JP2000336355A - 抗酸化剤 - Google Patents

抗酸化剤

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JP2000336355A
JP2000336355A JP11153821A JP15382199A JP2000336355A JP 2000336355 A JP2000336355 A JP 2000336355A JP 11153821 A JP11153821 A JP 11153821A JP 15382199 A JP15382199 A JP 15382199A JP 2000336355 A JP2000336355 A JP 2000336355A
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JP
Japan
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antioxidant
extract
water
vanilla
organic solvent
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Application number
JP11153821A
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English (en)
Inventor
Toshio Ueno
壽夫 植野
Toshio Inoue
俊夫 井上
Hideki Masuda
秀樹 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ogawa and Co Ltd
Original Assignee
Ogawa and Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抗酸化性および安全性に優れ、しかも香味の
少ない天然物由来の抗酸化剤を提供することである。 【解決手段】 バニラ豆の含水有機溶媒抽出物からなる
抗酸化剤。含水有機溶媒としては含水エタノールが好適
に用いられる。特にバニラ豆としてバニラ豆の香料ある
いは香辛料抽出物を抽出した滓を用いると香味の少ない
汎用性のある抗酸化剤が得られる。この抗酸化剤には天
然物由来のポリフェノール類が豊富に含まれ且つ安全性
に富み、飲食品の抗酸化剤に適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然のポリフェノ
ール類を豊富に含有する抗酸化剤に関する。本発明の抗
酸化剤は安全性に優れ、飲食品に添加するのに適した抗
酸化剤である。
【0002】
【従来の技術】飲食品の抗酸化剤として従来からL−ア
スコルビン酸やdl−α−トコフェロールなどが用いら
れているが、近年、消費者の健康志向に伴い、カテキン
を含む茶抽出物、クロロゲン酸を含むコーヒー抽出物な
どが、抗酸化性を持つ天然抽出物として開発されてきて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの抗酸化剤は安
全性には優れているが特有の香味を有するため飲食品へ
利用できる範囲は限られている。そこで抗酸化作用が強
く安全でしかも香味ができるだけ少ない天然の抗酸化剤
の開発が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するため鋭意研究を重ねた結果、バニラ豆の含水有
機溶媒抽出物に強い抗酸化性があることを見いだした。
バニラ豆の主たる香気成分であるバニリンに抗酸化性が
あることは従来から知られていたが、その抗酸化性は非
常に弱いので上記のバニラ抽出物の強い抗酸化性はバニ
リン以外の物質によるものと考え、研究の結果、上記バ
ニラ抽出物に所謂ポリフェノール類と称される化合物が
豊富に含まれ、強い抗酸化性はこれらの化合物によるこ
とを知り、本発明を完成するに至った。従って本発明は
バニラ豆の含水有機溶媒抽出物からなる抗酸化剤よりな
る。
【0005】本発明に使用されるバニラ豆は、摘果直後
のいわゆる青豆、十分に熟成された豆或いは香辛料抽出
物を抽出した滓が用いられる。摘果直後の青豆はバニリ
ンの生成が少なくバニラの風味が少ないため汎用性に富
む抗酸化剤の原料として期待されるが、日本国内におい
て製造する場合はその入手安定性から見て熟成したバニ
ラ豆が原料として有利である。バニラ豆から香辛料抽出
物を抽出した滓は、未利用資源の有効利用という点及び
コストの面からみて有利であり、しかも得られる抽出物
は香味が少なく汎用性に富むという利点を有する。
【0006】本発明で用いられる有機溶媒は、水と混和
する有機溶媒であれば特に限定されるものではなく、メ
タノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノー
ル等の低級アルコール類、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、グリセリン等の多価アルコール類、ア
セトン等が例示され、これらの1種又は2種以上の組み
合わせで用いることができるが、好ましくはエタノール
が用いられる。これらの有機溶媒は水と混合して使用さ
れる。有機溶媒と水との混合割合は、抽出物の抗酸化活
性に影響を与える。有機溶媒と水との混合比(重量)は
およそ100:5〜900であり、100:30〜30
0が好ましい。抽出は、例えば熱水−エタノール混合溶
媒系(50:50重量比)抽出の場合、バニラ豆100
重量部に対して混合溶媒1000重量部を加え、60〜
80℃で数分〜数時間、好ましくは30〜60分処理を
行い、濾過して得られた抽出液を減圧濃縮する。さらに
濃縮液をスプレードライ等により粉末とすることもでき
る。
【0007】抽出された抗酸化剤は、食品の用途に応じ
て濃縮液又は粉末のいずれでも良い。また飲食品の用途
によってバニラ特有のフレーバーが飲食品の香味を損な
ってしまう恐れがある場合は、適当な処理によって抗酸
化物質をさらに精製しても良い。精製方法としてはシリ
カゲル、活性炭や合成高分子吸着体のカラムクロマトグ
ラフィー等の既知の精製方法が挙げられる。一方、これ
らの抗酸化剤は抗酸化物質相互間の相乗的な作用により
優れた効果を発現することも多い。したがって個々の抗
酸化成分を分離するよりも、むしろ複数成分の総合的な
効果の発現についてとらえることがより重要と考えられ
る。したがって、本発明者らはバニラ豆から本発明の抽
出物の抗酸化能を、DPPHラジカル消去活性を指標と
して測定した。その結果、これらの抽出物にはバニリン
と比較して強い抗酸化作用があることが認められた。本
発明の抗酸化剤は人体に対して無毒であり、飲食品への
添加割合には特に制限はない。飲食品の特性あるいは経
済性等を考慮して、0.001〜10重量%、好ましく
は0.01〜1重量%程度添加するのが好ましい。
【0008】
【実施例】実施例1 巾約3mmに裁断した熟成バニラビーンズ(マダガスカル
産)10gに99重量%エタノール100gを加え、加
熱還流下で一時間抽出を行った。室温まで冷却後、濾紙
にて抽出滓を除いた。得られた抽出液を減圧下、溶媒留
去して固形抽出物2.1gを得た。このときのバニリン
含量は6.7%であった。
【0009】実施例2 実施例1の99重量%エタノールに代えて、50重量%
含水エタノールを同量用いた他は、実施例1と同じ操作
を行い、固形抽出物3.2gを得た。このときのバニリ
ン含量は6.0%であった。
【0010】実施例3 実施例1の99重量%エタノールに代えて、25重量%
含水エタノールを同量用いた他は、実施例1と同じ操作
を行い、固形抽出物2.9gを得た。このときのバニリ
ン含量は6.1%であった。
【0011】実施例4 実施例1の99重量%エタノールに代えて、10重量%
含水エタノールを同量用いた他は、実施例1と同じ操作
を行い、固形抽出物2.9gを得た。このときのバニリ
ン含量は5.4%であった。
【0012】実施例5 実施例1で得たバニラ豆抽出滓に、50重量%含水エタ
ノール100gを加え、実施例1と同じ操作によって再
度抽出を行い、固形抽出物1.7gを得た。このときの
バニリン含量は3.3%であった。
【0013】試験例1 実施例1〜5の固形抽出物、バニリン、および市販のロ
ーズマリー抽出物(有効成分45%含有)の抗酸化性の
評価を行った。具体的には、内山らの方法〔薬誌、88、
678 (1968)〕に従って被検物のラジカル消去作用を以下
の方法で測定した。0.1Mの酢酸緩衝溶液(pH 5.
5、2.0mL)に被検物の50体積%含水エタノール溶
液(2.0mL)および2×10-4MのDPPH(1,1−
ジフェニル−2−ピクリルヒドラジル、ナカライテスク
社)エタノール溶液(1mL)を加えて全量5mLとし、3
0分後に517nmにおける吸光度の減少を測定した。結
果は、被検物無添加のコントロールの吸光度を1/2に
減少させるのに必要な被検物量(μg)で表した。
【0014】
【表1】
【0015】実施例6 巾約3mmに裁断した熟成バニラビーンズ(マダガスカル
産)10gに50重量%エタノール100gを加え、封
缶中で90℃で一時間抽出を行った。室温まで冷却後、
濾紙にて抽出滓を除いた。得られた抽出液を減圧下、溶
媒留去して固形抽出物3.6gを得た。このときのバニ
リン含量は5.3%であった。
【0016】実施例7 実施例6の抽出温度を80℃に変えた他は、実施例6と
同じ操作を行い、固形抽出物3.3gを得た。このとき
のバニリン含量は5.9%であった。
【0017】実施例8 実施例6の抽出温度を70℃に変えた他は、実施例6と
同じ操作を行い、固形抽出物2.9gを得た。このとき
のバニリン含量は5.9%であった。
【0018】実施例9 実施例6の抽出温度を60℃に変えた他は、実施例6と
同じ操作を行い、固形抽出物2.5gを得た。このとき
のバニリン含量は6.1%であった。
【0019】実施例10 実施例6の抽出温度を50℃に変えた他は、実施例6と
同じ操作を行い、固形抽出物2.1gを得た。このとき
のバニリン含量は6.6%であった。
【0020】実施例11 実施例6の抽出温度を30℃に変えた他は、実施例6と
同じ操作を行い、固形抽出物1.5gを得た。このとき
のバニリン含量は8.0%であった。
【0021】試験例2 実施例6〜11の固形抽出物について抗酸化性と香味の
評価を行った。香味の評価は、各固形抽出物を0.02
%添加した10%砂糖入りシロップを作成し、5名のパ
ネルが香味の特徴を記述した。試験結果を表2に示し
た。
【0022】
【表2】
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、バニラ豆の含水有機溶
媒抽出物からなる抗酸化剤が提供される。本発明の抗酸
化剤は天然のポリフェノール類を豊富に含み、抗酸化性
および安全性に優れ、しかも香味が少ないので、広い範
囲の飲食品に添加することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バニラ豆の含水有機溶媒抽出物からなる
    抗酸化剤。
  2. 【請求項2】 含水有機溶媒が含水エタノールである請
    求項1記載の抗酸化剤。
  3. 【請求項3】 バニラ豆が香料あるいは香辛料抽出物を
    抽出した滓である請求項1または請求項2記載の抗酸化
    剤。
JP11153821A 1999-06-01 1999-06-01 抗酸化剤 Pending JP2000336355A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007178117A (ja) * 2001-07-19 2007-07-12 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
JP2010208953A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Nagaoka Koryo Kk リパーゼ阻害剤
JP2010208983A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Nagaoka Koryo Kk バニラ豆のリパーゼ阻害活性増強方法、およびリパーゼ阻害剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007178117A (ja) * 2001-07-19 2007-07-12 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
JP2010208953A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Nagaoka Koryo Kk リパーゼ阻害剤
JP2010208983A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Nagaoka Koryo Kk バニラ豆のリパーゼ阻害活性増強方法、およびリパーゼ阻害剤

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