JP2000337227A - 筒内噴射式エンジン - Google Patents
筒内噴射式エンジンInfo
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Abstract
することができる筒内噴射式エンジンを提供する。 【解決手段】 筒内噴射式エンジン(6)のインジェク
タ(16)にはシール部材当接面(73)が形成され、
このシール部材当接面の中央部から突出部(74)が突
出し、この突出部の先端面(76)に燃料噴射口(16
a)が形成されている。シリンダヘッド(11)には、
シール部材当接面と対向する台座(87)が形成され、
この台座の中央部には、シリンダヘッドを貫通してシリ
ンダ内部と連通する貫通孔(88)が形成され、この貫
通孔にインジェクタの突出部が配置されている。インジ
ェクタのシール部材当接面とシリンダヘッドの台座との
間にシール部材(91)が配置されており、このシール
部材の本体が、断熱かつ耐熱の弾性部材からなるリング
状の略平らなシート材(96)からなっている。
Description
取り付けられているインジェクタから、シリンダ内に燃
料が直接噴射されている筒内噴射式エンジンに関する。
する。図9は従来の筒内噴射式エンジンのインジェクタ
先端部付近の断面図である。図9において、インジェク
タ01の先端の突出部02は、シリンダヘッド03の貫
通孔04に配置されている。このインジェクタ01の突
出部02には、その内部にニードル06やスワーラー0
7が、また、その先端部にバルブシート08が設けら
れ、それらの間をガソリンなどの燃料が流れ、バルブシ
ート08の孔である燃料噴射口014からシリンダ09
内に適宜噴射されている。また、インジェクタ01とシ
リンダヘッド03の台座011との間には、金属製のシ
ール012が設けられている。
タ01の突出部02と、シリンダヘッド03の貫通孔0
4との間は隙間が開いており、この隙間に、矢印で図示
するように、シリンダ09内の火炎が、流入することが
ある。また、シール012は湾曲しており、中央部がシ
リンダヘッド03から離れており、インジェクタ01の
突出部02の付け根部の側面も火炎に晒されることにな
る。さらに、シール012は金属製で、比較的熱伝導が
良いので、高温のシリンダヘッド03の熱がインジェク
タ01に多量に伝達されている。そのため、インジェク
タ01の突出部02が高温となり、燃料の重質分やカー
ボンがインジェクタ01の燃料噴射口014の回りに付
着して堆積することがある。そして、この付着物016
で、インジェクタ01の噴射量が減少することがある。
この現象は、特に、マリンエンジンの様に、燃焼温度が
高くなる高負荷/高回転域での使用頻度の高いエンジン
や、毎回燃焼する2サイクルエンジンにおいて顕著とな
る。
めのもので、インジェクタの突出部の温度を極力低くす
ることができる筒内噴射式エンジンを提供することを目
的とする。
ジン(6)は、シリンダヘッド(11)に取り付けられ
ているインジェクタ(16)から、シリンダ(12)内
に燃料が直接噴射されている。そして、インジェクタに
は、シール部材当接面(73)が形成され、このシール
部材当接面の中央部から突出部(74)が突出してお
り、この突出部の先端面(76)に燃料噴射口(16
a)が形成されている。一方、前記シリンダヘッドに
は、前記インジェクタのシール部材当接面と対向する台
座(87)が形成され、この台座の中央部には、シリン
ダヘッドを貫通してシリンダ内部と連通する貫通孔(8
8)が形成され、この貫通孔に前記インジェクタの突出
部が配置されている。かつ、前記インジェクタのシール
部材当接面と、シリンダヘッドの台座との間にシール部
材(91)が配置されており、このシール部材の本体
が、断熱かつ耐熱の弾性部材からなるリング状の略平ら
なシート材(96)からなっている。
脂層(97)が設けられている場合がある。
8)には、金属製のハトメ(99)が取り付けられてい
る場合がある。
配置されている場合がある。
ャップ(92)が嵌められており、このキャップは、イ
ンジェクタの突出部の側面を覆う筒部(101)と、イ
ンジェクタの突出部の先端面の周縁部を覆う覆い板部
(102)とからなるとともに、前記キャップの筒部が
インジェクタの突出部に遊嵌している場合がある。
エンジンの実施の一形態を図1ないし図8を用いて説明
する。図1は本発明の実施の形態の筒内噴射式エンジン
を搭載した船外機の基本構成を示す模式的構成図であ
る。図2は本発明の実施の形態の筒内噴射式エンジンの
シリンダヘッド付近の断面図である。図3はインジェク
タ付近の断面図である。図4はインジェクタの先端部付
近の断面図である。図5はシール部材の説明図で、
(a)が断面図、(b)がシール部材の要部拡大図、
(c)が加熱後の要部拡大図である。図6はシール部材
における面圧と厚さとの関係を示すグラフである。図7
はキャップの説明図で、(a)が平面図、(b)が
(a)の b-b断面図である。図8はキャップの変形例の
説明図で、(a)が平面図、(b)が(a)の b-b断面
図である。
エキゾーストガイド3、アッパーケース4及びロアーケ
ース5で構成されるハウジングを有しており、トップカ
ウル2内には筒内噴射式2サイクルエンジン6が収納さ
れている。尚、2サイクルエンジン6の上下方向に配さ
れたクランク軸7には、エキゾーストガイド3、アッパ
ーケース4及びロアーケース5内に縦設された不図示の
ドライブ軸が連結されており、該ドライブ軸の下端は前
後進切換機構を介してプロペラ軸(共に不図示)が連結
されている。そして、プロペラ軸のロアーケース5外へ
延出する後端部にはプロペラ8が取り付けられている。
気筒エンジンであり、アルミ製のシリンダボディ9には
6つの気筒10a〜l0fが、平面視略V形を成して横
置き状態で上下方向に並設されており、シリンダボディ
9の後端部にはシリンダヘッド11が被着されている。
気筒10a〜10fのシリンダ12(図2参照)には、
各々ピストン13が摺動自在に嵌装されており、該ピス
トン13はコンロッド14を介して前記クランク軸7に
連結されている。
燃焼室12aに臨む点火プラグ15と、燃料噴射口16
aが燃焼室12aに開口するインジェクタ16(詳細は
後述する)とが各気筒10a〜10f毎にそれぞれ着脱
自在に取り付けられている。
クケース17が取り付けられており、このクランクケー
ス17内のクランク室には吸気マニホールドの吸気管1
8が接続されており、この吸気管18のクランク室への
接続部には逆流防止用のリード弁19が設けられ、この
リード弁19の上流側には吸気量を制御するためのスロ
ットル弁20が配設されている。そして、リード弁19
の下流側において、オイルポンプ21によって潤滑オイ
ルが吐出され、クランク室に潤滑オイルが供給されてい
る。
る。図1に示す主燃料タンク32内の燃料は、第1の低
圧燃料ポンプ33によってフィルタ34を経て第2の低
圧燃料ポンプ35に送られる。この第2の低圧燃料ポン
プ35はエンジン6のクランク室のパルス圧によって駆
動されるダイヤフラム式ポンプであって、燃料を気液分
離装置であるベーパーセパレータタンク36に送る。
電動モータによって駆動される燃料予圧ポンプ37が配
設されており、燃料はこの燃料予圧ポンプ37によって
加圧されて予圧配管38を通って高圧燃料ポンプ39に
送られる。ここで、高圧燃料ポンプ39の吐出側は各気
筒10a〜10fに沿って縦方向に配設された燃料供給
レール40に高圧ホース40aを介して接続されるとと
もに、燃料戻し配管41を介してベーパーセパレ一タタ
ンク36に接続されている。尚、燃料戻し配管41の途
中には高圧調整弁42及び燃料冷却器43が設けられて
いる。又、予圧配管38とベーパーセパレータタンク3
6との間には予圧調整弁44が設けられている。
の燃料は燃料予圧ポンプ37によって例えば3〜10k
g/cm2 程度に予圧され、予圧された燃料は高圧燃料
ポンプ39によって50〜100kg/cm2 程度に加
圧されて燃料供給レール40から各インンジェクタ16
に供給され、各インジェクタ16によって適当なタイミ
ングで各気筒10a〜10fのシリンダ12内に直接噴
射される。尚、噴射されないで余った余剰燃料は高圧調
整弁42及び燃料冷却器43を通過して燃料戻し配管4
1からベーパーセパレータタンク36に戻される。
オイルポンプ21及び燃料予圧ポンプ37はエンジン制
御装置(ECU)45によって制御されるが、エンジン
制御装置45には、エンジン6の運転状態および、船外
機1や船体の状態を示す各種センサからの検出信号が入
力される。
ク軸7の回転数を検出する回転センサ46、特定気筒を
判別する気筒判別センサ47、シリンダボディ9の温度
を検出するエンジン温度センサ49、各気筒10a〜1
0fの背圧を検出する背圧センサ50、スロットル弁2
0の開度を検出するスロットル開度センサ51、冷却水
の温度を検出する冷却水温度センサ52、エンジン6の
振動を検出するエンジン振動センサ53、エンジン6の
マウント高さを検出するエンジンマウント高さ検出セン
サ54、船外機1のニュートラル状態を検出するニュー
トラルセンサ55、船外機1の傾動位置を検出するトリ
ム角検出センサ56、船速を検出する船速センサ57、
船体の姿勢を検出する姿勢センサ58、大気圧を検出す
る大気圧センサ59、燃焼ガスの酸素を検出するO2セン
サ60及び燃料圧を検出する圧力センサ61などからの
検出信号がそれぞれ入力される。
が始動されると、各気筒10a〜10fにおいて、ピス
トン13がシリンダ12内を下死点(BDC)から上死
点(TDC)に向かって摺動する圧縮行程においては、
クランク室内に発生する負圧に引かれて空気(新気)が
吸気管18内に吸引され、この空気はスロットル弁20
およびリード弁19を通過した後、オイルポンプ21に
よって吐出されたオイルと共にクランク室内に流入す
る。そして、クランク室内に流入した空気とオイルはそ
の後の膨張行程において上死点から下死点に向かって摺
動するピストン13によって一次圧縮される。クランク
室内のオイルは各部に供給されて各摺動部の潤滑に供さ
れる。
って摺動して排気ポートが開き始めると、燃焼室12a
での混合気の燃焼によって発生した高温・高圧の排気ガ
スが排気ポートから排気通路へと排出される。その後、
掃気ポートが開くと、前のサイクルで一次圧縮されたク
ランク室内の空気がオイルと共に掃気通路を通って掃気
ポートからシリンダ12内に流入し、掃気される。
によって掃気ポートが閉じられ、続いて排気ポートが閉
じられると、シリンダ12内の空気は圧縮され、この空
気に、エンジン制御装置45で制御されているインジェ
クタ16から、適当なタイミングで適量の燃料が噴射さ
れて所要の空燃比の混合気が形成される。そして、この
混合気はピストン13によって更に圧縮され、ピストン
13が上死点近傍に達した時点或は上死点を過ぎた直後
の適当なタイミングで点火プラグ15によって着火され
て燃焼せしめられる。
よって発生した高温・高圧の排気ガスは前述のように排
気ポートを通って排気通路へと排出される。以後、上記
と同様の作用が繰り返されて当該2サイクルエンジン6
が連続して運転される。
3に図示する様に、その本体ケース71に固定用鍔部7
2が形成されている。また、本体ケース71の先端側に
は、シール部材当接面73が形成されている。このシー
ル部材当接面73の中央部から突出部74が突出して設
けられている。また、インジェクタ16の本体ケース7
1には、その内部にニードル81、スワーラー82や、
ニードル81を駆動するソレノイド84などが設けら
れ、また、その先端部にはバルブシート83が設けられ
ている。このバルブシート83には孔が形成され、この
バルブシート83の孔が、突出部74の先端面76の中
央部の燃料噴射口16aとなっている。そして、ソレノ
イド84が稼働すると、ニードル81が移動する。する
と、本体ケース71内部をガソリンなどの燃料が流れ、
燃料噴射口16aからシリンダ12内に適宜噴射されて
いる。
クタ取付用穴86が形成されており、このインジェクタ
取付用穴86の底面が略平坦な台座87となっている。
この台座87の中央部には、シリンダ12に連通する略
断面円形の貫通孔88が形成されている。この貫通孔8
8の先端側の端部は、内径が小さくなっており、キャッ
プ離脱防止用ストッパーとしての段部89が形成されて
いる。
72よりも先端側がシリンダヘッド11のインジェクタ
取付用穴86内に収納されているとともに、インジェク
タ16の突出部74は、その先端側が、シリンダヘッド
11の貫通孔88に挿入されて配置されている。なお、
突出部74の付け根部はインジェクタ取付用穴86内に
位置している。そして、インジェクタ16のシール部材
当接面73と、シリンダヘッド11の台座87との間に
シール部材91が2枚重ねて配置されている。また、イ
ンジェクタ16の突出部74が相対するシリンダヘッド
11の貫通孔88には、キャップ92が嵌められてい
る。インジェクタ16の固定用鍔部72は、押さえ部材
94でシリンダヘッド11側に押圧され、押さえ部材9
4とシリンダヘッド11とで挟持されて固定されてい
る。この押さえ部材94はボルトでシリンダヘッド11
に固定されている。
からなる断熱かつ耐熱の弾性部材のリング状の略平らな
シート材96と、ガスケット91の表面に形成されてい
る熱可塑性樹脂層97と、シート材96の穴部98に取
り付けられている金属製のハトメ99とからなってい
る。インジェクタ16がシリンダヘッド11に固定され
る前は、ハトメ99は、シート材96の穴部98に位置
している部分が、図5(a)に図示するように凸に湾曲
しており、そして、インジェクタ16が押さえ部材94
によりシリンダヘッド11に固定されると、図4に図示
するように、インジェクタ16のシール部材当接面73
とシリンダヘッド11の台座87とで挟まれてシール部
材91が圧縮され、それに伴って、ハトメ99が変形
し、ハトメ99におけるシート材96の穴部98に位置
している部分が、インジェクタ16の突出部74の側面
に当接して平坦となって密着している。このハトメ99
は、シート材96に火炎が直接当たることを防止してい
る。なお、シール部材91のハトメ99は、シール部材
当接面73や台座87に対向する面が、他方のシール部
材91に対向する面よりも大きくなっており、断面形状
が非対称である。
に図示するように、インジェクタ16の突出部74の側
面を覆う筒部101と、インジェクタ16の突出部74
の先端面76の周縁部を覆う覆い板部102とからなっ
ており、覆い板部102は、略平坦であるとともに、そ
の中央部は開口している。また、図8に図示するキャッ
プ92の変形例においては、キャップ92はプレス加工
の金属製で、覆い板部102がシリンダ12側に向かっ
て凸に湾曲している。
ェクタ16の突出部74の外径よりも大きくなってお
り、隙間(約0.1mm以上) が形成されている。そし
て、キャップ92の内径とインジェクタ16の突出部7
4の外径との差(すなわち、キャップ92の筒部101
と突出部74との間の隙間)は、シリンダヘッド11の
貫通孔88の内径とキャップ92の外径との差(すなわ
ち、貫通孔88とキャップ92の筒部101との隙間)
よりも大きくなっている。この様に、キャップ92はイ
ンジェクタ16の突出部74に遊嵌しており、移動可能
である。そして、エンジン6が稼働すると、シリンダ1
2からの圧力で、キャップ92の覆い板部102がイン
ジェクタ16に向かって移動し、覆い板部102が突出
部74の先端面76に密着し、火炎が突出部74の側面
に沿って流れることを防止している。また、エンジン6
の稼働中に、キャップ92とシリンダヘッド11の貫通
孔88との間に潤滑オイルや燃料の重質分またカーボン
などが付着し、キャップ92は固定される。さらに、キ
ャップ92の内側面と突出部74の側面との間には隙間
が形成されているので、キャップ92の熱が突出部74
に流れることを極力防止することができ、キャップ92
の熱は主にシリンダヘッド11側に流れている。この様
にして、インジェクタ16の温度を極力低くして、燃料
噴射口16a付近に燃料の重質分やカーボンなどが付着
することを極力防止し、インジェクタ16から燃料が所
定量噴射される様にしている。なお、変形例の様に、覆
い板部102をシリンダ12側に向かって凸に湾曲させ
ている方が、覆い板部102のシール性が良好となると
ともに、キャップ92からインジェクタ16への熱の移
動を減少させることができる。
ヘッド11に取り付けられた状態では、シール部材91
の内周面がインジェクタ16の突出部74に密着してい
る。したがって、突出部74の側面が露出しておらず、
シリンダ12からの火炎や熱が突出部74に達すること
を極力防止することができる。なお、シール部材91の
合計の厚みは、突出部74の突出量の3分の1以上ある
ことが好ましい。
様に、熱可塑性樹脂層97が設けられている。この熱可
塑性樹脂層97の表面は、シール部材91の製造時に
は、図5(b)に図示する様に滑らかである。そして、
エンジン6が稼働して、シール部材91が熱くなると、
熱可塑性樹脂層97が溶けて硬化し、図5(c)に図示
する様に、インジェクタ16のシール部材当接面73や
シリンダヘッド11の台座87に密着し、シール性が向
上する。ところで、このシール部材当接面73や台座8
7の表面は、見た目には滑らかであるが、機械加工等に
よる凸凹があり、シート材96を当接しただけではシー
ルが不完全となることがある。しかしながら、前述の様
に、この実施の形態では、熱可塑性樹脂層97が設けら
れているので、シール性が良好となる。
加わる圧縮力である面圧は、上限(MAX)が、インジ
ェクタ16の耐えうる許容圧力であり、この圧力を越え
ると、インジェクタ16の本体ケース71が歪み、所定
量の燃料が流れなくなる。一方、下限(MIN)が、シ
ール部材91のシール性を確保するのに必要な最低圧力
である。そして、上限の圧縮力が加わった際のシール部
材91の厚みと、下限の圧縮力が加わった際のシール部
材91の厚みとの差は、この実施の形態(シール部材1
枚)では約0.1mmである。ところで、インジェクタ1
6およびシリンダヘッド11の寸法は、シール部材91
に加わる面圧が上限と下限との間となる様に、設定され
るが、製造上の寸法公差があるので、シール部材91を
2枚重ねることにより、圧縮量を略2倍(0.1mm ×2)
にして寸法公差を緩和している。なお、シール部材91
の一枚の厚みを大きくしても、シール部材91を複数枚
重ねた場合に比して、上限の圧縮力が加わった際のシー
ル部材91の厚みと、下限の圧縮力が加わった際のシー
ル部材91の厚みとの差を大きくすることはできない。
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。
射式エンジンは、船外機に搭載されているが、他の用
途、たとえば、発電機や自動二輪車などに使用すること
も可能である。また、気筒数や気筒の配置などは適宜変
更可能である。さらに、4サイクルにすることも可能で
ある。 (2)前記実施の形態においては、キャップ離脱防止用
ストッパーは、段部89で構成されているが、キャップ
の離脱を防止することができるならば、その構造は適宜
選択可能である。 (3)シール部材91の枚数は適宜選択可能である。た
だし、複数枚にした方が好ましい。
部材当接面と、シリンダヘッドの台座との間に配置され
ているシール部材の本体が、断熱かつ耐熱の弾性部材か
らなるリング状の略平らなシート材からなっているの
で、インジェクタの突出部の付け根部の側面が、シール
部材で覆われ、火炎などに晒されることが減少する。し
たがって、インジェクタの温度を低くすることができ
る。その結果、燃料噴射口付近に燃料の重質分やカーボ
ンなどが付着することが減少するので、燃料噴射口の詰
まり等による燃料の噴射量の減少を極力防止することが
できる。
脂層が設けられている場合には、この熱可塑性樹脂層
が、エンジンの稼働により加熱された際に硬化し、イン
ジェクタのシール部材当接面やシリンダヘッドの台座に
密着する。そのため、シール部材のシール性能を向上さ
せることができる。
は、金属製のハトメが取り付けられている場合には、こ
のハトメにより、シート材を防炎するとともに、インジ
ェクタの突出部の側面に向かって火炎が流れることを防
止することができる。
配置されている場合には、シール部材に加わる面圧を簡
単に略最適な値とすることができる。
ャップが嵌められており、このキャップは、インジェク
タの突出部の側面を覆う筒部と、インジェクタの突出部
の先端面の周縁部を覆う覆い板部とからなるとともに、
前記キャップの筒部がインジェクタの突出部に遊嵌して
いる場合がある。この様な場合には、キャップにより、
インジェクタの突出部に向かって火炎が流れることを防
止することができる。しかも、キャップの筒部と、イン
ジェクタの突出部との間には隙間が存在するので、キャ
ップからインジェクタの突出部に流れる熱を極力少なく
することができる。したがって、インジェクタの温度を
低くすることができる。その結果、燃料噴射口が燃料の
重質分やカーボンなどで詰まることが減少するので、燃
料噴射口の詰まり等による燃料の噴射量の減少を極力防
止することができる。
ンを搭載した船外機の基本構成を示す模式的構成図であ
る。
ンのシリンダヘッド付近の断面図である。
る。
図、(b)がシール部材の要部拡大図、(c)が加熱後
の要部拡大図である。
を示すグラフである。
(b)が(a)の b-b断面図である。
平面図、(b)が(a)の b-b断面図である。
タ先端部付近の断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 シリンダヘッドに取り付けられているイ
ンジェクタから、シリンダ内に燃料が直接噴射されてい
る筒内噴射式エンジンにおいて、 前記インジェクタには、シール部材当接面が形成され、
このシール部材当接面の中央部から突出部が突出してお
り、この突出部の先端面に燃料噴射口が形成されてお
り、 一方、前記シリンダヘッドには、前記インジェクタのシ
ール部材当接面と対向する台座が形成され、この台座の
中央部には、シリンダヘッドを貫通してシリンダ内部と
連通する貫通孔が形成され、この貫通孔に前記インジェ
クタの突出部が配置され、 かつ、前記インジェクタのシール部材当接面と、シリン
ダヘッドの台座との間にシール部材が配置されており、 このシール部材の本体が、断熱かつ耐熱の弾性部材から
なるリング状の略平らなシート材からなっていることを
特徴とする筒内噴射式エンジン。 - 【請求項2】 前記シール部材の表面には、熱可塑性樹
脂層が設けられていることを特徴とする請求項1記載の
筒内噴射式エンジン。 - 【請求項3】 前記シール部材のシート材の穴部には、
金属製のハトメが取り付けられていることを特徴とする
請求項1または2記載の筒内噴射式エンジン。 - 【請求項4】 前記シール部材が、複数枚重ねて配置さ
れていることを特徴とする請求項1,2または3記載の
筒内噴射式エンジン。 - 【請求項5】 シリンダヘッドの貫通孔には、キャップ
が嵌められており、このキャップは、インジェクタの突
出部の側面を覆う筒部と、インジェクタの突出部の先端
面の周縁部を覆う覆い板部とからなるとともに、前記キ
ャップの筒部がインジェクタの突出部に遊嵌しているこ
とを特徴とする筒内噴射式エンジン。
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