JP2000337758A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
は冷凍室を備えた冷蔵庫を得る。 【解決手段】 チルド室8を形成する筐体16内の空気
を、酸素センサ26の出力に基づいて真空ポンプ4を駆
動させて空気排出孔17から第1の排出管18、第2の
排出管19を通じて冷蔵庫本体5の外部に排出する。こ
れにより、チルド室8内は適正酸素濃度例えば2.5%
に保たれることになる。
Description
囲気に保たれたチルド室や冷凍室を具備する冷蔵庫に関
するものである。
報に開示された従来の冷蔵庫に備えられる真空装置の斜
視図である。図7において、1は真空室本体、2は真空
室本体1の側面に形成される排気孔、3は排気孔2に固
着される排気管、4は排気管3の片側先端部に接続され
る真空ポンプ、5は真空室本体1の側方開口部に配設さ
れる開閉扉である。なお、その本体1は例えば冷凍室内
に収納され、常に冷気と接触して低温状態に維持され
る。
作について、図7を併用して説明する。図7において、
真空ポンプ4が駆動することにより真空室本体1内の空
気が排気管3を通じて外部へ排出される。そして、真空
室本体1内はほぼ真空状態即ち無酸素状態の雰囲気に近
づくので、その本体1内に収納保存される冷凍食品は酸
素と殆ど接触することがない。これにより、長期間にお
いて冷凍食品である例えば魚の油脂成分の酸化反応即ち
油脂成分が過酸化物へと変化する現象を抑制し、その食
品の酸化状態による変色を防止している。
室本体内の酸素濃度を零%付近まで低下するように構成
しているため、冷凍食品の油脂成分の酸化反応を抑える
ことができる。しかし、反面真空室本体内はほぼ無酸素
状態(酸素濃度0.5%以下の推測値)の雰囲気に保た
れるために、その本体内に収納保存される冷凍食品例え
ば新鮮な赤身の魚(刺身)や肉類の赤紫色の色素成分で
あるミオグロビンは、短時間で鮮度劣化特有の茶色の色
素成分であるメトミオグロビンへと変化する。このよう
に、冷凍食品の色素が赤紫色から茶色に変化する反応状
態をメト化反応と表現する。こうしたメト化反応が起き
た場合、冷凍食品はその反応特有の変色を起こして味が
低下するなどの鮮度の低下が見られ、食品鮮度を十分に
維持することが困難であるという問題点があった。
まで減衰させるために、真空ポンプは空気の排出能力の
高いものを選定する必要がある。これにより、真空ポン
プ自身が大型化して真空装置のサイズは大きくなる。し
たがって、冷蔵庫本体内に形成する冷蔵室や冷凍室の有
効スペースが小さくなるという問題点があった。
になされたもので冷凍食品の酸化状態を防ぐと共に、メ
ト化反応による変色を抑制して食品鮮度を長期間にわた
って維持することができるチルド室あるいは冷凍室を設
けた冷蔵庫を得ることを目的とする。
は、冷蔵庫本体内にチルド室と冷凍室と冷蔵室を具備し
た冷蔵庫において、チルド室内あるいは冷凍室内の酸素
濃度を低減する低減手段を設け、これら室内の酸素濃度
を検出する検出手段を設け、検出手段の検出量に基づい
て低減手段の動作を停止する停止手段を含む酸素濃度制
御装置を設けるようにしたものである。
2.5%乃至5.0%相当の検出量が出力したときに低
減手段の動作を停止するようにしたものである。
を設け、この電動ポンプのポンピング作用でチルド室内
あるいは冷凍室内を減圧させ室内の酸素濃度を低減する
ようにしたものである。
過膜を介してチルド室内あるいは冷凍室内の酸素のみを
排出するようにしたものである。
による低酸素チルド室を備えた冷蔵庫の実施の形態を示
す縦断面図である。また、図2は低酸素チルド室の縦断
面図、図3は低酸素チルド室内の酸素濃度を制御する酸
素濃度制御装置の回路図である。図1において、従来例
と同一の符号は同一または相当部分を示す。5は冷蔵庫
本体、6は冷蔵庫本体5内の上方に形成する冷蔵室、7
は冷蔵室6の側方開口部に配設する冷蔵室用開閉扉、8
は冷蔵室6の下方に形成する低酸素チルド室、9は低酸
素チルド室8の側方開口部に配設する低酸素チルド室用
開閉扉、10は低酸素チルド室8の下方に形成する野菜
室、11は野菜室10の側方開口部に配設する野菜室用
開閉扉、12は野菜室10の下方に形成する冷凍室、1
3は冷凍室12の側方開口部に配設する冷凍室用開閉扉
である。14は冷蔵庫本体5の内壁部と野菜室10との
間に設けられる冷却器、15は冷却器14の上方近傍に
配置される送風ファンである。
いて、送風ファン15から送り出された空気が風路(図
1中のA部)を通じて冷却器14を通過し、この後に冷
気となって各室に形成される通気孔(図示なし)を介し
てそれぞれの室内側に流れていく。こうした冷気の流通
経路により、低酸素チルド室8内は例えば0℃程度に保
たれることになる。
8を形成する筐体、17は筐体16の上面に形成される
空気排出孔であって、その排出孔17には第1の排出管
18が固着される。そして、第1の排出管18の片側先
端部には真空ポンプ4のIN側が接続され、そのOUT
側に第2の排出管19が接続される。また、20は筐体
16の上面に形成される空気導入孔であって、その導入
孔20には第1の導入管21が固着される。そして、第
1の導入管21の片側先端部には電磁弁22のOUT側
が接続され、そのIN側に第2の導入管23が接続され
る。24は低酸素チルド室用開閉扉9の内側と筐体16
との間に設けられる真空ポンプ用駆動スイッチ、25は
その開閉扉9の前面に設けられる電磁弁用駆動スイッチ
である。26は低酸素チルド室8内に設置される酸素濃
度を検知する酸素センサ、27はそのチルド室8を形成
する筐体16を囲むように構成された仕切り部材であ
り、この仕切り部材27と筐体16との間を冷気が通過
する。
御する酸素濃度制御装置の動作について、図2と図3と
を併用して説明する。図2及び図3において、開閉扉9
が閉まっている状態では真空ポンプ用駆動スイッチ24
がONとなる。これにより、真空ポンプ4は駆動してそ
のチルド室8内の空気は空気排出孔17から第1の排出
管18を通って、さらに第1の排出管18から第2の排
出管19を通じて冷蔵庫本体5の外部に排出される。こ
のために、チルド室8内は負圧状態となる。そして、チ
ルド室8内に設置された酸素センサ26の出力が大気中
の酸素濃度21%からその濃度よりも低い所定の酸素濃
度相当に至った場合、駆動制御部28(図2中におい
て、図示なし)から真空ポンプ4の駆動を停止させるO
FF信号が出力される。ちなみに、チルド8室内の気圧
は100kpaから12kpaへと減衰していく。この
動作過程では、電磁弁22がOFF状態即ち弁は閉状態
であるので外部空気が空気導入孔20を通じてチルド室
8内に流入することはない。これによって、チルド室8
内の酸素濃度は低濃度に維持することになる。
から冷凍食品を取り出す際には、開閉扉9の前面に設け
られた電磁弁駆動用スイッチ25を予め所定時間だけO
Nにする。これにより、電磁弁22が開状態となるので
外部空気が第1の導入管21から第2の導入管23を通
じて空気導入孔20より流入される。したがって、チル
ド室8内の気圧は徐々に高くなって大気圧レベルに近づ
くために、開閉扉9を容易に開けることが可能となる。
次に、開閉扉9を閉めた場合には真空ポンプ用駆動スイ
ッチ24がONとなって、チルド室8内の酸素濃度が再
び減衰することになる。これ以降の動作内容は前述と同
様であるので説明を省略する。
刺身)の鮮度指標となるメト化の反応速度と酸素濃度と
の関係について、図4に示す実験結果を併用して簡単に
説明する。図4において、酸素濃度が2.5%乃至21
%の領域においてメト化反応の速度が1.3hr-1、
0.5%時点では2.2hr-1、0%時点では1.3h
r-1をそれぞれ示している。こうした実験結果より、酸
素濃度が0.5%時点ではメト化反応の速度が最も大き
い、即ち鮮度低下に至るまでの経過時間は非常に短いこ
とが分かる。したがって、メト化反応の速度を遅くする
ためには、酸素濃度を例えば2.5%乃至21%の範囲
内の何れかの値に設定することが適切である。
(マグロの刺身)の色に対する目視評価結果について作
成した表1を下記に示す。表1において、保存条件0℃
×48hr,−7℃×48hrの双方において、酸素濃
度が2.5%乃至10%の領域では大気中の酸素濃度2
1%の保存状態と比べて色に差が殆どないことが分か
る。なお、保存温度0℃はチルド室8の設定温度であ
り、−7℃はチルド室8よりも低目に設定してある冷凍
室の設定温度をそれぞれ考慮したものである。
度との関係について、図5に示す実験結果を併用して簡
単に説明する。なお、保存条件は0℃×48hrであ
る。図5において、酸素濃度が高まるに応じてその食品
の脂質酸化の割合即ち油脂成分が酸化して過酸化物へと
変化していく割合が増大する現象を示すことが分かる。
ここで、冷凍食品の種類によって特性パターンの形態が
異なっており、例えば表面が凹凸状態であって酸素との
接触面積が比較的大きい食品あるいは油脂成分の絶対量
が多い食品は図5中のAパターン、一方表面が平坦状で
あって酸素との接触面積が比較的小さいあるいは油脂成
分の絶対量が少ない食品は図5中のBパターンをそれぞ
れ示すことが分かる。この結果より、長期間保存におい
て冷凍食品の脂質酸化の割合を小さくするためには周囲
の酸素濃度を例えば5.0%以下という具合に、低目に
設定させる必要がある。
鮮度の指標要因であるメト化反応の速度を遅くする適正
な酸素濃度領域(酸素濃度:2.5%乃至21%)と、
脂質酸化の割合を小さくする適正な酸素濃度領域(酸素
濃度:5%以下)とを複合化して、双方の要因を満足す
る酸素濃度の最適範囲を抽出した場合、その濃度は2.
5%乃至5.0%であることが推測される。したがっ
て、酸素濃度制御装置で低酸素チルド室8内の酸素濃度
を2.5%乃至5.0%に保つことによって長期間にわ
たり食品鮮度の向上を維持させることができる。
に備えた低酸素チルド室の他の実施の形態を示す縦断面
図である。図6において、従来例あるいは実施の形態1
と同一の符号は同一または相当部分を示す。29は空気
排出孔17に形成する空気中の酸素のみを選択的に通過
させる機能をもつ酸素透過膜であって、例えばシリコ
ン、ポリエーテルサルホンなどが挙げられる。
ついて、図6を用いて説明する。図6において、低酸素
チルド室用開閉扉9が閉まっている状態では真空ポンプ
用駆動スイッチ24がONとなる。これにより、真空ポ
ンプ4は駆動してそのチルド室8内の空気中に含まれる
酸素のみが空気排出孔17に形成する酸素透過膜29を
通過していく。このとき、チルド室8内の窒素は酸素透
過膜29を通過でき難く、その室内に存在したままの状
態となる。そして、その膜を通過した酸素は第1の排出
管18から第2の排出管19を通じて冷蔵庫本体5の外
部に排出される。
センサ26の出力が大気中の酸素濃度21%からその濃
度よりも低い所定の酸素濃度相当に至った場合、駆動制
御部28から真空ポンプ4の駆動を停止させるOFF信
号が出力される。なお、この動作過程では実施の形態1
と同様に電磁弁21が閉状態であるので、外部空気が空
気導入孔20を通じてチルド室8内に流入することはな
い。このような酸素透過膜29を用いてチルド室8内の
空気中に含まれる酸素のみを選択的に排出し、かつ窒素
は排出させないように工夫を盛り込んだ動作手段を備え
たことにより、チルド室8内の負圧を小さくして例えば
酸素濃度を2.5%乃至5.0%に維持させることがで
きる。この時点で、チルド室8内の気圧は100kpa
から82kpaへと変化し、その減衰率は比較的小さい
ことが分かる。なお、チルド室用開閉扉9を開ける際の
動作手順や動作内容は実施の形態1と同様であるので、
ここでは説明を省略する。
いて低酸素チルド室8内の負圧を小さくして、酸素濃度
を適正レベルまで低減することができる。これにより、
そのチルド室8内の容積を大きくして冷凍食品を多く収
納した場合に、空気の排出能力の小さい真空ポンプ4即
ち小型化のものを使用して短時間の駆動で酸素濃度を低
減することができる。したがって、冷蔵庫本体1内にお
いて真空ポンプ4を設置するスペースをできる限り狭く
してチルド室8の有効容積を拡大すると共に、長時間に
わたって冷凍食品の鮮度を維持することができる。さら
に、真空ポンプ4を小型化できるので駆動装置のコスト
低減化が図れる。
述べたように酸素センサ26の出力に基づいて低酸素チ
ルド室8内の酸素濃度を所定値となるように真空ポンプ
4の駆動を制御する他に、そのチルド室8内の容積と真
空ポンプ4の排出能力とからチルド室8内の酸素濃度が
所定値となるように真空ポンプ4の駆動時間を算出し、
この算出値を駆動制御部28に予め設定させるようにし
ても良い。
度に設定されるチルド室8に設ける他に、例えば−5℃
乃至−20℃の範囲内の何れかの温度に設定される冷凍
室に設け、その室内に収納される冷凍食品の鮮度を長期
間にわたって維持するように工夫しても良い。
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
チルド室と冷凍室と冷蔵室を具備した冷蔵庫において、
チルド室内あるいは冷凍室内の酸素濃度を低減する低減
手段を設け、これら室内の酸素濃度を検出する検出手段
を設け、検出手段の検出量に基づいて低減手段の動作を
停止する停止手段を含む酸素濃度制御装置を設けるよう
にしたので、食品鮮度の指標となるメト化の反応速度や
脂質酸化の割合を小さくし、長時間にわたって食品鮮度
を維持することができる。
2.5%乃至5.0%相当の検出量が出力したときに低
減手段の動作を停止するようにしたので、チルド室内あ
るいは冷凍室内の酸素濃度を適正範囲に保たせることが
できる。これにより、冷凍食品の酸素濃度に対する脂質
酸化の割合を小さくすると共に、メト化反応の速度をで
きる限り遅くするように工夫して長期間にわたって食品
鮮度を維持することができる。
プを設け、この電動ポンプのポンピング作用でチルド室
内あるいは冷凍室内を減圧させ室内の酸素濃度を低減す
るようにしたので、短時間でこれら室内の酸素濃度を低
減して冷凍食品の鮮度を長時間にわたって維持すること
ができる。
過膜を介してチルド室内あるいは冷凍室内の酸素のみを
排出するようにしたので、空気の排出能力の小さい小型
の真空ポンプによってその室内の酸素濃度を短時間で低
減して冷凍食品の鮮度を維持することができる。これに
より、冷蔵庫本体内において真空ポンプの収納スペース
を小さくしてチルド室あるいは冷凍室の有効容積を拡大
することができる。
た冷蔵庫の縦断面図である。
面図である。
路図である。
関係を表す特性図である。
係を表す特性図である。
面図である。
面図である。
ンプ、5 開閉蓋、6冷蔵室、7 冷蔵室用開閉扉、8
低酸素チルド室、9 低酸素チルド室用開閉扉、10
野菜室、11 野菜室用開閉扉、12 冷凍室、13
冷凍室用開閉扉、14 冷却器、15 送風ファン、
16 筐体、17 空気排出孔、18第1の排出管、1
9 第2の排出管、20 空気導入孔、21 第1の導
入管、22 電磁弁、23 第2の導入管、24 真空
ポンプ用駆動スイッチ、25電磁弁用駆動スイッチ、2
6 酸素センサ、27 仕切り部材、28 駆動制御
部、29 酸素透過膜。
Claims (4)
- 【請求項1】 冷蔵庫本体内にチルド室と冷凍室と冷蔵
室を具備した冷蔵庫において、前記チルド室内あるいは
冷凍室内の酸素濃度を低減する低減手段と、これら室内
の酸素濃度を検出する検出手段と、この検出手段の検出
量に基づいて前記低減手段の動作を停止する停止手段と
を含む酸素濃度制御装置を備えたことを特徴とする冷蔵
庫。 - 【請求項2】 前記停止手段は検出手段から酸素濃度
2.5%乃至5.0%相当の検出量が出力したときに前
記低減手段の動作を停止するようにしたことを特徴とす
る請求項1記載の冷蔵庫。 - 【請求項3】 前記低減手段は冷蔵庫本体に電動ポンプ
を設け、この電動ポンプのポンピング作用で前記チルド
室内あるいは冷凍室内を減圧させ室内の酸素濃度を低減
するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項
2記載の冷蔵庫。 - 【請求項4】 前記低減手段は電動ポンプにより酸素透
過膜を介してチルド室内あるいは冷凍室内の酸素のみを
排出するようにしたことを特徴とする請求項3記載の冷
蔵庫。
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