JP2000337112A - 内燃機関のバルブタイミング変更装置 - Google Patents
内燃機関のバルブタイミング変更装置Info
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- JP2000337112A JP2000337112A JP15173499A JP15173499A JP2000337112A JP 2000337112 A JP2000337112 A JP 2000337112A JP 15173499 A JP15173499 A JP 15173499A JP 15173499 A JP15173499 A JP 15173499A JP 2000337112 A JP2000337112 A JP 2000337112A
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- combustion engine
- internal combustion
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回動規制手段の係合部材の迅速な動作が可能
で、バルブタイミングの変更の規制及び規制解除を迅速
に行い得る内燃機関のバルブタイミング変更装置の提
供。 【解決手段】 スプロケット17と共に回転するハウジ
ング部材18内に、カムシャフト1と共に回転するベー
ン部材30を収容して、相対回動手段31を形成する。
前記ハウジング部材18に形成した係合穴48と、ベー
ン部材30に形成したシリンダ穴45に出没自在に設け
られてその先端が係合穴48に係合可能な係合部材47
とによって、ハウジング部材18とベーン部材30との
相対回動を規制する回動規制手段44を形成する。前記
回動規制手段44の係合部材47に、軸方向両端側に窪
み穴52A,52Bを形成し、この窪み穴52A,52
Bの間に非中空部53を形成した。
で、バルブタイミングの変更の規制及び規制解除を迅速
に行い得る内燃機関のバルブタイミング変更装置の提
供。 【解決手段】 スプロケット17と共に回転するハウジ
ング部材18内に、カムシャフト1と共に回転するベー
ン部材30を収容して、相対回動手段31を形成する。
前記ハウジング部材18に形成した係合穴48と、ベー
ン部材30に形成したシリンダ穴45に出没自在に設け
られてその先端が係合穴48に係合可能な係合部材47
とによって、ハウジング部材18とベーン部材30との
相対回動を規制する回動規制手段44を形成する。前記
回動規制手段44の係合部材47に、軸方向両端側に窪
み穴52A,52Bを形成し、この窪み穴52A,52
Bの間に非中空部53を形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の運転中
に吸気弁または排気弁の開閉タイミングを変更するため
のバルブタイミング変更装置に関する。
に吸気弁または排気弁の開閉タイミングを変更するため
のバルブタイミング変更装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のバルブタイミング変更装置は、
内燃機関のクランクシャフトによって回転駆動される回
転体と、吸気弁または排気弁を駆動するカムシャフトと
の間に設けられ、回転体に対してカムシャフトを相対回
動させて吸気弁または排気弁の開閉タイミングを変更す
るようにしてある。
内燃機関のクランクシャフトによって回転駆動される回
転体と、吸気弁または排気弁を駆動するカムシャフトと
の間に設けられ、回転体に対してカムシャフトを相対回
動させて吸気弁または排気弁の開閉タイミングを変更す
るようにしてある。
【0003】例えば特開平1−92504号公報には、
内燃機関のクランクシャフトによって回転されるスプロ
ケット(回転体)と共に回転するハウジングと、このハ
ウジング内に収容されて、カムシャフトと共に回転する
ロータと、このロータに放射方向に突出して設けられ、
ハウジング内に複数の作動油室を形成する複数のベーン
とを備え、前記作動油室に作動油を吸排してハウジング
とロータとを相対回動させるようにしたバルブタイミン
グ変更装置が示されている。
内燃機関のクランクシャフトによって回転されるスプロ
ケット(回転体)と共に回転するハウジングと、このハ
ウジング内に収容されて、カムシャフトと共に回転する
ロータと、このロータに放射方向に突出して設けられ、
ハウジング内に複数の作動油室を形成する複数のベーン
とを備え、前記作動油室に作動油を吸排してハウジング
とロータとを相対回動させるようにしたバルブタイミン
グ変更装置が示されている。
【0004】また、前記バルブタイミング変更装置に
は、ハウジングとロータとの相対回動を規制する回動規
制手段が設けられている。前記回動規制手段は、ハウジ
ングに係合部材としてのノックピンを摺動自在に設け、
このノックピンをばね部材のばね力によって向心方向に
付勢してロータに設けた穴内に挿入することにより、ハ
ウジングとロータとを連繋してバルブタイミングの変更
を規制する一方、ノックピンを作動油の圧力によって穴
内から押し出すことにより、ハウジングとロータとの連
繋を解き、バルブタイミングの変更の規制を解除するよ
うになっている。
は、ハウジングとロータとの相対回動を規制する回動規
制手段が設けられている。前記回動規制手段は、ハウジ
ングに係合部材としてのノックピンを摺動自在に設け、
このノックピンをばね部材のばね力によって向心方向に
付勢してロータに設けた穴内に挿入することにより、ハ
ウジングとロータとを連繋してバルブタイミングの変更
を規制する一方、ノックピンを作動油の圧力によって穴
内から押し出すことにより、ハウジングとロータとの連
繋を解き、バルブタイミングの変更の規制を解除するよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例にあって
は、前記回動規制手段のノックピン(係合部材)は、回
転体とカムシャフトとの相対回動を規制するにあたっ
て、ハウジングとロータとによって軸直角方向の剪断力
を受けるから、この剪断力に耐え得る機械的強度を確保
するために、非中空状に形成されている。
は、前記回動規制手段のノックピン(係合部材)は、回
転体とカムシャフトとの相対回動を規制するにあたっ
て、ハウジングとロータとによって軸直角方向の剪断力
を受けるから、この剪断力に耐え得る機械的強度を確保
するために、非中空状に形成されている。
【0006】このため、前記ノックピン(係合部材)の
慣性質量が大きくなり、このノックピンの作動応答性が
悪化する虞があった。とりわけ、前記ノックピンが半径
方向に移動してハウジングとロータとの相対回動を規制
する構成の場合には、ノックピンが遠心力の影響を受け
るため、作動応答性が悪化する虞があった。
慣性質量が大きくなり、このノックピンの作動応答性が
悪化する虞があった。とりわけ、前記ノックピンが半径
方向に移動してハウジングとロータとの相対回動を規制
する構成の場合には、ノックピンが遠心力の影響を受け
るため、作動応答性が悪化する虞があった。
【0007】本発明は前記従来の実情に鑑みて案出され
たもので、回動規制手段の係合部材の迅速な動作が可能
で、バルブタイミングの変更の規制及び規制解除を迅速
に行うことが可能な回動規制手段を備えた、内燃機関の
バルブタイミング変更装置を提供することを目的とす
る。
たもので、回動規制手段の係合部材の迅速な動作が可能
で、バルブタイミングの変更の規制及び規制解除を迅速
に行うことが可能な回動規制手段を備えた、内燃機関の
バルブタイミング変更装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、内燃機関に同期して回転される回転体と、吸気
弁または排気弁を駆動するカムシャフトとの間に設けら
れ、回転体に対してカムシャフトを相対回動させて吸気
弁または排気弁の開閉タイミングを変更可能であって、
回転体とカムシャフトとの相対回動を規制する回動規制
手段を備えた内燃機関のバルブタイミング変更装置にお
いて、前記回転体とカムシャフトとの何れか一方と共に
回転するハウジング部材と、このハウジング部材内に収
容されて、回転体とカムシャフトとの何れか他方と共に
回転するベーン部材と、を主要素として構成される相対
回動手段を備えると共に、前記回動規制手段が、ハウジ
ング部材またはベーン部材の何れか一方に形成される係
合穴と、前記ハウジング部材またはベーン部材に放射方
向に形成されるシリンダ穴に出没自在に設けられ、その
先端が係合穴に係合可能な係合部材と、を備えてなり、
前記係合部材が、軸方向両端側に窪み穴を備え、この窪
み穴の間に非中空部が形成されてなる構成にしてある。
発明は、内燃機関に同期して回転される回転体と、吸気
弁または排気弁を駆動するカムシャフトとの間に設けら
れ、回転体に対してカムシャフトを相対回動させて吸気
弁または排気弁の開閉タイミングを変更可能であって、
回転体とカムシャフトとの相対回動を規制する回動規制
手段を備えた内燃機関のバルブタイミング変更装置にお
いて、前記回転体とカムシャフトとの何れか一方と共に
回転するハウジング部材と、このハウジング部材内に収
容されて、回転体とカムシャフトとの何れか他方と共に
回転するベーン部材と、を主要素として構成される相対
回動手段を備えると共に、前記回動規制手段が、ハウジ
ング部材またはベーン部材の何れか一方に形成される係
合穴と、前記ハウジング部材またはベーン部材に放射方
向に形成されるシリンダ穴に出没自在に設けられ、その
先端が係合穴に係合可能な係合部材と、を備えてなり、
前記係合部材が、軸方向両端側に窪み穴を備え、この窪
み穴の間に非中空部が形成されてなる構成にしてある。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成において、前記回動規制手段に形成した
非中空部は、この係合部材の先端が係合穴に係合した状
態において、シリンダ穴及び係合穴内に配置されてなる
構成にしてある。
載の発明の構成において、前記回動規制手段に形成した
非中空部は、この係合部材の先端が係合穴に係合した状
態において、シリンダ穴及び係合穴内に配置されてなる
構成にしてある。
【0010】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成において、前記回動規制手段の係合部材
は、軽合金材料から形成されてなる構成にしてある。
載の発明の構成において、前記回動規制手段の係合部材
は、軽合金材料から形成されてなる構成にしてある。
【0011】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成において、前記回動規制手段の係合部材
に形成した窪み穴は、その内周面と底面とが滑らかに繋
がっている構成にしてある。
載の発明の構成において、前記回動規制手段の係合部材
に形成した窪み穴は、その内周面と底面とが滑らかに繋
がっている構成にしてある。
【0012】また、請求項5記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成において、前記回動規制手段の係合部材
に形成した窪み穴は、開口端側の寸法が底部側よりも大
きく、先細状に形成されてなる構成にしてある。
載の発明の構成において、前記回動規制手段の係合部材
に形成した窪み穴は、開口端側の寸法が底部側よりも大
きく、先細状に形成されてなる構成にしてある。
【0013】また、請求項6記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成において、前記回動規制手段の係合部材
に形成した両端側の窪み穴の内、少なくとも一方の窪み
穴の内周面の略軸方向に、溝が形成されてなる構成にし
てある。
載の発明の構成において、前記回動規制手段の係合部材
に形成した両端側の窪み穴の内、少なくとも一方の窪み
穴の内周面の略軸方向に、溝が形成されてなる構成にし
てある。
【0014】また、請求項7記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成において、前記回動規制手段の係合部材
は、カムシャフトの軸方向に略直角な、略放射方向に設
けられてなる構成にしてある。
載の発明の構成において、前記回動規制手段の係合部材
は、カムシャフトの軸方向に略直角な、略放射方向に設
けられてなる構成にしてある。
【0015】また、請求項8記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成において、前記回動規制手段の係合部材
は、カムシャフトの軸方向に略平行な、略軸方向に設け
られてなる構成にしてある。
載の発明の構成において、前記回動規制手段の係合部材
は、カムシャフトの軸方向に略平行な、略軸方向に設け
られてなる構成にしてある。
【0016】斯かる構成においては、前記回転体が内燃
機関に同期して回転され、バルブタイミング変更装置を
介してカムシャフトが回転される。これによって、前記
カムシャフトが吸気弁または排気弁を駆動する。
機関に同期して回転され、バルブタイミング変更装置を
介してカムシャフトが回転される。これによって、前記
カムシャフトが吸気弁または排気弁を駆動する。
【0017】前記回転体に対するカムシャフトの相対回
動は、回転体とカムシャフトとの何れか一方と共に回転
するハウジング部材と、何れか他方と共に回転するベー
ン部材とを主要素として構成される、相対回動手段に作
動油を吸排して、ハウジング部材とベーン部材とを相対
回動することによって行われる。この場合に、前記作動
油室への作動油の吸排は、油圧制御装置によって制御可
能である。
動は、回転体とカムシャフトとの何れか一方と共に回転
するハウジング部材と、何れか他方と共に回転するベー
ン部材とを主要素として構成される、相対回動手段に作
動油を吸排して、ハウジング部材とベーン部材とを相対
回動することによって行われる。この場合に、前記作動
油室への作動油の吸排は、油圧制御装置によって制御可
能である。
【0018】前記回転体に対してカムシャフトが相対回
動されることによって、カムシャフトの回転位相が変更
され、その結果、吸気弁または排気弁の開閉タイミング
が変更される。
動されることによって、カムシャフトの回転位相が変更
され、その結果、吸気弁または排気弁の開閉タイミング
が変更される。
【0019】ここで、内燃機関の始動直後等において
は、前記回動規制手段の係合部材は遠心力及び/または
ばね力等によってシリンダ穴から突出し、その先端が係
合穴に係合している。このため、前記回転体とカムシャ
フトは係合部材によって所定の係合状態が維持され、一
体に回転することになる。この状態は、前記回動規制手
段によって回転体とカムシャフトとの相対回動が規制さ
れ、バルブタイミングの変更が規制された状態である。
は、前記回動規制手段の係合部材は遠心力及び/または
ばね力等によってシリンダ穴から突出し、その先端が係
合穴に係合している。このため、前記回転体とカムシャ
フトは係合部材によって所定の係合状態が維持され、一
体に回転することになる。この状態は、前記回動規制手
段によって回転体とカムシャフトとの相対回動が規制さ
れ、バルブタイミングの変更が規制された状態である。
【0020】次に、前記回動規制手段の係合部材を移動
させることにより、係合部材の先端が係合穴から離脱
し、係合部材と係合穴との係合が解除される。
させることにより、係合部材の先端が係合穴から離脱
し、係合部材と係合穴との係合が解除される。
【0021】前記回動規制手段の係合解除は、係合部材
が係合する係合穴内に作動油を供給することによって可
能である。即ち、前記係合穴内に作動油が供給されるこ
とによって、この作動油が係合部材に作用し、この係合
部材は遠心力及び/またはばね力に抗して付勢され、係
合孔内から押し出されることになる。これによって、前
記係合部材の先端が係合穴から離脱し、係合が解除され
ることになる。
が係合する係合穴内に作動油を供給することによって可
能である。即ち、前記係合穴内に作動油が供給されるこ
とによって、この作動油が係合部材に作用し、この係合
部材は遠心力及び/またはばね力に抗して付勢され、係
合孔内から押し出されることになる。これによって、前
記係合部材の先端が係合穴から離脱し、係合が解除され
ることになる。
【0022】これによって、前記ハウジング部材とベー
ン部材とは、回動規制手段の係合部材による拘束が解除
されるから、これらハウジング部材とベーン部材とによ
って構成される相対回動手段に供給される作動油圧によ
ってハウジング部材とベーン部材とが相対回動し、カム
シャフトのクランクシャフトに対する回転位相が変更さ
れる。これにより、前記カムシャフトによって駆動され
る吸気弁または排気弁の開閉タイミングが変更される。
ン部材とは、回動規制手段の係合部材による拘束が解除
されるから、これらハウジング部材とベーン部材とによ
って構成される相対回動手段に供給される作動油圧によ
ってハウジング部材とベーン部材とが相対回動し、カム
シャフトのクランクシャフトに対する回転位相が変更さ
れる。これにより、前記カムシャフトによって駆動され
る吸気弁または排気弁の開閉タイミングが変更される。
【0023】ここに、前記回動規制手段の係合部材は、
軸方向両端側に窪み穴を備え、この窪み穴の間に非中空
部が形成されているから、軽量化が図られている。
軸方向両端側に窪み穴を備え、この窪み穴の間に非中空
部が形成されているから、軽量化が図られている。
【0024】このため、前記係合部材の慣性質量が小さ
くなり、この係合部材が係合動作及び係合解除動作をす
る場合の作動応答性が向上する。
くなり、この係合部材が係合動作及び係合解除動作をす
る場合の作動応答性が向上する。
【0025】したがって、回動規制手段の係合部材の迅
速な動作が可能で、バルブタイミングの変更の規制及び
規制解除を迅速に行うことが可能な回動規制手段を備え
た、内燃機関のバルブタイミング変更装置が得られる。
速な動作が可能で、バルブタイミングの変更の規制及び
規制解除を迅速に行うことが可能な回動規制手段を備え
た、内燃機関のバルブタイミング変更装置が得られる。
【0026】また、前記回動規制手段の係合部材は、軸
方向両端側に窪み穴を設けることによって軽量化が図ら
れているから、軸方向の一方側に窪み穴を形成して軽量
化する場合に比較して、窪み穴の深さを浅くすることが
できる。このため、前記窪み穴の加工を容易にして係合
部材の軽量化を図ることができる。
方向両端側に窪み穴を設けることによって軽量化が図ら
れているから、軸方向の一方側に窪み穴を形成して軽量
化する場合に比較して、窪み穴の深さを浅くすることが
できる。このため、前記窪み穴の加工を容易にして係合
部材の軽量化を図ることができる。
【0027】また、請求項2記載の発明にあっては、前
記係合部材に形成した非中空部が、この係合部材の先端
が係合穴に係合した状態において、シリンダ穴及び係合
穴内に配置されているから、係合部材がハウジング部材
とベーン部材とによって軸直角方向の剪断略を受ける場
合に、この係合部材の全体が非中空状である場合と同様
の機械的強度を確保することができる。
記係合部材に形成した非中空部が、この係合部材の先端
が係合穴に係合した状態において、シリンダ穴及び係合
穴内に配置されているから、係合部材がハウジング部材
とベーン部材とによって軸直角方向の剪断略を受ける場
合に、この係合部材の全体が非中空状である場合と同様
の機械的強度を確保することができる。
【0028】また、請求項3記載の発明にあっては、前
記係合部材は、軽合金材料から形成されてなるから、こ
の係合部材を更に軽量化することができる。
記係合部材は、軽合金材料から形成されてなるから、こ
の係合部材を更に軽量化することができる。
【0029】また、請求項4記載の発明にあっては、前
記係合部材に形成した窪み穴は、その内周面と底面とが
滑らかに繋がっているから、窪み穴を鍛造等の塑性加工
によって形成する場合に、加工型の形状を滑らかにして
型寿命の長期化を図ることができると共に、応力集中す
ることがなく、係合部材の非中空部に与えられる剪断力
に対する機械的強度を有利に確保することができる。
記係合部材に形成した窪み穴は、その内周面と底面とが
滑らかに繋がっているから、窪み穴を鍛造等の塑性加工
によって形成する場合に、加工型の形状を滑らかにして
型寿命の長期化を図ることができると共に、応力集中す
ることがなく、係合部材の非中空部に与えられる剪断力
に対する機械的強度を有利に確保することができる。
【0030】また、請求項5記載の発明にあっては、前
記係合部材に形成した窪み穴が、開口端側の寸法が底部
側よりも大きく、先細状に形成されているから、この窪
み穴を鍛造等の塑性加工で形成する場合に、加工型の抜
き勾配を大きく確保することができると共に、係合部材
の非中空部に与えられる剪断力に対する機械的強度を有
利に確保することができる。
記係合部材に形成した窪み穴が、開口端側の寸法が底部
側よりも大きく、先細状に形成されているから、この窪
み穴を鍛造等の塑性加工で形成する場合に、加工型の抜
き勾配を大きく確保することができると共に、係合部材
の非中空部に与えられる剪断力に対する機械的強度を有
利に確保することができる。
【0031】また、請求項6記載の発明にあっては、前
記係合部材に形成した窪み穴の内周面には、この窪み穴
の略軸方向に、溝が形成されてなるから、窪み穴を形成
した部分における係合部材の機械的強度を大きくするこ
とができる。
記係合部材に形成した窪み穴の内周面には、この窪み穴
の略軸方向に、溝が形成されてなるから、窪み穴を形成
した部分における係合部材の機械的強度を大きくするこ
とができる。
【0032】また、請求項7記載の発明にあっては、前
記回転規制手段の係合部材は、カムシャフトの軸方向に
略直角な、略放射方向に設けられてなるから、回動規制
手段がカムシャフトの軸方向に長大化することを防止す
ることができる。
記回転規制手段の係合部材は、カムシャフトの軸方向に
略直角な、略放射方向に設けられてなるから、回動規制
手段がカムシャフトの軸方向に長大化することを防止す
ることができる。
【0033】また、請求項8記載の発明にあっては、前
記回転規制手段の係合部材は、カムシャフトの軸方向に
略平行な、略軸方向に設けられてなるから、回動規制手
段がカムシャフトの半径方向に長大化することを防止す
ることができる。
記回転規制手段の係合部材は、カムシャフトの軸方向に
略平行な、略軸方向に設けられてなるから、回動規制手
段がカムシャフトの半径方向に長大化することを防止す
ることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳述する。
面に基づいて詳述する。
【0035】図1は本発明の実施の形態を示す内燃機関
のバルブタイミング変更装置の要部を断面して示す説明
図、図2は図1のA−O−A線断面図を含む説明図、図
3は図1の要部を拡大して示す図面である。
のバルブタイミング変更装置の要部を断面して示す説明
図、図2は図1のA−O−A線断面図を含む説明図、図
3は図1の要部を拡大して示す図面である。
【0036】図において、1はカムシャフトで、このカ
ムシャフト1は内燃機関の吸気弁または排気弁を駆動す
るカムシャフトで、この実施の形態においては吸気弁を
駆動するカムシャフトである。
ムシャフト1は内燃機関の吸気弁または排気弁を駆動す
るカムシャフトで、この実施の形態においては吸気弁を
駆動するカムシャフトである。
【0037】前記カムシャフト1は図外のシリンダヘッ
ドに固定した軸受けによって回転自在に支持されてい
る。また、前記図外の軸受けよりも図2において右側の
カムシャフト1の基幹部(図示せず)には、カムが形成
されており、このカムによって吸気弁が開閉駆動される
ようになっている。
ドに固定した軸受けによって回転自在に支持されてい
る。また、前記図外の軸受けよりも図2において右側の
カムシャフト1の基幹部(図示せず)には、カムが形成
されており、このカムによって吸気弁が開閉駆動される
ようになっている。
【0038】2は内燃機関のフロントカバー(図示せ
ず)側から延びるスパイダで、このスパイダ2の端部に
は、軸方向の通路3,4と、端面に近い側に位置する周
溝5,6がそれぞれ形成してある。前記通路3は端面に
開口しているけれども、この開口端を栓部材で閉塞する
ことは任意に可能である。
ず)側から延びるスパイダで、このスパイダ2の端部に
は、軸方向の通路3,4と、端面に近い側に位置する周
溝5,6がそれぞれ形成してある。前記通路3は端面に
開口しているけれども、この開口端を栓部材で閉塞する
ことは任意に可能である。
【0039】前記通路3,4のうち、通路3は一端側が
半径方向通路7を介して周溝5に連通している。また、
前記通路4は一端側が半径方向通路8を介して周溝6に
連通している。
半径方向通路7を介して周溝5に連通している。また、
前記通路4は一端側が半径方向通路8を介して周溝6に
連通している。
【0040】17は内燃機関に同期して回転される回転
体で、この回転体17は、この実施の形態において、内
燃機関のクランクシャフト(図示せず)によって回転駆
動されるスプロケットである。前記スプロケット17
は、この実施の形態においてハウジング部材18と共に
回転可能となっており、また、カムシャフト1に対して
所定角度相対回動可能となっている。
体で、この回転体17は、この実施の形態において、内
燃機関のクランクシャフト(図示せず)によって回転駆
動されるスプロケットである。前記スプロケット17
は、この実施の形態においてハウジング部材18と共に
回転可能となっており、また、カムシャフト1に対して
所定角度相対回動可能となっている。
【0041】即ち、前記スプロケット17は、環状のハ
ウジング本体19とこのハウジング本体19の両側に対
峙配設された板部材20,21とからなるハウジング部
材18に対して、図外の連結ボルトによって連結されて
いる。なお、22a,22bは、前記スプロケット1
7、ハウジング本体19及び板部材20,21の位置決
めをする位置決めピンである。
ウジング本体19とこのハウジング本体19の両側に対
峙配設された板部材20,21とからなるハウジング部
材18に対して、図外の連結ボルトによって連結されて
いる。なお、22a,22bは、前記スプロケット1
7、ハウジング本体19及び板部材20,21の位置決
めをする位置決めピンである。
【0042】また、前記スプロケット17は、カムシャ
フト1に固定される軸受け部材25の外周に軸受けされ
ており、これによって、カムシャフト1に対して所定角
度相対回動可能となっている。
フト1に固定される軸受け部材25の外周に軸受けされ
ており、これによって、カムシャフト1に対して所定角
度相対回動可能となっている。
【0043】前記スプロケット17の外周側には外歯2
6が形成されており、この外歯26には図外のクランク
シャフトによって駆動されるタイミングチェーン27が
巻着される。
6が形成されており、この外歯26には図外のクランク
シャフトによって駆動されるタイミングチェーン27が
巻着される。
【0044】前記ハウジング部材18内は全体として中
空状になっており、環状のハウジング本体19の半径方
向内方に向かって突出する複数(この実施の形態におい
ては4個)の突起28を形成することによって、半径方
向外方寄りに、中央部分で連結された4個の部屋29が
形成してある(図1参照)。
空状になっており、環状のハウジング本体19の半径方
向内方に向かって突出する複数(この実施の形態におい
ては4個)の突起28を形成することによって、半径方
向外方寄りに、中央部分で連結された4個の部屋29が
形成してある(図1参照)。
【0045】30は前記ハウジング部材18内に収容さ
れたベーン部材で、このベーン部材30とハウジング部
材18とを主要素として、後に詳述する相対回動手段3
1が構成されている。
れたベーン部材で、このベーン部材30とハウジング部
材18とを主要素として、後に詳述する相対回動手段3
1が構成されている。
【0046】前記ベーン部材30は、その胴部32から
放射方向に突出する複数(この実施の形態においては4
個)のベーン33を有しており、このベーン33を部屋
29内に配置した状態でハウジング部材18内に収容さ
れている。
放射方向に突出する複数(この実施の形態においては4
個)のベーン33を有しており、このベーン33を部屋
29内に配置した状態でハウジング部材18内に収容さ
れている。
【0047】前記ベーン部材30のベーン33が部屋2
9内に配置されることによって、この部屋29内にベー
ン33の円周方向両側に対峙して一対の作動油室34,
35が区画形成される。前記一対の作動油室34,35
は、この実施の形態において4組形成されている。
9内に配置されることによって、この部屋29内にベー
ン33の円周方向両側に対峙して一対の作動油室34,
35が区画形成される。前記一対の作動油室34,35
は、この実施の形態において4組形成されている。
【0048】前記作動油室34,35間相互の液密的封
止は、ハウジング本体19の内周側に形成した突起28
の先端に設けたシール部材36をばね部材(図示せず)
で押圧してベーン部材30の胴部32外周に摺接させる
と共に、ベーン33の先端に設けたシール部材38をば
ね部材39で押圧してハウジング本体22の内周に摺接
させることによって成就するようにしてある。
止は、ハウジング本体19の内周側に形成した突起28
の先端に設けたシール部材36をばね部材(図示せず)
で押圧してベーン部材30の胴部32外周に摺接させる
と共に、ベーン33の先端に設けたシール部材38をば
ね部材39で押圧してハウジング本体22の内周に摺接
させることによって成就するようにしてある。
【0049】また、前記ベーン部材30には、スパイダ
2に形成した周溝6と作動油室34とを連通する半径方
向通路40が形成してあると共に、同じく周溝5と作動
油室35とを連通する半径方向通路41が形成してあ
る。
2に形成した周溝6と作動油室34とを連通する半径方
向通路40が形成してあると共に、同じく周溝5と作動
油室35とを連通する半径方向通路41が形成してあ
る。
【0050】前記半径方向通路40,41がそれぞれ連
通する周溝6,5は、スパイダ2に形成した通路4,3
にそれぞれ連通しているから、作動油室34,35はス
パイダ2に形成した通路4,3にそれぞれ連通すること
になる。このため、前記通路4,3を介して作動油室3
4,35に作動油を選択的に吸排することによって、ハ
ウジング部材18とベーン部材30とが相対回動するこ
とができることになっている。
通する周溝6,5は、スパイダ2に形成した通路4,3
にそれぞれ連通しているから、作動油室34,35はス
パイダ2に形成した通路4,3にそれぞれ連通すること
になる。このため、前記通路4,3を介して作動油室3
4,35に作動油を選択的に吸排することによって、ハ
ウジング部材18とベーン部材30とが相対回動するこ
とができることになっている。
【0051】ここに、前記スプロケット17はハウジン
グ部材18に連結されて、カムシャフト1に対して相対
回動可能となっており、これによって、相対回動手段3
1はスプロケット17をカムシャフト1に対して所定角
度範囲内で相対回動可能となっている。したがって、前
記ベーン部材30とハウジング部材18とを主要素とし
て、スプロケット17をカムシャフト1に対して相対回
動させる相対回動手段31が構成されていることにな
る。
グ部材18に連結されて、カムシャフト1に対して相対
回動可能となっており、これによって、相対回動手段3
1はスプロケット17をカムシャフト1に対して所定角
度範囲内で相対回動可能となっている。したがって、前
記ベーン部材30とハウジング部材18とを主要素とし
て、スプロケット17をカムシャフト1に対して相対回
動させる相対回動手段31が構成されていることにな
る。
【0052】44は前記ハウジング部材18とベーン部
材30との間に設けられ、ハウジング部材18とベーン
部材30との相対回動を規制する回動規制手段である。
前記回動規制手段44は、この実施の形態において、ベ
ーン部材30に放射方向に形成したシリンダ穴45内
に、ばね部材46と共に出没自在に収容した係合部材4
7の先端を、ハウジング部材18に形成した係合穴48
に係合可能とした構成にしてある。
材30との間に設けられ、ハウジング部材18とベーン
部材30との相対回動を規制する回動規制手段である。
前記回動規制手段44は、この実施の形態において、ベ
ーン部材30に放射方向に形成したシリンダ穴45内
に、ばね部材46と共に出没自在に収容した係合部材4
7の先端を、ハウジング部材18に形成した係合穴48
に係合可能とした構成にしてある。
【0053】前記シリンダ穴45は、ベーン部材30
に、詳しくはベーン部材30の胴部32外周とベーン3
3との間に形成した段部49に、作動油室34の1つに
臨んで放射方向に開放して形成してある。また、前記シ
リンダ穴45は、この実施の形態においては、ベーン部
材30よりも硬さの硬い材料からなる筒状のシリンダ穴
部材50をシリンダ穴45に埋設することによって形成
してある。このため、前記シリンダ穴45は、シリンダ
穴部材50を埋設した部分が縮径され、底部側が拡径さ
れた段付き形状を呈している。即ち、前記シリンダ穴4
5は、開口端側に小径部45aが形成され、底部側に大
径部45bが形成された段付き状に形成してある(図3
参照)。
に、詳しくはベーン部材30の胴部32外周とベーン3
3との間に形成した段部49に、作動油室34の1つに
臨んで放射方向に開放して形成してある。また、前記シ
リンダ穴45は、この実施の形態においては、ベーン部
材30よりも硬さの硬い材料からなる筒状のシリンダ穴
部材50をシリンダ穴45に埋設することによって形成
してある。このため、前記シリンダ穴45は、シリンダ
穴部材50を埋設した部分が縮径され、底部側が拡径さ
れた段付き形状を呈している。即ち、前記シリンダ穴4
5は、開口端側に小径部45aが形成され、底部側に大
径部45bが形成された段付き状に形成してある(図3
参照)。
【0054】また、前記シリンダ穴45の内部は、その
底部側で、ベーン33に形成した段付き穴状の通路51
を介して大気開放されている。
底部側で、ベーン33に形成した段付き穴状の通路51
を介して大気開放されている。
【0055】前記係合部材47は、チタン等の軽合金材
料からなり、全体として略棒状に形成されている。ま
た、シリンダ穴45の段付き形状に整合する小径部47
a及び大径部47bが形成された段付き状に形成され、
先端側がテーパ状に形成されており、大径部47bがシ
リンダ穴45の拡径された底部側(大径部45b)に位
置し、小径部47aがシリンダ穴部材50の内面(シリ
ンダ穴の小径部45a)によって支持された状態でシリ
ンダ穴45内に収容されている。
料からなり、全体として略棒状に形成されている。ま
た、シリンダ穴45の段付き形状に整合する小径部47
a及び大径部47bが形成された段付き状に形成され、
先端側がテーパ状に形成されており、大径部47bがシ
リンダ穴45の拡径された底部側(大径部45b)に位
置し、小径部47aがシリンダ穴部材50の内面(シリ
ンダ穴の小径部45a)によって支持された状態でシリ
ンダ穴45内に収容されている。
【0056】また、前記係合部材47には、軸方向両端
側に窪み穴52A,52Bが形成されていると共に、こ
の窪み穴52A,52Bの間に非中空部53が形成して
ある。即ち、前記係合部材47の先端に窪み52Aが形
成してあると共に、大径胴47b側の端面に開放する窪
み穴52B形成してある。これによって、前記係合部材
47は軽量化が図られている。また、前記窪み穴52
A,52Bの内周面と底面との間は円弧状に形成され、
滑らかに繋がっている。
側に窪み穴52A,52Bが形成されていると共に、こ
の窪み穴52A,52Bの間に非中空部53が形成して
ある。即ち、前記係合部材47の先端に窪み52Aが形
成してあると共に、大径胴47b側の端面に開放する窪
み穴52B形成してある。これによって、前記係合部材
47は軽量化が図られている。また、前記窪み穴52
A,52Bの内周面と底面との間は円弧状に形成され、
滑らかに繋がっている。
【0057】前記係合部材47は窪み穴52B内に配置
されるばね部材46によって放射方向に常時付勢されて
おり、テーパ状の先端側がシリンダ穴45内から突出可
能である。即ち、前記ばね部材46は、一端がシリンダ
穴45の底部に接し、他端が係合部材47に形成した窪
み穴52Bの底部に接して、係合部材47を放射方向に
常時付勢している。なお、前記ばね部材46は、この実
施の形態においてコイルばねが採用されているけれど
も、これに限らず、各種ばね部材が採用可能である。
されるばね部材46によって放射方向に常時付勢されて
おり、テーパ状の先端側がシリンダ穴45内から突出可
能である。即ち、前記ばね部材46は、一端がシリンダ
穴45の底部に接し、他端が係合部材47に形成した窪
み穴52Bの底部に接して、係合部材47を放射方向に
常時付勢している。なお、前記ばね部材46は、この実
施の形態においてコイルばねが採用されているけれど
も、これに限らず、各種ばね部材が採用可能である。
【0058】前記係合部材47がばね部材46によって
付勢され、その先端がシリンダ穴45から突出すると
き、係合部材47の大径部47bがシリンダ穴45の拡
径された底部側(大径部45b)に位置していることに
よって、係合部材47の段付き部はシリンダ穴45のシ
リンダ穴部材50に当接して、係合部材47がシリンダ
穴45内から抜脱することを防止することが可能であ
る。
付勢され、その先端がシリンダ穴45から突出すると
き、係合部材47の大径部47bがシリンダ穴45の拡
径された底部側(大径部45b)に位置していることに
よって、係合部材47の段付き部はシリンダ穴45のシ
リンダ穴部材50に当接して、係合部材47がシリンダ
穴45内から抜脱することを防止することが可能であ
る。
【0059】また、前記係合部材47の大径部47bと
シリンダ穴45の小径部45aとの間には、環状室47
Aが形成されるようになっている。前記環状室47A
は、係合部材47の大径部47bの外径寸法をシリンダ
穴45の大径部45bの内径寸法に対して相当の隙間を
有する寸法とすることにより、この隙間を介してシリン
ダ穴45の底部側と連通するようになっている。
シリンダ穴45の小径部45aとの間には、環状室47
Aが形成されるようになっている。前記環状室47A
は、係合部材47の大径部47bの外径寸法をシリンダ
穴45の大径部45bの内径寸法に対して相当の隙間を
有する寸法とすることにより、この隙間を介してシリン
ダ穴45の底部側と連通するようになっている。
【0060】前記係合部材47は、作動油室34の1つ
に臨むシリンダ穴45内に収容されているから、この係
合部材47の先端は作動室34の1つを横切って放射方
向に突出し、係合穴48に係合することになる。
に臨むシリンダ穴45内に収容されているから、この係
合部材47の先端は作動室34の1つを横切って放射方
向に突出し、係合穴48に係合することになる。
【0061】また、前記係合部材47は、その先端が係
合孔48に係合した状態において、この係合部材47の
非中空部53がシリンダ穴45及び係合孔48内に配置
されるようになっている。即ち、前記係合部材47の非
中空部53は、ベーン部材30の段部49とハウジング
部材18の段部(後述する)54との間の隙間(後述す
る)58に対応して配置されるようになっている。
合孔48に係合した状態において、この係合部材47の
非中空部53がシリンダ穴45及び係合孔48内に配置
されるようになっている。即ち、前記係合部材47の非
中空部53は、ベーン部材30の段部49とハウジング
部材18の段部(後述する)54との間の隙間(後述す
る)58に対応して配置されるようになっている。
【0062】前記係合穴48は、ハウジング部材18
に、詳しくはハウジング本体19の内周と突起28との
間に形成した段部54に、作動油室34の1つに臨んで
開口するように形成してある。また、前記係合穴48
は、この実施の形態においては、ハウジング本体19よ
りも硬さの硬い材料からなり、係合穴48が形成された
係合穴部材55をハウジング本体19の段部54に埋設
することによって形成してある。
に、詳しくはハウジング本体19の内周と突起28との
間に形成した段部54に、作動油室34の1つに臨んで
開口するように形成してある。また、前記係合穴48
は、この実施の形態においては、ハウジング本体19よ
りも硬さの硬い材料からなり、係合穴48が形成された
係合穴部材55をハウジング本体19の段部54に埋設
することによって形成してある。
【0063】前記係合穴48の形状は、開口端側が大径
のカップ状に形成されており、この係合穴48の底部に
は、係合部材47が係合した状態において油室56が形
成されている。また、前記係合穴48内及び油室56内
は、係合穴48の内面に形成した油溝57及び、ベーン
部材30の段部49とハウジング部材18の段部54と
の間の隙間58を介して、作動油室34に連通してい
る。
のカップ状に形成されており、この係合穴48の底部に
は、係合部材47が係合した状態において油室56が形
成されている。また、前記係合穴48内及び油室56内
は、係合穴48の内面に形成した油溝57及び、ベーン
部材30の段部49とハウジング部材18の段部54と
の間の隙間58を介して、作動油室34に連通してい
る。
【0064】なお、前記油溝57は、係合部材47が係
合した状態で形成されることで足りるから、係合部材4
7のテーパ状の先端が係合穴48内へ侵入する深さを調
節することによって、係合穴48の内面と係合部材47
の外面との間で形成することが可能である。
合した状態で形成されることで足りるから、係合部材4
7のテーパ状の先端が係合穴48内へ侵入する深さを調
節することによって、係合穴48の内面と係合部材47
の外面との間で形成することが可能である。
【0065】また、前記係合穴48が形成された段部5
4、即ちこの実施の形態においてはハウジング部材18
に形成した段部54には、作動油室34側に向かって傾
斜する傾斜面59が形成してある。
4、即ちこの実施の形態においてはハウジング部材18
に形成した段部54には、作動油室34側に向かって傾
斜する傾斜面59が形成してある。
【0066】66は油圧給排手段である。前記油圧給排
手段66は、通路3,4にそれぞれ連通する給排通路6
7,68と、これら給排通路67,68をオイルポンプ
69からの供給通路70と貯油タンク71に連通する排
出通路72とに選択的に切換えて連通させるか、または
遮断する切換え弁73と、この切換え弁73を制御する
制御装置74とを主要素として構成してある。前記切換
え弁73はこの実施の形態において4ポート弁が採用さ
れており、この切換え弁73を制御する制御装置74に
は、内燃機関の運転状態を示す各種信号が入力される。
手段66は、通路3,4にそれぞれ連通する給排通路6
7,68と、これら給排通路67,68をオイルポンプ
69からの供給通路70と貯油タンク71に連通する排
出通路72とに選択的に切換えて連通させるか、または
遮断する切換え弁73と、この切換え弁73を制御する
制御装置74とを主要素として構成してある。前記切換
え弁73はこの実施の形態において4ポート弁が採用さ
れており、この切換え弁73を制御する制御装置74に
は、内燃機関の運転状態を示す各種信号が入力される。
【0067】斯かる構成において、内燃機関の始動時
で、前記オイルポンプ69から作動油が十分に供給され
ないとき、或いは制御装置74に最遅角状態を保つ信号
が入力されている場合には、相対回動手段31のベーン
部材30はハウジング部材18に対して最遅角位置にあ
って(図1参照)、回転規制手段44の係合部材47は
ばね部材46のばね力によって付勢され、この係合部材
47の先端は係合穴48に係合し、ハウジング部材18
とベーン部材30とを連携している。このため、図外の
クランクシャフトからタイミングチェーン27を介して
回転体としてのスプロケット17に与えられる回転駆動
力は、ハウジング部材18及びベーン部材30を介して
カムシャフト1に伝達される。なお、この場合に、前記
ベーン部材30の段部49は、ハウジング部材18内に
部屋29を形成する突起28の側面に当接可能である
が、好ましくは、ベーン33は突起28に接していな
い。
で、前記オイルポンプ69から作動油が十分に供給され
ないとき、或いは制御装置74に最遅角状態を保つ信号
が入力されている場合には、相対回動手段31のベーン
部材30はハウジング部材18に対して最遅角位置にあ
って(図1参照)、回転規制手段44の係合部材47は
ばね部材46のばね力によって付勢され、この係合部材
47の先端は係合穴48に係合し、ハウジング部材18
とベーン部材30とを連携している。このため、図外の
クランクシャフトからタイミングチェーン27を介して
回転体としてのスプロケット17に与えられる回転駆動
力は、ハウジング部材18及びベーン部材30を介して
カムシャフト1に伝達される。なお、この場合に、前記
ベーン部材30の段部49は、ハウジング部材18内に
部屋29を形成する突起28の側面に当接可能である
が、好ましくは、ベーン33は突起28に接していな
い。
【0068】前記カムシャフト1が回転することによっ
て、内燃機関の吸気弁が駆動され、開閉制御されること
になる。
て、内燃機関の吸気弁が駆動され、開閉制御されること
になる。
【0069】また、前記ベーン部材30がハウジング部
材18に対して最遅角位置にあるとき、回動規制手段4
4の係合部材47は遠心力及びばね部材46のばね力に
よって押圧されて、その先端が係合穴48に係合してお
り、ハウジング部材18とベーン部材30との間の相対
回動が規制されている。このため、前記カムシャフト1
が図外の吸気弁を駆動する際に、このカムシャフト1に
正または負の反転トルクが作用してもベーン部材30は
ハウジング部材18に対して相対回動することがないか
ら、ベーン部材33とハウジング部材18との衝突を防
止でき、打音等を生じることが有利に防止される。
材18に対して最遅角位置にあるとき、回動規制手段4
4の係合部材47は遠心力及びばね部材46のばね力に
よって押圧されて、その先端が係合穴48に係合してお
り、ハウジング部材18とベーン部材30との間の相対
回動が規制されている。このため、前記カムシャフト1
が図外の吸気弁を駆動する際に、このカムシャフト1に
正または負の反転トルクが作用してもベーン部材30は
ハウジング部材18に対して相対回動することがないか
ら、ベーン部材33とハウジング部材18との衝突を防
止でき、打音等を生じることが有利に防止される。
【0070】このとき、前記係合部材47はハウジング
部材18とベーン部材30とによって軸直角方向の剪断
力を受けるけれども、この係合部材47の非中空部53
がシリンダ穴45及び係合穴48内に配置されているか
ら、この係合部材47の全体が非中空状である場合と同
様の機械的強度が確保される。
部材18とベーン部材30とによって軸直角方向の剪断
力を受けるけれども、この係合部材47の非中空部53
がシリンダ穴45及び係合穴48内に配置されているか
ら、この係合部材47の全体が非中空状である場合と同
様の機械的強度が確保される。
【0071】次に、進角制御される場合は、前記油圧給
排手段66の切換え弁73が制御装置74によって切換
え制御され、給排通路68にオイルポンプ69からの供
給通路70が接続されると共に、給排通路67が排出通
路72に接続されることによって、オイルポンプ69か
らの作動油が給排通路68から、通路4、半径方向通路
8、周溝6、半径方向通路40を介して作動油室34内
に導かれる。
排手段66の切換え弁73が制御装置74によって切換
え制御され、給排通路68にオイルポンプ69からの供
給通路70が接続されると共に、給排通路67が排出通
路72に接続されることによって、オイルポンプ69か
らの作動油が給排通路68から、通路4、半径方向通路
8、周溝6、半径方向通路40を介して作動油室34内
に導かれる。
【0072】前記作動油室34内に導かれた作動油は、
隙間58及び油溝57を介して、係合部材47の先端が
係合する係合穴48内(及び係合穴4の底部に設けられ
た油室56内)に導かれる。
隙間58及び油溝57を介して、係合部材47の先端が
係合する係合穴48内(及び係合穴4の底部に設けられ
た油室56内)に導かれる。
【0073】同時に、前記作動油室35内が、半径方向
通路41、周溝5、半径方向通路7、通路3、給排通路
67を介して排出通路72に連通することになる。
通路41、周溝5、半径方向通路7、通路3、給排通路
67を介して排出通路72に連通することになる。
【0074】前記作動油室34内及び回動規制手段44
の係合穴48(油室56)内に作動油が導かれることに
より、係合部材47には作動油室34及び係合穴48の
作動油圧力が作用し、この係合部材47は遠心力に抗し
て向心方向に付勢され、シリンダ穴45内に押し戻され
る。このため、前記係合部材47の先端が係合穴48内
から離脱して係合が解除され、これによって、ハウジン
グ部材18とベーン部材30とは係合部材47による拘
束が解除される。
の係合穴48(油室56)内に作動油が導かれることに
より、係合部材47には作動油室34及び係合穴48の
作動油圧力が作用し、この係合部材47は遠心力に抗し
て向心方向に付勢され、シリンダ穴45内に押し戻され
る。このため、前記係合部材47の先端が係合穴48内
から離脱して係合が解除され、これによって、ハウジン
グ部材18とベーン部材30とは係合部材47による拘
束が解除される。
【0075】前記作動油室34内に作動油が供給される
一方、作動油室35内が排出通路72に連通することに
よって、作動油室34内の油圧力がベーン33の側面に
作用し、ベーン部材30をハウジング部材18に対して
図1の矢印方向、即ち進角方向に回動させる。これによ
って、前記スプロケット17とカムシャフト1とが相対
回動することになり、カムシャフト1の回転位相が変更
されて、カムシャフト1は進角制御され、このカムシャ
フト1によって駆動される吸気弁の開閉のタイミングが
早められる。
一方、作動油室35内が排出通路72に連通することに
よって、作動油室34内の油圧力がベーン33の側面に
作用し、ベーン部材30をハウジング部材18に対して
図1の矢印方向、即ち進角方向に回動させる。これによ
って、前記スプロケット17とカムシャフト1とが相対
回動することになり、カムシャフト1の回転位相が変更
されて、カムシャフト1は進角制御され、このカムシャ
フト1によって駆動される吸気弁の開閉のタイミングが
早められる。
【0076】前記カムシャフト1が進角制御され、ベー
ン部材30がハウジング部材18に対して最進角位置に
ある場合には、係合部材47は作動油室34内の油圧に
よってシリンダ穴45内に押し戻された状態が継続さ
れ、この係合部材47の先端はハウジング18の内周に
接することはない。
ン部材30がハウジング部材18に対して最進角位置に
ある場合には、係合部材47は作動油室34内の油圧に
よってシリンダ穴45内に押し戻された状態が継続さ
れ、この係合部材47の先端はハウジング18の内周に
接することはない。
【0077】次に、前記油圧給排手段66の切換え弁7
3が制御装置74によって切換え制御され、給排通路6
7にオイルポンプ69からの供給通路70が接続される
と共に、給排通路68が排出通路72に接続されると、
オイルポンプ69からの作動油が作動油室35に導かれ
る。また、前記作動油室34内の作動油は、吸排通路6
8及び排出通路72を通じて排出される。
3が制御装置74によって切換え制御され、給排通路6
7にオイルポンプ69からの供給通路70が接続される
と共に、給排通路68が排出通路72に接続されると、
オイルポンプ69からの作動油が作動油室35に導かれ
る。また、前記作動油室34内の作動油は、吸排通路6
8及び排出通路72を通じて排出される。
【0078】前記作動油室34内の作動油が排出される
ことによって、係合部材47はこの係合部材47に作用
する遠心力によって放射方向に突出するけれども、この
係合部材47の先端はハウジング部材18の内周に接す
ることはない。また、前記係合部材47がハウジング本
体19の段部54よりも作動油室34側にある場合には
係合穴48に係合することがないから、ハウジング部材
18とベーン部材30とは、回動規制手段44による拘
束が解除された状態が継続される。
ことによって、係合部材47はこの係合部材47に作用
する遠心力によって放射方向に突出するけれども、この
係合部材47の先端はハウジング部材18の内周に接す
ることはない。また、前記係合部材47がハウジング本
体19の段部54よりも作動油室34側にある場合には
係合穴48に係合することがないから、ハウジング部材
18とベーン部材30とは、回動規制手段44による拘
束が解除された状態が継続される。
【0079】前記作動油室35内に作動油が供給される
一方、作動油室34内が排出通路72に連通することに
よって、作動油室35内の油圧力がベーン33の側面に
作用し、ベーン部材30をハウジング部材18に対して
図1において反時計方向、即ち遅角方向に回動させる。
これによって、前記スプロケット17とカムシャフト1
とが相対回動することになり、カムシャフト1の回転位
相が変更されて、カムシャフト1は遅角制御され、この
カムシャフト1によって駆動される吸気弁の開閉のタイ
ミングが遅らされることになる。
一方、作動油室34内が排出通路72に連通することに
よって、作動油室35内の油圧力がベーン33の側面に
作用し、ベーン部材30をハウジング部材18に対して
図1において反時計方向、即ち遅角方向に回動させる。
これによって、前記スプロケット17とカムシャフト1
とが相対回動することになり、カムシャフト1の回転位
相が変更されて、カムシャフト1は遅角制御され、この
カムシャフト1によって駆動される吸気弁の開閉のタイ
ミングが遅らされることになる。
【0080】前記カムシャフト1が遅角制御され、ベー
ン部材30がハウジング部材18に対して最遅角位置と
なる場合に、作動油室34内に突出していた係合部材4
7の先端は、ハウジング部材18の段部54に形成した
傾斜面59に案内されつつ移動して、係合孔48内に再
び係合される。
ン部材30がハウジング部材18に対して最遅角位置と
なる場合に、作動油室34内に突出していた係合部材4
7の先端は、ハウジング部材18の段部54に形成した
傾斜面59に案内されつつ移動して、係合孔48内に再
び係合される。
【0081】また、前記ベーン部材30がハウジング部
材18に対して進角方向或いは遅角方向に回動している
状態で、油圧給排手段66の切換え弁73が制御装置7
4によって切換え制御され、給排通路67,68と供給
通路70または排出通路72との連通が遮断されると、
ハウジング部材18とベーン部材30とは、相対回動の
中間的な位置に保持される。これによって、前記第1ス
プロケット17とカムシャフト1とは相対回動の中間的
な位置に保持されることになり、カムシャフト1は、こ
のカムシャフト1によって駆動される吸気弁を所望のタ
イミングで制御することになる。
材18に対して進角方向或いは遅角方向に回動している
状態で、油圧給排手段66の切換え弁73が制御装置7
4によって切換え制御され、給排通路67,68と供給
通路70または排出通路72との連通が遮断されると、
ハウジング部材18とベーン部材30とは、相対回動の
中間的な位置に保持される。これによって、前記第1ス
プロケット17とカムシャフト1とは相対回動の中間的
な位置に保持されることになり、カムシャフト1は、こ
のカムシャフト1によって駆動される吸気弁を所望のタ
イミングで制御することになる。
【0082】この場合には、前記作動油室34内は、所
定の圧力状態が維持されていると共に、密閉された状態
となっているから、係合部材47には遠心力が作用する
けれども、この係合部材47は放射方向に突出すること
はなく、係合穴48に係合することがないから、ハウジ
ング部材18とベーン部材30とは、回動規制手段44
による拘束が解除された状態が継続される。
定の圧力状態が維持されていると共に、密閉された状態
となっているから、係合部材47には遠心力が作用する
けれども、この係合部材47は放射方向に突出すること
はなく、係合穴48に係合することがないから、ハウジ
ング部材18とベーン部材30とは、回動規制手段44
による拘束が解除された状態が継続される。
【0083】ここに、前記回動規制手段44の係合部材
47は、軸方向両端側に窪み穴52A,52Bを備え、
この窪み穴52A,52Bの間に非中空部53が形成さ
れているから、軽量化が図られている。
47は、軸方向両端側に窪み穴52A,52Bを備え、
この窪み穴52A,52Bの間に非中空部53が形成さ
れているから、軽量化が図られている。
【0084】このため、前記係合部材47の慣性質量が
小さくなり、この係合部材47が係合動作及び係合解除
動作をする場合の作動応答性が向上する。
小さくなり、この係合部材47が係合動作及び係合解除
動作をする場合の作動応答性が向上する。
【0085】したがって、前記回動規制手段44の係合
部材47の迅速な動作が可能で、バルブタイミングの変
更の規制及び規制解除を迅速に行うことが可能な回動規
制手段44を備えた、内燃機関のバルブタイミング変更
装置が得られる。
部材47の迅速な動作が可能で、バルブタイミングの変
更の規制及び規制解除を迅速に行うことが可能な回動規
制手段44を備えた、内燃機関のバルブタイミング変更
装置が得られる。
【0086】また、前記回動規制手段44の係合部材4
7は、軸方向両端側に窪み穴52A,52Bを設けるこ
とによって軽量化が図られているから、軸方向の一方側
に窪み穴を形成して軽量化する場合に比較して、窪み穴
の深さを浅くすることができる。このため、前記窪み穴
52A,52Bの加工を容易にして係合部材47の軽量
化を図ることができる。
7は、軸方向両端側に窪み穴52A,52Bを設けるこ
とによって軽量化が図られているから、軸方向の一方側
に窪み穴を形成して軽量化する場合に比較して、窪み穴
の深さを浅くすることができる。このため、前記窪み穴
52A,52Bの加工を容易にして係合部材47の軽量
化を図ることができる。
【0087】また、前記係合部材47に形成した非中空
部53が、この係合部材47の先端が係合穴48に係合
した状態において、シリンダ穴45及び係合穴48内に
配置されているから、係合部材47がハウジング部材1
8とベーン部材30とによって軸直角方向の剪断略を受
ける場合に、この係合部材47の全体が非中空状である
場合と同様の機械的強度を確保することができる。
部53が、この係合部材47の先端が係合穴48に係合
した状態において、シリンダ穴45及び係合穴48内に
配置されているから、係合部材47がハウジング部材1
8とベーン部材30とによって軸直角方向の剪断略を受
ける場合に、この係合部材47の全体が非中空状である
場合と同様の機械的強度を確保することができる。
【0088】また、前記係合部材47は、軽合金材料か
ら形成されているから、この係合部材47を更に軽量化
することができる。
ら形成されているから、この係合部材47を更に軽量化
することができる。
【0089】また、前記係合部材47に形成した窪み穴
52A,52Bは、その内周面と底面とが滑らかに繋が
っているから、窪み穴52A,52Bを鍛造等の塑性加
工によって形成する場合に、加工型の形状を滑らかにし
て型寿命の長期化を図ることができると共に、応力集中
することがなく、係合部材47の非中空部53に与えら
れる剪断力に対する機械的強度を有利に確保することが
できる。
52A,52Bは、その内周面と底面とが滑らかに繋が
っているから、窪み穴52A,52Bを鍛造等の塑性加
工によって形成する場合に、加工型の形状を滑らかにし
て型寿命の長期化を図ることができると共に、応力集中
することがなく、係合部材47の非中空部53に与えら
れる剪断力に対する機械的強度を有利に確保することが
できる。
【0090】また、前記回転規制手段44の係合部材4
7は、カムシャフト1の軸方向に略直角な、略放射方向
に設けられているから、回動規制手段44がカムシャフ
ト1の軸方向に長大化することを防止することができ
る。
7は、カムシャフト1の軸方向に略直角な、略放射方向
に設けられているから、回動規制手段44がカムシャフ
ト1の軸方向に長大化することを防止することができ
る。
【0091】図4は本発明の別の実施の形態を示す図面
で、この実施の形態が前記実施の形態と変わるところ
は、回動規制手段44の係合部材47の窪み穴52A,
52Bが、開口端から底部側に向かって先細状に形成さ
れている点である。
で、この実施の形態が前記実施の形態と変わるところ
は、回動規制手段44の係合部材47の窪み穴52A,
52Bが、開口端から底部側に向かって先細状に形成さ
れている点である。
【0092】即ち、図4に示す係合部材47の窪み穴5
2A,52Bは、軸方向両端側の開口端が大きく開口し
ており、開口端側の寸法が底部側よりも大きく、先細状
に形成されている。また、前記窪み穴52A,52Bの
内周面と底面との間は円弧状に形成され、滑らかに繋が
っている。
2A,52Bは、軸方向両端側の開口端が大きく開口し
ており、開口端側の寸法が底部側よりも大きく、先細状
に形成されている。また、前記窪み穴52A,52Bの
内周面と底面との間は円弧状に形成され、滑らかに繋が
っている。
【0093】なお、その他の構成は前記実施の形態と同
様であるから、同一構成部分には同一符号を付し、その
重複する説明を省略する。
様であるから、同一構成部分には同一符号を付し、その
重複する説明を省略する。
【0094】斯かる構成にあっては、前記実施の形態と
同様の作用、効果が得られるのに加え、係合部材47に
形成した窪み穴52A,52Bが、開口端から底部側に
向かって先細状に形成されているから、この窪み穴52
A,52Bを鍛造等の塑性加工で形成する場合に、加工
型の抜き勾配を大きく確保することができると共に、係
合部材47の非中空部53に与えられる剪断力に対する
機械的強度を有利に確保することができる。
同様の作用、効果が得られるのに加え、係合部材47に
形成した窪み穴52A,52Bが、開口端から底部側に
向かって先細状に形成されているから、この窪み穴52
A,52Bを鍛造等の塑性加工で形成する場合に、加工
型の抜き勾配を大きく確保することができると共に、係
合部材47の非中空部53に与えられる剪断力に対する
機械的強度を有利に確保することができる。
【0095】図5は本発明の別の実施の形態を示す図面
で、この実施の形態が前記実施の形態と変わるところ
は、前記係合部材47の窪み穴52Bの内周面に、窪み
穴52Bの略軸方向の溝60を形成した点である。
で、この実施の形態が前記実施の形態と変わるところ
は、前記係合部材47の窪み穴52Bの内周面に、窪み
穴52Bの略軸方向の溝60を形成した点である。
【0096】即ち、図5に示す係合部材47の窪み穴5
2A,52Bのうち、開口面積が大きい窪み穴52Bの
内周面に、この窪み穴52Bの略軸方向に、複数条の溝
60が形成してある。また、前記窪み穴52A,52B
の内周面と底面との間は円弧状に形成され、滑らかに繋
がっている。
2A,52Bのうち、開口面積が大きい窪み穴52Bの
内周面に、この窪み穴52Bの略軸方向に、複数条の溝
60が形成してある。また、前記窪み穴52A,52B
の内周面と底面との間は円弧状に形成され、滑らかに繋
がっている。
【0097】なお、その他の構成は前記実施の形態と同
様であるから、同一構成部分には同一符号を付し、その
重複する説明を省略する。
様であるから、同一構成部分には同一符号を付し、その
重複する説明を省略する。
【0098】斯かる構成にあっては、前記実施の形態と
同様の作用、効果が得られるのに加え、前記係合部材4
7に形成した窪み穴52Bの内周面に、窪み穴52Bの
略軸方向の溝60を形成してあるから、窪み穴52Bを
形成した部分における係合部材47の機械的強度を大き
くすることができる。
同様の作用、効果が得られるのに加え、前記係合部材4
7に形成した窪み穴52Bの内周面に、窪み穴52Bの
略軸方向の溝60を形成してあるから、窪み穴52Bを
形成した部分における係合部材47の機械的強度を大き
くすることができる。
【0099】図6及び図7は本発明の更に別の実施の形
態を示す図面で、この実施の形態が前記実施の形態と変
わるところは、前記回転規制手段44の係合部材47
が、カムシャフト1の軸方向に略平行な、略軸方向に設
けられている点である。
態を示す図面で、この実施の形態が前記実施の形態と変
わるところは、前記回転規制手段44の係合部材47
が、カムシャフト1の軸方向に略平行な、略軸方向に設
けられている点である。
【0100】即ち、図6及び図7に示す回動規制手段4
4は、ベーン部材30にカムシャフト1の略軸方向に形
成したシリンダ穴45内に、ばね部材46と共に出没自
在に収容した係合部材47の先端を、ハウジング部材1
8に形成した係合穴48に係合可能とした構成にしてあ
る。
4は、ベーン部材30にカムシャフト1の略軸方向に形
成したシリンダ穴45内に、ばね部材46と共に出没自
在に収容した係合部材47の先端を、ハウジング部材1
8に形成した係合穴48に係合可能とした構成にしてあ
る。
【0101】前記シリンダ穴45は、ベーン部材30の
胴部32に、略軸方向に形成してある。前記シリンダ穴
45は、ベーン部材30よりも硬さの硬い材料からなる
筒状のシリンダ穴部材50をシリンダ穴45に埋設する
ことによって形成してある。また、前記シリンダ穴45
の内部は、その底部側で、ベーン33に斜めに形成した
通路51を介して大気開放されている。
胴部32に、略軸方向に形成してある。前記シリンダ穴
45は、ベーン部材30よりも硬さの硬い材料からなる
筒状のシリンダ穴部材50をシリンダ穴45に埋設する
ことによって形成してある。また、前記シリンダ穴45
の内部は、その底部側で、ベーン33に斜めに形成した
通路51を介して大気開放されている。
【0102】前記係合部材47は、その先端が係合孔4
8に係合した状態において、この係合部材47の非中空
部53がシリンダ穴45及び係合孔48内に配置される
ようになっている。即ち、前記係合部材47の非中空部
53は、ベーン部材30とハウジング部材18との間に
対応して配置されるようになっている。
8に係合した状態において、この係合部材47の非中空
部53がシリンダ穴45及び係合孔48内に配置される
ようになっている。即ち、前記係合部材47の非中空部
53は、ベーン部材30とハウジング部材18との間に
対応して配置されるようになっている。
【0103】前記係合穴48は、ハウジング部材18
に、詳しくはハウジング部材18の板部材21に形成し
てある。
に、詳しくはハウジング部材18の板部材21に形成し
てある。
【0104】なお、その他の構成は前記実施の形態と同
様であるから、同一構成部分には同一符号を付し、その
重複する説明を省略する。
様であるから、同一構成部分には同一符号を付し、その
重複する説明を省略する。
【0105】斯かる構成にあっては、前記実施の形態で
述べたと同様の作用、効果が得られるのに加え、前記回
動規制手段44の係合部材47は、カムシャフト1の軸
方向に略平行な、略軸方向に設けられてなるから、回動
規制手段44がカムシャフト1の半径方向に長大化する
ことを防止することができる。
述べたと同様の作用、効果が得られるのに加え、前記回
動規制手段44の係合部材47は、カムシャフト1の軸
方向に略平行な、略軸方向に設けられてなるから、回動
規制手段44がカムシャフト1の半径方向に長大化する
ことを防止することができる。
【0106】以上、実施の形態を図面に基づいて説明し
たが、具体的構成はこの実施の形態に限られるものでは
なく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
たが、具体的構成はこの実施の形態に限られるものでは
なく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
【0107】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、回動規制手段の係合部材の迅速な動作が可能
で、バルブタイミングの変更の規制及び規制解除を迅速
に行うことが可能な内燃機関のバルブタイミング変更装
置が得られる。
よれば、回動規制手段の係合部材の迅速な動作が可能
で、バルブタイミングの変更の規制及び規制解除を迅速
に行うことが可能な内燃機関のバルブタイミング変更装
置が得られる。
【図1】本発明の実施の形態を示す内燃機関のバルブタ
イミング装置の要部を断面して示す説明図である。
イミング装置の要部を断面して示す説明図である。
【図2】図1のA−O−A線断面図を含む説明図であ
る。
る。
【図3】図1の要部を拡大して示す図面である。
【図4】本発明の別の実施の形態を示す係合部材の断面
図である。
図である。
【図5】本発明の別の実施の形態を示す係合部材を、断
面図(a)、及び底面図(b)で示す図面である。
面図(a)、及び底面図(b)で示す図面である。
【図6】本発明の更に別の実施の形態を示す、図2と略
同様の図面である。
同様の図面である。
【図7】図6の要部を拡大して示す図面である。
1 カムシャフト 17 スプロケット(回転体) 18 ハウジング部材 30 ベーン部材 31 相対回動手段 44 回動規制手段 45 シリンダ穴 47 係合部材 48 係合穴 52A,52B 窪み穴 53 非中空部
Claims (8)
- 【請求項1】 内燃機関の回転に同期して回転される回
転体と、吸気弁または排気弁を駆動するカムシャフトと
の間に設けられ、回転体に対してカムシャフトを相対回
動させて吸気弁または排気弁の開閉タイミングを変更可
能であって、回転体とカムシャフトとの相対回動を規制
する回動規制手段を備えた内燃機関のバルブタイミング
変更装置において、前記回転体とカムシャフトとの何れ
か一方と共に回転するハウジング部材と、このハウジン
グ部材内に収容されて、回転体とカムシャフトとの何れ
か他方と共に回転するベーン部材と、を主要素として構
成される相対回動手段を備えると共に、前記回動規制手
段が、ハウジング部材またはベーン部材の何れか一方に
形成される係合穴と、前記ハウジング部材またはベーン
部材の何れか他方に形成されるシリンダ穴に出没自在に
設けられ、その先端が係合穴に係合可能な係合部材と、
を備えてなり、前記係合部材が、軸方向両端側に窪み穴
を備え、この窪み穴の間に非中空部が形成されてなるこ
とを特徴とする、内燃機関のバルブタイミング変更装
置。 - 【請求項2】 前記回動規制手段の係合部材に形成した
非中空部は、この係合部材の先端が係合穴に係合した状
態において、シリンダ穴及び係合穴内に配置されてなる
ことを特徴とする、請求項1記載の内燃機関のバルブタ
イミング変更装置。 - 【請求項3】 前記回動規制手段の係合部材は、軽合金
材料から形成されてなることを特徴とする、請求項1記
載の内燃機関のバルブタイミング変更装置。 - 【請求項4】 前記回動規制手段の係合部材に形成した
窪み穴は、その内周面と底面とが滑らかに繋がっている
ことを特徴とする、請求項1記載の内燃機関のバルブタ
イミング変更装置。 - 【請求項5】 前記回動規制手段の係合部材に形成した
窪み穴は、開口端側の寸法が底部側よりも大きく、先細
状に形成されてなることを特徴とする、請求項1記載の
内燃機関のバルブタイミング変更装置。 - 【請求項6】 前記回動規制手段の係合部材に形成した
両端側の窪み穴の内、少なくとも一方の窪み穴の内周面
の略軸方向に、溝が形成されてなることを特徴とする、
請求項1記載の内燃機関のバルブタイミング変更装置。 - 【請求項7】 前記回動規制手段の係合部材は、カムシ
ャフトの軸方向に略直角な、略放射方向に設けられてな
ることを特徴とする、請求項1記載の内燃機関のバルブ
タイミング変更装置。 - 【請求項8】 前記回動規制手段の係合部材は、カムシ
ャフトの軸方向に略平行な、略軸方向に設けられてなる
ことを特徴とする、請求項1記載の内燃機関のバルブタ
イミング変更装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15173499A JP2000337112A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 内燃機関のバルブタイミング変更装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15173499A JP2000337112A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 内燃機関のバルブタイミング変更装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000337112A true JP2000337112A (ja) | 2000-12-05 |
Family
ID=15525134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15173499A Pending JP2000337112A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 内燃機関のバルブタイミング変更装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000337112A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002106310A (ja) * | 2000-08-16 | 2002-04-10 | Dr Ing H C F Porsche Ag | 駆動車に対する内燃機関のカムシャフトの相対的な回転角度を調節するための装置 |
| CN103498710A (zh) * | 2013-09-23 | 2014-01-08 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种双向可调节凸轮轴相位器锁止机构及油路 |
-
1999
- 1999-05-31 JP JP15173499A patent/JP2000337112A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002106310A (ja) * | 2000-08-16 | 2002-04-10 | Dr Ing H C F Porsche Ag | 駆動車に対する内燃機関のカムシャフトの相対的な回転角度を調節するための装置 |
| CN103498710A (zh) * | 2013-09-23 | 2014-01-08 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种双向可调节凸轮轴相位器锁止机构及油路 |
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