JP2000336099A - ペプチド及びc型肝炎抗体検出用試薬 - Google Patents

ペプチド及びc型肝炎抗体検出用試薬

Info

Publication number
JP2000336099A
JP2000336099A JP11148275A JP14827599A JP2000336099A JP 2000336099 A JP2000336099 A JP 2000336099A JP 11148275 A JP11148275 A JP 11148275A JP 14827599 A JP14827599 A JP 14827599A JP 2000336099 A JP2000336099 A JP 2000336099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peptide
amino acid
acid sequence
hepatitis
arginine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11148275A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Yokoi
正之 横井
Takayuki Akamine
隆之 赤峰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP11148275A priority Critical patent/JP2000336099A/ja
Publication of JP2000336099A publication Critical patent/JP2000336099A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 免疫測定法によるC型肝炎抗体検出に用いる
ことができ、簡便かつ再現性よく調製することができる
ペプチドであって、従来の方法に比べて免疫測定法にお
ける測定感度が高いペプチドを提供する。 【解決手段】 ペプチドAのN末端又はC末端に、ペプ
チドXが連結されたペプチドであって、上記ペプチドA
は、配列表の配列番号1に示されたアミノ酸配列を有す
るものであるか、又は、配列表の配列番号1に示された
アミノ酸配列において1個若しくは数個のアミノ酸が付
加、欠損又は置換されたアミノ酸配列を有するものであ
って、C型肝炎ウイルス抗原活性を有するものであり、
上記ペプチドXは、3残基以上のアルギニン(Arg)
が結合したアミノ配列を有するものであるか、又は、3
残基以上のアルギニンが結合したアミノ配列において、
1個のアルギニンがシステイン(Cys)に置換された
アミノ酸配列を有するものであるペプチド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、C型肝炎抗体検出
法において、不溶性担体を利用する免疫測定法に有用で
あるペプチドに関する。
【0002】
【従来の技術】輸血によって肝炎を発症するケースのな
かには、従来より知られているA型肝炎ウイルスやB型
肝炎ウイルス等以外のウイルスによって引き起こされる
ものがあることが知られており、肝炎を発症した人のな
かには慢性型へ移行し、最終的には肝癌となる人も多
く、このウイルスによって汚染された血液や血液製剤を
スクリーニングによって除くことが社会的に強く望まれ
ていた。このウイルスは、後に、非A非B型肝炎ウイル
ス、即ち、C型肝炎ウイルス(HCV)によって引き起
こされるC型肝炎として報告されている。
【0003】HCVゲノム由来の塩基配列は、既に決定
されており、これによると、HCVは少なくとも288
6アミノ酸残基をコードしている中断なしのオープンリ
ーディングフレームを有していることがわかっている
(Choo Q−L,Kuo G,Weiner A,
et al.,Science,244,359(19
89))。このアミノ酸配列を分析することによって、
免疫優性領域を同定し、抗原抗体反応を利用した特異性
の高い免疫測定法の開発が行われている。
【0004】特開平5−148298号公報には、HC
V抗原の免疫優性領域を同定し、その領域を含む特定の
ペプチドを固相に結合した免疫測定試薬に対してサンプ
ルを接触させ、次いで、抗ヒトIgG抗体によってサン
プル中のHCV抗体を検出する分析法が開示されてい
る。
【0005】しかしながら、このような方法で作製した
ペプチドは、難溶性で、物理的吸着によってラテックス
等の固相に吸着させる場合、吸着量が少なかったり、又
は、化学結合によって固相に結合させたり、ウシ血清ア
ルブミン(BSA)等とのコンジュゲートを作製する場
合においても、結合効率が悪く、試薬化した際に測定感
度が不充分であるという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記現状に
鑑み、免疫測定法によるC型肝炎抗体検出に用いること
ができ、簡便かつ再現性よく調製することができるペプ
チドであって、従来の方法に比べて免疫測定法における
測定感度が高いペプチドを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ペプチドAの
N末端又はC末端に、ペプチドXが連結されたペプチド
であって、上記ペプチドAは、配列表の配列番号1に示
されたアミノ酸配列を有するものであるか、又は、配列
表の配列番号1に示されたアミノ酸配列において1個若
しくは数個のアミノ酸が付加、欠損又は置換されたアミ
ノ酸配列を有するものであって、C型肝炎ウイルス抗原
活性を有するものであり、上記ペプチドXは、3残基以
上のアルギニン(Arg)が結合したアミノ配列を有す
るものであるか、又は、3残基以上のアルギニンが結合
したアミノ配列において、1個のアルギニンがシステイ
ン(Cys)に置換されたアミノ酸配列を有するもので
あるペプチドである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳述する。本発明
のペプチドは、ペプチドAのN末端又はC末端に、ペプ
チドXが連結されたようなアミノ酸配列を有するもので
ある。本発明においては、ペプチドAのN末端又はC末
端にペプチドXが連結したアミノ酸配列を有するペプチ
ドを用いることによって、ペプチドAのみの場合に比べ
て、ペプチドの水溶性が増し、固相への吸着効率又は固
相やBSA等のタンパク質への結合効率を向上すること
ができ、測定感度が充分に高い免疫測定法を提供するこ
とができる。
【0009】上記ペプチドXは、3残基以上のアルギニ
ンが結合したアミノ配列を有するか、又は、3残基以上
のアルギニンが結合したアミノ配列において、1個のア
ルギニンがシステインに置換されたアミノ酸配列を有す
るものである。本発明においては、上記ペプチドXは、
ペプチドの水溶性を増加させるために、3残基以上のア
ルギニンのみが結合したアミノ配列を有するものを使用
するか、又は、3残基以上のアルギニンが結合したアミ
ノ配列のうち1個のアルギニンがシステインに置換され
たアミノ酸配列を有するものを使用する必要がある。
【0010】上記ペプチドXとして、3残基以上のアル
ギニンが結合したアミノ配列において1個のアルギニン
がシステインに置換されたアミノ酸配列を有するものを
使用する場合、システインに置換されるアルギニンの位
置は特に限定されず、ペプチドX中のいずれのアルギニ
ンでもよい。上記システインの数は、ペプチドXの長さ
に関わらず0又は1に限定される。上記システインは、
このアミノ酸中のSH基を利用してラテックス等の固相
又はBSA等の高分子タンパク質に化学結合させること
ができ、もってこれらへの結合効率を上げ、試薬として
の感度を向上させることができる。
【0011】上記ペプチドXの長さとしては、アルギニ
ンのみからなる場合は3残基以上、又は、1個のアルギ
ニンがシステインに置換されている場合も3残基以上で
あれば特に限定されないが、ペプチドを化学的に固相合
成する場合には、ペプチド全体の長さが40以下、好ま
しくは、30以下である方が合成上有利であることか
ら、上記ペプチドXは、3〜10残基のアルギニンが結
合したアミノ配列を有するか、又は、3〜10残基のア
ルギニンが結合したアミノ配列において、1個のアルギ
ニンがシステインに置換されたアミノ酸配列を有するも
のであることが好ましい。より好ましくは、3残基のア
ルギニンが結合したアミノ配列、即ち、Arg−Arg
−Argのアミノ酸配列を有するものであるか、又は、
配列表の配列番号2〜11に示されたアミノ酸配列のう
ちいずれか1つのアミノ配列を有するペプチドである。
【0012】上記ペプチドAは、配列表の配列番号1に
示されたアミノ酸配列を有するものであるか、又は、配
列表の配列番号1に示されたアミノ酸配列において1個
若しくは数個のアミノ酸が付加、欠損又は置換されたア
ミノ酸配列を有するものであって、HCV抗原活性を有
するものである。
【0013】上記ペプチドAとしては、配列表の配列番
号1に示されたアミノ酸配列を有するペプチドを使用す
ることが好ましい。上記配列表の配列番号1に示された
アミノ酸配列を有するペプチドは、HCV抗原の23〜
42番目のアミノ酸配列に相当し、Core−22と呼
ばれるペプチドである。上記配列表の配列番号1に示さ
れたアミノ酸配列を有するペプチドは、そのペプチドの
みでは難溶性であり、物理的吸着や化学結合によってラ
テックス等の固相やBSA等のタンパク質に吸着させる
場合、吸着量が少なく、試薬化した場合に感度が上がり
にくかったが、このペプチドに上述したペプチドXを連
結させたペプチドを使用することによって、固相やBS
A等のタンパク質等に対して吸着量が増加し、免疫測定
法において測定感度を格段に向上することができる。
【0014】上記ペプチドAとしては、配列表の配列番
号1に示されたアミノ酸配列において1個若しくは数個
のアミノ酸が付加、欠損又は置換されたアミノ酸配列を
有するものであって、HCV抗原活性を有するものも使
用することができる。上記HCV抗原活性を有するか否
かを確認する方法としては、EIA法やラテックス凝集
法等のHCV抗体を使用する抗原抗体反応により行うこ
とができる。即ち、HCV抗体、例えば、HCV陽性患
者の血清と試験すべきペプチドとをインキュベートし、
免疫複合体が形成されるか否かを分析することにより確
認することができる。
【0015】本発明のペプチドは、上記ペプチドAのN
末端又はC末端に、ペプチドXが連結されたものであ
る。本発明のペプチドの調製方法としては特に限定され
ず、例えば、化学合成による方法、遺伝子組み換え技術
を利用した方法等を挙げることができる。簡便に得られ
る点より、化学合成による方法が好ましい。
【0016】上記化学合成による方法としては、ペプチ
ド自動合成装置を利用する固相合成法等従来公知の方法
に従って行うことができる。上記遺伝子組み換え技術を
利用した方法としては、上記ペプチドをコードするDN
A塩基配列を得た後、これを大腸菌や酵母等の生育の速
い生物に組み込んで調製することができる。具体的な手
法としては、「新生物化学実験の手引き」(化学同人
社)等に記載された遺伝子実験プロトコール等の常法を
応用することで充分である。
【0017】上記ペプチドをコードする遺伝子の取得方
法としては、特に限定されず、例えば、DNA自動合成
装置等により全DNAを化学合成する方法;DNA化学
合成とPCR法を組み合わせる方法;クローニングによ
りペプチドAをコードするDNAを得た後、別にDNA
化学合成したペプチドXをコードする遺伝子をDNAリ
ガーゼ等によって結合する方法等を挙げることができ
る。
【0018】上記ペプチドAをコードするDNAをクロ
ーニングにより得る方法としては、特に限定されず、例
えば、HCVよりゲノムDNAを調製し、適当な制限酵
素サイトを含むプライマーを用いて常法に従ってPCR
法によって増幅させることによって行うことができる。
上記のようにして得たペプチドをコードする遺伝子の断
片を、耐性マーカーを含むプラスミドに挿入し、組み換
えプラスミドで大腸菌や酵母等を形質転換する。この形
質転換体を培養し、培養菌体を破砕後、従来公知の精製
方法によって、ペプチドAのN末端又はC末端にペプチ
ドXが連結されたペプチドを得ることができる。上記ペ
プチドは、アミノ酸配列自動分析装置等によりアミノ酸
配列を確認することができる。
【0019】本発明のペプチドは、不溶性担体に直接結
合させることにより、又は、BSA等とのタンパク質と
のコンジュゲートを作製することにより、C型肝炎抗体
検出用試薬として好適に使用することができる。上記C
型肝炎抗体検出用試薬もまた、本発明の1つである。上
記不溶性担体としては特に限定されず、例えば、有機高
分子粉末、微生物、血球及び細胞膜片等が挙げられる。
上記有機高分子粉末としては特に限定されず、例えば、
不溶性アガロース、セルロース、不溶性デキストラン等
の天然高分子粉末;ポリスチレン、スチレン−スルホン
酸(塩)共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、塩
化ビニル−アクリル酸エステル共重合体、酢酸ビニル−
アクリル酸エステル共重合体等の合成高分子粉末等が挙
げられる。特に、合成高分子粉末を均一に懸濁させたラ
テックスが好ましい。
【0020】上記不溶性担体は、その使用目的及び用途
等により異なるが、通常、化学合成により製造するか、
又は、市販されているものを使用することができる。上
記不溶性担体としては、表面にスルホン酸基やカルボキ
シル基等を導入した不溶性担体を適宜使用可能である。
上記ラテックスを用いる場合、ラテックス粒子の粒径
は、0.05〜1.5μmが好ましく、0.1〜0.8
μmがより好ましい。
【0021】上記不溶性担体に本発明のペプチドを担持
させる場合、結合方法としては、物理吸着、化学結合が
挙げられる。上記物理吸着により結合させる方法として
は、例えば、本発明のペプチドを含む溶液に不溶性担体
の懸濁液を添加し攪拌すると、物理的吸着によりペプチ
ドを不溶性担体に結合させることができる。上記化学結
合により結合させる方法としては、例えば、表面にスル
ホン酸基やカルボキシル基等が導入されている不溶性担
体を用いて、適当な架橋剤を添加することにより、ペプ
チドを不溶性担体に化学結合させることができる。
【0022】上記不溶性担体に結合させる方法としては
また、本発明のペプチドを予めBSA等の担体に結合さ
せておき、その後、物理吸着により不溶性担体に担持さ
せることもできる。上記BSA等の担体に本発明のペプ
チドを結合させる方法としては、物理吸着、化学結合が
挙げられる。上記物理吸着により結合させる方法として
は、本発明のペプチドを含む溶液に、BSA等をラテッ
クスに担持させた溶液の懸濁液を添加し攪拌すると、物
理的吸着によりペプチドをBSA等に結合させることも
できる。上記化学結合により結合させる方法としては、
例えば、BSA等の表面のアミノ基やカルボキシル基等
を利用し、適当な架橋剤を添加することにより、ペプチ
ドをBSA等の担体に化学結合させることができる。
【0023】上記物理吸着及び化学結合においては、と
もに、結合反応時のpHは3〜10が好ましい。上記p
Hがこの範囲を外れると、タンパク質が変性する等の問
題が生じることがある。上記物理吸着及び化学結合の結
合反応時の温度は2〜50℃が好ましい。2℃未満では
反応速度が遅く、所望の感度を有するものが得られにく
くなり、50℃を超えると、BSA等が変性する等の問
題が生じることがある。
【0024】本発明のペプチドを不溶性担体に結合させ
た試薬は、抗原抗体反応を利用して、試料中のC型肝炎
抗体を測定するのに好適に使用することができる。上記
試料としては特に限定されず、例えば、血清等の生体試
料等が挙げられる。上記ペプチドを不溶性担体に結合さ
せた試薬は、上記試料とともに一定時間インキュベート
した後で、形成した免疫複合体の量を測定することによ
り、免疫測定方法を実施することができる。上記免疫複
合体の量を測定する方法としては特に限定されず、例え
ば、不溶性担体としてラテックスを用いる場合であれ
ば、吸光変化量を測定し、抗体濃度既知の標準物質で同
様に測定した値と比較することによって試料中の抗体量
を知ることができる。また、酵素免疫測定法の場合は、
上記ペプチドを不溶性担体に結合させた試薬、試料、及
び、ヒトIgGに対する酵素標識した抗体(例えば、ポ
リクローナル抗体等)を、順次又は同時に、一定時間イ
ンキュベートした後で、免疫複合体中の酵素量を測定
し、抗体濃度既知の標準物質で同様に測定した値と比較
することによって試料中の抗体量を知ることができる。
【0025】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0026】実施例1 (1)C型肝炎ペプチド抗原感作ラテックス(物理吸
着)の調製 下記表1及び表2に示す配列番号のアミノ酸配列を有す
るペプチドを、ペプチド自動合成装置による固相合成に
よってそれぞれ1mgずつ用意した。即ち、ペプチドa
は配列表の配列番号1に示すアミノ酸配列を有するペプ
チド(ペプチドAのみでペプチドXを連結していないも
の)を、ペプチドX1〜X11はペプチドAのN末端側
に表1に示す配列番号のペプチドXをそれぞれ連結した
ペプチドを、ペプチドY1〜Y11はペプチドAのC末
端側に表2に示すペプチドXをそれぞれ連結したペプチ
ドを合成した。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】上記各ペプチドを100μgずつ計り取
り、100mMリン酸緩衝液(pH7.4)1mLを加
えた。この溶液0.4mLを平均粒径0.4μmのポリ
スチレンラテックス(固形分10%(w/v);積水化
学工業社製)100μLに添加し、4℃にて1.5時間
攪拌した。次いで、BSAを1%(w/v)含有する1
00mMリン酸緩衝液(pH7.4)2mLを添加し、
1.5時間攪拌して、ラテックス表面の非特異的吸着を
防ぐことを目的とするブロッキングを行った。この溶液
を10℃にて30分間、18000rpmで遠心分離を
行った。得られた沈殿物に、BSAを0.25%(w/
v)含有する100mMリン酸緩衝液(pH7.4)5
mLを添加し、ラテックスを懸濁させ、ペプチド感作ラ
テックスを調製した。
【0030】(2)C型肝炎ペプチド抗原感作ラテック
ス(化学結合)の調製 BSAを1%(w/v)含有する100mMリン酸緩衝
液(pH7.4)50mLを平均粒径0.4μmのポリ
スチレンラテックス(固形分10%(w/v);積水化
学工業社製)2.5mLに添加し、4℃にて1.5時間
攪拌した。上記試薬に、SMCC溶液(N−サクシイミ
ジル−4−(N−マレイミドメチル)−1−カルボキシ
レート;8mg/mL;ジメチルホルムアミド溶液)
0.4mLを加えて30℃10分間攪拌し、BSAとS
MCCを結合させた。次いで、上記溶液を透析膜(UC
20−32−100:サイズ20/32;三光純薬社
製)を用い、生理食塩水(0.9% NaCl)30L
で一昼夜透析した。その後、該溶液を23本の試験管に
2mLずつ分注した(溶液1)。 (1)C型肝炎ペプチド抗原感作ラテックス(物理吸
着)の調製で合成した各ペプチドを100μgずつ計り
取り、100mMリン酸緩衝液(pH7.4)1mLを
加えた溶液を10分間攪拌ののち、上記23本の溶液1
に各々添加し、4℃で1時間攪拌した。この溶液を、1
℃で30分間18000rpmで遠心分離した。得られ
た沈殿物に、BSAを0.25%(w/v)含有する1
00mMリン酸緩衝液(pH7.4)5mLを添加し、
ラテックスを懸濁させ、ペプチド感作ラテックスを調製
した。
【0031】(3)検体希釈液の調製 BSAを0.25%(w/v)及びpGEMA(グリコ
シルエチルメタクリレートのホモポリマー、平均分子量
114万、日本精化社製)を1%(w/v)含有する1
00mMリン酸緩衝液(pH7.4)に、エチレンジア
ミン四酢酸ナトリウムをその濃度が5mMになるように
溶解し、検体希釈液とした。
【0032】(4)C型肝炎抗体測定試薬 C型肝炎抗体測定試薬は、上記(1)又は(2)のC型
肝炎ペプチド抗原感作ラテックスからなる第1試薬と、
上記(3)の検体希釈液からなる第2試薬とから構成さ
れる2液系の試薬である。
【0033】(5)標準物質 C型肝炎抗体を10C.O.I(カットオフインデック
ス)含むヒト血清を標準C型肝炎抗体液として使用し
た。
【0034】(6)自動分析装置によるC型肝炎抗体価
測定 以下に、生化学自動分析装置「日立7050形」(日立
製作所製)により、検体中のC型肝炎抗体価を測定する
方法を示す。 測定モード: Original Abs パラメーター: 検体量 20μL ラテックス試薬(第1試薬) 50μL 検体希釈液(第2試薬) 350μL 測定波長: 570nm 測定時間: 検体分注後、直ちに検体希釈液が添
加、混合され、その後、ラテックス試薬が添加、混合さ
れる。ラテックス試薬の添加後、80秒から320秒ま
での吸光変化量(反応性=ABS)を求め、これを反応
量とした。反応系のpHは7.4である。本計測におい
て、第1試薬として物理吸着試薬(1)又は化学結合試
薬(2)を使用して、10C.O.Iの検体をそれぞれ
測定し、反応性(ABS)を比較した。結果を表3及び
表4に示した。
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】以上の結果より、配列表の配列番号1で示
したペプチドAのみのペプチドよりも、本発明によりア
ミノ酸配列を改良したペプチドX1〜X11及びY1〜
Y11の方が反応性が高い高感度試薬を得ることができ
ることがわかった。
【0038】
【発明の効果】本発明は、上述のとおりであるので、C
型肝炎抗体検出用測定法に有用なペプチドを簡便かつ再
現性よく得ることができ、そのペプチドを用いた免疫測
定試薬は、従来の方法に比べて測定感度が向上したもの
である。即ち、本発明は、ペプチドAのN末端又はC末
端に、3残基以上のアルギニンが結合したアミノ配列を
有するペプチドXを連結することによって、ペプチドの
親水性を増し、もってラテックス等の固相への吸着力を
増加させ、試薬としての感度を向上させることができ
る。また、アルギニンの代わりにシステインを付加し、
システインのSH基を利用することによって、化学結合
によるラテックス等の固相又はBSA等のタンパク質へ
の結合効率を増加させ、試薬としての感度を向上させる
ことができる。
【0039】
【配列表】 <110> 積水化学工業株式会社 SEKISUI CHEMICAL CO., LTD. <120> ペプチド及びC型肝炎抗体検出用試薬 <130> 99P01486 <160> 11 <210> 1 <211> 20 <212> PRT <213> Type C hepatitis virus <400> 1 Val Lys Phe Pro Gly Gly Gly Gln Ile Val Gly Gly Val Tyr Leu leu 1 5 10 15 Pro Arg Arg Gly 20 <210> 2 <211> 4 <212> PRT <213> Artificial Sequence <220> <223> 配列表フリーテキスト ペプチドX <400> 2 Arg Arg Arg Cys 1 <210> 3 <211> 4 <212> PRT <213> Artificial Sequence <220> <223> 配列表フリーテキスト ペプチドX <400> 3 Arg Arg Cys Arg 1 <210> 4 <211> 4 <212> PRT <213> Artificial Sequence <220> <223> 配列表フリーテキスト ペプチドX <400> 4 Arg Cys Arg Arg 1 <210> 5 <211> 4 <212> PRT <213> Artificial Sequence <220> <223> 配列表フリーテキスト ペプチドX <400> 5 Cys Arg Arg Arg 1 <210> 6 <211> 4 <212> PRT <213> Artificial Sequence <220> <223> 配列表フリーテキスト ペプチドX <400> 6 Arg Arg Arg Arg 1 <210> 7 <211> 5 <212> PRT <213> Artificial Sequence <220> <223> 配列表フリーテキスト ペプチドX <400> 7 Arg Arg Arg Arg Cys 1 5 <210> 8 <211> 5 <212> PRT <213> Artificial Sequence <220> <223> 配列表フリーテキスト ペプチドX <400> 8 Arg Arg Arg Cys Arg 1 5 <210> 9 <211> 5 <212> PRT <213> Artificial Sequence <220> <223> 配列表フリーテキスト ペプチドX <400> 9 Arg Arg Cys Arg Arg 1 5 <210> 10 <211> 5 <212> PRT <213> Artificial Sequence <220> <223> 配列表フリーテキスト ペプチドX <400> 10 Arg Cys Arg Arg Arg 1 5 <210> 11 <211> 5 <212> PRT <213> Artificial Sequence <220> <223> 配列表フリーテキスト ペプチドX <400> 11 Cys Arg Arg Arg Arg 1 5

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペプチドAのN末端又はC末端に、ペプ
    チドXが連結されたペプチドであって、前記ペプチドA
    は、配列表の配列番号1に示されたアミノ酸配列を有す
    るものであるか、又は、配列表の配列番号1に示された
    アミノ酸配列において1個若しくは数個のアミノ酸が付
    加、欠損又は置換されたアミノ酸配列を有するものであ
    って、C型肝炎ウイルス抗原活性を有するものであり、
    前記ペプチドXは、3残基以上のアルギニン(Arg)
    が結合したアミノ配列を有するものであるか、又は、3
    残基以上のアルギニンが結合したアミノ配列において、
    1個のアルギニンがシステイン(Cys)に置換された
    アミノ酸配列を有するものであることを特徴とするペプ
    チド。
  2. 【請求項2】 ペプチドXは、3〜10残基のアルギニ
    ンが結合したアミノ配列を有するものであるか、又は、
    3〜10残基のアルギニンが結合したアミノ配列におい
    て、1個のアルギニンがシステインに置換されたアミノ
    酸配列を有するものである請求項1記載のペプチド。
  3. 【請求項3】 ペプチドXは、Arg−Arg−Arg
    のアミノ酸配列を有するものであるか、又は、配列表の
    配列番号2〜11に示されたアミノ酸配列のうちいずれ
    か1つのアミノ配列を有するものである請求項1又は2
    記載のペプチド。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載のペプチドを使
    用することを特徴とするC型肝炎抗体検出用試薬。
JP11148275A 1999-05-27 1999-05-27 ペプチド及びc型肝炎抗体検出用試薬 Pending JP2000336099A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11148275A JP2000336099A (ja) 1999-05-27 1999-05-27 ペプチド及びc型肝炎抗体検出用試薬

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11148275A JP2000336099A (ja) 1999-05-27 1999-05-27 ペプチド及びc型肝炎抗体検出用試薬

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000336099A true JP2000336099A (ja) 2000-12-05

Family

ID=15449135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11148275A Pending JP2000336099A (ja) 1999-05-27 1999-05-27 ペプチド及びc型肝炎抗体検出用試薬

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000336099A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008067199A3 (en) * 2006-11-16 2008-09-18 Kai Pharmaceuticals Inc Polycationic calcium modulator peptides for the treatment of hyperparathyroidism and hypercalcemic disorders
US20090092548A1 (en) * 2007-09-07 2009-04-09 Katherine Ferrara Methods And Compounds For Targeting Tissues
WO2011014707A3 (en) * 2009-07-29 2011-07-07 Kai Pharmaceuticals, Inc. Therapeutic agents for reducing parathyroid hormone levels
US8969299B2 (en) 2011-06-08 2015-03-03 Kai Pharmaceuticals, Inc. Therapeutic agents for regulating serum phosphorus
JP2020080784A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 シスメックス株式会社 融合ポリペプチド、融合ポリペプチドの製造方法、及び融合ポリペプチドをコードするdna

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101668421B (zh) * 2006-11-16 2014-05-21 凯制药公司 用于治疗甲状旁腺功能亢进和高钙血症的聚阳离子钙调节肽
WO2008067199A3 (en) * 2006-11-16 2008-09-18 Kai Pharmaceuticals Inc Polycationic calcium modulator peptides for the treatment of hyperparathyroidism and hypercalcemic disorders
US8987200B2 (en) 2006-11-16 2015-03-24 Kai Pharmaceuticals, Inc. Polycationic calcium modulator peptides for the treatment of hyperparathyroidism and hypercalcemic disorders
US20090092548A1 (en) * 2007-09-07 2009-04-09 Katherine Ferrara Methods And Compounds For Targeting Tissues
US8506928B2 (en) * 2007-09-07 2013-08-13 The Regents Of The University Of California Methods and compounds for targeting tissues
US9278995B2 (en) 2009-07-29 2016-03-08 Kai Pharmaceuticals, Inc. Therapeutic agents for reducing parathyroid hormone levels
US8377880B2 (en) 2009-07-29 2013-02-19 Kai Pharmaceuticals, Inc. Therapeutic agents for reducing parathyroid hormone levels
US8999932B2 (en) 2009-07-29 2015-04-07 Kai Pharmaceuticals, Inc. Therapeutic agents for reducing parathyroid hormone levels
WO2011014707A3 (en) * 2009-07-29 2011-07-07 Kai Pharmaceuticals, Inc. Therapeutic agents for reducing parathyroid hormone levels
US9567370B2 (en) 2009-07-29 2017-02-14 Kai Pharmaceuticals, Inc. Therapeutic agents for reducing parathyroid hormone levels
US9701712B2 (en) 2009-07-29 2017-07-11 Kai Pharmaceuticals, Inc. Therapeutic agents for reducing parathyroid hormone levels
EP3192520A1 (en) * 2009-07-29 2017-07-19 Kai Pharmaceuticals, Inc. Therapeutic agents for reducing parathyroid hormone levels
US10280198B2 (en) 2009-07-29 2019-05-07 Kai Pharmaceuticals, Inc. Therapeutic agents for reducing parathyroid hormone levels
US8969299B2 (en) 2011-06-08 2015-03-03 Kai Pharmaceuticals, Inc. Therapeutic agents for regulating serum phosphorus
JP2020080784A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 シスメックス株式会社 融合ポリペプチド、融合ポリペプチドの製造方法、及び融合ポリペプチドをコードするdna

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3556228B2 (ja) 複数の抗原を使用した特異的免疫グロブリンの測定
CA2005955C (en) Synthetic hiv-like peptides, their compositions and uses
AU654833B2 (en) The use of pairs of peptides with extremely high specific affinity for one another in the area of in vitro diagnosis
EP1328811A2 (en) Hcv mosaic antigen composition
JP4130505B2 (ja) D−アミノ酸からなるペプチドによる診断方法の干渉の排除
KR100500793B1 (ko) C형간염바이러스감염증진단약
AU2679492A (en) Hepatitis c assay
JP2666903B2 (ja) Hcv ペプチド抗原及びhcv の測定方法
JP2000336099A (ja) ペプチド及びc型肝炎抗体検出用試薬
Jin et al. Use of α-N, N-bis [carboxymethyl] lysine-modified peroxidase in immunoassays
JP4544437B2 (ja) 精製血清アルブミン及び免疫学的測定方法
JP2004510162A (ja) 規定した化学量論の結合体
US20220220163A1 (en) Recombinant deamidated gliadin polypeptide antigen, recombinant antigen-expressing gene, recombinant expression vector, and preparation method and application thereof
US20250298022A1 (en) Hiv gp41 variants for immunodiagnostic assays
JP2001264334A (ja) 梅毒トレポネーマ抗体測定試薬及びその製造方法
CA2172305A1 (en) Multiple antigenic peptide comprising at least two hepatitis c virus-associated peptides
JP2000327698A (ja) C型肝炎抗体測定用ペプチド及び測定用試薬
JP2003043044A (ja) 抗体捕捉法による抗体の免疫学的測定方法
JP3715736B2 (ja) 抗トレポネーマ抗体測定試薬の製造方法及び抗トレポネーマ抗体測定試薬
CN118580319A (zh) 一种检测非洲猪瘟病毒p30抗体的试剂盒及其应用
JP2000338108A (ja) 免疫凝集反応測定試薬及びその製造方法
EP0371818A2 (en) Peptides
JPH11287804A (ja) 免疫測定試薬の製造方法、免疫測定試薬及び免疫測定方法
JPH06207941A (ja) 非a非b型肝炎の検査方法
JPH11180998A (ja) ボルナ病ウイルス抗体検出用ポリペプチド