JP2000338034A - 尿検査装置 - Google Patents
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- JP2000338034A JP2000338034A JP11147932A JP14793299A JP2000338034A JP 2000338034 A JP2000338034 A JP 2000338034A JP 11147932 A JP11147932 A JP 11147932A JP 14793299 A JP14793299 A JP 14793299A JP 2000338034 A JP2000338034 A JP 2000338034A
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- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 尿に含まれる糖、蛋白質等の旋光性物質濃度
の検査を簡易な構成で検査時間を短縮し、ノイズ等の影
響を受けずに信頼性の高い濃度検出を行なう。 【解決手段】 発光手段11から受光手段12に至る光
路には磁場印加手段4により磁場が印加される。この印
加される磁場は磁場切換手段16によって複数段階に切
り換えられるものであり、また磁場変調手段18により
特定周期の変調信号が重畳されている。受光手段12の
出力はサンプリング手段14でサンプリングし、周波数
成分算出手段19がサンプリングして得たデータ列か
ら、磁場変調手段による変調周波数と等しく、位相がπ
/2異なる二つの信号成分のフーリエ係数を算出し、そ
れらの平方和を求める構成により、簡易に短時間でノイ
ズ等の影響を受けずに信頼性の高い濃度検出を行なうこ
とができる。
の検査を簡易な構成で検査時間を短縮し、ノイズ等の影
響を受けずに信頼性の高い濃度検出を行なう。 【解決手段】 発光手段11から受光手段12に至る光
路には磁場印加手段4により磁場が印加される。この印
加される磁場は磁場切換手段16によって複数段階に切
り換えられるものであり、また磁場変調手段18により
特定周期の変調信号が重畳されている。受光手段12の
出力はサンプリング手段14でサンプリングし、周波数
成分算出手段19がサンプリングして得たデータ列か
ら、磁場変調手段による変調周波数と等しく、位相がπ
/2異なる二つの信号成分のフーリエ係数を算出し、そ
れらの平方和を求める構成により、簡易に短時間でノイ
ズ等の影響を受けずに信頼性の高い濃度検出を行なうこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人をはじめとする動
物から採取した尿を検査する尿検査装置に関し、特に
糖、蛋白質等の旋光性物質濃度を検査する装置に関する
ものである。
物から採取した尿を検査する尿検査装置に関し、特に
糖、蛋白質等の旋光性物質濃度を検査する装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、健康状態の監視や診断するた
めの指標として尿検査を行われている。一般的な尿検査
の方法としては試薬を含浸した試験紙を尿に浸し、その
呈色反応を目視または分光測定器によって測定する方法
が一般的であった。近年では、こうした尿検査方法に加
えて、試験紙のような消耗品が不要な方式として、尿に
光を照射してその変化量から尿糖や尿蛋白を検出する旋
光原理を用いた光方式が提案されている。
めの指標として尿検査を行われている。一般的な尿検査
の方法としては試薬を含浸した試験紙を尿に浸し、その
呈色反応を目視または分光測定器によって測定する方法
が一般的であった。近年では、こうした尿検査方法に加
えて、試験紙のような消耗品が不要な方式として、尿に
光を照射してその変化量から尿糖や尿蛋白を検出する旋
光原理を用いた光方式が提案されている。
【0003】この種の旋光原理を用いた尿検査装置は、
特開平9−145605号公報に示すものがある。図X
において1は光源で、2は偏光子で、紙面に平行な偏光
成分のみを透過する。3は被測定尿を保持するガラス製
のサンプルセル、4はサンプルセル3の周囲に巻かれた
ソレノイドコイルで、サンプルセル3とこれに保持され
た被測定尿に磁場を印加する。5はソレノイドコイル4
に電流を流す電流源、6は検光子で紙面に垂直な偏光成
分のみを透過するように配置している。7は検光子6を
透過した光を検知する光センサで、8は電流源5に指令
信号を発しかつ光センサ7の出力信号を記録解析するコ
ンピュータである。
特開平9−145605号公報に示すものがある。図X
において1は光源で、2は偏光子で、紙面に平行な偏光
成分のみを透過する。3は被測定尿を保持するガラス製
のサンプルセル、4はサンプルセル3の周囲に巻かれた
ソレノイドコイルで、サンプルセル3とこれに保持され
た被測定尿に磁場を印加する。5はソレノイドコイル4
に電流を流す電流源、6は検光子で紙面に垂直な偏光成
分のみを透過するように配置している。7は検光子6を
透過した光を検知する光センサで、8は電流源5に指令
信号を発しかつ光センサ7の出力信号を記録解析するコ
ンピュータである。
【0004】9は信号発生器で、振動変調信号を振動変
調電流信号に変換してコンピュータ8から指令された掃
引された掃引電流に重畳し、これをソレノイドコイル3
に供給する。10はロックインアンプで、信号発生器9
の振動変調信号を参照信号として、光センサ7の出力信
号を位相敏感検波する。
調電流信号に変換してコンピュータ8から指令された掃
引された掃引電流に重畳し、これをソレノイドコイル3
に供給する。10はロックインアンプで、信号発生器9
の振動変調信号を参照信号として、光センサ7の出力信
号を位相敏感検波する。
【0005】この構成において、コンピュータ8が電流
源5に流す電流を例えば−1.5〜1.5Aまで掃引す
る。被測定尿に旋光性を示す成分がなければ、電流0の
ときにロックインアンプの出力も0となるが、被測定尿
に糖のような旋光性を示す成分があると、ロックインア
ンプの出力が0となるときの電流が0からずれる。これ
は旋光性を示す糖成分により発生した旋光角度に対し
て、逆方向の旋光を発生させる磁場を作るためにソレノ
イドコイル4に電流を流すことでロックインアンプの出
力が0となったからである。即ち、ロックインアンプの
出力が0となる電流から被測定尿の旋光角度、さらに旋
光角度から糖濃度を算出することができる。
源5に流す電流を例えば−1.5〜1.5Aまで掃引す
る。被測定尿に旋光性を示す成分がなければ、電流0の
ときにロックインアンプの出力も0となるが、被測定尿
に糖のような旋光性を示す成分があると、ロックインア
ンプの出力が0となるときの電流が0からずれる。これ
は旋光性を示す糖成分により発生した旋光角度に対し
て、逆方向の旋光を発生させる磁場を作るためにソレノ
イドコイル4に電流を流すことでロックインアンプの出
力が0となったからである。即ち、ロックインアンプの
出力が0となる電流から被測定尿の旋光角度、さらに旋
光角度から糖濃度を算出することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の尿検査装置ではロックインアンプを必要としていて構
成が複雑という課題がある。一般にロックインアンプ
は、被検出信号と参照信号を入力とし、参照信号から移
相器を介して被検出信号と位相を同期させた信号を作
り、この移相器の出力信号と被検出信号を乗算器で乗算
して積分器を介して出力するという複雑な構成をしてい
るものである。
の尿検査装置ではロックインアンプを必要としていて構
成が複雑という課題がある。一般にロックインアンプ
は、被検出信号と参照信号を入力とし、参照信号から移
相器を介して被検出信号と位相を同期させた信号を作
り、この移相器の出力信号と被検出信号を乗算器で乗算
して積分器を介して出力するという複雑な構成をしてい
るものである。
【0007】しかも、ロックインアンプにおいては移相
器が重要な構成要素であり、積分器の出力を確認しなが
ら移相量を調整するフィードバックを行うもので、検出
に時間を要する。即ち、一般には積分器の出力が0とな
る移相量を見つけだすフィードバックを行い、その後そ
の移相量から90度ずらせた移相量に切り換えて正規の
信号出力を行うものであり、この移相量の調整中はロッ
クインアンプの出力は採用できず、待時間が必要で、そ
の分だけ検出に時間を要するという課題もある。
器が重要な構成要素であり、積分器の出力を確認しなが
ら移相量を調整するフィードバックを行うもので、検出
に時間を要する。即ち、一般には積分器の出力が0とな
る移相量を見つけだすフィードバックを行い、その後そ
の移相量から90度ずらせた移相量に切り換えて正規の
信号出力を行うものであり、この移相量の調整中はロッ
クインアンプの出力は採用できず、待時間が必要で、そ
の分だけ検出に時間を要するという課題もある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、被測定尿に特定方向の偏光成分の光を投射
する発光手段と、前記被測定尿を透過した光のうち特定
方向の偏光成分の光を受光する受光手段と、前記発光手
段から前記受光手段に至る光路に磁場を印加する磁場印
加手段と、前記磁場印加手段により印加する磁場を複数
段階で切り換える磁場切換手段と、前記磁場印加手段に
より印加する磁場に特定周波数の変調信号を重畳させる
磁場変調手段と、前記受光手段の出力信号をサンプリン
グするサンプリング手段と、前記受光手段が出力した信
号に含まれる様々な周波数の信号成分のうち周波数が前
記磁場変調手段による変調周波数と等しい信号成分の大
きさを前記サンプリング手段がサンプリングしたデータ
列に基づき算出する周波数成分算出手段と、複数段階の
磁場における前記周波数成分算出手段の出力に基づき前
記被測定尿の旋光性物質濃度を換算する濃度換算手段を
備えた構成とした。
するために、被測定尿に特定方向の偏光成分の光を投射
する発光手段と、前記被測定尿を透過した光のうち特定
方向の偏光成分の光を受光する受光手段と、前記発光手
段から前記受光手段に至る光路に磁場を印加する磁場印
加手段と、前記磁場印加手段により印加する磁場を複数
段階で切り換える磁場切換手段と、前記磁場印加手段に
より印加する磁場に特定周波数の変調信号を重畳させる
磁場変調手段と、前記受光手段の出力信号をサンプリン
グするサンプリング手段と、前記受光手段が出力した信
号に含まれる様々な周波数の信号成分のうち周波数が前
記磁場変調手段による変調周波数と等しい信号成分の大
きさを前記サンプリング手段がサンプリングしたデータ
列に基づき算出する周波数成分算出手段と、複数段階の
磁場における前記周波数成分算出手段の出力に基づき前
記被測定尿の旋光性物質濃度を換算する濃度換算手段を
備えた構成とした。
【0009】上記発明によれば、発光手段から受光手段
に至る光路には磁場印加手段により磁場が印加される。
この印加される磁場は磁場切換手段によって複数段階に
切り換えられるものであり、また磁場変調手段により特
定周期の変調信号が重畳されているものである。受光手
段の出力はサンプリング手段でサンプリングし、周波数
成分算出手段が受光手段の出力信号に含まれる様々な周
波数の信号成分のうち、周波数が磁場変調手段による変
調周波数と等しい信号成分の大きさを、サンプリング手
段がサンプリングしたデータ列に基づき算出する。そし
て、濃度換算手段が複数段階の磁場における周波数成分
算出手段の出力に基づき被測定尿の旋光性物質濃度を換
算するので、ロックインアンプのような複雑な構成は不
要であり、簡易な構成にでき、また待ち時間を不要にし
て検査時間を短縮することができる。
に至る光路には磁場印加手段により磁場が印加される。
この印加される磁場は磁場切換手段によって複数段階に
切り換えられるものであり、また磁場変調手段により特
定周期の変調信号が重畳されているものである。受光手
段の出力はサンプリング手段でサンプリングし、周波数
成分算出手段が受光手段の出力信号に含まれる様々な周
波数の信号成分のうち、周波数が磁場変調手段による変
調周波数と等しい信号成分の大きさを、サンプリング手
段がサンプリングしたデータ列に基づき算出する。そし
て、濃度換算手段が複数段階の磁場における周波数成分
算出手段の出力に基づき被測定尿の旋光性物質濃度を換
算するので、ロックインアンプのような複雑な構成は不
要であり、簡易な構成にでき、また待ち時間を不要にし
て検査時間を短縮することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1にかかる尿検査
装置は、被測定尿に特定方向の偏光成分の光を投射する
発光手段と、前記被測定尿を透過した光のうち特定方向
の偏光成分の光を受光する受光手段と、前記発光手段か
ら前記受光手段に至る光路に磁場を印加する磁場印加手
段と、前記磁場印加手段により印加する磁場を複数段階
で切り換える磁場切換手段と、前記磁場印加手段により
印加する磁場に特定周波数の変調信号を重畳させる磁場
変調手段と、前記受光手段の出力信号をサンプリングす
るサンプリング手段と、前記受光手段が出力した信号に
含まれる様々な周波数の信号成分のうち周波数が前記磁
場変調手段による変調周波数と等しい信号成分の大きさ
を前記サンプリング手段がサンプリングしたデータ列に
基づき算出する周波数成分算出手段と、複数段階の磁場
における前記周波数成分算出手段の出力に基づき前記被
測定尿の旋光性物質濃度を換算する濃度換算手段を備え
た構成とした。
装置は、被測定尿に特定方向の偏光成分の光を投射する
発光手段と、前記被測定尿を透過した光のうち特定方向
の偏光成分の光を受光する受光手段と、前記発光手段か
ら前記受光手段に至る光路に磁場を印加する磁場印加手
段と、前記磁場印加手段により印加する磁場を複数段階
で切り換える磁場切換手段と、前記磁場印加手段により
印加する磁場に特定周波数の変調信号を重畳させる磁場
変調手段と、前記受光手段の出力信号をサンプリングす
るサンプリング手段と、前記受光手段が出力した信号に
含まれる様々な周波数の信号成分のうち周波数が前記磁
場変調手段による変調周波数と等しい信号成分の大きさ
を前記サンプリング手段がサンプリングしたデータ列に
基づき算出する周波数成分算出手段と、複数段階の磁場
における前記周波数成分算出手段の出力に基づき前記被
測定尿の旋光性物質濃度を換算する濃度換算手段を備え
た構成とした。
【0011】そして、発光手段から受光手段に至る光路
には磁場印加手段により磁場が印加される。この印加さ
れる磁場は磁場切換手段によって複数段階に切り換えら
れるものであり、また磁場変調手段により特定周期の変
調信号が重畳されているものである。受光手段の出力は
サンプリング手段でサンプリングし、周波数成分算出手
段が受光手段の出力信号に含まれる様々な周波数の信号
成分のうち、周波数が磁場変調手段による変調周波数と
等しい信号成分の大きさを、サンプリング手段がサンプ
リングしたデータ列に基づき算出する。そして、濃度換
算手段が複数段階の磁場における周波数成分算出手段の
出力に基づき被測定尿の旋光性物質濃度を換算するの
で、ロックインアンプのような複雑な構成は不要であ
り、簡易な構成にでき、また待ち時間を不要にして検査
時間を短縮することができる。
には磁場印加手段により磁場が印加される。この印加さ
れる磁場は磁場切換手段によって複数段階に切り換えら
れるものであり、また磁場変調手段により特定周期の変
調信号が重畳されているものである。受光手段の出力は
サンプリング手段でサンプリングし、周波数成分算出手
段が受光手段の出力信号に含まれる様々な周波数の信号
成分のうち、周波数が磁場変調手段による変調周波数と
等しい信号成分の大きさを、サンプリング手段がサンプ
リングしたデータ列に基づき算出する。そして、濃度換
算手段が複数段階の磁場における周波数成分算出手段の
出力に基づき被測定尿の旋光性物質濃度を換算するの
で、ロックインアンプのような複雑な構成は不要であ
り、簡易な構成にでき、また待ち時間を不要にして検査
時間を短縮することができる。
【0012】本発明の請求項2にかかる尿検査装置は、
周波数成分算出手段は、受光手段が出力した信号に含ま
れる様々な周波数の信号成分のうち周波数が磁場変調手
段による変調周波数と等しく位相がπ/2異なる二つの
信号成分のフーリエ係数を算出するフーリエ係数算出手
段を備えた構成としたものである。
周波数成分算出手段は、受光手段が出力した信号に含ま
れる様々な周波数の信号成分のうち周波数が磁場変調手
段による変調周波数と等しく位相がπ/2異なる二つの
信号成分のフーリエ係数を算出するフーリエ係数算出手
段を備えた構成としたものである。
【0013】そして、算出される二つのフーリエ係数の
値は、共に磁場変調手段による変調周波数と等しい周波
数の信号成分の大きさと、位相との二つを未知数とする
数式で表すことができるので、算出された二つのフーリ
エ係数の値を用いて、二元連立方程式を解く要領で、磁
場変調手段による変調周波数と等しい周波数の信号成分
の大きさを算出することができる。
値は、共に磁場変調手段による変調周波数と等しい周波
数の信号成分の大きさと、位相との二つを未知数とする
数式で表すことができるので、算出された二つのフーリ
エ係数の値を用いて、二元連立方程式を解く要領で、磁
場変調手段による変調周波数と等しい周波数の信号成分
の大きさを算出することができる。
【0014】本発明の請求項3にかかる尿検査装置は、
周波数成分算出手段は、二つのフーリエ係数の平方和を
用いる構成としたものである。
周波数成分算出手段は、二つのフーリエ係数の平方和を
用いる構成としたものである。
【0015】そして、二つのフーリエ係数の平方和を算
出することにより、磁場変調手段による変調周波数と等
しい周波数の信号成分の大きさと、その信号成分の位相
との二つの未知数のうち、位相の影響を除去することが
でき、残る一つの未知数である大きさを正確に算出する
ことが可能となる。
出することにより、磁場変調手段による変調周波数と等
しい周波数の信号成分の大きさと、その信号成分の位相
との二つの未知数のうち、位相の影響を除去することが
でき、残る一つの未知数である大きさを正確に算出する
ことが可能となる。
【0016】本発明の請求項4にかかる尿検査装置は、
周波数成分算出手段は、二つのフーリエ係数の比を用い
る構成としたものである。
周波数成分算出手段は、二つのフーリエ係数の比を用い
る構成としたものである。
【0017】そして、二つのフーリエ係数の比を求める
ことにより、磁場変調手段による変調周波数と等しい周
波数の信号成分の大きさと、その信号成分の位相との二
つを未知数のうち、大きさの影響を除去し、位相を正確
に算出することができる。その後こうして算出された位
相と、二つのフーリエ係数の少なくとも一方を用いるこ
とにより、残る未知数である大きさを算出することがで
きる。
ことにより、磁場変調手段による変調周波数と等しい周
波数の信号成分の大きさと、その信号成分の位相との二
つを未知数のうち、大きさの影響を除去し、位相を正確
に算出することができる。その後こうして算出された位
相と、二つのフーリエ係数の少なくとも一方を用いるこ
とにより、残る未知数である大きさを算出することがで
きる。
【0018】本発明の請求項5にかかる尿検査装置は、
周波数成分算出手段は、受光手段が出力した信号に含ま
れる様々な周波数の信号成分のうち周波数が磁場変調手
段による変調周波数と等しい信号成分の振幅を算出する
振幅算出手段を備えた構成としたものである。
周波数成分算出手段は、受光手段が出力した信号に含ま
れる様々な周波数の信号成分のうち周波数が磁場変調手
段による変調周波数と等しい信号成分の振幅を算出する
振幅算出手段を備えた構成としたものである。
【0019】そして、振幅算出手段が算出する振幅の大
きさは、二つのフーリエ係数の平方和の平方根に比例す
る値となるので、振幅算出手段が振幅を算出する演算の
過程で、磁場変調手段による変調周波数と等しい周波数
の信号成分の大きさを、位相の影響を除去して算出する
ことが可能となる。
きさは、二つのフーリエ係数の平方和の平方根に比例す
る値となるので、振幅算出手段が振幅を算出する演算の
過程で、磁場変調手段による変調周波数と等しい周波数
の信号成分の大きさを、位相の影響を除去して算出する
ことが可能となる。
【0020】本発明の請求項6にかかる尿検査装置は、
周波数成分算出手段は、サンプリング手段がサンプリン
グしたデータの個数を計数する計数手段と、前記計数手
段の計数値に対応して定まる定数と前記サンプリング手
段がサンプリングしたデータとの積を算出する乗算手段
と、前記乗算手段が算出した値の累積値を記憶する累積
値記憶手段とを備えた構成としたものである。
周波数成分算出手段は、サンプリング手段がサンプリン
グしたデータの個数を計数する計数手段と、前記計数手
段の計数値に対応して定まる定数と前記サンプリング手
段がサンプリングしたデータとの積を算出する乗算手段
と、前記乗算手段が算出した値の累積値を記憶する累積
値記憶手段とを備えた構成としたものである。
【0021】そして、累積値記憶手段に記憶される累積
値はフーリエ係数に比例する値となるので、この累積値
を所定の定数で割ることにより、フーリエ係数を算出す
ることができる。
値はフーリエ係数に比例する値となるので、この累積値
を所定の定数で割ることにより、フーリエ係数を算出す
ることができる。
【0022】本発明の請求項7にかかる尿検査装置は、
周波数成分算出手段は、サンプリング手段がサンプリン
グした各データを記憶するサンプリング値記憶手段を有
し、全てのサンプリングデータの記憶が終ったあと前記
サンプリング値記憶手段に記憶したデータを用いて受光
手段が出力した信号に含まれる様々な周波数の信号成分
のうち周波数が磁場変調手段による変調周波数と等しい
信号成分の大きさを算出する構成としたものである。
周波数成分算出手段は、サンプリング手段がサンプリン
グした各データを記憶するサンプリング値記憶手段を有
し、全てのサンプリングデータの記憶が終ったあと前記
サンプリング値記憶手段に記憶したデータを用いて受光
手段が出力した信号に含まれる様々な周波数の信号成分
のうち周波数が磁場変調手段による変調周波数と等しい
信号成分の大きさを算出する構成としたものである。
【0023】そして、サンプリング値記憶手段がサンプ
リングデータを記憶する期間には、サンプリング値の記
憶という比較的短時間で実行できる処理だけを行ない、
より多くの時間を要する乗算や除算を伴う処理は全ての
サンプリングデータの記憶が終った後、サンプリング値
記憶手段に記憶したデータを用いて行なうので、フーリ
エ係数や振幅などの値を算出するのに必要な乗算や除算
の演算処理がサンプリング一周期の時間内に終了できな
いほどサンプリング周期が短い場合でも、受光手段が出
力した信号に含まれる様々な周波数の信号成分のうち、
周波数が磁場変調手段による変調周波数と等しい信号成
分の大きさを算出することができる。
リングデータを記憶する期間には、サンプリング値の記
憶という比較的短時間で実行できる処理だけを行ない、
より多くの時間を要する乗算や除算を伴う処理は全ての
サンプリングデータの記憶が終った後、サンプリング値
記憶手段に記憶したデータを用いて行なうので、フーリ
エ係数や振幅などの値を算出するのに必要な乗算や除算
の演算処理がサンプリング一周期の時間内に終了できな
いほどサンプリング周期が短い場合でも、受光手段が出
力した信号に含まれる様々な周波数の信号成分のうち、
周波数が磁場変調手段による変調周波数と等しい信号成
分の大きさを算出することができる。
【0024】本発明の請求項8にかかる尿検査装置は、
周波数成分算出手段は、サンプリング手段がサンプリン
グしたデータ列を磁場変調手段による変調周期に同期し
て累積加算した値を複数個記憶するサンプリング値累積
記憶手段を備えた構成としたものである。
周波数成分算出手段は、サンプリング手段がサンプリン
グしたデータ列を磁場変調手段による変調周期に同期し
て累積加算した値を複数個記憶するサンプリング値累積
記憶手段を備えた構成としたものである。
【0025】そして、サンプリング値記憶手段が個々の
サンプリングデータを個別に記憶する代わりに、サンプ
リング値累積記憶手段がサンプリング値の累積値を記憶
し、その累積値を利用することにより、より少ない記憶
容量しか必要とせず、フーリエ係数や振幅などの値を算
出するのに必要な乗算や除算の演算処理がサンプリング
一周期の時間内に終了できないほどサンプリング周期が
短い場合でも、受光手段が出力した信号に含まれる様々
な周波数の信号成分のうち、周波数が磁場変調手段によ
る変調周波数と等しい信号成分の大きさを算出すること
ができる。
サンプリングデータを個別に記憶する代わりに、サンプ
リング値累積記憶手段がサンプリング値の累積値を記憶
し、その累積値を利用することにより、より少ない記憶
容量しか必要とせず、フーリエ係数や振幅などの値を算
出するのに必要な乗算や除算の演算処理がサンプリング
一周期の時間内に終了できないほどサンプリング周期が
短い場合でも、受光手段が出力した信号に含まれる様々
な周波数の信号成分のうち、周波数が磁場変調手段によ
る変調周波数と等しい信号成分の大きさを算出すること
ができる。
【0026】本発明の請求項9にかかる尿検査装置は、
周波数成分算出手段は、サンプリング手段がサンプリン
グしたデータ列を磁場変調手段による変調周期の半周期
に同期して各半周期毎に正負を交互に反転して累積加算
した値を複数個記憶するサンプリング値累積記憶手段を
備えた構成としたものである。
周波数成分算出手段は、サンプリング手段がサンプリン
グしたデータ列を磁場変調手段による変調周期の半周期
に同期して各半周期毎に正負を交互に反転して累積加算
した値を複数個記憶するサンプリング値累積記憶手段を
備えた構成としたものである。
【0027】そして、サンプリング値累積記憶手段が、
サンプリングしたデータ列を正負を交互に反転して累積
加算することにより、正負を反転せずに単純に累積加算
する場合に比較して、半分の記憶容量しか必要とせず、
フーリエ係数や振幅などの値を算出するのに必要な乗算
や除算の演算処理がサンプリング一周期の時間内に終了
できないほどサンプリング周期が短い場合でも、受光手
段が出力した信号に含まれる様々な周波数の信号成分の
うち、周波数が磁場変調手段による変調周波数と等しい
信号成分の大きさを算出することができる。
サンプリングしたデータ列を正負を交互に反転して累積
加算することにより、正負を反転せずに単純に累積加算
する場合に比較して、半分の記憶容量しか必要とせず、
フーリエ係数や振幅などの値を算出するのに必要な乗算
や除算の演算処理がサンプリング一周期の時間内に終了
できないほどサンプリング周期が短い場合でも、受光手
段が出力した信号に含まれる様々な周波数の信号成分の
うち、周波数が磁場変調手段による変調周波数と等しい
信号成分の大きさを算出することができる。
【0028】本発明の請求項10にかかる尿検査装置
は、サンプリング手段は、磁場変調手段による変調周波
数の整数倍の周波数でサンプリングを行なう構成とした
ものである。
は、サンプリング手段は、磁場変調手段による変調周波
数の整数倍の周波数でサンプリングを行なう構成とした
ものである。
【0029】そして、サンプリング手段のサンプリング
周波数が、正確に磁場変調手段による変調周波数の整数
倍となることが保証できることにより、周波数成分算出
手段が、受光手段が出力した信号に含まれる様々な周波
数の信号成分のうち、周波数が磁場変調手段による変調
周波数と等しい信号成分の大きさを正確に算出すること
ができる。
周波数が、正確に磁場変調手段による変調周波数の整数
倍となることが保証できることにより、周波数成分算出
手段が、受光手段が出力した信号に含まれる様々な周波
数の信号成分のうち、周波数が磁場変調手段による変調
周波数と等しい信号成分の大きさを正確に算出すること
ができる。
【0030】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例を
図1〜図6を参照しながら説明する。図1は本発明の第
1の実施例を示す尿検査装置の構成ブロック図である。
図2は受光手段の信号を増幅する増幅回路の電気回路図
である。また図3は累積記憶手段の記憶手順を示すフロ
ーチャートである。また図4は受光手段の出力信号の変
化を示す特性図である。また図5は累積記憶手段に記憶
される記憶値の特性図である。また図6は受光量換算手
段の動作を説明するフローチャートである。
図1〜図6を参照しながら説明する。図1は本発明の第
1の実施例を示す尿検査装置の構成ブロック図である。
図2は受光手段の信号を増幅する増幅回路の電気回路図
である。また図3は累積記憶手段の記憶手順を示すフロ
ーチャートである。また図4は受光手段の出力信号の変
化を示す特性図である。また図5は累積記憶手段に記憶
される記憶値の特性図である。また図6は受光量換算手
段の動作を説明するフローチャートである。
【0031】図1において前記した従来例と同様の機能
を持つ部品には同一番号を付す。図1において11は特
定方向の偏光成分のみを投射する発光手段で、光を投射
する発光素子1と、紙面に平行な偏光成分の光のみを透
過させる偏光子2により構成している。12は特定の方
向の偏光成分のみを受光する受光手段で、紙面に垂直な
方向の偏光成分のみを透過させる検光子6と、受光素子
7により構成している。発光手段11から受光手段12
に至る光路にはガラス製のサンプルセル3を配置し、そ
の内部には被測定尿を封入している。またサンプルセル
3の周囲には光路に磁場を印加する磁場印加手段として
ソレノイドコイル4を巻いている。5はソレノイドコイ
ル4に電流を流す電流源であり光路に形成される磁場は
ソレノイドコイル4に流れる電流に比例する。13は増
幅回路で受光素子7の出力電気信号を増幅する回路であ
る。8はコンピュータでサンプリング手段であるA/D
変換手段14、D/A変換手段15を内蔵した汎用的な
1チップマイクロコンピュータで、電流源5に出力を発
しソレノイドコイル4を制御するとともに、増幅回路1
3の出力に基づき被測定尿の糖濃度を換算するものであ
る。
を持つ部品には同一番号を付す。図1において11は特
定方向の偏光成分のみを投射する発光手段で、光を投射
する発光素子1と、紙面に平行な偏光成分の光のみを透
過させる偏光子2により構成している。12は特定の方
向の偏光成分のみを受光する受光手段で、紙面に垂直な
方向の偏光成分のみを透過させる検光子6と、受光素子
7により構成している。発光手段11から受光手段12
に至る光路にはガラス製のサンプルセル3を配置し、そ
の内部には被測定尿を封入している。またサンプルセル
3の周囲には光路に磁場を印加する磁場印加手段として
ソレノイドコイル4を巻いている。5はソレノイドコイ
ル4に電流を流す電流源であり光路に形成される磁場は
ソレノイドコイル4に流れる電流に比例する。13は増
幅回路で受光素子7の出力電気信号を増幅する回路であ
る。8はコンピュータでサンプリング手段であるA/D
変換手段14、D/A変換手段15を内蔵した汎用的な
1チップマイクロコンピュータで、電流源5に出力を発
しソレノイドコイル4を制御するとともに、増幅回路1
3の出力に基づき被測定尿の糖濃度を換算するものであ
る。
【0032】16は磁場切換手段でソレノイドコイル4
に流す電流の中央値を例えば0.5Aと1.0Aの2段
階で切り換える数値をD/A変換手段15に出力するも
ので、例えばまず0.5Aを流す数値を出力する。17
はタイマーで磁場を変調する特定の変調周波数より決ま
る変調周期Tより十分短く、且つ変調周期Tの整数分の
1の時間であるT/n時間毎に時間経過信号を出力す
る。18は磁場変調手段でタイマー17から入力するT
/n時間毎の信号に基づき、変調周期Tの変調信号を数
値演算しD/A変換手段15に出力する。例えば三角関
数を用いソレノイドコイル4に流す電流を+0.1Aか
ら−0.1Aの振幅で周期Tとなる正弦波を演算する。
D/A変換手段15は磁場切換手段16と磁場変調手段
18から入力する数値を加算し、相当するアナログ電圧
値として出力する。電流源5はD/A変換手段15から
出力される電圧から電流に変換し、ソレノイドコイル4
に電流を流す。この例の場合では0.4Aから0.6A
の範囲で周期Tの正弦波となる電流がソレノイドコイル
4を流れる。
に流す電流の中央値を例えば0.5Aと1.0Aの2段
階で切り換える数値をD/A変換手段15に出力するも
ので、例えばまず0.5Aを流す数値を出力する。17
はタイマーで磁場を変調する特定の変調周波数より決ま
る変調周期Tより十分短く、且つ変調周期Tの整数分の
1の時間であるT/n時間毎に時間経過信号を出力す
る。18は磁場変調手段でタイマー17から入力するT
/n時間毎の信号に基づき、変調周期Tの変調信号を数
値演算しD/A変換手段15に出力する。例えば三角関
数を用いソレノイドコイル4に流す電流を+0.1Aか
ら−0.1Aの振幅で周期Tとなる正弦波を演算する。
D/A変換手段15は磁場切換手段16と磁場変調手段
18から入力する数値を加算し、相当するアナログ電圧
値として出力する。電流源5はD/A変換手段15から
出力される電圧から電流に変換し、ソレノイドコイル4
に電流を流す。この例の場合では0.4Aから0.6A
の範囲で周期Tの正弦波となる電流がソレノイドコイル
4を流れる。
【0033】またタイマー17はT/n時間毎にA/D
変換手段14に信号を発し、A/D変換手段14はタイ
マー17からの信号に応じT/n時間毎に増幅回路13
で増幅した受光素子7の出力信号をデジタル化する。1
9は周波数成分算出手段でA/D変換手段14からのデ
ジタル信号に基づき増幅回路13の出力信号に含まれる
様々な周波数の信号成分のうち磁場変調手段18による
変調周波数と等しい周波数成分を算出し、その結果を濃
度換算手段20に出力する。濃度換算手段20は磁場切
換手段16と周波数成分算出手段19からの入力信号に
よりこの場合0.5Aの電流の時の受光素子7の変調周
波数の周波数成分がVs1であることを記憶する。
変換手段14に信号を発し、A/D変換手段14はタイ
マー17からの信号に応じT/n時間毎に増幅回路13
で増幅した受光素子7の出力信号をデジタル化する。1
9は周波数成分算出手段でA/D変換手段14からのデ
ジタル信号に基づき増幅回路13の出力信号に含まれる
様々な周波数の信号成分のうち磁場変調手段18による
変調周波数と等しい周波数成分を算出し、その結果を濃
度換算手段20に出力する。濃度換算手段20は磁場切
換手段16と周波数成分算出手段19からの入力信号に
よりこの場合0.5Aの電流の時の受光素子7の変調周
波数の周波数成分がVs1であることを記憶する。
【0034】次に、磁場切換手段16はソレノイドコイ
ル4に流す電流の中央値を切り換えて、1.0Aと出力
する。この時、ソレノイドコイル4に流れる電流は0.
9Aから1.1Aの範囲で周期Tの正弦波となる。同様
にして、周波数成分算出手段19は受光素子7の変調周
波数の周波数成分Vs2を算出し、濃度換算手段20に
出力する。濃度換算手段20は1.0Aの電流の時の受
光素子7の変調周波数の周波数成分がVs2であること
を記憶する。
ル4に流す電流の中央値を切り換えて、1.0Aと出力
する。この時、ソレノイドコイル4に流れる電流は0.
9Aから1.1Aの範囲で周期Tの正弦波となる。同様
にして、周波数成分算出手段19は受光素子7の変調周
波数の周波数成分Vs2を算出し、濃度換算手段20に
出力する。濃度換算手段20は1.0Aの電流の時の受
光素子7の変調周波数の周波数成分がVs2であること
を記憶する。
【0035】更に、濃度換算手段20は0.5Aの時の
周波数成分Vs1と1.0Aの時の周波数成分Vs2の
2点を結ぶ直線より、周波数成分が0となる電流値を算
出する。この算出された電流値に基づき被測定尿の糖濃
度を算出する。この電流値と糖濃度の関係は比例するも
ので、予め糖濃度既知の溶液で実験的に求めた関係式に
より算出できる。
周波数成分Vs1と1.0Aの時の周波数成分Vs2の
2点を結ぶ直線より、周波数成分が0となる電流値を算
出する。この算出された電流値に基づき被測定尿の糖濃
度を算出する。この電流値と糖濃度の関係は比例するも
ので、予め糖濃度既知の溶液で実験的に求めた関係式に
より算出できる。
【0036】図2において、受光素子7はフォトダイオ
ードで受光量に比例した電流を流すものであり、オペア
ンプ21、抵抗器22で構成した電流電圧変換回路で電
圧出力に変換する。その電圧出力は、抵抗器23、24
とコンデンサ25、26とオペアンプ27で構成した増
幅回路で増幅し、マイクロコンピュータ8に入力してい
る。増幅率は抵抗器23と24で決まるものであり、そ
こにコンデンサ25、26を接続したことで増幅回路に
バンドパスフィルタ特性を持たせることができ、変調周
波数以外の周波数の不要なノイズ成分を概略除去するこ
とができる。
ードで受光量に比例した電流を流すものであり、オペア
ンプ21、抵抗器22で構成した電流電圧変換回路で電
圧出力に変換する。その電圧出力は、抵抗器23、24
とコンデンサ25、26とオペアンプ27で構成した増
幅回路で増幅し、マイクロコンピュータ8に入力してい
る。増幅率は抵抗器23と24で決まるものであり、そ
こにコンデンサ25、26を接続したことで増幅回路に
バンドパスフィルタ特性を持たせることができ、変調周
波数以外の周波数の不要なノイズ成分を概略除去するこ
とができる。
【0037】次に周波数成分算出手段19の動作を図
3、図4に基づき説明する。図3は、周波数成分算出手
段19の構成例を示すブロック図である。図中、28は
A/D変換手段14から出力されたデジタル値のを計数
する計数手段、29は余弦関数の値として定まる定数値
列を発生する余弦値発生手段、30は正弦関数の値とし
て定まる定数値列を発生する正弦値発生手段、31及び
32は乗算演算を行なう乗算手段、33及び34は累積
値記憶手段、35はフーリエ係数算出手段、36は振幅
算出手段である。
3、図4に基づき説明する。図3は、周波数成分算出手
段19の構成例を示すブロック図である。図中、28は
A/D変換手段14から出力されたデジタル値のを計数
する計数手段、29は余弦関数の値として定まる定数値
列を発生する余弦値発生手段、30は正弦関数の値とし
て定まる定数値列を発生する正弦値発生手段、31及び
32は乗算演算を行なう乗算手段、33及び34は累積
値記憶手段、35はフーリエ係数算出手段、36は振幅
算出手段である。
【0038】周波数成分算出手段19の動作について図
4のフローチャートに基づいて説明する。まず、計数手
段28は、A/D変換手段14から出力されたサンプリ
ング値の個数を計数する計数値iを0に初期化する。ま
た、累積値記憶手段33は、累積値ΣVcosを0に初
期化する。同様に、累積値記憶手段34は、累積値ΣV
sinを0に初期化する。この後、周波数成分算出手段
19は、A/D変換手段14からデジタル値が出力され
るのを待つ。
4のフローチャートに基づいて説明する。まず、計数手
段28は、A/D変換手段14から出力されたサンプリ
ング値の個数を計数する計数値iを0に初期化する。ま
た、累積値記憶手段33は、累積値ΣVcosを0に初
期化する。同様に、累積値記憶手段34は、累積値ΣV
sinを0に初期化する。この後、周波数成分算出手段
19は、A/D変換手段14からデジタル値が出力され
るのを待つ。
【0039】A/D変換手段14から出力されたデジタ
ル値は乗算手段31と乗算手段32に出力される。以下
では、説明の都合上、このディジタル値を、計数手段2
8の計数値iに対応する値としてV(i)と記す。
ル値は乗算手段31と乗算手段32に出力される。以下
では、説明の都合上、このディジタル値を、計数手段2
8の計数値iに対応する値としてV(i)と記す。
【0040】余弦値発生手段29は、A/D変換手段1
4からデジタル値が出力されたとき、計数手段28の計
数値iに対して、cos(i×2π/n)として定まる
値cos_valueを発生し、乗算手段31に出力す
る。同様に、正弦値発生手段30は、A/D変換手段1
4からサンプリング値が出力されたとき、計数手段28
の計数値iに対して、sin(i×2π/n)として定
まる値sin_valueを発生し、乗算手段32に出
力する。
4からデジタル値が出力されたとき、計数手段28の計
数値iに対して、cos(i×2π/n)として定まる
値cos_valueを発生し、乗算手段31に出力す
る。同様に、正弦値発生手段30は、A/D変換手段1
4からサンプリング値が出力されたとき、計数手段28
の計数値iに対して、sin(i×2π/n)として定
まる値sin_valueを発生し、乗算手段32に出
力する。
【0041】余弦値発生手段29及び正弦値発生手段3
0は、発生すべき値を、その値が必要となったときに数
値演算により算出してもよいし、あるいは、予め算出さ
れた値を不揮発性メモリに記録しておき、この不揮発性
メモリから読み出すようにしてもよい。ただし、余弦値
発生手段29及び正弦値発生手段30の動作速度を速く
する必要がある場合には、不揮発性メモリから読み出す
方法を用いる方が望ましい。
0は、発生すべき値を、その値が必要となったときに数
値演算により算出してもよいし、あるいは、予め算出さ
れた値を不揮発性メモリに記録しておき、この不揮発性
メモリから読み出すようにしてもよい。ただし、余弦値
発生手段29及び正弦値発生手段30の動作速度を速く
する必要がある場合には、不揮発性メモリから読み出す
方法を用いる方が望ましい。
【0042】乗算手段31は、A/D変換手段14から
出力された値V(i)と余弦値発生手段29から出力さ
れた値cos_valueとの積を算出し、この算出結
果Vcosを累積値記憶手段33に出力する。同様に乗
算手段32は、A/D変換手段14から出力された値V
(i)と正弦値発生手段30から出力された値sin_
valueとの積を算出し、この算出結果Vsinを累
積値記憶手段34に出力する。
出力された値V(i)と余弦値発生手段29から出力さ
れた値cos_valueとの積を算出し、この算出結
果Vcosを累積値記憶手段33に出力する。同様に乗
算手段32は、A/D変換手段14から出力された値V
(i)と正弦値発生手段30から出力された値sin_
valueとの積を算出し、この算出結果Vsinを累
積値記憶手段34に出力する。
【0043】累積値記憶手段33は、乗算手段31から
出力された値Vcosを累積値ΣVcosに加算し、新
たな累積値ΣVcosとして記憶する。同様に累積値記
憶手段34は、乗算手段32から出力された値Vsin
を累積値ΣVsinに加算し、新たな累積値ΣVsin
として記憶する。
出力された値Vcosを累積値ΣVcosに加算し、新
たな累積値ΣVcosとして記憶する。同様に累積値記
憶手段34は、乗算手段32から出力された値Vsin
を累積値ΣVsinに加算し、新たな累積値ΣVsin
として記憶する。
【0044】次いで、計数手段28は計数値iを1だけ
増加させる。この後、周波数成分算出手段19は、計数
値iをm×nと比較する。比較の結果、計数値iがm×
nと等しくない場合には、新たなデジタル値がA/D変
換手段14から出力されるのを待った後、計数値iとm
×nとを比較するまでの、一連の処理を繰り返す。計数
値iがm×nと等しい場合には、この繰り返しが終了
し、フーリエ係数算出手段35による処理が開始され
る。計数値iがm×nと等しくなったとき、累積値ΣV
cosと累積値ΣVsinがいかなる値になるかについ
ては、後に詳しく述べる。
増加させる。この後、周波数成分算出手段19は、計数
値iをm×nと比較する。比較の結果、計数値iがm×
nと等しくない場合には、新たなデジタル値がA/D変
換手段14から出力されるのを待った後、計数値iとm
×nとを比較するまでの、一連の処理を繰り返す。計数
値iがm×nと等しい場合には、この繰り返しが終了
し、フーリエ係数算出手段35による処理が開始され
る。計数値iがm×nと等しくなったとき、累積値ΣV
cosと累積値ΣVsinがいかなる値になるかについ
ては、後に詳しく述べる。
【0045】フーリエ係数算出手段35は、計数値iが
m×nと等しくなったとき、累積値記憶手段33に記憶
されている累積値ΣVcosを二倍し計数手段28の計
数値i(=m×n)で割った値を余弦波成分のフーリエ
係数fourier_cosとして、また、累積値記憶
手段34に記憶されている累積値ΣVsinを二倍し計
数手段28の計数値i(=m×n)で割った値を正弦波
成分のフーリエ係数fourier_sinとしてそれ
ぞれ算出し、振幅算出手段36に出力する。振幅算出手
段36は、振幅Vsを、
m×nと等しくなったとき、累積値記憶手段33に記憶
されている累積値ΣVcosを二倍し計数手段28の計
数値i(=m×n)で割った値を余弦波成分のフーリエ
係数fourier_cosとして、また、累積値記憶
手段34に記憶されている累積値ΣVsinを二倍し計
数手段28の計数値i(=m×n)で割った値を正弦波
成分のフーリエ係数fourier_sinとしてそれ
ぞれ算出し、振幅算出手段36に出力する。振幅算出手
段36は、振幅Vsを、
【0046】
【数1】
【0047】として算出し、算出結果を濃度換算手段2
0に出力する。周波数成分算出手段19は、以上のよう
に動作する。
0に出力する。周波数成分算出手段19は、以上のよう
に動作する。
【0048】以上の説明においてnは変調周期T内でA
/D変換手段14によりサンプリングするサンプリング
回数であり、mは振幅算出のために扱う変調回数であ
り、いずれも整数である。n、mともに大きい数のほう
がノイズ成分を除去する効果は高まるものであり、nは
8以上であることが望ましい。
/D変換手段14によりサンプリングするサンプリング
回数であり、mは振幅算出のために扱う変調回数であ
り、いずれも整数である。n、mともに大きい数のほう
がノイズ成分を除去する効果は高まるものであり、nは
8以上であることが望ましい。
【0049】次に、計数値iがm×nと等しくなったと
きに累積値記憶手段33に記憶されている累積値ΣVc
osと累積値記憶手段34に記憶されている累積値ΣV
sinの値、及び振幅算出手段36により算出される振
幅Vsが、いかなる値になるかは特開平10−3005
85号公報に詳しく説明されている。
きに累積値記憶手段33に記憶されている累積値ΣVc
osと累積値記憶手段34に記憶されている累積値ΣV
sinの値、及び振幅算出手段36により算出される振
幅Vsが、いかなる値になるかは特開平10−3005
85号公報に詳しく説明されている。
【0050】即ち、ΣVcosは、
【0051】
【数2】
【0052】また、ΣVsinは、
【0053】
【数3】
【0054】となる。ここでaは基本周波数成分の振幅
(ピークトゥピーク)の1/2の大きさであり、ζは初
期位相である。従ってフーリエ係数算出手段35で算出
されるフーリエ係数の値は、 fourier_cos=a×cosζ fourier_sin=a×sinζ となる。そして振幅算出手段36で算出されるVsは、 Vs=2×a となり、位相ずれの影響を受けず、また基本周波数以外
の高調波成分の影響も受けず、磁場変調手段18による
変調周波数の振幅を算出できる。
(ピークトゥピーク)の1/2の大きさであり、ζは初
期位相である。従ってフーリエ係数算出手段35で算出
されるフーリエ係数の値は、 fourier_cos=a×cosζ fourier_sin=a×sinζ となる。そして振幅算出手段36で算出されるVsは、 Vs=2×a となり、位相ずれの影響を受けず、また基本周波数以外
の高調波成分の影響も受けず、磁場変調手段18による
変調周波数の振幅を算出できる。
【0055】ここで、ΣVcos、またはΣVsinの
符号より振幅算出手段の出力Vsに符号を付けることは
可能である。
符号より振幅算出手段の出力Vsに符号を付けることは
可能である。
【0056】本実施例によれば、位相ずれの影響を受け
ないので、移相器が必要となるロックインアンプのよう
な複雑な構成ではなく、簡易な構成で実現できる他、位
相の調整に時間を要することもなく短時間で測定できる
効果がある。
ないので、移相器が必要となるロックインアンプのよう
な複雑な構成ではなく、簡易な構成で実現できる他、位
相の調整に時間を要することもなく短時間で測定できる
効果がある。
【0057】(実施例2)図5は、本発明の実施例2に
おける振幅算出手段19の動作を示すフローチャートで
ある。
おける振幅算出手段19の動作を示すフローチャートで
ある。
【0058】以下、図5に従って、振幅算出手段19の
動作を説明する。振幅算出手段19は、まず、フーリエ
係数算出手段35から出力された二つのフーリエ係数f
ourier_cosとfourier_sinのう
ち、fourier_cosの値が0であるか否かを判
定する。判定の結果、fourier_cosの値が0
であった場合には、fourier_sinの絶対値を
二倍した値を振幅Vsとして算出し、処理を終了する。
動作を説明する。振幅算出手段19は、まず、フーリエ
係数算出手段35から出力された二つのフーリエ係数f
ourier_cosとfourier_sinのう
ち、fourier_cosの値が0であるか否かを判
定する。判定の結果、fourier_cosの値が0
であった場合には、fourier_sinの絶対値を
二倍した値を振幅Vsとして算出し、処理を終了する。
【0059】fourier_cosの値が0でなかっ
た場合には、fourier_sinの符号を反転した
ものをfourier_cosで割った値に対する逆正
接関数の値、すなわち、正接関数の逆関数の値を、数値
αとして算出する。この数値αを、数式で表すと、
た場合には、fourier_sinの符号を反転した
ものをfourier_cosで割った値に対する逆正
接関数の値、すなわち、正接関数の逆関数の値を、数値
αとして算出する。この数値αを、数式で表すと、
【0060】
【数4】
【0061】となる。次いで、この数値αに対する余弦
関数の値をβとして算出した後、fourier_co
sをこのβで割った値の絶対値を二倍したものを、振幅
Vsとして算出し、処理を終了する。
関数の値をβとして算出した後、fourier_co
sをこのβで割った値の絶対値を二倍したものを、振幅
Vsとして算出し、処理を終了する。
【0062】こうして算出される振幅Vsが、図4のフ
ローチャートに従った振幅算出手段19の動作により算
出される振幅Vsと等しくなることは明らかである。
ローチャートに従った振幅算出手段19の動作により算
出される振幅Vsと等しくなることは明らかである。
【0063】本実施例によれば、実施例1と同様に振幅
Vsが算出されるので、位相ずれの影響を受けず、移相
器が必要となるロックインアンプのような複雑な構成で
はなく、簡易な構成で実現できる他、位相の調整に時間
を要することもなく短時間で測定できる効果がある。
Vsが算出されるので、位相ずれの影響を受けず、移相
器が必要となるロックインアンプのような複雑な構成で
はなく、簡易な構成で実現できる他、位相の調整に時間
を要することもなく短時間で測定できる効果がある。
【0064】(実施例3)図6は、本発明の実施例3に
おける周波数成分算出手段の構成を示すブロック図であ
る。図6中、37はA/D変換手段14から出力される
デジタル値を記憶するサンプリング値記憶手段である。
おける周波数成分算出手段の構成を示すブロック図であ
る。図6中、37はA/D変換手段14から出力される
デジタル値を記憶するサンプリング値記憶手段である。
【0065】また、図7は、周波数成分算出手段19の
動作を示すフローチャートである。図7においては、各
動作を行なう構成要素の符号を、括弧で挟んで記してい
る。
動作を示すフローチャートである。図7においては、各
動作を行なう構成要素の符号を、括弧で挟んで記してい
る。
【0066】以下、周波数成分算出手段19の動作を説
明する。図7に示すように、周波数成分算出手段19の
動作は、A/D変換手段14から出力されたサンプリン
グ値を記憶するデータ入力処理と、記憶したサンプリン
グ値に基づきそのサンプリング値列が示す信号に含まれ
る変調周波数の振幅Vsを算出する演算処理の2つから
なる。
明する。図7に示すように、周波数成分算出手段19の
動作は、A/D変換手段14から出力されたサンプリン
グ値を記憶するデータ入力処理と、記憶したサンプリン
グ値に基づきそのサンプリング値列が示す信号に含まれ
る変調周波数の振幅Vsを算出する演算処理の2つから
なる。
【0067】データ入力処理においては、まず、計数手
段28は、計数値iを0に初期化する。この後、周波数
成分算出手段19は、A/D変換手段14からサンプリ
ング値が出力されるのを待つ。A/D変換手段14は、
アナログ信号をディジタル信号に変換し、変換結果とし
て得られた値V(i)を、サンプリング値記憶手段37
に出力する。
段28は、計数値iを0に初期化する。この後、周波数
成分算出手段19は、A/D変換手段14からサンプリ
ング値が出力されるのを待つ。A/D変換手段14は、
アナログ信号をディジタル信号に変換し、変換結果とし
て得られた値V(i)を、サンプリング値記憶手段37
に出力する。
【0068】サンプリング値記憶手段37は、サンプリ
ング値をm×n個記憶するメモリである。サンプリング
値をメモリのどの場所に記憶するかは、計数手段28の
計数値iにより決定する。以下、この記憶場所に記憶さ
れる値を、計数手段28の計数値iを用いて、値M
(i)と記す。サンプリング値記憶手段37は、A/D
変換手段14から値V(i)が出力されたとき、出力さ
れた値V(i)を値M(i)として記憶する。
ング値をm×n個記憶するメモリである。サンプリング
値をメモリのどの場所に記憶するかは、計数手段28の
計数値iにより決定する。以下、この記憶場所に記憶さ
れる値を、計数手段28の計数値iを用いて、値M
(i)と記す。サンプリング値記憶手段37は、A/D
変換手段14から値V(i)が出力されたとき、出力さ
れた値V(i)を値M(i)として記憶する。
【0069】次いで、計数手段28は計数値iを1だけ
増加させる。この後、周波数成分算出手段19は、計数
値iをm×nと比較する。比較の結果、計数値iがm×
nと等しくない場合には、新たなサンプリング値がA/
D変換手段14から出力されるのを待った後、A/D変
換手段14がディジタル値に変換する処理から、計数手
段28が計数値iを更新するまでの、一連の処理を繰り
返す。計数値iがm×nと等しい場合には、データ入力
処理を終了し、演算処理を開始する。
増加させる。この後、周波数成分算出手段19は、計数
値iをm×nと比較する。比較の結果、計数値iがm×
nと等しくない場合には、新たなサンプリング値がA/
D変換手段14から出力されるのを待った後、A/D変
換手段14がディジタル値に変換する処理から、計数手
段28が計数値iを更新するまでの、一連の処理を繰り
返す。計数値iがm×nと等しい場合には、データ入力
処理を終了し、演算処理を開始する。
【0070】次に、演算処理について説明する。演算処
理においては、まず、計数手段28は、計数値iを0に
初期化する。また、累積値記憶手段33は、累積値ΣV
cosを0に初期化する。同様に、累積値記憶手段34
は、累積値ΣVsinを0に初期化する。
理においては、まず、計数手段28は、計数値iを0に
初期化する。また、累積値記憶手段33は、累積値ΣV
cosを0に初期化する。同様に、累積値記憶手段34
は、累積値ΣVsinを0に初期化する。
【0071】次いで、余弦値発生手段29は、計数手段
28の計数値iに対して、cos(i×2π/n)とし
て定まる値cos_valueを発生し、乗算手段31
に出力する。
28の計数値iに対して、cos(i×2π/n)とし
て定まる値cos_valueを発生し、乗算手段31
に出力する。
【0072】正弦値発生手段30は、計数手段28の計
数値iに対して、sin(i×2π/n)として定まる
値sin_valueを発生し、乗算手段32に出力す
る。
数値iに対して、sin(i×2π/n)として定まる
値sin_valueを発生し、乗算手段32に出力す
る。
【0073】余弦値発生手段29及び正弦値発生手段3
0は、発生すべき値を、その値が必要となったときに数
値演算により算出してもよいし、あるいは、予め算出さ
れた値を不揮発性メモリに記録しておき、この不揮発性
メモリから読み出すようにしてもよい。
0は、発生すべき値を、その値が必要となったときに数
値演算により算出してもよいし、あるいは、予め算出さ
れた値を不揮発性メモリに記録しておき、この不揮発性
メモリから読み出すようにしてもよい。
【0074】乗算手段31は、余弦値発生手段29から
cos_valueが出力されたとき、サンプリング値
記憶手段37に記憶されている値M(i)を読み出し、
M(i)とcos_valueとの積を算出して、この
算出結果Vcosを累積値記憶手段33に出力する。
cos_valueが出力されたとき、サンプリング値
記憶手段37に記憶されている値M(i)を読み出し、
M(i)とcos_valueとの積を算出して、この
算出結果Vcosを累積値記憶手段33に出力する。
【0075】乗算手段32は、正弦値発生手段30から
sin_valueが出力されたとき、サンプリング値
記憶手段37に記憶されている値M(i)を読み出し、
M(i)とsin_valueとの積を算出して、この
算出結果Vsinを累積値記憶手段34に出力する。
sin_valueが出力されたとき、サンプリング値
記憶手段37に記憶されている値M(i)を読み出し、
M(i)とsin_valueとの積を算出して、この
算出結果Vsinを累積値記憶手段34に出力する。
【0076】累積値記憶手段33は、乗算手段31から
出力された値Vcosを累積値ΣVcosに加算し、新
たな累積値ΣVcosとして記憶する。
出力された値Vcosを累積値ΣVcosに加算し、新
たな累積値ΣVcosとして記憶する。
【0077】累積値記憶手段34は、乗算手段32から
出力された値Vsinを累積値ΣVsinに加算し、新
たな累積値ΣVsinとして記憶する。
出力された値Vsinを累積値ΣVsinに加算し、新
たな累積値ΣVsinとして記憶する。
【0078】次いで、計数手段28は計数値iを1だけ
増加させる。この後、周波数成分算出手段19は、計数
値iをm×nと比較する。比較の結果、計数値iがm×
nと等しくない場合には、余弦値発生手段29及び正弦
値発生手段30がcos_value及びsin_va
lueを発生する処理から、計数手段28が計数値iを
更新するまでの、一連の処理を繰り返す。計数値iがm
×nと等しい場合には、この繰り返しが終了し、フーリ
エ係数算出手段35による処理が開始される。
増加させる。この後、周波数成分算出手段19は、計数
値iをm×nと比較する。比較の結果、計数値iがm×
nと等しくない場合には、余弦値発生手段29及び正弦
値発生手段30がcos_value及びsin_va
lueを発生する処理から、計数手段28が計数値iを
更新するまでの、一連の処理を繰り返す。計数値iがm
×nと等しい場合には、この繰り返しが終了し、フーリ
エ係数算出手段35による処理が開始される。
【0079】フーリエ係数算出手段35は、計数値iが
m×nと等しくなったとき、累積値記憶手段33に記憶
されている累積値ΣVcosを二倍し計数手段28の計
数値iで割った値を余弦波成分のフーリエ係数four
ier_cosとして、また、累積値記憶手段34に記
憶されている累積値ΣVsinを二倍し計数手段28の
計数値iで割った値を正弦波成分のフーリエ係数fou
rier_sinとして、それぞれ算出し、振幅算出手
段36に出力する。
m×nと等しくなったとき、累積値記憶手段33に記憶
されている累積値ΣVcosを二倍し計数手段28の計
数値iで割った値を余弦波成分のフーリエ係数four
ier_cosとして、また、累積値記憶手段34に記
憶されている累積値ΣVsinを二倍し計数手段28の
計数値iで割った値を正弦波成分のフーリエ係数fou
rier_sinとして、それぞれ算出し、振幅算出手
段36に出力する。
【0080】振幅算出手段36は、振幅Vsを、
【0081】
【数5】
【0082】として算出する。本実施例の周波数成分算
出手段19によれば、実施例1〜2と全く同じ振幅Vs
を算出するが、データ入力処理ではサンプリング値の記
憶という比較的短時間で実行できる処理だけを行ない、
より多くの時間を要する乗算や除算を伴う処理はデータ
入力処理が終了した後に、演算処理としてまとめて実行
するので、一個のサンプリング値に対する累積値ΣVc
osと累積値ΣVsinの更新処理を、A/D変換手段
14がサンプリングを行なう一周期の時間内に終了でき
ないほどサンプリング間隔T/nが短時間であっても、
振幅Vsを問題なく算出することが可能となる。
出手段19によれば、実施例1〜2と全く同じ振幅Vs
を算出するが、データ入力処理ではサンプリング値の記
憶という比較的短時間で実行できる処理だけを行ない、
より多くの時間を要する乗算や除算を伴う処理はデータ
入力処理が終了した後に、演算処理としてまとめて実行
するので、一個のサンプリング値に対する累積値ΣVc
osと累積値ΣVsinの更新処理を、A/D変換手段
14がサンプリングを行なう一周期の時間内に終了でき
ないほどサンプリング間隔T/nが短時間であっても、
振幅Vsを問題なく算出することが可能となる。
【0083】(実施例4)図8は、本発明の実施例4に
おける周波数成分算出手段の構成を示すブロック図であ
る。図8中、38はサンプリング値累積記憶手段であ
る。
おける周波数成分算出手段の構成を示すブロック図であ
る。図8中、38はサンプリング値累積記憶手段であ
る。
【0084】また、図9は、周波数成分算出手段19の
動作を示すフローチャートである。図9においては、各
動作を行なう構成要素の符号を、括弧で挟んで記してい
る。
動作を示すフローチャートである。図9においては、各
動作を行なう構成要素の符号を、括弧で挟んで記してい
る。
【0085】周波数成分算出手段19は、A/D変換手
段14から出力されたサンプリング値を、n個のグルー
プに分類して処理する。nはサンプリング間隔T/nを
決定する変調周期内のサンプリング回数である。
段14から出力されたサンプリング値を、n個のグルー
プに分類して処理する。nはサンプリング間隔T/nを
決定する変調周期内のサンプリング回数である。
【0086】計数手段28は、2つの計数値を有してい
る。以下、この2つの計数値を、計数値i及び計数値r
と記すことにする。計数値iは、A/D変換手段14か
ら出力されたサンプリング値の個数を計数するために用
いる。一方、計数値rは、A/D変換手段14から出力
されたサンプリング値が、n個のグループのいずれに属
するかを決定するために用いる。
る。以下、この2つの計数値を、計数値i及び計数値r
と記すことにする。計数値iは、A/D変換手段14か
ら出力されたサンプリング値の個数を計数するために用
いる。一方、計数値rは、A/D変換手段14から出力
されたサンプリング値が、n個のグループのいずれに属
するかを決定するために用いる。
【0087】また、サンプリング値累積記憶手段38
は、A/D変換手段14から出力されるサンプリング値
を各グループごとに累積加算した値を、各グループにつ
き一つ、総計n個記憶することができる。以下、この記
憶される値を、計数手段28の計数値rを用いて累積値
S(r)と記す。
は、A/D変換手段14から出力されるサンプリング値
を各グループごとに累積加算した値を、各グループにつ
き一つ、総計n個記憶することができる。以下、この記
憶される値を、計数手段28の計数値rを用いて累積値
S(r)と記す。
【0088】以下、周波数成分算出手段19の動作を説
明する。図9に示すように、周波数成分算出手段19の
動作は、内部状態を初期化する初期化処理と、A/D変
換手段14から出力されたサンプリング値をn個のグル
ープに分類し、各グループごとに累積加算して記憶する
データ入力処理と、累積加算して記憶した値に基づき、
A/D変換手段14から出力されたサンプリング値列が
示す信号に含まれる変調周波数成分の振幅Vsを算出す
る演算処理の3つからなる。
明する。図9に示すように、周波数成分算出手段19の
動作は、内部状態を初期化する初期化処理と、A/D変
換手段14から出力されたサンプリング値をn個のグル
ープに分類し、各グループごとに累積加算して記憶する
データ入力処理と、累積加算して記憶した値に基づき、
A/D変換手段14から出力されたサンプリング値列が
示す信号に含まれる変調周波数成分の振幅Vsを算出す
る演算処理の3つからなる。
【0089】まず、初期化処理について説明する。初期
化処理においては、まず、計数手段28は、計数値rを
0に初期化する。
化処理においては、まず、計数手段28は、計数値rを
0に初期化する。
【0090】次いで、サンプリング値累積記憶手段38
は、累積値S(r)を0に初期化する。
は、累積値S(r)を0に初期化する。
【0091】計数手段28は計数値rを1だけ増加させ
る。この後、周波数成分算出手段19は、計数値rをn
と比較する。比較の結果、計数値rがnと等しくない場
合には、サンプリング値累積記憶手段38が累積値S
(r)を0に初期化する処理と、計数値rを更新する処
理を繰り返す。計数値rがnと等しい場合には、初期化
処理が終了する。
る。この後、周波数成分算出手段19は、計数値rをn
と比較する。比較の結果、計数値rがnと等しくない場
合には、サンプリング値累積記憶手段38が累積値S
(r)を0に初期化する処理と、計数値rを更新する処
理を繰り返す。計数値rがnと等しい場合には、初期化
処理が終了する。
【0092】初期化処理終了時には、サンプリング値累
積記憶手段38が記憶しているn個の累積値S(0)〜
S(n−1)の値が全て0に初期化されることになる。
積記憶手段38が記憶しているn個の累積値S(0)〜
S(n−1)の値が全て0に初期化されることになる。
【0093】次に、データ入力処理について説明する。
データ入力処理においては、まず、計数手段28は、計
数値iと計数値rを、共に0に初期化する。
データ入力処理においては、まず、計数手段28は、計
数値iと計数値rを、共に0に初期化する。
【0094】この後、周波数成分算出手段19は、A/
D変換手段14からサンプリング値が出力されるのを待
つ。A/D変換手段14から出力されるディジタル信号
V(i)は、サンプリング値累積記憶手段38に出力す
る。サンプリング値累積記憶手段38は、A/D変換手
段14から出力された値V(i)を累積値S(r)に加
算し、新たな累積値S(r)として記憶する。
D変換手段14からサンプリング値が出力されるのを待
つ。A/D変換手段14から出力されるディジタル信号
V(i)は、サンプリング値累積記憶手段38に出力す
る。サンプリング値累積記憶手段38は、A/D変換手
段14から出力された値V(i)を累積値S(r)に加
算し、新たな累積値S(r)として記憶する。
【0095】次いで、計数手段28は計数値iを1だけ
増加させるとともに、計数値rの値を、増加させた後の
計数値iをnで割った余りの値とする。
増加させるとともに、計数値rの値を、増加させた後の
計数値iをnで割った余りの値とする。
【0096】この後、周波数成分算出手段19は計数値
iをm×nと比較する。比較の結果、計数値iがm×n
と等しくない場合には、新たなサンプリング値がA/D
変換手段14から出力されるのを待った後、A/D変換
手段14がディジタル値に変換する処理から、計数手段
28が計数値i及び計数値rを更新するまでの、一連の
処理を繰り返す。計数値iがm×nと等しい場合には、
データ入力処理を終了し、演算処理を開始する。
iをm×nと比較する。比較の結果、計数値iがm×n
と等しくない場合には、新たなサンプリング値がA/D
変換手段14から出力されるのを待った後、A/D変換
手段14がディジタル値に変換する処理から、計数手段
28が計数値i及び計数値rを更新するまでの、一連の
処理を繰り返す。計数値iがm×nと等しい場合には、
データ入力処理を終了し、演算処理を開始する。
【0097】従って、データ入力処理終了時の累積値S
(r)の値は、
(r)の値は、
【0098】
【数6】
【0099】となる。
【0100】次に、演算処理について説明する。演算処
理においては、まず、計数手段28は、計数値rを0に
初期化する。また、累積値記憶手段33は、累積値ΣV
cos2を0に初期化する。同様に、累積値記憶手段3
4は、累積値ΣVsin2を0に初期化する。
理においては、まず、計数手段28は、計数値rを0に
初期化する。また、累積値記憶手段33は、累積値ΣV
cos2を0に初期化する。同様に、累積値記憶手段3
4は、累積値ΣVsin2を0に初期化する。
【0101】次いで、余弦値発生手段29は、計数手段
28の計数値rに対して、cos(r×2π/n)とし
て定まる値cos_valueを発生し、乗算手段31
に出力する。
28の計数値rに対して、cos(r×2π/n)とし
て定まる値cos_valueを発生し、乗算手段31
に出力する。
【0102】正弦値発生手段30は、計数手段28の計
数値rに対して、sin(r×2π/n)として定まる
値sin_valueを発生し、乗算手段32に出力す
る。
数値rに対して、sin(r×2π/n)として定まる
値sin_valueを発生し、乗算手段32に出力す
る。
【0103】余弦値発生手段29及び正弦値発生手段3
0は、発生すべき値を、その値が必要となったときに数
値演算により算出してもよいし、あるいは、予め算出さ
れた値を不揮発性メモリに記録しておき、この不揮発性
メモリから読み出すようにしてもよい。
0は、発生すべき値を、その値が必要となったときに数
値演算により算出してもよいし、あるいは、予め算出さ
れた値を不揮発性メモリに記録しておき、この不揮発性
メモリから読み出すようにしてもよい。
【0104】乗算手段31は、余弦値発生手段29から
cos_valueが出力されたとき、サンプリング値
累積記憶手段38に記憶されている値S(r)を読み出
し、S(r)とcos_valueとの積を算出して、
この算出結果Vcos2を累積値記憶手段33に出力す
る。
cos_valueが出力されたとき、サンプリング値
累積記憶手段38に記憶されている値S(r)を読み出
し、S(r)とcos_valueとの積を算出して、
この算出結果Vcos2を累積値記憶手段33に出力す
る。
【0105】乗算手段32は、正弦値発生手段30から
sin_valueが出力されたとき、サンプリング値
累積記憶手段38に記憶されている値S(r)を読み出
し、S(r)とsin_valueとの積を算出して、
この算出結果Vsin2を累積値記憶手段34に出力す
る。
sin_valueが出力されたとき、サンプリング値
累積記憶手段38に記憶されている値S(r)を読み出
し、S(r)とsin_valueとの積を算出して、
この算出結果Vsin2を累積値記憶手段34に出力す
る。
【0106】累積値記憶手段33は、乗算手段31から
出力された値Vcos2を累積値ΣVcos2に加算
し、新たな累積値ΣVcos2として記憶する。
出力された値Vcos2を累積値ΣVcos2に加算
し、新たな累積値ΣVcos2として記憶する。
【0107】累積値記憶手段34は、乗算手段32から
出力された値Vsin2を累積値ΣVsin2に加算
し、新たな累積値ΣVsin2として記憶する。
出力された値Vsin2を累積値ΣVsin2に加算
し、新たな累積値ΣVsin2として記憶する。
【0108】次いで、計数手段28は計数値rを1だけ
増加させる。この後、周波数成分算出手段19は、計数
値rをnと比較する。比較の結果、計数値rがnと等し
くない場合には、余弦値発生手段29及び正弦値発生手
段30がcos_value及びsin_valueを
発生する処理から、計数手段28が計数値rを更新する
までの、一連の処理を繰り返す。計数値rがnと等しい
場合には、この繰り返しが終了し、フーリエ係数算出手
段35による処理が開始される。
増加させる。この後、周波数成分算出手段19は、計数
値rをnと比較する。比較の結果、計数値rがnと等し
くない場合には、余弦値発生手段29及び正弦値発生手
段30がcos_value及びsin_valueを
発生する処理から、計数手段28が計数値rを更新する
までの、一連の処理を繰り返す。計数値rがnと等しい
場合には、この繰り返しが終了し、フーリエ係数算出手
段35による処理が開始される。
【0109】フーリエ係数算出手段35は、計数値rが
nと等しくなったとき、累積値記憶手段33に記憶され
ている累積値ΣVcos2を二倍し自然数(m×n)で
割った値を余弦波成分のフーリエ係数fourier_
cosとして、また、累積値記憶手段34に記憶されて
いる累積値ΣVsin2を二倍し自然数(m×n)で割
った値を正弦波成分のフーリエ係数fourier_s
inとして、それぞれ算出し、振幅算出手段36に出力
する。
nと等しくなったとき、累積値記憶手段33に記憶され
ている累積値ΣVcos2を二倍し自然数(m×n)で
割った値を余弦波成分のフーリエ係数fourier_
cosとして、また、累積値記憶手段34に記憶されて
いる累積値ΣVsin2を二倍し自然数(m×n)で割
った値を正弦波成分のフーリエ係数fourier_s
inとして、それぞれ算出し、振幅算出手段36に出力
する。
【0110】振幅算出手段36は、振幅Vsを、
【0111】
【数7】
【0112】として算出する。ここで算出される振幅V
sは実施例1〜3で算出したVsと全く等しいことは明
らかである。
sは実施例1〜3で算出したVsと全く等しいことは明
らかである。
【0113】本実施例の周波数成分算出手段19によれ
ば実施例3と同様に、演算に時間を要する乗算や除算を
伴う処理はデータ入力処理が終了した後に、演算処理の
中でまとめて実行するので、A/D変換手段14がサン
プリングを行なう間隔T/nが乗算演算を行なうには十
分でないほど短い場合でも、振幅Vsを問題なく算出す
ることが可能となる。
ば実施例3と同様に、演算に時間を要する乗算や除算を
伴う処理はデータ入力処理が終了した後に、演算処理の
中でまとめて実行するので、A/D変換手段14がサン
プリングを行なう間隔T/nが乗算演算を行なうには十
分でないほど短い場合でも、振幅Vsを問題なく算出す
ることが可能となる。
【0114】さらに、実施例3と比較して、サンプリン
グ値記憶手段37が総計m×n個のサンプリング値を記
憶する必要があったのに対し、本実施例のサンプリング
値累積記憶手段38はわずかn個の累積値を記憶するだ
けでよい。
グ値記憶手段37が総計m×n個のサンプリング値を記
憶する必要があったのに対し、本実施例のサンプリング
値累積記憶手段38はわずかn個の累積値を記憶するだ
けでよい。
【0115】また、実施例3の乗算手段31と乗算手段
32が乗算演算を行なう回数は共にm×n回であるのに
対し、本実施例の乗算手段31と乗算手段32が乗算演
算を行なう回数は共にn回に過ぎない。従って、本実施
例の周波数成分算出手段19によれば、実施例3と比較
して、より短い演算時間で振幅Vsを算出することが可
能となる。
32が乗算演算を行なう回数は共にm×n回であるのに
対し、本実施例の乗算手段31と乗算手段32が乗算演
算を行なう回数は共にn回に過ぎない。従って、本実施
例の周波数成分算出手段19によれば、実施例3と比較
して、より短い演算時間で振幅Vsを算出することが可
能となる。
【0116】(実施例5)図10は、本発明の実施例5
における周波数成分算出手段19の動作例を示すフロー
チャートである。図10においては、各動作を行なう構
成要素の符号を、括弧で挟んで記している。
における周波数成分算出手段19の動作例を示すフロー
チャートである。図10においては、各動作を行なう構
成要素の符号を、括弧で挟んで記している。
【0117】本実施例の周波数成分算出手段19は、A
/D変換手段14から出力されたサンプリング値を、n
/2個のグループに分類して処理する。また、サンプリ
ング値累積記憶手段38が記憶する累積値を、実施例4
で説明した累積値と区別するためT(r)と記すことに
すると、累積値T(r)もT(0)〜T(n/2−1)
のn/2個である。
/D変換手段14から出力されたサンプリング値を、n
/2個のグループに分類して処理する。また、サンプリ
ング値累積記憶手段38が記憶する累積値を、実施例4
で説明した累積値と区別するためT(r)と記すことに
すると、累積値T(r)もT(0)〜T(n/2−1)
のn/2個である。
【0118】また、計数手段28は、A/D変換手段1
4から出力されたサンプリング値の個数を計数する計数
値iと、A/D変換手段14から出力されたサンプリン
グ値がn/2個のグループのいずれに属するかを決定す
るために用いる計数値rの、2つの計数値を有してい
る。
4から出力されたサンプリング値の個数を計数する計数
値iと、A/D変換手段14から出力されたサンプリン
グ値がn/2個のグループのいずれに属するかを決定す
るために用いる計数値rの、2つの計数値を有してい
る。
【0119】本実施例の周波数成分算出手段19の動作
は、内部状態を初期化する初期化処理と、A/D変換手
段14から出力されたサンプリング値をn個/2のグル
ープに分類し、各グループごとに累積加算して記憶する
データ入力処理と、累積加算して記憶した値に基づき、
A/D変換手段14から出力されたサンプリング値列が
示す信号に含まれる変調周波数の振幅Vsを算出する演
算処理の3つからなり、初期化処理、データ入力処理、
演算処理の順に実行される。
は、内部状態を初期化する初期化処理と、A/D変換手
段14から出力されたサンプリング値をn個/2のグル
ープに分類し、各グループごとに累積加算して記憶する
データ入力処理と、累積加算して記憶した値に基づき、
A/D変換手段14から出力されたサンプリング値列が
示す信号に含まれる変調周波数の振幅Vsを算出する演
算処理の3つからなり、初期化処理、データ入力処理、
演算処理の順に実行される。
【0120】まず、初期化処理について説明する。初期
化処理においては、まず、計数手段28は、計数値rを
0に初期化する。
化処理においては、まず、計数手段28は、計数値rを
0に初期化する。
【0121】サンプリング値累積記憶手段38は、累積
値T(r)を0に初期化する。次いで、計数手段28は
計数値rを1だけ増加させる。
値T(r)を0に初期化する。次いで、計数手段28は
計数値rを1だけ増加させる。
【0122】この後、周波数成分算出手段19は、計数
値rをn/2と比較する。比較の結果、計数値rがn/
2と等しくない場合には、サンプリング値累積記憶手段
38が累積値T(r)を0に初期化する処理と、計数値
rを更新する処理を繰り返す。計数値rがn/2と等し
い場合には、初期化処理が終了する。
値rをn/2と比較する。比較の結果、計数値rがn/
2と等しくない場合には、サンプリング値累積記憶手段
38が累積値T(r)を0に初期化する処理と、計数値
rを更新する処理を繰り返す。計数値rがn/2と等し
い場合には、初期化処理が終了する。
【0123】初期化処理終了時には、サンプリング値累
積記憶手段38が記憶しているn/2個の累積値T
(0)〜T(n/2−1)の値が全て0に初期化される
ことになる。
積記憶手段38が記憶しているn/2個の累積値T
(0)〜T(n/2−1)の値が全て0に初期化される
ことになる。
【0124】次に、データ入力処理について説明する。
データ入力処理においては、まず、計数手段28は、計
数値iと計数値rを、共に0に初期化する。
データ入力処理においては、まず、計数手段28は、計
数値iと計数値rを、共に0に初期化する。
【0125】この後、周波数成分算出手段19は、A/
D変換手段14からサンプリング値が出力されるのを待
つ。
D変換手段14からサンプリング値が出力されるのを待
つ。
【0126】A/D変換手段14は、サンプリングした
デジタル値V(i)を、サンプリング値累積記憶手段3
8に出力する。
デジタル値V(i)を、サンプリング値累積記憶手段3
8に出力する。
【0127】サンプリング値累積記憶手段38は、計数
値rがn/2よりも小さい場合にはA/D変換手段14
から出力された値V(i)を累積値T(r)に加算し、
新たな累積値T(r)として記憶する。計数値rがn/
2と等しいか、あるいは、n/2より大きい場合には、
A/D変換手段14から出力された値V(i)を累積値
T(r−n/2)から減算し、新たな累積値T(r−n
/2)として記憶する。
値rがn/2よりも小さい場合にはA/D変換手段14
から出力された値V(i)を累積値T(r)に加算し、
新たな累積値T(r)として記憶する。計数値rがn/
2と等しいか、あるいは、n/2より大きい場合には、
A/D変換手段14から出力された値V(i)を累積値
T(r−n/2)から減算し、新たな累積値T(r−n
/2)として記憶する。
【0128】次いで、計数手段28は計数値iを1だけ
増加させるとともに、計数値rの値を、増加させた後の
計数値iをnで割った余りの値とする。
増加させるとともに、計数値rの値を、増加させた後の
計数値iをnで割った余りの値とする。
【0129】この後、周波数成分算出手段19は、計数
値iをm×nと比較する。比較の結果、計数値iがm×
nと等しくない場合には、周波数成分算出手段19は、
新たなサンプリング値がA/D変換手段14から出力さ
れるのを待った後、計数手段28が計数値i及び計数値
rを更新するまでの、一連の処理を繰り返す。計数値i
がm×nと等しい場合には、データ入力処理が終了し、
演算処理が開始される。
値iをm×nと比較する。比較の結果、計数値iがm×
nと等しくない場合には、周波数成分算出手段19は、
新たなサンプリング値がA/D変換手段14から出力さ
れるのを待った後、計数手段28が計数値i及び計数値
rを更新するまでの、一連の処理を繰り返す。計数値i
がm×nと等しい場合には、データ入力処理が終了し、
演算処理が開始される。
【0130】従って、データ入力処理終了時の累積値T
(r)の値は、
(r)の値は、
【0131】
【数8】
【0132】となる。
【0133】次に、演算処理について説明する。まず、
計数手段28は、計数値rを0に初期化する。また、累
積値記憶手段33は、累積値ΣVcos3を0に初期化
する。同様に、累積値記憶手段34は、累積値ΣVsi
n3を0に初期化する。
計数手段28は、計数値rを0に初期化する。また、累
積値記憶手段33は、累積値ΣVcos3を0に初期化
する。同様に、累積値記憶手段34は、累積値ΣVsi
n3を0に初期化する。
【0134】次いで、余弦値発生手段29は、計数手段
28の計数値rに対して、cos(r×2π/N)とし
て定まる値cos_valueを発生し、乗算手段31
に出力する。
28の計数値rに対して、cos(r×2π/N)とし
て定まる値cos_valueを発生し、乗算手段31
に出力する。
【0135】正弦値発生手段30は、計数手段28の計
数値rに対して、sin(r×2π/N)として定まる
値sin_valueを発生し、乗算手段32に出力す
る。
数値rに対して、sin(r×2π/N)として定まる
値sin_valueを発生し、乗算手段32に出力す
る。
【0136】余弦値発生手段29及び正弦値発生手段3
0は、発生すべき値を、その値が必要となったときに数
値演算により算出してもよいし、あるいは、予め算出さ
れた値を不揮発性メモリに記録しておき、この不揮発性
メモリから読み出すようにしてもよい。
0は、発生すべき値を、その値が必要となったときに数
値演算により算出してもよいし、あるいは、予め算出さ
れた値を不揮発性メモリに記録しておき、この不揮発性
メモリから読み出すようにしてもよい。
【0137】乗算手段31は、余弦値発生手段29から
cos_valueが出力されたとき、サンプリング値
累積記憶手段38に記憶されている値T(r)を読み出
し、T(r)とcos_valueとの積を算出して、
この算出結果Vcos3を累積値記憶手段33に出力す
る。
cos_valueが出力されたとき、サンプリング値
累積記憶手段38に記憶されている値T(r)を読み出
し、T(r)とcos_valueとの積を算出して、
この算出結果Vcos3を累積値記憶手段33に出力す
る。
【0138】乗算手段32は、正弦値発生手段30から
sin_valueが出力されたとき、サンプリング値
累積記憶手段38に記憶されている値T(r)を読み出
し、T(r)とsin_valueとの積を算出して、
この算出結果Vsin3を累積値記憶手段34に出力す
る。
sin_valueが出力されたとき、サンプリング値
累積記憶手段38に記憶されている値T(r)を読み出
し、T(r)とsin_valueとの積を算出して、
この算出結果Vsin3を累積値記憶手段34に出力す
る。
【0139】累積値記憶手段33は、乗算手段31から
出力された値Vcos3を累積値ΣVcos3に加算
し、新たな累積値ΣVcos3として記憶する。
出力された値Vcos3を累積値ΣVcos3に加算
し、新たな累積値ΣVcos3として記憶する。
【0140】累積値記憶手段34は、乗算手段32から
出力された値Vsin3を累積値ΣVsin3に加算
し、新たな累積値ΣVsin3として記憶する。
出力された値Vsin3を累積値ΣVsin3に加算
し、新たな累積値ΣVsin3として記憶する。
【0141】次いで、計数手段28は計数値rを1だけ
増加させる。この後、周波数成分算出手段19は、計数
値rをn/2と比較する。比較の結果、計数値rがn/
2と等しくない場合には、余弦値発生手段29及び正弦
値発生手段30がcos_value及びsin_va
lueを発生する処理から、計数手段28が計数値rを
更新するまでの、一連の処理を繰り返す。計数値rがn
/2と等しい場合には、この繰り返しが終了し、フーリ
エ係数算出手段35による処理が開始される。フーリエ
係数算出手段35は、計数値rがn/2と等しくなった
とき、累積値記憶手段33に記憶されている累積値ΣV
cos3を二倍し自然数(m×n)で割った値を余弦波
成分のフーリエ係数fourier_cosとして、ま
た、累積値記憶手段34に記憶されている累積値ΣVs
in3を二倍し自然数(m×n)で割った値を正弦波成
分のフーリエ係数fourier_sinとして、それ
ぞれ算出し、振幅算出手段36に出力する。
増加させる。この後、周波数成分算出手段19は、計数
値rをn/2と比較する。比較の結果、計数値rがn/
2と等しくない場合には、余弦値発生手段29及び正弦
値発生手段30がcos_value及びsin_va
lueを発生する処理から、計数手段28が計数値rを
更新するまでの、一連の処理を繰り返す。計数値rがn
/2と等しい場合には、この繰り返しが終了し、フーリ
エ係数算出手段35による処理が開始される。フーリエ
係数算出手段35は、計数値rがn/2と等しくなった
とき、累積値記憶手段33に記憶されている累積値ΣV
cos3を二倍し自然数(m×n)で割った値を余弦波
成分のフーリエ係数fourier_cosとして、ま
た、累積値記憶手段34に記憶されている累積値ΣVs
in3を二倍し自然数(m×n)で割った値を正弦波成
分のフーリエ係数fourier_sinとして、それ
ぞれ算出し、振幅算出手段36に出力する。
【0142】振幅算出手段36は実施例1〜4で説明し
た内容と同様にして振幅Vsを算出する。
た内容と同様にして振幅Vsを算出する。
【0143】実施例5においては計数値がrであるとき
の余弦値発生手段29で出力されるcos_value
をcos_value(r)とし、正弦値発生手段30
で出力されるsin_valueをsin_value
(r)としたとき、 cos_value(r+n/2)=−cos_val
ue(r) sin_value(r+n/2)=−sin_val
ue(r) となる関係を用いていて、計数値rがn/2と等しくな
ったときに、累積値記憶手段33に記憶されている累積
値ΣVcos3と累積値記憶手段34に記憶されている
累積値ΣVsin3は、それぞれ実施例4で説明した累
積値ΣVcos2及び累積値ΣVsin2と同じ値にな
る。
の余弦値発生手段29で出力されるcos_value
をcos_value(r)とし、正弦値発生手段30
で出力されるsin_valueをsin_value
(r)としたとき、 cos_value(r+n/2)=−cos_val
ue(r) sin_value(r+n/2)=−sin_val
ue(r) となる関係を用いていて、計数値rがn/2と等しくな
ったときに、累積値記憶手段33に記憶されている累積
値ΣVcos3と累積値記憶手段34に記憶されている
累積値ΣVsin3は、それぞれ実施例4で説明した累
積値ΣVcos2及び累積値ΣVsin2と同じ値にな
る。
【0144】従って、振幅算出手段36で算出できる振
幅Vsは実施例1〜4で説明したVsと全く同じ値とな
る。
幅Vsは実施例1〜4で説明したVsと全く同じ値とな
る。
【0145】本実施例によれば、サンプリング値累積記
憶手段38が記憶すべき累積値の個数は、実施例4で説
明したアルゴリズムを用いた場合の半分で済むので、サ
ンプリング値累積記憶手段38を、一層小規模な記憶容
量で実現することが可能となる。
憶手段38が記憶すべき累積値の個数は、実施例4で説
明したアルゴリズムを用いた場合の半分で済むので、サ
ンプリング値累積記憶手段38を、一層小規模な記憶容
量で実現することが可能となる。
【0146】また、乗算手段31及び乗算手段32が乗
算演算を実行する回数も、実施例4で説明したアルゴリ
ズムを用いた場合の半分となるので、より短い演算時間
で振幅Vsを算出することが可能となる。
算演算を実行する回数も、実施例4で説明したアルゴリ
ズムを用いた場合の半分となるので、より短い演算時間
で振幅Vsを算出することが可能となる。
【0147】
【発明の効果】以上説明したように本発明の尿検査装置
は以下の効果を有する。
は以下の効果を有する。
【0148】本発明の請求項1にかかる尿検査装置によ
れば、発光手段から受光手段に至る光路には磁場印加手
段により磁場が印加される。この印加される磁場は磁場
切換手段によって複数段階に切り換えられるものであ
り、また磁場変調手段により特定周期の変調信号が重畳
されているものである。受光手段の出力はサンプリング
手段でサンプリングし、周波数成分算出手段が受光手段
の出力信号に含まれる様々な周波数の信号成分のうち、
周波数が磁場変調手段による変調周波数と等しい信号成
分の大きさを、サンプリング手段がサンプリングしたデ
ータ列に基づき算出する。そして、濃度換算手段が複数
段階の磁場における周波数成分算出手段の出力に基づき
被測定尿の旋光性物質濃度を換算するので、ロックイン
アンプのような複雑な構成は不要であり、簡易な構成に
でき、また待ち時間を不要にして検査時間を短縮するこ
とができる。
れば、発光手段から受光手段に至る光路には磁場印加手
段により磁場が印加される。この印加される磁場は磁場
切換手段によって複数段階に切り換えられるものであ
り、また磁場変調手段により特定周期の変調信号が重畳
されているものである。受光手段の出力はサンプリング
手段でサンプリングし、周波数成分算出手段が受光手段
の出力信号に含まれる様々な周波数の信号成分のうち、
周波数が磁場変調手段による変調周波数と等しい信号成
分の大きさを、サンプリング手段がサンプリングしたデ
ータ列に基づき算出する。そして、濃度換算手段が複数
段階の磁場における周波数成分算出手段の出力に基づき
被測定尿の旋光性物質濃度を換算するので、ロックイン
アンプのような複雑な構成は不要であり、簡易な構成に
でき、また待ち時間を不要にして検査時間を短縮するこ
とができる。
【0149】本発明の請求項2にかかる尿検査装置によ
れば、算出される二つのフーリエ係数の値は、共に磁場
変調手段による変調周波数と等しい周波数の信号成分の
大きさと、位相との二つを未知数とする数式で表すこと
ができるので、算出された二つのフーリエ係数の値を用
いて、二元連立方程式を解く要領で、磁場変調手段によ
る変調周波数と等しい周波数の信号成分の大きさを算出
することができ、簡易な構成で検査時間を短縮し、ノイ
ズ等の影響を受けにくい高精度な測定が可能となる。
れば、算出される二つのフーリエ係数の値は、共に磁場
変調手段による変調周波数と等しい周波数の信号成分の
大きさと、位相との二つを未知数とする数式で表すこと
ができるので、算出された二つのフーリエ係数の値を用
いて、二元連立方程式を解く要領で、磁場変調手段によ
る変調周波数と等しい周波数の信号成分の大きさを算出
することができ、簡易な構成で検査時間を短縮し、ノイ
ズ等の影響を受けにくい高精度な測定が可能となる。
【0150】本発明の請求項3にかかる尿検査装置によ
れば、二つのフーリエ係数の平方和を算出することによ
り、磁場変調手段による変調周波数と等しい周波数の信
号成分の大きさと、その信号成分の位相との二つの未知
数のうち、位相の影響を除去することができ、残る一つ
の未知数である大きさを正確に算出することが可能とな
り、簡易な構成で検査時間を短縮し、ノイズ等の影響を
受けにくい高精度な測定が可能となる。
れば、二つのフーリエ係数の平方和を算出することによ
り、磁場変調手段による変調周波数と等しい周波数の信
号成分の大きさと、その信号成分の位相との二つの未知
数のうち、位相の影響を除去することができ、残る一つ
の未知数である大きさを正確に算出することが可能とな
り、簡易な構成で検査時間を短縮し、ノイズ等の影響を
受けにくい高精度な測定が可能となる。
【0151】本発明の請求項4にかかる尿検査装置によ
れば、二つのフーリエ係数の比を求めることにより、磁
場変調手段による変調周波数と等しい周波数の信号成分
の大きさと、その信号成分の位相との二つを未知数のう
ち、大きさの影響を除去し、位相を正確に算出すること
ができる。その後こうして算出された位相と、二つのフ
ーリエ係数の少なくとも一方を用いることにより、残る
未知数である大きさを算出することができ、簡易な構成
で検査時間を短縮し、ノイズ等の影響を受けにくい高精
度な測定が可能となる。
れば、二つのフーリエ係数の比を求めることにより、磁
場変調手段による変調周波数と等しい周波数の信号成分
の大きさと、その信号成分の位相との二つを未知数のう
ち、大きさの影響を除去し、位相を正確に算出すること
ができる。その後こうして算出された位相と、二つのフ
ーリエ係数の少なくとも一方を用いることにより、残る
未知数である大きさを算出することができ、簡易な構成
で検査時間を短縮し、ノイズ等の影響を受けにくい高精
度な測定が可能となる。
【0152】本発明の請求項5にかかる尿検査装置によ
れば、振幅算出手段が算出する振幅の大きさは、二つの
フーリエ係数の平方和の平方根に比例する値となるの
で、振幅算出手段が振幅を算出する演算の過程で、磁場
変調手段による変調周波数と等しい周波数の信号成分の
大きさを、位相の影響を除去して算出することが可能と
なり、簡易な構成で検査時間を短縮し、ノイズ等の影響
を受けにくい高精度な測定が可能となる。
れば、振幅算出手段が算出する振幅の大きさは、二つの
フーリエ係数の平方和の平方根に比例する値となるの
で、振幅算出手段が振幅を算出する演算の過程で、磁場
変調手段による変調周波数と等しい周波数の信号成分の
大きさを、位相の影響を除去して算出することが可能と
なり、簡易な構成で検査時間を短縮し、ノイズ等の影響
を受けにくい高精度な測定が可能となる。
【0153】本発明の請求項6にかかる尿検査装置によ
れば、累積値記憶手段に記憶される累積値はフーリエ係
数に比例する値となるので、この累積値を所定の定数で
割ることにより、フーリエ係数を算出することができ、
簡易な構成で検査時間を短縮し、ノイズ等の影響を受け
にくい高精度な測定が可能となる。
れば、累積値記憶手段に記憶される累積値はフーリエ係
数に比例する値となるので、この累積値を所定の定数で
割ることにより、フーリエ係数を算出することができ、
簡易な構成で検査時間を短縮し、ノイズ等の影響を受け
にくい高精度な測定が可能となる。
【0154】本発明の請求項7にかかる尿検査装置によ
れば、サンプリング値記憶手段がサンプリングデータを
記憶する期間には、サンプリング値の記憶という比較的
短時間で実行できる処理だけを行ない、より多くの時間
を要する乗算や除算を伴う処理は全てのサンプリングデ
ータの記憶が終った後、サンプリング値記憶手段に記憶
したデータを用いて行なうので、フーリエ係数や振幅な
どの値を算出するのに必要な乗算や除算の演算処理がサ
ンプリング一周期の時間内に終了できないほどサンプリ
ング周期が短い場合でも、受光手段が出力した信号に含
まれる様々な周波数の信号成分のうち、周波数が磁場変
調手段による変調周波数と等しい信号成分の大きさを算
出することができ、簡易な構成で検査時間を短縮し、ノ
イズ等の影響を受けにくい高精度な測定が可能となる。
れば、サンプリング値記憶手段がサンプリングデータを
記憶する期間には、サンプリング値の記憶という比較的
短時間で実行できる処理だけを行ない、より多くの時間
を要する乗算や除算を伴う処理は全てのサンプリングデ
ータの記憶が終った後、サンプリング値記憶手段に記憶
したデータを用いて行なうので、フーリエ係数や振幅な
どの値を算出するのに必要な乗算や除算の演算処理がサ
ンプリング一周期の時間内に終了できないほどサンプリ
ング周期が短い場合でも、受光手段が出力した信号に含
まれる様々な周波数の信号成分のうち、周波数が磁場変
調手段による変調周波数と等しい信号成分の大きさを算
出することができ、簡易な構成で検査時間を短縮し、ノ
イズ等の影響を受けにくい高精度な測定が可能となる。
【0155】本発明の請求項8にかかる尿検査装置によ
れば、サンプリング値記憶手段が個々のサンプリングデ
ータを個別に記憶する代わりに、サンプリング値累積記
憶手段がサンプリング値の累積値を記憶し、その累積値
を利用することにより、より少ない記憶容量しか必要と
せず、フーリエ係数や振幅などの値を算出するのに必要
な乗算や除算の演算処理がサンプリング一周期の時間内
に終了できないほどサンプリング周期が短い場合でも、
受光手段が出力した信号に含まれる様々な周波数の信号
成分のうち、周波数が磁場変調手段による変調周波数と
等しい信号成分の大きさを算出することができ、簡易な
構成で検査時間を短縮し、ノイズ等の影響を受けにくい
高精度な測定が可能となる。
れば、サンプリング値記憶手段が個々のサンプリングデ
ータを個別に記憶する代わりに、サンプリング値累積記
憶手段がサンプリング値の累積値を記憶し、その累積値
を利用することにより、より少ない記憶容量しか必要と
せず、フーリエ係数や振幅などの値を算出するのに必要
な乗算や除算の演算処理がサンプリング一周期の時間内
に終了できないほどサンプリング周期が短い場合でも、
受光手段が出力した信号に含まれる様々な周波数の信号
成分のうち、周波数が磁場変調手段による変調周波数と
等しい信号成分の大きさを算出することができ、簡易な
構成で検査時間を短縮し、ノイズ等の影響を受けにくい
高精度な測定が可能となる。
【0156】本発明の請求項9にかかる尿検査装置によ
れば、サンプリング値累積記憶手段が、サンプリングし
たデータ列を正負を交互に反転して累積加算することに
より、正負を反転せずに単純に累積加算する場合に比較
して、半分の記憶容量しか必要とせず、フーリエ係数や
振幅などの値を算出するのに必要な乗算や除算の演算処
理がサンプリング一周期の時間内に終了できないほどサ
ンプリング周期が短い場合でも、受光手段が出力した信
号に含まれる様々な周波数の信号成分のうち、周波数が
磁場変調手段による変調周波数と等しい信号成分の大き
さを算出することができ、簡易な構成で検査時間を短縮
し、ノイズ等の影響を受けにくい高精度な測定が可能と
なる。
れば、サンプリング値累積記憶手段が、サンプリングし
たデータ列を正負を交互に反転して累積加算することに
より、正負を反転せずに単純に累積加算する場合に比較
して、半分の記憶容量しか必要とせず、フーリエ係数や
振幅などの値を算出するのに必要な乗算や除算の演算処
理がサンプリング一周期の時間内に終了できないほどサ
ンプリング周期が短い場合でも、受光手段が出力した信
号に含まれる様々な周波数の信号成分のうち、周波数が
磁場変調手段による変調周波数と等しい信号成分の大き
さを算出することができ、簡易な構成で検査時間を短縮
し、ノイズ等の影響を受けにくい高精度な測定が可能と
なる。
【0157】本発明の請求項10にかかる尿検査装置
に、サンプリング手段のサンプリング周波数が、正確に
磁場変調手段による変調周波数の整数倍となることが保
証できることにより、周波数成分算出手段が、受光手段
が出力した信号に含まれる様々な周波数の信号成分のう
ち、周波数が磁場変調手段による変調周波数と等しい信
号成分の大きさを正確に算出することができ、簡易な構
成で検査時間を短縮し、ノイズ等の影響を受けにくい高
精度な測定が可能となる。
に、サンプリング手段のサンプリング周波数が、正確に
磁場変調手段による変調周波数の整数倍となることが保
証できることにより、周波数成分算出手段が、受光手段
が出力した信号に含まれる様々な周波数の信号成分のう
ち、周波数が磁場変調手段による変調周波数と等しい信
号成分の大きさを正確に算出することができ、簡易な構
成で検査時間を短縮し、ノイズ等の影響を受けにくい高
精度な測定が可能となる。
【図1】本発明の実施例1における尿検査装置の構成ブ
ロック図
ロック図
【図2】同実施例の受光手段の信号を処理する電気回路
図
図
【図3】同実施例の周波数成分算出手段の構成ブロック
図
図
【図4】同実施例の周波数成分算出手段の動作を説明す
るフローチャート
るフローチャート
【図5】本発明の実施例2の周波数成分算出手段の動作
を説明するフローチャート
を説明するフローチャート
【図6】本発明の実施例3の周波数成分算出手段の構成
ブロック図
ブロック図
【図7】同実施例の周波数成分算出手段の動作を説明す
るフローチャート
るフローチャート
【図8】本発明の実施例4の周波数成分算出手段の構成
ブロック図
ブロック図
【図9】同実施例の周波数成分算出手段の動作を説明す
るフローチャート
るフローチャート
【図10】本発明の実施例5の周波数成分算出手段の動
作を説明するフローチャート
作を説明するフローチャート
【図11】従来の尿検査装置の構成ブロック図
4 磁場印加手段 11 発光手段 12 受光手段 13 増幅回路 14 サンプリング手段 16 磁場切換手段 18 磁場変調手段 19 周波数成分算出手段 20 濃度換算手段 28 計数手段 31、32 乗算手段 33、34 累積値記憶手段 35 フーリエ係数算出手段 36 振幅算出手段 37 サンプリング値記憶手段 38 サンプリング値累積記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 実紀 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 宮地 寿明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2G045 AA16 CB03 DA30 DA36 FA11 FA36 GC30 JA01 JA07 2G059 AA01 BB13 CC16 DD15 EE01 GG06 MM01 MM09 MM10
Claims (10)
- 【請求項1】被測定尿に特定方向の偏光成分の光を投射
する発光手段と、前記被測定尿を透過した光のうち特定
方向の偏光成分の光を受光する受光手段と、前記発光手
段から前記受光手段に至る光路に磁場を印加する磁場印
加手段と、前記磁場印加手段により印加する磁場を複数
段階で切り換える磁場切換手段と、前記磁場印加手段に
より印加する磁場に特定周波数の変調信号を重畳させる
磁場変調手段と、前記受光手段の出力信号をサンプリン
グするサンプリング手段と、前記受光手段が出力した信
号に含まれる様々な周波数の信号成分のうち周波数が前
記磁場変調手段による変調周波数と等しい信号成分の大
きさを前記サンプリング手段がサンプリングしたデータ
列に基づき算出する周波数成分算出手段と、複数段階の
磁場における前記周波数成分算出手段の出力に基づき前
記被測定尿の旋光性物質濃度を換算する濃度換算手段を
備えた尿検査装置。 - 【請求項2】周波数成分算出手段は、受光手段が出力し
た信号に含まれる様々な周波数の信号成分のうち周波数
が磁場変調手段による変調周波数と等しく位相がπ/2
異なる二つの信号成分のフーリエ係数を算出するフーリ
エ係数算出手段を備えた請求項1記載の尿検査装置。 - 【請求項3】周波数成分算出手段は、二つのフーリエ係
数の平方和を用いる構成とした請求項2記載の尿検査装
置。 - 【請求項4】周波数成分算出手段は、二つのフーリエ係
数の比を用いる構成とした請求項2記載の尿検査装置。 - 【請求項5】周波数成分算出手段は、受光手段が出力し
た信号に含まれる様々な周波数の信号成分のうち周波数
が磁場変調手段による変調周波数と等しい信号成分の振
幅を算出する振幅算出手段を備えた請求項1ないし4の
いずれか1項記載の尿検査装置。 - 【請求項6】周波数成分算出手段は、サンプリング手段
がサンプリングしたデータの個数を計数する計数手段
と、前記計数手段の計数値に対応して定まる定数と前記
サンプリング手段がサンプリングしたデータとの積を算
出する乗算手段と、前記乗算手段が算出した値の累積値
を記憶する累積値記憶手段とを備えた請求項1ないし4
のいずれか1項記載の尿検査装置。 - 【請求項7】周波数成分算出手段は、サンプリング手段
がサンプリングした各データを記憶するサンプリング値
記憶手段を有し、全てのサンプリングデータの記憶が終
ったあと前記サンプリング値記憶手段に記憶したデータ
を用いて受光手段が出力した信号に含まれる様々な周波
数の信号成分のうち周波数が磁場変調手段による変調周
波数と等しい信号成分の大きさを算出する構成とした請
求項1ないし4のいずれか1項記載の尿検査装置。 - 【請求項8】周波数成分算出手段は、サンプリング手段
がサンプリングしたデータ列を磁場変調手段による変調
周期に同期して累積加算した値を複数個記憶するサンプ
リング値累積記憶手段を備えた請求項1ないし4のいず
れか1項記載の尿検査装置。 - 【請求項9】周波数成分算出手段は、サンプリング手段
がサンプリングしたデータ列を磁場変調手段による変調
周期の半周期に同期して各半周期毎に正負を交互に反転
して累積加算した値を複数個記憶するサンプリング値累
積記憶手段を備えた請求項1ないし4のいずれか1項記
載の尿検査装置。 - 【請求項10】サンプリング手段は、磁場変調手段によ
る変調周波数の整数倍の周波数でサンプリングを行なう
請求項1ないし4のいずれか1項記載の尿検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11147932A JP2000338034A (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 尿検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11147932A JP2000338034A (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 尿検査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000338034A true JP2000338034A (ja) | 2000-12-08 |
Family
ID=15441338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11147932A Withdrawn JP2000338034A (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 尿検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000338034A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011080830A (ja) * | 2009-10-06 | 2011-04-21 | Ulvac Japan Ltd | ビームを用いた表面状態測定方法 |
-
1999
- 1999-05-27 JP JP11147932A patent/JP2000338034A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011080830A (ja) * | 2009-10-06 | 2011-04-21 | Ulvac Japan Ltd | ビームを用いた表面状態測定方法 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20060512 |
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