JP2000336318A - 粉体塗料組成物および塗膜形成方法 - Google Patents
粉体塗料組成物および塗膜形成方法Info
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- JP2000336318A JP2000336318A JP2000080823A JP2000080823A JP2000336318A JP 2000336318 A JP2000336318 A JP 2000336318A JP 2000080823 A JP2000080823 A JP 2000080823A JP 2000080823 A JP2000080823 A JP 2000080823A JP 2000336318 A JP2000336318 A JP 2000336318A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】塗膜外観の低下等の不具合がなく、断熱性の高
い塗膜を形成することのできる粉体塗料組成物を提供す
る。 【解決手段】樹脂成分を含んでいる粉体粒子からなる粉
体塗料組成物であって、さらに熱膨張性粒子および/ま
たは熱膨張性粒子発泡体を含んでいることを特徴とする
粉体塗料組成物である。例えば、樹脂成分100重量部
に対して、熱膨張性粒子および/または熱膨張性粒子発
泡体を1〜20重量部含んでいる粉体塗料組成物。
い塗膜を形成することのできる粉体塗料組成物を提供す
る。 【解決手段】樹脂成分を含んでいる粉体粒子からなる粉
体塗料組成物であって、さらに熱膨張性粒子および/ま
たは熱膨張性粒子発泡体を含んでいることを特徴とする
粉体塗料組成物である。例えば、樹脂成分100重量部
に対して、熱膨張性粒子および/または熱膨張性粒子発
泡体を1〜20重量部含んでいる粉体塗料組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体塗料組成物に
関し、特に、断熱性を有する塗膜を形成するための粉体
塗料組成物に関する。
関し、特に、断熱性を有する塗膜を形成するための粉体
塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】事務机やOA机等の天板としては、鉄板
にメラミン化粧板を貼り合わせたものが広く用いられて
いる。しかしながら、最近、環境問題対応やコストの低
減などを目的として、化粧板を貼り合わせる代わりに、
粉体塗料を用いた塗膜を形成することが試みられてい
る。
にメラミン化粧板を貼り合わせたものが広く用いられて
いる。しかしながら、最近、環境問題対応やコストの低
減などを目的として、化粧板を貼り合わせる代わりに、
粉体塗料を用いた塗膜を形成することが試みられてい
る。
【0003】ところが、鉄板の表面に形成された塗膜
は、化粧板と比較して厚さが薄く、熱容量が小さい。こ
のため、断熱性が低く周囲の温度によって塗膜や塗膜が
形成された鉄板自体の温度も変化しやすい。特に、冬場
においては、塗膜が形成された鉄板を天板として用いた
場合、低温になりやすく、その表面に人の肌が直接触れ
ると、その冷たさを非常に不快に感じることがある。こ
の現象は天板以外の、他の金属製品(たとえば、ベット
やベランダの手すり、キッチンや屋外の収納家具等)で
も同じである。
は、化粧板と比較して厚さが薄く、熱容量が小さい。こ
のため、断熱性が低く周囲の温度によって塗膜や塗膜が
形成された鉄板自体の温度も変化しやすい。特に、冬場
においては、塗膜が形成された鉄板を天板として用いた
場合、低温になりやすく、その表面に人の肌が直接触れ
ると、その冷たさを非常に不快に感じることがある。こ
の現象は天板以外の、他の金属製品(たとえば、ベット
やベランダの手すり、キッチンや屋外の収納家具等)で
も同じである。
【0004】この問題を解決するために、天板や金属素
材上に形成する塗膜の膜厚を厚膜にして対応する試みも
行われてきたが、満足のできる断熱性を得られず、さら
に塗膜外観が低下する等の不具合が起きる恐れがあるた
め、実用には至らなかった。
材上に形成する塗膜の膜厚を厚膜にして対応する試みも
行われてきたが、満足のできる断熱性を得られず、さら
に塗膜外観が低下する等の不具合が起きる恐れがあるた
め、実用には至らなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、塗膜外観の低下等の不具合がなく、断熱性の高い塗
膜を形成することのできる粉体塗料組成物を提供するこ
とにある。
は、塗膜外観の低下等の不具合がなく、断熱性の高い塗
膜を形成することのできる粉体塗料組成物を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、樹脂成分を含
んでいる粉体粒子からなる粉体塗料組成物であって、さ
らに熱膨張性粒子および/または熱膨張性粒子発泡体を
含んでいることを特徴とする粉体塗料組成物である。こ
こで、樹脂成分100重量部に対して、熱膨張性粒子お
よび/または熱膨張性粒子発泡体を1〜20重量部含ん
でいることが好ましく、平均粒子径が5〜100μmで
あることが好ましい。また、熱膨張性粒子の膨張開始温
度が、70〜200℃であることが好ましい。
んでいる粉体粒子からなる粉体塗料組成物であって、さ
らに熱膨張性粒子および/または熱膨張性粒子発泡体を
含んでいることを特徴とする粉体塗料組成物である。こ
こで、樹脂成分100重量部に対して、熱膨張性粒子お
よび/または熱膨張性粒子発泡体を1〜20重量部含ん
でいることが好ましく、平均粒子径が5〜100μmで
あることが好ましい。また、熱膨張性粒子の膨張開始温
度が、70〜200℃であることが好ましい。
【0007】ここで、粉体塗料組成物が、樹脂成分、お
よび、熱膨張性粒子および/または熱膨張性粒子発泡体
を溶融混練した後、粉砕することによって得られるも
の、または、樹脂成分を含んでいる粉体粒子と、熱膨張
性粒子および/または熱膨張性粒子発泡体とを、ドライ
ブレンドすることによって得られるものであってよい。
よび、熱膨張性粒子および/または熱膨張性粒子発泡体
を溶融混練した後、粉砕することによって得られるも
の、または、樹脂成分を含んでいる粉体粒子と、熱膨張
性粒子および/または熱膨張性粒子発泡体とを、ドライ
ブレンドすることによって得られるものであってよい。
【0008】また、本発明は、基材上に粉体塗料組成物
を塗布する工程および加熱する工程からなる塗膜形成方
法であって、粉体塗料組成物が、先の粉体塗料組成物で
あることを特徴とする塗膜形成方法である。ここで、例
えば、塗布工程において、塗布膜厚が仕上がり膜厚で3
0μm以上に設定されているものである。
を塗布する工程および加熱する工程からなる塗膜形成方
法であって、粉体塗料組成物が、先の粉体塗料組成物で
あることを特徴とする塗膜形成方法である。ここで、例
えば、塗布工程において、塗布膜厚が仕上がり膜厚で3
0μm以上に設定されているものである。
【0009】また、本発明は、先の塗膜形成方法によっ
て得られた塗膜である。
て得られた塗膜である。
【0010】さらに、本発明は、先の塗膜上に、さらに
上塗り塗料を塗り重ねることを特徴とする複層塗膜形成
方法である。
上塗り塗料を塗り重ねることを特徴とする複層塗膜形成
方法である。
【0011】
【発明の実施の形態】粉体塗料組成物 本発明の粉体塗料組成物は、樹脂成分を含んでいる粉体
粒子からなる粉体塗料組成物であって、さらに熱膨張性
粒子および/または熱膨張性粒子発泡体を含んでいるこ
とを特徴とするものである。上記樹脂成分としては、具
体的には、熱可塑性樹脂成分と熱硬化性樹脂成分とを挙
げることができる。上記熱可塑性樹脂成分は熱可塑性樹
脂からなり、上記熱硬化性樹脂成分は、熱硬化性樹脂お
よび硬化剤からなる。
粒子からなる粉体塗料組成物であって、さらに熱膨張性
粒子および/または熱膨張性粒子発泡体を含んでいるこ
とを特徴とするものである。上記樹脂成分としては、具
体的には、熱可塑性樹脂成分と熱硬化性樹脂成分とを挙
げることができる。上記熱可塑性樹脂成分は熱可塑性樹
脂からなり、上記熱硬化性樹脂成分は、熱硬化性樹脂お
よび硬化剤からなる。
【0012】本発明の粉体塗料組成物における上記樹脂
成分が、熱可塑性樹脂成分である場合、上記熱可塑性樹
脂としては特に限定されず、具体的には、ポリエステル
樹脂、ポリエチレン樹脂、変性ポリエチレン樹脂、エチ
レン酢酸ビニル樹脂、エチレンアクリル酸エチル樹脂、
エチレンアクリル酸樹脂、ナイロン等を挙げることがで
きるが、比較的低温での焼き付けが可能な、ポリエチレ
ン樹脂または変性ポリエチレン樹脂、エチレンアクリル
酸樹脂であることが好ましい。
成分が、熱可塑性樹脂成分である場合、上記熱可塑性樹
脂としては特に限定されず、具体的には、ポリエステル
樹脂、ポリエチレン樹脂、変性ポリエチレン樹脂、エチ
レン酢酸ビニル樹脂、エチレンアクリル酸エチル樹脂、
エチレンアクリル酸樹脂、ナイロン等を挙げることがで
きるが、比較的低温での焼き付けが可能な、ポリエチレ
ン樹脂または変性ポリエチレン樹脂、エチレンアクリル
酸樹脂であることが好ましい。
【0013】また、本発明の粉体塗料組成物における上
記樹脂成分が、熱硬化性樹脂成分である場合、上記熱硬
化性樹脂としては特に限定されず、具体的には、硬化性
官能基を有するポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポ
キシ樹脂等を挙げることができる。上記硬化性官能基を
有するポリエステル樹脂としては、多価カルボン酸を主
成分とした酸成分と、多価アルコールを主成分としたア
ルコール成分とを原料として通常の方法により縮重合す
ることにより得ることができる。上記酸成分としては、
特に限定されず、例えば、テレフタル酸、イソフタル
酸、フタル酸およびこれらの無水物、2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸等の
芳香族ジカルボン酸類およびこれらの無水物、コハク
酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン
ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等
の飽和脂肪族ジカルボン酸類およびこれらの無水物、γ
−ブチロラクトン、ε−カプロラクトン等のラクトン
類、p−オキシエトキシ安息香酸等の芳香族オキシモノ
カルボン酸類、これらに対応するヒドロキシカルボン酸
等を挙げることができる。これらは2種以上併用しても
よい。
記樹脂成分が、熱硬化性樹脂成分である場合、上記熱硬
化性樹脂としては特に限定されず、具体的には、硬化性
官能基を有するポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポ
キシ樹脂等を挙げることができる。上記硬化性官能基を
有するポリエステル樹脂としては、多価カルボン酸を主
成分とした酸成分と、多価アルコールを主成分としたア
ルコール成分とを原料として通常の方法により縮重合す
ることにより得ることができる。上記酸成分としては、
特に限定されず、例えば、テレフタル酸、イソフタル
酸、フタル酸およびこれらの無水物、2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸等の
芳香族ジカルボン酸類およびこれらの無水物、コハク
酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン
ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等
の飽和脂肪族ジカルボン酸類およびこれらの無水物、γ
−ブチロラクトン、ε−カプロラクトン等のラクトン
類、p−オキシエトキシ安息香酸等の芳香族オキシモノ
カルボン酸類、これらに対応するヒドロキシカルボン酸
等を挙げることができる。これらは2種以上併用しても
よい。
【0014】上記アルコール成分としては、特に限定さ
れず、例えば、エチレングリコール、1,3−プロパン
ジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタン
ジオール、1,5−ヘキサンジオール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、1,4−シクロヘキ
サンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、
ビスフェノールAアルキレンオキシド付加物、ビスフェ
ノールSアルキレンオキシド付加物、1,2−プロパン
ジオール、ネオペンチルグリコール、1,2−ブタンジ
オール、1,3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジ
オール、2,3−ペンタンジオール、1,4−ペンタン
ジオール、1,4−ヘキサンジオール、2,5−ヘキサ
ンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、
1,2−ドデカンジオール、1,2−オクタデカンジオ
ール等の側鎖を有する脂肪族グリコール類、トリメチロ
ールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール等の
3価以上の多価アルコール類等を挙げることができる。
これらは2種以上併用してもよい。
れず、例えば、エチレングリコール、1,3−プロパン
ジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタン
ジオール、1,5−ヘキサンジオール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、1,4−シクロヘキ
サンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、
ビスフェノールAアルキレンオキシド付加物、ビスフェ
ノールSアルキレンオキシド付加物、1,2−プロパン
ジオール、ネオペンチルグリコール、1,2−ブタンジ
オール、1,3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジ
オール、2,3−ペンタンジオール、1,4−ペンタン
ジオール、1,4−ヘキサンジオール、2,5−ヘキサ
ンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、
1,2−ドデカンジオール、1,2−オクタデカンジオ
ール等の側鎖を有する脂肪族グリコール類、トリメチロ
ールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール等の
3価以上の多価アルコール類等を挙げることができる。
これらは2種以上併用してもよい。
【0015】また、上記硬化性官能基を有するアクリル
樹脂としては、エチレン性不飽和基含有単量体を通常の
方法により共重合したものを挙げることができる。上記
エチレン性不飽和基含有単量体としては、特に限定され
ず、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4
−ヒドロキシブチルアクリレート、プラクセルFMシリ
ーズ(商品名、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ートとポリカプロラクトンとの付加物、ダイセル化学工
業社製)、ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アク
リレート類などの水酸基含有単量体、グリシジルアクリ
レート、グリシジルメタクリレート、2−メチルグリシ
ジルメタクリレートなどのエポキシ基含有単量体、ジメ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレートなどのアミノ基含有単量
体、(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アク
リルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミ
ド、N−メチルアクリルアミドなどのアクリルアミド系
単量体などを挙げることができる。なお、その他の単量
体として、アクリロニトリル、酢酸ビニル、アクリル
酸、メタクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブチ
ル、(メタ)アクリル酸iso−ブチル、(メタ)アク
リル酸tert−ブチル、スチレン、ビニルトルエン、
p−クロロスチレンなどを用いることができる。これら
は単独で用いてもよいが、2種以上併用してもよい。
樹脂としては、エチレン性不飽和基含有単量体を通常の
方法により共重合したものを挙げることができる。上記
エチレン性不飽和基含有単量体としては、特に限定され
ず、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4
−ヒドロキシブチルアクリレート、プラクセルFMシリ
ーズ(商品名、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ートとポリカプロラクトンとの付加物、ダイセル化学工
業社製)、ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アク
リレート類などの水酸基含有単量体、グリシジルアクリ
レート、グリシジルメタクリレート、2−メチルグリシ
ジルメタクリレートなどのエポキシ基含有単量体、ジメ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレートなどのアミノ基含有単量
体、(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アク
リルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミ
ド、N−メチルアクリルアミドなどのアクリルアミド系
単量体などを挙げることができる。なお、その他の単量
体として、アクリロニトリル、酢酸ビニル、アクリル
酸、メタクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブチ
ル、(メタ)アクリル酸iso−ブチル、(メタ)アク
リル酸tert−ブチル、スチレン、ビニルトルエン、
p−クロロスチレンなどを用いることができる。これら
は単独で用いてもよいが、2種以上併用してもよい。
【0016】さらに、上記硬化性官能基を有するエポキ
シ樹脂としては、例えば、1分子内に2個以上のエポキ
シ基を有する化合物が好ましく用いられ、具体的には、
グリシジルエステル樹脂、ビスフェノールAとエピクロ
ロヒドリンとの縮合反応物や、ビスフェノールFとエピ
クロロヒドリンとの縮合反応物などのグリシジルエーテ
ル型樹脂、脂環式エポキシ樹脂、線状脂肪族エポキシ樹
脂、含ブロムエポキシ樹脂、フェノールノボラック型エ
ポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂など
が用いられる。
シ樹脂としては、例えば、1分子内に2個以上のエポキ
シ基を有する化合物が好ましく用いられ、具体的には、
グリシジルエステル樹脂、ビスフェノールAとエピクロ
ロヒドリンとの縮合反応物や、ビスフェノールFとエピ
クロロヒドリンとの縮合反応物などのグリシジルエーテ
ル型樹脂、脂環式エポキシ樹脂、線状脂肪族エポキシ樹
脂、含ブロムエポキシ樹脂、フェノールノボラック型エ
ポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂など
が用いられる。
【0017】本発明の粉体塗料組成物における上記樹脂
成分が、上記熱硬化性樹脂成分である場合、上記硬化剤
としては、特に限定されず、粉体塗料の分野で周知のも
のを用いることができ、上記熱硬化性樹脂が有する硬化
性官能基に応じて選択される。上記硬化剤の融点として
は、特に限定されないが、貯蔵安定性と得られる塗膜の
平滑性の観点から、好ましくは50〜250℃である。
成分が、上記熱硬化性樹脂成分である場合、上記硬化剤
としては、特に限定されず、粉体塗料の分野で周知のも
のを用いることができ、上記熱硬化性樹脂が有する硬化
性官能基に応じて選択される。上記硬化剤の融点として
は、特に限定されないが、貯蔵安定性と得られる塗膜の
平滑性の観点から、好ましくは50〜250℃である。
【0018】上記熱硬化性樹脂が硬化性官能基として水
酸基を有する場合は、上記硬化剤としては、具体的に
は、脂肪族多価カルボン酸、脂肪族酸無水物、アミノ樹
脂、上記エポキシ樹脂やエポキシ基を有する上記アクリ
ル樹脂および上記ポリエステル樹脂、トリグリシジルイ
ソシアヌレート等のポリエポキシ化合物、ブロックイソ
シアネート、グリコールウリル硬化剤、上記熱硬化性樹
脂が硬化性官能基として酸基を有する場合は、上記エポ
キシ樹脂、エポキシ基を有する上記アクリル樹脂、トリ
グリシジルイソシアヌレート等のポリエポキシ化合物、
ポリヒドロキシ化合物、ヒドロキシアルキルアミド等を
挙げることができる。
酸基を有する場合は、上記硬化剤としては、具体的に
は、脂肪族多価カルボン酸、脂肪族酸無水物、アミノ樹
脂、上記エポキシ樹脂やエポキシ基を有する上記アクリ
ル樹脂および上記ポリエステル樹脂、トリグリシジルイ
ソシアヌレート等のポリエポキシ化合物、ブロックイソ
シアネート、グリコールウリル硬化剤、上記熱硬化性樹
脂が硬化性官能基として酸基を有する場合は、上記エポ
キシ樹脂、エポキシ基を有する上記アクリル樹脂、トリ
グリシジルイソシアヌレート等のポリエポキシ化合物、
ポリヒドロキシ化合物、ヒドロキシアルキルアミド等を
挙げることができる。
【0019】また、上記熱硬化性樹脂が硬化性官能基と
してエポキシ基を有する場合は、上記硬化剤としては、
具体的には、デカンジカルボン酸やセバチン酸などの脂
肪族多価カルボン酸、多価カルボン酸酸無水物、ジシア
ンジアミド、ブロックイソシアネート、アミン系硬化
剤、酸基含有の上記アクリル樹脂、ポリアミド系硬化
剤、フェノール樹脂、イミダゾール類およびイミダゾリ
ン類等を挙げることができる。上記硬化剤は2種類以上
のものを併用してもよい。
してエポキシ基を有する場合は、上記硬化剤としては、
具体的には、デカンジカルボン酸やセバチン酸などの脂
肪族多価カルボン酸、多価カルボン酸酸無水物、ジシア
ンジアミド、ブロックイソシアネート、アミン系硬化
剤、酸基含有の上記アクリル樹脂、ポリアミド系硬化
剤、フェノール樹脂、イミダゾール類およびイミダゾリ
ン類等を挙げることができる。上記硬化剤は2種類以上
のものを併用してもよい。
【0020】さらに、上記熱硬化性樹脂成分に含まれる
上記熱硬化性樹脂と上記硬化剤との量比は、特に限定さ
れないが、硬化性の観点から、一般的には、上記熱硬化
性樹脂が有する硬化性官能基と上記硬化剤が有する硬化
性官能基との当量の比率が、0.5〜2.0の範囲にな
るように設定されることが好ましい。
上記熱硬化性樹脂と上記硬化剤との量比は、特に限定さ
れないが、硬化性の観点から、一般的には、上記熱硬化
性樹脂が有する硬化性官能基と上記硬化剤が有する硬化
性官能基との当量の比率が、0.5〜2.0の範囲にな
るように設定されることが好ましい。
【0021】なお、本発明の粉体塗料組成物における上
記樹脂成分が、熱硬化性樹脂成分である場合、得られる
塗膜性能および原料入手の容易性の観点から、上記熱硬
化性樹脂としては、硬化性官能基として酸基を有する上
記ポリエステル樹脂、また、上記硬化剤としては上記エ
ポキシ樹脂を用いることが好ましい。
記樹脂成分が、熱硬化性樹脂成分である場合、得られる
塗膜性能および原料入手の容易性の観点から、上記熱硬
化性樹脂としては、硬化性官能基として酸基を有する上
記ポリエステル樹脂、また、上記硬化剤としては上記エ
ポキシ樹脂を用いることが好ましい。
【0022】上記熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂は、
それぞれ単独で用いることもできるが、得られる粉体塗
料の貯蔵安定性や硬化性、得られる塗膜の塗膜性能に悪
影響を及ぼさない程度に複数種を併用してもよい。
それぞれ単独で用いることもできるが、得られる粉体塗
料の貯蔵安定性や硬化性、得られる塗膜の塗膜性能に悪
影響を及ぼさない程度に複数種を併用してもよい。
【0023】本発明の粉体塗料組成物は、上記樹脂成分
の他に、熱膨張性粒子および/または熱膨張性粒子発泡
体を含んでいる。
の他に、熱膨張性粒子および/または熱膨張性粒子発泡
体を含んでいる。
【0024】上記熱膨張性粒子は、球形の殻壁材とその
殻壁内部に内包剤を含有するものである。上記熱膨張性
粒子の殻壁材としては、例えば、塩化ビニリデン共重合
体やアクリルニトリル共重合体を用いることができる。
また内包剤としては、イソブタンやペンタンなどの低沸
点炭化水素を用いることができ、この内包剤によって膨
張開始温度が設定される。
殻壁内部に内包剤を含有するものである。上記熱膨張性
粒子の殻壁材としては、例えば、塩化ビニリデン共重合
体やアクリルニトリル共重合体を用いることができる。
また内包剤としては、イソブタンやペンタンなどの低沸
点炭化水素を用いることができ、この内包剤によって膨
張開始温度が設定される。
【0025】上記熱膨張性粒子の膨張開始温度は70〜
200℃であることが好ましい。膨張開始温度が70℃
より低温であると塗料の貯蔵安定性が低下し、200℃
より高温であると、得られた塗膜の断熱性が不充分にな
る恐れがある。
200℃であることが好ましい。膨張開始温度が70℃
より低温であると塗料の貯蔵安定性が低下し、200℃
より高温であると、得られた塗膜の断熱性が不充分にな
る恐れがある。
【0026】上記熱膨張性粒子発泡体は、上記熱膨張性
粒子を加熱して、既に膨張し発泡している状態のもので
ある。上記熱膨張性粒子発泡体は、上記熱膨張性粒子の
殻壁材で述べたものを用いた中空粒子と見なすことがで
きる。
粒子を加熱して、既に膨張し発泡している状態のもので
ある。上記熱膨張性粒子発泡体は、上記熱膨張性粒子の
殻壁材で述べたものを用いた中空粒子と見なすことがで
きる。
【0027】本発明の粉体塗料組成物に含まれる熱膨張
性粒子および/または熱膨張性粒子発泡体の平均粒子径
は、5〜100μmであるが、得られる塗膜の膜厚に応
じて適宜選択されるものであり、10〜80μmが好ま
しく、10〜30μmがさらに好ましい。上記平均粒子
径が5μmより小さい場合は、得られた塗膜の断熱性が
不充分であり、上記平均粒子径が100μmより大きい
場合は、得られた塗膜の外観が低下する。
性粒子および/または熱膨張性粒子発泡体の平均粒子径
は、5〜100μmであるが、得られる塗膜の膜厚に応
じて適宜選択されるものであり、10〜80μmが好ま
しく、10〜30μmがさらに好ましい。上記平均粒子
径が5μmより小さい場合は、得られた塗膜の断熱性が
不充分であり、上記平均粒子径が100μmより大きい
場合は、得られた塗膜の外観が低下する。
【0028】上記熱膨張性粒子としては、具体的には、
マツモトマイクロスフェアーF−30、F−30D、F
−50、F−50D、F−80S、F−80SD、F−
80VSD、F−85、F−85D(松本油脂製薬社
製)を、また、上記熱膨張性粒子発泡体としては、具体
的には、マツモトマイクロスフェアーF−80ED(松
本油脂製薬社製)等を挙げることができる。
マツモトマイクロスフェアーF−30、F−30D、F
−50、F−50D、F−80S、F−80SD、F−
80VSD、F−85、F−85D(松本油脂製薬社
製)を、また、上記熱膨張性粒子発泡体としては、具体
的には、マツモトマイクロスフェアーF−80ED(松
本油脂製薬社製)等を挙げることができる。
【0029】本発明の粉体塗料組成物に含まれる熱膨張
性粒子および/または熱膨張性粒子発泡体は、それぞれ
単一の種類のみで用いてもよく、また、2種類以上のも
のを用いてもよい。さらに、上記熱膨張性粒子と上記熱
膨張性粒子発泡体とを混合して用いてもよい。熱膨張性
粒子と熱膨張性粒子発泡体とを混合して用いる場合は、
同一の殻壁材を持つもの同士を混合してもよいし、異な
る殻壁材を持つもの同士を混合してもよい。
性粒子および/または熱膨張性粒子発泡体は、それぞれ
単一の種類のみで用いてもよく、また、2種類以上のも
のを用いてもよい。さらに、上記熱膨張性粒子と上記熱
膨張性粒子発泡体とを混合して用いてもよい。熱膨張性
粒子と熱膨張性粒子発泡体とを混合して用いる場合は、
同一の殻壁材を持つもの同士を混合してもよいし、異な
る殻壁材を持つもの同士を混合してもよい。
【0030】本発明の粉体塗料組成物に含まれる上記熱
膨張性粒子および/または熱膨張性粒子発泡体は、上記
熱可塑性および/または熱硬化性樹脂成分の合計100
重量部に対して、1〜20重量部含まれていることが好
ましく、5〜20重量部含まれていることがさらに好ま
しい。上記熱膨張性粒子および/または熱膨張性粒子発
泡体が1重量部より少ない場合は、得られた塗膜の断熱
性が不充分であり、20重量部より多い場合は、それに
比例した断熱性の効果が得られないため経済的でない恐
れがあり、また、塗膜外観が低下する恐れがある。
膨張性粒子および/または熱膨張性粒子発泡体は、上記
熱可塑性および/または熱硬化性樹脂成分の合計100
重量部に対して、1〜20重量部含まれていることが好
ましく、5〜20重量部含まれていることがさらに好ま
しい。上記熱膨張性粒子および/または熱膨張性粒子発
泡体が1重量部より少ない場合は、得られた塗膜の断熱
性が不充分であり、20重量部より多い場合は、それに
比例した断熱性の効果が得られないため経済的でない恐
れがあり、また、塗膜外観が低下する恐れがある。
【0031】本発明の粉体塗料組成物には、上記樹脂成
分および上記熱膨張性粒子および/または熱膨張性粒子
発泡体の他に、さらに、必要に応じて顔料、各種添加剤
等を含むことができる。顔料としては、具体的には、二
酸化チタン、弁柄、黄色酸化鉄、カーボンブラック、フ
タロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、キナク
リドン系顔料、アゾ系顔料などの着色顔料、タルク、シ
リカ、炭酸カルシウム、沈降性硫酸バリウムなどの体質
顔料などを挙げることができる。
分および上記熱膨張性粒子および/または熱膨張性粒子
発泡体の他に、さらに、必要に応じて顔料、各種添加剤
等を含むことができる。顔料としては、具体的には、二
酸化チタン、弁柄、黄色酸化鉄、カーボンブラック、フ
タロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、キナク
リドン系顔料、アゾ系顔料などの着色顔料、タルク、シ
リカ、炭酸カルシウム、沈降性硫酸バリウムなどの体質
顔料などを挙げることができる。
【0032】さらに、上記添加剤としては、具体的に
は、ジメチルシリコーンやメチルシリコーンなどのシリ
コーン類およびアクリルオリゴマー、およびベンゾイン
やベンゾイン誘導体などのベンゾイン類等の表面調整
剤、硬化促進剤(または硬化触媒)、帯電制御剤、紫外
線吸収剤、酸化防止剤、顔料分散剤などを挙げることが
できる。
は、ジメチルシリコーンやメチルシリコーンなどのシリ
コーン類およびアクリルオリゴマー、およびベンゾイン
やベンゾイン誘導体などのベンゾイン類等の表面調整
剤、硬化促進剤(または硬化触媒)、帯電制御剤、紫外
線吸収剤、酸化防止剤、顔料分散剤などを挙げることが
できる。
【0033】本発明の粉体塗料組成物を得る方法として
は、特に限定されず、粉体塗料分野において周知の製造
方法を用いることができ、具体的には次の2つの方法を
挙げることができる。
は、特に限定されず、粉体塗料分野において周知の製造
方法を用いることができ、具体的には次の2つの方法を
挙げることができる。
【0034】一方の方法は、上記樹脂成分および上記熱
膨張性粒子および/または熱膨張性粒子発泡体、その他
必要に応じて上記顔料および上記各種添加剤等の原料
を、ヘンシェルミキサー等で混合した後、エクストルー
ダー等で溶融混練し、冷却後、粉砕して得る方法であ
る。なお、この方法で上記熱膨張性粒子を含有する粉体
塗料組成物を得る場合、上記溶融混練時の加熱温度が、
上記熱膨張性粒子の膨張開始温度以下であることが好ま
しい。このようにして得られる粉体塗料組成物は、上記
熱膨張性粒子および/または熱膨張性粒子発泡体が、粉
体粒子内部および/または表面に存在するものである。
膨張性粒子および/または熱膨張性粒子発泡体、その他
必要に応じて上記顔料および上記各種添加剤等の原料
を、ヘンシェルミキサー等で混合した後、エクストルー
ダー等で溶融混練し、冷却後、粉砕して得る方法であ
る。なお、この方法で上記熱膨張性粒子を含有する粉体
塗料組成物を得る場合、上記溶融混練時の加熱温度が、
上記熱膨張性粒子の膨張開始温度以下であることが好ま
しい。このようにして得られる粉体塗料組成物は、上記
熱膨張性粒子および/または熱膨張性粒子発泡体が、粉
体粒子内部および/または表面に存在するものである。
【0035】また、もう一方の方法は、既に製造されて
いる上記樹脂成分を含んでいる粉体粒子と、上記熱膨張
性粒子および/または熱膨張性粒子発泡体とを、常温ま
たは冷却または加熱下でドライブレンドして得る方法で
ある。このようにして得られる粉体塗料組成物は、上記
熱膨張性粒子および/または熱膨張性粒子発泡体が、粉
体粒子表面または外部に存在するものである。なお、上
記粉体粒子の体積平均粒子径は特に限定されず、得られ
る塗膜の膜厚に応じて適宜選択することができる。得ら
れる粉体塗料組成物の搬送性および塗膜の平滑性の観点
から、体積平均粒子径は5〜100μmであることが好
ましい。
いる上記樹脂成分を含んでいる粉体粒子と、上記熱膨張
性粒子および/または熱膨張性粒子発泡体とを、常温ま
たは冷却または加熱下でドライブレンドして得る方法で
ある。このようにして得られる粉体塗料組成物は、上記
熱膨張性粒子および/または熱膨張性粒子発泡体が、粉
体粒子表面または外部に存在するものである。なお、上
記粉体粒子の体積平均粒子径は特に限定されず、得られ
る塗膜の膜厚に応じて適宜選択することができる。得ら
れる粉体塗料組成物の搬送性および塗膜の平滑性の観点
から、体積平均粒子径は5〜100μmであることが好
ましい。
【0036】ここで、後者の方法によって上記熱膨張性
粒子を含んだ粉体塗料組成物を得る場合、上記粉体粒子
の最低溶融粘度は、上記熱膨張性粒子の有する膨張開始
温度以下の温度範囲において2000ポイス以下である
ことが好ましく、1000ポイスであることがより好ま
しく、500ポイスであることがさらに好ましい。上記
最低溶融粘度が2000ポイスを超える場合、上記熱膨
張性粒子と上記粉体粒子とが造膜時に充分に濡れず、塗
膜の物理強度が低くなり実用性に乏しい塗膜となった
り、上記熱膨張性粒子が塗膜表面に浮き、不均一な塗膜
になる恐れがある。
粒子を含んだ粉体塗料組成物を得る場合、上記粉体粒子
の最低溶融粘度は、上記熱膨張性粒子の有する膨張開始
温度以下の温度範囲において2000ポイス以下である
ことが好ましく、1000ポイスであることがより好ま
しく、500ポイスであることがさらに好ましい。上記
最低溶融粘度が2000ポイスを超える場合、上記熱膨
張性粒子と上記粉体粒子とが造膜時に充分に濡れず、塗
膜の物理強度が低くなり実用性に乏しい塗膜となった
り、上記熱膨張性粒子が塗膜表面に浮き、不均一な塗膜
になる恐れがある。
【0037】なお、本発明の粉体塗料組成物は、得られ
る塗膜の外観や物理強度の観点から、前者の方法によっ
て得られた粉体塗料組成物であることが好ましいが、塗
膜が見えない部分や、後述の複層塗膜形成方法によって
複層塗膜を形成する場合には、いずれの方法によって得
られた粉体塗料組成物であってもよい。
る塗膜の外観や物理強度の観点から、前者の方法によっ
て得られた粉体塗料組成物であることが好ましいが、塗
膜が見えない部分や、後述の複層塗膜形成方法によって
複層塗膜を形成する場合には、いずれの方法によって得
られた粉体塗料組成物であってもよい。
【0038】なお、上記最低溶融粘度は、当業者によく
知られた方法によって測定し、決定することができる。
上記最低溶融粘度の測定方法としては、例えば、ユービ
ーエム社製の動的粘弾性測定装置Rheosol−G3
000レオメーターにより、コーン角1.919de
g、コーン径1.733cm、周波数2Hz、角度2d
eg、昇温速度20℃/分の測定条件で測定した温度分
散粘度カーブでの最低粘度で決定することができる。
知られた方法によって測定し、決定することができる。
上記最低溶融粘度の測定方法としては、例えば、ユービ
ーエム社製の動的粘弾性測定装置Rheosol−G3
000レオメーターにより、コーン角1.919de
g、コーン径1.733cm、周波数2Hz、角度2d
eg、昇温速度20℃/分の測定条件で測定した温度分
散粘度カーブでの最低粘度で決定することができる。
【0039】また、本発明の粉体塗料組成物の体積平均
粒子径は特に限定されず、得られる塗膜の膜厚に応じて
適宜決定することができる。得られる粉体塗料組成物の
搬送性および塗膜の平滑性の観点から、体積平均粒子径
が5〜100μmであることが好ましい。
粒子径は特に限定されず、得られる塗膜の膜厚に応じて
適宜決定することができる。得られる粉体塗料組成物の
搬送性および塗膜の平滑性の観点から、体積平均粒子径
が5〜100μmであることが好ましい。
【0040】さらに、得られた粉体塗料組成物に、AE
ROSIL 130、AEROSIL 200(日本ア
エロジル株式会社製)等の流動付与剤を外添してもよ
い。上記流動付与剤は、粉体塗料自体に流動性を与える
だけでなく、耐ブロッキング性も向上させることができ
る。上記流動付与剤は、上記製造方法によって得られた
粉体塗料と乾式混合することによって粉体塗料表面に付
着させることができる。
ROSIL 130、AEROSIL 200(日本ア
エロジル株式会社製)等の流動付与剤を外添してもよ
い。上記流動付与剤は、粉体塗料自体に流動性を与える
だけでなく、耐ブロッキング性も向上させることができ
る。上記流動付与剤は、上記製造方法によって得られた
粉体塗料と乾式混合することによって粉体塗料表面に付
着させることができる。
【0041】塗膜形成方法 本発明の塗膜形成方法は、基材上に粉体塗料組成物を塗
布する工程および加熱する工程からなる塗膜形成方法で
あって、上記粉体塗料組成物として、先の粉体塗料組成
物を用いるものである。
布する工程および加熱する工程からなる塗膜形成方法で
あって、上記粉体塗料組成物として、先の粉体塗料組成
物を用いるものである。
【0042】本発明の塗膜形成方法で用いられる基材と
しては特に限定されないが、具体的には、事務机やOA
机の天板および書類キャビネット、ベットやベランダの
手すり、鋼製のパイプ椅子等、人の肌が直接接触するこ
とがある部位に用いられるものであることが好ましい。
このような基材としては、具体的には、鉄板、鋼板、ア
ルミニウム板およびそれらが表面処理されたものや電着
塗料や錆止め塗料による下塗りを施されたもの等を挙げ
ることができる。
しては特に限定されないが、具体的には、事務机やOA
机の天板および書類キャビネット、ベットやベランダの
手すり、鋼製のパイプ椅子等、人の肌が直接接触するこ
とがある部位に用いられるものであることが好ましい。
このような基材としては、具体的には、鉄板、鋼板、ア
ルミニウム板およびそれらが表面処理されたものや電着
塗料や錆止め塗料による下塗りを施されたもの等を挙げ
ることができる。
【0043】上記基材上に本発明の粉体塗料組成物を塗
布する方法としては特に限定されるものではなく、当業
者によってよく知られている方法を挙げることができる
が、塗着効率や得られる塗膜膜厚の均一性の観点から、
静電粉体塗装法が好ましい。上記静電塗装法としては、
粉体塗装ガンを用いるのが一般的であり、粉体塗装ガン
としては、例えば、コロナ帯電型塗装ガンまたは摩擦帯
電型塗装ガンを挙げることができる。本発明の粉体塗料
組成物を上記基材に塗装する際の膜厚は、上記熱膨張性
粒子および/または熱膨張性粒子発泡体の平均粒子径お
よび含有量によって適宜調整されるものであるが、通
常、仕上がり膜厚30〜400μm、好ましくは60〜
300μm、さらに好ましくは80〜200μmであ
る。上記仕上がり膜厚が30μmより薄膜である場合
は、塗膜外観が低下し、また、400μmより厚膜であ
る場合は、それに比例した断熱性の効果が得られないた
め、あまり経済的でないがこだわるものではない。
布する方法としては特に限定されるものではなく、当業
者によってよく知られている方法を挙げることができる
が、塗着効率や得られる塗膜膜厚の均一性の観点から、
静電粉体塗装法が好ましい。上記静電塗装法としては、
粉体塗装ガンを用いるのが一般的であり、粉体塗装ガン
としては、例えば、コロナ帯電型塗装ガンまたは摩擦帯
電型塗装ガンを挙げることができる。本発明の粉体塗料
組成物を上記基材に塗装する際の膜厚は、上記熱膨張性
粒子および/または熱膨張性粒子発泡体の平均粒子径お
よび含有量によって適宜調整されるものであるが、通
常、仕上がり膜厚30〜400μm、好ましくは60〜
300μm、さらに好ましくは80〜200μmであ
る。上記仕上がり膜厚が30μmより薄膜である場合
は、塗膜外観が低下し、また、400μmより厚膜であ
る場合は、それに比例した断熱性の効果が得られないた
め、あまり経済的でないがこだわるものではない。
【0044】塗装後、得られた基板を焼付加熱すること
により、上記基材上に本発明の粉体塗料組成物から得ら
れる塗膜を形成することができる。上記焼付加熱する時
の加熱温度としては、具体的には、140〜250℃、
好ましくは150〜220℃、さらに好ましくは160
〜200℃であり、加熱時間は加熱温度によって適宜調
節することができる。
により、上記基材上に本発明の粉体塗料組成物から得ら
れる塗膜を形成することができる。上記焼付加熱する時
の加熱温度としては、具体的には、140〜250℃、
好ましくは150〜220℃、さらに好ましくは160
〜200℃であり、加熱時間は加熱温度によって適宜調
節することができる。
【0045】このようにして、上記基材上に先の粉体塗
料組成物から得られる塗膜を形成することができる。
料組成物から得られる塗膜を形成することができる。
【0046】複層塗膜形成方法 本発明の複層塗膜形成方法は、先の塗膜形成方法によっ
て得られた塗膜の上に、機能や意匠性を付与するため
に、上塗り塗料を塗り重ねて、加熱することにより複層
塗膜を形成するものである。本発明の複層塗膜形成方法
において用いられる上塗り塗料としては、一般工業用塗
料分野で用いられている当業者にとって周知である様々
な硬化系の粉体、溶剤型、水性等各種形態の塗料を用い
ることができるが、環境保全の観点から、粉体塗料であ
ることが好ましい。
て得られた塗膜の上に、機能や意匠性を付与するため
に、上塗り塗料を塗り重ねて、加熱することにより複層
塗膜を形成するものである。本発明の複層塗膜形成方法
において用いられる上塗り塗料としては、一般工業用塗
料分野で用いられている当業者にとって周知である様々
な硬化系の粉体、溶剤型、水性等各種形態の塗料を用い
ることができるが、環境保全の観点から、粉体塗料であ
ることが好ましい。
【0047】このような粉体上塗り塗料としては、具体
的には、先の粉体塗料組成物のところで述べた熱硬化性
樹脂成分を含んでいるものを挙げることができる。ま
た、事務机のように耐炎性が必要である場合は、上塗り
塗料として、難燃塗膜を形成できる塗料を挙げることが
できる。また、インテリア関係の製品のように意匠性が
必要である場合は、上塗り塗料として、意匠性塗膜を形
成できる塗料を挙げることができる。
的には、先の粉体塗料組成物のところで述べた熱硬化性
樹脂成分を含んでいるものを挙げることができる。ま
た、事務机のように耐炎性が必要である場合は、上塗り
塗料として、難燃塗膜を形成できる塗料を挙げることが
できる。また、インテリア関係の製品のように意匠性が
必要である場合は、上塗り塗料として、意匠性塗膜を形
成できる塗料を挙げることができる。
【0048】本発明の複層塗膜形成方法としては、具体
的には、先の塗膜形成方法によって得られた塗膜上に、
さらに、上記上塗り塗料を、先の塗膜形成方法のところ
で述べた塗布する方法によって塗り重ねる方法を挙げる
ことができ、好ましくは、静電塗装することを挙げるこ
とができる。塗装後、得られた基材を焼付加熱すること
により、本発明の複層塗膜形成方法によって得られた塗
膜上に、上記上塗り塗料による塗膜を形成し、複層塗膜
を得ることができる。上記焼付加熱する時の加熱温度お
よび加熱時間は、上記上塗り塗料に含まれる熱硬化性樹
脂成分によって適宜設定することができる。
的には、先の塗膜形成方法によって得られた塗膜上に、
さらに、上記上塗り塗料を、先の塗膜形成方法のところ
で述べた塗布する方法によって塗り重ねる方法を挙げる
ことができ、好ましくは、静電塗装することを挙げるこ
とができる。塗装後、得られた基材を焼付加熱すること
により、本発明の複層塗膜形成方法によって得られた塗
膜上に、上記上塗り塗料による塗膜を形成し、複層塗膜
を得ることができる。上記焼付加熱する時の加熱温度お
よび加熱時間は、上記上塗り塗料に含まれる熱硬化性樹
脂成分によって適宜設定することができる。
【0049】このようにして、上記基材上に複層塗膜を
形成することができる。また、先の塗膜形成方法によっ
て得られた塗膜の上、または本発明の複層塗膜形成方法
によって形成された複層塗膜の上に、シートフィルム等
を貼付して、意匠性を高めてもよい。
形成することができる。また、先の塗膜形成方法によっ
て得られた塗膜の上、または本発明の複層塗膜形成方法
によって形成された複層塗膜の上に、シートフィルム等
を貼付して、意匠性を高めてもよい。
【0050】
【実施例】 製造例1 粉体塗料組成物(1) GV−230 50.0重量部 (日本ユピカ社製ポリエステル樹脂、樹脂固形分酸当量930〜1240g/e q) NT−114 50.0重量部 (東都化成社製エポキシ樹脂、樹脂固形分エポキシ当量900〜980g/eq ) アクロナール4F 1.0重量部 (BASF社製表面調製剤) ベンゾイン 0.5重量部 F−85D 4.0重量部 (松本油脂製薬社製熱膨張性粒子、平均粒子径25μm、膨張開始温度150℃ ) CR−50 50.0重量部 (石原産業社製二酸化チタン) 上記成分を原料として、混合機スーパーミキサー(日本
スピンドル社製)を用いて約3分間混合し、コニーダ
(ブス社製)にて溶融混練し、ペレットを製造した。こ
のペレットをアトマイザー(不二パウダル社製)で粉
砕、150メッシュふるいにて分級して粉体塗料組成物
(1)を得た。得られた粉体塗料組成物(1)の体積平
均粒子径を粒度分析計マイクロトラックHRAX−10
0(日機装社製)を用いて測定したところ、35.0μ
mであった。
スピンドル社製)を用いて約3分間混合し、コニーダ
(ブス社製)にて溶融混練し、ペレットを製造した。こ
のペレットをアトマイザー(不二パウダル社製)で粉
砕、150メッシュふるいにて分級して粉体塗料組成物
(1)を得た。得られた粉体塗料組成物(1)の体積平
均粒子径を粒度分析計マイクロトラックHRAX−10
0(日機装社製)を用いて測定したところ、35.0μ
mであった。
【0051】実施例1 製造例1で得られた粉体塗料組成物(1)を300×1
50×0.8mmのリン酸亜鉛処理鋼板上に、仕上がり
膜厚が70〜80μmになるように静電スプレー塗装し
た。その後180℃に設定された焼き付け乾燥炉に投入
し20分間焼き付け加熱して塗膜を形成した試験片を得
た。
50×0.8mmのリン酸亜鉛処理鋼板上に、仕上がり
膜厚が70〜80μmになるように静電スプレー塗装し
た。その後180℃に設定された焼き付け乾燥炉に投入
し20分間焼き付け加熱して塗膜を形成した試験片を得
た。
【0052】実施例2 仕上がり膜厚が100〜150μmになるようにしたこ
と以外は、実施例1と同様の方法で試験片を得た。さら
に、意匠性を付与するために、得られた塗膜上に、上塗
り塗料として、意匠性を付与するためにパウダックス紋
2号(日本ペイント社製エポキシ樹脂硬化型ポリエステ
ル樹脂系粉体塗料)を仕上がり膜厚50〜70μmとな
るように静電スプレー塗装した。その後180℃に設定
された焼き付け乾燥炉に投入し20分間焼き付け加熱し
たところ、良好なテクスチャー調の外観を有する意匠性
複層塗膜を得た。
と以外は、実施例1と同様の方法で試験片を得た。さら
に、意匠性を付与するために、得られた塗膜上に、上塗
り塗料として、意匠性を付与するためにパウダックス紋
2号(日本ペイント社製エポキシ樹脂硬化型ポリエステ
ル樹脂系粉体塗料)を仕上がり膜厚50〜70μmとな
るように静電スプレー塗装した。その後180℃に設定
された焼き付け乾燥炉に投入し20分間焼き付け加熱し
たところ、良好なテクスチャー調の外観を有する意匠性
複層塗膜を得た。
【0053】 製造例2 粉体塗料組成物(2) ファインディックA−54−388 70.0重量部 (大日本インキ化学工業社製アクリル樹脂、樹脂固形分エポキシ当量500〜6 00g/eq) ドデカンジカルボン酸 11.0重量部 NT−112 3.5重量部 (東都化成社製エポキシ樹脂、樹脂固形分エポキシ当量600〜700g/eq ) レベラ−P 0.5重量部 (日本ペイント社製表面調製剤) ベンゾイン 0.5重量部 F−85D 4.0重量部 (松本油脂製薬社製熱膨張性粒子、平均粒子径25μm、膨張開始温度150℃ ) CR−50 50.0重量部 (石原産業社製二酸化チタン) 上記成分を原料として、混合機スーパーミキサー(日本
スピンドル社製)を用いて約3分間混合し、コニーダ
(ブス社製)にて溶融混練し、ペレットを製造した。こ
のペレットをアトマイザー(不二パウダル社製)で粉
砕、150メッシュふるいにて分級して粉体塗料組成物
(2)を得た。得られた粉体塗料組成物(2)の体積平
均粒子径を製造例1と同様にして測定したところ、3
5.2μmであった。
スピンドル社製)を用いて約3分間混合し、コニーダ
(ブス社製)にて溶融混練し、ペレットを製造した。こ
のペレットをアトマイザー(不二パウダル社製)で粉
砕、150メッシュふるいにて分級して粉体塗料組成物
(2)を得た。得られた粉体塗料組成物(2)の体積平
均粒子径を製造例1と同様にして測定したところ、3
5.2μmであった。
【0054】実施例3 製造例1で得られた粉体塗料組成物(1)の代わりに、
製造例2で得られた粉体塗料組成物(2)を用いたこと
以外は、実施例2と同様にして試験片を得た。
製造例2で得られた粉体塗料組成物(2)を用いたこと
以外は、実施例2と同様にして試験片を得た。
【0055】製造例3および4 粉体塗料組成物(3)
および(4) F−85Dをそれぞれ15.0重量部および25重量部
としたこと以外は、製造例1と同様にして粉体塗料組成
物(3)および(4)を得た。得られた粉体塗料組成物
(3)および(4)の体積平均粒子径を製造例1と同様
にして測定したところ、いずれも35.5μmであっ
た。
および(4) F−85Dをそれぞれ15.0重量部および25重量部
としたこと以外は、製造例1と同様にして粉体塗料組成
物(3)および(4)を得た。得られた粉体塗料組成物
(3)および(4)の体積平均粒子径を製造例1と同様
にして測定したところ、いずれも35.5μmであっ
た。
【0056】実施例4および5 製造例1で得られた粉体塗料組成物(1)の代わりに、
それぞれ製造例3で得られた粉体塗料組成物(3)およ
び製造例4で得られた粉体塗料組成物(4)を用いたこ
と以外は、実施例2と同様にして試験片を得た。
それぞれ製造例3で得られた粉体塗料組成物(3)およ
び製造例4で得られた粉体塗料組成物(4)を用いたこ
と以外は、実施例2と同様にして試験片を得た。
【0057】 製造例5 粉体塗料組成物(5) ファインディックM−8020 60.0重量部 (大日本インキ化学工業社製ポリエステル樹脂、樹脂固形分水酸基当量1870 g/eq) B1530 10.0重量部 (バイエル社製ブロックイソシアネート、イソシアネート含量280g/eq) アクロナール4F 1.0重量部 (BASF社製表面調製剤) ベンゾイン 0.5重量部 F−85D 8.0重量部 (松本油脂製薬社製熱膨張性粒子、平均粒子径25μm、膨張開始温度150℃ ) CR−50 50.0重量部 (石原産業社製二酸化チタン) 上記成分を原料として、混合機スーパーミキサー(日本
スピンドル社製)を用いて約3分間混合し、コニーダ
(ブス社製)にて溶融混練し、ペレットを製造した。こ
のペレットをアトマイザー(不二パウダル社製)で粉
砕、150メッシュふるいにて分級して粉体塗料組成物
(5)を得た。得られた粉体塗料組成物(5)の体積平
均粒子径を製造例1と同様にして測定したところ、3
3.6μmであった。
スピンドル社製)を用いて約3分間混合し、コニーダ
(ブス社製)にて溶融混練し、ペレットを製造した。こ
のペレットをアトマイザー(不二パウダル社製)で粉
砕、150メッシュふるいにて分級して粉体塗料組成物
(5)を得た。得られた粉体塗料組成物(5)の体積平
均粒子径を製造例1と同様にして測定したところ、3
3.6μmであった。
【0058】実施例6 製造例1で得られた粉体塗料組成物(1)の代わりに製
造例5で得られた粉体塗料組成物(5)を用いたこと以
外は、実施例2と同様にして試験片を得た。
造例5で得られた粉体塗料組成物(5)を用いたこと以
外は、実施例2と同様にして試験片を得た。
【0059】得られた塗膜上に、上塗り塗料としてパウ
ダックス紋2号の代わりに多彩ビリューシアソフトタッ
チ(日本ペイント社製ポリエステル系粉体塗料)を用い
たこと以外は、実施例2と同様にして、良好な木目調の
外観を有する意匠性複層塗膜を得た。
ダックス紋2号の代わりに多彩ビリューシアソフトタッ
チ(日本ペイント社製ポリエステル系粉体塗料)を用い
たこと以外は、実施例2と同様にして、良好な木目調の
外観を有する意匠性複層塗膜を得た。
【0060】製造例6 粉体塗料組成物(6) F−85Dを用いなかったこと以外は、製造例1と同様
にして、熱膨張性粒子および熱膨張性粒子発泡体を含ま
ない粉体粒子(1)を得た。得られた粉体粒子(1)の
体積平均粒子径を製造例1と同様にして測定したとこ
ろ、35.6μmであった。また、この粉体粒子の最低
溶融粘度をRheosol−G3000レオメータ(ユ
ービーエム社製動的粘弾性測定装置、測定条件:コーン
角1.919deg、コーン径1.733cm、周波数
2Hz、角度2deg、昇温速度20℃/分)によって
測定したところ、120℃において800ポイズであっ
た。この粉体粒子(1)154.5重量部に対して、F
−80VSD(松本油脂製薬社製熱膨張性粒子、平均粒
子径10μm、膨張開始温度125℃)6重量部をVブ
レンダーでドライブレンドして粉体塗料組成物(6)を
得た。
にして、熱膨張性粒子および熱膨張性粒子発泡体を含ま
ない粉体粒子(1)を得た。得られた粉体粒子(1)の
体積平均粒子径を製造例1と同様にして測定したとこ
ろ、35.6μmであった。また、この粉体粒子の最低
溶融粘度をRheosol−G3000レオメータ(ユ
ービーエム社製動的粘弾性測定装置、測定条件:コーン
角1.919deg、コーン径1.733cm、周波数
2Hz、角度2deg、昇温速度20℃/分)によって
測定したところ、120℃において800ポイズであっ
た。この粉体粒子(1)154.5重量部に対して、F
−80VSD(松本油脂製薬社製熱膨張性粒子、平均粒
子径10μm、膨張開始温度125℃)6重量部をVブ
レンダーでドライブレンドして粉体塗料組成物(6)を
得た。
【0061】実施例7 製造例1で得られた粉体塗料組成物(1)の代わりに製
造例6で得られた粉体塗料組成物(6)を用いたこと以
外は、実施例2と同様にして試験片を得た。
造例6で得られた粉体塗料組成物(6)を用いたこと以
外は、実施例2と同様にして試験片を得た。
【0062】製造例7 粉体塗料組成物(7) F−85Dを用いなかったこと以外は、製造例2と同様
にして、熱膨張性粒子および熱膨張性粒子発泡体を含ま
ない粉体粒子(2)を得た。得られた粉体粒子の体積平
均粒子径を製造例1と同様にして測定したところ、3
4.2μmであった。また、この粉体粒子の最低溶融粘
度を製造例5と同様にして測定したところ、140℃に
おいて200ポイズであった。この粉体粒子139.5
重量部に対して、F−85D(松本油脂製薬社製熱膨張
性粒子、平均粒子径25μm、膨張開始温度150℃)
3重量部をVブレンダーでドライブレンドして粉体塗料
組成物(7)を得た。
にして、熱膨張性粒子および熱膨張性粒子発泡体を含ま
ない粉体粒子(2)を得た。得られた粉体粒子の体積平
均粒子径を製造例1と同様にして測定したところ、3
4.2μmであった。また、この粉体粒子の最低溶融粘
度を製造例5と同様にして測定したところ、140℃に
おいて200ポイズであった。この粉体粒子139.5
重量部に対して、F−85D(松本油脂製薬社製熱膨張
性粒子、平均粒子径25μm、膨張開始温度150℃)
3重量部をVブレンダーでドライブレンドして粉体塗料
組成物(7)を得た。
【0063】実施例8 製造例1で得られた粉体塗料組成物(1)の代わりに製
造例7で得られた粉体塗料組成物(7)を用いたこと以
外は、実施例2と同様にして試験片を得た。
造例7で得られた粉体塗料組成物(7)を用いたこと以
外は、実施例2と同様にして試験片を得た。
【0064】 製造例8 粉体塗料組成物(8) PRIMACOR 3330 100.0重量部 (DOW CHEMICAL社製エチレンアクリル酸樹脂) アクロナール4F 1.0重量部 (BASF社製表面調整剤) F−85SD 8.0重量部 (松本油脂製薬社製熱膨張性粒子、平均粒子径20μm、膨張開始温度140℃ ) CR−50 20.0重量部 (石原産業社製二酸化チタン) 上記成分を原料として、混合機スーパーミキサー(日本
スピンドル社製)を用いて約3分間混合し、コニーダ
(ブス社製)にて溶融混練し、ペレットを製造した。こ
のペレットをターボミル(ターボ工業社製)で粉砕、1
00メッシュふるいにて分級して粉体塗料組成物(8)
を得た。得られた粉体塗料組成物(8)の体積平均粒子
径を製造例1と同様にして測定したところ、42.4μ
mであった。
スピンドル社製)を用いて約3分間混合し、コニーダ
(ブス社製)にて溶融混練し、ペレットを製造した。こ
のペレットをターボミル(ターボ工業社製)で粉砕、1
00メッシュふるいにて分級して粉体塗料組成物(8)
を得た。得られた粉体塗料組成物(8)の体積平均粒子
径を製造例1と同様にして測定したところ、42.4μ
mであった。
【0065】実施例9 製造例1で得られた粉体塗料組成物(1)の代わりに製
造例8で得られた粉体塗料組成物(8)を用いたこと以
外は、実施例2と同様にして試験片を得た。
造例8で得られた粉体塗料組成物(8)を用いたこと以
外は、実施例2と同様にして試験片を得た。
【0066】製造例9 粉体塗料組成物(9) PRIMACOR 3330(DOW CHEMICA
L社製エチレンアクリル酸樹脂)を、予め微粉砕し、体
積平均粒子径を80μmに調整した。この粒子100.
0重量部とSC2032赤(サンケミ社製アゾ系有機顔
料)0.1重量部とを、ヘンシェルミキサーにて2分間
混合して粉体粒子(3)を得た。また、この粉体粒子の
溶融粘度を製造例5と同様にして測定したところ、11
0℃において150ポイズであった。この粉体粒子
(3)100重量部とF−80VSD(松本油脂製薬社
製熱膨張性粒子、平均粒子径10μm、膨張開始温度1
25℃)10重量部とをVブレンダーにて混合し、粉体
塗料組成物(9)を得た。
L社製エチレンアクリル酸樹脂)を、予め微粉砕し、体
積平均粒子径を80μmに調整した。この粒子100.
0重量部とSC2032赤(サンケミ社製アゾ系有機顔
料)0.1重量部とを、ヘンシェルミキサーにて2分間
混合して粉体粒子(3)を得た。また、この粉体粒子の
溶融粘度を製造例5と同様にして測定したところ、11
0℃において150ポイズであった。この粉体粒子
(3)100重量部とF−80VSD(松本油脂製薬社
製熱膨張性粒子、平均粒子径10μm、膨張開始温度1
25℃)10重量部とをVブレンダーにて混合し、粉体
塗料組成物(9)を得た。
【0067】実施例10 製造例1で得られた粉体塗料組成物(1)の代わりに製
造例9で得られた粉体塗料組成物(9)を用いたこと以
外は、実施例2と同様にして試験片を得た。
造例9で得られた粉体塗料組成物(9)を用いたこと以
外は、実施例2と同様にして試験片を得た。
【0068】比較例1 製造例1で得られた粉体塗料組成物(1)の代わりに製
造例6で得られた熱膨張性粒子および熱膨張性粒子発泡
体を含まない粉体粒子(1)を粉体塗料組成物として用
いたこと以外は、実施例2と同様にして試験片を得た。
造例6で得られた熱膨張性粒子および熱膨張性粒子発泡
体を含まない粉体粒子(1)を粉体塗料組成物として用
いたこと以外は、実施例2と同様にして試験片を得た。
【0069】比較例2 仕上がり膜厚が500〜550μmとなるようにしたこ
と以外は、比較例1と同様の方法で試験片を得た。
と以外は、比較例1と同様の方法で試験片を得た。
【0070】比較例3 製造例1で得られた粉体塗料組成物(1)の代わりに製
造例7で得られた熱膨張性粒子および熱膨張性粒子発泡
体を含まない粉体粒子(2)を粉体塗料組成物として用
いたこと以外は、実施例2と同様にして試験片を得た。
造例7で得られた熱膨張性粒子および熱膨張性粒子発泡
体を含まない粉体粒子(2)を粉体塗料組成物として用
いたこと以外は、実施例2と同様にして試験片を得た。
【0071】評価試験 実施例1〜10、および比較例1〜3で得られた試験片
の塗膜について下記の項目を評価した。結果を表1に示
す。
の塗膜について下記の項目を評価した。結果を表1に示
す。
【0072】<膜厚>電磁膜厚計LX−200(ケット
科学研究所社製)を用いて、得られた試験片の10カ所
について膜厚を測定したものの平均値を膜厚とした。
科学研究所社製)を用いて、得られた試験片の10カ所
について膜厚を測定したものの平均値を膜厚とした。
【0073】<断熱性>得られた試験片と、300×1
50×0.8mmのリン酸亜鉛処理鋼板に厚さ約1mm
のメラミン化粧板を貼付した標準板とを、−10℃の雰
囲気下に3時間放置した後、取り出し、20℃の雰囲気
に5分間静置した後、手のひらによる指触判定で、試験
片と、標準板との冷たさの差を評価した。 ○:試験片と標準板とが同等の冷たさである ×:試験片が標準板よりも冷たい
50×0.8mmのリン酸亜鉛処理鋼板に厚さ約1mm
のメラミン化粧板を貼付した標準板とを、−10℃の雰
囲気下に3時間放置した後、取り出し、20℃の雰囲気
に5分間静置した後、手のひらによる指触判定で、試験
片と、標準板との冷たさの差を評価した。 ○:試験片と標準板とが同等の冷たさである ×:試験片が標準板よりも冷たい
【0074】<塗膜外観>得られた試験片の塗膜表面の
大きな凹凸の有無を目視にて観察する。 ◎:大きな凹凸が見られず良好である ○:表面に大きな凹凸がわずかにある ×:表面に大きな凹凸が多数ある
大きな凹凸の有無を目視にて観察する。 ◎:大きな凹凸が見られず良好である ○:表面に大きな凹凸がわずかにある ×:表面に大きな凹凸が多数ある
【0075】
【表1】
【0076】表1から明らかなように、本発明の熱膨張
性粒子および/または熱膨張性粒子発泡体を含んだ粉体
塗料組成物は、外観を低下させることなく、断熱性の高
い塗膜を形成することができた。
性粒子および/または熱膨張性粒子発泡体を含んだ粉体
塗料組成物は、外観を低下させることなく、断熱性の高
い塗膜を形成することができた。
【0077】
【発明の効果】本発明の粉体塗料組成物は、熱膨張性粒
子および/または熱膨張性粒子発泡体を含んでいるた
め、これを用いて形成された塗膜は断熱性が高い。これ
は、上記熱膨張性粒子発泡体が断熱材の役割を果たすた
めであると考えられる。また、上記熱膨張性粒子も、塗
膜形成時の加熱によって加熱膨張し、上記熱膨張性粒子
内部の溶剤が一部空気と置換することで上記熱膨張性粒
子発泡体に似た構造になり、断熱材の役割を果たしてい
るものと考えられる。
子および/または熱膨張性粒子発泡体を含んでいるた
め、これを用いて形成された塗膜は断熱性が高い。これ
は、上記熱膨張性粒子発泡体が断熱材の役割を果たすた
めであると考えられる。また、上記熱膨張性粒子も、塗
膜形成時の加熱によって加熱膨張し、上記熱膨張性粒子
内部の溶剤が一部空気と置換することで上記熱膨張性粒
子発泡体に似た構造になり、断熱材の役割を果たしてい
るものと考えられる。
【0078】さらに、上記熱膨張性粒子および/または
熱膨張性粒子発泡体の平均粒子径、含有量、あるいは、
上記熱膨張性粒子の膨張開始温度を規定することで、外
観に悪影響を及ぼすことなく、本発明の粉体塗料組成物
によって得られた塗膜単独でも上塗り塗膜として用いる
ことができる。
熱膨張性粒子発泡体の平均粒子径、含有量、あるいは、
上記熱膨張性粒子の膨張開始温度を規定することで、外
観に悪影響を及ぼすことなく、本発明の粉体塗料組成物
によって得られた塗膜単独でも上塗り塗膜として用いる
ことができる。
【0079】本発明の粉体塗料組成物を用いて、事務机
やOA机の天板、インテリア製品等、人の肌が直接触れ
ることがある部位に塗膜を形成した場合、形成した塗膜
の断熱性が高いため、冬場に、上記部位に人の肌が直接
触れても冷たさを感じることがない。
やOA机の天板、インテリア製品等、人の肌が直接触れ
ることがある部位に塗膜を形成した場合、形成した塗膜
の断熱性が高いため、冬場に、上記部位に人の肌が直接
触れても冷たさを感じることがない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08L 101:00
Claims (10)
- 【請求項1】樹脂成分を含んでいる粉体粒子からなる粉
体塗料組成物であって、さらに熱膨張性粒子および/ま
たは熱膨張性粒子発泡体を含んでいることを特徴とする
粉体塗料組成物。 - 【請求項2】前記樹脂成分100重量部に対して、前記
熱膨張性粒子および/または熱膨張性粒子発泡体を1〜
20重量部含んでいる請求項1に記載の粉体塗料組成
物。 - 【請求項3】前記熱膨張性粒子および熱膨張性粒子発泡
体の平均粒子径が5〜100μmである請求項1または
2に記載の粉体塗料組成物。 - 【請求項4】前記熱膨張性粒子の膨張開始温度が、70
〜200℃である請求項1ないし3のうちのいずれか1
つに記載の粉体塗料組成物。 - 【請求項5】前記粉体塗料組成物が、前記樹脂成分、お
よび、前記熱膨張性粒子および/または熱膨張性粒子発
泡体を溶融混練した後、粉砕することによって得られる
請求項1ないし4のうちのいずれか1つに記載の粉体塗
料組成物。 - 【請求項6】前記粉体塗料組成物が、前記樹脂成分を含
んでいる粉体粒子と、前記熱膨張性粒子および/または
熱膨張性粒子発泡体とを、ドライブレンドすることによ
って得られる請求項1ないし4のうちのいずれか1つに
記載の粉体塗料組成物。 - 【請求項7】基材上に粉体塗料組成物を塗布する工程お
よび加熱する工程からなる塗膜形成方法であって、前記
粉体塗料組成物が、請求項1ないし6のうちのいずれか
1つに記載の粉体塗料組成物であることを特徴とする塗
膜形成方法。 - 【請求項8】前記塗布工程において、塗布膜厚が仕上が
り膜厚で30μm以上に設定されている請求項7に記載
の塗膜形成方法。 - 【請求項9】請求項7または8に記載の塗膜形成方法に
よって得られた塗膜。 - 【請求項10】請求項9に記載の塗膜上に、さらに上塗
り塗料を塗り重ねることを特徴とする複層塗膜形成方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000080823A JP2000336318A (ja) | 1999-03-23 | 2000-03-22 | 粉体塗料組成物および塗膜形成方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7706899 | 1999-03-23 | ||
| JP11-77068 | 1999-03-23 | ||
| JP2000080823A JP2000336318A (ja) | 1999-03-23 | 2000-03-22 | 粉体塗料組成物および塗膜形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000336318A true JP2000336318A (ja) | 2000-12-05 |
Family
ID=26418177
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000080823A Withdrawn JP2000336318A (ja) | 1999-03-23 | 2000-03-22 | 粉体塗料組成物および塗膜形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000336318A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003292875A (ja) * | 2002-04-04 | 2003-10-15 | Nippon Paint Co Ltd | 無機建材用上塗り塗料組成物、その塗装方法および塗装無機建材 |
| GB2444617A (en) * | 2006-12-06 | 2008-06-11 | Dale Windridge | Powder coating material |
| US8501827B2 (en) | 2005-08-22 | 2013-08-06 | Rohm And Haas Company | Methods for using hollow sphere polymers |
| KR101899644B1 (ko) * | 2016-03-14 | 2018-09-18 | 주식회사 포스코 | 단열 특성을 갖는 코팅 강판 제조 방법 |
| CN111138970A (zh) * | 2019-12-23 | 2020-05-12 | 江阴市玲珑高分子材料有限公司 | 一种热固性粉末涂料 |
| WO2022123994A1 (ja) * | 2020-12-10 | 2022-06-16 | Dic株式会社 | エポキシ樹脂組成物、その硬化物及び積層体 |
-
2000
- 2000-03-22 JP JP2000080823A patent/JP2000336318A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| GB2444617A (en) * | 2006-12-06 | 2008-06-11 | Dale Windridge | Powder coating material |
| GB2444617B (en) * | 2006-12-06 | 2009-02-04 | Dale Windridge | Powder coating material |
| KR101899644B1 (ko) * | 2016-03-14 | 2018-09-18 | 주식회사 포스코 | 단열 특성을 갖는 코팅 강판 제조 방법 |
| CN111138970A (zh) * | 2019-12-23 | 2020-05-12 | 江阴市玲珑高分子材料有限公司 | 一种热固性粉末涂料 |
| WO2022123994A1 (ja) * | 2020-12-10 | 2022-06-16 | Dic株式会社 | エポキシ樹脂組成物、その硬化物及び積層体 |
| JPWO2022123994A1 (ja) * | 2020-12-10 | 2022-06-16 | ||
| JP7473014B2 (ja) | 2020-12-10 | 2024-04-23 | Dic株式会社 | エポキシ樹脂組成物、その硬化物及び積層体 |
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|---|---|---|---|
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| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090915 |