JP2000337825A - ブレーキロールの歯形形状測定装置 - Google Patents

ブレーキロールの歯形形状測定装置

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JP2000337825A
JP2000337825A JP15148199A JP15148199A JP2000337825A JP 2000337825 A JP2000337825 A JP 2000337825A JP 15148199 A JP15148199 A JP 15148199A JP 15148199 A JP15148199 A JP 15148199A JP 2000337825 A JP2000337825 A JP 2000337825A
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roll
brake
tooth profile
measuring
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Shoji Yamada
昌治 山田
Kiyoshi Takahashi
高橋  清
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ルーペによる観察等を行う必要なく、ブレーキ
ロールの歯形形状を高精度に測定することができるブレ
ーキロールの歯形形状測定装置を提供する。 【解決手段】ブレーキロールを支持する支持手段と、こ
の支持手段に支持されるブレーキロールに向かってレー
ザ光を照射する投光部および投光部から照射されブレー
キロールの表面で反射した反射光を受光する受光部を有
する測定部と、ブレーキロールと測定部とを相対的に移
動する移動手段と、受光部におけるブレーキロールの反
射光の入射位置からブレーキロール表面までの距離を算
出し、ブレーキロールの歯形形状を検出する検出部とを
有することにより、前記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール式製粉機に
用いられるブレーキロールの技術分野に属し、詳しく
は、目立てを行われたブレーキロールや使用中のブレー
キロールの歯形測定を簡易かつ高精度に測定することが
できるブレーキロールの歯形形状測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロール式製粉機に用いられるブレーキロ
ール(目立てロール)は、その表面に円周方向に配列さ
れて、ブレーキング(breaking=破砕)を行うための軸
線方向に延在する歯(条溝)が多数形成されてなるもの
である。
【0003】このようなロールの表面に条溝(凹凸)を
付け、目立てロールとしての機能を付与する作業は、目
立て作業と呼ばれている。目立て作業は、通常、使用済
みのロールを研削機械で削り、さらに、研削加工を施し
たロールを目立て機械と呼ばれる旋盤に乗せ換えて、そ
の表面を仕上げるという、複雑な工程を有する。しか
も、目立てのためのバイトの取り付けおよび調整、さら
には、作製したブレーキロールの仕上がり状況すなわち
歯形形状の評価は、専任担当者の熟練した技能に頼る作
業である。そのため、ブレーキロールの作製から評価に
至る一連の作業は、職人技とまでいわれている。
【0004】近年、製粉工場においても、作業員の人員
削減と共に、大職場制の導入が進み、その結果、安全を
確保しつつも、一人の作業員が複数種の作業を行い、か
つ、少量生産から大量生産まで、多様な依頼に応じるこ
とが要求されるようになっている。このような潮流に対
し、職人技とまでいわれる目立て作業は、大きな障害の
一つとなっている。
【0005】このような問題の一部は、ブレーキロール
の作成工程における研削工程と仕上げとなる目立て作業
とを同じ機械で行うことにより、ロールの乗せ換えを無
くすこと、および、研削および目立て作業を数値制御
(NC)することにより、経験の少ない作業員であって
も、ブレーキロールの作製を可能にすることによって解
決されている。しかしながら、作製したブレーキロール
の歯形形状の評価は、依然として、熟練した専任担当者
が、ルーペ等を用いて歯形形状を観察して行う必要があ
る作業であり、改善が望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術の問題点を解決することにあり、ルーペによる
観察等を行う必要なく、ブレーキロールの歯形形状を高
精度に測定することができ、これにより、目立て作業の
作業性等を大幅に向上することができるブレーキロール
の歯形形状測定方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、ロール式製粉機に用いられるブレーキロ
ールを支持するブレーキロール支持手段と、このブレー
キロール支持手段に支持されるブレーキロールに向かっ
てレーザ光を照射する投光部および前記投光部から照射
され前記ブレーキロールの表面で反射した反射光を受光
する受光部を有する測定部と、前記ブレーキロールと測
定部とを相対的に移動する移動手段と、前記受光部にお
けるブレーキロールの反射光の入射位置からブレーキロ
ール表面までの距離を算出し、前記ブレーキロールの歯
形形状を検出する検出部とを有することを特徴とするブ
レーキロールの歯形形状測定装置を提供する。
【0008】また、本発明のブレーキロールの歯形形状
測定装置において、前記移動手段は、前記ブレーキロー
ルの回転方向、ブレーキロールの軸線方向およびブレー
キロールの接線方向のいずれかに、前記相対的な移動を
行うのが好ましく、また、前記ブレーキロール支持手段
が、ブレーキロールの目立て機械もしくはブレーキロー
ルを装着されるロール機であるのが好ましく、さらに、
前記ブレーキロールの歯形測定に先立ち、測定対象とな
るブレーキロール表面に白色もしくは略白色の微細な粒
子を塗布するのが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のブレーキロールの
歯形形状測定装置(以下、測定装置とする)について、
添付の図面に示される好適実施例に基づいて詳細に説明
する。ここで、図1は本発明の測定装置によって形状を
測定されるブレーキロールの歯形の一例を示す断面図、
図2は本発明の測定装置の一例の概念図、図3は本発明
の測定装置の測定部の一例を示す概略斜視図、図4〜図
6は本発明の測定装置によるブレーキロールの歯形測定
結果の一例を示すグラフである。
【0010】ブレーキロール1は、図1に示されるよう
な条溝3が、所定のピッチで外周面2の全面にわたって
刻まれているものである。条溝3は、ブレーキロール1
の外周面2に、略V字形で、ほぼブレーキロールの軸線
方向に延在して刻み込まれており、条溝3の間にランド
2aとして外周面2が残っている。また、条溝3は、通
常、軸線方向に対して8%〜10%傾けて形成されてお
り、従って、歯形はスパイラル状となっている。
【0011】このブレーキロール1に形成された多数の
条溝の形状(すなわち歯形の形状)を測定する、本発明
の測定装置10は、基本的に、ブレーキロール1の支持
手段11と、投光器19および受光器20を有する測定
部13と、アンプ26と、演算装置27と、記録計28
とを有して構成される。
【0012】支持手段11は、ブレーキロール1を、そ
の回転軸で回転可能に支持するものであり、図示例の測
定装置10においては、支持手段11はブレーキロール
1の作製における研削および目立て作業を行う数値制御
円筒研削盤(以下、NC目立て機とする)である。言い
換えれば、図示例の測定装置10は、ブレーキロール作
製用のNC目立て機に、歯形測定用の測定部13を装着
し、これに、アンプ26等を接続した構成を有する。こ
のような構成とすることにより、別途、ブレーキロール
1の支持手段を作製する必要がなく、しかも、ブレーキ
ロール1の作製から歯形形状の側定および評価を、ロー
ルの乗せ換えをせずに行うことができ、非常に良好な作
業性を実現することができる。
【0013】支持手段11を構成するNC目立て機は、
ブレーキロール1の作製を行う公知のNC目立て機であ
るので、その詳細は省略する。なお、本発明は上記構成
に限定はされず、支持手段11を構成するNC目立て機
は目立て作業のみを行うものであってもよく、あるい
は、目立て作業等を行わない、測定装置専用の支持手段
であってもよい。あるいは、ロール式製粉機においてブ
レーキロールが装着されるロール機を支持手段として、
すなわち、ロール機に測定部13を装着して、本発明の
測定装置を構成してもよい。このような構成とすること
により、ブレーキロールをロール機に装着したままで、
ブレーキロールの磨耗度や劣化等を測定することがで
き、磨耗度が所定基準を超えた場合にはブレーキロール
の交換や目立て作業をやり直す等、ロール式製粉機の管
理の目安とすることができる。
【0014】ブレーキロール1の歯形形状を測定する測
定部13は、いわゆるレーザ変位センサであって、支持
手段11であるNC目立て機が有する(あるいは、別途
取り付けた)突出部である取付台18上に、例えば、磁
石によって着脱可能に取り付けられている。なお、測定
部13の取り付けは、磁石に限定はされず、ネジ止めや
ボルト・ナットによる方法等、公知の方法が各種利用可
能である。
【0015】測定部13は、投光器19および受光器2
0を有して構成される。図3に示されるように、投光器
19は赤色半導体レーザ等の光源21と、投光レンズ2
2とを有しており、光源21から射出されたレーザ光
を、投光レンズ22で集束して、ブレーキロール1の軸
線(中心線)に向かって(すなわち、ブレーキロール1
の外周面2に垂直に)射出する。
【0016】一方、受光器20は、複数のレンズ群から
なる受光レンズ23と、ラインCCDセンサ等からなる
測光部24とを有して構成される。投光器19から射出
されたレーザ光は、前述のように、ブレーキロール1に
入射し、その表面2、すなわちブレーキロール1の外周
面2または条溝3の表面で乱反射し、その一部が受光器
20に入射する。受光器20に入射した光は、受光レン
ズ23によって測光部24に結像され、光電的に測定さ
れる。
【0017】ここで、図3に示されるように、投光器1
9から射出されブレーキロール1の表面25によって乱
反射されたレーザ光のうち、受光器20の測光部20に
入射するレーザ光は、表面25まで距離に応じて、それ
ぞれ測光部24上における異なる位置に結像する(光量
ピークを有する)。表面25a、25bおよび25cを
例に説明すると、最も近い表面25aで反射されたレー
ザ光は、その一部が測光部24の図中下方に結像し、表
面25bで反射されたレーザ光は、その一部が同中央付
近に結像し、最も遠い表面25cで反射されたレーザ光
は、その一部が同上部に結像する。従って、三角測量の
原理を利用することにより、測定部13(あるいは、投
光器19および受光器20の少なくとも一方)から表面
25までの距離すなわちブレーキロール1の表面25の
位置を測定することができる。
【0018】本発明の歯形測定装置は、この原理を利用
してブレーキロールの歯形形状を測定するものであり、
支持手段11によってブレーキロール1を回転(もしく
は、ブレーキロール1と測定部13とを、ブレーキロー
ル1の軸線方向もしくは接線方向に相対的に移動)しつ
つ、投光器19からブレーキロール1にレーザ光を射出
して、ブレーキロールの表面25で乱反射されたレーザ
光が測光部24のどの位置に結像したかを検出すること
により、ブレーキロール1までの距離を測定して、ブレ
ーキロール1に形成された歯形の形状を測定する。
【0019】ここで、測定時のブレーキロール1の回転
速度には特に限定はなく、要求される精度等に応じて適
宜決定すればよいが、遅いほど高精度な測定ができる反
面、効率的には低下するので、通常、表面25の速度で
0.5mm/秒〜5mm/秒程度とするのが好ましい。
また、ブレーキロール1に入射するレーザ光のビーム径
にも特に限定はないが、ビーム径が小さい程測定精度は
向上するが、ビーム径をあまり小さくするとコスト等の
点では不利になるため、φ10μm〜φ50μm程度と
するのが好ましい。
【0020】受光器20(測光部24)からの出力信号
は、アンプ26で増幅されて演算装置27に入力され
る。演算装置27は、測光部24からの出力信号によっ
て、ブレーキロール1の表面25で反射されたレーザ光
が、測光部24のどの位置に結像したかを検出し、それ
に応じて、ブレーキロール1の表面25と測定部13と
の距離すなわちブレーキロールの歯形形状を検知し、結
果を記録計28に出力する。記録計28は、その結果
を、例えば、後述するようなグラフとして出力する。
【0021】なお、前述のように、ブレーキロール1の
条溝は、通常、8%〜10%傾けて形成されるが、歯形
形状測定時のブレーキロール1の回転(すなわちレーザ
光によるブレーキロール1のスキャン)は、回転軸に対
して垂直であるため、歯形の計測結果は、その角度に応
じて若干の誤差を生る。例えば、歯形が10%傾けて形
成されている場合には、ランド幅は約0.5%程度大き
めに、角度は約0.5%程度小さめに計測される。この
誤差は、無視できる場合は無視してもよく、必要に応じ
て補正する。なお、補正は、例えば、演算装置27にお
いてソフトウエア的に行えばよい。
【0022】また、このように、ブレーキロール1を回
転させて歯形形状の測定を行う場合には、測定は、少な
くとも、ブレーキロール1の軸線方向の中央および両端
部近傍で測定を行うのが好ましい。この場合には、測定
部13を軸線方向に移動しても、ブレーキロール1軸線
方向に移動しても、両者の併用であってもよい。
【0023】図4〜図6に、測定部13等としてキーエ
ンス社製のLK−030を用いて測定装置10を構成
し、表面25の速度を1mm/秒としてブレーキロール
1を回転して、その歯形形状を測定した一例を示す。図
示例においては、横方向がブレーキロール回転方向の位
置となる。
【0024】図4に示される例は、ブレーキロール1の
表面に何の処理もせず測定を行った結果である。図4に
示される測定結果は、ランド幅および背角ともに、目視
による測定結果と良く一致していた。ところが、鋭角に
ついては、明らかに実際とは異なるプロファイルを示し
ており、深くえぐれるような形状として計測されてい
る。
【0025】これは、ブレーキロール1の条溝3の加工
面が余りにも平滑で、鏡面のような状態になっているた
め、レーザ光の入射に対して大きく傾いている面につい
ては、受光器20に入射する光量が不足していることに
起因すると考えられる。本発明者の検討によれば、この
ような不都合は、ブレーキロール1の表面25で乱反射
を起こさせることにより、解消できる。
【0026】図5に、同じブレーキロール1の表面25
に、筆記用具の赤色の油性インクを塗布して、同様に、
ブレーキロール1の歯形を測定した結果を示す。図5よ
り明らかなように、ブレーキロール1の表面25で乱反
射を起こさせることにより、測定結果は明らかに改善さ
れているが、やはり、鋭角部に乱れが認められる。
【0027】このような不都合をより好適に解消するた
め、本発明の測定装置においては、ブレーキロールの表
面に、白色もしくは略白色の微細な粒子を塗布して、測
定を行うのが好ましい。図6(a)に白マジックインク
(塗料粉の中位径約0.2μm)、図6(b)にパウダ
ースプレー(市販の制汗剤、中位径約50μm)、図6
(c)にステアリン酸マグネシウム粉末(医薬品用滑沢
剤、中位径約5μm)を、ブレーキロール1の表面25
に塗布して、同様に、同じブレーキロール1の歯形を測
定した結果を示す。
【0028】図6(a)に示されるように、白マジック
インクを塗布することにより、前記鋭角部の問題は大幅
に解消できるが、塗布時に十分な注意をしないと、液だ
れによって塗料が歯形の底部に溜まって、正確な形状が
示されない場合がある。図示例においても、同様の問題
が生じている。図6(b)に示されるように、パウダー
スプレーでも、同様に、前記鋭角部の問題は大幅に解消
できるが、この例は、粒子の径が約50μmと大きめで
あるため、粒子の形状が測定結果に反映するものとなっ
た。
【0029】ステアリン酸マグネシウムの粉末を使用し
た図6(c)は、本例の中では、最も正確に歯形の形状
および寸法を測定することができている。ステアリン酸
マグネシウムは、乾式散布によってブレーキロールに良
く付着する上に、歯形形状の測定終了後、ウエス等で簡
単に拭き取ることができる。しかも、仮に、測定後にブ
レーキロール1の表面に残ってしまっても、ステアリン
酸マグネシウムは医薬品用の滑沢剤として体内に取り込
むことが許されている物質であり、ブレーキロール1の
使用時に小麦粉に混入してしまっても、人体に影響を与
えることはなく、問題はない。すなわち、ステアリン酸
マグネシウムの微粉末は、本発明の測定装置において、
測定時にブレーキロールに塗布する微粒子としては、最
も好適な物の一つであると考えられる。
【0030】本発明の測定装置を用いて、ブレーキロー
ル1の歯形形状を測定する際に、微粒子を塗布する方法
としては、特に限定はなく、ブレーキロールの表面に薄
く、均一に微粒子を塗布できる方法であればよいが、後
の拭き取り等を考慮すれば、エアスプレー等を用いた乾
式の散布塗布が好ましい。また、表面に塗布する白色も
しくは略白色の微粒子の粒子径には、特に限定はない
が、前述の例を考慮すると、0.1μm〜50μm程
度、特に、1μm〜20μm程度が好ましい。
【0031】以上の例では、ブレーキロール1を回転す
ることにより、ブレーキロール1と測定部13とを回転
方向に相対的に移動して、ブレーキロール1の歯形形状
を測定したが、本発明は、これに限定はされず、ブレー
キロール1を固定して、測定部13を回転方向に移動す
ることによって、両者を回転方向に相対的に移動しても
よい。あるいは、ブレーキロール1の接線方向に、ブレ
ーキロール1と測定部13とを相対的に移動して測定を
行ってもよい。ブレーキロール1の回転方向に歯形形状
を測定する場合に、ブレーキロール1を固定して回転方
向に測定部13を移動することによって相対的な移動を
行うのは、装置構成や制御が複雑になる点で不利である
が、接線方向の移動であれば構成は容易である。なお、
接線方向に相対的な移動を行って歯形形状を測定する場
合には、ロール径と三角関数を用いて測定値を補正する
ことにより、測定部13とロール表面との実距離を得
て、ブレーキロールの歯形形状を測定すればよい。
【0032】さらに、これ以外にも、ブレーキロール1
の軸線方向に、ブレーキロール1と測定部13とを相対
的に移動して、歯形形状の測定を行ってもよい。なお、
この際においては、ブレーキロール1を固定して測定部
13を移動してもよく、あるいは逆に、測定部13を固
定してブレーキロール1を移動してもよい。
【0033】前述のように、ブレーキロール1に形成さ
れる条溝3すなわち歯形は、スパイラル状であるので、
両者を軸線方向に相対的に移動することにより、同様
に、歯形形状が測定できる。また、条溝3のピッチは、
回転方向よりも軸線方向の方が大きくなるので、測定部
13からの出力信号変化が緩やかになり、その結果、精
度的には回転方向の相対移動よりも好ましい。
【0034】軸線方向に移動して歯形形状を測定する際
における移動速度は、前述の回転と同様でよい。軸線方
向への相対的な移動方法にも特に限定はなく、公知の方
法でよい。また、バイト固定タイプのNC目立て機であ
れば、別途、移動機構を設ける必要はなくなる。また、
前述の態様において、軸線方向の中央および両端部で測
定を行うのが好ましいように、この態様においても、例
えば、90°ずつや120°ずつ等、ブレーキロール1
を回転して、円周方向の測定位置を変えて、複数位置で
測定を行うのが好ましい。なお、この際におけるブレー
キロール1の回転角には限定はなく、条溝3の角度等に
応じて、全ての条溝3を少なくとも一回は測定できる回
転角を適宜設定すればよい。
【0035】以上の例では、レーザ光をブレーキロール
1の軸線に向かって射出して、ブレーキロール1までの
距離を測定して歯形測定を測定しているが、本発明はこ
れに限定はされず、好適に反射光を測定できれば、種々
の角度でブレーキロール1にレーザ光を入射して、歯形
形状を測定してよい。例えば、前述の例のように、ブレ
ーキロール1の軸線に向かってレーザ光を入射すると、
鈍角に入射する位置では十分な反射光量が得られるが鋭
角に入射すると、光量が不足する場合に、レーザ光の入
射位置や角度をずらして、反射光量を確保してもよい。
但し、この場合には、レーザ光入射位置の軸線からのズ
レに応じた補正を行って、ブレーキロール1の法線方向
の距離に換算して、ブレーキロール1の歯形形状の測定
を行う必要がある。
【0036】以上、本発明のブレーキロールの歯形形状
測定装置について詳細に説明したが、本発明は以上の例
に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲において、各種の改良や変更を行なってよいのはも
ちろんである。
【0037】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
ブレーキロールの歯形形状測定装置によれば、熟練した
技能者でなくても目立て作業の完了したブレーキロール
や使用中のブレーキロール等の歯形の測定が可能とな
り、かつ、定量的な測定を行うことによって、測定値に
もとづく客観的な適否の判定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のブレーキロールの歯形の一例の概略
断面図である。
【図2】 本発明のブレーキロールの歯形形状測定装置
の一例の概念図である。
【図3】 図2に示されるブレーキロールの歯形形状測
定装置の測定部を示す概略斜視図である。
【図4】 本発明のブレーキロールの歯形形状測定装置
による測定結果の一例を示すグラフである。
【図5】 本発明のブレーキロールの歯形形状測定装置
による測定結果の一例を示すグラフである。
【図6】 (a)、(b)および(c)は、本発明のブ
レーキロールの歯形測定形状装置による測定結果の一例
を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ブレーキロール 2 外周面 2a ランド 3 条溝 11 支持手段 13 測定部 18 取付台 19 投光器 20 受光器 21 光源 22 投光レンズ 23 受光レンズ 24 測光手段 25 表面 26 アンプ 27 演算装置 28 記録計
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA06 AA52 AA63 BB06 CC00 DD00 FF09 GG06 HH04 HH13 JJ01 JJ25 LL04 MM03 MM04 MM07 MM09 PP02 PP12 PP13 PP22 QQ23 QQ28 SS01 TT07 4D063 CC08 GC29

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール式製粉機に用いられるブレーキロー
    ルを支持するブレーキロール支持手段と、このブレーキ
    ロール支持手段に支持されるブレーキロールに向かって
    レーザ光を照射する投光部および前記投光部から照射さ
    れ前記ブレーキロールの表面で反射した反射光を受光す
    る受光部を有する測定部と、前記ブレーキロールと測定
    部とを相対的に移動する移動手段と、前記受光部におけ
    るブレーキロールの反射光の入射位置からブレーキロー
    ル表面までの距離を算出し、前記ブレーキロールの歯形
    形状を検出する検出部とを有することを特徴とするブレ
    ーキロールの歯形形状測定装置。
  2. 【請求項2】前記移動手段は、前記ブレーキロールの回
    転方向、ブレーキロールの軸線方向およびブレーキロー
    ルの接線方向のいずれかに、前記相対的な移動を行う請
    求項1に記載のブレーキロールの歯形形状測定装置。
  3. 【請求項3】前記ブレーキロール支持手段が、ブレーキ
    ロールの目立て機械およびブレーキロールが装着される
    ロール機のいずれかである請求項1または2に記載のブ
    レーキロールの歯形形状測定装置。
  4. 【請求項4】前記ブレーキロールの歯形測定に先立ち、
    測定対象となるブレーキロール表面に白色もしくは略白
    色の微細な粒子を塗布する請求項1〜3のいずれかに記
    載のブレーキロールの歯形形状測定装置。
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