引き炉11
(炉心管13内)に流れ込むといった事態の発生が抑制
され、線引き炉11内のHeガスの熱伝導率及び徐冷炉
21内のN2ガスの熱伝導率が適切に維持される。この
ため、伝送損失が低くされ且つ外径の変動が抑制された
光ファイバ3の製造を安定して行うことが可能となる。
【0044】また、徐冷炉21の炉心管23の位置を、
炉心管23に入る直前の光ファイバ温度(入線温度)が
1400〜1800℃の範囲となる位置とすることによ
り、線引き炉11にて加熱線引きされた後、UV樹脂5
2を被覆する前の光ファイバ3において温度が1300
〜1700℃となる部分の所定区間を、確実に加熱し、
この部分における冷却速度を適切に遅くすることができ
る。光ファイバ3のうち、その温度が1300〜170
0℃となる部分の所定区間における冷却速度が遅くなる
ことにより、光ファイバ3の構造緩和が促進され、レイ
リー散乱強度を更に低減することが可能となる。
【0045】また、徐冷炉21の炉心管23の位置を、
上述した(3)式を満足する位置とすることにより、線
引き炉11にて加熱線引きされた後、UV樹脂52を被
覆する前の光ファイバ3において温度が1300〜17
00℃となる部分の所定区間を、確実に加熱し、この部
分における冷却速度を適切に遅くすることができる。
【0046】また、徐冷炉21の炉心管23の全長を、
上述した(2)式を満足する長さとすることにより、線
引き炉11にて加熱線引きされた後、UV樹脂52を被
覆する前の光ファイバ3において温度が1300〜17
00℃となる部分の所定区間を、確実に加熱し、この部
分における冷却速度を適切に遅くすることができる。
【0047】また、線引き速度が速い場合には、線引き
炉11の炉心管13内をHeガス雰囲気とし、線引き炉
11と徐冷炉21との間で空冷として、光ファイバ3の
徐冷炉21に入る前の部分(光ファイバ3の温度が17
00℃以上の部分)を4000℃/秒以上の冷却速度に
て冷却しているので、光ファイバ3の冷却のために必要
となる設備高さを低減することが可能となる。なお、1
700℃より高温では原子の構造緩和は極めて短時間で
進行するため、4000℃/秒以上の冷却速度で冷却し
た場合においても、各温度の平衡状態を維持することが
でき、レイリー散乱強度に影響を及ぼすことはない。
【0048】また、徐冷炉21から出た光ファイバ3の
外径を測定するための外径測定器41と、外径測定器4
1からの出力信号に応じて光ファイバ3の外径が所定値
となるようにドラム42(駆動モータ43)の回転速度
を制御する制御ユニット44とを備えているので、徐冷
炉21から出て、外径長さが安定した状態にある光ファ
イバ3の外径を測定して、この安定した外径に基づいて
ドラム42(駆動モータ43)の回転速度を制御され、
光ファイバ3の線引き速度を適切に制御することが可能
となる。
【0049】本実施形態の変形例として、徐冷炉21の
ヒータ22を複数のヒータにて構成し、この複数のヒー
タを光ファイバ母材2を線引きする方向(図1におい
て、上から下)に配設し、徐冷炉21の炉心管23内に
おいて、線引き炉11側を高温に、樹脂硬化部31(コ
ーティングダイス51)側を低温とする温度勾配を与え
るように構成してもよい。線引き炉11にて加熱線引き
された光ファイバ3の温度は、線引き炉11側から樹脂
硬化部31(コーティングダイス51)側に向かって低
下する温度分布を有する。従って、複数のヒータを設
け、徐冷炉21に、線引き炉11側を高温に、樹脂硬化
部31(コーティングダイス51)側を低温とする温度
勾配が与えることにより、炉心管23内が光ファイバ3
の温度に対応した温度分布を有することとなり、光ファ
イバ3との温度差を適切に保ち、光ファイバ3を更に適
切な冷却速度にて冷却することができる。
【0050】更なる変形例として、徐冷炉21を線引き
炉11に連続して一体的に設けるように構成してもよ
い。このように、徐冷炉21を線引き炉11に連続して
一体的に設けた場合においても、レイリー散乱強度を低
減して伝送損失が低くされた光ファイバ3を製造するこ
とが可能となる。
【0051】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明に
よれば、レイリー散乱強度の低減により、伝送損失が低
くされた光ファイバを製造するに際して、表面に樹脂が
被覆された光ファイバ素線の量産に適用することが可能
な光ファイバの製造装置及び製造方法を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ファイバの製造装置の実施形態
を示す概略構成図である。
【図2】本発明による光ファイバの製造装置の実施形態
における、光ファイバの温度分布を示す図表である。
【図3】レイリー散乱係数と光ファイバの冷却速度との
関係を示す図表である。
【符号の説明】
1…線引き装置、2,102…光ファイバ母材、3…光
ファイバ、4…光ファイバ素線、11…線引き炉、12
…ヒータ、13…炉心管、14…Heガス供給部、15
…Heガス供給通路、21…徐冷炉、22…ヒータ、2
3…炉心管、24…N2ガス供給部、25…N2ガス供給
通路、31…樹脂硬化部、32…UVランプ、41…外
径測定器、42…ドラム、43…駆動モータ、44…制
御ユニット、45…回転駆動軸、51…コーティングダ
イス、52…UV樹脂液、61…ガイドローラ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ母材を加熱線引きし、線引き
    された光ファイバを樹脂により被覆する光ファイバの製
    造装置であって、 所定の熱伝導率を有する第1ガスからなる雰囲気にて前
    記光ファイバ母材を加熱線引きする線引き炉と、 前記線引きされた光ファイバを前記樹脂により被覆する
    樹脂被覆部と、 前記線引き炉と前記樹脂被覆部との間に設けられ、前記
    第1ガスの前記所定熱伝導率よりも小さい熱伝導率を有
    する第2ガスからなる雰囲気にて前記線引きされた光フ
    ァイバを加熱して徐冷する徐冷炉とを備えることを特徴
    とする光ファイバの製造装置。
  2. 【請求項2】 前記徐冷炉は、前記線引き炉との間に所
    定の間隙を有して設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載の光ファイバの製造装置。
  3. 【請求項3】 前記第1ガスがHeガスであり、 前記第2ガスが、N2ガス、Arガス、空気のうちいず
    れかであることを特徴とする請求項1又は2に記載の光
    ファイバの製造装置。
  4. 【請求項4】 前記徐冷炉は、前記線引きされた光ファ
    イバが通る炉心管を有し、 前記炉心管は、前記線引きされた光ファイバの前記炉心
    管への入線温度が1400〜1800℃の範囲となる位
    置に配設されることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か一項に記載の光ファイバの製造装置。
  5. 【請求項5】 光ファイバ母材を加熱線引きし、線引き
    された光ファイバを樹脂により被覆する光ファイバの製
    造方法であって、 所定の熱伝導率を有する第1ガスからなる雰囲気にて前
    記光ファイバ母材を加熱線引きし、 前記第1ガスの前記所定熱伝導率よりも小さい熱伝導率
    を有する第2ガスからなる雰囲気にて前記線引きされた
    光ファイバを加熱して徐冷し、 前記徐冷された光ファイバを前記樹脂により被覆するこ
    とを特徴とする光ファイバの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記光ファイバ母材を加熱線引きするた
    めの線引き炉との間に所定の間隙を有して設けられる徐
    冷炉を用い、前記線引きされた光ファイバを前記徐冷炉
    にて徐冷することを特徴とする請求項5に記載の光ファ
    イバの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1ガスとして、Heガスを用い、 前記第2ガスとして、N2ガス、Arガス、空気のうち
    いずれかを用いることを特徴とする請求項5又は6に記
    載の光ファイバの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記徐冷炉として、前記線引きされた光
    ファイバを通す炉心管を前記線引きされた光ファイバの
    前記炉心管への入線温度が1400〜1800℃の範囲
    となる位置に配設した徐冷炉を用い、 前記線引きされた光ファイバを前記徐冷炉にて徐冷する
    ことを特徴とする請求項7に記載の光ファイバの製造方
    法。
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