JP2000338362A - 光コネクタおよびキー - Google Patents

光コネクタおよびキー

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JP2000338362A
JP2000338362A JP11153081A JP15308199A JP2000338362A JP 2000338362 A JP2000338362 A JP 2000338362A JP 11153081 A JP11153081 A JP 11153081A JP 15308199 A JP15308199 A JP 15308199A JP 2000338362 A JP2000338362 A JP 2000338362A
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key
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和宏 瀧澤
Toru Arikawa
徹 有川
Yasuhiro Tamaki
康博 玉木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大幅な設計変更を行うが必要なく、かつ接続
状態を確実に維持することができる光コネクタを提供す
る。 【解決手段】 光ファイバ21を接続可能に保持する光
コネクタフェルール22を収納するハウジング23と、
弾性変形可能なラッチ24と、ラッチ24の変形を規制
するキー30を備え、ラッチ24は、雌側ハウジング5
0の係合部50aに係合する係合突起24aを有し、キ
ー30は、ハウジング先端部23a方向に向かって進退
自在とされた本体30aと、この本体に対しラッチ24
の側方にて連結されたストッパ33とを有し、このスト
ッパ33は、後退状態においてラッチ24の変形を規制
せず、かつ前進状態においてラッチ24の変形を規制す
るようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雌側ハウジングに
挿入することで、内蔵した光コネクタフェルールを雌側
ハウジング側の光コネクタフェルールと突き合わせ接続
する光コネクタに関わり、特に、雌側ハウジングと係脱
可能に係合するラッチを備える光コネクタに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】光コネクタアダプタに対して押し込むだ
けで簡単に接続できる光コネクタとして、例えば、図1
3に示すような光コネクタ1が提供されている。この光
コネクタ1は、いわゆるMTRJ形光コネクタと呼ばれ
るものであり、JIS C 5982に制定されるMP
O形光コネクタ(Multifiber Push On)と似た機構、す
なわち、光コード2端末に露出させた抗張力体(ケブ
ラ)を引き留めるカシメ部材と、光コード2端末から引
き出した光ファイバを突き合せ接続可能に成端する光コ
ネクタフェルール3と、この光コネクタフェルール3を
突き合せ接続方向前方に付勢する付勢手段とをハウジン
グ5内部に備えている。光コネクタアダプタ6の両側か
ら光コネクタ1を挿入すると、各光コネクタ1の光コネ
クタフェルール3同士が突き合わされ、これら光コネク
タフェルール3に内装固定されている光ファイバ同士が
光接続される。この接続状態においては、一方の光コネ
クタ1側の光コネクタフェルール3の接合端面3aの両
側に穿設されたガイドピン穴3bに、他方の光コネクタ
フェルール3から突設されたガイドピン(図示せず)が
挿入されることで光コネクタフェルール3間が精密に位
置決めされ、各光コネクタ1の光コネクタフェルール3
の接合端面3aに露出された光ファイバ2a同士も精密
に位置決めされて突き合せ接続される。
【0003】光コネクタアダプタ6に挿入された光コネ
クタ1は、ハウジング5から光コネクタアダプタ6への
挿入方向前方へ向けて突設されているラッチ7先端の係
合突起7bが光コネクタアダプタ6の係合部8に係脱可
能に係合されることで引き抜きが規制される。光コネク
タ1を光コネクタアダプタ6から引き抜くには、光コネ
クタアダプタ6外側に露出しているラッチ7の操作部7
aをハウジング5方向へ押し込み操作して、光コネクタ
アダプタ6の係合部8から係合突起7bを離脱させて係
合を解除してから引き抜きを行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような光コネクタ1では、ラッチ7先端の係合突起7b
と、係合部8との係合状態の維持を、ラッチ7の弾性力
に頼っているため、操作部7aに不用意に接触しただけ
でも、操作部7aがハウジング5側に押し込まれてしま
い、係合突起7bが係合部8から外れ、光コネクタ1が
光コネクタアダプタ6から外れてしまうことがあった。
前記問題に鑑みて、例えばラッチ7とハウジング5との
間にスライド移動自在のキーを挿入して、ラッチ7がハ
ウジング5側に押し込まれることを防止し、これによっ
て光コネクタ1の外れを防ぐことが検討されているが、
この場合には、ハウジング挿入方向後から前へラッチを
越えてキーを挿入する構造とせざるを得ず、このためハ
ウジングまたはラッチに大幅な設計変更を加える必要が
生じるという不都合があった。本発明は、前述の課題に
鑑みてなされたもので、大幅な設計変更を行うことが必
要なく、かつ接続状態を確実に維持することができる光
コネクタを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の光コネクタは、
光ファイバを突き合わせ接続可能に位置決め保持する光
コネクタフェルールを先端部に収納、保持する筒状のハ
ウジングと、このハウジングに設けられ、ハウジングに
沿って前記先端部に向けて延出する弾性変形可能なラッ
チと、このラッチの変形を規制するキーを備え、前記ハ
ウジングは、前記先端部から雌側ハウジングに挿入する
ことで、前記光コネクタフェルールが、前記雌側ハウジ
ングに収納された別の光コネクタフェルールと突き合わ
せ接続されるように構成され、前記ラッチは、前記光コ
ネクタフェルールの突き合わせ接続状態において、前記
雌側ハウジングの係合部に係合する係合突起を有し、こ
の係合突起は、前記ラッチの弾性変形により前記ハウジ
ング方向へ変位することによって前記係合部から離れる
ようにされており、前記キーは、前記ハウジング後端側
に設けられたガイド部に取り付けられてハウジング先端
部方向に向かって進退自在とされた本体と、この本体に
対し前記ラッチの側方にて連結されたストッパとを有
し、このストッパは、後退状態において前記ラッチの変
形を規制せず、かつ前進状態において前記ラッチの前記
ハウジング方向への変形を規制するようになっているこ
とを特徴とするものである。この光コネクタでは、スト
ッパによってラッチのハウジング方向への変形を規制
し、雌側ハウジングの係合部と、ラッチに設けられた係
合突起との係合状態を安定に維持することができる。ま
た、前記キーのストッパが、本体に対しラッチの側方に
おいて連結されているため、このキーを既存の光コネク
タに対し組み付けることにより作製することができる。
前記ストッパは、前記前進状態において、前記ラッチの
延出基端部近傍に設けられた当接部と前記ハウジングと
の隙間に位置するように形成することができる。ストッ
パをこのように構成することによって、キーによってラ
ッチの変形を規制した状態においても、延出部基端部よ
りも先端側のラッチの変位により、ラッチを損傷するこ
と無く光コネクタの挿入作業を行うことが可能となる。
また、本発明のキーは、光ファイバを突き合わせ接続可
能に位置決め保持する光コネクタフェルールを先端部に
収納、保持する筒状のハウジングと、このハウジングに
設けられ、ハウジングに沿って前記先端部に向けて延出
する弾性変形可能なラッチを備え、前記ハウジングが、
前記先端部から雌側ハウジングに挿入することで、前記
光コネクタフェルールが、前記雌側ハウジングに収納さ
れた別の光コネクタフェルールと突き合わせ接続される
ように構成され、前記ラッチが、前記光コネクタフェル
ールの突き合わせ接続状態において、前記雌側ハウジン
グの係合部に係合する係合突起を有し、この係合突起
が、前記ラッチの弾性変形により前記ハウジング方向へ
変位することによって前記係合部から離れるようになっ
ている光コネクタに適用して、前記ラッチのハウジング
方向への移動を規制するキーであって、前記ハウジング
後端側に設けられたガイド部に取り付けられることで、
ハウジング先端部方向に向かって進退自在に設けられる
本体と、前記ラッチとハウジングとの間に挿入可能であ
り、前記本体に対しラッチ側方にて連結されるストッパ
とを備え、全体を一体化することで前記光コネクタに組
み付けられるように構成されており、ストッパが、後退
状態において前記ラッチの変形を規制せず、かつ前進状
態において前記ラッチの前記ハウジング方向への変形を
規制するようになっていることを特徴とするものであ
る。このキーは、上記構成とすることによって、既存の
光コネクタに対し組み付けることによって使用すること
ができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光コネクタの一実
施形態を、図1ないし図8を参照して説明する。ここに
示す光コネクタ20は、光コネクタ本体20aと、この
光コネクタ本体20aに組み付けられたキー30とから
なるものである。光コネクタ本体20aは、光ファイバ
21を突き合わせ接続可能に位置決め保持する光コネク
タフェルール22を、先端部23aに収納、保持する筒
状のハウジング23と、このハウジング23に突設さ
れ、ハウジング23に沿って先端部23aに向けて延出
する弾性変形可能なラッチ24を備えて構成されてい
る。この光コネクタ本体20aは、図13に示す光コネ
クタ1と同じ構成の光コネクタである。
【0007】ハウジング23内には、光ファイバコード
である光ファイバ21端末に露出させた抗張力体(ケブ
ラ)を引き留めるカシメ部材と、光ファイバ21端末か
ら引き出した光ファイバ(主として光ファイバ心線)を
突き合せ接続可能に成端する上記光コネクタフェルール
22と、この光コネクタフェルール22を突き合せ接続
方向前方に付勢する付勢手段(コイルスプリング等)と
が収納、保持されており、雌側ハウジング50の一方の
筒部50bおよび他方の筒部50bにそれぞれ光コネク
タ20を挿入すると、一方の光コネクタフェルール22
の接合端面22aの両側に穿設されたガイドピン穴22
bに、他方の光コネクタフェルール22から突設された
ガイドピン(図示せず)が挿入され、これら光コネクタ
フェルール間が精密に位置決めされ、これら光コネクタ
フェルールの接合端面22aに露出された1または複数
本の光ファイバ21a(裸ファイバ。図示例では2本)
同士も精密に位置決めされて突き合せ接続されるように
なっている。光コネクタフェルール22としては、JI
S C 5981に制定されるいわゆるMT形光コネク
タ(Mecanically Transferable)を採用することができ
る。
【0008】ハウジング23の後端部23bには、ハウ
ジング23内を通って後端部23bから引き出された光
ファイバ21を保護収納し、光ファイバ21の光特性に
影響を与えるような急激な曲げが作用することを防止す
る柔軟性のブーツ(符号21bで示す)が取り付けられ
ている。このブーツは、後述するように、キー30がハ
ウジング23に沿って移動する際にキー30をガイドす
るガイド部となっている(以下、ガイド部21bと呼
ぶ)。
【0009】ラッチ24は、ハウジング23の後端部2
3b近傍からハウジング先端部23aに向けて延出し、
一旦ハウジング23方向に屈曲しこの方向に垂下した
後、再び先端部23aに向けて延びるように形成されて
いる。ラッチ24は、全長にわたりハウジング23に対
し所定の距離をおいて形成されている。以下、上記ラッ
チ24の基端部から上記屈曲部分までの部分を操作部2
5、上記屈曲部分からハウジング23方向に垂下する部
分を中間部26、中間部26から先端部23aに向けて
延びる部分を延出部27と呼ぶ。また延出部27の基端
部を延出基端部27aと呼ぶ。
【0010】ラッチ24の中間部26の内面側の幅方向
中央部には、後方に向けて突出する当接部29が形成さ
れている。当接部29は、上下方向に沿って操作部25
から延出基端部27aにかけて形成されている。当接部
29とハウジング23との隙間を隙間28と呼ぶ。図2
に示すように、ラッチ24は、操作部25をハウジング
23側に押圧することによってハウジング23方向に向
けて弾性変形可能になっている。
【0011】ラッチ24の先端には、前記光コネクタフ
ェルール22の突き合わせ接続状態において雌側ハウジ
ング(本実施形態では光コネクタアダプタ)50の係合
部50aに係合する係合突起24aが上方に向けて突出
形成されている。係合突起24aは、上面側が水平面に
対し傾斜し、先端方向に向けて徐々に厚みを減じるよう
に形成されている。この係合突起24aは、ラッチ24
が変形していない状態において雌側ハウジング50の係
合部50aに係合することができ、この係合部50aに
係合した状態において、雌側ハウジング50からの光コ
ネクタ20の引き抜きを規制するようにされている。
【0012】キー30は、ラッチ24の変形を規制する
ためのもので、ハウジング23の後端部23bに取り付
けられたガイド部(本実施形態ではブーツ)21bに取
り付けられ、このガイド部21bに沿って先端部23a
方向に進退自在とされた本体30aと、本体30aに対
し連結されたストッパ33を備えている。
【0013】本体30aは、筒状体31と、筒状体31
の両側部からハウジング23の先端部23a方向に延び
るアーム32、32とからなるものである。筒状体31
には、ガイド部21bを保持する孔部である保持部34
が形成されている。保持部34は、ガイド部21bを全
周にわたって保持することができ、しかもキー30の前
進および後退を許容することができるように設計され
る。
【0014】ストッパ33は、両端が、ラッチ24の側
方においてアーム32に連結された長板状物である。ス
トッパ33は、前記前進状態において当接部29とハウ
ジング23の隙間28に位置し、かつ後退状態において
上記ラッチ24に設けられた当接部29よりもハウジン
グ後端側に位置するようになっている。
【0015】キー30は、本体30aがガイド部21b
に沿って移動することで、図2に示す後退状態から図3
に示す前進状態まで移動することができるようになって
いる。図2に示すように、キー30が後退状態にあり、
ストッパ33が当接部29よりもハウジング後端側に位
置するときには、ラッチ24は自由に弾性変形すること
ができ、操作部25がハウジング23側に押圧されるこ
とによってハウジング23方向に向けて弾性変形するよ
うになっている。(以下、この状態を非ロック状態とい
う)
【0016】これに対し、図3に示すように、キー30
が前進状態にあり、ストッパ33が当接部29とハウジ
ング23との間に位置するときには、ストッパ33によ
って当接部29の下方移動が阻止されるため、ハウジン
グ23方向へのラッチ24の弾性変形が規制される。
(以下、この状態をロック状態という)ロック状態にお
いては、ラッチ24全体をハウジング23方向に変形さ
せることはできないものの、ストッパ33が、延出基端
部27a近傍の当接部29とハウジング23との隙間2
8に位置するため、図3に示すように、延出部27は、
その弾性変形範囲内においてハウジング23に向けての
変形が可能である。
【0017】本実施形態の光コネクタ20において、キ
ー30は、次に示すように組み立てられた部材である。
図8は、キー30の組立前の状態を示すものであって、
図8(b)は組立前のキー30であるキー30bを示す
平面図、図8(a)と図8(c)は、キー30bを上方
および下方から見た図である。
【0018】キー30bは、ストッパ33の両端のヒン
ジ部35に、アーム32、32の一端がヒンジ結合さ
れ、これらアーム32、32の他端に、組立時に筒状体
31となる第1および第2の筒状体部材31a、31b
が取り付けられたものである。第1および第2の筒状体
部材31a、31bには、組立時に保持部34となる保
持溝34aが形成されている。第1の筒状体部材31a
には、組み立てた状態において筒状体部材31b方向に
延出する板状の連結部材36が取り付けられ、この連結
部材36には、第2の筒状体部材31bに設けられた係
止突起37に係止する係止穴38が形成されている。
【0019】キー30bを組み立てるには、ストッパ3
3を、ラッチ24の先端側からラッチ24とハウジング
23との間に挿入した後、アーム32、32をストッパ
33に対しヒンジ部35において曲げる。この際、第1
および第2の筒状体部材31a、31bによってガイド
部21bを挟み込み、ガイド部21bを保持溝34a,
34a内に位置させた状態として係止突起37を係止穴
38に係止させる。これによって、図1に示す状態、す
なわち光コネクタ本体20aに組み付けられた状態のキ
ー30を得ることができる。
【0020】次に、光コネクタ20の動作について図9
ないし図10を参照して説明する。図9(a)に示すよ
うに、予めキー30を後退状態としてラッチ24が自由
に弾性変形できるようにした光コネクタ20を、雌側ハ
ウジング50の一方の筒部50bに挿入する。この際、
ラッチ24は筒部50bによってハウジング23方向に
変形し、係合突起24aがラッチ24の弾性によって雌
側ハウジング筒部50b内面に押し付けられつつ筒部5
0b内に挿入され、図9(b)に示すように、係合突起
24aが係合部50aに達すると、係合突起24aはラ
ッチ24の弾性によって係合部50aに入り込んで係合
し、ロック状態となる。この状態において、ラッチ24
は、延出部27のみが筒部50b内に挿入された状態と
なる。これにより、雌側ハウジング50からの光コネク
タ20の引き抜きが規制され、光コネクタフェルール2
2と、雌側ハウジング50の他方の筒部50bに支持さ
れた別の光コネクタフェルール(図示略)との突き合わ
せ接続状態が維持されるようになる。
【0021】ラッチ24は、雌側ハウジング50への挿
入完了時においても、操作部25が雌側ハウジング50
の外側に露出した状態となるため、操作部25をハウジ
ング23方向へ押し込みラッチ24全体をハウジング2
3方向へ向けて変形させると、係合突起24aが係合部
50aから離脱し光コネクタ20の引き抜きが可能とな
るが、ここでは、光コネクタ20が誤って雌側ハウジン
グ50から抜けてしまうのを防ぐために、図9(c)に
示すように、キー30を前進させ、ラッチ24の弾性変
形を規制する(ロック状態)。
【0022】キー30を前進させたロック状態において
は、操作部25を押し込んでも当接部29がストッパ3
3に当たるため、ラッチ24全体をハウジング23に向
けて変形させることができない。このため係合突起24
aを係合部50aから離脱させることができず、光コネ
クタ20は、雌側ハウジング50から引き抜くことがで
きない状態となる。このため、この状態では、操作部2
5への不用意な接触等によって係合部50aと係合突起
24aとの係合が解除される事故が防止され、係合部5
0aと係合突起24aとの係合状態が安定に維持され
る。
【0023】光コネクタ20を雌側ハウジング50から
引き抜くには、図9(d)に示すように、一旦キー30
を後退させ非ロック状態としてから、図9(e)に示す
ように、操作部25をハウジング23方向へ押し込んで
係合突起24aを係合部50aから離脱させた後、光コ
ネクタ20の引き抜きを行う。
【0024】本実施形態の光コネクタ20では、上述の
ように、ロック状態においてラッチ24全体をハウジン
グ23方向に変形させることはできないものの、延出部
27が、その弾性変形範囲内においてハウジング23に
向けて変形が可能となっている。このため、本実施形態
の光コネクタ20では、次に示すように、ロック状態
(ラッチ24とハウジング23との隙間28にキー30
を挿入した状態)のままで雌側ハウジング50に挿入す
ることも可能である。
【0025】すなわち、図10(a)および図10
(b)に示すように、キー30が前進状態にあるロック
状態のままで、光コネクタ20を雌側ハウジング50の
筒部50b内に挿入した場合においても、延出部27の
みがハウジング23に向けて変形し、筒部50b内に挿
入できるようになる。この際、ラッチ24には無理な力
が掛からず、損傷等の心配が無い。筒部50b内に挿入
された延出部27先端の係合突起24aは、係合部50
aに係合し、光コネクタ20は、上記図9(c)に示す
状態となる。このように、本実施形態の光コネクタ20
では、雌側ハウジング50への挿入前に、予めキー30
をラッチ24から後退させることは必ずしも必要でな
い。また、挿入を完了した光コネクタ20の雌側ハウジ
ング50からの引き抜きは、予めキー30でラッチ24
をロックしないで挿入した場合と同様に行うことができ
る。
【0026】本実施形態の光コネクタ20にあっては、
ハウジング23と、ハウジング23に沿って先端部23
aに向けて延出する弾性変形可能なラッチ24と、ラッ
チ24の変形を規制するキー30を備え、キー30が、
後退状態においてラッチ24の変形を規制せず、かつ前
進状態においてラッチ24のハウジング23方向への変
形を規制するストッパ33を有するものであるので、キ
ー30を前進状態とすることにより、ラッチ24のハウ
ジング23方向への変形を規制し、雌側ハウジング50
側の係合部50aと、ラッチ24に設けられた係合突起
24aとの係合状態を安定に維持できる。従って、光コ
ネクタフェルール22の接続状態を確実に維持すること
ができる。
【0027】また、キー30が、ハウジング23の先端
部23a方向に進退自在とされた本体30aと、この本
体30aに連結されるストッパ33とを有し、ストッパ
33が、ラッチ24の側方においてアーム32に連結さ
れるものであるので、図13に示す従来例の光コネクタ
1と同様の構成の光コネクタ本体20a(例えばMTR
J形光コネクタ)にキー30を組み付けることによって
作製することができる。このように、既存の光コネクタ
に対し後付けすることによって作製することができるた
め、既存の光コネクタを何ら設計変更を加えることなく
そのまま用いて作製することができ、製造コストを低く
抑えることができる。
【0028】また、ストッパ33を、キー30が前進状
態にあるときに、ラッチ24の延出基端部27a近傍に
設けられた当接部29の下面側の隙間28に位置するよ
うに構成することによって、ロック状態、すなわちキー
30によってラッチ24全体の変形を規制した状態にお
いても、延出部基端部27aよりも先端側の延出部27
の弾性変形範囲内での変位により、ラッチ24を損傷す
ること無く光コネクタ20の挿入作業を行うことが可能
である。このため、光コネクタ20の雌側ハウジング5
0への挿入作業性を向上させることができる。
【0029】また、キー30は、ガイド部21bに取り
付けられることで、ハウジング23の先端部23a方向
に向かって進退自在に設けられる本体30aと、ラッチ
24とハウジング23との間に挿入可能であり、本体3
0aのアーム32に対しラッチ24の側方において連結
されるストッパ33とを備え、図13に示す従来例の光
コネクタ1と同様の構成の光コネクタ本体20aに組み
付け可能とされているので、既存の光コネクタ(例えば
MTRJ形光コネクタ)に組み付けることによって使用
することができる。
【0030】図11および図12は、キーの変形例を示
すものである。ここに示すキー40は、上記キー30と
同様に、ガイド部21bに取り付けられ、先端部23a
方向に進退自在とされた筒状体41と筒状体41の両側
部から先端部23a方向に延出したアーム42、42と
からなる本体40aと、ラッチ24とハウジング23と
の間に挿入可能であり、本体40aのアーム42に対し
ラッチ24の側方において連結されるストッパ43とを
備えて構成されている。筒状体41には、ガイド部21
bを保持する孔部である保持部44が形成されている。
ストッパ43は、キー40が前進状態にあるときにラッ
チ24のハウジング23方向への弾性変形を規制し、か
つ後退状態においてラッチ24の変形を規制しないよう
になっている。このキー40は、上記キー30と同様
に、既存の光コネクタ、例えばMTRJ形光コネクタに
組み付けて使用することができる。
【0031】なお、本発明の光コネクタは、前記実施形
態に限定されず、例えば、ハウジングの断面輪郭形状を
変更するなどの各種変更が可能である。また、雌側ハウ
ジング筒部50b内に形成した溝や、光コネクタ20側
のラッチ24等が、キーとキー溝の機能を果たすことに
より、所定の向き以外では雌側ハウジング50に挿入で
きないようにすることが普通である。雌側ハウジングの
係合部としては、穴に限定されず、溝や、突壁、弾性爪
等、各種構成が採用可能である。ラッチに設けられた係
合突起の形状、大きさ、ラッチ上の形成位置等は、適宜
変更可能である。また、本発明に係る光コネクタフェル
ールとしては、単心あるいは多心の光ファイバコードを
成端するもの、コード化されること無く、ハウジング内
に直接引き込まれた単心あるいは多心の光ファイバ心線
を成端するもの等、各種構成が採用可能である。また、
光コネクタを挿入する雌側ハウジングとしては、光コネ
クタアダプタ、光コネクタレセプタクル等、各種構成が
採用可能である。また、キーは、本体、アーム、ストッ
パ等の部材が組み立て前において別体となっており、組
立によって一体化されるものであってもよいし、組立前
から一体化されているものであってもよい。また、ガイ
ド部は、ブーツに限らず、ハウジングに設けてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明の光コネクタにあっては、ハウジ
ングと、該ハウジングに沿って先端部に向けて延出する
弾性変形可能なラッチと、このラッチの変形を規制する
キーを備え、このキーが、前記先端部に向けて進退可能
な本体と、後退状態において前記ラッチの変形を規制せ
ず、かつ前進状態において前記ラッチの前記ハウジング
方向への変形を規制するようにされたストッパとを有す
るので、このストッパによってラッチのハウジング方向
への変形を規制し、雌側ハウジングの係合部と、ラッチ
に設けられた係合突起との係合状態を安定に維持でき
る。従って、光コネクタフェルールの接続状態を確実に
維持することができる。また、前記ストッパが、本体に
対しラッチの側方において連結されているので、既存の
光コネクタを何ら設計変更を加えることなくそのまま用
いて作製することができ、製造コストを低く抑えること
ができる。
【0033】また、ストッパを、前記前進状態におい
て、ラッチの延出基端部近傍に設けられた当接部とハウ
ジングとの隙間に位置するように構成することによっ
て、キーによってラッチの変形を規制した状態において
も、延出部基端部よりも先端側のラッチの変位により、
ラッチを損傷すること無く光コネクタの挿入作業を行う
ことが可能である。このため、光コネクタの雌側ハウジ
ングへの挿入作業性を向上させることができる。
【0034】また、本発明のキーにあっては、ガイド部
に取り付けられることで、ハウジングの先端部方向に向
かって進退自在に設けられる本体と、ラッチとハウジン
グとの間に挿入可能であり、本体に対しラッチの側方に
おいて連結されるストッパとを備え、従来タイプと同様
の光コネクタに組み付け可能となるように構成されてい
るので、既存の光コネクタ、例えばMTRJ形光コネク
タに組み付けることによって使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光コネクタの一実施形態を示す全体
斜視図である。
【図2】 図1に示す光コネクタを示す側面図である。
【図3】 図1に示す光コネクタを示す側面図である。
【図4】 図1に示す光コネクタを示す平面図である。
【図5】 図1に示す光コネクタに用いられるキーを示
す斜視図である。
【図6】 図4に示すキーを示す平面図である。
【図7】 図4に示すキーを示す側面図である。
【図8】 図4に示すキーを示す図であり、(b)は組
立前および組立後の状態を示す平面図、(a)は組立前
の状態を上方から見た図、(c)は組立前の状態を下方
から見た図である。
【図9】 図1の光コネクタの雌側ハウジングへの挿入
工程を示す図である。
【図10】 図1の光コネクタの雌側ハウジングへの挿
入工程を示す図である。
【図11】 本発明の光コネクタに用いられるキーの変
形例を示す平面図である。
【図12】 図11に示すキーの側面図である。
【図13】 従来の光コネクタの一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
20…光コネクタ、21…光ファイバ(光ファイバコー
ド)、21b…ガイド部、22…光コネクタフェルー
ル、23…ハウジング、23a…先端部、23b…後端
部、24…ラッチ、27…延出部、27a…延出基端
部、28…隙間、29…当接部、30…キー、30a…
本体、33…ストッパ、50…雌側ハウジング、50a
…係合部
フロントページの続き (72)発明者 玉木 康博 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 2H036 QA03 QA42 QA56

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ(21)を突き合わせ接続可
    能に位置決め保持する光コネクタフェルール(22)を
    先端部(23a)に収納、保持する筒状のハウジング
    (23)と、このハウジングに設けられ、ハウジングに
    沿って前記先端部に向けて延出する弾性変形可能なラッ
    チ(24)と、このラッチの変形を規制するキー(3
    0)を備え、 前記ハウジングは、前記先端部から雌側ハウジング(5
    0)に挿入することで、前記光コネクタフェルールが、
    前記雌側ハウジングに収納された別の光コネクタフェル
    ールと突き合わせ接続されるように構成され、 前記ラッチは、前記光コネクタフェルールの突き合わせ
    接続状態において、前記雌側ハウジングの係合部(50
    a)に係合する係合突起(24a)を有し、 この係合突起は、前記ラッチの弾性変形により前記ハウ
    ジング方向へ変位することによって前記係合部から離れ
    るようにされており、 前記キーは、前記ハウジング後端側に設けられたガイド
    部(21b)に取り付けられてハウジング先端部方向に
    向かって進退自在とされた本体(30a)と、この本体
    に対し前記ラッチの側方にて連結されたストッパ(3
    3)とを有し、 このストッパは、後退状態において前記ラッチの変形を
    規制せず、かつ前進状態において前記ラッチの前記ハウ
    ジング方向への変形を規制するようになっていることを
    特徴とする光コネクタ(20)。
  2. 【請求項2】 前記ストッパは、前記前進状態におい
    て、前記ラッチの延出基端部(27a)近傍に設けられ
    た当接部(29)と前記ハウジングとの隙間(28)に
    位置するように形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の光コネクタ(20)。
  3. 【請求項3】 光ファイバ(21)を突き合わせ接続可
    能に位置決め保持する光コネクタフェルール(22)を
    先端部(23a)に収納、保持する筒状のハウジング
    (23)と、このハウジングに設けられ、ハウジングに
    沿って前記先端部に向けて延出する弾性変形可能なラッ
    チ(24)を備え、 前記ハウジングが、前記先端部から雌側ハウジング(5
    0)に挿入することで、前記光コネクタフェルールが、
    前記雌側ハウジングに収納された別の光コネクタフェル
    ールと突き合わせ接続されるように構成され、 前記ラッチが、前記光コネクタフェルールの突き合わせ
    接続状態において、前記雌側ハウジングの係合部(50
    a)に係合する係合突起(24a)を有し、 この係合突起が、前記ラッチの弾性変形により前記ハウ
    ジング方向へ変位することによって前記係合部から離れ
    るようになっている光コネクタ(20a)に適用して、
    前記ラッチのハウジング方向への移動を規制するキー
    (30)であって、 前記ハウジング後端側に設けられたガイド部(21b)
    に取り付けられることで、ハウジング先端部方向に向か
    って進退自在に設けられる本体(30a)と、前記ラッ
    チとハウジングとの間に挿入可能であり、前記本体に対
    しラッチ側方にて連結されるストッパ(33)とを備
    え、前記光コネクタに組み付け可能に構成されており、
    ストッパが、後退状態において前記ラッチの変形を規制
    せず、かつ前進状態において前記ラッチの前記ハウジン
    グ方向への変形を規制するようになっていることを特徴
    とするキー。
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